ソングライン(競走馬)

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写真一覧
抹消  青鹿毛 2018年3月4日生
調教師林徹(美浦)
馬主有限会社 サンデーレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績17戦[7-3-1-6]
総賞金68,855万円
収得賞金37,670万円
英字表記Songline
血統 キズナ
血統 ][ 産駒 ]
ディープインパクト
キャットクイル
ルミナスパレード
血統 ][ 産駒 ]
シンボリクリスエス
ルミナスポイント
兄弟 ティーガーデンソニックライン
市場価格
前走 2023/11/04 BCマイル G1
次走予定

ソングラインの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/11/04 アメ 6 BCマイル G1 芝1600 13--------5** 牝5 56.0 戸崎圭太林徹 --0000 ------マスターオブザシーズ
23/10/08 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 127102.012** 牝5 57.0 戸崎圭太林徹 490
(+10)
1.45.3 0.033.5④⑦⑥エルトンバローズ
23/06/04 東京 11 安田記念 G1 芝1600 188187.441** 牝5 56.0 戸崎圭太林徹 480
(-8)
1.31.4 -0.233.1⑪⑨セリフォス
23/05/14 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 16367.641** 牝5 56.0 戸崎圭太林徹 488
(--)
1.32.2 -0.033.2⑧⑥ソダシ
23/02/25 サウ 4 1351TS G3 芝1351 11--------10** 牝5 55.0 C.ルメー林徹 --1.18.6 1.2----バスラットレオン
22/09/11 中京 11 セントウルS G2 芝1200 137113.225** 牝4 56.0 C.ルメー林徹 484
(+2)
1.06.9 0.733.1⑨⑨メイケイエール
22/06/05 東京 11 安田記念 G1 芝1600 187138.241** 牝4 56.0 池添謙一林徹 482
(-4)
1.32.3 -0.032.9⑩⑩シュネルマイスター
22/05/15 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 18125.425** 牝4 55.0 池添謙一林徹 486
(--)
1.32.5 0.333.2⑨⑧ソダシ
22/02/26 サウ 2 1351TS G3 芝1351 14--------1** 牝4 55.0 C.ルメー林徹 --1.18.0 -0.0----カサクリード
21/12/25 阪神 11 阪神カップ G2 芝1400 188174.1115** 牝3 54.0 池添謙一林徹 484
(0)
1.21.5 1.235.4⑥⑧グレナディアガーズ
21/10/23 東京 11 富士S G2 芝1600 17113.911** 牝3 52.0 池添謙一林徹 484
(-2)
1.33.2 -0.033.9⑧⑦サトノウィザード
21/08/15 新潟 11 関屋記念 G3 芝1600 186111.813** 牝3 51.0 池添謙一林徹 486
(+6)
1.32.9 0.234.0⑦⑦ロータスランド
21/05/09 東京 11 NHKマイル G1 芝1600 1851016.972** 牝3 55.0 池添謙一林徹 480
(+2)
1.31.6 0.034.3⑥⑦シュネルマイスター
21/04/11 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 1881614.7715** 牝3 55.0 池添謙一林徹 478
(-2)
1.33.1 2.035.0⑪⑭ソダシ
21/01/16 中京 10 紅梅S (L) 芝1400 11662.911** 牝3 54.0 C.ルメー林徹 480
(-2)
1.20.6 -0.535.3ララクリスティーヌ
20/11/22 東京 2 2歳未勝利 芝1600 18233.121** 牝2 54.0 丸山元気林徹 482
(+14)
1.34.1 -0.534.1⑩⑨トーセンメラニー
20/06/20 東京 5 2歳新馬 芝1400 165102.612** 牝2 54.0 D.レーン林徹 468
(--)
1.23.7 0.334.7⑫⑩クールキャット

ソングラインの関連ニュース

2022、23年の安田記念連覇などGⅠを3勝したソングライン(美・林、牝5)が2日、競走馬登録を抹消された。今後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖馬になる予定。通算17戦7勝(うち海外3戦1勝)で重賞は21年GⅡ富士S、22年サウジアラビアGⅢ1351ターフスプリント、23年GⅠヴィクトリアマイルを含む5勝。獲得賞金7億9999万1100円(うち海外1億1144万1100円)。

【チャンピオンズCの注目点】中京舞台で繰り広げられるダートの頂点決定戦!記録がかかる騎手、調教師は? 2023年11月28日(火) 18:50

★「ダート路線の王者決定戦」中京に舞台を移し、今年が節目の10回目

12月3日、中京ではチャンピオンズCが実施される。同レースは、2013年までジャパンCダートとして実施されてきたが、14年からは舞台を中京へと移し、名称もチャンピオンズCに改称され、現名称での実施は今年で10回目となる。

今年は19頭の登録があり、今年のフェブラリーS勝ち馬レモンポップ(牡5歳、美浦・田中博康厩舎)、GⅠ・JpnⅠで3勝を挙げているテーオーケインズ(牡6歳、栗東・高柳大輔厩舎)、JpnI3勝のメイショウハリオ(牡6歳、栗東・岡田稲男厩舎)などダートGI(JpnⅠ含む)勝ち馬は5頭が出走を予定している。また、芝とダート双方GI制覇がかかるジオグリフ(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)、ドゥラエレーデ(牡3歳、栗東・池添学厩舎)も登録馬に名を連ねており、多彩なメンバーが顔を揃えそうだ。果たして今年のチャンピオンズCを制すのはどの馬だろうか。なお、チャンピオンズCでは舞台を中京に移した14年以降、ダートGI勝ち馬が8年連続で1着となっていたが、昨年はダートのGI初挑戦となったジュンライトボルトが勝利を挙げている。

★3歳馬が勝てば2019年クリソベリル以来4年ぶり セラフィックコール、ドゥラエレーデ、ゼットリアンが登録

今年のチャンピオンズCには、デビューから5連勝でみやこSを制したセラフィックコール(牡、栗東・寺島良厩舎)、昨年のホープフルS勝ち馬で芝・ダート双方のGI制覇を狙うドゥラエレーデ(牡、栗東・池添学厩舎)、大府特別と観月橋Sを連勝したゼットリアン(牡、栗東・吉田直弘厩舎)と3頭の3歳馬が登録している。3歳馬が勝てば、2019年クリソベリル以来4年ぶり6頭目となるが、今年の3歳勢はダート路線の強豪が集うチャンピオンズCでどのような走りを見せるのだろうか。

ドゥラエレーデセントライト記念8着以来の出走となる。前走で芝のレースに出走していた馬がチャンピオンズCを勝てば、02年イーグルカフェ以来(※当時のレース名はジャパンCダート)21年ぶり2頭目となるが、ホープフルSに続く2つ目のGIタイトルを獲得できるだろうか。

★自身初のJRA年間100勝まであと「5」 レモンポップに騎乗予定の坂井瑠星騎手

チャンピオンズCでレモンポップ(牡5歳、美浦・田中博康厩舎)に騎乗予定の坂井瑠星騎手は、11月27日現在、今年のJRA競走で95勝を挙げており、自身初のJRA年間100勝まであと5勝に迫っている。レモンポップと坂井騎手のコンビは、前走の南部杯では同馬のデビュー以来初めて逃げる形を取り、そのまま後続を寄せ付けずに圧勝した。チャンピオンズCが中京で実施されるようになった2014年以降、逃げ切り勝ちはないが、レモンポップと坂井騎手のコンビはどのような戦法で挑むのだろうか。

レモンポップを管理する田中博康調教師は開業6年目の今年、根岸SでJRA重賞初制覇、フェブラリーSでJRA・GI初制覇を遂げるなどJRA重賞5勝を挙げる活躍を見せている(※11月27日現在)。なお、田中博調教師&坂井騎手のコンビは11月27日現在、今年のJRA競走で4戦3勝、3着1回という成績を残している。

★調教師としてJRA・GI初制覇なるか 騎手時代1500勝超の河内洋四位洋文調教師

アイコンテーラー(牝5歳)を管理する河内洋調教師(栗東)、ハギノアレグリアス(牡6歳)を管理する四位洋文調教師(栗東)には、JRA・GI初制覇がかかる。河内調教師は騎手時代JRA通算2111勝、四位調教師は騎手時代JRA通算1586勝を挙げ、ジョッキーとして多くのJRA・GIを制しているが、調教師としてもビッグタイトルを獲得することができるだろうか。なお、アイコンテーラーJBCレディスクラシック1着以来、ハギノアレグリアスシリウスS1着以来の出走で、アイコンテーラーには2015年サンビスタ以来8年ぶり2頭目の牝馬によるチャンピオンズC制覇がかかる(※牝馬はアーテルアストレア(4歳、栗東・橋口慎介厩舎)も登録)。

★4年目・原優介騎手が2度目のJRA・GI挑戦 交流重賞3勝のウィルソンテソーロに騎乗予定

今年のかきつばた記念マーキュリーC、白山大賞典を制したウィルソンテソーロ(牡4歳、美浦・小手川準厩舎)には、原優介騎手が騎乗を予定している。原騎手は2020年のデビュー以来JRA通算58勝を挙げており、今年はキャリアハイの25勝をマークしている(※いずれも11月27日現在)。原騎手はJRA重賞での勝利経験はなく、JRA・GI騎乗は今回が2回目となるが、デビュー4年目で初のビッグタイトルを手にすることができるだろうか。勝てば、ウィルソンテソーロを管理する小手川調教師も開業4年目でJRA・GI初制覇となる。

今回、原騎手はウィルソンテソーロに初めて騎乗する。同騎手はJRA通算58勝のうち20勝をテン乗りの馬で挙げているが(※新馬戦での勝利は除く)、ウィルソンテソーロとのコンビで勝利を挙げることができるだろうか。

★歴代最多のJRA・GⅠ実施機会12連勝中 JRA・GⅠ通算200勝に王手のノーザンファーム

生産牧場ノーザンファームは、5月14日のヴィクトリアマイルソングライン)から11月26日のジャパンCイクイノックス)まで生産馬がJRA・GⅠ実施機会12連勝中で、生産牧場のJRA・GⅠ実施機会歴代最多連勝記録を更新中だ。

12月3日に実施されるチャンピオンズCには、グロリアムンディ(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)、ジオグリフ(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)、セラフィックコール(牡3歳、栗東・寺島良厩舎)、ドゥラエレーデ(牡3歳、栗東・池添学厩舎)と4頭のノーザンファーム生産馬が登録しているが、連勝を伸ばすことができるか。なお、ノーザンファームはジャパンCでのイクイノックスの勝利がJRA・GⅠ通算199勝目で、チャンピオンズCを勝てば、史上初のJRA・GⅠ通算200勝となる。







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【ジャパンC】イクイノックス夢の続き 有馬参戦ならJRA新GⅠ7連勝&古馬秋3冠ボーナス2億円狙う 2023年11月27日(月) 07:00

世界王者と3冠牝馬の対決が注目されたジャパンCは、世界一の貫禄を見せたイクイノックスが4馬身差で圧勝。管理する木村哲也調教師(51)=美=は感動の涙を見せた。オーナーサイドは今後について明言を避けており、去就が注目される。2着に終わったリバティアイランドは完敗を認め、年内は休養して来年の飛躍を誓う。

ホースマン冥利(みょうり)に震えた。大偉業を涼しい顔でなし遂げた愛馬と対照的に、地下道で待ち受けた木村調教師は思い余って号泣した。

「正直、今回のプレッシャーは今までと違った。でも最高の形で解放されました。ターフの方からスタンドを見上げることができるのは、勝者に与えられる特別な景色なので」

最強馬を預かる重圧。とりわけ今回は初の中3週という詰まった間隔との闘いもあった。「今回は馬自身が緊張感を感じるのが天皇賞より早かった。これで果たして持つのかなと」。それでも調教の負荷は落とさず攻めた。「毎回毎回、厩舎としては必死。紙一重のところでリスクを取ってやっているので。きょう出張馬房で馬を見て、前回よりもどっしりしていたので、何とか踏ん張れたかなと」と格闘の日々を振り返り、賞金面でもついに史上最強に手が届いた選ばれしサラブレッドをたたえた。

生産者の北海道安平町・ノーザンファームはJRA・GⅠ実施機会12連勝となり、自身の記録を更新。吉田勝己代表(75)は「前回以上。この馬はすごいですね。笑っちゃいます。(大逃げの展開には)去年の天皇賞(秋)を思い出しました。時計も馬場を考えれば速い。(GⅠ12連勝は)恐ろしいです」と笑顔を絶やさない。

さまざまな記録を打ち立て、気になるのは今後の行方だ。所有するシルクレーシングの米本昌史代表(48)は、「周りからいろんな評価をいただけると思うので、馬の状態を含めて検討していきたい。選択肢はいろいろあるので検討していきます」とあらゆる可能性を模索する。

もし有馬記念(12月24日、中山、GⅠ、芝2500メートル)に参戦し、勝てばGⅠ7連勝の新記録に加え、同年の天皇賞・秋&ジャパンC勝ち馬に与えられる〝古馬秋3冠〟の2億円のボーナスも与えられる。スーパーホースの夢の続きから目が離せない。(内海裕介)

イクイノックス 父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイロー。青鹿毛の牡4歳。美浦・木村哲也厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲シルクレーシング。戦績10戦8勝(うち海外1戦1勝)。獲得賞金22億1544万6100円(うち海外4億5889万100円)。重賞は2021年GⅡ東京スポーツ杯2歳Sの他、GⅠ6勝(別掲)を含め7勝目。ジャパンCはクリストフ・ルメール騎手が09年ウオッカ、18&20年アーモンドアイに次いで4勝目。木村哲也調教師は初勝利。馬名は「昼と夜の長さがほぼ等しくなる時」。

★ジャパンCアラカルト

◆C・ルメール騎手 2020年(アーモンドアイ)以来で、通算4勝目。武豊騎手と並ぶ最多勝利記録。JRA・GⅠはエリザベス女王杯ブレイディヴェーグ)以来で今年6勝目、通算49勝目。重賞もエリザベス女王杯以来で今年16勝目、通算145勝目。

木村哲也調教師 2頭の出走で初勝利。前回は21年(オーソリティ)の2着。JRA・GⅠは天皇賞・秋以来で今年3勝目、通算7勝目。重賞も天皇賞・秋以来で今年7勝目、通算27勝目。

キタサンブラック産駒 初出走で勝利。JRA・GⅠは天皇賞・秋以来で今年4勝目、通算6勝目。重賞は京都ジャンプSエコロデュエル)以来で今年7勝目、通算12勝目。

◆父子制覇 父キタサンブラックは16年の優勝馬で、当レース6組目。

◆馬主:㈲シルクレーシング 20年以来で、通算3勝目。JRA・GⅠは天皇賞・秋以来で今年3勝目、通算22勝目。重賞も天皇賞・秋以来で今年7勝目、通算97勝目。

◆生産者:ノーザンファーム 20年以来で、通算13勝目。JRA・GⅠはマイルCSナミュール)に続く今年14勝目、通算199勝目(他にJ・GⅠ3勝)。重賞もマイルCS以来で今年46勝目、通算807勝目。

◆生産者のJRA・GⅠレース実施機会12連勝 ノーザンファームは今年のヴィクトリアマイルソングライン)からJRA・GⅠレース実施機会12連勝となり、自身の持つ歴代単独最多連勝記録を更新。

★売り上げ、入場者数

ジャパンCの売り上げは260億5899万5600円で前年比122・9%とアップ。入場者数は8万5866人で同160・3%だった。

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ソングラインが引退、繁殖入り GIは安田記念連覇、ヴィクトリアMの3勝 2023年11月22日(水) 17:43

11月4日の米GⅠブリーダーズCマイルで5着に終わったソングライン(美浦・林厩舎、牝5歳、父キズナ)が現役を引退することが22日、サンデーサラブレッドクラブのホームページで発表された。米国遠征から8日に帰国し、現在は北海道安平町のノーザンファーム早来で着地検査中。このあとは生まれ故郷のノーザンファーム(北海道安平町)で繁殖入りする。通算17戦7勝(うち海外3戦1勝)。重賞はGⅠ3勝(2022、23年安田記念、23年ヴィクトリアマイル)のほか21年富士S、22年1351ターフスプリント(サウジアラビア)と国内外で計5勝。総獲得賞金は7億9207万9300円。

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【ジャパンCの注目点】歴代最多GI11連勝中のノーザンファームはさらに連勝伸ばせるか? 2023年11月22日(水) 09:30

★歴代最多のJRA・GI実施機会11連勝中 ノーザンファーム生産馬は5頭が登録

生産牧場ノーザンファームは、5月14日のヴィクトリアマイルソングライン)から11月19日のマイルCSナミュール)まで生産馬がJRA・GI実施機会11連勝中で、生産牧場のJRA・GI実施機会歴代最多連勝記録を更新中だ。26日に実施されるジャパンC(GI)には、イクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)、ショウナンバシット(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)、ダノンベルーガ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)、ドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)、リバティアイランド(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)と5頭のノーザンファーム生産馬が登録しているが、連勝を伸ばすことができるだろうか。なお、ノーザンファームはマイルCSでのナミュールの勝利がJRA・GI通算198勝目で、史上初のJRA・GI通算200勝まであと2勝となっている。

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【ジャパンC】ノーザンファーム副代表・吉田俊介氏を直撃!イクイノックスとリバティアイランドどちらが強いですか? 2023年11月21日(火) 05:00

ついに激突! 今週のジャパンCで、世界No1ホースのイクイノックス(美・木村、牡4)と3冠牝馬リバティアイランド(栗・中内田、牝3)が初めて対戦する。両馬を生産したノーザンファームの副代表・吉田俊介氏(49)を直撃。リバティを所有するサンデーレーシングの代表も務める同氏に、勝つのはどっちだと思います?!と直撃した。(聞き手・増本隆一朗)

──生産者のノーザンファーム副代表として、リバティアイランドにもイクイノックスにも深い関わりがある立場。対決実現を前に、今の心境は

リバティアイランドは3冠を取った時点でジャパンCしかないと思っていました。その後、イクイノックスが(天皇賞・秋で)強い勝ち方をしてくれたので、すごく楽しみになりましたね。(2012年の)オルフェーヴルジェンティルドンナが戦ったときぐらい、楽しみにしています」

──リバティは圧倒的な強さで牝馬3冠を達成。どのあたりから、これくらいの器だと思っていた

「そこまで強いかは走ってみないと分からないところでしたが、小さな頃からバランスがずっと良くて、きれいな馬でしたので、期待していました」

──リバティの完成度は今、どれくらい?

「3歳の夏でだいぶ成長したと思います。春先は牝馬らしい線の細さを気にしながらでしたが、だいぶたくましくなってきました。まだ成長する余地もあると思いますが、これまでもずっと強いですからね」

──イクイは今年、世界ランク1位に成長。想像していた?

「していなかったですね(笑)。キタサンブラックの初年度産駒で、骨格はすごく立派なのですが、幼少期は特に薄手の馬体で頼りなさを感じるところがありました。一生懸命走ってくれる馬で、2歳時には1回使うごとに体へのダメージがあり、続けて使えないところはありました。本当に立派な馬になって、能力をいかんなく発揮してくれるようになったなと思います」

──先ほど話に出た12年ジャパンCはジェンティルがオルフェを競り落としたが、当時はどっちが勝つと思っていた?

オルフェーヴルですね。当時のトップホースでしたし、負けたとはいえ、凱旋門賞でいい走りをして、世界中の人が知っている馬でしたから。その馬に胸を借りる立場で挑んだのがジェンティルドンナ。当時は3歳牝馬がジャパンCに行くんだ…という感じでしたが、3歳の一番強い馬がジャパンCに行ってワクワクするというのを作ったのがあの馬です。あのレースがあったからアーモンドアイデアリングタクトの参戦が盛り上がったと思います。あの馬が当時、最強だった馬に勝ったから、3歳牝馬でも通用するんだというのが作れたと思っています」

──今回もファン待望の対決。正直、どっちが強いと思います?

「やはりイクイノックスではないでしょうか。今年のケンタッキーダービーブリーダーズCを見てきたのですが、世界中の人が知っていて、注目している馬ですから。リバティアイランドは相当強いと思うけど、どの距離が一番強いのかを探っている段階で、胸を借りる立場。どれぐらいやれるのか期待しています。僕自身はみんなに反対されながら、春からずっとジャパンCでこの対決を見たかったんです。私が一番、この戦いを楽しみにしています」

■吉田 俊介(よしだ・しゅんすけ) 1974(昭和49)年4月13日生まれ、49歳。北海道出身。慶応大経済学部を卒業後、ノーザンファームに入社。米国研修から帰国後、ノーザンファーム空港牧場場長に就任。2007年から一口馬主法人サンデーレーシング代表。15年からノーザンファーム副代表を兼任。ノーザンファーム代表・吉田勝己氏の長男。

★2012年のジャパンC

この年、牝馬3冠を達成したジェンティルドンナは、前年にクラシック3冠を制したオルフェーヴルジャパンCで初対戦。オルフェは前走・凱旋門賞で小差2着と世界トップ級の実力を証明していた。ジェンティルは3番人気、オルフェは1番人気。レースは好位で進めたジェンティルに対し、オルフェは後方を追走。4コーナーで一気に追い上げてきたオルフェが一瞬、先に抜け出されたが、ジェンティルは内から馬体を併せてラスト100メートルは息詰まる叩き合い。最後はジェンティルがハナ差抜け出した。

★斤量さは最大4キロ

過去、牝馬3冠を制した年にジャパンCに挑んだ馬は2012年ジェンティルドンナ、18年アーモンドアイ、20年デアリングタクトの3頭で、それぞれ1、1、3着。デアリングが先着を許したのは、2年先輩のアーモンドと同期の3冠馬コントレイルだった。牝馬3冠を達成するほどの実力を持っていれば、最大4キロの斤量差があることもあり、年長の牡馬相手でも十分に通用する。

★生産馬がGI11連勝中

ノーザンファームの生産馬は今年、ヴィクトリアマイルソングライン)からGⅠ実施機会で11連勝中。19日のマイルCSで同牧場が19年に記録したJRA最長記録を更新した。今週、「12」に伸びるかどうか注目される。イクイノックスリバティアイランド以外にドウデュースダノンベルーガショウナンバシットも同牧場の生産馬だ。

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エリザベス女王杯ブレイディヴェーグが勝利。これで秋G1は、

スプリンターズS ママコチャ=川田騎手
秋華賞 リバティアイランド=川田騎手
菊花賞 ドゥレッツァ=ルメール騎手
天皇賞(秋) イクイノックス=ルメール騎手
エリザベス女王杯 ブレイディヴェーグ=ルメール騎手

ご覧の通り、お馴染みの2人しか勝っていない。今週もシュネルマイスターセリフォスという有力馬に騎乗する両ジョッキー。果たしてまだこの記録は続くのだろうか…。

さて、気づけば今年もあと1ヶ月半ほど。勝っている人はそのままでいいかもしれないが、負けている人は一発逆転を考える時期かもしれない。

もちろん、本来競馬の収支は1年でリセットされるものではないので淡々と続けるのが基本なのだが、それでも年の瀬へ向けてどうにかしたいという気持ちもわかる…というか私自身もそうだ。

そこで、収支を逆転するためにどうすべきかを考えてみた。

ひとつはレートを上げて勝負すること…なのだが、これはさらに収支を悪化させる危険が伴う上に、予算的に負荷をかけることになるのでオススメできない。

そこでもうひとつ、

「荒れるレースで勝負する」

ということだ。

勝負というとどうしても、自信のあるレース=期待している馬がキッチリ走るレース、を選んでしまいがちだが、それだと爆発的な回収はできない。戦う場(レース)を選べるというのが競馬のメリットでもあるのだから、より波乱度の高い難解なレースで勝負して、高配当をまとめて取るというのが一撃で回収するためには良いかもしれない。

シンプルに考えて、自分が難しいと思うレースは多くの人にとっても難しいのだから、その中で少しでもアドバンテージがあれば勝負に行っていい。私自身も今年は負けているので、ちょっと荒れそうなところで強気な勝負をしていこうと思っている。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はマイルチャンピオンシップから。

エルトンバローズ西村淳也騎手)

注目はエルトンバローズ西村淳也騎手。
ラジオNIKKEI賞ではレーベンスティールを、毎日王冠ではソングラインシュネルマイスターを退けて重賞連勝中。恵まれたように見えるが、「恵まれるのも才能」を地で行くタイプだ。今回はマイル短縮になるが、もともと未勝利と1勝クラスはマイル戦で、スピードもあるのでまったく問題ないはず。馬場読み力に長け、今年ブレイクしている西村淳騎手の手綱にも期待したい。G1になるとジョッキーが人気に与える影響がより大きくなる分そこまで期待されないかもしれないが、一発狙ってみても面白い。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年10月5日(木) 12:05 くりーく
くりーくの中間調教チェック 毎日王冠2023 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


10月8日(日) 東京11R 第74回毎日王冠(3歳以上G2・芝1800m)

【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)


<前走:安田記念 芝1600m(レース映像)> 4ヶ月

ソングライン(1着 480kg(-8kg))<A>
休み明けになるが、この中間も2週前、1週前と併せ馬で先着。あいだの日曜日にも速い時計を出しており、前2走とほぼ同じような調整で仕上がりもかなり良さそう。
☆『前走の追い切り

シュネルマイスター(3着 490kg(±0g))<C>
南Wで速い時計の出る馬だが、この中間はこの馬としては時計が遅い。1週前追い切りの動きを見ても前脚の出が硬く、併走相手の前に出てから突き放せなかった。
☆『前走の追い切り

ウインカーネリアン(8着 510kg(海外競馬出走))<C>
この中間も併せ馬で乗られているが、追走での追い切りが多い。時計もこの馬としてはかかっていて、スピード感にも欠ける。
☆『前走の追い切り


<前走:その他のレース出走馬>

ジャスティンカフェ(エプソムC:1着 芝1800m 504kg(+4kg) 4ヶ月)<A>
休み明けのこの中間は坂路での調整。水・金と追い切られて金曜日に速い時計を出してきているが、先週の水曜も軽めの調整ながら重心の低い走りで手応えもしっかりしていた。昨年以上の好仕上がりだろう。
☆『前走の追い切り

フェーングロッテン七夕賞:14着 芝2000m 474kg(-4kg) 3ヶ月)<C>
近走同様、この中間も1週前はCWでの追い切りで同じような時計が出ている。一方、それ以前の坂路での時計がやや物足りない。
☆『前走の追い切り

エエヤン(NHKマイルC:9着 芝1600m 484kg(+2kg) 5ヶ月)<B>
春は未勝利から3連勝で重賞制覇。5ヶ月ぶりとなるこの中間は、乗り込み豊富で重賞勝ち当時と同じような好時計が何本か出ていて調子は良さそう。
☆『前走の追い切り

エルトンバローズ(ラジオNIKKEI賞:1着 芝1800m 500kg(-2kg) 3ヶ月半)<A>
1週前にCWで速い時計を出して仕上げる馬だが、この中間もCW3頭併せだったとはいえ併せ馬になる間もなく一気に併走馬2頭を置き去りにして大差先着の好内容を見せてきた。休み明けでも十分な仕上がりだろう。
☆『前走の追い切り

バビット(AJCC:8着 芝2200m 476kg(+14kg) 3ヶ月)<D>
菊花賞以降古馬のトップクラスとのレースが続き、逃げるこの馬にはマークもキツくなり楽な競馬をさせてもらえていない。今回休み明けで中間の乗り込みは多いものの、1週前に坂路で好時計が出ているだけで大きな変わり身は感じられない。
☆『前走の追い切り

バラジ新潟記念:5着 芝2000m 476kg(-6kg) 中4週)<B>
休み明けの前走を使われ、この中間はほとんどプール調教。これは脚元の疲れが残っていたが、大型馬なので体重は減らしたいという意図によるものかもしれない。1週前は南Wで追い切られ、日曜には改修されて使用できるようになった坂路で終いを伸ばす内容と、このあたりからは本来の調教内容に戻ってきている。あとは太め残りがなく疲れが取れていればといったところで、最終追い切りの動きで判断したい一頭。
☆『前走の追い切り

デュガ北九州記念:16着 芝1200m 508kg(+6kg) 中6週)<D>
短距離を使っていた馬で、前走からは中6週で迎えるが乗り込みが少なく、使ってくる感じではない。

ノースザワールド(メイS:7着 芝1800m 472kg(-6kg) 4ヶ月半)<E>
坂路で好時計の出る馬だが、休み明けのこの中間は平凡な時計。CWでの追い切りも普段は1週前のみだが、この中間は2週前にもCWで追い切られていてこちらも目立った時計ではなし。1週前追い切りでは併せたディープボンドから大きく離されていて、動きも物足りない。

アドマイヤハダル(関越S:2着 芝1800m 494kg(±0kg) 中9週)<B>
近走3戦は、500キロを切る馬体重での出走で差のない競馬が続く。この中間も2週前、1週前と併せ馬で先着と引き続き状態は良さそう。

キングストンボーイ(関越S:4着 芝1800m 490kg(+2kg) 中9週)<C>
休み休み使われている馬で、昨年も関越Sから毎日王冠というローテーションだったが、今年は長期間坂路が閉鎖されていたこともありその分プール調教が多くなっている。その影響が、良いほうに出てくる感じはない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ジャスティンカフェソングラインエルトンバローズの3頭をあげておきます。


◇今回は毎日王冠編でした。
今週から東京と京都に開催が替わり、今年の競馬も4コーナーを回って直線に向いたあたり。今週は、天皇賞(秋)ジャパンカップそしてマイルG1に向けての特に重要なステップレースである毎日王冠京都大賞典が行われます。
ここでは毎日王冠の過去5年の連対馬の調教内容についてまとめてみました。ポイントとなるのが、連対馬10頭の内9頭が関東馬ですべての馬が春競馬からの休み明けだったという点です。特に、1週前追い切りで強めに追われた馬が7頭、最終追い切りが馬なりだった馬が7頭と、前哨戦といえども3~4週前あたりの早めの段階から乗り込まれ1週前にはほぼ仕上がっている状態までもってこれていることが重要になっている印象です。そのあたりに関しては、レース後に反動が出ないようにして本番に向けてスムーズに調整していくためということも考えられると思いますので、豊富な乗り込み量と1週前ぐらいにはほぼ仕上がっている馬をここではお勧めします。
そして、くりーく予想は先週の3連単『40万馬券』、3週前の『70万馬券』と特大の高配当が短い期間のあいだに的中しています。それ以外にも8月、9月で単勝万馬券3本的中というのもありましたが、これを「偶然」と考えるか「必然」と考えるかは人それぞれ。それでも、予想する本人としては「必然」だと思われるような結果を残していけるように、これからも精進していきたいと思っています。


毎日王冠出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年6月9日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】改めて東京競馬場の排水性の良さを知った週末/エプソムC展望
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豪華メンバーが揃った安田記念は、ソングラインが外から差し切って同レース連覇を成し遂げた。同時にヴィクトリアマイル安田記念の連覇も達成し、これは2009年のウオッカ以来、史上2頭目。使っては休む…が当たり前になった現代の競馬で、中2週でのチャレンジは想像以上にハードなのだろう。それを成し遂げた陣営の手腕も称えられるべき勝利だった。

1番人気のシュネルマイスターは直線よく追い込んできたものの3着止まり。一昨年から3着→2着→3着と惜敗にピリオドを打つことはできなかった。ルメール騎手は何もミスをしていないが、馬体を見ても走りを見ても、どちらかといえばパワータイプ。ルメール騎手のゆったり溜めて末脚を生かすスタイルがベストではないようにも思える。このスタイルで行くならば秋は距離を延ばして天皇賞路線でぜひ観てみたい。マイル路線なら別のジョッキーで臨んでも面白いかなと感じさせる内容だった。

最終的に期待した◎ソウルラッシュは、スタートから流れに乗れず、厳しいインを突いたこともあり惨敗。上がりの速さを問われる高速馬場は厳しかった。

今回の安田記念を見て改めて感じたのは、週末の雨予報も、レース中に降らない限りは大きな影響を与えないということだ。ローカルならまだしも、主要4場(東京、中山、京都、阪神)は特に馬場整備も行き届いており、とりわけ排水性の高い東京競馬場では金曜段階でどれだけ雨が降っても、レース中に降らなければちょっとやそっとでは馬場は悪化しない。先週は金曜~土曜の朝までに250ミリを超える雨が降ったようだが、それでも芝に関しては驚きの回復を見せ、日曜のメインレースは良馬場、通常通りの高速馬場に戻っていた。

さすがにダートは雨の影響を大いに受けるが、芝に関してはレース中に降るかどうかが大きなカギ。先週のようにどれだけ雨が降ってもその後晴れて風も吹けば、すぐに乾いていくということを改めて実感する開催だった。

というわけで、最後は先週からの狙い馬と、今週末の展望を。

【次走狙い馬】ヘネラルカレーラ 6/4(日)東京9R 2番人気2着

すんなりとハナを奪い粘り込み。馬場を考えても上々の粘りで、やや決め手に欠けるのでなかなか勝ち切れないが、安定したレースぶりが光っており連複軸なら信頼度は高い。近走崩れているのは2200mのみ。2000m以下なら次走以降も引き続き信頼したい。

~今週末の注目馬~

最後は週末の注目馬で締めたい。今回はエプソムカップから。

ヤマニンサルバム三浦皇成騎手)

注目はヤマニンサルバム三浦皇成騎手。
重賞に挑んだ直近2走はともに7着と見せ場を作るに至っていないが、金鯱賞は外枠、新潟大賞典は道悪と条件が厳しかった。本質的にはセンスある立ち回り型で、距離短縮はプラスになる。3走前の白富士Sで上位争いをしたサリエラドーブネカレンルシェルブルはいずれもその後オープンや重賞で好走しており、本馬も能力的にはヒケを取らないはず。三浦騎手も荒れ馬場の東京は上手いので、人気も落ちそうな今回は狙いどころ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年5月19日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】JRA史上最高配当から考える複勝戦略/オークス展望
閲覧 1,580ビュー コメント 0 ナイス 2


先週のヴィクトリアマイルソングラインが馬群を抜け出して勝利。昨年の無念を晴らした。戸崎騎手は基本的に馬群を突くよりも外に出したいジョッキー。今回も外に持ち出す予定だったようだが、結果的には内枠で外に出せなかったことが功を奏した形。馬場自体は外も伸びていたが、ヴィクトリアマイルはスンナリ隊列が決まり先行イン有利の競馬だった。2着のソダシとともに順調ならば安田記念で再戦する可能性があるので、改めての対決を楽しみにしたい。

さて、先週G1以外で大きな話題を集めたのが、JRA史上最高の複勝配当が飛び出した土曜の京都5R。最低人気のニホンピロパークスが2着に入り、複勝は18,020円という超高額配当になった。

このことから我々が学べることを少しまとめてみたい。

複勝配当は当然のことながら、人気がない馬が走れば高額になるのだが、それ以上に重要なのが残る2頭との兼ね合いだ。今回のニホンピロパークスも複勝オッズは、以下の通りかなりレンジ(幅)があった。

ニホンピロパークス 複勝オッズ 39.2-201.5倍

最低だと3,920円、最高だと20,150円。今回はかなり最高値に近い結果となったわけだが、それをアシストしたのは単勝1.6倍で敗れたスイープアワーズだろう。スイープアワーズはこのレースで8着と複勝圏内に入れず。1倍台の断然人気馬が敗れたことで複勝配当がかなり高めにブレることとなった。実はこれまでの複勝配当の記録を持っていたヴィヴィアンも同様のケースだった。ヴィヴィアンは、2010年6月26日福島2Rで16番人気3着と激走し、複勝配当は16,110円。このレースでも単勝1.6倍のユキノラムセスが9着に敗れていた。

複勝配当は1倍台の人気馬が圏外に敗れると一気に跳ね上がる。つまり、複勝を狙う場合はその馬自身が走るかどうかがもちろん最も大事なのだが、同時に、断然の支持を集める馬が4着以下に敗れる可能性があるかを判断することも大事ということ。複勝で勝負する際は、心に留めておきたい。

また、ニホンピロパークスは水口騎手、ヴィヴィアンは中谷騎手が騎乗していた。そして、ともに大手の牧場の生産馬ではなく、新ひだか町生まれだ。穴をあけるのはいつの時代も、どちらかといえば地味なジョッキー、地味な育ちの馬だというのは間違いなさそうだ。

~今週末の注目馬~

さて今週も、最後はオークスの注目馬で締めたい。

ゴールデンハインド菅原明良騎手)

注目はゴールデンハインド菅原明良騎手。
前走のフローラSは相手関係や展開に恵まれたのは間違いないが、それでもゴール前は詰め寄られているように見えてむしろ差は詰まっていなかった。父ゴールドシップ譲りの豊富なスタミナを示した一戦と言えるだろう。ゴールドシップ産駒はこれまでオークスで(1-0-1-1)、ユーバーレーベンが3番人気1着、ウインマイティーが13番人気3着と好走している。ゴールデンハインドも自分の形に持ち込めればチャンスがあるはずだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年5月7日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月07日号】特選重賞データ分析編(357)~2023年ヴィクトリアマイル
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 ヴィクトリアマイル 2023年05月14日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【前走の出走頭数別成績(2017年以降)】
×12頭以下 [0-0-1-23](3着内率4.2%)
○13頭以上 [6-6-5-64](3着内率21.0%)

 少頭数のレースを経由してきた馬は過信禁物。2017年以降の3着以内馬18頭中17頭は、前走の出走頭数が13頭以上でした。今年は主要な前哨戦のひとつである阪神牝馬ステークスが12頭立てだったので、この組の扱いに注意しましょう。

主な「○」該当馬→スターズオンアースソダシメイケイエール
主な「×」該当馬→イズジョーノキセキサウンドビバーチェソングライン


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「生産者がノーザンファーム」の馬は2017年以降[5-3-3-27](3着内率28.9%)
主な該当馬→ソダシソングラインメイケイエール

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2022年9月16日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】ルメール騎手はステイヤー/ローズS展望
閲覧 1,778ビュー コメント 0 ナイス 3

先週から秋競馬が開幕。西のセントウルSメイケイエールが好位から堂々の抜け出しで完勝。重賞6勝目を飾り、いよいよG1へ王手というところまで来た。

一方、人気を分け合う形になったソングライン=ルメール騎手はラストで伸びて来たものの5着止まり。ただ、明らかに距離不足の内容で、叩き台としては悪くない内容だったのかもしれない。

今や、押しも押されぬ日本競馬の主役となったルメール騎手だが、ジョッキーとしては長距離志向の側面が強く、短距離路線ではそこまで信頼度が高くない。

2020年以降のすべてのレースを対象にルメール騎手の距離別成績を調べてみても明らかで、芝ダート問わず1200m戦では単複の回収率が60%台とかなり低く、基本的には過剰人気傾向だ。

これが1000mに限るとさらに顕著で、騎乗回数は少ないが18戦してたったの2勝、回収率も悲惨だ。

・ルメール騎手の1000m戦成績(2020年~先週終了時点)

(2-3-0-13)単勝回収率 18% 複勝回収率 42%

そして、基本的に距離が延びれば伸びるほど成績が向上していく。特に2400m以上に限ると、ルメール人気を加味しても妙味大で、単複の回収率は90%超。ほぼ3回に2回は馬券圏内に好走している。

・ルメール騎手の2400m以上の成績(2020年~先週終了時点)

(40-27-17-44)単勝回収率 93% 複勝回収率 97%

こういったデータは、時に穴馬による一撃で数値が跳ね上がっているケースもあるが、ルメール騎手の場合は2ケタ人気馬の騎乗回数はゼロ。128回のうち125回が5番人気以内なので、極めて信頼できるデータといえるだろう。

馬に例えるならば、ルメール騎手は明らかにステイヤータイプ。シンプルだが、このことを意識するだけで今後の重賞戦線でも取捨が明確になるはずだ。なお、折り合いをつけるのが上手く距離延長に強いのも特徴。直近の重賞勝ちはヴェントヴォーチェで挑んだキーンランドカップだから、実はデータに反してスプリント重賞を制したのだが、思えば直線競馬を経由した距離延長馬だった。

夏のバカンスから復帰し今後は有力馬への騎乗機会も増えるだろうが、その際の参考にしてほしい。

では、今回も先週の競馬から次走狙えそうな馬を一頭挙げておきたい。

【次走狙い馬】エンライトメント(土曜中山2レース・2歳未勝利/3着)

マイル戦の上に開幕週の馬場ではやや忙しく、完全に差し遅れた。それでもラストはしっかり伸びており、次走距離延長、または開催後半馬場、または東京替わり(いずれかに該当する可能性が極めて高い)ならば順当に勝機到来。

ローズS展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はG1トライアルが続々、日曜の中京競馬場ではローズSが行われる。注目馬はコチラ。

メモリーレゾン古川吉洋騎手)

前走は51キロの内枠と恵まれた面はあったが、追ってグイグイ伸びて完勝。デビューが1200m、その後は1600mで勝利し、初の1800mだった前走でもむしろまだ距離延びて良さそうな内容だった。使うごとに力をつけてきている印象で、センスと追っての良さも兼ね備えているのでクラスの壁はないはず。相手は強化されるが、いきなりの重賞でも楽しみはある。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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ソングラインの口コミ


口コミ一覧

久しぶりの

 RinKoRin 2023年11月23日(木) 00:14

閲覧 71ビュー コメント 0 ナイス 8

日記です。
いつぶり!?て感じですが、なんとかやってました。

今日書きたかったのは、
ソングラインとシュネルマイスターが引退と知って、
とてもとても驚いています…
個人的には、まだまだ勇ましく走る姿を見たかったなぁと思います。
ソングラインは、池添騎手とのコンビで昨年の安田記念に応援し見事優勝!
そこからお馬さんが好きになって、競馬を見て応援することに一気にはまっていったんです。

いつか、子馬の活躍を楽しみに…!

競走馬生活、ほんとにお疲れ様でした。
ゆっくり休んでね。

 ユウキ先生 2023年11月22日(水) 23:20
☆ソングライン&シュネルマイスター引退………☆
閲覧 73ビュー コメント 0 ナイス 11

日本のマイル界を背負ってきた………。

ソングラインと。

シュネルマイスターが引退するみたい…。

次は父、母となってその仔の活躍を期待してますよ〜

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 キタクロ 2023年11月22日(水) 22:19
シュネソン
閲覧 48ビュー コメント 0 ナイス 3

本日サンデーレーシングから

シュネルマイスター、ソングラインの 

引退が発表されました

シュネルは毎回のように馬券内にいれていた馬で

よくお世話になっていました

できれば天皇賞秋で一度見たかったな

ソングラインの方は

馬券的には相性があまりよくありませんでしたが

安田記念連覇と立派な成績でした

ぜひ良い子供を

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コメント一覧
5:
  HELPRO   フォロワー:0人 2023年6月4日() 15:45:36
おめでとう。仕込み元地方人!
4:
  HELPRO   フォロワー:0人 2023年5月14日() 15:46:46
流石は余計な事する元地方人。技術上位だったのはせめてもの救い。
3:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年9月11日() 15:41:08
ルメールの衰退。舐めた騎乗するなら欧州に戻った方が良い。技術不足とは言わせない!

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2023年10月8日毎日王冠 G22着
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2023年10月8日 毎日王冠 G2 2着
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