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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 12 | 牡4 | 58.0 | 武豊 | 栗 石橋守 | 504(--) | 2.11.1 | 11.4 | 7 | 36.0 | ||||
2 | 1 | 1 | 牡5 | 58.0 | 横山和生 | 栗 上村洋行 | 510(+2) | 2.11.6 | 3 | 4.0 | 1 | 36.4 | |||
3 | 4 | 7 | 牡6 | 58.0 | M.ディー | 栗 杉山晴紀 | 470(-4) | 初B | 2.11.6 | クビ | 31.5 | 10 | 35.1 | ||
4 | 8 | 16 | 牡4 | 58.0 | 幸英明 | 栗 高野友和 | 544(+2) | 2.11.8 | 3/4 | 55.1 | 11 | 35.9 | |||
5 | 3 | 5 | セ7 | 58.0 | D.レーン | 美 堀宣行 | 484(-10) | B | 2.11.8 | アタマ | 104.2 | 14 | 35.8 | ||
6 | 6 | 11 | 牡5 | 58.0 | 松山弘平 | 美 手塚貴久 | 468(+2) | 2.12.1 | 1 3/4 | 18.6 | 8 | 35.2 | |||
7 | 5 | 10 | 牡5 | 58.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 500(+6) | 2.12.1 | アタマ | 87.3 | 13 | 36.8 | |||
8 | 8 | 15 | 牡5 | 58.0 | 川田将雅 | 栗 中内田充 | 492(+6) | 2.12.3 | 1 1/4 | 6.2 | 3 | 35.9 | |||
9 | 1 | 2 | 牡5 | 58.0 | 横山武史 | 美 尾関知人 | 468(--) | 2.12.4 | 1/2 | 6.7 | 4 | 36.7 | |||
10 | 3 | 6 | 牡6 | 58.0 | 内田博幸 | 栗 宮本博 | 504(-6) | 2.12.4 | クビ | 57.5 | 12 | 36.2 | |||
11 | 8 | 17 | 牝4 | 56.0 | 戸崎圭太 | 美 木村哲也 | 478(+10) | 2.12.6 | 1 1/4 | 4.9 | 2 | 37.0 | |||
12 | 4 | 8 | 牡7 | 58.0 | 北村友一 | 栗 清水久詞 | 466(-2) | 2.12.9 | 1 1/2 | 253.9 | 17 | 36.2 | |||
13 | 2 | 4 | 牡6 | 58.0 | 高杉吏麒 | 栗 池添学 | 470(-6) | 2.13.4 | 3 | 109.2 | 15 | 37.7 | |||
14 | 7 | 13 | 牡4 | 58.0 | C.ルメー | 美 武井亮 | 512(-2) | 2.13.5 | クビ | 10.6 | 6 | 37.3 | |||
15 | 2 | 3 | 牡6 | 58.0 | 菱田裕二 | 美 田中博康 | 498(--) | 2.13.8 | 1 3/4 | 28.0 | 9 | 37.8 | |||
16 | 7 | 14 | 牡4 | 58.0 | 藤岡佑介 | 栗 武英智 | 492(+4) | 2.14.4 | 4 | 210.3 | 16 | 39.2 | |||
17 | 5 | 9 | 牡7 | 58.0 | 岩田望来 | 栗 友道康夫 | 526(0) | 2.14.4 | ハナ | 8.8 | 5 | 38.9 |
ラップタイム | 12.4 - 11.0 - 11.4 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.7 - 12.5 |
---|---|
前半 | 12.4 - 23.4 - 34.8 - 46.9 - 59.1 |
後半 | 59.8 - 47.9 - 36.0 - 24.2 - 12.5 |
■払戻金
単勝 | 12 | 1,140円 | 7番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 12 | 370円 | 7番人気 |
1 | 160円 | 1番人気 | |
7 | 640円 | 10番人気 | |
枠連 | 1-6 | 880円 | 2番人気 |
馬連 | 1-12 | 2,370円 | 10番人気 |
ワイド | 1-12 | 960円 | 11番人気 |
---|---|---|---|
7-12 | 6,520円 | 60番人気 | |
1-7 | 2,080円 | 26番人気 | |
馬単 | 12-1 | 5,380円 | 23番人気 |
3連複 | 1-7-12 | 23,200円 | 79番人気 |
3連単 | 12-1-7 | 127,550円 | 433番人気 |
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土曜日の阪神芝のレース結果、近年の宝塚記念の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
金曜日正午の段階で、阪神の芝コースは良馬場(JRA発表)。月~水曜日にトータル129ミリの降水が観測されながらも回復したのだから、水はけのよさを示したともいえる。しかしながら、土曜日は朝から雨が降るあいにくの空模様。芝コースは終日渋い状態(JRA発表は稍重→重)でレースが行われた。
土曜日施行の芝競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順は、7、1、1、1、1、1番手。4角を8番手以下で通過した馬の2着連対圏入りは1頭のみ。Aコースで傷みの少ない馬場、なおかつ雨でグリップのききづらい状況も手伝ってか、ポジショニングやコース取りの要求度が高い状態だったようだ。
枠順は真ん中より内が優勢。3着以内の数こそ、1~4枠が10頭、5~8枠は8頭と大きな差は出ていないものの、勝ち星に関しては6勝中5勝を前者が占めるという、いささか極端な偏りが出ている。外寄りが不利というわけではないが、少なくともアドバンテージがあるコンディションではなかった。
日曜日の天気は午後から回復基調で進む見通し(15日7時の時点)。昨日昼の段階では、日曜日の朝までまとまった雨が降るとの予報だったが、昨晩から明け方までのアメダスを確認する限り、当初の想定より雨量は少ない様子。予断を許さない部分はあるものの、午前中に相当量の降雨さえなければ、宝塚記念の馬場コンディションが前日終盤戦より悪くなるような状況は避けられそうだ。
前日の雨天開催にともなうダメージ、および当日の馬場消耗を加味すれば、これまでより外差しの優位性が多少なりとも増す可能性はある。とはいえ、冒頭で述べたとおり水抜けのいい阪神芝コース、なおかつ路盤が割合に良好な状態のAコース2週目ということを考慮すると、傾向が様変わりするとも思えない。
それゆえ、コース内寄りの比較的状態のいい部分を上手に立ち回る先行型や、道中で内~中を回りつつ脚をためる差し馬が優位という捉え方が、もっとも適切のように思える。枠順については、やはり真ん中より内(1~4枠あたり)に対する意識を強めたほうが、好結果につながりやすいのではないか。
なお、阪神芝コースで施行された直近5年の宝塚記念(2019~2023年)の優勝馬延べ5頭は、前走G1 3着以内からの臨戦馬という点で共通する。伏兵の台頭が目立つG1ながらも、結局のところは国内外のG1で好走してきた馬が勝ち切る傾向が強い。今年も条件を満たす馬には、相応の評価をすべきだろう。
今回の宝塚記念の出走メンバーで、要点(1~4枠+前走ステップ)をクリアしているのは、①ベラジオオペラ、②ドゥレッツァ。よって当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
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出演:スガダイ(予想神) 霧(四天王) ミッキ(関西エイト) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
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日曜日に行われる宝塚記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ベラジオオペラ【A】
栗東CW併走(11日)。前走の中間時と比較して、気持ち前さばきが硬く映るものの、マイナス視するほどではないレベル。むしろ後肢の力感はアップした印象を受ける。湿り気の多いチップでも、バランスを乱さず体幹しっかりの走り。無駄な力みがなく、鞍上の軽い促しに対する反応も良好。上々の仕上がりだろう。
②ドゥレッツァ【B】
美浦W単走(11日)。G1を制したころと比較して、若干トビが低く映るものの、大きく減点するほどではない程度。少し内側へモタれるようなしぐさを見せていたが、鞍上が立て直したあとは、まっすぐ前を向いてバランス良く走れていたので問題ないだろう。状態が悪いという印象はなく、この馬なりに順調といえる。
③ローシャムパーク【B】
栗東坂路単走(12日)。力強いフットワークで、勢いよく登坂するさまは見映えがいい。ラストで脚いろが鈍った点はいただけないものの、それまでの活発な走りは目を引くものがあった。体調面に問題はなさそうなので、あとはとにもかくにも実戦での折り合い次第。それが最大のポイントとなる。
④プラダリア【C】
栗東CW単走(11日)。反応を確認する程度の内容。ブレの少ない体幹しっかりのフォームは健在だが、ひと頃と比べて首や前さばきが硬く映るのは気になるところ。鞍上の促しに対する反応も渋めで、良くも悪くもマイペースといった感じ。現状の走りを活かすためには、他馬の決め手が削がれる馬場、加えて展開の恩恵もほしい。
⑤チャックネイト【C】
栗東坂路単走(12日)。直線序盤は頭を上げ、それをなだめるのに鞍上はひと苦労。その後も首の位置はあまり下がらず、どうも走りが安定しない。脚さばき自体は力強く、手の合う騎手がまたがれば変わる可能性はあるが……。見映えが良くないため、判定はCにとどめておくが、当日の気配を注視したい1頭ではある。
⑥ボルドグフーシュ【C】
栗東坂路併走(11日)。直線序盤で手前を替えたあとは、比較的リズム良く登坂していた。だが、中盤を過ぎたあたりで手前を戻してからの脚勢はひと息。ほぼ馬なりの僚馬に手応えも体勢も不利のかたちでゴールを迎えてしまった。体格のいい乗り手を考慮しても、少し不安を覚える内容。評価は上げづらい。
⑦ジャスティンパレス【C】
栗東芝単走(11日)。流す程度の軽めの内容。脚さばきや前後のバランスは悪くないのだが、やや重の馬場コンディションが影響しているのか、ジョッキー騎乗のわりに推進力を少し欠いているようにも見える。セーブ気味の調整とはいえ、なにかしら物足りなさを覚えてしまう動きだった。
⑧シュヴァリエローズ【C】
栗東坂路単走(11日)。直線序盤は前の馬を目標に折り合いをつけつつ、低重心のフォームで登坂。ただ、徐々に頭の位置が高くなるあたりは前走の当該週と同様。首をしっかり振って、最後まで集中を切らさず走れていたことは評価できるのだが……。ここで勝ち負けに加わるには、もう一段階上の変わり身が必要のように思える。
⑨ヨーホーレイク【B】
栗東坂路併走(11日)。舌を出していたが、集中力を欠いている様子はなく、脚取りもしっかりしている。フォームのブレが少なく、推進力をじゅうぶんに感じる走り。抜け出す際の反応も鋭い。惜しむらくは、ゴール前で脚力が少し緩んでしまったこと。それがなければ、優にA判定の内容だった。
⑩リビアングラス【B】
栗東坂路単走(11日)。余力残しの内容。頭の位置がやや高く映るが、それはいつものこと。比較的リラックスして進み、一定のリズムで安定感のある脚さばき。鞍上のゴーサインに対する反応も悪くなかった。急上昇とはいかないまでも、自身のパフォーマンスはきちんと示している印象。順調ととらえてもいいのではないか。
⑪ソールオリエンス【A】
美浦W併走(11日)。この馬とすれば集中して走れているし、我慢もきいている。フォームのバランスが良く、軽やかな脚さばき。それでいて力感もある。ラストの反応も上々だった。元来が攻め駆けする馬ということを考慮しても、状態は良く映る。このまま順調なら、いいかたちで本番を迎えられそうだ。
⑫メイショウタバル【B】
栗東CW単走(11日)。上がり重点の内容。コーナーから気持ちが先走った様子で、鞍上は御するのにひと苦労。ただ、四肢のさばきは力強く、最後まで脚勢が衰えることもなかった。体調そのものは問題なさそうなので、あとは実戦に行って自分のリズムで走れるかどうか。それがいちばんの焦点となる。
⑬アーバンシック【B】
美浦W併走(11日)。エンジンのかかりが遅く映った1週前と比べれば反応は良くなった様子。当時より活気が出てきたし、それでいて折り合いはきちんとついている。あと少し後肢の入りが深くなれば文句なしだが、雰囲気は決して悪くない。おおむね態勢は整ったと判断してよさそうだ。
⑭ジューンテイク【D】
栗東CW併走(11日)。低めの姿勢を保ち、折り合いもきちんとついている。ただ、目標とするパートナー(3頭併せの真ん中)が待ってくれたにもかかわらず、並走にあまり余裕が見受けられないのは気になるところ。加えて、ジョッキー騎乗としては、仕掛けに対する反応も平凡な感じ。前走より相手強化のG1では厳しいか。
⑮ロードデルレイ【B】
栗東CW単走(11日)。やや首が高く映るが、それはいつも同じ。深刻にとらえる必要はない。四肢のさばき自体は力強く、ラストの反応や伸びも悪くなかった。ひとつ気がかりなのは、前走の当該週と比較して、直線で手前を替えたあとの走りが若干小さく見えること。そのぶん、評価はワンランク下げた。
⑯ショウナンラプンタ【B】
栗東坂路単走(11日)。しまい重点の内容。この馬とすれば手前替えが比較的スムーズだったし、動きそのものも1週前よりピリッとしてきた。しっかりとした脚取りで、体の軸も安定している。厳しく見れば、あと少し反応に鋭さがほしいが、デキが悪いという印象はない。及第点の仕上がりだろう。
⑰レガレイラ【B】
美浦W併走(11日)。僚馬2頭の間のタイトなスペースでも、さほど気負わず指示を待てる余裕があるし、フォームも安定している。身のこなしに硬さはなく、鞍上の軽い促しに対する反応も悪くなかった。骨折明けではあるが、この追い切りを確認する限り、前走よりデキが大きく劣るという印象はない。
阪神で施行された直近10回(2014~2023年)の1~3着馬の馬齢を確認すると、延べ30頭のいずれもが7歳以下。なお、7歳の好走(3着以内)は、香港から参戦したワーザー(2018年2着)の1例だけ。4歳以下の2着連対圏入りは、G1での優勝経験、かつクラシック競走(皐月賞・日本ダービー・菊花賞・桜花賞・オークス)において3着以内の好走歴を持つ馬に限られる。気にとめておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
⑤チャックネイト ⑧シュヴァリエローズ ⑨ヨーホーレイク ⑫メイショウタバル ⑭ジューンテイク ⑯ショウナンラプンタ ⑰レガレイラ
阪神で行われた直近10回、前走4着以下敗退から巻き返して複勝圏入りを果たしたJRA所属馬は12頭。前走の着順があまり直結しないレースといえよう。ただし、前走JRA・G3組の好走(3着以内)は、前走1着馬、もしくは前走がタイム差なしの惜敗馬に限られる。その点には注意したい。
(減点対象馬)
⑭ジューンテイク
前走の着順には比較的寛容なレースである一方、近2走内に2着以内の連対歴、またはタイム差0秒2以内の入線経験がない馬は劣勢。阪神で施行された直近10回の2着連対圏入りは、2017年2着のゴールドアクター、2020年2着のキセキだけとなっている。この2頭はともにグランプリレース(宝塚記念・有馬記念)での連対(2着以内)歴を有していた。グランプリレースでの連対経験がないうえに、苦戦が続いている馬は評価を控えめにしたい。
(減点対象馬)
③ローシャムパーク ④プラダリア ⑦ジャスティンパレス ⑧シュヴァリエローズ ⑫メイショウタバル ⑯ショウナンラプンタ
阪神施行の直近10回、近2走続けて国内のレースに出走、かつ近2走ともに単勝8番人気以下だった馬の好走(3着以内)事例は皆無。また、前走が国内戦で単勝2桁人気だった馬も連対(2着以内)ゼロと、低調な結果に終わっている。
(減点対象馬)
④プラダリア ⑥ボルドグフーシュ ⑪ソールオリエンス
阪神で施行された直近10回の1~2着馬延べ20頭は、いずれも芝1800m以上の重賞(国際格付けのグレード競走)ウィナー。重賞未勝利馬や、1800m未満の距離に重賞勝ち鞍が偏っている馬は、連対(2着以内)候補として強調しづらい。
(減点対象馬)
⑥ボルドグフーシュ ⑩リビアングラス ⑯ショウナンラプンタ
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U指数二桁順位の激走も往々にして見られ、指数順にシンプルに買って攻略できるレースではないが、糸口がまったくないわけではない。低指数の馬が何頭も上位に来るケースはほとんどなく、直近5年はU指数99以上の馬が2頭以上馬券に絡んでいる点で共通するからだ。とりわけ、指数100以上の馬の好走率が高いので、このあたりを取捨判断のラインに設定し、候補を絞り込んでいきたい。
今年100以上の指数をマークしたのは6頭と、非常にハイレベルなメンバー構成となった。低指数馬に割って入られる可能性はあるものの、このなかから2頭以上は馬券に絡んでくれると信じ、このレースの条件にフィットしそうな4頭をピックアップしていく。
大阪杯連覇を含め阪神芝は4戦4勝で、京都開催だった昨年は3着だったU指数2位①ベラジオオペラ(103.0)、7歳になってもいまだ衰えを知らない4位⑨ヨーホーレイク(101.8)、雨の影響が残る馬場になったときに本領を発揮しそうな昨年の2着馬の5位⑪ソールオリエンス(100.8)、U指数トップ評価を受けている⑮ロードデルレイ(104.1)を推奨する。
現行コース(阪神芝2200m)で施行されるようになった2007年以降(2024年は京都芝2200mで施行)、ステイゴールドが種牡馬として5勝を挙げる活躍を見せているが、これは宝塚記念の歴史のなかでも最多となる記録だ(次点はヒンドスタンの4勝)。ステイゴールド産駒は、2009年ドリームジャーニー&2012年オルフェーヴルによる兄弟制覇、単勝37.8倍で大金星を挙げた2010年ナカヤマフェスタ、レース史上初となる2連覇(2013~2014年)を飾ったゴールドシップなど、その存在感をおおいに示している。なお、2023年にはドリームジャーニー産駒の10番人気スルーセブンシーズが2着に好走し、単勝1.3倍の人気に応えたイクイノックスを上がり3F最速の末脚でクビ差にまで追いつめていた。
ほか、古くからトニービン内包馬も人気不問で好走しており、2022年タイトルホルダー、2023年イクイノックスと該当馬が阪神施行時において目下2連覇中でもある。また、前者はコースレコードを更新するタイムで勝利していたが、以前のコースレコードホルダーも母の父にトニービンを配された2011年アーネストリーであったことは気にとめておきたい。ちなみに、直系から勝ち馬は出ていないものの、2018年にノーブルマーズ(父ジャングルポケット)が12番人気3着、2006年の京都施行時もナリタセンチュリー(父トニービン)が10番人気2着と2桁人気で波乱を演出している。
ロードデルレイは、父ロードカナロア×母デルフィーノ(母の父ハーツクライ)。本馬は母の父を介してトニービンの血脈を保持するが、そのハーツクライにStorm CatやUnbridledを併せ持つ配合は22年2着ヒシイグアスや19年3着スワーヴリチャードを想起させる。一方、母の叔父にあたるダノンバラードが13年宝塚記念で2着に好走。なお、Balladeを牝祖とする同牝系には14年3着ヴィルシーナも挙げられるなど、一族の舞台適性は高い。
ドゥレッツァは、父ドゥラメンテ×母モアザンセイクリッド(母の父More Than Ready)。ドゥラメンテは16年宝塚記念の2着馬で、種牡馬としても22年の勝ち馬タイトルホルダーを出した実績を持つ。また、父の叔父にあたるルーラーシップも、自身が12年に2着、産駒のキセキが19年2着&20年2着とリピート好走するなど、好相性を示していることは特筆しておきたい。本馬は芝2200mで2戦2勝。G1実績からも中心視したい存在だ。
メイショウタバルは、父ゴールドシップ×母メイショウツバクロ(母の父フレンチデピュティ)。今年のメンバーでは唯一のステイゴールド直系で、父は史上初の宝塚記念2連覇を達成した深い縁がある。なお、母の父に配されたフレンチデピュティも種牡馬として08年1着エイシンデピュティを出しており、本馬の「父ステイゴールド系×母の父フレンチデピュティ系」という組み合わせは、23年2着スルーセブンシーズを引き合いに出しやすい。
上半期の中央競馬を締めくくるグランプリレースで、マイル、中距離、長距離とさまざまな路線からトップホースが一堂に会する。古くはシンザン、スピードシンボリ、ハイセイコー、トウショウボーイなど、優勝馬の欄には往年の名馬の名前がズラリ。第29回(1988年)は昭和から平成にかけてオグリキャップとともに“芦毛対決”で競馬シーンを盛り上げたタマモクロスが勝ち、第31回(1990年)にはそのライバルだったオグリキャップが単勝1.2倍の断然人気を背負いながらまさかの2着に敗れる“事件”が起きた。また、第32~34回(1991~1993年)にかけては、メジロライアン、メジロパーマー、メジロマックイーンとメジロ勢の異なる馬で3連覇する珍しい記録が生まれている。第39回(1998年)は絶頂期のサイレンススズカが逃げきって待望のG1タイトルを獲得。第42回(2001年)は、ずっと後塵を拝してきた宿敵テイエムオペラオーをメイショウドトウが初めて撃破したことで、おおいに盛り上がった。第47回(2006年)はディープインパクト、第53回(2012年)はオルフェーヴル、と前年の三冠馬が貫禄の勝利。そして、長らく連覇する馬が現れなかったレースだが、第54~55回(2013~2014年)にゴールドシップが史上初の2連覇を飾り、第61~62回(2020~2021年)にはクロノジェネシスも2連覇を達成している。