栗東所属リーディングジョッキー上位3名の10月14日(月)の騎乗馬及び注目のレースを見ていきたい。
なお、坂井瑠星騎手が盛岡競馬場のマイルチャンピオンシップ南部杯に騎乗のため、繰り上がって松山弘平騎手を紹介する。
【C.ルメール騎手】
10月14日(月)東京競馬場
1R 2歳未勝利(ダ1,300m) トラヴェリンバンド
2R 2歳未勝利(芝1,400m) ヴィンブルレー
3R 2歳未勝利(ダ1,600m) ヴィーデ
5R 2歳新馬(芝1,800m) デンクマール
8R 3歳上1勝クラス(芝1,600m) コンテネレッツア
10R 白秋S(芝1,400m) マンドローネ
11R 府中牝馬S・G2(芝1,800m) ブレイディヴェーグ
12R 3歳上2勝クラス(芝1,600m) ニュージーズ
メインレースの府中牝馬Sでは昨年のエリザベス女王杯の勝ち馬ブレイディヴェーグに騎乗。C.ルメール騎手とは【2-1-0-0】の成績を残している。飛節後腫の影響で11か月ぶりのレースとなるが、一度は新潟記念出走を目指し調整をしていただけに極端な不安はなさそう。休み明けは苦にしないタイプで、復帰初戦でどの様な走りをするか楽しみだ。8Rの3歳上1勝クラスにはコンテネレッツアに騎乗。牝系はエアグルーヴから続く良血で、全姉にはスカイグルーヴ、半兄デシエルトはデビュー3連勝で若葉Sを制するなど兄姉も活躍している期待馬。昇級初戦となるが注目の存在だ。
【川田将雅騎手】
10月14日(月)東京競馬場
3R 2歳未勝利(ダ1,600m) トレインザマインド
6R 3歳上1勝クラス(ダ1,400m) テーオードラッカー
9R プラタナス賞(ダ1,600m) メルキオル
10R 白秋S(芝1,400m) ソンシ
11R 府中牝馬S・G2(芝1,800m) マスクトディーヴァ
12R 3歳上2勝クラス(芝1,600m) レディントン
11Rの府中牝馬Sには、重賞2勝で今年のヴィクトリアマイル3着馬のマスクトディーヴァに騎乗する。昨年の秋華賞でリバティアイランドの牝馬三冠阻止にあと一歩まで迫った末脚は素晴らしかった。5か月ぶりの実践となるが、新パートナーの川田将雅騎手とどの様なレースをするのか注目したい。10Rの白秋Sはソンシに騎乗する。デビュー以降、全レースで手綱をとっており【3-1-1-1】の成績。斤量はトップハンデの56キロとなったが、背負い慣れているだけに心配は無用だろう。
【松山弘平騎手】
10月14日(月)東京競馬場
2R 2歳未勝利(芝1,400m) カシオペア
4R 2歳新馬(ダ1,400m) ドウジギリ
5R 2歳新馬(芝1,800m) タイヨウノキセツ
11R 府中牝馬S・G2(芝1,800m) コスタボニータ
12R 3歳上2勝クラス(芝1,600m) ポッドテオ
府中牝馬Sは1年ぶりの騎乗となるコスタボニータで挑む。オープン入りを決めた初音Sで初コンビを組み、昨年のクイーンSでは3着。コスタボニータは今年に入り5戦し、愛知杯3着、福島牝馬S1着、前走の小倉記念で2着など活躍している。強豪は多いが、今年の充実ぶりからは上位争いの1頭だろう。5Rの2歳新馬では2023年セレクションセールにて税抜き4,200万円で取引されたタイヨウノキセツに騎乗する。祖母のダイワルージュは2001年の牝馬三冠皆勤賞で桜花賞3着。3代母はスカーレットブーケで一族にダイワメジャーやダイワスカーレットといった華やかな名前が並ぶ良血馬。半兄プレトリアは東京競馬場の新馬戦を制しており、タイヨウノキセツも続きたい。