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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 11 | 牡7 | 57.0 | 松山弘平 | 美 堀宣行 | 504(+14) | 1.47.1 | 9.2 | 5 | 34.6 | ⑩⑨⑧⑧ | |||
2 | 8 | 13 | 牡4 | 56.0 | 菅原明良 | 美 宗像義忠 | 504(+4) | 1.47.2 | 3/4 | 19.9 | 8 | 34.7 | ⑪⑪⑧⑧ | ||
3 | 3 | 4 | 牡4 | 56.0 | 武豊 | 栗 武幸四郎 | 474(-4) | 1.47.3 | クビ | 17.2 | 7 | 35.6 | ①①①① | ||
4 | 4 | 5 | 牡5 | 58.0 | T.バシュ | 美 手塚貴久 | 504(+14) | 1.47.3 | ハナ | 9.2 | 4 | 34.9 | ⑦⑦⑧⑧ | ||
5 | 7 | 12 | 牝4 | 55.0 | 吉田隼人 | 栗 高野友和 | 494(+6) | 1.47.3 | クビ | 7.8 | 3 | 35.4 | ③③③③ | ||
6 | 8 | 14 | 牡4 | 56.0 | 田辺裕信 | 栗 須貝尚介 | 494(-8) | 1.47.3 | ハナ | 58.0 | 9 | 35.1 | ⑦⑦④⑤ | ||
7 | 6 | 9 | 牡4 | 56.0 | 石橋脩 | 美 尾関知人 | 516(-8) | 1.47.4 | クビ | 63.5 | 10 | 35.6 | ②②②② | ||
8 | 3 | 3 | 牡5 | 57.0 | M.デムー | 美 久保田貴 | 484(-4) | 1.47.6 | 1 | 9.5 | 6 | 35.4 | ⑤⑤④③ | ||
9 | 4 | 6 | 牡5 | 57.0 | 横山武史 | 美 大竹正博 | 518(+12) | 1.47.9 | 1 3/4 | 2.3 | 1 | 35.8 | ⑤⑤④⑤ | ||
10 | 6 | 10 | 牡7 | 57.0 | 大野拓弥 | 栗 森田直行 | 488(0) | 1.48.1 | 1 1/2 | 335.0 | 11 | 35.3 | ⑭⑭⑫⑫ | ||
11 | 1 | 1 | 牡5 | 57.0 | 北村友一 | 栗 安田隆行 | 524(+3) | 1.48.2 | 1/2 | 4.4 | 2 | 36.1 | ③③④⑤ | ||
12 | 5 | 7 | 牡7 | 57.0 | 柴田大知 | 美 武藤善則 | 480(-4) | 1.48.4 | 3/4 | 521.3 | 14 | 35.7 | ⑬⑬⑫⑫ | ||
13 | 2 | 2 | 牡8 | 57.0 | 武士沢友 | 美 佐藤吉勝 | 474(-13) | 1.49.1 | 4 | 465.8 | 13 | 36.3 | ⑫⑫⑫⑫ | ||
14 | 5 | 8 | 牡7 | 57.0 | 原優介 | 美 小桧山悟 | 472(+10) | 1.49.2 | 1/2 | 337.4 | 12 | 36.8 | ⑦⑨⑧⑪ |
ラップタイム | 12.7 - 11.7 - 12.0 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 11.6 - 11.4 - 12.4 |
---|---|
前半 | 12.7 - 24.4 - 36.4 - 48.2 - 60.0 |
後半 | 58.9 - 47.1 - 35.4 - 23.8 - 12.4 |
■払戻金
単勝 | 11 | 920円 | 5番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 11 | 290円 | 4番人気 |
13 | 430円 | 8番人気 | |
4 | 430円 | 7番人気 | |
枠連 | 7-8 | 1,810円 | 9番人気 |
馬連 | 11-13 | 5,340円 | 22番人気 |
ワイド | 11-13 | 1,520円 | 20番人気 |
---|---|---|---|
4-11 | 2,000円 | 24番人気 | |
4-13 | 2,280円 | 29番人気 | |
馬単 | 11-13 | 10,280円 | 41番人気 |
3連複 | 4-11-13 | 20,170円 | 64番人気 |
3連単 | 11-13-4 | 129,610円 | 368番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果、近年の中山記念の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
中山競馬場はAコース開催の開幕週。金曜日に0.5㎜の降水を観測したが、それまでに雨の影響を受けた日が少なかったこともあり、土曜日の芝コースはやや緩めながらも、終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。
芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は2、9、1、3、4番手。1回中山開催時(Cコース使用)に仮柵設置で保護されていた部分を通る馬の活躍が目を引いた。差しが届かないわけではないが、単純に保護部分より外を回った待機勢は苦戦を余儀なくされている。
日曜日開催中の予報は晴れベース(26日7時の時点)。朝方までの天気が不安定だった点は少々気になるが、乾きが遅くなれば、馬場が重いぶんロスを抑えて運ぶ馬の優位性が増すはず。影響が少なく馬場の乾燥が進めば、それはそれで前日のバイアスに拍車がかかる可能性もあるだろう。
ゆえに引き続き、道中のロスを抑えて上手に立ち回る馬が優位という捉え方がベター。差し馬を狙うとすれば、内め追走から馬群をうまく捌けそうなタイプとなろう。枠順ベースで選ぶなら、真ん中より内(1~4枠あたり)が適当ではないか。
また、重賞実績も大事な要素。過去5年の中山記念の勝ち馬延べ5頭は、前年の10月以降、かつJRAの芝重賞において1着経験があった点で共通する。最近の当レースは、近い時期に重賞を制した活力のある馬が結果を出す傾向が強い。条件を満たす馬は今年も要注目といえよう。
今回の出走メンバーで要点(1~4枠+前年の10月以降にJRAの芝重賞で1着経験)をクリアしているのは、③イルーシヴパンサー、⑥ソーヴァリアント。従って当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×競馬プロファイラー「キムラヨウヘイ」が中山記念を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) キムラヨウヘイ(競馬プロファイラー) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬を紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第4回は中山記念についてくりーくプロ・スガダイプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【くりーく】ー“新馬戦キラー”の異名を持つ実力派!!
オグリキャップを破り、天皇賞秋を勝ったスパークリークに魅せられ競馬人に。一般的には注目度の低いレースで淡々と結果を出し続ける、くりーくプロに中山記念についてお聞きしました。
ーくりーくさんは、新馬戦の予想に定評がありますが、なぜ新馬戦に特別なこだわりがあるのでしょうか?
シンプルにいうと、前走を調べなくていいんですよね。子どもができて、予想にかけられる時間が少なくなったので、好都合でした。新馬戦は仕上がり、状態、血統など、調べる項目は多いんですけど、そのなかで調教を重視しています。
ー素敵な理由ですね。調教が占める割合はどのくらいですか?
8割、9割は調教ですね。
ー大きいですね。調教のなかでも、特に注目している部分などあれば教えてください。
プロになってからは関東関西の新馬戦を予想していますが、昔は新馬戦のなかでも、関西の新馬戦に絞っていました。栗東の坂路調教が、馬の強さを図る上で有効な指標になっていたからです。
ーありがとうございます。では、予想スタイルとその強みについてお聞かせください。
ほかのプロの方とちがって、メインを派手に当てるという感じではありません。新馬戦やローカル開催の未勝利戦、地方競馬の前半などを勝負レースにあてつつ、コンスタントに的中をお届けしています。的中、不的中によって注目度は上下しますけど、それには左右されず、コツコツやり続ける。お昼になれば『笑っていいとも』が流れていたように、地方の平日にはくりーくの勝負レースがあるというような(笑)。地味だけど、ほかの方が勝負しないところで勝負し続けられる部分を強みと考えています。
ー地方の平日に勝負レースを置くのはくりーくプロならではですね。では、中山記念についてお聞ききします。予想のポイントはどのあたりでしょうか?
調教をメインに予想しているので、調教の良かった馬から馬券を組み立てようと思っています。1週前の段階で良かったのはスタニングローズ、ソーヴァリアント、ヒシイグアス、リューベックですね。
ー特に動きがよく見えた馬はいますか?
スタニングローズですね。前走エリザベス女王杯の調教はもうひとつだったんです。時計は出てましたけど、重心が高く、調子のいいときとちがう動きで軽視しました。今回の1週前追い切りは、降雪の影響で走りにくい馬場のなか、低い重心でぐーんと、目で見てわかるほどいい伸びでした。元々時計の出る馬ですが、その部分もいいときと遜色なかったです。どの騎手が乗っても成績が出ますし、中山の実績もあって、前につけられる馬なので、今回は狙えるかなと。ー同じく休み明けのヒシイグアスについてお願いします。
1週前は3頭併せの真ん中から突き放して先着する感じだったんで、これは大丈夫だろうと。2年前に中山記念を勝っていて、コース適性も証明済ですしね。
ー穴っぽいところで挙がったリューベクについてお願いします。
POGでもっていてずっと見てる馬なんですよね。調教はいいタイム出てましたし、休養から二度使われてさらに上向いていると思います。
ー昨年はジオグリフやアスクビクターモアなど、世代の一線級に跳ね返されるレースも見られました。今回の相手関係で勝負になるでしょうか?
その頃はまだ馬が若く、出来ていない感じがありました。休んだ成長分に加えて、近走の勢いを考えると相手になるんじゃないかなと。ほかに選択肢もあるなか、中山記念を使ってくるというのも気になりますね。
ー人気サイドで名前の挙がらなかったダノンザキッドとシュネルマイスターはどうでしょう?
ダノンザキッドは注目していたんですが、動きが重い感じでした。大きい馬ですしね。去年の中山記念で負けたときもこんな感じだったかなと。シュネルマイスターも調教はそんなに良くないかなあ…。あとペースや距離にも不安があります。
取材後記:勝負レースに指定した地方の平日レースはオッズに影響があるとの話も。地方の午前中から中央のメインまで、守備範囲の広さには頭が下がります。
【スガダイ】ー全開催プラス収支を可能にする“予想神”
群雄割拠のウマニティプロ予想MAXで13年連続ランキングトップに君臨。他の追随を許さない、競馬予想界のキング・オブ・キングス、スガダイプロに中山記念についてお聞きしました。
ーメンバーが揃ったなという感じがします。特に注目している馬を教えてください。
ソーヴァリアントですね。
ーオールカマーでは心房細動でひと頓挫ありましが、前走のチャレンジCでは強い競馬でした。今回の相手関係でも中心視できるでしょうか?
そうですね。昨年のオールカマーはアクシデントなので仕方ないです。振り返ると、1着入線したのに薬物検出で失格など、なんとなく運のない馬で、初勝利までに4戦かかったのも気の毒だったなと。シンプルに前走は強いと思いますよ。チャンレンジC連覇の内容をみると、一昨年はペースに恵まれすぎていたんで、強い競馬とはいえ、どこまで評価すべきか難しかった。ただ、昨年は一昨年から一転してかなり速い流れのなか、完勝でしたからね。まったく異なる流れで結果を出せるのは、力の証明だと思います。
ーチャンレンジC以外で注目すべきレースはありますか?
2着に負けたセントライト記念ですね。かなり折り合いを欠きながら、後ろの馬が台頭する展開を早め先頭で粘るという相当強い内容でした。弥生賞では今回出走するシュネルマイスターやダノンザキッドに負けての4着ですが、未勝利を抜けてすぐで、そのときより状態も良いし、強くなってるし、1800mの距離も折り合い面を考えるとぴったりだと思います。まあ、この馬で大丈夫でしょうという感じです。
ー相手強化、距離短縮も問題なしの評価ですね。お話のなかで名前の挙がったシュネルマイスターはどのような評価でしょうか?
そうですねえ、まあ海外競馬はダメってことでいいと思います。ただ、弥生賞や毎日王冠を走っているとはいえ、体形的にどんどんスプリント色が強くなってる感じはありますよね。スプリンターズSのパッドクを見たときは一番スプリンターらしい体形してるように見えましたし、加齢とともに距離適性が短めにシフトしてきそうな予感もあるんでねえ…。
ーありがとうございます。距離適性がどう出るかが見どころですね。もう一頭名前の挙がったダノンザキッドについての見解をお願いします。
主戦だった川田騎手が降りてからパフォーマンスが上がってるんですよね。川田騎手はこの馬に乗ると、焦って追い出しすぎるところがあって、毎日王冠のとき、「戸崎に替れば手前替えるよ」なんて言ってたらそのとおりになりました。香港Cは勝ち馬が強すぎましたし、馬の成長力も加味するといいんじゃないですかね。
ー去年は1番人気7着でしたが、中山は問題ないですか?
基本的には中山より広いコースの方が向いていると思います。ただ、昨年は開幕週で不利な8枠15番。それに煽って出遅れましたしね。1角の入り方に距離ロスがあり、3角でもロスがあり、ラップの緩んでいない部分で位置を上げたりと…。あれで中山がダメというのは、早計かなと思いますね。
ーほかに注目している馬はいますか?
ヒシイグアスです。まあ、一番強いのはこの馬かなという気はしますね。一昨年の香港Cなんかは、GⅠのなかでもかなりレベルが高かった。大阪杯は状態がもうひとつのなかでも4着で、宝塚記念は勝った馬が強すぎただけ。この馬自身も高いパフォーマンスでした。GⅠをいつ勝ってもおかしくない馬ですよね。
ー宝塚記念の後は、かなり疲労が大きかったようです。そのあたりをどうお考えですか?
疲労説みたいなのもあると思うんだけど、十分間隔を空けましたしね。宝塚記念って、ヒシイグアス以外の馬は勝負所から手が動いて目一杯だったんだけど、ヒシイグアスはわりと手応え良く回ってきたんで、大丈夫ってことを願いたい(笑)。
ー先行力もあり、中山は2戦2勝のスタニングローズはどうでしょうか?
いい枠引ければというところですかね。秋華賞を勝っていますけど、スタートでナミュールにタックルして、ナミュールが右前を痛めコーナーで膨れたり、スターズオンアースが出遅れたりと、ほかの有力馬が上手くいかないなかで、上手に運んで勝ったなという印象が強かったので。あと、距離も短くなっていいことない気がするんですよねえ…。フラワーCは勝ってますけど、内容は低調ですしね。
ーなるほど。力関係的にどこまでやれるかという感じですね。穴っぽいところで注目している馬いますか?
ラーグルフですね。状態の良さと立ち回りの良さを評価してという感じです。枠の有利の不利の大きいコースなので、力が劣っても、状態が良く、立ち回りの上手い馬が3着くらいにくるのは可能だと思うんで。いい枠を引けば注目したいですね。
取材後記:レースを映像を振り返る人は少なく、振り返りから適切に能力をジャッジできる人はさらに少ない。 予想神への道のりは果てしなく遠そうです。
以上、プロ予想家2名の中山記念への見解と注目馬を紹介しました。長期休養明けのヒシイグアスへ、両者とも高評価を与えていましたね。
(文・垣本大樹)
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日曜日に行われる中山記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ダノンザキッド【B】
栗東坂路単走。サッと流す程度の内容。手前替えが不器用な面は相変わらずだが、弾力性に富んだフットワークは健在。集中力を最後まで維持しているのもいい。厳しく見れば、もう少し動きに迫力が欲しいが、雰囲気は決して悪くない。それなりに整えてきた印象を受ける。
②ソロフレーズ【D】
美浦坂路併走。姿勢が高く、首の動きも硬め。ハミを噛んで力みが目立つのも気になるところ。ラストはステッキを入れて前に出たが、手綱を絞り気味だった僚馬と脚いろはさほど変わらなかった。良化途上の感が強く、相手関係を考えると過度の期待はかけにくい。
③イルーシヴパンサー【A】
美浦南W単走。舌を出しているが、もとよりテンションのあがりやすい馬。力みを抜くという点では悪くないように思える。実際、コーナーを無難に回り、直線では素早く手前を変換。その後も躍動感のある走りを披露した。1週前に見られた硬さが解消されつつあるのもいい傾向。好気配。
④ドーブネ【B】
栗東CW単走。後肢が甘く映るも、前肢の出はしっかりしており、気合乗りも十分すぎるほど。この馬とすれば体を上手に使って走れているし、フットワークに硬さもない。気配自体は悪くないので、あとは実戦で気持ちの高ぶりをコントロールできるかどうか。それが一番のポイントとなろう。
⑤シュネルマイスター【B】
美浦南W併走。力みがちで、頭の位置も高め。終始右手前だったことも気になる。ただ、最近は稽古を良く見せない馬。脚さばき自体は素軽く、鞍上の促しにもきちんと反応していたので、ギリギリ許容範囲と捉えるべきか。一応の態勢は整ったと判断したい。
⑥ソーヴァリアント【B】
美浦南W併走。低い重心を保ち、バランスの良いフットワークで走れている。フォームは安定しており、脚元の動きもパワフル。鞍上の促しに対する反応も良かった。惜しむらくは、コーナーからラストまで手前を替えなかったこと。手前変換がまともなら、優にA判定の稽古内容だった。
⑦ナイママ【C】
美浦坂路単走。メンバー唯一の木曜追い。活気があり、脚元の動きも悪くない。その一方、首の動きが硬く姿勢も高め。コーナーからラストまで、顔を右に向けて走っていたのも気になるところ。セーブ気味の調整とはいえ、何かしら不安を覚える内容だった。
⑧トーラスジェミニ【C】
美浦南W併走。休養前の前回の中間時よりも、前後のバランスが良くなり、脚元の力感もある。ただ、軽く促した程度で反応良くグイグイと脚を伸ばしていた、好調時の動きに比べると物足りなさを覚えてしまう。本当に良くなるのは、ここを叩いてからではないか。
⑨ショウナンマグマ【B】
美浦南W単走。手前変換で若干不器用なところを見せるも、最後まで集中を切らすことなく駆け抜けた。一本気の面があり、しまいのキレこそ欠けるが、バッタリと止まったわけではなく、フォームも崩れていない。概ねこの馬のパフォーマンスは示している印象。及第点のデキにはある。
⑩モズベッロ【C】
栗東坂路単走。手前変換が不器用なのはいつもと同じ。追われてズブいのも今に始まったことではない。それはいいとしても、着地ポイントが安定せず、ラストは疲れたのか失速気味。もともと稽古映えしないタイプとはいえ、心許ない内容なのは事実。長休明けでもあり、実戦を使いつつか。
⑪ヒシイグアス【C】
美浦南W併走。コーナリングがぎごちなく、発汗も目につくが、それはいつものこと。深刻に捉えなくてもいい。ただ、いい頃に比べると、四肢の運びが気持ち重く、フォームも硬く映る。まだ良化余地を残している印象。今回は地力と舞台相性の良さで、どこまでカバーできるかが焦点になりそうだ。
⑫スタニングローズ【B】
栗東坂路単走。直線半ばまでは脚さばきが硬く、前後のバランスも今ひとつ。それでも、追い出されてからの反応と伸びは、さすがG1ウイナーといったところか。直線における前半と後半のギャップが激しく判断に悩ましいが、今回は後半を評価してのB判定としておきたい。
⑬ラーグルフ【A】
美浦南W併走。鞍上が抑えていたため、首は高めに映るが、前進気勢が強いなかでも折り合いはついており、手前変換も実にスムーズ。集中した様子で迫力を十分に感じる走り。しっかり追えば弾けそうな余韻を残しているのもいい。好調だろう。高く評価したい1頭だ。
⑭リューベック【B】
栗東坂路単走。ハミ受けが浅く、ジリ脚気味も、整える程度の調整を思えば、過度に気にする必要はない。ラストで手前を戻した点はいただけないが、この馬にはよくあることなので、癖みたいなものだろう。フォームのブレも少なく、順調と捉えてもいいのではないか。
◆イルーシヴパンサー・久保田師「稽古は前走時よりも外を回って時計も出ている。力もつけているので楽しみ」
◆シュネルマイスター・手塚師「海外ではレース前に燃え尽きる。体形はスプリンターだけど、開幕週の中山なら1800メートルは持ちそう」
◆ショウナンマグマ・尾関師「中山のこの距離は力を出せる条件がそろっている」
◆スタニングローズ・高野師「前走は馬場も枠も厳しかった。今回は結果の出ている中山。力を出し切れれば」
◆ソロフレーズ・村岡助手「入念に乗り込んできたので仕上がりはいい」
◆ソーヴァリアント・大竹師「メンバーが強くなるし、1800メートルも初めて。前走のような競馬ができるか」
◆ダノンザキッド・安田隆師「昨年の夏頃から動きに切れが出てきて成長を感じる。馬っぷりも良くなって、状態は上がっている」
◆ドーブネ・武幸師「合いそうな条件を選んでここへ。ゲートでジッとできないので、スタートが大事ですね」
◆トーラスジェミニ・小桧山師「ここを目標に仕上がりは悪くない。時計がかかるようなら」
◆ナイママ・武藤師「水曜に小倉から帰ってきたばかりなので、追い切りは調整程度」
◆ヒシイグアス・堀師「カイ食い、健康状態は良好。体は増えていますが走れる状態です」
◆モズベッロ・森田師「順調にきているが、長期休養明けなのがどうか」
◆ラーグルフ・宗像師「中山は走り慣れていて相性もいい。立ち回りが上手だし、1800メートルも対応できると思う」
◆リューベック・須貝師「1周する競馬場で息を入れて、うまく折り合えれば」
2013年以降(過去10年)の3着以内馬延べ30頭の馬齢をみると、4歳から8歳までの範囲。ただし、7歳以上の最高着順は3着にとどまっている。そのあたりには配慮が必要だろう。
(減点対象馬)
②ソロフレーズ ⑦ナイママ ⑧トーラスジェミニ ⑩モズベッロ ⑪ヒシイグアス
2013年以降の1~2着馬延べ20頭の前走をクラス(レース格)で分けると、海外・G1、JRA・G1、JRA・G3、JRA・オープン特別の4通り。これ以外のステップで臨んだ馬は2着連対圏に達していない。
(減点対象馬)
②ソロフレーズ ⑭リューベック
前走の着順についてはG1(海外を含む)であれば不問だが、G1以外のグレード競走なら8着以内、非グレード競走(NARの地区重賞を含む)の場合は2着以内がひとつの目安。2013年以降、非G1組の2着以内全馬がこの条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
②ソロフレーズ ⑦ナイママ ⑧トーラスジェミニ ⑨ショウナンマグマ
2013年以降の1~3着馬延べ30頭は、いずれも前走の出走頭数が14頭以上だった。相応の追走力を求められる、中山芝内回り1800mが舞台の別定G2ということもあってか、多頭数のレースで揉まれてきた馬に分があるようだ。
(減点対象馬)
①ダノンザキッド ④ドーブネ ⑤シュネルマイスター ⑭リューベック
2013年以降の1~2着馬延べ20頭のうち、中山芝で3着以内の好走経験がなかった馬は6頭。その6頭すべてがJRA重賞既勝馬だった。中山芝実績に乏しい、重賞未勝利馬は疑ってかかりたい。
(減点対象馬)
④ドーブネ ⑦ナイママ
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最初に押さえておきたいこのレースのポイントは、年長馬初対戦もしくは対戦経験の少ない4歳馬が、低指数ながらに激走するケースが多いということ。ドゥラメンテ(11位、1番人気)、アンビシャス(8位、4番人気)、リアルスティール(9位、2番人気)が上位を独占した2016年がその典型例で、2018年1着のウインブライト(10位、2番人気)、2022年3着のアドマイヤハダル(10位、3番人気)もそのパターンに該当する。この手のタイプはたいてい上位人気に支持されるので、指数値よりも3歳時の実績や人気をもとに取捨を判断するといい。
5歳以上馬については、指数上位勢が安定。5位以内の馬が堅実に馬券に絡む傾向にある。このあたりを踏まえ、有力馬を絞り込んでいきたい。
真っ先に有力候補に挙げられるのが、G1で1勝、2着2回、3着1回の実績を持つ1位⑤シュネルマイスター(100.9)。戦績的にマイルがベストという印象を受けるかもしれないが、3歳時に毎日王冠を制すなど千八にも対応できる力はある。G2ならみっともない競馬はできないだろう。距離延長が嫌われて人気を落とすようなら絶好の狙い目になる。
以下、1番人気を裏切った昨年の汚名返上を期す2位①ダノンザキッド(99.7)、2年前覇者の3位⑪ヒシイグアス(99.2)、低指数でも外せない人気必至の4歳実績馬の12位⑫スタニングローズ(93.4)を押さえておきたい。
昨年はロードカナロア産駒のパンサラッサが勝利するほか、2着カラテ(父トゥザグローリー)、3着アドマイヤハダル(父ロードカナロア)と1~3着までをキングカメハメハの直系で独占。なお、同系統は16年1着ドゥラメンテ、17年2着サクラアンプルール、19年3着ステルヴィオ、21年2着ケイデンスコールと毎年のように上位争いを繰り広げている。
ほか、ステイゴールドが種牡馬として3勝の活躍を見せており、18&19年に2連覇を果たしたウインブライト、13年ナカヤマナイトが該当。また、19&20年には孫世代にあたるラッキーライラック(父オルフェーヴル)も2年連続で2着、21年2着ケイデンスコールと22年2着カラテはダイナサツシユに遡る近親となるため、直近5年はステイゴールドに所縁ある血統馬が連対し続けているともいえるだろう。
ソーヴァリアントは、父オルフェーヴル×母ソーマジック(母の父シンボリクリスエス)。同産駒からは19&20年2着のラッキーライラックが出ており、存在感を放つステイゴールド系としても動向を注視したい存在。本馬の3歳夏以降の充実ぶりには目を見張るものがあり、4コーナー手前で早めに動いて押し切る姿は父の現役時代を彷彿とさせるものがある。2走前の大敗は心房細動とあれば致し方なく、立ち回りの巧さから中山替わりも問題なし。
ショウナンマグマは、父ザファクター×母レッドメアラス(母の父ステイゴールド)。母の配合は「父ステイゴールド×母の父メジロマックイーン」となるため、09年2着ドリームジャーニー、種牡馬として好走馬を送り出しているオルフェーヴルを想起させる。本馬自身、中山芝1800mは22年ディセンバーSを制するなど、2戦2勝と底を見せていない相性のいい舞台。脚質的にも展開のカギを握る存在であり、マイペースが叶えば侮れないだろう。
スタニングローズは、父キングカメハメハ×母ローザブランカ(母の父クロフネ)。近年の活躍ぶりが目覚ましい父系統だが、本馬の「父キングカメハメハ系×母の父がフレンチデピュティ系」となる配合は昨年2着のカラテと類似する。中山芝1800mは22年フラワーカップにて重賞勝ちした舞台であり、中山競馬場自体も22年紫苑Sを制するなど2戦2勝と得意とするところ。小回りコース向きのスピードと機動力は牡馬混合戦でも評価に値する。
編集部(以下、編) 土曜日版では、トップジョッキーの多くがサウジアラビアに遠征していることに触れました。当然、日曜日もそれが攻略の大きなポイントになりますよね。
新良(以下、新) はい。本来ならば乗っていたであろう上位騎手のお手馬に誰が乗るのか? それをチェックすれば、陣営の期待度も含めた好走の可能性を測ることができると思います。
編 今週の主役は松山弘平騎手とのことでしたが、ひょっとして2日続けてこのコーナーでピックアップするなんてことも……。
新 お察しがいいですね(笑)。その通りです。
編 ということは、中山記念のヒシイグアスがメインターゲットになるわけですね?
新 はい。レーン騎手から松山騎手に乗り替わる⑪ヒシイグアスを狙います。
編 そうでしたか(笑)。でも、安直なチョイスでないことは、重々承知しております。妙味も含めて、狙う価値がありと判断されたわけですよね。
新 その通りです。阪神で行われる阪急杯を取り上げてもよかったんですが、そちらは西村淳也騎手から岩田康誠騎手に乗り替わる⑩リレーションシップが狙い目になります。推奨根拠は先週の京都牝馬Sと同じなので、中山記念の松山騎手のほうを選んだんです。
編 京都牝馬Sでは阪神芝1400m巧者の岩田康騎手が駆るロータスランドを指名して、3番人気3着でした。今週も同じコースで重賞が行われるので、再度岩田康騎手に注目ということなんですね。
新 2週続けて同じ主張をするのは芸がないので扱いを下げましたが、馬券となれば話は別。今週も阪神芝1400m重賞を大得意にしている岩田康騎手を狙ってみてください。
編 わかりました。では、改めて中山記念の松山騎手に話を戻します。推奨根拠をお聞かせいただけますか?
新 何度も言うように、今週は上位騎手の多くがサウジ遠征のため不在です。おそらく、松山騎手クラスであれば、騎乗馬を選び放題の状況になっていると思います。
編 つまり、松山騎手が騎乗するというだけで、勝負度合いが高いと判断できると?
新 そうとらえていいのではないでしょうか。阪急杯で上位人気の一角を占めることが予想されるアグリには、前走で松山騎手が騎乗していましたので、そちらに乗るという選択肢もあったはずです。
編 でも、そんななかヒシイグアスを選んだと。
新 そうなんです。それだけ期待しているから乗る。そうみるのが正解ではないかと、私は考えています。
編 ヒシイグアスには外国人騎手が騎乗するケースが多いですが、日本人の主戦は松山騎手で、コンビ実績も十分。やはり、そのあたりが強調材料になりますかね?
新 なりますね。一昨年のこのレースを制していますし、トータルで3勝を挙げています。馬のことを知っているアドバンテージは大きいでしょう。中山芝1800mで22.2%という高いコース勝率を記録している点も魅力です。
編 馬は久々になりますが……。
新 そもそも好走できる条件のレースを狙って使われるタイプですし、休み明けも苦にしません。昨年も、大阪杯4着、宝塚記念2着と、ピンポイントで好走しました。今回は過去に勝ったことのあるレースですから、適性面の不安もありません。
編 使われる時点で、状態面の心配は要らないと判断できそうですね。
新 昨年の宝塚記念がとにかくタフなレースで、タイトルホルダー、デアリングタクト、ディープボンド、マイネルファンロンといった上位入線組が、その後に結果を残せていません。そんななか、ヒシイグアスは無理をせずにリフレッシュを図ることができました。
編 昨年の秋のレースに出走しなかったことが、吉と出るとみたわけですね。
新 はい。開幕週の中山芝は、先行するのがセオリーです。溜めて切れ味勝負に徹するよりは、先行しての我慢比べに持ち込んだほうが、ヒシイグアスの力を存分に発揮できますので、松山騎手もそのことを頭に入れてレースに臨んでくれるでしょう。
編 G1で勝ち負けできる能力を持った馬ですから、上位争いしてくれないと困りますね。
新 次走以降のG1戦線に向けて下手なレースはできませんので、しっかり存在感を示してくれるはず。期待しましょう!
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国内外のビッグレースのステップとして一線級が多く参戦する注目度抜群のG2。古くはハイセイコーやクシロキングなど、往年の名馬が勝利を収めている。第69回(1995年)の覇者フジヤマケンザンは、同年の暮れに香港国際カップに勝ち、日本馬による36年ぶりの海外重賞制覇を達成。第70回(1996年)を制したサクラローレルは、次走の天皇賞(春)で3冠馬のナリタブライアンを撃破してみせた。第82~83回(2008~2009年)はカンパニーが連覇を達成。第85回(2011年)の勝ち馬ヴィクトワールピサは、後日訪れる東日本大震災で日本中が悲しみにくれるなか、次走のドバイワールドカップを制して希望の光を日本に届けた。