クロフネ(競走馬)

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クロフネ
クロフネ
写真一覧
抹消  芦毛 1998年3月31日生
調教師松田国英(栗東)
馬主金子 真人
生産者Nicholas M. Lotz
生産地
戦績10戦[6-1-2-1]
総賞金37,023万円
収得賞金8,050万円
英字表記Kurofune
血統 French Deputy
血統 ][ 産駒 ]
Deputy Minister
Mitterand
Blue Avenue
血統 ][ 産駒 ]
Classic Go Go
Eliza Blue
兄弟
市場価格
前走 2001/11/24 ジャパンカップダート G1
次走予定

クロフネの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
01/11/24 東京 11 JCダート G1 ダ2100 16591.711** 牡3 55.0 武豊松田国英B 520
(0)
2.05.9 -1.135.8⑫⑩ウイングアロー
01/10/27 東京 11 武蔵野S G3 ダ1600 168152.311** 牡3 57.0 武豊松田国英B 520
(0)
1.33.3 -1.435.6イーグルカフェ
01/09/23 阪神 11 神戸新聞杯 G2 芝2000 12674.423** 牡3 56.0 蛯名正義松田国英B 520
(+10)
1.59.6 0.134.2⑦⑧⑧⑧エアエミネム
01/05/27 東京 9 東京優駿 G1 芝2400 188173.025** 牡3 57.0 武豊松田国英 510
(+4)
2.27.9 0.936.7⑬⑫⑩⑦ジャングルポケット
01/05/06 東京 11 NHKマイル G1 芝1600 18241.211** 牡3 57.0 武豊松田国英 506
(-4)
1.33.0 -0.134.3⑭⑩グラスエイコウオー
01/03/24 阪神 11 毎日杯 G3 芝2000 11221.311** 牡3 55.0 四位洋文松田国英B 510
(-4)
1.58.6 -0.934.5コイントス
00/12/23 阪神 11 ラジたん3S G3 芝2000 12551.413** 牡2 54.0 松永幹夫松田国英 514
(+6)
2.01.4 0.634.8④⑤⑤アグネスタキオン
00/12/03 阪神 9 エリカ賞 500万下 芝2000 127101.311** 牡2 54.0 松永幹夫松田国英 508
(-4)
2.01.2 -0.635.1ダイイチダンヒル
00/10/28 京都 2 2歳新馬 芝2000 9331.311** 牡2 53.0 松永幹夫松田国英 512
(-4)
2.00.7 -0.334.8マイネルエスケープ
00/10/14 京都 3 2歳新馬 芝1600 9446.932** 牡2 53.0 松永幹夫松田国英 516
(--)
1.35.7 0.034.2エイシンスペンサー

クロフネの関連ニュース

川田将雅騎手(37)=栗東・フリー=とコンビを組んだ3番人気ママコチャが直線で抜け出し、白毛のアイドルホースである全姉のソダシに続いてGⅠ馬の仲間入りを果たした。池江泰寿調教師(54)=栗東=は昨年のジャンダルムに次ぐ連覇。2着には6番人気のマッドクールが入り、1番人気のナムラクレアは3着に終わった。



毛色は鹿毛でも、確かに受け継いだ白毛一族のDNAが大一番でまばゆく輝いた。ゴール前の息詰まる追い比べを制したのは、GⅠ・3勝ソダシの全妹ママコチャ。重賞勝ちすらない身で、GⅠ初挑戦Vの離れ業をやってのけた。

「最後は際どくなりましたが、何とか粘ってくれと思っていました。無事に勝ち切ってくれてよかったです」

川田騎手はクールな口調で熱戦を振り返ったが、決して思い通りのレース運びではなかった。3コーナー過ぎから内の馬に外へと張られたあおりで早めに進出する形に。残り1ハロンでしぶとく逃げ粘るジャスパークローネをかわしたところで、内からマッドクールの急襲を受けた。勢いでは相手が上回っていたが、鞍上は左腕で首筋をグイッと力強くプッシュ。わずかにハナだけ前に出たところが、栄光のゴールだった。

満面の笑みで人馬を出迎えた池江調教師は、昨年のジャンダルムに続く連覇。史上5人目の偉業に「感無量です。勝ったか負けたか分からず、ハラハラしていました。本当にうれしいです」と喜びを爆発させた。

白毛のアイドルの全妹とあってデビュー前から注目を集めてきたものの、軌道に乗れず牝馬クラシックとは無縁の存在。姉同様、マイルを主戦場に3連勝でオープン入りしたが、その後は折り合い面の難しさから結果を出せなかった。そこで3走前から距離を短縮。安土城S優勝、北九州記念2着、そしてGⅠ戴冠へとつなげた。

「期待をずっと裏切っていたので、GⅠを勝ててファンの皆さんに恩返しができたのかなと思います。ホッとしました」とトレーナーは安堵(あんど)の表情を浮かべた。今後は未定だが、暮れの香港スプリント(12月10日、シャティン、GⅠ、芝1200メートル)や阪神カップ(12月23日、阪神、GⅡ、芝1400メートル)が視野に入ってくるはずだ。

「(ソダシとは)タイプが全く違う馬ですし、似ているところがほとんどないくらいですけど、この馬はこの馬として素晴らしい背中をしています。スプリントのレースをもっと覚えていければ、もっといい形で走れるようになると思いますので、改善していけたらという思いです」

姉にも騎乗経験のある川田騎手は、さらなる飛躍へ期待を込めた。『ソダシの妹』という肩書はもう必要ない。これからは、スプリント女王ママコチャとしてのサクセスストーリーを紡いでいく。(漆山貴禎)

ママコチャ 父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハ。鹿毛の牝4歳。栗東・池江泰寿厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は金子真人ホールディングス(株)。戦績13戦6勝。獲得賞金2億8444万9000円。重賞は初勝利。スプリンターズS川田将雅騎手が2018年ファインニードルに次いで2勝目。池江泰寿調教師は22年ジャンダルムに次いで2勝目。馬名は「インカ神話の海の女神」。

【アラカルト】

★調教師による連覇…境勝太郎・元調教師(1993、94年=サクラバクシンオー)、安田隆行調教師(2011~13年=カレンチャンロードカナロア×2)、尾関知人調教師(16、17年=レッドファルクス)、藤沢和雄・元調教師(19、20年=タワーオブロンドングランアレグリア)に続き通算5人目。

クロフネ産駒…11年(カレンチャン)以来で通算3勝目。これで05年から19年連続のJRA重賞勝利となり、パーソロン(1969~87年)と並ぶ史上最長となった。

★全きょうだいのJRA・GⅠ制覇…過去に兄アルアイン(17年皐月賞など)、弟シャフリヤール(21年日本ダービー)など8例がある。

★金子真人ホールディングス(株)…JRA・GIは昨年のヴィクトリアマイルソダシ)以来、通算33勝目(金子真人氏の個人名義含む)。

★ハナ差決着…09年(1着ローレルゲレイロ、2着ビービーガルダン)以来、14年ぶり。

白毛のアイドル・ソダシが電撃引退 全妹ママコチャのGI勝ちが契機に 2023年10月1日() 22:08

白毛のアイドルホース、ソダシ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎)の電撃引退が決まった。ソダシ安田記念7着後に脚部不安を発症し、北海道苫小牧市のノーザンファーム空港で休養していたが、1日のGIスプリンターズSで全妹のママコチャが勝ったことも踏まえて関係者が協議。引退、繁殖入りが決まった。

ソダシは祖母シラユキヒメ、母ブチコから受け継いだ白毛馬で、父クロフネ、母の父キングカメハメハも全て金子真人オーナーが所有する血筋。2020年7月に札幌の新馬戦で初陣を飾ると、札幌2歳SアルテミスS阪神ジュベナイルフィリーズと無傷の4連勝で2歳女王に輝いた。前哨戦を使わずに参戦した桜花賞でも優勝。白毛馬として初のクラシックホースとなった。オークスでは8着に敗れたが、続く札幌記念ではラヴズオンリーユーペルシアンナイトといった古馬のGIホースを破って快勝。白毛のアイドルとして不動の人気を得た。4歳となった昨年も、ダートに挑戦してフェブラリーS3着と好走。ヴィクトリアマイルでは3度目のGI制覇を果たしていた。

ソダシ 父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハ。白毛の牝5歳。北海道安平町・ノーザンファーム生産。馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は16戦7勝。GIは2020年阪神ジュベナイルフィリーズ、21年桜花賞、22年ヴィクトリアマイルの3勝。

須貝尚介調教師「今日、ちょうど妹のママコチャがGIを勝ったことで、金子オーナーから『ちょうどいいタイミングでバトンを渡せるんじゃないか』というお話がありました。ソダシは本当にファンの皆さんに愛されてきたと思います。白毛として、次々と歴史的快挙を成し遂げてくれました。世界的にも注目される存在になり、本当によく頑張ってくれました。妹のママコチャにいい形で引き継げると思いますし、今後はお母さんとして、また新しい伝説を作ってくれればと願っています。ソダシを預けてくれた金子オーナー、応援して頂いたファンの方、そしてソダシに本当に感謝しています」

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【スプリンター】ママコチャが大接戦制し新スプリント女王!姉ソダシに続きGIタイトル奪取 2023年10月1日() 16:44

10月1日の中山11Rで行われた第57回スプリンターズステークス(3歳以上オープン、定量、GI、芝1200メートル、16頭立て、1着賞金=1億7000万円)は、川田将雅騎手の3番人気ママコチャ(牝4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が好位追走から直線で早めに抜け出すと、内から迫るマッドクール(6番人気)との大接戦をハナ差制した。昨年の優勝馬ジャンダルム、春の高松宮記念を制したファストフォースが引退し、混迷を極めるスプリント界に新女王が誕生、偉大な姉ソダシに続きGIタイトルを奪取した。同馬の父クロフネは初年度産駒がデビューした2005年から19年連続でJRA重賞制覇。タイムは1分8秒0(良)。

2着からさらに1馬身遅れた3着にナムラクレア(1番人気)が入り、2番人気のアグリは7着に敗れた。

スプリンターズSを勝ったママコチャは、父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は13戦6勝。重賞は初勝利。池江泰寿調教師は22年ジャンダルム川田将雅騎手は18年ファインニードルに次いでスプリンターズS2勝目。

池江泰寿調教師(1着 ママコチャ)「感無量です。まさかスプリントGⅠを連覇できるような厩舎になるとは思っていなかったので、本当にうれしいです。ペースが流れていたので4コーナーの位置は(進出が)早いなと思っていました。ゴールでは勝ったか負けたか分からず、ハラハラしました。スピードも持続力もあって頭のいい子。(全姉のソダシとは)イメージで重なる部分はあります」

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【スプリンターズSの注目点】秋のGIシーズン開幕戦! 主役不在の混戦を制すのは? 2023年9月26日(火) 18:42

キーンランドCで重賞4勝目をマーク JRA・GI初制覇を目指すナムラクレア

前走のキーンランドCを制して重賞4勝目を挙げたナムラクレア(牝4歳、栗東・長谷川浩大厩舎)が、スプリンターズSでJRA・GI初制覇を目指す。同馬は芝1200メートル戦では通算8戦5勝という成績で、重賞4勝もすべて芝1200メートル戦で挙げたものだ。ナムラクレアは昨年のスプリンターズSでは5着に敗れているが、2年連続参戦となる今年は勝利を挙げることができるだろうか。ナムラクレアが勝てば、同馬に騎乗予定の浜中俊騎手は2019年ダービー(ロジャーバローズ)以来のJRA・GI制覇で、JRA・GI通算10勝目となり、ナムラクレアを管理する長谷川浩大調教師はJRA・GI初制覇となる。

★今年のサマースプリントシリーズチャンピオン 重賞2連勝中のジャスパークローネ

今年のサマースプリントシリーズのチャンピオンとなったジャスパークローネ(牡4歳、栗東・森秀行厩舎)は、スプリンターズSがGI初挑戦となる。同馬はサマースプリントシリーズ初戦の函館スプリントSでは最下位の16着に敗れたが、団野大成騎手とのコンビで臨んだCBC賞北九州記念を連勝してシリーズチャンピオンに輝いた。ジャスパークローネは、今回も団野騎手とのコンビで出走する予定だが、重賞3連勝で芝短距離路線の頂点に立つことができるだろうか。Vなら、同年のサマースプリントシリーズチャンピオンのスプリンターズS制覇は2019年のタワーオブロンドン以来4年ぶり2頭目となり、管理する森秀行調教師は2008年の皐月賞キャプテントゥーレ)以来、約15年半ぶりのJRA・GI制覇となる。また、団野騎手はファストフォースに騎乗して今年の高松宮記念を制しているが、異なる馬で同年の高松宮記念スプリンターズSを勝てば、1997年の岡部幸雄元騎手以来26年ぶり2人目となる(※両競走ともGI格付けとなった1996年以降)。

★芝1200メートルのJRAレコードホルダー 産経賞セントウルSを制したテイエムスパーダ

テイエムスパーダ(牝4歳、栗東・木原一良厩舎)は、昨年7月のCBC賞で芝1200メートルのJRAレコードを更新する1分5秒8のタイムで逃げ切って重賞初制覇を遂げて以降、7戦連続で6着以下と低迷が続いていたが、前走の産経賞セントウルSでは先手を取って積極的なレース運びを見せ、最後の直線でも後続を寄せ付けず逃げ切り勝ちを収めた。テイエムスパーダが勝てば、同馬に騎乗予定の富田暁騎手、管理する木原一良調教師ともにJRA・GI初制覇となるが、芝1200メートルのJRAレコードホルダーのスピードを示してGIタイトルを手にすることができるだろうか。なお、過去10年のスプリンターズS勝ち馬の前走を見ると、〝産経賞セントウルS組〟は最多の5勝を挙げている。

★再び芝短距離路線の頂点に返り咲けるか 復活を目指す2年前の覇者ピクシーナイト

2021年のスプリンターズS勝ち馬ピクシーナイト(牡5歳、栗東・音無秀孝廐舎)が、2年ぶりの勝利を目指す。同馬は2021年のスプリンターズS優勝後、同年12月の香港スプリント(香港)に参戦したものの競走中止となり、その後の検査で左橈側手根骨板状骨折が判明して約1年3カ月間の長期休養を余儀なくされた。ピクシーナイトは今年の高松宮記念で戦列に復帰して18着に敗れ、その後も京王杯SC8着、産経賞セントウルS8着と苦戦が続いているが、2年前に制したスプリンターズSで復活の勝利を挙げることができるだろうか。同馬には引き続き戸崎圭太騎手が騎乗予定。ちなみに、1999年にはブラックホークが約1年2カ月の長期休養から復帰後5戦目でスプリンターズSを制している。

★前走フタ桁着順からの巻き返しなるか GI2勝目狙うナランフレグ、ドルチェモア

ナランフレグ(牡7歳、美捕・宗像義忠厩舎)が、昨年の高松宮記念以来の勝利を目指す。同馬は昨年の高松宮記念以降7連敗中だが、昨年のスプリンターズSでは勝ち馬から0秒2差の3着、連覇を狙った今年の高松宮記念では勝ち馬から0秒3差の4着と、国内のスプリントGIでは勝ち馬と差のないレースを見せている。ナランフレグは前走のキーンランドCでは10着に敗れているが、巻き返して2つ目のGIタイトルを手にすることができるだろうか。同馬には丸田恭介騎手が騎乗する予定。

また、昨年の朝日杯FSを制してJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞したドルチェモア(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)は、3歳となった今年はニュージーランドT7着、NHKマイルC12着、安田記念18着、産経賞セントウルS13着と大敗が続いている。ドルチェモアは前走の産経賞セントウルSに続き2度目の芝1200メートル戦出走となるが、GI馬の底力を示すことができるだろうか。同馬には西村淳也騎手が騎乗する予定。

★昨年1番人気→14着大敗の雪辱なるか 9回目の挑戦でGI初制覇狙うメイケイエール

メイケイエール(牝5歳、栗東・武英智厩舎)は重賞6勝を挙げているが、GIには国内外で通算8回出走して2020年阪神JF、2021年スプリンターズSの4着が最高成績となっている。同馬は昨年のスプリンターズSで1番人気に支持されたものの14着に敗れ、今年の高松宮記念でも1番人気で12着に敗れている。メイケイエールには、1990年のGI昇格以降で最多タイのスプリンターズS2勝を挙げている池添謙一騎手が騎乗する予定だが、9回目の挑戦で悲願のGI初制覇を遂げることができるだろうか。なお、メイケイエールが勝てば、同馬を管理する武英智調教師はJRA・GI初制覇となる。

★芝1200メートル戦初出走の北九州記念は2着 ソダシの全妹ママコチャがGI初挑戦

ママコチャ(牝4歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、スプリンターズSがGI初挑戦となる。同馬は父クロフネ、母ブチコという血統で、芝1600メートルでGI3勝を挙げているソダシの全妹にあたる。ママコチャは初の芝1200メートル戦出走となった前走の北九州記念で2着に入ったが、姉に続いてGIタイトルを手にすることができるだろうか。同馬には〝テン乗り〟となる川田将雅騎手が騎乗する予定。なお、ママコチャが勝てば、同馬を管理する池江泰寿調教師はジャンダルムで制した昨年に続くスプリンターズS連覇となり、種牡馬クロフネの産駒は歴代1位タイの19年連続JRA重賞勝利となる。

★昨年のスプリンターズSで2着と好走 前走最下位からの巻き返し狙うウインマーベル

ウインマーベル(牡4歳、美浦・深山雅史厩舎)は、昨年のスプリンターズSで勝ったジャンダルムからクビ差の2着と好走したが、今年は4回出走してシルクロードSが7着、高松宮記念が10着、京王杯SCが2着、キーンランドCが最下位の16着という成績だ。ウインマーベルはフタ桁着順に敗れた次走の成績が1勝、2着1回で連対率100%を記録しているが、最下位に敗れた前走から巻き返して今年のスプリンターズSでも好走することができるだろうか。ウインマーベルには松山弘平騎手が騎乗する予定。また、Vなら同馬を管理する深山雅史調教師はJRA・GI初制覇となる。

なおGIに昇格した1990年以降のスプリンターズSでは前走で最下位、またはブービーに敗れていた馬が巻き返して勝利した例が3回あり、昨年のスプリンターズSでは、前走の北九州記念で18頭立ての17着に敗れていたジャンダルムが優勝している。

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【血統アナリシス】紫苑S2023 ハービンジャーとキズナが種牡馬として2連覇を達成 2023年9月8日(金) 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は紫苑S2023・血統予想をお届けします!


重賞に昇格した2016年以降、ハービンジャー(17年ディアドラ、18年ノームコア)とキズナ(20年マルターズディオサ、21年ファインルージュ)が種牡馬として2連覇を達成。なお、昨年はキズナ産駒の出走機会がなかったため、今年は改めて動向が注視されるだろう。

一方、母の父としてはクロフネが存在感を放ち、18年1着ノームコア、19年1着パッシングスルー、21年2着スルーセブンシーズ、22年1着スタニングローズと毎年のように上位を賑わせていることを気に留めておきたい。

エミューは、父ハービンジャー×母スーリール(母の父スペシャルウィーク)。同産駒は「2-0-0-7」と勝つか負けるかハッキリした結果になりやすいことも特徴のひとつ。一方、同じ母の父となる馬からも17年1着ディアドラ、20年2着パラスアテナと好走馬が出ており、前者とは「父×母の父」の配合面にも共通点を見出せる。本馬は全3勝を中山で挙げている巧者でもあり、道悪での勝利実績を踏まえれば台風の影響が残りそうな馬場も歓迎だろう。

キミノナハマリアは、父ハービンジャー×母シャドウマリア(母の父ヴィクトワールピサ)。ハービンジャー産駒であることのほか、母の父でこそないものの、2代母の父にクロフネを配された血統構成が興味深い。中山芝2000mは芙蓉Sで5着、1勝クラスの平場で2着とコース経験もあり、他場を含めても右回りの芝1800~2000mでは「2-1-2-1」と大崩れしていない。なお、同じ母の父となる馬は重賞を3勝しているが、いずれも芝2000mとなる。

グランベルナデットは、父キズナ×母ラブリーベルナデット(母の父Wilburn)。同産駒からは20年マルターズディオサ、21年ファインルージュと2頭の勝ち馬が出ているが、前者とは母系でGrand Slamの血を引く配合が、後者とは母の父がSeattle Slew系種牡馬という共通点を持つ。中山芝2000mで勝ち上がり、リステッドの忘れな草賞で2勝目を挙げるなど、2000mでは2戦2勝と底を見せていない。産駒出走機会3連覇なるかも注目だろう。


【血統予想からの注目馬】
エミュー ⑤キミノナハマリア ⑭グランベルナデット

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【北九州記念の注目点】波乱含みのハンデ重賞!夏のスプリント王の行方は? 2023年8月17日(木) 11:35

★1番人気馬が2009年から14連敗中 サマースプリントシリーズ第4戦の北九州記念

20日の小倉ではサマースプリントシリーズ第4戦の北九州記念が実施される。同レースでは1番人気馬が苦戦しており、2009年から昨年まで14連敗中となっている。今年の北九州記念には、史上初の同レース連覇を狙うボンボヤージ(牝6歳、栗東・梅田智之厩舎)に加え、シリーズ第2戦のCBC賞を制したジャスパークローネ(牡4歳、栗東・森秀行厩舎)、同レース2着のサンキューユウガ(牡7歳、栗東・西村真幸厩舎)、シリーズ第3戦のアイビスサマーダッシュ3着のロードベイリーフ(牡6歳、栗東・森田直行厩舎)といったサマースプリントシリーズの獲得ポイント上位馬を含む20頭が登録しているが、どのような結果になるだろうか。

★芝1200メートル初挑戦となるママコチャ ルーキー田口貫太騎手は重賞初騎乗

北九州記念に登録しているママコチャ(牝4歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、今回が初の芝1200メートル戦出走となる。同馬は父クロフネ、母ブチコという血統で、GⅠ3勝馬ソダシの全妹にあたる。ママコチャは前走の安土城Sでオープン初勝利を挙げたが、初のスプリント戦でどのような走りを見せるだろうか。同馬には前走に続き鮫島克駿騎手が騎乗する予定だ。なお、ママコチャが勝てば、種牡馬クロフネの産駒は歴代1位タイの19年連続JRA重賞勝利となる。

また、北九州記念クリノマジン(牡4歳、栗東・高橋義忠厩舎)に騎乗予定の田口貫太騎手は、同レースがJRA重賞初騎乗となる。8月15日現在、田口騎手はJRA競走で12勝を挙げており、今年の新人騎手では最多の勝利数をマークしているが、JRA重賞初騎乗はどのような結果になるだろうか。

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クロフネの関連コラム

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 今回と次回は、JRAの新馬で優勝を果たした馬たちのプロフィールを紹介していきます。まずは6月5日(土)、6月6日(日)、6月12日(土)の勝ち馬からご覧いただきましょう。

■2021年06月05日 中京05R 芝1600m
【優勝馬】クラウンドマジック(U指数75.7)
牡 父エピファネイア/母クラウンドジャック 加用正厩舎
→母のクラウンドジャックは現役時代にJRAで1勝。2歳時の6月中旬にデビューし、7月上旬の未勝利で勝ち上がりを果たしました。ちなみに、母の母ゴールデンジャックは1994年オークスの2着馬。デアリングタクトエフフォーリアと2世代連続でクラシックホースが出ているエピファネイアの産駒ですし、今後はグッと注目度が上がりそうです。

■2021年06月05日 東京05R 芝1600m
【優勝馬】コマンドライン(U指数77.5)
牡 父ディープインパクト/母コンドコマンド 国枝栄厩舎
→サンデーレーシングの所属馬で、募集価格は14000万円。母は現役時代にスピナウェイステークス(米G1)などを制しています。第3回でも触れた通り、POGシーズン開幕直前の人気は最上位クラス。改めて長々と解説するまでもないでしょう。評判に違わぬ勝ちっぷりでしたから、復帰戦が楽しみで仕方ありません。

■2021年06月06日 中京05R 芝1400m
【優勝馬】ブレスレスリー(U指数76.6)
牝 父アメリカンペイトリオット/母ハッシュ 藤岡健一厩舎
→母のハッシュは現役時代にJRAで4勝。2歳時の7月下旬に早々と勝ち上がりましたが、5歳時の4月に2連勝を果たすなど、長期間に渡って活躍しました。アメリカンペイトリオットは新種牡馬で、現役時代にメイカーズ46マイルステークス(米G1)などを制している馬。同じWar Front系の種牡馬からはデュードヴァンらが出ており、ダート路線でも面白そうなタイプです。

■2021年06月06日 東京05R 芝1600m
【優勝馬】クレイドル(U指数75.5)
牝 父クロフネ/母オーマイベイビー 黒岩陽一厩舎
→キャロットファームの所属馬で、募集価格は2000万円。半兄ステラヴェローチェは2020年の朝日杯フューチュリティステークスで2着に、2021年の皐月賞日本ダービーで3着に健闘しています。さらに、同じクロフネ産駒の牝馬であるソダシは、無敗のまま2020年の阪神ジュベナイルフィリーズと2021年の桜花賞を勝利。牝馬クラシック戦線をリードしていくような存在になるかもしれません。

■2021年06月06日 東京06R 芝1400m
【優勝馬】ビーオンザマーチ(U指数76.7)
牝 父モーリス/母ヴィクトリーマーチ 林徹厩舎
→社台グループオーナーズの所属馬で、募集価格は1500万円。母のヴィクトリーマーチは2010年のエルフィンステークスで2着に食い込みました。兄姉にJRAの特別を勝った馬はいませんが、母の産駒で2歳時に勝ち上がったのはこの馬が初めて。第1回にもある通り、モーリス産駒はPOG期間中の勝ち馬率や1頭あたり賞金が優秀なので、今後も期待できるんじゃないでしょうか。

■2021年06月12日 札幌05R 芝1000m
【優勝馬】カイカノキセキ(U指数80.6)
牝 父キンシャサノキセキ/母カイカヨソウ 池添学厩舎
→キャロットファームの所属馬で、募集価格は2000万円。母のカイカヨソウは2012年の東京2歳優駿牝馬、2013年の東京プリンセス賞などを制した南関東の名牝です。早い時期の重賞やダート路線など、さまざまな舞台でポイントを稼いでくれそうですし、人気次第では絶好の狙い目かもしれません。

■2021年06月12日 中京05R 芝1600m
【優勝馬】セリフォス(U指数79.2)
牡 父ダイワメジャー/母シーフロント 中内田充正厩舎
→G1レーシングの所属馬で、募集価格は4000万円。母のシーフロントは現役時代にフランスのリステッド競走を勝っている馬で、現3歳の半兄フォルテデイマルミも既に勝ち上がりを果たしました。第1回で指摘しましたが、中内田充正厩舎はPOG期間中の勝ち馬率や1頭あたり賞金が非常に優秀。予想以上に注目度が高まったこともあり、私自身はプライベートのPOGで獲得に失敗してしまったものの、無事にレースを使えれば相応の賞金を稼いでくれるタイプだと思います。

■2021年06月12日 東京05R 芝1400m
【優勝馬】ハイアムズビーチ(U指数78.8)
牝 父ドレフォン/母ユキチャン 萩原清厩舎
→シルクレーシングの所属馬で、募集価格は2500万円。母のユキチャンは、2008年の関東オークスで白毛の馬としては史上初のダートグレード競走制覇を果たしたことでも有名です。デビューした兄姉4頭のうち3頭がJRAで勝ち上がっているように、見た目の華やかさだけでなく堅実さも兼ね備えた血統。新種牡馬ドレフォンの将来性を見極めるうえでも、引き続き注目しておきましょう。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。


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2020年12月18日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】朝日杯FS展望/人気以上に走れそうな伏兵候補
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阪神ジュベナイルフィリーズは1番人気の支持を集めたソダシが勝利。直線一旦はサトノレイナスに詰め寄られるシーンもあったが、最後は接戦を制し、白毛馬による世界初のG1制覇となった。

ソダシの父はクロフネクロフネは牝馬の活躍が多い、いわゆるフィリーサイヤーで、国内での獲得賞金上位5頭のうち4頭までが牝馬。唯一の牡馬は障害戦で活躍したアップトゥデイト

アエロリットカレンチャンホエールキャプチャのように、産駒の多くはしぶとい成長力を見せてくれるので、ソダシには今後長きにわたる活躍で日本の競馬シーンを盛り上げてほしい。今後はクラシック路線ということになるだろうが、当面の課題は距離だろうか。タイプ的にはやはり桜花賞の方が良いだろうが、同世代戦ならギリギリオークスまではこなせるかもしれない。

2着サトノレイナスもあわやの競馬で力を見せた。こちらは走りが少し硬いので故障が心配だが、順調に行ってほしい。

3着ユーバーレーベンはいかにも距離が延びて良さそうなタイプのゴールドシップ産駒、4着メイケイエールは能力だけならトップクラスだがやはり折り合いがカギ。マイルはギリギリ、先々はスプリント~1400mが主戦場になりそうだ。

朝日杯フューチュリティステークスの注目馬

さて、今週末は朝日杯フューチュリティS。無敗馬3頭が注目を集めた先週と比べると今週は混戦模様。マイル重賞を勝って臨むレッドベルオーブステラヴェローチェあたりに人気が集まりそうだが、伏兵勢の出番もありそうだ。

その中で、字面に現れない強さを感じるのがホウオウアマゾン。デビュー以来4戦2勝2着2回とこの時期の2歳馬としては秀でた成績ではないが、内容には見どころがある。人気は前走競り負かされたレッドベルオーブの方が上だろうが、総合的な実戦での安定感、追っての良さ、伸びシロという点では本馬も負けていない。近走は少頭数の競馬が続いているが、多頭数でも相手なりに走れるタフさも感じるし、穴ならこの馬ではないか。

上位人気勢ならルメール騎手が騎乗するモントライゼに注目したい。前走は外が断然有利な馬場の中、唯一先行して早め先頭から粘り込んだ価値ある勝利。さらに距離延長となるが、前走の内容ならマイルまでは問題はなさそうだ。

現在の阪神芝外回りはフラットで紛れは少なく、各馬の潜在能力を見抜ければ的中が見えて来る。必ずしも人気=実力とはならないのがこの時期の2歳戦の面白いところで、上記2頭の走りに注目したい。

なお、最終的な本命馬は馬場状態や人気を考慮した上で結論を出します。ブログにて無料で見られるので、気になる方はそちらをご確認ください。

※週末の重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2020年12月13日() 08:15 覆面ドクター・英
阪神JF・2020
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チャンピオンズCは、断然人気のクリソベリルが太くて(馬体重発表を受けて、年末に向けてお釣り残しかとも当初思ったのですが、状態が良くなかったようです)大凡走したため、1着クリソベリル、2着チュウワウィザード、3着手広くという作戦は不発の結果に。

WIN5も絞り過ぎたので3つまででしたが、2レース目ナルハヤ、3レース目アストラエンブレムは狙っていた馬たちで、チャンピオンズCのチュウワウィザードも2番手評価だっただけに...。いつも通りの額を投じていたら、獲るのが可能だった2800万馬券でした。まあこれも競馬。


<全頭診断>
ソダシ:母母がシラユキヒメの白毛馬であり、父は最近すっかり地味になってしまったクロフネで、母父キングカメハメハという、オーナーの金子さんの趣味ともいえる配合。正直、初戦を見た時はダート向きなのかと思われたが、2戦目の札幌2歳Sも勝ってしまい、アルテミスS(本命◎)も勝って3連勝とここまで負けなし。鞍上の吉田隼騎手が、(前走でも)「瞬発力勝負にしたくなかった」とコメントしているように、そこに弱点あるのかもしれないが、分かっているだけに早めのロングスパートなど対策を練ってくるのではないか。母系の白毛馬軍団は最近すごいことになっており、昔の芦毛ブームじゃないが、白毛ブームが来ている感すら漂わせる。

サトノレイナス:昨年の弥生賞馬サトノフラッグの下という良血馬で、今回当初二強みたいに言われていたりもしていたが、正直現段階ではソダシよりだいぶ力が落ちると思っている。テンハッピーローズを物差しとして、サフラン賞でサトノレイナスと0.2秒差、アルテミスSでソダシと0.4秒差。これを、それほど差がないと結論付けるのは少々乱暴で、サフラン賞でのテンハッピーローズは出遅れてのもの。よって、タイム差以上にソダシとの差は現段階ではあるとみている。サトノレイナスは初戦も2戦目も出遅れており、それで勝ち切ったのはすごいが、多頭数のG1で出遅れ癖は致命的。良血だけに上昇度はすごいのかもしれないが、(先週、カフェファラオが人気先行ということに触れたが)まだ人気先行では。

メイケイエール:母母母がシラユキヒメで、母母父がクロフネだけに1番人気ソダシにハービンジャーやミッキーアイルディープインパクト×デインヒル系)を重ねたような配合。スタミナ寄りの白毛馬血統だけに、血統的にはこの距離もプラスだろうし、種牡馬としてのミッキーアイルも思った以上にスピード能力を伝え、繁殖牝馬レベルがそう高くない中で好結果を出してきている。前走も掛かり通しでも勝ち切ったように、能力は高い。あとは、もう少し落ち着いて走れかどうかだろう。

インフィナイトブラックスピネルやモーヴサファイヤの下で、新馬勝ちの後にサウジアラビアRCで2着と好走。ただ、3馬身差の完敗だったように、モーリス産駒だけに晩成傾向で良くなるのはもう少し先なのではないだろうか。

オパールムーン:新馬勝ちの後のファンタジーSでも2着と好走。兄5勝、姉3勝と優秀な母(ブライアンズタイム、リアルシャダイ、ノーザンテースト)と、オールドファンにはたまらない血統背景でもあり、やれて良い。

ジェラルディーナモーリス×ジェンティルドンナという良血馬だが、3戦目の未勝利戦でのハナ差勝ち上がりだったように、まだまだ人気先行な感あり。妙味なし。

ヨカヨカ:九州産馬だけに弱い相手に3連勝を達成したが、前走のファンタジーSで5着とまさに馬脚を現した感じ。マイル実績もなく、消して妙味のタイプでは。

ポールネイロン:POGで指名した馬だけあり頑張って欲しい馬。操縦性に心配な面を覗かせる2連勝ではあるが、能力は高そうで、激走があってもおかしくない。

ルクシオン:前走は福島2歳Sで豪快に追い込み勝ちを見せたが、正直オープンというにはかなりレベルが低く、要らないのでは。

ユーバーレーベン:新馬勝ち後の札幌2歳Sで2着と、ゴールドシップ産駒の得意な条件で頑張った。その後、アルテミスSで4番人気9着と今ひとつで、ここでの激走は難しいのではないだろうか。

シゲルピンクルビーモーリス産駒でシゲルピンクダイヤの下だが、新馬勝ちでいきなりここというのは厳しい。

リンゴアメ:新馬、函館2歳Sと連勝したが、秋になって京王杯2歳Sで4番人気12着とがっかりな結果。そもそも、10番人気で勝ってしまった函館2歳Sは巧くいきすぎたのでは。

エイシンヒテン:デビュー3戦までは今ひとつだったが、その後の2戦は父エイシンヒカリ同様に逃げての連勝と、やはり逃げてこその馬。思ったより人気はないようだが、穴で楽しみな一頭。

サルビア:新馬勝ち直後に1勝クラスでも5馬身をつけての連勝。3戦目のファンタジーSでは10着惨敗に終わったが、2戦目が強かったようにここでも楽しみ。

アオイゴールド:1800mの新馬勝ちに見るとおり、スタミナ寄りでスピードと瞬発力を問われるここ向きではない。

ウインアグライア:新馬、コスモス賞と連勝をはたすも、アルテミスSで6着。早い時期にさっさと稼ぐタイプでは。

ナムラメーテル:新馬勝ち後の1勝クラスでは10着最下位。やめた感があり、着順ほど弱くないのだろうが、激走期待は難しいか。

フラリオナ:前走はききょうSで鋭く伸びて2着にきたが、ここにきて調教の動きがさらに良化している。穴として激走を期待したい。


<まとめ>
最有力:ソダシ

ヒモに:メイケイエールサトノレイナスオパールムーンポールネイロン

穴で:エイシンヒテンフラリオナ

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2019年5月21日(火) 18:15 覆面ドクター・英
日本ダービー2019
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今年もいよいよダービーの時期ですね。POGの締めともなりますね。私のPOG馬としては、ノーヴァレンダダイワメジャー×クロフネなのに意外にもダート馬として、全日本2歳優駿を獲ってくれました。種牡馬の距離適性や傾向というのは当然ありますが、数少ない例外タイプを典型的なタイプ同様に考えて、消去法に使うと、的外れになってしまうケースがあるというのも競馬の難しさであり、面白さだと思っています。キタサンブラックが母父サクラバクシンオーだから距離がもたないだったり、古くは松永幹騎手(現調教師)が乗っていたニホンピロウイナー産駒のメガスターダムがダービー4着後に、菊花賞で3着に来たり......。後から振り返ると、かなり残念な経験もあります。
オークスは本命を打ったシゲルピンクダイヤは、輸送がダメだったようで撃沈。WIN5は当たるも、4万4千円と小さくてがっかり。

今年の日本ダービーは、皐月賞の3強が明らかに強すぎて、かつ皐月賞馬のサートゥルナーリアがぶっつけで年明け初戦に選んだ皐月賞を制覇し、当初からここダービーが照準......、と誰もが「堅いだろう」と思ってしまいがちな状況。ですが、最高峰のレースだから力通りかというと、そうとも限らないと歴史は示しています(特に3着あたりには穴馬来たり)。瞬発力勝負のレースでもあり、末脚が鈍い馬は粘って3着くらいが限界のレース。


それでは恒例の全頭診断へ

1番人気想定 サートゥルナーリアシーザリオの仔で4戦4勝の負け知らず。皐月賞がもっとも負けやすい状況かと思われたが、体当たり込みで勝ってしまっただけに、あと2つは変にスローにならなければ、3冠もあるのでは。

2番人気想定 ヴェロックス:本命を打った皐月賞はぶつけられたこともあり、惜敗の2着。成長力があり、ここも楽しみではあるが瞬発力はいまひとつで、勝ち切るには早めのスパートなど必要か。

3番人気想定 ダノンキングリー:3連勝で臨んだ皐月賞は3着止まりだったが、実力をつけてきておりここも十分圏内。アドマイヤマーズをずばっと差し切った共同通信杯が示すように、瞬発力自慢だけに皐月賞より東京の長い直線で良さが出そう。

4番人気想定 ランフォザローゼス:新馬戦勝ちの後に、500万下でも京成杯でも青葉賞でも3戦連続2着と、勝ち切れないが力をつけてきた。父キングカメハメハ、母がディープインパクト×エアグルーヴという血統的には現代競馬の最高峰とも言えるのでは。頭までは無いまでも、ヒモには十分圏内では。

5番人気想定 リオンリオン:出世レースの大寒桜賞を逃げ切り勝ちの次戦に、青葉賞も逃げ切ったが、ダービーで楽逃げは不可能で、サニーブライアンのように逃げ切るのは至難の業。

6番人気想定 アドマイヤジャスタ皐月賞は序盤でもたついて8着と負けたが、まだまだ伸びしろは有り。前半にのんびり走りつつ、好位をとれればヒモにはやれて良い。

7番人気想定 ダノンチェイサー:NHKマイルCは3番人気4着。ディープインパクト×ロックオブジブラルタルだが、母母父レインボウクエストで言われているほどマイル向きでなく、距離は融通が利きそうとみる。ただ、瞬発力不足で現代ダービー向きではない。

8番人気想定 メイショウテンゲンディープインパクト産駒だが母メイショウベルーガが強く出ているか。弥生賞は、道悪も良かったのか8番人気での勝利を果たしており、ここも道悪要員か。

9番人気想定 シュヴァルツリーゼ:11月の新馬勝ちから、休み明けで弥生賞を選択していきなり2着した。皐月賞では不利もあり12着と大敗したが、サンデーレーシングでものんびり育成気味の白老F生産だけに、今回大駆けがあっても良い。

10番人気以下想定
ニシノデイジー:母母がセイウンスカイ×ニシノフラワーという先代を含め西山家の思いが詰まった血統だが、皐月賞では17着と惨敗しており、頭打ち感もあり。昨秋までのような活躍は期待薄。

レッドジェニアル京都新聞杯を11番人気で勝ってきたし、まだ5戦しか使っていない社台F生産馬でここくらいから伸びてくるのかもしれない。ただ瞬発力はイマイチでもあり、夏のローカル重賞あたりが活躍の場か。

クラージュゲリエ:2歳時は新馬勝ち、札幌2歳S3着、ラジオNIKKEI杯京都2歳S勝ちと、ダービー候補の一角にいたのだが、成長力がいまいちなのか、年明け以降は共同通信杯3着、皐月賞5着と頂点から遠ざかりつつあるように見える。ただまだ頭打ちではなく、ローテにもゆとりがある状況で、上位に来ても全然おかしくない。人気を落とす今回は狙って面白い一頭か。

ザダル:1週順延となったプリンシパルSを5番人気ながら差し切って勝ったが、脚元の疲れということで出走回避。

ロジャーバローズ:5戦2勝2着2回とそれなりに堅実にステップアップしてきたディープインパクト産駒だが、瞬発力が無いことから前走京都新聞杯も逃げて2着粘り込みという内容だった。ダービーは、ちょっとそれでは厳しい。

サトノルークスディープインパクト×リッスンという世代有数の良血馬と言えるのだろうが、新馬戦を2着に取りこぼす。その後は、未勝利、500万下、すみれSと派手に3連勝してきたが、皐月賞では14着と惨敗。もう少しやれる力はあるのだろうが、馬券には要らないか。

タガノディアマンテきさらぎ賞2着、スプリングS4着、皐月賞6着、京都新聞杯では1番人気を裏切ったものの5着と、それなりに頑張っているのだが、頂点からは次第に遠ざかっている印象。

ヴィント:4月末に連闘で未勝利と500万下を連勝してきたが、連闘明けで大一番というのはいかにも厳しい。

エメラルファイト:10番人気でスプリングSを制した馬。6戦3勝で力を少しずつつけてきているのだが、あまりダービー向きというタイプではなく、ローカル中距離重賞向きでは。

ナイママ:マル地で、数少ないダノンバラード産駒で、昨夏の札幌ではコスモス賞勝ち、+札幌2歳S2着と好成績。ただ以降は上位陣とは離されつつある印象。前走は京都新聞杯では10番人気4着と気を吐いたが、東京の瞬発力比べは向かない。

マイネルサーパス:アイルハヴアナザー産駒にしては珍しい芝馬で、昨秋に未勝利、500万下を連勝した。ただ、朝日杯FSでは10着、プリンシパルSは9着と、一線級とは瞬発力の差があり厳しい。

ヒーリングマインド:ゴドルフィン軍団のマル外、タニノギムレット産駒で3月に未勝利、500万下と連勝。ただ、次戦に選んだ前走京都新聞杯が7着と壁に当たり、ここで通用の力はまだ無さそう。

ディスモーメントディープインパクト産駒で母がクロフネ×トニービンという結構高そうな配合なのだが、瞬発力が無く、物見したり外に張ったりとまじめに走らない。4月末に逃げてようやく未勝利勝ち止まりでは、ここでは要らなそう。秋にはもう少し良くなってくるのかもしれないが。

カフジジュピターディープインパクト産駒で母がアンブライドルズソング×ストームキャットという、いかにも活躍しそうな血統なのだが、昨年11月の2000m新馬戦で勝ったきり、伸び悩みで2勝目すら上げられていない現状。出走も、好走も期待できず。

ヒルノダカール:5/11にようやく500万下を勝ったばかりの晩成傾向で、ようやく強くなってきた感のあるヴィクトワールピサ×メジロマックイーンという配合の馬。有力馬が回避する傾向にある菊花賞など、秋には楽しみな存在になっているかも。

トーラスジェミニ:キングズベスト産駒らしく瞬発力が無いのを、逃げてカバーしてきたが、そういう次元の相手でない。


<まとめ>
有力:皐月賞上位3頭のサートゥルナーリアヴェロックスダノンキングリー

ヒモで:ランフォザローゼスアドマイヤジャスタシュヴァルツリーゼクラージュゲリエ

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2018年12月5日(水) 12:30 覆面ドクター・英
阪神JF2018
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チャンピオンズCは、本当は本命を打つつもりだったゴールドドリームが取り消し。結果、本命にすることになった3歳馬ルヴァンスレーヴが、あっさり勝利してしまいましたね。先々週のJCといい、育成技術が上がったりということもあり、3歳馬でももう完成に近いところまで来ているんでしょうね。データから3歳不利などと決めつけてしまうと良くないのかもしれませんね。時代の流れに乗れないと馬券は勝てませんからね。また○○○○×とWIN4止まりで悔しい思いをした先週ですが、今週こそ仕留められるようまずはG1阪神JFの考察をまとめていきたいと思います。

では、恒例の全頭診断を。

1番人気想定 ダノンファンタジー:新馬戦で負けたグランアレグリアは次週の朝日杯FSに向かってくれたので、ここでは当然主役となる。ファンタジーSも今回のマイルを意識した乗り方をした――とは川田騎手のレース後コメント。1億円近くしたディープインパクト産駒の本格派で、今年もダノン軍団はいい馬を選んだなという印象の馬。

2番人気想定 シェーングランツソウルスターリングの下で父がディープインパクトという良血馬。札幌で未勝利戦を2馬身差をつけて圧勝した際に騎乗していたルメール騎手が2000~2400mまでいけると発言していたたように本質的にはオークス向きなのかもしれないが、マイルでも前走6番人気とあまり評価されていない中でのV。レースでは、序盤もたつきつつも直線で外に出すと豪快に伸びた。マイルは少し忙しいのかもしれないが、能力でやれるのでは。

3番人気想定 ビーチサンバフサイチリシャールの全妹。母フサイチエアデールにはやはりクロフネやフレンチデピュティが合うのだろう。この馬も新馬戦勝ち後に臨んだアルテミスSで、前記シェーングランツの豪脚に屈しはしたものの2戦目としては十分すぎる走りでの2着。3戦目ということで更に上積みありそうな点も強み。

4番人気想定 クロノジェネシス:バゴ×クロフネという一見地味めな血統だが、ノーザンF生産でサンデーレーシング所有という馬。新馬、オープンと2戦2勝の戦績で、前走のアイビーSはスローから上がり32.5秒の末脚を繰り出しての2馬身差快勝。産駒は多くはないが、底力を秘めたバゴ産駒だけに、大一番での大仕事もあり得るのでは。

5番人気想定 レッドアネモス:新馬と500万下を連勝し2戦2勝。前走は中山マイルを逃げてしぶとく押し切ってのVで、ヴィクトワールピサ産駒でもあり瞬発力勝負となる阪神マイル向きではないのではという印象。

6番人気想定 タニノミッションウオッカの仔で、父がインヴィンシブルスピリットにかわり半兄たちのようにズブい感じは無い。ただ、前走で直線でヨレていたようにまだ幼いレースぶりで、それでいて血統から人気になりそう。消して妙味では。

7番人気想定 メイショウショウブ:デイリー杯2歳Sは、現在3連勝中の牡馬の大物アドマイヤマーズを相手に叩き合いで差し返され2着。勝ち上がりはダートで6番人気と評価されていない中での勝利だったが、ここも楽しみな存在。人気にもあまりならないようでヒモにぴったり。

8番人気想定 ジョディーダイワメジャー×Monsunという血統構成で、逃げて2勝をあげている。東京での2勝が示す通り、上り自体は速く、阪神マイルでも走れる。人気はなさそうで楽しみな一頭。

9番人気想定 グレイシア:2連勝で臨んだ前走アルテミスSは1番人気で11着と惨敗した。2連勝は荒削りな感じはしたものの好内容で、今回巻き返しがあっても良い。

10番人気以下想定
エールヴォアヴィクトワールピサ産駒で前走アルテミスSで3着。とはいえ上位2頭とはちょっと差のある感じで、速い上りを要求される阪神マイルはあまり向いていないのでは。

ウインゼノビア:夏の札幌でオープンのクローバー賞を3馬身差で勝ったが、アルテミスSは4番人気4着に終わった。成長力もいまひとつで、一線級とはちょっと差がある印象。

トロシュナ:1戦1勝でここに出てこれるかは微妙だが、新潟マイルの新馬戦を3馬身差であっさり勝ってきたように軽視禁物の存在。出走が叶えばヒモにはありか。

ラブミーファイン:夏の函館で新馬を勝ち、函館2歳Sで2着したコパさんの馬だが、その後の成長力いまひとつのようで、買い要素は見当たらず。

ベルスール:全姉にオープンの短距離路線で頑張っているベルルミエールがいる血統で、この馬も能力は高そう。新馬勝ち直後のファンタジーSで2着と能力を示した。人気がないならヒモには是非入れたい一頭。

プールヴィル:未勝利、500万下と連勝してきた社台Fのマル外で、昔だったらもっと人気になっただろうというタイプ。ヒモならありでは。

ローゼンクリーガー:前走の秋明菊賞(500万下)はCデムーロ騎手の腕でクビ差勝ち切ったが、G1で通用するほどのインパクトはなかったというのが正直なところ。

アフランシール:7/15にいち早く新馬戦を勝ちあがったが、その後はイマイチでここでは厳しそう。

メイショウケイメイ:新馬、500万下と2戦2勝なのだがともに1200m戦だったように、ここでは厳しそう。

スタークォーツ:未勝利勝ちはダートだったが、前走で東京芝1400mを勝ち、様々な条件でやれそう。ただ、ここではまだ厳しいか。

レディードリー:4戦目でやっと勝ち上がり、前走の500万下でやっと掲示板に載る程度ではさすがに苦しく、ここでは要らなそう。

サヴォワールエメ:1戦1勝の新馬勝ちのみで特に光るものはなく、いきなりここで通用という感じはしない。

コルデトゥリーニ:2戦目で未勝利戦を勝ち上がったが、いきなりここは厳しい。

エイシンゾーン:新馬勝ち後に中京2歳Sで2着した実績こそあるものの、前走の白菊賞(500万下)でも5着と成長力がいまひとつなようで、ここは厳しそう。


<まとめ>
有力:ダノンファンタジーシェーングランツビーチサンバクロノジェネシス

ヒモに:メイショウショウブジョディーグレイシア

穴で:トロシュナベルスールプールヴィル

人気で消し:レッドアネモスタニノミッション

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2017年10月11日(水) 17:30 覆面ドクター・英
秋華賞・2017
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安いWIN5を当てた後に5連続WIN4で、いよいよかと期待した3日間開催の月曜日はまさかのWIN1という今年3月以来2回目の惨事。南部杯でも、5番人気のキングズガード本命で3着、G1スプリンターズSコラムで、「根岸S惨敗も太目明らかでダートに戻ったら狙いたい」としていたノボバカラが7番人気2着と狙い目は悪くなかったのですが、コパノリッキーは厩舎がよく仕上げ甘かったりがあり、人気だけに本命を打てなくて失敗しました。素直に1番人気から行ったら12万馬券だったのに欲かきすぎました(笑)

さて、今週は秋華賞。恒例の全頭診断へ参りたいと思います。

アエロリット:前走クイーンSでは左回りでなくてもやれることを示し、大逃げから一旦引きつけての再度突き放しで見ていて楽しいレース。クロフネ産駒の大物牝馬は成長力が魅力。横山典騎手に敢えて絡んでいく騎手は居ないと思われ、どういうペースになるかも含め横山典騎手次第のレース。当然最有力。

リスグラシュー:イレ込みやオークスでは掛かったりと、気性的にも難しいところがあり、末脚は鋭いが不器用で秋華賞では後方からになると厳しいものがありそう。常に人気になるだけに、評価を下げるのが今回は妥当ではとみている(もちろん実力的に上位に来ておかしくないが)。

ディアドラ:今回が14戦目とキャリア豊富。春までは惜敗が多かったが、ハービンジャーらしい緩さが抜けてきたのか、きっちり勝ち切れるようになってきた。母母ソニンクで、手堅く皆きちんと出世していく一族。まだ上がり目あり、使ってきた数だけをみて切るのは早計か。

ファンディーナ:潜在能力断然だが体調整わず、秋始動戦は敗退。ここも使わず休ませてほしいところ。立て直せればこれまでの名牝たちと並ぶ馬になれる力あるのだが......。馬券的には臨戦過程も悪く、そう人気も落ちないだろうから消す予定。

ラビットラン:父が米No.1種牡馬のタピットだけにダート向きとみられていたが、この2走は芝で強烈な末脚をみせて連勝。今年のメンバーなら大一番でも再度の豪脚を見せての差し切りがあってもおかしくない。社台Fの繁殖牝馬としての活躍を期待しての導入なのだろうが、競走馬としても実力爆発。意外に人気にならなそうで、実績あるローズS勝ち馬でもあり本命を打とうかと考え中。

モズカッチャンローズSは太かったからか入れ込んだからか2番人気7着と冴えず。絞れたら走るのかもしれないが、春の上昇は止まった感じもあり、デムーロ騎手への乗り替わりで流れを失った感じといい、もう人気だけに妙味無いか。

ミリッサシンハライトの下という良血だけあり、夏に上昇して7戦目でのG1挑戦となった。ただ身体小さく姉よりスケールは落ちるか。大一番で良血の底力を見せるかもしれないが。

カワキタエンカディープインパクト産駒にしては母産駒未勝利勝ちのみ、非社台系と地味さがあるが、逃げてローズSでも2着に激走。ただあれは横山典騎手の楽逃げによるもので、今回は同型強力(しかも敵が横山典騎手に)で厳しい。常に前残りというのはあるが、今回はあまり期待できない。

カリビアンゴールド:ダーレー軍団の良質牝馬にステイゴールドの配合で2着積み重ねつつ、ここまで辿り着いた。ただ、小島太厩舎&田中勝騎手をここで敢えて買う必要も無さそう。

レーヌミノル桜花賞で激走の後にオークスローズSと惨敗ですっかり人気落としているが、調教は動いており、内回りだと距離のごまかしが利いて、再度上位も能力的にありえる。穴でヒモに入れたい。

リカビトス:無傷の3連勝中だが体質が弱く、順調に使えない。能力的には6月の3勝目段階くらいやれればここも通用で、(強くは追い切らないだろうが)調教の動きを見て良さそうならヒモには入れたい。

ポールヴァンドルカリビアンゴールドと2戦続けて接戦で、雄大な馬格といい今後も牝馬重賞路線で活躍していくタイプだと思うが掲示板の下の方か。

メイショウオワラ:好走と凡走が一戦毎にみえるがオープンでは負けているという実力通りの結果でここも良くて善戦か。更に上積みあればやれても良いが。

ヴゼットジョリー:新馬、新潟2歳Sと連勝後に4戦負けているが指数自体は順調に上げてきており通用してもおかしくないレベルまでは来ている。

ブラックスビーチ:社台の馬でディープインパクト×キングマンボと配合的には優れているのだが、力が落ちる感じあり。

タガノヴェローナクロフネ×キングカメハメハで芝でやれてもおかしくないが初芝は不利。

シーズララバイ:3月のフラワーCで2着と言ってもファンディーナからは5馬身差があり、その後の凡走からしても狙いにくい。

サロニカ:エルフィンSを勝って桜花賞に臨む予定も取り消し。良くなるのはもう少し先では。

ブラックオニキス札幌2歳Sの後は着外続きも前走紫苑Sでは13番人気4着と実力以上に頑張った。が、ここでは期待できない。

ハローユニコーン:忘れな草賞勝ちで能力秘めているのだろうが、膝関節炎前後の惨敗2戦からすると狙えない。

テーオービクトリー:500万下は勝てたが1000万下は4着と物足りない。

アロンザモナ:1月に紅梅S勝ちと一応オープンでは勝っているが、ローズSで15着だったように、ダートでの変わり身期待くらいか。

ブライトムーン:500万下は勝てたがローズSでは8着とまだ実力的に厳しい。

ミスパンテール:新馬勝ちの後にチューリップ賞2着と将来性を期待していたが、秋初戦のローズSで10着だったように成長いまひとつで期待薄。

マナローラ:オープンでは惨敗続きで特に期待できる要素無し。

<まとめ>
本命候補 アエロリットラビットラン

ヒモ候補 ディアドラミリッサレーヌミノルリカビトスヴゼットジョリー

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クロフネの口コミ


口コミ一覧
閲覧 329ビュー コメント 0 ナイス 6

明日は牝馬限定のマイル王決定戦、ヴィクトリアマイルの開催。
先週に引き続き、明日の東京は降水確率70%の雨予報。どこまで馬場が渋るのでしょうか…。

さて、枠順も確定しましたので、明日も頑張って的中出来る様、予想を投稿します。
今んとこ馬券、連勝街道中です('ω')

出走メンバーみる限り、いいメンバーが揃った気がします。
また、何がなんでもハナを主張したい馬が不在なので、レースはスローペースと読んでます。


★ヴィクトリアマイル最終予想

◎⑪ナミュール
ハービンジャー(ダンチヒ系)×ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)

何かと惜しい馬で…そろそろG1タイトルを手にしても良い頃合いかと。
血統的には、2019年の覇者であるノームコアによく似た配合で、母父には府中マイルと相性の良いダイワメジャーの血。
取分け、道悪が苦手な配合でも無さげなので、先週ウンブライルで取りこぼした武史君の逆襲に期待。
昔に比べれば出遅れるなどの気性面は解消されつつ、明日はスタートさえ決まればごちゃつきそうな内よりレース運びが楽そうな外枠で長い直線の府中コースなら突き抜けても。


○⑤スタニングローズ
キングカメハメハ(ミスプロ系)×クロフネ(ヴァイスリージェント系)

父キンカメ産駒は府中コースとの相性が抜群に良く、母父クロフネがこれまた府中コースの相性が良い。
因みに父クロフネで母父キンカメなのが、ソダシ。長期休養明けの前走は5着と敗れていますが、終盤も流れが緩む事無く前目で粘って1着のヒシイグアス相手に0.2秒差であれば、負けて強しの内容だったかと。
出遅れる癖のあるスターズオンアースより、内枠でスローペースの展開であれば、ワンチャンありそう。
ただ、あまり馬場が渋ると苦戦する可能性がある。


▲②スターズオンアース
ドゥラメンテ(ミスプロ系)×SmartStrike(ミスプロ系)

現在1番人気で昨年の桜花賞馬。今レースは桜花賞で連対実績のある馬は非常に相性が良いとされているレース。
実績みても能力は抜けており、騎手が府中マイルといえばのルメール騎手。1人気なのも納得出来ますが、ただ厄介な事にこの馬は出遅れる癖があり、ここ2走も出遅れている。
スローペース展開のマイルで出遅れてしまうと直線の長い府中コースと云えども取りこぼしそうな予感。


☆⑮ルージュスティリア
ディープインパクト(サンデーサイレンス系)×Storm Cat(ストームバード系)

現在9人気で完全な穴馬ですが、ディープインパクトにストームキャットという黄金配合。ディープ産駒は近10年でも好成績を残していて、Bコース替わりで良馬場なら非常に美味しいオッズで妙味ありありですが…雨降って馬場渋るとまぁ厳しいでしょうね…。
ただ血統的には狙ってみたくなるので、紐候補の最上位に入れました。

△⑥ソングライン
キズナ(サンデーサイレンス系)×シンボリクリスエス(ロベルト系)

昨年と同じローテで出走。府中コースは3-2-0-1という驚異の連対率を誇っている馬。このメンバーでも上位に推し出されるのも分かるのですが、テン乗りで戸崎騎手という事でここは紐までで。調教は昨年と比べると格段に良かった。池添騎手と手が合ってただけに残念。戸崎騎手の手綱捌きに注目。
キズナ産駒で母父がシンボリクリスエスであれば、パワー補填しているので、時計が掛かる馬場は問題なしかと。

△⑧ララクリスティーヌ
ミッキーアイル(サンデーサイレンス系)×タニノギムレット(ロベルト系)

ナムラクレアと同じミッキーアイル産駒ですが、マイル成績でいくとこの馬は2-0-0-0、ナムラは0-0-2-1。前走からの距離延長で買うのであればこっち。
昨年のスワンS頃から本格化して来た感じで菅原騎手なら連対率100%と好相性。母型の血統にはタニノギムレットとフジキセキの血を内包していてどちらも府中コースとの相性は良し。⑮の馬と同様に穴をあける馬探しで考えるならこの馬も狙い目かと。

△⑯ソダシ
クロフネ(ヴァイスリージェント系)×キングカメハメハ(ミスプロ系)

今レースはリピーターは好走する事もあり、昨年の覇者であるので一応押えます。
個人的にはハナ主張してくれる馬の後ろに張り付いて4角から抜け出して押し切る競馬がこの馬の特徴。今回、ハナを絶対主張したい馬が不在なので、キレ負けしそうな予感。また吉田隼人騎手が乗らずにレーン騎手が手綱を取る意味もよく分からず…。
鉄砲の心配はない馬ですが、前走から約6ヶ月も空いていて、騎手は初騎乗となると、ここは紐まで。ソダシファンには申し訳ないですが、今2人気ですし…どっちかいうと飛んで欲しいかも。


★馬券の買い目

単勝:⑪

複勝:⑤・⑧

3連複フォーメーション
◎○▲-◎○▲☆-◎○▲☆△

3連単1着固定
⑪→②⑤⑥→②⑤⑥⑧⑮⑯

 海外にいても競馬はや 2022年12月13日(火) 14:51
ターコイズ枠順発表前予想
閲覧 212ビュー コメント 2 ナイス 4

先週2勝級が先行決着で勝ち時計 1.34.0。
例年通り32秒台決着濃厚だが、ペース次第では34秒台も。


①ヴィクトリアマイル組 4頭
▲54ローザノワール6歳父マンハッタンカフェ
1.32.5で4着 2-5着ファインルージュ/レシステンシア/ソングラインと同タイム 逃げれれば超強い

×56アブレイズ5歳父キズナ
×56シャドウディーヴァ6歳父ハーツクライ
×55ミスニューヨーク5歳父キングスベスト

この3頭は後方からほぼ同等、ミスニューヨークは昨年53kで-0.2差で優勝、今年は+2kg、この3頭は展開次第で馬券圏内。


②3歳馬 4頭
◎54サブライムアンセム父カナロア
大将格 桜9着だが勝ち馬と0.2差 FRも好時計で優勝し速い時計も対応可能 ロードカナロア産駒も相性良い

×53ママコチャ父クロフネ
3連勝中の上がり馬 人気になりそうだが中山マイルは相性あまり良くない 持ち時計は最速だがサブライムアンセムと比較するとアルーリングウェイ比較でちょい下 ハンデあっても割引

54エリカヴィータ父キンカメ
×51ニシノラブウインク父エピファネイア

共に中山マイルのフェアリー7/10着 ニシノは時計裏付けないがG1馬サークルオブライフ/スタニングローズと差のない競馬 51kgなら買わないといけない


③ディープ産駒 3頭
○54ライティア5歳
△53ラヴユーライブ5歳
53フィアスプライド4歳

大将格ライティア シンハライトの全妹 前に行けるディープ産駒だが時計対応がどうかも府中牝馬では速い時計対応しアブレイズと同斤量で差なし デアリングタクトに敗れたエルフィンでは昨年7着のスマートリアンに0.4差つけて先着 ここはチャンスか

ラヴユーライブも超良血 マイル戦は過去2戦して4着と1着で速い時計の方が合う 32秒台で斤量2kg差ウイングレイテストに先着しておりエイシンチラーよりは格上

フィアスプライドはソフトフルートの全妹 マイル戦2101で昇級戦 力は1枚落ち


④キズナ産駒 2+1(アブレイズ)頭
×56アブレイズ5歳父キズナ
×53フィオリキアリ5歳父キズナ
△53フラーズダルム4歳父キズナ

アブレイズと戦績的に遜色ないのがフィオリキアリで重馬場桜7着、オークスと稍重秋華賞でもアブレイズに先着 ただし好走は全て時計がかかる時でキズナ産駒だけど速いとダメかも

フラーズダルムは前走3勝級では速い時計で圧勝 新馬戦でホウオウアマゾンに圧勝しており53kgと軽量なので要注意

⑤その他4歳馬 5頭
△56アナザーリリック父リオンディーズ
56レイハリア父カナロア
55ウインシャーロット父スクリーンヒーロー
×53エイシンチラー父リアルインパクト
53シャーレイポピー父ミッキーアイル

アナザーリリックはNHK7着で中山マイルも1100 秋華賞も7着と実力最上位とも言えるが56k背負ったので△1番手評価

レイハリアはちょっと怖いが初マイル戦 未勝利時東京1400では逃げて5着に敗れているのでここでは軽視か

ウインシャーロットも昇級戦 1400は3戦全勝だが1600では少し足りない ここでは軽視か

エイシンチラーはちょっと時計足りなさそうだが中山マイル好成績でハンデ戦とはいえウイングレイテストに先着している 53kgなので軽視禁物

シャーレイポピーは中山苦手なミッキーアイル産駒 京成AH6着だが不要


⑥その他5歳馬 2頭
55スカイグルーブ父エピファネイア
53フェルミスフィア父エピファネイア

スカイグルーブは稍重関谷記念で4着に好走しているが基本1400の馬
フェルミスフィアも同様でマイルではフィオリキアリに劣る


枠順前の力関係では
◎54サブライムアンセム父カナロア
○54ライティア父ディープ
▲54ローザノワール父マンハッタンカフェ
△56アナザーリリック父リオンディーズ
△53フラーズダルム父キズナ
△53ラヴユーライブ父ディープ

注意×は
56アブレイズ父キズナ
56シャドウディーヴァ父ハーツクライ
55ミスニューヨーク父キングスベスト
53エイシンチラー父リアルインパクト
53フィオリキアリ父キズナ
53ママコチャ父クロフネ
51ニシノラヴウインク父エピファネイア

あとは枠順発表待ち

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 エスプレッソ 2021年8月21日() 21:48
札幌記念は牝馬対決?
閲覧 344ビュー コメント 0 ナイス 7

牝馬対決になりそうな札幌記念ですね!
過去10年、単勝10倍以下の牝馬は7頭出走して
4頭が3着以内、馬券を外した3頭は4.4.5着と安定


血統的には
サンデー×ノーザンダンサー
キンカメ×サンデー(母母父ノーザンダンサー系)
父クロフネか父ハービンジャー
ほとんどがこの配合
そしてバイスリージェント内包馬が強い
サングレーザー、マカヒキなどなど
その他ではノーザンテースト内包馬もよく好走してます


結論
◎ サトノセシル
バイスリージェントは入っていませんが
ノーザンダンサー系でノーザンダンサーの多重クロス
と、内枠を引けたこと
ルメールが騎乗すること

◯ ソダシ
父はこのレースに強いクロフネ
ただ距離が微妙な感じ
真中よりは外枠で良かったかも

▲ ステイフーリシュ
堅実に走るイメージで3着ぐらいならあるかも
去年は惨敗でしたが!

△ トーラスジェミニ
安田記念ぐらい走れば勝負なると思います

× ペルシアンナイト
ハービンジャー産駒

ラヴズオンリーユー
買いたくないけど抑えに買う
母父ストームキャトは悪くはないけど信頼には値しない
ここ2走の成績は優秀だが7頭と9頭の小頭数レース
人気を考えると買いたくない

消 ブラストワンピース
いつ走るか分からない馬でアテにしづらい
2年前ほどの勢いもないと思います

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