まだウマニティ会員ではない方へ
会員登録(無料)するだけで、予想的中に役立つさまざまなサービスを無料で利用できます。

収支100万円超えの猛者がズラリ
全国トップ予想家たちの予想閲覧

予想に必携の高精度スピード指数
「U指数」を重賞で全頭公開

勝率40%超えを誇る堅軸候補
「凄馬」をメールでお知らせ

TVでも紹介!設定は10万通り以上
あなただけの予想ロボが作れる
この他にも20以上のサービスを無料で提供!
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 5 | 牡4 | 58.0 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 492(--) | 2.11.2 | 1.3 | 1 | 34.8 | ⑯⑯⑬⑨ | |||
2 | 3 | 6 | 牝5 | 56.0 | 池添謙一 | 美 尾関知人 | 446(-2) | 2.11.2 | クビ | 55.7 | 10 | 34.6 | ⑰⑰⑯⑫ | ||
3 | 5 | 9 | 牡4 | 58.0 | 鮫島克駿 | 栗 杉山晴紀 | 470(-2) | 2.11.4 | 1 | 8.5 | 2 | 35.1 | ⑫⑬⑪⑨ | ||
4 | 6 | 11 | 牝5 | 56.0 | 武豊 | 栗 斉藤崇史 | 466(+3) | 2.11.4 | アタマ | 13.8 | 3 | 35.5 | ⑭⑭⑥③ | ||
5 | 5 | 10 | 牡6 | 58.0 | 和田竜二 | 栗 大久保龍 | 502(-2) | 2.11.6 | 1 | 16.6 | 5 | 35.5 | ⑦⑦⑧⑥ | ||
6 | 4 | 7 | 牡4 | 58.0 | 菱田裕二 | 栗 池添学 | 466(+2) | 2.11.6 | クビ | 262.5 | 16 | 35.3 | ⑪⑩⑪⑫ | ||
7 | 2 | 4 | 牡7 | 58.0 | 浜中俊 | 栗 池江泰寿 | 466(-2) | 2.11.7 | クビ | 28.3 | 6 | 35.1 | ⑫⑩⑬⑯ | ||
8 | 4 | 8 | 牡6 | 58.0 | 松山弘平 | 栗 渡辺薫彦 | 520(--) | 2.11.9 | 1 1/4 | 42.1 | 9 | 35.2 | ⑭⑭⑯⑯ | ||
9 | 7 | 13 | 牡4 | 58.0 | 岩田望来 | 美 木村哲也 | 510(--) | 2.11.9 | ハナ | 83.1 | 11 | 35.8 | ⑦⑦⑧⑥ | ||
10 | 8 | 17 | 牡3 | 53.0 | 幸英明 | 栗 池添学 | 506(-6) | 2.12.3 | 2 | 30.2 | 7 | 36.5 | ②②②② | ||
11 | 6 | 12 | 牡4 | 58.0 | 横山武史 | 美 田村康仁 | 480(-2) | 2.12.3 | クビ | 14.3 | 4 | 36.5 | ④⑤④③ | ||
12 | 7 | 14 | 牡5 | 58.0 | 川田将雅 | 栗 吉岡辰弥 | 494(-2) | 2.12.3 | クビ | 113.4 | 12 | 36.5 | ③③③③ | ||
13 | 2 | 3 | 牡5 | 58.0 | 北村友一 | 栗 安田隆行 | 532(-2) | 2.12.6 | 1 1/2 | 35.1 | 8 | 36.5 | ④⑤⑥⑨ | ||
14 | 8 | 16 | 牡7 | 58.0 | 角田大河 | 栗 森田直行 | 500(+4) | 2.12.6 | アタマ | 480.4 | 17 | 36.2 | ⑩⑩⑬⑫ | ||
15 | 8 | 15 | 牡7 | 58.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 520(--) | 2.12.6 | ハナ | 176.0 | 14 | 36.9 | ①①①① | ||
16 | 1 | 2 | 牡7 | 58.0 | 菅原明良 | 栗 辻野泰之 | 538(0) | 2.12.6 | ハナ | 180.2 | 15 | 36.5 | ④③④⑥ | ||
17 | 1 | 1 | 牝4 | 56.0 | M.デムー | 美 相沢郁 | 430(-8) | 2.12.7 | 1/2 | 158.9 | 13 | 36.4 | ⑦⑦⑧⑫ |
ラップタイム | 12.4 - 10.5 - 11.1 - 12.6 - 12.3 - 12.4 - 12.5 - 11.9 - 11.7 - 12.0 - 11.8 |
---|---|
前半 | 12.4 - 22.9 - 34.0 - 46.6 - 58.9 |
後半 | 59.9 - 47.4 - 35.5 - 23.8 - 11.8 |
■払戻金
単勝 | 5 | 130円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 5 | 110円 | 1番人気 |
6 | 560円 | 10番人気 | |
9 | 170円 | 2番人気 | |
枠連 | 3-3 | 2,280円 | 8番人気 |
馬連 | 5-6 | 2,340円 | 8番人気 |
ワイド | 5-6 | 970円 | 11番人気 |
---|---|---|---|
5-9 | 240円 | 1番人気 | |
6-9 | 2,930円 | 28番人気 | |
馬単 | 5-6 | 2,660円 | 9番人気 |
3連複 | 5-6-9 | 4,030円 | 14番人気 |
3連単 | 5-6-9 | 13,630円 | 36番人気 |
ウマニティに会員登録(無料)すれば、高精度スピード指数・U指数を重賞全レースでチェックできるほか、全国トップランカー予想家たちの予想閲覧、あなただけの予想ロボット作成機能など、予想的中・予想力アップに役立つ20以上のサービスを無料で利用することができます。
土曜日の阪神芝のレース結果、近年の宝塚記念の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
木曜日から金曜日にかけて30ミリの降水を観測。土曜日も雲の多い天気だったが、なんとか持ちこたえて、芝コースは終日良馬場(JRA発表)での開催となった。土曜日早朝におけるJRA測定クッション値は9.8。数値的には前週とほぼ同レベルの状態をキープしている。
土曜日の結果を振り返ると、好位から前めに位置した馬たちの奮闘が目を引いた。ただし、芝内回りの2000~2200mで行われたレースはゼロ。先週の当欄にて、内回りと外回りを同列に扱うべきではない、と触れたが、それは短距離と中距離との比較でも言えること。土曜日の傾向を、そのまま宝塚記念に当てはめるのは得策ではない。
実際、前週の日曜日に行われた芝内回りの2000m戦2鞍では、3角を5番手以降で通過、かつ最後の直線で馬場の3分より外を通った馬が1~3着を独占している。ただでさえ、コース全体の内柵沿いに傷みが目立つ阪神芝内回り。中距離戦で内にこだわりすぎると、距離ロスを抑えるアドバンテージよりも体力ロスのデメリットのほうが大きい。その点は頭に入れておくべきだろう。
日曜日開催中の降水確率は20%前後(25日7時の時点)。雨が降らず馬場の含水率低下が進んで時計が速くなれば、内枠勢や経済コースを通る馬の優位性が増す可能性はある。とはいえ、先述した通り芝中距離戦に関しては話が別。一気に状況が逆戻りするとも思えない。従って、比較的傷みの少ない部分をキープ、かつ速い上がりが出づらい状況下でも辛抱強く脚を使えそうな馬を上手に狙いたいところだ。
枠順については判断するに悩ましいが、内回りコース全体の内柵沿いに凹凸が目立ち始めたことや、スタンド前の直線において馬場の3分~中央寄りの伸びが増しつつあるという状況を踏まえると、真ん中より外の枠が優位に働くことも考えられる。それゆえ、5~8枠に対する意識を強めたほうがいいかもしれない。
なお、近年の宝塚記念はJRAのG1かG2、かつレース全体の上がり3ハロンが36秒0以上を要した芝競走での連対(2着以内)経験を持つ馬が主力を形成。過去5年の勝ち馬すべてが該当する。開催日割に関係なく、宝塚記念は例年さほど速い上がりにはならない。そのため、ハイグレードのタフなレースにおける好走経験の有無が大事なポイントのひとつとなる。
また、阪神実績も重要な要素。過去5年の勝ち馬延べ5頭は、阪神芝のG1かG2のレースにおいて、2着以内の連対経験があった4~5歳馬という点で共通する。阪神施行のグランプリG1とあってか、当地での実績馬が幅を利かせる傾向が強い。今年も条件を満たす馬には、相応の評価をすべきだろう。
今回の出走メンバーで要点(5~8枠+G1・G2実績+阪神実績+4~5歳)をクリアしているのは、⑨ジャスティンパレス、⑪ジェラルディーナ、⑫アスクビクターモア。よって当欄では、この3頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×競馬プロファイラー「キムラヨウヘイ」×関西エイト「ミッキ」が宝塚記念を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) キムラヨウヘイ(競馬プロファイラー) ミッキ(関西エイト) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第21回は宝塚記念について回収率予報官プロ・霧プロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【回収率予報官】ー独自開発したデータ分析ソフトで導き出された高回収率馬を予報!
エンジニア目線で競馬と真摯に向き合い、通常のAIと一線を画すデータ分析ソフトを構築。オリジナリティ溢れる理論で、出走馬の単勝回収率を予測する回収率予報官プロに宝塚記念の予想をお聞きしました。
―早速ですが、期待値の高い馬はどの馬になるでしょうか。
現時点で確定しているファクターから予測を立てると、一番期待できるのはアスクビクターモア。もう一頭が、ディープボンド。この2頭がおすすめです。
―アスクビクターモアからお聞きします。今年は日経賞9着、天皇賞春11着ともう一つですが、推せる材料はどのあたりでしょうか。
まさに今おっしゃったとおり、今年に入っての凡走、これが推すポイントになります。昨年菊花賞を勝ったように、実力はあるんですけど、今年は結果が出ていないと。こういう馬はみなさん嫌いますよね。そうすると、必然的にオッズはよくなります。上手く巻き返しができれば、今回おいしい馬券になってくれるだろうと。
―なんというか、菊花賞だけ走れば、今回のメンバーでも通用すると判断できるということですか。
まあ、そこは難しいです。もちろん、イクイノックスのほうが強いとは思います。ただ、競馬ですので。出走してくる馬はどの馬も実力馬ですから、確率は違えど、どの馬が勝ってもおかしくないと。その前提の上で、期待値の高い馬がアスクビクターモアということです。
―なるほど。オッズが甘くなる以外に、推せる材料があればお願いします。
日経賞と天皇賞春は、不甲斐なかったんですけど、タイム的には着順ほど悪くなかったんですよ。なので、実力も十分あるだろうと。
―ありがとうございます。もう一頭、名前の挙がったディープボンドは、前走天皇賞春2着と好結果でしたが、今回もおいしく買える感じですか。
そうですね。前走の結果で人気を集めやすいと思うんですが、好材料としては、先行して2着に走ったことですね。
―それは、今回の阪神芝2200mと、先行脚質がマッチするということですか。
いえ、基本的にどのレースでも、先行馬のほうが有利なんですよ。反対にいうと、追い込み馬は人気を集めやすく、スムーズにいかない確率も高いです。なので、不利になります。
―全レースを対象にということですね。ディープボンドの買い材料はほかにあるでしょうか。
ディープボンドは天皇賞出走の際に、馬体重を落としているんです。マイナス体重で出走すると、人気が落ちます。実はそれほどレースに影響しないのに、おいしいオッズになるので、その分有利になります。ただ、馬体重というファクターに関しては、単純なプラスマイナスではなく、別のファクターとの複合的な判断になるので、難しいんですよ。このあたりは企業秘密ですが。
―それほど影響しないのに、おいしいオッズになるというのは、あるファクターから算出される数値と、実際のオッズの動きに乖離があるということですよね。それが、過剰に評価されるとおいしくなくなり、逆に過剰に嫌われるとおいしくなるという。
そうですね。ファクターごとに、馬が良い結果を出してくるだろうという、純粋な走りの予想と、もう一つは、ほかの競馬ファンがどう評価するのか、つまり、人気が集まるのか、集まらないのか、両面を見なくてはいけないわけです。馬体重の例でいうと、増減が結果に与える実際の影響よりも、馬券ファンが増減を過剰に敬遠するんですよ。
―ん~なるほどなるほど。その差が、おいしさの正体とも言えそうです。2頭おすすめ馬を挙げていただきましたが、買うべきでない馬もお願いします。
今回一番避けたほうがいい馬はジェラルディーナです。まずは、牝馬であること。
―宝塚記念はよく、牝馬が絡むイメージがありますが。
そこですよ。みんなが期待するわけです。
―ああ、なるほどなるほど。そういうことですね。
宝塚記念は牝馬が来るぞってみんなが思っているので、逆にいうと牝馬は不利になります。ほかにも海外遠征の前に、有馬記念、大阪杯と走っていますけど、どちらも追い込みなんですよね。
―脚質的な話でいくと、例えばイクイノックスは有馬記念で、初角8番手でしたが、4角では捲って3番手にいるわけですよね。この場合は、追い込みになるんですか、先行になるんですか。
これは難しいんですけどね(笑)。ただ、先行扱いになります。
―先行扱いですか。そのイクイノックスの今回の評価はどうですか。
ほぼこれまでのレースどおりの力を出してくると思うので、馬券的にはおいしくもなければ、まずくもない感じですね。
―ありがとうございます。最後に穴っぽいとことで気になる馬があればお願いします。
う~ん。今回穴馬は難しいんですが、ダノンザキッド。それからドゥラエレーデ。ダノンザキッドは、中山記念の11着が、敬遠される材料になると思うんですけど、タイムは悪くないんですよね。ドゥラエレーデについては、前走落馬したからその結果こうなるっていうファクターがないんですよ。なので、そこに対する、オッズの動き次第という。
取材後記:なかなか込み入った話で、なんとか理解は追いつきますが、実際数値を出して馬券に活かすとなると、どうしたものやらですね。最低15年分の分析は必要とのことです。膨大です。ウルトラ級の根気がなければ……。
【霧】ー25週キングの座に君臨!競馬予想界のファンタジスタ
戦歴やレース内容、指数の研究により、的確に出走馬間の力関係を把握。そこへ長年の馬券生活で育まれた豊富な血統知識をブレンドし、コンスタントに人気薄の激走を見抜く霧プロ。今年の宝塚記念はどう映っているのでしょう?
―一頭強い馬がいるな、という印象ですが、予想のポイントはどのあたりになるでしょうか。
そうですよねえ、イクイノックスは強すぎるので、崩れるのは考えにくいです。そこを踏まえて、配当妙味を導き出すのにどうしようかなと。
―ばっさり切るのは無謀ですかね。
よっぽど馬場が悪くなったりすれば……う~ん、まあ、ふつうの馬場であれば、そうそう崩れないんじゃないですかねえ。
―ちなみに、イクイノックスが抜けた馬だと判断したレースって、どのレースになりますか。
かなり早い段階から評価していて、この馬は三冠を獲ると思っていたんですよ。
―それは早いですね。となると、東スポ杯2歳Sですか。
そうですね、その時点で確信したような感じで。化け物だなと思いました。
―上がり3ハロンは32秒9でしたが、評価されたのは末脚でしょうか。
単純な見える数字もそうなんですけど、長年競馬を見てきたなかの感覚っていうんですかね。ちょっとこれは違うぞっていう。
―結果的に皐月賞、ダービーは2着でしたが、大外枠でしたからね。
それに相手も強かったですし、皐月賞は前例のないローテですし、少し勿体ないなかったなあと。
―力負けした感じはないですよね。今回のメンバーで、単勝が何倍つけば、「おいしい」と感じますか。
ん~この馬に関しては2.5倍くらいつけばおいしいんじゃないですかね。多分、つかないと思いますけど(笑)。
―2.5倍はおいしいなあ(笑)。では、イクイノックスの対抗馬はどの馬になりますか。
素直にいくのであれば、ジャスティンパレス。ガチガチですが(笑)。
―配当的なことを度外視して、能力だけの評価ならということですね。今年は長距離を連勝し、昨年は中距離の神戸新聞杯に強い勝ち方がありました。ベストの距離はどのあたりとお考えでしょう。
本質的には中距離馬だと思うんですよね。お兄さんがステイヤーなので、こなす資質はあるんでしょうけど、お父さんはディープインパクトなので、長い距離がめちゃくちゃ向くかといえば、そうじゃないだろうと。
―京都外回りの天皇賞春は、レース全体の後半3ハロンが11秒9-11秒5-11秒9と、ディープ産駒に向く流れだったかと思います。阪神内回りに替わる点はどうですかね。
京都が休止状態で、前走だけなので難しいんですけど、阪神の菊花賞で好走していますし、その菊花賞は近年のなかでは、最も高いレベルだったと思うんですよね。なので、阪神のほうがいいのではないかなと。
―距離もコースも、不安ナシですか。そのハイレベルな菊花賞の勝ち馬アスクビクターモアは今年苦戦していますが、今回はどうでしょうか。
3歳時からなんですが、調教でも前へ前へ行きたがるんですよね。前進気勢が強いというか。それが長距離戦で邪魔になっている気がします。なので、距離短縮はいいと思います。ユニコーンライオンを追いかける番手という、菊花賞と同じような形が一番いいんじゃないでしょうか。
―なるほど。期待感はありますね。穴っぽいところで、考えている馬がいればお願いします。
けっこうレベル差が激しいので……めちゃめちゃ穴馬なんですけど、カラテ。
―おお。単勝万馬券ですね。どのあたりを評価されますか。
この馬って、東京で重賞を勝っていますし、昨年は天皇賞秋やJCでも良く走っているんですけど、強い競馬をしたのって中山の若潮Sなんですよね。なので、すごく急坂に向くイメージが強いんですよ。
―急坂ですか。小回り適性という意味ではどうでしょう。
小回りも、どっすんどっすんと走るわりには、上手な気がするんですよ。血統的にも、母の母のレイサッシュは、宝塚記念と相性の良いステイゴールドの妹なんですよね。お父さんのトゥザグローリーの一族も有馬記念で走ったり、グランプリに縁のある血統なんです。鳴尾記念は内で詰まっていたので度外視できますし、新潟大賞典は異様な強さだったので。
―これは押えなければいけませんね。先ほど、レベル差が激しいという話がありましたが、どの馬が上位に位置する感じですか。
イクイノックス、ジャスティンパレス、ディープボンド。その下にジェラルディーナがきて、ダノンザキッドがよくわからないという、そのあたりまでですかね。
―単純なレべルで見ると、4頭プラスワンという感じですか。
ディープボンドはいつも苦しそうに走っていますが、前走はそういう感じもなく、天皇賞春だけの比較なら昨年より良かったと思いますね。長い距離のほうがいいでしょうけど、昨年の宝塚記念も4着ですから。ジェラルディーナは、これまでのレースレベルや今年の走りを見ていると、3着までかなあ。
―最後にダノンザキッドついてお願いします。阪神は良く走る印象ですが。
ただ、2200mは走ったことがないですよね。阪神の1600と2000と2200ってまったく別物のコースだと思っているので。内回りもどうかなあ。どちからといえば、距離のほうが不安ですけど。
取材後記:イクイノックスは道悪も、海外帰りも、初の栗東も、前走逃げたことも、それほど気にならず、斤量がちょっと気になるくらいとのこと。カラテですね、カラテに期待しましょう!
以上、プロ予想家2名の宝塚記念の見解と注目馬を紹介しました。イクイノックスは高評価として、相手候補はディープボンド、アスクビクターモア、カラテ…。さて、どう買いましょうか。
(文・垣本大樹)
ウマニティに会員登録(無料)すれば、高精度スピード指数・U指数を重賞全レースでチェックできるほか、全国トップランカー予想家たちの予想閲覧、あなただけの予想ロボット作成機能など、予想的中・予想力アップに役立つ20以上のサービスを無料で利用することができます。
日曜日に行われる宝塚記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ライラック【B】
美浦南W併走。ゴール前でしっかりと脚を使って、同入に持ち込んだ点は評価できる。反面、ジョッキー騎乗の割に道中の気勢が乏しいような気も。判断に悩ましいが、上々の動きを披露した1週前追い切りを加味しての、B判定としておきたい。
②カラテ【B】
栗東坂路単走。いつもは首の高さが目につく馬だが、今回はあまり気にならない。折り合いをつけつつ、良い前進気勢を見せているし、前後のバランスもいい。もう少し首の使い方が良くなれば言うことなしだが、概ね自身のパフォーマンスは示している印象。この馬なりに順調だろう。
③ダノンザキッド【A】
栗東坂路単走。直線に入って間もなく、鞍上が強引に手前替えを試みる場面もあったが、その後は馬場の中央付近を力強い脚どりで登坂。最後まで気分良さそうに駆けることができていた。いつになく柔らかい気配で走れている印象。高く評価したい1頭だ。
④ボッケリーニ【B】
栗東坂路単走。間隔が詰まっており、坂路でサラッと整える程度の内容。四肢の可動域はそれほど広くはないが、高い前進気勢を示しつつ、キビキビとした動きができている。前回の状態を上回るまでには至らないかもしれないが、劣ることもない。いい意味での平行線だろう。
⑤イクイノックス【A】
栗東CW併走。3頭併せの真ん中でも、体を上手に使って自身のリズムをキープ。競る意欲が高く、それでいて鞍上からの指示を待てる余裕があり、軽い促しに対する反応も鋭い。やや集中力を欠いた1週前よりも、随分と気配は良くなっている。優に合格点の仕上がりだろう。
⑥スルーセブンシーズ【B】
栗東CW単走。体を上手に使って伸びのある走り。脚どりもしっかりしている。ただ、前回から2ハロン延長のG1に臨むにしては、反応と前進気勢が過ぎるような気も。体調自体は良さそうなので、あとは実戦に行ってのテンション次第。当日の気配を注視したい1頭である。
⑦プラダリア【C】
栗東坂路単走。しまい重点の内容。リラックスしているのはいいのだが、鞍上の軽い促しに対する反応が渋く、ゴール前の伸びもひと息。いい時の颯爽とした走りに比べると、物足りなさを覚えてしまう。今回は期待よりも不安のほうが大きい。
⑧ヴェラアズール【A】
栗東CW単走。手前をコロコロ替えるのはいつものこと。それによるロスは少なく、マイナス視する必要はない。首の高さについても、この馬とすれば我慢しているほうだし、推進力はしっかりと前方へ伝わっている。四肢の可動域も広く、余力十分の内容。上々の仕上がりだろう。
⑨ジャスティンパレス【B】
栗東CW併走。感触を確かめる程度の内容ながら、手応えで併走馬を圧倒。モタつく面が目についた1週前と比べて、体にキレがあるし、良い意味での荒々しさも出てきた。近2走の中間時より、やや走りが小さく映るものの、大きく減点するほどではない。順調と捉えてもいいのではないか。
⑩ディープボンド【A】
栗東CW単走。息を確かめる程度の内容ながら、落ち着きを保ち、伸びやかな動き。持ち前の大きなフットワークを駆使して、気分良さそうに走る姿は見映えがする。同じ臨戦過程でも、昨年4着時の中間に比べると今回のほうが雰囲気はいい。好気配。
⑪ジェラルディーナ【B】
栗東CW併走。メンバー唯一の木曜日追い切り。前受けの形から折り合いに重点を置いた内容。直線で一旦前に出た僚馬に慌てることなく取りつき、軽く仕掛けられるとギアを上げて相手を封じた。派手さはないが、ひと頃の気難しさが出ていないのは良い傾向。ラストの伸びも悪くなかった。この1本で仕上げは間に合いそうだ。
⑫アスクビクターモア【B】
美浦南W単走。手前替えがひと息だったが、左回りではよくあること。本番は右回りなので深刻に捉える必要はない。前肢を高々と上げたフットワークをみるに、体調面の不安はなさそう。近2走の成績は案外だが、もっと着順を上げてきても、おかしくない攻め気配ではある。
⑬ジオグリフ【C】
栗東CW併走。3頭併せの真ん中で我慢がきかない様子。それもあってか、鞍上の促しに対する反応が薄く、最後は外の僚馬に手応え劣勢、一旦離した内の僚馬にも詰め寄られた。脚さばき自体は悪くないものの、好調時の走りに比べると物足りなさを覚えてしまう。
⑭ブレークアップ【B】
栗東坂路併走。17日に実質的な本追い切りを消化しているので、今回は微調整程度の内容。それゆえ迫力こそないが、四肢の運びに淀みはなく、フォームも安定している。デキ落ちという印象はなく、この馬なりに動ける仕上がりと判断したい。
⑮ユニコーンライオン【C】
栗東CW併走。1週前より素軽さは出てきたものの、ジョッキー騎乗とすればラストの反応と伸びが不足気味。この馬らしい柔らかいフットワークは健在だが、まだまだ良化余地を残しているように思える。本調子を取り戻すのは、ここを使ってからかもしれない。
⑯モズベッロ【C】
栗東坂路併走。直線半ばあたりまでは、口向きの悪い面を見せる。鞍上の大きなアクションに応えるべく、ラストはそれなりの踏ん張りを示したものの、内容的に高評価はしづらい。いい頃と比べて、後肢が甘く映るのも気になるところ。G1で大望まではどうか。
⑰ドゥラエレーデ【B】
栗東CW単走。最後は余力を失くしてしまったが、道中の回転鋭い脚さばきは見応えがあった。もう少し動きにしなやかさが欲しいが、もとよりピッチ走法寄りの馬。許容範囲の類だろう。雰囲気は決して悪くなく、それなりに態勢を整えてきた印象を受ける。
アスクビクターモア・田村調教師「この馬は叩き良化型。復帰後では一番いい状態だと思う」
イクイノックス・木村調教師「追い切りではしっかりと脚がたまっていた。ここまでは順調」
ヴェラアズール・渡辺調教師「1週前にしっかりやったので速くならないように。活気がある」
カラテ・辻野調教師「時計は重視しない。息づかいに余裕があった」
ジオグリフ・木村調教師「先週に一気に上がり、栗東に慣れてそこからさらに一段上がった」
ジャスティンパレス・鮫島駿騎手「先週よりも動きが素軽かった。仕上がりは抜群にいい」
スルーセブンシーズ・尾関調教師「前走が強い勝ち方。阪神の2200メートルが合うと思って使う」
ダノンザキッド・安田隆調教師「先週しっかりやったので、しまい重点。予定どおりにきた」
ディープボンド・和田竜騎手「いつもの当週の感じで。思ったとおりだし、動きも良かった」
ドゥラエレーデ・池添調教師「前走は楽しみを持てるデキだった。同じ状態に持っていければ」
プラダリア・池添調教師「先週しっかりやっているので単走で。上手に手前を替えていた」
ブレークアップ・吉岡調教師「ジョッキーに折り合いを確認してもらった。いい調教ができた」
ボッケリーニ・池江調教師「疲れが蓄積する面があった馬。ここへきてそこがマシになった」
モズベッロ・森田調教師「追い切りは動かなかったが、毛ヅヤはいい。デキは上向いている」
ユニコーンライオン・坂井騎手「追い切りはしまいを伸ばすイメージ。変わりなくきている」
ライラック・相沢調教師「サラッと流した程度。状態はすごくいいし、コースも合う」
(夕刊フジ)
2013年以降(過去10年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を検証すると、いずれも7歳以下だった。その一方、7歳の好走(3着以内)は香港から参戦したワーザー(2018年2着)の1例だけ。4歳以下の2着連対圏入りはG1ウイナーに限られる。高齢の日本調教馬や、4歳以下のG1未勝利馬は疑ってかかりたい。
(減点対象馬)
①ライラック ②カラテ ④ボッケリーニ ⑦プラダリア ⑮ユニコーンライオン ⑯モズベッロ
2013年以降の性別成績は、牝馬【4.1.6.15】、牡・せん馬【6.9.4.98】。勝率、連対率、複勝率の面では前者が上回っている。反面、牝馬の2着連対圏入りは牡牝混合G1勝ち、もしくは牡牝混合G1で0秒1以内の僅差に持ち込んだ経験があった馬のみ。気に留めておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
①ライラック ⑥スルーセブンシーズ ⑪ジェラルディーナ
2013年以降、前走4着以下敗退から巻き返して複勝圏入りを果たした馬は14頭。前走の着順があまり直結しないレースとみてとれる。ただし、巻き返しに成功した14頭は、みな前走のタイム差が2秒0未満だった。その点には注意が必要だろう。
(減点対象馬)
⑧ヴェラアズール ⑬ジオグリフ ⑰ドゥラエレーデ
前走の着順には比較的寛容なレースである一方、近2走とも6着以下に敗れていた馬は劣勢。2013年以降の2着連対圏入りは、2020年2着のキセキだけとなっている。同馬は前年2着のリピーター。当レースでの連対(2着以内)経験がないうえに、掲示板を逃し続けている馬は評価を控えめにしたい。
(減点対象馬)
⑧ヴェラアズール ⑪ジェラルディーナ ⑫アスクビクターモア
2013年以降、近2走続けて国内戦に出走し、ともに単勝8番人気以下だった馬の好走(3着以内)例はなし。また、前走が国内戦で単勝10番人気以下だった馬も連対(2着以内)ゼロと、今ひとつの結果に終わっている。
(減点対象馬)
⑯モズベッロ
2013年以降の1~2着馬延べ20頭は、いずれも芝2000m以上の重賞において1着となった経験があった。重賞未勝利馬や、2000m未満の距離に重賞勝ち鞍が偏っている馬は、連対(2着以内)候補として狙いづらい印象を持つ。
(減点対象馬)
①ライラック ⑥スルーセブンシーズ
ウマニティに会員登録(無料)すれば、高精度スピード指数・U指数を重賞全レースでチェックできるほか、全国トップランカー予想家たちの予想閲覧、あなただけの予想ロボット作成機能など、予想的中・予想力アップに役立つ20以上のサービスを無料で利用することができます。
U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
---------------------
U指数二桁順位の激走も定期的に見られ、指数順にシンプルに買って攻略できるレースではないが、糸口がまったくないわけではない。低指数の馬が何頭も上位に来るケースはほとんどなく、日本初出走の香港のワーザーが2着に入った2018年を除き、直近5年はU指数99以上の馬が2頭以上馬券に絡んでいる点で共通するからだ。とりわけ、指数100以上の馬の好走率が高い。よってこのレースでは、指数100以上のなかから軸馬を選んで馬券を組み立てていくのがセオリーとなる。
今年の出走馬で100以上の指数をマークしているのは、昨年の年度代表馬の1位⑤イクイノックス(102.1)、昨年のこのレースの4着馬で天皇賞(春)を3年連続2着としている2位⑩ディープボンド(100.4)、同じ舞台で行われた阪神芝2200mのエリザベス女王杯に勝利している3位⑪ジェラルディーナ(100.2)の3頭。もちろんすべてが有力だが、なかでも指数的に1頭抜けており、国内外で別格の実績を残すイクイノックスの存在がひときわ光る。不安要素は皆無に等しいので、イクイノックスが軸、ディープボンドとジェラルディーナが相手、という評価で問題ないだろう。
そして最後に1頭、阪神芝で2戦2勝を誇る6位⑧ヴェラアズール(98.9)の名前を挙げておきたい。
現行コースで施行されるようになった2007年以降、ステイゴールドが種牡馬として5勝を挙げる活躍をみせているが、これは宝塚記念の歴史のなかでも最多となる記録(次点はヒンドスタンの4勝)。また、ステイゴールド産駒は2009年ドリームジャーニー&2012年オルフェーヴルが兄弟制覇を果たすほか、ゴールドシップがレース史上初となる2連覇(2013&2014年)を達成している。
一方、近年の宝塚記念はMill ReefやRiverman(どちらも父がNever Bend、母がPrincequilloの直系)を内包する馬が顕著な活躍を見せており、昨年も勝ち馬タイトルホルダー、3着デアリングタクトの2頭が該当。なお、広義的に見ればNever Bendの血を引く馬が8連覇中であることも気に留めておきたい。
ボッケリーニは、父キングカメハメハ×母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)。同産駒からは2頭の勝ち馬が出ているが、前走で鳴尾記念を勝って挑む臨戦は15年ラブリーデイと共通。なお、本馬は同馬の全弟にあたるため、レース史上2組目の兄弟制覇がかかった一戦でもある。昨年も1・3着が該当するなど、近年はキングカメハメハの血脈が存在感を示しており、同種牡馬が必然的にMill Reefを保持することも強調しやすい。
ライラックは、父オルフェーヴル×母ヴィーヴァブーケ(母の父キングカメハメハ)。同産駒は延べ4頭が出走して好走例こそないものの、ステイゴールドの直系、兄弟制覇を果たした父の実績からも動向を注視したい血統。一方、同じ母の父となる馬には、15年2着デニムアンドルビー、22年3着デアリングタクトがおり、ともに牝馬であることも興味深い。本馬は22年エリザベス女王杯で2着。コース実績からも一発があって不思議ないだろう。
ジェラルディーナは、父モーリス×母ジェンティルドンナ(母の父ディープインパクト)。父系曽祖父グラスワンダーは99年の勝ち馬で、種牡馬として11年の勝ち馬アーネストリーを出した。また、後継スクリーンヒーローからも17年2着ゴールドアクターが出るなど、グラスワンダーの直系は「1-2-1-1-1-3」と上位を賑わす傾向にある。本馬は全6勝が非根幹距離、芝2200mのオールカマー、エリザベス女王杯で連勝した実績にも一目置きたい。
編集部(以下、編) JRAの本年度前半戦最後のG1となる宝塚記念がやってまいりました。
新良(以下、新) いよいよ、この週を迎えましたね。
編 「春のグランプリ」「上半期の総決算」など、いろいろな呼ばれ方をしている、文字通りの大一番です。今年はG1馬8頭を含む豪華な顔ぶれとなりました。
新 とにかく楽しみ。それに尽きます。
編 断然人気が予想されるイクイノックスは継続騎乗ですが、G1にしては有力馬の乗り替わりが多い印象です。やりがいがあるんじゃないですか?
新 やりがいはあります。でも難しい(苦笑)。
編 継続騎乗が上位3着を独占という雰囲気ではありませんので、どこかに正解が潜んでいる気がします。ぜひ、それを探り当ててください。
新 全力を尽くします。推奨馬がイクイノックスを負かしてくれたら最高なんですけどね。
編 攻めの予想に期待しています。では、結論をお聞かせください。
新 C.デムーロ騎手から武豊騎手に乗り替わる⑪ジェラルディーナを狙います。
編 テン乗りで武豊騎手という、興味深い乗り替わり。ぜひとも推奨理由を伺いたいです。
新 武豊騎手の前に、まずは馬の話をさせてください。私はそもそもジェラルディーナを高く評価していて、もっと上を目指せる馬だと思っています。
編 そうなんですね。乗り替わりどうこうではなく、能力的にここでも通用するとみているのが大前提になるわけですね。
新 はい。条件戦時代からオープン入り初期まで、長く福永騎手が溜める競馬を試みるも、重賞クラスでは上がり最速でも届かないレースが続いていました。そんな状況を打破したのが、オールカマーにテン乗りで臨んだ横山武史騎手です。先行策に出て、重賞初勝利をつかみました。
編 その勢いのまま、C.デムーロ騎手でエリザベス女王杯を勝利。有馬記念でも3着に好走しましたね。
新 晩年の福永騎手の騎乗はやや物足りなかったので、勢いのある若手が馬にスイッチを入れてくれたと考えれば腑に落ちます。5歳になりましたが、血統的にもまだ伸びしろがあるとみるべきでしょう。
編 大阪杯、香港のQE2とここ2戦は結果が出ていませんが……。
新 オールカマーを含めた秋3戦は、いずれも35秒台の上がりで通用するレースでした。この馬は長くいい脚を使った馬が好走するレースでこそ、強さを発揮します。だから、スピードの問われる大阪杯や香港のレースは厳しかったんでしょう。
編 負けて納得、というわけですね。
新 そうですね。馬券妙味という観点からは、むしろ好感が持てるくらいの敗戦です。これまでの勝利は1800mと2200mのみ。いわゆる非根幹距離で強い馬で、今回の舞台変わりは大きなプラスになるとみています。
編 では、そろそろ武豊騎手の話を……。
新 この乗り替わりは、ジェラルディーナにとっては明らかな追い風です。武豊騎手は阪神芝2200mで21.1%のコース勝率をマーク。これは川田将雅騎手、坂井瑠星騎手に次ぐ3位の成績で、ルメール騎手を上回っています。
編 舞台適性はバッチリと。
新 はい。百戦錬磨のレジェンドなので、ジェラルディーナのことをしっかり研究し、ベストの乗り方を頭の中でイメージしていることでしょう。
編 あとは強力な牡馬勢相手に、どこまで頑張れるか。
新 お母さんのジェンティルドンナは、古馬になっても第一線で活躍し、オルフェーヴルやゴールドシップを負かした実績のある馬ですからね。イクイノックス相手に、ジャイアントキリングを演じてもなんら不思議はありません。一発を決めてもらいたいですね。
ウマニティに会員登録(無料)すれば、高精度スピード指数・U指数を重賞全レースでチェックできるほか、全国トップランカー予想家たちの予想閲覧、あなただけの予想ロボット作成機能など、予想的中・予想力アップに役立つ20以上のサービスを無料で利用することができます。
上半期の中央競馬を締めくくるグランプリレースで、長距離路線、マイル中距離路線を戦ってきたトップホースが一堂に会す。古くはシンザン、スピードシンボリ、ハイセイコー、トウショウボーイなど、優勝馬の欄には往年の名馬の名前がズラリ。第29回(1988年)は昭和から平成にかけてオグリキャップとともに“芦毛対決”で競馬シーンを盛り上げたタマモクロスが勝ち、第31回(1990年)にはそのライバルだったオグリキャップが単勝1.2倍の断然人気を背負いながらまさかの2着に敗れる“事件”が起きた。また、第32~34回(1991~1993年)にかけては、メジロライアン、メジロパーマー、メジロマックイーンと異なるメジロ勢が3連覇するという珍しい記録が生まれている。第39回(1998年)は絶頂期のサイレンススズカが逃げきって待望のG1タイトルを獲得。第42回(2001年)は、ずっと後塵を拝してきた宿敵テイエムオペラオーをメイショウドトウが初めて撃破したことで、おおいに盛り上がった。第47回(2006年)はディープインパクト、第53回(2012年)はオルフェーヴルと、3冠馬が貫禄の勝利。そしてゴールドシップが、第54~55回(2013~2014年)と史上初の連覇を達成。第61~62回(2020~2021年)はクロノジェネシスが史上2頭目の連覇を達成した。