ライラック(競走馬)

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ライラック
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写真一覧
現役 牝4 鹿毛 2019年4月28日生
調教師相沢郁(美浦)
馬主芹澤 精一
生産者杵臼牧場
生産地浦河町
戦績10戦[2-1-1-6]
総賞金10,724万円
収得賞金4,850万円
英字表記Lilac
血統 オルフェーヴル
血統 ][ 産駒 ]
ステイゴールド
オリエンタルアート
ヴィーヴァブーケ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
ブルーリッジリバー
兄弟 ブラックホールミラクルブラッド
市場価格
前走 2023/05/28 目黒記念 G2
次走予定

ライラックの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/05/28 東京 12 目黒記念 G2 芝2500 18248.359** 牝4 56.0 M.デムー相沢郁 438
(+4)
2.31.4 0.634.1⑮⑭⑬⑭ヒートオンビート
23/03/25 中山 11 日経賞 G2 芝2500 12445.934** 牝4 54.0 M.デムー相沢郁 434
(-4)
2.38.3 1.536.9⑫⑫⑪⑦タイトルホルダー
22/11/13 阪神 11 エリザベス杯 G1 芝2200 1871552.9122** 牝3 54.0 M.デムー相沢郁 438
(+6)
2.13.3 0.335.5⑯⑰⑭⑬ジェラルディーナ
22/10/16 阪神 11 秋華賞 G1 芝2000 161219.9610** 牝3 55.0 M.デムー相沢郁 432
(-2)
1.59.4 0.833.9⑯⑯⑯⑯スタニングローズ
22/09/10 中山 11 紫苑S G3 芝2000 12686.863** 牝3 54.0 戸崎圭太相沢郁 434
(+8)
2.00.0 0.134.6⑧⑧⑩⑥スタニングローズ
22/05/22 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 1861242.41211** 牝3 55.0 横山和生相沢郁 426
(0)
2.25.4 1.534.5⑮⑮⑮⑮スターズオンアース
22/04/10 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 1851022.41016** 牝3 55.0 福永祐一相沢郁 426
(+6)
1.34.0 1.134.1⑯⑰スターズオンアース
22/01/10 中山 11 フェアリーS G3 芝1600 16487.151** 牝3 54.0 M.デムー相沢郁 420
(-4)
1.35.2 -0.134.7⑯⑨⑩スターズオンアース
21/11/27 阪神 11 京都2歳S G3 芝2000 10666.048** 牝2 54.0 M.デムー相沢郁 424
(-10)
2.04.5 1.236.5⑤⑤⑤ジャスティンロック
21/10/16 東京 5 2歳新馬 芝1800 18482.711** 牝2 54.0 M.デムー相沢郁 434
(--)
1.50.1 -0.233.9④⑤エピファニー

ライラックの関連ニュース

日本ダービー3着ハーツコンチェルト(美・武井、牡3)は、週末にノーザンファーム天栄へ放牧。秋は菊花賞(10月22日、京都、GⅠ、芝3000メートル)が目標になる。12着メタルスピード(美・斎藤誠、牡3)はリフレッシュ放牧を挟んで自己条件の2勝クラスへ。

★クイーンエリザベスⅡC6着ジェラルディーナ(栗・斉藤崇、牝5)は、宝塚記念(25日、阪神、GⅠ、芝2200メートル)に向けて、1日に栗東トレセンに帰厩。ここには目黒記念9着ライラック(美・相沢、牝4)も参戦予定。

★兵庫CS2着キリンジ(栗・佐々木、牡3)は、ジャパンダートダービー(7月12日、大井、JpnⅠ、ダ2000メートル)を目標にする。

天皇賞・春10着の後、左前脚の軽度の骨折が判明して休養中のヒュミドール(美・小手川、騸7)は、アルゼンチン共和国杯(11月5日、東京、GⅡ、芝2500メートル)などが秋の目標。

★韋駄天S3着トキメキ(美・斎藤誠、牝6)はアイビスSD(7月30日、新潟、GⅢ、芝・直1000メートル)へ。

目黒記念14着フォワードアゲン(美・中野、騸6)は、巴賞(7月2日、函館、OP、芝1800メートル)へ。

★薫風S勝ちのベジャール(美・田中博、牡4)は、BSN賞(8月26日、新潟、L、ダ1800メートル)などを視野に入れる。

★丹沢Sを圧勝したレッドファーロ(栗・松永幹、牡4)は、引き続き横山典騎手でスレイプニルS(17日、東京、OP、ダ2100メートル)に向かう。

★欅S13着エマージングロール(栗・橋口、牡5)は、阿蘇S(8月12日、小倉、OP、ダ1700メートル)が本線。

【有名人の予想に乗ろう!】目黒記念2023 日本競馬最古のハンデキャップ競走として知られる伝統の一戦!仕留めるのは!? 2023年5月28日() 06:30


※当欄では目黒記念について、競馬好きとして知られる芸能人、著名人の皆さんの予想を紹介していきます。迷ったときは彼らの予想に乗るのも手。参考になさってください。



【大久保洋吉(元JRA調教師)】
◎⑩ヒートオンビート
○⑥プラダリア
▲⑯サリエラ
△④ライラック
△⑭バラジ
△⑱ラストドラフト

【キャプテン渡辺】
◎⑦ディアスティマ
単勝

馬連流し・ワイド流し
⑦-⑤⑩

【長岡一也】
◎⑯サリエラ
○①ゼッフィーロ
▲⑥プラダリア
△④ライラック
△⑩ヒートオンビート
△⑪アーティット
△⑭バラジ

【原奈津子】
◎⑩ヒートオンビート
○⑱ラストドラフト
▲⑥プラダリア

【杉本清】
◎①ゼッフィーロ

【鈴木麻優(元岩手競馬騎手)】
◎④ライラック

【目黒貴子】
◎⑯サリエラ

【中野雷太】
◎⑥プラダリア



ウマニティ重賞攻略チーム

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【血統アナリシス】目黒記念2023 ステイゴールドを筆頭にノーザンテースト内包馬が上位争いを繰り広げる 2023年5月27日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は目黒記念2023・血統予想をお届けします!


昨年はキングカメハメハ産駒のボッケリーニが勝ち、同産駒は15年ヒットザターゲット、16年クリプトグラムに続いて3勝目を飾ることになった。なお、3頭はいずれも母系にノーザンテーストの血脈を持つことでも共通するが、目黒記念は同血脈を保持する馬が14年マイネルメダリストから19年ルックトゥワイスまで6連覇しており、21年ウインキートス、22年ボッケリーニと目下2連覇中でもある。

ほか、ステイゴールドの直系が18年3着パフォーマプロミス、19年1着ルックトゥワイス、20年3着ステイフーリッシュ、21年1着&22年3着ウインキートスと直近5年で連続好走。17年1着フェイムゲームにおいても、ステイゴールドの近親であり、ダイナサツシユに遡る同牝系の間柄であったことを特筆できるだろう。


ライラックは、父オルフェーヴル×母ヴィーヴァブーケ(母の父キングカメハメハ)。今年のメンバーでは唯一のステイゴールド直系となるが、父はノーザンテーストの意欲的な配合が特徴の種牡馬であることも強調しやすい。なお、同産駒は延べ3頭が出走してまだ馬券圏内への好走例こそないものの、昨年はディアマンミノルが10番人気4着と健闘。本馬は「父×母の父」の配合が20年3着ステイフーリッシュと似ていることも評価に値する。

バーデンヴァイラーは、父ドゥラメンテ×母ヴィートマルシェ(母の父フレンチデピュティ)。同産駒は目黒記念に初めての出走となるが、父は名牝ダイナカールを介してノーザンテーストを併せ持つ配合が興味深く、昨年の勝ち馬ボッケリーニに倣えば「トニービンを内包するキングカメハメハ系」という観点からも推しやすい。半姉マルシュロレーヌは5歳時に躍進を遂げているだけに、さらなる飛躍を果たしても不思議ない魅力がありそうだ。

アーティットは、父ディープインパクト×母アブソリュートレディ(母の父Galileo)。20年キングオブコージはノーザンテーストの血脈を持たずに勝利したが、同様に不所持の本馬は共通点として母の父に配されたGalileoを挙げられるだろう。もとより本馬はディープインパクトと同牝系、同種牡馬のスタミナを強化した血統構成が特徴でもあり、前走は格上挑戦の立場でオープン勝ちを果たしていたように、長丁場のレースは舞台設定として魅力的。


【血統予想からの注目馬】
ライラック ②バーデンヴァイラー ⑪アーティット

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【重賞データ分析】目黒記念2023 ライラック、ヒートオンビートを最上位に、ほか減点ナシの3頭が続く態勢 2023年5月27日() 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!目黒記念・データ分析 をお届けします!


【馬齢】
2013年以降(過去10年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢をみると、4歳から8歳まで幅広い。その一方、8歳の最高着順は3着まで。6~7歳の2着連対圏入りは、芝2000m以上の重賞において4着以内の善戦・好走歴があった馬に限られる。押さえておきたいポイントのひとつといえよう。

(減点対象馬)
ユーキャンスマイル ⑨ダンディズム ⑫プリマヴィスタ ⑰コトブキテティス

【ハンデ】
2013年以降の1~3着馬延べ30頭の負担重量を確認すると、52~58キロの範囲で収まっている。ただし、57~58キロで2着連対圏を確保したのは、当該距離の重賞で4着以内の善戦・好走歴があった馬だけ。54キロ未満の2着連対圏入りは、ハンデが甘くなりがちな4歳牝馬のみとなっている。今年からの斤量ルール改定(今回の場合はハンデを考慮する前のベース斤量)をどう考えるか、という部分はあるものの、気に留めておきたい傾向ではある。

(減点対象馬)
バーデンヴァイラー ⑪アーティット ⑫プラダリア ⑮アリストテレス ⑰コトブキテティス

【前走距離】
2013年以降の3着以内馬延べ30頭は、いずれも前走で芝の2000m以上のレースに出走していた。これ以外のステップで臨んだ馬は、例外なく複勝圏を逃している。

(減点対象馬)
バーデンヴァイラー ⑧フォワードアゲン ⑨ダンディズム

【前走人気】
2013年以降の1~2着馬延べ20頭は、いずれも前走の単勝人気順位が1ケタだった。レースの格を問わず、前走が単勝10番人気以下だった馬は、連対(2着以内)候補として狙いづらい印象を持つ。

(減点対象馬)
カントル ⑦ディアスティマ ⑫プリマヴィスタ ⑰コトブキテティス ⑱ラストドラフト

【近走成績】
近4走ともG1以外のレースで3着以下に敗れていた馬は劣勢。2013年以降の2着連対圏入りは、2020年2着のアイスバブルだけとなっている。同馬は前年2着のリピーター。当レースでの連対(2着以内)経験がないうえに、G2以下で2着連対圏を逃し続けている馬は、評価を控えめにしたい。

(減点対象馬)
フォワードアゲン ⑫プリマヴィスタ ⑰コトブキテティス

【距離実績】
2013年以降の1~2着馬延べ20頭のすべてに、芝2300~2600m戦での勝利歴、もしくはOPクラスの芝2300~2600m戦において4着以内の善戦・好走経験があった。この条件を満たしていない馬は、疑ってかかるべきだろう。

(減点対象馬)
バーデンヴァイラー ⑧フォワードアゲン ⑫プリマヴィスタ ⑯サリエラ


【データ予想からの注目馬】
上記6項目で減点がないのは、①ゼッフィーロ、④ライラック、⑩ヒートオンビート、⑬セファーラジエル、⑭バラジの5頭。

ライラックを1番手に挙げたい。2013年以降、日経賞からの参戦馬は【2.1.1.8】。そのなかでも、牝馬に限れば【1.1.1.0】と崩れていない。要注目の存在だ。

同じく日経賞組に該当し、なおかつ東京芝2500mの重賞において【0.1.1.0】の実績を持つ、⑩ヒートオンビートも侮れない1頭。以下、①ゼッフィーロ、⑬セファーラジエル、⑭バラジらが続く。

<注目馬>
ライラック ⑩ヒートオンビート ①ゼッフィーロ ⑬セファーラジエル ⑭バラジ

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【ROBOTIPの勝率予測】目黒記念2023 芝2500m×血統指数解析からは、勝率差5ポイント内に全18頭がひしめく大混戦に?! 2023年5月27日() 12:00


こんにちは!ウマニティのROBOTIP開発プロジェクトメンバーの孫権です。
本日は28(日)に行われるG2目黒記念を予想していきたいと思います。

まず、孫権のROBOTIP設定は「血統」の能力指数を100%重視しています。レース条件に応じて、必要な場合には他の能力指数(競走馬・騎手・調教師・馬主・生産者)を配合しますが、基本的には「血統」指数オンリーで展開します。
そして、適性については、血統の「距離適性」「トラック適性」「周回方向適性」「G前の坂の有無適性」を配合します。
以上が、私孫権のROBOTIP設定の基本方針です。

今週は、「距離適性」70%、「トラック適性」30%配合で、とくに2500mという距離にアジャストさせて臨みます。
これによって弾き出された勝率予測は以下の通りです。


孫権ROBOTIPが弾き出した目黒記念全馬の勝率
(順位・馬番・馬名・勝率)

1 ⑯サリエラ        7.72%
2 ①ゼッフィーロ      7.63%
3 ⑬セファーラジエル    7.11%
4 ⑦ディアスティマ     7.10%
5 ③カントル        6.98%
6 ⑪アーティット      6.46%
7 ⑭バラジ         6.32%
8 ④ライラック       6.20%
9 ⑥プラダリア       6.00%
10 ⑩ヒートオンビート   5.97%

11 ⑤ユーキャンスマイル   5.52%
12 ⑱ラストドラフト     5.10%
13 ⑰コトブキテティス    4.15%
14 ⑫プリマヴィスタ     4.11%
15 ⑨ダンディズム      3.98%
16 ②バーデンヴァイラー   3.45%
17 ⑮アリストテレス     3.39%
18 ⑧フォワードアゲン    2.81%


ROBOTIPの基本的な考え方として、平均勝率(18頭立ての場合は5.55%)を上回る馬のみを馬券対象にしますので、今回の目黒記念では上位10頭までが馬券の対象ということに。
勝率の差で隊列を組むと以下の並びになります。

 ⑯①⑬⑦③⑪⑭④⑥⑩


勝率差が示す通り、THE大混戦の様相。
1位(⑯サリエラ)でさえ勝率7%ということもあり、最下位との差でも勝率4.91ポイントという僅少差。各馬間を見ても、最大0.95ポイント差しか生じない、全18頭どこにも溝なしと言ってしまってもいい算出結果になりました。
これだけ線引きできずに全18頭を見渡せてしまう状況下、「基本は内枠から」が鉄則のレースであることも鑑み、今回は変則的に2位①ゼッフィーロに白羽の矢、といきたいと思います。血統指数算出では考慮されない「枠順」に目を向ける作戦が奏功してくれれば......。
馬券は、以下の複勝、馬連計3点(10,000円)で勝負です。
ゼッフィーロは単ではなく、あくまで勝率3位以内唯一の内枠馬ということでの馬券内狙いとします。あとは、当日ほとんど外枠ノーチャンス馬場で迎えられるよう願って好結果を待ちたいと思います。


【孫権の目黒記念勝負馬券】

複勝通常

1点×9000円=9,000円

馬連ながし
①-⑬⑯
2点×500円=1,000円


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ROBOTIPは自分の競馬予想理論に従って6つの能力指数(競走馬・騎手・血統・調教師・馬主・生産者)と、5つの適性(距離・トラック・馬場状態・周回方向・G前の坂)を自由に配合して出走馬の勝率を予測するロボットです。
ROBOTIPはウマニティに会員登録(無料)すると無料でご利用頂けます。
⇒詳しくはこちらへ!
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【ズバリ!調教診断(最終版)】日本ダービー2023 ファントムシーフをトップに、シャザーンほか2頭が続く! 2023年5月26日(金) 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は日本ダービー・調教予想(最終版)をお届けします!


日曜日に行われる日本ダービーの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

ベラジオオペラ【C】
栗東CW併走。ブレの少ないフォーム、トビの大きな走りは健在だが、最後は遅れる形でのゴール。無理をせず手ごたえに余裕を残していたとはいえ、あくまで挑戦者の立場。もう少しネジを締めて欲しかったような気も。その点を踏まえると、評価を上げるには躊躇してしまう。

スキルヴィング【B】
美浦南W併走。直線を向いて間もなくモタつくような場面もあったが、その後は安定したフットワークで走れていた。3頭併せの真ん中で両サイドから圧を受けながらも、最後まで集中力を維持していたことも評価できる。及第点の仕上がりだろう。

ホウオウビスケッツ【B】
美浦南W単走。適度な前傾姿勢を保って走れていたし、鞍上の軽い促しに対しても、きちんと反応していた。厳しく見れば、もっと後肢を使って欲しいが、大きく割り引くほどではない。概ね自身のパフォーマンスは示している印象。この馬なりに順調だろう。

トップナイフ【B】
栗東CW併走。頭の位置こそ高めだが、1週前に比べると競る意欲が出てきたし、仕掛けに対する反応も良くなっている。派手さはないものの、ブレの少ないフォームでジワジワと脚を伸ばす姿をみるに、距離延長自体は問題なさそう。侮れない1頭だ。

ソールオリエンス【A】
美浦南W併走。前進気勢が強いなかでも折り合いはついており、この馬とすればコーナリングと手前変換もスムーズだった。四肢の動きに淀みはなく、踏み込みもしっかりしている。集中力が高く、ラストの反応も良かった。いい態勢で本番に臨めそうだ。

ショウナンバシット【B】
栗東CW併走。中身の濃い攻めを1週前に施した効果もあってか、当時の反応の鈍さが大分解消され、後肢の送り出しも良くなった。最後まで気を抜かずに走れていたのもいい傾向。前回よりデキが劣るという印象はなく、あとは実戦に行っての集中力次第。それが焦点となろう。

フリームファクシ【B】
栗東CW併走。鞍上と息が合わなかったのか、少しモタつく場面も。手ごたえ劣勢で終えた点もいただけない。ただ、四肢の回転は悪くなく、ゴール前の脚どりもしっかりしていた。判断するに難しいが、上々の動きを披露した1週前追い切りを加味してのB判定とする。

メタルスピード【B】
美浦南W併走。ひと蹴りごとの進みが大きく、先行する僚馬に楽々と追いつく。併せた際に若干の硬さが見られたものの、許容範囲の部類。折り合いは欠いておらず、ラストの反応も悪くなかった。少なくとも、前回のデキを下回るということはない。

グリューネグリーン【C】
美浦南W併走。リラックスしているし、四肢の回転も滑らか。反面、一旦抜け出して1頭になってからは、今ひとつ気持ちが乗らないような走り。併走相手のライラックと馬体を並べて終える形は予定通りなのかもしれないが、何かしら物足りなさを覚える内容だった。

シャザーン【A】
栗東坂路単走。サッと流す程度の内容ながら、整ったフォームでキビキビと登坂。少しこわばった様子に見えた前回の最終追いに比べると、リラックスして走れており、そのぶん体の使い方が良くなったように感じる。ラストの反応も上々。いい雰囲気で東上できそうだ。

ハーツコンチェルト【B】
美浦南W単走。ムキになることなく、きちんと折り合いをつけて走れていたのは良い傾向。ひと頃見られた硬さが解消され、本来の伸びやかなフォームを取り戻してきている。このひと追いでさらに上向くようであれば、面白い存在になるかもしれない。

タスティエーラ【B】
美浦南W併走。強い前進気勢を示したかと思えば、抜け出してから気を抜く仕草を見せるなど、難しい面は相変わらず。とはいえ、脚元の動きは力強く、フォームも安定している。デキ落ちという印象はなく、ようは実戦でジョッキーが上手にコントロールできるか否か。その1点に尽きる。

シーズンリッチ【B】
美浦南W併走。パートナーを気にするなど、幼い面を出しながらも、いい意味での荒々しさがあり、フットワークは上質。ラストの反応と伸びも悪くなかった。本格化はまだ先かもしれないが、素材の良さが垣間見える内容。ぞんざいには扱えないように思える。

ファントムシーフ【A】
栗東CW併走。やや首が高い走法はいつものこと。コーナーから気合乗りが良く、僚馬を捉えに行く際の動きも鋭い。相手が抵抗する素振りを見せると、馬自ら脚いろを強め、最後は体勢有利の形でゴール。ガッツリ追えば、まだまだ伸びそうな余韻を残しているのもいい。好気配。

ノッキングポイント【B】
美浦南W併走。気負いがちではあるが、3頭併せの真ん中でも臆することなく走れていた点は評価できる。1週前に見せた可動域の広いフォームも光るものがあった。調整は順調に進んでいる様子なので、あとは実戦で気分を損ねず運べるかどうか。そのあたりが好凡走の鍵を握る。

パクスオトマニカ【C】
美浦南W単走。単走表記だが、併せ馬に近い形の追い切り。脚元の動き自体は悪くないのだが、目標とする僚馬に待ってもらったにもかかわらず、追いつくまでに時間を要していたのは気がかり。実戦向きのタイプとはいえ、今回は期待よりも不安のほうが大きい。

ドゥラエレーデ【B】
栗東坂路単走。直線の中盤あたりまでは、口向きの悪い面を出していた。その点はいただけないが、ラストにかけてのトビの大きな走りは秀逸。これを見せられると、安易に低評価をつけることはできないように思える。判断に悩ましいが、今回はB判定としておきたい。

サトノグランツ【A】
栗東坂路単走。21日に実質的な最終追いを施しているので、軽めの調整。細かい部分で雑なところはあるが、四肢のさばきは力強く活気も適度。終盤の軽い促しに対する反応も良かった。1週前追いで見られた、前さばきの硬さが解消されつつあるのも好印象。上々の仕上がり。


【調教予想からの注目馬】
A判定は4頭。1番手は⑭ファントムシーフとする。この中間は負荷の強い攻めを増やし、なおかつ好調教を連発。とりわけ、古馬OP勢を一蹴した1週前追い切りの内容は圧巻だった。動きも上質で、かなり良いデキに仕上がっている様子。高く評価したい1頭だ。

除外覚悟で日本ダービーに照準を合わせて調整を施し、陣営の目論み通りに状態を上げてきた⑩シャザーンを次位評価。高いレベルでデキを維持している⑤ソールオリエンス、中2週の間隔ながら丹念に調整された⑱サトノグランツも注目に値する。

<注目馬>
ファントムシーフ ⑩シャザーン ⑤ソールオリエンス ⑱サトノグランツ

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ライラックの関連コラム

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エリザベス女王杯は大外枠のジェラルディーナが突き抜けて完勝。連続開催のAコースに加えて雨が降ったことで一気にタフ化&外伸び化した馬場を利して、勝ち馬以下、外を回した組が上位を独占した。

2着ライラック、同着のウインマリリン、4着アカイイト、5着ナミュールまでいずれも2ケタ馬番&外を回したことが好走に繋がった。逆に外枠から内にこだわったルビーカサブランカは実にもったいなかった。残念ながら6着に敗れたデアリングタクトはむしろ健闘といっていい内容で、次走以降に希望を持たせた。

勝ったジェラルディーナは父モーリス、そして母はジェンティルドンナ。血統背景からもデビュー時から注目を集めていたが、4歳秋を迎えてようやく本格化。前走のオールカマーで待望の重賞初制覇を果たすと、一気にG1も射止めてみせた。

考えてみればモーリス自身も早期から期待を集め2歳重賞でも1番人気に支持されるほどだったが、結局3歳シーズンは目立った活躍をできず、本格化は4歳になってから。怒涛の7連勝で春秋のマイルG1に加えて香港マイル、さらにはチャンピオンズマイルを制し、5歳秋には天皇賞(秋)香港カップと中距離G1タイトルを獲得した。

産駒も父に近い成長曲線をたどることが多く、ピクシーナイトは3歳春から活躍したものの、NHKマイルCでは見せ場なく敗れ、G1を制したのはやはり秋になってから。ジャックドールもクラシックには間に合わなかったものの、怒涛の5連勝で金鯱賞を制し、今後のさらなる活躍が期待されている。

これから…という意味ではラーグルフも注目の存在。ホープフルS3着と2歳時から素質の一端を見せたものの、クラシックでは出番がなく、ココからが本番といったところだろう。来年の今ごろは中距離重賞、あるいはG1戦線に再度乗ってきているかもしれない。

最近は休養を挟み目標へ向けて調整するパターンが主流になっているが、使いつつ力をつけて行く「反主流のモーリス産駒」の活躍には今後も期待したい。

~マイルCS展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はマイルチャンピオンシップ。注目馬はコチラ。

ソウルラッシュ松山弘平騎手)

注目はソウルラッシュ&松山騎手。
春の安田記念では13着と大敗を喫しているが、有利な外枠から内に入れてしまい、3コーナー、さらに直線で再三の不利を受けてのもので度外視OK。もともと急坂コース向きのパワータイプで、重賞を制している阪神芝1600mはベスト条件だろう。荒れ馬場も向いており、前走から騎乗する松山騎手もソツがなく、外国人騎手相手でも互角の戦いを挑める。人気は中穴程度に留まりそうだが、好勝負になる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。


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2022年11月10日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック エリザベス女王杯2022
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



11月13日(日)阪神11R 第47回エリザベス女王杯(3歳以上G1・牝・芝2200m)

【登録頭数:23頭】(フルゲート:18頭)


<前走:秋華賞出走馬>(中3週)

スタニングローズ(1着、488kg(±0kg))<C>
この中間も坂路での調整。走りやすそうな馬場で行われた1週前追い切りでは、硬さが見られ前走時ほどの迫力がなく、上積みまではどうか。

ナミュール(2着、446kg(+20kg))<A>
前走は+20キロと馬体が増えていて、坂路での動きもやや重かった。この中間も坂路で追い切られているが、1週前追い切りでは迫力満点で力強く坂路を駆け上がる姿をアピール。前走からの上積みはかなり大きい。

ライラック(10着、432kg(-2kg))<B>
休み明け3戦目で今回も輸送が控えるが、この中間も長めから3本好タイムを計時、1週前には強めに追われて好時計をマークした。小柄な馬でこれだけ追えているだけでも、出来が良い証。




<前走:府中牝馬S出走馬>(中3週)

イズジョーノキセキ(1着、466kg(+6kg))<A>【優先出走馬】
追い切りではやや重さが残る動きだった前走を勝利。この中間、1週前追い切りでは初コンビを組むルメール騎手が騎乗して追われることはなかったが騎乗で追われたが、持ったままで楽に先着と出来は前走以上。

アンドヴァラナウト(3着、448kg(+14kg))<C>
馬体重の増減が大きい馬で、前走+14キロも馬体が戻っただけで、パドックではトモが寂しく細く映った。この中間は、1週前追い切りはCWで強めに追われて好時計をマークしている。ただ、日曜日の坂路での追い切りがいつもよりも軽めになっているあたりからすると、ちょっと強くやり過ぎたか。

クリノプレミアム(8着、496kg(+12kg))<C>
1週前は単走で動きは悪くなかったが、ここ2戦と比べると追い切りの時計が控えめ。あまり経験のない関西への輸送があるので、いつも通りではない点がマイナスになりそう。

アカイイト(10着、528kg(+16kg))<E>
昨年の勝ち馬で府中牝馬Sからのローテーションも一緒。相当大柄な馬で、昨年も今年も府中牝馬Sではかなり太く余裕がある馬体だった。昨年と違う点は、前走後の追い切り内容。府中牝馬S後に坂路でビシビシと強めに追われて好時計を連発していた昨年に対し、今年は馬なりでの調整のみとなっている。時計も平凡な内容のみで、明らかに昨年とは調整過程が異なっている。

ローザノワール(15着、476kg(+2kg))<C>
もともと追い切りでは速い時計の出る馬だが、1週前追い切りでは坂路で一杯に追われて好時計。ただ動きのほうに目を向けると、スピードが勝ったタイプとの印象はぬぐえず、初距離の2200mは長い感じがする。




<前走:オールカマー出走馬>(中6週)

ジェラルディーナ(1着、464kg(+6kg))<B>
この中間もCWで好時計が出ていて出来は変わりなく良さそう。ただ首が高めの走りで時計ほど終いの伸びはない感じ。

ウインキートス(3着、476kg(+2kg))<D>
昨年と同じオールカマーからの参戦も、1週前追い切りではいつもは使わないPコースでの追い切り。ここにきて、いつもと違う調整過程での仕上げはプラスにならない。

デアリングタクト(6着、484kg(+4kg))<A>
休み明けの前走時は単走での調整ばかりだったが、この中間は1週前に3頭併せで追い切られ、終い抜かせない勝負根性を示して良い動きを披露していた。前走を叩いての上積みが感じられる。




<前走:クイーンS出走馬>(3ヶ月半)

テルツェット(1着、436kg(+4kg))<C>
昨年同様クイーンSを勝っての参戦。1週前追い切りでは南Wで併せ馬で追われたが、終い伸びきれておらず、物足りない動きに感じられた。

ルビーカサブランカ(4着、474kg(-2kg))<D>
追い切りでは好時計が出て、併せ馬で先着することも多い馬だが、この中間は併せ馬での遅れが多い。1週前追い切りでも、軽量の見習い騎手が騎乗しているにもかかわらず、動きが重くモタモタした感じで、良い時の状態にはなさそう。




<前走:その他のレース出走馬>

ウインマリリン札幌記念:3着、488kg(+12kg)3ヶ月)<B>
札幌記念からの参戦で、この中間はかなり乗り込まれている。時計も優秀で出来は良さそう。ただ、関西圏での競馬は実績がなく割引。

フィオリキアリ札幌記念:8着、458kg(+8kg)3ヶ月)<D>【除外対象馬】
除外対象で、間隔が空いている割に乗り込み量が少なすぎる。

ウインマイティー京都大賞典:3着、486kg(+2kg)中4週)<B>
この中間もDPコースでいつも通りの調整。叩き2戦目での上積みも期待できそう。

ピンハイ(西宮S:1着、414kg(+12kg)中3週)<C>
前走では馬体が増えていたがそれでも小柄な馬で、この中間も坂路での時計は物足りない。上積みはあまり期待できそうにない。

マジカルラグーン(ヨークシャーオークス:5着、3ヶ月)<C>【外国馬】
外国馬でこの中間は速い時計は出していない。最終追い切りを芝コースで追われ、そこで良い動きを見せてくるようなら押さえたいところだが。

ホウオウエミーズ(新潟牝馬S:1着、448kg(±0kg)中2週)<A>
関東馬で、南Wコースで追われた1週前には、大外を手応え抜群に通って、併走相手を楽に突き放してみせた。前走勝ちの勢いそのままに、ここも出来良く迎えられそう。

ソフトフルート(新潟牝馬S:7着、502kg(+18kg)中2週)<D>【除外対象馬】
前走時馬体が大きく増えていた割に、この中間は金曜に馬なりでの追い切り1本。上積みは感じられない。

シャムロックヒル(新潟牝馬S:9着、510kg(+4kg)中2週)<C>【除外対象馬】
休み明け2戦目で、1週前追い切りでは好時計マークも、追われてからの反応がまだ鈍い。

サンテローズ(関ケ原S:1着、510kg(+10kg)中5週)<B>【除外対象馬】
この中間も坂路で好時計。速い時計を出す厩舎だが、動きも力強く出来は引き続き良さそう。

コトブキテティスアルゼンチン共和国杯:12着、444kg(±0kg)連闘)<D>【除外対象馬】
先週出走で、パドックでは好馬体を見せていた。ただ軽ハンデであの結果では、ここに入っても厳しい。



※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ナミュールイズジョーノキセキデアリングタクトホウオウエミーズの4頭をあげておきます。



◇今回は、エリザベス女王杯編でした。
エリザベス女王杯過去10年の連対馬を、ローテーションから見てみると最も間隔が空いていた馬が2020年勝ち馬のラッキーライラックで3ヶ月。その他の馬たちは、中6週以内にレースを使われていて、古馬は府中牝馬S勢が中心(10頭)、オールカマーが3頭の状況。3歳馬に関しては、秋華賞経由がほとんどで5頭、鳴滝特別からが1頭という結果になっていました。春からの休み明けで使ってくる馬が多くいる天皇賞(秋)秋華賞とは違い、前哨戦を一度使われて本番に臨んでくる馬が多い菊花賞に似た感じの傾向があるレースという印象です。
調教に関しては、連対馬20頭のうち、1週前に強めに追われていた馬は11頭、馬なりでの調整は9頭。そして最終追い切りに関しては、強めに追われていた馬が6頭、馬なりでの調整が14頭という内訳に。さらに過去10年の勝ち馬のみに絞って見てみると、1週前に強めに追われていた馬5頭、馬なり5頭、最終追い切りを強めに追われていた馬2頭、馬なり8頭となっています。
この結果から見えてくる、勝ち馬に向いている理想的な調整は、1週前に強めに追われて直前は馬なりで余裕を持たせた内容、ということになりそうです。なお、過去10年の勝ち馬の中で、最終追い切りで強めに追われていたクイーンズリングアカイイトに関しては、1週前、最終追い切りともに前走時から時計がガラリと良化し、明らかに変わり身が感じられるデキとなっていました。直前で強めに追われてきている馬に関しては、前走時の調教内容を上回っていることが条件となりそうです。
そして今年は、海外調教馬が1頭出走予定ですので、過去の外国馬の調教内容に関しても少し触れておきます。調べてみるとこのレースを連覇したスノーフェアリーは、2年連続京都の芝コースで追い切られていました。ダートコースで追い切られていたその他の外国馬は見せ場なく敗れていますので、外国馬に関してはレースと同コースで好内容の調教が行われていた場合に好走可能性ありとみて良いのかもしれません。
最後に今年の出走予定馬を見てみても、過去10年同様に秋華賞、府中牝馬S、オールカマーといった前哨戦を使われて本番に臨む馬が半分以上を占めており、上記ローテーション・データに当てはまる馬の好走が期待できそうです。予想の参考の一つにしていただければと思います。

👑今年のエリザベス女王杯は、競馬を最後まで愛されていたエリザベス女王陛下も日本の空の上から楽しんで頂ける、そんなレースになるのではないかと思っています。



エリザベス女王杯出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年10月10日(月) 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年10月10日号】特選重賞データ分析編(327)~2022年秋華賞
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 秋華賞 2022年10月16日(日) 阪神芝2000m内


<ピックアップデータ>

【前走の4コーナー通過順別成績(2017年以降)】
×4番手以内 [0-2-1-31](3着内率8.8%)
○5番手以下 [5-3-4-40](3着内率23.1%)

 脚質が明暗を分けそう。2017年以降の3着以内馬15頭中12頭は、前走の4コーナー通過順が5番手以下でした。ちなみに、前走の4コーナー通過順が4番手以内、かつ父がディープインパクト以外の種牡馬だった馬は2017年以降[0-0-0-23](3着内率0.0%)と3着以内なし。該当馬は思い切って評価を下げた方が良いかもしれません。

主な「○」該当馬→スターズオンアースプレサージュリフトライラック
主な「×」該当馬→ウォーターナビレラサウンドビバーチェスタニングローズ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「オークスにおいて5着以内となった経験がある」馬は2017年以降[5-3-1-7](3着内率56.3%)
主な該当馬→スターズオンアーススタニングローズプレサージュリフト

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2022年5月19日(木) 09:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック オークス2022  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



5月22日(日) 東京11R 第83回オークス優駿牝馬)(3歳G1・牝馬・芝2400m)

【登録頭数:21頭】(フルゲート:18頭)


<前走:桜花賞出走馬>(中5週)
スターズオンアース(1着、470kg(-4kg))<B>【優先出走馬】
この中間もいつも通り南Wでの調整。近走レースで騎手がコロコロ乗り替わっているところは気になるが、追い切りではここ2戦同様に杉原騎手が追い切りに騎乗してスムーズな走りを見せている。左回りのほうが行きたがる感じが少なく、時計も優秀で併せ馬でも先着と調整過程に問題はなさそう。

ウォーターナビレラ(2着、464kg(-14kg))<C>【優先出走馬】
前走はこれまでと違い直前も強めに追ってきて勝負気配があり、馬体重こそ大きく減っていたが太め感はなく仕上がりも良かった。この中間は、1週前に武豊騎手が騎乗して併せ馬で追われるも手応え抜群の併走相手に何とか併入と、動きに関して物足りない印象を受けた。

サークルオブライフ(4着、482kg(+6kg))<B>【優先出走馬】
この中間は日曜日も長めから速い時計を出していて、前走時以上の入念な乗り込み。1週前も南Wで好時計が出ており、久しぶりの関東での競馬で巻き返しに期待がもてる仕上り。

ピンハイ(5着、406kg(-8kg))<B>【優先出走馬】
前走は勝ち馬と同じような位置取りから、直線同じような伸び脚を見せての5着と予想以上に能力は高い。小柄な馬で乗り込み量は少ないが、1週前追い切りでは前半かなり遅いペースで行きたがるところを抑えつつ先着と、仕上がりは良く映る。長く良い脚を使うというよりは切れる脚がある馬で、距離延長での折り合いと終いの脚の使いどころが鍵になりそう。

ベルクレスタ(7着、460kg(-4kg))<A>【収得賞金順(⑦)】
ここ2戦は調教での遅れが多かったが、この中間は2週前、1週前と好時計で先着。動きを見ても、1週前は内を回ったとはいえ手応えに余裕のある先着で、やっと良い出来に戻ってきた感じ。

ナミュール(10着、426kg(-4kg))<A>【収得賞金順(①)】
この中間も牧場でギリギリまで調整しての帰厩。1週前追い切りでは坂路で抜群の伸び脚を見せていて、出来自体は今回も悪くない。2戦2勝の左回りで巻き返しが期待できそう。

プレサージュリフト(11着、460kg(-4kg))<B>【収得賞金順(③)】
この中間乗り込み量は少ないものの前走時よりも内容良化。1週前追い切りではスッと反応良く伸び、日曜日にも坂路でかなり速い時計を出している。関東での競馬はプラスになる。

ライラック(16着、426kg(+6kg))<D>【収得賞金順(③)】
1週前追い切りでは鞍上の手が激しく動いていたが、持ったままの併走馬に先着できず。走りに力強さもない。




<前走:フローラS出走馬>(中3週)
エリカヴィータ(1着、442kg(+4kg))<B>【優先出走馬】
1週前は南Wで追われる。首が高い走りだが力強さがあり、前走の反動は感じず。

パーソナルハイ(2着、456kg(-2kg))<D>【優先出走馬】
今年に入って3戦と使い詰めできている。この中間は坂路での時計が平凡で、終い伸びきれず。

シンシアウィッシュ(3着、428kg(-4kg))<D>【抽選対象馬(1/4頭)】
小柄で体重が減り続けている。この中間は軽めの調整となっていて上積みはなさそう。

ルージュエヴァイユ(5着、444kg(-6kg))<B>【収得賞金順(⑧)】
中3週もこの中間も週2本速い時計を出していて調整は順調。ただ走りが硬く、力強さがない。

ホウオウバニラ(7着、416kg(-10kg))<D>【抽選対象馬(1/4頭)】
小柄な馬が前走でさらに大きく馬体が減ってしまった。軽めの調整となった1週前追い切りでは、伸び脚も甘く映った。




<前走:フラワーC出走馬>(中8週)
スタニングローズ(1着、474kg(-2kg))<A>【収得賞金順(②)】
2歳時は重賞でも好走するも勝ち切れないレースが続いたが、今年に入ってからはキッチリと2連勝。賞金加算に成功し、前走から無理せずここを目標に順調な調整。坂路でも好時計が出ていて、良好な仕上がり。

ニシノラブウインク(2着、462kg(+6kg))<A>【収得賞金順(⑥)】
この中間、南Wで長めから好時計が出ていて前走以上の内容。1週前追い切りでも無理なく終い好時計と上積みが窺える。



<前走:その他のレース出走馬>
アートハウス(忘れな草賞:1着、474kg(+10kg)中5週)<A>【収得賞金順(⑤)】
2走前は乗り込み本数も少なくマイナス体重で馬体も緩かったが、前走時は乗り込み豊富でプラス体重も馬体が締まっていてデキがかなり違った。この中間も2週前、1週前とCWを長めから好時計マークと引き続きデキ良好。大外の内に併せて終いの抜群の伸び脚をアピールした1週前追い切りの動きからは前走以上を窺わせる。

シーグラス(忘れな草賞:6着、412kg(±0kg)中5週)<C>【収得賞金順(⑧)】
この中間は馬なりで軽めの調整。強めに追えないのは、今回は関東圏での競馬ということもあって馬体を減らしたくないところもあるのではないか。1週前追い切りは動き自体は悪くないものだったが。

コントディヴェール(スイートピーS:2着、464kg(-2kg)中2週)<C>【抽選対象馬(1/4頭)】
3戦連続関東圏での競馬で、今回も中2週で輸送を控える。調整は難しそうだが、1週前にしっかりと時計を出しており、タフなところはあるようで調子落ちは思ったほど見受けられなかった。

サウンドビバーチェチューリップ賞:4着、474kg(±0kg)中10週)<B>【収得賞金順(⑧)】
チューリップ賞から間隔が空いた割には乗り込み量は少ない。動きを見ても特に目立つところはないが、キッチリ先着を果たしていて出来自体は上々。この中間は坂路中心からCW中心の調整に変えてきているくらいなので、距離を意識しているところはありそう。

ラブパイロー(ミモザ賞:1着、474kg(+2kg)中7週)<D>【収得賞金順(⑧)】
前走から中7週となるが目立つ時計はなく、1週前の南Wでの追い切りも平凡な時計。

ルージュリナージュ(ミモザ賞:3着、424kg(-6kg)中7週)<D>【抽選対象馬(1/4頭)】
前走から間隔が空いたが、小柄な馬で乗り込み量は少なく、この中間は強めの追い切りがない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、スタニングローズアートハウスベルクレスタナミュールニシノラブウインクの5頭をあげておきます。



◇今回はオークス編でした。
時が過ぎていくのは早いもので、エリンコートが勝ったオークスから11年になります。そのとき生後3ヶ月半で初めて競馬場に行った長男も、小学6年生となりますのでそれだけ自分も歳をとったことになります。当時、競馬場の馬主席に招待してくださった本人が所有するエリンコートが勝利し、馬券も大当たりして、口取りにも参加させてもらえて、あの日の『奇跡』はこれだけ時間が過ぎた今でも鮮明に記憶に残っています。そして、その1年前にあの場所でその馬主さんとお話する機会がなければ、予想家くりーくは存在していなかったかもしれません。現在はコロナで自由に行動できませんしリモートで済んでしまうことも多くありますが、行動してその場所に行って目の前で会話することで得るものは計り知れません。ですので、これからもできる限り動き回って、いろんな場所に現れたいと思っています。



オークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年4月7日(木) 09:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 桜花賞2022 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



4月10日(日)阪神11R 第82回桜花賞(3歳G1・牝馬・芝1600m)


【登録頭数:22頭】(フルゲート:18頭)


<前走:阪神JF、フェアリーS 出走馬>

ラブリイユアアイズ(阪神JF2着 428kg(-10kg)4ヵ月)<C>【収得賞金順②】
馬体が減り続けていて、乗っている調教助手がかなり大きく見えるくらい小柄に映ったのが前走時。それでも、走りはしっかりしていて動きは良かった。この中間はトライアルを使わず本番に直行のため乗り込み量は豊富。ただ1週前の追い切りの動きを見ると体重の軽い坂井騎手が騎乗しているにも関わらず、動きが重く見えた。

ライラック(フェアリーS1着 420kg(-4kg)3ヶ月)<B>【収得賞金順④】
2走前にも関西へ輸送していて馬体が大きく減っていて今回も減る懸念はあるが、そのあたりが考慮され間隔を空けているぶん、乗り込み量豊富。1週前には終い強めに追われて伸び脚も良く、出来は悪くない。




<前走:チューリップ賞 出走馬>(中4週)

ナミュール(1着、430kg(±0kg))<A>【優先出走馬】
前走時の追い切りでもそうだったが、迫力満点の動きをする馬でこの中間も1週前追い切りで見せた動きは抜群だった。あとは馬体もそれほど大きくはないので、大きく馬体が減らなければ。

ピンハイ(2着 414kg(-6kg))<C>【優先出走馬】
小柄な馬でこれ以上馬体は減らしたくない。この中間は、1週前追い切りでは終い行きたがる面を見せていて不満の残る動き。

サークルオブライフ(3着 476kg(-2kg))<A>【優先出走馬】
前走時はこれまで追い切りに乗ったことのないデムーロ騎手が騎乗しての最終追い切りで、少しコントロールができていなかった。この中間は中4週でも乗り込み豊富で、1週前追い切りでは併走相手を抜かせないようなしぶとい動きを披露。名牝を何頭も送り出してきた国枝厩舎だけに、ここはキッチリ仕上げてきた印象を受ける。

ウォーターナビレラ(6着 478kg(+8kg))<B>【収得賞金順①】
最終追い切りは軽めの調整で出走してくる馬。それだけに、1週前追い切りが出来を左右するが、前走時よりも終いの伸び脚が良く、叩き2戦目での上積みはありそう。




<前走:フィリーズレビュー 出走馬>(中3週)

サブライムアンセム(1着 476kg(-2kg))<B>【優先出走馬】
追い切りでは時計も速く、迫力のある動きを見せる馬だが、パドックではうるさい面を見せるので気性的にこの距離は向かない感じがある。1週前追い切りの動きもかなり良く、出来自体は悪くなさそうではあるが。

ナムラクレア(2着 466kg(+12kg))<C>【優先出走馬】
前走時、そして今回と距離を意識してなのか、1週前追い切りをCWに変えてきた。坂路でも速い時計の出る馬なのでCWでもかなり速い時計が出ているが、本質的に短距離のほうが向いていることには変わりない感じがする。

アネゴハダ(3着 438kg(-6kg))<D>【優先出走馬】
使い詰めできており、前走時のパドックでもトモが寂しく、馬体はこれ以上減らしたくないところだろう。坂路では速い時計が出るタイプで、マイルは長い印象。




<前走:アネモネS 出走馬>(中3週)

クロスマジェスティ(1着 470kg(+2kg))<D>【優先出走馬】
1週前追い切りでは計測不能で時計は確認できず。動きを見ると、前走時のような素軽さと伸びが感じられず物足りないものだった。前走時のパドックでもテンションが高く、今回初めての長距離輸送も控えているのでプラスになる材料が少ない。

ラズベリームース(2着 500kg(+16kg))<B>【優先出走馬】
休み明けの前走では馬体が16kg増えていたが、パドックでは太め感はなく成長分として考えても良さそう。追い切りの時計も引き続き良く、上積みに期待。

アリシアン(6着 484kg(-4kg))<D>【抽選対象馬(2/6頭)】
前走のパドックではうるさい面を見せていた馬で、この中間は軽めの調整。長距離輸送も経験がなく、上積みは見込めそうにない。


<前走:クイーンC 出走馬>(中7週)

プレサージュリフト(1着 464kg(+12kg))<C>【収得賞金順③】
馬体が大きく増えていた前走から中7週でここを迎える。牧場でも調整されていたとは思うが、輸送を控えた状態での1週前追い切りがそれほど強いものではなかった点が案外。内にササる面を意識してということだったのかもしれないが、前走好走の反動が気になる。

スターズオンアース(2着 474kg(±0kg))<A>【収得賞金順⑤】
追い切りでは遅れたことがない馬で、この中間も2週前、1週前と併せて先着。1週前の動きも抑えきれないくらい気合いが入っていて走りも力強く、出来は引き続き良さそう。

ベルクレスタ(3着 464kg(-2kg))<C>【収得賞金順⑧】
この中間乗り込み量は豊富も、1週前追い切りでは引っ張ったままの併走相手についていくのがやっとの内容。前走時の調教でも遅れが多く、2歳時のような勢いが感じられない。




<前走:その他のレース出走馬>

アルーリングウェイ(エルフィンS1着 454kg(-4kg)中8週)<A>【収得賞金順⑥】
エルフィンSから間隔も十分あり、この中間の乗り込み量は豊富。1週前の動きを見ても坂路で抜群の伸び脚を見せていて出来は前走以上。

フォラブリューテ(紅梅S1着 440kg(+2kg)3ヶ月)<C>【収得賞金順⑦】
前走から間隔が空いている割に牧場から戻すのが遅い感じ。1週前の動きを見ても、前走時の終いの伸びと比べ、モタモタ、フラフラした感じで動きに鋭さがない。

カフジテトラゴン(1勝クラス6着 450kg(±0kg)中2週)<D>【抽選対象馬(2/6頭)】
1週前追い切りでは坂路で好時計をマークしたが、走りに力強さがない。

カランセ(ミモザ賞5着、462kg(-12kg)中1週)<D>【抽選対象馬(2/6頭)】
前走休み明けで大きく馬体を減らし、そこからの中1週で輸送もあるとなると、上積みできる時間がない。

グランスラムアスク(1勝クラス1着 452kg(-6kg)中3週)<D>【抽選対象馬(2/6頭)】
休み明けの前走時も乗り込み量は少なく、この中間も追い切り時計に良化窺えず。叩き2戦目でも上積みは薄い。

パーソナルハイ(フラワーC6着 464kg(+2kg)中2週)<B>【抽選対象馬(2/6頭)】
休み明けの前走時は、追い切りで好時計が出ていた。この中間も、中2週となるが先週の金曜日に坂路でかなり速い時計が出せていて、叩き2戦目での上積みが期待できそう。

ビジン(未勝利1着 458kg(+2kg)中8週)<E>【抽選対象馬(2/6頭)】
前走から間隔が空いている割に、乗り込み量が少なすぎる。今週出走する馬の調整ではない。



※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ナミュールサークルオブライフスターズオンアースアルーリングウェイの4頭をあげておきます。



◇今回は、桜花賞編でした。
近年の競馬では、アーモンドアイリスグラシューラヴズオンリーユーなど海外でも活躍できる牝馬が多く誕生しています。
「使われ方」の性差を考えた場合、クラシック路線だけみても、牡馬は賞金を加算したら無理せず皐月賞に直行したり、皐月賞もパスしてダービー一本に絞ったりと、有力馬がトライアルを使ってくる印象があまりありません。一方で、牝馬は2歳で阪神ジュベナイルフィリーズを目指し、3歳になれば有力馬はチューリップ賞か桜花賞に直行、という馬が依然として多いように思います。チューリップ賞で有力馬同士の直接対決が見られることも多く、関東馬であれば輸送を経験することによってたとえ負けても精神的に強くなっていくのだと思います。牡馬は引退後に種牡馬になるためあまり成績を汚したくないというのも分かるところなのですが、リスグラシューラヴズオンリーユーのように海外で活躍できる馬を作るには、若い時期に様々な経験を積み、強くしていくという考えを持たなければならないのではと感じてしまいます。そうでなければ、凱旋門賞を勝てる牡馬は出てこないのではないかと思いますし、ファンの立場からしても半年に1回しかレースに出てこないような馬よりは、1~2ヶ月に1回は競馬場で走ってくれる馬の方が愛着も生まれます。強い馬でも負けることはありますし、そこから復活して強い競馬も見せてくれるからドラマが生まれるのだと思います。完璧を求めるよりも経験を積み強くなっていく――そういう姿をこれからたくさん見せていってもらえればと願っています。

桜花賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年1月14日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】出遅れてマクる”デムスペ”連続炸裂は好調の証/京成杯展望
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バカンス明けでまだ眠っているルメール騎手と比べ、年明けからデムーロ騎手が目立っている。月曜のフェアリーSではライラックに騎乗し、お得意のマクリ戦法で外から差し切りを決めた。

先月の阪神JFをサークルオブライフで制すると、翌週にはミスニューヨークターコイズSを制覇、そして今回はライラックフェアリーSを制覇と、短期間で重賞3勝の固め打ち。地方にはなるが東京大賞典ではオメガパフュームで4連覇の偉業を達成しており、好調期に突入しているとみて良さそうだ。

~デムーロ騎手はむしろ出遅れた方が良い

筆者はしばしば、「デムーロ騎手は出遅れた方が良い」と言うのだが、別に冗談ではなく本当の話。デムーロ騎手がなぜよく出遅れるのかはわからないが、本来であればネガティブな出遅れも、デムーロ騎手にとっては決して悪い話ではない。

なぜなら、デムーロ騎手は馬群の中ではなく、オープンなスペースで馬と呼吸を合わせるのが得意だからだ。したがって、(特に内枠で)キレイにスタートを決めてしまうと馬群の中に入ることになってしまい、上手くコンタクトを取れない。一方で、出遅れることにより馬群に入らず、スタートから上手く馬との呼吸を整えることができる。前半でリラックスできるので、後半の伸びに繋がる。

こんなジョッキーは他にはいないのでかなり特殊ではあるのだが、実際ミスニューヨークライラックの2頭で、中山マイル戦としてはかなり非常識と思える最後方から外を押し上げる競馬で重賞を2勝。人馬一体というか、馬と友達という感じのデムーロ騎手の騎乗ぶりは、JRAの中では唯一無二と言える。

なお、月曜日は他のレースでも連続で馬券に絡んでおり、フェアリーSを含め6戦して5回馬券圏内。

1レースのレオンラファールでは、スタートで立ち遅れて呼吸を整えると、そこからマクって4角先頭から押し切り、5番人気1着。5レースのルールオブルーラーこそスタートを決めて内枠を生かし8番人気3着と好走したが、10レースの迎春Sではやはりスタートで行き脚がつかず後方からの競馬となり外から押し上げて3着。11レースは前述通りライラックで最後方からマクって重賞制覇。最終レースのコスモアディラートでも、やはり出遅れ。4コーナーで一気に動く得意パターンで3着を確保した。

いわば出遅れて外から動くデムーロスペシャル。これがよくハマるときは「好調のデムーロ騎手」と判断して良い。デムーロ騎手は好不調が割とハッキリとした、バイオリズム重視ジョッキー。見極めが大事になるので、今は買いの時期とみて良さそうだ。

(各騎手の詳細な特徴については『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』をご覧下さい)

京成杯の注目馬

最後はいつも通り今週末の注目馬で締めたい。今回は京成杯からこの馬を。

テンダンス和田竜二騎手)

前走の東スポ杯ではスローの好位から上手く立ち回って3着を確保。東スポ杯は勝ったイクイノックス他比較的メンバーが揃っており、5着だったレッドベルアームが先週のシンザン記念で3着と好走、テンダンスの走りも評価して良い。半兄はカデナで、本馬も器用さを感じるので中山2000m替わりも問題ない。位置を取りに行く和田騎手も中山2000mにおいてはプラスで、引き続き好勝負になるはずだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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ライラックの口コミ


口コミ一覧

目黒記念

 uni0920 2023年5月28日() 15:56

閲覧 69ビュー コメント 1 ナイス 3

ダービーで死にきれなかったので目黒記念。

あなたとわたしの目黒記念。

これぞ漢のダービー目黒記念。


思い出した。

去年のPOG馬はダービーに縁がなく白百合ステークスにアーティットが出てて、俺のダービーって浮かれて負けたんだ。

まさか一年後ここに来るとは。

目黒記念

荒れる。
そしてリピーターレースです。
血統傾向が如実に出るレースだと思っております。
日経賞組がけっこう連対してるんだよね。
ですが、勝ってほしい馬を応援する馬券と予想です。

◎11アーティット
◯10ヒートオンビート
▲4ライラック
△1ゼッフィーロ
△3カントル
△6プラダリア
△13ゼファーラジエル
△14バラジ
△16サリエラ

アーティットは文句なしに勝ってほしい馬。距離はまったく問題ない。あとは東京の馬場がどうか。
ヒートオンビートは一昨年の二着馬。血統は申し分ない。リピーターです。
ライラックは血統。ステイゴールドの血です。ゴールドシップではありません。ステイゴールドです。
1.3.6.16はディープ産駒だから。中でもゼッフィーロが最上位評価。サリエラは?て感じです。
バラジはヴァンセンヌ産駒でこーゆーレース良さそうというイメージ。
セファーラジエルはしぶとく粘りそう。

買い目
三連単二頭軸マルチ
11-10-1.3.4.6.13.14.16

今度こそ大金を。

 YASUの小心馬券 2023年5月28日() 09:53
【最終予想】 目黒記念 2023 YASUの小心馬券
閲覧 88ビュー コメント 0 ナイス 7

【危険視して妙味】

危:ライラック 牝4 56 Mデムーロ

エリザベス女王杯を②着し、前走の日経賞でも先行勢が残る中、出遅れからよく追いこみ地力の高さをみせた。

ただこの2走はどちらも重い馬場、コーナー加速が得意な馬でもあり、東京の良馬場で瞬発戦となった場合は割引必要かもしれません。

脚質的にも好走レンジは広い方ではないと思えることから、人気薄で買うべき馬。



【最終予想】

◎ヒートオンビート 牡6 58 レーン

未だ重賞を未勝利というのは信じられない戦績だが、重賞馬券内

6度を誇る馬。

勝ち味に遅いという見方もあるが、三連系の馬券を買う者にとっては信頼に足る馬でもある。

前走の日経賞は⑥着と珍しく惨敗も馬場が悪すぎたもので、ノーカウントとしたい。

東京2500MはAR共和国杯③着、目黒記念②着した得意舞台、

鞍上にレーン騎手を迎えても①人気しない今回は、オッズ的な

期待値も高く、本命。



〇プラダリア 牡4 池添

青葉賞勝利、ダービー⑤着と飛躍の秋を期待したものの、結果はやや残念なものに終わった。

近2走はGⅡで連続③着、成長もしているのだろうが、4歳世代の強さというのもあるかもしれません。

実績的にここでは威張れるメンバー、東京コースもプラスになるはずで相手筆頭に。



▲ゼッフィーロ 牡4 56 川田

OPクラス勝利もなくGⅡ挑戦は格下感あるも、キャリア9戦全て馬券内と底をみせていない4歳馬。

前走のメトロポリタンSは内先行が上位を形成したレースで、外から上がり最速の脚でタイム差なしの③着は勝ちに等しい競馬。

人気もそこそこなら鞍上川田で大きく狙いたい。



△サリエラ 牝4 55.5 ルメール

その走りっぷりから非凡な才能は認められるも、初めての2500M、420キロ台の小柄な体に55.5キロ、牡馬相手のGⅡで

想定①人気・・・。

期待値低い①人気感満載であり、試金石レースでもあり、通常なら軽視すべき馬と判ってはいるが、個人的に才能に一票。





×バラジ 牡4 56 三浦

2000M以上に距離を延ばしてからは4-3-2-1と飛躍、唯一の着外が前走のメトロポリタンSであったが、敗因は内先行有利のバイアスで外差し、更に直線最後に狭くなり追えなかった事を考慮すればノーカウントでも良いと思っています。

ただし、鞍上の変遷を見る限り、サリエラやゼッフィーロより上位の評価はできそうもなく抑え評価まで。

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 末三 2023年5月28日() 07:45
ダービーだめなら目黒記念なんですよ 末三の調教評価と予想
閲覧 70ビュー コメント 0 ナイス 3

ダービー後の目黒記念ですが、タダでさえハンデ戦が難しい

のに、最終に設定してあるところがJRAの陰謀だと考える

末三です。

そんなもん当たるかい。

 (;^_^A アセアセ・・・



では、さっそく。

 ヽ( ´ ▽ ` )ノ 


日曜 東京 12R 第137回 目黒記念より

【末三調教評価】

A評価     ダンディズム プラダリア ラストドラフト

B評価 ・・・ サリエラ ライラック

C評価 ・・・ ごめんなさい、その他の出走馬たち


【末三予想】

◎ 16番 サリエラ

〇  4 番 ライラック

▲  6 番 プラダリア

馬券は3連複6頭ボックス16-4-6-9-18-2番で

さぁ、それでは張り切っていってみよっ

 (* ̄0 ̄*)ノ オォー!!

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コメント一覧
1:
  塩兄   フォロワー:0人 2022年1月20日(木) 10:34:56
フェアリーS お見事。東京○阪神×中山○。ウメノファイバー思い出します。相沢厩舎さん、今年は期待しています。

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2023年5月28日目黒記念 G29着
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2023年5月28日 目黒記念 G2 9着
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