ドゥレッツァ(競走馬)

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ドゥレッツァ
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ドゥレッツァ
ドゥレッツァ
写真一覧
現役 牡4 青鹿毛 2020年4月24日生
調教師尾関知人(美浦)
馬主有限会社 キャロットファーム
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績 8戦[5-1-1-1]
総賞金30,653万円
収得賞金13,750万円
英字表記Durezza
血統 ドゥラメンテ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
アドマイヤグルーヴ
モアザンセイクリッド
血統 ][ 産駒 ]
More Than Ready
Danalaga
兄弟 サンパティークディヴァイネスト
市場価格
前走 2024/04/28 天皇賞(春) G1
次走予定

ドゥレッツァの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/04/28 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 186122.8215** 牡4 58.0 戸崎圭太尾関知人 464
(-8)
3.19.8 5.640.5テーオーロイヤル
24/03/10 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 13331.912** 牡4 59.0 C.ルメー尾関知人 472
(+4)
1.58.4 0.835.0⑨⑧⑥⑤プログノーシス
23/10/22 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 178177.341** 牡3 57.0 C.ルメー尾関知人 468
(+12)
3.03.1 -0.634.6タスティエーラ
23/08/19 新潟 11 日本海S 3勝クラス 芝2200 13442.111** 牡3 55.0 戸崎圭太尾関知人 456
(-6)
2.11.4 -0.134.4⑧⑩⑨⑦レッドラディエンス
23/06/04 東京 9 ホンコンJT 2勝クラス 芝2000 9891.311** 牡3 55.0 C.ルメー尾関知人 462
(-2)
1.59.2 -0.132.7ヘネラルカレーラ
23/04/02 中山 8 山吹賞 1勝クラス 芝2200 6551.711** 牡3 56.0 横山武史尾関知人 464
(+4)
2.16.3 -0.233.9④④④フロムナウオン
22/11/12 東京 3 2歳未勝利 芝2000 118102.011** 牡2 55.0 C.ルメー尾関知人 460
(0)
2.00.9 -0.033.4⑤⑤⑤サトノグランツ
22/09/19 中山 6 2歳新馬 芝2000 10891.713** 牡2 54.0 C.ルメー尾関知人 460
(--)
2.04.2 0.635.7⑦⑦⑤④ネビュルーズ

ドゥレッツァの関連ニュース

昨年の菊花賞ドゥレッツァ(美・尾関、牡4)が、予備登録していた英GⅠインターナショナルS(8月21日、ヨーク、芝2050メートル)に参戦することが17日、分かった。所有するキャロットクラブがホームページで発表した。鞍上はルメール騎手を予定。8月初頭に成田国際空港から出国し、英国・ニューマーケットで現地調整を行い、レースへの準備を進めていくことが計画されている。

【七夕賞2024】キーホース診断 馬券圏内率90%超! 堅実無比なレッドラディエンスは重賞でも通用するか? 2024年7月3日(水) 15:00


レッドラディエンス

相手が変わっても、クラスが上がっても、舞台が変わっても崩れない。

そんな、いわゆる”堅実”な馬は不思議な安心感を醸し出す。

馬柱を見れば大半が1~3着だし、迷ったらとりあえず軸にしておけば最低でも3着までには来てくれるんじゃないか。

その選定方法があまりにも安易であることには賛否両論分かれるとしても、馬券圏内である1~3着のうち1枠がノータイムで埋まるということ自体は、日々レースに追われながら予想を続ける競馬ファンにとってはありがたいことだろう。


今週のメイン・七夕賞にも、そんな役割を担いそうな馬が出走を予定している。レッドラディエンスだ。

2歳のデビュー戦で6着に敗れた後、5歳の現在に至るまで10戦連続で馬券圏内を確保。体質の問題で出世はゆっくりだったが、2走前にオープン入りを決めると、昇級戦となった前走・メトロポリタンSでも早速連対を確保。早々に目処を立ててきた。

今回は満を持しての重賞挑戦となるが、この堅実性は骨っぽい相手の重賞でも通用するのだろうか。いつも通りに各要素から可能性を考えていきたい。


まず指数面だが、近走において重賞通用級と思える数字を記録しているのは2回。

1回目は3走前の日本海Sで、後に菊花賞を制することになるドゥレッツァと0秒1差の2着。

2回目は前走のメトロポリタンSで、ここでも2着と勝ち切れはしなかったが、本馬よりも下の着順だった3着馬シュヴァリエローズは、続く重賞・目黒記念で2着に飛び込んでいる。

七夕賞の登録メンバーを見ても、抜けた指数を記録している馬は少なく、本馬も十分に有力馬の1頭として数えていい水準にあると思われる。前に行きたくてもなかなか行けないというベテランホースが多い中で、安定した先行脚質の持ち主であるという点でも注目を集めそうだ。


母のペルフォルマーダはアルゼンチンの馬で、母父ジャンプスタートや母母父フィッツカラルドといった血は日本ではほとんど馴染みがないが、ダートのマイル近辺への適性を伝えやすい血。

こうしたダート的な血に父ディープインパクトの血が重なると、コントレイルグランアレグリアのような爆発的な強さを持った馬が出る可能性がある反面、どっちつかずの適性を持ったジリっぽい馬も多いように思える。

本馬は毎回速めの上がりを使って上位争いをしてはいるが、戦績が示す通り惜敗も多く、レースぶりを見ても豪快な切れ味や破壊力があるようなタイプではない。そこそこの脚を活かすために、道中での上手い立ち回りは不可欠となるだろう。


そこで不安視されるのが、福島への対応力だ。

本馬はこれまで左回りの広い競馬場を使われることが多く、頭数の少ないゆったりした流れのレースばかり走っている。

福島の経験もあるにはあるが、3歳時に一度走っているだけで、しかも手薄なメンバーの中で勝ち切れていない。札幌1800mの未勝利戦を勝ち上がった際に騎乗していたルメール騎手が「そんなにスピードがないので忙しかった。広いコースのほうがいい」とコメントしていたこともあり、小回りは向かないタイプという可能性も十分に考えられるのだ。

流れの緩いレースが続いている分、先行脚質の持ち主と言えど、近走内容から見たテンの速さの比較ではメンバー中位に過ぎず、同じように先行するには序盤からかなり押して行かなければならない。このアクションが終いの脚にどう影響を及ぼすかが鍵となる。


調教面では1週前にコース追いでかなり速い時計を出しており、状態自体は悪くなさそうだが、馬だけでなく友道厩舎もローカル小回りよりは、主場や直線の長い舞台、あとは長距離に強いというイメージ。過去の実績を遡っても、福島競馬場へ管理馬を送り出すこと自体がかなり珍しい。

久しぶりに7月7日の開催となり、真の”七夕賞”と言えるレースへの挑戦となるが、人馬共にイメージを覆す走りができるかどうか、お手並み拝見といきたい。

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【七夕賞】レース展望 2024年7月1日(月) 16:50

夏の福島競馬2週目のメインを飾るのは、サマー2000シリーズの開幕を告げる名物ハンデGⅢの第60回七夕賞(7日、芝2000メートル)。7月7日の七夕開催は、トップハンデ57・5キロのミッキースワローが勝った2019年以来5年ぶりになる。

今年のトップハンデは2頭で、アラタ(美浦・和田勇介厩舎、牡7歳)とフェーングロッテン(栗東・宮本博厩舎、騸5歳)が58キロを背負う。アラタは7歳になったが、前走の金鯱賞で5着。勝ち馬プログノーシスには離されたが、2着の菊花賞ドゥレッツァとは0秒3差で衰えがないところを示した。福島の経験は2回で、そのどちらも同じ2000メートルの福島記念3着とコース適性も高そう。毎年、夏は北海道で走っていたが、今年は荒れた洋芝を避け、開幕2週目のここを狙ってきた。待望の重賞初制覇を目指す。

フェーングロッテンは2年連続の参戦。昨年14着以降は成績が上がってこないが、それ以前は当地のラジオNIKKEI賞勝ちやGⅡ2着がある実力馬。2月の前走、小倉大賞典5着で復調の兆しは見せている。逃げたときは【1・2・1・0】。かつての先行力が戻ってくれば、チャンスはある。

キングズパレス(美浦・戸田博文厩舎、牡5歳)は3歳時のセントライト記念9着以来、2度目の重賞挑戦となった前走、新潟大賞典でハナ差の2着。4歳以降は特に安定感が増している。初の福島コースでも大いに楽しみ。前走からハンデ1キロ増の57キロでも期待が高まる。

レッドラディエンス(栗東・友道康夫厩舎、牡5歳)はデビュー戦6着後は、10戦して【4・5・1・0】と安定。オープン昇級初戦のメトロポリタンS(リステッド)でも2着と格負けしない素質を見せた。3走前の日本海Sではのちの菊花賞馬で3キロ軽かったドゥレッツァに0秒1差の2着。ハンデ57キロを背負うが、ローカルのハンデGⅢなら太刀打ちできる。

リフレーミング(栗東・鮫島一歩厩舎、牡6歳)は当舞台で2戦2勝。オープン昇級初戦だった2走前の福島民報杯では、前残りの展開を大外からごぼう抜きで勝利し、続く新潟大賞典でも5着と健闘した。じわじわと力をつけてきたベテラン6歳が得意舞台で重賞タイトル奪取を見据える。ハンデは57キロ。

ノッキングポイント(美浦・木村哲也厩舎、牡4歳)は昨夏の新潟記念を制した後、勝利から遠ざかっているが、4歳で老け込むのはまだ早い。日本ダービーで5着に健闘した実力派で、今年のオークスを制した半妹のチェルヴィニアに負けていられない。前走の新潟大賞典(8着)に続いてハンデ57・5キロを背負うが、夏の重賞を勝った経験があるのは強み。小回りの福島コースにうまく対応できれば侮れない。

カレンルシェルブル(栗東・安田翔伍厩舎、牡6歳)=57キロ=は昨年、福島民報杯を勝ち、福島記念でも3着とこの舞台の実績十分。地元が福島で先週のラジオNIKKEI賞を勝った田辺裕信騎手、北九州記念を制した安田翔伍調教師という勢いのあるタッグにも注目だ。

他にも、展開の鍵を握る重賞2勝馬バビット(栗東・浜田多実雄厩舎、牡7歳)=57キロ、昨秋の福島記念で2着に入ったダンディズム(栗東・野中賢二厩舎、騸8歳)=57キロ、厩舎も馬も重賞初挑戦となるセイウンプラチナ(美浦・千葉直人厩舎、牡5歳)=55キロ、前走の福島民報杯2着のボーンディスウェイ(美浦・牧光二厩舎、牡5歳)=56キロ=と実力伯仲のメンバーがそろっている。

サマー2000シリーズは前2年、優勝馬該当なしに終わったが、今年は3年ぶりにシリーズ覇者が誕生するか。初戦から目が離せない。

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【七夕賞2024】出走予定馬最速チェック サマー2000シリーズ開幕! 荒れるハンデ重賞をモノにするのは? 2024年7月1日(月) 11:00


アラタ
3年前と一昨年、今回と同じ舞台の福島記念を3着。主導権を握ったのは、パンサラッサユニコーンライオンで、各々得意なラップに持ち込み、レース全体の上がり3ハロンは37秒6と36秒2。そんな上がりのかかる競馬が合い、じりじりと脚を伸ばしている。前走金鯱賞5着は展開が向いたものの、ローカルG3なら希望も。

カレンルシェルブル
昨年の福島民報杯1着、福島記念3着と今回と同じ舞台に良績をもつ。コンパクトな脚の回転で小回りが利き、舞台設定としては不足ない。ただ、福島民報杯1着は力でねじ伏せたが、福島記念3着は展開が向き、上がりのかかる形も合っており、重賞だと展開の助けがほしい。前走、今年の福島民報杯5着は大外枠で距離ロスがあった。

キングズパレス
2走前に3勝クラスの美浦S(中山芝2000m)を突破し、前走は新潟大賞典2着。美浦Sは悪癖のモタレる面を見せていたが、新潟大賞典は真っすぐ走っていた。逃げ馬が1000m61秒6の緩い流れに落とし、逃げ切りを決めるなか、中団から追い込んでおり、内容も悪くなかった。右回りに戻るのがどうかも、重賞で通用する下地はある。

ダンディズム
昨年は札幌芝2600mの札幌日経OP3着、丹頂S2着から、福島記念では12番人気2着と穴をあけた。テーオーシリウスユニコーンライオンバビットらが緩みない流れを作り、スタミナの活きる展開を、よく追い込んできた。瞬発力勝負より上がりのかかる競馬、高速馬場よりタフな馬場が合う。中間の雨予報は追い風だろう。

ダンテスヴュー
一昨年のきさらぎ賞2着馬。世代限定G1を連戦後、自己条件へ戻ると、3勝クラスの突破に5戦を要した。オープン入りを決めた博多S(小倉芝1800m)は、良馬場の開幕週。6枠9番からラチ沿い、先頭から離れた5番手を確保し、前が苦しくなる流れも味方によく伸びた。前走の福島民報杯7着は、不利なく0秒3差まで。

ノッキングポイント
昨年の新潟記念勝ち馬。3歳馬の勝利は史上4頭目、グレード制導入後は2頭のみ。1000m60秒6の緩い流れを、3枠3番からロスなく立ち回り、上がり3ハロン33秒8の脚を使った。直線の長い広いコースは合う。そこから菊花賞15着、金鯱賞12着、新潟大賞典8着は、大なり小なりかかっている。ペースアップと内枠が理想か。

バビット
昨年、同じ舞台の福島記念は、緩みない流れを3番手につけ14着と大敗。逃げ馬でも、それほどテンは速くないため、同型と競り合うと脆さが出る。その点、セイウンプラチナフェーングロッテンらの存在は気になるところ。一方、今年の京都記念は離れた番手から9番人気3着と、別定G2でも好走。気分よく走れるかどうか。

ボーンディスウェイ
4走前に3勝クラスの常総S(中山芝2000m)を勝利し、次の中山金杯も4着と善戦。1コーナーで起こった大渋滞の被害が少なく、1000m60秒5の緩い流れを3番手で運べた。ただ、後半1000mは11秒台が連続し、持久力の高さは示している。勝ち時計は1分58秒9と速く、時計がかかればもっとやれそう。

リフレーミング
3勝クラス突破に14戦を要したが、3走前に湾岸S(中山芝2200m)を勝つと、福島民報杯を連勝。開催2週目でインを生かせる馬場のなか、道中は後方のラチ沿いに控え、勝負どころで外を回りながら追い込んだ。機動力はあるが、出遅れ癖と高速馬場への対応は鍵。前走の新潟大賞典(5着)は、前有利の流れを4角14番手からのもの。

レッドラディエンス
キャリア11戦 [4-5-1-1]。新馬戦6着を除けば、オール馬券内と堅実に走る。3走前3勝クラスの日本海S2着(新潟芝2200m)は、展開が向いたものの、後の菊花賞ドゥレッツァと0秒1差。前走のメトロポリタンS(2着)は、2ハロン延長でも崩れなかった。操縦性が高く、長い距離も良さそう。相手関係ひとつ。

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ドゥレッツァが英GⅠインターナショナルSに予備登録 秋はジャパンCが最大目標 2024年6月25日(火) 16:58

昨年の菊花賞ドゥレッツァ(美・尾関、牡4)が、英GⅠインターナショナルS(8月21日、ヨーク、芝2050メートル)に予備登録したことが25日、分かった。所有するキャロットクラブがホームページで発表した。

同馬は天皇賞・春15着後に右第一指骨剥離骨折が判明したが、その後の経過は良好。10ハロン路線の主要レースで、好結果を出せば将来的な価値が高まるインターナショナルSが遠征候補に浮上した。今秋は凱旋門賞を断念し、ジャパンC(11月24日、東京、GⅠ、芝2400メートル)を大目標とする予定で、インターナショナルSはジャパンCの褒賞金対象レースとなっている。

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【宝塚記念2024】トッププロ厳選の穴馬! ポイントは京都開催! 京都向きなのに人気のない1頭は? 2024年6月19日(水) 11:00


上半期を締めくくるG1のこのレース。多くのファンは当てたい気持ちに駆られると思いますが、相変わらず私はいつどおりそんな気持ちはまったくです(笑)。ただ、ファンの方々にはなぜか、「トータル回収率プラス<G1的中」と思ってしまう方も多いようで、予想を売る立場の私としては、G1にまったく重きを置かないというわけにも……。でも、生涯でプラスになりたいと思っている人も必ずいるはずなので、まず私としてはその方々の力になることを目指しつつ、あわよくばG1も……を描きつつ頑張っていきたいです。今年マイナスの私が言うのも何ですが(笑)。

それでは、宝塚記念の見解に移っていきたいと思いますが、先週のマーメイドSでも書いたように、今年は阪神ではなく京都での開催ですよね。これにより、プラスになる馬、マイナスになる馬がいるはずなので、それをどう予想に反映していくかが、最大のポイントと考えています。それと京都は連続開催中です。コース替わりをしているとはいえ、さすがに内側も厳しくなるはず。と、思うのが普通なのですが、阪神の連続開催の時もいつまで経っても内が悪くならず……なんてことが結構多いんですよね。まぁ悪くならないというか、本来は悪くなっているんだけど、内側を通っても不利にならないと表現したほうがいいのでしょうかね。もしかしたら連続開催になるからってJRAが何か手を加えているのかも?(笑) 表向きは馬場を管理するレベルが上がっているからとか言いそうですが、にしてもってことですよね(^_^;)。その代わり、雨が降れば一気にダメになることも多いですよね(笑)。ということは、雨が降ればどうしようもないけど、降らなければ多少いじって操作できるって感じでしょうかね……。って、あることないこと書いておきます(笑)。たぶんみなさんも、「さすがに内が不利にならなすぎる」と思ったり、「外差しが決まらない競馬はつまらない」と思っているはずですし。いずれにしろ、雨も降る時期でもあり、当日がどういった状況なのかを確認し、それから判断しなければいけませんね。

次にいつもどおり上位人気想定の馬を見ていきます。上半期最後のG1ですし、できるだけ多くの馬を書ければと思います。

まずは1番人気確実のドウデュース
私がこの馬について書くことってまだありますか?(笑) いつも読んでくれている人であればここを読むのは飛ばしてもいいですよね。一応振り返りますが、前走のドバイターフでは出遅れてしまい、直線でも詰まり気味で5着になってしまいましたが、仮にスタートも五分で直線もスムーズでも、おそらく勝ちまではなかったレースに見えました。ドバイもそれなりに直線が長いですからね……(口酸っぱく言いますが、直線は短いほうがベター)。やはり、いちばん力を発揮できる舞台ではないような気がしました。それを考えれば、今年の京都コースに替わるのはこの馬にとってマイナスのはず。阪神での京都記念の勝ち方はみんな分かっているし、例年どおり阪神開催なら問題なく信頼できる馬だったのでしょうけど、京都となるとまた難しくなってくると思います。力は上位ですし、乗り方ひとつだと思うので、買う人は武Jの立ち回りに期待といったところでしょうか。私は「△に入れておくか」くらいの評価にしておきたいと思っています。

2頭目はジャスティンパレス
前走のドバイシーマCは、モレイラJとはいえ、展開的にちょっと厳しかったように思います。そんななか、ゴール近くになっていくにつれまた伸びていましたし、天皇賞(春)も勝っているように、やはりスタミナはある馬だと再確認しました。今回は2200mへの距離短縮になってしまいますが、おそらく京都はプラスになる馬。勝負どころの下り坂はこの馬にとって味方になるはずです。そして鞍上もルメールJ。このコンビは4戦4勝なんですよね。はい、本命候補です。

3頭目はベラジオオペラ
前走の大阪杯は待望のG1制覇となりましたが、正直恵まれたレースだと思うので、内容としてはあまり評価できないといったところでしょうか。今回の2200mへの距離延長は決してプラスとは言えないですし、上位に来るにはひと工夫いるレースになりそう。おそらく私は無印としますが、3連系で点数多く買える人は、一応入れておきたい存在という感じでしょうか。

4頭目はローシャムパーク
一言で言えばドウデュースタイプ。なので前走の大阪杯では本命にしたのですが、あと一歩のところでした。ただ、あのまま後ろにいたら馬券圏内もなかったので、捲っていった戸崎Jのナイス判断でした。ドウデュースタイプということで、今回の京都2200mは向くと思えないので、ちょっと評価は落としたいところ。力をつけているのは確かなので、買い目に入れるか判断が難しい馬です。

5頭目はブローザホーン
前走の天皇賞(春)では人気でも買いたくない1頭としましたが、2着まで来ました。結果的に2番人気のドゥレッツァはアクシデントみたいなもので力を発揮できず、3番人気のサリエラも内枠を活かさない立ち回りになってしまい、人気どころがそのような競馬なら2着まで来るのは納得でした。4着のスマートファントムなんて条件戦を勝ったばかりの馬だし、地力で勝ちにいって後ろをアシストしてくれた勝ち馬以外、そこまでレベルが高くない馬たちだった可能性は十分あると思っています。とはいえ、ここもそこまでレベルが変わるとは言えないので、これまたどうしようか迷う1頭になります。前走無印の私は無理に入れることはしませんが……。

最後にシュトルーヴェを。
去勢してから3連勝ですが、7着に終わった牡馬として最後のレースも、内田Jがうまく乗ることができなかっただけで、まともなら勝ち負けだったんですよね……。いろいろあってセン馬になったと思いますが、あの7着がセン馬になることを後押したというのであれば、ちょっともったいなかったと思っています。セン馬になってしまってからはもうひたすら頑張るしかないこの馬ですが、今のところしっかり期待に応えてくれています。重賞2連勝中ですが、相手を考えると今回の相手よりは落ちるメンバー。このレースでどこまでできるか注目となります。舞台としては合うイメージしかないですし、鞍上もレーンJを予定ということで、買い目には入れておきたい1頭です。

と、上位人気想定の馬たちについてでした。取り上げたなかで、買いたい馬はジャスティンパレスでしょうかね。ルメールJというだけでも外せない1頭になりますし、馬券圏内はまず期待したいです。あとはドウデュースをどう扱うかでしょうか。そのあたりはオッズも含め検討しなければならなそうで、今のところ分からないですね。さ、それでは春のG1最後もキレイに外して終わりとなりますかね。


以上、レース見解でした。早いもので上半期のG1もラストですね。阪神から京都へのコース替わりがポイントとのこと。穴馬に指名されるのはどの馬でしょうか。


※以下、注目馬は出走確定前に選定している為、当日上位人気になる可能性、出走取り消しの可能性がございます。又、枠が確定してから見直す場合もある為、注目馬に挙げていない人気薄をプロ予想MAXで本命にする可能性もございます。


■注目馬①ディープボンド
これも何回も書くことになっていますが、前走の天皇賞(春)3着については、「だから、京都が合う馬と言ってますよね」という結果でした。いつも阪神開催なのに今年は京都と、この馬にはプラスにしかならない変更点です。おそらく今回は距離不足が強調されて、また思ったほど人気にならないような気がするので、京都適性を武器に好走を期待してもいいと思います。前走も勝ち馬が前を潰す展開になったなか粘った競馬なので、勝ち馬の次にいい競馬をしています。そういうわけで、個人的にも買い目には入れておきたい1頭と思っています。


以上、豚ミンCプロの注目馬とコメントをお届けしました。今週はディープボンドの1頭推奨でした。前走からさらに人気が落ちそうですし、京都の連続好走を期待したいですね。それでは、また来週お会いしましょう。

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ドゥレッツァの関連コラム

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エリザベス女王杯ブレイディヴェーグが勝利。これで秋G1は、

スプリンターズS ママコチャ=川田騎手
秋華賞 リバティアイランド=川田騎手
菊花賞 ドゥレッツァ=ルメール騎手
天皇賞(秋) イクイノックス=ルメール騎手
エリザベス女王杯 ブレイディヴェーグ=ルメール騎手

ご覧の通り、お馴染みの2人しか勝っていない。今週もシュネルマイスターセリフォスという有力馬に騎乗する両ジョッキー。果たしてまだこの記録は続くのだろうか…。

さて、気づけば今年もあと1ヶ月半ほど。勝っている人はそのままでいいかもしれないが、負けている人は一発逆転を考える時期かもしれない。

もちろん、本来競馬の収支は1年でリセットされるものではないので淡々と続けるのが基本なのだが、それでも年の瀬へ向けてどうにかしたいという気持ちもわかる…というか私自身もそうだ。

そこで、収支を逆転するためにどうすべきかを考えてみた。

ひとつはレートを上げて勝負すること…なのだが、これはさらに収支を悪化させる危険が伴う上に、予算的に負荷をかけることになるのでオススメできない。

そこでもうひとつ、

「荒れるレースで勝負する」

ということだ。

勝負というとどうしても、自信のあるレース=期待している馬がキッチリ走るレース、を選んでしまいがちだが、それだと爆発的な回収はできない。戦う場(レース)を選べるというのが競馬のメリットでもあるのだから、より波乱度の高い難解なレースで勝負して、高配当をまとめて取るというのが一撃で回収するためには良いかもしれない。

シンプルに考えて、自分が難しいと思うレースは多くの人にとっても難しいのだから、その中で少しでもアドバンテージがあれば勝負に行っていい。私自身も今年は負けているので、ちょっと荒れそうなところで強気な勝負をしていこうと思っている。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はマイルチャンピオンシップから。

エルトンバローズ西村淳也騎手)

注目はエルトンバローズ西村淳也騎手。
ラジオNIKKEI賞ではレーベンスティールを、毎日王冠ではソングラインシュネルマイスターを退けて重賞連勝中。恵まれたように見えるが、「恵まれるのも才能」を地で行くタイプだ。今回はマイル短縮になるが、もともと未勝利と1勝クラスはマイル戦で、スピードもあるのでまったく問題ないはず。馬場読み力に長け、今年ブレイクしている西村淳騎手の手綱にも期待したい。G1になるとジョッキーが人気に与える影響がより大きくなる分そこまで期待されないかもしれないが、一発狙ってみても面白い。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年10月27日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】ルメール騎手の外枠は買い/天皇賞(秋)展望
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菊花賞ドゥレッツァが勝利。先週の当コラムで、

「長丁場のルメール騎手も大きなアドバンテージで、もはや穴人気というよりは普通に人気の一角を占めると思うが、有力だろう」

と書いた通り、やはり長丁場のルメール騎手のアドバンテージは大きかった。道中の運びは想定内で、とにかくリズムよく運ぶのが上手なのでラストで脚を使える。

なお、芝G1の大外枠におけるルメール騎手はこれで7連続連対となった。芝の外枠はしばしば不安視されることもあるが、

「ルメール騎手の外枠はむしろ買い」

というのが、今回改めての教訓。データの上でも大外枠などはむしろ好成績なので、今後も覚えておきたい。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週は天皇賞(秋)から。

ダノンベルーガ(モレイラ騎手)

注目はダノンベルーガ&モレイラ騎手。
今回は3走連続騎乗。モレイラ騎手は距離が延びたほうが良く、東京芝の中距離戦ならば持ち味を生かせる。皐月賞は内枠不利、日本ダービージャパンカップは距離、札幌記念は道悪と前半での不利……など馬券圏外のレースはそれなりに理由もハッキリしているので、久々に能力全開に期待。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年10月20日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】難なく3冠達成したように見えたリバティアイランド/菊花賞展望
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秋華賞リバティアイランドが難なく3冠達成。

…と書いていて、「難なく」というのは少々語弊があるかなと感じた。テレビを通してみているからそう感じるのであって、実際現場はいくつもの困難を乗り越えた末の栄冠なのだろう。

もっとも、難なく達成したように見えるのは悪いことではないようにも思える。3冠馬を引き合いに自分の話をするのも気が引けるが(気が引けるが、続ける)、私自身も、

「競馬予想って誰にでもできそうだし楽しそうだね」

と言われると、とても嬉しく思う。

楽しそうで、自分でもできそうと思われるとすれば、それはプロ冥利に尽きるというもの。もちろん世の中には自分がやっていることがいかに大変で、すごく苦労していて、自分にしかできないと思われたい人も多くいるのかもしれないが、個人的にはむしろ楽だと思われたい。

なので、誰にでもできそうな仕事だね、と言われたら、喜んで「はい」というだろう。自分の能力を認められたようで誇らしくすらある。

余談が過ぎたので元に戻すが、リバティアイランドが「難なく」3冠を達成したように見えたのは、恐らく人馬ともにまったく隙がなかったからだ。桜花賞こそ多少ヒヤリとはしたものの、川田騎手は落ち着き払っているように見えた。

オークスはスタートから今度はスムーズに好位置を確保し、直線は楽々と突き放した。パートナーとレース後楽しそうに「これが東京だよ」と観光案内する姿は、もはやカメラを意識する余裕すら感じたものだった。

迎えた秋華賞。小回りがどうかとか、馬体重増がどうかとか、そんな懸念もゲートが開いた2分ほど後には、心配していた自分がアホに思えるほど隙のない競馬だった。何より、川田騎手は落ち着いていた。

まるでアッサリと達成されたように思えた牝馬3冠は、まさにリバティアイランドとその陣営の強さを際立たせるものだった。個人的にはちょうど20年前、現地でスティルインラブの3冠達成を見たが、当時はどちらかといえばハラハラする3冠だった。

同じ牝馬3冠でも異なる馬なのだから当たり前なのかもしれないが、当時から仕上げの技術も向上し、より強い馬がその力を存分に発揮できる土壌ができているのかもしれない。実際、2018年のアーモンドアイ、2020年のデアリングタクトに続いて直近6年で3頭目の3冠牝馬の誕生だった。

この先はきっとイクイノックスをはじめとするワールドクラスの馬たちとの対決が待ち受けている。そんな相手でも恐らく引けを取らない戦いができるはず、そう思わせてくれる、(あえて言うが)余裕綽々の3冠達成だった。

それでは最後に先週からの狙い馬と、今週末の注目馬を。

【次走狙い馬】 10/15(日)東京9R マイネルグロン 8番人気1着

もともとスタミナ豊富で使うごとに力をつけて来ていたが、今回は久々のハンデも跳ね返して好位から堂々と抜け出し、成長も感じさせる内容で完勝。まだ余力もあり、中山コースも全く問題ない。中山大障害でも勝ち負けになる。

~今週末の注目馬~

今週はもちろん菊花賞から。

ドゥレッツァ(ルメール騎手)

注目はドゥレッツァ&ルメール騎手。
4連勝で3勝クラスを制し、勢いそのままにG1挑戦。一線級相手との対決は未知とはいえ、未勝利戦では今回も人気を集めそうなサトノグランツを下しており、もともと能力は高かった馬。前走は完全に先行馬の流れだったが、4コーナーで進路を失いながら切り替えて地力で伸びて差し切る着差以上の好内容。まだまだ伸びしろはありそう。長丁場のルメール騎手も大きなアドバンテージで、もはや穴人気というよりは普通に人気の一角を占めると思うが、有力だろう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年10月19日(木) 15:30 くりーく
くりーくの中間調教チェック 菊花賞2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


10月22日(日) 京都11R 第84回菊花賞(3歳G1・芝3000m)

【登録頭数:17頭】(フルゲート:18頭)


<前走:セントライト記念 中山芝2200m(レース映像)> 中4週

ソールオリエンス(2着 460kg(±0kg))<B> 優先出走馬
☆『前走の追い切り
休み明けの前走はパドックではまだ馬体に余裕がある感じで緩さがあった。前走を使われてのこの中間も、南Wで2週前、1週前と追われて好時計が出ている。ただ、1週前の併せ馬では直線強めに追われたものの併走相手のウインマリリンを突き放すことができず、重さを残した印象の走りだった。

ウインオーディン(6着 482kg(+4kg))<B>
休み明けを2回使われてこの中間は南Wと坂路で入念な調整。1週前追い切りでは楽な手応えで先着と、上積みが期待できそう。


<前走:神戸新聞杯 阪神芝2400m(レース映像)> 中3週

サトノグランツ(1着 492kg(+2kg))<A> 優先出走馬
☆『前走の追い切り
前走は阪神での重賞勝ちも春には京都コースで重賞を勝っていてコース適性は高い。前走時は、休み明けだったが最終追い切りの動きがかなり良く、パドックでもスッキリした馬体を見せ好仕上がりだった。この中間も坂路中心にプールも併用しての調整となっており、1週前追い切りでは3頭併せで素軽い動き。上積みが見込める。

サヴォーナ(2着 528kg(+12kg))<A> 優先出走馬
前走は休み明け、コラムでも指摘した通り馬体が増えていてパドックでは明らかにお腹の辺りに余裕があった。それでもレースでは好位からしぶとく伸びて差のない2着に好走。この中間は1週前にCWで強めに追われて併せて先着と、前走を使われての上積みには十分期待がもてる。

ファントムシーフ(4着 502kg(+12kg))<C> 優先出走馬
☆『前走の追い切り
休み明けの前走、馬体重は10キロ以上増えていたが太め感はなかった。この中間は、1週前に3頭併せの外を一杯に追われ力強く伸びて先着を披露。ただ、前走のレース内容やこの中間の追い切りと頭が高くなり前に伸びるというより上に抜けてしまう感じの走りになっている点がどうか。

ハーツコンチェルト(4着 492kg(-2kg))<C>
☆『前走の追い切り
休み明けの前走時は、マイナス体重も動きが鈍くまだ締まりそうな馬体だった。この中間、1週前追い切りでは前走でも併せた未勝利馬にしぶとく食い下がられていて、調子の良し悪しというよりは右回りだと反応が鈍い。

ショウナンバシット(7着 486kg(±0kg))<A>
休み明けの前走は最終追い切りで抑えきれないほど気合乗り抜群で、かなり良い出来に見えて本命◎に指名。ただ、レースでは勝ち馬の後ろを追走してきて直線でジリジリしか伸びなかった。この中間も2週前、1週前とCWで速い時計をマーク、1週前を見ると楽な手応えでここもかなり良い動きと、出来自体は引き続き良好に映る。

マイネルラウレア(8着 496kg(-6kg))<C>
休み明けの前走時は、追い切りでの動きが重く当日マイナス体重でも緩さが残っていた感じ。休み明け2戦目となる今回、1週前にCWで追い切られたが前走時よりも時計がかかっていて、良化は思いのほかスローとの印象。

シーズンリッチ(10着 498kg(+8kg))<D>
☆『前走の追い切り
前走のパドックではいつものうるさい面はまだマシだったが、レースではペースが緩むと行きたがってしまい4角早め先頭も直線早々に脚が上がってしまった。この中間も栗東での調整が続くが、頭が上がり気味の走りで物足りない内容。

ナイトインロンドン(11着 482kg(+6kg))<B>
☆『前走の追い切り
前走は追い切りの動きが良く状態十分といった具合に映ったが、パドックでは周りを気にしていてやや集中力を欠く感じだった。この中間も1週前に南Wで追い切られて動きは前走時よりも良く、競馬場は違うが長距離輸送も2度目となるため、前走よりも気持ちの面で良いほうに向きそう。


<前走:その他のレース出走馬>

タスティエーラ日本ダービー:1着 芝2400m 478kg(±0kg) 5ヶ月)<A>
☆『前走の追い切り
ダービーからの休み明けになるが時計を出し始めた3週前からいきなり3頭併せで速い時計を出して先着と重め感はまったくなく元気な走りで牧場での調整が順調だった感じ。1週前の追い切りでも直線強めいに追われて一気に突き放し力強い動き。今回は長距離輸送があるので1週前でこれだけ出来ていれば直前は馬なりで十分な仕上がり。

トップナイフ札幌記念:2着 芝2000m 482kg(-2kg) 中8週)<B>
前走は軽めの調整2本で出走だったので軽視したが、ジョッキーの好騎乗で2着に好走。この中間は栗東CWを中心に乗られていて、日曜には坂路でも速い時計と、反動よりは上積みのほうを感じ取れる過程となっている。

ノッキングポイント新潟記念:1着 芝2000m 494kg(+6kg) 中6週)<C>
☆『前走の追い切り
前走は古馬相手に重賞制覇。状態も良かったとは思うが、好騎乗、枠順、斤量面と恵まれた面もあり、すべてが上手くいった感じだった。この中間も南W中心の調整で、日曜には改修された坂路での調整に戻って優秀な時計をマーク。ただ前走時もパドックでチャカチャカした面を出しており、距離延長がプラスにはなるかというそうではなく……。

ドゥレッツァ(日本海S:1着 芝2200m 456kg(-6kg) 中8週)<A>
前走3勝クラス勝ちで未勝利から4連勝。その間京都新聞杯1、2着馬に先着していて能力は高い。これまでの調教では併せ馬で遅れたことがなく、この中間は1週前追い切りで抑えきれない手応えから直線併走相手を一気に突き放す上々リハを見せてきた。引き続きかなりの好状態だろうう。

ダノントルネード(日本海S:8着 芝2200m 514kg(±0kg) 中8週)<D>
☆『前々走の追い切り
休み休み使われてきている馬だが、前走時のパドックでは馬体重こそ増減なしでもふっくらした感じがなく硬さを感じる馬体だった。この中間も併せ馬での追い切りが1本のみで、1週前も月曜こそ坂路で終い速い時計を出しているものの水、土、日と軽めの調整に終始。ビシッと追われていない点はマイナスになりそう。

パクスオトマニカ(レパードS:15着 ダ1800m 488kg(+2kg) 中10週)<D>
☆『前走の追い切り
前走はダートが向かないところもあったかもしれないが、追い切りでも終いの時計がかかっていた。この中間も南Wで乗られているが、春の良い時と比べるとまだ物足りない。

リビアングラス(阿賀野川特別:1着 芝2200m 500kg(+12kg) 中8週)<A>
☆『前々走の追い切り
デビュー戦の時から毛艶が良く好馬体で、パドックでは毎回目にとまる馬。跳びが大きく切れる感じはないが、先行力がありしぶとさも兼ね備える。淀の3000mは絶好の舞台だろう。休み明けの前走は馬体が増えていたが太め感はなく、むしろ迫力が増した感じで成長著しい。ローテーションに余裕があり、この中間はこれまでの坂路中心からCWを長めからのメニューに変えてきている。併せ馬でも先着をはたすなど、休み明けを使われての上積みが感じられる。


<参考:出走予定馬の対戦成績>
◇ホープフルS(レース映像)中山芝2000m
2着:⑧トップナイフ、4着:①ファントムシーフ、7着:②ハーツコンチェルト
共同通信杯レース映像)東京芝1800m
1着:⑧ファントムシーフ、4着:⑥タスティエーラ、5着:⑪ウインオーディン、6着:④シーズンリッチ
◇弥生賞(レース映像)中山芝2000m
1着:⑥タスティエーラ、2着:④トップナイフ
皐月賞レース映像)中山芝2000m
1着:①ソールオリエンス、2着:⑭タスティエーラ、3着:⑦ファントムシーフ、5着:④ショウナンバシット、7着:⑧トップナイフ、8着:⑥ウインオーディン、14着:⑱マイネルラウレア
京都新聞杯レース映像)京都芝2200m
1着:⑥サトノグランツ、2着:⑦ダノントルネード、3着:⑫リビアングラス、5着:②マイネルラウレア
日本ダービーレース映像)東京芝2400m
1着:⑫タスティエーラ、2着:⑤ソールオリエンス、3着:⑪ハーツコンチェルト、5着:⑮ノッキングポイント、7着:⑬シーズンリッチ、8着:⑭ファントムシーフ、11着:⑱サトノグランツ、13着:⑯パクスオトマニカ、14着:④トップナイフ、16着:⑥ショウナンバシット


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、タスティエーラドゥレッツァリビアングラスサトノグランツショウナンバシットサヴォーナの6頭をあげておきます。



◇今回は菊花賞編でした。
菊花賞と言えば、芝3000mという出走馬にとって未知の距離とともにポイントとなるのが、3コーナーからの下り坂ではないかと思います。特にここ2年はリニューアル工事で開催がなかったこともあり、京都競馬場でレースを経験したことのある馬も出走馬中4頭で、それら馬たちも京都新聞杯の1回のみ。1度しか走っていないからあまり参考にならないと考えるか、経験できている点は大きなプラスになると考えるかは意見が分かれるところだと思いますが、私個人としては特殊なコースであることから1度でもこのコースを走っている点はプラスになるのではないかと思っています。さらに、当時騎乗していた騎手が今回も同じ馬とタッグを組んで出てくる場合は相当メリットが大きいと踏んでいます。
そのほか、京都競馬場で開催された過去5年(2016年から2020年)の連対馬の調教内容について見てみたところ、1週前にCW及び南Wで追い切られていた馬が10頭中9頭、最終追い切りはCW及び南W5頭、坂路4頭、芝コース1頭となっており、1週前にWコースで追い切っていた馬がほとんどだった点が特に目立ちます。やはり長距離戦ということで、中間に長めからの追い切りは必要になってくるということでしょうか。坂路だけササっとやっている馬は軽視したほうが良さそうです。
最後に、個人的なおススメポイントとして、長距離での実績が良い騎手と何だかんだで距離が長いのでロスなく走れる内枠の馬は注意、この2点を記して締めくくりたいと思います。


菊花賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年10月15日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年10月15日号】特選重賞データ分析編(380)~2023年菊花賞
閲覧 2,315ビュー コメント 0 ナイス 4



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G1 菊花賞 2023年10月22日(日) 京都芝3000m外


<ピックアップデータ>

【“同年4月以降の、JRAの、G1・G1のレース”において3着以内となった経験の有無別成績(2019年以降)】
○あり [4-3-3-18](3着内率35.7%)
×なし [0-1-1-42](3着内率4.5%)

 皐月賞以降の戦績が最大のポイント。G3やオープン特別、条件クラスのレースを主戦場としてきた馬は疑ってかかるべきでしょう。なお“同年4月以降の、JRAの、G1・G1のレース”において3着以内となった経験がなかったにもかかわらず3着以内となった2頭は、いずれも父がエピファネイアでした。

主な「○」該当馬→ソールオリエンスタスティエーラダノントルネードハーツコンチェルト
主な「×」該当馬→ドゥレッツァノッキングポイント


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が3着以内」だった馬は2019年以降[3-4-4-31](3着内率26.2%)
主な該当馬→ソールオリエンスタスティエーラドゥレッツァノッキングポイント

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ドゥレッツァの口コミ


口コミ一覧
閲覧 133ビュー コメント 0 ナイス 5

最近は馬の怪我が後を絶たない
今年の活躍が楽しみなリバティアイランド マイネルグロン ドゥレッツァ テーオーロイヤルなどの名だたるG1馬を始め、天皇賞春を回避したヒンドゥタイムズ エコロブルームなどの重賞ウィナーたちも怪我をしている

今年は落馬事故も多発しており亡くなられた藤岡康太さん Cルメールさん 松山弘平さん 木幡初也さん 吉田隼人さんなど年の前半戦が活発化する中で悲しいことも活発化してしまっている

レースに勝ちたい この気持ちは大事だが人馬が健康で安全なことが最優先だということを忘れないようにしたい

日本の競馬が多様化国際化し海外でも日本馬が活躍することが増えてきていることはとても喜ばしいことだ

だからこそこれからも健康安全な競馬界になってほしいと願っている

 ゴンザレス・ゴンゾウ 2024年5月3日(金) 11:22
現4歳世代について
閲覧 158ビュー コメント 1 ナイス 3

ドゥレッツァの惨敗劇は、正直ショックを受ける内容でした。関係者の談話では、原因は、軽い熱中症状態だったみたいです。しかし、昨年夏の新潟(日本海S)を、勝っていたので、暑さには、対応デキると思っていました。
タスティエーラの競馬を見ても、うーん"(-""-;)"イマイチの競馬でした。
弱小4歳世代と、周りから言われても仕方ない結果です。

しかし、ソールオリエンスは、皐月賞の様に、惨敗覚悟の最後方直線一気の競馬なら、もう少し着順上位の結果が出る可能性があると、思います。変に位置取りにこだわり、無駄に前目のポジションを狙い、馬の意志を無視した、レース内容(無駄に脚を使い、だらだらとした、締まりのない戦法で、スタミナ・ポテンシャルを消費する競馬)で、ソールオリエンスの特性を生かしてないです。破壊力は、S級クラスの名馬(ナリタタイシン、ムービースター・レッツゴーターキン・ダイユウサク・ハープスター・ヒシアマゾン・ダンスインザダーク・ディープインパクト)と、遜色なしです。
京成杯・皐月賞の様に、レースをして貰いたいです。
腹を括って、絶対に届かない位置から、大外ブン回し戦法で、直線一気の破壊力を願います。

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 競馬戦略研究所所長 2024年5月1日(水) 09:14
重賞回顧 天皇賞春
閲覧 133ビュー コメント 0 ナイス 3

京都 11R 天皇賞(春)(G1)
◎:4枠 7番 タスティエーラ
◯:6枠 12番 ドゥレッツァ
△:2枠 4番 ワープスピード
△:3枠 6番 ディープボンド
△:8枠 16番 チャックネイト


只々、テーオーロイヤルの強さが際立ったレースでした。予想通りにマテンロウレオが逃げると、スタミナ勝負に持ち込もうとディープボンドが番手の競馬。人気馬も好位に位置していつでも動ける状況でした。ラップを見てもレースが動いたのは3角から。完全な人気馬のマーク競馬の様相で、2番人気のドゥレッツァが早めに脱落。4角先頭から粘りこみを図るディープボンドにむけ、ワンテンポ置いて馬なりで進出したテーオーロイヤルの手ごたえが見た目にも違いすぎ、先頭に立つと安全運転でも2馬身差の完勝。3000M以上を使い続けて4戦目。それでもあの勝ち方では認めざるを得ません。人馬共に重賞初制覇も前途洋洋のレースでした。

 2着には終いに賭けたブローザホーン。小柄な馬体ですが、勝負根性は一級品。G1でも崩れなく中距離路線でも常に注意したい馬です。

 3着は粘りに粘ったディープボンド。レースの相性の良さとスタミナは7歳とは言え特筆もの。大きな勲章を取らせてあげたい走りでした。

 所長◎のタスティエーラは伸び切れずの7着。馬体増が復活のカギになりそうです。

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2024年4月28日天皇賞(春) G115着
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2024年4月28日 天皇賞(春) G1 15着
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