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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 13 | 牡4 | 57.0 | C.ルメー | 美 田中博康 | 496(-4) | 2.12.0 | 5.6 | 4 | 35.0 | ⑤⑤⑤⑤ | |||
2 | 2 | 2 | 牡5 | 58.0 | 横山和生 | 美 栗田徹 | 472(-2) | 2.12.2 | 1 1/4 | 2.5 | 1 | 35.7 | ①①①① | ||
3 | 5 | 8 | 牡4 | 57.0 | 戸崎圭太 | 栗 池江泰寿 | 472(+8) | 2.12.2 | クビ | 19.5 | 7 | 34.7 | ⑦⑦⑪⑨ | ||
4 | 8 | 14 | 牝5 | 55.0 | 三浦皇成 | 栗 吉田直弘 | 428(0) | 2.12.2 | クビ | 44.7 | 10 | 35.0 | ⑦⑦⑦⑥ | ||
5 | 4 | 7 | 牡4 | 57.0 | 西村淳也 | 栗 杉山晴紀 | 490(-2) | 2.12.4 | 1 | 4.9 | 2 | 35.7 | ③③③③ | ||
6 | 4 | 6 | 牝5 | 56.0 | 団野大成 | 栗 斉藤崇史 | 466(0) | 2.12.5 | 1/2 | 5.1 | 3 | 35.1 | ⑩⑪⑨⑨ | ||
7 | 6 | 11 | 牡5 | 58.0 | 岩田康誠 | 美 奥村武 | 500(+12) | 2.12.5 | クビ | 19.5 | 6 | 35.8 | ②②③③ | ||
8 | 1 | 1 | セ5 | 57.0 | 丹内祐次 | 美 和田勇介 | 484(+8) | 2.12.7 | 1 1/4 | 342.1 | 14 | 34.8 | ⑬⑬⑬⑬ | ||
9 | 8 | 15 | 牝6 | 57.0 | 松岡正海 | 美 手塚貴久 | 484(-10) | 2.12.8 | 1/2 | 44.0 | 9 | 35.8 | ④④⑤⑥ | ||
10 | 7 | 12 | 牡7 | 57.0 | 浜中俊 | 美 国枝栄 | 484(-2) | B | 2.12.9 | クビ | 114.7 | 12 | 36.3 | ⑩⑨②② | |
11 | 6 | 10 | 牡6 | 57.0 | 菅原明良 | 栗 森秀行 | 466(-6) | 2.13.0 | 3/4 | 23.4 | 8 | 35.8 | ⑨⑨⑦⑧ | ||
12 | 3 | 4 | 牡4 | 57.0 | 横山典弘 | 栗 昆貢 | 470(-12) | 2.13.1 | クビ | 17.0 | 5 | 35.7 | ⑤⑤⑨⑨ | ||
13 | 3 | 5 | 牡6 | 57.0 | 田辺裕信 | 美 和田勇介 | 470(0) | 2.13.1 | ハナ | 81.5 | 11 | 35.6 | ⑩⑪⑪⑨ | ||
14 | 2 | 3 | 牡5 | 57.0 | 嶋田純次 | 美 手塚貴久 | 510(-8) | 2.14.0 | 5 | 138.1 | 13 | 36.0 | ⑭⑭⑬⑬ | ||
15 | 5 | 9 | 牡9 | 57.0 | 田中学 | 田中一巧 | 462(-15) | 2.16.1 | 大差 | 477.8 | 15 | 37.4 | ⑮⑮⑮⑮ |
ラップタイム | 12.5 - 11.1 - 12.4 - 12.5 - 12.6 - 12.4 - 11.5 - 11.5 - 11.6 - 11.5 - 12.4 |
---|---|
前半 | 12.5 - 23.6 - 36.0 - 48.5 - 61.1 |
後半 | 58.5 - 47.0 - 35.5 - 23.9 - 12.4 |
■払戻金
単勝 | 13 | 560円 | 4番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 13 | 180円 | 4番人気 |
2 | 170円 | 1番人気 | |
8 | 390円 | 7番人気 | |
枠連 | 2-7 | 880円 | 3番人気 |
馬連 | 2-13 | 1,020円 | 3番人気 |
ワイド | 2-13 | 510円 | 6番人気 |
---|---|---|---|
8-13 | 1,210円 | 14番人気 | |
2-8 | 1,280円 | 20番人気 | |
馬単 | 13-2 | 2,620円 | 9番人気 |
3連複 | 2-8-13 | 5,380円 | 21番人気 |
3連単 | 13-2-8 | 24,340円 | 77番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果、近年のオールカマーの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
中山競馬場は、金曜日に42.5ミリの降水を観測。土曜日の午前中も雨に見舞われるあいにくの空模様。昼前に雨は止んだものの、芝コースは終日含水の多い状態(JRA発表は重→稍重)でレースが行われた。
土曜日施行の芝平地競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は6、6、1、2、4、5番手。内寄りを選択した逃げ・先行勢がいい頑張りを見せる反面、レースが重なるにつれ、内を避ける馬が増加。外差しの好走頻度が高くなった。
稍重発表で施行された10R・九十九里特別の勝ちタイムは2分35秒0、レース全体の上がり3ハロンタイムは35秒9。ちなみに重発表で行われた昨年の決着時計は2分35秒4、全体の上がり3ハロンタイムは35秒9だった。そのことからも、力を要するコンディションだったと推察される。
となれば、引き続き外差しを狙え、と言いたいところだが、日曜日開催中の予報は曇のち晴(24日8時の時点)。回復段階の中山芝コースは内から乾燥が進み、内寄りを上手く立ち回る馬に利が出るケースも少なくない。その点には注意が必要だ。
それゆえオールカマーについては、距離ロスを抑えつつ、比較的状態の良い部分を通る(通りそうな)馬に対する警戒を強めたほうがベター。枠順で選択するなら、真ん中より内(1~4枠あたり)を優先したほうがいいかもしれない。
また、前年の8月以降にG1・G2のハイグレード戦において、5着以内の善戦・好走歴を持つ5歳以下の馬が幅を利かせているのも、近年におけるオールカマーの特徴。過去5年の優勝馬5頭すべてが該当する。今年も条件を満たす馬は高く評価してしかるべきだ。
ただ、今年のメンバーと照らし合わせてみると、例年と比べて該当馬が多い印象。もうひとつフィルターをかけて、当該コース(中山芝2200m)の重賞で好走(3着以内)経験がある馬に的を絞りたい。
今回の出走メンバーで、要点(1~4枠+過去実績)を満たしているのは、⑥ジェラルディーナ、⑦ガイアフォース。よって当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×若駒マイスター「柿谷陽介」がオールカマーを大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) 柿谷陽介(若駒マイスター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第34回はオールカマーについて山口吉野プロ・霧プロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【山口吉野】ー数字が証明する驚異の◎精度!レースV回顧を軸に展開する総合予想
パトロールビデオのレース回顧により、着順や着差から判断できない、競走馬一頭ごとの能力や適性を徹底分析。ウマニティでも安定した回収率を計上する山口吉野プロにオールカマーの予想をお聞きしました。
―予想のポイントからお願いします。
Cコース替わりで内が有利になる可能性が高いので、枠順が大きなポイントになります。外枠の差し馬は能力よりもパフォーマンスを下げるリスクが高いと思います。
―タイトルホルダーが復帰しますが、能力を出し切れば他馬との比較で力は一枚上とお考えでしょうか。
本領発揮すればここでは能力上位です。
―楽にハナへ行けそうな組み合わせに映りますが、この馬が自身に理想のラップで逃げたとき、展開利を受けるのはどのようなタイプでしょうか。
タイトルホルダーが緩い流れで逃げるのか淀みない流れで逃げるのかは分からないですし、枠順も決まっていないので展開利を受ける馬については正直判定不能です。緩い流れで逃げれば前や内が有利な状況になり、淀みない流れで逃げれば前後の有利不利はなくなり、時計が速く内が有利な状況になります。
―どちらにせよ内は有利だと。昨年同じコースのセントライト記念を勝ったガイアフォースは、ここ2戦マイルを走っています。適性距離をどのあたりとお考えでしょう。
ガイアフォースの適距離は2000m前後だと思います。1600mは本質的にやや忙しいですが、大トビで不器用な馬なので近2走はワンターンで直線の長いコースが合っていました。中山1600mだと合わないと思います。セントライト記念は中山でも外からスムーズに動いて行ける形だったので力を出せましたが、AJCCは4角で被されて動けない形になり持ち味を出せませんでした。
―好走・凡走の要因がよくわかりました。この馬の強みを挙げるとしたらどの部分になるでしょうか。
この馬の強みは長く脚を使えるところなので、中山だと緩い流れでごちゃつく状況は合わず、淀みない流れやスムーズに動いていける形が理想です。
―淀みない流れがいいんですね。前走小倉記念を勝ったエヒトはどうですかね。多少上がりがかかる競馬で走る印象ですが。
エヒトは出遅れやすくごちゃつく状況が合わない馬なので、淀みない流れでばらける展開が理想です。
―最後に昨年の勝ち馬ジェラルディーナについてです。その後の好走も続いていますが、好走時は進路取りや展開が上手くハマっている気もします。
エリザベス女王杯は能力上位だったうえ、内荒れ馬場のハイペースで大外枠がマイナスにならない状況も味方しました。有馬記念は大きく出遅れましたが、時計や上がりが掛かる状況が合っていたし、ハイペースを後方から運んで展開も向きました。宝塚記念はハイペース後方の位置取りは良かったのですが、3~4角で5頭分外を回るロスが生じたので展開が向いたというほどではありませんでした。昨年のオールカマーは内枠を生かしてロスなく運ぶことができましたし、時計や上がりが掛かる状況も向きました。中山2200mという条件は合いますが、外枠で時計や上がりが速い状況になると昨年よりパフォーマンスを下げる可能性が高いです。
取材後記: ガイアフォースは改めてレース映像を見返すと、なるほどと思いますね。距離は合っても、内有利で被されると嫌となると、なんとも難しいです。
【霧】ー25週キングの座に君臨!競馬予想界のファンタジスタ
戦歴やレース内容、指数の研究により、的確に出走馬間の力関係を把握。そこへ長年の馬券生活で育まれた豊富な血統知識をブレンドし、コンスタントに人気薄の激走を見抜く霧プロ。今年のオールカマーはどう映っているのでしょう?
―中山も阪神も馬場が速いですね。先週ローズSの決着時計1分43秒0には驚きでした。
レースを見ると前が競り合っているわけでもなく、むしろ折り合いに気をつけている馬もいますし、馬場(によるところ)は大きいでしょうね。
―一番評価できるのは勝ち馬になりますか。
実際強かったですからね。あの相手に1馬身つけたわけですから。
―リバティアイランドと比べるとどうでしょうかね。
難しいですけど、ローズSのような速い時計で後ろから行くと、桜花賞のように届かないような気もしますしね。
―たしかにそうですね。牝馬のステップレースを見て、京都内回りの秋華賞でこそという馬はいましたか。
ローズSでは逃げられませんでしたが、コンクシェルがポンとハナへ行けたら面白いですよね。
―ああ、なるほど。今回の一戦でオッズが落ちてくれるといいですね。さて、本題に入ります。注目は復帰戦のタイトルホルダーかと思いますが、そのあたりも含め、予想のポイントをお願いします。
一時期より一線級が出てくるようになりましたよね。ちょっと前までは、一線級が秋の天皇賞へ直行したり、毎日王冠を使うなか、オールカマーはその隙間を狙う馬が集まる感じで、混戦の印象が強いんですが、今回はわりと上位と下位がはっきりしている印象です。
―上位にあたるのはどの馬になりますか。
タイトルホルダー、ジェラルディーナ、ガイアフォースにローシャムパークあたりですか。ふつうに能力を出してくれれば、タイトルホルダーが抜けて強いと思うんですけど。
―抜けて強いとなりますか。
万全の状態ならですけど。
―この馬、好きなんですけど、形としてはやはり、菊花賞のように序盤バーっと出していって一旦緩めてロングスパート、という競馬が合うのでしょうか。
けっこう力み気味に走る馬なので、気性的にハナに行くのはいいんでしょうけど、番手だった宝塚記念もすごい強い競馬でしたから。一番は気分良く運べるか、ですかね。
―今回は前回に比べて組み合わせ的に楽な感じもします。
そうですね。ガリガリ来るようなタイプは……ノースブリッジはいますが、最近逃げていませんしね。
―和生騎手は出していきますかね。
出していくと思いますし、このメンバーだと自然に出ちゃうと思いますね。調教でも走りが前向きというか、回転も速いし、出脚が速い感じなんですよね。
―楽に逃げの形、となると止まらない気もしますねぇ。阪神でG1・3勝、中山も日経賞を連覇していますが、適性的はどうですかね。
たまたま好結果が出ているのが阪神というだけで、中山は得意な部類だと思うんですよ。要所要所で負けているので嫌なイメージがあるだけで。有馬記念の2回は明確な敗因がありますし。
―それは外枠と海外帰りということですか。
そうですね。去年はモロに海外帰りの影響ですよね、行き脚も悪かった。一昨年は菊花賞から大幅に馬体を増やしての外枠、まだ成長途上だったという面もあると思います。中山でいうと、その前のセントライト記念も完全に詰まっていましたから。
―詰まっていましたねえ(笑)。今でも鮮明にレース映像が浮かびます。
東京とかのイメージがないのはもちろんなんですけど、阪神や中山みたいな急坂の小回りは庭に近いと思いますよ。
―状態さえ万全なら言うことなしですかね。タイトルホルダーが能力の元値で抜けているとして、次に来るのはどの馬でしょうか。
二番目だと素直にいけばジェラルディーナになるんでしょうけど、ガイアフォースやローシャムパークもそれほど差はないとみています。
―その3頭が次点と。ジェラルディーナですが、昨年のオールカマーを前から抜ける形で勝って以降、後方からの競馬が続いています。このあたり何か変化は感じますか。
元々、気性に難しいところのある馬なので、あえてそういう競馬なのかもしれませんが、宝塚記念では早めに位置を上げる競馬もできましたよね。あの動き方は「やるなあ」という感じでした。それまであまり評価していなかったんですよ。
―エリ女も有馬記念も馬場や展開が向いた感じがして、本当に強いのかどうかイマイチわからずにきました。
宝塚記念も展開が向いたといえば向いていますからね。
―今の馬場で後ろからだと少し怖いです。ガイアフォースはどうですかね。マイルの走りには驚きました。挑戦前は「なぜマイル?」という声のほうが多かった印象です。
私は意外といけるんじゃないか、という見地だったんですよ。
―仰っていましたよね。ざっくり言うと母父クロフネでマイラーっぽいと。同じコースのセントライト記念を勝ち、AJCCを負けていますが、この差に何を感じるでしょうか。
このくらいの距離になるとスムーズに運べないと脆さを出しているイメージなんですよね。マイルだと意外と揉まれても伸びてきていましたが。本質的にはお母さん側が強く出ていて、2000mを越えると怪しくなるタイプなのではないかと。
―以前の取材で逃げると面白いかもしれないと仰っていましたが、今でもその感じはありますか。
そうですね。自分のペースで行けば強いと思うので。ただ、タイトルホルダーもいますし、マイルで差す競馬を覚えてしまいましたしね。
―自分のペースというのは、淡々としたラップというか、反対に緩急のある流れは嫌な感じですかね。
緩急のある流れも嫌ですし、中山は3コーナー過ぎあたりから動いてくるので、あまり得意なコースではない気がするんですよ。
―なかなか難しいですね。ローシャムパークはガイアフォースのセントライト記念で3着でしたが、成長している感じはありますか。
していると思います。調教の動きも変わっていますし、函館記念も完勝といった内容でしたから。晩成型の血統でもありますしね。
―大跳びで東京向きの印象もありますけどどうでしょうか。
大跳びのわりに東京も走りがぎこちない様子なんですよね。中山に比べると、走りがぎこちないというか、むらさき賞なんかもこの馬の本来の力からすると、それほど伸びていませんでした。力を出し切れることができれば、ここでも通用しておかしくないかなと。
―ありがとうございます。上位と下位に差があるというお話でしたが、枠や展開に恵まれてという仮定でかまわないので、期待できそうな馬はいますか。
そうなると、マテンロウレオとアラタですかね。ロスなく回って来れれば。あと、ウインマリリンのリピートも考えられますね。前走は馬場が特殊でしたし、調教は動いているので。
取材後記: 案外想定オッズは上位混戦なので軸選びに非常に参考になりますね。穴馬候補には内に入ってほしいです。
以上、プロ予想家2名のオールカマーへの見解と注目馬を紹介しました。やはりというか、タイトルホルダーは力を出せば上位ですよねえ。はたして復活なるのでしょうか。
(文・垣本大樹)
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日曜日に行われるオールカマーの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ロングラン【C】
美浦南W単走(20日)。フットワーク自体は悪くないのだが、力みがちで鞍上の軽い促しに対する反応が薄く、グンと伸びる感じはない。攻めの強度は違えど、軽く気合をつけられた程度で鋭く脚を伸ばしていた、好調時の気配には及ばないように思える。評価は上げづらい。
②タイトルホルダー【B】
美浦南W単走(21日)。左斜め前を先に進む馬にリードしてもらうような形ながらも、首の角度は良く、後肢の踏み込みも力強い。手前の切り替えに手間取った点はいただけないが、それを除けば概ね上手に走れていたように思える。それなりのパフォーマンスを出せる状態とみたい。
③アサマノイタズラ【C】
美浦南W併走(21日)。集中力を欠くような素振りをしばしば見せるなど、遊びの多い走り。そのため、力感に乏しく動きもキレがない。ゴール前の伸びこそソコソコだったが、いい頃の気配に比べると物足りなさを覚えてしまう。本当に良くなるのは、もう少し使ってからかもしれない。
④マテンロウレオ【A】
栗東CW単走(20日)。息を整える程度の内容。鞍上が終始手綱を引いてグッと溜め込んでいた。それでも前進気勢は衰えることなく、鶴首で集中した走り。フットワークは柔らかく、回転もスムーズだった。急仕上げ気味だった前回を叩いた効果も手伝ってか、今春のデキを取り戻してきた印象。上々の仕上がり。
⑤アラタ【C】
美浦南W単走(20日)。コーナーではバランス良く走れていたものの、直線に入ってからの動きは今ひとつ。鞍上の肩ステッキにスッと反応せず、覇気が不足しているようにも映る。こうした様子でも結果を出したことがあるとはいえ、評価を上げるには躊躇してしまう内容だった。
⑥ジェラルディーナ【B】
栗東CW併走(21日)。落ち着きがあるし、フォームも安定している。ただ、ジョッキー騎乗の割に動きの俊敏さが足りないような気も。最終的に先着を果たした点は評価できるのだが……。判断に悩ましいが、直線でダイナミックな走りを披露した1週前追い切りを加味しての、B判定としておきたい。
⑦ガイアフォース【A】
栗東坂路単走(21日)。テンション面と輸送を考慮して、サラッと整える程度の内容。手前をコロコロ替えていたが、それによるロスは少なく、楽な手応えのまま登坂。体を柔らかく使えているし、フットワークの弾力性も高い。ラストの反応も鋭く、状態は良さそう。高く評価したい1頭だ。
⑧ゼッフィーロ【B】
栗東CW併走(21日)。1週前にしっかり攻めたことでスイッチが入ったのか、気合乗りは十分。重心を低く保ち、仕掛けに対する反応も悪くはない。最後は一旦抜いた最内の馬に詰め寄られたが、相手の動きも良かったので、深刻に捉えなくてもいいだろう。実戦に向けての下地は整ったように思える。
⑨チェスナットコート【F】
園田ダ単走(20日・映像なし)。最終追い切りの字面だけを見ると、それなりの負荷をかけてきた様子。ただ、追い切り映像がないばかりか、地方所属馬ゆえに近走との比較材料も乏しく、現段階(21日時点)での評価は難しい。今回はF判定とさせていただきたい。
⑩エヒト【B】
栗東坂路単走(21日)。14日と18日に中身の濃い追い切りを施しているので、今回は軽めの調整。斜に構えたフォームや、手前の使い分けに粗さがあるのは相変わらずだが、四肢のさばきは素軽く、体幹もしっかりしている。前回より動きの質が劣るという印象はなく、順調と捉えてもいいのではないか。
⑪ノースブリッジ【B】
美浦南W併走(20日)。直線で手前を戻す癖があるため、それを鞍上が修正しながらの走り。そのぶん1週前と比べて迫力こそ薄れてはいるものの、それでも悠々と先着する脚力はさすが。デキは悪くなさそうなので、あとは実戦に行って気分を損ねず運べるどうか。それが焦点となろう。
⑫ハヤヤッコ【C】
美浦南W併走(20日)。きちんと折り合いはついていたし、脚どりも力強い。その一方、追い出された際の反応が渋く、なかなかギアが上がらないのは相変わらず。良くも悪くも淡々と駆けている印象。現状の走りを活かすには、多くの馬が苦しくなるような持久力勝負が理想だろう。
⑬ローシャムパーク【A】
美浦南W併走(21日)。四肢の可動域はさほど広くないが、それは前回も同様。マイナス視する必要はない。攻め駆けする相手を横目に余裕を持って先着。抜け出す際の加速は目を引くものがあった。ゴール後も脚勢を失わないあたりに状態の良さが窺える。合格点の仕上がりだろう。
⑭マリアエレーナ【F】
栗東CW単走(19日・映像なし)。火曜のCW調整はいつも通りだが、助手さんが跨っての6F80秒割れという内容は最近にないパターン。それだけに、動きを確認できないのは残念な限り。1週前の映像もなく、判定するに難しい。いずれにせよ、当日の気配はしっかり確認しておいたほうがいいだろう。
⑮ウインマリリン【B】
美浦南W併走(21日)。1週前と同様、相手を追い抜こうとする際に手前を戻した点は気になるが、それによる大きな減速は窺えず、ストライドも滑らか。最後まで低い姿勢を維持できていたことも評価できる。左手前でもう少し踏ん張れていれば、A判定に足る稽古だった。
◆アサマノイタズラ・嶋田騎手「前回より強めに追っているので、その分上積みはあるはず。この馬なりによくなっている」
◆アラタ・田中助手「前走はしっかり仕上げたあとの中1週で厳しかった。メンバーは強いが順調にきている」
◆ウインマリリン・松岡騎手「腰回りはもう1回使った方が良くなると思いますが、首さしには力が戻ってきています」
◆ゼッフィーロ・池江師「急仕上げ感はありますが、動きは良かった。芯が入って成長している」
◆ノースブリッジ・奥村武師「おとなしいのがどうかだが、太くないし雰囲気は悪くない」
◆ハヤヤッコ・国枝師「右にモタれる面はあるが、ジョッキー(浜中騎手)が手の内に入れているので」
◆マテンロウレオ・昆師「前走はやや急仕上げ。今回は動きが良く、馬場が良ければ見直せる」
◆マリアエレーナ・高島助手「1ハロンの距離延長が鍵になるでしょうね」
◆ロングラン・田中助手「良馬場でどれくらいやれるかみてみたい」
中山施行の直近9回(2013、2015~2022年)における1~3着馬の馬齢をみると、4歳から7歳の範囲で収まっている。ただし、7歳の最高着順は3着どまり。6歳の2着連対圏入りは、前走G1出走馬に限られる。そのあたりには注意したい。
(減点対象馬)
⑤アラタ ⑨チェスナットコート ⑩エヒト ⑫ハヤヤッコ ⑮ウインマリリン
中山で施行された直近9回における1~2着馬18頭中17頭は、芝のグレード競走からの参戦馬。残る1頭は、前走の距離がオールカマーと同じ芝2200m、かつ前走の着順が1着だった。押さえておきたいポイントのひとつといえよう。
(減点対象馬)
③アサマノイタズラ ⑨チェスナットコート
中山施行の直近9回における1~2着馬の前走使用距離を確認すると、1600mから3200mまで幅広い。その一方、前走がG1以外のレース、かつ前走の距離が2000~2200m以外だった馬の2着連対圏入りは皆無となっている。該当馬は少し割り引いて考える必要がありそうだ。
(減点対象馬)
③アサマノイタズラ ⑧ゼッフィーロ ⑨チェスナットコート
前走の着順については、G1(海外を含む)なら12着以内、G1を除いたJRA重賞であれば10着以内、それ以外の場合は1着が一応の目安。中山施行の直近9回、1~2着に入った全馬がこの条件をクリアしている。
(減点対象馬)
①ロングラン ②タイトルホルダー ③アサマノイタズラ ④マテンロウレオ ⑨チェスナットコート
中山で行われた直近9回、近2走ともG1以外のレースに出走、かつ近2走内に2着以内の経験がなかった馬が、当レースで2着連対圏に入ったケースは皆無となっている。該当馬は評価を控えめにしたい。
(減点対象馬)
①ロングラン ③アサマノイタズラ ⑧ゼッフィーロ ⑨チェスナットコート ⑫ハヤヤッコ ⑭マリアエレーナ
中山施行の直近9回における1~2着馬は、みな前走との間隔が中4週以上だった。さりとて、間隔があいていれば何でもOKというわけではない。前走がG1 5着以内またはG2 2着以内だった馬を除くと、前走が同年の4月以前だった馬は連対(2着以内)ゼロと、今ひとつの結果に終わっている。
(減点対象馬)
②タイトルホルダー ⑪ノースブリッジ
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U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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U指数、人気ともに波乱があまり起こらないのがオールカマーの大きな特徴。直近5年の3着以内馬15頭中14頭はU指数も人気も一桁順位で、そのうち10頭が5位以内かつ5番人気以内となっている。指数の著しく低い馬、もしくはまったく人気のない馬は最初から圏外と考えたほうがいい。順当決着を前提に、手堅く攻略すべきレースといえよう。
有力候補として真っ先に名前を挙げられるのは、U指数100超えをマークしている2頭だ。まずはトップに立っている②タイトルホルダー(101.2)。勝つときと負けるときの内容が対照的で、走りに安定感があるタイプではないが、ポテンシャルの高さは疑いようがない。まともなら、圧勝のシーンがあってもおかしくないだろう。
昨年のこのレースの覇者の2位⑥ジェラルディーナ(100.8)も外せない1頭。同レースの次走となったエリザベス女王杯を制し、その後は強い牡馬相手にG1で連続して上位争いをしている。メンバーレベルが落ちる今回は、さらに戦いやすくなるはずだ。
以下、同じ舞台のセントライト記念の勝ち馬で、距離を問わず堅実な走りを続けている4位⑦ガイアフォース(99.6)と、前走の函館記念の内容がとにかく強かった7位⑬ローシャムパーク(98.9)を押さえておく。
近年、その存在感を拡大しつつあるのがグラスワンダーの直系で、2007年2着シルクネクサス、11年1着アーネストリー(以上、グラスワンダー産駒)、16年1着ゴールドアクター、21年1着ウインマリリン(以上、スクリーンヒーロー産駒)、22年1着ジェラルディーナ(モーリス産駒)とグラスワンダー~スクリーンヒーロー~モーリスの3世代にわたる種牡馬の産駒たちが勝ち負けを演じている。
ほか、ステイゴールドに所縁ある血統馬も毎年のように上位を賑わせており、2019~22年には19年1着スティッフェリオ、20年3着ステイフーリッシュ、21年2着&22年3着ウインキートスと直系が4年連続で3着以内に好走。なお、15年の勝ち馬ショウナンパンドラにおいては、ステイゴールドの姪にあたる続柄だった。
ウインマリリンは、父スクリーンヒーロー×母コスモチェーロ(母の父Fusaichi Pegasus)。本馬は2年前の勝ち馬で、全6勝のうち4勝を中山で挙げている巧者でもある。一時は肘腫の影響で不本意な結果が続いていたが、昨年末には香港ヴァーズでG1初制覇を飾るなど完全復調をアピール。芝2200mは22年エリザベス女王杯でも2着に好走している得意距離となり、好調ぶりが目に留まるグラスワンダーの直系としても軽視できない存在だろう。
ジェラルディーナは、父モーリス×母ジェンティルドンナ(母の父ディープインパクト)。昨年のオールカマーで重賞初制覇を飾ると、勢いそのままに連勝でG1のエリザベス女王杯も制覇。牝馬三冠、ジャパンカップ2連覇など、国内外でG1を7勝した名牝の仔が、4歳秋に本格化を果たしたともいえるだろう。なお、本馬は野芝限定開催で「3-1-2-0」と底を見せていないことも強調しやすく、全6勝が非根幹距離であることにも気を配りたい。
ノースブリッジは、父モーリス×母アメージングムーン(母の父アドマイヤムーン)。同産駒からは上記ジェラルディーナが出ているが、昨年は産駒初出走で初勝利を飾る好発進でもあった。本馬自身も今年のアメリカジョッキーCCを制しているだけに、中山芝2200mのコース適性には一目置けるものがあるだろう。父系も母系も成長力に富む血統であり、伯父にローレルゲレイロ、近親にディープボンドがいることからも更なる飛躍が期待される。
編集部(以下、編) 日曜日には、阪神で神戸新聞杯、中山でオールカマーが行われます。
新良(以下、新) G1が近づいてきている。そんな印象ですね。
編 春のクラシック上位好走馬にG1馬にと、両レースともに楽しみなメンバーが揃いました。
新 権利や賞金を取りにきているのか、それともあくまで叩き台なのか、という見極めが鍵になりそうです。
編 そういったあたりも踏まえつつ、推奨できる乗り替わりを挙げていただきたいと思います。どちらを狙っていきましょうか?
新 神戸新聞杯は継続騎乗の層が厚そうなので、オールカマーを取り上げます。
編 承知しました。早速、結論をお聞かせいただけますか?
新 川田将雅騎手から戸崎圭太騎手に乗り替わる⑧ゼッフィーロを狙います。
編 けっこう攻めますねぇ。重賞勝ち馬がズラリと揃うなか、まだオープンすら勝ったことのない馬を取り上げるとは。
新 実績では見劣りしますが、チャンスはあると思いますよ。このレースで求めらる適性にピッタリ合致しますから。
編 レースで求められる適性? それはなんでしょうか。
新 瞬発力、一瞬の切れる脚。こういう武器を持っている馬が、活躍する傾向にあります。
編 確かに、結果を振り返ると上がり最速の馬が勝つケースが多いですね。しかもここ3年は連続して牝馬が上がり最速で勝っています。
新 ご指摘の通り、その事実がオールカマーで求められる適性を如実に示しています。本番に向けた前哨戦だけあって、ペースが緩むことが多いんです。だから、切れ味勝負になりやすい。
編 近年牝馬が優勢なのは、そういう背景も影響しているんですね。
新 私はそう考えています。同じコースでも、スタミナ色の強いタイプが活躍するレースもありますが、オールカマーは番組の時期的に、スタミナよりも瞬発力が問われるレースになっているということなんでしょう。
編 そこで浮上してくるのがゼッフィーロであると。
新 その通りです。ゼッフィーロは現在のところ4戦連続で上がり最速の競馬をしています。終いの切れ味には安定感があると考えていいでしょう。牡馬ですが、馬体重は標準サイズで不器用なタイプでもありません。
編 まさに、オールカマー向きのタイプといえそうですね。
新 そうなんです。そしてそこに、戸崎騎手という最強の援軍が加わります。戸崎騎手の中山芝2200mにおけるコース勝率は18.8%で、単勝回収率は127%。今回のメンバーでは、最も信頼できる騎手と評価できるんです。
編 それは心強い。3年前にはセンテリュオで制していますし、このレースに対していいイメージを持っていそうですよね。
新 私も同感です。ゼッフィーロは切れる脚を持っていますが、前走の目黒記念のように最後方に近いポジションでは、コース形態やメンバー的に差し損ねる可能性が高いと思います。鞍上はテン乗りですが、おそらくそのことを意識して、ある程度前目のポジションを取って直線勝負に出てくるでしょう。
編 そんな理想的な展開に持ち込めるといいのですが……。
新 競走中止からの復帰戦となるタイトルホルダーは、無理にハイペースの競馬に持ち込まないはずです。自由度の高い8番枠ですし、ペースが緩めばおのずと好ポジションにつけられるとみています。
編 メンバーが揃いましたので、人気的にはかなり面白い狙い目になります。
新 まだG1でどうこうというレベルの馬ではないので、ここに全力投球で臨んでくるのではないでしょうか。目標が先にある実績馬たちを、まとめてなぎ倒してほしいです。
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その名のとおり、競走馬の品種や所属などを問わず、出走馬に広く門戸を開放したレースとして創設。現在は天皇賞(秋)の優先出走権が付与されるなど、秋のG1戦線へとつながる重要なステップレースとしての役割を担う。有力馬が出走しやすい負担重量規定を貫いてきたことから、かねてより大物の参戦も多く、第35回(1989年)をオグリキャップが、第40回(1994年)をビワハヤヒデが、第42回(1996年)をサクラローレルが、それぞれ制している。第53~55回(2007~2009年)は中山巧者のマツリダゴッホがレース史上初となる2連覇および3連覇を達成。近年は牝馬の活躍が顕著であり、第61回(2015年)ショウナンパンドラの勝利を皮切りに、第63回(2017年)ルージュバック、第66回(2020年)センテリュオ、第67回(2021年)ウインマリリン、第68回(2022年)ジェラルディーナが牝馬として勝ち馬欄に名を刻んでいる。