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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 12 | 牡5 | 57.0 | 川田将雅 | 栗 中内田充 | 474(-4) | 1.59.8 | 2.5 | 1 | 33.9 | ⑩⑩⑨⑨ | |||
2 | 7 | 10 | 牡4 | 57.0 | 松若風馬 | 栗 宮本博 | 480(0) | B | 1.59.9 | 3/4 | 7.6 | 3 | 34.7 | ①①①① | |
3 | 1 | 1 | 牡6 | 57.0 | 横山典弘 | 美 和田勇介 | 464(-20) | 2.00.1 | 1 1/4 | 13.0 | 6 | 34.6 | ③③④④ | ||
4 | 3 | 3 | 牡7 | 57.0 | 幸英明 | 美 国枝栄 | 484(-6) | B | 2.00.3 | 1 1/4 | 41.9 | 8 | 34.3 | ⑪⑪⑪⑩ | |
5 | 4 | 4 | 牡5 | 57.0 | 団野大成 | 栗 池江泰寿 | 460(-4) | 2.00.3 | クビ | 11.7 | 5 | 34.7 | ③④④④ | ||
6 | 7 | 9 | 牡6 | 59.0 | 岩田望来 | 栗 友道康夫 | 478(+6) | 2.00.4 | アタマ | 24.6 | 7 | 34.7 | ⑧⑧⑥⑥ | ||
7 | 8 | 11 | 牡4 | 57.0 | 浜中俊 | 栗 中村直也 | 498(+4) | 2.00.5 | 3/4 | 7.8 | 4 | 35.1 | ②②②② | ||
8 | 2 | 2 | 牝5 | 55.0 | 松山弘平 | 栗 吉田直弘 | 424(0) | 2.00.5 | アタマ | 3.1 | 2 | 34.7 | ⑤⑥⑥⑦ | ||
9 | 6 | 8 | 牡8 | 57.0 | 森泰斗 | 栗 浜田多実 | 478(-6) | 2.00.6 | 1/2 | 414.6 | 12 | 34.5 | ⑪⑫⑪⑫ | ||
10 | 5 | 5 | 牡5 | 57.0 | 和田竜二 | 栗 高橋義忠 | 474(-8) | 2.00.7 | 1/2 | 120.1 | 11 | 34.7 | ⑧⑧⑨⑩ | ||
11 | 6 | 7 | 牡5 | 57.0 | 坂井瑠星 | 美 久保田貴 | 468(+4) | 2.00.7 | クビ | 73.9 | 10 | 35.3 | ⑤④②② | ||
12 | 5 | 6 | 牝6 | 55.0 | 西村淳也 | 栗 須貝尚介 | 480(0) | 2.00.8 | 1/2 | 47.2 | 9 | 35.0 | ⑤⑥⑥⑦ |
ラップタイム | 12.7 - 10.9 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 12.1 - 11.2 - 11.6 - 11.8 |
---|---|
前半 | 12.7 - 23.6 - 36.3 - 48.8 - 60.9 |
後半 | 58.9 - 46.7 - 34.6 - 23.4 - 11.8 |
■払戻金
単勝 | 12 | 250円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 12 | 120円 | 1番人気 |
10 | 190円 | 3番人気 | |
1 | 250円 | 5番人気 | |
枠連 | 7-8 | 590円 | 2番人気 |
馬連 | 10-12 | 1,250円 | 5番人気 |
ワイド | 10-12 | 460円 | 5番人気 |
---|---|---|---|
1-12 | 680円 | 9番人気 | |
1-10 | 900円 | 11番人気 | |
馬単 | 12-10 | 1,680円 | 5番人気 |
3連複 | 1-10-12 | 4,420円 | 16番人気 |
3連単 | 12-10-1 | 14,340円 | 54番人気 |
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土曜日の中京芝のレース結果、近年の金鯱賞の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
中京競馬場はきさらぎ賞が行われた2月5日以来の開催。芝コースは当時のBコースから、Aコースへ移動した。ここ最近にまとまった雨がなかったことや、芝張替の効果もあって、芝コースの状態はまずまず良好。土曜日は終日良馬場(JRA発表)で施行された。
JRAが測定した土曜日朝のクッション値は8.7の標準。土曜日早朝の含水率はゴール前が12.0%、4角12.9%。水曜日から間断なく散水作業を施したことに伴い、好天の良馬場としては若干ソフトなコンディションとなっていたようだ。
ちなみに、昨年は1回開催終了後に3角手前から4角の内側主体に約4000㎡の芝張替を実施。それに対して、今年は張替面積を約4200㎡に拡大。加えて、コーナー部の張替幅を狭め、正面直線部の中ほどまで張替距離を延ばしている。
つまり、コーナーから直線を向くまでの走りの重要度が高く、コーナリングで他馬とのリードを広げたいタイプにとっては好都合だった昨年の馬場状態とはやや異なり、直線を向いてからペースを上げて前との差を詰めていく馬たちのチャンスが多少なりとも増したということ。その点は頭に入れておいたほうがいい。
そうした状況もあってか、控える形をとった馬たちの勢いがよく、土曜日施行の芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は5、12、2、8、4番手。上がり3ハロン1~2位馬も【3.1.2.4】と及第点の成績を収めている。4角1~2番手が3勝するなど、積極策に出た馬が幅を利かせていた、昨年の開幕初日とは様子が違うようだ。
その一方、内寄りから運ぶ馬が優位のコンディションであることに変わりはなく、勝ち馬5頭中4頭が4枠より内。1~2着馬10頭のうち、7頭を1~4枠の馬で占めている。開催1週目でもあり、基本的には内めで脚をためつつ上手に立ち回る馬が有利の馬場とみるべきなのかもしれない。
日曜日午後からの予報は曇りがち(12日7時の時点)。だが、相当の雨量でもない限りは、前日の傾向を踏襲する可能性は高い。従って引き続き、内めから運ぶ馬が有利という捉え方がベター。枠順ベースで選ぶなら、やはり真ん中より内(1~4枠あたり)に軸足を寄せたほうが、好結果につながりやすいのではないか。
なお、近年の金鯱賞は前走G1出走馬および前走5着以内馬の活躍が顕著。過去6年の1~2着全馬が該当する。大舞台を見据えた馬たちが集う別定G2ということもあってか、ビッグレースから直行してきた馬や、前走で大きく崩れていない馬が存在感を発揮する傾向にある。絞り込みの際に押さえておきたいポイントといえよう。
今回の出走メンバーで要点(1~4枠+前走ステップ)を満たしているのは、①アラタ、②マリアエレーナ、④ディープモンスター。よって当欄では、これら3頭を軸馬候補として推奨したい。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×関西エイト「ミッキ」が金鯱賞を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) ミッキ(関西エイト) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬を紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第6回は金鯱賞について伊吹雅也プロ・豚ミンCプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【伊吹雅也】ー本質を見抜く的確なデータ分析
ウマニティ、JRA公式HPをはじめ、多数の媒体で鋭い見解を披露。独自、かつ的確なデータ分析で目から鱗の穴馬を推奨する伊吹雅也プロに金鯱賞の予想についてお聞きしました。
ー競馬評論家、競馬ライターとして様々な媒体でご活躍されていますが、活動をはじめる至った経験を教えてください。
二十歳を過ぎた頃、とある著名な競馬ライターさんのところへ強引に押しかけ、アルバイトとして雇ってもらいました。そこで、『TARGET frontier※』の活用方法を学んでいると、ほどなくフリーのライター、評論家としてお仕事をいただけるようになり、そのまま現在に至ります。当時は就職氷河期の真っ只中で、正直に言うと、「就職活動が面倒だったから」というのもこの道を志した理由のひとつです。
※競馬データベースソフト。現在の『TARGET frontier JV』
ー毎週、ウマニティ内のコラムを拝読していて、データの絞り込み方に「なるほど」と思うことが多いです。データ集計の仕方にコツのようなものがあれば教えていただきたいです。
データ分析に何か独自性があるのだとしたら、それは単純に『TARGET frontier JV』を眺めている時間が長いからだと思います。仕事に取り組んでいる時間だけではなく、暇な時間やお酒を飲んでいる時も「何か面白いデータはないかなぁ」と考えていますから。
ー私もこれからは隙あらば眺めようと思います。では、金鯱賞の予想へ移りたいと思います。今年の予想のポイントはどのあたりでしょうか。
ビッグレースからの直行組が少ない点ですね。前走G1組は2017年以降[4-4-2-14]で複勝率41.7%と堅実です。それに対して、前走G1組以外、かつ前走の4コーナー通過順が6番手以下だった馬は2017年以降[0-0-1-31]で複勝率3.1%でした。今年のメンバー構成なら、先行力が高い馬を重視するべきでしょう。
ー前走レースの格付けと前走通過順でけっこう絞れそうですね。中京芝2000mがプラスに働くと考える馬がいれば教えください。
『血統&ジョッキー偏差値 2023-2024※』を参照すると、比較的高く評価できる産駒にディープインパクトが含まれるので、直仔で実績上位のポタジェは一応押さえておくべきだと思います。
※伊吹さんの著書
ー今度は産駒データですね。反対に、この舞台を苦手するのはどの産駒でしょう。
過信禁物と見ておいた方が良さそうな種牡馬の代表格は、ゴールドシップ・ハーツクライ・ルーラーシップ・ロードカナロアあたりです。ですので、ルーラーシップ産駒のワンダフルタウンは、別の機会に狙った方が良さそうです。
ー人気が集まりそうなプログノーシスの評価を教えてください。
直近2戦は単勝1番人気の支持を裏切った形でしたが、2戦とも1着馬とのタイム差は0.1秒でしたし、これまでの実績を考えれば及第点の内容かなと。ただ、先行力の高い馬を重視する予定で、重い印を打つつもりは今のところありません。極端に人気が集中しなければ押さえると思います。
ー軸に適していると思うのはどの馬でしょうか。マリアエレーナですね。前走の着順が8着以下、かつ前走のレースが凱旋門賞以外だった馬は[0-0-0-19]※ などの軽視すべきデータに該当せず、先行力の高い馬ですし、特に不安要素が見当たりません。
※データは2017年以降
ーありがとうございます。穴っぽいところで注目している馬がいれば教えてください。
人気薄と言えるオッズになるか微妙ですが、ヤマニンサルバムは面白い存在だと思います。前走の4コーナー通過順は6番手ですが、どちらかと言えば先行力の高さを活かしたいタイプです。6歳以上、かつ前走のレースが白富士S以外だった馬は2017年以降[0-1-0-27]で複勝率3.6%と、基本的に高齢馬の評価を下げるべきレースなので、4歳である点も強調材料になります。
ー挙げていただいた馬以外に注目馬はいるでしょうか。
フェーングロッテンも前走の4コーナー通過順が1番手、前走の着順が3着、馬齢が4歳と、レースの傾向からは強調できる馬です。オッズ次第では本命も考えます。
取材後記:今回の取材でも、毎週の執筆されているコラム同様、予想に役立つデータをたくさん提示していただきました。好走・凡走データに注目ですね。
【豚ミンC】ー庶民にやさしく、効き目抜群ですぐはつらつ!その“神眼“で見抜く◎!!
10年間の厩務員生活を経て、友人のすすめきっかけにプロ予想家へ。レースリプレイの検証で妙味ある穴馬を見抜く豚ミンCプロに金鯱賞の予想についてお聞きしました。
ー高校卒業後、厩務員の道へ進まれたようです。仕事を選んだ理由をお聞かせください。
高校の卒業と厩務員を養成する学校の設立が、ちょうど同じタイミングだったんです。競馬は父の影響でずっと見ていて、新聞の記事に気づいた父が「行ってみたらどうだ」と。大学に受かる感じもなかったので、受験してみただけですね(笑)。
ー私も競馬は父の影響ではじめました。日高の育成牧場で10年ほど働いていたとのことですが、厩務員時代の経験が馬券に活きていると感じることはありますか。
馬に触れていた経験はそれほど活きていないと思います。予想のメインはレースリプレイを見ることで、パドックも、返し馬も、調教も見ないですから。ただ、馬を知っているか、知らないかが、馬券に関係ないと気づかされたことは逆説的に馬券に活きているのかもしれません。ほとんどの予想家って、外れると「騎手がこうやって乗ってくれなかった」とか言うじゃないですか。つまり、原因を馬ではなく騎手に求めている。10年近く馬産地の本場で働きましたけど、ほんとうに馬のことを見れる人、知ってる人なんて数人ほどしかいませんでした。
ーありがとうございます。予想する際、お話に挙がった騎手を重視するようですが、具体的にはどのような部分に注目しているか教えてください。
馬場がフラットなのは前提として、距離のロスを少なく騎乗できる騎手を上位に置いています。実際、馬群の内にいても、怖がらずに乗っている騎手はみんな成績が良いです。競馬ってどの馬が上手く立ち回るかを当てるゲームという要素が強いので、騎手はかなり重要だと思います。
ー言われてみるとそのとおりですね。レースリプレイは繰り返し見られるのでしょうか。
いえ、厩務員時代にサッと見る力を養ったので、そんなに時間はかけないです。例えば2場所開催なら日曜の夜には終わって、月曜から自由にしています。あんまり一生懸命見ても目が疲れますしね。意外とテキトーな部分が強みなのかもしれません(笑)。
ーそれで好成績を挙げられるのは最高ですね。では、金鯱賞の予想へ移りたいと思います。今年の予想のポイントはどのあたりでしょう。
今年の金鯱賞やクラスに関わらず、中京の2000mはスローで流れるイメージしかないので、そのあたりは頭に入れておかなければいけません。なので、前で粘る馬か、キレ味のある馬がいいんじゃないでしょうか。
ー金鯱賞でも前残りが目立ちますよね。その中京芝2000mが、プラスなるのはどの馬と考えていますか。
挙げるなら、ポタジェですかね。去年の金鯱賞でも一番強い競馬をしていたのはポタジェなので。次の大阪杯を勝ったのも納得でした。
ー反対に中京芝2000mがマイナスになる馬はいるでしょうか。
前走の中日新聞杯で差し遅れたプログノーシスじゃないですかね。同じコースなので、同じ結果になってもおかしくないかなと。
ー名前の挙がったプログノーシスの能力的位置づけをお聞かせください。
初戦を見たとき、これならオープンでも通用すると思って、次走の毎日杯は本命にしたんですよ。結果、相手が悪く3着でしたが、今回の相手関係だと能力自体は上のはずかなと。でも、舞台が舞台なので取りこぼす可能性はふつうにあります。2走前のカシオペアSにしても、位置的に厳しく、いくら差し脚があってもという感じでしたしね。
ーほかに、危険かなと感じる馬はいますか。
ヤマニンサルバムですね。上手く乗られすぎているので、外枠に入ったらまず買わないです。
ー現状、中心視しているのはどの馬でしょうか。
ペース的には、フェーングロッテン単騎でスロー濃厚と考えるが妥当なのかなと。まあ、このあたりは陣営次第なので、ゲートが開いてみないとわかりませんが。スローと予想するなら、初角3番手以内、4角でも3番手以内にいる馬がいいのじゃないでしょうか。過去の通過順を見ても、だいたいその位置にいる馬が馬券に絡んでいますしね。
ースローを想定した場合ということですね、穴っぽいところで注目している馬はいるでしょうか。
人気がなく、前に行ける馬が内枠を引いたら押えてもいいかなと思います。まず、枠が出ないとという感じです。
ー挙げていただいた馬以外に注目している馬がいれば教えてください。
アラタですかね。前走の中山金杯は、終始外々を回りながらタイム差なしの4着でしたので、内枠に入れば好勝負になっていいかもしれません。外枠なら無印もありえますけどね。
取材後記:厩務員時代の経験が馬券に活きていないというのは意外でしたね。おいしいオッズで買えそうなアラタにはぜひ内枠を引いてほしいです。
以上、プロ予想家2名の金鯱賞への見解と注目馬を紹介しました。お二方ともプログノーシスに死角ありの評価でしたね。
(文・垣本大樹)
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日曜日に行われる金鯱賞の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①アラタ【B】
美浦南W併走(8日)。頭の位置こそ高めだが、ひと頃の重苦しさが解消されつあるのはいい傾向。好調時の前肢を地面に叩きつけるような走りも戻りつつある。厳しく見れば、もう少し反応に鋭さが欲しいところだが、気配は決して悪くない。少なくとも、前回のデキを下回るということはなさそうだ。
②マリアエレーナ【A】
栗東CW単走(7日)。直線を向いてからなかなか手前を替えない。ただ、鞍上は意に介しておらず、走りは実に軽快。完歩を広げつつ、とても柔らかい動き。気負う面も窺えない。左手前1本だった前回の最終追いよりも、躍動感という点では今回のほうが明らかに上。好調だろう。高く評価したい。
③ハヤヤッコ【B】
美浦南W併走(8日)。脚さばきが若干硬く映るが、もともとそういう馬。過度に気にする必要はないだろう。緩慢さが目についた前回の最終追いと比べれば、動きに余裕があるし、モタれる悪癖もさほど出ていない。それなりに整えてきた印象を持つ。
④ディープモンスター【B】
栗東CW単走(8日)。推進力を上に逃がす完歩こそ時折見られるが、それなりに折り合いはついており、四肢のさばきも素軽い。促しに対する反応も悪くなかった。この馬としては久々に詰まり気味の間隔となるが、疲れや反動はなさそう。いいデキを維持しているように感じる。
⑤ワンダフルタウン【C】
栗東坂路併走(8日)。序盤こそ力強い脚どりで登坂していたものの、ラストの伸びはひと息。ゴール前では僚馬に突き放されてしまった。ジョッキー騎乗だったことを思えば、もう少し踏ん張って欲しかったような気も。このひと追いでどこまで変われるか。
⑥ルビーカサブランカ【B】
栗東坂路併走(8日)。併走遅れの内容も、懸命にシゴかれる僚馬に対し、こちらはほぼ持ったまま。この馬らしい体幹しっかりの安定したフットワークで走れていた。活気も程よく、概ね自身のパフォーマンスは示している印象。及第点の仕上がりと判断したい。
⑦グランオフィシエ【B】
美浦南W併走(8日)。難しい面を見せず、最後まで集中を切らさず走れていたのは好感。以前と比べて、首と四肢の連動性が良くなり、フォームも安定してきた。結果的に体勢不利のゴールとなったが、これは相手も動いており、割り引く必要はない。稽古の雰囲気は悪くなく、穴候補として一考の余地はある。
⑧バイオスパーク【C】
栗東CW併走(8日)。頭を低く保ち、四肢のさばきも素軽い。ただ、鞍上の仕掛けに対する反応が薄く、両サイドの2頭にアオられ気味。最後は外の僚馬に後れをとり、手ごたえも劣勢だった。実戦型とはいえ、もう少し覇気が欲しいような気も。別定G2で勝ち負けまではどうか。
⑨ポタジェ【B】
栗東坂路併走(8日)。派手さはないが、低い重心を保ち、リラックスした走り。適度な活気があるし、四肢のさばきも力強い。もう少し素軽さがあれば言うことなしだが、全体的に見ればキビキビと動けている印象。まずまずの仕上がり具合ではないか。
⑩フェーングロッテン【B】
栗東坂路単走(8日)。頭の高いフォームだが、その位置で首を小刻みに振り活気は十分。ただ、鞍上が手前変換を促すも、意固地に替えなかったあたり、気合乗りが過ぎる面もある。判断に悩ましいが、しまいにかけての加速を評価してのB判定としておきたい。
⑪ヤマニンサルバム【B】
栗東坂路併走(8日)。体を持て余し気味で、口向きの悪さを少し見せるも、四肢の回転はスムーズ。気合乗りもいい。鞍上の促しに対する反応も良かった。まだまだ上の走りがあるように思えるので、評価はBにとどめておくが、稽古の気配自体は悪くない。
⑫プログノーシス【B】
栗東坂路単走(8日)。終始右手前だったが、微調整程度の内容のうえ、本番は左回り。鞍上も気にしておらず、深刻に捉える必要はない。少しバランスを崩した点についても、抑えていたことを思えば、許容範囲だろう。ラストの安定したフォーム、鋭い反応は目を引くものがある。順調とみてよさそうだ。
◆アラタ・吉田厩務員「トモ(後肢)の踏ん張りが利くようになって、力がついてきた」
◆グランオフィシエ・横田助手「ストライドが大きく伸びるようになり、いい状態です」
◆ディープモンスター・池江師「順調です。メンバーは強いですが能力は持っている」
◆バイオスパーク・浜田師「直線が長く、坂もあるので力勝負になるとどうか」
◆ハヤヤッコ・国枝師「別定戦で斤量も減るから面白いと思う」
◆フェーングロッテン・宮本師「勝っている舞台だし楽しみな一戦」
◆プログノーシス・福永助手「流れがうまくかみあえばチャンスある」
◆ポタジェ・大江助手「戦ってきた相手を考えても力は上位。大阪杯につなげたい」
◆マリアエレーナ・松山騎手「いい枠を引いて流れに乗りたい」
◆ルビーカサブランカ・須貝師「中京は勝っている舞台。頑張ってくれると思う」
◆ワンダフルタウン・高橋忠師「次につながるレースができれば」
金鯱賞が大阪杯の前哨戦と位置づけられた、2017年以降(過去6年)の1~3着馬18頭の馬齢をみると、4歳から8歳までの範囲。ただし、6歳以上の好走(3着以内)は、左回りの芝2000m、かつOPクラスのレースにおいて1着経験があった馬に限られる。そのあたりには配慮が必要だろう。
(減点対象馬)
③ハヤヤッコ ⑧バイオスパーク
2017年以降の所属別成績は、栗東【6.5.5.39】、美浦【0.1.1.16】。関西馬が優勢の状況にある。なお、3着以内に入った関東馬2頭には、左回りの芝重賞で3着以内の好走経験があった。相応の実績がない、関東馬は疑ってかかったほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
①アラタ ③ハヤヤッコ ⑦グランオフィシエ
2017年以降の性別成績を検証すると、牡・せん馬【6.3.5.44】、牝馬【0.3.1.11】。連対率と複勝率の面では後者が優位に立っている。一方、2~3着となった牝馬4頭はいずれもG1ウイナー。G1未勝利の牝馬は劣勢を強いられている。
(減点対象馬)
②マリアエレーナ ⑥ルビーカサブランカ
2017年以降の3着以内馬18頭中12頭が前走5着以内。前走6着以下からの巻き返しは前走G1出走馬、または前走で単勝1番人気の高支持を集めていた馬に限定される。気に留めておきたい傾向のひとつだ。
(減点対象馬)
③ハヤヤッコ ⑤ワンダフルタウン ⑥ルビーカサブランカ ⑧バイオスパーク
前走の馬体重(前走が海外戦で未発表・未計量の場合は、直近の国内戦での馬体重)については、牡・せん馬なら460キロ以上、牝馬であれば430キロ以上が目安。2017年以降の1~3着全馬がこの条件をクリアしている。
(減点対象馬)
②マリアエレーナ
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2021年の勝ち馬ギベオン(8位、10番人気)のような穴馬の激走がたまに見られるものの、例年は上位人気がしっかり結果を残しており、U指数的にも大きな波乱は少ないレースとなっている。2018年1着のスワーヴリチャード(7位、1番人気)、2019年3着のエアウィンザー(11位、1番人気)というように、指数の伸びていない馬が激走する際は、ほとんどが上位人気。最初にU指数上位勢を評価し、そのうえで人気を集めそうな指数下位馬を押さえるかたちで馬券を組み立てるのが最善策となりそうだ。
今年は牝馬ながらに堂々1位にランクされている②マリアエレーナ(99.5)が中心になる。重賞タイトルこそ1つのみだが随所に能力の高さを見せつけており、大きな不利を受けながらも惨敗しなかった2走前の天皇賞(秋)の内容は見事だった。55キロで戦えるとなれば、牡馬相手でも互角以上の争いに持ち込めるだろう。
これに次ぐのが、昨年の4着馬でその後にG1大阪杯を制した3位⑨ポタジェ(98.9)。さらには、相手なりに走れる点が魅力の4位①アラタ(98.5)。そして最後に人気サイドから、川田騎手騎乗時は4戦4勝という抜群のコンビ相性を誇る6位⑫プログノーシス(97.5)の名前を挙げておく。
昨年はモーリス産駒の1番人気ジャックドールが、中京芝2000mのコースレコードを更新する逃げ切り勝ち。同馬はスクリーンヒーロー、グラスワンダーへと遡る父系となるが、16&17年には母の父にグラスワンダーの血を引くヤマカツエースが変則2連覇を達成していた。なお、21年に最低人気で勝利したギベオンを筆頭に、15年1着ミトラ、21年2着デアリングタクト、22年3着アカイイトなど、Kris S.の血を引く馬も存在感を放つため、総じてRoberto系種牡馬の血脈には気を配る必要がありそうだ。
ほか、ディープインパクトの直系も毎年のように上位を賑わせており、昨年も2着レイパパレ、3着アカイイト、4着ポタジェ、5着ギベオンが該当。同系統は、18年2着サトノノブレス(8番人気)、20年2着サトノソルタス(8番人気)、21年1着ギベオン(10番人気)と人気薄の好走が多いことにも注意したい。
プログノーシスは、父ディープインパクト×母ヴェルダ(母の父Observatory)。同産駒は5年連続で連対中と勢いに乗るが、そのうちダノンプレミアム、ギベオン、レイパパレは母系にRobertoの血脈を持つため、本馬も母の父を介して同血脈を保持することが強みとなりそうだ。あまり揉まれ込む競馬を得意としないだけに大外一気が代名詞となっているが、展開不問で上位に食い込む脚力は非凡。他力本願ながらも爆発力には目を見張るものがある。
ポタジェは、父ディープインパクト×母ジンジャーパンチ(母の父Awesome Again)。金鯱賞には3年連続3度目の出走となるが、21年が6番人気3着、22年が4番人気4着と人気以上の好走が続いている。なお、コース巧者ぶりを示したギベオンとは「父×母の父」の血統構成が似ているため、本馬にもリピーターとしての資質が感じられる。母系が晩成傾向にあることを鑑みれば、まだまだ成長の余地を残していたとしても不思議ではない。
マリアエレーナは、父クロフネ×母テンダリーヴォイス(母の父ディープインパクト)。同産駒は16年パドルウィールが9番人気2着と波乱を演出しているが、そのときの鞍上は今回本馬の手綱を取る松山騎手だった。また、父と母の父を入れ替えた配合からは昨年2着のレイパパレが出ており、クロフネを介してRobertoの血脈を持つことも評価しやすい。中京芝2000mは「1-1-2-0」と堅実で、立ち回りの巧さを活かしやすい枠順も追い風だろう。
レース条件が目まぐるしく変遷してきた中京を代表する中距離重賞で、現在は大阪杯の前哨戦の役割を担っている。G3のハンデ戦時代は一線級には届かない脇役たちの主戦場だったが、別定G2になった第32回(1996年)を境に大幅にレベルアップ。第34回(1998年)のサイレンススズカ、第36回(2000年)のメイショウドトウ、第38回(2002年)のツルマルボーイなど、G1馬やのちのG1馬による勝利が多くなった。第39~41回(2003~2005年)はタップダンスシチーが3連覇を達成。2011年の第47回は、翌年に香港のQE2世ステークスを制して海外G1タイトルを獲得するルーラーシップが勝っている。