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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | 牡4 | 58.0 | C.ルメー | 美 国枝栄 | 512(+10) | R1.44.8 | 3.1 | 2 | 33.9 | ⑥⑦⑧⑦ | |||
2 | 2 | 4 | 牡4 | 57.0 | M.デムー | 栗 牧浦充徳 | 488(0) | 1.44.8 | ハナ | 6.9 | 3 | 34.2 | ②③⑤③ | ||
3 | 4 | 8 | 牡7 | 59.0 | 団野大成 | 栗 池江泰寿 | 508(-9) | 1.45.0 | 1 1/4 | 2.8 | 1 | 34.1 | ⑨⑨⑧⑦ | ||
4 | 3 | 5 | 牡7 | 57.0 | 田辺裕信 | 美 戸田博文 | 490(+6) | 1.45.3 | 1 3/4 | 113.7 | 14 | 34.0 | ⑮⑮⑬⑭ | ||
5 | 8 | 16 | 牡5 | 57.0 | 荻野極 | 栗 高橋義忠 | 502(+2) | 1.45.3 | クビ | 48.2 | 9 | 34.6 | ⑥③⑤⑦ | ||
6 | 4 | 7 | 牡8 | 57.0 | 吉田豊 | 栗 本田優 | 476(-4) | 1.45.3 | アタマ | 76.0 | 13 | 35.3 | ①①①① | ||
7 | 6 | 11 | セ6 | 57.0 | 三浦皇成 | 栗 中内田充 | 486(+6) | 1.45.4 | クビ | 66.3 | 11 | 34.3 | ⑪⑪⑪⑩ | ||
8 | 2 | 3 | 牡6 | 57.0 | 木幡巧也 | 美 牧光二 | 496(-2) | B | 1.45.5 | 1 | 13.5 | 6 | 34.8 | ⑤⑥⑤⑤ | |
9 | 5 | 9 | セ6 | 58.0 | 横山典弘 | 栗 松永幹夫 | 482(-4) | 1.45.6 | クビ | 9.0 | 4 | 34.7 | ⑥⑦⑧⑩ | ||
10 | 3 | 6 | 牡9 | 57.0 | 菅原明良 | 栗 音無秀孝 | 532(-6) | 1.45.7 | 3/4 | 192.1 | 15 | 34.2 | ⑭⑭⑮⑭ | ||
11 | 8 | 15 | セ6 | 57.0 | R.キング | 美 堀宣行 | 486(+14) | 1.45.7 | クビ | 30.4 | 8 | 34.5 | ⑪⑪⑬⑬ | ||
12 | 5 | 10 | 牡6 | 57.0 | 藤岡佑介 | 栗 橋口慎介 | 448(-4) | 1.45.9 | 3/4 | 11.5 | 5 | 34.8 | ⑨⑨⑪⑩ | ||
13 | 6 | 12 | 牡9 | 57.0 | 浜中俊 | 栗 池江泰寿 | 466(-8) | 1.45.9 | 1/2 | 29.6 | 7 | 35.4 | ②③③③ | ||
14 | 7 | 13 | 牡7 | 57.0 | 横山和生 | 栗 安田翔伍 | 508(+2) | 1.45.9 | ハナ | 378.5 | 16 | 35.7 | ②②②② | ||
15 | 1 | 2 | 牡7 | 57.0 | 内田博幸 | 栗 鮫島一歩 | 480(+14) | 1.46.0 | 1/2 | 66.4 | 12 | 34.3 | ⑯⑯⑯⑯ | ||
16 | 7 | 14 | 牡6 | 57.0 | 戸崎圭太 | 美 国枝栄 | 488(-4) | B | 1.46.4 | 2 1/2 | 49.0 | 10 | 35.9 | ⑬⑬③⑤ |
ラップタイム | 12.5 - 11.5 - 11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.5 - 11.6 - 11.6 - 11.6 |
---|---|
前半 | 12.5 - 24.0 - 35.6 - 47.0 - 58.5 |
後半 | 57.8 - 46.3 - 34.8 - 23.2 - 11.6 |
■払戻金
単勝 | 1 | 310円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 1 | 140円 | 2番人気 |
4 | 190円 | 3番人気 | |
8 | 130円 | 1番人気 | |
枠連 | 1-2 | 780円 | 3番人気 |
馬連 | 1-4 | 1,050円 | 2番人気 |
ワイド | 1-4 | 480円 | 4番人気 |
---|---|---|---|
1-8 | 260円 | 1番人気 | |
4-8 | 440円 | 2番人気 | |
馬単 | 1-4 | 1,540円 | 3番人気 |
3連複 | 1-4-8 | 1,360円 | 1番人気 |
3連単 | 1-4-8 | 5,800円 | 3番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果、近年の中山記念の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
2回中山開催の芝は、1回中山開催で使用したBおよびCコースからAコースに変更。仮柵で保護されていた内寄り部分のコンディションは上々。ここ最近の天気にも恵まれ、土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。
芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順は、5、2、3、1、3番手。コースの3分どころより内に進路を取る先団勢の活躍が目を引いた。差しがまったく届かないという印象こそないが、単純に外を回るかたちの後方待機勢は苦戦を強いられている。
日曜日開催中の天気予報は晴のち曇で、予想最高気温はこの時季とすれば高めの20度前後(2日7時の時点)。開幕週だけに馬場の乾燥が進めば、前日の傾向に拍車がかかる可能性もある。ゆえに、意識を中より内に寄せたほうがベター。枠順ベースで選ぶのであれば、中~内の1~5枠あたりが適当ではないか。
なお、直近5年の中山記念の優勝馬延べ5頭は、いずれも前走がグレード競走、かつ4角通過順が7番手以内だった。中団より前の位置取りという要素は、先述した傾向や想定にも重なることから、該当馬は人気の有無にかかわらずチェックしておきたい。
また、近走の成績も大事なファクターのひとつ。条件は近2走内に2着以内の入線経験があること。直近5年の中山記念の1着馬延べ5頭すべてが該当する。強豪集う別定G2ということもあってか、近走にて連対をはたした活力のある馬が結果を出す傾向が強い。条件を満たす馬は今年も要注目といえよう。
今回の中山記念の出走メンバーで、要点(1~5枠+前走内容+近2走成績)をクリアしているのは、①シックスペンス、⑩アルナシーム。よって当欄では、この2頭を軸馬の有力候補として推奨する。
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出演:スガダイ(予想神) ミッキ(関西エイト) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
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日曜日に行われる中山記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①シックスペンス【A】
美浦W併走(26日)。口向きの悪い癖を出すことなく、前を向いてリズム良く進む。抜け出す際の反応も鋭く、スムーズに加速して僚馬を圧倒。やや馬体に厚みを感じるものの、フォームのバランスは良く、フットワークも安定している。当該週の動きだけなら毎日王冠時よりも良く映るくらいだ。この1本で下地は整ったように思える。
②リフレーミング【B】
栗東坂路単走(26日)。直線序盤は右側にモタれつつの登坂。ただ、この馬にはよくあることなので、過度に不安視する必要はないだろう。少し操作性の悪さを感じさせるものの、脚さばき自体はパワフル。字面的には減速ラップのかたちだが、1週前よりも道中の推進力は増したように思える。このひと追いで、いちおうの態勢は整いそうだ。
③ボーンディスウェイ【B】
美浦W単走(26日)。コーナーを回り切らない段階で、手前を早々に替えてしまった。その点はいただけないが、直線での動きに硬さはなく、脚さばきも力強い。ラストの鞍上の軽い促しに対する反応や、ゴール前の伸びも悪くなかった。今年3戦目となるが、この追い切りを確認する限り、疲労はそこまでではなさそうだ。状態キープと判断したい。
④エコロヴァルツ【B】
栗東坂路単走(26日)。確認程度の内容。直線では最後まで右手前のままだったが、1週前はきちんと替えていたので問題ないだろう。ブレの少ないフォームでテンポ良く走れており、身のこなしに硬さもない。脚取りもしっかりしている。派手さはないが、おおむね自身のパフォーマンスは示している印象。悪くない仕上がり。
⑤タイムトゥヘヴン【B】
美浦P併走(26日)。走りやすいトラックということもあるが、1週前に見られた前さばきの硬さが薄れてきた印象。課題の手前変換も比較的スムーズにこなしていた。本番騎乗予定のジョッキーがまたがっていたことを思えば、あと少しラストの動きに鋭さがほしいところだが、大きく割り引くほどではない。ひとまず順調とみてよさそうだ。
⑥カラテ【C】
栗東坂路併走(26日)。直線中盤あたりまでは、地面をしっかりとらえて登坂。首高めのフォームは相変わらずだが、パワフルに駆けることができていた。その一方、いつもと比べて若干動きが硬く映るのは心配材料。ゴール前で手前を戻したのも気になるところ。評価は上げづらい。
⑦メイショウチタン【B】
栗東坂路単走(26日)。間隔が詰まることや、気性面を考慮して控えめの調整。左手前が長続きしないのは相変わらずだが、手前を戻すとやる気なく失速するケースも少なくない馬にしては、バタッと止まらず最後まで踏ん張っていたほう。その点を考慮すると、体調自体に問題はないのだろう。それなりに整えてきた感を受ける。
⑧ソウルラッシュ【A】
栗東坂路単走(26日)。確認程度の内容。1週前にしっかり攻めた効果もあってか、体にキレが出てきた印象。変に力まず、まとまりのあるフォームで登坂できている。ラストで手前を戻す癖は相変わらずだが、それによる減速感はなく、気にする必要はない。この先の大舞台を見据えた、始動戦に臨む仕上げとすれば合格点だろう。
⑨マテンロウスカイ【A】
栗東坂路単走(26日)。顔こそ右斜めに向き気味ではあるが、外ラチ沿いを比較的まっすぐ登坂。テンポが良く、脚元の回転もスムーズ。おざなりになりがちな手前替えもきちんとこなしていた。ゴール前で少し気を抜いたが、それまでの力強い走りを見るに調子は良さそう。馬場や展開がかみ合うようなら、今年も出番があっていい。
⑩アルナシーム【A】
栗東CW単走(27日)。直線重視の内容ながらも、この馬とすれば余計な仕草が少ないコーナリング。フォームも安定している。直線半ばで鞍上が軽く促すと手前を替えてギアチェンジ。指示に応えるべくスムーズに加速し、ゴール標識を過ぎても、ハミを取って前向きな姿勢を見せていた。状態は良く映る。高く評価したい1頭だ。
⑪グランディア【B】
栗東CW単走(26日)。首の位置がやや高く、少し気負う面も見せていたが、それはいつも同じ。脚さばき自体は力強く、歩幅もそれなりに広い。鞍上が手前変換を促した際に、すんなりと応じてくれないところは気になるものの、終盤に手前を替えると脚をきちんと伸ばしていたので、体調そのものは悪くないのだろう。まずまずの仕上がり。
⑫ボッケリーニ【B】
栗東坂路併走(26日)。リードホース役のウェルカムニュースと歩調を合わせて並走。体を持て余し気味ではあるが、四肢の運びはキビキビしているし、鞍上の制御もしっかりきいている。手応えに余力を残したまま体勢有利のかたちで終えたことも好感。絶好調とはいかないまでも、着々と調子を取り戻してきている印象を持つ。
⑬グラティアス【C】
栗東坂路単走(26日)。疲れを残さない程度の調整。直線序盤はふらつくような感じで、外へモタれ気味の登坂。鞍上が立て直した中盤以降は、まっすぐ前を向いて比較的バランス良く走れてはいたが……。大きなデキ落ちこそなさそうだが、良い意味での変化があるかといえば微妙な線。強調はしづらい。
⑭パラレルヴィジョン【B】
美浦W併走(26日)。コーナーからゴールまで舌を出しながらの走り。その点はいただけないが、低重心でブレの少ないフォームは健在。手前替えも比較的スムーズにこなし、促しに対する反応と伸びも悪くなかった。動き自体にデキ落ちという印象はなく、いい意味での平行線だろう。
⑮サイルーン【B】
美浦W併走(26日)。コーナーからゴール標識を少し過ぎたあたりまで右手前のまま。本番と同じ右回りでの稽古ということを踏まえれば、気になるところではある。ただ、体は柔らかく使えているし、この馬なりに完歩も大きい。フォームも比較的安定している。手前を除けば大きな減点材料はなく、順調ととらえてもいいのではないか。
⑯クルゼイロドスル【C】
栗東坂路単走(26日)。単走表記だが、他馬の後ろで我慢をさせる併せ馬に近い内容。脚さばきは力強く、折り合いもそれなりについていた。だが、いざ鞍上に促されると反応が薄く、道中で脚をためていたわりにラストの伸びはひと息。折り合い重視の調整とはいえ、なにかしら物足りなさを覚える内容だった。
◆エコロヴァルツ・牧浦師「もともと薄手の体形だけど、若干厚みが増してきた。前走のように流れに乗った競馬ができれば」
◆カラテ・音無師「稽古は走るし状態は変わりない。後ろからじっくり行って、どこまでやれるか」
◆グラティアス・安田助手「寒い時期の方がいいのか、いい雰囲気。中山は相性がいいコースなので」
◆グランディア・福永助手「うまく道中で折り合いをつけて、タメを作れるかが鍵となりそう」
◆クルゼイロドスル・高橋忠師「状態は問題ない。スピードがあるので、それを生かして組み立ててくれれば」
◆ソウルラッシュ・池江師「7歳でも衰えている感じはなく、むしろ元気さが増している。1600メートルで使えるような末脚を1800メートルで使えるか」
◆ボッケリーニ・池江師「いつもの休み明けくらいの状態にある。9歳になったけど、まだまだやれる体力はある」
◆マテンロウスカイ・松永幹師「状態はすごくいい。条件もぴったりだし、スタートをうまく決めて流れに乗れれば」
◆メイショウチタン・本田師「どこかで1800メートルは使いたいと思っていた。離してでもいいからハナに行かせる」
◆リフレーミング・鮫島師「時間をかけて調整して、いい状態に仕上がっている。中山はいいし、距離もそんなに苦にならないと思う」
2015年以降(過去10年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、4歳から7歳までの4世代間で収まっている。ただし、7歳の2着連対圏入りは、当レース優勝経験馬のみ。その点には注意したい。
(減点対象馬)
②リフレーミング ⑤タイムトゥヘヴン ⑥カラテ ⑦メイショウチタン ⑧ソウルラッシュ ⑫ボッケリーニ ⑬グラティアス
2015年以降の1~2着馬延べ20頭の前走をクラス(レース格)別で分けると、G1(海外を含む)、G3、OP特別の4組に集約される。なお、OP特別組の連対(2着以内)は、前走でも2着連対圏を確保していた馬のみ。気にとめておきたい傾向といえよう。
(減点対象馬)
①シックスペンス ③ボーンディスウェイ ⑥カラテ ⑪グランディア ⑬グラティアス
2015年以降の2着以内馬延べ20頭は、そのいずれもが前走で14頭立て以上のレースに出走していた。相応の追走力を求められる、中山芝内回り1800mが舞台の別定G2ということもあってか、多頭数のレースで揉まれてきた馬に分があるようだ。
(減点対象馬)
②リフレーミング ⑫ボッケリーニ ⑬グラティアス
2015年以降、近2走ともに6着以下敗退を喫していた馬が、中山記念で2着連対圏を確保した事例はゼロ。掲示板外の着順が続いている馬は、疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
⑤タイムトゥヘヴン ⑥カラテ ⑭パラレルヴィジョン ⑯クルゼイロドスル
2015年以降の1~2着馬延べ20頭のうち、19頭は前年以降の重賞において3着以内の好走経験があった。残る1頭は、近2走連続連対(2着以内)の好調馬。前年以降に重賞で3着以内の入線経験がないうえ、近2走内に3着以下敗退歴がある馬は、過信禁物とみておきたい。
(減点対象馬)
⑥カラテ ⑬グラティアス ⑮サイルーン ⑯クルゼイロドスル
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U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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最初に押さえておきたいこのレースのポイントは、年長馬初対戦もしくは対戦経験の少ない4歳馬が、低指数ながらに激走するケースが多いということ。ドゥラメンテ(11位、1番人気)、アンビシャス(8位、4番人気)、リアルスティール(9位、2番人気)が上位を独占した2016年がその典型例で、2022年3着のアドマイヤハダル(10位、3番人気)なども同様のパターンに該当する。この手のタイプはたいてい上位人気に支持されるので、指数値よりも3歳時の実績や人気をもとに取捨を判断するといい。
5歳以上馬については指数上位勢が安定しており、5位以内の馬が堅実に馬券に絡む傾向にある。このあたりを踏まえ、有力馬を絞り込んでいきたい。
まず、U指数トップで2位以下に2.9以上の指数差を付けて“凄馬”になっている⑧ソウルラッシュ(101.7)は、注目馬に入れるも4番手評価にとどめる。この馬の高指数はマイルでの走りによってもたらされたもの。初の千八かつ59㎏の酷量を背負う今回は、様子見のスタンスで臨みたい。
馬券の中心に据えたいのは、昨年のこのレースの勝ち馬で前走の東京新聞杯の走りも悪くなかった3位⑨マテンロウスカイ(98.2)、千八および二千のレースでの安定感がどんどん増している4位⑩アルナシーム(97.8)、適距離ではなかった日本ダービー以外はパーフェクトの戦績を誇る5位①シックスペンス(97.6)の3頭だ。
2022年はロードカナロア産駒のパンサラッサが勝利するほか、2着カラテ、3着アドマイヤハダルと1~3着までをキングカメハメハの直系で独占。同系統は2016年1着ドゥラメンテ、2017年2着サクラアンプルール、2019年3着ステルヴィオ、2021年2着ケイデンスコールと毎年のように上位争いを繰り広げている。
種牡馬としての勝利数ではハーツクライが4勝、ステイゴールドが3勝と存在感を放ち、前者の産駒は、勝つか、馬券圏外か、ハッキリした戦歴になっていることも特徴といえるだろう。一方、後者は孫世代にあたるラッキーライラック(父オルフェーヴル)が2019~2020年に2年連続で2着、ダイナサッシュに遡る同一族の2021年ケイデンスコールや2022年カラテが2着になるなど、所縁ある血統馬も幅をきかせている。
ソウルラッシュは、父ルーラーシップ×母エターナルブーケ(母の父マンハッタンカフェ)。父はキングカメハメハの直仔であるとともに、16年の勝ち馬ドゥラメンテの叔父にあたる血統背景を持つ。なお、ハーツクライやステイゴールドが幅をきかせることを鑑みても、父の母であるエアグルーヴの血統構成には一目置けるだろう。本馬自身は中山競馬場で3戦3勝の負け知らずで、メンバー唯一のG1ウィナーとしても胸を貸す立場となりそうだ。
ボッケリーニは、父キングカメハメハ×母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)。キングカメハメハの直系は【2.3.2.14】という成績を残すが、3着以内に好走した7頭のうち4頭がサンデーサイレンスとノーザンテーストの血脈を併せ持っていた。また、本馬においてはトニービンを内包することも強調しやすく、上記ソウルラッシュとも血統構成が似るために揃えて評価したい。老いてもG2以下で大崩れしない戦歴は感嘆に値する。
グラティアスは、父ハーツクライ×母マラコスタムブラダ(母の父Lizard Island)。同産駒は【4.0.0.9】と勝ち負けがハッキリした傾向にあり、21年と23年にはヒシイグアスが隔年で勝利をつかんでいる。なお、本馬は母がアルゼンチンにルーツを持つ血統であるからも、ヒシイグアスを引き合いに出しやすい。ほか、母系にDanzigを持つ点では15年1着ヌーヴォレコルトとも似る。21年京成杯勝ちを含め、堅実に駆けている中山では侮れない。
国内外のビッグレースのステップとして一線級が多く参戦する注目度抜群のG2。古くはハイセイコーやクシロキングなど、往年の名馬が勝利を収めている。第69回(1995年)の覇者フジヤマケンザンは、同年の暮れに香港国際カップに勝ち、日本馬による36年ぶりの海外平地重賞制覇を達成。第70回(1996年)を制したサクラローレルは、次走の天皇賞(春)で同世代の三冠馬ナリタブライアンを撃破し、G1ウィナーへと登り詰めた。第85回(2011年)の勝ち馬ヴィクトワールピサは、後日訪れる東日本大震災で日本中が悲しみにくれるなか、次走のドバイワールドカップを制して希望の光を日本に届けている。