【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年03月02日号】週末メイン「1点」分析EXTRA編(295)弥生賞ディープインパクト記念ほか
閲覧 1,820ビュー コメント 0 ナイス 4
週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析するウマニティ会員専用コラム。「さらにプラス1!」として挙げている種牡馬別成績も含め、ぜひ予想にご活用下さい。今週のターゲットは、チューリップ賞・夕刊フジ賞オーシャンステークス・総武ステークス・大阪城ステークス・弥生賞ディープインパクト記念の5レースです。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
▼2022年03月05日(土) 阪神11R チューリップ賞
【前走の上がり3ハロンタイム順位別成績(2015年以降)】
●3位以内 [6-5-7-35](3着内率34.0%)
●4位以下 [2-1-0-38](3着内率7.3%)
→末脚がポイント。前走で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークできなかった馬は過信禁物と見るべきでしょう。
▼2022年03月05日(土) 中山11R 夕刊フジ賞 オーシャンステークス
【出走数別成績(2017年以降)】
●16戦以内 [4-2-4-15](3着内率40.0%)
●17戦以上 [1-3-1-50](3着内率9.1%)
→キャリア16戦以内の馬は堅実。一方、出走数が17戦以上、かつ“前年以降、かつ中山、かつオープンクラスのレース”において1着となった経験がない馬は2017年以降[1-0-0-45](3着内率2.2%)と安定感を欠いていました。
▼2022年03月06日(日) 中山10R 総武ステークス
|
|
[もっと見る]
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年02月27日号】特選重賞データ分析編(295)~2022年弥生賞ディープインパクト記念
閲覧 1,556ビュー コメント 0 ナイス 3
次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
<次週の特選重賞>
G2 報知杯 弥生賞ディープインパクト記念 2022年03月06日(日) 中山芝2000m内
<ピックアップデータ>
【出走数別成績(2016年以降)】
×1戦以内 [0-1-0-6](3着内率14.3%)
○2~4戦 [5-5-6-23](3着内率41.0%)
×5戦以上 [1-0-0-18](3着内率5.3%)
キャリアが豊富過ぎる馬は不振。条件クラスのレースを勝ち上がるのに時間がかかった馬など、出走数が5戦以上に達している馬は過信禁物と見るべきでしょう。なお、近年は新馬を勝ち上がった直後の馬もやや苦戦していました。
主な「○」該当馬→インダストリア・ジャスティンロック・ラーグルフ・ロジハービン
主な「×」該当馬→ボーンディスウェイ・メイショウゲキリン
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「前走のコースがJRA、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が4位以内」だった馬は2016年以降[5-6-5-27](3着内率37.2%)
主な該当馬→インダストリア・ジャスティンロック・ロジハービン
|
|
[もっと見る]
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2021年09月15日号】週末メイン「1点」分析EXTRA編(271)
閲覧 2,118ビュー コメント 0 ナイス 4
週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析するウマニティ会員専用コラム。「さらにプラス1!」として挙げている種牡馬別成績も含め、ぜひ予想にご活用下さい。今週のターゲットは、ケフェウスステークス・ローズステークス・ラジオ日本賞・セントライト記念の4レースです。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
▼2021年09月18日(土) 中京11R ケフェウスステークス
【馬齢別成績(2020年)】
●4歳以下 [0-0-0-5](3着内率0.0%)
●5歳以上 [1-1-1-8](3着内率27.3%)
→初めて施行された2020年のケフェウスステークスは5歳以上の高齢馬が1~3着を占め、3連単17万8980円の高額配当決着に。4歳以下の若い馬は過信禁物と見ておいた方が良いかもしれません。
<<さらにプラス1!>>
【『血統偏差値』要注目種牡馬】
中京芝2000m×ディープインパクト×5歳以上
→3着内率34.2%、複勝回収率140%
▼2021年09月19日(日) 中京11R 関西テレビ放送賞ローズステークス
【血統別成績(2017年以降)】
●父か母の父がディープインパクト [3-3-2-14](3着内率36.4%)
●父も母の父もディープインパクト以外の種牡馬 [1-1-2-37](3着内率9.8%)
→中京芝2000mで施行された2020年を含め、父か母の父にディープインパクトを持つ馬が優勢。なお、父も母の父もディープインパクト以外の種牡馬、かつ生産者がノーザンファーム以外の馬は2017年以降[1-0-0-31](3着内率3.1%)と苦戦していました。
▼2021年09月19日(日) 中山11R ラジオ日本賞
|
|
[もっと見る]
伊吹雅也のPOG分析室 (2021) ~第6回デビュー前の有力馬~
閲覧 4,374ビュー コメント 0 ナイス 4
[もっと見る]
伊吹雅也のPOG分析室 (2021) ~第2回ワールド上位者レビュー~
閲覧 1,612ビュー コメント 0 ナイス 4
先週5月30日(日)のダービーデイをもって「ウマニティPOG 2020」が終了。各ワールドの最終順位が確定しました。今回は前シーズンの最終結果や優勝争いの様子を振り返ってみましょう。
ちなみに、現3歳世代の本賞金ランキングを確認してみると、現時点におけるトップは日本ダービーを制したシャフリヤール(25450万円)、2位は皐月賞馬のエフフォーリア(24510万円)、3位はG1を2勝したソダシ(23700万円)となっています。ディープインパクト産駒で全兄にアルアインがいるシャフリヤールはともかく、エピファネイア産駒のエフフォーリア、クロフネ産駒のソダシは、指名の難度が高かったかもしれません。実際、私が参加した一般的なルールのPOGでも、エフフォーリアやソダシを誰も指名していない団体がありました。前評判の高い馬が期待を裏切りがちだったこともあって、優勝ラインが例年よりだいぶ低かった団体は少なくないはず。G1級だけでなく、堅実にポイントを積み上げていくための駒が揃っていたかどうかも問われたシーズンと言えそうです。
最高位クラスのスペシャルワールドで優勝を果たしたのはたけぼう54さん。総獲得賞金は全ワールドを通じてトップの11億7298万円でした。
スペシャルワールドは1頭1オーナー制。仮想オーナー募集枠が順次解放され、1頭の馬を最大12~37名が獲得できる他のワールドと違い、他のプレイヤーが獲得した馬にはもう入札できません。そんなルールの下で他ワールドのチャンピオンを上回ったというのはとんでもない快挙。ウマニティユーザーの中ではもっとも的確に現3歳世代の勢力図を見抜いていたということですし、日本全国の競馬ファンまで対象を広げても、間違いなく五指には入るでしょう。
特に素晴らしいのは、エフフォーリアをデビュー前に指名されている点。8月7日の第10回入札まで仮想オーナー募集枠が残っていたように、決して前評判の高い馬ではありませんでしたが、このタイミングで未出走の実力馬をピックアップできたという事実は、たけぼう54さんの指名候補リストがいかに充実したものであったかを示す何よりの証拠と言えます。一般的なドラフト制のPOGでも、終盤はどうしても入札に対する熱意が薄れてきてしまうもの。最後の最後まで最高のラインナップを目指していく姿勢はぜひ見習いたいものです。
たけぼう54さんは獲得した馬20頭のうち17頭が(獲得後に)勝ち上がりを果たしており、そのうち11頭がオープンクラスのレースで3着以内に好走を果たしました。前出のエフフォーリアだけでなく、バスラットレオンとピクシーナイトも重賞を制覇。ちなみに、ディープインパクト産駒は一頭たりとも指名していません。ご存知の通り、ディープインパクトは現2歳世代が実質的なラストクロップ。来シーズン以降の指針にすべく、その指名戦略をじっくり観察しておきましょう。
スペシャルワールドの2位はddb1c93afaさん。ククナ・ステラヴェローチェ・タイトルホルダー・モントライゼらが重賞戦線でポイントを積み重ねた結果、シュネルマイスターを指名していたムーンシュタイナーさん、シャフリヤールを指名していた上海こうぞうさん、ソダシを指名していた横断歩道さんといった、G1ウイナーの仮想オーナーに先着を果たしました。ddb1c93afaさんは16種牡馬の産駒を獲得していて、いま見ても非常に興味深い、バラエティに富んだラインナップ。ピンクカメハメハがサウジダービーを制すなど、活躍の場も様々です。こういった指名スタイルは私がずっと目指してきたところですし、大変勉強になります。
G1ワールドを制したのは蒼井光太郎さん。オークス終了時点で2位につけていた四白流星タイテエムさんの指名馬シャフリヤールが日本ダービーを勝ったものの、約2億5千万円あったポイント差を埋めるには至らず、逃げ切り勝ちとなりました。
蒼井光太郎さんはエフフォーリアとソダシの指名に成功。ソダシを6月5日の第1回入札で獲得している点はもちろん、百日草特別を勝った直後の第24回入札でエフフォーリアを獲得している点も見逃せません。デビュー戦や初勝利前後くらいのタイミングならともかく、オープン入りを果たしてからの入札は、落札価格の上昇やそれ以前の獲得賞金が加算されないことを考えると相応にリスキー。確かな相馬眼に加え、リスクテイクが非常に的確だったのも勝因のひとつと言えるでしょう。
G2ワールドはシャフリヤールを指名していた仮想オーナーによる優勝争いとなり、亀虎馬さんがサビさんをわずかに抑え優勝を果たしています。亀虎馬さんはアカイトリノムスメ・シャフリヤール・ダノンザキッド・レッドジェネシス・レッドベルオーブと計5頭の重賞ウイナーを指名していたほか、サトノレイナス・ヨーホーレイクの獲得にも成功。なお、このうちダノンザキッドを除く6頭はすべてディープインパクト産駒です。入札がヒートアップしがちな中で的確に“当たり”のディープインパクト直仔を揃えたわけですから、こちらもお見事というほかありません。
G3ワールドの優勝争いもシャフリヤールが明暗を分ける展開。オークス終了時点で4位だったアルテのおどうさん、同じく7位だったブライアンさんはそれぞれシャフリヤールを指名していたものの、シャフリヤールの筆頭オーナーだったブライアンさんには1.5倍の3億円が加算されたため、逆転勝利となりました。ちなみに、ブライアンさんもアルテのおどうさんも第1回の入札でシャフリヤールを獲得していたのですが、落札価格の高かったブライアンさんが筆頭オーナーの座を確保しています。今後もこのボーナスポイントが最終結果に影響してくる場面は多々あるはず。可能な限り狙っていきましょう。
オープンワールドは大接戦。エフフォーリアを指名していたたち777さんが、シャフリヤールの勝利によって浮上したふくにーなさんを1483万円差で下し、優勝を果たしました。たち777さんはエフフォーリアとシュネルマイスターを初勝利後に、ソダシを札幌2歳ステークスの後に獲得。追加指名が可能な「ウマニティPOG」のルールにおける、お手本のような立ち回りです。
今年も各ワールドの上位プレイヤーはいずれ劣らぬ精鋭揃い。指名馬リストにはこのゲームを勝ち抜くためのノウハウが詰まっています。ぜひ参考にしてみてください。
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。 |
[もっと見る]