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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | 牝4 | 55.0 | 横山武史 | 美 手塚貴久 | 476(+14) | 2.11.9 | 4.7 | 2 | 35.1 | ②②③③ | |||
2 | 1 | 2 | 牝4 | 55.0 | 丹内祐次 | 美 宗像義忠 | 472(-14) | 2.12.2 | 1 1/2 | 12.1 | 5 | 35.1 | ⑥⑥⑧⑤ | ||
3 | 6 | 11 | 牡6 | 57.0 | M.デムー | 美 尾関知人 | 464(+12) | 2.12.2 | クビ | 6.2 | 3 | 35.2 | ⑭⑮④③ | ||
4 | 6 | 12 | 牝4 | 56.0 | 川田将雅 | 栗 高野友和 | 442(+10) | 2.12.3 | クビ | 2.1 | 1 | 35.6 | ②②②② | ||
5 | 8 | 16 | 牡6 | 56.0 | 横山和生 | 栗 矢作芳人 | 464(-10) | 2.12.3 | アタマ | 20.3 | 7 | 35.4 | ⑤④④⑤ | ||
6 | 4 | 8 | 牡6 | 56.0 | 大野拓弥 | 美 堀宣行 | 500(+6) | B | 2.12.4 | 3/4 | 78.8 | 10 | 35.1 | ⑭⑭⑬⑩ | |
7 | 3 | 6 | 牝5 | 54.0 | 戸崎圭太 | 栗 友道康夫 | 474(+8) | 2.12.5 | クビ | 7.1 | 4 | 35.4 | ⑦⑦⑧⑧ | ||
8 | 2 | 4 | セ6 | 56.0 | 柴田善臣 | 美 柄崎孝 | 474(+12) | B | 2.12.6 | 1/2 | 229.2 | 15 | 35.4 | ⑧⑧⑪⑬ | |
9 | 5 | 10 | 牡5 | 56.0 | 横山典弘 | 栗 安田翔伍 | 494(+2) | 2.12.9 | 1 3/4 | 15.4 | 6 | 35.8 | ⑩⑩⑧⑧ | ||
10 | 8 | 15 | 牝5 | 54.0 | 三浦皇成 | 美 上原博之 | 502(+2) | 2.12.9 | クビ | 73.1 | 9 | 36.3 | ①①①① | ||
11 | 7 | 13 | 牡6 | 56.0 | 田辺裕信 | 美 伊藤圭三 | 482(0) | 2.13.2 | 1 3/4 | 97.7 | 11 | 35.6 | ⑯⑯⑯⑯ | ||
12 | 3 | 5 | セ7 | 56.0 | 柴田大知 | 美 粕谷昌央 | 448(0) | 2.13.2 | クビ | 231.2 | 16 | 36.0 | ⑫⑫⑪⑫ | ||
13 | 5 | 9 | 牡8 | 56.0 | 岩田望来 | 栗 池江泰寿 | 452(0) | 2.13.2 | クビ | 109.2 | 12 | 36.3 | ⑧⑧④⑤ | ||
14 | 4 | 7 | 牡6 | 56.0 | 内田博幸 | 美 堀宣行 | 496(+4) | B | 2.13.3 | クビ | 224.6 | 14 | 36.0 | ⑫⑫⑬⑬ | |
15 | 2 | 3 | 牡7 | 56.0 | 石川裕紀 | 美 手塚貴久 | 530(+12) | 2.13.4 | 1/2 | 40.4 | 8 | 36.1 | ⑩⑩⑬⑬ | ||
16 | 7 | 14 | 牡6 | 56.0 | 長岡禎仁 | 栗 杉山晴紀 | 510(-2) | 2.13.8 | 2 1/2 | 157.1 | 13 | 36.9 | ②④④⑩ |
ラップタイム | 12.6 - 11.1 - 12.4 - 12.2 - 12.4 - 12.1 - 12.0 - 11.8 - 11.5 - 11.7 - 12.1 |
---|---|
前半 | 12.6 - 23.7 - 36.1 - 48.3 - 60.7 |
後半 | 59.1 - 47.1 - 35.3 - 23.8 - 12.1 |
■払戻金
単勝 | 1 | 470円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 1 | 180円 | 2番人気 |
2 | 320円 | 5番人気 | |
11 | 200円 | 3番人気 | |
枠連 | 1-1 | 2,130円 | 9番人気 |
馬連 | 1-2 | 1,980円 | 9番人気 |
ワイド | 1-2 | 680円 | 7番人気 |
---|---|---|---|
1-11 | 580円 | 5番人気 | |
2-11 | 1,180円 | 15番人気 | |
馬単 | 1-2 | 3,580円 | 14番人気 |
3連複 | 1-2-11 | 4,340円 | 15番人気 |
3連単 | 1-2-11 | 21,980円 | 70番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果、近年のオールカマーの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間の雨量はゼロ。土曜日は雲の多い空模様だったが、なんとか持ちこたえて、芝コースは終日良馬場(JRA発表)で開催された。なお。土曜日の朝におけるJRA測定のクッション値は10.2(やや硬め)。セントライト記念が行われた、20日(月曜日)とほぼ同じ数値となっている。
土曜日に施行された芝平地競争は6鞍。勝ち馬の4角通過順位は11、2、1、9、8、6・4(1着同着)番手とバラエティに富んでいる。コース取りや展開次第で。どの脚質でも上位進出可能な馬場と捉えてもいいだろう。
一方で、枠順については中枠が優勢。1枠から3着以内に入った馬は1頭だけ。7~8枠の複勝圏入りも2頭にとどまっている。3着以内18頭中12頭を3~6枠の馬で占めており、内過ぎず、外過ぎない枠が恵まれやすい状況にあるようだ。
日曜日の天気は曇りがち。判断するに悩ましいが、B→Cコースの変更週ということもあり、前週までの開催で傷んだ箇所はおおむねカバーされている。よほどの雨量でもない限りは、土曜日と似たような傾向が続く可能性は高い。
ゆえに、脚質については柔軟に構えたほうがベター。枠順は読みづらい面もあるが、包まれない位置から運ぶ馬の上位好走が増えつつある反面、終始外々を回る(回らされる)馬が苦戦していることを踏まえると、中枠が引き続き優位に立つことも考えられる。よって、3~6枠に対する意識を強めたほうがいいのではないか。
血統的には過去5年のオールカマーを振り返ると、ディープインパクトの血を引く馬が堅調。連対馬10頭のうち過半数の6頭を占めている。とりわけ、前走G1出走馬もしくは前走重賞連対馬の好走頻度が高く、条件を満たす馬はプラスに評価したい。
また、社台グループ生産馬が幅を利かせているのも、近年におけるオールカマーの大きな特徴。過去5年の3着以内15頭中13頭が該当する。血統面と合わせて押さえておきたいポイントだ。
今回の出走メンバーで、血統面および先述した馬場傾向(3~6枠)の要点をともにクリアしているのは、⑥ランブリングアレー、⑫レイパパレ。従って当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
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日曜日に行われるオールカマーの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ウインマリリン【A】
美浦南W単走。低い姿勢を保ってテンポ良く走れているし、鞍上の指示に対しても従順。ひと頃に比べて、重心のブレが少なくなり、身体も上手に使えるようになった印象を受ける。それでいて脚運びは軽快そのもの。いい雰囲気でレースに臨めそうだ。
②ウインキートス【B】
美浦南W併走。身体を持て余し気味に進んでいたが、軽く促されると素早く反応。余力を残したまま体勢有利の形でゴールした。僚馬をパスしようとする際、手前を戻した点は気になるも、その後の力強い伸び脚は目を引くものがあった。このひと追いで一応の態勢は整いそうだ。
③セダブリランテス【B】
美浦南W併走。遊び癖や気を抜く面を時折見せるも、前肢をしっかりと伸ばしたフォームはなかなかのもの。前回の中間時より身体を柔らかく使えていることも好印象。往時の迫力ある動きには及ばないかもしれないが、着実に状態は持ち直してきている。
④アドマイヤアルバ【B】
美浦坂路単走。中盤から脚を伸ばして、上がり3ハロンは40秒0-25秒6-12秒4。1ハロンごとに1秒2ずつラップを縮めてきた。緩やかではあるが、ひと追いごとに上向いている印象。これで気合が乗ってくれば、面白い存在になるかもしれない。当日の気配を注視したい1頭だ。
⑤ソッサスブレイ【C】
美浦坂路単走。順調に本数を消化し、最終追いでは及第点のラップを踏んできた。デキは悪くなさそうだが、同じような調整過程で臨んだ、関越Sが3着止まり。強豪集うG2で、さらなるパフォーマンスアップを望めるかどうか。善戦を超えるイメージは浮かんでこない。
⑥ランブリングアレー【A】
栗東CW単走。四肢の可動域が狭く映るが、そもそもピッチ走法の馬。さほど気にする必要はない。フットワークに硬さはなく、身のこなしも柔らかい。キビキビとした動きで、テンポ良く駆け抜ける姿は見映えがする。好仕上がり。
⑦ブレステイキング【C】
美浦南W併走。ラストまで集中を切らさず、僚馬2頭に体勢有利でゴールした。ただ、終始力みがちのうえ発汗も多め。手前の切り替えも大雑把に映り、安定感という面では今一歩。約6カ月半ぶりの実戦、それも別定G2では厳しいか。
⑧サトノソルタス【C】
美浦南W併走。直線に入ると外に向く素振りを示すなど、走りに集中できていない印象。競る気配も薄く、最後は体勢不利でゴール。鞍上が終始手綱を絞り気味だったとはいえ、もう少し覇気を出してほしいのも確か。完調にはひと息のように思える。
⑨マウントゴールド【B】
栗東CW単走。しまい重点の内容ながら、最後まで集中を切らすことなく駆け抜けた。やや肩の出が硬く映るものの、首はしっかり使えており、走りのリズムは悪くない。大きな底上げまではどうかも、この馬なりにいい状態を維持している印象を持つ。
⑩キングオブコージ【C】
栗東CW単走。それなりのタイムを計時したものの、休養前と比べて頭の位置が高く前肢の出も小さい。この馬らしい推進力に満ちたフォームは最後まで見受けられなかった。その点を踏まえると、評価を上げるには躊躇してしまう。
⑪グローリーヴェイズ【B】
美浦南W併走。一旦前に出たところでズブい面を見せ、外の僚馬に差を詰められてゴール。見映えこそ良くないが、フォームは崩れておらず、走り全体のリズムは悪くない。ゴール後も緩むことなく、脚を伸ばしていた点も評価できる。まずまずの仕上がり具合ではないか。
⑫レイパパレ【B】
栗東坂路併走。中盤あたりで手前を替え、ギアチェンジを図ろうとする際、僚馬がヨレてきて手前を戻す羽目に。リズムを崩し、手ごたえ劣勢のフィニッシュとなってしまったが、それでもラスト1ハロンは12秒1。おおむね自身のパフォーマンスは示している。それなりに動ける態勢と判断したい。
⑬ゴールドギア【C】
美浦南W併走。折り合い良く運べている反面、追われてからのズブさは相変わらず。鞍上のゲキに応えるべく、懸命に前へ進もうとするところは評価できるのだが……。上がりがかかって待機勢が間に合う競馬になれば、という条件付きの狙いになろう。
⑭アールスター【C】
栗東坂路併走。安定したフォームで登坂。最後は流したため、ラップを落としたが、鞍上の手ごたえには余裕があった。ただ、直線急坂コースでは詰めが甘くなる馬。中山のG2へ臨むにあたり、もう少しラストを締めて欲しかったような気も。評価は上げづらい。
⑮ロザムール【C】
美浦南W単走。脚さばきは悪くないのだが、頭の位置が高く首の動きも硬め。それもあってか四肢だけで走っているような印象を受ける。2着に健闘した七夕賞の最終追いも似たような内容だったとはいえ、物足りなさを覚えるのは事実。前回以上の結果を望めるかどうかについては疑問符が付く。
⑯ステイフーリッシュ【C】
栗東CW単走。ステッキを入れて目一杯に追われた。最後は疲れて失速したものの、フォームを大きく乱さなかった点は評価できる。とはいえ、これだけ負荷をかけた調整を当該週に施すことは滅多にない馬。そのあたりを鑑みると、仕上がり途上と捉えるのが正解なのかもしれない。
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◆アドマイヤアルバ・柄崎師「前走後はここを目標に。先週あたりから動きが良くなってきた」
◆アールスター・杉山晴師「馬は元気です。中山の外回りは、やってみないとわからない」
◆ウインキートス・宗像師「追いかけてスッと馬体を併せた動きは良かった。仕上がりはいい」
◆ウインマリリン・手塚師「馬が自信を持って走れている。今回はGI馬が2頭いるが、差のない競馬を期待したい」
◆キングオブコージ・安田翔師「昨年より骨格が大きくなっています。いい休養になったと思えるレースを」
◆グローリーヴェイズ・尾関師「調教するごとにこの馬らしい柔らかみが出てきた。しっかり走れると思う」
◆ゴールドギア・永野騎手「動きはまずまず。久々ですが順調にきています」
◆サトノソルタス・堀師「まだこなしが硬いが、息遣いはいいし、太め感はない。気を抜かないように対処して、力を出し切ってくれれば」
◆ステイフーリッシュ・藤田助手「どこでも走るから舞台に関しては問題ない。カイバも食べて、体調はいいですよ」
◆セダブリランテス・手塚師「ワンターンはあまり得意じゃないので、中山の芝2200メートルならゆったりと走れる」
◆ソッサスブレイ・柴田大騎手「稽古の動きは良かった。相手は強くなりますが、この馬なりに状態はいいです」
◆ブレステイキング・堀師「まだいい頃の状態には戻っていない。ブリンカーはハーフからフルカップに替えてみる」
◆マウントゴールド・池江師「コンスタントに使えるようになった。中山2200メートルもいいのでは」
◆ランブリングアレー・友道師「距離はこれぐらいのほうがいい。エリザベス女王杯を意識しています」
◆レイパパレ・高野師「レース間隔は(開いているけど)大丈夫。前走は初距離、牡馬相手の3着でよくやれている」
★産経賞オールカマーの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
2011年以降(新潟開催の2014年を除く)の1~3着馬の馬齢をみると、4歳から7歳の範囲で収まっている。ただし、6歳以上の2着連対圏入りは前走G1使用馬に限定される。そのあたりには注意したい。
(減点対象馬)
③セダブリランテス ⑤ソッサスブレイ ⑦ブレステイキング ⑧サトノソルタス ⑨マウントゴールド ⑬ゴールドギア ⑭アールスター ⑯ステイフーリッシュ
2011年以降(新潟開催を除く)の3着以内27頭の前走使用距離を確認すると、1600mから3200mまで幅広い。その一方、前走のレース格に着目すると、G1以外の2200m超戦を経由して2着以内に入った馬は皆無。該当馬は少し割り引いて考える必要がありそうだ。
(減点対象馬)
⑩キングオブコージ ⑬ゴールドギア
2011年以降(新潟開催を除く)の1~2着馬は、いずれも前走との間隔が中6週以上だった。さりとて、間隔があいていれば何でもOKというわけではない。前走がG1 5着以内またはG2 2着以内だった馬を除くと、6カ月以上の休養明けは連対ゼロの冴えない結果に終わっている。
(減点対象馬)
②ウインキートス ⑤ソッサスブレイ ⑦ブレステイキング ⑩キングオブコージ ⑯ステイフーリッシュ
U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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U指数、人気ともに波乱がほとんど起こらないのがオールカマーの大きな特徴。過去5年間の3着以内馬15頭はU指数も人気も一桁順位で、2着以内に限るとすべて5位以内となっている。指数の著しく低い馬、まったく人気のない馬は最初から圏外と考えたほうがいい。順当決着を前提に、手堅く攻略すべきレースといえよう。
1位にランクされているのは、春に無敗のまま大阪杯を制し、宝塚記念で初めて土が付くも3着に好走した⑫レイパパレ(102.1)。ここはメンバーレベルが一気に下がることもあり、凡走は許されない状況。まともなら馬券圏内は相当堅いとみるべきだろう。同じくG1実績文句なしの2位⑪グローリーヴェイズ(100.3)も明らかに格上の存在。レイパパレともども、最有力の軸馬候補という評価は揺るがない。
ほか、このレースの好走馬の傾向に合致するU指数、人気ともに上位の馬に注目すると、3位の⑧サトノソルタス(99.0)、5位タイの⑥ランブリングアレー(97.6)あたりが浮上する。
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昨年はディープインパクト産駒の5番人気センテリュオが勝利し、5歳にして重賞初制覇を達成。2着にも同産駒のカレンブーケドールが入線しており、勝ち馬とはハナ差の接戦だった。なお、ディープインパクト産駒は牡馬よりも牝馬の活躍が目立つ傾向にあり、昨年の1・2着馬ほか、15年にもショウナンパンドラが同種牡馬の牝駒として勝利している。
また、ステイゴールド系も毎年のように上位を賑わせており、12年ナカヤマナイト、19年スティッフェリオの直仔2頭が勝ち馬として名を連ねるだけでなく、前記ショウナンパンドラもステイゴールドの姪にあたる続柄だった。
レイパパレは、父ディープインパクト×母シェルズレイ(母の父クロフネ)。今春にデビューから無傷の6連勝でG1の大阪杯を制しており、道悪馬場の巧拙の差が出たとはいえコントレイルやグランアレグリアに4馬身以上の着差を付けているのだから価値が高い。母シェルズレイは06年にチューリップ賞とローズSで2着歴があり、マイラー気質な母系のスピードが本馬の楽に先行できる脚質にも表れている。前傾ラップの大阪杯を完勝しているように、持続力を問われるタフな展開も望むところだろう。
ランブリングアレーは、父ディープインパクト×母ブルーミングアレー(母の父シンボリクリスエス)。年明け緒戦の愛知杯で2着と好走すると、続く中山牝馬Sで宿願となっていた重賞制覇を果たしてみせた。G1初挑戦となった前走ヴィクトリアマイルでも10番人気2着と健闘しており、5歳になってからの躍進ぶりには目を見張るものがある。2200m以上の距離には初出走となるが、重賞勝ち含めて1800mでは「4-0-1-0」と底を見せていないことから非根幹距離適性の高さには気を配りたい。
ステイフーリッシュは、父ステイゴールド×母カウアイレーン(母の父キングカメハメハ)。本馬は昨年の3着馬となるが、近親グレイルも19年オールカマーで3着の実績を持つ。中山競馬場は勝利こそ挙げられていないものの、重賞ばかりを5戦して「0-2-2-1-0-0」と安定した成績を残している。また、芝2200mも「1-3-2-1-0-0」と最も得意とする距離。前走札幌記念は心房細動を発症したために競走中止となってしまったが、幸い一過性のものとのこと。高齢まで息の長い活躍をする父の産駒だけに前走の敗戦だけでは見限れない。
その名のとおり、競走馬の品種や所属などを問わず、出走馬に広く門戸を開放したレースとして創設。現在は天皇賞(秋)の優先出走権が付与されるなど、秋のG1戦線へとつながる重要なステップレースとしての役割を担う。有力馬が出走しやすい負担重量規定を貫いてきたことから、かねてより大物の参戦も多く、第35回(1989年)をオグリキャップが、第40回(1994年)をビワハヤヒデが、第42回(1996年)をサクラローレルが、それぞれ制している。第53~55回(2007~2009年)は中山巧者のマツリダゴッホがレース史上初となる2連覇および3連覇を達成。近年は牝馬の活躍が顕著であり、第61回(2015年)ショウナンパンドラの勝利を皮切りに、第63回(2017年)ルージュバック、第66回(2020年)センテリュオ、第67回(2021年)ウインマリリン、第68回(2022年)ジェラルディーナが牝馬として勝ち馬欄に名を刻んでいる。
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