ダノンベルーガ(競走馬)

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ダノンベルーガ
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ダノンベルーガ
写真一覧
現役 牡4 鹿毛 2019年2月7日生
調教師堀宣行(美浦)
馬主株式会社 ダノックス
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績 7戦[2-1-1-3]
総賞金19,086万円
収得賞金8,990万円
英字表記Danon Beluga
血統 ハーツクライ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
コーステッド
血統 ][ 産駒 ]
Tizway
Malibu Pier
兄弟 コスタレイボンドガール
市場価格1億7,280万円(2019セレクトセール)
前走 2023/03/25 ドバイターフ G1
次走予定

ダノンベルーガの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/03/25 アラ 7 ドバイターフ G1 芝1800 14--------2** 牡4 57.0 J.モレイ堀宣行 --0000 ------ロードノース
22/11/27 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 187144.225** 牡3 55.0 川田将雅堀宣行 500
(0)
2.24.3 0.634.4⑧⑩⑩⑦ヴェラアズール
22/10/30 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 15357.343** 牡3 56.0 川田将雅堀宣行 500
(+6)
1.57.7 0.232.8⑪⑪⑪イクイノックス
22/05/29 東京 11 東京優駿 G1 芝2400 186123.514** 牡3 57.0 川田将雅堀宣行 494
(-10)
2.22.3 0.434.3⑩⑩⑪⑪ドウデュース
22/04/17 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 18115.024** 牡3 57.0 川田将雅堀宣行 504
(+2)
2.00.0 0.334.6⑤⑤⑥ジオグリフ
22/02/13 東京 11 共同通信杯 G3 芝1800 118103.931** 牡3 56.0 松山弘平堀宣行 502
(+4)
1.47.9 -0.233.7⑥⑥⑤ジオグリフ
21/11/21 東京 6 2歳新馬 芝2000 8661.711** 牡2 55.0 石橋脩堀宣行 498
(--)
2.01.3 -0.333.1⑤⑤⑤バトルボーン

ダノンベルーガの関連ニュース

今年のドバイDF2着ダノンベルーガ(父ハーツクライ)の半妹となるボンドガールは、陣営が来春の桜花賞を意識する注目のヒロイン候補。2022年のセレクトセール(1歳)で2億1000万円(税抜き)で取引された高額馬で「性格がダイワメジャー(産駒)っぽくなくて優等生。トレセンでピッチを上げるのはこれからですが、いいところまで行けると思います」と手塚調教師も素質を評価する。順調に運べば新馬戦開幕週となる6月4日東京の芝1600メートルでデビューの予定。




【乗り替わり勝負度チェック!】青葉賞2023 距離実績を踏まえた鞍上強化によって良血馬が飛躍する! 2023年4月28日(金) 14:00


当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2020年以降の結果をもとに集計


編集部(以下、編) 先週は推奨馬のアタマ取りこそ少なかったものの、穴馬の激走が多く、複勝回収率は151.3%でした。

新良(以下、新) 我ながら詰めが甘いと思いますが、その前の週が散々でしたので、多少は巻き返すことができたと前向き考えたいですね。

編 はい。たとえ勝てなくても、推奨した人気薄の馬券圏内好走には価値があります。今週も引き続きよろしくお願いします。

新 頑張ります。スマッシュヒット連発を目指します。

編 今週は2重賞構成で、土曜日と日曜日にそれぞれ重賞が組まれています。土曜日に行われるのは青葉賞です。早速、狙い目の乗り替わり馬を教えてください。

新 川田将雅騎手からレーン騎手に乗り替わる⑥グランヴィノスに注目しています。

編 これは興味深い乗り替わりですね。グランヴィノスの鞍上は、デビューから続けて川田騎手が務めてきました。しかし、このレースではテン乗りでメイテソーロに騎乗。なにか事情があるのでしょうか?

新 真相はわかりません。理由はいろいろ考えられます。メイテソーロのオーナーは、ドバイワールドカップを制したウシュバテソーロと同じ了徳寺健二HDなので、一気に関係が深くなったという可能性はなきにしもあらずです。

編 なきにしもあらず、ということは、新良さんは別の理由があると考えているわけですね。

新 はい。私はシンプルに、レーン騎手に鞍上を奪われたのではないかとみています。川田騎手がノーザンF系の馬を捨てて、あえて非ノーザンを選択するとは思えませんからね。

編 つまり、グランヴィノスの鞍上をレーン騎手に奪われ、手の空いた川田騎手にメイテソーロ陣営が声を掛けたと?

新 その可能性はかなり高いのではないでしょうか。

編 なにか根拠になるような要素はありますか?

新 あります。それはズバリ、川田騎手の長距離成績の悪さです。いくらナンバーワンジョッキーでも距離が延びると信頼度がガクンと落ちるので、陣営が難色を示しているのではないでしょうか。

編 なるほど。そんなに成績は悪いんですか?

新 芝2400m以上の重賞における川田騎手は、直近5年で勝率4.4%にとどまっています。あの川田騎手が、なんと45回騎乗して2勝しかしていないんです。

編 それはよろしくないですね。

新 しかもその2勝は、改修前の京都で行われた2018年、2020年の京都大賞典。もう2年半以上、この条件では勝てていません。とにかく、長距離戦ではパフォーマンスを落とす傾向にあるんです。

編 確かに、川田騎手が長距離重賞で活躍している印象はないですね……。

新 ダノンベルーガでは、ダービー、ジャパンカップでともに4着。アートハウスオークスも7着。近いところでは、単勝1.6倍の支持を集めた阪神大賞典ボルドグフーシュでも勝利には届きませんでした。

編 それに対し、レーン騎手はどうなんでしょうか?

新 川田騎手とは対照的に外国人騎手は長距離戦が得意で、もちろんレーン騎手も例外ではありません。東京芝2400mのコース勝率は23.3%で、ルメール騎手に次いで2位。鞍上に不安なしです。だからこの乗り替わりは、鞍上強化と評価できます。

編 わかりました。グランヴィノスはどうみていますか?

新 新馬戦圧勝後の京都2歳Sは案外な結果でしたが、今をときめくキタサンブラック産駒で、5カ月の休養を挟んで確実に成長してきている思います。兄姉と同じように、今後も重賞戦線で活躍してくれるでしょう。

編 前走内容と久々もあってか、そこそこ妙味のあるオッズを示してくれそうですね。

新 イクイノックスしかり、ソールオリエンスしかり、トップクラスのキタサンブラック産駒の爆発力は計り知れません。もしかしたら、このオッズで買えるのはこれで最後という可能性もあります。個人的には、アタマを意識した馬券で大きく勝負するつもりです。


★その他の注目乗り替わり★
新潟8R ⑪ジューンレインボー (小林凌大今村聖奈)
京都10R ⑭マジックスピーチ (今村聖奈武豊)
東京10R ⑥パラレルヴィジョン (池添謙一→ルメール)


【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。

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【逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める】大阪杯2023 昨年逃げたジャックドール参戦!好走馬の位置取りとペース予測から軸はアノ馬一択 2023年4月1日() 17:00

昨年の牝馬二冠スターズオンアース、前走有馬記念3着ジェラルディーナなど、中距離路線の実力馬が集い混戦模様の今年の大阪杯

G1昇格後、逃げた6頭の成績は【1-0-1-4】。

好走馬の内訳は、2018年1番人気3着のダノンキングリーと、2019年4番人気1着のレイパパレ

前者は1000m通過60秒4のマイペースながら、好位につけた牝馬2頭にキレ負けする形。

後者はコントレイルグランアレグリアが人気を背負うなか、重馬場への適性を味方に大金星を挙げた。

2017年以降のデータを使用し、勝ち馬を見極めたい。

阪神芝2000mのスタートは、スタンド前の直線にあり、1コーナーまでの距離は325m。

発走後すぐ急坂を迎えるため、前半のペースは上がりにくく、隊列が決まると、向こう正面までは淡々と流れる。

3角手前から直線半ばにかけ、長い下り。

最後の直線は356.5mと短いため、直線入口で後ろすぎると、一気の形勢逆転は難しい。

道中を後方に構えた馬は、下りを利用し、早めに進出を開始する。

レース後半はしまった流れになるため、瞬発力より持続力を問われる。

好走馬の4角通過順をみると、連対を決めた12頭中11頭は5番手以内。

緩めの流れは当然のこと、地力を問われる流れでも、勝ち負けに加わるには、直線までに前の位置を取りたい。

位置取りに関わらず、下りに入りラップが加速する区間で、振り落とされない追走力が重要。

今年は明確な逃げ馬のいない組み合わせのなか、昨年逃げたジャックドールが出走する。

2勝クラスから重賞初挑戦の金鯱賞までを逃げる形で連勝し、大阪杯でもハナへ。

2ハロン目に10秒3を踏むなど、オーバーペース気味の逃げとなり、2番人気5着。

次走から控える形に転じ、札幌記念で重賞初制覇を飾ると、天皇賞秋は0秒3差の4着。

脚質に幅ができたのは大きい。

今年は主張してスローに落せる公算の立つメンバー構成であり、押し出されて逃げる形になった馬の後ろにもつけられる。

スローペースのキレ勝負になると分が悪いものの、過去に踏んだラップから、ペースコントロールはできる。

▼2勝クラス・中京芝2000m

13.5 - 12.0 - 13.1 - 13.2 - 12.5 - 12.3 - 11.7 - 11.1 - 10.8 - 11.3

金鯱賞・中京芝2000m

12.5 - 11.0 - 12.2 - 11.9 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 11.0 - 11.3 - 12.3

どちらも先手主張からマイペースで運びつつ、ゴールから3ハロン目にしっかりと加速している。

後続に脚を使わせる流れも作れるとなればここは◎を打ちたい。

前述したとおり、逃げを打った昨年はやや飛ばしすぎた。

それに加え、金鯱賞レコード勝ちの反動や落鉄の影響など、情状酌量の余地はある。

スタートさえ決まれば、馬券内は堅いとみる。

マリアエレーナ。前走の金鯱賞は2番人気8着も、包まれて動けない不完全燃焼の競馬。

昨年の小倉記念ジェラルディーナに5馬身差をつける圧勝、天皇秋は不利がありながら牝馬最先着、3着ダノンベルーガに0秒3差と能力はここでも通用する。

好枠を活かし、前々で流れに乗れればチャンス十分。

ヒシイグアス。昨年の大阪杯5番人気4着も、状態がいまいちだった。

次走の宝塚記念2着、前走は久々の8ヶ月ぶりの実戦となった中山記念を制するなど、明け7歳ながら衰えは見られない。

馬券は◎の単複。3連複フォーメーション⑨-②⑧⑭-②④⑥⑦⑧⑪⑭。

(文・垣本大樹)

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31日美浦でダノンベルーガの半妹など13頭の2歳馬がゲート合格 2023年3月31日(金) 15:45

3月31日(金)の美浦トレセンでは、2歳馬13頭がゲート試験に合格。デビューへの関門を突破した。

アスコリピチェーノ(母アスコルティ、牝、黒岩陽)=おばタッチングスピーチローズS・GⅡ勝ち

エッジオブジアース(母プレザントケイプ、牡、嘉藤貴)

ガトーマロン(母デッセシャテーヌ、牡、小手川準

キャネル(母レッドラヴィータ、牡、手塚貴)=おじレッドデイヴィスシンザン記念などGⅢ3勝

スパイキーボウ(母リボンアート、牡、水野貴)

エブンマイスター(母ハピネスダンサー、牡、木村哲)=おばノームコアヴィクトリアマイル・GⅠなど重賞3勝、香港C・GⅠ勝ち、クロノジェネシス秋華賞宝塚記念(2020&21年)など重賞6勝

タイセイシップ(母フライングヴィジョン、牡、栗田徹

デビッドテソーロ(母バレットテソーロ、牡、小手川準

トーセンルーカス(母トーセンビクトリー、牡、小桧山悟)=母は中山牝馬S・GⅢ勝ち、おじトゥザグローリー京都記念・GⅡなど重賞5勝

ピックアンドロール(母デルニアリアリテ、牡、栗田徹)=おじリアルインパクト安田記念・GⅠなど重賞3勝、ジョージライダーS・豪GⅠ勝ち

ボンドガール(母コーステッド、牝、手塚貴)=半兄ダノンベルーガ共同通信杯・GⅢ勝ち~現役

ロジルーラー(母シェリール、牡、稲垣幸)=全兄グロンディオーズダイヤモンドS・GⅢ勝ち、半兄ムスカテール目黒記念・GⅡ勝ち

ローザフェリーチェの2021(牡、木村哲)=おじローズキングダム朝日杯FSジャパンC・GⅠなど重賞5勝

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【ドバイターフ】ダノンベルーガ驚異の末脚も及ばず ロードノース3連覇 2023年3月27日(月) 04:57

ドバイターフ=GI、芝1800メートル>

昨年、パンサラッサと同着優勝だったロードノース(イギリス=ジョン&タディ・ゴスデン厩舎、騸7歳)が、直線で抜け出して快勝。このレース3連覇を飾った。鞍上は今年で引退を発表している名手ランフランコ・デットーリ。

日本馬はダノンベルーガ(美浦・堀宣行厩舎、牡4歳)が外から猛追して3/4馬身差の2着。セリフォス(栗東・中内田充正厩舎、牡4歳)は5着で、ヴァンドギャルド(栗東・藤原英昭厩舎、牡7歳)は14着だった。

◆ジョアン・モレイラ騎手(ダノンベルーガ2着)「向こう正面では理想より1列後ろのポジションになってしまった。直線で外に出すまで少し時間がかかったが、出してからはよく伸びてくれた。まだポテンシャルのある素晴らしい馬」

◆ダミアン・レーン騎手(セリフォス5着)「いつもとは違い、途中で脚が止まってしまいました」

◆ミカエル・バルザローナ騎手(ヴァンドギャルド14着)「直線に入ってからバランスを崩し、おかしいと思ったので、最後は無理をしませんでした」

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【ドバイターフ】ロードノース3連覇達成 ダノンベルーガ猛追及ばず2着 2023年3月26日() 00:36

ドバイワールドカップデーが25日、UAEドバイのメイダン競馬場で開催され、第7レースでは日本馬3頭が出走して第27回ドバイターフ(GI、北半球産4歳以上、南半球産3歳以上、芝1800メートル、14頭立て=ドウデュース、シリアーは出走取消、1着賞金290万ドル=約3億7917万円)が行われた。

勝ったのはランフランコ・デットーリ騎手とのコンビで中団追走から直線で抜け出したロードノース(騸7歳、イギリス=ジョン&タディ・ゴスデン厩舎、父Dubawi)。タイム1分47秒39(良)。なかなか進路が見つからない厳しい展開ながら最後に猛追したダノンベルーガ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)が3/4馬身差の2着。さらにアタマ差の3着にはネーションズプライドが入った。フェブラリーSに出走したカナダのシャールズスパイトが4着に入り、セリフォス(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)は5着。ヴァンドギャルド(牡7歳、栗東・藤原英昭厩舎)はしんがり14着に終わった。

ロードノースは父Dubawi、母Najoum、母の父Giant's Causewayという血統。アイルランド産の7歳騸馬で通算20戦10勝。このレースは2021、22年(パンサラッサと同着)に続いて堂々の3連覇を果たした。GIは他に2020年にイギリスのプリンスオブウェールズSを勝っており、4勝目。このレース4度目のVとなったデットーリ騎手は今シーズン限りでの引退を表明しているが、全く衰えのない手綱さばきでレース後にはおなじみのフライングディスマウントを披露した。

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ダノンベルーガの関連コラム

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ドバイターフ(芝1800m)
あのアドマイヤムーンが2007年に勝って以来15年(当時のレース名はドバイドューティーフリー)、14年ジャスタウェイ、15年リアルスティール、17年ヴィブロス、19年アーモンドアイ、昨年のパンサラッサとこのレースは日本勢の金城湯池ともいえます。私もジャスタウェイヴィブロス優勝の際にはオーナーとともにメイダン競馬場外埒沿いで声を張り上げ、歓喜の涙に震えたものでした。そして今年も4頭が名乗りをあげました。頭数こそ少ないものの少数精鋭と言っても決して過言ではありません。

その中でも特に昨年の日本ダービー馬、ドウデュース(牡4・友道康夫)に注目しています。ドウデュース皐月賞で1番人気となりながら後方に控え、直線で猛然と追い込んできたものの足を余して3着。帰途、前のタクシーに友道調教師を発見、電話をかけて皐月賞後のローテーションに関して電話で話したことを昨日のように覚えています。私は体型から見てマイルから2000mが適距離ではないか、と友道調教師に投げると、そうかもしれないと言いながら日本ダービーへと向かいました。オーナーサイドの強い意向だったと伝えられています。

超ハイペースだった日本ダービーを後方から行って見事に差し切りレコードタイムでダービーウィナーに輝きましたが、これは超ハイペースが生んだ展開のあや。その後のニエル賞、凱旋門賞は距離、欧州の重い芝に合う訳もないと見ていたら案の定の惨敗。休み明けの京都記念で復活し、ドバイではどのレースを狙うのかと注目していたら、選手権距離のシーマクラシックではなく1800mのこのレースでした。

ドウデュースは当地23日朝、最終追い切り。ドバイ入り以降2度目の追い切りでしたが、馬体ははち切れんばかり、持ち乗りを背に15‐15程度の軽いものでしたが、とても15‐15とは見えないほどの迫力を見せました(撮影も筆者)。


その直後に香港メディアのインタビューを受けた友道調教師の答えを耳にして、わが意を得たりと思わず膝を打ちました。問いかけは、2400mの日本ダービー、2200mの京都記念を勝った馬がシーマクラシックではなく1800mのドバイターフになぜ出走したのか、というものでした。友道調教師曰く
「体型を見て貰って分かるようにドウデュースはマイラー、歳を重ねてそれがはっきりとしてきました。メイダン1800mはワンターン、ドウデュースには最適の大舞台ですから」
そして、鉄板ですか? と問われると一言。「そう願っています」


このインタビューの通訳に駆り出されて、自らの相馬眼の確かさを確信、自信満々の友道調教師の一言から馬券は決まりました。ドウデュース1着固定の3連単、香港での4連単以外にありません。

紙幅も尽きてきましたので、当地23日段階でドウデュースに迫る相手を列記してドバイターフ展望を締めたいと思います。
日本勢ではダノンベルーガ(牡4・堀宣行)。ドウデュースと同じくハーツクライ産駒のベルーガですが、適距離はドウデュースよりも更に狭い1800m。堀厩舎は鉄砲好走が大の得意、長期休養明けの恣意は微塵もありません。

そして昨年の3歳マイル王、セリフォス(牡4・中内田充正)。ドウデュース、ダノンとは反対に1ハロン延長が鍵を握ります。これとてドウデュース日本ダービー同様、ペース次第で1ハロン延長はいかようにもなります。

外国勢ですが、このレースを連覇しているロードノース(英・牡7・J&T.ゴスデン)は昨年、パンサラッサと優勝を分け合った後に3連敗。休養明けの今年2月、ウィンターダービー(G3・リングフィールド・AW2000m)を圧勝。メイダン芝の適性も含めて無視はできませんが、7歳馬だけにフレッシュな日本4歳馬3騎以上の評価はできかねます。

この7歳の老雄よりは衰退著しいとはいえホスト国、ドバイの2騎を上位に評価しなければなりません。本来であれば本命級の馬を送り出してこなければならないホスト国、ドバイがこの2頭というところにも砂漠のエルドラドの凋落がここにも垣間見えます。マスターオブザシーズ(セ5・C.アップルビー)はG1未勝利ながら今年1月のザビールマイル(G2・メイダン・芝1600m)を先行抜け出しで優勝。3月前哨戦のジェベルハッタ(G1・メイダン・芝1800m)は後方から直線猛然と追い込んで勝ったアルファリークからクビ+クビ差の3着。ゴドルフィン期待の上り馬となりました。

また同厩のネーションズプライド(牡4・C.アップルビー)は昨年の英ダービー8着を皮切りにベルモントダービー(G1・ベルモント・芝2000m)2着、サラトガダービー(G1・サラトガ・芝1900m)では終に優勝と大西洋を跨いだダービー行脚をこなしたタフな馬。その後、ジョッキークラブダービー(G3・アケダクト・芝2400m)と連勝しブリーダーズカップターフ(G1・キーンランド・芝2400m)では3歳馬としては大健闘の5着の良績を残しました。今年の使い始め、ドバイミレニアムS(G3・メイダン・芝2000m)を快勝してゴドルフィンの総大将に大出世。少数精鋭の日本勢と迎え撃つ筆頭の座におわすのは、この馬をおいてありません。

その他見落としている馬がいないのか、あと2日足らずとなりましたが、これをしっかりとこなして日本時間25日(土)公開の予想に反映させます。暫しの御猶予をお願い致します。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。


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2022年12月2日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】前々日オッズの意味を考える/チャンピオンズカップ展望
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本題に入る前に、2年半ぶりに新刊が出ますのでよろしくお願いいたします。

→『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる

こうすれば当たる! というようなものではなく、

「どの馬を買うか」

という予想ではなく、それ以外のことを考える重要性について書いています。よろしくお願いいたします。

本題へ。

ジャパンカップヴェラアズールが直線馬群を捌いて抜け出して勝利。見事G1初挑戦初制覇を飾った。道中はユニコーンライオンが予想通りに馬群を引っ張ったものの、スローペースで一団になったために直線は瞬発力に加えて渋滞を抜け出す力も問われた。

こうなると欧州騎手は強い。もともと欧州の中長距離路線はほとんどスロー。加えて馬群が密集するのも日常茶飯事で、馬体をぶつけ合いながら伸びてくることも珍しくない。いつも通り早仕掛けで末脚を失った川田騎手&ダノンベルーガを格好の目標に据えた外国人騎手の独壇場だった。

さて、今回は少しオッズの話をしたい。ジャパンカップでは金曜発売があったが、ではその段階でどれくらい馬券が売れているかという話である。というのも、金曜段階のオッズを見て、

「○○が人気し過ぎ」

というような話をよく耳にするからである。もちろん数字を見れば実際に気になるものなのだが、結論から先に書いてしまうと金曜段階のオッズ、あるいは平場の前日オッズなどはほぼ気にすることはない。それよりも自分なりのツールでオッズを推定することが大切になる。

参考までにジャパンカップが金曜段階でどれくらい売れていたかを見てみたい。以下は最終的な総売り上げと、金曜23時58分段階の票数の差である。ここでは単勝と馬連を見てみたい。

ジャパンカップの単勝総売り上げ票数

12223124票

→金曜23時58分時点の売り上げ票数

634431票

以上を計算すると、金曜の段階で、634431÷12223124=0.0519...

であるから、全体の5%強ほどが売れているということである。逆に言えば残りの約95%弱はまだ売れていないということでもあり、この段階でオッズを語ることがさほど意味がないことがわかる。

もっとも、単勝は比較的早い段階で票数が集まりやすい傾向にあるので、これをさらに馬連で見てみる。

ジャパンカップの馬連の総売り上げ票数

27307833票

→金曜23時58分時点の売り上げ票数

107514票

計算すると、107514÷27307833=0.0039...

ということで、なんと全体のわずか0.4%ほどしか売れていない。これは総売り上げの約250分の1である。

以上から考えるに、

「前々日オッズで一喜一憂することはあまり意味がない」

といえるのではないだろうか?

これは平場における前日オッズも同様で、例えばジャパンカップデーの東京1レースが前日23時58分段階でどれくらい売れていたかというと…

単勝総売り上げ 428659票
前日23時58分時点 18497票

となり、全体の約4.3%。前日の単勝オッズを見ていろいろと語ったところで、その後に20倍以上の売り上げがあると考えると、実はあまり意味がないことがわかる。

ちなみに東京1レースは9時31分発走だったが、その11分前の9時20分段階での単勝の売り上げ票数は、162640。これは全体の約38%となる。つまりラスト10分あまりで60%以上の売り上げがあるとわかる。普段平場を買っていると、

「直前でオッズが動きすぎ」

と感じるかもしれないが、3分の2近くが本馬場入場が始まった後に売れているのだから、動くのは当然なのである。

このことからの教訓は、オッズを読むことの大切さである。目に見える数字に一喜一憂したところで、大半は直前で売れてオッズが大きく変わるのだから、むしろどうなるかを予想する方が良い。

また、券種ごとにオッズを見ることも大切である。ジャパンカップヴェラアズールは何度か1番人気になったが、馬連や3連複などは一貫してシャフリヤールダノンベルーガに続く3番人気に留まっていた。

現代競馬は予想力も大事だが、こういったオッズをどう見るかも勝つためには重要になる。

チャンピオンズカップ展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はチャンピオンズカップ。注目馬はコチラ。

ジュンライトボルト石川裕紀人騎手)

注目はジュンライトボルト石川裕紀人騎手。
友道厩舎にしては珍しいダート馬。ダート転向後まだ3戦という新興勢力だが、その3戦がいずれも好内容で、芝時代と変わらぬ立ち回りの上手さを見せている。前走のシリウスSもやや早仕掛け気味だったが、ハピの追撃を封じる完勝。好位から運べるレースぶりには安定感があり、今年の相手関係ならば即通用しても驚けない。外国人騎手やトップジョッキーが集まるG1において石川騎手というのも妙味が増しそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2022年11月24日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック ジャパンカップ2022
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



11月27日(日)東京12R 第42回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
ジャパンカップは第12Rです。

【登録頭数:23頭(外国馬6頭)】(フルゲート:18頭)


<前走:天皇賞(秋)出走馬>(中3週)

ダノンベルーガ(3着、500kg(+6kg))<A>
前走の天皇賞(秋)時は、大柄な馬の休み明けらしく追い切りでモタモタしているようなところがあり、好評価にはしなかった。ただ、乗り込み量は豊富で、無理に馬を追い込むことをしていなかったので見た目以上に仕上がりは良かったのかもしれない。パドックではまだ余裕がある馬体だったので、100%に近い状態ではなかったとは思うが直線しっかり追い込んでの3着は能力の高さ。前走時にしっかり乗り込まれ、この中間には坂路にも入れての調整。1週前追い切りでは、ムーア騎手騎乗でダービーの1週前のように無理に馬を追い込むことはせず、馬なりで相手に併せていく内容と、理想的に状態を上げきている印象。前走からの上積みに十分期待が持てそう。

シャフリヤール(5着、456kg(前々走海外出走))<C>
前走時のパドックでは、馬体は仕上がっていたもののややテンション高さが感じられた。今回、芝コースでの1週前追い切りでもかなり行きたがる面を見せていて、不安が残る。今回は強力な逃げ馬もいないので、もう少しリラックスして走れていないと、レースでの折り合い面が心配に。

カラテ(6着、528kg(-4kg))<D>
かなり大きな馬だが、前走時のパドックでは太め感なく馬体はできていた感じだった。今回、距離延長で追い切りでは行きたがるところを押さえ込んでの調整となっているが、首が高くなってしまい走りに余裕がない。日曜日の坂路での時計も良い時には好時計が出ていたが、ここ2戦は平凡な時計で。

ユーバーレーベン(8着、476kg(-22kg))<C>
前走時は大きく馬体が減っていたが、通常に戻ってきた感じ。ただ、追い切りで強めに追われていることが多かったので当日のパドックではかなりテンションが高かった。この中間も1週前に強めに追われているので、直前は馬なりでの調整が理想的だが。




<前走:京都大賞典出走馬>(中6週)

ヴェラアズール(1着、518kg(+8kg))<B>
大型馬の休み明けで迎えた前走時のパドックでは、馬体こそ増えていたがそれほど太め感はなくドッシリと構えている感じだった。この中間も2週前、1週前とCWで好時計が出ていて、大きく良くなったという印象は受けないものの上積みは窺える。

ボッケリーニ(2着、472kg(+8kg))<D>
休み明けの前走時のパドックでは肩の出が硬く感じた。この中間、1週前追い切りでもモタモタした感じがあり、物足りない動きだった。




<前走:その他のレース出走馬>

デアリングタクトエリザベス女王杯:6着、486kg(+2kg)中1週)<C>
前走時は追い切りの動き、パドックでの馬の様子と決して悪くはなかった。ここ2戦は前半から力みがあり、その分終いの伸び切れなさにつながっている感じで、ペースが速くなって気分よく追走できれば直線の伸びも変わってきそう。

ユニコーンライオン福島記念:1着、530kg(-2kg)中1週)<B>
福島記念からの中1週でこの中間は軽めの調整。前走時のパドックでは、硬い感じも太め感はなく良い仕上りだった。

ハーツイストワールアルゼンチン共和国杯:2着、478kg(+4kg)中2週)<B>
この中間は、間隔が詰まっているため軽めの調整。前走時に目を向けると、追い切りは坂路で平凡な時計も動き自体悪く見せず、パドックではトモの筋肉こそ寂しく映ったが毛艶はかなり冴え、出来良く見せていた。

テーオーロイヤルアルゼンチン共和国杯:6着、458kg(-2kg)中2週)<C>
前走時の追い切りでは、モタれる面を見せていて終いの時計もかかっていた。こちらもこの中間は軽めの調整。坂路、CWと速い時計の出る馬なので、休み明け3戦目でどこまで上がってくるか。

ヴェルトライゼンデオールカマー:7着、494kg(-2kg)中8週)<B>
前走時も坂路で好時計が出ていたが、当時は走りやすそうな馬場で時計ほど伸びている感じはなかった。この中間は、乗り込み量も多く、1週前追い切りではジョッキー騎乗で終いの伸びも良好。変わり身が期待できそう。

シャドウディーヴァ(府中牝馬S:7着、486kg(±0kg)中5週)<D>
前走時の追い切りでは、重心が高く首も上がっている感じだった。この中間も、乗り込み少なく坂路での時計も平凡と評価しづらい。

トラストケンシン(オクトーバーS:11着、468kg(+4kg)中5週)<D>
この中間乗り込み量は多いが、併走遅れ、坂路での時計も平凡と大きな変わり身なし。

リッジマン(桂樹杯:7着、475kg(+7kg)中10週)<E>
JRA所属時は重賞勝ちもあったが、前走盛岡の芝でのレースで凡走と昔の勢いはない。


<外国招待馬>

オネスト(凱旋門賞:10着、中7週)<B>
終いの脚を活かす馬だが切れるという馬でもなく、スローの切れ脚勝負になると厳しそう。ただ、ルメール騎手が騎乗予定で日本の馬場、レースにあった乗り方をしてくる可能性もあり注意は必要。

グランドグローリー(凱旋門賞:5着、中7週)<C>
昨年好走してその後も好成績の1年だったが、日本のレースでは昨年以上は期待できそうもない。

シムカミル(ニエル賞:1着、中10週)<C>
ニエル賞ではドウデュースに先着も、フラつく場面もあり東京の馬場ではもっと甘くなりそう。

テュネス(バイエルン大賞:1着、中2週)<A>
デビュー戦で敗れているが、2戦目から5連勝。今年3戦は長距離のレースを使い、6馬身、8馬身、10馬身とタフな馬場を重い斤量を背負って先行しての圧勝続き。ヨーロッパでももっともタフな馬が多いドイツの馬で、日本馬に一番足りないものを持っており能力はかなり高そう。来年のヨーロッパでは、大きなレースをいくつか勝つ馬になっているか。今回のジャパンカップに関しては、馬場が向くかどうかに焦点が集まっているが、これだけ圧勝できる馬なので未知の魅力のほうが勝るとの印象。


<出走回避馬>
ブルーム、マジカルラグーン、ウインマリリンウインマイティーゴールドスミス


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ダノンベルーガ、テュネス、ヴェラアズールの3頭をあげておきます。


◇今回は、ジャパンカップ編でした。
ジャパンカップ過去10年の連対馬は関西馬15頭に関東馬5頭。それらの馬の調教内容を見てみると、連対した5頭の関東馬はカレンブーケドールの1週前追い切りが坂路だった以外、すべて南Wでの追い切りでした。その南Wでの追い切りも、1回目にアーモンドアイが勝った時の最終追い切りが終い仕掛けられていたのみで、あとは1週前、最終追い切りいずれも馬なりという調整過程。関東馬に関しては、休み明け2戦目で中間に南Wで追われ、そこで馬なりで好時計をマークというのが理想的な調教パターンと言えそうです。
そして、連対馬の多くを占める関西馬に関しては、坂路、CWが半分くらいずつではあるものの、勝利した8頭だけに絞ると坂路での追い切り6頭、CWでの追い切り2頭と、坂路調教馬の活躍が目立っています。ただ、坂路での追い切りも一杯に追われた馬はなく、馬なりもしくは終い仕掛けられて伸ばす内容となっています。関西馬に関しては、天皇賞(秋)同様に輸送を控えているため1週前までに仕上げておき、直前は馬なりもしくは軽く終いを伸ばす程度の調整というのが理想的なようです。
最後に近年不振が続く外国招待馬に関しては、シンプルに日本で追い切られている本数が多いか強めに追われて好時計をマークしている馬が好走しています。東京競馬場に検疫用の厩舎ができたことで、今年から来日後に東京での調整が可能に。追い切りの本数が多く好時計の出ている馬に関しては、注意が必要かもしれません。


※ジャパンC出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年10月26日(水) 15:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2022  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月30日(日)東京11R 第166回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:15頭】(フルゲート:18頭)


<前走:日本ダービー出走馬>(5ヶ月)

イクイノックス(2着、484kg(-8kg))<B>
前走のダービー時以外は間隔をジックリとって使われてきた馬で、今回も5ヶ月ぶりで実戦を迎える。調教内容はこれまでから大きく変化していないが、1週前の動きを見ると多少重い感じに見えた。2週前の坂路では終い強めに追われていたが、そのあたりが関係しているのかもしれない。

ダノンベルーガ(4着、494kg(-10kg))<C>
こちらもダービー以来の休み明けとなり乗り込み量は豊富。ただ、2週前、1週前と2週連続強めに追われ、日曜日も坂路で時計になるところをやっている。1週前も併走馬相手にモタモタして何とか先着できたという動きだったので、この馬もまだ素軽さに欠ける印象。

ジオグリフ(7着、492kg(-4kg))<A>
ダービー以来の休み明けでも、乗り込み豊富で南Wと坂路で好時計。1週前追い切りでは、乗り慣れていない北村宏騎手が騎乗しての追い切りでかなり持ってかれる感じになっていたが、手応えは抜群。伸び脚もしっかりしていて出来はかなり良さそう。直前はテンションを上げないような控えめな追い切りができれば理想的。




<前走:札幌記念出走馬>(中9週)

ジャックドール(1着、516kg(+8kg))<C>
札幌記念からの休み明け。ただ大きな馬の割に乗り込み量はそれほど多くはない。1週前追い切りでは好時計で先着するも、まだ重さを残しているように映った。

パンサラッサ(2着、470kg(-6kg))<C>
これまでも1週前には強めに追うことが多かった馬で、この中間も1週前は併せ馬で強めに追われている。速い時計は出ているが、やや首が上がり気味で終いの伸びが甘い動きだった。

ユーバーレーベン(11着、498kg(前々走海外))<B>
この中間も乗り込み量は豊富で、1週前追い切りでは遅れはしたものの動きは上々。前走時の最終追い切り時のような、ササり気味になるところもなくスムーズな走りで前走時からの上積みがありそう。




<前走:小倉記念出走馬>(中10週)

マリアエレーナ(1着、424kg(-2kg))<A>
この中間も追い切りでは好時計を連発。1週前追い切りでは素軽さが窺え、仕上がり良好。東京は初めてだが、左回りの2000m以上のレースでは4戦2勝ですべて3着以内と向く条件。

カデナ(7着、478kg(±0kg))<C>
この中間も坂路での調整。走りやすそうな馬場だった1週前追い切りだが、終い脚が上がり気味で物足りない動き。




<前走:その他のレース>

シャフリヤールプリンスオブウェールズS:4着、前走海外)4ヶ月半)<B>
前走が海外で休み明けでの出走とあって乗り込み量は豊富。追い切りには3週連続福永騎手が騎乗(レースはCデムーロ騎手が騎乗予定)しての調整となっていて、追われるごと時計を詰めている。終いの伸びも良く仕上りは良さそう。

ノースブリッジ毎日王冠:5着、494kg(+2kg)中2週)<B>
休み明けを使われての叩き2戦目。前走時のパドックでは、太め感はなかったがテンションが高めだった。この中間、1週前は軽めの調整で力みもなく、動きは素軽かった。日曜にも長めから速い時計を出していて、調子落ちは感じられない。

ポタジェ毎日王冠:6着、466kg(+2kg)中2週)<D>
休み明けの前走時、パドックでは+2kgの数字以上に緩さがある印象を受けた。この中間も軽めの調整で強めに追われていないので、大きな変わり身はなさそう。

カラテ新潟記念:1着、532kg(-8kg)中7週)<C>
坂路中心で追い切られることが多い馬だが、この中間は2週前、1週前とCWでの併せ馬。1週前映像からは、力強さは伝わってきたが首が高く追われてからの反応が鈍く伸び脚も物足りなかった。かなり大きな馬なので、まだ太めが残っている様子。

バビットオールカマー:4着、474kg(+14kg)中4週)<C>
休み明けの前走時は、追い切りでは良い動きだったが、さすがに馬体に余裕を感じるパドック。この中間も乗り込まれているが、1週前追い切りではまだ重さを残す走りだった。

アブレイズ(府中牝馬S:5着、498kg(+8kg)中1週)<B>
坂路で速い時計が出る馬で、前走時も追い切りで好時計をマークし、レースでも一瞬見せ場という内容だった。今回は中1週となるため、速い時計は出していないが使ってくるからには出来落ちはなさそう。

レッドガラン京都大賞典:9着、514kg(+4kg)中2週)<C>
坂路で好時計が出るタイプで、前走時も坂路で好タイムをマークしていた。ただ、大きな馬でパドックでは硬さが感じられた。中2週のこの中間は、先週金曜日に坂路で追われ終い好時計を計時していて、出来自体は悪くない印象を受ける。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ジオグリフマリアエレーナシャフリヤールの3頭をあげておきます。


◇今回は、天皇賞(秋)編でした。
天皇賞(秋)連対馬の最終追い切り内容を分析してみると、過去10年の連対馬20頭のうち13頭がWコースで追い切られています。ちなみに、1週前追い切りに関しても14頭がWコースでの追い切り。1週前、最終追い切りともに坂路で追い切られていた馬は、5頭(関東1、関西4)となっていました。これを過去5年までに絞ってみると、連対馬10頭のうち8頭がWコースでの追い切りで、1週前に関しても9頭がWコースでの追い切りとその比率は上がります。やはり、天皇賞(秋)に関しても、「Wコース追い」が近年優勢との傾向が出ているようです。
特に関東馬は、坂路調教で連対した馬はスピルバーグのみでそれも8年前。関東馬で坂路仕上げというパターンは、軽視していいと考えています。一方で、関西馬は、坂路オンリー調整での連対例こそ同様に少なくなってきていますが、輸送を控えることから1週前にCWで強めに追い、最終追い切りは坂路で息を整える内容というパターンも十分考えられます。そうした背景から、関東馬ほど軽視する必要はないでしょう。
先週の菊花賞、今週の天皇賞(秋)と、連対馬の調教内容について綴ってきていますが、その他のレースに関しても近年はWコースで追い切られた馬のほうが、頭数も多く成績も良いように感じます。そのあたりは、外厩で調整する馬が多くなってきていることも影響しているのではないかと考えています。
私が競馬の予想で調教内容を重視するようになったきっかけは、フジキセキサイレンススズカのようにデビュー前から栗東坂路を破格の時計で駆け上がってくる馬に影響を受けたからであり、近年坂路調教馬たちの元気が感じられないというのはどこか寂しいものです。ただそれも時代の流れ。仕方ないことといえばそうなのかもしれませんし、その時代その時代で取り残されないように予想をしていかなくてはなりませんね。


※天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年6月3日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】地味さと妙味はコインの裏表/安田記念展望
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日本ダービーは3番人気のドウデュースが外から差し切り勝ち。伏兵勢が引っ張る淀みない流れで直線は力と力のぶつかり合い、内外の有利不利もなく外からの差しも届いた。その流れをドウデュース武豊騎手は手応え抜群に悠々と外に持ち出すと、最後はイクイノックスの追撃を振り切った。武豊騎手はなんとこれで6度目のダービー制覇、観客の戻った競馬場が最も似合う、絵になる男の華麗なる勝利だった。

1番人気の支持を集めたダノンベルーガは直線伸び切れず4着止まり。オークスで人気になったサークルオブライフ同様に人気を裏切る形になったが、この2頭には共通点がある。それは前走で4着に敗れながらも、「負けて強し」として評価された点だ。

オークスで1番人気のサークルオブライフは内有利の桜花賞で外から差して来て4着。内枠勢が台頭する中でただ一頭外枠から差して来たのを見て、多くのファンは「次こそは」と期待し、オークスで1番人気に押し上げた。

日本ダービーで1番人気のダノンベルーガは、外有利の皐月賞で内を立ち回って4着。やはり外枠勢が台頭する中で内枠から見せ場を作ったのを見て、多くのファンは「次こそは」と期待し、日本ダービーで1番人気に押し上げた。

~負けて強しは案外裏切られる一方で…

この「次こそは」という期待が、しばしば裏切られるのが競馬の面白さであり難しいところ。負けて強しはもちろんその通りのケースもあるが、一方で、不器用さの裏返しだったりもする。実際ウオッカダイワスカーレットの関係性を考えても、常に先行して安定した立ち回りを見せるダイワスカーレットに対し、ウオッカは常に外から差して来て「次こそは」と思わせたが、結局たいてい先着するのはダイワスカーレットの方だった。

そう考えると、馬券的に狙うべきなのは3着に入ったアスクビクターモアのようなタイプなのかもしれない。アスクビクターモアは弥生賞で勝利を挙げながらも、地味な勝ちっぷりが嫌われたのか続く皐月賞では6番人気止まり。それでも不利な内枠から逃げの手に出て、5着に粘る健闘を見せた。

しかしながら、今回のダービーではさらに人気を下げた。それでも、再び持ち味のしぶとさと並んでの強さを発揮し、ダノンベルーガの追撃を振り切り3着と健闘を見せた。レースぶりが地味なだけに今後もそうは人気にならないかもしれないが、馬券的にはむしろ「負けて強し」よりも、「地味な勝利」を評価すべきシチュエーションは多い。

もっとも、偉そうなことを書いていながら、私自身負けて強しと見たダノンベルーガを対抗に、アスクビクターモアを無印にしているのだから、まさに上記のような失敗をしてしまう大衆(オッズ構成者)の一人なのだが…。

いずれにしても、競馬は同じことの繰り返しであるからこそ、上記のような傾向はアタマに入れておくようにしたい。派手さは危険の裏返しであり、地味さと妙味はコインの裏表なのである。

では、今回も先週の競馬から次走狙えそうな馬を一頭。

【次走狙い馬】ワンダーウィルク(日曜中京1レース・3歳未勝利/5着)

単勝2.0倍という断然の支持を集めたが、今回は距離延長に加えて最内枠と厳しい条件が揃っていた。レースでも前半から折り合いを欠き、直線入り口の時点でほぼ絶望的な位置取り。それでもラストは地力で差して来て5着と脚は見せた。最内枠と1400m延長が敗因といえる内容で、レベルが下がった今の未勝利なら上位の力はある。次走は人気も多少は緩和されるはずなので、距離短縮で改めて狙いたい。

安田記念展望

では、いつも通り週末の注目馬で締めたい。今週末は安田記念。昨年は年明け初戦のダノンキングリーグランアレグリアを下すというジャイアントキリングが起こったレース。今年も伏兵を狙う。

レシステンシア横山武史騎手)

面白そうなのはレシステンシア。前走のヴィクトリアマイルは人気を集めた高松宮記念から一転、8番人気と支持急落の一戦だったが、好位に控えるとしぶとく粘って3着。改めて地力の高さを見せた。確かに展開に恵まれた面もあったとはいえ、自分のリズムならG1でも勝ち負けできる能力を維持している。今回は先行馬が少ないメンバー構成で前走同様展開が向きそう。上手く先行できれば、日本ダービーアスクビクターモアのように、地味ながらもしぶとい粘りを見せてくれそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年6月2日(木) 10:22 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2022) ~第2回ワールド上位者レビュー~
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 先週5月29日のダービーデイをもって、丸一年間に渡る「ウマニティPOG 2021」が終了。各ワールドの最終順位が確定しました。今回は、前シーズンの結果や上位に食い込んだプレイヤーの指名馬をご紹介します。

 ちなみに、現3歳世代の各馬がJRAのレースにおいて獲得した本賞金額ランキングは下記の通りです。

ドウデュース(牡 父ハーツクライ/母ダストアンドダイヤモンズ 友道康夫厩舎) 35400万円
スターズオンアース(牝 父ドゥラメンテ/母サザンスターズ 高柳瑞樹厩舎) 31040万円
ダノンスコーピオン(牡 父ロードカナロア/母レキシールー 安田隆行厩舎) 21200万円
ジオグリフ(牡 父ドレフォン/母アロマティコ 木村哲也厩舎) 21100万円
イクイノックス(牡 父キタサンブラック/母シャトーブランシュ 木村哲也厩舎) 18500万円
アスクビクターモア(牡 父ディープインパクト/母カルティカ 田村康仁厩舎) 13770万円
サークルオブライフ(牝 父エピファネイア/母シーブリーズライフ 国枝栄厩舎) 13390万円
マテンロウオリオン(牡 父ダイワメジャー/母パルテノン 昆貢厩舎) 12690万円
スタニングローズ(牝 父キングカメハメハ/母ローザブランカ 高野友和厩舎) 12640万円
セリフォス(牡 父ダイワメジャー/母シーフロント 中内田充正厩舎) 12400万円
ナムラクレア(牝 父ミッキーアイル/母サンクイーン2 長谷川浩大厩舎) 12130万円
ウォーターナビレラ(牝 父シルバーステート/母シャイニングサヤカ 武幸四郎厩舎) 11930万円
ナミュール(牝 父ハービンジャー/母サンブルエミューズ 高野友和厩舎) 11390万円
ジャングロ(牡 父More Than Ready/母Goodbye Stranger 森秀行厩舎) 10090万円
ダノンベルーガ(牡 父ハーツクライ/母コーステッド 堀宣行厩舎) 10000万円

 複数の産駒が1億円以上の本賞金を獲得した種牡馬は、ダイワメジャーハーツクライだけ。一方、実質的なラストクロップとして注目を集めたディープインパクトは、1億円以上の本賞金を獲得した産駒がアスクビクターモアのみでした。勝ち馬率や1頭あたり賞金は相変わらず優秀だったのですが、優勝を目指して“ディープインパクト産駒固め”を敢行したプレイヤーにとっては、やや物足りない成績だったかもしれません。2歳新馬が始まるくらいの時期にドラフトを行う一般的なPOGと違い、この「ウマニティPOG」は既にデビューした馬の追加指名も可能なルール。こうした展開を読めたかどうか、そしてそれに応じた入札戦略を立てられたかどうかが、最終的な明暗を分けたシーズンと言えるのではないでしょうか。

 こんな状況の中、最高位クラスのスペシャルワールドで優勝を果たしたのはバンコクの夜は熱い、昼も暑いさん。総獲得賞金は全ワールドを通じてトップの11億4798万円でした。
 ご存じの方も多いと思いますが、スペシャルワールドは1頭1オーナー制。仮想オーナー募集枠が順次解放され、1頭の馬を最大12~37名が獲得できる他のワールドと違い、他のプレイヤーが獲得した馬にはもう入札できないのです。これほど大きなハンデキャップを背負ったうえで他ワールドのチャンピオンを上回ったわけですから、少なくとも前シーズンにおいては、アタマひとつ抜けた相馬眼の持ち主であったと言えます。ウマニティユーザーだけでも数十万人はいるわけですし、対象を“日本全国のPOGプレイヤー”まで広げても、まず間違いなく五指には入ってくるレベルの驚異的な成績と言って良いでしょう。
 バンコクの夜は熱い、昼も暑いさんは、G1を2勝したドウデュースや、5月8日のNHKマイルカップを制したダノンスコーピオンを指名していました。特筆しておきたいのは、この2頭を含む指名馬20頭すべてをデビュー前の入札で獲得している点。実際のレースぶりを見てから追加指名した馬は一頭もいません。これなら、仮に一般的なルールのPOGであってもドウデュースダノンスコーピオンを指名できていたはず。今週末以降にプライベートのドラフトを控えていらっしゃる方は、ぜひバンコクの夜は熱い、昼も暑いさんの第1回入札をチェックしてみてください。

 G1ワールドを制したのは一粒万倍さん。オークス週の終了時点ではよ~じさんに次ぐ2番手でしたが、ドウデュース日本ダービー制覇により突き抜けました。
 最大の勝因はスターズオンアースの筆頭仮想オーナーとなっていた点。各ワールドで優勝を果たしたプレイヤーのうち、もっとも多くのポイントを獲得している「主な仮想オーナー馬」がスターズオンアースだったのは、一粒万倍さんだけです。筆頭仮想オーナーは獲得賞金が1.5倍になるルールとなっており、ランキング上位の争いにはこのボーナスポイントが大きく影響してきます。ちなみに、筆頭仮想オーナーとなれるのは各馬を最初に落札したプレイヤーで、複数いる場合は「①落札額が高い順②入札時間が早い順」で決定。可能な状況であれば、積極的に筆頭仮想オーナーの座を狙っていきましょう。

 G2ワールドを制したのはロシアン@さん。もっとも多くのポイントを獲得している「主な仮想オーナー馬」は、筆頭仮想オーナーでもあったダノンスコーピオンでした。ただし、ロシアン@さんは朝日杯FSが終わった直後の第30回入札でドウデュースを獲得しており、これが決め手となってチャンピオンの座を射止めています。たとえG1ウイナーであっても、まだまだ稼いでくれる余地があると判断したならば、注目度の高さに臆することなく追加指名を検討したいところです。

 G3ワールドを制したのはKarpinさん。2位のほあかPさんに3億ポイント近い差をつけていましたから、完勝と言って良いでしょう。Karpinさんはドウデュースの筆頭仮想オーナーで、ダノンスコーピオンもデビュー戦後に獲得。「ドウデュースダノンスコーピオンを両方とも指名し、なおかつどちらかの筆頭仮想オーナーになる」というのが、前シーズンの“正解”だったのだと思います。優勝を狙うのであれば、こういった“正解”の存在もイメージしながら指名戦略を立てたいところです。

 オープンワールドを制したのは数馬三択さん。オークス週の終了時点で断然のトップに立っており、そのまま逃げ切り勝ちを果たしました。改めて指名馬を拝見してみると、デビュー前に獲得していたセリフォスダノンスコーピオンだけでなく、他にも4頭の指名馬が獲得後の重賞を勝っているという非常に層の厚いラインナップ。相馬眼はもちろん、入札の巧みさも一枚上だったということでしょう。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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ダノンベルーガの口コミ


口コミ一覧
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おはようございます!(=^・^=)
いつも訪問される方々、ありがとうございます。

今週末は競馬の祭典!! 『東京優駿~日本ダービー』
2020年に生産された7708頭の頂点を決める大決戦!!
世代トップに輝くのは、どの馬なのか!?

その攻略法のひとつとして、『皐月賞3着内の馬or皐月賞5番人気以内の馬』に注目。
今年出走メンバーで該当するのは、
皐月賞1~3着
ソールオリエンス、タスティエーラ、ファントムシーフ
皐月賞1~5番人気
ファントムシーフ、ソールオリエンス、ベラジオオペラ、フリームファクシ、タスティエーラ

まとめると ソールオリエンス、タスティエーラ、ファントムシーフ、ベラジオオペラ、フリームファクシ以上の5頭。

また、穴馬として皐月賞以外『前走、4角5番手以内の馬』にも注目。
(当日の枠順が馬番7番以内に限る)
プリンシパルS1着 パクスオトマニカ(4角1番手)
プリンシパルS7着 トーセントラム(4角2番手)
毎日杯1着 シーズンリッチ(4角5番手)
京都新聞杯1着 サトノグランツ(4角5番手)以上4頭。

ちなみに、昨年のダービー優勝馬ドウデュース(皐月賞3着1人気)、2着イクイノックス(皐月賞2着3人気)、3着アスクビクターモア(皐月賞5着6人気)で馬連的中!

【2023週間スケジュール】

一週間の基本的な更新スケジュールは、下記参照。
(毎朝7時ごろ更新/競馬変則日程の場合は変更あり)

月曜日 : 今週末 土、日曜の重賞(日刊馬番コンピ指数 等)
火曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(日刊馬番コンピ指数 等)
水曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(血 統 等)
木曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(日記)等
金曜日 : 検討中??
土曜日 : 土曜当日の重賞レースを予想(当日07時ごろ更新予定)
土曜日 : 土曜当日の重賞レースを回顧(当日19時ごろ更新予定)
日曜日 : 日曜当日の重賞レースを予想(当日07時ごろ更新予定)
日曜日 : 日曜当日の重賞レースを回顧(当日19時ごろ更新予定)

noteのアドレス: https://note.com/haya00  

宜しくお願い致します。

【重賞レース予想 第5期途中経過】
第05期(04月22日~05月28日)12日間(福島牝馬S~目黒記念)15戦

週末競馬は、当てる事ができたのか!?

20日(土)平安ステークス(G3)では2番グロリアムンディを推奨!
ワイド(2-5,10,13) 
結果は、ハズレ…(ノД`)・゜・。

20日(土)平安ステークス(G3)で推奨馬グロリアムンディ(1人気)は、スタート良く道中3番手から4角で先頭に立って、中団から脚を伸ばしたハギノアレグリアス(2人気)に2.1/2馬身差をつけ優勝。さらに1馬身差の3着に中団から脚を伸ばしたヴァンヤール(3人気)が入り、本命決着!? ただ、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。

反省点として、相手馬の選択!? 終わってみれば、本命決着!? ヒモ荒れ狙いだけに…残念。このレースで確信した事が、川田将雅騎手は馬に合わせるのではなく、コントロール(位置取り)して展開を考えて騎乗している。前走はマクッテ4角通過2番手、で今走3番手から4角で先頭で押し切る。変幻自在の騎乗スタイルは、リーディングトップ(5/21現在)である術なのであろう!?

21日(日)優駿牝馬~オークス(G1)では5番リバティアイランドを推奨!
馬連/ワイド(5 - 2,9,12,16,17) 
結果は、W的中…トリガミ?? (馬連590円/ワイド300円)

21日(日)優駿牝馬~オークス(G1)で推奨馬リバティアイランド(1人気)は、スタート良く先団6番手追走から4角回りながら内から外側に進路を確保すると中団から直線で一気に突き抜けて、2着ハーパー(2人気)に6馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にドゥーラ(15人気)が入り、2連系(馬連 等)は本命決着!? 3連系(3連複 等)は中波乱決着!?

馬券は、馬連/ワイド馬券が当たって損…トリガミ?? (>_

 ken1 2023年4月16日() 16:39
皐月賞は、重賞勝ってローテ空いた馬のトレンド継続
閲覧 101ビュー コメント 0 ナイス 2

★皐月賞 近10年のデータから

★A……ZI値4位以内が9/10年連対、残り1年も5位
⇒○1位12ダノンタッチダウン、2位15ベラジオオペラ、3位5フリームファクシ
4位8トップナイフ、5位9ホウオウビスケッツ、14タスティエーラ

B……3着以内馬は、前2走で、aG1で3着以内7/30、bG2で3着以内9/30
cG3で3着以内12/30、dOP勝ち1/30、※例外の18年サンリヴァル
は当該コースOP芙蓉S勝ちあり
⇒○a8番、12番
  ★b2ワンダイレクト、9ホウオウビスケッツ、14タスティエーラ、15番、
17メタルスピード
  ★★c1ソールオリエンス、5番、6ウインオーディン、7ファントムシーフ
16タッチウッド、
  d4ショウナンバシット、11シャザーン、18マイネルラウレア

C……ステップレース別
 a共同通信杯7/30、1人ー1着、1-0.1差2,6-1,3-1,4-1,1-0.5差5、1-0.2差2
  =1着か1人気で0.5差
★⇒○7番
 ×6番、16番
 b若葉S2/30、1-0.2差2,1-1=1人気で連対
⇒○なし
 ×4番、10番
 cスプリングS5/30、1-1,1-0.0差2,5-1,3-0.0差2,6-1
  =1着か負けても0.0差2着
⇒○15番
 ×9番、13番、17番
 d弥生賞8/30、1-0.1差4,2-0.0差3,1-1.2-1,5-0.3差3,5-0.3差4,4-1,
     1-0.0差2=5人気以内で0.3差4着以内
★⇒○14番、8番、2番
 ×3番、
 eその他重賞8/30(きさらぎ賞1-1、毎日杯2-1、アーリントンC1-1、京成杯1-1、
  ホープフルS1-1×2頭、朝日杯1-1,東京スポーツ杯2歳1-1)
=7/8頭は1-1(例外1頭は2人-1着)
⇒○5番、
★ ▲1番

D……デビュー戦1着(7/9/9/68)2着(2/1/0/29)3着(1/0/1/14)4着以下全滅
⇒○★★★1着1,2,7,9,12,14,15,16,18番
  2着5、11番
  3着3,4,10,13番
 ×6,8,17番 

E……前走4角△先頭(0/2/1/17)○2,3番手(5/3/2/42)○4,5番手(3/1/5/36)
6番手以下(2/4/2/48)
⇒★★○2,3番手4,5,7,9,14番
  ★ 4,5番手1,2,8,15番
 △10,13,16番

F……芝重賞1着あり○(8/8/8/66)2着(2/0/2/24)3着以下(0/2/0/29)不出走全滅
★★★⇒○1,3,5,7,14,15番
 △2,17番
 ×4,10,11,18番

★G……近5年の勝ち馬は、1勝級以上で0.3差以上勝ちあり
⇒◎1,4,7,8,9番

★※H……共同通信杯組【5.0.2.9】勝ち馬5頭は前走上がり3位以内で連対
⇒△前走連対した7,16番は各々上がり6位以下

I……前走弥生賞組(0/5/3/33)3着以内馬の8頭は4着以内で、6/8頭は重賞勝ち有
⇒○なし
★ ▲2、8,14番
 ×3番

J……勝ち馬条件
 a前走重賞連対10/10
★⇒○1,5,7,8,9,12,14,15番
 b千八以上勝ち有り
⇒△12,17番
 c牡系か牝系にサンデー系10/10
⇒△7,8,9,12番
 dデビューから5戦目までにOP以上に昇級10/10
⇒△2,10,17
 e上がり最速、あるいは4角4番手以内で、芝戦2勝以上10/10
★⇒○1、4,5,7,11,15,17,18番
 f当日馬体重が増えていない10/10
★⇒○1,2,3,7,10,13,14,15,16,17番
 ※gキャリア3~7走、3走なら3戦3勝3/10、4走なら(2/2/0/0)(3/0/0/1)
(2/1/1/0)(2/1/0/1)5走(4/1/1/0)7走(4/0/1/2)
⇒○3走15番(3/0/0/0)
  4走 7番(3/0/0/1)5番(3/1/0/0)
  5走 なし

※K……キャリア3走以内の重賞勝ち馬は危険(14年トーセンスターダム11着、
15年サトノクラウン6着、16年リオンディーズ5着、17年ファンディーナ
7着、22年ダノンベルーガ4着
⇒△1,14,15番

※L……母か母母がOP以上勝ちか重賞3着以内有りのOP馬(22年ジオグリフ
:母秋華賞3、イクイノックス:母マーメイドS1、21年タイトルホルダー:
母丹頂S1,19年サートゥルナーリア:母オークス1,18年エポカドーロ
フィリーズR1など
⇒○2,3,6,11,18番

★★M……連勝経験あり25/30
⇒○1,3,4,5,7,9,11,15,17,18番

★N……×前走4着以下の関東馬(0-0-0-18)
⇒6ウインオーディン、13グラニット、3グリューネグリーン

★O……×前走6番人気以下(1-0-1-42)※3着以内2頭は前走重賞勝ち
⇒×6ウインオーディン、13グラニット、3グリューネグリーン、
17メタルスピード

★P……消しデータ:×前走4着以下の関東馬(0-0-0-18)
⇒×3,6,13番
×前走0.6秒以上負け(0-0-0-29)
⇒×なし
×前走2100m以上(0-0-0-14)
⇒×11番
×前走2番人気以内、または前走3着以内、以上の該当馬を除く
前走から騎手乗り替わり(0-0-0-19)
⇒×3,6番
×前走重賞勝ち馬、または前走弥生賞3着以内
以上の該当馬を除く単勝オッズ30倍以上(0-0-0-75)
⇒×4,6,17,13,3,10番


雨はあがったが曇天で重馬場の回復は微妙で直前まで見極めが肝心か
勝ち馬の候補は項目Jから15番、7番、5番の順番
スプリングSは重馬場で前傾ラップを上がり最速で差し切った15番が有力
同レースでもハナを切った13番と3角先頭で共同通信杯を粘った16番が
競ればテンは早くなり、内から5,7番が番手マークで突けば道悪でも
締まったラップに
前傾ラップを経験した12番も道中は楽に追走可能で後1Fを保たせられるかは
鞍上川田の腕次第か
先行可能な9番も、馬場の乾きが進めば1番も好走可能
後は2、14、16番を手広く押さえる

馬連(5,7,15)→(9,12)各三百円9点
三連複(5,7,15)=(9,12)ー1,2,14,16
※15番を必ず入れて22点各二百円
三連単15→(5,7,9,12)→(1,2,5,7,9,12,14,16)
フォーメーション各百円28点
複勝勝負は、超難解で絞れず見送り
≫≫1-14-7
晴れて乾き始めていたが、途中ちょっと降って重馬場のまま
13番がハナ切るも何故か15番が出して行ってHペースの番手とは田辺は
いったいどうしたのか?( ̄▽ ̄;) 中団で行けば十分だったのに(○`ε´○)
1番は4角ほぼ最後方も大外出して追い込む
先に抜けた14番に7番もすがるが2,3着
データ的には項目Jgは不発で、DEF重視で良かった
特にFは○6頭のうちの3頭で決着、腐っても重賞勝ち馬だったか
前走重賞勝ちは1,5,7,14,15番の5頭だった
1番は京成杯から3ヶ月、14番は弥生賞だが、7番は共同通信杯から2ヶ月と
ローテ空いた馬が2頭とトレンド継続だった

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 キタクロ 2023年3月30日(木) 23:04
ウインとダノンに言いたいこと
閲覧 93ビュー コメント 0 ナイス 5

色々言いたいこと

ウインマリリン
札幌記念まで休養
ドバイより香港の方が良かったのでは
シーマは頑張ったから良しとするのか

ウインマーベル
高松宮記念は大外で運もなかった
京王杯スプリングカップへ行くそう
1400でどう出るのか
あとは古馬の斤量に対応できてないのかな

ダノンベルーガ
ドバイターフはお疲れ様
鞍上川田で良かったやんこのあとは宝塚かな

ダノンスコーピオン
こちらも京王杯スプリングカップ
1400は忙しそうだけど出るレースもないよね
マイラーズカップはあったのか

ただのボヤキでした

今週はのんびり2場開催
ダービー卿とかまじでわからない

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コメント一覧
2:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年11月27日() 15:56:04
バ川田は本当に下手クソ。二度と馬主さんは川田を起用してはいけない。この鞍上ではどんな馬でも大事な所では通用しない。日本人鞍上は恥を知れ!
1:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年5月29日() 16:04:22
粗品の呪い強烈!やっぱり此奴はバ川田だ!
アスクを差せる勢いも鞍上が3流なので逆に追って伸びなくなってしまった。腰を上げて追ってはこれも当然。これが追えない技術不備の川田の技量限界。
下手っぴ田辺がよれ捲ってるのにそれすら差せないのは川田が田辺と大差ないから。
此奴は浜中が無事だったら浜中にも劣る3流技術者。ボンクラが良い馬に乗せられてカスG1を掠め取っているだけのただの下手クゾ。デカい面すんじゃねえヤラセ野郎!

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2022年11月27日ジャパンカップ G15着
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