リバティアイランド(競走馬)

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リバティアイランド
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写真一覧
現役 牝3 鹿毛 2020年2月2日生
調教師中内田充正(栗東)
馬主有限会社 サンデーレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績 5戦[4-1-0-0]
総賞金42,947万円
収得賞金18,750万円
英字表記Liberty Island
血統 ドゥラメンテ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
アドマイヤグルーヴ
ヤンキーローズ
血統 ][ 産駒 ]
All American
Condesaar
兄弟 ロムネヤ
市場価格
前走 2023/05/21 優駿牝馬 G1
次走予定

リバティアイランドの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/05/21 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 18351.411** 牝3 55.0 川田将雅中内田充 466
(0)
2.23.1 -1.034.0⑥⑥⑥⑥ハーパー
23/04/09 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 18231.611** 牝3 55.0 川田将雅中内田充 466
(+4)
1.32.1 -0.232.9⑮⑯コナコースト
22/12/11 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 18592.611** 牝2 54.0 川田将雅中内田充 462
(-6)
1.33.1 -0.435.5⑧⑧シンリョクカ
22/10/29 東京 11 アルテミスS G3 芝1600 10331.412** 牝2 54.0 川田将雅中内田充 468
(+4)
1.33.9 0.133.3⑥⑥ラヴェル
22/07/30 新潟 5 2歳新馬 芝1600 12222.111** 牝2 54.0 川田将雅中内田充 464
(--)
1.35.8 -0.531.4⑦⑦クルゼイロドスル

リバティアイランドの関連ニュース

秋華賞(10月15日、京都、GⅠ、芝2000メートル)で史上7頭目となる牝馬クラシック3冠制覇を狙うリバティアイランド(栗・中内田、牝3)が栗東トレセンで2週前追い切りを行った。

栗東CWコースで単走。柔らかいフットワークで大きく外を回り、馬なりで6ハロン89秒1-11秒6をマークした。福永助手は「問題なく順調に調整を進めることができています。精神面で落ち着いた雰囲気もありますし、いい夏を過ごせたように思います」と好気配を伝えた。

今春は強烈な末脚を武器に桜花賞オークスを圧倒的なパフォーマンスで連勝。前走後は滋賀県のノーザンファームしがらきで夏を過ごし、12日に栗東トレセンへ帰厩した。21日にも坂路で4ハロン54秒4─12秒4をマークしており、順調に時計を出している。同助手は「休み明けでのGⅠ挑戦となりますが、春は桜花賞で好結果が得られたように、レースまでの期間でしっかりと調整に努めていきたいです」と力強く結んだ。

ミカエル・ミシェル騎手が昨年に続きJRA通年騎手免許試験のために来日 2023年9月26日(火) 10:50

フランス人の女性ジョッキーで、現在はアメリカを拠点に騎乗しているミカエル・ミシェル騎手(28)が26日早朝、翌27日に控えるJRA通年騎手免許試験の1次試験を受験するために来日した。

米・ロサンゼルスから約11時間かけて午前4時21分に羽田空港に到着。ロビーに現れると長旅の疲れを見せず、明るい笑みを浮かべた。

「オハヨウゴザイマス。やっぱり日本がホームだと感じますね。緊張というよりはエキサイティングな気持ちです」

昨年に続く2度目の受験。昨年は1次の筆記試験で不合格となったが、「絶対にJRAのジョッキーになりたい。それが私の夢」と思いはより一層強まった。「この1年は毎日最低2時間は勉強しました。昨年の経験を踏まえて、法規や馬体の知識などいろいろな分野の勉強をしてきました」と努力の日々を語る。昨年の5月にアメリカに拠点を移したのも、英語で出題されるJRA通年騎手免許の1次試験対策として、英語力を向上させることが大きな理由だ。「昨年は英文を頭の中でフランス語に置き換えて考えていました。でも今は英語力もかなり上がり、そのストレスはなくなりました。もちろん日本語の勉強もしています」と話した。

この1年間、アメリカで騎乗するかたわら日本のレースもしっかりチェックしており、「イクイノックスリバティアイランドは印象に残っています」とスターホースの名を挙げた。

JRAでは現在、藤田菜七子騎手(26)や今村聖奈騎手(19)ら6名の女性騎手が所属している。「聖奈騎手の騎乗はベリーグッドすね。頑張っていてすごくうれしい」と活躍に目を細める。

1次試験の結果は10月5日に発表され、合格すれば来年の1月24日に2次の日本語による口頭試験が行われる。これを通過すれば、JRA史上初となる通年の外国人女性ジョッキー誕生となる。まずは第一関門の突破へ。「この1年間、本当に頑張りましたし、昨年とは違う自分をお見せしたい。昨年よりもっともっと自信があります」と力強く意気込んだ。




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【直撃取材!プロ予想家最速予想】オールカマー2023「霧」「山口吉野」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る! 2023年9月21日(木) 12:30


毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第34回はオールカマーについて山口吉野プロ・プロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。



【山口吉野】―数字が証明する驚異の◎精度!レースV回顧を軸に展開する総合予想


パトロールビデオのレース回顧により、着順や着差から判断できない、競走馬一頭ごとの能力や適性を徹底分析。ウマニティでも安定した回収率を計上する山口吉野プロにオールカマーの予想をお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。

Cコース替わりで内が有利になる可能性が高いので、枠順が大きなポイントになります。外枠の差し馬は能力よりもパフォーマンスを下げるリスクが高いと思います。

タイトルホルダーが復帰しますが、能力を出し切れば他馬との比較で力は一枚上とお考えでしょうか。

本領発揮すればここでは能力上位です。

―楽にハナへ行けそうな組み合わせに映りますが、この馬が自身に理想のラップで逃げたとき、展開利を受けるのはどのようなタイプでしょうか。

タイトルホルダーが緩い流れで逃げるのか淀みない流れで逃げるのかは分からないですし、枠順も決まっていないので展開利を受ける馬については正直判定不能です。緩い流れで逃げれば前や内が有利な状況になり、淀みない流れで逃げれば前後の有利不利はなくなり、時計が速く内が有利な状況になります。

―どちらにせよ内は有利だと。昨年同じコースのセントライト記念を勝ったガイアフォースは、ここ2戦マイルを走っています。適性距離をどのあたりとお考えでしょう。

ガイアフォースの適距離は2000m前後だと思います。1600mは本質的にやや忙しいですが、大トビで不器用な馬なので近2走はワンターンで直線の長いコースが合っていました。中山1600mだと合わないと思います。セントライト記念は中山でも外からスムーズに動いて行ける形だったので力を出せましたが、AJCCは4角で被されて動けない形になり持ち味を出せませんでした。

―好走・凡走の要因がよくわかりました。この馬の強みを挙げるとしたらどの部分になるでしょうか。

この馬の強みは長く脚を使えるところなので、中山だと緩い流れでごちゃつく状況は合わず、淀みない流れやスムーズに動いていける形が理想です。

―淀みない流れがいいんですね。前走小倉記念を勝ったエヒトはどうですかね。多少上がりがかかる競馬で走る印象ですが。

エヒトは出遅れやすくごちゃつく状況が合わない馬なので、淀みない流れでばらける展開が理想です。

―最後に昨年の勝ち馬ジェラルディーナについてです。その後の好走も続いていますが、好走時は進路取りや展開が上手くハマっている気もします。

エリザベス女王杯は能力上位だったうえ、内荒れ馬場のハイペースで大外枠がマイナスにならない状況も味方しました。有馬記念は大きく出遅れましたが、時計や上がりが掛かる状況が合っていたし、ハイペースを後方から運んで展開も向きました。宝塚記念はハイペース後方の位置取りは良かったのですが、3~4角で5頭分外を回るロスが生じたので展開が向いたというほどではありませんでした。昨年のオールカマーは内枠を生かしてロスなく運ぶことができましたし、時計や上がりが掛かる状況も向きました。中山2200mという条件は合いますが、外枠で時計や上がりが速い状況になると昨年よりパフォーマンスを下げる可能性が高いです。


取材後記: ガイアフォースは改めてレース映像を見返すと、なるほどと思いますね。距離は合っても、内有利で被されると嫌となると、なんとも難しいです。


【霧】ー25週キングの座に君臨!競馬予想界のファンタジスタ


戦歴やレース内容、指数の研究により、的確に出走馬間の力関係を把握。そこへ長年の馬券生活で育まれた豊富な血統知識をブレンドし、コンスタントに人気薄の激走を見抜く霧プロ。今年のオールカマーはどう映っているのでしょう?

―中山も阪神も馬場が速いですね。先週ローズSの決着時計1分43秒0には驚きでした。

レースを見ると前が競り合っているわけでもなく、むしろ折り合いに気をつけている馬もいますし、馬場(によるところ)は大きいでしょうね。

―一番評価できるのは勝ち馬になりますか。

実際強かったですからね。あの相手に1馬身つけたわけですから。

リバティアイランドと比べるとどうでしょうかね。

難しいですけど、ローズSのような速い時計で後ろから行くと、桜花賞のように届かないような気もしますしね。

―たしかにそうですね。牝馬のステップレースを見て、京都内回りの秋華賞でこそという馬はいましたか。

ローズSでは逃げられませんでしたが、コンクシェルがポンとハナへ行けたら面白いですよね。

―ああ、なるほど。今回の一戦でオッズが落ちてくれるといいですね。さて、本題に入ります。注目は復帰戦のタイトルホルダーかと思いますが、そのあたりも含め、予想のポイントをお願いします。

一時期より一線級が出てくるようになりましたよね。ちょっと前までは、一線級が秋の天皇賞へ直行したり、毎日王冠を使うなか、オールカマーはその隙間を狙う馬が集まる感じで、混戦の印象が強いんですが、今回はわりと上位と下位がはっきりしている印象です。

―上位にあたるのはどの馬になりますか。

タイトルホルダージェラルディーナガイアフォースローシャムパークあたりですか。ふつうに能力を出してくれれば、タイトルホルダーが抜けて強いと思うんですけど。

―抜けて強いとなりますか。

万全の状態ならですけど。

―この馬、好きなんですけど、形としてはやはり、菊花賞のように序盤バーっと出していって一旦緩めてロングスパート、という競馬が合うのでしょうか。

けっこう力み気味に走る馬なので、気性的にハナに行くのはいいんでしょうけど、番手だった宝塚記念もすごい強い競馬でしたから。一番は気分良く運べるか、ですかね。

―今回は前回に比べて組み合わせ的に楽な感じもします。

そうですね。ガリガリ来るようなタイプは……ノースブリッジはいますが、最近逃げていませんしね。

―和生騎手は出していきますかね。

出していくと思いますし、このメンバーだと自然に出ちゃうと思いますね。調教でも走りが前向きというか、回転も速いし、出脚が速い感じなんですよね。

―楽に逃げの形、となると止まらない気もしますねぇ。阪神でG1・3勝、中山も日経賞を連覇していますが、適性的はどうですかね。

たまたま好結果が出ているのが阪神というだけで、中山は得意な部類だと思うんですよ。要所要所で負けているので嫌なイメージがあるだけで。有馬記念の2回は明確な敗因がありますし。

―それは外枠と海外帰りということですか。

そうですね。去年はモロに海外帰りの影響ですよね、行き脚も悪かった。一昨年は菊花賞から大幅に馬体を増やしての外枠、まだ成長途上だったという面もあると思います。中山でいうと、その前のセントライト記念も完全に詰まっていましたから。

―詰まっていましたねえ(笑)。今でも鮮明にレース映像が浮かびます。

東京とかのイメージがないのはもちろんなんですけど、阪神や中山みたいな急坂の小回りは庭に近いと思いますよ。

―状態さえ万全なら言うことなしですかね。タイトルホルダーが能力の元値で抜けているとして、次に来るのはどの馬でしょうか。

二番目だと素直にいけばジェラルディーナになるんでしょうけど、ガイアフォースローシャムパークもそれほど差はないとみています。

―その3頭が次点と。ジェラルディーナですが、昨年のオールカマーを前から抜ける形で勝って以降、後方からの競馬が続いています。このあたり何か変化は感じますか。

元々、気性に難しいところのある馬なので、あえてそういう競馬なのかもしれませんが、宝塚記念では早めに位置を上げる競馬もできましたよね。あの動き方は「やるなあ」という感じでした。それまであまり評価していなかったんですよ。

―エリ女も有馬記念も馬場や展開が向いた感じがして、本当に強いのかどうかイマイチわからずにきました。

宝塚記念も展開が向いたといえば向いていますからね。

―今の馬場で後ろからだと少し怖いです。ガイアフォースはどうですかね。マイルの走りには驚きました。挑戦前は「なぜマイル?」という声のほうが多かった印象です。

私は意外といけるんじゃないか、という見地だったんですよ。

―仰っていましたよね。ざっくり言うと母父クロフネでマイラーっぽいと。同じコースのセントライト記念を勝ち、AJCCを負けていますが、この差に何を感じるでしょうか。

このくらいの距離になるとスムーズに運べないと脆さを出しているイメージなんですよね。マイルだと意外と揉まれても伸びてきていましたが。本質的にはお母さん側が強く出ていて、2000mを越えると怪しくなるタイプなのではないかと。

―以前の取材で逃げると面白いかもしれないと仰っていましたが、今でもその感じはありますか。

そうですね。自分のペースで行けば強いと思うので。ただ、タイトルホルダーもいますし、マイルで差す競馬を覚えてしまいましたしね。

―自分のペースというのは、淡々としたラップというか、反対に緩急のある流れは嫌な感じですかね。

緩急のある流れも嫌ですし、中山は3コーナー過ぎあたりから動いてくるので、あまり得意なコースではない気がするんですよ。

―なかなか難しいですね。ローシャムパークガイアフォースセントライト記念で3着でしたが、成長している感じはありますか。

していると思います。調教の動きも変わっていますし、函館記念も完勝といった内容でしたから。晩成型の血統でもありますしね。

―大跳びで東京向きの印象もありますけどどうでしょうか。

大跳びのわりに東京も走りがぎこちない様子なんですよね。中山に比べると、走りがぎこちないというか、むらさき賞なんかもこの馬の本来の力からすると、それほど伸びていませんでした。力を出し切れることができれば、ここでも通用しておかしくないかなと。

―ありがとうございます。上位と下位に差があるというお話でしたが、枠や展開に恵まれてという仮定でかまわないので、期待できそうな馬はいますか。

そうなると、マテンロウレオアラタですかね。ロスなく回って来れれば。あと、ウインマリリンのリピートも考えられますね。前走は馬場が特殊でしたし、調教は動いているので。


取材後記: 案外想定オッズは上位混戦なので軸選びに非常に参考になりますね。穴馬候補には内に入ってほしいです。


以上、プロ予想家2名のオールカマーへの見解と注目馬を紹介しました。やはりというか、タイトルホルダーは力を出せば上位ですよねえ。はたして復活なるのでしょうか。


(文・垣本大樹)


⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
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【霧プロの重賞レースおさらい帳】ローズS2023 超絶レコード決着で新興勢力が躍動! マスクトディーヴァが秋華賞へ堂々名乗り 2023年9月19日(火) 13:00


1分43秒0。
長く競馬をやっていると、走破タイムでどの距離のレースかがパッと分かるようになるが、今回記録されたこのタイムはあまりにも馴染みのない響きだった。
一つ前のレースである仲秋S(1600m)において1分31秒台の時計が出ていたことから、当レースもかなりの高速決着になる予感はあったが、せいぜい1分45秒台前半、速くても1分44秒台だろうと想像していただけに、この結果には驚くばかりだ。

レースを改めて見返してみると、ユリーシャがいつも通りにハナを切るが、他の先行馬がガリガリと競り合うようなことはなく、流れとしてはミドルペースに近い印象を受けた。にも関わらず、1000mの通過は57秒3という短距離戦のような数字なのだから、これはもう馬場が本当に異様な状態だったと考えざるを得ず、流石に出走馬達への影響が心配になってしまう。反動等が出ないことを祈りたいものだが……。

そんな特殊な状況下のレースだったが、直線で骨太の末脚を発揮して堂々と差し切って見せたのは、7番人気の伏兵・マスクトディーヴァ。それなりの揃ったメンバーの中で1馬身以上の差。完勝と言って差し支えない内容だろう。
春の段階でかなり優秀な指数を複数回記録していた馬で、ここまで低人気に甘んじていたのは少々意外だったが、重賞のここでも指数的な視点で見たレースレベルは文句なし。例年ならば本番の秋華賞でも主役を張れる域に達している。
ややレースぶりに大味なところがあるので、本番では京都内回りコースへの対応が鍵となるが、このまま順調に調整できるようなら上位争いに加わる可能性はかなり高いと思われる。デビュー時から一貫して調教内容が目立たないタイプで、調子が良いのか悪いのか判断しにくいのは困りものだが、極端に終いの時計を要している等、明らかに違和感のある動きを見せていなければ、しっかりと自分の力は出してくるだろう。成長力のある血統構成でもあるので、次だけでなく来年以降も楽しみな存在になってきそうだ。

勝ち馬と同じ新興勢力ながら、堂々の1番人気に推されたブレイディヴェーグは2着。
これまでも見せていた弱点である発馬の悪さがここでも顔を出してしまい、道中は後方からの競馬。直線もゴチャゴチャしたところに入り、進路確保までに時間を要した。それでも最後はさすがと思わせる伸び脚を見せており、刻んだ指数も勝ち馬と同様にかなり優秀なものだっただけに、少々勿体ない感があったのは否めない。相手が強くなるほど発馬の遅さがネックになってきそうだが、それでもG1を意識できる域にある馬なのは確か。本番も見逃せない1頭になるだろう。

3着のマラキナイアは展開と脚質が噛み合った感はあるものの、春よりも大幅にレベルを上げた。
母のカウアイレーンや兄姉のステイフーリッシュラリュエルといった馬達も3歳の夏を越して上昇カーブを描いただけに、本馬もきっかけを掴んだかもしれない。次走が試金石となるが、1600m~2000m辺りで安定勢力になる可能性を秘める。

4着アンリーロードマラキナイア以上に色々とハマった部分が多いように感じるが、比較的完成が遅めな母系出身の割に、この時期の重賞で掲示板を確保したのは立派。気性面でまだだいぶ若さが残り、本格化は4~5歳頃と思えるだけに、しっかりしてくればまた今回のように見せ場を作る機会もあるだろう。

5着のココナッツブラウンは大きく馬体を減らしていた上、序盤で力み気味に先行。この分が直線における伸びの鈍化に繋がったように映るが、同じような競馬をした馬達が次々失速して行く中での掲示板確保は立派。状態面と展開がうまく噛み合えば、重賞制覇も意識できるだけの素材であるように感じた。
ややスピードの勝った母系出身な分、活躍の場はマイル近辺になる可能性が高そうだが、もう一段上の成長が見られるようなら楽しみな存在に。

新興勢力が躍動する中、春の王道を歩んだ組は大苦戦。
オークス4着馬ラヴェルは大きく馬体を増やし、課題の発馬も無難にクリアしたものの、序盤でかなり力んで行きたがったのが堪えた。右回りで走りのバランスもやや悪いように感じたし、マイル色の濃い母系の血も騒ぎ出したのかもしれない。現状では左回りのマイル近辺が最も合っていそうだが、秋華賞ではどのような走りを見せてくるだろうか。今回で上手くガス抜きができれば、パフォーマンスを上げる可能性はありそうだが……。

3番人気ソーダズリングも、調教からも垣間見えていた具合の良さが悪い方向に働いてしまったか、この距離でも豪快に掛かり倒してしまった。短距離戦のような時計の中であれだけ力んでは末を失うのは必然。今後のレース選択の判断がかなり難しくなりそうな一戦となった。
母系は見た目のイメージよりもスピード色が濃く、徐々にマイル寄りにシフトしていく近親も多い。本馬もこの中間の坂路の時計の出し方から、短めの距離に適性がシフトする可能性がありそう。現役で活躍する半兄ソーヴァリアントもどこか読めなさの残る馬だが、本馬も自分の適性に合った舞台が明らかになるまで、浮き沈みが激しい戦績を刻むかもしれない。

夏に力を付けてきた4番人気コンクシェルは、大きくパフォーマンスを落とす形で惨敗。
楽にハナを切れた前2走とは流れがだいぶ違っていたし、阪神外回りという舞台もこの馬向きだったとは言い難い。加えて落鉄もしていたようなので、この結果も仕方なしか。
極端な脚質とアテにならない気性を併せ持つ分、今後も浮き沈みは激しくなるだろうが、ひとたびハマれば一気に勝ち負けに加わるレベルまでパフォーマンスを上げてきそうなタイプでもあるので、走り時を見極めるのが非常に難しそう。単騎濃厚なメンバー構成や、小回りの舞台に変わった時が当面の狙い所であるように映るが、どんな舞台であれ、ある程度の警戒は必要な存在であるように感じる。

当レース、そして紫苑Sと秋華賞トライアルが終わり、ある程度勢力図は見えてきた印象。
リバティアイランドを中心に、夏に実績を積み上げたドゥーラ、直行組のハーパーシンリョクカらに、今回ハイレベルな走りを見せたマスクトディーヴァブレイディヴェーグが挑む図式か。あとは隠れた穴馬がいないか、当日までにじっくりと考えていきたい。


○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。

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【ローズS】マスクトディーヴァがJRAレコードで差し切りV!秋華賞に堂々名乗り 2023年9月18日(月) 04:50

岩田望来(23)=栗・フリー=騎乗で、7番人気のマスクトディーヴァ(栗・辻野)が中団から鋭く差し切って重賞初制覇。JRAレコードとなる1分43秒0で駆け抜けた。2着ブレイディヴェーグ、3着マラキナイアまでが秋華賞(10月15日、京都、GⅠ、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。

電光掲示板に「レコード」の赤い文字が表示されると、場内がどよめいた。マスクトディーヴァが差し切って、重賞初勝利。岩田望騎手が笑顔で振り返った。

「少し抜け出すのが早いかなと思いましたが、反応が良かったです。抜け出して遊ぶ余力もありました」

1000メートル通過が57秒3のハイペース。道中は中団で脚をためた。直線を向いて追い出されると、アッという間にライバルを置き去りに。勝ち時計1分43秒0は、2021年にエスコーラが小倉で作った記録を0秒8塗り替えるJRAレコードで「驚きましたが、芝でいい時計が出ていましたし、重賞級の馬たちならこれくらいは出ます」と冷静に受け止めた。

次は最後の1冠で2冠女王リバティアイランドに挑む。辻野調教師は「一つ一つ課題をクリアしてきました。胸を借りる立場ですし、今の状態でどこまでやれるか」と大一番を楽しみにする。前哨戦を制した豪脚を武器に、淀へ駒を進める。(丸橋正宣)

マスクトディーヴァ 父ルーラーシップ、母マスクオフ、母の父ディープインパクト。黒鹿毛の牝3歳。栗東・辻野泰之厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は(有)社台レースホース。戦績4戦3勝。獲得賞金6741万8000円。重賞は初勝利。ローズS岩田望来騎手、辻野泰之調教師ともに初勝利。馬名は「仮面の歌姫」。

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【ローズS】ココナッツブラウンが磨きをかけた末脚で打倒リバティに名乗り 2023年9月16日() 13:37

一戦ごとに力をつけてきたココナッツブラウンが、勝って絶対女王リバティアイランドに挑戦状を叩きつける。

札幌9ハロンの前走は、1勝クラスながら目を見張る内容だった。中団追走から、勝負どころで鞍上のアクションに素直に反応して勢い良く進出。アッという間に他馬を飲み込むと、2着に決定的な3馬身差をつけてゴールした。次位を0秒5上回る3ハロン34秒2が、重賞級の素質をアピールする。

13日のCWコースで、ラスト1ハロン自己ベストの11秒4を記録。短期間ながら末脚にますます磨きがかかっている。上村調教師も、「ここに向けていい調整ができました。どこまで通用するか楽しみ」と期待を寄せる。

過去10年のローズSでは前走で1勝クラスを快勝した馬が【3・3・3・26】と好走しており、重賞初挑戦でも気後れすることはない。目の覚めるような一撃を放ち、打倒リバティに名乗りをあげる。

〝究極の3連単〟は1着にココナッツを固定。3着を手広く流した計10点で勝負だ!(夕刊フジ)

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リバティアイランドの関連コラム

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 ダービーデイの先週末5月28日をもって「ウマニティPOG 2022」が終了し、各ワールドの最終順位が確定しました。今回は、前シーズンの結果を分析していきたいと思います。

 なお、JRAのレースにおいて1億円以上の本賞金を獲得した馬は下記の11頭です。

タスティエーラ(牡 父サトノクラウン/母パルティトゥーラ 堀宣行厩舎) 44700万円
リバティアイランド(牝 父ドゥラメンテ/母ヤンキーローズ 中内田充正厩舎) 37400万円
ソールオリエンス(牡 父キタサンブラック/母スキア 手塚貴久厩舎) 36700万円
シャンパンカラー(牡 父ドゥラメンテ/母メモリアルライフ 田中剛厩舎) 16130万円
ハーパー(牝 父ハーツクライ/母セレスタ 友道康夫厩舎) 12600万円
ファントムシーフ(牡 父ハービンジャー/母ルパン2 西村真幸厩舎) 12400万円
オオバンブルマイ(牡 父ディスクリートキャット/母ピンクガーベラ 吉村圭司厩舎) 11800万円
ベラジオオペラ(牡 父ロードカナロア/母エアルーティーン 上村洋行厩舎) 11670万円
ハーツコンチェルト(牡 父ハーツクライ/母ナスノシベリウス 武井亮厩舎) 11650万円
モズメイメイ(牝 父リアルインパクト/母インラグジュアリー 音無秀孝厩舎) 11230万円
ドルチェモア(牡 父ルーラーシップ/母アユサン 須貝尚介厩舎) 11000万円

 複数の産駒が本賞金額1億円のラインを突破した種牡馬は、ドゥラメンテハーツクライのみ。ディープインパクトの直仔がごくわずかな頭数しかいなかったこともあり、混戦模様に拍車がかかりました。ちなみに、ハーツクライは現2歳世代が、ドゥラメンテは現1歳世代がラストクロップ。少なくとも向こう数年は、種牡馬の勢力図がダイナミックに変わり続けていくのではないでしょうか。
 また、本賞金額1位のタスティエーラと2位のリバティアイランドはいずれもノーザンファームの生産馬でしたが、他に1億円を超えたノーザンファーム生産馬はハーパーのみ。一方、社台ファームの生産馬はシャンパンカラーソールオリエンスベラジオオペラモズメイメイと4頭がランクインを果たしています。このような展開を予想できたか否かが、最大のポイントだったのかもしれません。

 最高位クラスのスペシャルワールドで優勝を果たしたのはたけぼう54さん。2シーズン前の「ウマニティPOG 2020」に続く2度目の制覇となりました。
 たけぼう54さんはオークスデイの5月21日時点で3位につけていたものの、当時のトップだった四白流星タイテエムさんとは3億8134万円差。私はこの状況を確認した時点で「さすがに逆転は難しいかな……」と思っていたのですが、日本ダービータスティエーラが1着、ハーツコンチェルトが3着となり、ラストウィークだけで5億6310万円の上積みに成功しています。日本ダービーは最後の最後までもつれましたし、見守っていたご本人も相当に力が入ったのではないでしょうか(笑)。
 他のワールドと違い、1頭1オーナー制のスペシャルワールドは、他のプレイヤーが先に獲得してしまうともうその馬には入札できません。そんな中、たけぼう54さんはタスティエーラを第2回入札で獲得。第1回入札で完全にスルーされたうえ、第2回入札でも他に入札したプレイヤーは皆無でした。この馬の可能性を見抜いただけでなく、「第2回入札でも獲得できる」と見て第1回入札のラインナップからあえて外したあたりもお見事です。
 ちなみに、ハーツコンチェルトを獲得したのは8月26日に開札された第13回入札。ハーツコンチェルトのデビュー戦は9月18日でしたから、容易に指名できるであろうギリギリのタイミングまでこの馬の近況やウォッチリスト件数などをチェックしていたのでしょう。スペシャルワールドだとなかなか真似しづらいのですが、他のワールドは仮想オーナー数が定期的に開放されるので、同様の作戦が功を奏する確率は比較的高いはず。ぜひ参考にしてみてください。

 G1ワールドを制したのはTomoya_幹也さん。総獲得賞金の13億4091万円は全ワールドを通じてトップの数字でした。
 Tomoya_幹也さんはタスティエーラリバティアイランドの獲得に成功。このうちタスティエーラは第1回入札で指名していて、獲得賞金が1.5倍となる筆頭仮想オーナーになっています。筆頭仮想オーナーとなれるのは各馬を最初に落札したプレイヤーで、複数いる場合は「①落札額が高い順②入札時間が早い順」で決定。ランキング上位の争いにはこのボーナスポイントが大きく影響してきますから、可能な状況であれば積極的に筆頭仮想オーナーの座を狙っていきましょう。
 リバティアイランドの方は第4回入札で一旦競り負けてしまったものの、続く第5回入札でしっかり確保。第4回入札の段階で心が折れていたら、G1競走3勝分の獲得賞金を失っていたかもしれませんね。仮想オーナー数が定期的に開放されるスペシャル以外のワールドは、こうした駆け引きも醍醐味のひとつです。

 G2ワールドを制したのはミルノルさん。ソールオリエンスタスティエーラリバティアイランドの3頭がG1を計5勝しました。ちなみに、タスティエーラを獲得したのはデビュー直前の第26回入札、ソールオリエンスを獲得したのは新馬勝ちから約1か月後の第28回入札。ソールオリエンスと同じ第28回入札では、既にオープン特別勝ちの実績があったファントムシーフの獲得にも成功しています。仮想オーナー馬数の枠をあえて残し、晩秋までじっくり入札に取り組んだのが最大の勝因だったのではないでしょうか。

 G3ワールドはタスティエーラの筆頭仮想オーナーだったマーシー'さんが、オープンワールドはタスティエーラリバティアイランドを指名していた皇帝FFさんが制しました。お二方とも、参加した最初の入札でタスティエーラを獲得していたプレイヤーです。タスティエーラは現3歳世代が初年度産駒だったサトノクラウンの産駒で、種牡馬の実績を重視するプレイヤーにとっては狙いづらかったはず。ただ、キングカメハメハディープインパクトの直仔がいなくなったところでもありますから、冒頭で指摘したように、今後も向こう数年は種牡馬の実績に囚われない指名を心掛けた方が良いのかもしれません。
 
 
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』において「データ分析」のコーナーを担当しているほか、JRAのレーシングプログラム、TCKホームページ、グリーンチャンネル、ニコニコチャンネルなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『ウルトラ回収率 2023-2024』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)など。2023年03月28日には最新刊『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』(ガイドワークス)をリリース。


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2023年5月26日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】日本ダービーの穴は皐月賞○○馬/日本ダービー展望
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オークスリバティアイランドが好位から難なく抜け出し2冠達成。ゲートや距離など、懸念した課題をあっさりとクリアして、6馬身差の完勝だった。順調なら秋華賞もかなり有力で牝馬3冠の期待が大きく膨らみそうだ。

2着ハーパーリバティアイランドの後ろをマークする形で追走。強い馬の後ろは進路ができるということを上手く利用した好騎乗だった。今回は相手が悪かった。3着ドゥーラは昨年札幌2歳Sの勝ち馬。札幌2歳Sでは今回穴人気していたドゥアイズを下しており、その後のチグハグな内容で人気急落だったが、ポテンシャルは高かった。

15番人気ドゥーラの3着激走により、オークスはこれで4年連続2ケタ人気馬が馬券圏内。カレンブーケドールウインマイティースタニングローズはその後も活躍しており、結果的にはオークス時点での人気がなさ過ぎただけ。ドゥーラも今後の成長次第では期待できそうだ。

さて、今週末はいよいよ競馬の祭典・日本ダービー。同じ東京芝2400mが舞台になるが、オークス桜花賞から800mの距離延長、3歳牝馬にとって過酷ともいえる2400m。一方、日本ダービー皐月賞から400mの距離延長。中山最終週の皐月賞はスタミナも問われるレースで、そこで好走できている馬の多くは、距離不安はない。したがって、基本的には皐月賞で上位好走馬や上位評価を受けていた馬が順当に走るレースだ。

人気面の傾向を見ても明らかで、過去10年の連対馬20頭のうち19頭は5番人気以内。逆にいえば6番人気以下で連対圏まで来た馬は2019年の勝ち馬・ロジャーバローズただ一頭だけ。同じ2013年~2022年の10年間でのオークスのデータを見ると、6番人気以下の馬が5連対と健闘しており、波乱度でいえば日本ダービーオークス。ダービーは基本的に人気馬の中から軸を選ぶレース。

一方で3着まで広げると、過去10年で6番人気以下の馬が下記の通り6頭馬券に絡んでいる。穴を狙うならこのゾーンだろうか。

2013年 アポロソニック 8番人気3着
2014年 マイネルフロスト 12番人気3着
2018年 コズミックフォース 16番人気3着
2020年 ヴェルトライゼンデ 10番人気3着
2021年 ステラヴェローチェ 9番人気3着
2022年 アスクビクターモア 7番人気3着

前述した伏兵で唯一連対(勝利)したロジャーバローズは1枠1番だったが、穴をあけた上記6頭のうち5頭も真ん中より内寄りの枠に入っていた。というわけで、日本ダービーは5番人気以内の能力上位馬と内枠の伏兵でだいたい決まるというのが過去の傾向…と書いてはみたものの、ありきたりでまったく面白くない。

加えて近年のダービー当日の馬場は以前ほど内有利にはならなくなっており、果たして上記のデータ通りに決まるのだろうか?

というわけで、別の視点でもう一つ。近年は皐月賞当日の馬場悪化が顕著で、明らかに当日は内枠が不利な馬場になっている。その視点で見ると、ヴェルトライゼンデ皐月賞で4枠8番、ステラヴェローチェは同2枠3番、アスクビクターモアは同1枠2番。いずれも不利な内枠でひとケタ着順に踏ん張っていた。

この理論で行くならば、今年も皐月賞内枠馬の巻き返しが怖い。4番枠で5着のショウナンバシット、8番枠で7着のトップナイフ、5番枠で9着のフリームファクシが該当するが…。どうも歯切れが悪いのはこの3頭いずれも中山の方が合っていそうな点。そこでもう一頭穴馬を考えるならばベラジオオペラはどうか。皐月賞は外枠だったが、道中外からマクられ、内で苦しい競馬。それでもラストはそこそこ粘っていた。スタミナもありそうなので、少し相手に加えてみてもいいかもしれない。

~今週末の注目馬~

というわけで今週も、最後は日本ダービーの注目馬で締めたい。

タスティエーラ(ダミアン・レーン騎手)

注目はタスティエーラ&ダミアン・レーン騎手。
共同通信杯→弥生賞→皐月賞日本ダービーという最近のトップホースにしてはやや詰まったローテでの参戦になるが、差し遅れた共同通信杯から弥生賞ではキッチリ巻き返し、皐月賞でもソールオリエンスの差し脚には屈したものの2着と好走。トップレベルの能力を見せた。
今回さらにプラスになりそうなのがレーン騎手の騎乗。前2走の手綱を取った松山騎手も上手く乗っていたが、本馬に関していえば追わせるタイプなので外国人騎手と手が合いそう。実際デビュー戦でムーア騎手が騎乗した際の伸びが一番良かった。ヴィクトリアマイルソダシオークスコナコーストと、レーン騎手はG1での乗り替わりで結果を出し切れていない影響で多少人気面が甘くなりそうな点もプラス。ソフトタイプ向きでいかにも手が合わなそうだったコナコーストとは異なり、タスティエーラはハードに追われて伸びる馬。この乗り替わりはプラスになる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年5月25日(木) 08:30 くりーく
くりーくの中間調教チェック+『ウマニティプロ総勢24名の注目馬一挙大公開SP!』 日本ダービー2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


5月28日(日) 東京11R日本ダービー東京優駿)(3歳G1・芝2400m)




⛅⛈☀☂今週の馬場状態が気になる方は
『東京競馬場の馬場状態』で確認を!




【登録頭数:19頭】(フルゲート:18頭)


<前走:皐月賞出走馬>(中5週)

ソールオリエンス(1着、462kg(±0kg))<A><優先出走馬>
今回は中5週での出走となるが、これまでと同じような調整内容で1週前追い切りでは抜群の伸び脚を披露。前走からの上積みも期待できそう。

タスティエーラ(2着、478kg(-6kg))<A><優先出走馬>
皐月賞はあの馬場を早めに動いて普通なら勝っていた内容で、地味な馬だが一番強い競馬だった。この中間も2週前、1週前と南Wで追い切られていて動きも素軽さが出てきている。初騎乗となるDレーン騎手とも相性は抜群で、ここも前走以上の出来で出走の公算大。

ファントムシーフ(3着、494kg(-8kg))<B><優先出走馬>
前走時の追い切りでは終い伸びきれていない感じだったが、1週前追い切りではラストの伸び脚もしっかりしており使われてきての上積みが窺えた。ただどちらかというとパワー型の走りをしており、上りが速くなるようだと分が悪いかもしれない。

メタルスピード(4着、504kg(±0kg))<B><優先出走馬>
使い詰めできていた前走だったが、最終追い切りでは持ったまま馬なりで楽に先着と好仕上りだった。この中間も併せ馬で先着と、引き続き良い状態をキープ出来ている。

ショウナンバシット(5着、498kg(+2kg))<C><優先出走馬>
前走はパドックでは無駄肉がなく好馬体で好仕上がり。レースでは、ロスなく内を追走して直線に向き、スムーズに外に出してそこから伸びそうで伸びきれずの5着。この中間も入念に乗り込まれていて出来は良さそうだが、左にモタれるところがあり、追い切りでも終い伸びきれず遅れることが多く、その終いの甘さをどうカバーできるか。

シャザーン(6着、500kg(+4kg))<A>
休み明けの未勝利から前走の皐月賞までは追い切りでは重さがあり、パドックではまだ絞れそうな馬体に映った。素質だけでここまで来た感じだったが、この中間はこれまで通りのCWに加え、日曜日の坂路も2回速い時計を出してビッシリと仕上げてきた様子。1週前追い切りでは素軽さが出てきていて、馬体が前に伸びる走るに変わっている。デビュー以来ベストの状態でレースを迎えられそう。

トップナイフ(7着、488kg(+4kg))<C>
前走時は直前の追い切り内容が軽すぎたこともあり評価を下げた。この中間は、これまで通りのCWを長めからに加えて、日曜日にも坂路で時計を出しており、2~3走前と同じような調整内容に戻った。ただ1週前追い切りは、持ったままの併走相手に対して手綱をしごいて何とか少し前に出たといった具合で、首も高く伸びきれていない動きだった。

フリームファクシ(9着、506kg(+4kg))<C>
休み明けの前走時、パドックでは毛艶こそ良かったもののまだ絞れそうな馬体に見えた。CWを長めから3本追われているこの中間だが、1週前追い切りの時点でもまだ重さが残る動き。残り1週でどこまで上積みがあるか。

ベラジオオペラ(10着、496kg(-4kg))<B>
前走時は追い切りの動きも良く、パドックでも無駄肉がなく毛艶もピカピカで好仕上がりだったが、道悪のハイペースを先行する形で早めに脚が上がってしまった。この中間も乗り込み豊富で1週前追い切りでは力強く伸びて先着と、調子落ちは感じられない。

グリューネグリーン(11着、480kg(-4kg))<C>
新馬、未勝利と東京でのレースを見ると左回りのほうが向く印象。前走時は追い切りの動きがかなり良く出来は良かったはずだが、馬場の悪いところを先行する競馬になってしまったことがすべて。1週前追い切りは、伸びきれず併走遅れで重い動きに映った。

ホウオウビスケッツ(17着、494kg(±0kg))<C>
普段の追い切りでもかなり速い時計が出る馬。1週前追い切りでは行きたがるところを抑えながらの内容で、調子は悪くないと思うがスピードがあり過ぎる印象。短距離向きでこの距離は向かないのではないか。






<前走:青葉賞出走馬>(中3週)

スキルヴィング(1着、524kg(±0kg))<A><優先出走馬>
休み明けの前走時、パドックではやや余裕が感じられた。この中間もしっかりと乗り込まれ、疲れはなさそうで休み明け2戦目での上積みが期待できそう。

ハーツコンチェルト(2着、498kg(-10kg))<B><優先出走馬>
前走時はしっかり乗り込まれていて、追い切りの動きも上々で仕上がりは良かった。この中間も1週前は馬なりでの調整も、疲れなど感じさせない良い動きを披露していた。





<前走:その他のレース出走馬>

ドゥラエレーデ(UAEダービー:2着、前走海外出走 中2週)<C>
前走UAEダービーに出走しての帰国初戦。この中間はプール調教とCWを長めからの追い切りが多く、調整過程がこれまでと違う。1週前の動きを見ると強めに追われて疲れ自体はなさそうだが、何かを元に戻そうとしているような印象を覚えた。

サトノグランツ京都新聞杯:1着、494kg(+4kg)中2週)<C>
京都新聞杯からの中2週での出走。この中間は、1週前追い切りは馬なりでの調整だったが、フラつくなどやや疲れを残しているか。

シーズンリッチ毎日杯:1着、492kg(-8kg)中8週)<C>
前走から中8週で乗り込み豊富。時計も上々だが、行きたがる面があり距離延長は折り合い面でマイナスとなりそう。

ノッキングポイント毎日杯:2着、484kg(-2kg)中8週)<B>
この中間は間隔が空いていることもあり、南Wに加えて坂路でも速い時計が出ていて、優秀な内容を見せている。なかなか乗り難しそうな馬だが、出来は引き続き良好といった感触。

パクスオトマニカ(プリンシパルS:1着、494kg(-2kg)中2週)<D><優先出走馬>
前走のパドックではトモが寂しく映り、どちらかというと間隔を空け気味で使われてきた馬だけに回復には時間を要しそう。1週前は金曜日に南Wで時計を出しているが、平凡なタイムだった。

トーセントラム(プリンシパルS:7着、432kg(-2kg)中2週)<E><除外対象馬>
休み明けから連闘、中2週での出走だが、前走時がかなり緩めでこの中間も速い時計はなく変わり身なし。





※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、タスティエーラソールオリエンスシャザーンスキルヴィングの4頭をあげておきます。



◇今回は日本ダービー編でした。
時間が経つのは早いもので今週は日本ダービー行われます。このレースに関しても過去5年に連対した馬の追い切り内容について調べてみました。
今回特に目立ったのは、最終追い切りの内容で、2年前の2着馬エフフォーリア以外の9頭が馬なりでの調整。勝ち馬に関しては5頭すべてが馬なりでの調整となっていた点です。
逆に、1週前追い切りでは10頭中8頭が強めか一杯に追われていたことから、どのようなローテーションで出走することになっても、1週前には仕上げられる状態にあった馬たちが近年のダービーを制しているという結果になっていました。
近年はダービーに限らず、その他のG1レースでも最終追い切りは馬なり調整で勝利する例が多くなっている傾向がありますので、今後も中間の調整内容には特に注目して頂いて馬券の参考にしてもらえたらと思います。







そして、今回のコラムでは『日本ダービー特別編』として、中央、地方、香港競馬などで活躍されているウマニティプロ予想家の方々に、1週前段階での注目馬の見解について伺っていますのでぜひ参考にしてみて下さい。
※あくまでも1週前時点での注目馬ですので変更の可能性があります。最終結論は、レース当日の各予想家のページで確認して下さい。


~~~~~【暴君アッキープロ】~~~~~

ソールオリエンス
皐月賞の指数は水準レベルです。東京2400mになってプラスかマイナスかならプラスです。皐月賞は、内が重く外差し馬場でしたので1番枠を引いた時点で厳しい状況。勝ち切るには外を回るしかないためああいった後方からのレースを選択していましたが、ダービーでは積極的にポジション取りにいくとみています。また、仮に後方からでも直線の脚力勝負でも、十分勝ち負けになると思います。ソールオリエンスは、ディープ産駒ではないので母系が重い欧州血統でダービーは合わない、とかは考えないほうが良いと思います。

ファントムシーフ
ダービーより皐月賞向きの感じはしますが、上位の1頭だと思います。

フリームファクシ
皐月賞大敗組ならフリームファクシ皐月賞よりダービーのほうが向いていますし、皐月賞が軽い馬場なら勝ち負けになっていたかもしれません。

スキルヴィング
青葉賞の指数は高くありません。ただ、青葉賞を高指数勝ちの馬はダービーでは厳しい結果になるので、逆に良いかもと思います。


~~~~~【豚ミンCプロ】~~~~~

ショウナンバシット
前走は終始馬場の悪い内を通って見せ場を作りました。距離のロスはなく乗ってきましたがこちらが思っているより内は消耗したと判断して、もしかしたら力は上位にあるかもという感じです。人気がなければ押さえておきたい1頭ではないでしょうか。


~~~~~【単勝・連軸研究プロ】~~~~~

タスティエーラ
皐月賞同様、ソールオリエンスより器用に立ち回れば逆転するかも。

シーズンリッチ
成長力がありそうで追いかけたい馬。勝ち切るのは厳しくても差のない競馬を期待。

ソールオリエンス
皐月賞印象的+無敗で逆らいづらい。


~~~~~【イレコンデルパサープロ】~~~~~

◇ダービー注目馬◇
ソールオリエンスは語る必要はないかと思いますので、その他から挙げます。
シャザーンです。
新馬戦で最後の直線ダノントルネードに並ばれ一度は完全に交わされてから差し返した勝負根性、すみれSでペース不向きのなか最後方から一頭だけ脚の回転が違った勝ち方で着差以上の内容、といったあたりを評価しています。ショウナンバシットを物差しにすると、力は大分上に見えます。
右回りでも重馬場でも走りますが、左回りの良馬場でまだ奥があるように感じています。
根拠は新馬戦からの馬体重の増加と、一週前追い切りの内容で、上昇度においてはこの馬に1番魅力を感じています。
ソールオリエンスにどこまで肉薄出来るのか、はたまた逆転まであるのか、非常に楽しみにしています。


~~~~~【ウマビッシュプロ(地方競馬プロ)】~~~~~

今年も競馬の祭典がやってきましたね。自分なりに気になる馬をピックアップしました。
ダービー週はCコース変更により、内枠先行有利な馬場になると思われますが……。近年は早い上がりを出せる馬が、有利な競馬が多くなっている印象です。血統的には、頂上決戦らしくリーディング上位の種牡馬が走ってますね。
人気が予想されるソールオリエンススキルヴィングキタサンブラック産駒2頭は、共に末脚がしっかりしており有力ですが、割って入れるような穴馬を狙っていこうと思います。

シーズンリッチ
ドゥラメンテと母父ハーツクライから距離延長は好材料。

ハーツコンチェルト
青葉賞の内容からスキルヴィングと差もなく、人気観点からこっちを狙っていきたいところ。

フリームファクシ
ルーラーシップ母父スペシャルウィークで府中2400mはドンピシャかなと。

今後、何年も記憶に残るような競馬と馬券をと期待しております!


~~~~~【にしのけいごプロ】~~~~~

ショウナンバシット
皐月賞は内枠を引かされて、馬場の悪いインを通る競馬で一瞬見せ場。鞍上も馬場で脚取られていた旨コメントを出していて、良馬場で巻き返したい

タスティエーラ
先行馬の中で唯一の掲示板、ハイペースの流れのなか一旦先頭の皐月賞では、強い競馬をした1頭で。

ファントムシーフ
皐月賞は向う正面で早々と落鉄していたとのこと。馬場も悪く落鉄の影響は相当響いたハズで。





~~~~~【回収率予報官プロ】~~~~~

<ダービーの注目馬>
タスティエーラベラジオオペラ
タスティエーラは、前走の重馬場だった皐月賞でのタイムなどを素直に評価。
ベラジオオペラは、皐月賞で良いところがなく期待に応えられなかったが、本来の実力から見て過小評価となると予測。
皐月賞を制したソールオリエンスは当然高評価だが、やはり過剰人気になることは避けられないであろう。
スキルヴィングも人気を集めそうだが、前走、前2走とも評価できるファクターがほとんどなく避けるべき。
以上から、現時点で評価可能なファクターで回収率を予測すると、妙味があり注目するのはタスティエーラベラジオオペラとなった。
(最終的な回収率予測はファクターが出揃うレース前日深夜となります。)

🗞ウマニティのニュース記事
【回収率予報ニュース! 土曜版】
【回収率予報ニュース! 日曜版】
毎週土曜、日曜日に公開中です!!


~~~~~【覆面ドクター・英プロ(地方競馬、香港競馬プロ)】~~~~~

ソールオリエンス
新馬、京成杯皐月賞と無敗の3連勝でダービーに挑む。皐月賞も着差自体は大きくないが、一頭次元の違う脚で追い込んできたように、能力がかなり高い。京成杯のエンジンがかかってからグッと沈み込むようなフォームでの豪快な末脚を見て、皐月賞も本命打ったが、距離が延び、東京競馬場に替わって、皐月賞より競馬がしやすくなるここも本命を打つ予定。血統的にも、キタサンブラック×サドラー系のモティベーター牝馬という距離不安の無い配合。かつて、サドラー系は瞬発力が足りず日本向きでないとか、東京の長い直線は向かないなどと言われていたが、モティベーターはサドラー系の中でも日本適性が高い様子。また、キタサンブラックが父となるとサンデーやディープで引き出せなかったサドラー系の良さを引き出せるのでは。
(競馬日記『覆面ドクター・英の ダービー 東京優駿 2023』で、G1全頭診断を継続していますので、よかったらお読み下さい。)


~~~~~【ジャンヌプロ】~~~~~

注目馬はトップナイフ
そもそも相手なりに走るタイプで掲示板には載ってきそう。あとは5か3か1か。ダービーは皆さんご存知の通り究極の瞬発力勝負。持続力勝負となった皐月賞の上位組は、一段評価を落としたい。トップナイフは、ホープフルステークスや弥生賞のように瞬発力勝負になったほうが上昇が見込め、人気が全く無さそうな今回は妙味充分だろう。さらに言うと、皐月賞は出遅れで試合終了。おそらく出ていても馬券にはなっていないと思うが、少なくとも参考外で良い。もう一つ、ダービーで重要なのは枠。圧倒的に内枠有利になるのでそこだけは枠を見てから決めるしかないが、火曜日時点ではトップナイフで。ホープフルステークス勝ち馬のドゥラエレーデも、当然注目したい。


~~~~~【山口吉野プロ】~~~~~

日本ダービー登録馬のベスト指数と前走回顧コメントです。

【ベスト指数】
89 タスティエーラ(芝20)
88 スキルヴィング(芝24)
87 ソールオリエンス(芝20)
85 ファントムシーフ(芝20)
85 ベラジオオペラ(芝18)
85 メタルスピード(芝20)
84 ノッキングポイント(芝16)
83 ハーツコンチェルト(芝24)
82 パクスオトマニカ(芝18)
82 フリームファクシ(芝20)
81 シャザーン(芝20)
81 ショウナンバシット(芝20)
80 ホウオウビスケッツ(芝20・芝18)
79 サトノグランツ(芝24)
79 シーズンリッチ(芝18)
79 ドゥラエレーデ(芝18)
78 トップナイフ(芝20)
77 グリューネグリーン(芝20)
71 トーセントラム(芝16)

【前走回顧コメント】
グリューネグリーン 皐月賞11着
押してハイペース先行インで失速。荒れた内を通る。枠や展開が噛み合わなかった。

サトノグランツ 京都新聞杯1着
スローペース中団馬群から伸びた。自力上位で勝てたが、もっと長い距離で上がりが掛かる状況の方が良さそう。

シーズンリッチ 毎日杯1着
中団インから馬群を突いて伸びた。折り合いが課題の馬なので、速めの流れで壁を作れる状況が良かった。距離延長ローテや外枠で流れが緩むと自滅のリスクが高まる。

シャザーン 皐月賞6着
押してハイペース後ろ目外からそれなりに伸びた。まだ揉まれる形の経験がないが、折り合いの不安はないので安定感がある。

ショウナンバシット 皐月賞5着
ハイペース後ろ目インからコーナーで徐々に進出し、直線外目に出してそれなりに伸びた。これまでは緩い流れで掛かって自滅していたが、ハイペースで折り合えたので本領発揮した。道悪も合う。距離延長ローテや外枠で流れが緩むと掛かって自滅するリスクが大きくなる。

スキルヴィング 青葉賞1着
向こう正面で接触不利。ハイペース後ろ目外でロスあったがよく伸びた。スタートが決まったのは収穫。折り合いの不安がなく安定感がある。

ソールオリエンス 皐月賞1着
1馬身出遅れ。ハイペース後方外で4角置かれたが、直線鋭く伸びた。コーナーかなり左にモタレ気味。コーナー加速できず不器用なので中山の多頭数は合わないが、外を回ることがマイナスにならない内荒れ馬場の縦長ハイペースという恵まれた状況が発生したうえ、展開も向いた。能力は高いが、ごちゃついたり上がりが速い状況だと崩れるリスクが大きくなる。広いコースや少頭数のハイペースが理想。

タスティエーラ 皐月賞2着
ハイペース好位外から伸びた。展開を考慮すると内容は一番強い。上がりが掛かる状況が良かったし、道悪も合うか。

トーセントラム プリンシパルS7着
2馬身出遅れ。押してスローペース殿から3~4角で徐々に進出し、ロスあり伸びず。常にスタートが課題だし、1600~1800mで溜める形のほうが良さそう。

トップナイフ 皐月賞7着
2馬身出遅れ。ハイペース後方から外に出して伸びきれず。出遅れたが展開は向いた。上がりが掛かる状況が合う。

ドゥラエレーデ ホープフルS1着
やや掛かってスローペース2番手から伸びた。2000mをこなせたし、コーナーでモタレる面も大丈夫だった。渋太さを生かす形が合う。

ノッキングポイント 毎日杯2着
中団馬群から外に出して伸びた。距離延長ローテでも壁を作って折り合えたのは収穫。大トビなので広いコースのハイペースがベストだろう。

ハーツコンチェルト 青葉賞2着
ハイペース後方から馬群を突いてよく伸びた。スタートが決まったのは収穫。距離延長や東京替わりが良かったし、展開も向いたので勝ち馬には力負けの形。

パクスオトマニカ プリンシパルS1着
押してスローペースハナで押し切る。逃げなくても問題はなく、血統的に距離延長は対応できそうだが、今回ほど楽な展開になるレースは今後あまりなさそう。

ファントムシーフ 皐月賞3着
ハイペース中団外から伸びた。向こう正面で後ろ脚を落鉄。大トビでワンペースなので中山の多頭数向きではないが、縦長のハイペースが良かった。広いコースや少頭数で上がりが掛かる状況が理想。

フリームファクシ 皐月賞9着
やや掛かってハイペース中団馬群から伸びず。近走より折り合いはマシだったが、不器用なので中山の多頭数は合わなかった。道悪も響いたか。広いコースや少頭数のハイペースが理想。

ベラジオオペラ 皐月賞10着
押してハイペース先行で失速。コーナー左にモタレ気味。展開不向きで悲観する内容ではない。

ホウオウビスケッツ 皐月賞17着
押してやや掛かってハイペース好位で失速。気性面で1600m前後の方が良さそう。

メタルスピード 皐月賞4着
ハイペース中団外から伸びた。折り合って2000mをこなせたのは収穫。道悪や上がりが掛かる状況が合う。




~~~~~【世紀末覇者 券王プロ】~~~~

私の注目馬はメタルスピードです。
前回皐月賞では実馬券も握っていまして悶絶した悔しい思いをした馬です。今回は、適性、距離、枠、騎手、天候など理由付け云々関係なく注目しています。おそらく紐の末席には入れたいと思っていますが……。


~~~~~【菊池竜将プロ(地方競馬プロ)】~~~~~

近年では、ロジャーバローズが2番手から波乱を演出しています。ホープフルSの再現は十分にありそうですが、人気が無いですね。2歳だったから? 上位人気馬の近走印象が強いから? この2頭強いですよ。
1.トップナイフ
2.ドゥラエレーデ
トップナイフに騎乗予定の)横山典弘騎手は次戦を見据える傾向がある(私見)ので、初対戦組に脚を測られたくないから敢えてあの着順に落としたのでしょう。
ドゥラエレーデは、札幌デビューから東スポ杯、ホープフルと見てソールオリエンス何が劣っているのでしょうか? 臨戦過程くらいでは。


~~~~~【龍馬勝負予想プロ(地方競馬プロ)】~~~~~

私の注目馬はグリューネグリーンです。
皐月賞は、内が悪く更にペースも速く、この馬には全く不向きな展開、馬場、ペース。巻き返すのはこの手の馬だと思います。また人気も全くないはずで、狙い目とみます。


~~~~~【夢月プロ】~~~~~

ファントムシーフ
皐月賞は直線で前が壁になり進路変更をする不利。
外に出せなかった事で最後まで内に切れ込む形となり見た目以上に厳しい不利だった。
落鉄しながら不得手の馬場で3着に食い込んだのも立派で、広いコースなら巻き返しが期待出来そう。


~~~~~【蒼馬久一郎プロ】~~~~~

ソールオリエンス皐月賞での大外からの追い込み、またオークスリバティアイランドがあっさり2冠を達成したことから過剰人気になると考えられる。皐月賞は重馬場、いろいろな要素がかみ合った上での勝利であり死角はある。
枠順、馬場状態がわからない中で予想するのは難しいが、スキルヴィングが馬券的には面白そう。ルメールへの乗り替わりだが、青葉賞組ということでさほど人気にならないことが予想される。




~~~~~【馬侑迦プロ】~~~~~

牝馬クラシックは前残りの展開を強引に差し切ったリバティアイランドが圧勝!
牡馬も同じような直線ゴボウ抜き1冠ソールオリエンスの圧勝なるか? ◎は当日まで悩んで考えますが、リバティ並みの1人気になるようなら少し逆らってみても良いかな、とも......。現時点での本命は、あれだけ悪い馬場を前半1000m58.5秒と速いペースで前総崩れの中、早め先頭から2着に粘ったタスティエーラを考えています。


~~~~~【シムーンプロ】~~~~~

注目馬:スキルヴィング
青葉賞は安全策で外々を回したが快勝。上手に乗った2着馬も強い馬なので評価は上がる。タイトに乗ればG1でも勝機がありそう。青葉賞馬はダービーを勝てないジンクスが崩れてもいい。


~~~~~【皿屋敷プロ(地方競馬プロ)】~~~~~

根拠薄弱でお馴染みですが(笑)、ロマンを求めてスキルヴィングを本命に考えています。
一強ムードに風穴を開けるのは、長い歴史に沈黙してきた青葉賞馬! ワンチャンスあればいいなーと思っております!


~~~~~【サウスプロ(地方競馬、香港競馬プロ) 】~~~~~

【第90回日本ダービー注目馬】
始めに5月23日(火)現在の注目馬であることをお断りしておきます。
日本ダービーを予想するポイントとしては、毎年皐月賞の分析と他路線組が通用するかどうかの2点だと思っています。

皐月賞馬の2冠はあるか?
結果として皐月賞で一番に輝いた馬がどうかですが、今年のソールオリエンスについてはかなり力があると見ています。
手前の替え方やそこから来るコーナーワークの粗削りさはありますが、皐月賞で見せた末脚には一目置きます。
嵌りすぎた点と雨馬場での皐月賞だったことで、良馬場で巻き返す馬がいるかもしれませんが、有力馬の一角としては外せません。
少なくとも皐月賞組でこの馬よりダービーで評価する馬はいません。回りも左の方が向きそうですし。横山武史騎手が落ち着いて構えて乗れれば。

他に安定性という意味で今年は青葉賞勝ち馬のスキルヴィングを挙げたいです。
青葉賞組のダービー制覇は鬼門ですが、反面2着3着には多くの馬が絡んできています。
スキルヴィングも頭はどうかも2着3着の軸には向いていると見ます。
まだまだ上がり目のある勝ちっぷりで、ダービーを見据えた乗り方をルメールがしたと思います。
有力馬の中でも唯一この馬だけがデビュー戦からずっと同じ鞍上で臨む点も大いに評価します。
青葉賞からのローテーションということで最終追い切りまで状態は見たいところですが。
結論として、3着までの軸という意味で◎ソールオリエンススキルヴィングとします。
ダービーデーはワイドの払い戻し率が高いので、1点大きな比重でソールオリエンススキルヴィングのワイド。3連複も2頭軸でいきたいですね!


~~~~~【雅夢。プロ(地方競馬プロ)】~~~~~

私の注目馬(馬券に絡む馬)です。

ファントムシーフ
ソールオリエンス
ドゥラエレーデ
スキルヴィング

久しぶりに浦河産のダービー馬の誕生を見てみたいのもあり、ファントムシーフを本命にしました。
父ハービンジャーの子は2000m、2400mの根幹距離の成績は優秀ですし、今回の出走予定メンバーを見ていてもハイペースな流れになるとは思えず。中団前目で道中ゆっくりと運べれば、後続有力馬の追い込みも交わせそうとみますが……。距離延長+武豊マジックをプラスと捉えて馬券の中心に指名します。




~~~~~【automnenoceプロ(地方競馬プロ)】~~~~~

ダービー注目馬1頭目は、

ソールオリエンス
1946年以降史上最少キャリア3戦無敗で皐月賞を制したこの馬の扱いをどうするか。皐月賞の内容は、外有利のなか最内枠にもかかわらず後方2番手から差し切る競馬で、2着馬に0.2秒差の勝ち。
過去皐月賞馬(2010年以降~)で2着に0.2秒差以上つけた馬はダービーでも高確率で馬券になっています。

2021年
エフフォーリア2着に0.5秒差→ダービー2着
2018年
エポカドーロ2着に0.3秒差→ダービー2着
2016年
ディーマジェスティ2着に0.2秒差→ダービー3着
2015年
ドゥラメンテ2着に0.2秒差→ダービー1着
2014年
イスラボニータ2着に0.2秒差→ダービー2着
2012年
ゴールドシップ2着に0.4秒差→ダービー5着
2011年
オルフェーヴル2着に0.5秒差→ダービー1着
2010年
ヴィクトワールピサ2着に0.2秒差→ダービー3着

ただし、この期間に4角1~2番手で前に行った馬が馬券になっていた傾向から、ここ2年は強い競馬した馬がそのまま馬券に来ているイメージです。
もっとも運のある馬が勝つという格言から少し変わってきているのかなと。

あとは馬場に関しても、エアレーションの影響もあってか開幕週でも差しが決まっている傾向から、馬場が踏み固められてきてそこまで差が出にくくなっている感じも。

そして、ファントムシーフ
もし逆転があるのなら、東京替わりのこの馬に展開が向いた時ではないかと。いずれにしても土曜日の馬場を確認したいですね。


~~~~~【Curry1996プロ】~~~~~

ドゥラエレーデ
ケンタッキーダービーを目指している途中、左前脚の球節に疲れが出て路線を国内戦に変更し異例のローテンションで迎える。ただ血統的にも十分勝負になると思います。

トップナイフ
2歳G1ホープフルS2着の実力馬。前走の皐月賞はスタートで出遅れ7着となりましたが、すんなり先行出来る条件で再考したいと考えています。


~~~~~【教授プロ】~~~~~

ダービーの中心は、今年もやはり皐月賞組になると考えます。私の指数では、皐月賞が今年の3歳牡馬のベストレースで、別路線組はこれに敵いません。
ソールオリエンス皐月賞の勝ち時計は2分00秒6、上り3F35秒5。同日の野島崎特別モカフラワーとほぼ同じですが、これは野島崎特別直後のひと雨で更に馬場が悪化したためで、実際は皐月賞の勝ち時計のほうが1秒以上優秀と捉えています。
ただし、皐月賞は馬場状態を考えると明らかに先行馬のオーバーペース。外差しが効く馬場でもありました。今週末から東京芝はCコース替わりとなりますから、ダービー当日は外差し馬場にはならないでしょう。

現時点での構想ですが、圧倒的1番人気の追い込み馬、ソールオリエンスを本命にするのは馬券的に非常に非効率だと考えています。前哨戦でソールオリエンスの大外差しが気持ちよく嵌ったことで、逆に他の皐月賞組の期待値が上がりやすくなりました。
当日のオッズを見て、最も期待値の高い馬を本命に選びます。万一、ソールオリエンス圧勝で終わったとしても、2、3着のワイドと3連複で馬券的な実利を獲る。そんな戦略で臨みます。そして、ソールが3着以下なら爆勝です。


~~~~~【プロ】~~~~~

重馬場のハイペースという、あまりない状況下だった皐月賞
上位勢の走りは確かに目立ったが、ダービーは展開、天候、馬場傾向とも全く違ったものになる可能性がある。
結果がガラッと変わることも視野に入れて、強気に狙っていきたい。

ファントムシーフ
皐月賞上位馬の中で、最も舞台不向きだったと感じたのが本馬。そんな中で道中落鉄があっての3着確保というのは能力の証明と言える。中間の調教の印象もかなり良かったし、ベストと思える広々としたコースと良馬場に変われば逆転があっても。

シャザーン
小頭数の緩い流れしか経験してこなかった中で、皐月賞のような激流に対応したのは好感。4角付近で見せた一瞬の脚の速さは目を引いたし、本来は好位でも運べる馬。早めの競馬であの瞬発力を発揮できたら面白そうだし、調教の動きからも、それが可能なだけの体調にありそう。

ノッキングポイント
デビュー戦がとにかく強かった馬だが、その後は調教の動きからして下降線を辿った。木村調教師曰く「脚の可動域が狭くなった時期があった」とのことなので、初戦後の不振は能力によるものではなかった可能性がある。この中間の動きは初戦時並かそれ以上の動きなので、ようやく戻ってきた印象。この相手にどれだけやれるか注目したい。

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※そして、最後に『ウマニティのエース』スガダイプロの注目馬については、YouTubeのウマニティチャンネル等でご確認ください※



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2023年5月18日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック オークス2023  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


5月21日(日)東京11R 第84回オークス(3歳牝馬G1・芝2400m)




【登録頭数:21頭】(フルゲート:18頭)


<前走:桜花賞出走馬>(中5週)

リバティアイランド(1着、466kg(+4kg))<B><優先出走馬>
この中間は乗り込み量が少なめで、1週前もCWを単走といつもと違う感じの調整内容は気になるところ。それでも動きを見ると重心が低く回転の速い走りで、悪くは見えない。

コナコースト(2着、454kg(-4kg))<B><優先出走馬>
この中間もこれまで通り1週前にCWを長めから併せ馬で追われて先着。併走相手の鞍上とは体重差がかなりあったとは思うが、手応えも良く引き続き出来は良さそう。

ペリファーニア(3着、490kg(-6kg))<B><優先出走馬>
前走時は関西への輸送を控えた状況下、最終追い切りでも馬なりながら気分良く走らせていた。この中間は、1週前追い切りから抑え気味の内容となっていて、強くやる必要もないくらい馬体は仕上がっているのかもしれない。

ハーパー(4着、462kg(-4kg))<A><優先出走馬>
この中間も乗り込み入念で、1週前に強めに追われて併せ馬でも先着。日曜日にも坂路で好時計をマークし先着と、直前は馬なりで十分な仕上がり。

ドゥアイズ(5着、448kg(+2kg))<B><優先出走馬>
勝ちきれないところがあるが大崩れもない馬。1週前追い切りでは毛艶がピカピカで気合乗りも抜群に見せており、上積みが期待できそう。

シンリョクカ(6着、434kg(-6kg))<B>
この中間も南Wで良い時計が出ていて出来良好に映る。左回りでの追い切りの動きを見ると、特に気にするところもなく手応えも良く好印象。

ライトクオンタム(8着、428kg(±0kg))<B>
今回乗り替わりとなる田辺騎手が騎乗しての1週前追い切り。独特の走りをする馬で、追い切るよりもコンタクトをとることのほうを優先した感じの内容だったが、レース前に騎乗しておくことは人馬プラスになる。小柄な馬なので強く追う必要もなく、VTRを見てもいつも通りの走りで出来も悪くはなさそう。

エミュー(10着、418kg(+4kg))<D>
小柄な馬で使い詰めの状況。この中間は、中5週で関東での競馬となりしっかり乗り込まれているが、1週前追い切りの動きからは非力さがぬぐえず力強さは感じられない。

ラヴェル(11着、446kg(-2kg))<C>
桜花賞のコラムでも書いたが、この馬は右回りよりも左回りのほうがスムーズに加速することができるので、東京コースはプラス。休み明け3戦目での上積みも見込めそうで、前走以上の走りに期待がもてる。

キタウイング(12着、432kg(±0kg))<B>
重賞2勝馬だが調教で目立たない内容の時に好走している馬。関西でのレースの時には、早めに栗東入りして坂路でかなりの好時計をマークと、能力の一端を示していたと思うが凡走も多い。この中間は坂路、南Wで乗り込まれ平凡な内容といった感触だが、このような時にこそ激走することがあるので注意も必要。

ドゥーラ(14着、472kg(-4kg))<A>
ここ3戦はワンターンの競馬で、直線で伸びてきていないわけではないのだが、スタートも速いほうではないことから、息を入れるタイミングもなかなか作れずでこの馬の良さは出せていない。この中間、2週前は坂路、1週前がCWで一杯に追われてかなりの好時計をマークしていて、状態はすこぶる良さそう。鞍上が斎藤騎手に戻り人気は落ちそうな場面だが。距離延長でコーナー4つのコースとくれば巻き返せる要素は十分にあり。





<前走:フローラS出走馬>(中3週)

ゴールデンハインド(1着、486kg(+10kg))<A><優先出走馬>
この中間も、1週前に南Wを3頭併せで追われて大外を馬なりのまま楽に先着と、前走勝ちの勢いそのままといった感。

ソーダズリング(2着、470kg(±0kg))<B><優先出走馬>
月1ペースでレースを使われてきて今回は中3週となるが、1週前にはこれまで同様に坂路で追われた。単走馬なりも力強い走りを見せていた、引き続き好調をキープ。

イングランドアイズ(4着、432kg(+6kg))<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間は坂路で目立つ時計はなし。前走時のパドックでは落ち着きがなく、間隔が詰まっての再輸送ということもあって、強めに追えないところあり。

キミノナハマリア(11着、492kg(+2kg))<C>
前走時の追い切りもそうだったが、1週前追い切りでも終い速い時計で回転の速い走りをアピールしているが、一方でバネのある走りではない。




<前走:その他のレース出走馬>

ヒップホップソウル(フラワーC:2着、490kg(-2kg)中8週)<B>
この中間も日曜に坂路、水曜に南Wと2週連続で好時計。1週前追い切りでは行きたがるところを抑えながらも楽に先着と、元気で勢いあり。

ミッキーゴージャス(1勝クラス:1着、436kg(-4kg)中5週)<A>
母はオークス馬。無駄がなくコンパクトにまとまった感じの馬体ではあるが、この中間もプール調教を多く取り入れられながらこれまでと同じような調整内容できている。1週前追い切りでは終い仕掛けられると一気に突き放してみせていて、仕上がりもかなり良い。

レミージュチューリップ賞:16着、506kg(-2kg)中10週)<C>
小柄な馬で、間隔を空けられたこの中間は2週前、1週前と強めに追われて時計自体上々なものを刻んできた。ただ、動きを見ると重い感じあり。

ウェイビー(矢車賞:2着、506kg(-2kg)中2週)<D><抽選対象馬(1/4)>
速い時計を出す厩舎だが、中1週となり軽めの調整で時計平凡。

クインズカムイ(未勝利:1着、468kg(-8kg)中3週)<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間もプール調整が多く、1週前の坂路では3頭併せ(計測不能)で追われたが、物足りない動きだった。

メランポジューム(スイートピーS:8着、448kg(-2kg)中2週)<C><抽選対象馬(1/4)>
休み明けの2戦が関東でのレースで、中2週での再輸送となると、馬体維持優先となり強めに追えない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ハーパードゥーラゴールデンハインドミッキーゴージャスの4頭をあげておきます。



◇今回はオークス編でした。
桜花賞から距離が800m延びるオークス。今回も過去5年の連対馬について、追い切り内容を調べてみました。すると、連対馬10頭のうち、最終追い切りを馬なりで追われていた馬が7頭、そしてそれを勝ち馬に絞ると5頭全馬が直前馬なりでの調整だったことが分かりました。1週前も含めて全体的に馬なり調整だった馬が多く、一方で強めに追われて連対した馬たちは1週前も最終追い切りも強めに追われていたとの傾向が見られています。
3歳牝馬にとっては長距離のレースということで、折り合い面を重視した調整が中心になっているように思います。というわけで、今週のオークスに関しては、折り合い重視のソフト仕上げ、をおすすめの調整パターンとして挙げさせていただきます。


オークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。



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2023年5月14日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月14日号】特選重賞データ分析編(358)~2023年オークス
閲覧 1,905ビュー コメント 0 ナイス 4



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 優駿牝馬オークス) 2023年05月21日(日) 東京芝2400m


<ピックアップデータ>

【前走の4コーナー通過順別成績(2018年以降)】
×2番手以内 [0-0-0-12](3着内率0.0%)
○3~12番手 [4-5-5-44](3着内率24.1%)
×13番手以下 [1-0-0-17](3着内率5.6%)

 脚質が明暗を分けそう。2018年以降の3着以内馬15頭中14頭は、前走の4コーナー通過順が3~12番手でした。極端な競馬をした直後の馬は強調できません。

主な「○」該当馬→シンリョクカソーダズリングドゥアイズ
主な「×」該当馬→ゴールデンハインドコナコーストリバティアイランド


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が1着、もしくは前走の1位入線馬とのタイム差が0.4秒以内」だった馬は2018年以降[5-5-5-41](3着内率26.8%)
主な該当馬→ゴールデンハインドコナコーストソーダズリングリバティアイランド

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2023年5月12日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】経験値を積み上げ力をつけるドゥラメンテ産駒/ヴィクトリアマイル展望
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先週のNHKマイルカップは最終的に本命にした◎シャンパンカラーが力強く抜け出して勝利…といっても何の自慢にもならず、2着ウンブライルが抜けてしまった。無念…。

内田騎手は久々のG1制覇。もともとタフな馬場で強みを発揮するジョッキーで、JRA初G1制覇は15年前のNHKマイルカップ、17番人気ピンクカメオでのもの。当時も馬場は渋ってやや重。2度目のJRAG1制覇も重馬場の宝塚記念、内田騎手は道悪が得意だ。というわけで今回もその持ち味を存分に発揮。出遅れは結果的にプラスになった面もあっただろうし、流れや枠順などがハマったのは否めないが、見事な差し切り勝ちだった。

9番人気の伏兵馬が諸々ハマっての勝利、まして今年は主役不在の混戦だったことを考えるとシャンパンカラーはフロック視されるかもしれないが、一概にそうとは言い切れない面もある。というのも、本馬がドゥラメンテ産駒だからである。

ドゥラメンテは自身が2戦目で初勝利を挙げ、初G1も共同通信杯2着からの参戦だったが、産駒も総じて使いつつ力をつけて行くタイプが多い。無敗の連勝街道を突き進んでいるように見えるリバティアイランドですら、2戦目のアルテミスSでは2着に敗れており、そこから巻き返して阪神JF→桜花賞と連勝。

その他、これまでのドゥラメンテ産駒のG1制覇と、その前走をまとめたものが以下だ。

タイトルホルダー セントライト13着 →菊花賞1着
スターズオンアース クイーンC2着 →桜花賞1着
リバティアイランド アルテミス2着 →阪神JF1着
ドゥラエレーデ 東スポ杯4着 →ホープフルS1着
シャンパンカラー NZT3着 →NHKマイルカップ1着

いずれも前哨戦といえるレースで敗れて、そこから巻き返しを決めている。

また上記のG1勝ち馬のうち、タイトルホルダースターズオンアースリバティアイランドの3頭はすでに複数G1を制している点も見逃せない。スターズオンアースなどは桜花賞時点で一介の伏兵馬にすぎず、実際川田騎手が騎乗しても7番人気だった。だからこそ桜花賞馬ながらオークスでも3番人気に甘んじていたのだが、そこでも勝利し世代トップの牝馬へと上り詰めて行った。

ドゥラエレーデも同様に14番人気という伏兵の立場でホープフルSを制したが、続くUAEダービーでも好走。そう考えるとシャンパンカラーも今後の成長次第では、さらなるタイトルの上積みに期待できるかもしれない。

いずれにしても、ドゥラメンテ産駒は父同様に、使いつつ勝ったり負けたりを繰り返しながら力をつけ、完成の域に達するとその強さを持続する、ということが言えそうだ。つくづく早逝が惜しまれるが、まだまだ産駒は多く残されている。今後の活躍を、そして予想・馬券でも上手く付き合っていきたい。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後はヴィクトリアマイルの注目馬で締めたい。

サウンドビバーチェ松山弘平騎手)

注目はサウンドビバーチェ松山弘平騎手。

サウンドビバーチェドゥラメンテ産駒。意識して今回の原稿が前フリになったわけではないのだが、本馬も使いつつ力をつけてきた。もともと3歳時からG1でも差のない競馬をしてきた馬で、前走の阪神牝馬Sでは待望の重賞初制覇。スローに恵まれた面もあったとはいえ、ゴール前は突き放す余力があった。今週もメンバー的にはそこまで前が速くなりそうもない。渋った馬場も歓迎、正攻法が得意な松山騎手とも手が合いそうだ。上位の一角崩しに期待したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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リバティアイランドの口コミ


口コミ一覧
閲覧 44ビュー コメント 0 ナイス 2

無ぇんだわ、良いことなんて・・

何を楽しみに今週の残りを生きていけば・・



まぁ 昨日は 採血されるときに隣のおっさんは「痛い、痛い」って叫んでいたし(血管じゃないところに刺された?)

バスに乗ったら 満員で 「おっ、これは?」って思ったら おっさんと密着する状態でしばらく乗る羽目になったりとか(まぁ 痴漢扱いされる危険性は無いということでは安全なんですけど) 


まぁ いうほど 耐えられない環境に居るわけでもないんでしょうけど

何か こう 口座に4億ぐらい振り込みが無いものかと



無ぇわ、馬鹿か

何か成果(収穫)を望むなら 自分で 成果が出るように種を撒かないとあかんだろ、それをやっているのか


って 、他人に対しては 言いますけど 、自分に対しては 激アマなので 、

寝てて儲かるような話無いかなってなるんですわ(そのうち 詐欺に遭いそう)


とりあえず 今日は 体調が微妙な感じがあったんで 帰ってきたんですけどね、まぁ 高望みしても仕方がないんで 大きな病気とかしなければ まずは ヨシッ とでもしておきましょうか





凱旋門賞は 現在15頭登録らしいですけど、お金を払ったら 出走できるとか何とか
とりあえず デビューから5連勝してるエースインパクトが人気になりそうとか

https://app.jra-van.jp/PCWeb/Article0003.do?id=202309260000326&arg1=A001&service=web

https://world.jra-van.jp/race/arc/2023/


JRAが販売する馬券は 日本でのオッズになるんで

(海外では 単勝30倍ぐらいに思われているらしい)スルーセブンシーズがどのぐらいの人気になるのか分かりませんけど、まぁ 適当に不人気の馬から買うか ですかね



また10月に UMACA関連のキャンペーンがあるようですね
リバティアイランドの ウインズ限定バージョンのぬいぐるみが当たるとか

・・いうて ぬいぐるみもらっても・・そんなこという人には 何もあげません!
https://www.jra.go.jp/news/202309/092501.html


一応 今週から しばらくは 週に5000円分 UMACAで購入すると 抽選で3000ポイントが当たるとかあった気がします(まぁ そう当たらんのでしょうけど)

 キタクロ 2023年9月21日(木) 12:34
勝手にG1予想
閲覧 234ビュー コメント 0 ナイス 5

来月から秋G1開幕ということで
秋の2歳G1以外を予想してみました

スプリンターズS ナムラクレア

秋華賞 リバティアイランド

菊花賞 ソールオリエンス

天皇賞秋 イクイノックス

エリ女 ジェラルディーナ

マイルCS シュネルマイスター

ジャパンC  ドウデュース

チャンピオンズC クラウンプライド

有馬記念 イクイノックス

JCはイクイノックスというより
陣営が入れ込んで2着とかになりそう
それでおかわり有馬の予想

イクイノックスが出なかったら
ソールオリエンスかと

それでJCはリバティと言いたいが
2400の川田何だよなー

でるなら57のシャフリヤールに一発
58だと走らない57ならなんとか
希望でしかないけれど

ということでひとまずドウデュース


この時期が一番楽しいよね

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 ちびざる 2023年9月20日(水) 23:18
【雑感】今年の秋華賞について。
閲覧 157ビュー コメント 0 ナイス 24

先週の日曜のメインからローズステークスを回顧。
勝ったのは、マスクトディーヴァでした。
スタートは、五分に出ました。
道中は中団を追走。
勝負所でペースを上げて直線へ。
直線で上がり三ハロン33秒台の脚で差し切りました。
強かったですね。
勝負所での手ごたえと直線での脚は見事でした。
リバティアイランドと未対戦という魅力もありますね。
本番でも穴人気しそうな感じ。
楽しみではありますね。

さて、今日の本題に入りたいと思います。今回は今年の秋華賞について。
先週のローズステークスを終えて、一通りのトライアルは終わりました。
トライアルの結果は
・紫苑ステークス
1着モリアーナ
2着ヒップホップソウル
3着シランケド
・ローズステークス
1着マスクトディーヴァ
2着ブレイディヴェーグ
3着マラキナイア
別路線(クイーンステークス)
1着ドゥーラ
こんな感じでしょうか。
リバティアイランド1強の状態に変わりはありませんが
その次は混戦でしょうか。
モリアーナとマスクトディーヴァは惑星として浮上しそうですね。
オークス上位組の中ではドゥーラが1回使って良くなりそう、
2着のハーパーがぶっつけ本番はどう出るかですね。
やはり、リバティアイランドが三冠達成濃厚のような気がします。


最後に、オールカマーについて。現時点での私の注目馬はタイトルホルダーですね。
前走の天皇賞春は中止でした。
まさかの競走中止でした。
はっきりしていて上手く逃げれれば、強いですが
行きっぷりが悪いと凡走もあり得るわけです。
スムーズにレースができれば、番手に控えても大丈夫だと思いますが
問題は前走の競走中止の影響がどれだけあるのか。
この結果次第で秋のローテーションが固まってくると思います。

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コメント一覧
5:
  HELPRO   フォロワー:0人 2023年4月9日() 16:11:58
良かったね人気に応えられて。馬鹿でも勝てる馬に乗せられて冠が獲れるのだから楽で良かったね。佐賀で直ぐ肉にされる馬に乗ってた者には過ぎた馬。今後は浜中の様に落馬して真っ直ぐ馬を走らせる事も出来ない者に成らない事を祈る。どうせ馬に恵まれての騎乗しか出来ない人間なのだから!
4:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年12月11日() 16:40:50
多頭数競馬をスムーズに動ける展開の利が大きかった。やっと中内田師がG1を制したが大外枠に有力馬が集められたのを考慮すると来年も勝てるとは何とも言えない。
川田&中内田コンビは基本人気を裏切っても一向に不思議ないので来年が楽しみだ!
3:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年10月29日() 18:59:36
包まれて伸びるも2着までとは明らかに鞍上の騎乗ミス。やはり川田には遠からず干される。ケガ人のお陰で今がある者など実力がない良い証拠。こんな鞍上に馬を回しているJRAの信条が解せない。頻繁に外国人を招いているのも川田が拙いから。いつ廃止されてもおかしくない佐賀競馬上がりの息子では天狗に成らずとも多寡が知れているのも道理!

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2023年5月21日 優駿牝馬 G1 1着
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