タイトルホルダー(競走馬)

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写真一覧
現役 牡5 鹿毛 2018年2月10日生
調教師栗田徹(美浦)
馬主山田 弘
生産者岡田スタツド
生産地新ひだか町
戦績18戦[7-3-0-8]
総賞金93,826万円
収得賞金39,950万円
英字表記Titleholder
血統 ドゥラメンテ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
アドマイヤグルーヴ
メーヴェ
血統 ][ 産駒 ]
Motivator
Top Table
兄弟 メロディーレーン
市場価格2,160万円(2018セレクトセール)
前走 2023/11/26 ジャパンカップ G1
次走予定

タイトルホルダーの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/11/26 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 182319.245** 牡5 58.0 横山和生栗田徹 476
(+4)
2.23.1 1.335.0イクイノックス
23/09/24 中山 11 オールカマー G2 芝2200 15222.512** 牡5 58.0 横山和生栗田徹 472
(-2)
2.12.2 0.235.7ローシャムパーク
23/04/30 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 17231.71** 牡5 58.0 横山和生栗田徹 474
(-4)
-- ----⑯止ジャスティンパレス
23/03/25 中山 11 日経賞 G2 芝2500 12222.421** 牡5 59.0 横山和生栗田徹 478
(+2)
2.36.8 -1.336.8ボッケリーニ
22/12/25 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 167133.629** 牡4 57.0 横山和生栗田徹 476
(--)
2.34.1 1.737.6イクイノックス
22/10/02 フラ 4 凱旋門賞 G1 芝2400 20--------11** 牡4 59.5 横山和生栗田徹 --2.38.1 2.4----アルピニスタ
22/06/26 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 18364.221** 牡4 58.0 横山和生栗田徹 476
(+2)
2.09.7 -0.336.1ヒシイグアス
22/05/01 阪神 11 天皇賞(春) G1 芝3200 188164.921** 牡4 58.0 横山和生栗田徹 474
(-2)
3.16.2 -1.136.4ディープボンド
22/03/26 中山 11 日経賞 G2 芝2500 156111.611** 牡4 57.0 横山和生栗田徹 476
(0)
2.35.4 -0.134.7ボッケリーニ
21/12/26 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 1681610.245** 牡3 55.0 横山和生栗田徹 476
(+12)
2.32.5 0.536.9エフフォーリア
21/10/24 阪神 11 菊花賞 G1 芝3000 18238.041** 牡3 57.0 横山武史栗田徹 464
(-2)
3.04.6 -0.835.1オーソクレース
21/09/20 中山 11 セントライト G2 芝2200 14572.9113** 牡3 56.0 横山武史栗田徹 466
(+2)
2.13.6 1.336.4④⑤アサマノイタズラ
21/05/30 東京 11 東京優駿 G1 芝2400 1771430.486** 牡3 57.0 田辺裕信栗田徹 464
(+2)
2.23.1 0.634.3⑥④シャフリヤール
21/04/18 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 1671317.082** 牡3 57.0 田辺裕信栗田徹 462
(-4)
2.01.1 0.537.5エフフォーリア
21/03/07 中山 11 ディープ記念 G2 芝2000 104417.941** 牡3 56.0 横山武史栗田徹 466
(-4)
2.02.0 -0.234.5シュネルマイスター
20/12/26 中山 11 ホープフルS G1 芝2000 1561119.574** 牡2 55.0 戸崎圭太栗田徹 470
(0)
2.03.3 0.537.0ダノンザキッド
20/11/23 東京 11 東スポ2歳S G3 芝1800 102216.652** 牡2 55.0 戸崎圭太栗田徹 470
(-2)
1.47.7 0.233.9ダノンザキッド
20/10/04 中山 5 2歳新馬 芝1800 14452.311** 牡2 55.0 戸崎圭太栗田徹 472
(--)
1.51.4 -0.235.9ノーダブルディップ

タイトルホルダーの関連ニュース

有馬記念(12月24日、中山、GⅠ、芝2500メートル)で現役引退を表明しているタイトルホルダー(美・栗田、牡5)の引退式が、有馬記念当日の最終レース後に行われることが分かった。7日、栗田調教師が発表した。「レース後はダメージのケアに努めて、火曜から坂路に入っています。きょうも元気が良さそうで、だいぶ落ち着いています。本当にいろいろあった馬ですね。成績もそうですが、厩舎でのアクシデントもあり、そういうところからさらに這い上がって結果に結果に結びつけ、かつこの競馬のスタイルだからすごくキャラの濃い馬。人気のある子なんだなと改めて思います。寂しいという声も聞きますが、この子にとっては門出なので、もうひと花咲かせて、いい門出にしてあげたいです」と話した。

タイトルホルダーは有馬記念がラストラン 引退式の日程も調整中 2023年12月6日(水) 20:29

ジャパンC5着のタイトルホルダー(美浦・栗田徹厩舎、牡5歳)は、次走の有馬記念(24日、中山、GⅠ、芝2500メートル)が引退レースとなることが6日、分かった。栗田調教師が「有馬記念がラストランになります。引退式の日程も調整中です」と明かした。来年からは種牡馬となる予定。

同馬は父ドゥラメンテの初年度産駒として2020年にデビュー。翌春の弥生賞ディープインパクト記念で重賞初制覇を飾り、皐月賞でも2着に入るなど、非凡なスピードとスタミナを武器に早い時期から頭角を現した。秋に2冠馬の父が出走できなかった菊花賞を5馬身差で制してGⅠ初制覇を飾ると、昨年は日経賞天皇賞・春宝塚記念を3連勝し、国内で無双ぶりを発揮した。

今年は天皇賞・春で競走中止という苦境も味わったが、段階を踏みながらじっくり立て直され、調子は上向きだ。ここまでGⅠ3勝を含む重賞6勝を挙げる快速ランナーは、有馬記念のファン投票第2回中間発表(7日に最終結果発表)で4位。グランプリでの有終の美を、多くのファンが待ち望んでいる。

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イクイノックス引退 世界王者が不在でも有馬記念は豪華メンバーに 2023年12月1日(金) 04:58

イクイノックスは30日に発表された有馬記念(24日、中山、GⅠ、芝2500メートル)の第2回ファン投票中間発表で1位だったが、引退、種牡馬により不在となることが決まった。ジャパンCで2着の3冠牝馬リバティアイランド(栗・中内田、牝3)も参戦を見送る予定だが、それでもグランプリにふさわしく興味深い顔ぶれとなる。

スルーセブンシーズ(美・尾関、牝5)はGⅠは未勝利ながら、6月の宝塚記念ではイクイにクビ差まで肉薄しての2着。フランスの凱旋門賞でも4着と実力を示し、復帰戦に注目が高まる。他にもイクイと同期の日本ダービードウデュース(栗・友道、牡4)、GⅠ3勝タイトルホルダー(美・栗田、牡5)、天皇賞・春を制したジャスティンパレス(栗・杉山晴、牡4)が参戦を表明。3歳馬では皐月賞ソールオリエンス(美・手塚、牡)、日本ダービータスティエーラ(美・堀、牡)も出走予定で、白熱した戦いが期待される。

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タイトルホルダーは有馬記念へ 3年連続参戦で暮れのGP制覇なるか 2023年11月29日(水) 10:21

タイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田厩舎)は、有馬記念(12月24日、中山、GⅠ、芝2500メートル)に参戦することが決まった。先週のジャパンCで5着。3年連続参戦(過去2年⑤⑨着)となる暮れのグランプリでGⅠ4勝目を目指す。

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【次走激アツ君メモ】次走中山でメトロポリターナの勝ち上がりに期待! 2023年11月27日(月) 14:00




週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。



【11/25(土)】
東京5R 2歳新馬戦 芝1600m 曇 良
15番 メトロポリターナ(6番人気4着)
ゲートは特別速くはないが、普通に出るには出ている。取り立てて良い位置からの進出ではなかったものの、レースセンスが良く、3角ではすでに外目を回って3番手。この時期の2歳としては非常に器用な印象だ。直線も持ったまま追い出しを我慢し、残り300mくらいで鞍上がGOサインを出してからは、素直に反応して一旦抜け出す感じだった。府中の直線の長さに負けはしたものの、舞台を替えて中山ならばあっさり勝ち上がる可能性もある。次走、狙ってみたい。 【次走注目度:A】

東京9R 2歳オープン ダ1600m 晴 良
12番 アンクエンチャブル(7番人気3着)
新馬戦は5着も上がりNo.1。未勝利戦を勝ち上がった時はハナを切っての逃げ切り。今日は後方14番手からまくって4角3番手まで上がり、そのまま3着。戦績の少ない2歳としては戦法、脚質に幅があるのが良い。スタートはそれほど良くないが、二の脚はマズマズだ。パトVでチェックすると、今日はスタート後に外に馬が集中していて、前に出せなかったようだ。要はどこで脚を使うかだが、映像からもこのメンバーで脚力上位は確かなので、今後のダート路線で楽しみな一頭。次走注目して見てみたい。 【次走注目度:A】

京都7R 3歳上1勝クラス ダ1800m 晴 良
6番 ダイヤグラフ(7番人気3着)
過去の成績を調べてみても典型的な“善戦マン”で、狙っても惜敗、というケースが少なくなさそうな馬だが、今日のレース内容は良かったのと、京都でこの走りができるならば阪神に変わってさらに良くなりそうという意味でピックアップしてみた。スタートは出るが二の脚が遅い。コーナリングもあまり上手いとは言えないが、上手に回れないぶん勢いも死なずに直線では自然と外に出る。前が空いてからの脚色は間違いないレベルで、展開、位置取りに左右される馬だがこのクラス上位なのは確か。次走、注目してみたい。 【次走注目度:B】


【11/26(日)】
東京4R 2歳未勝利 芝2000m 曇 良
14番 ヴェルダージ(4番人気5着)
スタートは普通だが二の脚が速いので良いポジションをスッと取れるのが良い。府中の長い直線で外から併せてきた上位陣にゴール前で一気にかわされてしまったが、中山ならばゴールまで持ちこたえてくれそう。次走どこになるかは分からないが、先行力があるので、府中以外ならば馬券の軸としては最適で、積極的に狙えそうだ。 【次走注目度:A】

東京11R G1ジャパンカップ 芝2400m 曇 良
3番 タイトルホルダー(4番人気5着)
逃げてこその馬だが今日は2番手からだった。パンサラッサが大逃げしたので、鞍上もペース判断が難しかったことはあるだろう。切れのある馬ではないので、ヨーイドンになったら当然イクイノックスリバティアイランドには敵わないが、自分の競馬だけはした印象。次走、順調ならば有馬記念だろうが、逃げられさえすればしぶとさを発揮するはずだ。秋2戦は今日を含めて時計の反動が出るような内容でもなく、ステイヤーの3戦目は怖い。次こそこの馬が狙っている舞台であるのは間違いないので、有馬で注目してみたい。 【次走注目度:S】


(文:のら~り) 


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【霧プロの重賞レースおさらい帳】ジャパンC2023 この天才、最早止める術なし! 世紀の対決でイクイノックスが悠々圧勝 2023年11月27日(月) 13:00


なんなんだ、これは。本当にサラブレッドなのか?
筆者ももう30年近く競馬を見てきているが、こうした感想を抱くのは初めてかもしれない。
ディープインパクトオルフェーヴルといった、暴力的な強さを見せつける馬の走りも見てきたが、イクイノックスのようにサラブレッドなのかを疑うほどに強く、そして底が見えないレースをする馬は見たことがない。天皇賞(秋)の走りにも衝撃を受けたが、今回はそれに輪をかけて怖さすら覚えた。

レースは大方の予想通り、パンサラッサが大逃げで後続を離し、それをタイトルホルダーが2番手で見る形。イクイノックスは3番手にどっしりと構え、それをリバティアイランドスターズオンアースがマーク。天皇賞では掛かり倒したドウデュースも、5番手でなんとか我慢が利いていた。
この隊列は直線を向くまでほとんど変わることがなかったが、ハイペースで飛ばしていたパンサラッサが失速し始めると、それを目掛けて各馬の鞍上の手が激しく動く。が、イクイノックスの鞍上にいるルメール騎手のアクションだけが穏やかなまま。その状態で前にいたタイトルホルダーを置き去りにすると、一度ムチを持ち替え、ゴーサインを出しただけで一気の加速。パンサラッサを飲み込み、必死の追い上げを見せるリバティアイランドスターズオンアースドウデュースらも全く問題にせず、楽々と、悠々と、G1・6連勝を決めるゴールへと飛び込んでみせた。

戦前に”世紀の対決”と言われたように、圧倒的な強さで牝馬クラシック三冠を達成したリバティアイランドとの力関係が注目されたレースだったが、現在のイクイノックスの強さの前にはさすがの女王も白旗を挙げるほかなかった。
時計や指数といった見地からは、リバティアイランドも十分に過去の歴史的名馬クラスの走りをしていると高く評価できるし、スターズオンアースドウデュースも普通の年ならば楽に勝ち負けになるレベルで走っている。これだけ強い馬が揃った中で、最後流し気味で勝ち切ることのできるイクイノックスの強さは最早異常と言っても差し支えないレベル。個人的には日本史上最強馬であると考えている。
これだけの馬になると、注目されるのは今後の去就。この能力を後世に伝えるという大切な仕事があると同時に、どこまで競走馬としての実績を積み重ねるのかという期待もある。近日中に陣営の選択は発表されるだろうが、どの道を選んだとしても楽しみでしかない。

敗れた馬達も、それぞれに能力の高さを印象付けた。
前述のように、リバティアイランドは改めてS級の能力を示す走り。序盤で若干力み気味になるシーンはあったものの、一気にレベルの上がったメンバーの中でも正攻法で2着を確保してみせた。
ドゥラメンテ産駒の上級馬の多くが古馬になってから更に一段上のパフォーマンスを示していることから、本馬も来年以降手の付けられない存在になる可能性は十分にありそう。

同父産駒のスターズオンアースも、天皇賞回避の影響を感じさせない素晴らしい走り。
+12kgという馬体重は少し重そうな印象があったが、実戦におけるパフォーマンスは春より上がった。まだまだ成長中ということなのだろう。完全に普通の牝馬の枠からは外れてきたように思う。
タイプ的にリバティアイランドと似たローテを歩むことが予想されるが、このライバル関係にマスクトディーヴァブレイディヴェーグが加わるとなると、牝馬の層の厚さがかなりのものになる。再び”牝馬の時代”が訪れるかもしれない。

最後詰めて4着のドウデュースは、天皇賞の惨敗から一変。本来のパフォーマンスに近いレベルの走りに戻してきた。
馬券にこそ絡むことはできなかったが、勝ち馬や上位馬のレベルが高すぎただけで、本馬も楽にG1に手が届くだけの走りはしている。溢れる前進気勢を上手くコントロールすることができれば、どこかで再度タイトルを手にしても何ら不思議ない。
当面は有馬記念を視野に入れての調整が続けられることになりそうだが、現在の回転の速い走法からは小回りの舞台はむしろ向いている印象。それ以降も、気性やレースぶり、そして血統や馬格などから、王道路線だけでなくマイル路線やダート路線すらも視野に入れられる存在なだけに、こちらの進路からも目が離せない。

5着のタイトルホルダーパンサラッサがかなり速いペースを刻んでいったことで、難しい立ち回りを要求されることに。行き過ぎては潰れるし、ぴったりと後ろに張り付かれては切れ味の差が浮き彫りになってしまう。今回は後者の結果になってしまったが、レースレベル自体は上昇傾向にあり、基礎能力面ではまだまだ侮れない存在という印象。有馬記念に出走してくるようなら、展開と結果の両方の鍵を握る馬として存在感を発揮するだろう。

最後に、故障明けでも自分の形を貫いたパンサラッサ
矢作調教師が「これで終わりにしようと」というコメントを残しているように、このレースが引退レースとなる可能性が高そう。
大逃げという特異な戦法によって頭角を表し、海外のG1を2勝したという実績も非常に輝かしいものだが、レースを見ることの楽しさをファンに与えた功績は大きい。「逃げろ!」「残せ!」「差せ!」といった、彼の走りによって巻き起こる熱狂は、多くの人の心に残ったはずだ。
こうした個性派が去るのは寂しさもあるが、彼の第二の馬生に心からエールを送りたい。


(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。

プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。

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タイトルホルダーの関連コラム

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


11月26日(日)東京12R 第43回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
※注意※ジャパンカップは12Rです。

🏇『過去5年(2018年~2022年』は👉こちら👈


<外国馬招待馬>

イレジン(コンセイユドパリ賞:1着 芝2200m(2.17.9) 中5週)<C>
☆前々走2着(フォワ賞)の『レース映像
凱旋門賞の前哨戦・フォワ賞に出走して好成績を収めているが、セン馬のため凱旋門賞には出走できず。昨年はロイヤルオーク賞、今年はコンセイユドパリ賞に出走して共に勝利していて勢いはありそうだが、2年前のフォワ賞ではここにも出走するディープボンドに敗れており、これまでのレースを見ても持ち時計が遅く速い時計の競馬には向かない感じあり。


<前走:天皇賞(秋) 東京芝2000m(レース映像)> 中3週

イクイノックス(1着 494kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
前走の天皇賞(秋)では追い切り、パドック、レース内容と予想以上に完璧に近い内容。この中間も1週前に併せ馬で持ったまま楽に先着。日曜日にも坂路で速い時計を出していて、引き続き良い状態で最終追い切りを迎えられそう。

ダノンベルーガ(4着 500kg(-8kg))<C>
☆『前走の追い切り
この中間は1週前の木曜に追い切り1本と、昨年と比べても本数は少なく、動きを見ても併せ馬で併走相手に見劣る動きで期待していたほど良くなってこない。

ドウデュース(7着 512kg(+4kg))<A>
☆『前走の追い切り
休み明けの前走時は、パドックではフックラとまだ締まりそうな馬体。この中間もプールで毎日のように泳ぎ、1週前追い切りでは力強い動きを見せている。前走からの変わり身はあって良さそう。

エヒト(8着 462kg(-4kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックで細い感じには見えなかったが、休み明けから使われるごと馬体が減ってきていて、この中間も何とか先週金曜に1週前の時計が出せたくらいで余裕はない。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中6週

ディープボンド(3着 508kg(+6kg))<B>
☆『前走の追い切り
なかなか勝ちきれないレースが続くが、休み明けの前走は追い切りでは硬さのない走りで上々の仕上がり。この中間も前走時と同じような、坂路、坂路、CWで一杯に追われるという入念な過程を踏んできているが、1週前追い切りの動きを見ると走りが硬くやや物足りないようにも見えた。ただ1週前に良く見えた時は意外と最終追いがイマイチだったりすることがある馬なので、今回は逆に最終追い切りで硬さのないスッキリした動きなら狙いたい。

ヴェラアズール(7着 526kg(+6kg))<D>
☆『前走の追い切り
昨年は一番勢いがあった時期で、レースでも内に突っ込んでいったムーア騎手の好騎乗があっての勝利。ここ1年不振が続いているが、個人的な見解としては、胸前の筋肉が発達して前脚をかき込む走りに変わってしまっていることが影響しているのではないかと思う。胸前の筋肉が発達している割にトモの筋肉がそれと比例して成長していないぶん、前が強すぎてバランスが取れておらず、それが理由で終いの伸びが甘くなってしまい、良い頃のスピード感のある走りが近走では追い切りで見られていない。そのあたりは坂路での終いの時計にも表れていて、この点はデビューから坂路中心の追い切りだったものがここ1年はCW中心に変わっていることも影響しているのではないだろうか。今の走り方だと時計勝負の高速競馬には向かないので、合う条件に変えたほうが良さそう。

インプレス(12着 536kg(+12kg))<C>
併せ馬で遅れることがあまりない馬で、この中間は併せた相手も前走時よりも上のクラスの馬で状態面は悪くない。ただレースで前に行けなかったり、追い出されてモタれる面があったりとロスが多い点が懸念材料としてあり、このクラスになってくるとレース結果にも大きく影響してきてしまう。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中8週

タイトルホルダー(2着 472kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
休み明けのオールカマーを使われてこの中間は坂路と南Wでの調整。乗り込み量も豊富で、2週前の単走での追い切りでは良い時のものに近い動きを見せた。1週前の併せ馬は反応がイマイチに感じたが、それでも本数も乗られていて反動はなさそうなので、最終追いは単走で速い時計が出ていれば理想的。

チェスナットコート(15着 462kg(-15kg))<E>
前走のパドックを見ると、日経賞で2着に好走した頃のスラっとした感じからガッチリとしたダート馬の馬体に変わっていて、年齢的にも大きく変わる感じはない。


<前走:その他のレース出走馬>

パンサラッサ(ドバイWC:10着 ダ2000m 8ヶ月)<D>
☆『前走の追い切り
繋靭帯炎による休養からの休み明け。矢作厩舎なのでそれほど乗り込まれていないが、1週前がCWでの併せ馬で本来の調整内容ではない。動きを見ても大差先着はしているが、内外の併走相手はまともに追われておらず、追い比べの併せ馬にはなっていないので仕上がっている調教内容ではない。

リバティアイランド秋華賞:1着 芝2000m 476kg(+10kg) 中5週)<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
同じ休み明けでも桜花賞時と比べると前走の秋華賞の時にはかなり攻めた内容の調整で、+10キロでも仕上がりは良かった。休み明け2戦目は気合乗りが良くなったり、テンションが高めになる馬。前走が前述の攻めの調整内容だったことを考えると、馬体は仕上がっておりこの中間は単走で馬なりでの調整で十分。あとは最終追いで川田騎手が騎乗して反応を確かめる程度で仕上がる。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 6ヶ月半)<C>
☆『前走の追い切り
蹄の不安で天皇賞(秋)を回避。1週間休ませての仕上げ直しで1週前追い切りこそ南Wでの併せ馬だったが、日曜日にも2週連続で坂路で速い時計を出していて急仕上げ気味。

スタッドリー(ケフェウスS:2着 芝2000m 512kg(-6kg) 中9週)<D>
休み明け2戦目だが前走から中8週での出走の割に追い切りの本数が少なく、強めにも追われてもいない。1週前の動きを見ても前が上がり気味でバネがない走り。

フォワードアゲン(ケフェウスS:6着 芝2000m 426kg(±0kg) 中9週)<D>
この中間、乗り込み入念で速い時計は出ているが内めを走ったものばかり。1週前追い切りの動きを見ると、併せ馬ではないが外めを走っている他厩舎の馬にスイスイ抜かれている。

ショウナンバシット菊花賞:11着 芝3000m 492kg(+6kg) 中4週)<C>
☆『前走の追い切り
乗り込みは豊富なこの中間だが、春の調子が良かった時のような坂路での好時計が出てこない。

トラストケンシンダイヤモンド゙S:11着 芝3400m 472kg(-2kg) 9ヶ月)<E>
長期休養明けもこの中間美浦坂路での4本のみで目立つ時計も出ていない。

ウインエアフォルク(古都S:5着 芝3000m 470kg(-6kg) 中3週)<D> ※除外対象馬
前走時までは南Wで終い良いタイムもマークされていたが、この中間は内めを走って平凡な時計で上積みなし。

クリノメガミエース(兵庫クイーンC:4着 ダ1870m 482kg(-2kg) 中3週)<E> ※除外対象馬
この馬なりに前走時よりも追い切りで好タイムは出ているが、芝のレースは1回しか走ったことがなく距離も長めでの勝利が少ない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスリバティアイランドドウデュースの3頭をあげておきます。


◇今回はジャパンカップ編でした。
先日、北海道の浦河にある『軽種馬育成調教センター(BTC) 』を見学させてもらえる機会があり、渋谷区と同じくらいの広さがあるというその壮大なスケール感に圧倒されてきました(個人的にはここに夏場だけオープンする宿泊施設や、馬のアミューズメントパークつきの競馬場でも作ってしまえばいいのに……と思ってしまいました)。緑一杯の果てしなく続く芝コースに、屋内コースだけでも1000mある坂路、直線1000mのウッドチップ、600mのダートトラックコースと、雪の降る季節でも十分に調教できる施設が備わっていて、調教技術の進歩とこれだけの施設で調教されている日本の馬が強くなっているのにも納得しました。日本のトップが世界1であるということはそれ以外の馬たち全体もレベルアップしているということでもあり、どうしても強い馬がJRAに集中してしまうのは仕方がありませんが、昨今では地方競馬にも確実にレベルの上がっている馬たちが多くなってきているのも事実。これから先地方から強い馬が出てくる機会が多くなって交流レースがさらに盛り上がっていくのではと期待しています。
そんなハイレベルの日本馬トップが出走する今年のジャパンカップ。過去5年の連対馬の調教内容を調べてみたところ、1週前、最終追い切りと2週連続馬なりでの調整の馬が半分の5頭というのが目立ちました。このレースに関しては、秋華賞菊花賞天皇賞(秋)など秋の最初の目標になるレースがあり、そこを使って参戦してくる馬も多いことからこのような傾向が表れているのではないかと思います。そのことから、前走秋のG1レースを好走している場合は馬なり中心の調整タイプを、ジャパンカップを目標に使ってきているローテなら1週前か最終追い切りで強めの追い切りを行っている馬を狙ってみることをおススメします。


ジャパンカップ出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2023年11月10日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】モレイラ騎手土日で11勝から見える得意条件/エリザベス女王杯展望
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先週は地方競馬の祭典・JBCに加えて、本家米国でブリーダーズカップ、さらには国内でも重賞×4レースと、1年でも屈指の重賞多数の週末だった。

その影響を受けたのがジョッキーたち。ルメール騎手、川田騎手、戸崎騎手などが米国遠征で不在。そうなると、東西とも勝てる騎手は限られてくる。

結果…

モレイラ騎手=11勝
坂井瑠星騎手=7勝
横山武騎手=6勝

この3人でなんと24勝の荒稼ぎ。3場合計72レースだから、ちょうど3分の1の勝ち星をこの3人だけで稼いだことになる。特に東京はモレイラ騎手&横山武騎手の寡占状態で、土日の東京合計24レースのうち、2人で17勝。過半数どころか3分の2以上が2人のどちらかの勝利だった。

もっともその内容は個性がよく出ていた。

モレイラ騎手は11勝のうち5~8枠で14回騎乗し、10勝。逆に1~4枠では4回騎乗し1勝。外枠での騎乗自体が多かった。

横山武騎手は1~4枠で12回騎乗し5勝。5~8枠で7回騎乗し1勝。

京都で騎乗した坂井瑠星騎手は、1~4枠で9回騎乗し4勝。ファンタジーSで9番人気ながら2着と好走したドナベティも最内枠。

モレイラ騎手はもともと外枠が得意なジョッキー。何でもかんでも持って来ているようで、実は枠順傾向通り。ある意味、抽選で外枠をたくさん引けたという意味では、実力に加えて運もあった週末といえるかもしれない。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はエリザベス女王杯から。

マリアエレーナ三浦皇成騎手)

注目はマリアエレーナ三浦皇成騎手。
今年のオールカマーは例年以上にメンバーが揃ったレース。ローシャムパークタイトルホルダーゼッフィーロに続く4着は好評価できるもの。追わせるタイプで三浦騎手とも案外手が合いそうだ。G1の三浦騎手ということで予想以上に人気にならなければ、オッズ面でも妙味あり。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年9月29日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】「人気を背負いながら、それ以上に馬の能力を引き出す」今の川田騎手/スプリンターズS展望
閲覧 1,264ビュー コメント 0 ナイス 4


先週は東西でG2が行われた。

オールカマーローシャムパークが勝利。ルメール騎手らしい外からジワっと押し上げるスムーズな競馬で、最後は逃げ粘るタイトルホルダーを交わして抜け出した。これで函館記念に続く重賞2勝目。跳びが大きいので、函館芝2000mよりも中山芝2200mの方が合っていた。すぐにG1で…となるとまだ連戦への不安などもあり騎手の問題も出てくるだろうが、それでも将来性は間違いなさそうだ。

また、今年のオールカマーは負けた馬たちにも注目。

タイトルホルダーはまだ状態面で上積みがありそうだし、この日の馬場は決して内有利ではなかった。地力を証明した2着といえる。3着ゼッフィーロの操縦性の高さは相手強化への対応力を感じるもので、4着マリアエレーナも豊富なスタミナを示し、エリザベス女王杯なら、と思わせる内容だった。5着ガイアフォースセントライト記念を勝っているとはいえ現状は2000m以下の方が良さそう。相手関係を考えればやはりマイルの方が可能性があると思うので、マイルCS路線なら注目。6着ジェラルディーナは脚を余した印象で、こちらも馬場次第ではまだ巻き返しがある。

西の神戸新聞杯サトノグランツが久々の一戦を制したが、こちらは馬もさることながら、川田騎手がねじ伏せたという印象も強かった。川田騎手は先週の日曜だけで5勝。簡単に勝っているように見えるかもしれないが、先週阪神ダートの難しい馬場、難しい枠でも上手くリカバリーしていたし、接戦を制した神戸新聞杯ミッキーゴージャスで制した夕月特別も一瞬の判断力が光った。

以前は力強さの負の側面として荒々しさもあったが、今は本当に臨機応変、あらゆる状況に対応してくる。今夏の新潟や小倉でも、川田騎手がスポット参戦し多くの勝ち星を拾っていくシーンを見たが、今後もこれが日常になるのかもしれない。それだけ今の川田騎手にはスキがない。

データを見ても秋開催が始まり3週が過ぎたが、3週連続で川田騎手騎乗馬の複勝回収率はプラス。端的にいえば、

「川田人気を背負いながら、それ以上に馬の能力を引き出している」

という素晴らしい状況が続いているのだ。

それでは最後に先週からの狙い馬と、今週末の注目馬を。

【次走狙い馬】 9/23(土)中山12R サーマルソアリング 1番人気1着

好位抜け出し完勝、ちょっとモノが違う勝ちっぷりで重賞級! 派手な勝ちっぷりなのであえて挙げる意味もないかもしれないが、それを踏まえても好内容。バランスも良く不発も少ないタイプと見え、ラストも伸びるのでオープンまでは問題なく突破できるはず。順調に行ってほしい。

~今週末の注目馬~

今週はスプリンターズSから。

ピクシーナイト戸崎圭太騎手)

注目はピクシーナイト戸崎圭太騎手。
前走は開幕週の立ち回り戦で伏兵テイエムスパーダが逃げ切る流れ。後方からでは見せ場なく敗れたのも仕方ないが、直線モタれながらもギアが入ってからは鋭く伸びて復調気配を見せていた。一昨年制した際のような立ち回り勝負ではなく、末脚勝負でも対応できそう。馬場や枠順には左右されるだろうが、ハマればそろそろ一撃があるかもしれない。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年9月18日(月) 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年09月18日号】特選重賞データ分析編(376)~2023年オールカマー
閲覧 1,584ビュー コメント 0 ナイス 5



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G2 産経賞 オールカマー 2023年09月24日(日) 中山芝2200m外


<ピックアップデータ>

【前走の着順別成績(2017年以降)】
○7着以内 [5-5-6-32](3着内率33.3%)
×8着以下・競走中止 [1-1-0-27](3着内率6.9%)

 直近のパフォーマンスを素直に評価したい一戦。2017年以降の3着以内馬18頭中16頭は、前走の着順が7着以内でした。ちなみに、前走の着順が8着以下・競走中止、かつ性が牡・センの馬は2017年以降[0-0-0-27](3着内率0.0%)とまったく上位に食い込めていません。

主な「○」該当馬→エヒトジェラルディーナローシャムパーク
主な「×」該当馬→アサマノイタズラタイトルホルダーノースブリッジ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“JRAの、G1のレース”において7着以内となった経験がある」馬は2017年以降[6-5-5-15](3着内率51.6%)
主な該当馬→ジェラルディーナタイトルホルダー

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2023年5月12日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】経験値を積み上げ力をつけるドゥラメンテ産駒/ヴィクトリアマイル展望
閲覧 1,739ビュー コメント 0 ナイス 3


先週のNHKマイルカップは最終的に本命にした◎シャンパンカラーが力強く抜け出して勝利…といっても何の自慢にもならず、2着ウンブライルが抜けてしまった。無念…。

内田騎手は久々のG1制覇。もともとタフな馬場で強みを発揮するジョッキーで、JRA初G1制覇は15年前のNHKマイルカップ、17番人気ピンクカメオでのもの。当時も馬場は渋ってやや重。2度目のJRAG1制覇も重馬場の宝塚記念、内田騎手は道悪が得意だ。というわけで今回もその持ち味を存分に発揮。出遅れは結果的にプラスになった面もあっただろうし、流れや枠順などがハマったのは否めないが、見事な差し切り勝ちだった。

9番人気の伏兵馬が諸々ハマっての勝利、まして今年は主役不在の混戦だったことを考えるとシャンパンカラーはフロック視されるかもしれないが、一概にそうとは言い切れない面もある。というのも、本馬がドゥラメンテ産駒だからである。

ドゥラメンテは自身が2戦目で初勝利を挙げ、初G1も共同通信杯2着からの参戦だったが、産駒も総じて使いつつ力をつけて行くタイプが多い。無敗の連勝街道を突き進んでいるように見えるリバティアイランドですら、2戦目のアルテミスSでは2着に敗れており、そこから巻き返して阪神JF→桜花賞と連勝。

その他、これまでのドゥラメンテ産駒のG1制覇と、その前走をまとめたものが以下だ。

タイトルホルダー セントライト13着 →菊花賞1着
スターズオンアース クイーンC2着 →桜花賞1着
リバティアイランド アルテミス2着 →阪神JF1着
ドゥラエレーデ 東スポ杯4着 →ホープフルS1着
シャンパンカラー NZT3着 →NHKマイルカップ1着

いずれも前哨戦といえるレースで敗れて、そこから巻き返しを決めている。

また上記のG1勝ち馬のうち、タイトルホルダースターズオンアースリバティアイランドの3頭はすでに複数G1を制している点も見逃せない。スターズオンアースなどは桜花賞時点で一介の伏兵馬にすぎず、実際川田騎手が騎乗しても7番人気だった。だからこそ桜花賞馬ながらオークスでも3番人気に甘んじていたのだが、そこでも勝利し世代トップの牝馬へと上り詰めて行った。

ドゥラエレーデも同様に14番人気という伏兵の立場でホープフルSを制したが、続くUAEダービーでも好走。そう考えるとシャンパンカラーも今後の成長次第では、さらなるタイトルの上積みに期待できるかもしれない。

いずれにしても、ドゥラメンテ産駒は父同様に、使いつつ勝ったり負けたりを繰り返しながら力をつけ、完成の域に達するとその強さを持続する、ということが言えそうだ。つくづく早逝が惜しまれるが、まだまだ産駒は多く残されている。今後の活躍を、そして予想・馬券でも上手く付き合っていきたい。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後はヴィクトリアマイルの注目馬で締めたい。

サウンドビバーチェ松山弘平騎手)

注目はサウンドビバーチェ松山弘平騎手。

サウンドビバーチェドゥラメンテ産駒。意識して今回の原稿が前フリになったわけではないのだが、本馬も使いつつ力をつけてきた。もともと3歳時からG1でも差のない競馬をしてきた馬で、前走の阪神牝馬Sでは待望の重賞初制覇。スローに恵まれた面もあったとはいえ、ゴール前は突き放す余力があった。今週もメンバー的にはそこまで前が速くなりそうもない。渋った馬場も歓迎、正攻法が得意な松山騎手とも手が合いそうだ。上位の一角崩しに期待したい。

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○TARO プロフィール

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2023年5月5日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】今後に向けても覚えておきたい騎手の長距離適性/NHKマイルC展望
閲覧 2,008ビュー コメント 0 ナイス 1

先週の天皇賞(春)ジャスティンパレスが差し切り勝ち。断然人気のタイトルホルダーほかライバル勢が失速する中、唯一安定した走りで楽々と突き抜けた。鞍上のルメール騎手はこれで同馬とのコンビで4戦4勝、相性の良さを示した。

また、ルメール騎手が長距離戦を得意にしていることは随分知られることとなったが、今回の天皇賞(春)を勝ったことにより同レースは3度目の制覇、さらに3000m以上の重賞も通算9勝目。「デムルメ」ともいわれ、何かと比較されることが多いデムーロ騎手は3000m以上の重賞ではイマイチ奮わず通算2勝。改めて「長丁場のルメール」を証明する結果でもあった。

2着のディープボンドは、これで3年連続の銀メダル。阪神でも京都でも、毎年キッチリ結果を出すのは立派。近走は外枠続きで運がなかったが、今回久々に真ん中より内の枠を引けたことで持ち味を存分に生かすことができた。

3着シルヴァーソニックは、お馴染みのレーン騎手。外から流れに乗るのは同騎手の十八番で、本来は不利とされる外枠でもレーン騎手の場合はむしろ有利になるくらいだ。出入りのある流れをゆったり眺め、ラストまで余力を残すことに成功した。是非ジョッキーカメラでその視点を観ていたいと感じる騎乗だった。

「騎手の距離適性」

というと一見オカルトのように感じるかもしれないが、実はかなり傾向がある。長丁場は燃費の良い走りを求められるので、当たりがキツイジョッキーは基本的に不得手で、逆に短距離になると多少リズムを崩してでも勝ちに行く走りを求められるので、リズムを重視するジョッキーは差し遅れリスクが高くなる。

現役騎手のなかでは、川田騎手は長丁場のレースでは信頼度が落ちる。一方、今回は名前がなかった田辺騎手は、屈指の「長距離ジョッキー」。今回は残念ながら乗り替わりになってしまったが、アスクビクターモアの素質開花には田辺騎手が大いに貢献しただろうし、ほかにもブレークアップの唯一の重賞勝ちであるアルゼンチン共和国杯は田辺騎手が騎乗していた。また、ヒュミドールが2着に激走したダイヤモンドSも田辺騎手騎乗だった。

今週末はNHKマイルC。東京1600mのG1の中では特にスピードも求められるレースだけに、先週とはまた異なる騎手の適性を問われる一戦になりそうだ。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後はNHKマイルCの注目馬で締めたい。

モリアーナ横山典弘騎手)

注目はモリアーナ&横山典騎手。

今回初コンビとなるが、近走は武藤雅騎手があまり上手く乗れていなかった印象が強く、その中でも重賞で大崩れしていないのは地力の高さの証といえるだろう。とりわけ東京芝1600mでは新馬勝ち、そしてクイーンC3着といずれも好走、得意舞台といえそうだ。そのクイーンCで先着を許したハーパードゥアイズ桜花賞で4、5着と健闘。今年の比較的手薄なメンバー構成ならば、十分にチャンスがありそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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タイトルホルダーの口コミ


口コミ一覧
閲覧 69ビュー コメント 0 ナイス 8

タイトルホルダーは!
ここで上位に!
食い込めるニョカ!
ある人は言っているが!
左回りより !
右回りの方が良いと!
だとしたら!
何で負けるんだ!
私は昨年 この馬に!
やられた 騙された!
今年は!
騙されるわけには!
いかない!
二度も三度も!
なので!
この馬は消し!
おそらく !
一番人気と2番人気は
タス ティエラと!
スターズ オン アース!
だと思う!

この予想が外れれば!
私の馬の見る目がないと!
言うことになるな
ところでソ―ルは!
どうするのか!
この馬は!脚質が 悪い!

 DEEB 2023年11月30日(木) 14:55
恥ずかしい馬予想2023.11.26[結果]
閲覧 42ビュー コメント 0 ナイス 4

東京11R ウェルカムステークス 3歳以上3勝クラス(国際)(特指)
◎ 7 ロードデルレイ…1着
○ 6 フレーヴァード…4着
▲ 5 リフレーミング…3着
△ 2 エスコバル…10着
[結果:ハズレ×]

東京12R ジャパンカップ GⅠ 3歳以上オープン(国際)(指定)
◎ 2 イクイノックス…1着
○ 1 リバティアイランド…2着
▲14 ☆ディープボンド…10着
△ 3 タイトルホルダー…5着
× 5 ドウデュース…4着
×17 スターズオンアース…3着
[結果:アタリ△ 馬連 1-2 180円]

京都10R 清水ステークス 3歳以上3勝クラス(混合)[指定]
◎ 2 ショウナンアレクサ…9着
○ 5 スズハローム…3着
▲ 1 トゥードジボン…1着
△ 8 ルージュラテール…2着
[結果:ハズレ×]

京都11R カノープスステークス 3歳以上オープン(国際)(特指)
◎14 ペプチドナイル…7着
○15 レッドファーロ…4着
▲ 1 オーロイプラータ…3着
△16 テーオーリカード…2着
×11 サクラアリュール…6着
☆ 4 ウェルカムニュース…1着
[結果:アタリ△ 複勝 4 400円]

京都12R 京阪杯 GⅢ 3歳以上オープン(国際)(特指)
◎10 ルガル…2着
○15 エクセトラ…7着
▲ 6 エイシンスポッター…3着
× 8 ☆ジュビリーヘッド…14着
[結果:アタリ○ ワイド 6-10 1,010円]

[今日の結果:5戦1勝2敗2分]

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 マサエフ 2023年11月29日(水) 15:58
はじめまして 
閲覧 89ビュー コメント 0 ナイス 10

はじめまして
今日(2023/11/29)からウマニティの会員になったマサエフです
まだ知らない事などたくさんあると思いますが
どうぞ宜しくお願い致します

僕はつい2年前のタイトルホルダーが勝った菊花賞で初馬券、
その次週、エフフォーリアが勝った天皇賞秋で初的中とまだまだ未熟者です
是非色々な事を教えて下さると嬉しいです

【自己紹介】
僕の好きな馬はエフフォーリアです
最後復活する姿を見たかったですがしょうがないですね

これから宜しくお願い致します

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コメント一覧
11:
  HELPRO   フォロワー:0人 2023年11月26日() 15:30:22
頼むぞ縁故人間。3着で良いんだ!
10:
  ミホース   フォロワー:0人 2023年11月20日(月) 07:54:17
ジャパンカップでは、大逃げのパンサラッサの後をつけて、最後直線で一気に差して勝利🏆して欲しいですね〜♪
9:
  TERAMAGAZINE   フォロワー:69人 2022年8月24日(水) 01:59:11
天皇賞(春)→宝塚記念
G1・2連勝中

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2023年11月26日ジャパンカップ G15着
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2023年11月26日 ジャパンカップ G1 5着
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