ワールドプレミア(競走馬)

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写真一覧
現役 牡4 黒鹿毛 2016年2月1日生
調教師友道康夫(栗東)
馬主大塚 亮一
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績 7戦[3-1-3-0]
総賞金27,021万円
収得賞金6,900万円
英字表記World Premiere
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
マンデラ
血統 ][ 産駒 ]
Acatenango
Mandellicht
兄弟 ワールドエースヴェルトライゼンデ
前走 2019/12/22 有馬記念 G1
次走予定

ワールドプレミアの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
19/12/22 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 164713.443** 牡3 55.0 武豊友道康夫492(+8)2.31.4 0.935.0⑮⑯⑯⑯リスグラシュー
19/10/20 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 18356.531** 牡3 57.0 武豊友道康夫484(+12)3.06.0 -0.035.8⑦⑥⑧⑥サトノルークス
19/09/22 阪神 11 神戸新聞杯 G2 芝2400 88813.233** 牡3 56.0 武豊友道康夫472(-2)2.27.5 0.732.3⑦⑦⑥⑥サートゥルナーリア
19/03/16 阪神 11 若葉S OP 芝2000 10443.222** 牡3 56.0 武豊友道康夫474(-2)2.02.6 0.535.2⑦⑦⑦⑦ヴェロックス
19/02/16 京都 9 つばき賞 500万下 芝1800 8114.521** 牡3 56.0 武豊友道康夫476(+12)1.47.3 -0.236.1ユニコーンライオン
18/11/24 京都 11 京都2歳S G3 芝2000 9223.423** 牡2 55.0 武豊友道康夫464(-8)2.02.2 0.734.5⑥⑥⑦⑧クラージュゲリエ
18/10/21 京都 5 2歳新馬 芝1800 13691.811** 牡2 55.0 武豊友道康夫472(--)1.48.0 -0.034.9⑧⑦メイショウテンゲン

ワールドプレミアの関連ニュース

 勝算ありの関東遠征を狙い撃つ。西の常勝軍団が送り込む◎ヒュッゲで2週連続的中だ。

 栗東の名門・友道厩舎は昨年の2歳戦において、【12・8・5・15】連対率5割と驚異的な成績をマーク。ラインアップの充実ぶりはアドマイヤマーズ香港マイルなどGI3勝)、ワールドプレミア菊花賞)を擁した昨年の3歳世代と比較しても見劣りしない。精鋭ぞろいのなかから、指揮官が舞台適性を見込んで京成杯へ差し向けてきたのがこの馬だ。

 「小回りでコーナー4つのコースが合っているからね。いかにも皐月賞向きのタイプだと思う。ここでいい競馬をするようなら本番も楽しみ」

 後方から進んだ初戦こそ6着に終わったが、そのあとは逃げて連勝。特に前走・エリカ賞は“レースレコード”の2分0秒6(良)で走破した。エリカ賞といえば、歴代の勝ち馬からキングカメハメハなど7頭のGIホースが誕生している出世レース。そこでの快記録Vは高い資質の証明に他ならない。前5年で4コーナー3番手以内につけた馬が3勝しているだけに、先行力は大きな武器になるはずだ。

 15日の坂路は余裕残しで古馬に2馬身先着。「動きに余裕があったし、体調は良さそう」と和田騎手は好感触を伝える。前走でハナを切った馬が他に2頭いるだけに兼ね合いが気になるところだが、「自分のペースで行ければハナにはこだわらない。中山も合うと思う」と大きく構えている。馬名の意味はデンマーク語で「居心地のよい雰囲気」。ちょうど3カ月後の第1冠を見据えて、中山芝2000メートルを自分の“庭”にする。

 “究極の3連単”はヒュッゲを1着に固定。注目のスカイグルーヴはキャリアの浅さと牝馬苦戦のレース傾向から▲にとどめる。2、3着には同じくハイレベルなエリカ賞組の〇ディアスティマを置いた計10点で勝負だ!(夕刊フジ)



京成杯の出馬表はこちら 調教タイムも掲載

【乗り替わり勝負度チェック!】日経新春杯 人馬ともに京都巧者の最強コンビを狙い撃ち! 2020年1月17日(金) 17:00

当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2016年以降の結果をもとに集計





編集部(以下、編) 先週は勝利こそ挙げられなかったものの、4頭中2頭が複勝圏内に入って複勝回収率は140%。とくにフェアリーSで7番人気2着と健闘したチェーンオブラブの推奨はお見事でした。

新良(以下、新) 全敗スタートの2020年とならなくてよかったです。今年もコンスタントに的中をお届けできるように頑張ります。

編 今週もよろしくお願いします。真っ先にお伺いしたいのは、今年最初のG2となる日経新春杯。このレースで推奨したい乗り替わりはありますか?

新 酒井学騎手から武豊騎手に乗り替わった②レッドジェニアル。これしかない、という感じですね。

編 これしかない! かなり力が入っていますね。

新 酒井騎手はついに乗り替わりを宣告されてしまった、というところかもしれませんが、手綱の渡った相手が武豊騎手となれば、ファンとしては大歓迎しないわけにはいきません。

編 大幅なパフォーマンスアップが期待できると?

新 間違いないでしょうね。武豊騎手が京都を得意にしているのは周知の事実で、芝2400mの勝率は、2016~2018年が38.5%、2019年以降が25.0%と高いレベルで安定しています。昨年の菊花賞ワールドプレミア。あの騎乗が、まさに京都における真骨頂と言っていいでしょう。

編 馬自身も京都では良績を残しています。

新 それも大きいです。京都新聞杯を制しているだけでなく、ほかのレースでも崩れていません。距離も3000mよりは2400mのほうがいいでしょう。

編 加えて、好枠を引けたという印象です。

新 はい。この2番枠は確実にプラスに働くと思います。菊花賞は外を回ってしまったことが敗因のひとつ。それこそ、ワールドプレミアのような競馬ができていたら、もっと上に来ていたかもしれません。今の京都はインを通るほうが断然有利。武豊騎手が菊花賞と同じように乗ってくれば、勝利はグッと近づくでしょう。

編 直線で前が詰まりでもしない限り、凡走はなさそうですね。期待しましょう。中山で組まれている京成杯のほうがいかがですか?

新 こちらはルメール騎手から石橋脩騎手に乗り替わる⑨キムケンドリームに注目しています。

編 ルメール騎手はスカイグルーヴに乗りますので、選ばれなかったというか、あまり良いイメージが……。

新 確かに、この乗り替わりは大きなプラスというわけではありません。私は、あくまで妙味込みで推奨しました。「ルメール騎手に捨てられて、石橋騎手が乗ることになった」と考えるファンがいて、オッズが甘くなってくれれば万々歳です。

編 なるほど。馬自身の能力を高く評価しているわけですね。

新 はい。キムケンドリームは非ノーザンファーム系ながら、ルメール騎手がデビューから2戦続けて騎乗しました。これはなかなかレアなケースで、それだけ陣営から素質を買われていると考えられます。

編 捨てられたのではなく、メンバー的にやむを得ず乗り替わることになったのではないかと?

新 そういうことです。石橋騎手は年明けから好調で、現在は関東リーディング2位。先週のフェアリーSでも、先ほどの名前の挙がったチェーンオブラブで好騎乗を見せました。当然、ここも期待できるでしょう。

編 わかりました。けっこう人気を落としそうですので、ちょうどいい狙い目になりますね。今週も石橋騎手に穴をあけてもらいましょう!


★その他の注目乗り替わり★
土曜小倉10R ④ゲンパチルシファー中井裕二川田将雅
土曜小倉11R ⑩ランドネ藤岡康太吉田隼人


【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。最新情報は『“新良式”データ馬券ブログ』で公開中。

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19年度JRA賞発表 年度代表馬はリスグラシュー 2020年1月7日(火) 15:00

 JRAは7日、2019年度のJRA賞競走馬部門の受賞馬を発表した。年度代表馬には、宝塚記念有馬記念、豪GIコックスプレートを制したリスグラシュー(栗東・矢作芳人厩舎、牝5歳=2019年の馬齢)が選ばれた。各部門の受賞馬と得票数は次の通り。

●年度代表馬リスグラシュー=271アーモンドアイ=2クリソベリル=1

●最優秀2歳牡馬コントレイル=197サリオス=77

●最優秀2歳牝馬レシステンシア=274(満票)

●最優秀3歳牡馬サートゥルナーリア=124アドマイヤマーズ=107クリソベリル=24ロジャーバローズ=15ワールドプレミア=3該当馬なし=1

●最優秀3歳牝馬グランアレグリア=121ラヴズオンリーユー=99クロノジェネシス=47該当馬なし=7

●最優秀4歳以上牡馬ウインブライト=136インディチャンプ=118スワーヴリチャード=11フィエールマン=6該当馬なし=2グローリーヴェイズ=1

●最優秀4歳以上牝馬リスグラシュー=271アーモンドアイ=3

●最優秀短距離馬インディチャンプ=211アドマイヤマーズ=38タワーオブロンドン=22ミスターメロディ=3

●最優秀ダートホースクリソベリル=270オメガパフューム=4

●最優秀障害馬シングンマイケル=175オジュウチョウサン=95該当馬なし=4

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【ホープフルS】最新ナマ情報 2019年12月28日() 05:02

◆心身ともに成長〔3〕ブルーミングスカイ

 他の関西馬に先んじて午後0時40分に中山へ。清山助手は「馬房でもおとなしい。レースを経験しつつ心身ともに成長。自然と前めで進められているので(3)番枠もプラス。素材の良さを感じているし、どこまでやれるか」と期待をかける。

◆好フットワーク〔4〕ガロアクリーク

 メンバーでただ一頭のキャリア1戦馬は美浦の北Bコースをサッと流してからゲート内で駐立を確認した。騎乗した丸山騎手は「いいフットワークをしています。気性が勝っているけど、走り出せば問題ない。枠もいいところ」。インフルエンザで無念の乗り替わりとなった弟弟子・野中騎手の無念を晴らしたい。

◆地力強化を強調〔5〕ヴェルトライゼンデ

 菊花賞ワールドプレミアとの同年兄弟GI制覇へ、午後3時30分に到着。橋口助手は「輸送はおとなしかった。体質が弱かったけど、中間は調教量も増やせたし強くなっている。素直で従順なので中山も合うと思う」とV3での戴冠を期す。

◆雰囲気悪くない〔6〕ナリノモンターニュ

 安定した先行力が光るヴィクトワールピサ産駒は、僚馬ガロアクリークとともに美浦・北Bコースを周回してからゲート内で駐立の確認を行った。「雰囲気は悪くない。中山を経験しているのは強み。パワーがあるので荒れた馬場も苦にしない」と上原調教師。

◆いい競馬できる〔7〕ワーケア

 同じ父を持つサリオスに続く無敗戴冠を目指すハーツクライ産駒は、美浦・南Aコースを経由して坂路4ハロン68秒8。落ち着き払った姿が印象的だ。調教後馬体重は前走比8キロ増で「どんどん大きくなっていい。調整は予定通りにきています。大丈夫、いい競馬になると思いますよ」と手塚調教師は笑みを浮かべた。

◆輸送は問題なし〔8〕クリノブレーヴ

 中山金杯を勝ったオーシャンブルーの産駒で唯一の勝ち馬は、午後3時37分に現地へ。本門厩務員は「福島に輸送したときは暴れっぱなしだったけど、今回は当時ほどではなかったし、体重も増えてきそう。相手は強いけど、どれだけやれるか」と期待する。

◆荒れた馬場合う〔9〕パンサラッサ

 午後3時35分に到着すると落ち着いた脚取りで馬房へ。玉井助手は「道中も変わりなかった。前に行って持ち味が、荒れてきた馬場で良さが出ると思う。ジョッキーにも一発を期待」と厩舎所属の坂井騎手に託す。

◆枠も距離もOK〔10〕ディアセオリー

 葉牡丹賞(6着)をひと叩きして臨むサムライハート産駒は、美浦坂路を4ハロン70秒8でゆったり駆け上がった。「落ち着いているのは何より。前走は折り合いに専念させる競馬をしたが、悪くなかった。((10)番)枠は特に問題ないし距離も大丈夫。時計が少しかかってくれれば」と高木調教師。

◆素軽い脚さばき〔11〕オーソリティ

 今回と同じ舞台の芙蓉Sを勝ったオルフェーヴル産駒は、美浦Wコースでキャンター調整。弾むような素軽い脚さばきで駆け抜けた。木村調教師は「頑張ります」と言葉少なに決意を口にした。

◆いい経験したい〔12〕ラグビーボーイ

 東京芝1800メートルの未勝利戦を勝ち上がったエイシンフラッシュ産駒は美浦の北馬場で調整を行った。「状態は悪くない。瞬発力では他にすごい馬もいるので、ヨーイドンになりやすい東京よりも中山の方がいいと思う。今後につながるいい経験にしたいですね」と勢司調教師。

◆岩田康に任せた〔13〕ラインベック

 父、母ともに三冠馬の良血は午後3時17分に到着し、カイバをもりもり食べていた。前川助手は「道中もおとなしかった。1回叩いて気も入り、中間は負荷も少し強めにかけられた。スタートも速いし、ジョッキーも上手なので」と岩田康騎手に全権委任だ。

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【血統アナリシス】ホープフルS2019 タフな馬場に適した構成のハーツクライ産駒に注目!前年覇者の甥っ子にもチャンスあり! 2019年12月27日(金) 19:00

12月28日に行われるホープフルSの出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。 予想の際にお役立てください。


ブラックホール
祖母は桜花賞2着馬。さかのぼれば、ダイワメジャーダイワスカーレットヴァーミリアンなどが出ている上質の牝系だ。パワーとスタミナに優れたゴールドシップを父に持ち、母の父は体力に秀でたキングカメハメハ。持久力要素が強く出ているぶん、極端に時計が速くなると辛い面がある一方で、上がりを要する展開・馬場と化せば、上位圏内まで視野に入る。侮れない1頭といえよう。

コントレイル
ディープインパクト×アンブライドルズソングの組み合わせは、勝ち上がり率が高いニックス配合。祖母に米最優秀2歳牝馬を擁する牝系についても上質だ。ただ、ストームキャットにティズナウ、アンブライドルズソングと北米血統を重ねているあたり、本質は広いコース向きのスピードタイプ。内回りの2000mなら、高速決着や速い上がりの瞬発力勝負が望ましい。タフな競馬質でアッサリ勝つようであれば、現時点の完成度、もしくは能力の絶対値が違うということだろう。

ブルーミングスカイ
祖母は芝1200m当時のフェアリーS勝ち馬、母は現役時に中山芝で3勝。全姉のトーセンブレスフラワーCで2着、半兄ブランクエンドの全2勝は中山芝というコース巧者の一族。そのうえ、父、母父ともに中山芝のG1勝ち馬で、相応の適性を秘めているのは間違いない。ただし、G1ではひと押し足りないファミリー。その点を踏まえると、1勝クラス4着→G1の臨戦過程で一気にパフォーマンスを上げてくることは考えづらい。馬券圏内までには至らないのではないか。

ガロアクリーク
3代母に仏G1勝ち馬、4代母に凱旋門賞馬を配し、一族には欧米でG1 14勝を挙げたゴルディコヴァなどがいる。欧州要素満載の牝系から、相応のスタミナを要求される当レースに即した適性を備えているものと推察される。ただ、キンシャサノキセキ産駒の芝マイル以上におけるJRA重賞勝ち馬はゼロ。芝2000mの新馬戦を制しているとはいえ、今回の舞台がプラスになるとは言い難い。複勝圏突入は容易ではないだろう。

ヴェルトライゼンデ
父のドリームジャーニーは現役時に中山のG1で2勝、産駒の中山芝2000m以上における成績も上等の部類だ。それゆえ、今回の舞台替わりに対する不安はない。さきの菊花賞を制し有馬記念でも3着に奮闘したワールドプレミア皐月賞2着のワールドエースを半兄に持ち、叔父にはG1 3勝馬のマンデュロがいるファミリーについても申し分がなく、G1で通用してもおかしくないバックボーンは整っている。軽く扱うことはできない。

ナリノモンターニュ
父は皐月賞有馬記念を制したヴィクトワールピサハーツクライを叔父に持ち、半姉のオメガハートランドとオメガハートロックは中山芝の重賞勝ち馬。活力ならびに中山適性の面では申し分がない。ただ、トニービンとエルコンドルパサーを経由した牝系に、ヴィクトワールピサを重ねた構成は、昨年5着のブレイキングドーンと類似。それゆえ、後半のスピード勝負になると分が悪そう。上位争いに絡むには、消耗戦や馬場悪化など、多くの馬が苦にする状況がほしい。

ワーケア
母は伊オークスと伊1000ギニーの勝ち馬。叔母には7月に早逝したシーオブクラスや、伊リディアテシオ賞と伊オークスを制したファイナルスコアがいる。ハーツクライ×ダンチヒ系らしい、持続力に優れた芝の中距離型と推察される。母父と祖母の父はどちらも欧州ノーザンダンサー系で、ややスタミナが強調された血統構成。本質はタフな競馬質で能力を発揮するタイプだろう。その点、直線急坂の中山+1ハロンの距離延長はプラスに作用する可能性もある。要注目の1頭だ。

クリノブレーヴ
父のオーシャンブルーは中山中・長距離と相性の良いステイゴールド系。父方にステイゴールドを持ち、なおかつリファールが強調された構成は、2016年の2着馬マイネルスフェーンを想起させる。その一方で、近い親族に重賞級は皆無。さかのぼると、米G1BCスプリント勝ち馬が出ている牝系だが、ここに入ると活力的に物足りなさを感じてしまう。今回は厳しい戦いになるのではないか。

パンサラッサ
きょうだいにディメンシオンとエタンダール、3代母の半弟には種牡馬として輸入されたクロコルージュがいる筋の通った牝系の出自。母方に名牝スペシャルが潜在しているロードカナロア産駒という点は、昨年の勝ち馬サートゥルナーリアと共通する。サートゥルナーリアと比べて、本馬の母方のほうがやや重厚な構成だが、そのぶんスタミナは豊富。後半のスピード勝負になると分が悪い反面、持久力を求められる競馬ならば滅法強い。ヒモ穴として一考の余地はある。

ディアセオリー
父はサムライハート、母の父はダマスカス系のソウルオブザマターという組み合わせ。ともに国内では傍流に位置する存在ゆえ、主流血統が幅を利かせている今回の舞台では強調材料に欠ける。叔父に重賞戦線で活躍したナムラマースを持つ点は評価できるものの、その叔父が札幌2歳Sを制しているのに対し、本馬は同レースで完敗と実績の面でもパンチが足りない。プラス材料に乏しく、今回は苦しい競馬になりそうだ。

オーソリティ
オークス馬のシーザリオを祖母に擁し、エピファネイアリオンディーズサートゥルナーリアを叔父に持つ血統馬。父のオルフェーヴルは中山の中・長距離で堅実に走るステイゴールド系で、母父のシンボリクリスエスは当レース好相性のロベルト系と構成面にケチのつけどころはない。父と一族の顔ぶれから、気性面のコントロールが課題になりそうだが、そのあたりをクリアできるようなら、ここでも好戦可能とみる。

ラグビーボーイ
3代母に北米年度代表馬アリシーバの全妹を擁する母方の系譜は悪くないものの、祖母を基点とする活躍馬をみると、サトノティターンマチカネニホンバレのダート重賞勝ち馬がハイクラスの存在。芝のG1では活力的にパンチが足りない。エイシンフラッシュ産駒の当該コース成績、ならびにキングカメハメハを経由しない父ミスプロ系の当レースにおけるパフォーマンスも芳しくなく、今回の舞台は適性外の印象。静観が妥当だろう。

ラインベック
母は牝馬三冠を制したアパパネで、祖母はスピード&パワー型のソルティビッド。本馬は全兄ジナンボーと同様、スピードの持続力に優れたマイル~中距離タイプと推察される。ただ、北米スピード指向が強い母方の構成から、2000mなら序盤緩めで徐々に加速する流れになってほしいところ。前半のペースが締まると、最後まで脚が続かず詰めが甘くなる可能性もある。そのあたりには注意したい。



ウマニティ重賞攻略チーム

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【ホープフルS】2戦2勝ディープ産駒コントレイル2枠2番 枠順確定 2019年12月26日(木) 14:18

 12月28日に中山競馬場で行われる今年最後のGI「第36回ホープフルステークス」(GI、中山11R、2歳オープン、牡・牝、馬齢、芝2000メートル、1着賞金7000万円)の枠順が26日に確定した。



 新馬戦を楽勝して挑んだ東京スポーツ杯2歳Sを1分44秒5の2歳日本レコードをマークし、2着馬に5馬身差をつける圧勝劇を演じた2戦2勝のディープインパクト産駒コントレイル(栗東・矢作芳人厩舎、牡)は2枠2番、朝日杯FSを制したサリオスなど現2歳世代が活躍を見せているハーツクライ産駒で、新馬戦→アイビーSを連勝中のワーケア(美浦・手塚貴久厩舎、牡)は5枠7番、ホープフルSと同じ中山芝2000メートル戦の芙蓉Sを制したオーソリティ(美浦・木村哲也厩舎、牡)は7枠11番、今年の菊花賞ワールドプレミアの弟ヴェルトライゼンデ(栗東・池江泰寿厩舎、牡)は4枠5番に決定。



 そのほか、ゴールドシップ産駒で札幌2歳S覇者ブラックホール(美浦・相沢郁厩舎、牡)は1枠1番、三冠馬を父母に持つラインベック(栗東・友道康夫厩舎、牡)は8枠13番、紫菊賞2着、黄菊賞4着と上位に入っているブルーミングスカイ(栗東・角居勝彦厩舎、牡)は3枠3番に決まった。



 ホープフルSは28日、中山競馬場(11R)で、午後3時30分にスタートが切られる。



ホープフルSの枠順はこちら 調教タイムも掲載

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ワールドプレミアの関連コラム

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まずは先週の回顧から。有馬記念は、全くの裏目にでました。リスグラシューが、本格化して手が付けられない強さだったジャスタウェイのように強過ぎたのと、アーモンドアイは距離が長かったことだったり、ハイペースを追いかけたこと、外目追走で掛かったことだったりで最後に力尽きました。あそこまで止まるとは......(ただ、正直やはり中山向きではないんでしょうが)。

気を取り直して今週末のホープフルSは、段々クラシックを意識した陣営が、使ってくるようになってきたので、出走馬の質が年々上がってきているように思われます。昨年のこのレースの勝ち馬であるサートゥルナーリアが、その後、皐月賞を勝ち先週の有馬記念でも2着に来たように、ここから先の中山G1での活躍を占うレースなのかもしれません。

では恒例の全頭診断へ。


<全頭診断>
1番人気想定 コントレイル:2戦2勝のディープインパクト産駒(母父アンブライドルズソング)で、いかにも早い時期に活躍しそうな配合で、前走の東スポ杯2歳Sで断然1番人気に応えて、5馬身差でレコードのおまけもついて楽勝してきた。この世代の牡馬トップクラスなのは間違いなく中山でも問題ないだろう。ノースヒルズ生産なのが、よくいるタイプ(要はノーザンF生産)と少し違うくらいか。菊花賞はともかく、ダービーまでは主役を張れるのでは。リスグラシューが引退してすぐ、新星が輝くのは矢作厩舎の層の厚さか。

2番人気想定 ワーケア:これまた2戦2勝のハーツクライ産駒で、アイビーSでは阪神JF8着だった牝馬のそれなりの強豪クリスティを相手に3馬身差の楽勝をしてきた。ハーツクライ産駒らしく、まだまだ完成途上な印象でも能力を感じさせるあたり、鞍上コメントからしても先々も楽しみな馬のよう。ただ、新馬戦から半年経ったアイビーSで、ほとんど馬体が増えてこなかったのは残念。

3番人気想定 オーソリティ:こちらも2戦2勝で、オルフェーヴル産駒の一頭。初戦の函館1800mでは札幌2歳Sを勝つブラックホールを退け、2戦目の芙蓉Sでも少頭数で時計は速くないが2馬身半きっちり差をつけて完勝している。母母シーザリオの良血で、オルフェーヴル産駒特有の打率は低いがホームランのパターンか。

4番人気想定 ラインベックディープインパクト×アパパネの良血馬だが、ややズブめなようで、前走の東スポ杯2歳Sでは、ここで本命視されるコントレイルに9馬身もちぎられた3着。ただ、鞍上ビュイックが2400m向きとコメントしているように、菊花賞あたりでは好勝負に持ち込めるのかも。

5番人気想定 ヴェルトライゼンデワールドエースワールドプレミアの下で、この馬は父がドリームジャーニーとなった。父自身が小さかったのもあり、産駒もわりと小さいケースが多いが、この馬は馬格もあって、今後ゆっくり強くなっていくのではとみる。

6番人気想定 ブラックホール:例年に比べると低レベルだった札幌2歳S勝ち馬。ゴールドシップ産駒のワンツーという結果で、今回は雨が降るなどスピード競馬要素が薄れてくれないと厳しいのではないだろうか。

7番人気想定 ブルーミングスカイ:角居厩舎のディープインパクト産駒だが末脚が甘く、1勝クラスでも2着、4着と勝ち切れていないように大駆けは期待薄。

8番人気想定 ゼノヴァース:藤沢和厩舎のディープインパクト産駒で人気はあるが3戦目でやっと未勝利を勝ち上がったように、実力はいまひとつ。

9番人気想定 ラグビーボーイ:低レベルな未勝利戦をようやく勝ち上がっただけで、全く通用しないだろう。

10番人気以下想定
ハギノエスペラントキズナ産駒らしく長くいい末脚を繰り出すが、4戦目でようやく未勝利を脱出したように、力が落ちる。

ディアマンミノル:新馬戦のみの1戦1勝馬だが、母母イソノルーブルで兄達もトラストワン5勝、モンストール3勝と走っており、潜在能力的にはそこそこやれるのかも。

ワスカランテソーロ:4戦目で低レベルな未勝利戦をようやく勝っただけで、母母マザートウショウはバカ速い馬だったが、この馬はそういう感じもなく、要らなそう。

パンサラッサ:ロードカナリア×モンジュー牝馬という配合で、スピード、スタミナ、瞬発力ともにどっちつかずな感じか。

ナリノモンターニュ:母母がアイリッシュダンスハーツクライの母でもある)で、血統的にはもっと伸びていく素材なのだろうが、まだ新馬戦で2着した後の未勝利勝ちのみで、特にインパクトある勝ち方ではなかった。成長待ちか。

ガロアクリークキンシャサノキセキ産駒にしては珍しく2000mの新馬戦を使ってきて快勝したが、まだここでは厳しそう。

ディアセオリー:7月の福島での新馬勝ちの後は札幌2歳S、葉牡丹賞と割と相手が強く結果こそ伴わなかったが、内容はそう悪くなく、じわじわ力をつけてきてはいるのでは。

クリノブレーヴ:種牡馬オーシャンブルー(父ステイゴールド)の初勝利をあげて父親孝行な馬だが、未勝利勝ちも楽勝でなく、まだここでは荷が重い。


<まとめ>
有力:コントレイルワーケア

ヒモに:オーソリティラインベック

穴で:ディアマンミノルディアセオリー


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2019年12月18日(水) 21:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 2019有馬記念
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はAA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月22日(日) 中山11R 第64回 有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

【登録頭数:19頭】(フルゲート:16頭)


【ファン投票上位馬】

アーモンドアイ<B>(中7週)
これまでのアーモンドアイなら熱発があった時点で大事を取って放牧に出して来年に備えるというイメージがあったが、今回は何か様子が違う。熱発と言っても普段どれぐらいの体温の差があるのかは関係者にしか分からないが1日休んですぐに乗り出している時点で大したことではないと言える。それよりも有馬記念にファン投票1位で出走させることができる喜びが国枝調教師からのコメントに表れているので、最初から香港Cではなく有馬記念を使いたかったのかもしれない。
<1週前追い切り>
南W併せ馬の内。力強い走りで好時計で先着。気になるところはやや重心が高めな感じに見えた点。

リスグラシュー<C>(中7週)
海外遠征帰りということで宝塚記念の前と同じような状況。調教内容もその時とほぼ同じ内容で、動きに関しては抜群に良い感じには見えない。ただ引退レースということで、ビッシリ仕上げてきてはいる感じあり。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。一杯に追われて好時計で先着も、終いで体が起き気味で宝塚記念の1週前のように前に伸びる感じがなかった。

キセキ<C>(中10週)
海外遠征後のレースとなるが1ヶ月前の早い時期から時計を出し始めていて、乗り込み量はかなり多く勢いはある。昨年のジャパンカップ時のような調教の動きになってくれば理想的だが。
<2週前追い切り>
CW単走。首が上がり気味で終いの伸び脚が甘く、力強さがない。
<1週前追い切り>
CW単走。勢いよく直線に向いてくるが、ここでも重心が上がってしまうため前に伸びきれず。

サートゥルナーリア<AA>(中7週)
本馬も早い段階から有馬記念出走を表明して1ヶ月前からトレセンで調整されてきた馬。2週前の段階でかなり良い動きで、1週前にはこの秋初めての併せ馬。スミヨン騎手騎乗で折り合いもつき、1週前段階でほぼ仕上がっている感じに映り、状態だけならこれまでで一番。
<2週前追い切り>
CW単走。フラフラしたところはあるが、走りに勢いがあり力強い伸び脚。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。スミヨン騎手騎乗で折り合いもついて、終い持ったまま楽に突き放す。

フィエールマン<D>(中10週)
凱旋門賞帰りのレース。もともと間隔を空けて使ってきている馬で1週前は強めに追われるが、今回はこの馬としては控えめな内容になっている。まだ疲れが少し残っているのかもしれない。
<2週前追い切り>
南W3頭併せの中。押さえたまま直線に向くと楽に先着。海外帰りを感じさせない動き。
<1週前追い切り>
南W併せ馬の内。今週も折り合い重視の控えめな追い切りで、併走相手の手応えと比べると物足りない走り。

ワールドプレミア<D>(中8週)
菊花賞時の調教ではかなり良い動きに見えたが、この中間は早めに乗り込んでいる割に2週前、1週前と動きはモタモタ。正直、物足りない動きだったし、うるさいところのある馬で関東への長距離輸送も初めてで、克服しなくてはならないところが多いとの印象。
<2週前追い切り>
CW併せの外。追われて最後何とか先着。動きに力強さはない。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。ジョッキー騎乗で直線追われるも伸び脚イマイチで伸びきれず。

スワーヴリチャード<AA>(中3週)
この中間も坂路での調整。ジャパンカップから中3週となるが坂路での動きを見ると前走時よりも良いくらいで、叩き3戦目でさらに上積みがありそう。
<2週前追い切り>
坂路単走。レース後からそれほど間もないので軽めの調整も、気分よく軽快な走り。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。まだ多少右にモタれる面を見せるが楽に併走相手を置き去りにして、動きは前走時以上。ジョッキーとの呼吸、折り合い面も抜群に良い。

レイデオロ<E>(中3週)
映像なし。前走後短期放牧に出て期限ギリギリにトレセンへ戻ってきた。これまでゆったりとした間隔で使われてきた馬で、1週前に速い時計を出せていない時点で状態が良いとは思えない。

アルアイン<B>(中4週)
この秋は2戦とも追い切りの動きが物足りなかったが、この中間1週前追い切りでは終いしっかりと伸びており、ここ2戦よりは動きが良かった。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。終いしっかり伸びて先着。

シュヴァルグラン<D>(中3週)
昨年は◎にしたくらい1週前追い切りの動きが良かった馬。今年は、併走相手が違うので単純比較はできないとはいえ、走りに迫力がなく物足りない。
<2週前追い切り>
坂路単走。軽めの調整も力強さがない。
<1週前追い切り>
CW併せの内。有馬記念に出走するエタリオウと併せて突き放される。


【以下、賞金上位馬】

アエロリット<A>(中7週)
この秋2戦とも競馬場で馬を見たが、パドックではかなり良く見せて状態も良かったと思う。今回、中7週と間隔に余裕もあり、調教の動きからも好調子そのままといった感じ。
<2週前追い切り>
南W単走。控えめな内容も動きに力強さあり。
<1週前追い切り>
南W単走。折り合いもついてリラックスした走り。力強さもあって好調キープ。

クロコスミア<D>(中5週)
この馬も早めに参戦表明した馬だが、坂路で乗り込まれている割に時計は物足りない。
<1週前追い切り>
坂路単走。勢いよく駆け上がってきた割に終いは息切れした感じ。

スティッフェリオ<C>(中7週)
この中間も坂路での調整。時計的にはいつもとそれほど変わらないが、ガラッと良くなってきたという印象もない。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。素軽い動きも力強さに欠ける走りでもうひと伸びほしい。

ヴェロックス<C>(中8週)
この中間は2週前、1週前と強めに追われて乗り込み量は豊富。走りを見ると首が高く、全身を使った走りではない点が気になる。
<2週前追い切り>
CW単走。ゆったりした走りも、首が上がるシーンを見せていてやや物足りない走り。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。直線で追われると一気に突き放すが、首を使わない走りでやや硬さあり。

エタリオウ<B>(中3週)
この中間も疲れなしといった感触で、1週前追い切りの動きがかなり良く、変わり身がありそう。
<1週前追い切り>
CW併せの外。手応えに余裕があり前走時からの変り身が感じられる動き。


【以下、除外対象】

スカーレットカラー<D>(中5週)
映像なし。CWでは時計の出る馬だが、1週前追い切りでは終いの時計が掛かっており、ちょっと物足りない。

クレッシェンドラヴ<B>(中5週)
乗り込み豊富。2週前に強め、1週前に馬なりで先着と順調な調整内容。
<1週前追い切り>
南W併せの内。ゆったりとした走りで力強さがあり、前走のようなセカセカした感じがないのは良い。

ヴァイスブリッツ<B>(3ヶ月)
休み明けも坂路、南Wでかなり良い時計が出ていて仕上りは良さそう。
<1週前追い切り>
南W併せの外。楽な手応えで余裕の先着。時計も優秀で自己条件なら好勝負。



◇今回は有馬記念編でした。
JRAのCMに『夢の第11レース』という作品があります。



https://weekendmemories.jp/last1haron.html

過去の名馬たちが同じレースに出走していたら、どんなレースになっていたのだろうかという内容。
これを見て、思わず私は『アーモンドアイVSエネイブル』を思い描いてしまいました。走っている時代が違えば当然、対決することはなく想像するしかありませんが、同じ時代に走っているのに対決が実現しないというのは競馬ファンにとっては悲しいこと。結果が分からないからこそ夢が膨らむという見方もできますが、今考えられる最高の対決も来年ならまだ可能なので、ぜひヨーロッパと日本で観てみたいものです。この2頭が同じレースで走るようなことがあれば、世界中が注目する夢の対決となるでしょう。
そして、いよいよ今週末となった有馬記念。ご存知、ファン投票によって出走馬の順番が決まるレースです。投票用紙には『あなたが第64回有馬記念に出走させたいと思うJRA所属の現役競走馬(3歳以上)を1~10頭まで選んで投票して下さい』と書かれています。近年は2週前に行われる香港国際競走に向かう馬も多く、ファン投票上位馬(1位から10位のうち8頭が出走予定)がこれだけ揃うのは珍しいのではないかと思います。
日本の競馬は競馬ファンの馬券の売り上げで成り立っています。香港カップに出走する予定で有馬記念は回避予定だったアーモンドアイに10万9885票というたくさんの人たちが投票して1位獲得するほど、日本の競馬ファンはこの馬に有馬記念で走ってほしいと願っていたのです。
理由はどうであれ、アーモンドアイが出走することになって今年の有馬記念は多くの競馬ファンにとっての『夢の第11レース』となりそうです。そのアーモンドアイが期待に応えるのか、それとも他の馬が跳ね返すのか、いずれにせよどの馬が勝っても今年12.22の中山第11レースは記憶に残るレースとなりそうです。皆さんも競馬場、ウインズ、テレビなどいろんな場所で有馬記念を楽しんでください。

それでは次回ホープフルS編(予定)でお会いしましょう。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論はレース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2019年12月18日(水) 16:00 覆面ドクター・英
有馬記念・2019
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まずは先週の回顧から。久々の帯封ゲットに、ウマニティ予想では4895%と大爆発で、このコラムで「有力とした2頭」のワンツー+「穴で一番手グランレイ」が3着で、3連単9万馬券、3連複3.8万の高配当となりました。的中のポイントとしては、3強(オッズ的には1強扱いでしたが)の一角だった10着レッドベルジュールが、「いかにもマイルは忙しく、前走デイリー杯2歳Sで内を突く競馬で上手く行き過ぎていたので事実上は2強」、ハミを替えて未勝利戦ながら4馬身差の楽勝をしてきたグランレイが、「血統的にもルーラーシップ×ファルブラヴ×フジキセキとスケール負けしない配合であることから3着ならありか」、というあたりだったでしょうか(ちなみに、接戦で4着だった初芝の9番人気タガノビューティーも「兄弟は芝でも走る」ということで、当コラム穴での2番手推奨馬)。香港みたいに4連単がもしあったらすごかったなあ、とも思うのですが、まあ欲張り過ぎない方がいいですよね(実馬券では欲をかいて、本命◎タイセイビジョンからの馬券の資金配分をより高めて買っていた、なんてのはナイショということで(笑))

では、話を有馬記念に移して。今年は香港を回避したアーモンドアイの出走が一番のポイントでしょう。寄稿させてもらった「競馬の天才」特集記事の執筆時点ではアーモンドアイは香港遠征予定だったのですが、出走してくるということで俄然、当然有力。この馬の取捨が馬券的中の焦点となりそうです。深読みすると、体調だけでなく香港の政情不安定(香港競馬は時折中止もありました)も、他の海外馬同様に回避の一因になっていたという可能性はあるんじゃないでしょうか(繁殖にまわってからは、産駒が出来の善し悪しに関わらず毎年1億円くらいにはなりそうですし)。余談ですが、香港のほうは"覆面禁止法”があるので今のキャラは良くないのかもしれません。当たると随分饒舌だなあ、と言われそうなので、本題に。


<全頭診断>
1番人気想定 アーモンドアイ:この馬にとっての中山2500mは、デビュー以来、安田記念ほどではないがあまり向かない条件だと思う。思うが、正直体調に関しては回避時点からあまり問題ないんじゃないかと思っているし、前走を見ても「最も強い馬に、最内を通ってください」という忖度競馬で、敢えて厳しくマークしてくる騎手というのもいないだろう(外から蓋程度ならまだしも、前をカットしたりぶつけたりしてしまうと人気度合いからしばらくネット上で叩かれそう)し......。

2番人気想定 リスグラシュー:私自身とは非常に相性の悪い馬で、これで引退してくれると思うと正直ほっと胸をなでおろしている(笑) 若いうちは、末脚にはいいものあるが、不器用でやや人気先行くらいに思っていたのだが、ハーツクライ産駒らしい成長力で本当に強くなってしまい、牡馬相手でも国内でも海外でもG1を勝つ馬となってしまった。春のグランプリ馬であり普通は本命視される立場でもあるのだろうが、歴史的名牝レベルとなってしまった今は、海外帰りでそう厳しく仕上げる必要もないのでは?とみたい(「恥ずかしくない」程度のそこそこ好走でOKではないだろうか。さすがに、タイキシャトルのように、春より結局20kg増えちゃいましたというデブデブで出てはこないだろうが)。

3番人気想定 サートゥルナーリア:ホープフルSと皐月賞のG1・2勝の中山巧者の可能性も高い一頭だが、ダービーで4着、秋の天皇賞ではアーモンドアイを負かしに行って6着と敗れ、そんなに強くないのかなあと評価を下げつつある。確かに牡馬はそう強くない世代で、成長力の問題か気性の問題か、緊張が途切れると極端に走らなくなる傾向のこの一族のせいか。

4番人気想定 ワールドプレミア:故障もあり大成しなかったワールドエースの下だけあり、能力は確かだが気性的に幼く、活躍は来年かなあと思っていた馬だが菊花賞武豊騎手の神騎乗で勝ってしまった。ただ中山だとあれは難しく、やはり本格的な活躍は来年と思われる。うまく立ち回って、そこそこ上位進出も可能かといった位置づけ。

5番人気想定 フィエールマン凱旋門賞は12着と惨敗したが、正直全然向かない条件なのによく連れていくなあ、と思って見ていた(母がフランス馬とかの問題でなく、父ディープインパクトらしい高速馬場の申し子のような馬で、凱旋門賞と適性が真逆)。その前は差しにくいコースの札幌記念と、2戦ともに使い分けの影響もあるのか適性外条件での敗戦で評価を落としており、正直秋の天皇賞とJCを使うのが良かったと思っている1頭。勝ってしまった春の天皇賞よりは、中山2500mのここはこの馬にとってはまだ乗りやすいか。海外遠征使れというのもさほど無さそうで、凱旋門賞惨敗で萎んだとかいろいろ聞こえてくるが、先述の通りあれは完全ノーカウントでいいのでは。AJCCを今年初戦で使ったのもいくら使い分けとはいえ、毎度差しにくい不向きな正直センスの無いレース選択なのだが、最後に有馬記念で頑張って「(あそこで経験してたことや、不運な使われ方や諸々あったけど)良かったね~」という一年になるのでは。

6番人気想定 スワーヴリチャード:やんちゃさが無くなり正直もう終わったかと思っていたが、JCでは得意の左回りだけあって久々の勝利。ただ中山はここまで悲惨な成績(避けて通ってきたが3回とも馬券外)で、前走JCの影響でそこそこ人気を背負いそうなここは要らないか(ただ、またマーフィー騎手が乗ってくると、右回りだろうが急坂だろうか直線が短かろうが乗りこなしてしまうのかも)。

7番人気想定 キセキ:勢いのあった昨年でもこのレースで2番人気で5着だった。菊花賞を勝ってしまったが、本質的にステイヤーではなく中距離のスピードレースくらいのほうがいいタイプなのだろう。前に行けるだけにそこそこやれそうでもあるが、調教を見ると海外遠征の疲れもあるかといった具合。週末の雨予報は、昔から「雨のキングマンボ」という格言(?)があるように父父父キングマンボがプラスに働くかもだが。

8番人気想定 ヴェロックス皐月賞2着、ダービー3着で、ライバルの抜けた菊花賞で1番人気3着と、人気を裏切り株を下げた。ただ当コラムでも3冠のうちで最も向かないと人気ほど評価していなかった距離が長すぎる菊花賞敗戦はノーカウントで良いし、ここは巻き返す絶好の舞台だろう(年明け初戦に選びそうな2200mのAJCCなどは更にピッタリな印象だが)。

9番人気想定 レイデオロ:昨年の有馬記念2着までは非常に強かったが、今年は1番人気3回と2番人気1回ながら、6着、5着、4着、11着とボロボロの結果。気持ちが切れてしまっていそうで、正直この秋の2戦は余分で、価値を下げてしまった感じ。キングカメハメハの後継で母系もディープインパクトの母とも近く、種牡馬入りしたらサンデー牝馬にもたくさんつけられるしまた快進撃が続いていくだろう。

10番人気以下想定
アエロリットリスグラシュー同様、これまた私自身とは非常に相性の悪い馬で(牡馬混合戦での強豪牝馬の扱いがやはり昔と違って互角に近くなってきていて、難しい時代になった)、終わったかと思わせつつしぶとく東京なら走り続ける。ダートで厳しいペースで逃げて好成績おさめたテイエムジンソクの近親だけに、厳しいペースで粘るのは得意なのだろう。ただ、中山のこの距離はちょっと違うのでは。

エタリオウ:「最強の1勝馬」などと言われていたが、シルバーコレクターと呼ばれていた父ステイゴールドからみるとスケール感がかなり小さい(ステイゴールド自身が負けていた当時は非常に強敵の多い時代で、サイレンススズカエルコンドルパサーグラスワンダースペシャルウィークテイエムオペラオーアグネスデジタルジャングルポケットなど、かなりの一流馬ばかり)。馬体重の増減が激しかったり、深いブリンカーに替えてみたりと、気力・体力ともに安定せずで、ここも期待薄。

シュヴァルグラン:引退を延ばして現役続行してきたが、なぜか向くであろうオーストラリアの長距離レースを使わず、ドバイやイギリスに行ったり、もうスピード的に厳しいJCを今年は使ってみたり(香港の2400mならまだやれたはず)と、チグハグ続きの一年だった。昨年3着だったこのレースも、今年はボウマン騎手でもないし厳しいのでは。

クロコスミア:3年連続今年もエリザベス女王杯2着と、6歳秋でもまだまだ元気なところをアピールしたが、前走は絶妙ペース逃げでの藤岡佑騎手のかなりの好騎乗でのものであり、再度神騎乗というのは難しいだろう。

アルアイン:中山の中距離は得意だが常に善戦するタイプが崩れだすと脆い。この2戦が14着と16着というように気持ちが途切れた中で、いつもよりかなり長い2500mは、距離通り長く感じるのでは。

スカーレットカラー:府中牝馬S勝ちで期待したエリザベス女王杯は7着と快進撃は止まった。手ごたえの割に全然伸びなかったようでマイル前後が良さそう。初の2500mは適性が高くなさそう。

スティッフェリオオールカマー勝ちもあり、中山適性自体は高そうだが、アエロリットキセキのいるここは楽逃げ不可で、好走は難しそう。

クレッシェンドラヴ福島記念勝ちのあるステイゴールド産駒で、これまで福島での好走が多く、似た感じのある中山競馬場の適性自体はありそうなのだが、G3をやっと勝っただけに実力的にまだ足りないか。

ヴァイスブリッツ:1勝クラス辛勝直後で、実力が足りない。


<まとめ>
有力:アーモンドアイフィエールマン

ヒモに:ヴェロックスキセキワールドプレミア

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2019年10月25日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】注目の2強対決! 天皇賞(秋)の展望&馬券の買い方を考える
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菊花賞武豊騎手のワールドプレミアが勝利。

実は予想段階で過去のレースを振り返った際に、1996年のダンスインザダークもさることながら、2000年のエアシャカールの騎乗を見て、改めて淀の長丁場における武豊は上手いなぁと感心していたのである。

最終的にワールドプレミアは4番手評価に留めたが、スタートから少し促して位置を取り、道中はリラックスして好位追走、4角で各馬が動き出して行った際もまだじっと脚を溜め、直線鮮やかに弾ける。京都の3000mはこう乗れ、という教科書のような騎乗ぶりに改めて唸らされた。

2着福永騎手も同様に、ちょうど3年前のレインボーラインのようなコース取りで淀の3000mを乗り切った。そういえば2007年だったか、春の天皇賞でメイショウサムソンの2着に好走したエリモエクスパイアという馬も福永騎手騎乗だったことを思い出す。大舞台はすっかり外国人騎手が席巻するのにも見慣れてしまったが、京都の長丁場になるとJRAジョッキーの当たりの柔らかさが生きて来る。


~注目の2強はともに有力

さて、今週末は天皇賞(秋)サートゥルナーリアが参戦を表明してくれたおかげで、アーモンドアイとの対決という、この秋G1屈指の好カードが実現した。

アーモンドアイ安田記念で3着に敗れて以来の1戦。安田記念ではスタートで後手を踏んだ上にゴチャつく苦しいスタート。道中は久々のマイル戦もあってかやや置かれ気味だったが、それでも直線は鋭く伸びて上位に迫った。3着とはいえ、文字通り負けて強しと言える内容だ。

負けて強し―。

競馬においてはこの言葉には少々警戒しなくてはいけない。ある意味、不器用で大外を回すしかない馬は、毎度毎度負けて強しのように見えてしまいがちだからである。

だが、アーモンドアイの場合は本来器用な競馬もできる馬である。だからこそ、素直に負けて強しということで良いだろう。東京2000mの方がレースはしやすいはずだし、改めて主役級の評価をしたい。

一方、3歳サートゥルナーリア神戸新聞杯から菊花賞スキップしてコチラに回ってきた。ダービーではレーン騎手初騎乗の上にスタートで後手を踏み、さらに4角では少々強引な押し上げ。結果的に道中でのロスが響き直線は伸び切れなかったが、それでも展開を考えればこちらも負けて強しと言える内容だった。

秋初戦の神戸新聞杯は弾けるような行きっぷりで完勝。ダービーの反省も踏まえて今回は気性面へのケアも念入りのようで、同じ轍を踏む可能性は低いとみる。素直に有力として良いだろう。


~予想と同時に買い方も重要な一戦

本来であれば2強危うし、と書いた方が読者の方の引きは良いのだろうが、センセーショナリズムに走って本来の能力評価を誤っていては元も子もない。今回に関して言えば2強といわれる2頭はどちらも素直に有力視して良いと考えている。何でもかんでも疑うことや捻ることが正解ではない。

しかし、1997年の”バブル&エア対決”が実現した、エアグルーヴバブルガムフェローのワンツー。

2000年、”2度あることは3度ある”のテイエムオペラオーメイショウドトウのワンツー、これらの時代と異なることがある。

それは、馬単、そして、3連複&3連単の存在だ。そう、今は2強が有力でもあと一頭を探すことで、十分儲けに繋げることができる。

1997年であれば、断然人気は2着に敗れたバブルガムフェローの方だったから、馬単ならばそれなりに儲けることが可能だっただろうし、2000年は3着に中穴のトゥナンテが突っ込んできたことで、3連系の馬券はそこそこついただろう。

今回は恐らくダノンプレミアムワグネリアンあたりが2強に次ぐ人気となりそうだが、この2頭ならばワグネリアンを有力視したい。大阪杯札幌記念はいずれも道中で行きたがるしぐさを見せており、今回アエロリットの参戦でペースが引き締まりそうなのは大きなプラス材料だろう。もともと東京コースが得意なタイプであり、過去2度の同舞台では、東スポ杯2歳Sを圧勝、さらにダービー制覇といずれも好内容のレースを見せている。

その他の馬の中では、前述のアエロリット他、スワーヴリチャードアルアインあたりが支持されそうだが、どの馬も一長一短という印象。

アエロリットは2000mになると不安の方が大きく、恐らくベストは1800m以下だろう。

スワーヴリチャードは馬場、枠など条件が揃った宝塚記念で3着止まり。当時は本命にして期待したが、正直物足りない内容だった。

アルアイン大阪杯皐月賞以来久々のG1制覇を成し遂げたが、展開や枠順など、コチラもすべてがハマった印象が強い。どちらかといえば切れ味よりも持久力型で、東京コースへの適性も疑問だ。

以上のことからも、2強以外は案外混戦模様だ。馬券を買うならば、3連複で2強+伏兵。あるいは3連単で2強→2強⇔伏兵、のような買い方も面白いかもしれない。現代競馬は予想も大事だが、それを生かせるかどうかは買い方次第。

予想という”素材”を生かすためにも、良い買い方という”調理方法”を意識して臨みたい一戦だ。個人的に結構自信があるので、当たっても外れても、その顛末はまた次週のコラムでお伝えしたい。

天皇賞(秋)の結論は、『TAROの競馬』にて無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2019年10月18日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】悪天候競馬の処方箋/菊花賞は相手探しに妙味アリ
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台風19号の影響を大いに受けた先週末の競馬。秋華賞が行われた京都競馬場も、開催こそ予定通り行われたものの雨の影響は避けられず、秋華賞と同じコースで行われた土曜3Rの芝2000m戦を勝ったパンサラッサの上がりは最速ながらなんと40秒3! この数字を見たときには日曜の秋華賞はどれほどタフな馬場になるのかと思ったものだが…。

日曜日は好天に恵まれた上に風も強かったせいか一気に馬場は回復、通常よりも少し時計が掛かる程度の馬場状態となった。レースは福永騎手のビーチサンバが意表を突く逃げの手に出て、コントラチェックが2番手。道中も緩むことはなく、持久力を問われる流れになった。直線、馬群を捌いて抜け出して来たのはオークス以来の久々だったクロノジェネシス。道中はスムーズに馬群の中で折り合うと、2着カレンブーケドールを2馬身突き放す完勝だった。桜花賞オークスはともに3着に敗れた雪辱を果たすとともに、北村友→津村→和田という、デムルメが参戦するG1にしては珍しい日本人騎手の上位独占となった。

クロノジェネシスカレンブーケドールは順調ならばともにエリザベス女王杯に参戦する可能性が高い。今回の2馬身差は一見すると決定的にも見えるかもしれないが、クロノジェネシスはピリピリしたところがあり、叩いての上積みがどこまであるかは微妙なところ。距離延長もどちらかといえばカレンブーケドールの方に分がありそうで、この2頭の勝負付けはまだ済んではいないだろう。無敗のオークスラヴズオンリーユー、そして月曜日に行われた府中牝馬S組も含めて、エリザベス女王杯での激突が楽しみになってきた。


~大雨で発生した極端な馬場傾向

さて、毎週競馬をやっていると年に数回、先週土曜の京都のように、大雨や雪など悪天候の影響を受けることがある。このような、いわば「特殊な状況下」での競馬は、しばしば極端な傾向が生まれる。そして、その傾向を掴むことができれば大きなチャンスが訪れる。

先週の土曜の京都もやはり極端な傾向が出ていた。ザックリまとめると、

芝=タフな馬場で外有利
ダート=逃げ&イン圧倒的有利

実際にデータを見ても、

芝1~4枠(0-2-4-18)
芝5~8枠(5-3-1-25)

ご覧の通り明らかに外が有利。ダートに目を転じても…

ダート逃げ(4-2-0-1)
ダート先行(3-4-5-15)
ダート差し・追込(0-1-2-52)

ご覧の通り、明らかに偏りが出ていた。

このような傾向は基本的に出始めがもっとも狙いどころである。なぜなら、レースを重ねるごとに騎手も、そして我々ファンも気づき始め、対応するようになるからだ。

騎手は馬場の内が悪いとみれば外に出すようになるし、ファンはやはりバイアスに応じて買うようになるから、オッズ的な旨味は薄くなっていく。逆に言えばいち早く気付くことができれば、そこには確実に儲けのチャンスが生まれるわけだ。悪天候となるとあまり馬券を買う気が起きないことも多いかもしれないが、特殊な状況下は特殊な傾向が生まれるので、むしろチャンスなのである。

あくまでも予報段階ではあるが、今週末も雨の予報が出ている。場合によっては先週同様に極端なバイアスが発生する可能性がある。悪天候の日はリアルタイムで馬場をチェックしていると、思わぬチャンスが訪れるかもしれない。


菊花賞神戸新聞杯敗戦組に注目!

今週末は牡馬クラシック最終戦、菊花賞が行われる。

今年はダービー馬ロジャーバローズ不在に加え、皐月賞馬にして神戸新聞杯を圧勝したサートゥルナーリア天皇賞(秋)路線、さらにセントライト記念を勝利したリオンリオンも回避となってしまった。クラシックとしてはかなり寂しい顔ぶれになってしまった印象だが、やはり主役はヴェロックスか。

ヴェロックスは2歳夏に小倉の新馬戦を圧勝すると、クラシックでも皐月賞で2着、ダービー3着と安定したレースぶりを見せている。折り合いもスムーズで距離への不安もなさそうなので、サートゥルナーリア以下、強敵が不在のココは是が非でもモノにしたいところだろう。

むしろ馬券的な興味はヴェロックス以外の馬たちの取捨だろう。人気を集めそうな武豊騎手のワールドプレミアやルメール騎手に乗り替わるニシノデイジーはもちろん怖いが、未知なる3000mが舞台となれば、伏兵台頭の余地もある。

その中で注目は神戸新聞杯敗戦馬とみている。セントライト記念よりも上位勢のメンバーレベルは高く、ココで負けて人気落ちとなる組が面白そうだ。

穴候補筆頭として考えているのはレッドジェニアル神戸新聞杯では3番手につける積極策を選択。折り合いもついており、何より本番へ向けて出していく競馬をできたのは収穫。京都外回りでは既に重賞勝ちの実績があり、本番でも侮れない存在になりそうだ。

同じく神戸新聞杯組で、5着に敗れたユニコーンライオンも侮れない。春はクラシックに出走することすらできなかったが、夏の北海道で連勝し頭角を現してきた。大型馬でジリっぽく、いかにも京都外回りが合いそうなタイプ。淀の長丁場ではたびたび好騎乗を見せてくれる岩田騎手の騎乗も心強く、タフな馬場も苦にしない強みがある。

仮にヴェロックス1強ムードでも、相手次第では波乱の可能性あり。それが今年の菊花賞だ。

菊花賞の最終結論は、『TAROの競馬』にて無料公開の予定です。是非当日のブログをご覧ください。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2019年10月17日(木) 16:30 くりーく
くりーくの中間調教チェック 2019菊花賞
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はAA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


10月20日(日)第80回 菊花賞(3歳G1・牡牝・芝3000m)


【登録頭数:22頭】(フルゲート:18頭)

ヴェロックス(A)中3週
休み明けの前走時は、1週前追い切りでは首が上がり気味で重たさもあったが、この中間は2週前→1週前と強めに追われて疲れもなさそう。1週前追い切りには素軽さがあり、前走を一度使われての上積みが期待できそう。

ザダル(C)中4週
なかなか使い込めない馬で、今回は中4週で長距離輸送とこの馬には厳しい条件になる。1週前追い切りの動きを見ると、全体的に重心が高く走りに勢いがない。

サトノルークス(A)中4週
前走のセントライト記念の時も調教の動きが良かったが、この中間も引き続き乗り込み量が多く、1週前追い切りの動きを見ても脚捌きが機敏で、引き続き好調をキープできている感じ。

ワールドプレミア(C)中3週
休み明けを一度使われ、この中間の追い切りは単走での内容で併せ馬は行っていない。1週前追い切りの動きを見ると、特に動きが軽くなったなどはなく、見た目には重たい動きに映った。状態面は上積みも調子落ちもなさそうで、走りからは長距離が向いているようにも見える。

ニシノデイジー(C)中4週
休み明けの前走時は力強い走りで久しぶりに良い動きに見えたが、レースでは前残りの展開を後方から行って、勝負どころからも大外を回すコース取りで、あの内容では勝つのはどんな馬でも厳しかったと思う。今回は初めての長距離輸送が控えていることを考慮してか、1週前に3頭併せで一杯に追われて何とか先着の内容。左回りでの追い切りで動きがぎこちなく見えたので、最終追い切りは右回りで見てみたいが。

メイショウテンゲン(E)中4週
1週前追い切りはCWでの併せ馬だったが、持ったままの併走相手に何とか併入できた感じで、動きを見ても首が上がって全体的に重心が高く、前に伸びる感じがない走りだった

レッドジェニアル(A)中3週
前走時は1週前、最終追い切りと動きが良く、休み明けでも仕上がりが良さそうだったが、レースでは上位3頭とは力の差を感じた。ただ今回の1週前追い切りも、終いグッと伸びていて、出来自体は引き続き良さそう。

ナイママ(E)中4週
休み明けを使われての叩き2戦目になるが、1週前追い切りの動きを見ると重苦しさと硬さがある。春後半のような良い動きと比べると物足りない。

ヴァンケドミンゴ(D)中4週
この中間も坂路での調整。もともと首が高い走りをする馬だが、1週前追い切りの動きも終い首が上がるように見せていて、前に伸びる感じが物足りない。

カウディーリョ(B)中9週
8月の札幌でのレース以来だが、休み明けでも調教で良い時計が出ている時は勝ち鞍もあり、この中間も南Wで良い時計が出ていて仕上がりは良いほうだと思う。

カリボール(B)中1週
秋2戦2着、1着ときてデビューから5戦してまだ連対を外していない堅実な成績。前走のパドックを見てもまだ絞れそうな馬体に見えて、使い減りしない感じの馬で、あとは中1週になるのでカリカリしなければ。

シフルマン(D)中3週
休み明けの神戸新聞杯は最終追い切りの動きが物足りず評価を下げた。一度叩かれた今回だが、1週前追い切りの動きを見るとまだ重苦しさを覗かせていて春の良い出来に戻ってきていない感じがする。

ヒシゲッコウ(D)3ヶ月
4戦3勝でスミヨン騎手が騎乗する予定で穴人気になりそうな馬。3ヶ月の休み明けで乗り込み量は豊富だが、時計は前走時のように好タイムは出ていない。1週前追い切りの動きを見てもOP馬相手とはいえモタモタした走りで、プリンシパルS時の遅れのほうが走りは良かった。

ホウオウサーベル(A)中8週
6月、8月と長めの距離のレースを、ゆったりとしたローテーションで使われて2連勝中。この中間も中8週と余裕があり、乗り込み量も豊富で1週前に併せ馬で強めに追われて先着と、仕上がりも良さそう。これまですべて左回りのレースを使われてきているが、右回りでの追い切りの動きをみても特に気になるところはない。内枠にでも入れば淀の長距離が得意な鞍上なので怖い存在になりそう。

ユニコーンライオン(B)中3週
前走時の追い切りでは時計は出ていたものの硬さのある走りで少し物足りなかったが、今回の1週前追い切りでは硬い感じもだいぶなくなり、終いの伸び脚が良くなった感じ。

タガノディアマンテ(B)中4週
休み明けの前走時は調教駆けする馬としては物足りない動きに見えた。この中間は乗り込み量も豊富で、1週前追い切りでは硬さが取れて伸び脚、反応とも良くなった印象。

ディバインフォース(B)中8週
夏場に函館、札幌と使われて間隔を空けての参戦。この中間はトレセンでの乗り込み量は少ないが、1週前追い切りの動きを見ると併せ馬でしぶとさを見せている。勝負根性のありそうな走りを披露していて、重さもなく状態は良さそう。

メロディーレーン(F)中2週
小柄な牝馬ということが話題になっているが、この中間強めの追い切りができていない。もともと調教で速い時計が出る馬でもないので、3歳牡馬トップクラスが相手となるとかなり厳しくなる。


◇今回は菊花賞編でした。
先日の凱旋門賞では日本馬3頭が期待の応えることができず残念な結果となってしまいました。馬場の違いはこちらが思っている以上に大きいのか、今の日本の馬場が向いている馬ではフランスに行ってすぐに対応するのは厳しいのかもしれません。それでもディアドラ凱旋門賞に出走してもらいたかった)のように、ヨーロッパに長期滞在して結果を出している馬もいますし、エルコンドルパサーもフランスに滞在して凱旋門賞で勝ち負けを演じたことを考えると、今後は長期滞在がポイントになってくるのかもしれません。今年挑戦したキセキは、かなりの不良馬場の菊花賞を勝っている馬なので長期滞在して馬をヨーロッパ仕様に変えていけば、大きく変わる可能性があったように個人的には思っています。ただ、そのあたりは馬主さんが費用を出さないとならないことなのでなかなか大変だと思います。ディアドラのオーナーさんや武豊騎手で凱旋門賞を勝ちたいとサポートしているキーファーズの松島オーナーのような方たちもいるので、まだまだ諦めないで夢を追い続けてもらいたいものです。
今週は菊花賞が行われますが、近年は3歳馬でも天皇賞(秋)ジャパンカップに向かってしまう馬も多く、適性重視の論調が強まっているように感じます。使い分けによる部分もありますが、この菊花賞や、古馬では天皇賞(春)の回避がその典型例で、これら長距離戦には見向きもしないという陣営も多く見られます。挑戦しなければ勝つことはできませんし、向いていない条件を勝つためには試行錯誤していかなくてはなりません。そういった意味では、今の日本の競馬に足りないのは挑戦する気持ちではないかと個人的には思います。日本でも海外でもいろんなことに挑戦して競馬ファンを刺激するようなレースをたくさん見せてもらいたいものです。

それでは次回、天皇賞(秋)編(予定)でお会いしましょう。


菊花賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論はレース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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ワールドプレミアの口コミ


口コミ一覧
閲覧 67ビュー コメント 0 ナイス 7

昨年の有馬記念は、枠順が決まる前から
日記に
「リスグラシュー、サートゥルナーリア、ワールドプレミア」

「上記3頭の中で馬券になるのは1頭。」
そんな内容を書きました。
結果はー大ハズレ。
馬券も完敗と言うよりも、惨敗でした。

普通は、布団をかぶって 寝たい気分(笑)


(日)は1時間休憩して、夕方5時から
次週の予想を 始めます。


馬券を買う時は予想→予習。
結果が出た後は→復習。
ハズレた時程、復習には時間をかける。


先週の出馬表から、今週の推理をする手法では
復習なしで 予想も 成立しません!


有馬記念の出馬表から、年明けの金杯は
楽しみにしていました。


それから京都10レースも 、司令塔からの
予告がありました。


明日は、コロシアムの予想(プラス分)を
減らさない1日にします。


来週の予告レースを 待ちます。

 あべしぃ 2019年12月28日() 08:35
ホープフルS!2歳中距離王者に輝く馬は!?
閲覧 46ビュー コメント 0 ナイス 4

おはようございます!あべしぃです!
今日は待ちに待ったホープフルSです!

印から!
◎オーソリティ
○コントレイル
▲ブラックホール
△ヴェルトライゼンデ
△ワーケア
注ナリノモンターニュ

メンバー的にペースは落ち着きそうですかね?(いつもハイに...笑)
印がガッチガチ過ぎるのはオーソリティへの執着もありますが、5番人気までの力の差が突出している、というように思えたからです。

では見解を!
◎オーソリティ
ここまで充実した競馬を出来ているのは○、しかし前走は少頭数で楽な競馬ができた、というのも大きいはず。ただ、血統面では適正が目立ち、悪い印象は見えません。心配点としては精神面がまだ幼いとの事。
最後抜ける事が出来ても手を抜いて差されてしまうなんて事も?
後は11枠、という難しい枠が壁だと思われます。

○コントレイル
前走は東京で圧巻の競馬をしており、今日も最有力。
東京とはかなり違う競馬場ですが、中山2000というコースは数が多い、という事もありますが、ディープ産駒が強いです。ただコントレイルは力がある馬ですし、母系も地力系の血統。中山にも問題なく対応できるはずですし、末脚勝負ではまず負けないでしょう。

▲ブラックホール
札幌2歳Sから4カ月の休養明けで参戦。ゴールドシップ産駒だけに気性が心配ですが、長めの休養でリフレッシュは出来ていると思います。コースへの適正面はメンバーの中でもトップクラスでしょう。枠も最内枠に入れたことから有利にレースを進められるはず。
鞍上の石川騎手も調子を上げてきているので穴を探すならまずこの馬でしょう。力量も考えると頭まであってもおかしくは無いと思います。

△ヴェルトライゼンデ
兄はワールドプレミアという良血。血統から分かる通り地力とタフさが強いです。父ドリームジャーニーもコースへの適正が見え好印象。
ドリームジャーニー産駒の特徴上、切れ味勝負では分が悪いですが、長く脚を使えるので早めに抜け出せるかが鍵ですかね。
位置取りを前に置く馬なのでこのレベルの相手にどこまで対応出来るかで今後の明るさがわかりますね!

△ワーケア
休養明けでしっかり勝利していて、ハーツ産駒らしい成長力が見えます。血統的な注目度も高く、1渋った馬場で勝利出来ていて、タフさの必要な今回のコースはより相性がいいと思います。
長い脚を使うタイプですが、瞬発勝負にも対応できるはず。
鞍上もこのレースで好成績のルメール騎手なのはチャンス。

注ナリノモンターニュ
他馬と比べるとやや影が薄い印象ですが父ヴィクトワールピサ、母父エルコンドルパサーとスタミナが豊富な血統で、この舞台で逃げを打つのは○。今日も前が強いなら残れるかもしれない。

以上です!
基本はコントレイル、ワーケア、オーソリティの3強の形で時点にブラックホール等がいるので穴を狙いにいくほど荒れないだろうな、とは思います。しかしオーソリティの11枠は馬券内に入る事も難しいですし、ワーケアも壁を作られてしまえば来ないかもしれません。そこで前に行く馬。ここに注目ですね!
今日も楽しみましょう!それではまた!

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 藤沢雄二 2019年12月28日() 06:44
リベンジの時は来た!~POG第31節~ ※ホープフルS展望特別版
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2歳戦の最終週は1頭のみの出走ですが、大一番のホープフルSにラインベックが出走します。
というわけで、ホープフルSの展望をどこかの放送局のようにガッツリとラインベック贔屓でお届けいたしますw

早くも訪れたコントレイルとの再戦に脳内BGMには橋本真也の入場曲の『爆勝宣言』をオススメいたします。
SEさん、よろしく!

【出走】
・12月28日 中山11R ホープフルS
☆ラインベック(岩田康誠騎手)

既に発表された枠順は大外の13番枠ですが、むしろ外を引いて良かったのではないでしょうか。
母のアパパネもピンク帽のイメージは強いですからね。

それにしてもですよ。
正直なところコントレイルは強いですよ。やはりそこは一目置きます。
でもね、東京スポーツ杯2歳Sのあの圧勝劇を目の当たりにしているどころか、ラインベック陣営は体感しているわけでしょ。
あのレース後のインタビューで矢作調教師は、興奮気味だったらしいですけど、「ホープフルSに向かいます」って即決しているんですよ。

だから普通ならあんなに決定的な差をつけられていたら避けて通ると思うんですよね。
でも友道調教師は、タレント揃いの厩舎の手駒の中から、再度ラインベックをコントレイルにぶつけてきたんですよ。
率直に、正気の沙汰じゃないですねw

なんぼホープフルSがGⅠだからといっても、ダービーと比べたら“避けて通れるレース”じゃないですか。
そりゃ、京成杯や若駒Sには同厩舎同馬主の馬の参戦予定があるにしても、京都2歳Sを勝ったマイラプソディを使って頂上決戦を選択できたのだから、何もラインベックを使う必要があったわけでもない。

それに東京スポーツ杯2歳Sの前には「この次は弥生賞かな」みたいなプランでもあったわけだし。
なのでホープフルS参戦は「上方修正」と受け取れるわけですよ。

【ラインベック】
助 手 ◇ 栗東 坂良 1 回-53.7-39.1-25.1-12.6 馬ナリ余力
助 手 ■ 栗東 P良 82.8-67.6-52.6-38.6-11.8 [9] 馬ナリ余力
12. 6 栗東 プール 4周
助 手 12. 8 栗東 坂良 1 回-62.5-44.6-28.3-13.6 馬ナリ余力
助 手 12.10 栗東 坂良 1 回-61.0-44.0-28.0-13.6 馬ナリ余力
助 手 12.11 栗東 CW良 97.9-82.0-66.6-52.3-38.6-12.1 [8] 叩き一杯
ワールドプレミア(古オープン)一杯の外1.1秒先行0.2秒遅れ
12.12 栗東 プール 3周
12.13 栗東 プール 2周
助 手 12.15 栗東 坂良 1 回-58.5-42.3-26.7-12.9 馬ナリ余力
12.17 栗東 プール 2周
岩田康 12.18 栗東 CW良 81.8-66.2-51.0-37.2-11.8 [5] 一杯追伸る
エカテリンブルク(二1勝)末強めの内0.8秒追走アタマ遅れ
12.19 栗東 プール 3周
助 手 12.22 栗東 坂良 1 回-57.3-40.6-25.2-12.2 馬ナリ余力
岩田康 12.25 栗東 CW良 97.4-81.7-66.7-52.2-38.2-12.4 [5] 末強め追う
アドマイヤベネラ(新馬)末強めの外1.0秒先行0.2秒先着

で、ラインベックの今回の調整過程は上記の通り。
3週連続でCWでの併せ馬を行ったのですが、2週前と1週前が遅れているので見た目に不安はあるかと思います。
でも問題なしと個人的には思っています。

というのも、東京スポーツ杯2歳Sの時はポリトラックで追い切っていましたけど、これね、特に足下が悪いとかじゃなくて、気性面を考慮してのものなんですよ。
全兄のジナンボーのレースぶりを見たら納得はいくかと思うのですけど、やはりアパパネの仔は気性面で危ういところがあるそうで。変にスイッチが入ると暴発しかねない、と。
それで東京スポーツ杯2歳Sの時はCWでガッツリ調教してスイッチが入るとよろしくない、という理由でポリトラックを使っていた次第。
そして今回はCWでガッツリ調教ができているわけですよ。
確かに併せ馬では遅れた。でも調教動画を見ると重心の低いフォームで集中して走っているから、気性面での成長が見込めるというか、その辺の心配が解消されていると言っていいんじゃないのかと。
2週前の遅れは相手が菊花賞馬にして、先週の有馬記念で3着のワールドプレミアですから、それは相手が悪いですよ。その時点ではワールドプレミアの方が有馬記念1週前でビシッとやっているのだから。なのでここの遅れをとやかく言うのは筋違いですね。
1週前の遅れも追走遅れだから、これは調教相手が動いただけなんじゃないかと。まあここの遅れで物足りなさを感じるのは仕方ないでしょうけど。

とにもかくにも、今回はCWで調教をやれている点が最大のポジティブ評価です。
それに尽きます。


さて今回のホープフルSには2戦2勝馬が4頭出走してきているのですが、この4頭全てが2勝目がオープンクラスなんですね。
今週のあるコラムで須田鷹雄氏が指摘していたのだけど
「新馬戦が一発勝負になった2003年以降、芝の新馬戦を勝ち次走の2歳戦のオープン特別or重賞を勝った馬は165頭いるが、それらの馬が3走目で重複したケースは29レースで該当馬のワンツー決着は2例しかない」
というのよ。
それが2012年の京王杯2歳S(1着エーシントップ、2着ラブリーデイ)と2013年の阪神JF(1着レッドリヴェール、2着ハープスター)なのだと。

どうやらこの29レースは「該当馬が2頭のみ」のケースで、馬券圏内全てに収まったのは5レースだけなのだとか。

そして該当馬が3頭集まったのは3例しかないそうで。
・2015年東京スポーツ杯2歳S(ブロディガルサン2着、マイネルラフレシア3着、ロスカボス8着)
・2016年朝日杯FS(ミスエルテ4着、レッドアンシェル8着、アメリカズカップ9着)
・2018年京王杯2歳S(ファンタジスト1着、アウィルアウェイ2着、アスターペガサス5着)
という結果になっている。

ちなみに今回のホープフルSように該当馬4頭のケースは今までになく、史上初になる。

どう考えても確実に1頭は馬券圏外になるわけで。
そして該当馬2~3頭の確率論的にも、今回2戦2勝馬の4頭ボックスを買うのは理に適っていない。
ましてやその4頭が1~4番人気までを占めているのだから配当的にも美味しくはない。

そう考えると一角崩しは3戦2勝のどっちかじゃないの?というのは極めて自然な流れと言える。
お好みに応じて最内枠か大外枠のどちらかをお選びくださいってことですね。


この秋のGⅠ戦線は、特に12月はキャロット勢が猛威をふるったわけですが、そのキャロット勢からは出走なし。
次いで勢いがあるのはシルク勢ですけど、オーソリティはオルフェーヴル産駒だけに危なっかしいところがあるのは考えておきたい。
それならサンデーレーシングの巻き返しでヴェルトライゼンデの方が怖いか。

ノーザンFの生産馬でワーケアの評価が高い理由が今一つわからないのよね。というのもこの馬主さんは重賞未勝利なのよね。初重賞がGⅠ?どうもピンと来ない。

ならば、だったら金子さんでしょ!
というのも推しポイントかな。

この夏にディープインパクトとキングカメハメハが相次いで他界したわけですけど、それを考えるとこの秋は金子さんが鳴りを潜めていた印象はあるので、年の最後に「THE・金子ブランド」のラインベックが締めくくるというシナリオ、十分にあると思うけどな。

まあ買ってくださいとは言いませんよ。
重ね重ねですけど、そこはお好みに応じてなので。
ただ朝6時30分の時点でラインベックの単勝が6番人気で30.2倍。5番人気のブラックホールが11.5倍で7番人気のナリノモンターニュが58.3倍だから、まあ6番人気というのは動かないでしょうね。
いいオッズだとは思うけどな~(ボソッ)

【調教】

【アドマイヤヴェラ】
助 手 ◇ 栗東 坂良 1 回-53.8-38.9-24.9-12.3 強めに追う
助 手 12.25 栗東 坂良 1 回-53.3-38.4-24.7-12.5 一杯に追う
ツインシップ(二未勝)一杯を0.1秒追走0.4秒先着

【スタインウェイ】
助 手 ■ 美南 W良 83.4-68.2-54.9-41.3-13.3 [7] 馬ナリ余力
助 手 12.22 美南 坂良 1 回-62.6-45.7-29.7-14.7 馬ナリ余力
助 手 12.25 美南 坂良 1 回-57.5-41.8-27.4-13.3 馬ナリ余力

【ルドヴィコ】
スミヨ ■ 栗東 坂稍 1 回-54.4-39.4-25.4-12.7 馬ナリ余力
助 手 12.22 栗東 坂良 1 回-60.6-44.6-29.7-15.1 馬ナリ余力
助 手 12.25 栗東 坂良 1 回-56.8-41.6-27.2-13.5 馬ナリ余力
ヴァルムチェーナ(二未勝)馬ナリに0.1秒先行同入

【スピッツェンバーグ】
 黛  ■ 美南 W良 67.2-52.9-39.0-13.1 [6] 一杯に追う
助 手 12.15 美南 坂良 1 回-54.6-40.2-26.1-13.1 馬ナリ余力
12.17 美浦 プール
助 手 12.18 美南 W稍 70.2-54.1-39.7-13.4 [6] 馬ナリ余力
クサヒバリ(二未勝)一杯の外0.4秒先行3F付0.2秒先着
12.19 美浦 プール
助 手 12.22 美南 坂良 1 回-55.4-40.2-26.0-13.0 末強め追う
助 手 12.24 美南 坂良 1 回-57.3-42.5-28.5-14.4 馬ナリ余力
助 手 12.25 美南 W良 83.4-66.9-52.8-39.7-13.2 [7] 一杯に追う
エヌワイパフューム(古1勝)馬ナリの外1.3秒先行同入

【ディヴィニティ】
助 手 ◇ 美南 坂良 2 回-53.1-38.2-25.4-13.0 馬ナリ余力
12.11 美浦 プール
12.13 美浦 プール
助 手 12.15 美南 坂良 2 回-61.2-44.9-29.8-15.0 馬ナリ余力
助 手 12.19 美南 坂稍 2 回-57.0-42.2-28.1-14.2 馬ナリ余力
助 手 12.25 美南 坂良 2 回-53.5-38.7-25.7-12.7 馬ナリ余力
アビーム(古2勝)馬ナリに0.3秒先行同入


【在厩】
△ディヴィニティ(11月23日の未勝利戦は2着)
☆アドマイヤヴェラ(12月14日の新馬戦は2着)
△スタインウェイ(11月9日の未勝利戦は5着)
△グラマラスマリー(12月22日の未勝利戦は13着)
△スピッツェンバーグ(10月15日の新馬戦は7着)
△ルドヴィコ(11月3日の新馬戦は8着)

【放牧】
△ジュビリーヘッド(12月22日の千両賞は3着)
△フランジヴェント(11月17日の未勝利戦を快勝)
△クラシックココア(10月5日の新馬戦を快勝)
☆サイクロトロン(12月1日の未勝利戦を勝利)
△ナオミラフィネ(12月1日の未勝利は2着)
△オルテール(12月22日の未勝利戦は7着)
△ビップリバプール(9月28日の未勝利戦は11着)
△ステージアクトレス(9月16日の未勝利戦は6着)
△テルヌーラ(11月17日の新馬戦は5着)
☆イグニタス(11月17日の未勝利戦は13着)

【故障者リスト】
△カーフライターク(12月8日の1勝クラスは8着→骨折が判明)

【抹消】
△エバービクトリアス(屈腱炎の為)

在厩の未勝利勢は全て年明けに回りました。
最終週に使えそうな時計を出している馬はいましたけど、厩舎事情もあるのでしょうね。
POG的には年内10勝の到達はなくなりましたけど、各厩舎のスタートダッシュに貢献すると同時に、年末年始で疲弊するであろう財布を助けてくれるような勝ち星を年明けに期待しておりますw

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