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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 6 | 牡4 | 58.0 | D.レーン | 美 木村哲也 | 478(-4) | 3.14.0 | 3.1 | 1 | 35.3 | ⑥⑦⑥⑤ | |||
2 | 8 | 14 | 牡4 | 58.0 | A.シュタ | 栗 坂口智康 | 454(--) | 3.14.0 | アタマ | 11.6 | 6 | 34.9 | ⑭⑭⑫⑧ | ||
3 | 5 | 8 | 牡4 | 58.0 | 武豊 | 栗 高野友和 | 542(0) | 3.14.5 | 3 | 9.7 | 4 | 36.0 | ⑧⑧⑥③ | ||
4 | 3 | 5 | 牡4 | 58.0 | 池添謙一 | 栗 石坂公一 | 530(+4) | 3.14.8 | 2 | 4.5 | 2 | 36.4 | ④③②② | ||
5 | 6 | 11 | 牡5 | 58.0 | 丹内祐次 | 栗 清水久詞 | 488(0) | 3.15.0 | 1 1/4 | 19.7 | 8 | 36.7 | ②②①① | ||
6 | 7 | 13 | 牡6 | 58.0 | 鮫島克駿 | 栗 杉山晴紀 | 474(0) | 3.15.1 | クビ | 4.9 | 3 | 36.6 | ⑫⑫③③ | ||
7 | 5 | 9 | 牡7 | 58.0 | 北村友一 | 栗 清水久詞 | 468(+2) | 3.15.7 | 3 1/2 | 31.4 | 9 | 36.9 | ⑪⑩⑨⑧ | ||
8 | 2 | 3 | 牡6 | 58.0 | 菅原明良 | 栗 吉岡辰弥 | 434(0) | 3.15.9 | 1 | 11.4 | 5 | 37.0 | ⑨⑧⑨⑧ | ||
9 | 7 | 12 | 牡6 | 58.0 | 横山和生 | 美 高木登 | 508(+2) | B | 3.17.0 | 7 | 117.8 | 11 | 37.1 | ⑭⑭⑭⑪ | |
10 | 4 | 7 | 牡6 | 58.0 | 松山弘平 | 栗 池添学 | 476(+2) | 3.17.1 | 1 | 57.0 | 10 | 38.6 | ②③③⑤ | ||
11 | 8 | 15 | 牡4 | 58.0 | 岩田望来 | 栗 中村直也 | 536(-4) | 3.17.5 | 2 1/2 | 17.5 | 7 | 38.9 | ⑥⑥③⑤ | ||
12 | 2 | 2 | 牡8 | 58.0 | 幸英明 | 美 根本康広 | 484(+4) | 3.20.0 | 大差 | 278.9 | 15 | 37.6 | ⑫⑫⑮⑮ | ||
13 | 6 | 10 | 牡5 | 58.0 | 岩田康誠 | 栗 杉山晴紀 | 524(0) | B | 3.20.3 | 1 1/2 | 249.4 | 14 | 40.5 | ⑨⑩⑬⑪ | |
14 | 3 | 4 | 牡7 | 58.0 | 野中悠太 | 美 西田雄一 | 488(-4) | 3.20.4 | 1/2 | 193.8 | 12 | 40.8 | ①①⑥⑪ | ||
15 | 1 | 1 | 牡8 | 58.0 | 大野拓弥 | 美 和田勇介 | 468(-14) | 3.20.4 | アタマ | 200.2 | 13 | 40.9 | ⑤⑤⑨⑪ |
ラップタイム | 13.0 - 11.4 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.3 - 12.9 - 12.5 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 12.2 - 11.8 - 11.7 |
---|---|
前半 | 13.0 - 24.4 - 36.4 - 48.6 - 60.7 |
後半 | 59.6 - 47.5 - 35.7 - 23.5 - 11.7 |
■払戻金
単勝 | 6 | 310円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 6 | 140円 | 1番人気 |
14 | 290円 | 6番人気 | |
8 | 260円 | 4番人気 | |
枠連 | 4-8 | 900円 | 3番人気 |
馬連 | 6-14 | 1,810円 | 6番人気 |
ワイド | 6-14 | 680円 | 6番人気 |
---|---|---|---|
6-8 | 630円 | 5番人気 | |
8-14 | 1,690円 | 23番人気 | |
馬単 | 6-14 | 2,800円 | 8番人気 |
3連複 | 6-8-14 | 5,500円 | 16番人気 |
3連単 | 6-14-8 | 22,360円 | 58番人気 |
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土曜日の京都芝のレース結果、京都芝3000m以上で施行された最近のG1の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
京都競馬場の芝は、Cコース開催の2週目。金曜日に22ミリの降水が観測されたが、そこは排水性の良さで定評のある馬場。気温の上昇も重なって回復は早く、土曜日の芝コースは稍重(JRA発表)でスタート。9Rには良(JRA発表)へランクアップし、そのまま開催を終えた。
土曜日施行の芝競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順は、2、2、7、2、6、2番手。これだけをとらえると前の組が優勢のように思えるが、6Rの3歳1勝クラス(芝外回り1400m)や、9Rの矢車賞(3歳1勝クラス牝馬限定・芝外回り2200m)では差しが決まっている。前週同様にラストの脚力を問われるコンディションと考えるべきだろう。
実際、1~3着馬18頭中16頭が上がり3Fタイム5位以内でフィニッシュ。1着馬6頭は、そのいずれもが上がり3Fタイム4位以内をマークしている。つまり、下り坂から直線、ゴールにかけて、どれだけ脚を伸ばすことができるかが肝要。少なくとも、先行力だけに頼っての押し切りは容易ではない。その点はしっかりと頭に入れておきたいところだ。
ちなみに、京都競馬場リニューアルオープン後に芝3000m以上で施行されたG1は4鞍。優勝馬の上がり3Fタイム順位は、4頭のいずれもが3位以内。2着馬全4頭も5位以内をマークしている。長丁場のG1では、想像以上にラストのスピード持続力の要求度が高い様子。その結果、メンバー上位の上がりを使える馬が存在感を発揮する傾向にある。
日曜日開催中の予報は晴れベース(4日7時の時点)。馬場の乾燥が進めば、内寄りから運ぶ先団粘走型の優位性が多少なりとも増す可能性はある。とはいえ、先に述べた傾向を踏まえると、絶対有利の状況にまで様変わりするとも思えない。やはり狙いの中心は、いい脚を長く使えそうなタイプとなろう。
なお、京都競馬場リニューアルオープン後に芝3000m以上で施行されたG1 4鞍の優勝馬4頭は、いずれも前走が国内芝2200m以上の上級クラス(3勝~OPクラス)、かつ上がり3Fタイム1位で1着だった。上がりの脚という点は先に触れた傾向や想定にもマッチすることから、今回も該当する馬には警戒の目を光らせたい。
今年の天皇賞(春)の出走メンバーで、要点(前走内容)をクリアしているのは、⑤サンライズアース、⑥ヘデントール、⑮ハヤテノフクノスケ。よって当欄では、これら3頭を注目株として推奨する。
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出演:スガダイ(予想神) 霧(血統ファンタジスタ) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
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日曜日に行われる天皇賞(春)の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①アラタ【C】
美浦W併走。この馬としては上体が浮いていないほうだし、本来の前肢を地面に叩きつけるような走りも戻りつつある。その一方で、いい時と比べて手前変換のタイミングが少し遅く映るのは気がかり。手前変換後もキレという面ではひと息だった。まだまだ良化余地を残している感を受ける。
②ウインエアフォルク【D】
美浦W併走。低い姿勢を保ち、折り合いもきちんとついている。ただ、パートナーの手応えがさほど良くないにもかかわらず、並走にあまり余裕が見受けられないのは気になるところ。加えて、ジョッキー騎乗としては、促しに対する反応や伸びも平凡な感じ。前走より相手強化のG1では厳しいか。
③ブローザホーン【C】
栗東坂路併走。いつものように当該週は軽めの調整。前を向いて比較的まっすぐ登坂。その一方で、重心の高低が安定せず、鞍上が手前変換を促してもなかなか応じてくれない。ひたむきに前へ進もうとする姿は好感が持てるものの、高評価するにはためらってしまう内容だった。
④ジャンカズマ【C】
美浦W単走。コーナーではリズム良く進んでいたように思えたが、直線に入ってからは内にササる面を出し、鞍上は矯正にひと苦労。手前もなかなか替わらず、突っ走ってしまうような感じ。元気の良さは認めても、本来は折り合い重視で気合を乗せすぎない調整。その目的を果たせたかどうかは疑問符がつく。
⑤サンライズアース【B】
栗東CW併走。やや頭が高く首硬めの走りは相変わらずだが、力んでいる様子はなく、それなりに歩幅も広い。反応面でズブさを見せながらも、じわじわと伸びていて、いかにも長く脚を使えそうな感じ。1週前も前走時より粘り強く走れていたし、この馬なりに活気が出てきた印象。少なくとも、悪い意味での変化はない。
⑥ヘデントール【B】
美浦W併走。ハードな攻めを1週前に施した効果もあってか、当時より動きがなめらかになった印象。少し行きたがる場面もあったが、それをジョッキーがうまくなだめて、最後は左右の僚馬と脚並みをそろえるかたちに持ち込んだ。見た目は地味だが、折り合い面や、鞍上が癖をつかむという点では悪くない内容。順調と判断したい。
⑦プラダリア【C】
栗東坂路単走。反応を確認する程度の内容で、外ラチ沿いを淡々と登坂。トビこそ低めながらも、ブレの少ない体幹しっかりのフォームは健在だ。ただ、なかなか手前が替わらず、鞍上の促しに対する反応も渋め。ゴール前の伸びもひと息だった。好調時はもう少しキビキビと走る馬。それを思うと評価は上げづらい。
⑧ショウナンラプンタ【B】
栗東坂路単走。リズム重視の調整。この馬とすれば低い重心を保てているし、馬場に対するアプローチも良好。ラストの伸びも悪くなかった。ひとつ気がかりなのは、手前替えを促された際に珍しく嫌がるようなしぐさを見せたこと。そのぶん、評価はワンランク下げた。
⑨シュヴァリエローズ【B】
栗東坂路単走。直線序盤は手前をきちんと替えて、低重心のフォームで登坂。徐々に頭の位置が高くなった点はいただけないが、それでも首をしっかり振って、最後まで集中を切らすことなく走れていた。見た目の派手さには欠けるものの、前走時と比べれば1週前&当該週の動きは良化している。ひとまず順調。
⑩リミットバスター【C】
栗東CW併走。前週の追い日と同様、先行して外を回るかたちの併せ馬。1週前よりはコーナーでの走りに余力を感じたが、直線に入ってからの動きは案外。首の位置が高く、可動域も狭め。鞍上の仕掛けに対する反応も薄い。元来が稽古駆けしないタイプにせよ、一挙の相手強化を考えると心もとない内容だった。
⑪マイネルエンペラー【A】
栗東CW単走。やや頭の位置が高く映るが、それはいつものこと。深刻にとらえる必要はない。馬場の外寄りかつラスト2F付近から出力を上げ、手前もサッときれいに替える。その後も鞍上の追い出しに応じて、四肢をしっかり伸ばしたフォームでスピードを維持していた。好調だろう。高く評価したい。
⑫ワープスピード【C】
美浦W単走。単走表記だが併せ馬に近い内容。もっさりとした感じの走りだが、それはいつも同じ。だからこそ、長距離で折り合いがつくという利点もある。とはいえ、昨年の天皇賞(春)の当該週追い切りでは、もう少しスラッと脚を長く見せていたし、当時と比べて促しに対する反応も鈍く映る。今回は評価を控えめにしたい。
⑬ジャスティンパレス【A】
栗東CW単走。半マイルからの調整というのは、大阪杯の当該週と同じ。だが、当時の首の硬さが解消され、前走の中間以上に体の使い方が良くなっている印象。手前替えも至ってスムーズ。フットワークも安定している。強く追えば、さらに加速しそうな余韻を残しているのもいい。状態の良さがうかがえる好内容だった。
⑭ビザンチンドリーム【A】
栗東CW単走。やや首の位置が高いが、それはいつも同じ。この馬としては落ち着いて走れているほうだし、手前替えもスムーズ。鞍上に促されると、頭をきちんと下げて首の使い方が良くなり、歩幅も広くなった。ラストのバネのきいたフットワークをみるに調子は良さそう。このまま順調なら、いいかたちで本番を迎えられそうだ。
⑮ハヤテノフクノスケ【C】
栗東坂路単走。大きな馬格のわりにトビが低めで歩幅も狭く映る。昨秋の菊花賞参戦前は、坂路でも滞空時間が長めの雄大なフォームで駆けていたのだが……。1週前の猛稽古の影響によるものなのか、それともチップ入れ替えにともなう馬場の重さが響いたのかは不明だが、なにかしら違和感を覚える動きだった。
2015年以降(2021~2022年は阪神で施行)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、4歳から8歳まで幅広い。ただし、4歳の連対(2着以内)は、前走でも2着連対圏を確保していた馬に限られる。その点には注意が必要だろう。
(減点対象馬)
⑧ショウナンラプンタ
2015年以降の1~2着馬延べ20頭のうち、19頭が前走でG1かG2のレースに出走していた。例外の1頭は、前走G3 1着馬。G3敗退からの臨戦馬や、非グレード競走経由の馬は評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
④ジャンカズマ ⑩リミットバスター ⑮ハヤテノフクノスケ
2015年以降の2着以内馬延べ20頭のうち、16頭が前走3着以内からの臨戦馬。例外の4頭は、いずれも前年の天皇賞(春)で3着以内に入線していた。順調な馬ならびに、前年の当レース好走馬を重視すべきレースといえる。
(減点対象馬)
①アラタ ②ウインエアフォルク ⑦プラダリア ⑧ショウナンラプンタ ⑨シュヴァリエローズ ⑫ワープスピード ⑬ジャスティンパレス
2015年以降、近2走とも国内のレースで単勝6番人気以下だった馬が、当レースで2着連対圏を確保した事例はゼロとなっている。低評価が続いている馬は、連対(2着以内)候補として強調しづらい。
(減点対象馬)
①アラタ ②ウインエアフォルク ④ジャンカズマ
2015年以降の1~2着馬延べ20頭は、そのいずれもが国内芝のG1・G2ウィナー。この舞台で首位争いを演じるには、ハイレベルの国内重賞実績が必要となる。
(減点対象馬)
①アラタ ②ウインエアフォルク ④ジャンカズマ ⑥ヘデントール ⑧ショウナンラプンタ ⑩リミットバスター ⑫ワープスピード ⑭ビザンチンドリーム ⑮ハヤテノフクノスケ
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U指数100以上の馬が複数頭いる年は、指数の高い馬から評価すべきレースで、直近5年中4回は1位か2位が勝利している。例外となっている2024年にしても、指数100以上かつ1番人気のテーオーロイヤルが勝利しており、大きな波乱は起こっていない。100以上の馬が複数頭いない年でも上位総崩れはないので、基本的に指数順に評価するのが最善策となるレースと言えよう。今年はU指数100以上が2頭。よって、順当にこの上位勢を中心視する。
1位⑬ジャスティンパレス(102.5)は一昨年のこのレースの勝ち馬で、2位以下に2.2以上の指数差を付けて“凄馬”となっている。以来、勝利からは遠ざかっているが、ハイレベルなレース・メンバーを相手に上位好走を続けており、能力落ちは感じられない。得意の3000m以上戦で復活する可能性は十分にある。
2位⑥ヘデントール(100.3)は1位に指数では引き離されたものの、この先まだまだ成長を見込める4歳馬ゆえに、過度に気にする必要はない。菊花賞2着、ダイヤモンドS1着の成績は名ステイヤーの証で、ここも引き続き勝ち負けの争いを演じてくれるだろう。
このほか指数100未満のなかから、いかにも長丁場が向きそうな戦績の明け4歳馬、5位⑭ビザンチンドリーム(99.0)と6位⑤サンライズアース(98.9)の名前を挙げておく。
京都競馬場改修前(2020年以前)はディープインパクト(その全兄ブラックタイド)、ステイゴールド、ハーツクライの三つ巴状態が続き、これらの系統に属さない馬の連対例は2012年まで遡らなければならなかったほど。ちなみに、種牡馬としてステイゴールドとディープインパクトは4勝を挙げており、これはサンデーサイレンスと並ぶ天皇賞(春)の最多勝タイ記録でもある。
一方、近年はかつて不振にあえいでいたキングカメハメハ系の躍進ぶりが際立ち、2022年タイトルホルダー(父ドゥラメンテ)、2024年テーオーロイヤル(父リオンディーズ)が該当馬として勝利をつかんだ。どちらもキングカメハメハの直仔ではなく、直系孫世代であることに注目しながら、今後も動向を注視していきたい。
サンライズアースは、父レイデオロ×母シャンドランジュ(母の父マンハッタンカフェ)。「キングカメハメハの直系孫世代」かつ「母の父がマンハッタンカフェ」という配合は、22年3着&24年1着のテーオーロイヤルを想起させる組み合わせ。また、16年3着&17年2着&18年2着、と3年連続で馬券に絡む活躍をみせたシュヴァルグランは本馬の従兄にあたるため、母系の血統背景からも天皇賞(春)に所縁ある血筋として評価しやすい。
ヘデントールは、父ルーラーシップ×母コルコバード(母の父ステイゴールド)。上記サンライズアース同様に、近年の勢いが目覚ましいキングカメハメハの直系孫世代に該当する一頭。まだ同産駒は3着内への好走例こそないものの、父の甥にあたるドゥラメンテの産駒には22年1着タイトルホルダーがいるため、いつ勝ち馬が出ても不思議ない魅力がある。一方、本馬は「母の父ステイゴールド」として初出走を果たすことにも気を配りたい。
シュヴァリエローズは、父ディープインパクト×母ヴィアンローズ(母の父Sevres Rose)。父は06年天皇賞(春)の勝ち馬で、種牡馬としても最多タイとなる勝利記録を保持。一方、本馬は母がNijinskyの直系であることも興味深く、「父×母」の配合からは99年スペシャルウィーク、11年ヒルノダムール、19&20年フィエールマンなどの勝ち馬を引き合いに出しやすい。しなやかさと持久力に富む血統構成なので、京都の長丁場は最適な舞台だろう。
日本の競馬史のなかでも屈指の長い歴史と伝統を誇る、権威ある一戦。年に春と秋の2回開催され、2000mで行われる中距離王決定戦の秋に対し、3200mを舞台に争われる春は最強ステイヤー決定戦として認識されている。歴代優勝馬はいずれ劣らぬ名馬ばかりで、このレースを勝ってその年の年度代表馬に輝いた馬は数知れない。グレード制導入後だけを見ても、前年の三冠馬として臨んで鮮やかに勝利を収めた第91回(1985年)のシンボリルドルフ、第133回(2006年)のディープインパクト、このレースの連覇を含め7つのG1タイトルを獲得した第121~123回(2000~2001年)のテイエムオペラオー、第153・155回(2016~2017年)のキタサンブラックをはじめ、メジロマックイーン、ビワハヤヒデ、マヤノトップガン、メイショウサムソン、ゴールドシップなど、G1を複数回制した実績を持つ強豪の名前がズラリと並ぶ。ただし、かつては人気の実力馬が勝つ堅いレースとして有名だったものの、長距離レースを敬遠する世界的な風潮によってもたらされた近年のレベル低下は否めず、第129回(2004年)のイングランディーレは10番人気、第131回(2005年)のスズカマンボは13番人気、第139回(2009年)のマイネルキッツは12番人気、第145回(2012年)のビートブラックは14番人気といった具合に2桁人気の伏兵が番狂わせを演じ、大荒れになる年も増えつつある。