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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 6 | 牝5 | 56.0 | 戸崎圭太 | 美 林徹 | 488(--) | 1.32.2 | 7.6 | 4 | 33.2 | ⑧⑥ | |||
2 | 8 | 16 | 牝5 | 56.0 | D.レーン | 栗 須貝尚介 | 488(+8) | 1.32.2 | アタマ | 4.6 | 3 | 33.6 | ②② | ||
3 | 1 | 2 | 牝4 | 56.0 | C.ルメー | 美 高柳瑞樹 | 484(0) | 1.32.3 | 3/4 | 2.5 | 1 | 33.6 | ⑤③ | ||
4 | 7 | 13 | 牝5 | 56.0 | M.デムー | 栗 友道康夫 | 422(-2) | 1.32.4 | 1 | 224.9 | 15 | 33.1 | ⑬⑨ | ||
5 | 2 | 3 | 牝4 | 56.0 | 松山弘平 | 栗 高柳大輔 | 494(-4) | 1.32.7 | 1 3/4 | 27.4 | 8 | 33.8 | ③⑤ | ||
6 | 1 | 1 | 牝6 | 56.0 | 横山典弘 | 栗 辻野泰之 | 482(-2) | 1.32.8 | 3/4 | 108.7 | 12 | 34.3 | ①① | ||
7 | 6 | 11 | 牝4 | 56.0 | 横山武史 | 栗 高野友和 | 452(+4) | 1.32.8 | アタマ | 4.2 | 2 | 33.5 | ⑩⑨ | ||
8 | 6 | 12 | 牝4 | 56.0 | 浜中俊 | 栗 長谷川浩 | 468(+2) | 1.32.9 | クビ | 15.7 | 5 | 33.9 | ⑤⑥ | ||
9 | 7 | 14 | 牝5 | 56.0 | 団野大成 | 栗 斉藤崇史 | 504(0) | 1.32.9 | クビ | 134.7 | 14 | 33.4 | ⑬⑬ | ||
10 | 8 | 15 | 牝4 | 56.0 | 川田将雅 | 栗 藤原英昭 | 482(-4) | 1.32.9 | アタマ | 34.9 | 9 | 34.2 | ③③ | ||
11 | 2 | 4 | 牝5 | 56.0 | 吉田隼人 | 栗 池添学 | 446(-8) | 1.33.0 | クビ | 120.3 | 13 | 33.5 | ⑪⑬ | ||
12 | 3 | 5 | 牝4 | 56.0 | 坂井瑠星 | 栗 高野友和 | 490(-4) | 1.33.0 | ハナ | 25.4 | 7 | 33.4 | ⑮⑮ | ||
13 | 5 | 10 | 牝4 | 56.0 | 三浦皇成 | 栗 藤原英昭 | 490(-2) | 1.33.0 | アタマ | 95.7 | 11 | 33.3 | ⑮⑯ | ||
14 | 4 | 8 | 牝5 | 56.0 | 菅原明良 | 栗 斉藤崇史 | 450(0) | 1.33.0 | アタマ | 22.4 | 6 | 33.9 | ⑤⑧ | ||
15 | 4 | 7 | 牝6 | 56.0 | 岩田康誠 | 栗 石坂公一 | 472(+2) | 1.33.5 | 3 | 68.0 | 10 | 34.2 | ⑪⑨ | ||
16 | 5 | 9 | 牝6 | 56.0 | 松岡正海 | 美 伊藤伸一 | 488(0) | 1.33.5 | アタマ | 247.5 | 16 | 34.2 | ⑧⑨ |
ラップタイム | 12.1 - 11.0 - 11.1 - 12.0 - 12.3 - 11.3 - 11.0 - 11.4 |
---|---|
前半 | 12.1 - 23.1 - 34.2 - 46.2 - 58.5 |
後半 | 58.0 - 46.0 - 33.7 - 22.4 - 11.4 |
■払戻金
単勝 | 6 | 760円 | 4番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 6 | 200円 | 4番人気 |
16 | 170円 | 3番人気 | |
2 | 120円 | 1番人気 | |
枠連 | 3-8 | 1,320円 | 6番人気 |
馬連 | 6-16 | 1,960円 | 6番人気 |
ワイド | 6-16 | 640円 | 6番人気 |
---|---|---|---|
2-6 | 390円 | 3番人気 | |
2-16 | 340円 | 2番人気 | |
馬単 | 6-16 | 4,170円 | 15番人気 |
3連複 | 2-6-16 | 1,720円 | 3番人気 |
3連単 | 6-16-2 | 12,830円 | 25番人気 |
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土曜日の東京芝のレース結果、近年のヴィクトリアマイルの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は月曜日に20.5ミリ、木曜日にも18ミリの降水を観測。土曜日の開催中も雨が降ったり止んだりと、くずついた天気だったが、水捌けと路盤が良く、芝コースは終日良(JRA発表)を維持した。ソフトな馬場とすれば、決着時計もほどほどの水準に収まっており、まずまず走りやすいコンディションだったと推察される。
芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は1、4、2、1、10番手。Bコース初週らしく、中団より前の位置で運んだ馬が好調。4角11番手以降だった後方勢の2着連対圏入りはゼロとなっている。差しはそれなりに届くものの、直線一気を図る追い込み型にとっては厳しい馬場状態だった。
枠順については、中から外めの枠が優勢。芝競走5鞍の3着以内馬15頭中12頭を5~8枠の馬で占めている。ただし、馬番に置き換えると13番より外の1着はなく、2~3着も2頭に過ぎない。最後の直線で馬場の3分より内を通る馬が幅を利かせていたことを踏まえると、多頭数のレースでは外枠に全幅の信頼を寄せるまでには至らないだろう。
日曜日開催中の予報は不安定(14日7時の時点)。ただ、当初の想定よりは雨量が少なくなる見通し。昨日から今日の朝にかけて、降水確率が都度変わっているように、予報士も読みづらい様子だが、想定通りなら前週のNHKマイルC当日ほどの降水はなさそうな感じではある。
降雨が少量で済むのであれば、土曜日同様に内めを通る馬に利がありそう。一方、内に進路を取りたい馬が多くなればなるほど、内柵近くで運ぶ馬は詰まるなどの不利を被る可能性が高まってくる。そのぶん、囲まれない位置から内を見る形で運ぶ馬の優位性が増すことも考えられるだろう。
とはいえ、Bコース初週の馬場。先述したように、多頭数のレースで外枠に対して過度の信頼は置けない。とすれば、内過ぎず、外過ぎない枠から上手に立ち回る馬が優位とみるのがベター。従って枠順ベースで選ぶなら、3~6枠あたりに軸足を寄せたほうが、好結果につながりやすいのではないか。
なお、近年のヴィクトリアマイルは、東京芝の重賞で3着以内の好走歴を持っていた馬が堅調。過去5年の1着全馬が、この条件をクリアしている。1分30秒5から1分32秒3まで、決着時計には幅がありながらも、東京適性を問われる傾向が非常に強い。気に留めておきたいポイントだ。
今回の出走メンバーで、先述した要点(3~6枠+東京重賞実績)を満たしているのは、⑤スタニングローズ、⑥ソングライン、⑦イズジョーノキセキ、⑪ナミュール。よって当欄では、これら4頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×日刊競馬「久保木正則」がヴィクトリアマイルを大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) 久保木正則(日刊競馬) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬を紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第15回はヴィクトリアマイルについて単勝・連軸研究プロ・シムーンプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【単勝・連軸研究】―単勝1点勝負!シンプルに高回収率を実現
推奨買い目は単勝1点。プロテストの地方競馬では、単勝万馬券を見事的中!出走馬の位置取りに焦点をあて、妙味ある馬を見抜く単勝・連軸研究プロにヴィクトリアマイルについてお聞きしました。
―競馬に興味をもったきっかけからお願いします。
中学生のころ、ゲームセンターにあったメダルゲームにはまったことですね。そこをきかっけに、競馬中継を見るようになりました。
―早いですね。予想を始めたのはいつころからですか。
見始めたときから、オッズを見ながら、なんとなく予想はしていました。本格的な理論を元に予想を始めたのは7年くらい前です。精度が上がり始めたのは2020年ころですね。
―精度が上がるタイミングで、予想に関して何か変えたことはありますか。
先行力のある馬がいいのかなと。そこを意識していなかったときはダメでしたね。
―先行力ですか。気づいた要因があればお願いします。
地方競馬ですね。低レベルで、差す脚のある馬が少ないので。前残りが多いんですよね。中央ではレベルが高いので差しが決まりますけど、同じように先行力は重要だと思います。
―先行力を測る指標などあるでしょうか。
出走頭数と第1コーナーへの入り方ですね。何番手で通過したかのバランスを見ます。例えば10頭立ての5番手はあまり評価できませんけど、18頭立ての5番手ならかなり出脚が速いと判断します。映像は見なくても、競馬新聞とか、出走表を見ればだいたいわかりますね。あと、ローカル開催で先行できた馬は、中央開催で先行できないケースがあるので、そのあたりも気にします。
―基本的に馬柱から判断するんですね。推奨買い目は地方・中央問わず、単勝1点ということですが、なぜでしょうか。
予想を見ている人に、できるだけシンプルに伝わればいいなと。予想を見て必ずしも単勝を買うのではなく、ほかの券種にも活かしていただければと思っています。
―軸としてという感じですね。では、ヴィクトリアマイルに移りたいと思います。今年の予想のポイントはどのあたりでしょうか。
スターズオンアースが1番人気になると思うんですけど、別の馬から入るのが得策というところですね。具体的にはソダシを狙いたいです。ソダシは牝馬限定戦だと、最有力になりやすいので、この馬より強い馬がいてくれると、オッズがつくのでありがたいです。
―というと、ソダシへの評価はかなり高いですか。
そもそも格がちがう可能性があると思います。力量的には1番人気になってもおかしくないと考えています。
―ベストパフォーマンスと考えるのはどのレースでしょうか。
阪神JFです。東京より阪神の方がいいと思いますけど、昨年も勝ってますからね。
―スターズオンアースに関しては、勝ち負けする能力があるけど、妙味の観点から嫌う感じですかね。それとも、マイルではソダシを相手にすると厳しいという評価ですか。いや、勝ち切る力はあると思いますよ。ただ、2000mや2400mで強い印象があって、最高に力を発揮できる距離はマイルじゃないと思います。そういう馬は1番人気で買いたくないですね。
―なるほど。では、反対にスプリントに適性があり、今回距離延長で参戦する馬も厳しいという判断ですか。
そうですね、なのでナムラクレアとかは厳しいと思います。メイケイエールもノーマークです。気性が難しいですし。
―となると、今回は素直にソダシの単勝ですかね。
オッズ次第ですけどね。5.5倍以上なら買います。
―5.5倍ですか。それを下回ったとき、第二候補はどの馬になりますか。
現時点ではスタニングローズです。前走の中山記念は、牡馬相手に通用しないと考えていたんですけど、僅差の5着で思ったより強いなと。中距離で結果を出していますが、ソダシ以外ならこの馬で。
―ありがとうございます。ナミュールなんかはどうですかね。マイラーっぽいと思うのですが。
この馬には何度も、騙されてきているんですよね。勝ち切れないので。距離は万能だと思います。
―たしかに単勝狙いだと厳しい成績ではありますね。仮に穴で狙うとしたらどの馬がいいでしょうか。
難しいですけど、イズジョーノキセキ。2走前、牡馬相手の有馬記念4着ですよね。ここでも通用すると思います。
取材後記: 5.5倍以上ならソダシ。それ以下ならスタニングローズ。実にシンプルですね。オッズに注目です!
【シムーン】―元馬乗りの感性が創る芸術予想
育成牧場業務に3年ほど身を投じた異色の経験を活かし、馬の性格や適性、騎手の騎乗技術を的確に分析。鋭い感性とレース映像の徹底検証により、劇的な変わり身が見込める馬を狙い当てるシムーンプロにヴィクトリアマイルについてお聞きしました。
―予想のポイントをお願いします。
紛れの少ないコースなので、レベルの高い実力勝負になりそうですね。実績のある短距離馬や中距離馬が参戦してきて、この馬達が府中マイルに適性があるかがポイントだと思います。
―中距離馬で注目が集まるのは、前走大阪杯2着のスターズオンアースかと思います。コースや距離へ見解をお聞きしたいです。
大跳びで爆発的な末脚を持っているので、東京替わりは間違いなく良いですよね。鍵は1600mに短縮になることですが、ここ2走スタートが良くないので、今回もけっこう後ろからになるかもしれません。それでもこの馬の末脚ならごぼう抜きの可能性は十分ありそうです。
―直線の長い東京へ替わるプラスと距離短縮の不安があって難しいですね。反対に、距離を伸ばしての参戦となるナムラクレア、メイケイエールはどうでしょうか。
ナムラクレアが前回マイルを走った桜花賞は、最内枠を生かし好位のインに収まり、直線もスムーズに前が空いた勝ちパターンの競馬でした。これで3着と勝ちきれなかったのはやはり距離適性の差かなと判断します。折り合いは問題なかったんですけどね。メイケイエールは…常識的には距離が長いでしょうが、常識外れの馬ですし、人気は落としそうなので押さえくらいにはアリかなと思ってます。左回りに拘っての参戦で、ソロっと乗って奇跡的に折り合えば。
―奇跡的に(笑)。やはり折り合いですよね。適性距離がマイルにありそうな馬にナミュールがいます。前走久々のマイル戦となった東京新聞杯は、先行して2着でした。溜めると思っていたのですが、どう乗るのがベストとみていますか。
ナミュールで東京マイルと言えば2戦目の赤松賞がインパクト大でしたね。出遅れながら大外一気で楽々差し切り。このパフォーマンスが評価され次走のG1で1番人気になりました。前走は、ゲートも決まり好位で一般的には絶好のポジションだったと思うのですが、直線は案外弾けきれませんでした、個人的にはもっと溜めた方がいいのではと感じる1戦になりました。今回も乗り方1つで出番はありそうですけどね。
―ありがとうございます。個人的に気になるルージュスティリアですが、前走凡走の原因と、今回の相手関係での展望をお願いします。
前走は直線で外に出そうとした時に接触してバランスを崩しました。手応えはあったように見えるのでこれが敗因だと思います。2走前は少頭数ですんなり2番手から楽なペースで運べての圧勝なので、タイトなレースになると脆いのかもしれませんが。今回はGIで多頭数なのでどうですかねぇ。すべてが上手く行けばでしょう。
―道悪ではなく、直線の接触なんですね。現状、中心視しているのはどの馬ですか。
今まで馬券内を外したことのないスターズオンアースがここも上位には来ると思います。
―穴っぽいところで、期待している馬がいればお聞きしたいです。
ディヴィーナ。2走前本命にしていたんですが。直線不利を受けて後は流してしまったんですよね。手応えはあったのでもったいなかったです。前走は大外枠でスローの流れを後方から外々回されましたし、直線もまともに追えてないので参考外です。ヴィクトリアマイルには昨年も参戦しているんですが、武騎手と相性が悪かったのか折り合いを欠いて頭を上げていました。母が2連覇しているレースですし、舞台適性自体はあるはずなんですよ。頑張ってほしいですね。
―かなりの大穴ですね。最後にこれまで挙がらなかった馬のなかで、注目している馬がいればお願いします。
スタニングローズは久々のマイル戦になりますが、前走のスタートと行きっぷりなら対応できそうです。内枠を引いて壁を作れればなおいいですね。
取材後記: ディヴィーナはまったくノーマークだったので驚きでした。超人気薄の名前が挙がると週末の楽しみが倍増します。
以上、プロ予想家2名のヴィクトリアマイルへの見解と注目馬を紹介しました。スタニングローズには両者ともに好意的でしたね。
(文・垣本大樹)
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日曜日に行われるヴィクトリアマイルの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ロータスランド【C】
栗東坂路単走。直線序盤は鞍上が抑え込んだこともあってか、窮屈そうな動き。しまいにかけて左に斜行気味だったのもいただけない。脚元の回転自体は鋭く、ゴール前の脚どりもしっかりしていただけに、もったいない印象が強く残る。良くも悪くも平行線、といったところか。
②スターズオンアース【A】
美浦南W併走。掛かり気味ではあるが、久々のマイル戦ということを考慮すれば、決して悪い材料ではない。抑えはきいているし、手前替えも実にスムーズ。ひと完歩ごとの進みが大きく、前後左右のバランスもいい。抜け出す際の反応も良かった。状態は高いレベルで安定している。
③サウンドビバーチェ【A】
栗東坂路単走。序盤は鞍上が抑えつつの登坂。それでも、重厚感あるフットワークでまっすぐ駆け上がる。鞍上がゴーサインを出してからの首をしっかり使ったフォーム、パワフルな動きは目を引くものがあった。気分を損ねず運ぶことができれば、ここでも出番があっていい。
④アンドヴァラナウト【C】
栗東坂路単走。軽めの内容。頭高めの走法だが、それはいつものことなので、深刻に捉える必要はない。とはいえ、四肢のさばきがやや硬く映るのは気になるところ。昨年の今ごろは、前肢を大きく前に投げ出して伸びやかな動きを見せていた馬。その状態には及ばないように思える。
⑤スタニングローズ【C】
栗東坂路単走。直線序盤は脚さばきが硬く、前後のバランスも今ひとつだった。しかしながら、スピードに乗るにつれ、体の軸が安定。1週前に比べると後肢の使い方も良くなっている。まだ上の走りがある馬なので、判定はCにとどめておくが、当日の気配次第では見直しの必要があるかもしれない。
⑥ソングライン【A】
美浦南W併走。3頭併せの真ん中から内外の馬を突き放すことで、馬のモチベーションを高める内容。折り合いを欠くことなく、首と四肢の連動性が高いフォームで、テンポ良く進む姿は見映えがいい。脚元の弾力性も高く、かなりの線まで仕上げてきた印象を受ける。
⑦イズジョーノキセキ【B】
栗東坂路単走。やや行きたがるも、前回の中間がピリッとしない動きだったことを踏まえれば、気合乗りが良くなったと捉えるべきか。もう少しラストの鋭さがあればといったところだが、鞍上の叱咤激励にこたえるべく、懸命に前へ進もうとする姿は好印象。徐々に状態は上向いている。
⑧ララクリスティーヌ【B】
栗東CW単走。トビはそれほど高くないものの、この馬なりに体を使って走れていた。前進気勢が強いなかでもタメはきいており、鞍上の指示に対しても従順。もう少し脚元に力感があれば文句なしだが、大きく割り引くほどではない。穴候補として一考の余地はある。
⑨クリノプレミアム【B】
美浦南W単走。肩筋からの発汗が目につくが、それは前回と前々回も同様。過度に気にする必要はない。首を使ってリズム良く走れているし、四肢の回転も滑らか。もう少しラストの鋭さがあれば文句なしだが、この馬自身のパフォーマンスは示している。及第点の仕上がりだろう。
⑩サブライムアンセム【B】
栗東CW単走。コーナーでは行きたがる素振りを出して、折り合いを欠く場面も。ただ、直線を向いてからの弾力性に富んだフットワークは見映えがいい。体調自体は良さそうなので、あとは実戦での制御次第。ジョッキーが上手にコントロールできれば、という条件付きの狙いとなろう。
⑪ナミュール【B】
栗東坂路単走。顔をやや右に向けながらの走りは相変わらずだが、1週前と比べて道中における軸のブレ幅が小さくなっているのは好印象。微調整程度の内容ゆえに派手さはないが、体を柔らかく使えているし、ラストの反応も悪くなかった。少なくとも、前回のデキを下回るということはない。
⑫ナムラクレア【B】
栗東坂路単走。鞍上が手前替えを促した際にバランスを崩す場面もあったが、許容範囲の部類。トビこそ低めながら、前後の脚をまっすぐ前に出したフォームは見映えが良く、ラストの加速もいつも通り。デキ落ちという印象はなく、枠順や馬場がかみ合えばマイルでも通用していい。
⑬ディヴィーナ【C】
栗東坂路単走。適度な気合乗りは示しているものの、頭の位置がブレ気味で、若干雑な走り。俊敏な脚さばきの反面、硬さが残り完歩も小さい。いい時は、四肢を大きく使って弾むような走りを見せる馬。それを思うと、高評価するには躊躇してしまう。
⑭ステラリア【B】
栗東CW併走。コーナーで行きたがる面を見せるも、それはいつも同じ。鞍上が上手くなだめて抑えはきいていた。後肢が少し甘く映るが、これでも前回の中間時より脚さばきは軽くなっているし、姿勢も良くなっている。現状の力を出せる態勢とみたい。
⑮ルージュスティリア【B】
栗東坂路単走。輸送を考慮して、サラリと上がり重点の調整。少し気負う面を見せるも、この馬とすれば許容範囲の類。それなりに折り合いはついているし、重心も低い。ラストの反応も悪くなかった。大幅な上積みまではどうかも、及第点のデキにはありそうだ。
⑯ソダシ【A】
栗東坂路単走。感触を確かめる程度の内容ながら、リラックスしているし、首と四肢の連動性も高い。安定感のあるフォームで、ハツラツと登坂する姿は見ごたえ十分。ソラをあまり使わず、最後まで気を抜かずに走れていたのも良い傾向。臨戦態勢は整ったと判断したい。
◆アンドヴァラナウト・池添師「状態は変わりない。工夫して乗ってもらいたい」
◆イズジョーノキセキ・石坂師「重賞を勝っている東京なら」
◆クリノプレミアム・伊藤伸師「中2週でも状態は維持。折り合えれば脚を使ってくれる」
◆サウンドビバーチェ・高柳大師「落ち着いてきているし、精神面も成長している」
◆サブライムアンセム・藤原師「雨予報は正直良くない」
◆スタニングローズ・高野師「背中の疲れを感じたので大阪杯は回避しましたが、いい状態で帰厩。以前は道悪をこなせませんでしたが、今の状態なら」
◆スターズオンアース・高柳瑞師「前走と遜色ない仕上がり。広くて直線が長い東京はいいと思う」
◆ソダシ・須貝師「ヨーイドンの競馬より、先に動いてセーフティーリードを取る競馬が向いている。ここもソダシらしい競馬を」
◆ソングライン・林師「前走の反省を踏まえ、普段よりも一歩踏み込んだ調教。馬がそれに応えてくれています」
◆ディヴィーナ・友道師「左回りは合うと思います。昨年も着順ほど負けていませんからね」
◆ナミュール・高野師「馬体はいいボリュームを保てています。コースは問題ありません」
◆ナムラクレア・長谷川師「メンタルが強くなってきた印象です」
◆ララクリスティーヌ・斉藤崇師「体重が増えて、馬がしっかりしてきました」
◆ルージュスティリア・藤原師「東京芝1600メートルは一番合っている」
◆ロータスランド・辻野師「少しでも馬場が軟らかくなってくれたら」
主要ステップレースの阪神牝馬Sが1600m施行となった、2016年以降(過去7年)の1~2着馬の前走使用距離を検証すると、いずれも1600m以上。まずは、マイル以上からの臨戦馬を重視したいところだ。
(減点対象馬)
①ロータスランド ⑥ソングライン ⑧ララクリスティーヌ ⑫ナムラクレア
2016年以降の2着以内馬14頭中13頭がキャリア17戦以内。例外は2016年の優勝馬ストレイトガールのみ(キャリア30戦)。同馬はヴィクトリアマイルで2014年3着→2015年1着のリピーター。過去の当レースで3着以内の好走経験がない、キャリア18戦以上の馬は強調しづらい印象を受ける。
(減点対象馬)
①ロータスランド ⑦イズジョーノキセキ ⑨クリノプレミアム
2016年以降の1~2着全馬が前走1ケタ着順だった。なお、前走がG1以外で2着以下、かつ1位入線馬とのタイム差が0秒5以上だった馬の好走(3着以内)は、先述したリピーターホースのストレイトガール(2016年1着)だけ。気に留めておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
⑥ソングライン ⑦イズジョーノキセキ ⑬ディヴィーナ ⑮ルージュスティリア
2016年以降、過去のヴィクトリアマイルで3着以内の好走経験があった馬を除くと、近2走とも5着以下に敗れていた馬が2着連対圏に入ったケースはゼロ。舞台実績に乏しく、勢いも欠く馬は「あって3着まで」の扱いが無難だろう。
(減点対象馬)
④アンドヴァラナウト ⑤スタニングローズ ⑥ソングライン ⑬ディヴィーナ
2016年以降の2着以内馬14頭のうち13頭に東京芝コースの出走歴があった。例外の1頭は左回りの重賞連対(2着以内)経験馬。相応の戦歴がないうえに、ヴィクトリアマイルが東京芝初出走という馬は疑ってかかりたい。
(減点対象馬)
⑩サブライムアンセム
2016年以降の1~2着馬14頭中12頭が芝1600m以上の重賞ウイナー。残りの2頭には、芝マイルのG1で5着以内に入った経験があった。芝1600m以上の重賞未勝利、かつ芝マイルG1において善戦・好走歴がない馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
⑧ララクリスティーヌ ⑩サブライムアンセム ⑬ディヴィーナ ⑮ルージュスティリア
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このレースは、出走馬の平均U指数が96を下回る年は波乱傾向にある一方、96以上の年は比較的順当に収まりやすいという特徴があり、メンバーレベルを確認すれば攻め方の方向性がある程度見えてくる。上位勢が人気サイドであれば、無理に逆らわなほうがいい。今年の出走馬の平均U指数は96.4。ハイレベルと言えるほどではないがいちおう基準を超えてきているので、指数上位馬を中心に馬券を組み立てるのがベターと結論づけられる。
まずは昨年のこのレースの勝ち馬で、U指数2位にランクされている⑯ソダシ(99.9)に注目。キャラクター的に過剰人気してしまうのは痛いところだが、過去の戦績からもマイラーとしての資質は非常に高く、軽視することはできない。初コンビを組むレーン騎手の騎乗ぶりからも目が離せないだろう。
2番手評価は、3位⑥ソングライン(98.5)。昨年は2番人気5着に終わったが、続く安田記念で牡馬相手に勝利した内容は見事だった。海外遠征帰りでも、得意舞台なら巻き返せる。
以下、東京芝マイル巧者の4位⑪ナミュール(98.1)と、桜花賞3着の実績を持つU指数トップの⑫ナムラクレア(100.1)を押さえておきたい。
昨年はクロフネ産駒のソダシが後続に2馬身差を付けて快勝。過去には母の父にクロフネを配された19年ノームコアが当時の芝1600mにおけるJRAレコードを更新するタイムで勝利し、翌20年にも3着とリピート好走するほか、直仔にあたるホエールキャプチャが12年1着、翌13年にも12番人気でハナ差2着の惜敗を喫するなど、クロフネの血を引く馬が存在感を示してきた。
一方、21年には1~3着までをディープインパクト産駒が独占しており、1着グランアレグリアは母の父Tapit、2着ランブリングアレーと3着マジックキャッスルは母の父シンボリクリスエスとなるため、いずれも母系にSeattle Slewの血脈を持つことでも共通する。また、昨年はキズナ産駒のファインルージュが2着に好走。今後はディープインパクト系として後継種牡馬の動向も注視していきたい。
ソダシは、父クロフネ×母ブチコ(母の父キングカメハメ)。本馬は昨年の勝ち馬であるとともに、1600m戦では「4-0-2-0」と馬券圏内を外していないスペシャリスト。同産駒としてホエールキャプチャが12年1着&13年2着とリピート好走していたことを鑑みれば、本馬の舞台実績にも一目置くべきだろう。なお、初コンビを組むD.レーン騎手は19年ノームコアを勝利に導いた実績があり、クロフネの血を引く馬との相性にも気を配りたい。
ソングラインは、父キズナ×母ルミナスパレード(母の父シンボリクリスエス)。同産駒からは昨年2着のファインルージュが出ており、同じ母の父となる馬には21年2着ランブリングアレー&3着マジックキャッスルが挙げられる。本馬は全5勝が左回り、東京では「3-2-0-0-1-0」の巧者で、唯一連対を外した昨年のヴィクトリアマイルも不利が重なりながらの5着とあれば及第点か。安田記念で負かした面々からもマイルには絶対的な自信を持つ。
ナミュールは、父ハービンジャー×母サンブルエミューズ(母の父ダイワメジャー)。同産駒の出走例はノームコアに限られるが、前述のとおり同馬は19年1着&20年3着とリピート好走を果たした。本馬はクロフネの血脈こそ持たないものの、その父にあたるフレンチデピュティの血は引いており、母の父がマイルG1馬という配合にも共通点を見出しやすい。不良の桜花賞を制したキョウエイマーチの末裔とあれば雨予報も追い風となりそうだ。
編集部(以下、編) 今年のヴィクトリアマイルは楽しみはメンバー構成になりました。
新良(以下、新) メイケイエールの回避は残念ですが、中距離以下を主戦場とする現役古馬牝馬のトップクラスの大半が揃いましたからね。
編 乗り替わりは8頭と、G1にしては多いです。
新 どこからでも入れそうですし、乗り替わり馬にもチャンスはありそう。なんとか、最先着する馬を指名したいです。
編 期待しております。では、結論を伺いましょう。新良さんの狙い目を教えてください。
新 吉田隼人騎手からレーン騎手に乗り替わる⑯ソダシを狙います。
編 おお! このレースの乗り替わりのなかでも、注目度でいえばナンバーワンでしょうね。
新 その通りだと思います。昨年の勝ち馬ですし、吉田隼騎手はデビュー以来ずっとソダシとコンビを組んできましたから。
編 でも、ついに降板というかたちになってしまいました。
新 吉田隼騎手のことを思うと、ちょっとかわいそうですね。昨年のヴィクトリアマイルを勝ったあと、やや距離の長い札幌記念で5着、本番への叩き台だった府中牝馬Sで僅差の2着、差し馬に圧倒的に有利な展開と馬場に泣かされたマイルCSで3着と、いずれも悲観するような内容ではなかったからです。
編 吉田隼騎手は、しっかり役目をこなしていたと。
新 ノーミスとまでは言えませんが、どのレースも悪い騎乗はしていなかったと思います。馬は負けて強しの競馬をしていましたし。
編 でも、勝てていないという結果を受けて、今回は降ろされてしまったのですかね?
新 そうなのかもしれません。勝負の世界ですから仕方はありませんが、ちょっと運がなかった部分もあるのかなと思います。本人もそれは理解していることでしょう。
編 さぁ、そしてバトンを託されたのがレーン騎手です。
新 ソダシは金子オーナーの所有馬かつ、須貝尚介調教師の管理馬。このチームは、フリームファクシの鞍上にレーン騎手を迎えて皐月賞に参戦しました。最近の関係性の深さを考えると、この人選は自然の流れだったのかもしれません。
編 レーン騎手のヴィクトリアマイルと言えば、2019年のノームコアを思い出します。
新 印象的なレースでしたね。それだけでなく、レーン騎手は東京芝1600m自体を得意にしていて、ルメール騎手に次ぐ勝率25.6%という優秀な数字をマークしています。この乗り替わりはプラスに働く可能性のほうが高いでしょうね。
編 馬は昨年の覇者ですし、能力や適性に関しては、なにも心配する必要はないですよね。
新 ヴィクトリアマイルはリピーターが続出する特殊なレースで、ソダシは東京芝1600mを2戦2勝。マイルCSは強力な牡馬に混じって3着。これ以上、語ることはないでしょう。
編 約半年ぶりというローテーションはいかがですか?
新 休み明けを苦にしないタイプなので、まったく心配していません。調教もいつも通り動いていますし、力を発揮できる状態にあるとみていいでしょう。
編 レーン騎手は何も悪くありませんが、吉田隼騎手からお手馬を奪うかたちになってしまったので、中途半端なレースはできませんよね。
新 じつはソダシを担当する今浪厩務員が今年で定年で、この春のレースが最後になるそうなんです。レーン騎手も、華を添えてあげたいという思いは、当然持っていることでしょう。
編 お膳立ては整いました。
新 先週のNHKマイルCのシャンパンカラーは、東京マイルで無敗のままG1タイトルを獲得しました。同じく無敗のソダシもそれに続いて、連覇を達成してほしいですね。
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4歳以上牝馬の春の女王を決める一戦である。かつては古馬牝馬にとっての春の大目標がなかったが、このレースが誕生したことにより状況が一変。ローテーションの核ができあがった。記念すべき第1回(2006年)は、2年前の桜花賞馬ダンスインザムードがそのとき以来の勝利を挙げ復活。第4回(2009年)はウオッカ、第5回(2010年)はブエナビスタと、歴史的名牝に数えられる馬たちが力の違いを示し、第6回(2011年)は前年に“牝馬3冠”を獲得したアパパネが貫禄勝ち。G1の看板に恥じないレースに成長していった。リピーターが多いのも特徴で、第8~9回(2013~2014年)はヴィルシーナが、第10~11回(2015~2016年)はストレイトガールが、それぞれ連覇を達成。また、第2回(2007年)1着のコイウタ(12番人気)、第4回(2009年)2着のブラボーデイジー(11番人気)、第5回(2010年)3着のニシノブルームーン(11番人気)、第8回(2013年)2着のホエールキャプチャ(12番人気)、第9回(2014年)1着のヴィルシーナ(11番人気)、第10回(2015年)2着のケイアイエレガント(12番人気)、3着のミナレット(18番人気)、第12回(2017年)2着のデンコウアンジュ(11番人気)と、毎年のように2桁人気の伏兵が馬券に絡んでおり、「とにかく荒れるレース」と広く認知されている。