ハーパー(競走馬)

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ハーパー
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写真一覧
現役 牝3 鹿毛 2020年1月18日生
調教師友道康夫(栗東)
馬主エムズレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績 5戦[2-2-0-1]
総賞金13,441万円
収得賞金5,250万円
英字表記Harper
血統 ハーツクライ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
セレスタ
血統 ][ 産駒 ]
Jump Start
Serata
兄弟 ダノンセレスタヴァレーデラルナ
市場価格9,460万円(2020セレクトセール)
前走 2023/05/21 優駿牝馬 G1
次走予定

ハーパーの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/05/21 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 186128.822** 牝3 55.0 C.ルメー友道康夫 468
(+6)
2.24.1 1.034.8⑧⑧⑧⑧リバティアイランド
23/04/09 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 18358.734** 牝3 55.0 C.ルメー友道康夫 462
(-4)
1.32.6 0.534.2⑥⑥リバティアイランド
23/02/11 東京 11 クイーンC G3 芝1600 165912.661** 牝3 54.0 川田将雅友道康夫 466
(-12)
1.33.1 -0.034.5⑥⑤ドゥアイズ
22/12/18 阪神 3 2歳未勝利 芝1600 158143.211** 牝2 54.0 D.イーガ友道康夫 478
(0)
1.35.3 -0.334.5メイショウコボケ
22/11/27 阪神 6 2歳新馬 芝2000 147112.612** 牝2 54.0 福永祐一友道康夫 478
(--)
2.02.9 0.035.2イングランドアイズ

ハーパーの関連ニュース

オークス2着ハーパー(栗・友道、牝)は、夏は休養して秋華賞(10月15日、京都、GⅠ、芝2000メートル)を目指す。

★6日京都の1勝クラス(芝1600メートル)を勝ったエルトンバローズ(栗・杉山晴、牡)は、ラジオNIKKEI賞(7月2日、福島、GⅢ、芝1800メートル)を視野に入れる。

★鳳雛S3着ジャスパーバローズ(栗・清水久、牡)は、ユニコーンS(6月18日、東京、GⅢ、ダ1600メートル)に登録。9着ベンダバリラビア(栗・寺島、牡)は、6月18日阪神の2勝クラス(ダ1800メートル)に今村騎手で向かう。

【次走激アツ君メモ】オークス 差し脚復活のドゥーラは秋JCに期待! 2023年5月22日(月) 14:00


週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。


【5月20日(土)】
東京1R 3歳未勝利 ダ1600m 曇 稍重
6番 キラメクミナミ(4番人気4着)
パトVでチェックすると道中フラフラと遊びながら。それでもコーナーでスピードが落ちないのと、4角を回ってからの伸び脚は凄い。今日が初出走なのでゲートを含め次走は慣れも見込めそうだ。首を使った推進力のあるフォームでグイグイ伸びる走りはこのクラスでは明らかに脚力上位。今日は稍重だが血統的にダート全般向いているはずで次回無条件で狙ってみたい。 【次走注目度:A】

京都4R 3歳未勝利 芝1200m 晴 稍重
14番 オータムクイーン(6番人気5着)
ここ2戦と内容はあまり大きく変わらず「追い込んで掲示板」だが上がりの脚は確実に使えるのと、中京で好走実績もあるので坂も対応可能。パトVで見ると、最後の直線、残り300mくらいで6番の馬に外に張り出されるロスもあった。真っすぐ走れていればもう少し時計も詰められたはず。短距離ばかり使っているが血統的には父ハーツクライ母の父キングマンボなので長距離でも持つはず。厩舎サイドの見方次第だが1800m以上の芝のレースに使ってきたら面白い。改めて狙ってみたい。 【次走注目度:B】

新潟12R 4歳2勝クラス 芝1200m 晴 良
10番 ダンツイノーバ(8番人気2着)
スタートは出たが馬群の後ろでじっと我慢して溜める競馬。直線入口で前がきれいに開いたこともあるがラストは非常にいい伸び方だった。未勝利から1勝クラスを連勝した時もそうだが、春から夏にかけて調子を上げるタイプ。休みを挟んだことで馬がリフレッシュしたか、前2走に引き続き明らかに上向いている。牝馬にしては珍しく好調が長く続くタイプなので、夏の新潟開催まで出てくれば無条件で狙える。次走は積極的に買ってみたい。 【次走注目度:S】


【5月21日(日)】
東京2R 3歳未勝利 ダ1600m 曇 稍重
15番 ピックアップライン(2番人気4着)
未勝利をなかなか抜け出せないがそろそろ順番か。今日のレースも非常にいい内容で、普通ならば勝てていておかしくない内容だ。枠も良かったがゲートは上手いし、ミドル判定の1000m1.00.6の流れを自ら作り、直線でも最後まで踏ん張って伸びた。併せた3頭に最後は抜かれてしまったが、疲れさえ蓄積していなければいつ勝ってもおかしくない。ローテーションを考えると次走は福島ダート1700mの可能性が大。ここなら余裕で逃げ切れるだろう。 【次走注目度:S】

東京11R オークス 芝2400m 晴 良
13番 ドゥーラ (15番人気3着)
こういう馬を本欄で事前に紹介できなければ嘘、とひたすらに猛省。春の桜花賞絡みのレースを戸崎騎手に乗り替わり15,14着と大敗したことでこの馬の能力評価をかなり下方修正していたが、事実はそうでなかった。斎藤新騎手はリーディングこそ37位と中堅どころだが、乗り替わる阪神JFまでドゥーラが戦績を一線級で保っていたことを考えると、この馬に関しては鞍上は斎藤新騎手が合っているのだろう。勝ったリバティアイランド、2着ハーパーの道中の位置取りを考えれば、もう少し前で運べていたら2着は十分あったはず。狙いは少し先になるが、出走してくれば秋のG1、JCで是非狙ってみたい。 【次走注目度:A】


(文:のら~り)

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【霧プロの重賞レースおさらい帳】オークス2023 衝撃的な完勝劇! リバティアイランドの到達点はどこに? 2023年5月22日(月) 13:00


普段、割と辛口……とは言わないまでも、中辛、もしくはどこかに疑心暗鬼な感情を残して各馬を評価することの多い筆者だが、今回ばかりは「何も言うことがない、どうしよう」と右往左往せざるを得ないほど、リバティアイランドが完璧な二冠制覇を成し遂げた。

レースはライトクオンタムがハナを切り、キミノナハマリアラヴェルイングランドアイズらもそこそこ攻めていったことで、大きく緩みのない淡々としたペースが形成。全馬が未知の2400m戦においては決して楽なペースと言えず、先行勢の多くは直線半ばを待たずして脱落。スピード、スタミナ、瞬発力、持続力……そのいずれもが問われる、総合力勝負になったのではないかと感じる。

その中において、勝ったリバティアイランドは、序盤こそ少し行きたがっているような仕草を見せたものの、全体的にはスムーズな形で中団を追走。直線では脱落していく先行勢を馬なりでかわすと、後は少し追われただけで後続を突き放した。
見た目からして派手な勝ち方ではあったが、それ以上に恐ろしいのは、これだけの走りをして尚、最後までラップが落ちていなかったことだろう。こうしたラップの刻み方は余力の証明でもあり、今回の内容は本馬にとってまだMAXではない。父ドゥラメンテの血の傾向からすると、これからもこの高い能力を維持していくだろうし、更にもう一段上の成長を果たしても不思議ではない。
この後に目指す牝馬三冠というビッグタイトルすら”ただの通過点”になる。そんな未来を感じさせる勝ち方だったように思う。

2着のハーパー、3着のドゥーラは戦前から舞台変わり歓迎の声が多かった馬達。
ハーパーは関東圏の競馬でも馬体を増やし、パドックでもレースでも目立つ悪さをしていなかったのは大きな収穫。心身共に成長の余地が大きそうな馬なので、秋シーズンや来年以降に向けても視界が大きく開ける一戦だったと言えよう。
ドゥーラ桜花賞が走らなすぎただけで、元々はチューリップ賞で抜けた1番人気に推されていたほどの実力馬。さすがに単勝万馬券のオッズというのは舐められすぎだったか。
それでも今回もスタートはやや遅めだったし、道中の位置取りもかなり後方から。レースの仕方としては桜花賞と大きな差はなかった。斎藤騎手と手が合うというのはあるのだろうが、秋華賞を見据えた場合、もう少し発馬の向上や道中の前向きさは欲しいところだろう。今後も評価に悩む存在になりそうだ。

ほとんどの馬が後方での入線となった先行勢の中、上位勢に最後まで抵抗して見せ場十分の走りを見せたのが4着のラヴェル
調教からも状態が良さそうな雰囲気は伝わってきたが、これまでの戦績通り、やはり東京コースでだけは走り方が違うように思える。前2走の阪神では外枠が敗因として挙げられることが多かったが、直線の走りを見るとあまりバランスが良くないようにも映った。右回り・左回りの差なのか、たまたまなのか、原因は断定できないものの、他場でも今回のような走りができれば非常に面白い存在になりそうだ。

桜花賞上位のコナコーストペリファーニアは、残念ながら見せ場を作れず。
コナコーストはスタート直後の接触で流れに乗れなかったこともあるが、元々が前向きな気性の持ち主な上、母系も短距離志向が強い血統。2400mはやや適性外に思えた。
今回は不完全燃焼だったものの、安定した先行力や機動力は大きな武器。マイル〜中距離でスムーズなら反撃が期待できる。
ペリファーニアは調教や桜花賞での走りを考えると物足りない内容。
以前から指摘されている喉の疾患が原因である可能性もあるが、エピファネイアを父に持っていた半兄エフフォーリアに対して、こちらの父はモーリス。3歳春時点での完成度や、長い距離への対応力という点では少し劣るのは仕方のないところか。
その分この後の成長度合いが大きいということだし、いい意味で異様な調教の動きからしても普通の馬ではないことは確か。こちらも秋や来年以降も楽しみな存在と言える。


○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。

霧プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。

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【オークス】ハーパーはルメール騎手が脱帽の2着も「長い距離は合う」 2023年5月22日(月) 05:50

(第84回オークス、5月21日、東京11R、GⅠ、3歳牝、芝2400メートル=出走18頭)桜花賞4着で2番人気ハーパーは、リバティの後ろにぴったりと張りつく完璧なレース運び。しかし、直線は追っても追っても引き離されて、6馬身差の2着に敗れた。

「ベストポジションでしたが、直線の坂を上がるとリバティが1頭だけ違うレースをしていました」とクリストフ・ルメール騎手は勝ち馬に脱帽。「頭の高い走りでまだ大人になりきれていないけど、長い距離は合う。秋にはいい結果が出せると思います」とリベンジを誓っていた。

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【オークス】2番人気ハーパーが意地の2着 ルメール騎手「秋にはいい結果が出せると思います 2023年5月21日() 18:47

5月21日の東京11Rで行われた第84回オークス(3歳オープン、牝馬、GI、芝2400メートル、定量、18頭立て、1着賞金=1億5000万円)は、川田将雅騎手の1番人気リバティアイランド(栗東・中内田充正厩舎)が直線で豪快に突き抜けて6馬身差の圧勝、史上17頭目の牝馬クラシック2冠制覇を達成した。タイムは2分23秒1(良)。

桜花賞4着で2番人気のハーパーは、リバティアイランドの後ろ、中団の位置につけマークするような形でレースを進め勝負の直線へ。しぶとく脚を伸ばしたが、勝ち馬との差は縮まらずとも、ゴール手前でラヴェルを交わして2着に入り意地を見せた。

◆C・ルメール騎手「ずっと冷静に走ってくれました。リバティアイランドの後ろでベストポジションでしたが、直線の坂を上がったらリバティが一頭だけ違うレースをしていました。頭の高い走りでまだ大人になりきれていないが、長い距離は合います。秋にはいい結果が出せると思います」

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【オークス】リバティアイランドが豪快に突き抜け6馬身差の圧勝!GI3連勝で牝馬クラシック2冠制覇 2023年5月21日() 16:03

5月21日の東京11Rで行われた第84回オークス(3歳オープン、牝馬、GI、芝2400メートル、定量、18頭立て、1着賞金=1億5000万円)は、川田将雅騎手の1番人気リバティアイランド(栗東・中内田充正厩舎)が優勝。まずまずのスタートから、道中は中団の馬群でしっかり折り合い、持ったまま直線を迎えると、他馬を寄せ付けず豪快に突き抜けて6馬身差の圧勝を決めた。昨年のスターズオンアースに続く、史上17頭目の牝馬クラシック2冠制覇を達成、GI3連勝で同世代の牝馬では敵なしとなった。阪神JF桜花賞、オークス制覇はブエナビスタアパパネ以来史上3頭目の快挙。タイムは2分23秒1(良)。

6馬身差の2着にはハーパー(2番人気)、さらにクビ差遅れた3着にドゥーラ(15番人気)が入った。なお、桜花賞2着で3番人気のコナコーストは7着に敗れた。

オークスを勝ったリバティアイランドは、父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ、母の父All Americanという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は5戦4勝。重賞は2022年阪神JF(GI)、今年の桜花賞(GI)に次いで3勝目。中内田充正調教師はオークス初勝利、川田将雅騎手は12年ジェンティルドンナに次いで2勝目。

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ハーパーの関連コラム

閲覧 907ビュー コメント 1 ナイス 6

 ダービーデイの先週末5月28日をもって「ウマニティPOG 2022」が終了し、各ワールドの最終順位が確定しました。今回は、前シーズンの結果を分析していきたいと思います。

 なお、JRAのレースにおいて1億円以上の本賞金を獲得した馬は下記の11頭です。

タスティエーラ(牡 父サトノクラウン/母パルティトゥーラ 堀宣行厩舎) 44700万円
リバティアイランド(牝 父ドゥラメンテ/母ヤンキーローズ 中内田充正厩舎) 37400万円
ソールオリエンス(牡 父キタサンブラック/母スキア 手塚貴久厩舎) 36700万円
シャンパンカラー(牡 父ドゥラメンテ/母メモリアルライフ 田中剛厩舎) 16130万円
ハーパー(牝 父ハーツクライ/母セレスタ 友道康夫厩舎) 12600万円
ファントムシーフ(牡 父ハービンジャー/母ルパン2 西村真幸厩舎) 12400万円
オオバンブルマイ(牡 父ディスクリートキャット/母ピンクガーベラ 吉村圭司厩舎) 11800万円
ベラジオオペラ(牡 父ロードカナロア/母エアルーティーン 上村洋行厩舎) 11670万円
ハーツコンチェルト(牡 父ハーツクライ/母ナスノシベリウス 武井亮厩舎) 11650万円
モズメイメイ(牝 父リアルインパクト/母インラグジュアリー 音無秀孝厩舎) 11230万円
ドルチェモア(牡 父ルーラーシップ/母アユサン 須貝尚介厩舎) 11000万円

 複数の産駒が本賞金額1億円のラインを突破した種牡馬は、ドゥラメンテハーツクライのみ。ディープインパクトの直仔がごくわずかな頭数しかいなかったこともあり、混戦模様に拍車がかかりました。ちなみに、ハーツクライは現2歳世代が、ドゥラメンテは現1歳世代がラストクロップ。少なくとも向こう数年は、種牡馬の勢力図がダイナミックに変わり続けていくのではないでしょうか。
 また、本賞金額1位のタスティエーラと2位のリバティアイランドはいずれもノーザンファームの生産馬でしたが、他に1億円を超えたノーザンファーム生産馬はハーパーのみ。一方、社台ファームの生産馬はシャンパンカラーソールオリエンスベラジオオペラモズメイメイと4頭がランクインを果たしています。このような展開を予想できたか否かが、最大のポイントだったのかもしれません。

 最高位クラスのスペシャルワールドで優勝を果たしたのはたけぼう54さん。2シーズン前の「ウマニティPOG 2020」に続く2度目の制覇となりました。
 たけぼう54さんはオークスデイの5月21日時点で3位につけていたものの、当時のトップだった四白流星タイテエムさんとは3億8134万円差。私はこの状況を確認した時点で「さすがに逆転は難しいかな……」と思っていたのですが、日本ダービータスティエーラが1着、ハーツコンチェルトが3着となり、ラストウィークだけで5億6310万円の上積みに成功しています。日本ダービーは最後の最後までもつれましたし、見守っていたご本人も相当に力が入ったのではないでしょうか(笑)。
 他のワールドと違い、1頭1オーナー制のスペシャルワールドは、他のプレイヤーが先に獲得してしまうともうその馬には入札できません。そんな中、たけぼう54さんはタスティエーラを第2回入札で獲得。第1回入札で完全にスルーされたうえ、第2回入札でも他に入札したプレイヤーは皆無でした。この馬の可能性を見抜いただけでなく、「第2回入札でも獲得できる」と見て第1回入札のラインナップからあえて外したあたりもお見事です。
 ちなみに、ハーツコンチェルトを獲得したのは8月26日に開札された第13回入札。ハーツコンチェルトのデビュー戦は9月18日でしたから、容易に指名できるであろうギリギリのタイミングまでこの馬の近況やウォッチリスト件数などをチェックしていたのでしょう。スペシャルワールドだとなかなか真似しづらいのですが、他のワールドは仮想オーナー数が定期的に開放されるので、同様の作戦が功を奏する確率は比較的高いはず。ぜひ参考にしてみてください。

 G1ワールドを制したのはTomoya_幹也さん。総獲得賞金の13億4091万円は全ワールドを通じてトップの数字でした。
 Tomoya_幹也さんはタスティエーラリバティアイランドの獲得に成功。このうちタスティエーラは第1回入札で指名していて、獲得賞金が1.5倍となる筆頭仮想オーナーになっています。筆頭仮想オーナーとなれるのは各馬を最初に落札したプレイヤーで、複数いる場合は「①落札額が高い順②入札時間が早い順」で決定。ランキング上位の争いにはこのボーナスポイントが大きく影響してきますから、可能な状況であれば積極的に筆頭仮想オーナーの座を狙っていきましょう。
 リバティアイランドの方は第4回入札で一旦競り負けてしまったものの、続く第5回入札でしっかり確保。第4回入札の段階で心が折れていたら、G1競走3勝分の獲得賞金を失っていたかもしれませんね。仮想オーナー数が定期的に開放されるスペシャル以外のワールドは、こうした駆け引きも醍醐味のひとつです。

 G2ワールドを制したのはミルノルさん。ソールオリエンスタスティエーラリバティアイランドの3頭がG1を計5勝しました。ちなみに、タスティエーラを獲得したのはデビュー直前の第26回入札、ソールオリエンスを獲得したのは新馬勝ちから約1か月後の第28回入札。ソールオリエンスと同じ第28回入札では、既にオープン特別勝ちの実績があったファントムシーフの獲得にも成功しています。仮想オーナー馬数の枠をあえて残し、晩秋までじっくり入札に取り組んだのが最大の勝因だったのではないでしょうか。

 G3ワールドはタスティエーラの筆頭仮想オーナーだったマーシー'さんが、オープンワールドはタスティエーラリバティアイランドを指名していた皇帝FFさんが制しました。お二方とも、参加した最初の入札でタスティエーラを獲得していたプレイヤーです。タスティエーラは現3歳世代が初年度産駒だったサトノクラウンの産駒で、種牡馬の実績を重視するプレイヤーにとっては狙いづらかったはず。ただ、キングカメハメハディープインパクトの直仔がいなくなったところでもありますから、冒頭で指摘したように、今後も向こう数年は種牡馬の実績に囚われない指名を心掛けた方が良いのかもしれません。
 
 
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』において「データ分析」のコーナーを担当しているほか、JRAのレーシングプログラム、TCKホームページ、グリーンチャンネル、ニコニコチャンネルなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『ウルトラ回収率 2023-2024』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)など。2023年03月28日には最新刊『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』(ガイドワークス)をリリース。


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2023年5月26日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】日本ダービーの穴は皐月賞○○馬/日本ダービー展望
閲覧 1,572ビュー コメント 0 ナイス 5


オークスリバティアイランドが好位から難なく抜け出し2冠達成。ゲートや距離など、懸念した課題をあっさりとクリアして、6馬身差の完勝だった。順調なら秋華賞もかなり有力で牝馬3冠の期待が大きく膨らみそうだ。

2着ハーパーリバティアイランドの後ろをマークする形で追走。強い馬の後ろは進路ができるということを上手く利用した好騎乗だった。今回は相手が悪かった。3着ドゥーラは昨年札幌2歳Sの勝ち馬。札幌2歳Sでは今回穴人気していたドゥアイズを下しており、その後のチグハグな内容で人気急落だったが、ポテンシャルは高かった。

15番人気ドゥーラの3着激走により、オークスはこれで4年連続2ケタ人気馬が馬券圏内。カレンブーケドールウインマイティースタニングローズはその後も活躍しており、結果的にはオークス時点での人気がなさ過ぎただけ。ドゥーラも今後の成長次第では期待できそうだ。

さて、今週末はいよいよ競馬の祭典・日本ダービー。同じ東京芝2400mが舞台になるが、オークス桜花賞から800mの距離延長、3歳牝馬にとって過酷ともいえる2400m。一方、日本ダービー皐月賞から400mの距離延長。中山最終週の皐月賞はスタミナも問われるレースで、そこで好走できている馬の多くは、距離不安はない。したがって、基本的には皐月賞で上位好走馬や上位評価を受けていた馬が順当に走るレースだ。

人気面の傾向を見ても明らかで、過去10年の連対馬20頭のうち19頭は5番人気以内。逆にいえば6番人気以下で連対圏まで来た馬は2019年の勝ち馬・ロジャーバローズただ一頭だけ。同じ2013年~2022年の10年間でのオークスのデータを見ると、6番人気以下の馬が5連対と健闘しており、波乱度でいえば日本ダービーオークス。ダービーは基本的に人気馬の中から軸を選ぶレース。

一方で3着まで広げると、過去10年で6番人気以下の馬が下記の通り6頭馬券に絡んでいる。穴を狙うならこのゾーンだろうか。

2013年 アポロソニック 8番人気3着
2014年 マイネルフロスト 12番人気3着
2018年 コズミックフォース 16番人気3着
2020年 ヴェルトライゼンデ 10番人気3着
2021年 ステラヴェローチェ 9番人気3着
2022年 アスクビクターモア 7番人気3着

前述した伏兵で唯一連対(勝利)したロジャーバローズは1枠1番だったが、穴をあけた上記6頭のうち5頭も真ん中より内寄りの枠に入っていた。というわけで、日本ダービーは5番人気以内の能力上位馬と内枠の伏兵でだいたい決まるというのが過去の傾向…と書いてはみたものの、ありきたりでまったく面白くない。

加えて近年のダービー当日の馬場は以前ほど内有利にはならなくなっており、果たして上記のデータ通りに決まるのだろうか?

というわけで、別の視点でもう一つ。近年は皐月賞当日の馬場悪化が顕著で、明らかに当日は内枠が不利な馬場になっている。その視点で見ると、ヴェルトライゼンデ皐月賞で4枠8番、ステラヴェローチェは同2枠3番、アスクビクターモアは同1枠2番。いずれも不利な内枠でひとケタ着順に踏ん張っていた。

この理論で行くならば、今年も皐月賞内枠馬の巻き返しが怖い。4番枠で5着のショウナンバシット、8番枠で7着のトップナイフ、5番枠で9着のフリームファクシが該当するが…。どうも歯切れが悪いのはこの3頭いずれも中山の方が合っていそうな点。そこでもう一頭穴馬を考えるならばベラジオオペラはどうか。皐月賞は外枠だったが、道中外からマクられ、内で苦しい競馬。それでもラストはそこそこ粘っていた。スタミナもありそうなので、少し相手に加えてみてもいいかもしれない。

~今週末の注目馬~

というわけで今週も、最後は日本ダービーの注目馬で締めたい。

タスティエーラ(ダミアン・レーン騎手)

注目はタスティエーラ&ダミアン・レーン騎手。
共同通信杯→弥生賞→皐月賞日本ダービーという最近のトップホースにしてはやや詰まったローテでの参戦になるが、差し遅れた共同通信杯から弥生賞ではキッチリ巻き返し、皐月賞でもソールオリエンスの差し脚には屈したものの2着と好走。トップレベルの能力を見せた。
今回さらにプラスになりそうなのがレーン騎手の騎乗。前2走の手綱を取った松山騎手も上手く乗っていたが、本馬に関していえば追わせるタイプなので外国人騎手と手が合いそう。実際デビュー戦でムーア騎手が騎乗した際の伸びが一番良かった。ヴィクトリアマイルソダシオークスコナコーストと、レーン騎手はG1での乗り替わりで結果を出し切れていない影響で多少人気面が甘くなりそうな点もプラス。ソフトタイプ向きでいかにも手が合わなそうだったコナコーストとは異なり、タスティエーラはハードに追われて伸びる馬。この乗り替わりはプラスになる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年5月18日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック オークス2023  
閲覧 1,406ビュー コメント 0 ナイス 6



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


5月21日(日)東京11R 第84回オークス(3歳牝馬G1・芝2400m)




【登録頭数:21頭】(フルゲート:18頭)


<前走:桜花賞出走馬>(中5週)

リバティアイランド(1着、466kg(+4kg))<B><優先出走馬>
この中間は乗り込み量が少なめで、1週前もCWを単走といつもと違う感じの調整内容は気になるところ。それでも動きを見ると重心が低く回転の速い走りで、悪くは見えない。

コナコースト(2着、454kg(-4kg))<B><優先出走馬>
この中間もこれまで通り1週前にCWを長めから併せ馬で追われて先着。併走相手の鞍上とは体重差がかなりあったとは思うが、手応えも良く引き続き出来は良さそう。

ペリファーニア(3着、490kg(-6kg))<B><優先出走馬>
前走時は関西への輸送を控えた状況下、最終追い切りでも馬なりながら気分良く走らせていた。この中間は、1週前追い切りから抑え気味の内容となっていて、強くやる必要もないくらい馬体は仕上がっているのかもしれない。

ハーパー(4着、462kg(-4kg))<A><優先出走馬>
この中間も乗り込み入念で、1週前に強めに追われて併せ馬でも先着。日曜日にも坂路で好時計をマークし先着と、直前は馬なりで十分な仕上がり。

ドゥアイズ(5着、448kg(+2kg))<B><優先出走馬>
勝ちきれないところがあるが大崩れもない馬。1週前追い切りでは毛艶がピカピカで気合乗りも抜群に見せており、上積みが期待できそう。

シンリョクカ(6着、434kg(-6kg))<B>
この中間も南Wで良い時計が出ていて出来良好に映る。左回りでの追い切りの動きを見ると、特に気にするところもなく手応えも良く好印象。

ライトクオンタム(8着、428kg(±0kg))<B>
今回乗り替わりとなる田辺騎手が騎乗しての1週前追い切り。独特の走りをする馬で、追い切るよりもコンタクトをとることのほうを優先した感じの内容だったが、レース前に騎乗しておくことは人馬プラスになる。小柄な馬なので強く追う必要もなく、VTRを見てもいつも通りの走りで出来も悪くはなさそう。

エミュー(10着、418kg(+4kg))<D>
小柄な馬で使い詰めの状況。この中間は、中5週で関東での競馬となりしっかり乗り込まれているが、1週前追い切りの動きからは非力さがぬぐえず力強さは感じられない。

ラヴェル(11着、446kg(-2kg))<C>
桜花賞のコラムでも書いたが、この馬は右回りよりも左回りのほうがスムーズに加速することができるので、東京コースはプラス。休み明け3戦目での上積みも見込めそうで、前走以上の走りに期待がもてる。

キタウイング(12着、432kg(±0kg))<B>
重賞2勝馬だが調教で目立たない内容の時に好走している馬。関西でのレースの時には、早めに栗東入りして坂路でかなりの好時計をマークと、能力の一端を示していたと思うが凡走も多い。この中間は坂路、南Wで乗り込まれ平凡な内容といった感触だが、このような時にこそ激走することがあるので注意も必要。

ドゥーラ(14着、472kg(-4kg))<A>
ここ3戦はワンターンの競馬で、直線で伸びてきていないわけではないのだが、スタートも速いほうではないことから、息を入れるタイミングもなかなか作れずでこの馬の良さは出せていない。この中間、2週前は坂路、1週前がCWで一杯に追われてかなりの好時計をマークしていて、状態はすこぶる良さそう。鞍上が斎藤騎手に戻り人気は落ちそうな場面だが。距離延長でコーナー4つのコースとくれば巻き返せる要素は十分にあり。





<前走:フローラS出走馬>(中3週)

ゴールデンハインド(1着、486kg(+10kg))<A><優先出走馬>
この中間も、1週前に南Wを3頭併せで追われて大外を馬なりのまま楽に先着と、前走勝ちの勢いそのままといった感。

ソーダズリング(2着、470kg(±0kg))<B><優先出走馬>
月1ペースでレースを使われてきて今回は中3週となるが、1週前にはこれまで同様に坂路で追われた。単走馬なりも力強い走りを見せていた、引き続き好調をキープ。

イングランドアイズ(4着、432kg(+6kg))<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間は坂路で目立つ時計はなし。前走時のパドックでは落ち着きがなく、間隔が詰まっての再輸送ということもあって、強めに追えないところあり。

キミノナハマリア(11着、492kg(+2kg))<C>
前走時の追い切りもそうだったが、1週前追い切りでも終い速い時計で回転の速い走りをアピールしているが、一方でバネのある走りではない。




<前走:その他のレース出走馬>

ヒップホップソウル(フラワーC:2着、490kg(-2kg)中8週)<B>
この中間も日曜に坂路、水曜に南Wと2週連続で好時計。1週前追い切りでは行きたがるところを抑えながらも楽に先着と、元気で勢いあり。

ミッキーゴージャス(1勝クラス:1着、436kg(-4kg)中5週)<A>
母はオークス馬。無駄がなくコンパクトにまとまった感じの馬体ではあるが、この中間もプール調教を多く取り入れられながらこれまでと同じような調整内容できている。1週前追い切りでは終い仕掛けられると一気に突き放してみせていて、仕上がりもかなり良い。

レミージュチューリップ賞:16着、506kg(-2kg)中10週)<C>
小柄な馬で、間隔を空けられたこの中間は2週前、1週前と強めに追われて時計自体上々なものを刻んできた。ただ、動きを見ると重い感じあり。

ウェイビー(矢車賞:2着、506kg(-2kg)中2週)<D><抽選対象馬(1/4)>
速い時計を出す厩舎だが、中1週となり軽めの調整で時計平凡。

クインズカムイ(未勝利:1着、468kg(-8kg)中3週)<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間もプール調整が多く、1週前の坂路では3頭併せ(計測不能)で追われたが、物足りない動きだった。

メランポジューム(スイートピーS:8着、448kg(-2kg)中2週)<C><抽選対象馬(1/4)>
休み明けの2戦が関東でのレースで、中2週での再輸送となると、馬体維持優先となり強めに追えない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ハーパードゥーラゴールデンハインドミッキーゴージャスの4頭をあげておきます。



◇今回はオークス編でした。
桜花賞から距離が800m延びるオークス。今回も過去5年の連対馬について、追い切り内容を調べてみました。すると、連対馬10頭のうち、最終追い切りを馬なりで追われていた馬が7頭、そしてそれを勝ち馬に絞ると5頭全馬が直前馬なりでの調整だったことが分かりました。1週前も含めて全体的に馬なり調整だった馬が多く、一方で強めに追われて連対した馬たちは1週前も最終追い切りも強めに追われていたとの傾向が見られています。
3歳牝馬にとっては長距離のレースということで、折り合い面を重視した調整が中心になっているように思います。というわけで、今週のオークスに関しては、折り合い重視のソフト仕上げ、をおすすめの調整パターンとして挙げさせていただきます。


オークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。



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2023年5月5日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】今後に向けても覚えておきたい騎手の長距離適性/NHKマイルC展望
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先週の天皇賞(春)ジャスティンパレスが差し切り勝ち。断然人気のタイトルホルダーほかライバル勢が失速する中、唯一安定した走りで楽々と突き抜けた。鞍上のルメール騎手はこれで同馬とのコンビで4戦4勝、相性の良さを示した。

また、ルメール騎手が長距離戦を得意にしていることは随分知られることとなったが、今回の天皇賞(春)を勝ったことにより同レースは3度目の制覇、さらに3000m以上の重賞も通算9勝目。「デムルメ」ともいわれ、何かと比較されることが多いデムーロ騎手は3000m以上の重賞ではイマイチ奮わず通算2勝。改めて「長丁場のルメール」を証明する結果でもあった。

2着のディープボンドは、これで3年連続の銀メダル。阪神でも京都でも、毎年キッチリ結果を出すのは立派。近走は外枠続きで運がなかったが、今回久々に真ん中より内の枠を引けたことで持ち味を存分に生かすことができた。

3着シルヴァーソニックは、お馴染みのレーン騎手。外から流れに乗るのは同騎手の十八番で、本来は不利とされる外枠でもレーン騎手の場合はむしろ有利になるくらいだ。出入りのある流れをゆったり眺め、ラストまで余力を残すことに成功した。是非ジョッキーカメラでその視点を観ていたいと感じる騎乗だった。

「騎手の距離適性」

というと一見オカルトのように感じるかもしれないが、実はかなり傾向がある。長丁場は燃費の良い走りを求められるので、当たりがキツイジョッキーは基本的に不得手で、逆に短距離になると多少リズムを崩してでも勝ちに行く走りを求められるので、リズムを重視するジョッキーは差し遅れリスクが高くなる。

現役騎手のなかでは、川田騎手は長丁場のレースでは信頼度が落ちる。一方、今回は名前がなかった田辺騎手は、屈指の「長距離ジョッキー」。今回は残念ながら乗り替わりになってしまったが、アスクビクターモアの素質開花には田辺騎手が大いに貢献しただろうし、ほかにもブレークアップの唯一の重賞勝ちであるアルゼンチン共和国杯は田辺騎手が騎乗していた。また、ヒュミドールが2着に激走したダイヤモンドSも田辺騎手騎乗だった。

今週末はNHKマイルC。東京1600mのG1の中では特にスピードも求められるレースだけに、先週とはまた異なる騎手の適性を問われる一戦になりそうだ。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後はNHKマイルCの注目馬で締めたい。

モリアーナ横山典弘騎手)

注目はモリアーナ&横山典騎手。

今回初コンビとなるが、近走は武藤雅騎手があまり上手く乗れていなかった印象が強く、その中でも重賞で大崩れしていないのは地力の高さの証といえるだろう。とりわけ東京芝1600mでは新馬勝ち、そしてクイーンC3着といずれも好走、得意舞台といえそうだ。そのクイーンCで先着を許したハーパードゥアイズ桜花賞で4、5着と健闘。今年の比較的手薄なメンバー構成ならば、十分にチャンスがありそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年4月6日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 桜花賞2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


4月9日(日) 阪神11R 第83回桜花賞(3歳G1・牝・芝1600m)



【登録頭数:26頭】(フルゲート:18頭)


<前走:チューリップ賞出走馬>(中4週)

モズメイメイ(1着、456kg(±0kg))<B><優先出走馬>
この中間も乗り込み豊富で、2週前、1週前には坂路で好時計を出している。動きを見ても、かなり行きたがるくらい気合が乗っていて出来は引き続き良さそう。

コナコースト(2着、458kg(-4kg))<D><優先出走馬>
2走前、前走、この中間と、追い切りの内容が物足りなくなっていて、調子が上がってこない感じ。

ペリファーニア(3着、496kg(±0kg))<A><優先出走馬>
南Wと坂路で好時計が出る馬だが、前走時のパドックではまだ締まりそうな馬体だった。この中間も、1週前に南Wを併せ馬で追い切られ好時計をマーク。さらに、前走時と同じように日曜坂路でもかなり速い時計を出していて順調な仕上がり。

ルミノメテオール(4着、446kg(+4kg))<D><除外対象馬>
前走時までは坂路で好時計が出ていたが、この中間は本数の割に平凡な時計が多い。

ダルエスサラーム(6着、438kg(±0kg))<B><除外対象馬>
坂路で速いタイムが出る馬で、この中間も坂路で好時計マークと状態は良さそう。どちらかというとスピードが勝った感じ。

キタウイング(7着、432kg(±0kg))<B>
前走時も栗東に滞在しての調整だったが、控えめな内容が多かった。この中間も引き続き栗東で馬なりでの調整だが、前走時よりも走りがしっかりしてきていて上積みは感じられる。

ドゥーラ(15着、476kg(+6kg))<B>
前走時の追い切りでは終いの伸び脚に物足りなさを覚えたが、この中間は1週前追い切りで見せた力強さから、良化してきている印象。




<前走:フィリーズレビュー出走馬>(中3週)

シングザットソング(1着、436kg(-4kg))<C><優先出走馬>
小柄な馬で、前走時パドックでは好馬体もこれ以上馬体は減らせないくらいギリギリだった。中3週で迎えるこの中間、追えばいくらでも速い時計の出る馬が控えめな内容となっていて、上積みまでは厳しいのかもしれない。

ムーンプローブ(2着、464kg(-6kg))<C><優先出走馬>
前走は1400m戦で前に行けなかったが直線はしっかり伸びた。この中間も1週前には坂路で好時計も、抑えすぎて時計ほどの良い伸び脚は見られず。

ジューンオレンジ(3着、446kg(-4kg))<B><優先出走馬>
使い詰めからの中3週で疲れがどうかというところはあるが、坂路で好タイムを計時し、併せ馬でも見劣ることなくしっかりした走り。

ブトンドール(6着、494kg(+12kg))<D>
この中間も距離を意識してか1週前追い切りはCWでの内容。走りに硬さがあり首も上がり気味で物足りない動き。

リバーラ(12着、434kg(+4kg))<‐>※出走回避




<前走:阪神ジュベナイルフィリーズ出走馬>(4ヵ月)

リバティアイランド(1着、462kg(-4kg))<A>
この中間も坂路、CWと好時計。やや首が詰まる走りになるが伸びていないわけではないので、前走時に近い好仕上りで出走できそう。

シンリョクカ(2着、440kg(±0kg))<C>
この中間も前走時と同じような調整内容。状態は悪くなさそうだが、動きを見てもまだ非力さが残る印象で、大きく変わった感じはなし。

ラヴェル(11着、448kg(-4kg))<B>
この中間は2週前から1週前までに3本強めに追われていて、1週前の映像からも力強い動きで休み明けでも出来自体は良さそう。ただ、右回りよりも左回りのほうがコーナーリングから直線に向いての加速がスムーズな感があり、ここも枠とゲートを出ての位置取り次第か。スムーズでないと前走のような競馬になるリスクは残る。




<前走:クイーンC出走馬>(中7週)

ハーパー(1着、466kg(-12kg))<B>
この中間も入念な乗り込みで出来は良さそう。1週前の動きを見ると仕掛けられてからの反応こそ鈍いが、終いの伸び脚は上々。

ドゥアイズ(2着、446kg(-2kg))<B>
休み明け3戦目で迎える。前走時のパドックでは、毛艶良く、気合、伸び万全で状態は良かった。この中間も先週、今週と追い切りの時計を詰めてきていて、更なる上積みに期待が持てる。

モリアーナ(3着、474kg(-2kg))<C>
叩き3戦目となるが、前走から少し間隔が空いていて坂路で良いタイムが出ていない。

ミシシッピテソーロ(15着、418kg(-6kg))<D><除外対象馬>
この中間、2週前、1週前と追い切られているがこの馬としては平凡な時計で......。




<前走:その他のレース出走馬>

トーセンローリエ(アネモネS:1着、426kg(-2kg) 中3週)<D><優先出走馬>
3連勝した前3走時の追い切りでは、中間坂路でかなり良い時計を1回はマークしていた。ただ、この中間は中3週で1週前までは軽めの調整。最終追いでビッシリ追ってきて好時計を出せるところまで回復できるかどうかだが。

コンクシェル(アネモネS:2着、452kg(-10kg) 中3週)<C><優先出走馬>
前走時点で10キロ減と、これ以上絞りたくない感じも1週前には強めに追われて好時計を計時と、出来は引き続き良さそう。あとはパドックでテンションが高くなるところがあり、さらに輸送もあるとこれまで以上に力みが強くなる可能性あり。

ミスヨコハマ(アネモネS:10着、464kg(+2kg) 中3週)<C><除外対象馬>
休み明け2戦目でこの中間も乗り込み豊富。併せ馬でも先着と、上積みが期待できそうな感触はあるが。

エミュー(フラワーC:1着、414kg(-2kg) 中2週)<D>
小柄な馬で使い詰め。この中間は、中2週で1週前に強めに追えず、さらに輸送もあるので状態面を気にする以上に馬体を減らさないことに神経を使わなくてはならず......。好状態にもっていくことはかなり大変になりそう。

ライトクオンタムシンザン記念:1着、428kg(+2kg) 3ヶ月)<A>
ルメール騎手は、馬の気持ちに逆らわず気分よく行かせての勝利。武豊騎手は、ディープ産駒の爆発力を活かす乗り方で直線大外一気の差し切り勝ちと、どちらも強い内容で能力の高さを見せてくれた。小柄な馬ということもあり、間隔を空けて臨む今回、2週前、1週前とCWを長めから追われて上々の時計を披露。動きを見ても、前進気勢が強く気持ちも乗ってきているので良好な仕上がりと言えるだろう。

メイクアスナッチ(フェアリーS:2着、436kg(+6kg) 3ヶ月)<D><除外対象馬>
休み休み使われてきた馬で、今回も3ヶ月ぶり。1週前追い切りではモタモタした走りで、仕上り途上という印象を受けた。

ユリーシャ(エルフィンS:1着、446kg(-8kg) 中8週)<C><除外対象馬>
坂路で好時計の出る馬だが、この中間は1週前にCWで長めからと調整パターンを変えてきた。もともとトレセンで多く追い切られるタイプではないが、今回は間隔が空きなおかつ絞りにくい寒い時期で本数も少ないということで、太めが残っているため変えてきたのかもしれない。動きを見ても終い伸びきれずという感じ。


                                                                                                                          

※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ライトクオンタムリバティアイランドペリファーニアの3頭をあげておきます。



◇今回は、桜花賞編でした。
桜花賞過去5年の連対馬(霧で1週前、最終追い切りと計測不能だったアーモンドアイを除く)の追い切り内容について調べてみると、最終追い切りが馬なりだった馬が6頭で残り3頭も一杯まではいかずG前仕掛けや直線強めと終い気合を入れる程度で3頭とも輸送の負担が少ない関西馬でした。1週前追い切りに関しては、馬なりでの追い切りの馬が少し多く、長距離輸送のある関東馬(栗東滞在馬は除く)は、1週前の時点で仕上がっていないと勝ち負けすることは厳しいでしょう。逆に、関西馬は1週前が馬なりでの追い切りでも、そこで少しでも重い感じがあれば最終追い切りでは強めに......といった過程の馬でも勝ち負けを演じられる傾向にあるようです。これらの調教データから、関東馬は1週前時点での仕上がり、関西馬は最終追い切り後の状態で判断することをおススメします。

桜花賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2023年4月2日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年04月02日号】特選重賞データ分析編(352)~2023年桜花賞
閲覧 2,245ビュー コメント 0 ナイス 7



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 桜花賞 2023年04月09日(日) 阪神芝1600m外


<ピックアップデータ>

【前走の馬体重別成績(2018年以降)】
×450kg未満 [0-0-2-30](3着内率6.3%)
○450kg以上 [5-5-3-44](3着内率22.8%)

 馬格のない馬は過信禁物。ちなみに、前走の馬体重が450kg未満、かつ馬番が5~18番の馬は2018年以降[0-0-0-26](3着内率0.0%)とまったく上位に食い込めていません。今年はこのファクターが明暗を分けそうなメンバー構成。しっかりチェックしておきましょう。

主な「○」該当馬→ハーパーリバティアイランド
主な「×」該当馬→エミューキタウイングシングザットソングライトクオンタム


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“JRA、かつ右回り、かつ今回と同じ距離、かつ重賞のレース”において3着以内となった経験がある」馬は2018年以降[4-5-4-22](3着内率37.1%)
主な該当馬→キタウイングリバティアイランド

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ハーパーの口コミ


口コミ一覧
閲覧 184ビュー コメント 0 ナイス 3

おはようございます!(=^・^=)
いつも訪問される方々、ありがとうございます。

今週末は競馬の祭典!! 『東京優駿~日本ダービー』
2020年に生産された7708頭の頂点を決める大決戦!!
世代トップに輝くのは、どの馬なのか!?

その攻略法のひとつとして、『皐月賞3着内の馬or皐月賞5番人気以内の馬』に注目。
今年出走メンバーで該当するのは、
皐月賞1~3着
ソールオリエンス、タスティエーラ、ファントムシーフ
皐月賞1~5番人気
ファントムシーフ、ソールオリエンス、ベラジオオペラ、フリームファクシ、タスティエーラ

まとめると ソールオリエンス、タスティエーラ、ファントムシーフ、ベラジオオペラ、フリームファクシ以上の5頭。

また、穴馬として皐月賞以外『前走、4角5番手以内の馬』にも注目。
(当日の枠順が馬番7番以内に限る)
プリンシパルS1着 パクスオトマニカ(4角1番手)
プリンシパルS7着 トーセントラム(4角2番手)
毎日杯1着 シーズンリッチ(4角5番手)
京都新聞杯1着 サトノグランツ(4角5番手)以上4頭。

ちなみに、昨年のダービー優勝馬ドウデュース(皐月賞3着1人気)、2着イクイノックス(皐月賞2着3人気)、3着アスクビクターモア(皐月賞5着6人気)で馬連的中!

【2023週間スケジュール】

一週間の基本的な更新スケジュールは、下記参照。
(毎朝7時ごろ更新/競馬変則日程の場合は変更あり)

月曜日 : 今週末 土、日曜の重賞(日刊馬番コンピ指数 等)
火曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(日刊馬番コンピ指数 等)
水曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(血 統 等)
木曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(日記)等
金曜日 : 検討中??
土曜日 : 土曜当日の重賞レースを予想(当日07時ごろ更新予定)
土曜日 : 土曜当日の重賞レースを回顧(当日19時ごろ更新予定)
日曜日 : 日曜当日の重賞レースを予想(当日07時ごろ更新予定)
日曜日 : 日曜当日の重賞レースを回顧(当日19時ごろ更新予定)

noteのアドレス: https://note.com/haya00  

宜しくお願い致します。

【重賞レース予想 第5期途中経過】
第05期(04月22日~05月28日)12日間(福島牝馬S~目黒記念)15戦

週末競馬は、当てる事ができたのか!?

20日(土)平安ステークス(G3)では2番グロリアムンディを推奨!
ワイド(2-5,10,13) 
結果は、ハズレ…(ノД`)・゜・。

20日(土)平安ステークス(G3)で推奨馬グロリアムンディ(1人気)は、スタート良く道中3番手から4角で先頭に立って、中団から脚を伸ばしたハギノアレグリアス(2人気)に2.1/2馬身差をつけ優勝。さらに1馬身差の3着に中団から脚を伸ばしたヴァンヤール(3人気)が入り、本命決着!? ただ、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。

反省点として、相手馬の選択!? 終わってみれば、本命決着!? ヒモ荒れ狙いだけに…残念。このレースで確信した事が、川田将雅騎手は馬に合わせるのではなく、コントロール(位置取り)して展開を考えて騎乗している。前走はマクッテ4角通過2番手、で今走3番手から4角で先頭で押し切る。変幻自在の騎乗スタイルは、リーディングトップ(5/21現在)である術なのであろう!?

21日(日)優駿牝馬~オークス(G1)では5番リバティアイランドを推奨!
馬連/ワイド(5 - 2,9,12,16,17) 
結果は、W的中…トリガミ?? (馬連590円/ワイド300円)

21日(日)優駿牝馬~オークス(G1)で推奨馬リバティアイランド(1人気)は、スタート良く先団6番手追走から4角回りながら内から外側に進路を確保すると中団から直線で一気に突き抜けて、2着ハーパー(2人気)に6馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にドゥーラ(15人気)が入り、2連系(馬連 等)は本命決着!? 3連系(3連複 等)は中波乱決着!?

馬券は、馬連/ワイド馬券が当たって損…トリガミ?? (>_

 覆面ドクター・英 2023年5月24日(水) 23:06
覆面ドクター・英の  ダービー 東京優駿 2023
閲覧 735ビュー コメント 0 ナイス 14

まずは先週オークスの回顧から。リバティアイランドは、「逆らうだけ無駄か」と書いたように6馬身差の圧勝で、リバティアイランドの入っていない馬券は1円も買わなかったのは正解でした。ただ、ヒモは当たったのですが、2着から6着までゴチャゴチャっと5頭入ってきたのに2番人気のハーパーが2着なのは正直最悪でした(笑)15番人気3着ドゥーラも10番人気4着ラヴェルも7番人気5着シンリョクカも14番人気ヒップホップソウルなどのヒモ荒れを厚く持っていたので、残念な方なヒモ決着でした。くりーくプロのコラムでの調教からの推奨でハーパーとドゥーラが1頭目、2頭目なのはお見事でした。

次に、資金集中しているWIN5の話を。〇×〇〇〇の4つ止まりでした。2レース目の15番人気拾えませんでした。4200万じゃなくていいので、2レース目もうちょっと人気サイドの馬、特に戸崎騎手は前に残られずに差せたんじゃないかと残念です。そろそろ当てたいです・・。

それでは、ダービーの話へ。今年は皐月賞馬のソールオリエンスが人気だろうけど、人気に応えそうで、オークス同様にヒモをどうするかのレースではと思っています。オークス同様うまくいかないかもしれないけど、あえてなるべく人気薄中心のヒモ厚め作戦をとろうと思っています。ディープやキンカメ、ハーツクライ、ドゥラメンテなど王道種牡馬が去った後は、キタサンブラック祭りなんだと思います。スピードもスタミナも瞬発力も成長力や健康さも、馬格も気性も、これと言った弱点の無い能力伝える種牡馬なんだと思います。

<全頭診断>
1番人気想定 ソールオリエンス:新馬、京成杯、皐月賞と無敗の3連勝でダービーに挑む。皐月賞も着差自体は大きくないが、一頭次元の違う脚で追い込んできたように、能力かなり高い。京成杯のエンジンかかってからグッと沈み込むようなフォームでの豪快な末脚を見て皐月賞も本命打ちましたが、距離延びて、東京競馬場になって、皐月賞より競馬しやすくなり、今回も本命を打つ予定。血統的にもキタサンブラック×サドラー系のモティベーター牝馬という距離不安の無い配合で、かつてはサドラー系は瞬発力足りず日本向きでないとか東京の長い直線向かないなどと言われてきたが、モティベーターはサドラー系の中でも日本適性高いようで、またキタサンブラックが父となるとサンデーやディープで引き出せなかったサドラー系の良さを引き出せるのでは。調教の動きも鋭く、馬体写真でも更なる成長感じさせ、先週同様逆らうだけ無駄では。

2番人気想定 スキルヴィング:3連勝で青葉賞も勝っての参戦。青葉賞組は結果でないことがほとんどなのだが、それでもやれていい感じの勝ちっぷりだった。勢いあるキタサンブラック産駒のワンツーあってもよい。青葉賞が余裕残しな感じの仕上げでここに照準あわせてきており、過去のデータから青葉賞組を消すのは良くないのでは。

3番人気想定 ファントムシーフ:5戦3勝で共同通信杯勝ち、皐月賞3で1番人気3着とがんばっているハービンジャー産駒。2.5万円で1000口の会員のターフスポートの会員は大喜びだろうけど、正直皐月賞1番人気はびっくりしました。共同通信杯勝ちというデータとルメール騎手騎乗からでしょうが、ターフスポートの馬がG1勝つとかって、まあ無いでしょう(笑)瞬発力いまいちだけに道悪希望か。調教の動きは良いし、武豊騎手を確保できたのも大きいが、ヒモまででは。

4番人気想定 タスティエーラ:数少ないサトノクラウン産駒の活躍馬で弥生賞勝ち、皐月賞2着と頑張っている。血統的にスピード足りない感のあるサトノクラウンだけに、瞬発力勝負では分が悪くてもロングスパートなどでごまかせばダービーでも出番あるのでは。かなり昔っぽいローテで中山の方が向いている印象だが調教の動きも良くレーン騎手を確保できたように、好勝負は可能だろう。

5番人気想定 サトノグランツ:ここ3連勝で未勝利、ゆきやなぎ賞、京都新聞杯とぶっこ抜いた。ただ間隔詰まる京都新聞杯を使わなきゃならない時点で絶望的で、内容も正直インパクト無く、人気なら消して妙味なタイプか。

6番人気想定 ドゥラエレーデ:ホープフルSをムルザバエフ騎手が頑張ったのもあり14番人気で勝ち、UAEダービーを7番人気2着と想像以上に頑張ってはいる。父はドゥラメンテ、母はサトノダイヤモンドの母系で母父はオルフェーブルと現在の日本競馬の先端配合とも言え、芝ダート問わず、ここも思った以上の激走あっていい血統では。海外遠征後で今年国内初戦となるが、調教の動きは良く疲れは無さそう。

7番人気想定 ショウナンバシット:近年いい馬買っているショウナン軍団が2.8億で買ったシルバーステート産駒で若葉賞勝ち、皐月賞5着と馬主的には楽しいかもしれないが、東京2400Mでの瞬発力勝負はそんなに向いていなさそう。調協の動きは良い。

8番人気想定 メタルスピード:皐月賞では13番人気4着と激走したが、馬場渋ったのもプラスだったようで、やはり2勝あげているマイル前後が良いのでは。津村騎手は気合入っているようだが妙味ないのでは。

9番人気想定 ハーツコンチェルト:新馬戦をすごい末脚で勝ったので大物と言われたりしたがやっと青葉賞2着程度で、そう大物ではなさそう。グリーン軍団のダービー好走というのも想像しにくい。調教の動きは鋭い。ダートでも見てみたい感じな馬。

10番人気以下想定
フリームファクシ:4戦3勝(3つ目の勝ちはきさらぎ賞)で皐月賞を4番人気で迎えたが9着と敗退。ルーラーシップ産駒だけに不器用で中山向かなかった可能性もちろんあるが、ちょっと力が足りないのでは。調教の動きは良い。

ベラジオオペラ:3連勝(3つめはスプリングS)で臨んだ皐月賞は3番人気10着と惨敗。使うところが上手かった感じの三連勝のようで、巻き返しは厳しいか。調教の動き良いが、東京2400Mになって良いタイプではないのでは。

シャザーン:ロードカナロア産駒だし、母系からクイーンズリングの近親と言われると距離不安言われかねないのだが、友道厩舎で1800Mから2200M使っているように、距離は問題なさそそう。4戦2勝で皐月賞も6着とそう負けておらず、ここも好勝負可能。調教でも良い動きで本番に合わせてきた感じあり。

トップナイフ:横山典騎手とのコンビで逃げたり差したり追い込んだりで京都2歳SもホープフルSも弥生賞も2着と頑張ったが、皐月賞7着というのが、同世代間での妥当な位置づけかなあという現状。ただ距離不安言われたりしているがダンチヒ系は距離は案外問題なかったりで、2000M主体に使われているように、思ったよりスタミナもあるタイプでは。ヒモ穴によいか。調教の動きは良い。

シーズンリッチ:毎日杯勝ちのドゥラメンテ産駒だが正直あまりレベル高くなかった一戦で、2か月での成長加味しても、ちょっと厳しいのでは。調教の動きは良いが。

ノッキングポイント:父がモーリスで母はキンカメ×ハッピーパスという配合で、血統通りマイルを中心に使われている。2400M向きではなさそう。調教の動き良いが、ここ向きではないのでは。

パクスオトマニカ:未勝利勝ち、1勝クラス勝ち(若竹賞)、プリンシパルS勝ちとすべて逃げ切りで、そう楽には逃げられないと思われる。ヴィクトワールピサ産駒だけに道悪要員か。調教の動きも良い。

ホウオウビスケッツ:新馬と1勝クラスを連勝したが、ともに逃げ切り。スプリングSは逃げなくて2着に頑張ったが皐月賞は7番人気17着と惨敗。ただ母父ルーラーシップだし、マインドユアビスケッツもデピュティミニスター系で、思われているほどマイル寄りでないと思われ、ヒモ穴には良いのでは。調教の動きも良い。

グリューネグリーン:京都2歳S勝ちまでは良かったが、以降進歩のない感じで皐月賞も16番人気11着。出番なしでは。調教の動き悪くないが父ラブリーデイは、残念ながらそう強い産駒ださない感じの印象。

トーセントラム:既に15戦も使っていて、未勝利勝ちのみという内容で、しかもここ9戦連続出遅れと絶望的な内容。要らない。藤田菜騎手はダービー乗れると良いのだが、ギリギリ出れないか。調教の動きは平凡。

<まとめ>
有力:ソールオリエンス

ヒモに:スキルヴィング、ファントムシーフ、タスティエーラ、ドゥラエレーデ

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 競馬戦略研究所所長 2023年5月23日(火) 07:22
重賞回顧 オークス
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2023年05月21日 東京 11R 優駿牝馬(G1)

◎:5枠 10番 ソーダズリング

◯:3枠 5番 リバティアイランド
△:1枠 2番 ライトクオンタム
△:6枠 12番 ハーパー
△:7枠 14番 ペリファーニア
-----------------------------------
馬券  :単勝
購入金額:3,000円
馬/組番:◎
◎ (10)
3,000円
-----------------------------------
馬券  :単勝140円 的中!
購入金額:3,000円
馬/組番:◯
◯ (5)
3,000円
-----------------------------------
馬券  :馬単
組合わせ:8点
購入金額:8,000円
1着:◎(10)
相手:◯, △(5, 2, 12, 14)
各1,000円(合計 8,000円)
-----------------------------------
馬券  :3連単
買い方 :ボックス
購入金額:6,000円
馬/組番:60組
◎, ◯, △(10, 5, 2, 12, 14)
各100円(合計 6,000円)



このレースは只々リバティアイランドの強さだけが強調されたレースでした。先団の後ろに位置して、前後の馬にプレッシャーをかける力がなければできない芸当。それで、直線だけで2着馬に6馬身をつける圧勝。化け物が誕生したと言っていいでしょう。勝利騎手インタビューでも、レース中に色々試したと、まだ余力があるところを見せました。川田騎手は凱旋門賞でハープスターの雪辱がよぎっているはずです。次走を含め引退まで無事に強さを発揮できる日程を組んで欲しいものです。

 2着は混戦でしたが最後にハーパーが確保しました。勝ち馬をピッタリマークで、自分の競馬をせずに、しっかり結果を出したのは騎手の腕もありますが、馬の能力のお高さの証明。秋以降の活躍が今から期待されます。

 3着はクラシック初騎乗の斎藤新騎手が馬の力を信じて後方一気で突っ込んできたドゥーラ。ヤネガ久しぶりの東京コースでの騎乗で所長は嫌ってしまい、馬券の食い合わせからは把持してしまいましたが、継続騎乗で成長をして欲しものです。

 所長◎のソーダズリングは完全に距離の壁でした。ハーツクライ産駒なだけに成長力に期待したいと思います。

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コメント一覧
1:
  HELPRO   フォロワー:0人 2023年4月9日() 16:00:10
やっぱり4着でしたか、、、。ルメールは技術はあるのに馬の能力が足りなかった。勝ち馬とは基礎能力値の差で川田は本当に恵まれた馬を回された。

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