パンサラッサ(競走馬)

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パンサラッサ
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パンサラッサ
写真一覧
現役 牡6 鹿毛 2017年3月1日生
調教師矢作芳人(栗東)
馬主広尾レース 株式会社
生産者木村 秀則
生産地新ひだか町
戦績25戦[7-6-0-12]
総賞金30,170万円
収得賞金96,450万円
英字表記Panthalassa
血統 ロードカナロア
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
レディブラッサム
ミスペンバリー
血統 ][ 産駒 ]
Montjeu
Stitching
兄弟 ディメンシオンエタンダール
市場価格
前走 2023/02/25 サウジカップ G1
次走予定

パンサラッサの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/02/25 サウ 8 サウジカップ G1 ダ1800 13--------1** 牡6 57.0 吉田豊矢作芳人 --1.50.8 -0.1----カントリーグラマー
22/12/11 香港 8 香港カップ G1 芝2000 12--------10** 牡5 57.0 吉田豊矢作芳人 479
(--)
2.01.9 2.2----ロマンチックウォリアー
22/10/30 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 152322.872** 牡5 58.0 吉田豊矢作芳人 472
(+2)
1.57.6 0.136.8イクイノックス
22/08/21 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 16233.322** 牡5 57.0 吉田豊矢作芳人 470
(-6)
2.01.2 0.037.7ジャックドール
22/06/26 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 1861110.268** 牡5 58.0 吉田豊矢作芳人 476
(--)
2.10.8 1.137.4タイトルホルダー
22/03/26 アラ 7 ドバイターフ G1 芝1800 14--------1** 牡5 57.0 吉田豊矢作芳人 --1.45.7 -0.0----ロードノース
22/02/27 中山 11 中山記念 G2 芝1800 16354.421** 牡5 56.0 吉田豊矢作芳人 482
(+2)
1.46.4 -0.437.3カラテ
21/12/26 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 161245.5813** 牡4 57.0 菱田裕二矢作芳人 480
(+6)
2.34.4 2.439.1エフフォーリア
21/11/14 福島 11 福島記念 G3 芝2000 16489.051** 牡4 56.0 菱田裕二矢作芳人 474
(-2)
1.59.2 -0.637.6ヒュミドール
21/10/17 東京 11 オクトーバー (L) 芝2000 181210.951** 牡4 56.0 吉田豊矢作芳人 476
(+6)
2.00.0 -0.035.9プレシャスブルー
21/04/25 阪神 11 マイラーズC G2 芝1600 1623----** 牡4 56.0 坂井瑠星矢作芳人 476
(+6)
-- ------ケイデンスコール
21/02/28 中山 11 中山記念 G2 芝1800 1471227.497** 牡4 55.0 三浦皇成矢作芳人 470
(+2)
1.45.7 0.834.7⑧⑧⑨⑨ヒシイグアス
21/02/07 小倉 11 関門橋S OP 芝2000 11784.032** 牡4 55.0 菱田裕二矢作芳人 468
(-2)
2.00.5 0.136.8④④ワールドウインズ
20/12/12 中山 11 師走S (L) ダ1800 16484.6111** 牡3 54.0 戸崎圭太矢作芳人 470
(-4)
1.53.6 1.239.4タイキフェルヴール
20/11/21 阪神 11 アンドロメダ (L) 芝2000 15586.434** 牡3 53.0 坂井瑠星矢作芳人 474
(+10)
1.59.3 0.535.9アドマイヤビルゴ
20/10/18 東京 11 オクトーバー (L) 芝2000 167146.942** 牡3 54.0 藤岡佑介矢作芳人 464
(-10)
1.59.6 0.135.8テリトーリアル
20/09/27 中京 11 神戸新聞杯 G2 芝2200 1851067.91012** 牡3 56.0 坂井瑠星矢作芳人 474
(+16)
2.13.9 1.437.6コントレイル
20/07/05 福島 11 ラジNIK賞 G3 芝1800 1281115.872** 牡3 54.0 三浦皇成矢作芳人 458
(-4)
1.48.1 0.836.4バビット
20/06/20 阪神 8 3歳以上1勝クラス 芝2000 12686.231** 牡3 54.0 松山弘平矢作芳人 462
(+10)
2.00.0 -0.435.8ディープキング
20/03/08 中山 11 ディープ記念 G2 芝2000 113316.359** 牡3 56.0 坂井瑠星矢作芳人 452
(0)
2.04.1 1.237.5⑤⑥サトノフラッグ

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【ドバイ(UAE)26日=内海裕介】ダートの世界一決定戦、ドバイワールドカップ(GⅠ、2000メートル)が25日にメイダン競馬場で行われ、川田将雅騎手(37)=栗東・フリー=に導かれた日本のウシュバテソーロ(美浦・高木登厩舎、牡6歳)が快勝。ダートの頂点に立った。日本馬による優勝は史上2頭目で、日本人騎手の優勝は初めて。快挙を成し遂げ、秋にはフランスの凱旋門賞(10月1日、パリロンシャン、GⅠ、芝2400メートル)挑戦プランも浮上。芝&ダート二刀流の夢が広がった。



ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のマイアミに続き、中東の夜空にも君が代が鳴り響いた。日本から8頭が参戦したダート世界一決定戦。競馬版〝侍ジャパン〟の底力を見せつけたのは、川田騎手とウシュバテソーロだ。豪快な直線一気を決め、世界制覇を成し遂げた。

「日本の皆さん、ありがとうございました!」

優勝直後の馬上でのインタビューで、大殊勲の川田騎手が雄たけびを上げた。日本調教馬の優勝は2011年にM・デムーロ騎手とのコンビで制したヴィクトワールピサ以来2頭目だが、当時は負荷が軽いオールウエザーの馬場で、力勝負のダートでは初めて。日本人騎手の優勝も史上初の快挙だ。

歴史に名を刻んだ川田騎手は、昨年のJRAリーディングジョッキーとして、日本人騎手としてのプライドを胸に挑んでいた。「日本馬が8頭チャレンジする中で日本の騎手は僕と吉田豊さん(パンサラッサ)だけでしたし、ましてや(騎乗が)初めてのこの馬に依頼をいただけたことは、日本のリーディングジョッキーとしてもとても重たい仕事と思っていました。馬とともに日本の騎手も世界レベルだと示すことができて誇りに思います」。日本競馬の力を証明し、堂々と胸を張った。

3勝クラスだった昨年4月に、芝路線からダートに転向し快進撃がスタート。昨年末の東京大賞典、年明けの川崎記念と国内でビッグタイトルを連勝し、勢いそのままに夢の世界一へと輝いた。体質がしっかりしたことで、満を持して砂舞台へ送り込み空前のサクセスストーリーを演出した高木調教師も「最高です。その言葉しかありません。こちらの環境がすごく良かった。この馬は本当にラッキーというか、勝利に導かれている。そんな力を感じています」と感無量の表情だ。

アラビアンドリームをかなえた世界のダート王。次のターゲットについて、オーナーである了徳寺健二ホールディングスの広瀬祥吾副社長は、「ビッグオーナー(了徳寺健二氏)は、これを勝てば凱旋門賞に挑戦したいと言っています」と、秋にフランスで行われる芝の世界最高峰への挑戦プランを明らかにした。

日本競馬の悲願ともいえる凱旋門賞制覇。最大の鍵である欧州独特の深く、力の要る芝で、芝もこなせるダート王のパワーがものをいう可能性は十分にある。まして父は2012、13年の凱旋門賞で2着に泣いたオルフェーヴル。そのリベンジへの期待も高まるばかりだ。今後、体調と相談しながら正式なプランニングは決定することになるが、〝リアル二刀流〟でのダブル頂点取りも現実味を帯び始めている。

ウシュバテソーロ 父オルフェーヴル、母ミルフィアタッチ、母の父キングカメハメハ。鹿毛の牡6歳。美浦・高木登厩舎所属。北海道新ひだか町・千代田牧場の生産馬で、馬主は了徳寺健二ホールディングス㈱。戦績29戦9勝(うち地方2戦2勝、海外1戦1勝)。獲得賞金12億1766万4400円(うち地方1億8000万円、海外9億1778万400円)。重賞は2022年GⅠ東京大賞典、23年JpnI川崎記念に次いで3勝目。ドバイワールドカップ高木登調教師、川田将雅騎手ともに初勝利。馬名は『山の名+冠名』



ドバイワールドカップ 1996年にUAEドバイで創設された国際競走で、2009年まではナド・アルシバ競馬場のダート2000メートルが舞台。10年にメイダン競馬場に舞台移り、オールウエザーの2000メートルで施行されたが、15年から再びダート2000メートルとなった。日本馬は第1回から参戦し、11年にヴィクトワールピサが初優勝。このときは2着にも日本のトランセンドが入ってワンツーフィニッシュを決め、東日本大震災直後の明るい話題となった。



ドバイワールドCの1着賞金は696万ドル(約9億1872万円)。かつては世界最高賞金レースとして知られていたが、現在は1着賞金1000万ドル(約13億6460万円)のサウジCに1位を譲り、2位となっている。今年のサウジCは日本のパンサラッサが優勝しており、日本馬が世界1、2位の高額賞金レースを同年に制する快挙となった。なお、日本の最高賞金レースはジャパンC有馬記念で、ともに今年から1着賞金は5億円。

【ドバイワールドC】パンサラッサは10着で最多獲得賞金記録は持ち越し NEW!2023年3月27日(月) 04:59

<ドバイワールドC=GI、ダート2000メートル>

サウジCからの連勝を狙ったパンサラッサ(栗東・矢作芳人厩舎、牡6歳)は大外枠からのスタートで、リモースと激しい逃げ争いを演じた末、直線で早々に後退して10着。吉田豊騎手は「向こう正面からハナに立てればよかったのですが、内の馬も引かなかったですね。全然息も入らなかったです。逃げ馬は難しいですね」と悔しがり、矢作調教師も「マークされるのが逃げ馬ですが、あれだけ競られるとは。でも、これが競馬」と敗北を受け入れた。

結果次第でアーモンドアイが持つ日本馬の歴代最多獲得賞金19億1526万3900円を上回る可能性があったが、今回の記録更新はならなかった。

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【ドバイターフ】ダノンベルーガ驚異の末脚も及ばず ロードノース3連覇 NEW!2023年3月27日(月) 04:57

ドバイターフ=GI、芝1800メートル>

昨年、パンサラッサと同着優勝だったロードノース(イギリス=ジョン&タディ・ゴスデン厩舎、騸7歳)が、直線で抜け出して快勝。このレース3連覇を飾った。鞍上は今年で引退を発表している名手ランフランコ・デットーリ。

日本馬はダノンベルーガ(美浦・堀宣行厩舎、牡4歳)が外から猛追して3/4馬身差の2着。セリフォス(栗東・中内田充正厩舎、牡4歳)は5着で、ヴァンドギャルド(栗東・藤原英昭厩舎、牡7歳)は14着だった。

◆ジョアン・モレイラ騎手(ダノンベルーガ2着)「向こう正面では理想より1列後ろのポジションになってしまった。直線で外に出すまで少し時間がかかったが、出してからはよく伸びてくれた。まだポテンシャルのある素晴らしい馬」

◆ダミアン・レーン騎手(セリフォス5着)「いつもとは違い、途中で脚が止まってしまいました」

◆ミカエル・バルザローナ騎手(ヴァンドギャルド14着)「直線に入ってからバランスを崩し、おかしいと思ったので、最後は無理をしませんでした」

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【ドバイワールドC】ウシュバテソーロが5連勝で世界のダート王に輝く! 2023年3月26日() 02:15

ドバイワールドカップデーが25日、UAEドバイのメイダン競馬場で開催され、第9レースでは日本馬8頭が出走してメインの第27回ドバイワールドカップ(GI、北半球産4歳以上、南半球産3歳以上、ダート2000メートル、15頭立て、1着賞金696万ドル=約9億1002万円)が行われた。

勝ったのは川田将雅騎手とコンビを組んだ日本のウシュバテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎、父オルフェーヴル)。序盤から激しい先行争いが繰り広げられた一戦を後方で追走し、勝負どころで手応え良く押し上げていくと、直線は先に抜け出したアルジールスを目標に末脚を爆発させて、力強く差し切った。タイム2分03秒25(良)。ドバイワールドCを日本馬が制したのはオールウェザーで行われた2011年のヴィクトワールピサに次いで2度目だが、ダートの舞台で制したのは初めて。オルフェーヴル産駒はマルシュロレーヌによる米GIブリーダーズカップディスタフに続き、海外のGIレースで大きな勝利を手にした。

レースはパンサラッサが大外枠からのスタートで先手を取るのに苦しみ、リモースとの先行争い。これにベンドゥーグやサルートザソルジャーも加わってハイペースで流れた。ウシュバテソーロは序盤、最後方からの競馬。しかし、楽な手応えで大外から進出すると、直線でも脚いろは衰えることなく、先に抜け出したイギリスのアルジールスをかわして快勝した。2馬身3/4差の2着がアルジールスで、さらに短頭差の3着がサウジアラビアのエンブレムロード。

他の日本馬は、テーオーケインズ(牡6歳、栗東・高柳大輔厩舎)が差し脚を伸ばして見せ場を作り4着。クラウンプライド(牡4歳、栗東・新谷功一厩舎)も5着と健闘した。先行争いを演じたパンサラッサ(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)が10着。また、ジオグリフ(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)は11着、カフェファラオ(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)は12着、ヴェラアズール(牡6歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)は13着、ジュンライトボルト(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)は15着だった。

ウシュバテソーロは父オルフェーヴル、母ミルフィアタッチ、母の父キングカメハメハ。北海道新ひだか町・千代田牧場の生産馬で、馬主は了徳寺健二ホールディングス(株)。通算29戦9勝。ビッグレースは東京大賞典川崎記念に次いで3勝目。昨年10月のブラジルCから5連勝で一気に世界の頂点を極めた。

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【ドバイターフ】ロードノース3連覇達成 ダノンベルーガ猛追及ばず2着 2023年3月26日() 00:36

ドバイワールドカップデーが25日、UAEドバイのメイダン競馬場で開催され、第7レースでは日本馬3頭が出走して第27回ドバイターフ(GI、北半球産4歳以上、南半球産3歳以上、芝1800メートル、14頭立て=ドウデュース、シリアーは出走取消、1着賞金290万ドル=約3億7917万円)が行われた。

勝ったのはランフランコ・デットーリ騎手とのコンビで中団追走から直線で抜け出したロードノース(騸7歳、イギリス=ジョン&タディ・ゴスデン厩舎、父Dubawi)。タイム1分47秒39(良)。なかなか進路が見つからない厳しい展開ながら最後に猛追したダノンベルーガ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)が3/4馬身差の2着。さらにアタマ差の3着にはネーションズプライドが入った。フェブラリーSに出走したカナダのシャールズスパイトが4着に入り、セリフォス(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)は5着。ヴァンドギャルド(牡7歳、栗東・藤原英昭厩舎)はしんがり14着に終わった。

ロードノースは父Dubawi、母Najoum、母の父Giant's Causewayという血統。アイルランド産の7歳騸馬で通算20戦10勝。このレースは2021、22年(パンサラッサと同着)に続いて堂々の3連覇を果たした。GIは他に2020年にイギリスのプリンスオブウェールズSを勝っており、4勝目。このレース4度目のVとなったデットーリ騎手は今シーズン限りでの引退を表明しているが、全く衰えのない手綱さばきでレース後にはおなじみのフライングディスマウントを披露した。

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【ドバイワールドC】パンサラッサはダートコースを流しリラックスムード 日本馬が最終調整 2023年3月24日(金) 14:34

決戦を翌日に控え、ドバイワールドカップに出走する日本馬がメイダン競馬場で最終調整を行った。

サウジカップに続くビッグタイトル連勝を目指すパンサラッサ(栗・矢作、牡6)は僚馬とともにダートコースをキャンターで周回、気分良さそうに駆け抜けた。「昨日見てしっかりできていることが確認できたので、きょうはリラックスさせるメニュー。やり残したことは何もないね。この馬を見ていると(母の父の)モンジューのすごさを感じる。あとは競馬。やることはひとつなので」と矢作調教師は悠然と構える。

東京大賞典川崎記念を連勝中のウシュバテソーロ(美・高木、牡6)もダートでキャンター。「安定していい状態にある。内過ぎる枠は嫌だったのでちょうどいい枠」と高木調教師は❽番ゲートを歓迎。

昨年のジャパンCの覇者ヴェラアズール(栗・渡辺、牡6)もダートで調整。「いつもはフワフワした馬なのにけさは引っ張り切りだった。蹄鉄を替えてダートのつかみも良くなった」と騎乗した福永調教師。サウジカップ4着ジオグリフ(美・木村、牡4)もダートをキャンターで流し「サウジからの転戦で思った通りに調整できた」と木村調教師。同7着ジュンライトボルト(栗・友道、牡6)はダートでハッキング。「前走の疲れのケアを主眼にやってきたが、むしろ上向いている」と友道調教師。

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ドバイワールドカップデー展望第3回を公開した直後、ドバイターフの大本命に推したドウデュースが突如出走を取り消しました。その速報が伝えられたドバイのプレスルームは騒然。それもそうです。友道調教師とは夜明け前にメイダン競馬場で会ってドウデュースに自信満々のコメントを聞いていたのですから。取消発表の後、友道調教師とは会っていませんが、JRAの発表によれば左肢に跛行が原因。大本命に推していただけに残念でなりませんが、前途ある馬だけに出走取消を決めた友道調教師の決断を支持せざるを得ません。

気を取り直して残る2レースを展望します。最後の1回に2レース、字数も限られているため急ぎ足になってしまうことをお許し下さい。


ドバイシーマクラシック(芝2410m)
僅か10頭立てと寂しい顔ぶれとなってしまいましたが、これは昨年の年度代表馬イクイノックス(牡4・木村哲也)と昨年の覇者シャフリヤール(牡4・藤原英明)2頭が名乗りを上げたためではないでしょうか。当地21日、イクイノックスドバイワールドカップ出走の厩友ジオグリフの最終追い切りを終えた木村調教師は自信満々に語りました。
イクイノックスはいい動き、追い切りは上手く行った。美浦にいる時と同じくいい状態で、厩舎の仕上げは計画通りに出来た。ドバイの芝への適性は未知数だが、昨日午後雨が降って、その後も相当散水している。馬場も押し固めているようだ。気候、環境ともドバイは日本よりも良好。馬場の心配はしていない」
単勝2倍を確実に切る人気を背負うことになるでしょうが、この馬を抜きにこのレースを考えることはできません。

相手一番手も昨年の覇者シャフリヤールをおいてありません。追い切りに騎乗したかつての主戦、合格したばかりの福永祐一調教師に今朝(24日)シャフリヤールの状態を確認したところ、連覇に自信満々との由。イクイノックスシャフリヤール2頭を軸に考えれば、勝負馬券は3連単以外にありません。

もう一席も日本勢を中心にせざるを得ません。昨年12月香港ヴァーズを勝ってG1女王となったウインマリリン(牝6・手塚貴久)は世界一高速馬場の日本では時計半分足りないものの、日本よりも時計半分から一つ重い香港シャティンの芝で本懐を遂げたように、シャティン芝に極めて近いメイダンへの適性はイクイノックスシャフリヤールよりも上。逆転の可能性を否定することはできません。

ドバイの経済低迷から不振をかこつゴドルフィンですが、この舞台に取って置きの切り札を送り込んできました。レベルスロマンス(英・セ5・C.アップルビー)です。一昨年のUAEダービー勝ち馬が昨年6月から芝、それも2400mの選手権距離を使い始めるとリステッドレースからブリーダーズカップターフまで破竹の5連勝で芝ダート兼用のG1ホースに上り詰めました。芝も重い欧州、軽い北米と兼用、メイダンの芝に一転の心配もありません。純正のゴドルフィン生産馬とし上記日本馬を一気に交わす爆発力があることに留意しなければなりません。日本勢が人気を集める日本で人気薄になるようであれば、単勝の妙味に千両以上の魅力を感じています。

上記4頭に迫る可能性を唯一持つのは昨年のアイルランドダービー馬ウエストオーバー(愛・牡4・R.ベケット)までと見ています。この5頭をどう3連単に組み立てるか、このレースの焦点はこの一点に絞られます。


ドバイワールドカップ(ダート2000m)
日本勢が出走15頭の過半数となる8頭を占めました。ダート馬天国の北米勢に圧倒されてきたドバイワールドカップの歴史を振り返ると正に隔世の感があります、日本馬でここで凱歌を上げられたのは、ヴィクトワールピサ。2011年東日本大震災のあの年まで遡らなくてはなりません。

さて字数も尽きつつあるので、まずは私の本命から手短に書かせて下さい。サウジカップからここの連覇を狙うパンサラッサ(牡6・矢作芳人)です。当地22日夜、枠順抽選会からホテルへの帰途、担当の池田厩務員と同じバス、それも隣席に乗り合わせました。昨年ドバイターフで長い写真判定をパドックの中で待ち、同着となって共に歓喜の涙を流して以来、一年ぶりに言葉を交わしました。サウジからの転戦で疲労が心配ではないか、と訊ねました。
「ドバイは厩舎の周りが静か。日本では車の僅かなエンジン音、鳥の声にも敏感で煩くなるパンサラッサがドバイでは落ち着きはらって状態は更によくなっているよ。何なら明日(23日)朝、パンサラッサを触らせてあげようか?」

余裕綽々の笑顔でした。しかし、枠順は逃げ馬には致命的な大外枠。これを今朝(24日)、朝食で一緒になった矢作調教師にぶつけました。
「中途半端な競馬はしない。何が何でもハナに立たせる。それでも保つのがパンサラッサですから」
ときっぱり。パンサラッサはハナ切れなければ後はどこにもいないという一介の逃げ馬ではありません。この馬を抜きに馬券を組み立てることはできない、と2人の談話から結論を得ました。

さて、パンサラッサを脅かす一番手はサウジカップ直線で日本勢上位独占の夢を打ち砕いたカントリーグラマー(米・牡6・B.バファート)。今回パンサが大外を引いてしまった分は前回の着差を詰めてくることでしょう。この2頭のほかにはカフェファラオ(牡6・堀宣行)、ジオグリフ(牡4・木村哲也)、クラウンプライド(牡4・新谷功一)のサウジカップ上位馬にダートでは底を見せていないウシュバテソーロ(牡6・高木登)、昨年のサウジカップ覇者エンブレムロード(サウジ・牡5・M.アルムロワ)までを相手に馬券を組み立てたいと考えています。明日25日(土)の予想公開をお楽しみに!

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースのドバイWCデー4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。


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2023年3月24日(金) 12:00 甘粕代三
【ドバイワールドカップデー2023】レース展望③ドバイターフはドウデュース鉄板!日本馬で上位独占も!!
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ドバイターフ(芝1800m)
あのアドマイヤムーンが2007年に勝って以来15年(当時のレース名はドバイドューティーフリー)、14年ジャスタウェイ、15年リアルスティール、17年ヴィブロス、19年アーモンドアイ、昨年のパンサラッサとこのレースは日本勢の金城湯池ともいえます。私もジャスタウェイヴィブロス優勝の際にはオーナーとともにメイダン競馬場外埒沿いで声を張り上げ、歓喜の涙に震えたものでした。そして今年も4頭が名乗りをあげました。頭数こそ少ないものの少数精鋭と言っても決して過言ではありません。

その中でも特に昨年の日本ダービー馬、ドウデュース(牡4・友道康夫)に注目しています。ドウデュース皐月賞で1番人気となりながら後方に控え、直線で猛然と追い込んできたものの足を余して3着。帰途、前のタクシーに友道調教師を発見、電話をかけて皐月賞後のローテーションに関して電話で話したことを昨日のように覚えています。私は体型から見てマイルから2000mが適距離ではないか、と友道調教師に投げると、そうかもしれないと言いながら日本ダービーへと向かいました。オーナーサイドの強い意向だったと伝えられています。

超ハイペースだった日本ダービーを後方から行って見事に差し切りレコードタイムでダービーウィナーに輝きましたが、これは超ハイペースが生んだ展開のあや。その後のニエル賞、凱旋門賞は距離、欧州の重い芝に合う訳もないと見ていたら案の定の惨敗。休み明けの京都記念で復活し、ドバイではどのレースを狙うのかと注目していたら、選手権距離のシーマクラシックではなく1800mのこのレースでした。

ドウデュースは当地23日朝、最終追い切り。ドバイ入り以降2度目の追い切りでしたが、馬体ははち切れんばかり、持ち乗りを背に15‐15程度の軽いものでしたが、とても15‐15とは見えないほどの迫力を見せました(撮影も筆者)。


その直後に香港メディアのインタビューを受けた友道調教師の答えを耳にして、わが意を得たりと思わず膝を打ちました。問いかけは、2400mの日本ダービー、2200mの京都記念を勝った馬がシーマクラシックではなく1800mのドバイターフになぜ出走したのか、というものでした。友道調教師曰く
「体型を見て貰って分かるようにドウデュースはマイラー、歳を重ねてそれがはっきりとしてきました。メイダン1800mはワンターン、ドウデュースには最適の大舞台ですから」
そして、鉄板ですか? と問われると一言。「そう願っています」


このインタビューの通訳に駆り出されて、自らの相馬眼の確かさを確信、自信満々の友道調教師の一言から馬券は決まりました。ドウデュース1着固定の3連単、香港での4連単以外にありません。

紙幅も尽きてきましたので、当地23日段階でドウデュースに迫る相手を列記してドバイターフ展望を締めたいと思います。
日本勢ではダノンベルーガ(牡4・堀宣行)。ドウデュースと同じくハーツクライ産駒のベルーガですが、適距離はドウデュースよりも更に狭い1800m。堀厩舎は鉄砲好走が大の得意、長期休養明けの恣意は微塵もありません。

そして昨年の3歳マイル王、セリフォス(牡4・中内田充正)。ドウデュース、ダノンとは反対に1ハロン延長が鍵を握ります。これとてドウデュース日本ダービー同様、ペース次第で1ハロン延長はいかようにもなります。

外国勢ですが、このレースを連覇しているロードノース(英・牡7・J&T.ゴスデン)は昨年、パンサラッサと優勝を分け合った後に3連敗。休養明けの今年2月、ウィンターダービー(G3・リングフィールド・AW2000m)を圧勝。メイダン芝の適性も含めて無視はできませんが、7歳馬だけにフレッシュな日本4歳馬3騎以上の評価はできかねます。

この7歳の老雄よりは衰退著しいとはいえホスト国、ドバイの2騎を上位に評価しなければなりません。本来であれば本命級の馬を送り出してこなければならないホスト国、ドバイがこの2頭というところにも砂漠のエルドラドの凋落がここにも垣間見えます。マスターオブザシーズ(セ5・C.アップルビー)はG1未勝利ながら今年1月のザビールマイル(G2・メイダン・芝1600m)を先行抜け出しで優勝。3月前哨戦のジェベルハッタ(G1・メイダン・芝1800m)は後方から直線猛然と追い込んで勝ったアルファリークからクビ+クビ差の3着。ゴドルフィン期待の上り馬となりました。

また同厩のネーションズプライド(牡4・C.アップルビー)は昨年の英ダービー8着を皮切りにベルモントダービー(G1・ベルモント・芝2000m)2着、サラトガダービー(G1・サラトガ・芝1900m)では終に優勝と大西洋を跨いだダービー行脚をこなしたタフな馬。その後、ジョッキークラブダービー(G3・アケダクト・芝2400m)と連勝しブリーダーズカップターフ(G1・キーンランド・芝2400m)では3歳馬としては大健闘の5着の良績を残しました。今年の使い始め、ドバイミレニアムS(G3・メイダン・芝2000m)を快勝してゴドルフィンの総大将に大出世。少数精鋭の日本勢と迎え撃つ筆頭の座におわすのは、この馬をおいてありません。

その他見落としている馬がいないのか、あと2日足らずとなりましたが、これをしっかりとこなして日本時間25日(土)公開の予想に反映させます。暫しの御猶予をお願い致します。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2023年3月3日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】トップ厩舎なのに穴激走も多い矢作厩舎/弥生賞ディープインパクト記念展望
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先週の中山記念は最終的にシュネルマイスターに本命を打ったものの、直線勢いよく伸びて来たところで進路が塞がってしまい4着。少々悔しい結果となった。もちろん内を突く以上詰まるリスクがあるのは当然なので、こればかりは仕方ない。

勝ったヒシイグアスは4コーナーで上手く脚を溜めた松山騎手の好プレーが光った。これで2年ぶり2度目の中山記念制覇。リピーターが強いレースらしい結末だった。今後という意味では2着のラーグルフにも注目。いかにも距離不足を感じさせるレースぶりだったが、それでもラストは力強く伸びて勝ち馬に迫った。モーリス産駒らしく、古馬になっての本格化を予感させる好内容だった。

さて、遠くサウジアラビアでは日本馬が今年も大活躍。バスラットレオンシルヴァーソニックパンサラッサの3頭が勝利した。

3頭のうち2頭は矢作厩舎の管理馬。矢作厩舎といえば既に世界的に名を知られるトップ厩舎だが、それでいて穴馬券の供給が多いのも特徴。パンサラッサの快挙から約半日後の阪急杯では、ホウオウアマゾンが6番人気で3着と好走。昨年のマイラーズカップで2着好走ののち4走連続で2ケタ着順が続いていたが、その間マイルや1400m、そしてダートを挟み、約10カ月ぶりの馬券圏内好走となった。

矢作厩舎は昨年JRAでの出走回数が523回。これは全厩舎の中でトップ。ちなみに2位は清水久厩舎で504回、3位は391回で斎藤誠厩舎。

・2022年厩舎別出走回数トップ3

矢作厩舎  523回
清水久厩舎 504回
斎藤誠厩舎 391回

なお、昨年の全国リーディングも1位が矢作厩舎、2位が清水久厩舎、関東リーディングが斎藤誠厩舎。まさに出走回数通りとなっている。

数多くのレースを使える…というのはそれだけ勝つチャンス、さらには稼ぐチャンスが増えるということでもあり、厩舎力に直結するのかもしれない。そして数多くのレースを使うからこそ、凡走も多いが、凡走が多いからこそ穴での好走が増える。1戦必勝型厩舎は人気になりやすく、穴での激走は少ない。

阪急杯では中内田厩舎のグレナディアガーズが単勝1.7倍。中内田厩舎は昨年の出走回数が245回。2022年の全48勝のうち45勝が1~3番人気でのもの。レース数を絞るため人気になりやすく、5番人気以下では2勝。矢作厩舎は2022年の59勝のうち1~3番人気で39勝、5番人気以下で15勝。清水久厩舎は52勝のうち1~3番人気で31勝、5番人気以下で15勝。

以下のように並べてみると顕著な差が出ている。

・2022年人気別勝利数

矢作厩舎  59勝 1~3番人気 39勝 5番人気以下 15勝
清水久厩舎 52勝 1~3番人気 31勝 5番人気以下 15勝
中内田厩舎 48勝 1~3番人気 45勝 5番人気以下 2勝

ホウオウアマゾンを例にしたが、同じレースに出ていたミッキーブリランテも、本当によく名前を見かけ、毎年のように穴をあけている。穴馬券を獲るためには、戦績や騎手も大事だが、厩舎も大事だと痛感する。

~今週末の注目馬~

というわけで、今週末からいよいよクラシックトライアル戦線がスタート。ココでは弥生賞ディープインパクト記念を取り上げることにする。現時点での注目馬はコチラ。

タスティエーラ松山弘平騎手)

ハイレベルだった共同通信杯組のタスティエーラに注目したい。共同通信杯は4着と競り負けたが、いかにも距離が延びた方が良さそうな内容だった。父サトノクラウン自身も古馬になって宝塚記念香港ヴァーズを制したスタミナ型。本馬もレース内容&血統面から距離延長はプラスになる。先週の中山記念で好騎乗を見せた松山騎手には、今週末も期待したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2022年12月10日() 12:00 甘粕代三
【香港国際競走2022】レース展望④<香港カップ>史上最強の日本勢。総大将はパンサラッサ
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香港カップ(シャティン芝2000m)
さてさて、香港国際競走の華、香港カップです。この10年間に日本勢が5勝、ウインブライトノームコアラヴズオンリーユーと3連覇中、香港G1とはいえ自家薬籠中のレース。キーボードを叩いていて昨日公開までの3レース以上に胸が高鳴り、その反面で史上最強といっても過言でない日本馬5頭をこの目でシャティンのターフに躍動する姿を見られないことが残念でなりません。ずばり一言! 日本馬の上位独占は間違いなし! 香港での甘粕代三の代名詞、穏如泰山! 鉄板です!!

まず、パンサラッサ(牡5・矢作芳人厩舎)から。ツインターボ2世と見られていたパンサは今や日本勢の総大将です。中山記念快勝をステップにドバイターフに挑戦しました。レースを引っ張り直線でも一向にその逃げ足を衰えさせることなくゴール板を通過するまで矢作夫妻と手に汗握って声をからしたことが昨日のようです。その後の戦績は皆さんもご存じの通り。前走天皇賞(秋)は7番人気の低評価を嘲笑うように、そしてあのプリティキャストを彷彿とさせる大逃げ! プリティの再現を確信させた瞬間にイクイノックスに交わされましたが、勝馬との斤量2キロ差を考えれば勝ちに等しい2着と言って差し支えありません。

シャティン芝2000mは直線が430mと短く、2015年にエイシンヒカリが逃げ切っているように先行馬有利。エイシンとパンサを比べれば月と鼈とまでは行かないまでも三役と前頭ほどの違いはあります。他に逃げ馬はおらず、パンサが自分のペースで逃げられれば後続はなし崩しに足を使い、レースの焦点はパンサが勝つか負けるかではなく着差をどれだけつけられるか、その一点にあります。

パンサの次に評価したいのがジャックドール(牡4・藤岡健一厩舎)。実はジャックドールのオーナーさんに香港渡航を誘われていたのですが、オーナーさんも私同様、ワクチン未接種のため断念。オーナーさんの社員さんが代わりに応援に行っていらっしゃいます。ジャックはスーパーG2札幌記念で強烈な逃げから先行へと脚質転換に成功。天皇賞(秋)では◎を打ちましたが、直線で不利があって4着と涙を飲みました。でも香港での予想では4連単勝負だったので大いに懐を潤してくれたんですよ。香港カップでは天皇賞(秋)同様3~4番手からパンサを追う形になりますが、シャティンの芝コースは府中よりも時計一つ以上遅く、札幌よりもやや遅い馬場。このコースのアドバンテージはパンサよりもジャックでしょう。香港では日本馬のオッズが日本以上、特にジャックは抜け目になる可能性高く、単複をちょっと買っておきたい気分です。

日本勢3番手はいずれ菖蒲か杜若、悩みは尽きません。横一線もいいところなのですが、私の馬券戦術、秋の第一条にカタカナ騎手3馬身があります。日本人騎手には申し訳ないのですが、欧州、大洋州で鍛えられてきた日本のぬるま湯競馬でぬくぬくと生きてきた日本人騎手がいくら鯱鉾立ちしても叶うものでないことは秋の一連のG1が証明している通りです。故障から復帰し引退を決意、その雨のラストライドツアーで香港に舞い戻った雷神、J.モレイラがラストランの手綱を執ることになったレイパパレ(牝5・高野友和厩舎)、調教師試験に合格し引退の決まった福永祐一から英国の名手、W.ビュイックに手が代わったジオグリフ(牡3・木村哲也厩舎)が横一線。復調著しくともカタカナ騎手ではないダノンザキッド(牡4・安田隆行厩舎)は一段下とします。

日本勢5頭を脅かせるのは地元香港昨季のダービー馬にして準三冠のロマンチックウォリアー(セ4・C.シャム厩舎)と世界の名伯楽、A.オブライエンが送りこんできた刺客、オーダーオブオーストラリア(牡5)。ロマンティックは4歳クラシック三冠の後に外国馬不出走ながらクイーンエリザベス2世カップまでぶっこ抜くという離れ業を演じて香港中距離界に敵がいないことを証明しています。今季節復帰の前哨戦、ジョッキークラブカップを不利な大外枠を引きながら快勝。本番では3~4番手からパンサに襲い掛かかり、ジャックと追い比べになります。レイパパレジオグリフの日本勢3番手以上、ジャックより若干下の評価をしたいと思います。

そしてエイダンの秘密兵器、オーダーは昨年のブリーダーズカップ・マイルを1分33秒73の好時計で快勝しているように香港ヴァーズのストーンエイジ同様、北米の芝コースの適性あり。シャティン芝も全く問題ありません。日本勢3番手と同様と見ました。

パンサラッサを中心にジャックドール→ロマンティックウォーリアー→レイパパレジオグリフダノンザキッドという番付になりますが、さてこれをどう3連単、4連単に落としこむか、眠れぬ夜が続きそうです。甘粕代三畢生の予想は10日(土)夜公開、ご期待下さい。

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2022年11月4日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】武豊騎手の【新】穴傾向/みやこS展望
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天皇賞(秋)イクイノックスが直線鋭く伸びて勝利。昨年のエフフォーリアに続いて今年も3歳馬が制した。この現象はもちろん3歳勢が一定のレベルにあることもひとつだが、もうひとつは、そもそも有力3歳馬の参戦が増えていることもある。したがって、3歳馬が天皇賞(秋)で走った=世代レベルが高いというわけではなく、そもそも3歳馬が走りやすいレースに3歳馬が出走してくるようになったということだろう。

そして、勝ち馬と同等かそれ以上に観客を沸かせたのが2着のパンサラッサ。24年前のサイレンススズカを彷彿とさせるような逃げで、直線も貯金を生かして粘り込んだ。パンサラッサ札幌記念2着からの参戦だったが、今回は7番人気と低評価。東京芝の差し傾向も気になり個人的にも消してしまったが、結果的には人気の盲点になっていた。

先週の競馬からはもう一つ、土曜日に行われたスワンSの話もしておきたい。注目は3着のルプリュフォール。といっても馬ではなく、武豊騎手だ。武豊騎手はこの秋の重賞で2度目の2ケタ人気での穴。

神戸新聞杯 ヤマニンゼスト 12番人気2着
スワンS ルプリュフォール 11番人気3着

最近の武豊騎手は、人気薄の差し馬に騎乗すると腹を括って馬群を突く、あるいは思い切って溜めてくることが多い。もともと技術的には日本でもトップクラスなのは今でも変わらないので、こういった「決め打ちの武豊」的な穴好走は今後増えて行くかもしれない。この原稿を書いている最中、ちょうどJBCクラシックでもクリノドラゴンであとひと息の4着(8番人気)に追い込んで来ていた。

かつては武豊騎手を穴で買えるなど想像もしなかったが、新しいパターンに注目したい。

みやこS展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はみやこステークスが行われる。注目はこの馬。

ハピ横山典弘騎手)

オメガパフュームが当然期待を集めるだろうが、馬券的に面白そうな注目馬はハピ。前走のシリウスSでは初の古馬相手ながら内を突いて2着と健闘。横山典騎手も初騎乗ながら手の内に入れていた。同騎手は継続騎乗で馬とフィットしていくのがパターンで、本馬とも2度目のコンビでさらなる上積みがありそう。先行勢が揃ったことで展開利もありそうだし、ダート3歳勢のレベルの高さを考えても、引き続きチャンス大だろう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年10月26日(水) 15:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2022  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月30日(日)東京11R 第166回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:15頭】(フルゲート:18頭)


<前走:日本ダービー出走馬>(5ヶ月)

イクイノックス(2着、484kg(-8kg))<B>
前走のダービー時以外は間隔をジックリとって使われてきた馬で、今回も5ヶ月ぶりで実戦を迎える。調教内容はこれまでから大きく変化していないが、1週前の動きを見ると多少重い感じに見えた。2週前の坂路では終い強めに追われていたが、そのあたりが関係しているのかもしれない。

ダノンベルーガ(4着、494kg(-10kg))<C>
こちらもダービー以来の休み明けとなり乗り込み量は豊富。ただ、2週前、1週前と2週連続強めに追われ、日曜日も坂路で時計になるところをやっている。1週前も併走馬相手にモタモタして何とか先着できたという動きだったので、この馬もまだ素軽さに欠ける印象。

ジオグリフ(7着、492kg(-4kg))<A>
ダービー以来の休み明けでも、乗り込み豊富で南Wと坂路で好時計。1週前追い切りでは、乗り慣れていない北村宏騎手が騎乗しての追い切りでかなり持ってかれる感じになっていたが、手応えは抜群。伸び脚もしっかりしていて出来はかなり良さそう。直前はテンションを上げないような控えめな追い切りができれば理想的。




<前走:札幌記念出走馬>(中9週)

ジャックドール(1着、516kg(+8kg))<C>
札幌記念からの休み明け。ただ大きな馬の割に乗り込み量はそれほど多くはない。1週前追い切りでは好時計で先着するも、まだ重さを残しているように映った。

パンサラッサ(2着、470kg(-6kg))<C>
これまでも1週前には強めに追うことが多かった馬で、この中間も1週前は併せ馬で強めに追われている。速い時計は出ているが、やや首が上がり気味で終いの伸びが甘い動きだった。

ユーバーレーベン(11着、498kg(前々走海外))<B>
この中間も乗り込み量は豊富で、1週前追い切りでは遅れはしたものの動きは上々。前走時の最終追い切り時のような、ササり気味になるところもなくスムーズな走りで前走時からの上積みがありそう。




<前走:小倉記念出走馬>(中10週)

マリアエレーナ(1着、424kg(-2kg))<A>
この中間も追い切りでは好時計を連発。1週前追い切りでは素軽さが窺え、仕上がり良好。東京は初めてだが、左回りの2000m以上のレースでは4戦2勝ですべて3着以内と向く条件。

カデナ(7着、478kg(±0kg))<C>
この中間も坂路での調整。走りやすそうな馬場だった1週前追い切りだが、終い脚が上がり気味で物足りない動き。




<前走:その他のレース>

シャフリヤールプリンスオブウェールズS:4着、前走海外)4ヶ月半)<B>
前走が海外で休み明けでの出走とあって乗り込み量は豊富。追い切りには3週連続福永騎手が騎乗(レースはCデムーロ騎手が騎乗予定)しての調整となっていて、追われるごと時計を詰めている。終いの伸びも良く仕上りは良さそう。

ノースブリッジ毎日王冠:5着、494kg(+2kg)中2週)<B>
休み明けを使われての叩き2戦目。前走時のパドックでは、太め感はなかったがテンションが高めだった。この中間、1週前は軽めの調整で力みもなく、動きは素軽かった。日曜にも長めから速い時計を出していて、調子落ちは感じられない。

ポタジェ毎日王冠:6着、466kg(+2kg)中2週)<D>
休み明けの前走時、パドックでは+2kgの数字以上に緩さがある印象を受けた。この中間も軽めの調整で強めに追われていないので、大きな変わり身はなさそう。

カラテ新潟記念:1着、532kg(-8kg)中7週)<C>
坂路中心で追い切られることが多い馬だが、この中間は2週前、1週前とCWでの併せ馬。1週前映像からは、力強さは伝わってきたが首が高く追われてからの反応が鈍く伸び脚も物足りなかった。かなり大きな馬なので、まだ太めが残っている様子。

バビットオールカマー:4着、474kg(+14kg)中4週)<C>
休み明けの前走時は、追い切りでは良い動きだったが、さすがに馬体に余裕を感じるパドック。この中間も乗り込まれているが、1週前追い切りではまだ重さを残す走りだった。

アブレイズ(府中牝馬S:5着、498kg(+8kg)中1週)<B>
坂路で速い時計が出る馬で、前走時も追い切りで好時計をマークし、レースでも一瞬見せ場という内容だった。今回は中1週となるため、速い時計は出していないが使ってくるからには出来落ちはなさそう。

レッドガラン京都大賞典:9着、514kg(+4kg)中2週)<C>
坂路で好時計が出るタイプで、前走時も坂路で好タイムをマークしていた。ただ、大きな馬でパドックでは硬さが感じられた。中2週のこの中間は、先週金曜日に坂路で追われ終い好時計を計時していて、出来自体は悪くない印象を受ける。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ジオグリフマリアエレーナシャフリヤールの3頭をあげておきます。


◇今回は、天皇賞(秋)編でした。
天皇賞(秋)連対馬の最終追い切り内容を分析してみると、過去10年の連対馬20頭のうち13頭がWコースで追い切られています。ちなみに、1週前追い切りに関しても14頭がWコースでの追い切り。1週前、最終追い切りともに坂路で追い切られていた馬は、5頭(関東1、関西4)となっていました。これを過去5年までに絞ってみると、連対馬10頭のうち8頭がWコースでの追い切りで、1週前に関しても9頭がWコースでの追い切りとその比率は上がります。やはり、天皇賞(秋)に関しても、「Wコース追い」が近年優勢との傾向が出ているようです。
特に関東馬は、坂路調教で連対した馬はスピルバーグのみでそれも8年前。関東馬で坂路仕上げというパターンは、軽視していいと考えています。一方で、関西馬は、坂路オンリー調整での連対例こそ同様に少なくなってきていますが、輸送を控えることから1週前にCWで強めに追い、最終追い切りは坂路で息を整える内容というパターンも十分考えられます。そうした背景から、関東馬ほど軽視する必要はないでしょう。
先週の菊花賞、今週の天皇賞(秋)と、連対馬の調教内容について綴ってきていますが、その他のレースに関しても近年はWコースで追い切られた馬のほうが、頭数も多く成績も良いように感じます。そのあたりは、外厩で調整する馬が多くなってきていることも影響しているのではないかと考えています。
私が競馬の予想で調教内容を重視するようになったきっかけは、フジキセキサイレンススズカのようにデビュー前から栗東坂路を破格の時計で駆け上がってくる馬に影響を受けたからであり、近年坂路調教馬たちの元気が感じられないというのはどこか寂しいものです。ただそれも時代の流れ。仕方ないことといえばそうなのかもしれませんし、その時代その時代で取り残されないように予想をしていかなくてはなりませんね。


※天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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パンサラッサの口コミ


口コミ一覧
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今年の『ドバイDay』(^^)

最後はもちろん『ドバイワールドカップ』☆☆☆

日本からはなんと8頭が参戦します(^o^)

馬番順に!

カフェファラオ!

クラウンプライド!

ジオグリフ!

ジュンライトボルト!

パンサラッサ!

テーオーケインズ!

ウシュバテソーロ!

ヴェラアズール!

15頭立てなので半分以上〜〜驚きです〜

どの馬もJRAのG1制覇、または2着と実力ある馬達♪

期待大です!

しかし世界最高のレースだけあってメンバーも強い☆

世界は強い♪

◎カントリーグラマーでいきます♪

昨年の覇者☆

今年も連覇☆

 藤沢雄二 2023年3月25日() 22:10
2023年高松宮記念展望 with ドバイ4競走の予想
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2月にはフェブラリーSがありましたけど、本格的な春のGIシリーズはこの高松宮記念からスタートです。
ただドバイワールドカップデーの裏カードでトップジョッキーが軒並み不在になる上に、時期的なものか雨に祟られることが多く、直近10年で良馬場で行われたのは4回だけ。
目下3年連続で重馬場で行われており、天気予報を見る限りでは今年も雨は避けられない情勢とあっては、自分の馬券よりもレースの売り上げの方を心配したくなるくらいですw

さて今年のメンバーで実績最上位は⑪ピクシーナイトなんだけど、一昨年の香港スプリントで落馬事故に巻き込まれて以来の復帰戦。
これが最初から「高松宮記念で復帰」ならばそこまで気にしなくてもいいのかもしれないが、予定していた阪急杯を回避しての仕切り直しとあれば重い印を打つのは躊躇せざるを得ない。

そのピクシーナイト不在の昨年のスプリントGIは高松宮記念もスプリンターズSも大波乱になったので、そう考えると枠順による有利不利が大きくなりそう。
まあ雨の影響でそこまで内枠有利には振れないとしても、やはり基本は内枠有利と考えた方がよさそう。
コース形態のせいもあるかと思うけど、7枠・8枠の外枠はボートの5枠・6枠ぐらいに思っていた方がいいのかもしれませんね。
ソレが顕著だったのがシルクロードSで、当日は真ん中から内の枠を引いていないと馬券圏内はともかく1着争いからは蚊帳の外という感じで、そのシルクロードSで8枠に入ったトウシンマカオが4着、ウインマーベルが7着に終わったのとは対照的に2枠を引いたナムラクレアは内枠の利をフルに活かしきったのが好例ですね。
とにかく外枠は「3角及び4角までが遠い」という感覚は持っていた方がいいかもしれません。

なので「前走で枠順に恵まれなかった馬」が好枠替わりで巻き返しというのが狙い目になると言えそうなのですが、シルクロードSで枠順の不利のあった両馬は再び外枠を引いてしまったので、穴馬としての魅力は薄い感じです。

ここまで「枠順」に重きを置いた話をしているので、◎はもうお気づきでしょう。
◎⑤メイケイエールに着地しました。
枠ゲーと化した昨年のスプリンターズSの13番、これも実は外枠不利な香港スプリントの14番枠から一転して5番枠を引き当てたのだから、これは文句なしに◎を進呈。
前日締切で1番人気のようですが、3.8倍ならもう細かいことは気にせずにあとは馬券の組み立てだけを考えることにします。
ホントは単勝1本というのが正解だとは思いますけど、一応、◎〇▲…と印は打ちますので、1着固定の3連単で3着手広くというプランは温めています。
だって17番人気3着が2回あって、15番人気と16番人気の4着が2回ずつ(なお15番人気の1回はクリノガウディーの1位入線→4着降着)なので、少しでもポジティブな要素があれば3着欄には人気薄を積極的に採用したいところw

その軍資金となりますか?
今夜のドバイの馬券は既にUMACAで買っております。

6Rドバイゴールデンシャヒーン
◎③ポプキンズ
〇⑩シベリウス
▲⑤レモンポップ
△⑪サウンドマネー
△⑭タズ
3連複ボックス③⑤⑩⑪⑭

7Rドバイターフ
◎②ダノンベルーガ
〇⑫セリフォス
▲⑦ロードノース
△⑨ネーションズプライド
3連複1頭軸②ー⑫⑦⑨

8Rドバイシーマクラシック
◎⑦イクイノックス
〇⑧ウエストオーバー
▲⑥シャフリヤール
△②モスターダフ
△③レベルロマンス
3連複2頭軸⑦⑧ー⑥②③

9Rドバイワールドカップ
◎④カントリーグラマー
〇③カフェファラオ
▲⑨パンサラッサ
△⑤クラウンプライド
△⑫スーパーコリント
3連複1頭軸④ー③⑨⑤⑫

印と買った馬券は上記の通り。
あまり海外競馬で当たった記憶はありませんが、1本ぐらいは当たってほしい。

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 とらきち社長 2023年3月25日() 13:15
ドバイワールドカップ予想
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自分はプロでもなんでもないですが、予想のメモとして予想コロシアムのコメント欄に本命馬の分析を書いています。せっかく書いているので興味がある方に覗いてほしいと思い、今回はサンプル的にドバイワールドカップの予想をここに書いてみます。枠が思ったところに入らなかったことや、そもそも海外競馬はそこまで詳しくないので精度については不安ですが、それを差し引いても相手関係や舞台設定、人気的にここで買いたい馬なので少しでも参考になれば嬉しいです。

エンブレムロード(サウジアラビア)
出遅れ率の高い馬でその分終いは強烈。昨年のサウジカップは出遅れてから外を回りながらの進出も直線では最後まで脚色衰えず伸びて優勝、サウジカップが行われるキングアブドゥルアジーズ競馬場は先行力やインを取れる出脚・枠、インを回れる器用さが求められる舞台で今年のパンサラッサも逃げ切りでの勝利。そのセオリーに反した競馬での勝利は単純に強かった。今年のサウジカップはいつも通り出遅れた上にハナのパンサラッサを始め先行馬も日本馬が固める展開でアメリカ代表カントリーグラマーは2着に差し込んだが他国勢にはキツかったし、それでも終いは先行した日本馬の3〜5着に次ぐ6着と脚を使えていた。昨年夏から今年冬にかけて長期休養していて今回が叩き3走目。脚質的に器用なタイプではなく地元サウジカップの舞台よりも外からの押し上げが効く今回のメイダンの方が合うのではないかとまで考えている。人気的にもカントリーグラマーを買う馬券ファンと日本馬を応援するファンの陰に隠れそうな存在なのでここは買ってみたい。相手はサウジカップ負けて強しのカントリーグラマー、前哨戦アルマクトゥームチャレンジR2を好時計勝利のアルジールス、エンブレムロードとカントリーグラマーを買うなら脚質的にウシュバテソーロにもセットでチャンス。スピードを武器に立ち回りたい日本馬は人気もしてるので来たら仕方ないと割り切りたいところです。

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コメント一覧
3:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年2月27日() 16:01:58
後藤が死んだ日に吉田豊が中山記念勝つとは因縁を感じるが、人気的にも上位だったので下手な考え休むに居たりの諺通りに成った。
これも全てはバ川田の責任。ロクな騎乗の出来ない癖に人気馬ばかり乗せられるJRAの優遇策が見事に裏切られた格好。(いい加減に実力のない鞍上に大事な馬を任せるのは辞めよ!
2:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年7月4日() 19:31:26
相手まで
調教△
1:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年7月4日() 19:13:51
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2022年10月30日天皇賞(秋) G12着
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2022年10月30日 天皇賞(秋) G1 2着
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