ユニコーンライオン(競走馬)

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ユニコーンライオン
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ユニコーンライオン
写真一覧
抹消  黒鹿毛 2016年1月29日生
調教師矢作芳人(栗東)
馬主ライオンレースホース 株式会社
生産者Desert Star Phoenix Jvc
生産地
戦績32戦[6-3-1-22]
総賞金22,167万円
収得賞金9,600万円
英字表記Unicorn Lion
血統 No Nay Never
血統 ][ 産駒 ]
Scat Daddy
Cat's Eye Witness
Muravka
血統 ][ 産駒 ]
High Chaparral
Tabdea
兄弟
市場価格
前走 2023/12/09 中日新聞杯 G3
次走予定

ユニコーンライオンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/12/09 中京 11 中日新聞杯 G3 芝2000 171125.8911** 牡7 58.5 国分優作矢作芳人B 532
(0)
1.59.7 0.935.7ヤマニンサルバム
23/11/12 福島 11 福島記念 G3 芝2000 1681639.51415** 牡7 59.0 国分優作矢作芳人B 532
(-2)
2.03.6 2.739.5ホウオウエミーズ
23/10/21 東京 11 富士S G2 芝1600 121149.0119** 牡7 57.0 坂井瑠星矢作芳人B 534
(+8)
1.32.7 1.335.7ナミュール
23/08/20 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 15815246.01415** 牡7 58.0 国分優作矢作芳人B 526
(+4)
2.07.0 5.541.9プログノーシス
23/07/16 函館 11 函館記念 G3 芝2000 161217.9812** 牡7 59.0 国分優作矢作芳人B 522
(+2)
2.02.4 1.037.6ローシャムパーク
23/06/25 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 17815176.01415** 牡7 58.0 坂井瑠星矢作芳人 520
(--)
2.12.6 1.436.9イクイノックス
23/04/08 オー 8 QES G1 芝2000 11--------5** 牡7 59.0 D.レーン矢作芳人 --0000 ------ドバイオナー
23/02/12 阪神 11 京都記念 G2 芝2200 135613.157** 牡7 57.0 坂井瑠星矢作芳人B 540
(+6)
2.12.1 1.235.7ドウデュース
22/11/27 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 185967.21516** 牡6 57.0 国分優作矢作芳人B 534
(+4)
2.25.3 1.635.8ヴェラアズール
22/11/13 福島 11 福島記念 G3 芝2000 161224.3101** 牡6 57.0 国分優作矢作芳人B 530
(-2)
2.00.2 -0.336.2サトノセシル
22/10/10 阪神 11 京都大賞典 G2 芝2400 146917.81013** 牡6 56.0 坂井瑠星矢作芳人 532
(+4)
2.26.4 2.136.0ヴェラアズール
22/08/21 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 1661152.41112** 牡6 57.0 坂井瑠星矢作芳人 528
(+12)
2.03.2 2.039.5ジャックドール
22/07/10 小倉 11 プロキオンS G3 ダ1700 1671316.1816** 牡6 56.0 川須栄彦矢作芳人 516
(-8)
1.49.6 5.942.9⑤⑤⑬⑮ゲンパチルシファー
21/06/27 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 131127.872** 牡5 58.0 坂井瑠星矢作芳人 524
(-4)
2.11.3 0.435.1クロノジェネシス
21/06/05 中京 11 鳴尾記念 G3 芝2000 133320.681** 牡5 56.0 坂井瑠星矢作芳人 528
(-4)
2.00.7 -0.634.1ショウナンバルディ
21/05/16 新潟 11 弥彦S 3勝クラス 芝1800 145812.951** 牡5 57.0 菅原明良矢作芳人 532
(+4)
1.48.0 -0.234.8コマノウインクル
21/05/01 阪神 10 ストークS 3勝クラス 芝1600 18817215.3183** 牡5 54.0 川須栄彦矢作芳人 528
(+4)
1.33.3 0.233.5⑦⑧グランデマーレ
20/08/15 札幌 11 TVh賞 3勝クラス ダ1700 144524.9911** 牡4 57.0 坂井瑠星矢作芳人B 524
(+12)
1.45.1 2.739.5ソリストサンダー
20/08/01 札幌 11 STV賞 3勝クラス 芝1800 141119.3810** 牡4 55.0 石川裕紀矢作芳人 512
(-16)
1.48.4 0.635.8ハナズレジェンド
20/04/12 阪神 12 梅田S 3勝クラス ダ1800 16596.8315** 牡4 57.0 坂井瑠星矢作芳人 528
(+4)
1.57.5 5.943.1コンカラー

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ユニコーンライオンの関連ニュース

福島記念は福島芝2000mで施行のハンデ戦G3。

ローカルのハンデ戦となれば、波乱という言葉と結ぶつく。ただ、過去10年のデータで見ると、1番人気は複勝率80%、2桁人気から4頭馬券に絡んでいるが、総じて堅めの決着が多い。

開催4日目と開催6日目の年があり、今年は4日目。開催前半らしく枠順別成績では内枠有利でも、4日目にして時計を要するケースもあり、福島は難しい。たまに「福島が得意」という人に遭遇すると、神々しく見える。

逃げた馬の成績は[3-0-1-7]。馬券に絡んだ4頭は2014年1番人気3着メイショウナルト、2016年7番人気1着マルターズアポジー、2021年5番人気1着パンサラッサ、2022年10番人気1着ユニコーンライオン

このうち、ラップ的に楽逃げと言えるのは、前半ペースダウンさせたマルターズアポジーくらいで、ほか3頭はそれなりに飛ばした。単純に直線の短いローカルで前有利と考えたくもなる。

特にパンサラッサは1000m通過57秒3のハイラップで逃げ、4馬身差の完勝。全体の脚質別成績を見ると、やはり前有利に出ている。

▼脚質別成績
逃げ 27.3% 27.3% 36.4%
先行 13.2% 26.3% 31.6%
中団  1.8%  10.7% 19.6%
後方  0.0%  0.0%  3.8%
捲り 100.0% 100.0% 100.0%
※数字は左から勝率・連対率・複勝率

捲りは[1-0-0-0]と出、該当の1頭は2019年1番人気1着のクレッシェンドラヴ

福島芝2000mと言えば、最初のコーナーまでが長い。4コーナーポケットのスタートから、1コーナーまで約500mもある。ここの流れが肝になるだろうか。

2022年のユニコーンライオンは、最内枠から早々とハナに立ち、逃げ切りを決めた。

昨年も出走したが、今度は対象的に大外の8枠16番を引き、さらにバビットテーオーシリウスもいて、1コーナーまでやり合う形に。結果、落馬競走中止のカントルを除くと、3頭は13~15着とふるわず。

単騎でポンと行けるといいものの、最初の直線が長く、同型がいるとそれが難しい。今年は、近走で逃げている馬が一応2頭で、ベラジオソノダラブウインシュクランがいる。

ベラジオソノダラブは馬名どおり園田を走っていた馬で、3走前に中央に転入した。その後は15着、3着、16着。このうち、近2走がハナ。3着はBコース初週で前が止まりづらく、積極策が功を奏すも、前走は緩みないペースで飛ばし最下位。

ウインシュクランは、全4勝中3勝が福島で、前走の3勝クラス勝ちは、今回と同じ福島芝2000mを逃げ切り。その1000m通過は60秒9で楽なペースで、好走時はどれも緩いペースのなか前にいる。

どちらも少々役不足に映り、飛ばすとおそらく苦しくなる。2頭を見る、好位につけた馬に利が出そう。

ドクタードリトル。前走の京都大賞典6番人気6着は展開の向いた競馬。とはいえ、2400mは長かったし、勝ち馬から0秒3差なら今回のメンバーなら威張れる。近走は控えているが、そこそこ速い流れを先行したレースも多く、行こうと思えばそれなりにポジションを取れるはず。馬券は◎の単勝。

【福島記念2024】血統アナリシス ステイゴールド直系が4連覇を達成、近年は「母の父Sadler's Wells系」の快進撃が続く 2024年11月9日() 12:00

近年、目覚ましい活躍を続けているのがステイゴールドの直系で、2017年ウインブライト、2018年スティッフェリオ、2019年クレッシェンドラヴと直仔で3連覇を飾るほか、2020年にもオルフェーヴル産駒のバイオスパークが勝利したことで、実質的に同系統の馬たちで4連覇を達成している。なお、さかのぼればステイゴールドの母の父にあたるデイクタスも、種牡馬として1987&1989年と隔年で2勝したミスターブランディを出した実績を持つ。

ほか、「母の父がSadler's Wells系種牡馬」となる馬の快進撃も瞠目に値するもので、2019年クレッシェンドラヴ(母の父Sadler's Wells)、2021年パンサラッサ(母の父Montjeu)、2022年ユニコーンライオン(母の父High Chaparral)と該当馬の優勝例はいずれも2019年以降に集約される。

クリノプレミアムは、父オルフェーヴル×母ダンシングクイーン(母の父Giant's Causeway)。父はステイゴールドの直仔で、同産駒からは20年1着バイオスパーク、21年2着ヒュミドールが出た。勢いが目覚ましいステイゴールドの直系だが、そのなかでも延べ3頭の出走で2頭が馬券に絡んでいる種牡馬オルフェーヴルは注目の存在。本馬自身、福島競馬場は【1.1.1.0】と馬券圏外がなく、福島記念に初出走ながらも楽しみは大きい。

フェアエールングは、父ゴールドシップ×母マイネポリーヌ(母の父スペシャルウィーク)。同産駒の出走例は23年4着ウインピクシスに限られるが、父の「ステイゴールド×メジロマックイーン」という配合は、福島記念で好相性を示すオルフェーヴルと共通。福島競馬場で最多勝利数を記録することを含め、今後の動向を注視していきたい種牡馬となる。本馬も福島で新馬勝ちした所縁があり、ローカル特有の持久力戦は望むところだろう。

エンパイアウエストは、父ドゥラメンテ×母ローマンエンプレス(母の父Sadler's Wells)。「母の父がSadler’s Wells系種牡馬」に該当する馬は、19年クレッシェンドラヴ、21年パンサラッサ、22年ユニコーンライオンと直近5年で3勝するほか、昨年もダンディズムが12番人気でハナ差2着の惜敗を喫していた。本馬は勝負所での不利が大きかった23年猪苗代特別で3着に巻き返した脚が秀逸で、舞台適性には一目置けるものがありそうだ。


【血統予想からの注目馬】
クリノプレミアム ①フェアエールング ②エンパイアウエスト


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【七夕賞2024】出走予定馬最速チェック サマー2000シリーズ開幕! 荒れるハンデ重賞をモノにするのは? 2024年7月1日(月) 11:00


アラタ
3年前と一昨年、今回と同じ舞台の福島記念を3着。主導権を握ったのは、パンサラッサユニコーンライオンで、各々得意なラップに持ち込み、レース全体の上がり3ハロンは37秒6と36秒2。そんな上がりのかかる競馬が合い、じりじりと脚を伸ばしている。前走金鯱賞5着は展開が向いたものの、ローカルG3なら希望も。

カレンルシェルブル
昨年の福島民報杯1着、福島記念3着と今回と同じ舞台に良績をもつ。コンパクトな脚の回転で小回りが利き、舞台設定としては不足ない。ただ、福島民報杯1着は力でねじ伏せたが、福島記念3着は展開が向き、上がりのかかる形も合っており、重賞だと展開の助けがほしい。前走、今年の福島民報杯5着は大外枠で距離ロスがあった。

キングズパレス
2走前に3勝クラスの美浦S(中山芝2000m)を突破し、前走は新潟大賞典2着。美浦Sは悪癖のモタレる面を見せていたが、新潟大賞典は真っすぐ走っていた。逃げ馬が1000m61秒6の緩い流れに落とし、逃げ切りを決めるなか、中団から追い込んでおり、内容も悪くなかった。右回りに戻るのがどうかも、重賞で通用する下地はある。

ダンディズム
昨年は札幌芝2600mの札幌日経OP3着、丹頂S2着から、福島記念では12番人気2着と穴をあけた。テーオーシリウスユニコーンライオンバビットらが緩みない流れを作り、スタミナの活きる展開を、よく追い込んできた。瞬発力勝負より上がりのかかる競馬、高速馬場よりタフな馬場が合う。中間の雨予報は追い風だろう。

ダンテスヴュー
一昨年のきさらぎ賞2着馬。世代限定G1を連戦後、自己条件へ戻ると、3勝クラスの突破に5戦を要した。オープン入りを決めた博多S(小倉芝1800m)は、良馬場の開幕週。6枠9番からラチ沿い、先頭から離れた5番手を確保し、前が苦しくなる流れも味方によく伸びた。前走の福島民報杯7着は、不利なく0秒3差まで。

ノッキングポイント
昨年の新潟記念勝ち馬。3歳馬の勝利は史上4頭目、グレード制導入後は2頭のみ。1000m60秒6の緩い流れを、3枠3番からロスなく立ち回り、上がり3ハロン33秒8の脚を使った。直線の長い広いコースは合う。そこから菊花賞15着、金鯱賞12着、新潟大賞典8着は、大なり小なりかかっている。ペースアップと内枠が理想か。

バビット
昨年、同じ舞台の福島記念は、緩みない流れを3番手につけ14着と大敗。逃げ馬でも、それほどテンは速くないため、同型と競り合うと脆さが出る。その点、セイウンプラチナフェーングロッテンらの存在は気になるところ。一方、今年の京都記念は離れた番手から9番人気3着と、別定G2でも好走。気分よく走れるかどうか。

ボーンディスウェイ
4走前に3勝クラスの常総S(中山芝2000m)を勝利し、次の中山金杯も4着と善戦。1コーナーで起こった大渋滞の被害が少なく、1000m60秒5の緩い流れを3番手で運べた。ただ、後半1000mは11秒台が連続し、持久力の高さは示している。勝ち時計は1分58秒9と速く、時計がかかればもっとやれそう。

リフレーミング
3勝クラス突破に14戦を要したが、3走前に湾岸S(中山芝2200m)を勝つと、福島民報杯を連勝。開催2週目でインを生かせる馬場のなか、道中は後方のラチ沿いに控え、勝負どころで外を回りながら追い込んだ。機動力はあるが、出遅れ癖と高速馬場への対応は鍵。前走の新潟大賞典(5着)は、前有利の流れを4角14番手からのもの。

レッドラディエンス
キャリア11戦 [4-5-1-1]。新馬戦6着を除けば、オール馬券内と堅実に走る。3走前3勝クラスの日本海S2着(新潟芝2200m)は、展開が向いたものの、後の菊花賞ドゥレッツァと0秒1差。前走のメトロポリタンS(2着)は、2ハロン延長でも崩れなかった。操縦性が高く、長い距離も良さそう。相手関係ひとつ。

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重賞2勝のユニコーンライオンが引退して種牡馬に 2023年12月17日() 15:04

2021年の鳴尾記念、22年の福島記念(ともにGⅢ)を勝ったユニコーンライオン(栗・矢作、牡7)が17日付で競走馬登録を抹消した。9日の中日新聞杯11着がラストラン。通算32戦6勝(うち海外1戦0勝)で獲得賞金は2億3287万4000円(うち海外1120万3000円)。今後は北海道・新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる予定。

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中日新聞杯11着のユニコーンライオンが引退 今後は種牡馬入りの予定 2023年12月9日() 19:06

9日の中日新聞杯で11着に終わったユニコーンライオン(栗・矢作、牡7、父ノーネイネヴァー)が、この一戦を最後に引退することが決まった。所有するサラブレッドクラブライオンがホームページで発表した。今後は種牡馬入りする方向で調整される。2021年GⅢ鳴尾記念、22年GⅢ福島記念の重賞2勝を挙げ、21年には宝塚記念で2着となるなど中距離路線で活躍した。

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【中日新聞杯】ヤマニンサルバムが好位から押し切り重賞初制覇! 2023年12月9日() 18:31

12月9日の中京11Rで行われた第59回中日新聞杯(3歳以上オープン、GⅢ、芝2000メートル、ハンデ、17頭立て、1着賞金=4300万円)は、三浦皇成騎手の2番人気ヤマニンサルバム(牡4歳、栗東・中村直也厩舎)が好位のインでロスなく追走。直線で外に持ち出されると先行したホウオウビスケッツユニコーンライオンを交わし、そのまま押し切って勝利。6度目の重賞挑戦で初タイトルを手にした。タイムは1分58秒8(良)。

3/4馬身差の2着には直線で大外から猛烈な追い上げを見せたハヤヤッコ(13番人気)、さらにクビ差遅れた3着に紅一点のピンハイ(4番人気)が入った。なお、1番人気のリューベックは9着に敗れた。

中日新聞杯を勝ったヤマニンサルバムは、父イスラボニータ、母ヤマニンエマイユ、母の父ホワイトマズルという血統。北海道新冠町・錦岡牧場の生産馬で、馬主は土井肇氏。通算成績は20戦6勝。重賞は初勝利。中村直也調教師、三浦皇成騎手ともに中日新聞杯は初勝利。

三浦皇成騎手(1着 ヤマニンサルバム)「今回はハナにはこだわらず自信を持ってためて行こうと思っていました。前回にハナへ行ったことで、この馬のペースを僕が理解することができたので、3コーナーで速くなったときも追いかけず、この馬のリズムで追い出して、最後までキッチリ踏ん張ってくれました。本当に、ここにきて馬が良くなってくれています。厩舎のおかげだと思うので感謝したいです。いいときに乗せてもらいました」

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ユニコーンライオンの関連コラム

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


8月20日(日) 札幌11R 第59回札幌記念(3歳以上G2・芝2000m


<休み明けでの出走>

シャフリヤールドバイシーマクラシック:5着(海外競馬)5ヶ月)<B>
海外遠征後の休み明けでこの中間は函館での調整。1週前には3頭併せで強めに追われて先着。気難しい面がある馬なので最終追い切りは馬なりでの調整で仕上げたいところで、ダービー馬だが注文がつくところが意外と多い。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

ウインマリリンドバイシーマクラシック:6着(海外競馬)5ヶ月)<C>
昨年は宝塚記念からの参戦で美浦で乗り込まれ移動してきたが、今年は海外遠征後の休み明けで早めに札幌に入厩しての調整。1週前の芝での併せ馬の動きを見ると、まだ走りに重さが残る。
☆『昨年の追い切り
☆『前走の追い切り

ダノンベルーガドバイターフ:3着(海外競馬)5ヶ月)<B>
能力の高い馬ではあるが、右回りに不安があったり距離も長すぎると伸びきれなかったりと1年半勝ち星から遠ざかっているのが現実。この中間は、海外遠征後の休み明けでも、ヒシイグアスと一緒に函館で調整され順調な過程でこれている印象。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

ヒシイグアス大阪杯:7着、486kg(-18kg)4ヶ月半)<B>
前走時は輸送があったにしても、直前の追い切りが軽すぎ。それでいて馬体が大きく減っていたところを見ると、レースでも影響が出ていたかもしれない。そこからの休み明けとなる今回、函館で乗り込まれ順調時同様に1週前は強めに追われて好時計。状態は良さそう。
☆『前走の追い切り

ラーグルフ大阪杯:11着、494kg(-10kg)4ヶ月半)<C>
この中間は函館Wコースでの調整で乗り込まれているが、特に目立つところがなく時計も平凡。
☆『前走の追い切り

マテンロウレオ(天皇賞(春):5着、474kg(-2kg)3ヶ月半)<C>
昨年秋に復帰してから大崩れのない安定した成績。この中間、まず3ヶ月半ぶりの休み明けで乗り込み量が少なすぎる。1週前追い切りにしても、重め感が残る物足りない動きだった。
☆『前走の追い切り

アフリカンゴールド(天皇賞(春):中止、468kg(±0kg)3ヶ月半)<E>
競走中止の天皇賞(春)からの休み明け。毎回少ない本数で出走してくる馬だが、それでも休み明け時にはこれまで速い時計を3本は出していたので、今回特に競走中止明けでこの本数は少なすぎる。
☆『前走の追い切り

プログノーシス(香港クイーンエリザベスⅡ世C:5着、474kg(±0kg)3ヶ月半)<A>
休み休み使われてきている馬で、叩き2戦目よりも休み明けのほうが断然成績が良い。この中間も、香港遠征からの休み明けではあるが栗東で入念に乗り込まれ好時計を連発。函館移動前にほぼ仕上げている状態なので、最終追い切りはこれまで通り馬なりでの調整で良さそう。好仕上がりで出走してくるとみられる。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

トップナイフ日本ダービー:14着、484kg(-4kg)3ヶ月)<D>
この2戦は出遅れて後方からの競馬で見せ場なく終わっている。今回こそ(スタートを決めて)といきたいところだが、強力な先行馬が揃っていて楽な競馬はさせてもらえなそう。出来に関しても、この中間札幌での追い切り1本で併せ馬でも重め残りの併走馬相手に見劣る動きと、不安が残る。
☆『前走の追い切り


<前走:その他のレース出走馬>

ソーヴァリアント鳴尾記念:12着、508kg(-4kg)中10週)<C>
ここ2戦追い切りでは悪くない時計が出ていたが、馬体重の増減が大きくパドックでの状態が物足りなく映った。この中間も変わりなく乗り込まれているが、使い込めないことがマイナスになっているのかも。
☆『前走の追い切り

ジャックドール安田記念:5着、508kg(-4kg)中10週)<A>
昨年は大阪杯からの参戦で、2週前と1週前に強めに追われていたが、今年は間に安田記念を挟んでいるため2週前は馬なりで1週前は強めと多少の違いあり。それでも、函館での調整はほぼ同じ内容で、併せ馬でも先着していて時計も優秀。今年も良い状態で出走できそう。
☆『昨年の追い切り
☆『前走の追い切り』、『前走のジョッキーカメラ

ウインマイティーマーメイドS:2着、490kg(+8kg)中8週)<B>
栗東にいる時はプール調教を多く取り入れている馬だが、前走時はCWでの追い切りが多く馬体の仕上がりが良かった。この中間も、栗東CWで2本追って1週前には札幌ダートで素軽い動きを見せており、前走時の仕上がりの良さをそのまま維持できている感じ。
☆『前走の追い切り

ヤマニンサルバム函館記念:11着、502kg(+2kg)中4週)<D>
デビューから17戦、長期の休みなく使い込まれてきていて、大きな馬だが近走はレース前に本数を乗り込むことがなく息切れしている感じ。
☆『4走前の追い切り
☆『3走前の追い切り

ユニコーンライオン函館記念:12着、522kg(+2kg)中4週)<D>
札幌での成績が良くないところがあり、大型馬の割に力のいる馬場が不向きという部分もあるかとも思うが、調子の良し悪しもある意味ハッキリしている馬。調子の良い時は乗り込み量も多く時計も優秀。近走はこの馬格にしては乗り込み量が少ないことが多く、目立つ時計も出ていない。
☆『前走の追い切り

イズジョーノキセキ(クイーンS:5着、474kg(+2kg)中2週)<C>
休み明けの前走時点、乗り込み量が少なかった。パドックでは気合乗り良く馬体も仕上がっていて、レースでもロスなく追走して直線追い出されたが、伸び脚は平凡だった。この中間も、中2週で軽めの調整時計は平凡で、上積みは期待できなさそう。
☆『前走の追い切り


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、プログノーシスジャックドールの2頭をあげておきます。


☆8月19日(土)18:00☆『あなたが選ぶ!思い出の👑札幌👑記念👑』ランキング発表!!


◇今回は札幌記念編でした。
サマータイムという言葉がありますが、これだけ暑い日が続くと何十年後かには夏の時期だけ昼夜逆転して生活する(仕事は夜勤が中心、お店も夕方開店して早朝に閉店、スポーツやコンサートなども夜間にナイター開催等々......人は昼に寝て夜に活動する)ことになるのではないかと思うくらい、昼間に活動することが大変な時代になってきています。競馬も夏の時期は夜間競馬が開催されて1Rの発走は22時で、メインレースは朝4時なんて時代が来たりするのかも!?
さて、先月札幌競馬場に行く機会がありましたが、件の暑さは本州と変わらず。年々暑い中での開催となっている札幌記念について、過去5年の連対馬の調教内容について見てみると、3年前のノームコア(1週前は美浦で追い切られ最終追いは札幌)以外は、1週前の段階で函館もしくは札幌で追い切られていて、10頭中8頭が強めに追われていました。逆に最終追い切りは7頭が馬なりでの調整となっており、早い段階で北海道に移動して1週前にはほぼ仕上がっている状態というのが重要なポイントと言えそうです。
ちなみに、過去3年に狭めると、1週前に強めに追われていた馬が6頭中5頭、最終追い切りで馬なりだった馬が6頭中6頭となっていました。年々暑さが増してきている状況下では、1週前に万全に仕上がっているくらいでないと、ほかの馬に勝つ前に暑さに負けてしまうということもあるのかもしれません。
最後に、乗り込み豊富で1週前までに一度は強めに追われ、かつ好時計をマークしてきてている馬をピックアップしてみると、登録馬の中ではウインマリリンシャフリヤールジャックドールダノンベルーガヒシイグアスプログノーシスの6頭となっています。あとはこの馬たちが最終追い切りでどんな動きを見せてくるか。馬なりで良い動きを見せ、内枠に入るような馬がいたら、狙ってみてください。

札幌記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2023年6月22日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 宝塚記念2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


6月25日(日)阪神11R 第64回宝塚記念(3歳以上G1・芝2200m)


【登録頭数:20頭】(フルゲート:18頭)

<休み明けでの出走>

イクイノックス(ドバイSC:1着(海外)3ヶ月)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は早めに栗東へ移動して滞在での調整。右回りでの追い切りもあるが、この馬としては力みがあり終いの伸び脚が物足りなくも見える。

ヴェラアズール(ドバイWC:13着(海外)3ヶ月)<C> <優先出走馬(ファン投票)>
海外帰りの休み明け。この中間乗り込み量は豊富も、1週前追い切りを見ると良い時のような前進気勢があまり感じられない。時計は出ているが終いの伸び脚は平凡。

ジオグリフ(ドバイWC:11着(海外)3ヶ月)<B>
この馬も早めに栗東へ移動しての調整で、CW、坂路と好時計が出ていて順調な仕上がり。1週前の動きを見ると、重め感はないがもう少し気合乗りがほしい感じ。

スルーセブンシーズ(中山牝馬S:1着、448kg(+4kg)3ヶ月半)<A>
中山牝馬Sからの休み明けで、こちらも栗東に移動しての調整。デビューから休み休み使われ、馬体も増えてきている馬だが、1週前は強めに追われて力強い動きを披露と、ここも仕上がりは良さそう。


<前走:天皇賞(春)出走馬>(中7週)

ジャスティンパレス(1着、472kg(±0kg))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間もこれまでと同じように1週前に併せ馬で強めに追われた。ただ、持ったままの併走相手に追って追って何とか先着という内容で、もともとスッと反応できる馬ではないものの今回はズブさが目立ち、重め感あり。

ディープボンド(2着、504kg(-10kg))<A> <優先出走馬(ファン投票)>
前走は10キロ減で仕上がりが良かったがパドックではかなりうるさかった。この中間は、1週前までに坂路、CWで強め3本と昨年とほぼ同様の内容だが、さらに動きが良化し前走以上のデキで臨めそう。

ブレークアップ(4着、496kg(+2kg))<C>
土曜追いの厩舎で、3週連続CWで速いタイムを計時。ただ、前走時と比べると坂路での時計が平凡。

アスクビクターモア(11着、482kg(±0kg))<A> <優先出走馬(ファン投票)>
この春3戦目となるが、この中間は南Wでの追い切りプラス2歳時以来のプール調教も取り入れられての入念な乗り込み。1週前追い切りでは前走時のような前半手控えた内容ではなく、気分良く走らせて直線もかなりハードに追うという、迷いなく思い切りの良さを感じさせるスパーリングを敢行している。


<前走:香港QE2世C出走馬>(中7週)

ダノンザキッド(5着(海外))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は坂路での時計が平凡。CWでの追い切りの動きを見ても、前半は首が上がってしまい走る気持ちが伝わってこない。

ジェラルディーナ(6着(海外))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は1週前に強めに追われて本来の調整内容。ただ動きを見ると、重心が高めでやや力みがある点で、良い時と比べると少々物足りない。


<前走:鳴尾記念出走馬>(中2週)

ボッケリーニ(1着、468kg(+2kg))<C>
前走時は追い切りの動きも良く好仕上がりだったが、今回はあまり実績のない中2週での出走。日曜に坂路で時計が出ているが軽めの調整で、上積みまではどうか。

モズベッロ(6着、496kg(+4kg))<B>
3年前に3着の好走実績があり、中2週のこの中間も軽めの調整ではあるものの良い時の動きに近づいてきている。近走は詰めてレースを使えていることからも、出来の良さが感じられる。

カラテ(9着、538kg(+4kg))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間も坂路での調整でガラッと良くなった感じはないが、大きな馬で力強さはあり調子落ちはなさそう。


<前走:その他のレース出走馬>

ユニコーンライオン(豪州QES:5着(海外)中10週)<D>
前走からの乗り込み量は少ない。1週前の動きを見ても、好調時のような鞍上がハミにぶら下がる感じがなく、長手綱で押しても伸びきれず重い動き。

ドゥラエレーデ日本ダービー:中止、512kg 中3週)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
前走落馬競走中止のためここに出走してきた。中3週になるが、休み明けの前走を使われて1週前には日曜、水曜とかなり良い時計をマーク。出来自体は良さそう。

プラダリア目黒記念:5着、464kg(+4kg)中3週)<D>
休み明けの前走時は、パドックでは緩さが残っているように見せていた。この中間も坂路では速い時計が出ておらず、変わり身はあまり感じられない。

ライラック目黒記念:9着、438kg(+4kg)中3週)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
1週前は、前走時よりも手応えに余裕が窺え、終いの動きも好反応だった。

ウインマイティーブローザホーンミクソロジーの3頭は出走回避の予定。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、アスクビクターモアディープボンドスルーセブンシーズの3頭をあげておきます。


◇今回は宝塚記念編でした。
早いものでJRA春G1も最終戦の宝塚記念を迎えることになります。今年はこのコラムで推奨した馬たち(日本ダービータスティエーラオークスハーパードゥーラ/天皇賞春:ディープボンドシルヴァーソニック......)が好成績を残していて、少しでも的中のヒントとして参考になっていたら嬉しい限りです。
このコラムで推奨した馬たちが好走するということは、1週前までにどれだけ状態を仕上げられているかが重要になっていることの表れでもあると思っています。JRAでもレースの週になれば、参考レースや調教VTRなどを提供していますが1週前追い切りの映像などは探しにいかなければなかなか見られない状況にあります。そのあたり、当コラムの役割であり価値ととらえ、これからも皆さまの参考となるよう心掛けてやっていきますので、どうぞよろしくお願いします。


宝塚記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年2月5日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年02月05日号】特選重賞データ分析編(344)~2023年京都記念
閲覧 1,814ビュー コメント 0 ナイス 6



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G2 農林水産省賞典 京都記念 2023年02月12日(日) 阪神芝2200m内


<ピックアップデータ>

【前走の着順別成績(2019年以降)】
○7着以内 [3-4-3-16](3着内率38.5%)
×8着以下 [1-0-1-17](3着内率10.5%)

 大敗直後の馬は不振。なお、前走の着順が8着以下、かつ前走のレースが有馬記念以外だった馬は2019年以降[0-0-0-16](3着内率0.0%)でした。該当馬は思い切って評価を下げるべきでしょう。

主な「○」該当馬→ウインマイティーキラーアビリティキングオブドラゴン
主な「×」該当馬→アフリカンゴールドドウデュースユニコーンライオン


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“JRA、かつG1のレース”において6着以内となった経験がある」馬は2019年以降[3-4-4-9](3着内率55.0%)
主な該当馬→ウインマイティーキラーアビリティドウデュースユニコーンライオン

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2022年12月2日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】前々日オッズの意味を考える/チャンピオンズカップ展望
閲覧 2,207ビュー コメント 0 ナイス 5


本題に入る前に、2年半ぶりに新刊が出ますのでよろしくお願いいたします。

→『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる

こうすれば当たる! というようなものではなく、

「どの馬を買うか」

という予想ではなく、それ以外のことを考える重要性について書いています。よろしくお願いいたします。

本題へ。

ジャパンカップヴェラアズールが直線馬群を捌いて抜け出して勝利。見事G1初挑戦初制覇を飾った。道中はユニコーンライオンが予想通りに馬群を引っ張ったものの、スローペースで一団になったために直線は瞬発力に加えて渋滞を抜け出す力も問われた。

こうなると欧州騎手は強い。もともと欧州の中長距離路線はほとんどスロー。加えて馬群が密集するのも日常茶飯事で、馬体をぶつけ合いながら伸びてくることも珍しくない。いつも通り早仕掛けで末脚を失った川田騎手&ダノンベルーガを格好の目標に据えた外国人騎手の独壇場だった。

さて、今回は少しオッズの話をしたい。ジャパンカップでは金曜発売があったが、ではその段階でどれくらい馬券が売れているかという話である。というのも、金曜段階のオッズを見て、

「○○が人気し過ぎ」

というような話をよく耳にするからである。もちろん数字を見れば実際に気になるものなのだが、結論から先に書いてしまうと金曜段階のオッズ、あるいは平場の前日オッズなどはほぼ気にすることはない。それよりも自分なりのツールでオッズを推定することが大切になる。

参考までにジャパンカップが金曜段階でどれくらい売れていたかを見てみたい。以下は最終的な総売り上げと、金曜23時58分段階の票数の差である。ここでは単勝と馬連を見てみたい。

ジャパンカップの単勝総売り上げ票数

12223124票

→金曜23時58分時点の売り上げ票数

634431票

以上を計算すると、金曜の段階で、634431÷12223124=0.0519...

であるから、全体の5%強ほどが売れているということである。逆に言えば残りの約95%弱はまだ売れていないということでもあり、この段階でオッズを語ることがさほど意味がないことがわかる。

もっとも、単勝は比較的早い段階で票数が集まりやすい傾向にあるので、これをさらに馬連で見てみる。

ジャパンカップの馬連の総売り上げ票数

27307833票

→金曜23時58分時点の売り上げ票数

107514票

計算すると、107514÷27307833=0.0039...

ということで、なんと全体のわずか0.4%ほどしか売れていない。これは総売り上げの約250分の1である。

以上から考えるに、

「前々日オッズで一喜一憂することはあまり意味がない」

といえるのではないだろうか?

これは平場における前日オッズも同様で、例えばジャパンカップデーの東京1レースが前日23時58分段階でどれくらい売れていたかというと…

単勝総売り上げ 428659票
前日23時58分時点 18497票

となり、全体の約4.3%。前日の単勝オッズを見ていろいろと語ったところで、その後に20倍以上の売り上げがあると考えると、実はあまり意味がないことがわかる。

ちなみに東京1レースは9時31分発走だったが、その11分前の9時20分段階での単勝の売り上げ票数は、162640。これは全体の約38%となる。つまりラスト10分あまりで60%以上の売り上げがあるとわかる。普段平場を買っていると、

「直前でオッズが動きすぎ」

と感じるかもしれないが、3分の2近くが本馬場入場が始まった後に売れているのだから、動くのは当然なのである。

このことからの教訓は、オッズを読むことの大切さである。目に見える数字に一喜一憂したところで、大半は直前で売れてオッズが大きく変わるのだから、むしろどうなるかを予想する方が良い。

また、券種ごとにオッズを見ることも大切である。ジャパンカップヴェラアズールは何度か1番人気になったが、馬連や3連複などは一貫してシャフリヤールダノンベルーガに続く3番人気に留まっていた。

現代競馬は予想力も大事だが、こういったオッズをどう見るかも勝つためには重要になる。

チャンピオンズカップ展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はチャンピオンズカップ。注目馬はコチラ。

ジュンライトボルト石川裕紀人騎手)

注目はジュンライトボルト石川裕紀人騎手。
友道厩舎にしては珍しいダート馬。ダート転向後まだ3戦という新興勢力だが、その3戦がいずれも好内容で、芝時代と変わらぬ立ち回りの上手さを見せている。前走のシリウスSもやや早仕掛け気味だったが、ハピの追撃を封じる完勝。好位から運べるレースぶりには安定感があり、今年の相手関係ならば即通用しても驚けない。外国人騎手やトップジョッキーが集まるG1において石川騎手というのも妙味が増しそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2022年11月24日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック ジャパンカップ2022
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



11月27日(日)東京12R 第42回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
ジャパンカップは第12Rです。

【登録頭数:23頭(外国馬6頭)】(フルゲート:18頭)


<前走:天皇賞(秋)出走馬>(中3週)

ダノンベルーガ(3着、500kg(+6kg))<A>
前走の天皇賞(秋)時は、大柄な馬の休み明けらしく追い切りでモタモタしているようなところがあり、好評価にはしなかった。ただ、乗り込み量は豊富で、無理に馬を追い込むことをしていなかったので見た目以上に仕上がりは良かったのかもしれない。パドックではまだ余裕がある馬体だったので、100%に近い状態ではなかったとは思うが直線しっかり追い込んでの3着は能力の高さ。前走時にしっかり乗り込まれ、この中間には坂路にも入れての調整。1週前追い切りでは、ムーア騎手騎乗でダービーの1週前のように無理に馬を追い込むことはせず、馬なりで相手に併せていく内容と、理想的に状態を上げきている印象。前走からの上積みに十分期待が持てそう。

シャフリヤール(5着、456kg(前々走海外出走))<C>
前走時のパドックでは、馬体は仕上がっていたもののややテンション高さが感じられた。今回、芝コースでの1週前追い切りでもかなり行きたがる面を見せていて、不安が残る。今回は強力な逃げ馬もいないので、もう少しリラックスして走れていないと、レースでの折り合い面が心配に。

カラテ(6着、528kg(-4kg))<D>
かなり大きな馬だが、前走時のパドックでは太め感なく馬体はできていた感じだった。今回、距離延長で追い切りでは行きたがるところを押さえ込んでの調整となっているが、首が高くなってしまい走りに余裕がない。日曜日の坂路での時計も良い時には好時計が出ていたが、ここ2戦は平凡な時計で。

ユーバーレーベン(8着、476kg(-22kg))<C>
前走時は大きく馬体が減っていたが、通常に戻ってきた感じ。ただ、追い切りで強めに追われていることが多かったので当日のパドックではかなりテンションが高かった。この中間も1週前に強めに追われているので、直前は馬なりでの調整が理想的だが。




<前走:京都大賞典出走馬>(中6週)

ヴェラアズール(1着、518kg(+8kg))<B>
大型馬の休み明けで迎えた前走時のパドックでは、馬体こそ増えていたがそれほど太め感はなくドッシリと構えている感じだった。この中間も2週前、1週前とCWで好時計が出ていて、大きく良くなったという印象は受けないものの上積みは窺える。

ボッケリーニ(2着、472kg(+8kg))<D>
休み明けの前走時のパドックでは肩の出が硬く感じた。この中間、1週前追い切りでもモタモタした感じがあり、物足りない動きだった。




<前走:その他のレース出走馬>

デアリングタクトエリザベス女王杯:6着、486kg(+2kg)中1週)<C>
前走時は追い切りの動き、パドックでの馬の様子と決して悪くはなかった。ここ2戦は前半から力みがあり、その分終いの伸び切れなさにつながっている感じで、ペースが速くなって気分よく追走できれば直線の伸びも変わってきそう。

ユニコーンライオン福島記念:1着、530kg(-2kg)中1週)<B>
福島記念からの中1週でこの中間は軽めの調整。前走時のパドックでは、硬い感じも太め感はなく良い仕上りだった。

ハーツイストワールアルゼンチン共和国杯:2着、478kg(+4kg)中2週)<B>
この中間は、間隔が詰まっているため軽めの調整。前走時に目を向けると、追い切りは坂路で平凡な時計も動き自体悪く見せず、パドックではトモの筋肉こそ寂しく映ったが毛艶はかなり冴え、出来良く見せていた。

テーオーロイヤルアルゼンチン共和国杯:6着、458kg(-2kg)中2週)<C>
前走時の追い切りでは、モタれる面を見せていて終いの時計もかかっていた。こちらもこの中間は軽めの調整。坂路、CWと速い時計の出る馬なので、休み明け3戦目でどこまで上がってくるか。

ヴェルトライゼンデオールカマー:7着、494kg(-2kg)中8週)<B>
前走時も坂路で好時計が出ていたが、当時は走りやすそうな馬場で時計ほど伸びている感じはなかった。この中間は、乗り込み量も多く、1週前追い切りではジョッキー騎乗で終いの伸びも良好。変わり身が期待できそう。

シャドウディーヴァ(府中牝馬S:7着、486kg(±0kg)中5週)<D>
前走時の追い切りでは、重心が高く首も上がっている感じだった。この中間も、乗り込み少なく坂路での時計も平凡と評価しづらい。

トラストケンシン(オクトーバーS:11着、468kg(+4kg)中5週)<D>
この中間乗り込み量は多いが、併走遅れ、坂路での時計も平凡と大きな変わり身なし。

リッジマン(桂樹杯:7着、475kg(+7kg)中10週)<E>
JRA所属時は重賞勝ちもあったが、前走盛岡の芝でのレースで凡走と昔の勢いはない。


<外国招待馬>

オネスト(凱旋門賞:10着、中7週)<B>
終いの脚を活かす馬だが切れるという馬でもなく、スローの切れ脚勝負になると厳しそう。ただ、ルメール騎手が騎乗予定で日本の馬場、レースにあった乗り方をしてくる可能性もあり注意は必要。

グランドグローリー(凱旋門賞:5着、中7週)<C>
昨年好走してその後も好成績の1年だったが、日本のレースでは昨年以上は期待できそうもない。

シムカミル(ニエル賞:1着、中10週)<C>
ニエル賞ではドウデュースに先着も、フラつく場面もあり東京の馬場ではもっと甘くなりそう。

テュネス(バイエルン大賞:1着、中2週)<A>
デビュー戦で敗れているが、2戦目から5連勝。今年3戦は長距離のレースを使い、6馬身、8馬身、10馬身とタフな馬場を重い斤量を背負って先行しての圧勝続き。ヨーロッパでももっともタフな馬が多いドイツの馬で、日本馬に一番足りないものを持っており能力はかなり高そう。来年のヨーロッパでは、大きなレースをいくつか勝つ馬になっているか。今回のジャパンカップに関しては、馬場が向くかどうかに焦点が集まっているが、これだけ圧勝できる馬なので未知の魅力のほうが勝るとの印象。


<出走回避馬>
ブルーム、マジカルラグーン、ウインマリリンウインマイティーゴールドスミス


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ダノンベルーガ、テュネス、ヴェラアズールの3頭をあげておきます。


◇今回は、ジャパンカップ編でした。
ジャパンカップ過去10年の連対馬は関西馬15頭に関東馬5頭。それらの馬の調教内容を見てみると、連対した5頭の関東馬はカレンブーケドールの1週前追い切りが坂路だった以外、すべて南Wでの追い切りでした。その南Wでの追い切りも、1回目にアーモンドアイが勝った時の最終追い切りが終い仕掛けられていたのみで、あとは1週前、最終追い切りいずれも馬なりという調整過程。関東馬に関しては、休み明け2戦目で中間に南Wで追われ、そこで馬なりで好時計をマークというのが理想的な調教パターンと言えそうです。
そして、連対馬の多くを占める関西馬に関しては、坂路、CWが半分くらいずつではあるものの、勝利した8頭だけに絞ると坂路での追い切り6頭、CWでの追い切り2頭と、坂路調教馬の活躍が目立っています。ただ、坂路での追い切りも一杯に追われた馬はなく、馬なりもしくは終い仕掛けられて伸ばす内容となっています。関西馬に関しては、天皇賞(秋)同様に輸送を控えているため1週前までに仕上げておき、直前は馬なりもしくは軽く終いを伸ばす程度の調整というのが理想的なようです。
最後に近年不振が続く外国招待馬に関しては、シンプルに日本で追い切られている本数が多いか強めに追われて好時計をマークしている馬が好走しています。東京競馬場に検疫用の厩舎ができたことで、今年から来日後に東京での調整が可能に。追い切りの本数が多く好時計の出ている馬に関しては、注意が必要かもしれません。


※ジャパンC出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年8月14日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年08月14日号】特選重賞データ分析編(319)~2022年札幌記念
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G2 札幌記念 2022年08月21日(日) 札幌芝2000m


<ピックアップデータ>

【“JRA、かつG1のレース”において3着以内となった経験の有無別成績(2018年以降)】
○あり [4-4-4-11](3着内率52.2%)
×なし [0-0-0-32](3着内率0.0%)

 近年は実績馬が圧倒的に優勢。2018年以降の3着以内馬12頭は、いずれも“JRA、かつG1のレース”において3着以内となった経験がある馬でした。まだ国内のビッグレースで上位に食い込んだことのない馬は強調できません。

主な「○」該当馬→グローリーヴェイズソダシユニコーンライオン
主な「×」該当馬→ジャックドールハヤヤッコパンサラッサ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の条件がG1」だった馬は2018年以降[3-4-3-13](3着内率43.5%)
主な該当馬→グローリーヴェイズジャックドールソダシパンサラッサ

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ユニコーンライオンの口コミ


口コミ一覧
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2023年12月09日 中京 11R中日新聞杯(G3)
◎:5枠 9番 ユーキャンスマイル
◯:4枠 7番 ヤマニンサルバム
△:2枠 4番 シュヴァリエローズ
△:5枠 10番 リューベック
△:8枠 15番 ピンハイ


最近溜め逃げに戦法を変えたユニコーンライオン(このレースで引退種牡馬入り)の気勢を制するかのようにダービー以来のホウオウブスケッツが競ってハナを叩く展開。それでも平均ペースのため早めに動く今が続出。その中で優勝したヤマニンサルバムは好位キープで最後まで脚を溜めていました。直線に向くと前の馬との脚色は歴然。あとは後ろから差されないように注意して抜け出すだけの展開となり、連勝で重賞初制覇を飾りました。クラシックに縁はありませんでしたが、着実に地力強化。今後も楽しみな馬に成長しました。

 2着には金子オーナー4頭出しの最低人気のハヤヤッコが力を見せて上がりNO1の脚を使い追い込んできましたが、差を詰めているところでゴールになってしまいました。重馬場専用と勝手に思っていましたが7歳馬でも侮れません。

 3着は自分の競馬に徹して結果を出したピンハイ。混合戦でこれだけは知れれば選択肢が広がったと思います。

 所長◎のユーキャンスマイルはG3では安定感があっただけに狙いましたが、あれだけ坂路で追って馬体増は・・・。調教にごまかされないようにしたいと思います。

 ちんぺー 2023年12月9日() 07:53
12月9日(土) 中日新聞杯 
閲覧 126ビュー コメント 0 ナイス 3

<期待値の高い馬>
 06番 マイネルファンロン
 01番 ユニコーンライオン

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 軸馬狙い撃ち 2023年12月8日(金) 23:59
中日新聞杯 外厩情報
閲覧 174ビュー コメント 1 ナイス 6

中日新聞杯で帰厩初戦となる馬の外厩情報共有します。

1番ユニコーンライオン(国分優作騎手)宇治田原優駿ステーブル

3番ドルチェモア(団野大成騎手)JOJIステーブル

4番シュヴァリエローズ(佐々木大輔騎手)ノーザンFしがらき

5番サトノエルドール(荻野極騎手)山元トレセン

6番マイネルファンロン(丸山元気騎手)ビックレッドファーム鉾田

7番ヤマニンサルバム(三浦皇成騎手)宇治田原優駿ステーブル

8番ホウオウビスケッツ(丸田恭介騎手)ジョイナスファーム

10番リューベック(吉田隼人騎手)ノーザンFしがらき

11番ハヤヤッコ(幸英明騎手)ノーザンF天栄

12番キラーアビリティ(B.ムルザバエフ騎手)ノーザンFしがらき

14番ジャンカズマ(小沢大仁騎手)ノーザンFしがらき

15番ピンハイ(高倉稜騎手)チャンピオンヒルズ

16番スパイダーゴールド(鮫島克駿騎手)ノーザンF天栄

17番ワンダフルタウン(和田竜二騎手)宇治田原優駿ステーブル

以上になります。

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2023年12月9日中日新聞杯 G311着
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2023年10月21日 富士ステークス G2 9着
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