くりーくの中間調教チェック 朝日杯セントライト記念2022
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。
9月19日(月)中山11R 第76回朝日杯セントライト記念(3歳G2・芝2200m)
【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)
<前走:日本ダービー出走馬>(3ヶ月半)
アスクビクターモア(3着、472kg(-2kg))<C>
ダービー3着以来の休み明け。右回りの方が向いている馬だと思うが、1週前追い切りの動きを見ると全体的に重たい。弥生賞時は、抑えきれないくらいの気合乗りで抜群の手応えを示しており、当時と比べると本番前の叩き台といった緩い仕上り。
オニャンコポン(8着、468kg(±0kg))<C>
ダービー8着以来の休み明け。この中間は、南Wでの時計は追われるごと詰めてきているが坂路での時計が物足りない。京成杯時の仕上がりまではいかず、どちらかというとホープフルS時に近い感じ。
セイウンハーデス(11着、472kg(+4kg))<B>
ダービー11着以来の休み明け。乗り込み量はそれほど多くはないが、2週前、1週前と強めに追われて好時計。まだ多少重さは残しつつも、最終追い切りも強めに追われれば好仕上りでレースを迎えることが出来そう。
<前走:ラジオNIKKEI賞出走馬>(中10週)
ショウナンマグマ(2着、506kg(+8kg))<A>
この中間も前走時同様に南Wで好タイムをマーク。1週前の映像からも、ビッシリ追われて迫力のある動きに好印象。
ボーンディスウェイ(6着、488kg(-2kg))<C>
休み明けのこの中間は、これまでの調教内容とは異なり乗り込み量は多いが控えめという内容。ジョッキー騎乗でも追われておらず、強めの追い切りもなく、春と比べると全体的に物足りない。
ベジャール(12着、564kg(±0kg))<D>
かなり大きな馬だが強めの追い切り、速い時計いずれも見られず、1週前追い切りの動きを見ても反応が鈍い。
<前走:その他のレース>
ラーグルフ(月岡温泉特別:1着、488kg(±0kg)中5週)<B>
休み明けの前走時は、これまでで最もイレ込んでいてレース前にかなり消耗していた感じだったが、レースではじっくり行って折り合いもつき、直線では力の違いで抜け出した。この中間は馬なりでの調整となっているが、1週前追い切りは素軽い動きで伸び脚も良く、好調キープといった感じ。
ガイアフォース(国東特別:1着、490kg(+2kg)中10週)<A>
叩き2戦目の今回も、中間坂路で好時計。坂路で終い抜群の伸び脚をアピールした1週前追い切りを見ても、前走以上の走りが期待できそう。
ロンギングエーオ(開成山特別:1着、486kg(±0kg)中10週)<B>
叩き2戦目のこの中間も乗り込み豊富で、追われるごとに時計良化を示している。1週前追い切りでは、終いしっかり伸びて動きも良かった。
マテンロウスカイ(1勝クラス:1着、480kg(-6kg)中3週)<C>
ここ4戦は月1ペースで使われてきて、前走で新馬戦以来となる2勝目をあげた。この中間は、1週前に強めに追われているが前走時に比べると時計は平凡。
キングズパレス(1勝クラス:1着、490kg(+4kg)3ヶ月)<A>
休み明けだが、1ヶ月前から乗り込まれ、ここ3週は南Wを長めから追われて好時計。この馬の追い切りには、松岡騎手が毎回のように騎乗していて気合の入った調整との印象を受ける。
ローシャムパーク(山藤賞:1着、488kg(±0kg)5ヶ月)<B>
休み明けも馬なりでの調整が多い。それでも、抑えたまま併走馬の動きに合わせる内容だった1週前追い切りでは、追えば突き放していたであろう手応えをアピールしていて、内容は悪くない。
サイモンバロン(1勝クラス:2着、470kg(-4kg)3ヶ月半)<C>
休み明けで乗り込み量豊富の印象も、馬場の内めを走ってのものだったり、速い時計も1週前のみだったりと、内容的には物足りない面も多い。
※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ガイアフォース、ショウナンマグマ、キングズパレスの3頭をあげておきます。
◇今回は、セントライト記念編でした。
今年の夏は、あまり体調が優れなかったため久しぶりのコラムとなりました。そうこうしている間に秋競馬も始まり、国内ではG1レースに向けて有力馬たちが始動。海外でも凱旋門賞に向けて日本馬たちも現地入りし、本番に向けて調整しています。
個人的な話題でいくと、だいぶ以前にエキストラで撮影に参加した映画、ドラマと立て続けに公開、放送予定となっているこの秋。エキストラなのでほんのチョット映っているくらいだと思いますが、今週末には『沈黙のパレード』、10月には『大河ドラマ:鎌倉殿の13人(第41話)』、12月上旬には『ラーゲリより愛を込めて』と、どれも良い作品なのでぜひ映画館、テレビ通じチェックして頂ければと思います。このような形(エキストラ)で作品に参加し、何十年も一線級で活躍している役者さんの演技や撮影以外での振る舞いなどを目の当たりにしてみて、見習うところがたくさんあり良い経験をさせてもらったと感じています。そして思ったのは、多くの人の手によって1頭の競走馬が大成していく競馬と一緒で、一つの作品には多くの人たちが関わっているということ。だから役者は最高の演技で映画をたくさんの人たちに観てもらいたいと思い、ジョッキーはこの馬を勝たせたいと思う。その思いが、観る側を感動させるのではないかと思います。
『沈黙のパレード』は16日(金)より公開。ぜひ映画館に足を運んでご覧ください。
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『凄馬』で今週の鉄板馬情報をゲット! 2021年09月24日
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毎週、確勝級の鉄板馬をお知らせする『凄馬(スゴウマ)』情報。
さっそく、今週の凄馬を紹介いたしましょう!
<2021年9月25日(土)の凄馬!>
極凄馬
中京1R 2歳未勝利
④デュガ(+8.7)
極凄馬
中山1R 2歳未勝利
⑪パスポートチェック(+4.0)
超凄馬
中山8R 清秋ジャンプS
⑧レンジストライク(+3.4)
超凄馬
中京9R 野路菊ステークス
⑧マテンロウスカイ(+3.1)
超凄馬
中京7R 3歳以上500万以下
⑧エルモドーロ(+2.4)
超凄馬
中京12R 3歳以上1000万以下
⑥クリノホノオ(+2.3)
超凄馬
中山2R 2歳未勝利
⑦コスモプルエバ(+2.2)
超凄馬
中京11R 長篠ステークス
⑯プリモダルク(+2.2)
<『凄馬』の見方>
超凄馬・・・勝率36%、複勝率68%を誇る軸馬候補!
極凄馬・・・凄馬の極み、断然の軸馬!勝率46%、複勝率77%
馬名の右にある数字・・・数字が大きいほど勝率が高い
(集計期間:2008年6月1日~2021年9月26日、集計数:42,457レース分)
<日曜日の『凄馬』を受信しよう!>
日曜日の凄馬情報は、ウマニティ会員登録(無料) することで受信できます。
凄馬メールは、その日に出走する馬の中から確勝級の馬を携帯メールでお知らせしてくれる無料サービスです。
<凄馬メール受信設定の仕方>
①こちら から、ウマニティ会員登録を行ってください。
仮登録メール受信→確認リンク押下→登録完了メール受信、の手順で会員登録は完了です。
②ウマニティにログインし、各種メール設定 より、凄馬メール受信をオンに設定する。
日曜日の『凄馬』は、土曜日の午後6時以降にお届けになりますのでお楽しみに! |
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【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2021年09月22日号】週末メイン「1点」分析EXTRA編(272)
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週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析するウマニティ会員専用コラム。「さらにプラス1!」として挙げている種牡馬別成績も含め、ぜひ予想にご活用下さい。今週のターゲットは、野路菊ステークス・カンナステークス・ながつきステークス・神戸新聞杯・産経賞オールカマーの5レースです。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
▼2021年09月25日(土) 中京09R 野路菊ステークス
【生産者別成績(2015年以降)】
●ノーザンファーム [4-5-2-1](3着内率91.7%)
●ノーザンファーム以外 [2-1-4-23](3着内率23.3%)
→ノーザンファーム生産馬が圧倒的に優勢。特別登録を行った馬のうち、生産者がノーザンファームなのは、グーデンドラーク・マテンロウスカイの2頭だけです。
▼2021年09月25日(土) 中山09R カンナステークス
【生産者別成績(2018年以降)】
●ノーザンファーム [3-0-2-1](3着内率83.3%)
●ノーザンファーム以外 [0-3-1-19](3着内率17.4%)
→こちらも近年はノーザンファーム生産馬が中心。なお、生産者がノーザンファーム以外、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が2位以下だった馬は2018年以降[0-1-0-17](3着内率5.6%)と苦戦していました。
▼2021年09月25日(土) 中山11R ながつきステークス
【“前年以降、かつ中山・阪神、かつ3勝クラス以上のレース”において“着順が3着以内、かつ4コーナー通過順が7番手以内”となった経験の有無別成績(2019年以降)】
●あり [2-2-2-9](3着内率40.0%)
●なし [0-0-0-11](3着内率0.0%)
→オープン特別として施行されるようになった過去2年の3着以内馬6頭は、いずれも右回り、かつゴール前の直線に急坂があるコースを得意としていた馬。東京やローカル場のレースを主戦場としてきた馬は扱いに注意するべきでしょう。
▼2021年09月26日(日) 中京11R 神戸新聞杯
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