2020年4月26日()シャティン競馬場 芝1600m

最新出走予定馬情報 ~チャンピオンズマイル 2020~

 昨年の春秋マイル王で、最優秀短距離馬のインディチャンプ(栗・音無、牡5)が、香港GI・チャンピオンズマイル(4月26日、シャティン、芝1600メートル)を断念し、マイラーズカップ(4月26日、京都、GII、芝1600メートル)の出走を目指すことを25日、所有するシルクレーシングがホームページで発表した。現在はノーザンファームしがらき(滋賀)で調整中で、来週帰厩する予定。

過去10年の結果 ~チャンピオンズマイル 2020~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2019/04/28 ビューティージェネレーション セ6 香港 1.33.63 Z.パートン J.ムーア
2018/04/29 ビューティージェネレーション セ5 香港 1.34.31 Z.パートン J.ムーア
2017/05/07 コンテントメント セ6 香港 1:35.23 B.プレブル J.サイズ
2016/05/01 モーリス 牡5 日本 1:34.0 J.モレイラ 堀宣行
2015/05/03 Able Friend セ5 香港 1.35.4 J.Moreir J.Moore
2014/05/04 Variety Club 牡6 香港 1.34.1 A.Marcus M.de Kock
2013/05/05 Dan Excel セ5 香港 1.33.4 W.Marwing J.Moore
2012/05/06 Xtension 牡5 香港 1.35.2 J.McDonald J.Moore
2011/04/25 Xtension 牡4 香港 1.34.7 D.Beadman J.Moore
2010/04/25 Able One セ8 香港 1.33.7 D.Beadman J.Moore

歴史・概要 ~チャンピオンズマイル 2020~

香港チャンピオンズマイルは香港・沙田競馬場の芝1600mで行われる国際GIレースで、2001年に香港域内のGIとして創設されたのがはじまり。2005年には国際競走(国際グレードなし)に昇格し、シリーズ戦・アジアマイルチャレンジ(2011年に休止)に組みこまれた。2007年になると国際GIに格付け。これに伴ってアジアマイルチャレンジのシリーズ全競走が国際G1となった。

2008年~2010年にはアメリカ国外で優先出走権が得られる新ブリーダーズカップ・チャレンジの一環として同レースが登録された。2014年に南アフリカのバラエティクラブが海外調教馬で初優勝を飾っている。

日本調教馬では2005年にコスモバルクが初出走したが、10着に敗れた。その後、2008年マイネルシーガル(10着)、2014年マイネルラクリマ(10着)と計3頭が出走したが、まだ勝ち馬は出ていない。 レースレコードは2013年にダンエクセルがマークした1分33秒42。最高齢馬の優勝は2010年に優勝したエイブルワン(8歳)。

過去の優勝馬には、レッドペッパー、ジェウーンキングプローン、エレクトリックユニコーン、フィグレス、ブリッシュラック、エイブルワン、グッドババ、サイトウィナー、エクステンション、ダンエクセル、バラエティクラブが名を連ねる。

挑戦した日本馬 ~チャンピオンズマイル 2020~

コスモバルク 10着(2005年)
血統
父:ザグレブ
母:イセノトウショウ(トウショウボーイ)
成績
48戦10勝
6億4129万1500円
主な勝ち鞍
シンガポール航空インターナショナルカップ(G1)
弥生賞(G2)
セントライト記念(G2)
挑戦し続けた道営のエース

 ホッカイドウ競馬に所属しながら中央競馬や海外レースに挑戦し、2006年のシンガポール航空インターナショナルカップ(国際G1)制覇など重賞戦線で活躍したスターホース。種牡馬として成功していなかった父サグレブ、兄弟に活躍馬がいなかった母という血統背景から400万の安値で取引されたが、持ち前のスピードと勝負根性で果敢にレースに挑戦する姿は多くのファンを魅了した。
 キャリアスタートは旭川競馬場のフレッシュチャレンジ、2着に敗れたものの、次戦で勝利を飾ると門別のオープン特別で2着となり、中央競馬へ参戦。初戦の百日草特別(500万)では単勝9番人気の低評価を受けたが、これを覆すコースレコードV。その後、重賞初挑戦となったラジオたんぱ杯2歳ステークス(G3)、弥生賞(G2)と連勝、一躍クラシックの主役に躍り出た。しかし、続く皐月賞では1番人気に支持されるも、先に抜け出したダイワメジャーを捉えることができず、2着に惜敗。巻き返しが期待されたダービーだったが、超ハイペースを強気に先行し、8着に敗れた。
 その後、立て直しを図ったコスモバルクはセントライト記念(G2)を勝利し、菊花賞(G1)4着、ジャパンカップ(G1)2着と古馬相手にも奮闘。翌年に日本馬初となるチャンピオンズマイルへの出走を表明した。迎えたレースではスタートで痛恨の出遅れ、レース中盤あたりからまくり気味に進出するも4コーナーではすでに手応えはなく、直線で後退。日本馬の初チャンピオンズマイル挑戦は10着に終わった。レース後、鞍上の千葉騎手は『前に行きたかったのですが、スタートがつかず、思い通りにはならなかったです、馬場が良い状態では無く、残念な結果になりました。』と無念の表情で語った。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
2005年コスモバルク牡4千葉津代士田部和則10着
2008年マイネルシーガル牡4蛯名正義国枝栄10着
2014年マイネルラクリマ牡6柴田大知上原博之10着
2016年モーリス牡5J.モレイラ堀宣行1着