2022年10月2日()パリロンシャン競馬場 芝2400m

最新出走予定馬情報 ~凱旋門賞 2022~

JRAは12日、10月2日(日曜)フランスのパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1)に以下の7頭の日本馬の登録があったと発表した。

凱旋門賞(G1)(The Qatar Prix de l’ Arc de Triomphe)
10月2日(日曜) フランス パリロンシャン競馬場 2,400メートル(芝・右) 3歳以上 牡・牝(せん馬を除く)

馬名 性齢 調教師 所属
シャフリヤール 牡4 藤原英昭 栗東
ステイフーリッシュ 牡7 矢作芳人 栗東
タイトルホルダー 牡4 栗田徹 美浦
ディープボンド 牡5 大久保龍志 栗東
ドウデュース 牡3 友道康夫 栗東
パンサラッサ 牡5 矢作芳人 栗東
ユニコーンライオン 牡6 矢作芳人 栗東


(JRA発表)

凱旋門賞にタイトルホルダーなど日本馬7頭が登録05月11日(水) 20:04

世界の頂点を決める凱旋門賞(10月2日、パリロンシャン、GⅠ、芝2400メートル)の登録が11日、締め切らた。日本からはパンサラッサ(栗東・矢作芳人厩舎、牡5歳)、ディープボンド(栗東・大久保龍志厩舎、牡5歳)、ステイフーリッシュ(栗東・矢作芳人厩舎、牡7歳)、ユニコーンライオン(栗東・矢作芳人厩舎、牡6歳)、シャフリヤール(栗東・藤原英昭厩舎、牡4歳)、タイトルホルダー(美浦・栗田徹厩舎、牡4歳)、ドウデュース(栗東・友道康夫厩舎、牡3歳)の7頭がエントリーした。

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矢作厩舎3頭が凱旋門賞登録 矢作師「あくまで選択肢の一つ」04月19日(火) 14:30

矢作芳人調教師(61)が、管理馬3頭を凱旋門賞(10月2日、パリロンシャン、GⅠ、芝2400メートル)に登録することを19日、明らかにした。

ドバイターフ勝ちのパンサラッサ(牡5)、ドバイゴールドC勝ちのステイフーリッシュ(牡7)、昨年の宝塚記念2着のあと休養しているユニコーンライオン(牡6)で、矢作調教師は「あくまで選択肢の一つです」と説明した。

パンサラッサステイフーリッシュは、ドバイからの帰国初戦に宝塚記念(6月26日、阪神、GⅠ、芝2200メートル)を視野に入れており、「パンサラッサ宝塚記念を使ってから考えたい。ステイはそれなりの疲れはあったけど、宝塚記念まではまだ時間がありますから」とトレーナー。ユニコーンライオンについては、「夏頃の復帰を考えています。血統的にはヨーロッパの馬場は合っていると思いますからね」と語った。

出走すれば矢作厩舎は、初の凱旋門賞挑戦になる。

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シャフリヤールが凱旋門賞に登録へ04月15日(金) 10:55

昨年の日本ダービー馬で、ドバイシーマクラシックを快勝したシャフリヤール(栗東・藤原英昭厩舎、牡4歳)が、仏GⅠ凱旋門賞(10月2日、パリロンシャン、芝2400メートル)に登録することがわかった。馬主のサンデーサラブレッドクラブが15日に発表した。同クラブはホームページで「当レースが秋の選択肢のひとつになり得る」と説明している。前走後の優勝会見で藤原英調教師も今後のターゲットとして凱旋門賞を候補に挙げており、今後の動向に注目が集まる。

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タイトルホルダーが凱旋門賞に登録04月15日(金) 08:43

昨年の菊花賞馬で天皇賞・春(5月1日、阪神、GⅠ、芝3200メートル)出走予定のタイトルホルダー(美浦・栗田徹厩舎、牡4歳)が今秋の凱旋門賞(10月2日、パリロンシャン、GⅠ、芝2400メートル)へ登録を行うことがわかった。「春、夏の国内の競馬次第になりますが、母系の血統からもヨーロッパ競馬への可能性はあると思うので」と栗田調教師。

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海外重賞連勝中ステイフーリッシュが凱旋門賞に登録へ 次走は宝塚記念を予定04月14日(木) 12:33

サウジアラビアでGⅢレッドシーターフハンデ、ドバイでGⅡドバイゴールドCと海外重賞連勝を飾ったステイフーリッシュ(栗・矢作、牡7)が、凱旋門賞(10月2日、パリロンシャン、GⅠ、芝2400メートル)に登録することが14日、分かった。所有する社台レースホースがホームページで発表した。

同馬は帰国後の輸入検疫を終え、宮城県の山元トレセンで着地検査を行っている。近日中に調教を再開し、宝塚記念(6月26日、阪神、GⅠ、芝2200メートル)での復帰を視野に入れている。

現状では海外遠征を予定している選択肢の1つながら、海外の地でひと皮もふた皮もむけたステイゴールド産駒が日本競馬の悲願を達成するかもしれない。

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ドウデュース 凱旋門賞登録へ04月13日(水) 00:00

昨年の最優秀2歳牡馬で、皐月賞に登録しているドウデュース(栗・友道、牡3)が、凱旋門賞(10月2日、パリロンシャン、仏GⅠ、芝2400メートル)に登録することが12日、わかった。友道調教師は「登録をしようと思っています。行くからには結果を出さないといけないし、ここ(皐月賞)で恥じない成績を残して行きたいですね」と話した。参戦すれば、友道厩舎は2016年の日本ダービーマカヒキ(14着)以来2度目になる。

この日は栗東CWコースで調整。軽快なフットワークで最終追い切りに備えた。指揮官は「先週もしっかり追い切りをやれているし、順調にきています。体つきも良くなっています。胴も伸びて変わってきましたね」とうなずいた。

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【沢田康文の欧州競馬リポート】ハリケーンレーン現役続行 目標は凱旋門賞04月07日(木) 04:57

昨年の愛ダービー、パリ大賞、英セントレジャーのGⅠ3勝を挙げたハリケーンレーン(英、牡4)は今年も競走生活を続ける。「順調に冬を過ごし、凱旋門賞(10月2日、仏パリロンシャン、GⅠ、芝2400メートル)を今年の最大目標にしています」と先頃、C・アップルビー調教師が英メディアに語った。

始動戦は6月中旬に行われる英ロイヤルアスコット開催のGⅡハードウィックS(芝2390メートル)で、その後は仏GⅠサンクルー大賞(7月3日、サンクルー、芝2400メートル)の予定。秋はステップレースを走り、昨年3着の凱旋門賞を目指すプランとなっている。

同厩で英ダービー、キングジョージⅥ&クイーンエリザベスSを制したアダイヤー(牡4)も現役続行となるもようだ。

他の主な欧州馬では、ドイツ調教馬として史上3頭目の凱旋門賞制覇を果たしたトルカータータッソ(牡5)も現役続行の予定。アイルランドの女傑タルナワ(牝6)はブリーダーズCターフ11着を最後に引退し、繁殖生活に入った。

昨年のサンクルー大賞優勝馬でBCターフ2着のブルーム(愛、牡6)は現役続行。骨折は順調に回復しており、「早ければロイヤルアスコットの頃に復帰させたい」とA・オブライエン調教師が近況を伝えている。

(在仏競馬記者)

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17、18年凱旋門賞連覇のエネイブルが初子を出産02月14日(月) 04:49

 2017、18年の凱旋門賞を連覇した英国の名牝エネイブル(8歳)が11日、初子を出産した。繋養する英国のジュドモントファームのホームページが発表した。父はキングマンの牡馬で、順調にいけば24年にもデビューする。エネイブルは“キングジョージ”で史上初の3勝を挙げるなど、GI11勝をマーク。同じく史上初の3勝目が懸かっていた20年凱旋門賞で6着に敗れ引退した。通算成績は19戦15勝。

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過去10年の結果 ~凱旋門賞 2022~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2021/10/03 トルカータータッソ 牡4 ドイツ 02:37.62 R.ピーヒュレク M.ヴァイス
2020/10/04 ソットサス 牡4 フランス 02:39.30 C.デムーロ JC.ルジェ
2019/10/06 ヴァルトガイスト 牡5 フランス 02:31.97 P.ブドー A.ファーブル
2018/10/07 エネイブル 牝4 イギリス 02:29.24 L.デットーリ J.ゴスデン
2017/10/01 エネイブル 牝3 イギリス 02:28.69 L.デットーリ J.ゴスデン
2016/10/02 ファウンド 牝4 アイルランド 02:23.6 R.ムーア A.オブライエン
2015/10/04 ゴールデンホーン 牡3 イギリス 02:27.2 L.デットーリ J.ゴスデン
2014/10/05 トレヴ 牝4 フランス 02:26.1 T.ジャルネ C.ヘッド
2013/10/06 トレヴ 牝3 フランス 02:32.0 T.ジャルネ C.ヘッド
2012/10/07 ソレミア 牝4 フランス 02:37.7 O.ペリエ C.ラフォンパリアス

歴史・概要 ~凱旋門賞 2022~

凱旋門賞は、1920年にパリ大賞典に匹敵する大レース創設を目指し、欧州一、世界一を目標として誕生した国際競走。ヨーロッパのみならず世界中のホースマンがダービーステークスやケンタッキーダービーと並び憧れ、凱旋門賞での勝利を目標とする世界最高峰の競走の1つとして名を馳せている。
凱旋門賞は、ヨーロッパでの競馬シーズンの終盤に開催されることから、その年のヨーロッパ各地の活躍馬が一堂に会するヨーロッパチャンピオン決定戦として長い間その地位を保っている。同じような位置づけの競走であるイギリスのキングジョージ6世&クイーンエリザベスSはヨーロッパ上半期のチャンピオン決定戦となっているが、凱旋門賞のほうは各国のダービーなどを勝ってきた3歳馬が参加することでより高い価値を有している。

日本でも抜群に知名度や人気の高い競走で日本の馬が海外遠征をする場合も凱旋門賞を目指す場合が多く、日本国内で最上級の活躍をした競走馬が1960年代後半からしばしば参戦している。
なお、欧州以外の国で調教を受けた馬が優勝したことはない(欧州調教師の管理下でのUAE調教馬の優勝例はある)。欧州馬以外の最高着順は日本から出走したエルコンドルパサーナカヤマフェスタオルフェーヴルとニュージーランドから出走したBalmerino(バルメリーノ)の2着である。

前哨戦には、仏・ニエル賞、フォワ賞、ヴェルメイユ賞、アイリッシュチャンピオンSキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、独・バーデン大賞などが挙げられる。
パリロンシャン競馬場での凱旋門賞のレースレコードは、2011年にドイツのデインドリームが記録した2分24秒49。

過去の優勝馬にはトニービン、ダンシングブレーヴ、ラムタラ、エリシオ、モンジュー、バゴ、ディラントーマス、ザルカヴァ、シーザスターズ、ワークフォース、デインドリーム、ソレミアなどが名を連ねる。

挑戦した日本馬 ~凱旋門賞 2022~

スピードシンボリ 着外(11着以下)/1970年
血統
父:ロイヤルチャレンヂャー
母:スイートイン(ライジングライト)
成績
43戦17勝
1億6320万円+5000ドル
主な勝ち鞍
有馬記念GI(69、70年)
天皇賞春GI
宝塚記念GI
日本調教馬として初めて凱旋門賞に挑戦した老雄

 天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念(2回)を優勝した昭和を代表するアイアンホース、スピードシンボリ。1967年・1970年に啓衆社賞年度代表馬および最優秀5歳以上牡馬に選出され、当時の最高齢記録である8歳で有馬記念を制覇した老雄である。3回の海外遠征を含む全43戦を常に一線級で活躍し、「無事是名馬」 を体現したその戦績、雄姿から多くの競馬ファンから愛されている。また、同馬は当時としてはめずらしい長期海外遠征を行い、日本の競走馬として初めてキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスと凱旋門賞に出走したことでも有名である。
 日本馬初挑戦となった凱旋門賞では、前哨戦の結果から先行策では通用しないと踏んだ陣営が同馬にとって初めてとなる後方待機策をとり、直線勝負に賭けたが、24頭立ての着外に敗れた。凱旋門賞後は遠征疲れで疲労困憊となり、引退も囁かれたが、放牧先で立て直されると即座に有馬記念へ出走。疲労を懸念されて6番人気の低評価となったが、これを覆し、見事快勝。8歳馬で初となる8大競走優勝となった。
 ヨーロッパ長期遠征、アメリカの国際招待競走ワシ ントンD.C.インターナショナルへの出走など海外競馬への積極的な参戦が日本競馬に残した功績は非常に大きく、1990年にJRA顕彰馬に選出され、晴れて殿堂入りとなった。

エルコンドルパサー 2着/1999年
血統
父:Kingmambo
母:マンファス(ラストタイクーン)
成績
11戦8勝
3億7607万円+380万フラン
主な勝ち鞍
ジャパンカップGI
NHKマイルカップGI
サンクルー大賞GI
フォワ賞GII
国内外から賞賛を浴びる怪物

 芝・ダート・距離問わず国内外で実績を残し、1998年JRA賞最優秀4歳牡馬、1999年年度代表馬、JRA賞最優秀5歳以上牡馬に輝いた日本競馬史指折りのスーパーホース。本当に強い馬は条件を問わないことを証明したその戦績は実に輝かしく、ダートの新馬戦を7馬身差の圧勝で飾ると5連勝でNHKマイルカップを制覇。同馬にとって初の2400m戦で距離不安が囁かれたジャパンカップも他馬を寄せ付けず、横綱競馬で完勝した(当時初となる4歳(現3歳)による優勝)。レース直後、陣営は国内に敵なしと判断し、長期海外遠征プランを発表。
 海外初戦となったイスパーン賞こそ2着に敗れたが、続くサンクルー大賞では前年度の凱旋門賞馬、サガミックスを下し、日本調教馬による初のヨーロッパのチャンピオンディスタンスのG1制覇を飾った。本番の凱旋門賞では当日の重たい馬場状態を考慮し、果敢に先手を奪う積極策を選択。直線では競馬史に残るモンジューとの激しい叩き合いとなったが、惜しくも2着に敗れた。しかし、モンジューと3.5キロ差の斤量、後続に6馬身の差を付けたことから現地メディアからも「2頭のチャンピオンが存在した」と評価された。
 遠征中、エルコンドルパサーの走法がヨーロッパ特有の重たい馬場に合わせた走法に変化したという話は有名で、その適応力の高さこそ生涯連対を外さなかったエルコンドルパサーの神髄と言えよう。

ディープインパクト 失格(3位入線)/2006年
血統
父:サンデーサイレンス
母:ウインドインハーヘア(Alzao)
成績
14戦12勝
14億5455万円
主な勝ち鞍
牡馬クラシック三冠
天皇賞春GI
宝塚記念GI
ジャパンカップGI
有馬記念GI
日本競馬史に刻んだ「衝撃」

 史上6頭目のクラシック三冠馬(史上2頭目の無敗での三冠馬)で、2005年、2006年JRA賞年度代表馬、2005年JRA賞最優秀3歳牡馬、2006年JRA賞最優秀4歳以上牡馬に輝き、社会現象を巻き起こした近代競馬を代表する名馬、ディープインパクト。
 主戦の武豊騎手が「走るというより飛んでいる」と表現するその独特の走法で無敗のクラシック三冠をはじめ、国内GIを総舐めにすると凱旋門賞へ挑戦した。レース当日は日本馬にとって初となる凱旋門賞制覇を信じて疑わないファンたちがロンシャン競馬場に集結、国内でも緊急特番が組まれ、日本中の注目を集めた。
 レースでは好スタートを切り、道中2~3番手でレースを進めると、残り300メートル地点でいったん先頭に立ったものの突き放すことはできず、残り100 メートル地点でレイルリンクに、さらにゴール直前でプライドにも交わされて3位入線となった。(レース後の検査でディープインパクトの体内から禁止薬物が検出され、失格)。レース後、鞍上の武豊騎手は「直線を向いてからハミを取らなかった。ギアが一段上がらなかった」と語った。日本中が勝利を期待したディープインパクトの敗戦だけにその余波は大きく、斤量、重たい馬場、先行馬総崩れの厳しいレース展開、薬物投与による調整失敗などファンの間で激しい論争が巻き起こった。
 しかし、帰国後はそんな論争を吹き飛ばすようにジャパンカップ、有馬記念を圧勝。特に鞍上の武豊が「過去最高の走り」と語った有馬記念でのパフォーマンス は別次元であり、まさに「衝撃」のラストランであった。

ナカヤマフェスタ 2着/2010年
血統
父:ステイゴールド
母:ディアウィンク(タイトスポット)
成績
15戦5勝
2億9324万円+91万4400ユーロ
主な勝ち鞍
宝塚記念GI
セントライト記念GII
東京スポーツ杯2歳ステークスGIII
記憶に残るワークフォースとの壮絶な叩き合い

 JRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞したステイゴールド代表産駒の1頭。新馬、東京スポーツ杯2歳ステークスと連勝し、クラシック戦線を歩むものの皐月賞8着、日本ダービー4着、菊花賞12着とGIでは今一歩の成績であった。しかし、不良馬場で行われた日本ダービーでは不利があった中で唯一後方から豪脚で追い込み、力のいる馬場への適性を感じさせていた。その後、休養を挟んで出走したメトロポリタンステークスでは別馬のようなレースぶりで圧勝。続く宝塚記念では8番人気の低評価を覆し、ブエナビスタら強豪をまとめて差し切って初GI制覇を飾った。レース後、エルコンドルパサーでヨーロッパ遠征のノウハウを熟知している二ノ宮調教師は、凱旋門賞挑戦を即座に表明した。
 前哨戦のフォワ賞で2着した後、調子を上げて臨んだ凱旋門賞当日、人気は9番人気と伏兵扱いであった。レースでは中団外目を追走し、勝負所の4コーナーでは鞍上の蛯名騎手が立ち上がるほどの不利を受けたものの追い出されると力強い末脚で一旦先頭に。直線半ばでは内から差し込んできたワークフォースと2頭が抜け出す形となり、壮絶な叩き合いとなったが、アタマ差及ばず2着。レース後、鞍上の蛯名騎手は「悔しい。何とかしたかったけれど。でも、これで終わりじゃない。」と悔しさを滲ませた。しかし、凱旋門賞連対はエルコンドルパサー以来、実に11年ぶりの快挙であり、日本のファンに大きな希望を与えた。

オルフェーヴル 2着/2012年・2013年
血統
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート(メジロマックイーン)
成績
21戦12勝
13億4408万円+215万ユーロ
主な勝ち鞍
牡馬クラシック三冠
有馬記念GI(11、13年)
宝塚記念GI
規格外の能力を秘めたスーパーホース

 中央競馬史上7頭目のクラシック三冠馬であり、2011年の年度代表馬、最優秀3歳牡馬、2012・2013年の最優秀4歳以上牡馬を受賞したオルフェーヴル。管理する池江寿調教師が「イレ込みがきつく競走馬になれないかと思った」と語るほどやんちゃな性格で、3歳春まで陣営は勝つことよりも馬に競馬を教えることに専念していたという逸話がある。素質開花した3歳春以後は皐月賞、日本ダービー、菊花賞、有馬記念を含む6連勝で国内最強を証明。しかし、2012年の阪神大賞典では3コーナーで曲がろうとせずに外ラチギリギリの所まで真っ直ぐに走り、他の馬より数百メートル多く走ったが、2着に食い込み、「歴史的逸走」としてその怪物ぶりを再認識させた。
 宝塚記念、フォワ賞と連勝で臨んだ2012年の凱旋門賞では後方で折り合いに専念し、脚をためる競馬。最後の直線でエンジンがかかると1頭次元の違う末脚で一気に先頭に立ち、日本中が勝利を確信したが、抜け出した直後に内ラチに寄れるとゴール前で伏兵ソレミアに差され、日本調教馬初の凱旋門賞制覇はお預けとなった。「先頭に立ったときは勝ったと思った」というスミヨン騎手の言葉通り、圧巻のパフォーマンスであった。
 2度目の挑戦となった2013年は、前哨戦のフォワ賞をムチなしで楽勝。日本中の期待を背に挑んだが、怪物牝馬トレヴに屈し2着となった。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
1969年スピードシンボリ牡6野平祐二野平省三着外※(11着以下)
1972年メジロムサシ牡5野平祐二大久保末吉18着
1986年シリウスシンボリ牡4M.フィリッペロン二本柳俊夫14着
1999年エルコンドルパサー牡4蛯名正義二ノ宮敬宇2着
2002年マンハッタンカフェ牡4蛯名正義小島太13着
2004年タップダンスシチー牡7佐藤哲三佐々木晶三17着
2006年ディープインパクト牡4武豊池江泰郎失格※(3位入線)
2008年メイショウサムソン牡5武豊高橋成忠10着
2010年ナカヤマフェスタ牡4蛯名正義二ノ宮敬宇2着
ヴィクトワールピサ牡3武豊角居勝彦7着※(8位入線)
2011年ヒルノダムール牡4藤田伸二昆貢10着
ナカヤマフェスタ牡5蛯名正義二ノ宮敬宇11着
2012年オルフェーヴル牡4C.スミヨン池江泰寿2着
アヴェンティーノ牡8A.クラストゥス池江泰寿17着
2013年オルフェーヴル牡5C.スミヨン池江泰寿2着
キズナ牡3武豊佐々木晶4着
2014年ハープスター牝3川田将雅松田博資6着
ジャスタウェイ牡5福永祐一須貝尚介8着
ゴールドシップ牡5横山典弘須貝尚介14着
2016年マカヒキ牡3C.ルメール友道康夫14着
2017年サトノダイヤモンド牡4C.ルメール池江泰寿15着
サトノノブレス牡7川田将雅池江泰寿16着
2018年クリンチャー牡4武豊宮本博17着
2019年キセキ牡5C.スミヨン角居勝彦7着
ブラストワンピース牡4川田将雅大竹正博11着
フィエールマン牡4C.ルメール手塚貴久12着
2020年ディアドラ牝6J.スペンサー橋田満8着
2021年クロノジェネシス牝5O.マーフィー斉藤崇史7着
ディープボンド牡4M.バルザローナ大久保龍志14着