リバティアイランド(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 2020年2月2日生
調教師中内田充正(栗東)
馬主有限会社 サンデーレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績12戦[5-3-1-3]
総賞金74,444万円
収得賞金41,850万円
英字表記Liberty Island
血統 ドゥラメンテ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
アドマイヤグルーヴ
ヤンキーローズ
血統 ][ 産駒 ]
All American
Condesaar
兄弟 ロムネヤマディソンガール
市場価格
前走 2025/04/27 Qエリザベス2世C G1
次走予定

リバティアイランドの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
25/04/27 香港 8 QE2世C G1 芝2000 11--------** 牝5 55.5 川田将雅中内田充 473
(--)
-- ------タスティエーラ
25/04/05 アラ 7 ドバイターフ G1 芝1800 11--------8** 牝5 55.0 川田将雅中内田充 --1.46.4 0.6----ソウルラッシュ
24/12/08 香港 8 香港カップ G1 芝2000 11--------2** 牝4 55.5 川田将雅中内田充 474
(--)
2.00.7 0.2----ロマンチックウォリアー
24/10/27 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 157122.3113** 牝4 56.0 川田将雅中内田充 492
(--)
1.58.1 0.834.1ドウデュース
24/03/30 アラ 8 ドバイシーマ G1 芝2410 12--------3** 牝4 54.5 川田将雅中内田充 --2.27.1 0.4----レベルスロマンス
23/11/26 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 18113.722** 牝3 54.0 川田将雅中内田充 470
(-6)
2.22.5 0.733.9④④④④イクイノックス
23/10/15 京都 11 秋華賞 G1 芝2000 18361.111** 牝3 55.0 川田将雅中内田充 476
(+10)
2.01.1 -0.133.6⑥⑦⑦マスクトディーヴァ
23/05/21 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 18351.411** 牝3 55.0 川田将雅中内田充 466
(0)
2.23.1 -1.034.0⑥⑥⑥⑥ハーパー
23/04/09 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 18231.611** 牝3 55.0 川田将雅中内田充 466
(+4)
1.32.1 -0.232.9⑮⑯コナコースト
22/12/11 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 18592.611** 牝2 54.0 川田将雅中内田充 462
(-6)
1.33.1 -0.435.5⑧⑧シンリョクカ
22/10/29 東京 11 アルテミスS G3 芝1600 10331.412** 牝2 54.0 川田将雅中内田充 468
(+4)
1.33.9 0.133.3⑥⑥ラヴェル
22/07/30 新潟 5 2歳新馬 芝1600 12222.111** 牝2 54.0 川田将雅中内田充 464
(--)
1.35.8 -0.531.4⑦⑦クルゼイロドスル

リバティアイランドの関連ニュース

世界有数のサラブレッドの競り市であるセレクトセールの1歳馬セッションが14日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開催された。

「ダノン」の冠名で活躍馬を所有している(株)ダノックスは、1億円超ホース5頭など計6頭を総額10億1500万円(以下、価格は税抜き)で落札した。

3冠牝馬リバティアイランドの半弟となる「ヤンキーローズの2024」(牡、父サートゥルナーリア)は3億1000万円で落札。岡田良樹ディレクターは「上(半兄)のダノンモンブラン(父ロードカナロア)は残念なことに喉が悪くて結果を出せませんでしたが、動き自体は悪くなく能力的にも期待していた馬。今回、(父が)サートゥルナーリアに替わってどうかというところですね。全体的には上を持っていて、どう変化があるかというのをわれわれの研究材料としたかったので」と父が替わったことによる飛躍に期待する。

1億1500万円で落札した「イーヴンソーの2024」(牝、父キタサンブラック)については「牝馬が1頭欲しかったので、いい牝馬を買えたと思います。馬の雰囲気も良かったですよ」と高評価。3億円の「コンヴィクションⅡの2024」(牡、父キタサンブラック)は「上のサトノダイヤモンド産駒のミッキーキャンパス(野田みづき名義)から父が替わって、どういう風に馬が変わるかと思っていたら期待通りの馬になっていたので、行かせてもらいました。非常に柔らかそうな馬だなと思いました。1歳馬ですから、まだこれから良くなってくれれば」とさらなる成長を見込む。

1億6000万円での落札となった「コンペティションオブアイデアズの2024」(牡、父キズナ)。「昨年のエピファネイア産駒(ダノンオブアイデア)は藤原英昭厩舎にいます。初戦は勝てませんでしたが、動きも見ていますし、その下ということでキズナに替わってどうか。今後の変化を見たい。ダノックスとしての新しい取り組みというか、結果そうなりました。1歳の競りは思った通りの内容だったと思います」とうなずいた。

【セレクトセール2025・初日】3冠牝馬リバティアイランドの半弟が3億円で落札 購買者は(株)ダノックス 2025年7月14日(月) 14:26

世界有数のサラブレッドの競り市であるセレクトセールの1歳馬セッションが14日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開催されている。

上場番号90「ヤンキーローズの2024」(牡、父サートゥルナーリア)の競りは1億円からスタートし、最終的に3億1000万円(税抜き)で落札された。購買者は「ダノン」の冠名で活躍馬を所有している(株)ダノックス。母は豪州でGⅠ2勝。4月にレース中の事故でこの世を去った半姉リバティアイランド(父ドゥラメンテ)は、2023年の牝馬3冠などGⅠ4勝を挙げた。

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【セレクトセール2025】史上最高価格6億円の更新なるか リバティアイランド半弟&イクイノックス初年度産駒が1億円から競りスタート 2025年7月10日(木) 17:05

世界有数の競走馬競り市であるセレクトセールが14、15日に北海道苫小牧市・ノーザンホースパークで開催される。今年は1億円から競りがスタートする良血馬が上場されており、日本国内の競り市における史上最高価格6億円を更新する可能性も十分にある。(以下、価格は全て税抜き)



ノーザンファームは先月19日、同ファームから上場する馬のリザーブ価格(最低落札価格)を公開。最高価格は1億円の2頭だった。昨年のセレクトセール1歳市場では、リザーブ価格7000万円のエムズビギン(牡、父キタサンブラック、母デルフィニアⅡ)が最終的に5億9000万円で落札。1億円からの競りスタートなら、日本の競り市における史上最高価格6億円(ディナシー、2006年セレクトセール当歳市場)を上回る超高額で落札されても全く不思議はない。

まず、14日の1歳市場に登場するのが「ヤンキーローズの2024」(牡、父サートゥルナーリア)だ。母は豪州でGⅠ2勝。4月にレース中の事故でこの世を去った半姉リバティアイランド(父ドゥラメンテ)は、23年牝馬3冠などGⅠ4勝を挙げた。父は現役時にホープフルS皐月賞とGⅠを2勝し、現3歳の初年度産駒からはショウヘイ京都新聞杯)、ファンダム毎日杯)と2頭の重賞ウイナーが誕生している。その血統背景を考えれば、国内外のバイヤーによって激しい争奪戦が繰り広げられるはずだ。

15日の当歳(0歳)市場には「ミッドナイトビズーの2025」(牡、父イクイノックス)がスタンバイしている。現役時にGⅠ6連勝を飾って世界ランク1位に輝いた父の初年度産駒で、母は米GⅠ5勝に加えてサウジCも制覇した名牝。競りがヒートアップすることは間違いないだろう。

この他にも垂涎の良血馬がずらりと顔をそろえており、億超えの馬が続出しそうだ。今年も熱狂の2日間がやって来る。

★日本の競り市での高額取引馬

1位 6億円 ディナシー(2006年生、牝、不出走) 父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリー

2位 5億9000万円 ◎エムズビギン(2023年生、牡、未出走) 父キタサンブラック、母デルフィニアⅡ

3位 5億8000万円 アドマイヤビルゴ(2017年生、牡、22戦5勝) 父ディープインパクト、母イルーシヴウェーヴ

4位 5億2000万円 サガルマータ(2023年生、牡、未出走) 父コントレイル、母コンヴィクションⅡ

5位 5億1000万円 ◎ショウナンアデイブ(2019年生、牡、27戦4勝) 父ディープインパクト、母シーヴ

【注】◎はセレクトセール1歳競り、他は同セール当歳競り

 



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リバティアイランドの半妹コニーアイランドは姉の主戦・川田将雅騎手でデビューへ 8・2中京芝1600メートルを予定 2025年7月4日(金) 18:19

2023年の3冠牝馬リバティアイランドの半妹コニーアイランド(栗・中内田、牝2、父コントレイル)は、姉の全12戦で手綱を取った川田騎手とのコンビで8月2日中京2Rの新馬戦(芝1600メートル)を予定していることが分かった。同馬を所有するサンデーサラブレッドクラブが4日に発表した。現在は滋賀・ノーザンファームしがらきで調整中で、5日に帰厩する。

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JRAの吉田正義理事長が上半期を振り返り リバティアイランドへの思いも語る 2025年6月16日(月) 17:35

JRAは16日、大阪市内で関西定例記者会見を開き、吉田正義理事長が冒頭のあいさつで上半期を振り返った。

メイショウタバルが逃げ切った前日の宝塚記念には、「武豊騎手の絶妙な騎乗に大変感動しました」と語った。

今春、リニューアルオープンした阪神競馬場は、前年比156・5%増となっている子供や女性ファンの入場者について「次の世代の方への、競馬産業全体の就業の機会の一つの切り口としても、とらえたいと考えています」と展望を口にした。

海外での日本馬の活躍や、香港遠征の故障で命を落としたリバティアイランドにも触れ、「大変残念ながら、リバティアイランドが不幸な事故により命を失ってしまいました。記帳が約5万7000件、献花が約1万いただき、同馬に寄せるお客さまの思いを改めて強く感じました」と語った。

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サンデーレーシング吉田俊介代表がリバティアイランドを追悼 「しばらくは何を話していいか分からなかった」 2025年5月27日(火) 04:52

(有)サンデーレーシング代表の吉田俊介氏(51)が取材に応じ、4月のクイーンエリザベスⅡCで予後不良となった2023年の3冠牝馬リバティアイランドに対して沈痛な思いを吐露した。

「しばらくは何を話していいか分からなかったと思います。あまりにも(別れまでが)早かったからかもしれないです。日本だったら検査して『すみません、救えません』『じゃあ、しようがないですね』となるけど、香港では何もなくて。『何とか繁殖にしてあげたい。何とかならないですか』という機会もなく、気持ちの整理がつかない形でした。リバティアイランドの血を引く馬を一頭も残せなかったことがつらいです。血統表で名前を見て、いろいろ思い出す。(競馬は)そういうスポーツだと思うんですよね。献花台にも本当にたくさんの方が花を手向けて祈ってくださり、本当にありがたいと思うと同時に、何かできなかったかなと。今までで、なかなかないレベルでこたえています」

レース数日後には中内田調教師と川田騎手が、牧場に遺灰を持って訪れてくれたという。

「片山さん(担当の裕也調教助手)がお願いして、火葬してくれて。たてがみも持ってきてくれました。スタッフたちとも話をしてくれて、川田騎手もずっと泣いていて、こっちも感極まって。今までお墓は人目に触れない牧場のなかに作っていましたが、今回は人目に触れる場所、ノーザンホースパークに作ろうと計画しています。みんなの気持ちを整理するために必要かなと、父(吉田勝己氏)やみんなと話しています」

母ヤンキーローズは今年、キタサンブラックの子を受胎。来春、誕生するころには、偉大な姉も近くで見守ってくれることだろう。

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リバティアイランドの関連コラム

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


11月26日(日)東京12R 第43回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
※注意※ジャパンカップは12Rです。

🏇『過去5年(2018年~2022年』は👉こちら👈


<外国馬招待馬>

イレジン(コンセイユドパリ賞:1着 芝2200m(2.17.9) 中5週)<C>
☆前々走2着(フォワ賞)の『レース映像
凱旋門賞の前哨戦・フォワ賞に出走して好成績を収めているが、セン馬のため凱旋門賞には出走できず。昨年はロイヤルオーク賞、今年はコンセイユドパリ賞に出走して共に勝利していて勢いはありそうだが、2年前のフォワ賞ではここにも出走するディープボンドに敗れており、これまでのレースを見ても持ち時計が遅く速い時計の競馬には向かない感じあり。


<前走:天皇賞(秋) 東京芝2000m(レース映像)> 中3週

イクイノックス(1着 494kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
前走の天皇賞(秋)では追い切り、パドック、レース内容と予想以上に完璧に近い内容。この中間も1週前に併せ馬で持ったまま楽に先着。日曜日にも坂路で速い時計を出していて、引き続き良い状態で最終追い切りを迎えられそう。

ダノンベルーガ(4着 500kg(-8kg))<C>
☆『前走の追い切り
この中間は1週前の木曜に追い切り1本と、昨年と比べても本数は少なく、動きを見ても併せ馬で併走相手に見劣る動きで期待していたほど良くなってこない。

ドウデュース(7着 512kg(+4kg))<A>
☆『前走の追い切り
休み明けの前走時は、パドックではフックラとまだ締まりそうな馬体。この中間もプールで毎日のように泳ぎ、1週前追い切りでは力強い動きを見せている。前走からの変わり身はあって良さそう。

エヒト(8着 462kg(-4kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックで細い感じには見えなかったが、休み明けから使われるごと馬体が減ってきていて、この中間も何とか先週金曜に1週前の時計が出せたくらいで余裕はない。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中6週

ディープボンド(3着 508kg(+6kg))<B>
☆『前走の追い切り
なかなか勝ちきれないレースが続くが、休み明けの前走は追い切りでは硬さのない走りで上々の仕上がり。この中間も前走時と同じような、坂路、坂路、CWで一杯に追われるという入念な過程を踏んできているが、1週前追い切りの動きを見ると走りが硬くやや物足りないようにも見えた。ただ1週前に良く見えた時は意外と最終追いがイマイチだったりすることがある馬なので、今回は逆に最終追い切りで硬さのないスッキリした動きなら狙いたい。

ヴェラアズール(7着 526kg(+6kg))<D>
☆『前走の追い切り
昨年は一番勢いがあった時期で、レースでも内に突っ込んでいったムーア騎手の好騎乗があっての勝利。ここ1年不振が続いているが、個人的な見解としては、胸前の筋肉が発達して前脚をかき込む走りに変わってしまっていることが影響しているのではないかと思う。胸前の筋肉が発達している割にトモの筋肉がそれと比例して成長していないぶん、前が強すぎてバランスが取れておらず、それが理由で終いの伸びが甘くなってしまい、良い頃のスピード感のある走りが近走では追い切りで見られていない。そのあたりは坂路での終いの時計にも表れていて、この点はデビューから坂路中心の追い切りだったものがここ1年はCW中心に変わっていることも影響しているのではないだろうか。今の走り方だと時計勝負の高速競馬には向かないので、合う条件に変えたほうが良さそう。

インプレス(12着 536kg(+12kg))<C>
併せ馬で遅れることがあまりない馬で、この中間は併せた相手も前走時よりも上のクラスの馬で状態面は悪くない。ただレースで前に行けなかったり、追い出されてモタれる面があったりとロスが多い点が懸念材料としてあり、このクラスになってくるとレース結果にも大きく影響してきてしまう。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中8週

タイトルホルダー(2着 472kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
休み明けのオールカマーを使われてこの中間は坂路と南Wでの調整。乗り込み量も豊富で、2週前の単走での追い切りでは良い時のものに近い動きを見せた。1週前の併せ馬は反応がイマイチに感じたが、それでも本数も乗られていて反動はなさそうなので、最終追いは単走で速い時計が出ていれば理想的。

チェスナットコート(15着 462kg(-15kg))<E>
前走のパドックを見ると、日経賞で2着に好走した頃のスラっとした感じからガッチリとしたダート馬の馬体に変わっていて、年齢的にも大きく変わる感じはない。


<前走:その他のレース出走馬>

パンサラッサ(ドバイWC:10着 ダ2000m 8ヶ月)<D>
☆『前走の追い切り
繋靭帯炎による休養からの休み明け。矢作厩舎なのでそれほど乗り込まれていないが、1週前がCWでの併せ馬で本来の調整内容ではない。動きを見ても大差先着はしているが、内外の併走相手はまともに追われておらず、追い比べの併せ馬にはなっていないので仕上がっている調教内容ではない。

リバティアイランド秋華賞:1着 芝2000m 476kg(+10kg) 中5週)<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
同じ休み明けでも桜花賞時と比べると前走の秋華賞の時にはかなり攻めた内容の調整で、+10キロでも仕上がりは良かった。休み明け2戦目は気合乗りが良くなったり、テンションが高めになる馬。前走が前述の攻めの調整内容だったことを考えると、馬体は仕上がっておりこの中間は単走で馬なりでの調整で十分。あとは最終追いで川田騎手が騎乗して反応を確かめる程度で仕上がる。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 6ヶ月半)<C>
☆『前走の追い切り
蹄の不安で天皇賞(秋)を回避。1週間休ませての仕上げ直しで1週前追い切りこそ南Wでの併せ馬だったが、日曜日にも2週連続で坂路で速い時計を出していて急仕上げ気味。

スタッドリー(ケフェウスS:2着 芝2000m 512kg(-6kg) 中9週)<D>
休み明け2戦目だが前走から中8週での出走の割に追い切りの本数が少なく、強めにも追われてもいない。1週前の動きを見ても前が上がり気味でバネがない走り。

フォワードアゲン(ケフェウスS:6着 芝2000m 426kg(±0kg) 中9週)<D>
この中間、乗り込み入念で速い時計は出ているが内めを走ったものばかり。1週前追い切りの動きを見ると、併せ馬ではないが外めを走っている他厩舎の馬にスイスイ抜かれている。

ショウナンバシット菊花賞:11着 芝3000m 492kg(+6kg) 中4週)<C>
☆『前走の追い切り
乗り込みは豊富なこの中間だが、春の調子が良かった時のような坂路での好時計が出てこない。

トラストケンシンダイヤモンド゙S:11着 芝3400m 472kg(-2kg) 9ヶ月)<E>
長期休養明けもこの中間美浦坂路での4本のみで目立つ時計も出ていない。

ウインエアフォルク(古都S:5着 芝3000m 470kg(-6kg) 中3週)<D> ※除外対象馬
前走時までは南Wで終い良いタイムもマークされていたが、この中間は内めを走って平凡な時計で上積みなし。

クリノメガミエース(兵庫クイーンC:4着 ダ1870m 482kg(-2kg) 中3週)<E> ※除外対象馬
この馬なりに前走時よりも追い切りで好タイムは出ているが、芝のレースは1回しか走ったことがなく距離も長めでの勝利が少ない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスリバティアイランドドウデュースの3頭をあげておきます。


◇今回はジャパンカップ編でした。
先日、北海道の浦河にある『軽種馬育成調教センター(BTC) 』を見学させてもらえる機会があり、渋谷区と同じくらいの広さがあるというその壮大なスケール感に圧倒されてきました(個人的にはここに夏場だけオープンする宿泊施設や、馬のアミューズメントパークつきの競馬場でも作ってしまえばいいのに……と思ってしまいました)。緑一杯の果てしなく続く芝コースに、屋内コースだけでも1000mある坂路、直線1000mのウッドチップ、600mのダートトラックコースと、雪の降る季節でも十分に調教できる施設が備わっていて、調教技術の進歩とこれだけの施設で調教されている日本の馬が強くなっているのにも納得しました。日本のトップが世界1であるということはそれ以外の馬たち全体もレベルアップしているということでもあり、どうしても強い馬がJRAに集中してしまうのは仕方がありませんが、昨今では地方競馬にも確実にレベルの上がっている馬たちが多くなってきているのも事実。これから先地方から強い馬が出てくる機会が多くなって交流レースがさらに盛り上がっていくのではと期待しています。
そんなハイレベルの日本馬トップが出走する今年のジャパンカップ。過去5年の連対馬の調教内容を調べてみたところ、1週前、最終追い切りと2週連続馬なりでの調整の馬が半分の5頭というのが目立ちました。このレースに関しては、秋華賞菊花賞天皇賞(秋)など秋の最初の目標になるレースがあり、そこを使って参戦してくる馬も多いことからこのような傾向が表れているのではないかと思います。そのことから、前走秋のG1レースを好走している場合は馬なり中心の調整タイプを、ジャパンカップを目標に使ってきているローテなら1週前か最終追い切りで強めの追い切りを行っている馬を狙ってみることをおススメします。


ジャパンカップ出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2023年11月17日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】残り1ヶ月半、逆転への秘策/マイルCS展望
閲覧 1,309ビュー コメント 0 ナイス 3


エリザベス女王杯ブレイディヴェーグが勝利。これで秋G1は、

スプリンターズS ママコチャ=川田騎手
秋華賞 リバティアイランド=川田騎手
菊花賞 ドゥレッツァ=ルメール騎手
天皇賞(秋) イクイノックス=ルメール騎手
エリザベス女王杯 ブレイディヴェーグ=ルメール騎手

ご覧の通り、お馴染みの2人しか勝っていない。今週もシュネルマイスターセリフォスという有力馬に騎乗する両ジョッキー。果たしてまだこの記録は続くのだろうか…。

さて、気づけば今年もあと1ヶ月半ほど。勝っている人はそのままでいいかもしれないが、負けている人は一発逆転を考える時期かもしれない。

もちろん、本来競馬の収支は1年でリセットされるものではないので淡々と続けるのが基本なのだが、それでも年の瀬へ向けてどうにかしたいという気持ちもわかる…というか私自身もそうだ。

そこで、収支を逆転するためにどうすべきかを考えてみた。

ひとつはレートを上げて勝負すること…なのだが、これはさらに収支を悪化させる危険が伴う上に、予算的に負荷をかけることになるのでオススメできない。

そこでもうひとつ、

「荒れるレースで勝負する」

ということだ。

勝負というとどうしても、自信のあるレース=期待している馬がキッチリ走るレース、を選んでしまいがちだが、それだと爆発的な回収はできない。戦う場(レース)を選べるというのが競馬のメリットでもあるのだから、より波乱度の高い難解なレースで勝負して、高配当をまとめて取るというのが一撃で回収するためには良いかもしれない。

シンプルに考えて、自分が難しいと思うレースは多くの人にとっても難しいのだから、その中で少しでもアドバンテージがあれば勝負に行っていい。私自身も今年は負けているので、ちょっと荒れそうなところで強気な勝負をしていこうと思っている。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はマイルチャンピオンシップから。

エルトンバローズ西村淳也騎手)

注目はエルトンバローズ西村淳也騎手。
ラジオNIKKEI賞ではレーベンスティールを、毎日王冠ではソングラインシュネルマイスターを退けて重賞連勝中。恵まれたように見えるが、「恵まれるのも才能」を地で行くタイプだ。今回はマイル短縮になるが、もともと未勝利と1勝クラスはマイル戦で、スピードもあるのでまったく問題ないはず。馬場読み力に長け、今年ブレイクしている西村淳騎手の手綱にも期待したい。G1になるとジョッキーが人気に与える影響がより大きくなる分そこまで期待されないかもしれないが、一発狙ってみても面白い。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年10月20日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】難なく3冠達成したように見えたリバティアイランド/菊花賞展望
閲覧 1,555ビュー コメント 0 ナイス 1


秋華賞リバティアイランドが難なく3冠達成。

…と書いていて、「難なく」というのは少々語弊があるかなと感じた。テレビを通してみているからそう感じるのであって、実際現場はいくつもの困難を乗り越えた末の栄冠なのだろう。

もっとも、難なく達成したように見えるのは悪いことではないようにも思える。3冠馬を引き合いに自分の話をするのも気が引けるが(気が引けるが、続ける)、私自身も、

「競馬予想って誰にでもできそうだし楽しそうだね」

と言われると、とても嬉しく思う。

楽しそうで、自分でもできそうと思われるとすれば、それはプロ冥利に尽きるというもの。もちろん世の中には自分がやっていることがいかに大変で、すごく苦労していて、自分にしかできないと思われたい人も多くいるのかもしれないが、個人的にはむしろ楽だと思われたい。

なので、誰にでもできそうな仕事だね、と言われたら、喜んで「はい」というだろう。自分の能力を認められたようで誇らしくすらある。

余談が過ぎたので元に戻すが、リバティアイランドが「難なく」3冠を達成したように見えたのは、恐らく人馬ともにまったく隙がなかったからだ。桜花賞こそ多少ヒヤリとはしたものの、川田騎手は落ち着き払っているように見えた。

オークスはスタートから今度はスムーズに好位置を確保し、直線は楽々と突き放した。パートナーとレース後楽しそうに「これが東京だよ」と観光案内する姿は、もはやカメラを意識する余裕すら感じたものだった。

迎えた秋華賞。小回りがどうかとか、馬体重増がどうかとか、そんな懸念もゲートが開いた2分ほど後には、心配していた自分がアホに思えるほど隙のない競馬だった。何より、川田騎手は落ち着いていた。

まるでアッサリと達成されたように思えた牝馬3冠は、まさにリバティアイランドとその陣営の強さを際立たせるものだった。個人的にはちょうど20年前、現地でスティルインラブの3冠達成を見たが、当時はどちらかといえばハラハラする3冠だった。

同じ牝馬3冠でも異なる馬なのだから当たり前なのかもしれないが、当時から仕上げの技術も向上し、より強い馬がその力を存分に発揮できる土壌ができているのかもしれない。実際、2018年のアーモンドアイ、2020年のデアリングタクトに続いて直近6年で3頭目の3冠牝馬の誕生だった。

この先はきっとイクイノックスをはじめとするワールドクラスの馬たちとの対決が待ち受けている。そんな相手でも恐らく引けを取らない戦いができるはず、そう思わせてくれる、(あえて言うが)余裕綽々の3冠達成だった。

それでは最後に先週からの狙い馬と、今週末の注目馬を。

【次走狙い馬】 10/15(日)東京9R マイネルグロン 8番人気1着

もともとスタミナ豊富で使うごとに力をつけて来ていたが、今回は久々のハンデも跳ね返して好位から堂々と抜け出し、成長も感じさせる内容で完勝。まだ余力もあり、中山コースも全く問題ない。中山大障害でも勝ち負けになる。

~今週末の注目馬~

今週はもちろん菊花賞から。

ドゥレッツァ(ルメール騎手)

注目はドゥレッツァ&ルメール騎手。
4連勝で3勝クラスを制し、勢いそのままにG1挑戦。一線級相手との対決は未知とはいえ、未勝利戦では今回も人気を集めそうなサトノグランツを下しており、もともと能力は高かった馬。前走は完全に先行馬の流れだったが、4コーナーで進路を失いながら切り替えて地力で伸びて差し切る着差以上の好内容。まだまだ伸びしろはありそう。長丁場のルメール騎手も大きなアドバンテージで、もはや穴人気というよりは普通に人気の一角を占めると思うが、有力だろう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年10月13日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】いつでも下手な騎手はたまにいるが、いつでも上手い騎手はほぼ皆無/秋華賞展望
閲覧 2,217ビュー コメント 0 ナイス 1


先週末の3日間開催はルメール騎手が土日で7勝、月曜日は一転して0勝。もちろんこれは偶然ではない。

もともと東京が得意なルメール騎手。土日は持ち味であるスムーズに脚を溜めて直線で末脚を伸ばす競馬で、特に芝ではいわゆる無双状態。

土日芝×ルメール騎手(4-1-3-1)

ご覧の通り、9頭に騎乗し8頭が3着以内。

「どうせ人気馬ばかりだろう」

という意地悪なファンの声が聞こえてきそうなものだが、1番人気馬は2頭だけ。ルメール・ブランドを背負ってもそうなのだから、やはりジョッキーの腕と認めるしかない。

回収率は単勝223%、複勝145%。

「頭を使うよりルメールを黙って買え」

少々雑にはなるが、実際のところそれが正解だった。ダートでも3勝を挙げ、土日で合計7勝の荒稼ぎ。

ところが、月曜になり様相が一変する。

月曜芝×ルメール騎手(0-1-1-3)

土日の活躍の影響もあったためか、5頭のうち4頭が1番人気馬。この日の結果だけを見れば、明らかに過剰人気だった。ちなみに、ダートでも4戦して未勝利、2着が1度あっただけ。

では、土日で何が変わったかといえば、それは空模様だ。日曜までは好天に恵まれた東京競馬だったが、月曜は一転して雨。やや重からスタートした芝は徐々に悪化し、やがて重馬場へ。ダートはやや重から、最終的には不良まで悪化した。

芝では土日のように決め手を生かせなくなり、不発が増えた。能力のある差し馬がその能力を出し切れなくなり、苦戦を強いられた。

何が言いたいかというと、ルメール騎手ほどのトップジョッキーでも、常に最高のパフォーマンスを出せるわけではないということ。ディープインパクトですら欧州に行けば「普通の馬」になってしまったように、ジョッキーにもまた適性がある。

常に、どんな状況でも馬のパフォーマンスを引き出せないジョッキーはいるが、常にどんな状況でも馬のパフォーマンスを引き出せるジョッキーはいないということ。

前者に関しては、例えば先週の月曜、東京1R&3Rで柴田大騎手→横山武騎手乗り替わりの馬が2連勝。

なるほど、上手い騎手を知ることも大事だが、下手な騎手を知ることはもっと大事なのでは…? そんなことを考えさせられる週末だった。幸いにしてこういったことを解説者は語ろうとしないので、我々はこっそり理解して馬券で上手く活用したい。

それでは最後に先週からの狙い馬と、今週末の注目馬を。

【次走狙い馬】 10/7(土)東京10R ブライアンセンス 1番人気3着

直線はよく差を詰めたが、差し遅れて脚を余し3着。それでも現級なら力上位は明らかで、今回は展開の差。マイルでも良いが、距離が延びる分には問題ないので、次走は1800m以上でも。いずれにしても現級なら軸としての信頼度は高い。

~今週末の注目馬~

今週は秋華賞から。

コナコースト鮫島克駿騎手)

注目はコナコースト鮫島克駿騎手。
オークスはスタート直後に両サイドから挟まれる不利で流れに乗れず、乗り替わりもあまり良くなかったようで力を出せずに終わってしまった。それでももともと世代上位の能力があり、桜花賞ではリバティアイランドを追い詰めた馬。今回は新興勢力に期待が集まりそうだが、むしろ既に春段階で確かな能力を示している本馬に妙味が生まれそう。当然リバティアイランドは主役だが、その他の馬で面白いのはこの馬だろう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年5月31日(水) 12:00 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2023) ~第2回 ワールド上位者レビュー~
閲覧 2,372ビュー コメント 0 ナイス 6

 ダービーデイの先週末5月28日をもって「ウマニティPOG 2022」が終了し、各ワールドの最終順位が確定しました。今回は、前シーズンの結果を分析していきたいと思います。

 なお、JRAのレースにおいて1億円以上の本賞金を獲得した馬は下記の11頭です。

タスティエーラ(牡 父サトノクラウン/母パルティトゥーラ 堀宣行厩舎) 44700万円
リバティアイランド(牝 父ドゥラメンテ/母ヤンキーローズ 中内田充正厩舎) 37400万円
ソールオリエンス(牡 父キタサンブラック/母スキア 手塚貴久厩舎) 36700万円
シャンパンカラー(牡 父ドゥラメンテ/母メモリアルライフ 田中剛厩舎) 16130万円
ハーパー(牝 父ハーツクライ/母セレスタ 友道康夫厩舎) 12600万円
ファントムシーフ(牡 父ハービンジャー/母ルパン2 西村真幸厩舎) 12400万円
オオバンブルマイ(牡 父ディスクリートキャット/母ピンクガーベラ 吉村圭司厩舎) 11800万円
ベラジオオペラ(牡 父ロードカナロア/母エアルーティーン 上村洋行厩舎) 11670万円
ハーツコンチェルト(牡 父ハーツクライ/母ナスノシベリウス 武井亮厩舎) 11650万円
モズメイメイ(牝 父リアルインパクト/母インラグジュアリー 音無秀孝厩舎) 11230万円
ドルチェモア(牡 父ルーラーシップ/母アユサン 須貝尚介厩舎) 11000万円

 複数の産駒が本賞金額1億円のラインを突破した種牡馬は、ドゥラメンテハーツクライのみ。ディープインパクトの直仔がごくわずかな頭数しかいなかったこともあり、混戦模様に拍車がかかりました。ちなみに、ハーツクライは現2歳世代が、ドゥラメンテは現1歳世代がラストクロップ。少なくとも向こう数年は、種牡馬の勢力図がダイナミックに変わり続けていくのではないでしょうか。
 また、本賞金額1位のタスティエーラと2位のリバティアイランドはいずれもノーザンファームの生産馬でしたが、他に1億円を超えたノーザンファーム生産馬はハーパーのみ。一方、社台ファームの生産馬はシャンパンカラーソールオリエンスベラジオオペラモズメイメイと4頭がランクインを果たしています。このような展開を予想できたか否かが、最大のポイントだったのかもしれません。

 最高位クラスのスペシャルワールドで優勝を果たしたのはたけぼう54さん。2シーズン前の「ウマニティPOG 2020」に続く2度目の制覇となりました。
 たけぼう54さんはオークスデイの5月21日時点で3位につけていたものの、当時のトップだった四白流星タイテエムさんとは3億8134万円差。私はこの状況を確認した時点で「さすがに逆転は難しいかな……」と思っていたのですが、日本ダービータスティエーラが1着、ハーツコンチェルトが3着となり、ラストウィークだけで5億6310万円の上積みに成功しています。日本ダービーは最後の最後までもつれましたし、見守っていたご本人も相当に力が入ったのではないでしょうか(笑)。
 他のワールドと違い、1頭1オーナー制のスペシャルワールドは、他のプレイヤーが先に獲得してしまうともうその馬には入札できません。そんな中、たけぼう54さんはタスティエーラを第2回入札で獲得。第1回入札で完全にスルーされたうえ、第2回入札でも他に入札したプレイヤーは皆無でした。この馬の可能性を見抜いただけでなく、「第2回入札でも獲得できる」と見て第1回入札のラインナップからあえて外したあたりもお見事です。
 ちなみに、ハーツコンチェルトを獲得したのは8月26日に開札された第13回入札。ハーツコンチェルトのデビュー戦は9月18日でしたから、容易に指名できるであろうギリギリのタイミングまでこの馬の近況やウォッチリスト件数などをチェックしていたのでしょう。スペシャルワールドだとなかなか真似しづらいのですが、他のワールドは仮想オーナー数が定期的に開放されるので、同様の作戦が功を奏する確率は比較的高いはず。ぜひ参考にしてみてください。

 G1ワールドを制したのはTomoya_幹也さん。総獲得賞金の13億4091万円は全ワールドを通じてトップの数字でした。
 Tomoya_幹也さんはタスティエーラリバティアイランドの獲得に成功。このうちタスティエーラは第1回入札で指名していて、獲得賞金が1.5倍となる筆頭仮想オーナーになっています。筆頭仮想オーナーとなれるのは各馬を最初に落札したプレイヤーで、複数いる場合は「①落札額が高い順②入札時間が早い順」で決定。ランキング上位の争いにはこのボーナスポイントが大きく影響してきますから、可能な状況であれば積極的に筆頭仮想オーナーの座を狙っていきましょう。
 リバティアイランドの方は第4回入札で一旦競り負けてしまったものの、続く第5回入札でしっかり確保。第4回入札の段階で心が折れていたら、G1競走3勝分の獲得賞金を失っていたかもしれませんね。仮想オーナー数が定期的に開放されるスペシャル以外のワールドは、こうした駆け引きも醍醐味のひとつです。

 G2ワールドを制したのはミルノルさん。ソールオリエンスタスティエーラリバティアイランドの3頭がG1を計5勝しました。ちなみに、タスティエーラを獲得したのはデビュー直前の第26回入札、ソールオリエンスを獲得したのは新馬勝ちから約1か月後の第28回入札。ソールオリエンスと同じ第28回入札では、既にオープン特別勝ちの実績があったファントムシーフの獲得にも成功しています。仮想オーナー馬数の枠をあえて残し、晩秋までじっくり入札に取り組んだのが最大の勝因だったのではないでしょうか。

 G3ワールドはタスティエーラの筆頭仮想オーナーだったマーシー'さんが、オープンワールドはタスティエーラリバティアイランドを指名していた皇帝FFさんが制しました。お二方とも、参加した最初の入札でタスティエーラを獲得していたプレイヤーです。タスティエーラは現3歳世代が初年度産駒だったサトノクラウンの産駒で、種牡馬の実績を重視するプレイヤーにとっては狙いづらかったはず。ただ、キングカメハメハディープインパクトの直仔がいなくなったところでもありますから、冒頭で指摘したように、今後も向こう数年は種牡馬の実績に囚われない指名を心掛けた方が良いのかもしれません。
 
 
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』において「データ分析」のコーナーを担当しているほか、JRAのレーシングプログラム、TCKホームページ、グリーンチャンネル、ニコニコチャンネルなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『ウルトラ回収率 2023-2024』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)など。2023年03月28日には最新刊『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』(ガイドワークス)をリリース。

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2023年5月26日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】日本ダービーの穴は皐月賞○○馬/日本ダービー展望
閲覧 2,168ビュー コメント 0 ナイス 5


オークスリバティアイランドが好位から難なく抜け出し2冠達成。ゲートや距離など、懸念した課題をあっさりとクリアして、6馬身差の完勝だった。順調なら秋華賞もかなり有力で牝馬3冠の期待が大きく膨らみそうだ。

2着ハーパーリバティアイランドの後ろをマークする形で追走。強い馬の後ろは進路ができるということを上手く利用した好騎乗だった。今回は相手が悪かった。3着ドゥーラは昨年札幌2歳Sの勝ち馬。札幌2歳Sでは今回穴人気していたドゥアイズを下しており、その後のチグハグな内容で人気急落だったが、ポテンシャルは高かった。

15番人気ドゥーラの3着激走により、オークスはこれで4年連続2ケタ人気馬が馬券圏内。カレンブーケドールウインマイティースタニングローズはその後も活躍しており、結果的にはオークス時点での人気がなさ過ぎただけ。ドゥーラも今後の成長次第では期待できそうだ。

さて、今週末はいよいよ競馬の祭典・日本ダービー。同じ東京芝2400mが舞台になるが、オークス桜花賞から800mの距離延長、3歳牝馬にとって過酷ともいえる2400m。一方、日本ダービー皐月賞から400mの距離延長。中山最終週の皐月賞はスタミナも問われるレースで、そこで好走できている馬の多くは、距離不安はない。したがって、基本的には皐月賞で上位好走馬や上位評価を受けていた馬が順当に走るレースだ。

人気面の傾向を見ても明らかで、過去10年の連対馬20頭のうち19頭は5番人気以内。逆にいえば6番人気以下で連対圏まで来た馬は2019年の勝ち馬・ロジャーバローズただ一頭だけ。同じ2013年~2022年の10年間でのオークスのデータを見ると、6番人気以下の馬が5連対と健闘しており、波乱度でいえば日本ダービーオークス。ダービーは基本的に人気馬の中から軸を選ぶレース。

一方で3着まで広げると、過去10年で6番人気以下の馬が下記の通り6頭馬券に絡んでいる。穴を狙うならこのゾーンだろうか。

2013年 アポロソニック 8番人気3着
2014年 マイネルフロスト 12番人気3着
2018年 コズミックフォース 16番人気3着
2020年 ヴェルトライゼンデ 10番人気3着
2021年 ステラヴェローチェ 9番人気3着
2022年 アスクビクターモア 7番人気3着

前述した伏兵で唯一連対(勝利)したロジャーバローズは1枠1番だったが、穴をあけた上記6頭のうち5頭も真ん中より内寄りの枠に入っていた。というわけで、日本ダービーは5番人気以内の能力上位馬と内枠の伏兵でだいたい決まるというのが過去の傾向…と書いてはみたものの、ありきたりでまったく面白くない。

加えて近年のダービー当日の馬場は以前ほど内有利にはならなくなっており、果たして上記のデータ通りに決まるのだろうか?

というわけで、別の視点でもう一つ。近年は皐月賞当日の馬場悪化が顕著で、明らかに当日は内枠が不利な馬場になっている。その視点で見ると、ヴェルトライゼンデ皐月賞で4枠8番、ステラヴェローチェは同2枠3番、アスクビクターモアは同1枠2番。いずれも不利な内枠でひとケタ着順に踏ん張っていた。

この理論で行くならば、今年も皐月賞内枠馬の巻き返しが怖い。4番枠で5着のショウナンバシット、8番枠で7着のトップナイフ、5番枠で9着のフリームファクシが該当するが…。どうも歯切れが悪いのはこの3頭いずれも中山の方が合っていそうな点。そこでもう一頭穴馬を考えるならばベラジオオペラはどうか。皐月賞は外枠だったが、道中外からマクられ、内で苦しい競馬。それでもラストはそこそこ粘っていた。スタミナもありそうなので、少し相手に加えてみてもいいかもしれない。

~今週末の注目馬~

というわけで今週も、最後は日本ダービーの注目馬で締めたい。

タスティエーラ(ダミアン・レーン騎手)

注目はタスティエーラ&ダミアン・レーン騎手。
共同通信杯→弥生賞→皐月賞日本ダービーという最近のトップホースにしてはやや詰まったローテでの参戦になるが、差し遅れた共同通信杯から弥生賞ではキッチリ巻き返し、皐月賞でもソールオリエンスの差し脚には屈したものの2着と好走。トップレベルの能力を見せた。
今回さらにプラスになりそうなのがレーン騎手の騎乗。前2走の手綱を取った松山騎手も上手く乗っていたが、本馬に関していえば追わせるタイプなので外国人騎手と手が合いそう。実際デビュー戦でムーア騎手が騎乗した際の伸びが一番良かった。ヴィクトリアマイルソダシオークスコナコーストと、レーン騎手はG1での乗り替わりで結果を出し切れていない影響で多少人気面が甘くなりそうな点もプラス。ソフトタイプ向きでいかにも手が合わなそうだったコナコーストとは異なり、タスティエーラはハードに追われて伸びる馬。この乗り替わりはプラスになる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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リバティアイランドの口コミ


口コミ一覧
閲覧 282ビュー コメント 2 ナイス 32

日曜日のメインからフローラステークスを回顧。
勝ったのは、カムニャックでした。
スタートは五分に出ました。
道中は中団やや後ろを追走、勝負所でペースを上がて直線へ。
直線で脚を伸ばしての勝利でした。
道中でかかりそうなりましたが上手くなだめて馬込みに入れたのが良かったですね。
レースの流れにも乗れたと思います。
今回はマイナス12キロでの出走でメイチの仕上げだったと思います。
状態の維持に加えてオークスで2度目の輸送になるので馬体重には注視したいですね。
距離は大丈夫だと思います。
特に今年は混戦の牝馬戦線。
この馬にもチャンスはありそう。


さて、今日の本題に入りたいと思います。今回は、リバティアイランドについて・・・。
先週のクイーンエリザベス二世カップに出走し、故障発生し、安楽死処分に・・・。
驚きをとともに非常に残念な気持ちになりました。
来れ無事名馬と改めて感じました。
リバティアイランドといえば、私にとってはPOG。
デビュー前から注目していて入札を検討もあまりの競争率に様子を見ましたが
衝撃の新馬戦を見てさらに激化するみて諦めました
代わりに指名したのがラヴェル。
そのラヴェルはアルテミスステークスでリバティアイランドに勝ったわけですが
リバティアイランドはこの敗戦を機にさらに強くなった印象。
無理してでも指名すべきだったなぁと後悔した馬の一頭でした。
来期のPOGに半妹がいて、これまた競争率が上がりそうな予感がします。
改めてご冥福をお祈りいたします。



最後に天皇賞春について。現時点での私の注目馬はヘデントールですね。
前走はダイヤモンドステークスで1着でした。
その前走は好位追走から直線で脚を伸ばしての勝利でした。
菊花賞でも2着に入っていて、ステイヤーとしての資質は高いと思います。
ダイヤモンドステークス以降は、ここを目標に調整されてきました。
相手は強くなりますが、チャンスはあると思います。
ここでどんなレースをするのか注目したいですね。

 アほリ 2025年4月28日(月) 23:40
リバティアイランドの死に於ける分断された競走馬という存在
閲覧 113ビュー コメント 1 ナイス 7

 香港のクイーンエリザベス2世カップで予後不良になった三冠牝馬リバティアイランド。

 何でリバティアイランドは予後不良にならなければならなかったのか?
 度重なる海外遠征が、リバティアイランドに負担になってないか?
 況してドバイ中2週で香港遠征は酷ではないか?
 
 等、陣営や馬主側に疑念を考えるも、

 一方では、
 「誰も責めるな!リバティアイランドを労おう。」
 という思考停止した声があり、意見が分断されている。

 更に、
 「馬は経済動物だから仕方無い。」
 という、冷酷な意見さえある。
 そこには『アニマルウェルフェア』の精神を否定が根底にあって胸糞悪くなる。

 競走馬とはいったいなんだろう?

 かけがえのない命。残酷な現実。
 そして否定してはならない。動物愛護の精神を。この競馬の世界にも。
 
 

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 uma55love 2025年4月28日(月) 21:57
競走馬の宿命
閲覧 102ビュー コメント 0 ナイス 13

リバティアイランドが逝ってしまった。
昨日、ネットで、その速報を見たとき、
本当に悲しかった。
2年前の春、見せてくれたあの豪脚。
今でも鮮明に記憶している。
そして、その年の牝馬三冠。
ずっと応援していたかった…
あまりにも悲しい別れである。
競走馬の宿命とは言えども。
ありがとうリバティ。
貴女の勇姿は、忘れまい。
さらば、リバティアイランド。
合掌

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コメント一覧
3:
  TERAMAGAZINE   フォロワー:69人 2024年4月7日() 21:42:41
7戦[5-2-0-0]
2:
  🟦ディバイン🟦ウィンド🟦   フォロワー:108人 2022年9月6日(火) 19:36:29
今後の活躍に期待する!!
1:
  赤萬坊   フォロワー:13人 2022年7月30日() 12:55:07
デビュー勝ちおめでとう!

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2024年10月27日天皇賞(秋) G113着
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2024年10月27日 天皇賞(秋) G1 13着
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