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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 5 | 牡5 | 56.0 | 吉田豊 | 栗 矢作芳人 | 482(+2) | 1.46.4 | 4.4 | 2 | 37.3 | ①①①① | |||
2 | 6 | 11 | 牡6 | 56.0 | 菅原明良 | 美 高橋祥泰 | 534(0) | 1.46.8 | 2 1/2 | 6.7 | 4 | 36.0 | ⑪⑪⑩⑨ | ||
3 | 6 | 12 | 牡4 | 55.0 | 横山武史 | 栗 大久保龍 | 488(+2) | 1.46.8 | クビ | 5.5 | 3 | 36.3 | ⑥⑦⑥⑤ | ||
4 | 2 | 3 | 牡5 | 56.0 | 田辺裕信 | 美 上原博之 | 522(+12) | 1.47.2 | 2 | 26.9 | 8 | 36.1 | ⑫⑫⑬⑪ | ||
5 | 4 | 7 | 牡8 | 56.0 | 松岡正海 | 美 鈴木伸尋 | 498(-2) | 1.47.4 | 1 1/4 | 17.3 | 6 | 37.5 | ④④④③ | ||
6 | 2 | 4 | セ6 | 56.0 | M.デムー | 美 小手川準 | 472(+4) | 1.47.7 | 1 1/2 | 13.3 | 5 | 36.5 | ⑬⑭⑬⑬ | ||
7 | 8 | 15 | 牡4 | 55.0 | 川田将雅 | 栗 安田隆行 | 522(-6) | 1.47.8 | 3/4 | 2.6 | 1 | 37.2 | ⑬⑫⑧⑧ | ||
8 | 8 | 16 | セ5 | 56.0 | 田中勝春 | 栗 武幸四郎 | 460(-8) | 初B | 1.47.8 | ハナ | 146.3 | 14 | 36.3 | ⑮⑮⑮⑮ | |
9 | 3 | 6 | セ6 | 56.0 | 木幡育也 | 美 藤沢和雄 | 436(0) | B | 1.47.9 | 3/4 | 93.8 | 12 | 37.3 | ⑥⑦⑧⑨ | |
10 | 7 | 14 | 牝6 | 54.0 | 丸山元気 | 美 藤沢和雄 | 478(+2) | 1.48.0 | クビ | 17.5 | 7 | 38.1 | ④④④② | ||
11 | 7 | 13 | 牡4 | 55.0 | 津村明秀 | 栗 牧田和弥 | 520(+8) | 1.48.2 | 1 1/2 | 128.0 | 13 | 38.5 | ②②②③ | ||
12 | 4 | 8 | 牝5 | 54.0 | 戸崎圭太 | 美 手塚貴久 | 454(+2) | 1.48.3 | 3/4 | 37.0 | 9 | 37.8 | ⑥⑥⑥⑤ | ||
13 | 1 | 1 | セ8 | 56.0 | 柴田大知 | 美 粕谷昌央 | 454(-4) | 1.48.6 | 1 3/4 | 222.6 | 16 | 37.6 | ⑨⑨⑫⑬ | ||
14 | 5 | 10 | 牡5 | 56.0 | 石橋脩 | 美 堀宣行 | 504(+4) | 1.49.0 | 2 1/2 | 170.0 | 15 | 36.8 | ⑯⑯⑯⑯ | ||
15 | 5 | 9 | セ7 | 56.0 | 北村宏司 | 美 藤沢和雄 | 518(+2) | B | 1.50.5 | 9 | 86.7 | 11 | 39.7 | ⑨⑨⑩⑪ | |
16 | 1 | 2 | 牡6 | 56.0 | 西村淳也 | 美 小桧山悟 | 472(-4) | B | 1.50.7 | 1 1/2 | 66.3 | 10 | 41.1 | ②②②⑤ |
ラップタイム | 12.7 - 11.2 - 11.3 - 11.1 - 11.3 - 11.5 - 11.6 - 12.2 - 13.5 |
---|---|
前半 | 12.7 - 23.9 - 35.2 - 46.3 - 57.6 |
後半 | 60.1 - 48.8 - 37.3 - 25.7 - 13.5 |
■払戻金
単勝 | 5 | 440円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 5 | 190円 | 3番人気 |
11 | 200円 | 4番人気 | |
12 | 180円 | 2番人気 | |
枠連 | 3-6 | 750円 | 2番人気 |
馬連 | 5-11 | 1,860円 | 6番人気 |
ワイド | 5-11 | 680円 | 6番人気 |
---|---|---|---|
5-12 | 570円 | 4番人気 | |
11-12 | 660円 | 5番人気 | |
馬単 | 5-11 | 3,050円 | 12番人気 |
3連複 | 5-11-12 | 3,080円 | 6番人気 |
3連単 | 5-11-12 | 15,510円 | 36番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果、近年の中山記念の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
2回中山開催は、1回中山開催で使用したCコースからAコースに変更。柵でカバーされていたラチ沿いコンディションは上々、となるのが例年の傾向。だが、放射冷却の影響で霜が降り、土曜日の芝コースは良馬場(JRA発表)ながら、含水多めのしっとりとした状態。上がりを要するレースが多かった。
土曜日の結果を振り返ると、枠順は中~外、馬番も真ん中より外の数字が安定している印象。一方で、勝ち馬の最終4角通過順位は5、2、4、6、3番手。3分どころから内めを通る馬の活躍が目を引いた。差しが届かないわけではないが、単純に外を回る形の待機勢は劣勢を強いられている。
ちなみに、土曜日の午後は南寄りの風(スタンド前の直線が追い風気味)が強く、普段と比べて多少なりとも差し馬に優位な状況だった。それに対して、日曜日の午後からは風向きが真逆の北寄りに変わる見通し。よほど展開に恵まれないと、外を回る待機勢の利は薄い。
加えて、予想最高気温はこの時季とすれば高めの16度前後。開幕週だけに馬場の乾燥が進めば、内を通る馬の優位性が増す可能性は高い。ゆえに、意識を内めに寄せたほうがベター。枠順ベースで選ぶのであれば、やはり内めの1~3枠あたりが適当ではないか。
血統的には過去5年の中山記念を参考にすると、1~2着全馬が父または母の父にサンデーサイレンス系の種牡馬を配していた。とりわけ、JRA重賞で連対歴を持つ馬の上位占有率が高く、当てはまる馬はしっかりマークしておきたい。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(1~3枠)の要点を満たしているのは、②トーラスジェミニ、③ガロアクリーク、④ヒュミドール。いずれも単勝10倍以上(27日8時の時点)の伏兵で、配当妙味は十分にある。この3頭のうち、最低1頭は馬券に絡むという前提で、フォーメーションを組んでみるのもひとつの手だ。
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出演:スガダイ(予想神) 夢月(単勝スペシャリスト) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われる中山記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ソッサスブレイ【C】
美浦坂路単走(映像なし)。順調に本数を消化し、最終追いでは及第点の上がりラップを刻んできた。デキは悪くなさそうだが、今回よりも中間の内容が良く、理想的なレース運びだった2走前のディセンバーSが3着止まり。当時を超えるパフォーマンスまではどうか。
②トーラスジェミニ【B】
美浦南W併走。体勢不利の形でゴールしたものの、ここ数走の中間時に見られた硬さがなくなり、行きっぷりも随分と良くなった。直線で外と内の間を突く際にモタつくなど、まだ良化の余地は残しているが、使いつつ状態が上向いているのも事実。展開や馬場が向けば出番があってもいい。
③ガロアクリーク【A】
美浦南W併走。それほどトビは高くないものの、前後のバランスが良く、推進力は前方へしっかりと伝わっている。手前を替える際に頭を少しあげるも、それを除けば低い重心を保ち、とても集中した走り。脚元の動きも力強い。長期休養明けだが、かなりの線まで仕上げてきた印象を持つ。
④ヒュミドール【B】
美浦南W併走。手前の変換が不器用なところは相変わらずだが、コーナーリングは実にスムーズ。手前を替えたあとの体を大きく使った走りにも見どころがあった。概ね自身のパフォーマンスは示している印象。この馬なりに順調だろう。
⑤パンサラッサ【B】
栗東坂路単走。後肢が少し緩く映る一方、前肢の出はしっかりしており、回転力が高く力感も十分。楽に好時計を刻んだ有馬記念の中間時に比べると、動きの質は若干落ちるが、大きく割り引くほどでもない。まずまずの仕上がり具合ではないか。
⑥レッドサイオン【C】
美浦南W併走。折り合いをつけて、この馬なりにキビキビと動けてはいる。ただ、やや踏み込みが浅いためか、力強さや迫力という面では今ひとつ。そのあたりを鑑みると、まだ良化途上のようにも思える。別定G2で上位争いに加わるには、展開や馬場など何らかの恩恵がないと厳しいか。
⑦ウインイクシード【B】
美浦南W併走。左手前を嫌がったのか、直線で頭を振ってリズムを崩し、フォームが乱れる場面も。それを除けば、前肢をしっかりかき込んで、力強さを十分に感じる走り。ラストまで脚いろが鈍ることもなかった。抜群とはいかないまでも、それなりに状態は持ち直してきている。
⑧マルターズディオサ【C】
美浦坂路併走。ほぼ馬なりで前を行く僚馬との差を詰め、同入に近い形でゴール。それはいいのだが、前後のバランスが悪く、推進力がきちんと前へ向いていない。併せた時の競る気配も薄く映る。最近は稽古駆けしなくなったとはいえ、もう少し覇気を出してほしいのも確か。積極的には手が出ない。
⑨ゴーフォザサミット【C】
美浦南W併走。首の動きが硬く、前向きさをあまり感じない走り。加えて、直線を向いてからは手前の変換に手を焼いた。手前を替えてからはストライドを伸ばしていたが、いい頃はもう少しトビが高かったような気も。本当に良くなるのは、ここを使ってからかもしれない。
⑩ルフトシュトローム【C】
美浦南W単走。コーナーからハミを嫌って制御にひと苦労。解放されたあとの完歩の大きさ、広いストライドをみるに、一介の短距離馬でないことは窺い知れるが……。いずれにせよ、気性のコントロールが大きな課題。調教観点からは評価しづらいが、当日の気配を注視したい1頭ではある。
⑪カラテ【B】
美浦坂路単走。あまり首が前に出ず上体が高めの走法だが、もともとそういう馬なので、今さら気にしても仕方がない。これでも下半身とのバランスはとれているほうだし、トビの大きな走りも健在。前回からの上積みを見込めるかどうかについては疑問も、雰囲気は決して悪くない。
⑫アドマイヤハダル【A】
栗東坂路単走。手前を左に替えてからの首を大きく使った躍動感のある走りは目を引いた。もう少し後肢に厚みが出てくれば言うことなしだが、それでも近2走の中間時よりは良くなっている。トビが大きく中山内回りの対応がカギを握るも、ここ数走の中では一番デキがいい。
⑬ワールドリバイバル【C】
栗東坂路単走。脚慣らしに近い内容。時計が緩いため、手前の切り替えが上手だったこと以外、可もなく不可もなしの印象。中間の調教過程も変則気味で、評価するに悩ましいものがある。当欄の判定はCにとどめておくが、当日の気配次第では、ヒモ候補として一考の余地があるかもしれない。
⑭コントラチェック【A】
美浦南芝単走。四肢のさばきが素軽く、身のこなしもしなやか。首と前肢の連動性が高く、ストライドも広くとれている。何よりリラックスして、気分良く駆けることができていたのは好感度大。走りやすいトラックということを差し引いても、気配の良さは目を引くものがある。高く評価したい。
⑮ダノンザキッド【B】
栗東CW単走。軽めの調整ということもあってか、随所に気難しい面を見せた。とはいえ、解放されたラストの弾力性に富んだフットワークは非凡。ガッツリ追えば伸びそうな余力も十分に残している。仕上がり自体は悪くないので、あとは実戦で折り合いがつくか否か。その1点に尽きよう。
⑯ワールドウインズ【C】
栗東CW併走。身のこなしに硬さはなく、完歩もそれなりに大きい。その反面、全体的に淡々とした走りで、威圧感はなく競る気配も乏しく映る。強豪集うG2で変わり身を見込める状態にあるかといえば疑問。複勝圏まで届くイメージは浮かんでこない。
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◆アドマイヤハダル・谷口助手「3歳時よりパワータイプに。(トリッキーな)中山なのでうまく立ち回れれば」
◆ウインイクシード・鈴木伸師「こんなに硬さがないのは珍しいくらい。右回りのトリッキーなコースは合う」
◆ガロアクリーク・上原師「休ませて脚元の不安もない。しっかり追い切りを重ねて、いい状態で競馬に行ける」
◆ソッサスブレイ・柴田大騎手「追い切りの時計は遅かったが、内容は良かった。うまく立ち回れれば」
◆ダノンザキッド・安田隆師「前回の走りは自信になりました。1800メートルは合っていると思いますし、中山でも実績を残しています。今後が楽しみになる競馬を」
◆トーラスジェミニ・小桧山師「感じはいい。できればひと雨ほしい」
◆パンサラッサ・池田厩務員「前回よりも距離はいいと思う。自分の競馬(逃げ)をしてどこまで粘れるか。吉田豊騎手も、この馬のことをわかってくれている」
◆ヒュミドール・小手川師「どんな条件でも走ってくれる馬。開幕週でどういう競馬をしてくれるか」
◆マルターズディオサ・手塚師「54キロで成績を残している。1800メートルのペースのほうがいいので、汚名返上といきたい」
◆ルフトシュトローム・堀師「レースではチークピーシズを外して競馬の組み立てを変えます」
◆ワールドウインズ・武幸師「前半は無理をせず、しまいを生かす競馬がいいかも。真面目に走ればもっとやれていい」
◆ワールドリバイバル・古川厩務員「200メートルで結果が出ていなかったので、1800メートルくらいがいいと思う。大型の割には初戦から走れるタイプ」
★中山記念の出馬表はこちら 調教タイムも掲載
2012年以降の3着以内馬延べ30頭の馬齢をみると、4歳から8歳までの範囲。ただし8歳の馬券絡みは、過去の中山記念で2着以内の連対歴があった馬に限られる。そのあたりには配慮が必要だろう。
(減点対象馬)
①ソッサスブレイ ⑦ウインイクシード
2012年以降の1~2着馬の前走をクラス(レース格)で分けると、G1(海外含む)、G3、オープン特別の3通り。G2組は連対ゼロと今ひとつの結果に終わっている。
(減点対象馬)
①ソッサスブレイ
前走の着順については重賞なら不問だが、非重賞の場合は2着以内がマスト。2012年以降、これ以外のステップで臨んだ非重賞組は複勝圏に届いていない。
(減点対象馬)
⑥レッドサイオン ⑨ゴーフォザサミット ⑩ルフトシュトローム ⑯ワールドウインズ
2012年以降の2着以内馬延べ20頭のうち、16頭に芝1800mでの勝利経験があった。例外の4頭はいずれもG1連対経験馬。相応の実績がない、芝1800m戦未勝利馬は疑ってかかりたい。
(減点対象馬)
①ソッサスブレイ ⑤パンサラッサ ⑩ルフトシュトローム ⑪カラテ ⑬ワールドリバイバル
2012年以降の3着以内馬延べ30頭のうち、中山芝で3着以内の好走経験がなかった馬は7頭。その7頭すべてがJRA重賞既勝馬だった。中山芝実績に乏しい、重賞未勝利馬の過信は禁物だ。
(減点対象馬)
④ヒュミドール ⑫アドマイヤハダル ⑬ワールドリバイバル ⑯ワールドウインズ
U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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最初に押さえておきたいこのレースのポイントは、古馬初対戦もしくは対戦経験の少ない4歳馬が、低指数ながらに激走するケースが多いということ。ドゥラメンテ(11位、1番人気)、アンビシャス(8位、4番人気)、リアルスティール(9位、2番人気)が上位を独占した2016年がその典型例で、2018年1着のウインブライト(10位、2番人気)もそのパターンに該当する。この手のタイプはたいてい上位人気に支持されるので、指数値よりも3歳時の実績や人気をもとに取捨を判断するといい。
5歳以上馬については、指数上位勢が安定。5位以内の馬が堅実に馬券に絡む傾向にある。このあたりを踏まえ、有力馬を絞り込んでいきたい。
最有力候補は、4歳馬ながらにトップ評価を受けている⑮ダノンザキッド(97.6)。2歳時にG1タイトルを取り、古馬と争った3歳秋の2戦も上々の内容だった。2戦2勝の実績を誇る千八で鮮やかに復活する可能性はおおいにある。もう1頭4歳馬からは、皐月賞4着の実績が光る10位の⑫アドマイヤハダル(94.9)の名前を挙げておく。
以下、大逃げが決まれば怖い2位の⑤パンサラッサ(97.4)と、中山巧者で昨年の3着馬の4位⑦ウインイクシード(96.0)に警戒したい。
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昨年はハーツクライ産駒の1番人気ヒシイグアスが勝利し、中山金杯からの重賞2連勝を達成。同種牡馬は14年ジャスタウェイ、15年ヌーヴォレコルトに次ぐ3勝目となったが、いずれの産駒もG1で勝ち負けにできるだけのポテンシャルがあり、ヒシイグアスも香港カップで2着になるなど昨年末に飛躍を遂げていた。
なお、そのハーツクライと並ぶ3勝を挙げているのがステイゴールドで、18・19年とウインブライトが2連覇を果たすほか、13年ナカヤマナイトが勝ち馬として名を連ねている。また、19・20年と孫世代にあたるラッキーライラック(父オルフェーヴル)が2年連続で2着、昨年2着のケイデンスコールはダイナサツシユに遡る近親となるため、直近4年はステイゴールドに所縁ある血統馬が連対し続けていることも念頭に置きたい。
ヒュミドールは、父オルフェーヴル×母アヴェクトワ(母の父チチカステナンゴ)。2代母キストゥヘヴンは06年桜花賞の勝ち馬となるが、06年フラワーC、08年京成杯AH、09年中山牝馬Sと中山の重賞を3勝した実績も持つ。本馬はステイゴールドの直系であることはもちろん、牝系の実績からもコース適性を強調できるだろう。スタミナを活かした大味な競馬を得意とするタイプでもあるので、M.デムーロ騎手との新コンビも興味深いところ。
カラテは、父トゥザグローリー×母レディーノパンチ(母の父フレンチデピュティ)。2代母レイサッシュがステイゴールドの半妹にあたる血統となるが、キングカメハメハの直系かつダイナサツシユに遡る牝系という本馬の血統構成は昨年2着のケイデンスコールを想起させるものがある。目下の充実ぶりを考えれば200mの距離延長を苦にすることもなさそうで、定年を迎える高橋祥泰厩舎の管理馬として有終の美を飾れるか注目したい。
ゴーフォザサミットは、父ハーツクライ×母ラグジャリー(母の父Storm Cat)。半兄に12年産経大阪杯を勝ち、G1戦線でも上位争いを繰り広げたショウナンマイティがいる血統。本馬は昨年の中山記念で6番人気4着と健闘していたが、勝利したヒシイグアスとは同じ父、母の父も同じ系統という共通点があった。なお、一昨年の勝ち馬ダノンキングリーも母の父がStorm Catとなるため、近年の血統傾向からは侮れないところがありそうだ。
国内外のビッグレースのステップとして一線級が多く参戦する注目度抜群のG2。古くはハイセイコーやクシロキングなど、往年の名馬が勝利を収めている。第69回(1995年)の覇者フジヤマケンザンは、同年の暮れに香港国際カップに勝ち、日本馬による36年ぶりの海外平地重賞制覇を達成。第70回(1996年)を制したサクラローレルは、次走の天皇賞(春)で同世代の三冠馬ナリタブライアンを撃破し、G1ウィナーへと登り詰めた。第85回(2011年)の勝ち馬ヴィクトワールピサは、後日訪れる東日本大震災で日本中が悲しみにくれるなか、次走のドバイワールドカップを制して希望の光を日本に届けている。
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