プログノーシス(競走馬)

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プログノーシス
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写真一覧
現役 牡6 鹿毛 2018年5月15日生
調教師中内田充正(栗東)
馬主有限会社 社台レースホース
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績13戦[7-2-2-2]
総賞金33,495万円
収得賞金17,250万円
英字表記Prognosis
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
ヴェルダ
血統 ][ 産駒 ]
Observatory
Viavigoni
兄弟 アヴィオールルベリエ
市場価格
前走 2024/03/10 金鯱賞 G2
次走予定

プログノーシスの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/03/10 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 13442.721** 牡6 58.0 川田将雅中内田充 480
(+9)
1.57.6 -0.834.3⑪⑩⑧⑤ドゥレッツァ
23/12/10 香港 8 香港カップ G1 芝2000 11--------5** 牡5 57.0 川田将雅中内田充 471
(--)
2.02.1 0.1----ロマンチックウォリアー
23/10/29 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 117911.433** 牡5 58.0 川田将雅中内田充 474
(-2)
1.55.8 0.633.9⑪⑪⑩イクイノックス
23/08/20 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 157135.121** 牡5 58.0 川田将雅中内田充 476
(+2)
2.01.5 -0.736.0⑬⑪⑤トップナイフ
23/04/30 香港 8 QE2世C G1 芝2000 7--------2** 牡5 57.0 Z.パート中内田充 474
(--)
2.02.2 0.3----ロマンチックウォリアー
23/03/12 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 128122.511** 牡5 57.0 川田将雅中内田充 474
(-4)
1.59.8 -0.133.9⑩⑩⑨⑨フェーングロッテン
22/12/10 中京 11 中日新聞杯 G3 芝2000 18362.614** 牡4 56.0 藤岡佑介中内田充 478
(+2)
1.59.5 0.133.2⑰⑰⑰⑯キラーアビリティ
22/10/30 阪神 11 カシオペアS (L) 芝1800 15471.512** 牡4 56.0 岩田望来中内田充 476
(+8)
1.46.2 0.133.1⑦⑦アドマイヤビルゴ
22/04/09 阪神 10 京橋S 3勝クラス 芝2000 11791.311** 牡4 57.0 川田将雅中内田充 468
(0)
1.58.3 -0.133.1⑩⑩⑩⑩リフレーミング
21/11/21 阪神 10 武田尾特別 2勝クラス 芝1800 11551.211** 牡3 55.0 川田将雅中内田充 468
(-2)
1.45.3 -0.532.8⑪⑩フラーズダルム
21/06/05 中京 8 3歳以上1勝クラス 芝1600 16481.311** 牡3 54.0 川田将雅中内田充 470
(-4)
1.32.9 -0.534.5⑫⑦⑥アンドヴァラナウト
21/03/27 阪神 11 毎日杯 G3 芝1800 91111.843** 牡3 56.0 藤岡佑介中内田充 474
(-6)
1.44.2 0.334.1⑨⑦シャフリヤール
21/03/13 阪神 5 3歳未勝利 芝2000 157122.111** 牡3 56.0 川田将雅中内田充 480
(--)
2.02.0 -0.235.1⑤⑦⑦⑤プリュムドール

プログノーシスの関連ニュース

香港チャンピオンズデーが28日、シャティン競馬場で行われる。クイーンエリザベスⅡCに出走するプログノーシスなど、GⅠ3レースに出走する日本馬は、それぞれ現地で調整した。なお、国内での馬券発売は28日に行われる。



クイーンエリザベスⅡC(GⅠ、芝2000メートル)のプログノーシス(栗・中内田、牡6)はAWコースをキャンターで1周して、ゲート練習。ノースブリッジ(美・奥村武、牡6)は岩田康騎手が騎乗。AWコースをハッキングで1周してからスクーリングを行い、ゲート練習を行った。

チャンピオンズマイル(GⅠ、芝1600メートル)のエルトンバローズ(栗・杉山晴、牡4)は、西村淳騎手を背にウォーキングマシンから角馬場で乗り運動。シャンパンカラー(美・田中剛、牡4)は角馬場で乗り運動。オオバンブルマイ(栗・吉村、牡4)は曳き運動を行った。

【天皇賞(春)2024】レーティングとモノサシで考える 相性抜群! ディープボンド4度の激走に期待 NEW!2024年4月26日(金) 18:00


今週日曜、京都競馬場のメイン競走は天皇賞(春)。JRAのレーティング(公式格付)をベースとし、これにいくつかモノサシを組み合わせ出走各馬の真の力関係を解き明かしていく。まずはベースのモノサシ、JRAレーティングの比較から入ろう(各馬13ヶ月位内の国内戦の数値のみを採用)。

120 ドゥレッツァ
117 ディープボンドタスティエーラ
115 ブローザホーンシルヴァーソニックテーオーロイヤル
113 サヴォーナマテンロウレオチャックネイト
111 ヒンドゥタイムズ
110 サリエラスマートファントム
109 ワープスピード
108 スカーフェイス
105 メイショウブレゲ
104 プリュムドールハピ
92 ゴールドプリンセス

(全馬格付あり)

天皇賞(春)の例年の勝ち馬レーティングは概ね120。比較は115以上の6頭を中心におこなってみた。

第2のモノサシは、タスティエーラ天皇賞(春)は歴史的に見て阪神大賞典の再現が少なくないが、今回のポイントは人気の中心ドゥレッツァと古馬世代の比較になり、これが可能なモノサシとしては菊花賞有馬記念の両方に出走し、いずれも全力を出し切ったと思われるタスティエーラが最適と考えた。

比較対象として残した6頭のうち、当該2レースのいずれかに出走していたのは3頭。ドゥレッツァディープボンドタスティエーラだ。
タスティエーラを基準にすると、2頭のレースにおける着差(タイム差)は以下の通り。

ディープボンド有馬記念)→+0.9秒 ドゥレッツァ菊花賞)→-0.6秒

明け4歳世代は弱いと言い続けてきたが、大阪杯で11着大敗のタスティエーラも、勝ち馬ベラジオオペラとの差は0.7秒。レースもコースもペースもメンバーも違うが、この差をそっくり菊花賞に充てれば、大阪杯ドゥレッツァは(想定)4着以内に来た計算となり、弱い4歳世代でもドゥレッツァは一線級の古馬に混じって善戦できる可能性がある。

第3のモノサシは、ジャスティンパレス。昨年、天皇賞(春)を制し、有馬記念で4着したこの馬をモノサシにすればディープボンドシルヴァーソニックタスティエーラの比較が可能となり、この馬の場合天皇賞(秋)で2着しているので、3着プログノーシスとの着差を用いれば再度ドゥレッツァとの比較が可能となる。
それぞれとの着差は以下の通りだ。

天皇賞(春) ディープボンド→+0.4秒、シルヴァーソニック→+0.6秒
有馬記念 タスティエーラ→+0.3秒 
ジャスティンパレスプログノーシスの比較(天皇賞(秋))→+0.2秒(ジャスティンパレス先着)
プログノーシスドゥレッツァの比較(金鯱賞)→+0.8秒(プログノーシス先着)
2比較から想定されるジャスティンパレスドゥレッツァの力差(タイム差)→+1.0秒

少々複雑な比較となったが、第3のモノサシ比較から分かるのはこのレース、ドゥレッツァ一強の構図でもなさそうだということ。阪神大賞典組の解釈を含め、意外に難解なレースだ。

諸々の比較から、◎はディープボンド。現実にこのレースを3年連続2着しているように相性は抜群。昨年ジャスティンパレスに+0.4秒の実績は侮れない。○はブローザホーン。諸々ケチがつく上に人気になるドゥレッツァタスティエーラを怪しいと思いつつ買うくらいなら、阪神大賞典で1番人気だったこの馬の巻き返しに期待したい。▲はドゥレッツァ。馬券は◎から2頭への馬単、馬連、ワイド、3連複。

【モノサシ比較による注目馬】
ディープボンド ○ブローザホーン ▲ドゥレッツァ

モノサシの正誤判定は4/28(日)だ。

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【クイーンエリザベスⅡC2024】日本馬の近況(4月26日(金曜)) 2024年4月26日(金) 16:30

4月28日(日曜)に香港のシャティン競馬場で行われるクイーンエリザベスⅡC(G1・芝2000m)に出走予定の日本馬の調教状況は以下の通り。


ノースブリッジ
●本日の調教状況
オールウェザーコース(ハッキング1周)→パドックスクーリング→ゲート練習
岩田康誠騎手騎乗

ヒシイグアス
●本日の調教状況
角馬場での乗り運動→ゲート確認→パドックスクーリング
高橋智大調教助手騎乗

プログノーシス
●本日の調教状況
角馬場での乗り運動→オールウェザーコース(キャンター1周)→ゲート練習
清山康成調教助手騎乗

(JRA発表)

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【香港チャンピオンズデー】枠順確定 ノースブリッジの(3)番枠に奥村師「願ったりかなったり」 2024年4月26日(金) 15:42

28日に香港シャティン競馬場で行われるチャンピオンズデーに出走する日本馬3頭が25日、同競馬場の芝コースで追い切られた。また、この日は国内で馬券発売が実施されるGⅠ3レースの出走馬と枠順が確定した。

クイーンエリザベスⅡCノースブリッジ(美・奥村武、牡6)は4ハロン58秒3、2ハロン25秒9。奥村武調教師は「速い時計が出ないように気をつけて、いい調整ができたと思います」とし、(3)番枠については「願ったりかなったりです。最高の枠」と歓迎した。

ヒシイグアス(美・堀、牡8)は4ハロン55秒0、2ハロン26秒0をマークし「体に緩さはありますが、予定通り順調に追い切りができました」と高橋助手。(1)番枠について堀調教師は「ベストパフォーマンスができるように作戦を立てます」とコメントした。

プログノーシス(栗・中内田、牡6)は(5)番枠に決まり「調教師、川田騎手と相談して作戦を組み立てていきたいです」と清山助手。

チャンピオンズマイルオオバンブルマイ(栗・吉村、牡4)は4ハロン51秒6―24秒3と意欲的な内容。「フレッシュな感じで雰囲気はいい。((10)番枠は)外でも悪いとは思いません」と吉村調教師。(5)番枠のエルトンバローズ(栗・杉山晴、牡4)は「特に難しい枠に入った印象はありません」と杉山晴調教師。(2)番枠のシャンパンカラー(美・田中剛、牡4)は「もう少し外のほうがよかったですが、対応してくれると思います」と稲葉助手。

チェアマンズスプリントプライズマッドクール(栗・池添、牡5)は(11)番枠となり、「スタートが上手なので、ポジションさえしっかり取れれば」と名倉助手。(6)番枠のサンライズロナウド(栗・安田、牡5)は「真ん中から内を引ければと思っていたので、いいと思います」と安田助手。

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【香港チャンピオンズデー】追い切り終え、GⅠ3レースの出走馬と枠順が確定 2024年4月26日(金) 04:42

28日に香港シャティン競馬場で行われるチャンピオンズデーに出走する日本馬3頭が25日、同競馬場の芝コースで追い切られた。また、この日は国内で馬券発売が実施されるGⅠ3レースの出走馬と枠順が確定した。

クイーンエリザベスⅡCノースブリッジは4ハロン58秒3、2ハロン25秒9。奥村武調教師は「速い時計が出ないように気をつけて、いい調整ができたと思います」とし、3番枠については「願ったりかなったりです。最高の枠」と歓迎した。

ヒシイグアスは4ハロン55秒0、2ハロン26秒0をマークし「体に緩さはありますが、予定通り順調に追い切りができました」と高橋助手。1番枠について堀調教師は「ベストパフォーマンスができるように作戦を立てます」とコメントした。

プログノーシスは5番枠に決まり「調教師、川田騎手と相談して作戦を組み立てていきたいです」と清山助手。

チャンピオンズマイルオオバンブルマイは4ハロン51秒6―24秒3と意欲的な内容。「フレッシュな感じで雰囲気はいい。(10番枠は)外でも悪いとは思いません」と吉村調教師。5番枠のエルトンバローズは「特に難しい枠に入った印象はありません」と杉山晴調教師。2番枠のシャンパンカラーは「もう少し外のほうがよかったですが、対応してくれると思います」と稲葉助手。

チェアマンズスプリントプライズマッドクールは11番枠となり、「スタートが上手なので、ポジションさえしっかり取れれば」と名倉助手。6番枠のサンライズロナウドは「真ん中から内を引ければと思っていたので、いいと思います」と安田助手。

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【クイーンエリザベスⅡC2024】日本馬の近況(4月25日(木曜)) 2024年4月25日(木) 18:25

4月28日(日曜)に香港のシャティン競馬場で行われるクイーンエリザベスⅡC(G1・芝2000m)に出走予定の日本馬の調教状況および関係者のコメントは以下の通り。


ノースブリッジ
●本日の調教状況
芝コース(追い切り 5ハロン)
岩田康誠騎手騎乗
注記:調教時計 58.3(4F)-25.9(2F)
●調教状況について:奥村武調教師のコメント
速い時計が出ないように気をつけて、良い調整ができたと思います。雨も想定内です。
●枠順について:ゲート3番 奥村武調教師のコメント
出走全馬内枠が欲しいレースなので、願ったり叶ったりです。最高の枠が引けました。

ヒシイグアス
●本日の調教状況
芝コース(追い切り 4ハロン)
高橋智大調教助手騎乗
注記:調教時計 55.0(4F)-26.0(2F)
●調教状況について:高橋智大調教助手のコメント
体に緩さは残りますが、予定どおり順調に追い切りできました。
●枠順について:ゲート1番 堀宣行調教師のコメント
当日の天気、馬場状態、過去のレースや馬の雰囲気などを合わせてジョッキーと相談して、引いた枠でベストパフォーマンスができるように作戦を立てます。

プログノーシス
●本日の調教状況
曳き運動(60分)
●枠順について:ゲート5番 清山康成調教助手のコメント
元々ゲートが得意な馬じゃないのでそこは常に課題ではありますが、与えられた枠で調教師と川田将雅騎手と相談して作戦を組み立てていきたいです。

(JRA発表)

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プログノーシスの関連コラム

閲覧 2,166ビュー コメント 0 ナイス 3

香港カップ(シャティン芝2000m)
枠順抽選が行われる直前の7日午前、衝撃のニュースが走りました。香港ヴァーズ出走予定だった日本の総大将、シャフリヤールの出走取消が香港ジョッキークラブから公表されたのです。健康上の理由としか説明されていませんが、その後の取材で心電図に不整脈が認められたことが判明しました。

「不整脈は競走馬にはつきもの。シャフリヤール自身も国内で不整脈があった。しかし競走に影響する程のものではなく、これまで何の問題もなく出走してきた。それがなぜ香港で問題になったのか? また、シャフリヤールにだけ香港で心電図を取られなければならなかったのか、それが最大の謎だ」
「11月11日、海外馬の中では一番乗りして以来、香港の水が合うのか、シャフリヤールは日に日に良化。これほどの馬はなかなかいないと感じていた。何とも残念なことだ」
ある出走関係者は大きく首を傾げました。
シャフリヤールの到着から取消前日までシャフリヤールに接してきた香港ジョッキークラブのステーブルマネージャーは大きく肩を落としていました。

日本総大将の出走取消で香港ヴァーズの予想は組み換えを余儀なくされましたが、それはさておき、香港国際競走の最高峰、香港カップの予想に移ります。

香港カップ香港マイルと同様、大本命の地元馬の取捨が最大の鍵となります。大本命とは単勝2倍以下が確実な香港中距離王、ロマンチックウォリアーです。ロマンチックは一昨季4歳クラシック三冠で香港ダービーを含む二冠、その勢いでクイーンエリザベス2世カップまで制覇し香港中距離界のトップに立ちました。そして昨季は香港カップを初の制覇、クイーンエリザベス2世カップ連覇を果たして香港中距離界、シャティン芝2000mに既に敵はないと豪州遠征を敢行。ターンブルステークス4着からコックスプレートを香港馬として初めて制覇する金字塔を立ち上げたのです。

10月29日のコックスプレートから香港カップまで僅か6週。帰国後検疫厩舎から馬場入りを再開したのが11月6日。その後の1カ月の間にピッチを上げ、11月28日のバリアトライアルではぶっつけで香港マイルに向かう香港の英雄ゴールデンシックスティを圧倒して順調な回復ぶりを示しました。

豪州遠征を打ち上げたオーナーに対して決して前向きではなかったC.シャム調教師もバリアトライアルでの復活ぶりにこう語りました。
「90%から95%まで戻すことができた。自信をもって香港カップに臨むことができる」
シャム調教師のこの評価を額面通りに受け止めていいのか? ここには香港マイルのゴールデンシックスティ同様の死角あり、と見ます。

その死角を衝かんとするは勿論、日本勢。今春のクイーンエリザベス2世カップでロマンチックに肉薄したプログノーシスヒシイグアスローシャムパークの3騎ですが、この中ではローシャムパークを一番手と取ります。この3騎の中で実績では若干見劣りは否めないものの、函館記念を勝った洋芝適性、オールカマー快勝からここを見据えた余裕のローテーションは2騎よりも好感が持てます。

注目の枠順抽選会では大外の11番枠を引き当ててしまいました。シャティン芝2000mはスタートから1コーナーまでが短く、内枠が圧倒的に有利です、しかし、今年は11頭立て、大外とはいえフルゲートに比べればさほどの不利もないんじゃないか、田中博康調教師に振ってみました。
「……そう、ですね!」
それまで憂鬱そうだった彼の表情にいくばくかの明るさが差し込んできたように見えました。

地元香港馬ではロマンチック以外に見るべき馬はなし。アイルランドの名伯楽、A.オブライエンが送りこむルクセンブルグだけが気にかかります。欧州から初の遠征、シャティンの芝適性が果たしてあるのかどうか? 週末には小雨の予報もあり、馬場が湿れば長打一発の可能性は否定できません。

(写真提供:HKJC)


★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。


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2023年11月4日() 10:00 TARO
【TAROの競馬研究室】晴れればルメ馬場、雨降れば危ルメ馬場の東京芝/みやこステークス展望
閲覧 1,207ビュー コメント 0 ナイス 2


注目された天皇賞(秋)イクイノックスが圧勝。ジャックドールのハイペース逃げにも動じることなく、スッと手応え良く3番手につけ、直線は悠々と抜け出すだけ。ゲートで遅れた後方待機組が2~3着に突っ込んできたのをみても展開は厳しかったが、ただ一頭レベルが違った。これで昨年の天皇賞(秋)から、海外を含めてG1・5連勝。まさに向かうところ敵なし。

もっとも、2着以下も注目馬多数。2着ジャスティンパレスはスピード競馬にも対応。展開が向いたにしても中身の濃い競馬だった。距離が延びるジャパンカップではさらに差が詰まる可能性もある。

3着プログノーシスは位置取りこそハマったが少し仕掛けが早かった。タイプ的にはマイルCSで見たいが、連戦で使えるタイプの厩舎ではないだけにどうだろうか。距離は2000mが限界か。逆に有馬記念あたりも良さそうだが、そうなると騎手を選ぶことにもなる。現実的ではないか。

5着ガイアフォースも強気に攻めていって能力を証明した。こちらはマイルCSなら有力。京都外回りは合う。

惨敗組の中ではドウデュース。良くも悪くもマッチョになってきており、3歳時のような溜めて鋭く伸びるタイプではなくなっている。ジャパンカップで期待したいところだが、今回の内容を見る限り、仮に武豊騎手に手綱が戻ってもどうかなというのが正直なところ。有馬記念、あるいはマイルで再び見たい気もする。

ジャックドールはレースを盛り上げる逃げを打ったが、一度でいいから外国人騎手で見てみたい。香港カップなら有力では。

ちなみにルメール騎手は今年の秋開催の東京芝で12勝。複勝率は73%と、いい馬に乗っているにしても、それを上回る圧倒ぶりだ。

今の東京芝はルメール騎手のスタイルに極めて合っていることも大きい。乾いて差しが届く「ルメ馬場」が続くならば、人気でも嫌ってはいけないか。

ちなみに秋の東京開催、唯一良馬場ではなかった10/9(月)は、ルメール騎手(0-1-1-3)と不発。雨が降ってタフな馬場になると切れ味をそがれるので、一転して「危ルメ馬場」にになる。ルメール騎手の人気馬を素直に信じるかどうかは、空模様次第ということになる。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はみやこステークスから。

ワールドタキオン斎藤新騎手)

注目はワールドタキオン斎藤新騎手。
前走のエルムSは、好スタートから好位追走、逃げ馬が早々にバテたことで早めに動かされる形で厳しい流れだったが、それでも最後は地力で2着に粘り通す強い内容。出戻り後はずっと好内容を続けており、重賞でも安定して走れそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年10月25日(水) 16:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2023
閲覧 1,565ビュー コメント 0 ナイス 4



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月29日(日) 東京11R 第168回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)


<前走:宝塚記念 阪神芝2200m(レース映像)> 4ヶ月

イクイノックス(1着 492kg(海外競馬出走))<A>
☆『前走の追い切り
昨年はダービーからの休み明けだったが、今年は宝塚記念からの休み明けで迎える。この中間の追い切りの本数はほぼ同じだが、今年のほうが2週前には長めから速い時計を出している。大目標はジャパンカップになると思うが、ここでも世界チャンピオンとして負けられないデキで出走してくることになりそう。

ジャスティンパレス(3着 492kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
前走の宝塚記念では3着に敗れたものの、春は安定した内容のレースができた。そこからの休み明けで、この中間はこれまでと同じような乗り込み量で順調に調整されている。ただ1週前追い切りの動きを見ると、いつもと比べるとズブい感じが強くやや重め残りの印象を受けた。


<前走:札幌記念 札幌芝2000m(レース映像)> 中9週

プログノーシス(1着 476kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
この中間も坂路で乗り始めて、2週前、1週前とCWを長めからという、これまで同様の調整内容で順調さがうかがえる。川田騎手が騎乗しての1週前追い切りでは、馬なりも迫力のある走りで楽に先着と、前走以上に調子を上げてきている感じあり。

ダノンベルーガ(4着 508kg(海外競馬出走))<B>
☆『前走の追い切り
前走は休み明けで苦手な右回り参戦。追い切りでの動きもあまりよく見えなかった。今年は一度使われていることもあり、1週前追い切りでは強めには追っていたものの直線スッと前に出ると一気に突き放して先着の好内容を披露してきた。昨年の1週前が、古馬1勝クラスを相手に前に出るのにモタモタしていたところがあったことを思うと、叩き2戦目で反応も良く昨年よりも好状態で臨める見込み。

ヒシイグアス(5着 502kg(+16kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックでは緩さがあり、太め残りの馬体だった。この中間、1週前追い切りでは併せ馬の内でモタモタした様子で先着できず、良くなるには時間がかかりそう。

ジャックドール(6着 516kg(+8kg))<B>
☆『前走の追い切り
昨年と同じローテーションで、この中間の調整内容も1週早く乗り出している点以外は内容的にも同等。1週前追い切りの動きを見ると、昨年はのんびりした感じがあったが今年は気合乗りがかなり良く、出来に関しては今年のほうが上か。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中4週

ガイアフォース(5着 490kg(-2kg))<A>
☆『前走の追い切り
春はマイル戦を2回走ってともに差のない競馬だったが、直線での伸び脚とゴール後の余力などを見ると明らかに距離不足。休み明けの前走時に関しては、マイナス体重だったがお腹の辺りに緩さがあり、直線伸びきれなかったのはそのあたりが影響したかもしれない。デビュー前からすべて坂路で時計を出してきた馬だが、この中間は初めてCWで追い切られて3頭併せの外を先着。休み明けを一度使われての上積みに期待がもてる内容だった。

ノースブリッジ(7着 500kg(+12kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時はパドックでかなりイレ込んでいて、その影響はかなりあったはず。毎回パドックでは一番後ろを周回するので気性的な難しさはありそう。近走は休み明けで使われることが多く、これまでは1週前に強めに追っていることが多かったが、今回は馬なりでの調整となっている。前走からの上積みは見込める。

エヒト(11着 466kg(-6kg))<C>
七夕賞から月1ペースで使われてきて、この中間も坂路での調整。1週前に強めに追われマークした時計も、森厩舎の馬でこれくらいならザラというもので、それほど高い評価は与えられない。

アサマノイタズラ(14着 510kg(-8kg))※出走回避予定


<前走:その他のレース出走馬>

ドウデュース京都記念:1着 芝2200m 508kg(海外競馬出走) 8ヶ月半)<B>
☆『前走の追い切り
早い段階でここを復帰初戦の目標と定め調整されてきていて、かなりの乗り込み量。1週前には武豊騎手が騎乗しての追い切りで、一杯に追われて力強い走りで先着。京都記念の時よりも馬体が増えていそうだが、その分パワーが増している印象を受けた。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 5ヶ月半)※出走回避予定

アドマイヤハダル毎日王冠:4着 芝1800m 488kg(-6kg) 中2週)<B>
☆『前走の追い切り
前走の毎日王冠では、ゴール前での追い比べでわずかに及ばなかったが差のない4着と好走。この中間も、1週前に馬なりで先着と引き続き出来は良さそう。ただ前走の内容を見ると、長く良い脚を使うというよりは、一瞬の切れる脚を使うタイプで東京では仕掛けるタイミングがかなり難しい。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスプログノーシスダノンベルーガガイアフォースの4頭をあげておきます。


🏇『過去5年のダイジェスト


◇今回は天皇賞(秋)編でした。
今年で168回となる天皇賞(秋)。記念の『第100回』からしっかり競馬を観るようになって、春秋合わせて68回も天皇賞を観ていることになり、時間が過ぎて行くのは早いものだと感じます。それと同時に、最初にしっかり観たレースということで何か初心に戻る気持ちにもなるレースでもあります。長く競馬を見ていると忘れていく記憶も多くなってきているのも事実ではありますが、最初に観ていた頃の記憶はなかなか消えることはなく、それだけ強烈なものとして脳に刻まれているのかもしれません。今年は11頭と少頭数でのレースになりそうですが、あの時も14頭と少ない頭数で不利な大外枠から先行したスーパークリークが早めに抜け出して後続の追撃を押し切る内容での勝利。
今年も好メンバーが揃いました。脳に刻まれるような、記憶に残るレースになることを期待しています。


天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年10月22日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年10月22日号】特選重賞データ分析編(381)~2023年天皇賞(秋)
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G1 天皇賞(秋) 2023年10月29日(日) 東京芝2000m


<ピックアップデータ>

【“前年以降の、東京・京都の、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ上がり3ハロンタイム順位が3位以内”となった経験の有無別成績(2018年以降)】
○あり [5-3-4-8](3着内率60.0%)
×なし [0-2-1-48](3着内率5.9%)

 コース適性が高い差し馬に注目したい一戦。東京や京都のビッグレースで出走メンバー中3位以内の上がり3ハロンタイムをマークしつつ上位に食い込んだことのある馬は堅実でした。今年もこの条件をクリアしている馬はそう多くないので、しっかりチェックしておきましょう。

主な「○」該当馬→イクイノックスダノンベルーガ
主な「×」該当馬→エヒトジャックドールヒシイグアスプログノーシス


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が3着以内」だった馬は2018年以降[5-4-4-22](3着内率37.1%)
主な該当馬→イクイノックスプログノーシス

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2023年8月25日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】3分で理解できるモレイラ騎手の特徴/新潟2歳S展望
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先週の札幌記念プログノーシスが勝利。外枠から内に入れて馬群をスルスルと押し上げると、直線は馬場の良い外に持ち出す完璧な騎乗だった。当日は未明からの雨でかなり難しい馬場になっており、ジョッキーの判断力も問われる状況。馬の強さもさることながら、川田騎手の集中力、馬場の考察力も一枚上という印象を持った一戦だった。

さて、ジョッキーといえば先週話題を集めたのは、久々の短期免許での来日となったモレイラ騎手だろう。早速2勝を挙げたものの、目立った活躍というほどでもなく、どちらかといえば人気馬を飛ばす機会の方が多かった。もちろんモレイラ騎手は常にその名前だけで人気になる面はあるが、それを上回る確率で持ってくる凄みがあったのも事実で、その点からすると、来日1週目はやや物足りなく感じてしまった。

今回は短期免許での参戦ということで今週以降もまだ騎乗があるので、今回は簡単にモレイラ騎手の特徴をおさらいしておこう。

押さえておくべきポイントは以下の3点で良い。

1、どの条件でも満遍なく上手い

何をいまさらと言われそうだが、ジョッキーには普通得手不得手がある。それは距離によるものだったり芝ダートの違いだったりするのだが、モレイラ騎手に限っては基本的にどの条件でも満遍なく好成績だ。もちろんそれが今回の来日で通用するかはまだわからないが、以前のままであればどの条件でも、仮にモレイラ人気を織り込んでも買える騎手だ。(もっとも今回同様にこの話が通用するかは、開幕週を見る限りやや怪しいとみている)

2、距離は長い方がより信頼度が高い

とりわけモレイラ騎手が能力を発揮するのは中長距離戦だ。芝ダートに問わず、馬を気分良く走らせるのが得意なので、その長所は距離が長ければ長いほど発揮される。参考までにデータを示すと、今回の来日前までの段階で、マイル以下だと勝率28.0%、マイルを超える距離(1700m以上)だと同36.8%、より信頼できるのは距離が延びた時だ。

3、内枠よりは外枠が良く、8枠は特注

1で取り上げた満遍なく買える…ということとやや矛盾するかもしれないが、枠による成績の差が顕著なのも特徴だ。これも今回来日前までのデータになるが、8枠に入ると馬券圏内好走率がなんと75.4%。単複を買い続けてもプラスになる。
一方、1枠だと複勝率50.0%。これでも十分凄いが、やはり信頼度は落ちる。単複の回収率も8枠時よりはかなり下がるので、内枠なら疑う手もある。基本的にリズムよく運びたいタイプなのであまり包まれる競馬は良くなく、外で気分よく走らせられる方が、より長所が生きるのだろう。

以上3点を押さえておけば、とりあえずモレイラ騎手の大まかな取捨は見えてくるはずだ。

それでは最後に先週からの狙い馬と、今週末の注目馬を。

【次走狙い馬】 8/20(日)札幌1R キャプテンシー 1番人気2着

雨で馬場がかなり悪化していた札幌芝の内枠で追走に脚を使ったが、それでもラストまでしっかり伸びた。勝ち馬とは枠の差が大きく、未勝利なら能力上位を示した内容。距離はもう少し延びても良さそうだが、いずれにしても未勝利なら力は上位。勝ち上がりは近い。

~今週末の注目馬~

今週末は新潟2歳ステークスから。

エンヤラヴフェイス菱田裕二騎手)

注目はエンヤラヴフェイス菱田裕二騎手。
初戦はスタートを決めるとスッと2番手につけて直線楽々と突き放し1番人気に応え完勝。レースセンスの良さと追っての良さを兼ね備えた好内容だった。相手関係も決して低くなく、2~5番人気馬はいずれもノーザンファームまたは社台ファームの生産馬、さらに同じ新馬戦で同じ上がり最速をマークしたホルトバージも次走で勝ち上がり今回当レースに歩を進めてきている。依然として馬場状態が良い今開催の新潟の馬場もプラスに働きそうで、引き続き好勝負になる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年8月18日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】早くも成功の兆しが見える新種牡馬・スワーヴリチャード/札幌記念展望
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先週の小倉記念エヒトが勝利。1コーナーまでの位置の取り方が素晴らしかった。

「田中勝騎手→川田騎手というわかりやすい鞍上強化で人気を集めそうだが、ココは素直に信頼したい」

と当コラムで書きながらも、狙いを変更してしまった自らの判断力のなさはさておき、内枠を生かした川田騎手の騎乗も完璧だった。

その川田騎手、ここ数週間は本当に神懸かっている。先々週の新潟、そして先週の小倉でも随所に川田騎手らしさを見せており、馬場読み、コース取りともにため息が出るほど。週が明けて盛岡でもリメイクを見事に勝利に導いたように、もはや手が付けられない状態だ。今週末はプログノーシスでどんな騎乗を見せてくれるか、今から楽しみだ。

さて、手が付けられないといえば新種牡馬、スワーヴリチャードも素晴らしいスタートを切った。2歳戦線がスタートして2カ月半ほど、ここまで合計8頭が勝ち上がり、総合成績は(9-4-6-15)。複勝率は実に55.9%、つまり2回に1回以上好走している。コラソンビートがオープンを勝った他、素質のありそうな馬も続々と勝ち上がっている。

パワーホール
レガレイラ
アーバンシック

以上の3頭は特にレース内容も素晴らしく、今後長く期待して良さそうな素質馬だ。

確実に早熟型ではない点も心強い。スワーヴリチャード自身勝ち上がりは2戦目の未勝利戦で、G1初制覇は古馬になってから。4歳時に大阪杯を制し、5歳時にジャパンカップを制したどちらかといえば晩成型の馬だったが、産駒も総じて叩き良化型の印象が強い。 これまで2歳未勝利戦には7回出走し(4-1-1-1)。とりあえず何も考えずに買っていいくらいの素晴らしい成績だ。

また成功する種牡馬の特徴でもあるが、母馬の良さを引き出している点も見逃せない。芝ダート、短距離中距離問わず勝ち上がり馬を出している。当然、主戦場は芝のマイル〜中距離になるだろうが、ほかの路線でも活躍馬を出してくれそうだ。

というわけで、ベタ褒めになってしまったが、馬券はもちろん、今後の競馬を見て行く上でもスワーヴリチャード産駒には注目したい。

それでは最後に先週からの狙い馬と、今週末の注目馬を。

【次走狙い馬】 8/12(土)小倉6R フォルテローザ 1番人気3着

前半差しに回るもラストは外からキッチリ伸びた。先行イン有利の展開や馬場考えれば上々の3着。開催後半の馬場ならすぐ勝ち上がれそうだ。サトノアラジン牝馬は芝1200mで特注。

〜今週末の注目馬〜

今週末はもちろん夏競馬の大一番・札幌記念から。

ヒシイグアス浜中俊騎手)

注目はヒシイグアス浜中俊騎手。

初の洋芝参戦となるヒシイグアスに注目。もともと実力の割に人気にならないタイプだが、中山記念連覇、宝塚記念2着など、強力メンバーに入ってもまったく見劣りはしない。札幌記念は堀厩舎の得意レースで、かつてはネオリアリズムモーリスでワンツーを決めた実績もある。今年はダノンベルーガとともに注目したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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プログノーシスの口コミ


口コミ一覧
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まずは先々週の皐月賞の回顧から。藤岡康騎手の親友の浜中騎手の大逃げからの逃げ切り勝ちを期待してメイショウタバルに本命打ったのですが、レース前から入れ込んで、速いペースで逃げてビリという残念な結果でした(笑)まあ逃げ馬は沈む時はこんなものです。素直に康太騎手が調教つけていたジャスティンミラノで良かったようです。ダービーと皐月賞が昔ほど直結しなくなったのかなあ、と思って、ひねり過ぎてしまいましたが、やはり普通にダービー馬にふさわしい馬を皐月賞でも、まず買うべきだったようです。

それでは天皇賞(春)の話題へ。菊花賞同様、長距離の評価が昔より低い時代でもありますが、およそ34年になる競馬歴の中でもメジロマックイーンは、武豊騎手もコメントしてたようにマイルでもこなせるくらいのスピードと、春天で圧勝するくらいのスタミナを兼備している強い馬だったと思います。オルフェーヴルやゴールドシップにマックイーンの血が引き継がれているのは嬉しい限りですが、今年の出走馬はちょっと好走厳しいか。ポイントとしては、スプリント路線同様、ステイヤー路線は層が薄いので、中距離のすごく強い馬が通用してしまう、特に京都の高速馬場だと、というところでしょうか。

1番人気想定 ドゥレッツア:名前から連想できるようにドゥラメンテ産駒の菊花賞を強い勝ち方をしたルメール騎手のお手馬(5連勝でG1馬に)で、コテコテのステイヤーという感じでもないが、前走の金鯱賞はちょっと距離足りない感じと、勝ったプログノーシスが内ぽっかり空いたところを通ったのもあり、勝負決まってから差してきての2着だった。今回は戸崎騎手への乗り替わりとなるが、そう癖のある感じの馬でもなく、逆にかなり自在性あるとも言え、普通にやれそう。調教の動きもよく、ここにしっかり照準あわせてきた。菊花賞は4番人気で本命打って、いい馬券取らせてくれたが、強いのばれちゃって今回は人気になりそうなところがつらいが、やはり強く本命視が妥当。

2番人気想定 テーオーロイヤル:不発感の強いリオンディーズ産駒(エピファネイアの半弟で父がシンボリクリスエスからキンカメにかわり、むしろ芝ダート問わず距離も融通きくかと思われたが)の代表産駒の恐らく現役最強クラスのステイヤー(母父のマンハッタンカフェの影響が強そう)。ただステイヤーズSやダイヤモンドSで強い走りを見せる本物ステイヤーは京都の春天は案外向かなかったりする。阪神大賞典も5馬身差の強い勝ち方だったが、これまた適性的に春天とちょっと違うかもしれない。6歳というのも微妙。馬体もピカピカで、調教の動きは引き続きかなり良いが、本格ステイヤー過ぎてヒモまでが良いか。オーストラリアのメルボルンCとかに遠征してみてほしい。菱田騎手は元々うまくて、朝弱いようで調教での遅刻癖など結構言われていたが、再評価の時期では。私も早起き苦手で少年野球の朝練で4時半起きとか地獄でした(笑)


3番人気想定タスティエーラ:クラシック三冠で常に好走していたが、その後不発続きでソールオリエンスとともにこの世代が弱いと言われる原因となっている状況。安定感あった馬だが瞬発力やスピードがちょい足りない感じが本質か。前走は終い投げ出したような感じもありメンタル要素での不振もあるか。香港あたりは向きそうで海外遠征が向くかも。モレイラ騎手で堀厩舎だけに人気になりそうだが立ち直るのを確認するまでは消してみるのも手か。調教の動きは悪くない。
4番人気想定 サリエラ:エリザベス女王杯や有馬記念で2着したサラキアの全妹でマイル近辺で強かったサリオスの半妹。ディープインパクト産駒だけに本質的にはステイヤーというより距離もこなせる中距離馬の印象だが阪神でなく京都の高速馬場ならこの距離も歓迎では。ルメール騎手から武豊騎手への乗り替わりも、「平成の盾男(若い世代にはわかりにくいかもしれませんが)」だけに問題なし。調教の動きも良い。

5番人気想定 ブローザホーン:420kg前後の小さな、昔で言うとライスシャワーを思い出させるステイヤー。阪神大賞典は小さい馬だけに適性イマイチで3着止まりだったが、京都に変われば逆転も可能では。大舞台でも強いエピファネイア産駒だし、菅原明騎手も若手の中ではかなり良い。調教の動きも良い。

6番人気想定 ワープスピード:ドレフォン産駒の地味なステイヤー(母父ディープインパクトの影響が強そう)で阪神大賞典で2着と頑張った。ただここでよく書いているように、G1で三浦騎手乗せてくるというのは、どうぞ、消してください、ということでは(笑)調教の動きは悪くないが。

7番人気想定 サヴォーナ:キズナ産駒で昨秋は神戸新聞杯2着で臨んだ菊花賞でまくって5着と頑張った。日経新春杯2着、阪神大賞典5着と勝ち切れていないがヒモには買いたい伸び盛りの馬。母系は短いところやダートでの活躍馬が多いので、そこを言っている人も多いが、父がSS系の本格派で、母が短距離やダート馬でスピードやパワー補うというのは活躍馬によくある配合で、距離気にする必要ないのでは。調教の動きよく、G1ではやる気が増す池添騎手だけに期待できそう。

8番人気想定 チャックネイト:AJCCをキング騎手で差し返しての重賞制覇だった馬だが、不良馬場だったのも良かった印象。金子さんの馬で、堀厩舎で余分に人気にもなりそうだが同厩舎のタスティエーラよりこっちの方が、案外いいかも。調教の動きは良い。ただ高速馬場より重馬場要員か。

9番人気想 ディープボンド:3年連続このレースで2着しているステイヤー路線の代表的な馬だが、さすがに7歳となり衰え感じる現況で阪神ならまだごまかし利くのかもしれないが、京都だとスピード的にもちょっときついのでは。調教は年齢を感じさせないくらい元気で良い。3着に来てくれればいい感じか。

10番人気以下想定
シルヴァーソニック:昨年のこのレースで3着したのだがその後調教休養で前走の阪神大賞典で11着と残念な結果。8歳だけに普通だったら、終わった、と思われそうだが、調教の動きはかなり良くて、ここでないもう少し相手弱いところならまだやれる感じか。

マテンロウレオ:昨年のこのレース5着馬だが、どちらかというと中距離向きで、また14か月前の京都記念2着以降は馬券になっていない状況で、横山典騎手の奇襲込みでもG1では厳しそう。調教の動きは良い。

ゴールドプリンセス:数少ないゴールドアクター産駒のステイヤー牝馬。3勝クラスを勝ったばかりで、今夏のローカル2600M戦あたりが活躍の場か。調教の動きは良い。

ハピ:キズナ産駒のダート馬。一昨年のチャンピオンズCでも3着にきたり、オープンでも勝たないまでも上位に来る馬。前走初芝で大阪ハンブルグCで9着だったように、ダート路線に戻した方が良さそう。調教の動きは普通。

スマートファントム:ここ2戦の2勝クラスと3勝クラスを藤岡康騎手で連勝してきたハービンジャー産駒。勢いあるとも言えるが、前走は狭いところを割って差し切ったようにかなり鞍上の腕で勝った要素も強くG1ではまだ厳しそう。調教の動きはかなり良い。

プリュムドール:一昨年のステイヤーズS2着した後に1年近く休養したステイヤー牝馬。復帰後もそう大きく負けていないのだがG1でどうこういう感じではないゴールドシップ産駒。調教の動きは悪くない。

メイショウブレゲ:ゴールドシップ産駒らしいステイヤーで万葉Sを勝ったが前走の阪神大賞典で8着だったようにG1レベルにはまだまだ遠い印象。調教の動き自体は良い。

スカーフェイス:13か月前のリステッド競走(大阪城S)勝ち以降馬券になっていないように、ここでは力不足な馬。調教の動きは普通。

ヒンドゥタイムズ:セン馬だけに8歳でも元気なハービンジャー産駒。ただ14か月前の小倉大賞典勝ち以降は馬券になっていないようにG1では不要。調教の動きは普通。

<まとめ>
有力:ドゥレッツア

ヒモに:ブローザホーン、サリエラ、テーオーロイヤル、サヴォーナ、ディープボンド

穴で:出番なさそう

 ゼファー 2024年4月25日(木) 19:31
第169回天皇賞(春)GⅠ
閲覧 79ビュー コメント 0 ナイス 8

累計:▲1438 ( 累計の的中配当:1533・・・泣  )
予算:100

香港チャンピオンズデーは、下の方に書いておく!

< 馬 場 状 態 > 詳細は、サークル>馬場研究会 を見て下さい!!


< 逃げ馬・逃げる意識が強い騎手 >想定以上の力が発揮される可能性が高いので注目!
ハナ:横山 典弘騎手:この人、今回も行く・・・後ろが判断しづらいペースで
番手:テーオーロイヤル
展開:横山 典弘騎手次第だが、撹乱する為にもスローペースにはなら無い・・・かな

< 馬券 >
★:サヴォーナ:第71回日経新春杯GⅡはレベルが高いレース、前走には目を瞑り大一番の池添 謙一騎手!
☆:チャックネイト:六社ステークスから注目、ボッケリーニを差し替えした前走も秀逸
鼻:マテンロウレオ:実力は有るのでハナ切れば怖い

◎:テーオーロイヤル:2年前の第165回天皇賞(春)GⅠの力が戻れば強い
○:ブローザホーン:第71回日経新春杯GⅡの勝者、「内」で前に壁を作れば折り合える
▲:ドゥレッツァ:第60回金鯱賞GⅡが完敗なので半信半疑だが、戸崎 圭太騎手は絶好調

△:該当無し

<< チェアマンズスプリントプライズ(G1) >>

< 馬券 >
★:ハウディープイズユアラブ

◎:ビクターザウィナー
○:インビンシブルセージ

<< チャンピオンズマイル(G1) >>

< 馬券 >
★:レッドライオン

◎:ゴールデンシックスティ
○:ギャラクシーパッチ

<< クイーンエリザベスⅡ世カップ(G1) >>

< 馬券 >
★:ニンブルニンバス

◎:ロマンチックウォリアー
○:ストレートアロン
▲:プログノーシス

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 YASUの小心馬券 2024年4月25日(木) 07:39
【最終予想】天皇賞 2024 YASUの小心馬券
閲覧 100ビュー コメント 0 ナイス 5

【危険視して妙味】

危:タスティエーラ 牡4 58 モレイラ

同馬にとって距離が短かったかもしれないが、前走大阪杯は負け過ぎ、飼葉をあまり食べなかったという情報もあり、能力とういうよりも精神面に不安を感じます。

鞍上にモレイラを迎え人気落ちもしなさそうなら期待値低く、危険視候補。



【最終予想】

◎ドゥレッツア 牡4 58 戸崎 

鞍上にルメール不在、世代レベルを疑われている4歳馬と信頼おける本命馬とは言わないが、同馬の能力の高さは間違いなく一級品、イクイノックスが引退した現在、現役最強馬だと私は考えています。

前走の金鯱賞はプログノーシス相手に5馬身差をつけられた事を

危惧する向きもありましょうが、当時は休み明けで、直線も進路が中々見つけられず、外へ出すロスもあった。

本質的にステイヤーだとは思っていないだけにスタミナ戦になるのは嫌だが、阪神と違いSPも要求される京都コースならやはり

有力視。



〇サリエラ 牝5 56 武豊

未だ重賞未勝利の牝馬ながら、初めての3000超となった前走、

ダイヤモンドSでテーオーロイヤルとタイム差なしの競馬は高評価できるものだ、鞍上にも盾男、武豊を迎え、ゆったりしたローテも魅力で大きく狙いたい。



▲テーオーロイヤル 牡6 58 菱田

完全復調なったステイヤー、3000超のレースは3-1-0-0とほぼ完璧、前走の阪神大賞典も5馬身差の圧勝と想定②人気に相応しい戦績だと言えるが、長い休み明けから今回が5戦目というローテは人気馬だけに気にかかり、評価を少し割り引きたい。



△チャックネイト セ6 58 鮫島駿

初めての3000超レース、関西遠征と未知の部分は多いも、人気薄の未知なら買い材料、15戦のキャリアで掲示板を外したことがない堅実さは相手なりに走れるキャラ、スタミナ面でも極悪馬場のAJCC杯を勝利しているなら相応のスタミナは持っていると判断、複穴なら本馬を推したい。



※:三連系の紐としてブローザホーン、ワープスピード、サヴォ―ナまで抑えておく。

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コメント一覧
2:
  HELPRO   フォロワー:2人 2022年12月10日() 15:45:59
佑介を起用したから勝てなかった。馬が良くても鞍上がド下手では仕方がない。中内田師の起用ミスにいい加減気付くべき。藤岡佑介は親お陰の弟以下の芥鞍上!
1:
  HELPRO   フォロワー:2人 2022年4月9日() 15:10:18
このクラスでは馬のレベルが違う。期待は大きいが問題は鞍上。今回の騎乗ぶりでは次戦で取りこぼしも十分にありそう。自在に乗れるよう今のうちに脚質を変える技術を持たせるのが大事。

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2024年3月10日金鯱賞 G21着
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2024年3月10日 金鯱賞 G2 1着
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