2022年10月2日()パリロンシャン競馬場 芝2400m

最新出走予定馬情報 ~凱旋門賞 2022~

【シャンティイ(フランス)28日=山口大輝】凱旋門賞に挑むタイトルホルダー(美浦・栗田徹厩舎、牡4歳)が、コワイラフォレ調教場の芝コースで3頭併せを行った。連日の雨の影響を受けた重たい馬場をしっかりとした脚取りで駆け抜けた。レース当日も道悪必至で、欧州特有のタフな馬場に対応できた意味は大きい。またこの日、出馬登録馬が確定。29日に出走馬と枠順が決まる。



前日までの雨から一転、コワイラフォレ調教場の芝コースには晴れ間がのぞいた。それでも水分をたっぷり含んだ馬場で、タイトルホルダーが力強い走りを見せた。手綱を取った横山和騎手が胸を張った。

「僕とタイトルホルダーのリズム、メンタル面も見ながらの追い切りでした。いろいろと競馬に向けていいイメージが取れる状況になったので、良かったと思います」

約6ハロンから先行する2頭を見ながらスタート。前半はゆったりと入り、ラスト800メートル付近まで我慢をさせた。直線に入ったあたりで並びかけ、最後は1頭と併入、1頭に先着した。鞍上は「走る馬場も競馬場も違うので」と前置きしながらも「きょう(28日)の馬場に関しては、そんなに気にするところはないんじゃないかなと思います」と、タフな馬場への適性に自信をのぞかせた。

これまで日本調教馬の多くが、国内に比べて力を要する欧州特有の馬場に苦しんできた。パリロンシャン競馬場周辺は週末にかけて雨予報が出ていて、当日は稍重馬場の見込み。道悪は避けられない。タイトルは欧州の名種牡馬の血を引く血統面、菊花賞天皇賞・春制覇で証明した豊富なスタミナ、ピッチ走法などから舞台克服は可能とみての参戦。本番に向けた最終デモで、その手応えを得られたのは好材料だ。

宝塚記念でのコースレコードVから約3カ月。前哨戦を挟まずに直行するローテーションで臨む。栗田調教師は「短期間で2回使うのは良くないと思います。久々でも走り切ってくれる子なので、ベースさえ作れれば休み明けも問題ないです」と問題なしを強調。さらに「日本と調教場も違うので比較は難しいですが、1週ごとに落ち着いてきて、競馬に向けていい調子できていると思います」と力を込めた。

横山和騎手は「凱旋門賞で一緒に走る全ての馬が素晴らしい。僕はタイトルホルダーのことだけを見るつもりです。一緒に走るレースはいつも楽しみにしているので、今回も楽しみにしています」と結んだ。

日本から参戦する4頭の中で最多のGⅠ3勝を挙げる大将格。初の海外の舞台でも人馬ともに迷いはない。己のスタイルを貫き、世界を相手に新たなタイトルをつかみ取る。



【栗田師トーク】

--距離を延ばしながら力をつけてきた

「今年になっていい競馬を見せてくれています。精神面も馬体面も体力面も成長してくれて、持続力という長所もつかめて、スタイルを確立できたのは大きいと思います」

--チャレンジを決めたのはいつ頃

菊花賞を勝ったときに、いつかは行きたいと思っていましたが、まだ夢のような感じでした。(春の)天皇賞を勝った後に現実味を帯びてきました。オーナーから『種牡馬価値も考えて2200メートルの宝塚記念を勝たせてあげたい』という話があって、宝塚記念を勝ったあとに決まった感じです」

--凱旋門賞制覇は日本競馬界の夢

「昔から日本の名だたる名馬が挑戦して勝てないレース、というのを見て感じていたので、こういう舞台に管理馬を出走させることができるというのは夢のようです。馬の状態をしっかり見極めて、凱旋門賞に持って行きたいと思っています」



英ブックメーカー・ウィリアムヒル社によるタイトルホルダーの単勝オッズ(日本時間28日午後7時現在)は10倍。日本調教馬最上位で4番人気タイだ。追い切り後にオンラインで行われた栗田調教師、横山和騎手の共同記者会見では、海外メディアから多くの質問が飛んだ。1番人気は愛チャンピオンSを制したルクセンブルクの5倍。他の日本勢はドウデュースは41倍、ディープボンドステイフーリッシュは81倍となっている。

【凱旋門賞 カメラ菅原和彦のフランス撮って出し】矢作調教師はゴルフカートでスイスイ移動09月29日(木) 04:59

今日の1枚は、追い切り後に共同会見場へ向かおうとしたときの写真。ゴルフのカートに足を組みながら乗っているのが矢作調教師、この写真では見えませんが矢作調教師と背中合わせで大久保調教師が乗っています。奥に見える森の右の方に追い切りを終えたステイフーリッシュディープボンドの2頭が引き揚げてくるので、そこへ向かっているところです。歩くとおよそ15分か20分。カートで移動するのは考えたもんだなぁと思いました。前日の雨で芝生はグチャグチャ。靴が使い物にならなくなってしまったので明日以降に備えてこのあと靴を買ってきます。

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【凱旋門賞】注目馬チェック③アルピニスタ09月29日(木) 04:58

英国産、英=M・プレスコット、牝5、芦毛、父フランケル、14戦9勝(うちGⅠ5勝)

2歳時7月のデビュー戦を勝ったが、本格化したのは4歳の昨夏で、ベルリン大賞、オイロパ賞、バイエルン大賞といずれもドイツのGⅠを3連勝。今年は初戦となった7月のサンクルー大賞を快勝し、続く前走のヨークシャーオークスも順当に勝利を飾った。

地味なGⅠが多いが、ベルリン大賞では後の凱旋門賞馬トルカータータッソを2着に退けている。GⅠ5勝は全て12ハロンと距離適性はメンバー随一。しかも速い決着にも対応し、一方で道悪も苦にしないのが頼もしい。

8カ月と長い休養から復帰して3戦目と臨戦過程も絶好。5歳以上の牝馬のVは1937年コリーダ(5歳)のみだが、史上2頭目となる可能性は十分ありそうだ。

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【沢田康文の欧州競馬リポート】混戦模様の凱旋門賞、避けられない道悪開催09月29日(木) 04:57

4頭の日本馬が出走する凱旋門賞がいよいよ3日後に迫った。10戦全勝のバーイードが回避したことなどによって今年は混戦模様で、多くの馬にチャンスがありそうだ。

26日にフランスギャロから馬場についての説明があった。11日の前哨戦以降、パリの天候は安定して晴れていたが、先週の土曜から雨が降る日が続いており、道悪での開催は避けられない状況。それでもソットサスが2分39秒30(不良)で勝った一昨年、トルカータータッソが2分37秒62(重)で優勝した昨年ほどひどい状態にはならないもようだ。

2週前には馬場の排水作業も実施された。前哨戦の日は仮柵が内から8メートルの位置に設置。今週末はカドラン賞など土曜の競馬を内から17メートルの位置に仮柵を設けて施行し、日曜には例年通り仮柵なしで行われる予定。仮柵なしの競馬が開催されるのは7月14日以来で、凱旋門賞のために内側の芝が保護されてきた。

また、今年もオープンストレッチが残り400メートル付近から5メートルの幅で設けられる。最終的な芝刈り作業は金曜に行われる予定で芝丈は10センチということ。日本競馬界の夢がかなうことを信じ、週末を楽しみに待ちたい。(在仏競馬記者)

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【凱旋門賞】ステイフーリッシュは道悪でも切れある動き09月28日(水) 23:41

ステイフーリッシュはエーグル芝コースで、ルメール騎手を背に約6ハロンの併せ馬でしまいを伸ばした。鞍上は「後ろから追いかける形で、徐々にペースアップしました。稍重の芝でしたが、動きも良く、切れもあって、さすがステイフーリッシュという動きでした」と好感触を伝えた。8月15日にフランスに入って調整を重ね、前走のドーヴィル大賞で2着。矢作調教師は「きょうくらいの馬場を苦にしている感じはなかったので、このくらいでレース当日を迎えられればと思います」と語った。

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【凱旋門賞】ディープボンドはしっかり負荷をかける09月28日(水) 23:36

ディープボンドはエーグル調教場の芝コースで、フォレ賞に出走予定のエントシャイデン(栗・矢作、牡7)と併せ馬。連日の雨で湿った馬場でしっかりと負荷をかけた=写真左。手綱を取った川田騎手は「日本でいえば、6ハロン86秒0ぐらいかな、と思います。ただ、もっと強い負荷はかかっている感触はありました。見た目よりは動かしながら、いい内容だったと思います」とうなずいた。昨年はフォワ賞を快勝も凱旋門賞では14着。今回は直行で臨む。大久保調教師は「最後まで食らいついていい動きでした。去年以上の成績を出せるよう頑張ります」と力を込めた。

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【凱旋門賞】ドウデュースは上昇ムード 武豊騎手「勝っても不思議ではない」09月28日(水) 23:34

【シャンティイ(フランス)28日=山口大輝】凱旋門賞に出走する日本馬の追い切りが行われた。日本ダービードウデュースはエーグル調教場の芝コースを単走で軽快なフットワークを披露。大一番に向けて、抜かりない仕上がりをみせている。



日本ダービー馬が逆襲に燃えている。エーグル調教場の芝コースを楽な手応えで走り抜けたドウデュース。見守った友道調教師がニエル賞4着からの上積みを強調した。

「体もできているので単走でやりました。(日本と)馬場も違うので、比較はできませんが、こちらでもいろいろなコースで工夫をしながら乗ってきて、シャンティイの調教場では最高に仕上がったと思います」

戦前から仕上がり途上と陣営も示唆していた前走。敗戦を糧に、上昇カーブを描いている。21日の1週前追い切りでは、リオンの坂路でマイラプソディと併せて負荷をかけており、この日は、単走でサラッと。9ハロンほどを駆け、直線に入るラスト2ハロンは馬なりのままスピードアップ。右手前を好むタイプで前走も勝負どころで左手前に替えられなかったが、課題クリアへ指揮官は「コーナーを右手前で回ってきて、直線は左手前で走れていて、スムーズに手前を替えられていました」と胸を張った。

日本のときと同様、最終追い切りには騎乗しなかった武豊騎手。だが、その目に映ったのは着実に良化する相棒の姿だった。「見ていて、いい走りに感じましたし、前走よりももっと走れると思います」と、頼もしげに話した。これが自身10度目の凱旋門賞挑戦。2006年のディープインパクト(3位入線→失格)など数々の名馬とともに挑んできた。その中でも、「過去に乗ったいい馬と遜色ないというか高い能力を持った馬なので楽しみしています。勝っても不思議ではない馬だと思っています」と、海外メディアに対しても高らかに〝V宣言〟だ。

春のクラシックでは皐月賞3着から日本ダービー制覇につなげた。狙うのはその再現-。反撃、そして世界の頂点へと上り詰める態勢は整っている。

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【凱旋門賞】日本競馬の悲願へ挑むは4頭! 世界最高峰のレースの注目点09月28日(水) 11:37

★今年は歴代最多の4頭が出走予定 日本馬初の凱旋門賞制覇なるか

10月2日、フランス・パリロンシャン競馬場では第101回凱旋門賞(GI、芝2400メートル)が実施される。今年の凱旋門賞には日本から歴代最多の4頭が参戦を表明しており、GI3勝馬タイトルホルダー(牡4歳、美浦・栗田徹厩舎)、今年の日本ダービードウデュース(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)、海外で重賞を制した実績があるステイフーリッシュ(牡7歳、栗東・矢作芳人厩舎)、ディープボンド(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)が出走する予定だが、日本馬初の同レース制覇を遂げることができるか。

★GI3勝馬タイトルホルダーは海外初出走 ディープボンドは2年連続の参戦

凱旋門賞には、日本馬初出走となった1969年スピードシンボリ(着外)以降、延べ29頭の日本馬が挑戦してきたが、1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタ、2012、13年のオルフェーヴルによる2着が最高成績となっている。今年は4頭の日本馬が参戦を予定しているが、悲願の初勝利を挙げることができるだろうか。今回が海外レース初出走となるタイトルホルダーは、昨年の菊花賞でGI初制覇を遂げ、今年に入り日経賞天皇賞・春宝塚記念と3連勝中だ。

また、宝塚記念で4着だったディープボンドは2年連続の凱旋門賞参戦となる。同馬は昨年、前哨戦のフォワ賞で1着となったが、本番の凱旋門賞では14着に敗れている。タイトルホルダーディープボンドはいずれも宝塚記念以来、中97日での出走となるが、日本馬初の凱旋門賞制覇を遂げることができるかどうか。なお、2000年以降の凱旋門賞優勝馬で前走との間隔が最も長かったのは2010年のワークフォースで、同馬は前走から中70日での出走だった。

★ニエル賞4着からの巻き返し狙うドウデュース 海外重賞2勝のステイフーリッシュも参戦

今年の日本ダービードウデュースは、遠征初戦となったニエル賞で4着に敗れた。ドウデュースには、今回で10度目の凱旋門賞挑戦となる武豊騎手が騎乗予定だが、前哨戦から巻き返すことができるかどうか。なお、武豊騎手が凱旋門賞を勝てば海外GI通算10勝目となる。

また、ステイフーリッシュは、今年2月にサウジアラビアでレッドシーターフH、3月にはUAEでドバイゴールドCを制し、前走はフランスのドーヴィル大賞で2着に入っており、海外重賞で安定した成績を残している。7歳馬が凱旋門賞を勝てば1932年のモトリコ以来90年ぶり2頭目となるが、今回が通算34戦目となるステイフーリッシュは、豊富なキャリアを生かして好走することができるか。なお、同馬にはC・ルメール騎手が騎乗する予定。

★GIレース5連勝中の5歳牝馬アルピニスタ トルカータータッソは史上8頭目の連覇に挑戦

アルピニスタ(牝5歳、英・M・プレスコット厩舎)は、昨年秋にベルリン大賞(独)、オイロパ賞(独)、バイエルン大賞(独)を制し、今年はサンクルー大賞(仏)、ヨークシャーオークス(英)を制して現在GIレースを5連勝中だ。5歳牝馬が凱旋門賞を勝てば、1937年のコリーダ以来85年ぶり2頭目となるが、アルピニスタは連勝を伸ばせるか。

また、昨年の覇者トルカータータッソ(牡5歳、独・M・ヴァイス厩舎)には、史上8頭目の凱旋門賞連覇がかかる。同馬は今年4戦1勝という成績で、前走のバーデン大賞では2着に入っている。トルカータータッソは昨年、R・ピーヒュレク騎手とのコンビで凱旋門賞を制したが、同騎手は今年の凱旋門賞ではバーデン大賞勝ち馬のメンドシーノ(牡4歳、独・S・シュタインベルク厩舎)に騎乗予定で、トルカータータッソにはバーデン大賞で騎乗したL・デットーリ騎手が引き続き騎乗する見込み。デットーリ騎手は歴代最多の凱旋門賞6勝を挙げているが、2018年エネイブル以来4年ぶりに同レースを制すことができるか。

★6年ぶりの勝利狙うA・オブライエン調教師 キャメロット産駒のルクセンブルクが参戦予定

アイルランドのA・オブライエン調教師は2007年にディラントーマス、2016年にファウンドで凱旋門賞を制しており、2016年には管理馬が1~3着を独占した。同調教師は、アイリッシュチャンピオンS勝ち馬のルクセンブルク(牡3歳)を今年の凱旋門賞に出走させる見込みだが、6年ぶり3度目の凱旋門賞制覇を遂げることができるだろうか。

ルクセンブルクは2012年に英・愛のダービーを制したキャメロットの産駒で、キャメロットは2012年の凱旋門賞で7着に敗れているが、ルクセンブルクは父の雪辱を果たすことができるか。なお、ルクセンブルクに騎乗する予定のR・ムーア騎手にも2016年以来6年ぶり3度目の凱旋門賞制覇がかかる。

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【凱旋門賞 カメラ菅原和彦のフランス撮って出し】雨のち晴れ晴れ~09月28日(水) 04:58

凱旋門賞取材でカメラを担当する菅原です。フランス滞在中の、ちょっとしたひとこまをこのコラムでご紹介できたらと思っています。

今日の1枚は調教を終えて洗い場で汗を流すディープボンド(左奥)とステイフーリッシュ(右手前)です。今朝のシャンティイは、5時過ぎは小雨がぱらついていましたがこの写真を撮った8時半ごろには青空が。しかし、この原稿を書いている10時過ぎにはもう雲が広がって、昼過ぎからは雨の予報でした。空模様も気にしながら取材を続けていきます。

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【凱旋門賞】注目馬チェック②ヴァデニ09月28日(水) 04:57

フランス産、仏=JC・ルジェ、牡3、鹿毛、父チャーチル、8戦5勝(うちGⅠ2勝)

仏ダービーを5馬身差で圧勝。同レースが2400メートルから2100メートルになった2005年以降、最大の着差だった。その後、古馬と初対戦になった英GⅠエクリプスSでミシュリフを首差2着に退け、フランス調教馬として62年ぶりに制覇。続く愛チャンピオンSは3着に敗れたが、残り200メートルあたりで外から内にコースを切り替えるロスがあった。

この時点で陣営は引き続き10ハロン路線を進むことを表明していたが、先週になって馬場が極端に悪化しないことを条件に凱旋門賞挑戦を決めた。ちなみに仏ダービー、愛チャンピオンSはともに重馬場だった。

05年以降、仏ダービー馬の凱旋門賞制覇は20年のソットサスのみで、それも4歳時だった。2100メートルまでしか経験がないヴァデニも距離延長の克服が課題になる。

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出馬表 ~凱旋門賞 2022~

  • 出走予定馬
  • 出馬表
  • レース結果
馬名 性齢 負担重量
(kg)
調教師 戦績 予想オッズ
人気
ルクセンブルク 牡3 56.5 A.オブライエン 5-0-1-0 4.5 (
1
)
アルピニスタ 牝5 58.0 M.プレスコット 9-2-0-3 7.0 (
2
)
トルカータータッソ 牡5 59.5 M.ヴァイス 6-5-1-3 7.0 (
2
)
タイトルホルダー 牡4 59.5 栗田徹 6-2-0-4 8.0 (
4
)
ヴァデニ 牡3 56.5 JC.ルジェ 5-0-2-1 9.0 (
5
)
オネスト 牡3 56.5 F.シャペ 3-2-0-2 9.0 (
5
)
ウエストオーバー 牡3 56.5 R.ベケット 3-2-1-1 11.0 (
7
)
ラパリジェンヌ 牝3 55.0 C&Y.レルネール 2-2-1-0 15.0 (
8
)
ドウデュース 牡3 56.5 友道康夫 4-1-1-1 21.0 (
9
)
ミシュリフ 牡5 59.5 J&T.ゴスデン 7-4-3-5 21.0 (
9
)
マレオーストラリス 牡5 59.5 A.ファーブル 4-2-1-3 26.0 (
11
)
アルハキーム 牡3 56.5 JC.ルジェ 4-0-0-2 26.0 (
11
)
メンドシーノ 牡4 59.5 S.シュタインベルク 3-2-1-4 34.0 (
13
)
シリウェイ 牡4 59.5 F.グラファール 5-4-2-6 51.0 (
14
)
モスターダフ 牡4 59.5 J&T.ゴスデン 7-2-0-2 51.0 (
14
)
ブルーム 牡6 59.5 A.オブライエン 8-6-0-13 51.0 (
14
)
ディープボンド 牡5 59.5 大久保龍志 5-4-1-8 67.0 (
17
)
ステイフーリッシュ 牡7 59.5 矢作芳人 4-6-7-16 67.0 (
17
)

※予想オッズはブックメーカーのオッズを表示しています。
最終更新日時:9月29日 02:00

過去10年の結果 ~凱旋門賞 2022~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2021/10/03 トルカータータッソ 牡4 ドイツ 02:37.62 R.ピーヒュレク M.ヴァイス
2020/10/04 ソットサス 牡4 フランス 02:39.30 C.デムーロ JC.ルジェ
2019/10/06 ヴァルトガイスト 牡5 フランス 02:31.97 P.ブドー A.ファーブル
2018/10/07 エネイブル 牝4 イギリス 02:29.24 L.デットーリ J.ゴスデン
2017/10/01 エネイブル 牝3 イギリス 02:28.69 L.デットーリ J.ゴスデン
2016/10/02 ファウンド 牝4 アイルランド 02:23.6 R.ムーア A.オブライエン
2015/10/04 ゴールデンホーン 牡3 イギリス 02:27.2 L.デットーリ J.ゴスデン
2014/10/05 トレヴ 牝4 フランス 02:26.1 T.ジャルネ C.ヘッド
2013/10/06 トレヴ 牝3 フランス 02:32.0 T.ジャルネ C.ヘッド
2012/10/07 ソレミア 牝4 フランス 02:37.7 O.ペリエ C.ラフォンパリアス

歴史・概要 ~凱旋門賞 2022~

凱旋門賞は、1920年にパリ大賞典に匹敵する大レース創設を目指し、欧州一、世界一を目標として誕生した国際競走。ヨーロッパのみならず世界中のホースマンがダービーステークスやケンタッキーダービーと並び憧れ、凱旋門賞での勝利を目標とする世界最高峰の競走の1つとして名を馳せている。
凱旋門賞は、ヨーロッパでの競馬シーズンの終盤に開催されることから、その年のヨーロッパ各地の活躍馬が一堂に会するヨーロッパチャンピオン決定戦として長い間その地位を保っている。同じような位置づけの競走であるイギリスのキングジョージ6世&クイーンエリザベスSはヨーロッパ上半期のチャンピオン決定戦となっているが、凱旋門賞のほうは各国のダービーなどを勝ってきた3歳馬が参加することでより高い価値を有している。

日本でも抜群に知名度や人気の高い競走で日本の馬が海外遠征をする場合も凱旋門賞を目指す場合が多く、日本国内で最上級の活躍をした競走馬が1960年代後半からしばしば参戦している。
なお、欧州以外の国で調教を受けた馬が優勝したことはない(欧州調教師の管理下でのUAE調教馬の優勝例はある)。欧州馬以外の最高着順は日本から出走したエルコンドルパサーナカヤマフェスタオルフェーヴルとニュージーランドから出走したBalmerino(バルメリーノ)の2着である。

前哨戦には、仏・ニエル賞、フォワ賞、ヴェルメイユ賞、アイリッシュチャンピオンSキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、独・バーデン大賞などが挙げられる。
パリロンシャン競馬場での凱旋門賞のレースレコードは、2011年にドイツのデインドリームが記録した2分24秒49。

過去の優勝馬にはトニービン、ダンシングブレーヴ、ラムタラ、エリシオ、モンジュー、バゴ、ディラントーマス、ザルカヴァ、シーザスターズ、ワークフォース、デインドリーム、ソレミアなどが名を連ねる。

挑戦した日本馬 ~凱旋門賞 2022~

スピードシンボリ 着外(11着以下)/1970年
血統
父:ロイヤルチャレンヂャー
母:スイートイン(ライジングライト)
成績
43戦17勝
1億6320万円+5000ドル
主な勝ち鞍
有馬記念GI(69、70年)
天皇賞春GI
宝塚記念GI
日本調教馬として初めて凱旋門賞に挑戦した老雄

 天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念(2回)を優勝した昭和を代表するアイアンホース、スピードシンボリ。1967年・1970年に啓衆社賞年度代表馬および最優秀5歳以上牡馬に選出され、当時の最高齢記録である8歳で有馬記念を制覇した老雄である。3回の海外遠征を含む全43戦を常に一線級で活躍し、「無事是名馬」 を体現したその戦績、雄姿から多くの競馬ファンから愛されている。また、同馬は当時としてはめずらしい長期海外遠征を行い、日本の競走馬として初めてキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスと凱旋門賞に出走したことでも有名である。
 日本馬初挑戦となった凱旋門賞では、前哨戦の結果から先行策では通用しないと踏んだ陣営が同馬にとって初めてとなる後方待機策をとり、直線勝負に賭けたが、24頭立ての着外に敗れた。凱旋門賞後は遠征疲れで疲労困憊となり、引退も囁かれたが、放牧先で立て直されると即座に有馬記念へ出走。疲労を懸念されて6番人気の低評価となったが、これを覆し、見事快勝。8歳馬で初となる8大競走優勝となった。
 ヨーロッパ長期遠征、アメリカの国際招待競走ワシ ントンD.C.インターナショナルへの出走など海外競馬への積極的な参戦が日本競馬に残した功績は非常に大きく、1990年にJRA顕彰馬に選出され、晴れて殿堂入りとなった。

エルコンドルパサー 2着/1999年
血統
父:Kingmambo
母:マンファス(ラストタイクーン)
成績
11戦8勝
3億7607万円+380万フラン
主な勝ち鞍
ジャパンカップGI
NHKマイルカップGI
サンクルー大賞GI
フォワ賞GII
国内外から賞賛を浴びる怪物

 芝・ダート・距離問わず国内外で実績を残し、1998年JRA賞最優秀4歳牡馬、1999年年度代表馬、JRA賞最優秀5歳以上牡馬に輝いた日本競馬史指折りのスーパーホース。本当に強い馬は条件を問わないことを証明したその戦績は実に輝かしく、ダートの新馬戦を7馬身差の圧勝で飾ると5連勝でNHKマイルカップを制覇。同馬にとって初の2400m戦で距離不安が囁かれたジャパンカップも他馬を寄せ付けず、横綱競馬で完勝した(当時初となる4歳(現3歳)による優勝)。レース直後、陣営は国内に敵なしと判断し、長期海外遠征プランを発表。
 海外初戦となったイスパーン賞こそ2着に敗れたが、続くサンクルー大賞では前年度の凱旋門賞馬、サガミックスを下し、日本調教馬による初のヨーロッパのチャンピオンディスタンスのG1制覇を飾った。本番の凱旋門賞では当日の重たい馬場状態を考慮し、果敢に先手を奪う積極策を選択。直線では競馬史に残るモンジューとの激しい叩き合いとなったが、惜しくも2着に敗れた。しかし、モンジューと3.5キロ差の斤量、後続に6馬身の差を付けたことから現地メディアからも「2頭のチャンピオンが存在した」と評価された。
 遠征中、エルコンドルパサーの走法がヨーロッパ特有の重たい馬場に合わせた走法に変化したという話は有名で、その適応力の高さこそ生涯連対を外さなかったエルコンドルパサーの神髄と言えよう。

ディープインパクト 失格(3位入線)/2006年
血統
父:サンデーサイレンス
母:ウインドインハーヘア(Alzao)
成績
14戦12勝
14億5455万円
主な勝ち鞍
牡馬クラシック三冠
天皇賞春GI
宝塚記念GI
ジャパンカップGI
有馬記念GI
日本競馬史に刻んだ「衝撃」

 史上6頭目のクラシック三冠馬(史上2頭目の無敗での三冠馬)で、2005年、2006年JRA賞年度代表馬、2005年JRA賞最優秀3歳牡馬、2006年JRA賞最優秀4歳以上牡馬に輝き、社会現象を巻き起こした近代競馬を代表する名馬、ディープインパクト。
 主戦の武豊騎手が「走るというより飛んでいる」と表現するその独特の走法で無敗のクラシック三冠をはじめ、国内GIを総舐めにすると凱旋門賞へ挑戦した。レース当日は日本馬にとって初となる凱旋門賞制覇を信じて疑わないファンたちがロンシャン競馬場に集結、国内でも緊急特番が組まれ、日本中の注目を集めた。
 レースでは好スタートを切り、道中2~3番手でレースを進めると、残り300メートル地点でいったん先頭に立ったものの突き放すことはできず、残り100 メートル地点でレイルリンクに、さらにゴール直前でプライドにも交わされて3位入線となった。(レース後の検査でディープインパクトの体内から禁止薬物が検出され、失格)。レース後、鞍上の武豊騎手は「直線を向いてからハミを取らなかった。ギアが一段上がらなかった」と語った。日本中が勝利を期待したディープインパクトの敗戦だけにその余波は大きく、斤量、重たい馬場、先行馬総崩れの厳しいレース展開、薬物投与による調整失敗などファンの間で激しい論争が巻き起こった。
 しかし、帰国後はそんな論争を吹き飛ばすようにジャパンカップ、有馬記念を圧勝。特に鞍上の武豊が「過去最高の走り」と語った有馬記念でのパフォーマンス は別次元であり、まさに「衝撃」のラストランであった。

ナカヤマフェスタ 2着/2010年
血統
父:ステイゴールド
母:ディアウィンク(タイトスポット)
成績
15戦5勝
2億9324万円+91万4400ユーロ
主な勝ち鞍
宝塚記念GI
セントライト記念GII
東京スポーツ杯2歳ステークスGIII
記憶に残るワークフォースとの壮絶な叩き合い

 JRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞したステイゴールド代表産駒の1頭。新馬、東京スポーツ杯2歳ステークスと連勝し、クラシック戦線を歩むものの皐月賞8着、日本ダービー4着、菊花賞12着とGIでは今一歩の成績であった。しかし、不良馬場で行われた日本ダービーでは不利があった中で唯一後方から豪脚で追い込み、力のいる馬場への適性を感じさせていた。その後、休養を挟んで出走したメトロポリタンステークスでは別馬のようなレースぶりで圧勝。続く宝塚記念では8番人気の低評価を覆し、ブエナビスタら強豪をまとめて差し切って初GI制覇を飾った。レース後、エルコンドルパサーでヨーロッパ遠征のノウハウを熟知している二ノ宮調教師は、凱旋門賞挑戦を即座に表明した。
 前哨戦のフォワ賞で2着した後、調子を上げて臨んだ凱旋門賞当日、人気は9番人気と伏兵扱いであった。レースでは中団外目を追走し、勝負所の4コーナーでは鞍上の蛯名騎手が立ち上がるほどの不利を受けたものの追い出されると力強い末脚で一旦先頭に。直線半ばでは内から差し込んできたワークフォースと2頭が抜け出す形となり、壮絶な叩き合いとなったが、アタマ差及ばず2着。レース後、鞍上の蛯名騎手は「悔しい。何とかしたかったけれど。でも、これで終わりじゃない。」と悔しさを滲ませた。しかし、凱旋門賞連対はエルコンドルパサー以来、実に11年ぶりの快挙であり、日本のファンに大きな希望を与えた。

オルフェーヴル 2着/2012年・2013年
血統
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート(メジロマックイーン)
成績
21戦12勝
13億4408万円+215万ユーロ
主な勝ち鞍
牡馬クラシック三冠
有馬記念GI(11、13年)
宝塚記念GI
規格外の能力を秘めたスーパーホース

 中央競馬史上7頭目のクラシック三冠馬であり、2011年の年度代表馬、最優秀3歳牡馬、2012・2013年の最優秀4歳以上牡馬を受賞したオルフェーヴル。管理する池江寿調教師が「イレ込みがきつく競走馬になれないかと思った」と語るほどやんちゃな性格で、3歳春まで陣営は勝つことよりも馬に競馬を教えることに専念していたという逸話がある。素質開花した3歳春以後は皐月賞、日本ダービー、菊花賞、有馬記念を含む6連勝で国内最強を証明。しかし、2012年の阪神大賞典では3コーナーで曲がろうとせずに外ラチギリギリの所まで真っ直ぐに走り、他の馬より数百メートル多く走ったが、2着に食い込み、「歴史的逸走」としてその怪物ぶりを再認識させた。
 宝塚記念、フォワ賞と連勝で臨んだ2012年の凱旋門賞では後方で折り合いに専念し、脚をためる競馬。最後の直線でエンジンがかかると1頭次元の違う末脚で一気に先頭に立ち、日本中が勝利を確信したが、抜け出した直後に内ラチに寄れるとゴール前で伏兵ソレミアに差され、日本調教馬初の凱旋門賞制覇はお預けとなった。「先頭に立ったときは勝ったと思った」というスミヨン騎手の言葉通り、圧巻のパフォーマンスであった。
 2度目の挑戦となった2013年は、前哨戦のフォワ賞をムチなしで楽勝。日本中の期待を背に挑んだが、怪物牝馬トレヴに屈し2着となった。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
1969年スピードシンボリ牡6野平祐二野平省三着外※(11着以下)
1972年メジロムサシ牡5野平祐二大久保末吉18着
1986年シリウスシンボリ牡4M.フィリッペロン二本柳俊夫14着
1999年エルコンドルパサー牡4蛯名正義二ノ宮敬宇2着
2002年マンハッタンカフェ牡4蛯名正義小島太13着
2004年タップダンスシチー牡7佐藤哲三佐々木晶三17着
2006年ディープインパクト牡4武豊池江泰郎失格※(3位入線)
2008年メイショウサムソン牡5武豊高橋成忠10着
2010年ナカヤマフェスタ牡4蛯名正義二ノ宮敬宇2着
ヴィクトワールピサ牡3武豊角居勝彦7着※(8位入線)
2011年ヒルノダムール牡4藤田伸二昆貢10着
ナカヤマフェスタ牡5蛯名正義二ノ宮敬宇11着
2012年オルフェーヴル牡4C.スミヨン池江泰寿2着
アヴェンティーノ牡8A.クラストゥス池江泰寿17着
2013年オルフェーヴル牡5C.スミヨン池江泰寿2着
キズナ牡3武豊佐々木晶4着
2014年ハープスター牝3川田将雅松田博資6着
ジャスタウェイ牡5福永祐一須貝尚介8着
ゴールドシップ牡5横山典弘須貝尚介14着
2016年マカヒキ牡3C.ルメール友道康夫14着
2017年サトノダイヤモンド牡4C.ルメール池江泰寿15着
サトノノブレス牡7川田将雅池江泰寿16着
2018年クリンチャー牡4武豊宮本博17着
2019年キセキ牡5C.スミヨン角居勝彦7着
ブラストワンピース牡4川田将雅大竹正博11着
フィエールマン牡4C.ルメール手塚貴久12着
2020年ディアドラ牝6J.スペンサー橋田満8着
2021年クロノジェネシス牝5O.マーフィー斉藤崇史7着
ディープボンド牡4M.バルザローナ大久保龍志14着