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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 3 | 牡5 | 58.0 | 武豊 | 栗 友道康夫 | 510(+6) | 2.25.5 | 2.3 | 1 | 32.7 | ⑬⑫⑫⑦ | |||
2 | 5 | 7 | 牡3 | 56.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 488(--) | 2.25.5 | クビ | 26.8 | 8 | 33.1 | ①①②② | ||
2 | 6 | 10 | 牡4 | 58.0 | W.ビュイ | 美 尾関知人 | 470(--) | 2.25.5 | クビ | 16.2 | 7 | 33.4 | ⑥③①① | ||
4 | 6 | 9 | 牝3 | 54.0 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 494(+4) | 2.25.9 | 2 1/2 | 4.0 | 2 | 33.4 | ③③⑥④ | ||
5 | 3 | 4 | 牡5 | 58.0 | C.デムー | 栗 杉山晴紀 | 468(-2) | 2.26.0 | アタマ | 6.2 | 3 | 33.3 | ⑦⑦⑦⑦ | ||
6 | 1 | 1 | セ4 | 58.0 | C.スミヨ | F.グラフ | 496(--) | 2.26.0 | アタマ | 15.8 | 6 | 33.5 | ⑨③④④ | ||
7 | 8 | 14 | 牝5 | 56.0 | 川田将雅 | 美 高柳瑞樹 | 500(--) | 2.26.1 | 1/2 | 12.7 | 5 | 33.8 | ③③②② | ||
8 | 5 | 8 | 牡4 | 58.0 | R.ムーア | A.オブラ | 454(--) | 2.26.2 | 1/2 | 9.8 | 4 | 33.5 | ⑦⑦⑦⑦ | ||
9 | 4 | 6 | 牡5 | 58.0 | 松山弘平 | 美 堀宣行 | 492(-6) | 2.26.2 | ハナ | 106.4 | 13 | 33.4 | ③⑦⑨⑦ | ||
10 | 4 | 5 | セ5 | 58.0 | 鮫島克駿 | 美 堀宣行 | 478(+8) | B | 2.26.3 | 1/2 | 83.9 | 11 | 33.4 | ⑭⑫⑫⑫ | |
11 | 8 | 13 | 牡4 | 58.0 | R.ピーヒ | S.シュタ | 440(--) | 2.26.5 | 1 1/2 | 89.5 | 12 | 33.5 | ⑪⑫⑫⑭ | ||
12 | 2 | 2 | 牡5 | 58.0 | 菅原明良 | 栗 吉岡辰弥 | 430(+4) | 2.26.6 | 1/2 | 61.4 | 10 | 33.8 | ⑪⑩⑨⑦ | ||
13 | 7 | 11 | 牡8 | 58.0 | 杉原誠人 | 栗 音無秀孝 | 530(+4) | 2.26.7 | 1/2 | 277.9 | 14 | 33.8 | ⑨⑩⑨⑫ | ||
14 | 7 | 12 | 牡4 | 58.0 | 横山武史 | 美 手塚貴久 | 476(+8) | 2.27.7 | 6 | 35.7 | 9 | 35.2 | ②②④④ |
ラップタイム | 12.7 - 11.4 - 13.0 - 12.9 - 12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.6 - 12.5 - 11.5 - 10.8 - 11.1 |
---|---|
前半 | 12.7 - 24.1 - 37.1 - 50.0 - 62.2 |
後半 | 58.5 - 45.9 - 33.4 - 21.9 - 11.1 |
■払戻金
単勝 | 3 | 230円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 3 | 150円 | 1番人気 |
7 | 470円 | 8番人気 | |
10 | 340円 | 5番人気 | |
枠連 | 3-5 | 320円 | 2番人気 |
3-6 | 190円 | 1番人気 | |
馬連 | 3-7 | 1,510円 | 12番人気 |
3-10 | 1,150円 | 8番人気 |
ワイド | 3-7 | 980円 | 10番人気 |
---|---|---|---|
3-10 | 800円 | 8番人気 | |
7-10 | 2,990円 | 33番人気 | |
馬単 | 3-7 | 1,890円 | 13番人気 |
3-10 | 1,540円 | 9番人気 | |
3連複 | 3-7-10 | 12,230円 | 38番人気 |
3連単 | 3-7-10 | 22,390円 | 133番人気 |
3-10-7 | 18,940円 | 110番人気 |
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土曜日の東京芝のレース結果、近年のジャパンカップの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は月曜日に1.5ミリ、水曜日から木曜日の朝方にかけては9.5ミリの降水を観測。その後はまとまった降雨がなかったものの、木曜日と金曜日に散水作業を実施。気温低下も相まって、土曜日の芝コースは良馬場(JRA発表)ながらも、ある程度の水分を帯びた状態でレースが行われた。
レース結果を振り返ると、枠順における有利不利が少ない印象。外めの枠が幅をきかせているようにも映るが、これは道中の進路取り(中~内が中心)によるものが大きく、少頭数以外のレースで外枠有利と決めつけるのは考えもの。脚質についても同様で、展開不向きの後方勢を除けば、おおむね公平なコンディションだったといえよう。
日曜日開催中の天気は晴れベース、降水確率は10%前後(24日7時の時点)。仮に雨が降ったとしても、予報通りなら降水量はそれほどでもなさそうで、脚質面については前日と似たような傾向に落ち着く可能性が高い。進路取りや展開次第で、待機勢も間に合うコンディションとみてよさそうだ。
枠順に関しては判断するに悩ましい。ロング開催の終盤ということもあって、仮柵沿いよりも馬場の3~4分どころの伸びが良くなりつつあるのは確か。反面、内寄りもそれなりに我慢がきいており、馬場の乾きが進んで時計が速くなるようなら、優位性が増す可能性もおおいに考えられる。
いずれにせよ、勝負どころからの進路取りはともかく、道中においては内~中をそつなく回りつつ、脚をためる馬が有利という傾向は変わらないだろう。ゆえに枠順ベースで選ぶのであれば、少し構えを広くして内~中の1~5枠あたりが適当ではないか。
また、コース適性も大事な要素。条件は東京芝2400mのG1で2着以内に入線した経験があること。直近5年のジャパンカップにおける1~2着馬延べ10頭中8頭が該当する。当レースは、東京芝2400mのビッグレースで連対(2着以内)歴を持つ馬が存在感を発揮する傾向が非常に強い。当てはまる馬は高く評価してしかるべきだ。
今回のジャパンカップの出走メンバーで、要点(1~5枠+東京芝2400mでのG1実績)をクリアしているのは、③ドウデュース1頭のみ。従って当欄では、③ドウデュースを本命に指名する。
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日曜日に行われるジャパンCの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ゴリアット【B】
東京芝併走(20日)。直線序盤で手前を右に替えてから若干加速に手間取っていたが、直線半ばあたりで手前を左に戻してからの伸びには勢いと迫力があった。かき込み型で柔軟性の低い走り、左手前に頼りがちな点がどうかだが、スイッチが入ってからの加速は目を引くものがある。それは素直に評価したい。
②ブローザホーン【C】
栗東坂路併走(20日)。決して大きくはない馬体だが、非力さをあまり感じさせない登坂。身のこなしに硬さはなく、脚さばきも安定している。ただ、宝塚記念の当該週のほうが、ゴール前のキレや蹴りの鋭さは上だったように思える。そのあたりを鑑みると良績のない府中で、能力全開のパフォーマンスまではどうか。
③ドウデュース【A】
栗東P併走(20日)。当該週は例によって僚馬と併入のフィニッシュだったが、前膝を高く上げたパワフルな走りは健在。手前替えを無難にこなし、鞍上からの指示を待てる余裕もある。主戦騎手が乗らずとも、うまく気持ちのコントロールができている印象。フォームのバランスも良く、この時点での気配に関しては申し分がない。
④ジャスティンパレス【B】
栗東坂路単走(20日)。直線序盤は少し行きたがるところがあったが、鞍上がなだめてコースの中央付近に進路を変えたあとは、低い重心を保ちつつリズム良く登坂。脚さばきも軽快だった。天皇賞(秋)時と同様、CWで速い時計を出していない点は気になるも、調子が悪いという印象はまったくない。いい意味での平行線だろう。
⑤シュトルーヴェ【C】
美浦W併走(20日)。ダノンベルーガの先導役。少しズブい面を見せていたが、それはいつものこと。脚さばき自体は力強く、歩幅もそれなりに広い。ただ、なかなか追いついてこない相手に気を遣った部分もあったのか、ラストの鋭さはもうひとつ。先着したとはいえ、なにかしら物足りなさを覚える内容だった。
⑥ダノンベルーガ【C】
美浦W併走(20日)。ブリンカーを装着しなかった1週前は、それほどズブさを感じなかったが、ブリンカー着用の今回の動きは案外。コーナーから鞍上の手応えが悪く、直線に入ってもハミをきちんと取ってくれない様子。ステッキに対する反応も鈍く、先導馬についていくのが精一杯という感じ。調教観点的に評価は上げづらい。
⑦シンエンペラー【B】
栗東坂路併走(20日)。首高めのフォームは春先と同様だが、以前と比べればフワつくような面が少なくなり、そのぶん操縦性も良くなっている印象を受ける。四肢のさばきに硬さはなく、それなりにトビも高い。手前変換後の反応も悪くなかった。少なくとも、海外渡航前より状態が劣るという感じはない。
⑧オーギュストロダン【B】
東京芝単走(20日)。直線序盤は右に張り気味のうえ、体を持て余している感じだったが、まっすぐ前に向いてからの脚さばきはしなやかで、馬場にフィットしているように見えた。21日にも東京ダートでそこそこの時計を出しており(映像なし)、そのぶん体のキレや素軽さは増してきそう。それを見込んでのB判定としておきたい。
⑨チェルヴィニア【A】
美浦W併走(20日)。両サイドから厳しいプレッシャーを受けながらも、集中を切らすことなく自身のリズムをキープ。競る意欲が強く、それでいて折り合いはしっかりとついている。フォームのバランスが良く、動きに無駄が少ない。強く追えば、はじけそうな余韻を残しているのも好印象。状態の良さがうかがえる内容だった。
⑩ドゥレッツァ【B】
美浦W単走(20日)。菊花賞を制したころと比較して、後肢が若干甘く映るものの、大きく減点するほどではない。1週前のやや小ぢんまりとした動きに比べると、体を柔らかく使えるようになったし、そのぶん歩幅も広くなった。当時より折り合いがついている点も好感。この1本でさらに上向くようであれば、怖い存在になりそうだ。
⑪カラテ【C】
栗東坂路併走(20日)。直線中盤あたりまでは、地面をしっかりとらえて登坂。首高めのフォームは相変わらずだが、パワフルに駆けることができていた。しかしながら、いざ追い出されてからの反応が渋く、パートナーにアオられ気味。最後は手応えも体勢もやや劣るかたちになってしまった。本調子にはひと息のように思える。
⑫ソールオリエンス【B】
美浦W併走(20日)。いつもとはパターンを替えて外から先行するかたち。内から追走時と同様、ソラを使う場面もあったが、やや前向き過ぎる気性を思えば、ハミをかんで突っ走ってしまうよりはいいのかも。実際、直線での動きに硬さはなく、脚さばきも力強い。鞍上の促しにも、きちんと対応していた。順調と判断してよさそうだ。
⑬ファンタスティックムーン【B】
東京ダート単走(21日)。道中は15-15ペース、ラスト2Fを14-14ペースで流す程度の調整。欧州馬にありがちなガチガチの硬さはなく、脚さばきは比較的軽やか。フォームのブレも少ない。本馬場でのフィット感を確認できないのは残念だが、少なくともダートよりパフォーマンスが低下することはないだろう。それなりに動ける態勢とみたい。
⑭スターズオンアース【A】
美浦W併走(20日)。コーナーを活気良く回り、直線序盤の手前替えもスムーズ。右にモタれる癖のある馬だが、それがあまり気にならないし、最後までしっかりとした脚取り。フォームも安定している。ドバイSC以来の実戦となるが、状態は良さそう。蹄のトラブルで天皇賞(秋)を回避しての臨戦だった、昨年3着当時より順調度の面でも上かもしれない。高評価したい1頭だ。
2014年以降(過去10年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、3歳から5歳までの3世代間で収まっている。まずは、5歳以下の馬を優先したいところだ。
(減点対象馬)
⑪カラテ
2014年以降の性別成績は、牡馬【7.8.8.112】、牝馬【3.2.2.18】。勝率、連対率、複勝率の面では後者がリードしている。なお、せん馬は【0.0.0.8】と精彩を欠いており、敬遠するのもひとつの手だろう。
(減点対象馬)
①ゴリアット ⑤シュトルーヴェ
2014年以降の所属別成績は、美浦【3.3.2.38】、栗東【7.7.8.71】、外国・地方【0.0.0.29】。外国・地方勢は厳しい戦いを強いられている。また、美浦所属馬の複勝圏入りは、前走3着以内からの臨戦馬のみ。前走4着以下敗退の関東馬も強調しづらい。
(減点対象馬)
①ゴリアット ⑤シュトルーヴェ ⑥ダノンベルーガ ⑧オーギュストロダン ⑩ドゥレッツァ ⑫ソールオリエンス ⑬ファンタスティックムーン ⑭スターズオンアース
前走の着順については、G1なら12着以内、G1以外であれば7着以内がマスト。2014年以降の1~3着延べ30頭全馬が、この条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
②ブローザホーン ⑥ダノンベルーガ ⑪カラテ
前走の単勝人気に関しては、G1であれば9番人気以内、G1以外の場合は3番人気以内がひとつの目安。2014年以降、この条件を満たしていなかった日本調教馬は、みな複勝圏外に敗れている。
(減点対象馬)
⑪カラテ
2014年以降の1~3着馬延べ30頭はいずれも、芝2000m以上のグレード競走1着経験または、芝2000m以上のG1での連対(2着以内)歴を有していた。このレースで首位争いに加わるには、高いレベルの中~長距離実績が不可欠といえよう。
(減点対象馬)
⑥ダノンベルーガ
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U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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まずは外国馬について評価していくが、何より20年近く馬券になっていない現実を無視することはできない。2009年のコンデュイットや2011年のデインドリームといった大物たちも、上位人気に支持されながら4着以下に敗れている。今年来日した3頭はいずれも素晴らしい実績を持ったビッグネームだが、例年通り「初来日の外国馬については、来たらあきらめる」のスタンスで臨み、馬券の対象は日本馬に絞るべきだろう。
日本馬の取捨を判断する際は、古馬と3歳馬を分けて扱うのが効率的。古馬については、3着以内に入るのがほとんど6位以内なので、7位以下を割り引くのが基本といえる。一方の3歳馬、とくに古馬初対戦となるケースは指数が出にくいので、人気に注目すればOK。古馬と対等に戦えるとみなされている馬は軒並み上位人気に支持され、直近5年で馬券対象となった3歳馬はすべて5番人気以内という点で共通する。人気薄の3歳馬はノーマークで構わない。
これらの好走条件を満たすなかで推奨できる日本馬は、前走の天皇賞(秋)を圧巻の末脚で勝利したU指数1位③ドウデュース(103.6)、昨年の3着馬で国内ではデビュー以来オール3着以内の2位⑭スターズオンアース(102.3)、天皇賞(秋)でドウデュース次ぐ上がり2位の脚を披露した4位タイ④ジャスティンパレス(101.6)、古馬初対戦の3歳馬ゆえに指数は低いが牝馬二冠の実績を持つ6位⑨チェルヴィニア(97.1)の4頭だ。
近年はディープインパクトとハーツクライの2種牡馬が気を吐いているが、これにKingmambo系を加えた三つ巴状態にある。ディープインパクト産駒は、2012~2013年にジェンティルドンナがレース史上初となる2連覇を飾り、2015年ショウナンパンドラ、2021年コントレイルと勝利を積み重ねて種牡馬としての最多勝記録を更新。一方、ハーツクライ産駒は、2017年シュヴァルグラン、2019年スワーヴリチャードの2頭が勝ち馬として名を連ねるが、どちらも4歳時に3着、5歳時に1着とステップアップするリピート好走であることも興味深い。ディープインパクト、ハーツクライ、どちらも残された産駒は少ないため、今後は父系祖父あるいは母の父としての動向が注目される。
すでに系統として綿々と成果を上げているのがKingmamboで、1998年エルコンドルパサー、2005年アルカセット/ Alkaasedと直仔2頭が勝利するほか、2010年ローズキングダム(父キングカメハメハ)、2018年&2020年アーモンドアイ(父ロードカナロア)、2022年ヴェラアズール(父エイシンフラッシュ)と孫や曾孫世代からも勝ち馬を出した。また、2005年アルカセット/ Alkaased、2018年アーモンドアイの2頭は、芝2400mの日本レコードを更新するタイムで勝利していたことも念頭に置くべきだろう。
ドウデュースは、父ハーツクライ×母ダストアンドダイヤモンズ(母の父Vindication)。本馬は3代母Darling Dameがダンシングブレーヴの従妹かつ同じLyphard産駒であることが興味深く、そこにサンデーサイレンス、トニービン、Allegedを5代以内で併せ持つため、昨年の勝ち馬イクイノックスとは血統構成の共通点が多い。また、4歳時に4着に好走していたことを考えると、同産駒のリピート傾向からも今年は勝ち負けの期待が高まる。
ジャスティンパレスは、父ディープインパクト×母パレスルーマー(母の父Royal Anthem)。父は種牡馬としてジャパンカップでの最多勝利数を記録しており、19年2着カレンブーケドールから22年2着シャフリヤールまで、産駒出走機会で目下4年連続連対中でもある。本馬は母系に配された種牡馬の並びからもスタミナ優位な晩成型といえ、粘り強く加速する姿は母の父の印象が強い。そういう意味でも400mの距離延長は歓迎だろう。
スターズオンアースは、父ドゥラメンテ×母サザンスターズ(母の父Smart Strike)。父にジャパンカップの出走歴はないものの、その母エアグルーヴが97~98年に2年連続で2着、叔父ルーラーシップが12年に3着と好走。父系には東京芝2400mのG1に所縁ある馬が多く、本馬においては叔母ソウルスターリング、2代母スタセリタと母系の当該距離適性も高い。また、遠縁に10年2着&11年1着のブエナビスタがいることも評価に値する。
日本競馬史上初の国際G1として、古くから東京競馬場を舞台に世界の強豪馬と日本代表との激闘が繰り広げられてきた。第1~3回(1981~1983年)は外国調教馬の強さに屈したが、第4回(1984年)はカツラギエースが一世一代の大逃げを打って粘り切り、日本調教馬として初制覇を果たしている。これまでに連覇を成し遂げたのは、第32~33回(2012~2013年)のジェンティルドンナただ1頭。そのほかの優勝馬を見ても、第29回(2009年)のウオッカ、第31回(2011年)のブエナビスタ、第35回(2015年)のショウナンパンドラ、第38&40回(2018&2020年)のアーモンドアイなど、総じて牝馬の活躍が目立つ。第26回(2006年)は同年の凱旋門賞で3位入線(のちに失格)に終わり、失意の秋を過ごしていたディープインパクトが貫禄のパフォーマンスを披露。勝利によって燻る思いを払拭し、引退レースとなる有馬記念へと向かうことになった。