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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 6 | 牝4 | 56.0 | 川田将雅 | 栗 池江泰寿 | 490(-2) | 1.08.0 | 4.9 | 3 | 34.5 | ③② | |||
2 | 5 | 10 | 牡4 | 58.0 | 坂井瑠星 | 栗 池添学 | 532(-2) | 1.08.0 | ハナ | 14.0 | 6 | 34.4 | ⑤④ | ||
3 | 1 | 1 | 牝4 | 56.0 | 浜中俊 | 栗 長谷川浩 | 468(0) | 1.08.2 | 1 | 2.9 | 1 | 34.4 | ⑦⑦ | ||
4 | 7 | 13 | 牡4 | 58.0 | 団野大成 | 栗 森秀行 | 484(+2) | 1.08.4 | 1 | 11.7 | 4 | 35.1 | ①① | ||
5 | 4 | 8 | 牝5 | 56.0 | 池添謙一 | 栗 武英智 | 486(+6) | 1.08.4 | ハナ | 12.4 | 5 | 34.8 | ⑤④ | ||
6 | 3 | 5 | 牡4 | 58.0 | 松山弘平 | 美 深山雅史 | 472(-2) | B | 1.08.4 | クビ | 17.3 | 8 | 34.4 | ⑧⑧ | |
7 | 5 | 9 | 牡4 | 58.0 | 横山典弘 | 栗 安田隆行 | 490(-2) | 1.08.5 | クビ | 4.8 | 2 | 33.9 | ⑬⑫ | ||
8 | 2 | 3 | 牡5 | 58.0 | 戸崎圭太 | 栗 音無秀孝 | 530(-4) | 初B | 1.08.6 | 1/2 | 16.0 | 7 | 34.6 | ⑧⑧ | |
9 | 2 | 4 | 牡7 | 58.0 | 丸田恭介 | 美 宗像義忠 | 492(-6) | B | 1.08.6 | アタマ | 46.3 | 13 | 34.4 | ⑩⑩ | |
10 | 8 | 15 | 牝4 | 56.0 | 横山武史 | 美 奥村武 | 442(-6) | 1.08.6 | クビ | 44.2 | 11 | 33.7 | ⑭⑮ | ||
11 | 7 | 14 | 牡4 | 58.0 | 角田大河 | 栗 吉村圭司 | 502(-6) | 1.08.7 | 1/2 | 51.6 | 14 | 33.8 | ⑭⑭ | ||
12 | 6 | 12 | 牡3 | 56.0 | 西村淳也 | 栗 須貝尚介 | 478(+4) | 1.09.0 | 1 3/4 | 149.8 | 16 | 34.8 | ⑩⑩ | ||
13 | 4 | 7 | 牝5 | 56.0 | 石川裕紀 | 美 中舘英二 | 482(+8) | 1.09.2 | 1 | 36.8 | 9 | 34.7 | ⑫⑫ | ||
14 | 1 | 2 | 牝4 | 56.0 | 富田暁 | 栗 木原一良 | 496(-2) | 1.09.2 | ハナ | 38.0 | 10 | 35.8 | ②③ | ||
15 | 6 | 11 | 牡6 | 58.0 | 北村友一 | 栗 安田隆行 | 466(-6) | B | 1.09.4 | 1 1/2 | 135.7 | 15 | 34.3 | ⑯⑯ | |
16 | 8 | 16 | 牝3 | 54.0 | 武豊 | 栗 音無秀孝 | 460(+2) | 1.09.5 | クビ | 44.7 | 12 | 36.0 | ③④ |
ラップタイム | 11.7 - 10.4 - 11.2 - 11.2 - 11.2 - 12.3 |
---|---|
前半 | 11.7 - 22.1 - 33.3 - 44.5 - 55.7 |
後半 | 56.3 - 45.9 - 34.7 - 23.5 - 12.3 |
■払戻金
単勝 | 6 | 490円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 6 | 180円 | 3番人気 |
10 | 320円 | 6番人気 | |
1 | 140円 | 1番人気 | |
枠連 | 3-5 | 770円 | 3番人気 |
馬連 | 6-10 | 3,260円 | 10番人気 |
ワイド | 6-10 | 1,120円 | 14番人気 |
---|---|---|---|
1-6 | 340円 | 2番人気 | |
1-10 | 700円 | 5番人気 | |
馬単 | 6-10 | 5,190円 | 14番人気 |
3連複 | 1-6-10 | 2,310円 | 2番人気 |
3連単 | 6-10-1 | 17,140円 | 31番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果、近年のスプリンターズSの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
土曜日の中山芝コースは終日良馬場(JRA発表)での施行。馬場の内柵寄りに傷みが出てきたものの、それを除けば芝部分はおおむね良好。メインR・秋風S(3勝クラス・芝1600m)の決着タイムは1分33秒6(前年は1分33秒3)と、開催終盤とすれば決して遅くはない水準の時計が出ている。
芝平地競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は1、4、3、2、1、12番手。基本的には中団より前めに位置し、最後の直線で3分どころより内を通った馬が有利。後方からの突き抜けもあるが、その馬にしても4角までは距離ロスを抑えて回っていた。少なくとも、道中の進路が外、直線も外という待機勢に適したコンディションではない。
枠順についても同様。それなりに外めの枠も頑張ってはいるが、6~8枠馬同士のワンツー決着はゼロ。単勝6番人気以下の伏兵の複勝圏入りは、いずれも5枠より内の馬となっている。その点を踏まえると、外寄りの枠に信頼を寄せるまでには至らないだろう。
日曜日の天気は午後から下り坂(1日7時の時点)。ただ、予報通りなら降り出しが早まったとしても、メインRあたりまでの降水量はそれほどでもなさそう。突発的な雷雨でもない限り、極端にバイアスが様変わりするとは思えない。
ゆえに脚質面に関しては、土曜日の傾向を踏襲する可能性が高い。よほどの力量差や適性差、展開利でもなければ、多頭数の外めから追走、直線も外という待機勢は劣勢を強いられることが予想される。
枠順については判断に悩ましい。脚力のある馬であれば、内寄りの踏ん張りがきく状態。反面、馬場の3分どころの伸びが増しつつあり、馬場の内寄りの劣化が進むようなら、優位性が高まる可能性もおおいにあり得るだろう。
いずれにせよ、道中の距離ロスは大きくないほうがベター。となれば、内過ぎず外過ぎない枠が理想的なのかもしれない。それゆえ枠順ベースで選ぶのであれば、3~6枠あたりが適当ではないか。
なお、過去5年のスプリンターズSの1~2着馬は、前走が1200~1600mの重賞で2着以内、または同年の当該コース重賞で1着経験を持つ点で共通する。好調馬と当地での実績馬が幅をきかせる傾向が非常に強い。今年も条件を満たす馬には、相応の評価をすべきだろう。
今回の出走メンバーで要点(3~6枠+近走実績)をクリアしているのは、⑥ママコチャ、⑨アグリ。よって当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×若駒マイスター「柿谷陽介」がスプリンターズSを大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) 柿谷陽介(若駒マイスター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第35回はスプリンターズSについてnigeプロ・シムーンプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【nige】ーレース分析眼を磨き抜いたダート予想界の俊英
ダートレースに絞り、コース形態・馬場・展開・力関係・前走内容など、あらゆるファクターを徹底検証!ダート予想界を席巻するnigeプロにスプリンターズSについてお聞きしました。
―予想のポイントからお願いします。
馬場状態とハナが理想の馬が多いなかでの展開と枠順ですね。
―馬場はどの点に気を向けていますか。
先週が雨の影響の残る馬場だったのでハッキリしないところはありますが、例年より少し時計がかかる馬場になるのではないかと考えています。
―微妙な適性の差が出そうですね。それに加えて、組み合わせも重要になると。
今年はジャスパークローネ、テイエムスパーダ、モズメイメイと「逃げがベスト」とハッキリしている馬が多いです。これらの馬がどれだけハナにこだわるかが展開に影響するので、枠順も重要になると思います。
―枠順次第ではかなり速い流れも想定できるかと思います。折り合いの負担を軽減できそうなメイケイエールはどうでしょうか。ハマればG1でも勝負になるかをお聞きしたいです。
G1で勝つ力はあると思いますが、勝つならスプリンターズSより高松宮記念だと思っています。前向きさが強いので1200mのほうが乗りやすい馬ですが、東京1400mの京王杯スプリングCも勝てるような馬です。そのため、スプリンターズSのようなテンから速い1200mベストの馬が好走するレースより、1400~1600mも走れる馬が好走できる高松宮記念のほうがこの馬には向いています。
―なるほど。実際、中京で強い勝ち方をしていますよね。新興勢力からママコチャについてお聞きします。安土城Sを快勝し、前走は初スプリントの北九州記念を2着でした。適性距離は1200mと見ているでしょうか。また、相手が上がっての期待感をお願いします。
1400mの安土城Sで大きくパフォーマンスを上げたので、1600mより1400m以下がいいのは間違いないと思います。だだ、1200mまで短くしていいかと言われると、前走の走りでは足りないのでさらにパフォーマンスを上げる必要があります。どこまで素質を評価するかと、川田騎手騎乗で素質で狙うことに見合うオッズなのかの判断になると思います。正直、現状評価を悩んでいる1頭です。
―やはり前走の走りでは足りないですか。直線の伸びがもうひとつのようにも見えました。鞍上チェンジで余計に悩ましいですね。この路線の重賞で安定しているナムラクレアについてお聞きします。この馬の強みと、5着だった昨年から成長しているかをお聞きしたいです。
強みは、総合力の高さと成長力です。高速馬場だった今年のシルクロードSでは、32.9秒の最速上がりで勝利。かなり時計のかかっていた前走のキーンランドCでは、35.2秒の最速上がりで勝利。同じ1200mでも、違う適性が問われるレースでどちらも最速上がり。総合力の高さがないとできません。それに加えて、2歳戦から活躍して結果を出しているので、馬柱を見ると分かりにくいですが、年を重ねるごとにパフォーマンスは上がっています。
―総合力の高さに加え、着実な成長も見られると。昨年の5着は、枠や進路取りの差も響いたのかなと思います。力をつけた現状でも、昨年程度の不利を受けたとき、凡走を考えられるでしょうか。
去年までの内有利だと、抜けて強い馬でないと厳しいので、今年も同じ状況なら結果は変わらないでしょう。でも、想定する馬場なら去年の進路でも勝てていいと思います。そのくらい去年は極端に傾向と逆の進路選択でした。
―想定の馬場なら首位争いも可能ですか。期待できそうですね。では、現状軸として考えている馬をお願いします。
注目しているのは、アグリです。前走も本命で狙っていたのですが、横山典弘騎手らしいレースでしたね。勝ちにこだわらず、次に向けてどのくらい脚を使えるのかを確認するようなレースでした。
―あの末脚には驚きました。こんな競馬もできたのかと。
あの日は高速馬場の前有利で、芝7レース中4レースが逃げ切りでした。その馬場のなか、後方から馬群に突っ込んで、徐々に外に出しながらの2着。分かりやすく負けて強しの走りでした。今回も狙いたい1頭です。
―ありがとうございます。穴馬として考えている馬がいればお願いします。
ウインマーベルです。前走はレース前に挫跖があって、苦手な悪い馬場。レースでも、スタートで挟まれて参考外。去年もスプリンターズSで大きくパフォーマンスを上げたので、内枠に入ったら特に注意したいです。
―さらに人気落ちしそうですし、内目の枠を引いてほしいですね。最後に挙げていただいた馬以外に注目している馬がいればお願いします。
キミワクイーンです。前走は、どう見ても伸びない内を走ったことが凡走理由。能力的には、トップクラス相手だと少しきついので、外枠だと厳しいです。ロスなく走れる内枠に入ったら、他馬の枠の並び次第で面白いと思っています。
取材後記:ウインマーベルは去年の2着馬ですが、もしかすると今年は2桁人気で買えるかもしれませんね。前走の敗因は明確とのことで、巻き返しに期待です!
【シムーン】ー元馬乗りの感性が創る芸術予想
育成牧場業務に3年ほど身を投じた異色の経験を活かし、馬の性格や適性、騎手の騎乗技術を的確に分析。鋭い感性とレース映像の徹底検証により、劇的な変わり身を見込める馬を狙い当てるシムーンプロにスプリンターズSについてお聞きしました。
―予想のポイントからお願いします。
超ハイレベルメンバーというわけではありませんが、適度に混戦で馬券的には面白そうです。逃げたい馬が何頭かいるので、ペースは流れると思います。直線は詰まる馬もよくいるコースなので、決め手のある馬でどれが上手く捌いて来れるかですね。
―ジャスパークローネにテイエムスパーダと、如何にも速くなりそうですよね。決め手のある馬ということで、前哨戦のセントウルSを差す競馬で2着のアグリはどうでしょう。
前走は初騎乗の横山典弘騎手が新味を引き出しましたね。さすがの騎乗でした。あれだけの脚を使えますし、今回はペースも流れそうなので、構える競馬のほうがいいかもしれませんね。
―中山は初出走になりますが問題ないですか。
中山も問題ないかと。ここでも楽しみはありますね。
―別のステップ、キーランドCについてお聞きします。レースを振り返り、最も強い競馬をしたのはどの馬か。また、この組のなかで今回狙いたい馬がいればお願いします。
一番強かったのはやはり勝ったナムラクレアじゃないですかね。道悪で内が悪い馬場ということもありましたが、一番大外を進出して横綱相撲でした。3着のトウシンマカオはもったいない競馬で、良馬場ならと思っていましたが回避ですか……。
―トウシンマカオの回避は残念ですね。ナムラクレアは昨年のこのレース5着から、スプリント戦では安定しています。強みを挙げるならどのあたりになるでしょう。
馬場不問で瞬発力があるのが良いですよね。昨年のこのレースは内有利展開で外々を回ったロスが大きかったです。また外々を回ると伸びきれない可能性があるので、馬群を割って来るような競馬になれば勝機は十分だと思います。極端な外枠は引きたくないですね。
―枠運の後押しもあれば、中心視できそうですかね。
そうですね。内から真ん中くらいの枠なら、大崩れはイメージしにくいです。
―中穴以下の馬についてもお聞きします。一昨年の勝ち馬ピクシーナイトについてです。香港での事故の後、3戦しました。前走といい頃を比較すると、何割くらいのデキに感じるでしょうか。
前走はスタートで躓いて後方からになりましたが、最後は外からそれなりに脚を使っていました。2走前も直線で捌くのに手間取っており、嚙み合っていないながらも徐々に復調している印象です。8割がた戻っているんじゃないでしょうか。
―8割ですか。それをふまえ、今回の期待感をお願いします。
一昨年の勝ち方は、内枠から好位のインで運び、直線もすんなり捌いて全く距離ロスの無い完璧な競馬が出来ました。今回勝ち負けするには、まず内枠を引いて一昨年の再現を狙って上手く行けば……といったところでしょう。
―どの馬も枠はポイントになりそうですね。ほかに穴っぽいところで狙えそうな馬がいればお願いします。
やけくそでドルチェモア(笑)。前走は初の1200mでしたが、挟まれて頭を上げたり前の馬が下がってきて後退させられリズムが悪かったです。スムーズでも変わる可能性は低いかもしれませんが、可能性が低いってことはゼロではないですから。あと、前にこのコラムで鮫島克駿騎手が一番好きと言いましたが、二番目に好きなのは西村淳也騎手なので。応援しています。
―ここで一変ならとてつもない配当になりそうです。西村騎手の手腕にも期待ですね。最後に挙げていただいた馬以外に注目している馬がいればお願いします。
外国産馬マッドクールは日本にはなかなかいない血統で、G1を勝てば種牡馬価値が相当高そうなので注目しています。
取材後記: やはり枠順が重要になりそうですね。私も西村騎手は好きですが、一番は不動でデムーロ騎手です。
以上、プロ予想家2名のスプリンターズSへの見解と注目馬を紹介しました。ナムラクレアとアグリはお二方とも高評価でしたね。穴で挙がったウインマーベルやドルチェモアの激走にも期待しましょう。
(文・垣本大樹)
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日曜日に行われるスプリンターズSの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ナムラクレア【A】
栗東坂路単走(27日)。全体時計を抑えた内容ながら、首をしっかり使って活気は十分すぎるほど。馬場をきちんと掴んで走れているし、脚元の動きも実に俊敏。軽い促しに対する反応と伸びも良かった。水曜追い時点の気配に関しては申し分ない。
②テイエムスパーダ【B】
栗東坂路単走(27日)。中2週続きのローテと輸送を考慮して、控えめな内容。つまずくような感じで、脚を馬場に取られる場面もあったが、フットワーク自体は柔らかく、手前替えもスムーズ。ラストの動きだけなら、前回の最終追い時よりもいいぐらい。少なくともデキ落ちという印象はない。
③ピクシーナイト【C】
栗東坂路併走(27日)。四肢のさばきや体の使い方は悪くないのだが、鞍上が手前変換を幾度も促すも、その都度バランスを崩すだけで、なかなか替わらない。ラストの肩ムチに対する反応の渋さも気になるところ。高評価するには躊躇してしまう内容だった。
④ナランフレグ【B】
美浦南W併走(27日)。1週前は前のめり気味の走りだったが、今回は首を振る位置が改善され、バランスが良くなった。四肢のさばきは柔らかく、それでいて力感もある。昨年3着時のデキを超えるまでには至らないかもしれないが、劣ることもない。おおむね態勢は整ったと判断してよさそうだ。
⑤ウインマーベル【B】
美浦南W併走(27日)。首を振る位置こそ高めも、肩の可動域は大きく前肢の回転もスムーズ。ジリ脚気味ではあるが、これでも同馬とすれば動いているほう。昨年2着時がそうだったように、このひと追いでガラッと変わる可能性はある。当日の気配を注視したい1頭だ。
⑥ママコチャ【A】
栗東坂路併走(27日)。1週前は左手前での動きが緩慢に見えたが、それが随分と解消されている。脚さばきが素軽くなり、体の使い方も良くなった。前向きな面を出しながらもタメはきいているし、ゴーサインに対する反応もいい。このひと追いでさらに上向く可能性もある。高く評価したい1頭だ。
⑦オールアットワンス【C】
美浦南W併走(27日)。低い重心を保ち、ラストまでキビキビと走れている。体調面は良さそうだが、1週前と同様に手前替えがひと息だったのは気がかり。久々の1200m戦、しかもG1に挑むことを考えれば、何らかの形でこなして欲しかった。善戦はできても勝ち負けまではどうか。
⑧メイケイエール【C】
栗東CW単走(27日)。折り返し手綱を外し、助手さんが跨っての調整。スピードに乗ってからの動きは伸びやかだったが、最後は力を抜いて流すような感じに。良くも悪くも本気で走っていない。本番でジョッキーが上手にエスコートできれば、という条件付きの狙いとなろう。
⑨アグリ【B】
栗東坂路併走(27日)。気持ち右斜めに構えたフォームながらも、弾むようなフットワークで登坂。低い重心を保ち、前進気勢も高い。惜しむらくは、ラストで手前を戻してしまった点。極端に強い負荷をかけたわけではないので、もう少し踏ん張って欲しかったような気も。今回はB判定としたい。
⑩マッドクール【B】
栗東坂路単走(27日)。手前替えの際に少しバランスを崩して、体の向きが変わり右のラチ寄りへ。そのまましばらく進むも、鞍上の足がラチに近づきすぎたため、最後は乗り役がブレーキをかけてしまった。見た目は良くないが、脚さばきは実に力強く回転も鋭い。それを踏まえてのB判定。
⑪ジュビリーヘッド【B】
栗東坂路単走(27日)。整える程度の内容ながら、フォームはまとまっており、四肢のさばきも力強い。集中力を欠き気味で、反応も鈍かった1週前と比べれば、様子は良くなっている。いい時の雰囲気に近づきつつある印象。それなりに動ける仕上がりとみたい。
⑫ドルチェモア【C】
栗東坂路併走(27日)。最終的に先着こそ果たしたが、パートナーが歩調を合わせるように引っ張ってくれたおかげでもある。肝心の動きはひと息で、頭の位置が安定せず、フットワークもバラつき気味。いい時はもっと楽な感じで登坂していた馬。それを思うと評価は上げづらい。
⑬ジャスパークローネ【A】
栗東坂路単走(28日)。手前替えの際に一瞬グラついたが、割り引くほどではない程度。それを除けば、体幹しっかりの安定した走り。フットワークのバランスが良く、回転力も高い。見せムチに対しても好反応を示していた。もともと攻め駆けする馬ということを考慮しても、気配の良さは目を引くものがある。好仕上がり。
⑭エイシンスポッター【C】
栗東坂路併走(27日)。脚さばき自体は悪くないのだが、この馬としては珍しく体軸がブレ気味の走り。それでも、集中を切らさず懸命に駆け上がっていたが、最後は手前を戻してしまった。好調時の気配には一歩及ばないように思える。
⑮キミワクイーン【B】
美浦南W併走(27日)。頭の位置は高めだが、それはいつものこと。ピッチ走法の馬なりにトビの高さを保ち、四肢の回転もスムーズ。軽い促しにも、きちんと対応していた。僚馬をパスした直後にソラを使っていたが、それまでの動きは決して悪くなかった。及第点の仕上がりだろう。
⑯モズメイメイ【C】
栗東坂路併走(27日)。直線の中盤ぐらいまでは力強い脚どりで登坂していたが、その後は疲れたのか手前を戻したうえに失速。フットワークも乱れてしまった。こんな様子でも結果を出すことがある馬とはいえ、調教観点的に高評価はしづらい。
◆アグリ・安田隆師「中山の急坂もありますが、(横山典)ジョッキーにお任せ。馬は完成されつつあります」
◆ウインマーベル・深山師「力を出せる状態。中山の1200メートルは間違いなく合っているので改めて期待」
◆エイシンスポッター・吉村師「馬場は問いません。しまいは堅実に脚を使ってくれます」
◆オールアットワンス・佐々木厩務員「体をふっくらと見せて状態は良さそう。中山の1200メートルでも頑張ってほしい」
◆キミワクイーン・奥村武師「夏以降、馬が充実し、かなりいい状態で臨める。今なら急坂もこなしてくれるはず」
◆ジュビリーヘッド・北村友騎手「競馬を馬が分かって、ピリッとはしてきています」
◆テイエムスパーダ・木原師「自分の競馬をするだけ。悔いの残らないように頑張ってほしい」
◆ドルチェモア・須貝師「前走は不利もあって、馬がやめていた。改めて期待したい」
◆ナムラクレア・浜中騎手「どのコースでも力を発揮できる馬。馬場や枠順もあるので、しっかり考えていきたい」
◆ナランフレグ・宗像師「稽古はもう少し伸びが欲しかったが、状態面は悪くない。ブリンカー着用の効果はある」
◆ピクシーナイト・音無師「前走はスタートでつまずいて後ろからに。スタートさえ決めてくれれば」
◆マッドクール・池添師「中山は経験しているし、馬場も合いそう。いいパフォーマンスができるようにしたい」
◆ママコチャ・池江師「パワーとスピードを兼ね備えている。(中山は)1200メートルだと未知。走ってみないとですね」
◆メイケイエール・武英師「前回、1600メートルで馬混みで我慢できたのが今回、効いてくると思います」
◆モズメイメイ・音無師「桜花賞は自分の競馬をして捕まったから、1200メートルの方がいいと思っています」
中山施行の直近9回(2013、2015~2022年)における1~3着馬の馬齢をみると、3歳から7歳までの範囲。ただし、6~7歳の2着連対圏入りは、過去にG1かG2での優勝経験があった馬に限られる。その点には注意を払いたい。
(減点対象馬)
⑪ジュビリーヘッド
中山で施行された直近9回における3着以内馬延べ27頭の前走使用距離を検証すると、芝1200m、芝1400m、芝1600mの3パターン。これ以外のステップで臨んだ馬は、みな4着以下に敗れている。
(減点対象馬)
⑦オールアットワンス
中山施行の直近9回、前走4着以下敗退から巻き返して2着連対圏入りを果たした馬は5頭。その5頭には、芝G1での優勝歴、または当地の芝1200m重賞において1着経験があった。押さえておきたい傾向といえよう。
(減点対象馬)
⑤ウインマーベル ⑧メイケイエール ⑩マッドクール ⑪ジュビリーヘッド ⑭エイシンスポッター ⑮キミワクイーン ⑯モズメイメイ
中山で施行された直近9回における2着以内馬延べ18頭はいずれも、近2走内に芝の重賞で1着歴、もしくは近2走内に芝の重賞でタイム差0秒4以内の善戦経験があった。この条件を満たしていない馬は、少し割り引いて考える必要がありそうだ。
(減点対象馬)
④ナランフレグ ⑧メイケイエール ⑩マッドクール ⑫ドルチェモア ⑭エイシンスポッター
中山施行の直近9回、近2走ともG1以外のレースに出走、かつ近2走ともに単勝4番人気以下だった馬が、当レースで2着連対圏に入ったケースはゼロとなっている。該当馬は評価を控えめにしたい。
(減点対象馬)
②テイエムスパーダ ③ピクシーナイト ⑤ウインマーベル ⑦オールアットワンス ⑪ジュビリーヘッド ⑬ジャスパークローネ
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昨年はU指数二桁順位が上位を占めて波乱となったが、基本的にこのレースは当欄と相性が良い。3年前は注目馬による上位3着独占、一昨年は見事にワンツー決着だった。あくまで昨年はイレギュラーと割り切り、気持ちを切り替えて例年と同じようなアプローチで攻略していきたい。
時に大波乱の起こるレースながら、絶対的な存在がいる場合はオッズが低くても逆らうべきではなく、「U指数102以上」が軸馬を選択するひとつの基準になる(3年前は1、2着馬の2頭のみが該当、一昨年は該当馬3頭のうち2頭が1、2着)。今年、この条件を満たすのは“淒馬”の1位①ナムラクレア(103.4)1頭しかいない。これまでの千二実績は文句なし。馬場状態や左右の回りに関係なく高いパフォーマンスを発揮できるので、そろそろG1タイトル奪取があっても不思議ではない。ここは断然の軸馬候補だ。
以下、高い指数をマークしているわりに人気の盲点になりそうな2位⑥ママコチャ(100.3)、昨年夏以降の充実ぶりが際立っている3位⑨アグリ(98.9)、近走内容から人気落ち必至で妙味が出てきた4位タイ⑧メイケイエール(98.6)と、指数順に評価したい。
2016~18年はフォーティナイナー直系にあたるレッドファルクス(2連覇)とファインニードルの2頭で3連勝を飾っていたが、同系統は11年2着パドトロワ(9番人気)、17年3着ワンスインナムーン(7番人気)、18年3着ラインスピリット(13番人気)、22年2着ウインマーベル(7番人気)と伏兵も上位を賑わすケースが目立つ。
ほか、Danzigの血を引く馬も毎年のように勝ち負けを演じており、19年以降は少なからず1頭以上が連対、21年(1着ピクシーナイト、2着レシステンシア)と22年(1着ジャンダルム、2着ウインマーベル)においては同血脈を保持する馬同士でワンツー決着を果たしている。
ウインマーベルは、父アイルハヴアナザー×母コスモマーベラス(母の父フジキセキ)。父は好相性を示すフォーティナイナー直系の種牡馬となるが、Distorted HumorおよびArchを介してDanzigの血脈を併せ持つことでも評価しやすいところがある。本馬自身、すでに昨年のスプリンターズSで2着と好走した実績があり、勝ち馬をクビ差まで追い詰めた差し脚は一考に値するものだろう。秋~冬にかけて良績があることからも一変に注意したい。
アグリは、父カラヴァッジオ×母オールドタイムワルツ(母の父War Front)。父はScat Daddyの直仔らしい仕上がりの早さがあったが、本馬は父系と母系でNijinskyの血脈を2本ずつ持つせいか、デビューから馬体の緩さを嘆かれ続けていた。3歳夏以降に4連勝と軌道に乗り、前走では脚質に幅が出るなど、今も進化のさなかにある。母の父がDanzig直仔であることも強調しやすく、得意の右回りであればG1でも勝ち負けになって不思議ない。
ナムラクレアは、父ミッキーアイル×母サンクイーン2(母の父Storm Cat)。父は16年スプリンターズSで2着の実績を持つが、その母の父にはDanzig直系のロックオブジブラルタルが配されているため、今後は種牡馬としての動向も注視される存在だろう。本馬においては06年2着メイショウボーラー、12&13年に連覇したロードカナロアと母の父が共通することも興味深い。昨年は進路取りで不利がありながら5着。捲土重来を期す構えだろう。
編集部(以下、編) 待ちに待った秋のG1シリーズがスタートします! 夏競馬にも、条件戦にも、G2やG3にもそれぞれ魅力がありますが、やっぱり競馬の醍醐味と言えばG1でしょう。
新良(以下、新) ワクワクするシーズンが到来しましたね。予想をするほうも力が入ります。
編 新良さんは春のG1予想が絶好調でした。この秋も頼みましたよ!
新 連続して的中していた期間もありましたしね。同じような状況に持ち込めるように全力を尽くします。
編 やってくれると信じております。では、スプリンターズSの結論をお聞かせいただけますか?
新 いきなり弱気な発言で申し訳ないんですが、じつはこのレース、乗り替わりが大不振なんです。過去10年で勝ったのは、2020年のグランアレグリアしかいません。それも本来の主戦のルメール騎手への手戻りですから、実質的には継続騎乗のようなもの。とにかく苦戦を強いられているんですよ。
編 このコーナーにとっては、鬼門と言えるかもしれないですね。
新 鬼門ですね。それを踏まえたうえで、ベストアンサーを導きたいと思っています。
編 よろしくお願いします。
新 まず、乗り替わりで注目されているのはママコチャですが、これは危険な馬だとみています。ここまで好騎乗を続けてきた鮫島駿騎手が降ろされ、お手馬がいなくて空いていた川田騎手が手綱をとることになりました。とりあえず、という感じで、狙いすまして勝負、という乗り替わりではなさそうなんですよね。
編 川田騎手が騎乗するということで過剰に売れそうですし、馬の実力と人気がつり合わないと?
新 その通りです。だから、穴っぽいところに注目しようと思っています。2018年2着のラブカンプー(11番人気2着)、3着のラインスピリット(13番人気3着)、2020年3着のアウィルアウェイ(10番人気3着)、2021年3着のシヴァージ(10番人気3着)と、乗り替わりは勝ち馬こそ出ていませんが、2~3着の穴でけっこう来ているんです。今年もそこを狙いたいなと。
編 そして、どの馬に注目することになったんでしょうか?
新 西村淳也騎手から北村友一騎手に乗り替わる⑪ジュビリーヘッドの一発に期待します。
編 おお、これは来たらデカい!(笑)
新 重賞2着歴はありますが、さすがにG1では足りないと思われていますからね。人気はないでしょう。
編 どのあたりが推し材料になりますか?
新 北村友騎手を推せる材料は一点しかありません。でも、その一点に賭けてみる価値があると判断したんです。
編 その一点がとても気になります。
新 唯一の強調点は彼が「枠なりジョッキー」であることです。「枠なりジョッキー」とは、以前に月刊誌『競馬の天才!』の企画で提唱した概念で、ゲートを出たまま内や外に進路を変えずに回ってくることの多い騎手を意味します。北村友騎手は、その典型的なタイプです。
編 それが激走の根拠にどう結びつくのでしょう?
新 スプリンターズSは開催最終週で内が荒れはじめます。そして今年は是が非でも逃げたい馬が多数揃っていて、超ハイペース必至。内を通る逃げ馬は、よほどペースが落ち着かない限り厳しいでしょう。その後ろでレースを進める馬も、前が詰まる危険性が高いです。だからといって、外枠も距離ロスを抑える必要があります。そんななか、ジュビリーヘッドは内過ぎず外過ぎない、最適な11番枠を引き当てました。出負けしないことだけを意識して、逃げ馬を見る好位のポジションにつけ、枠なりの進路で直線は追う。それだけでいい。北村友騎手は、そういったレースならとにかく上手な騎手なんです。
編 力説ありがとうございます。北村友騎手を狙いたくなる根拠がとてもよくわかりました。
新 ジュビリーヘッド自身は中山が得意舞台で、叩き良化型にもかかわらず、前走は好走することができていました。陣営も今年のスプリンターズSなら出走できるだけの賞金を持っていることを理解していて、キーンランドCを叩き台として使ったんでしょう。管理するのは短距離馬の育成に長けた安田隆行調教師。定年前ラストチャンスとなるスプリンターズSなので、完璧な仕上げで臨んでくると思います。
編 ヒモ荒れの起こりやすいレースですから、無理筋ではないと思います。
新 ご指摘の通り、2~3着にいつの間にか来ているシーンも想定できるので、ヒモには必ず加えておいていただきたいです。北村友騎手のいつも通りの枠なり騎乗に期待しましょう!
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後世に語り継がれる“伝説の一戦”や“衝撃の一戦”には枚挙に暇がなく、日本競馬史上最強スプリンターと並び称されるサクラバクシンオーとロードカナロアが、いずれも圧倒的な強さで連覇(前者が第27~28回、後者が第46~47回)。1998年の第32回は、引退レースとしてこのレースに臨み、誰もが勝利を信じて疑わなかった単勝1.1倍のタイキシャトルがよもやの3着に敗れ、競馬界に衝撃が走った。2000年の第34回は逃げ馬と並走していたダイタクヤマトが4コーナー早め先頭で押し切り、16頭立ての最低人気、単勝257.5倍での勝利に場内が騒然。2005年の第39回は、当時の世界最強スプリンター・サイレントウィットネス(香港)が噂に違わぬ異次元の強さを見せつけ、ファンの喝采と溜息を誘った。