2018年10月7日()パリロンシャン競馬場 芝2400m

最新出走予定馬情報 ~凱旋門賞 2018~

 ★オークス3着のラッキーライラック(栗・松永幹、牝)は、1次登録を済ませた仏GI凱旋門賞への出走を見合わせる。秋はローズS(9月16日、阪神、GII、芝1800メートル)で始動する予定。

ラッキーライラックの競走成績はこちら

クリンチャーなど日本馬5頭、凱旋門賞に登録05月11日(金) 05:01

 JRAは10日、凱旋門賞(10月7日、仏パリロンシャン、GI、芝2400メートル)に登録した日本馬を発表した。登録したのはキセキ(栗・角居、牡4)、クリンチャー(栗・宮本、牡4)、サトノワルキューレ(栗・角居、牝3)、ジャンダルム(栗・池江、牡3)、ラッキーライラック(栗・松永幹、牝3)の5頭。このうち、クリンチャー武豊騎手とのコンビでフォワ賞(9月16日、仏パリロンシャン、GII、芝2400メートル)をステップに挑戦するプランが明らかになっている。

[もっと見る]

凱旋門賞にクリンチャーなど日本馬5頭が登録05月10日(木) 15:16

 JRAは5月10日、凱旋門賞(10月7日、フランス・パリロンシャン競馬場、GI、芝・右2400メートル、1着賞金285万7000ユーロ=約3億7225万円)に登録した日本馬を発表した。登録したのは以下の5頭。

 ◎キセキ(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎) ◎クリンチャー(牡4歳、栗東・宮本博厩舎) ◎サトノワルキューレ(牝3歳、栗東・角居勝彦厩舎) ◎ジャンダルム(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎) ◎ラッキーライラック(牝3歳、栗東・松永幹夫厩舎)

 このうち、クリンチャーは武豊騎手とのコンビでフォワ賞(9月16日、パリロンシャン競馬場、GII、芝・右2400メートル)をステップに挑戦するプランが明らかになっている。

[もっと見る]

【天皇賞・春】クリンチャー3着 秋は凱旋門賞挑戦04月30日(月) 05:06

 第157回天皇賞・春(29日、京都11R、GI、4歳上オープン国際(指)、定量、芝・外3200メートル、1着本賞金1億5000万円 =出走17頭)クリンチャーシュヴァルグランをマークするような形で追い上げたものの3着まで。「(2周目)3~4コーナーでうまく内に潜り込めたが、追い比べで上位2頭に負けてしまった。急にいただいたチャンスに勝って応えたかった」と三浦騎手。73回目の挑戦でも悲願のJRA・GI制覇はかなわず、思わず天を仰ぐシーンもあった。

 「力を出し切ったが悔しい」と語った宮本調教師は、今秋のフランス遠征を明言。フォワ賞から凱旋門賞に挑む予定で、鞍上は武豊騎手に戻る。

★29日京都11R「天皇賞・春」の着順&払戻金はこちら

[もっと見る]

ラッキーライラック、凱旋門賞登録04月21日() 05:00

 昨年の最優秀2歳牝馬で、桜花賞2着のラッキーライラック(栗・松永幹、牝3)が、凱旋門賞(10月7日、パリロンシャン、仏GI、芝2400メートル)の1次登録を行ったことが20日、分かった。馬主のサンデーサラブレッドクラブが、ホームページで発表した。

 同馬は現在、滋賀・ノーザンファームしがらきで調整されており、21日に帰厩予定。次走のオークス(5月20日、東京、GI、芝2400メートル)の結果や、その後の状態を見て判断する。



ラッキーライラックの競走成績はこちら

[もっと見る]

クリンチャー&ジャンダルム、凱旋門賞挑戦も04月18日(水) 05:00

 天皇賞・春に出走予定のクリンチャー(栗・宮本、牡4)と、ダービーで巻き返しを図る皐月賞9着のジャンダルム(栗・池江、牡3)が、凱旋門賞(10月7日、パリロンシャン、仏GI、芝2400メートル)の挑戦を検討していることが17日、分かった。両馬とも株式会社ノースヒルズの前田幸治代表の所有馬で、すでに一次登録を申請した。ジャンダルムは、米GIブリーダーズカップ競走(11月2、3日、チャーチルダウンズ)への参戦も視野に入れている。

クリンチャーの競走成績はこちら★ジャンダルムの競走成績はこちら

[もっと見る]

エルコンドルパサーで凱旋門賞2着 二ノ宮調教師が勇退02月13日(火) 10:05

 JRAは13日、1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタと2度にわたって仏GI凱旋門賞2着を経験するなど、多くの名馬を育ててきた二ノ宮敬宇(よしたか)調教師(65)=美浦=が今月いっぱいで勇退すると発表した。

 二ノ宮師は、牧場勤務を経て、1978年に橋本輝雄厩舎の調教助手として競馬界入り。90年に調教師免許を取得して、厩舎を開業した。98年にエルコンドルパサー共同通信杯を制して重賞初勝利を果たすと、NHKマイルC、ジャパンCも勝ってトップトレーナーの仲間入り。99年には同馬で約半年におよぶフランス遠征を敢行し、仏GIサンクルー大賞優勝、凱旋門賞2着など実績を残して、世界にその名をとどろかせた。

 2005年以降、昨年まで13年連続でJRA重賞勝ち。10年に宝塚記念を制して、凱旋門賞でも2着に奮闘したナカヤマフェスタや、12年のエリザベス女王杯レインボーダリア、14年の最優秀2歳牝馬ショウナンアデラ、16年の皐月賞ディーマジェスティなど、続々と一流馬を育成した。13日現在、JRA通算6946戦676勝。重賞はGI・6勝を含む30勝で、ほかに海外での重賞2勝がある。

 14年から16年にかけては日本調教師会会長を務めるなど活躍してきたが、昨年以降は体調を崩すことがあり、陣頭指揮をとれないことも増えていた。現在は美浦トレセンでの調教に顔を出しているが、定年まで5年を残して「外から競馬を見たい」と勇退を決断。日本調教馬の可能性を広げ、世界との距離を飛躍的に縮める偉大な功績を残した名トレーナーが、惜しまれつつトレセンを去る。

 ◆二ノ宮敬宇調教師 「毎週の競馬開催に追われ、厩舎開業から28年が過ぎてしまいました。これまで調教師会会長や、海外遠征等、十分な成果は得られませんでしたが、貴重な経験をさせていただきました。突然で申し訳ございませんが、65歳になり、外から競馬を見ようと思い、2月末で退職させていただきたいと思います。今まで支援していただいた馬主、協力してくれた牧場関係、支えてくれた従業員、応援していただいたファンの皆様に心より感謝いたします。そして、愛おしい馬達に対し、ありがとうございました」

[もっと見る]

【沢田康文の欧州リポート】エネイブル凱旋門賞連覇へ02月07日(水) 05:01

 昨年の欧州年度代表馬エネイブル(英=J・ゴスデン、牝4、父ナサニエル)について先月23日、ロンドンで行われたロンジンワールドベストレースホース&ワールドベストレースの授賞式で、陣営は今年のローテーションについて言及した。

 同馬の今年の最大目標は凱旋門賞(10月7日、仏ロンシャン、GI、芝2400メートル)の連覇だ。2013、14年のトレヴまで過去6頭が連覇を達成。だが、ロンシャンがスタンド改築工事中で、ここ2年はシャンティイで行われたため、異なる開催地での連覇となれば史上初めてになる。

 その凱旋門賞に向けてのステップは、馬主でサウジアラビアのアブドゥッラー殿下が所有するジュドモントファームがスポンサーを務める8月22日の英インターナショナルS(ヨーク、GI、芝約2050メートル)が最有力候補に挙がっている。

 今季の始動戦は当初、ゴスデン調教師はロンシャン競馬場の新装記念競走として賞金が通常の2倍となるガネー賞(4月29日、GI、芝2100メートル、1着34万2840ユーロ=約4594万円)を選択肢のひとつに挙げていた。

 ところが、後日レーシングマネジャーを務めるテディ・グリムソープ卿は「凱旋門賞に照準を合わせることを考えると、ガネー賞は時期が早いかもしれない」とパリチュルフ紙にコメント。現在のプランでは5月17日のミドルトンS(ヨーク、GII、芝約2050メートル)あたりでの復帰が有力のようだ。欧州の最強牝馬は英ニューマーケットの自厩舎で冬を過ごしており、調整過程はいたって順調だという。 (在仏競馬記者)

[もっと見る]

父の無念は娘が晴らす!ラッキー、凱旋門賞を視野01月30日(火) 05:01

 最優秀2歳牝馬ラッキーライラックは、チューリップ賞から春2冠を見据える。馬主のサンデーレーシング・吉田俊介代表は「成長を感じます。距離が延びても楽しみ」と期待を寄せた。また、春の結果次第では秋に凱旋門賞(10月7日、仏ロンシャン、GI、芝2400メートル)挑戦のプランもある。吉田代表は2012、13年に凱旋門賞2着だった父の名を挙げ「オルフェーヴルの初年度産駒として、父の能力を引き継いだすごい馬」と評価。ノーザンファームの吉田勝己代表も「日本馬は絶対勝てる。3歳牝馬は斤量面で有利だからね」と挑戦に自信を見せていた。



ラッキーライラックの競走成績はこちら

[もっと見る]

過去10年の結果 ~凱旋門賞 2018~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2017/10/01 エネイブル 牝3 イギリス 2:28.69 L.デットーリ J.ゴスデン
2016/10/02 ファウンド 牝4 アイルランド 2:23.6 R.ムーア A.オブライエン
2015/10/04 ゴールデンホーン 牡3 イギリス 02:27.2 L.デットーリ J.ゴスデン
2014/10/05 トレヴ 牝4 フランス 02:26.1 T.ジャルネ C.ヘッド
2013/10/06 トレヴ 牝3 フランス 02:32.0 T.ジャルネ C.ヘッド
2012/10/07 ソレミア 牝4 フランス 02:37.7 O.ペリエ C.ラフォンパリアス
2011/10/02 デインドリーム 牝3 ドイツ 02:24.5 A.シュタルケ P.シールゲン
2010/10/03 ワークフォース 牡3 イギリス 02:35.3 R.ムーア M.スタウト
2009/10/04 シーザスターズ 牡3 アイルランド 02:26.3 M.キネーン J.オックス
2008/10/05 ザルカヴァ 牝3 フランス 02:28.8 C.スミヨン A.ロワイエ=デュプレ

歴史・概要 ~凱旋門賞 2018~

凱旋門賞は、1920年にパリ大賞典に匹敵する大レース創設を目指し、欧州一、世界一を目標として誕生した国際競走。ヨーロッパのみならず世界中のホースマンがダービーステークスやケンタッキーダービーと並び憧れ、凱旋門賞での勝利を目標とする世界最高峰の競走の1つとして名を馳せている。
凱旋門賞は、ヨーロッパでの競馬シーズンの終盤に開催されることから、その年のヨーロッパ各地の活躍馬が一堂に会するヨーロッパチャンピオン決定戦として長い間その地位を保っている。同じような位置づけの競走であるイギリスのキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスはヨーロッパ上半期のチャンピオン決定戦となっているが、凱旋門賞のほうは各国のダービーなどを勝ってきた3歳馬が参加することでより高い価値を有している。
日本でも抜群に知名度や人気の高い競走で日本の馬が海外遠征をする場合も凱旋門賞を目指す場合が多く、日本国内で最上級の活躍をした競走馬が1960年代後半からしばしば参戦している。
なお、欧州以外の国で調教を受けた馬が優勝したことはない(欧州調教師の管理下でのUAE調教馬の優勝例はある)。欧州馬以外の最高着順は日本から出走したエルコンドルパサーナカヤマフェスタオルフェーヴルとニュージーランドから出走したBalmerino(バルメリーノ)の2着である。
過去の優勝馬にはトニービン、ダンシングブレーヴ、ラムタラ、エリシオ、モンジュー、バゴ、ディラントーマス、ザルカヴァ、シーザスターズ、ワークフォース、デインドリーム、ソレミアなどが名を連ねる。
日本馬の挑戦は、スピードシンボリ(1969年着外)、メジロムサシ(1972年18着)、シリウスシンボリ(1986年14着)、エルコンドルパサー(1999年2着)、マンハッタンカフェ(2002年13着)、ディープインパクト(2006年3位入線失格)、メイショウサムソン(2008年10着)、ナカヤマフェスタヴィクトワールピサ(2010年2・7着)、ヒルノダムールナカヤマフェスタ(2011年10・11着)・オルフェーヴルアヴェンティーノ(2012年2・17着)、オルフェーヴルキズナ(2013年2着・4着)、ハープスタージャスタウェイゴールドシップ(2014年6着・8着・14着)、マカヒキ(2016年・14着)という結果となっている。
前哨戦には、仏・ニエル賞、フォワ賞、ヴェルメイユ賞、愛・アイリッシュチャンピオンS、英・キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、独・バーデン大賞などが挙げられる。
レースレコードは2011年のデインドリームが記録した2分24秒49という時計。

挑戦した日本馬 ~凱旋門賞 2018~

スピードシンボリ 着外(11着以下)/1970年
血統
父:ロイヤルチャレンヂャー
母:スイートイン(ライジングライト)
成績
43戦17勝
1億6320万円+5000ドル
主な勝ち鞍
有馬記念GI(69、70年)
天皇賞春GI
宝塚記念GI
日本調教馬として初めて凱旋門賞に挑戦した老雄

 天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念(2回)を優勝した昭和を代表するアイアンホース、スピードシンボリ。1967年・1970年に啓衆社賞年度代表馬および最優秀5歳以上牡馬に選出され、当時の最高齢記録である8歳で有馬記念を制覇した老雄である。3回の海外遠征を含む全43戦を常に一線級で活躍し、「無事是名馬」 を体現したその戦績、雄姿から多くの競馬ファンから愛されている。また、同馬は当時としてはめずらしい長期海外遠征を行い、日本の競走馬として初めてキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスと凱旋門賞に出走したことでも有名である。
 日本馬初挑戦となった凱旋門賞では、前哨戦の結果から先行策では通用しないと踏んだ陣営が同馬にとって初めてとなる後方待機策をとり、直線勝負に賭けたが、24頭立ての着外に敗れた。凱旋門賞後は遠征疲れで疲労困憊となり、引退も囁かれたが、放牧先で立て直されると即座に有馬記念へ出走。疲労を懸念されて6番人気の低評価となったが、これを覆し、見事快勝。8歳馬で初となる8大競走優勝となった。
 ヨーロッパ長期遠征、アメリカの国際招待競走ワシ ントンD.C.インターナショナルへの出走など海外競馬への積極的な参戦が日本競馬に残した功績は非常に大きく、1990年にJRA顕彰馬に選出され、晴れて殿堂入りとなった。

エルコンドルパサー 2着/1999年
血統
父:Kingmambo
母:マンファス(ラストタイクーン)
成績
11戦8勝
3億7607万円+380万フラン
主な勝ち鞍
ジャパンカップGI
NHKマイルカップGI
サンクルー大賞GI
フォワ賞GII
国内外から賞賛を浴びる怪物

 芝・ダート・距離問わず国内外で実績を残し、1998年JRA賞最優秀4歳牡馬、1999年年度代表馬、JRA賞最優秀5歳以上牡馬に輝いた日本競馬史指折りのスーパーホース。本当に強い馬は条件を問わないことを証明したその戦績は実に輝かしく、ダートの新馬戦を7馬身差の圧勝で飾ると5連勝でNHKマイルカップを制覇。同馬にとって初の2400m戦で距離不安が囁かれたジャパンカップも他馬を寄せ付けず、横綱競馬で完勝した(当時初となる4歳(現3歳)による優勝)。レース直後、陣営は国内に敵なしと判断し、長期海外遠征プランを発表。
 海外初戦となったイスパーン賞こそ2着に敗れたが、続くサンクルー大賞では前年度の凱旋門賞馬、サガミックスを下し、日本調教馬による初のヨーロッパのチャンピオンディスタンスのG1制覇を飾った。本番の凱旋門賞では当日の重たい馬場状態を考慮し、果敢に先手を奪う積極策を選択。直線では競馬史に残るモンジューとの激しい叩き合いとなったが、惜しくも2着に敗れた。しかし、モンジューと3.5キロ差の斤量、後続に6馬身の差を付けたことから現地メディアからも「2頭のチャンピオンが存在した」と評価された。
 遠征中、エルコンドルパサーの走法がヨーロッパ特有の重たい馬場に合わせた走法に変化したという話は有名で、その適応力の高さこそ生涯連対を外さなかったエルコンドルパサーの神髄と言えよう。

ディープインパクト 失格(3位入線)/2006年
血統
父:サンデーサイレンス
母:ウインドインハーヘア(Alzao)
成績
14戦12勝
14億5455万円
主な勝ち鞍
牡馬クラシック三冠
天皇賞春GI
宝塚記念GI
ジャパンカップGI
有馬記念GI
日本競馬史に刻んだ「衝撃」

 史上6頭目のクラシック三冠馬(史上2頭目の無敗での三冠馬)で、2005年、2006年JRA賞年度代表馬、2005年JRA賞最優秀3歳牡馬、2006年JRA賞最優秀4歳以上牡馬に輝き、社会現象を巻き起こした近代競馬を代表する名馬、ディープインパクト。
 主戦の武豊騎手が「走るというより飛んでいる」と表現するその独特の走法で無敗のクラシック三冠をはじめ、国内GIを総舐めにすると凱旋門賞へ挑戦した。レース当日は日本馬にとって初となる凱旋門賞制覇を信じて疑わないファンたちがロンシャン競馬場に集結、国内でも緊急特番が組まれ、日本中の注目を集めた。
 レースでは好スタートを切り、道中2~3番手でレースを進めると、残り300メートル地点でいったん先頭に立ったものの突き放すことはできず、残り100 メートル地点でレイルリンクに、さらにゴール直前でプライドにも交わされて3位入線となった。(レース後の検査でディープインパクトの体内から禁止薬物が検出され、失格)。レース後、鞍上の武豊騎手は「直線を向いてからハミを取らなかった。ギアが一段上がらなかった」と語った。日本中が勝利を期待したディープインパクトの敗戦だけにその余波は大きく、斤量、重たい馬場、先行馬総崩れの厳しいレース展開、薬物投与による調整失敗などファンの間で激しい論争が巻き起こった。
 しかし、帰国後はそんな論争を吹き飛ばすようにジャパンカップ、有馬記念を圧勝。特に鞍上の武豊が「過去最高の走り」と語った有馬記念でのパフォーマンス は別次元であり、まさに「衝撃」のラストランであった。

ナカヤマフェスタ 2着/2010年
血統
父:ステイゴールド
母:ディアウィンク(タイトスポット)
成績
15戦5勝
2億9324万円+91万4400ユーロ
主な勝ち鞍
宝塚記念GI
セントライト記念GII
東京スポーツ杯2歳ステークスGIII
記憶に残るワークフォースとの壮絶な叩き合い

 JRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞したステイゴールド代表産駒の1頭。新馬、東京スポーツ杯2歳ステークスと連勝し、クラシック戦線を歩むものの皐月賞8着、日本ダービー4着、菊花賞12着とGIでは今一歩の成績であった。しかし、不良馬場で行われた日本ダービーでは不利があった中で唯一後方から豪脚で追い込み、力のいる馬場への適性を感じさせていた。その後、休養を挟んで出走したメトロポリタンステークスでは別馬のようなレースぶりで圧勝。続く宝塚記念では8番人気の低評価を覆し、ブエナビスタら強豪をまとめて差し切って初GI制覇を飾った。レース後、エルコンドルパサーでヨーロッパ遠征のノウハウを熟知している二ノ宮調教師は、凱旋門賞挑戦を即座に表明した。
 前哨戦のフォワ賞で2着した後、調子を上げて臨んだ凱旋門賞当日、人気は9番人気と伏兵扱いであった。レースでは中団外目を追走し、勝負所の4コーナーでは鞍上の蛯名騎手が立ち上がるほどの不利を受けたものの追い出されると力強い末脚で一旦先頭に。直線半ばでは内から差し込んできたワークフォースと2頭が抜け出す形となり、壮絶な叩き合いとなったが、アタマ差及ばず2着。レース後、鞍上の蛯名騎手は「悔しい。何とかしたかったけれど。でも、これで終わりじゃない。」と悔しさを滲ませた。しかし、凱旋門賞連対はエルコンドルパサー以来、実に11年ぶりの快挙であり、日本のファンに大きな希望を与えた。

オルフェーヴル 2着/2012年・2013年
血統
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート(メジロマックイーン)
成績
21戦12勝
13億4408万円+215万ユーロ
主な勝ち鞍
牡馬クラシック三冠
有馬記念GI(11、13年)
宝塚記念GI
規格外の能力を秘めたスーパーホース

 中央競馬史上7頭目のクラシック三冠馬であり、2011年の年度代表馬、最優秀3歳牡馬、2012・2013年の最優秀4歳以上牡馬を受賞したオルフェーヴル。管理する池江寿調教師が「イレ込みがきつく競走馬になれないかと思った」と語るほどやんちゃな性格で、3歳春まで陣営は勝つことよりも馬に競馬を教えることに専念していたという逸話がある。素質開花した3歳春以後は皐月賞、日本ダービー、菊花賞、有馬記念を含む6連勝で国内最強を証明。しかし、2012年の阪神大賞典では3コーナーで曲がろうとせずに外ラチギリギリの所まで真っ直ぐに走り、他の馬より数百メートル多く走ったが、2着に食い込み、「歴史的逸走」としてその怪物ぶりを再認識させた。
 宝塚記念、フォワ賞と連勝で臨んだ2012年の凱旋門賞では後方で折り合いに専念し、脚をためる競馬。最後の直線でエンジンがかかると1頭次元の違う末脚で一気に先頭に立ち、日本中が勝利を確信したが、抜け出した直後に内ラチに寄れるとゴール前で伏兵ソレミアに差され、日本調教馬初の凱旋門賞制覇はお預けとなった。「先頭に立ったときは勝ったと思った」というスミヨン騎手の言葉通り、圧巻のパフォーマンスであった。
 2度目の挑戦となった2013年は、前哨戦のフォワ賞をムチなしで楽勝。日本中の期待を背に挑んだが、怪物牝馬トレヴに屈し2着となった。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
1969年スピードシンボリ牡6野平祐二野平省三着外※(11着以下)
1972年メジロムサシ牡5野平祐二大久保末吉18着
1986年シリウスシンボリ牡4M.フィリッペロン二本柳俊夫14着
1999年エルコンドルパサー牡4蛯名正義二ノ宮敬宇2着
2002年マンハッタンカフェ牡4蛯名正義小島太13着
2004年タップダンスシチー牡7佐藤哲三佐々木晶三17着
2006年ディープインパクト牡4武豊池江泰郎失格※(3位入線)
2008年メイショウサムソン牡5武豊高橋成忠10着
2010年ナカヤマフェスタ牡4蛯名正義二ノ宮敬宇2着
ヴィクトワールピサ牡3武豊角居勝彦7着※(8位入線)
2011年ヒルノダムール牡4藤田伸二昆貢10着
ナカヤマフェスタ牡5蛯名正義二ノ宮敬宇11着
2012年オルフェーヴル牡4C.スミヨン池江泰寿2着
アヴェンティーノ牡8A.クラストゥス池江泰寿17着
2013年オルフェーヴル牡5C.スミヨン池江泰寿2着
キズナ牡3武豊佐々木晶4着
2014年ハープスター牝3川田将雅松田博資6着
ジャスタウェイ牡5福永祐一須貝尚介8着
ゴールドシップ牡5横山典弘須貝尚介14着
2016年マカヒキ牡3C.ルメール友道康夫14着
2017年サトノダイヤモンド牡4C.ルメール池江泰寿15着
サトノノブレス牡7川田将雅池江泰寿16着