ドゥアイズ(競走馬)

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写真一覧
現役 牝4 鹿毛 2020年3月29日生
調教師庄野靖志(栗東)
馬主株式会社 G1レーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績11戦[2-4-1-4]
総賞金11,492万円
収得賞金3,150万円
英字表記Doe Eyes
血統 ルーラーシップ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
エアグルーヴ
ローズマンブリッジ
血統 ][ 産駒 ]
ディープインパクト
サミットヴィル
兄弟 エイボンクリフウインターセット
市場価格
前走 2024/04/06 サンスポ杯阪神牝馬S G2
次走予定

ドゥアイズの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/04/06 阪神 11 阪神牝馬S G2 芝1600 11676.325** 牝4 55.0 B.ムルザ庄野靖志 468
(0)
1.33.4 0.433.0⑨⑨マスクトディーヴァ
24/02/10 京都 11 洛陽S (L) 芝1600 187153.821** 牝4 54.0 A.ルメー庄野靖志 468
(+8)
1.32.6 -0.034.3⑧⑥トランキリテ
23/12/09 阪神 11 リゲルS (L) 芝1600 13692.612** 牝3 54.0 C.ルメー庄野靖志 460
(+2)
1.33.1 0.133.1⑤⑤マテンロウスカイ
23/10/15 京都 11 秋華賞 G1 芝2000 1861276.61010** 牝3 55.0 西村淳也庄野靖志 458
(+2)
2.02.1 1.034.4⑧⑨⑩⑨リバティアイランド
23/05/21 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 1881621.669** 牝3 55.0 吉田隼人庄野靖志 456
(+8)
2.25.2 2.135.0⑰⑰⑱⑯リバティアイランド
23/04/09 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 182412.045** 牝3 55.0 吉田隼人庄野靖志 448
(+2)
1.32.7 0.634.1⑨⑧リバティアイランド
23/02/11 東京 11 クイーンC G3 芝1600 16474.322** 牝3 54.0 吉田隼人庄野靖志 446
(-2)
1.33.1 0.034.7ハーパー
22/12/11 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 1871344.5103** 牝2 54.0 吉田隼人庄野靖志 448
(+8)
1.33.5 0.435.4⑫⑫リバティアイランド
22/09/03 札幌 11 札幌2歳S G3 芝1800 1481314.662** 牝2 54.0 吉田隼人庄野靖志 440
(-8)
1.50.1 0.136.0⑧⑤④ドゥーラ
22/08/13 札幌 9 コスモス賞 OP 芝1800 9446.532** 牝2 54.0 吉田隼人庄野靖志 448
(0)
1.50.3 0.336.2⑤④モリアーナ
22/07/24 札幌 5 2歳新馬 芝1800 93328.451** 牝2 54.0 吉田隼人庄野靖志 448
(--)
1.52.3 -0.035.6④④④ウヴァロヴァイト

ドゥアイズの関連ニュース

ダイヤモンドS2着サリエラ(美・国枝、牝5)は、武豊騎手との新コンビで天皇賞・春(28日、京都、GⅠ、芝3200メートル)に向かう。

サンスポ杯阪神牝馬S2着ウンブライル(美・木村、牝4)はヴィクトリアマイル(5月12日、東京、GⅠ、芝1600メートル)に向かう。5着ドゥアイズ(栗・庄野、牝4)も同レースへ。

★美浦Sを勝ってオープン入りしたキングズパレス(美・戸田、牡5)は新潟大賞典(5月5日、新潟、GⅢ、芝2000メートル)に進む。ダイヤモンドS7着ニシノレヴナント(美・上原博、騸4)、金鯱賞12着ノッキングポイント(美・木村、牡4)も同レースへ。

★やまびこS1着ナックドロップス(美・杉浦、牝5)は、越後S(5月4日、新潟、OP、ダ1200メートル)へ向かう。

★白富士S2着バトルボーン(美・林、牡5)は11日に帰厩し、メトロポリタンS(5月4日、東京、L、芝2400メートル)へ。

★吾妻小富士S3着ペースセッティング(栗・安田、牡4)は、栗東S(5月12日、京都、L、ダ1400メートル)へ。

★京葉S3着ジレトール(栗・松永幹、牡5)は、武豊騎手で天王山S(20日、京都、OP、ダ1200メートル)を予定。

★総武S6着デリカダ(栗・吉田、牝5)は、平城京S(5月4日、京都、OP、ダ1800メートル)を検討。

【サンスポ杯阪神牝馬S】レースを終えて…関係者談話 2024年4月7日() 04:36

◆川田騎手(ウンブライル2着)「とてもいい内容でしっかりとした走りができました。勝ち馬は着差以上に強い馬ですから」

◆横山典騎手(モリアーナ3着)「久しぶりのマイルでよく走ったんじゃないですか」

◆鮫島駿騎手(シングザットソング4着)「厩舎と一緒になって取り組んできていることがレースで生きるようになってきています。次も楽しみです」

◆ムルザバエフ騎手(ドゥアイズ5着)「思ったほどゲートを出ず、展開も落ち着いてしまった。もう少し前で運べれば違う結果になったんじゃないかな。最後はいい脚だったし、この経験が次に生きると思う」

◆津村騎手(テンハッピーローズ6着)「最後は内外離れてしまったぶんの差かな。道中の雰囲気はすごく良くて、マイルも問題なかったです」

◆藤岡佑騎手(モズゴールドバレル7着)「行く馬を行かせて折り合いをつけて、というレースができました。勝ち馬と接触してバランスを崩したのがなければ、もう少し上の着順があったかなと思います」

◆岩田望騎手(ゴールドエクリプス8着)「前に行こうと思っていたし、やりたい競馬はできました。悲観する内容ではなかった。改めてですね」

◆北村友騎手(サブライムアンセム9着)「行く馬がいなかったので行く形になってしまいました。外に張りながら、力みながら走っていました。うまく脚をためることができませんでした」

◆戸崎騎手(ライラック10着)「(馬体重)マイナス16キロが最後にこたえたかな」

◆御神本騎手(スピーディキック11着)「芝馬は速い。府中の芝では弾むような感じだったから、いけるかなと思ったんだけど」

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【阪神牝馬S2024】有名人の予想に乗ろう! ヴィクトリアMの前哨戦!制するのは!? 2024年4月6日() 06:30


【原奈津子】
◎⑩モズゴールドバレル
○①マスクトディーヴァ
▲⑥モリアーナ

【長岡一也】
◎①マスクトディーヴァ
○⑩モズゴールドバレル
▲⑥モリアーナ
△⑤シングザットソング
△⑦ドゥアイズ
△⑨ウンブライル
△⑪ライラック

【三浦拓実】
◎⑦ドゥアイズ

【中野雷太】
◎①マスクトディーヴァ

※順不同

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【阪神牝馬S2024】ROBOTIPの勝率予測 競走馬能力重視予測はライラックとマスクトディーヴァが大きく抜け出す 2024年4月5日(金) 17:00

こんにちは!ROBOTIP開発プロジェクトメンバーの曹操です。

今回の担当は阪神牝馬S G2です。このレースはマスクトディーヴァがモレイラ騎手騎乗ということも相まって注目を集めそうですが、勝率予測はどのようになっているでしょうか。

曹操ROBOTIPの基本設定は「競走馬」の能力指数を100%とし、適性は「距離適性」と「周回方向適性」のみを配合、補正は「斤量」「調教評価」「厩舎評価」の補正をONにします。

これによって弾き出された勝率予測は以下の通りです。

曹操ROBOTIPが弾き出した阪神牝馬S全馬の勝率
(順位・馬番・馬名・勝率)
ライラック     20.13%
マスクトディーヴァ 19.97%
ゴールドエクリプス 9.98%
テンハッピーローズ 9.87%

シングザットソング 8.06%
ドゥアイズ     7.70%
モズゴールドバレル 6.08%
サブライムアンセム 5.43%
ウンブライル    5.15%
スピーディキック  4.37%
モリアーナ     3.26%

ライラックと①マスクトディーヴァの2頭が大きく抜けて1位2位になっていますね。平均勝率(11頭立ての場合は9.09%)を上回る馬のみを馬券対象にするので、上位4頭がその対象です。

上位4頭の勝率の差を鑑みて隊列にすると以下の通りです。
  ⑪① >> ②③

馬券は、勝率で大きく抜けた⑪ライラックと①マスクトディーヴァの馬連を大本線に、⑪からその他の対象馬へ流した合計10,000円で勝負します。

馬連(ながし)
①-⑪ 6,000円
⑪-②③ 各2,000円

合計10,000円


**************************************
ROBOTIPは自分の競馬予想理論に従って6つの能力指数(競走馬・騎手・血統・調教師・馬主・生産者)と、5つの適性(距離・トラック・馬場状態・周回方向・G前の坂)を自由に配合して出走馬の勝率を予測するロボットです。
ROBOTIPはウマニティに会員登録(無料)すると無料でご利用頂けます。
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【阪神牝馬S2024】U指数的分析の結論! 少頭数の今年は平穏決着とみてU指数上位勢を狙い撃ち! 2024年4月5日(金) 12:00


直近5年の3着以内馬15頭中5頭がU指数二桁順位、しかも2023年は上位3着を独占というように、U指数的には難解な年が続いている。その一方、5位以内の馬が2頭以上3着以内に入り、比較的平穏に収まることもある(2020年は上位3頭がすべて4位以内)。よって、2020年3着ディメンシオン(2位、11番人気)のような人気の盲点になっている馬を上手にカバーすることを目指しつつ、指数上位勢の好走に期待する馬券の組み立て方を推奨したい。

今年は手ごろな頭数に落ち着き、なおかつ指数上位に人気の予想される馬が集まるかたちとなったので、例年よりは平穏な決着に終わると予想する。

昨年の秋華賞2着馬で、初マイルとなった前走の東京新聞杯では出遅れながらもコンマ4秒差にまで盛り返した1位①マスクトディーヴァ(97.4)。実績のあるマイルへの一気の距離短縮で変わり身に期待できる2位⑪ライラック(96.8)。マイル路線に戻してからリステッドで連続好走している4位⑦ドゥアイズ(95.1)。この3頭から入るのが最善策になるだろう。

そして最後に1頭、高指数ながら人気の盲点になりそうな3位③テンハッピーローズ(95.9)を押さえておきたい。

【U指数予想からの注目馬】
マスクトディーヴァ ⑪ライラック ⑦ドゥアイズ ③テンハッピーローズ

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【阪神牝馬S2024】重賞データ分析 ドゥアイズ、マスクトディーヴァなど、計5頭が全5項目をオールクリア 2024年4月5日(金) 12:00


【馬齢】
距離が1400mから1600mに変更された、2016年以降(過去8年)の1~3着馬延べ24頭の馬齢を確認すると、4歳から6歳までの間で収まっている。ただし、6歳の2着連対圏入りは、G1での連対(2着以内)経験を有していた馬だけ。その点には配慮が必要だろう。

(減点対象馬)
テンハッピーローズ

【所属】
2016年以降の所属別では、栗東所属馬が圧倒。1~3着馬延べ24頭中23頭を占めている。しかも、栗東所属馬以外の好走(3着以内)は、関西圏のG1連対(2着以内)経験馬のみ。気にとめておきたい傾向だ。

(減点対象馬)
モリアーナ ⑧スピーディキック ⑨ウンブライル

【近走成績】
2016年以降の2着以内馬延べ16頭の前走着順を検証すると、1~3着が8頭、4着以下が8頭。なお、後者の8頭はいずれも、2~3走前の間に3着以内の好走歴、もしくはタイム差0秒2以内の善戦経験があった。苦戦が続いている馬は、疑ってかかるべきだろう。

(減点対象馬)
サブライムアンセム

【前走人気】
前走の単勝人気については重賞なら問わないが、非重賞の場合は3番人気以内がひとつの目安。2016年以降、この条件を満たしていなかった非重賞組は、みな3着以下に敗れている。

(減点対象馬)
サブライムアンセム

【サンデーサイレンスの血】
2016年以降の1~3着馬延べ24頭はいずれも、サンデーサイレンスの血を内包していた。近年の傾向を重くみるならば、サンデーサイレンスの血を保持していない馬は、扱いに注意したほうがよさそうだ。

(減点対象馬)
モズゴールドバレル


【データ予想からの注目馬】
上記5項目で減点がないのは、①マスクトディーヴァ、②ゴールドエクリプス、⑤シングザットソング、⑦ドゥアイズ、⑪ライラックの5頭

まず推奨したいのは、⑦ドゥアイズ。2016年以降、前走OPクラス1着からの臨戦馬は【3.1.1.3】の好成績。また、前走で単勝2番人気以内の支持を集めていた4歳馬が【4.3.1.9】という、上々のパフォーマンスを示していることも見逃せない。

同じく前走単勝2番人気以内の4歳馬に該当する、①マスクトディーヴァを次位にピックアップ。以下は、②ゴールドエクリプス、⑤シングザットソング、⑪ライラックの3頭横並びの評価としたい。

<注目馬>
ドゥアイズ ①マスクトディーヴァ ②ゴールドエクリプス ⑤シングザットソング ⑪ライラック

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ドゥアイズの関連コラム

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オークスリバティアイランドが好位から難なく抜け出し2冠達成。ゲートや距離など、懸念した課題をあっさりとクリアして、6馬身差の完勝だった。順調なら秋華賞もかなり有力で牝馬3冠の期待が大きく膨らみそうだ。

2着ハーパーリバティアイランドの後ろをマークする形で追走。強い馬の後ろは進路ができるということを上手く利用した好騎乗だった。今回は相手が悪かった。3着ドゥーラは昨年札幌2歳Sの勝ち馬。札幌2歳Sでは今回穴人気していたドゥアイズを下しており、その後のチグハグな内容で人気急落だったが、ポテンシャルは高かった。

15番人気ドゥーラの3着激走により、オークスはこれで4年連続2ケタ人気馬が馬券圏内。カレンブーケドールウインマイティースタニングローズはその後も活躍しており、結果的にはオークス時点での人気がなさ過ぎただけ。ドゥーラも今後の成長次第では期待できそうだ。

さて、今週末はいよいよ競馬の祭典・日本ダービー。同じ東京芝2400mが舞台になるが、オークス桜花賞から800mの距離延長、3歳牝馬にとって過酷ともいえる2400m。一方、日本ダービー皐月賞から400mの距離延長。中山最終週の皐月賞はスタミナも問われるレースで、そこで好走できている馬の多くは、距離不安はない。したがって、基本的には皐月賞で上位好走馬や上位評価を受けていた馬が順当に走るレースだ。

人気面の傾向を見ても明らかで、過去10年の連対馬20頭のうち19頭は5番人気以内。逆にいえば6番人気以下で連対圏まで来た馬は2019年の勝ち馬・ロジャーバローズただ一頭だけ。同じ2013年~2022年の10年間でのオークスのデータを見ると、6番人気以下の馬が5連対と健闘しており、波乱度でいえば日本ダービーオークス。ダービーは基本的に人気馬の中から軸を選ぶレース。

一方で3着まで広げると、過去10年で6番人気以下の馬が下記の通り6頭馬券に絡んでいる。穴を狙うならこのゾーンだろうか。

2013年 アポロソニック 8番人気3着
2014年 マイネルフロスト 12番人気3着
2018年 コズミックフォース 16番人気3着
2020年 ヴェルトライゼンデ 10番人気3着
2021年 ステラヴェローチェ 9番人気3着
2022年 アスクビクターモア 7番人気3着

前述した伏兵で唯一連対(勝利)したロジャーバローズは1枠1番だったが、穴をあけた上記6頭のうち5頭も真ん中より内寄りの枠に入っていた。というわけで、日本ダービーは5番人気以内の能力上位馬と内枠の伏兵でだいたい決まるというのが過去の傾向…と書いてはみたものの、ありきたりでまったく面白くない。

加えて近年のダービー当日の馬場は以前ほど内有利にはならなくなっており、果たして上記のデータ通りに決まるのだろうか?

というわけで、別の視点でもう一つ。近年は皐月賞当日の馬場悪化が顕著で、明らかに当日は内枠が不利な馬場になっている。その視点で見ると、ヴェルトライゼンデ皐月賞で4枠8番、ステラヴェローチェは同2枠3番、アスクビクターモアは同1枠2番。いずれも不利な内枠でひとケタ着順に踏ん張っていた。

この理論で行くならば、今年も皐月賞内枠馬の巻き返しが怖い。4番枠で5着のショウナンバシット、8番枠で7着のトップナイフ、5番枠で9着のフリームファクシが該当するが…。どうも歯切れが悪いのはこの3頭いずれも中山の方が合っていそうな点。そこでもう一頭穴馬を考えるならばベラジオオペラはどうか。皐月賞は外枠だったが、道中外からマクられ、内で苦しい競馬。それでもラストはそこそこ粘っていた。スタミナもありそうなので、少し相手に加えてみてもいいかもしれない。

~今週末の注目馬~

というわけで今週も、最後は日本ダービーの注目馬で締めたい。

タスティエーラ(ダミアン・レーン騎手)

注目はタスティエーラ&ダミアン・レーン騎手。
共同通信杯→弥生賞→皐月賞日本ダービーという最近のトップホースにしてはやや詰まったローテでの参戦になるが、差し遅れた共同通信杯から弥生賞ではキッチリ巻き返し、皐月賞でもソールオリエンスの差し脚には屈したものの2着と好走。トップレベルの能力を見せた。
今回さらにプラスになりそうなのがレーン騎手の騎乗。前2走の手綱を取った松山騎手も上手く乗っていたが、本馬に関していえば追わせるタイプなので外国人騎手と手が合いそう。実際デビュー戦でムーア騎手が騎乗した際の伸びが一番良かった。ヴィクトリアマイルソダシオークスコナコーストと、レーン騎手はG1での乗り替わりで結果を出し切れていない影響で多少人気面が甘くなりそうな点もプラス。ソフトタイプ向きでいかにも手が合わなそうだったコナコーストとは異なり、タスティエーラはハードに追われて伸びる馬。この乗り替わりはプラスになる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年5月18日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック オークス2023  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


5月21日(日)東京11R 第84回オークス(3歳牝馬G1・芝2400m)




【登録頭数:21頭】(フルゲート:18頭)


<前走:桜花賞出走馬>(中5週)

リバティアイランド(1着、466kg(+4kg))<B><優先出走馬>
この中間は乗り込み量が少なめで、1週前もCWを単走といつもと違う感じの調整内容は気になるところ。それでも動きを見ると重心が低く回転の速い走りで、悪くは見えない。

コナコースト(2着、454kg(-4kg))<B><優先出走馬>
この中間もこれまで通り1週前にCWを長めから併せ馬で追われて先着。併走相手の鞍上とは体重差がかなりあったとは思うが、手応えも良く引き続き出来は良さそう。

ペリファーニア(3着、490kg(-6kg))<B><優先出走馬>
前走時は関西への輸送を控えた状況下、最終追い切りでも馬なりながら気分良く走らせていた。この中間は、1週前追い切りから抑え気味の内容となっていて、強くやる必要もないくらい馬体は仕上がっているのかもしれない。

ハーパー(4着、462kg(-4kg))<A><優先出走馬>
この中間も乗り込み入念で、1週前に強めに追われて併せ馬でも先着。日曜日にも坂路で好時計をマークし先着と、直前は馬なりで十分な仕上がり。

ドゥアイズ(5着、448kg(+2kg))<B><優先出走馬>
勝ちきれないところがあるが大崩れもない馬。1週前追い切りでは毛艶がピカピカで気合乗りも抜群に見せており、上積みが期待できそう。

シンリョクカ(6着、434kg(-6kg))<B>
この中間も南Wで良い時計が出ていて出来良好に映る。左回りでの追い切りの動きを見ると、特に気にするところもなく手応えも良く好印象。

ライトクオンタム(8着、428kg(±0kg))<B>
今回乗り替わりとなる田辺騎手が騎乗しての1週前追い切り。独特の走りをする馬で、追い切るよりもコンタクトをとることのほうを優先した感じの内容だったが、レース前に騎乗しておくことは人馬プラスになる。小柄な馬なので強く追う必要もなく、VTRを見てもいつも通りの走りで出来も悪くはなさそう。

エミュー(10着、418kg(+4kg))<D>
小柄な馬で使い詰めの状況。この中間は、中5週で関東での競馬となりしっかり乗り込まれているが、1週前追い切りの動きからは非力さがぬぐえず力強さは感じられない。

ラヴェル(11着、446kg(-2kg))<C>
桜花賞のコラムでも書いたが、この馬は右回りよりも左回りのほうがスムーズに加速することができるので、東京コースはプラス。休み明け3戦目での上積みも見込めそうで、前走以上の走りに期待がもてる。

キタウイング(12着、432kg(±0kg))<B>
重賞2勝馬だが調教で目立たない内容の時に好走している馬。関西でのレースの時には、早めに栗東入りして坂路でかなりの好時計をマークと、能力の一端を示していたと思うが凡走も多い。この中間は坂路、南Wで乗り込まれ平凡な内容といった感触だが、このような時にこそ激走することがあるので注意も必要。

ドゥーラ(14着、472kg(-4kg))<A>
ここ3戦はワンターンの競馬で、直線で伸びてきていないわけではないのだが、スタートも速いほうではないことから、息を入れるタイミングもなかなか作れずでこの馬の良さは出せていない。この中間、2週前は坂路、1週前がCWで一杯に追われてかなりの好時計をマークしていて、状態はすこぶる良さそう。鞍上が斎藤騎手に戻り人気は落ちそうな場面だが。距離延長でコーナー4つのコースとくれば巻き返せる要素は十分にあり。





<前走:フローラS出走馬>(中3週)

ゴールデンハインド(1着、486kg(+10kg))<A><優先出走馬>
この中間も、1週前に南Wを3頭併せで追われて大外を馬なりのまま楽に先着と、前走勝ちの勢いそのままといった感。

ソーダズリング(2着、470kg(±0kg))<B><優先出走馬>
月1ペースでレースを使われてきて今回は中3週となるが、1週前にはこれまで同様に坂路で追われた。単走馬なりも力強い走りを見せていた、引き続き好調をキープ。

イングランドアイズ(4着、432kg(+6kg))<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間は坂路で目立つ時計はなし。前走時のパドックでは落ち着きがなく、間隔が詰まっての再輸送ということもあって、強めに追えないところあり。

キミノナハマリア(11着、492kg(+2kg))<C>
前走時の追い切りもそうだったが、1週前追い切りでも終い速い時計で回転の速い走りをアピールしているが、一方でバネのある走りではない。




<前走:その他のレース出走馬>

ヒップホップソウル(フラワーC:2着、490kg(-2kg)中8週)<B>
この中間も日曜に坂路、水曜に南Wと2週連続で好時計。1週前追い切りでは行きたがるところを抑えながらも楽に先着と、元気で勢いあり。

ミッキーゴージャス(1勝クラス:1着、436kg(-4kg)中5週)<A>
母はオークス馬。無駄がなくコンパクトにまとまった感じの馬体ではあるが、この中間もプール調教を多く取り入れられながらこれまでと同じような調整内容できている。1週前追い切りでは終い仕掛けられると一気に突き放してみせていて、仕上がりもかなり良い。

レミージュチューリップ賞:16着、506kg(-2kg)中10週)<C>
小柄な馬で、間隔を空けられたこの中間は2週前、1週前と強めに追われて時計自体上々なものを刻んできた。ただ、動きを見ると重い感じあり。

ウェイビー(矢車賞:2着、506kg(-2kg)中2週)<D><抽選対象馬(1/4)>
速い時計を出す厩舎だが、中1週となり軽めの調整で時計平凡。

クインズカムイ(未勝利:1着、468kg(-8kg)中3週)<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間もプール調整が多く、1週前の坂路では3頭併せ(計測不能)で追われたが、物足りない動きだった。

メランポジューム(スイートピーS:8着、448kg(-2kg)中2週)<C><抽選対象馬(1/4)>
休み明けの2戦が関東でのレースで、中2週での再輸送となると、馬体維持優先となり強めに追えない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ハーパードゥーラゴールデンハインドミッキーゴージャスの4頭をあげておきます。



◇今回はオークス編でした。
桜花賞から距離が800m延びるオークス。今回も過去5年の連対馬について、追い切り内容を調べてみました。すると、連対馬10頭のうち、最終追い切りを馬なりで追われていた馬が7頭、そしてそれを勝ち馬に絞ると5頭全馬が直前馬なりでの調整だったことが分かりました。1週前も含めて全体的に馬なり調整だった馬が多く、一方で強めに追われて連対した馬たちは1週前も最終追い切りも強めに追われていたとの傾向が見られています。
3歳牝馬にとっては長距離のレースということで、折り合い面を重視した調整が中心になっているように思います。というわけで、今週のオークスに関しては、折り合い重視のソフト仕上げ、をおすすめの調整パターンとして挙げさせていただきます。


オークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。



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2023年5月14日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月14日号】特選重賞データ分析編(358)~2023年オークス
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 優駿牝馬オークス) 2023年05月21日(日) 東京芝2400m


<ピックアップデータ>

【前走の4コーナー通過順別成績(2018年以降)】
×2番手以内 [0-0-0-12](3着内率0.0%)
○3~12番手 [4-5-5-44](3着内率24.1%)
×13番手以下 [1-0-0-17](3着内率5.6%)

 脚質が明暗を分けそう。2018年以降の3着以内馬15頭中14頭は、前走の4コーナー通過順が3~12番手でした。極端な競馬をした直後の馬は強調できません。

主な「○」該当馬→シンリョクカソーダズリングドゥアイズ
主な「×」該当馬→ゴールデンハインドコナコーストリバティアイランド


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が1着、もしくは前走の1位入線馬とのタイム差が0.4秒以内」だった馬は2018年以降[5-5-5-41](3着内率26.8%)
主な該当馬→ゴールデンハインドコナコーストソーダズリングリバティアイランド

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2023年5月5日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】今後に向けても覚えておきたい騎手の長距離適性/NHKマイルC展望
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先週の天皇賞(春)ジャスティンパレスが差し切り勝ち。断然人気のタイトルホルダーほかライバル勢が失速する中、唯一安定した走りで楽々と突き抜けた。鞍上のルメール騎手はこれで同馬とのコンビで4戦4勝、相性の良さを示した。

また、ルメール騎手が長距離戦を得意にしていることは随分知られることとなったが、今回の天皇賞(春)を勝ったことにより同レースは3度目の制覇、さらに3000m以上の重賞も通算9勝目。「デムルメ」ともいわれ、何かと比較されることが多いデムーロ騎手は3000m以上の重賞ではイマイチ奮わず通算2勝。改めて「長丁場のルメール」を証明する結果でもあった。

2着のディープボンドは、これで3年連続の銀メダル。阪神でも京都でも、毎年キッチリ結果を出すのは立派。近走は外枠続きで運がなかったが、今回久々に真ん中より内の枠を引けたことで持ち味を存分に生かすことができた。

3着シルヴァーソニックは、お馴染みのレーン騎手。外から流れに乗るのは同騎手の十八番で、本来は不利とされる外枠でもレーン騎手の場合はむしろ有利になるくらいだ。出入りのある流れをゆったり眺め、ラストまで余力を残すことに成功した。是非ジョッキーカメラでその視点を観ていたいと感じる騎乗だった。

「騎手の距離適性」

というと一見オカルトのように感じるかもしれないが、実はかなり傾向がある。長丁場は燃費の良い走りを求められるので、当たりがキツイジョッキーは基本的に不得手で、逆に短距離になると多少リズムを崩してでも勝ちに行く走りを求められるので、リズムを重視するジョッキーは差し遅れリスクが高くなる。

現役騎手のなかでは、川田騎手は長丁場のレースでは信頼度が落ちる。一方、今回は名前がなかった田辺騎手は、屈指の「長距離ジョッキー」。今回は残念ながら乗り替わりになってしまったが、アスクビクターモアの素質開花には田辺騎手が大いに貢献しただろうし、ほかにもブレークアップの唯一の重賞勝ちであるアルゼンチン共和国杯は田辺騎手が騎乗していた。また、ヒュミドールが2着に激走したダイヤモンドSも田辺騎手騎乗だった。

今週末はNHKマイルC。東京1600mのG1の中では特にスピードも求められるレースだけに、先週とはまた異なる騎手の適性を問われる一戦になりそうだ。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後はNHKマイルCの注目馬で締めたい。

モリアーナ横山典弘騎手)

注目はモリアーナ&横山典騎手。

今回初コンビとなるが、近走は武藤雅騎手があまり上手く乗れていなかった印象が強く、その中でも重賞で大崩れしていないのは地力の高さの証といえるだろう。とりわけ東京芝1600mでは新馬勝ち、そしてクイーンC3着といずれも好走、得意舞台といえそうだ。そのクイーンCで先着を許したハーパードゥアイズ桜花賞で4、5着と健闘。今年の比較的手薄なメンバー構成ならば、十分にチャンスがありそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年4月14日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】ジョッキーカメラを見て考えさせられたアレコレ/皐月賞展望
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桜花賞は単勝1.6倍という断然の支持を集めたリバティアイランドが、大外から差し切って勝利。まずは1冠を制した。

思いのほか後方になった位置取りは見ている方としてはヒヤヒヤしたが、川田騎手は冷静そのもの。じっくり溜めて落ち着いて外に出すと、最後はただ一頭上がり32秒台の脚で突き抜けた。Bコース替わりでインが有利だった馬場状態を考えれば、着差以上の完勝といえる内容。オークスでも当然有力候補になる。

2着以下の中で距離が延びて良さそうなのは、5着に敗れたドゥアイズだろうか。今回は切れ味負けした印象もあるが、追って長く脚を使えるタイプ。オークスの舞台の方がより持ち味を生かせそうだ。

回顧と話はズレるが、JRAのYoutubeチャンネルが公開したジョッキー視点の映像はとても面白かった。騎手の視点からどのようにレースが見えているかを改めて感じることができる。

→【2023年 桜花賞 ジョッキーカメラ】リバティアイランド騎乗の川田将雅騎手ジョッキーカメラ映像を公開|JRA公式 https://youtu.be/V8GuEbz3hAQ

我々はいつも俯瞰した状況から見ることに慣れてしまっているが、現場のグラウンドレベル(馬上レベル?)の視点をこうして追体験できる映像は貴重だ。相手の立場に立つ…というのは人間関係だけでなく何事においても重要だと思うが、こう乗れああ乗れとモニタの前で注文をつけるだけではなく、少しだけでもこうして現場の視点、時速60キロを超える乗り物に乗っている状況というのを想像してみると、そう簡単にこちらが思うようにいくものではないということがわかる。もちろん、フラットな回顧をする上では俯瞰する視点をすべて否定するわけではない。ただ、騎手にいろいろ期待して注文を付けたところで、それをできる騎手とできない騎手がいるのは当然。無茶な期待をかけるよりも、特徴や巧拙を理解した方がお互い健全な関係を保てるだろう。

余談であるが、このカメラをつけていると、例えば「オラオラ~」とか、「そこどけ~」とか「危ねーぞ、てめぇ」といった、アドレナリンがドバドバ出た中での闘争本能むき出しの言葉を発することも憚られるのだろうか。あるいはそういったことを発してしまっていることがわかった場合、そのまま公開するのだろうか、などと考えてしまった。個人的にはそれも戦いの中での出来事なのだから公開してほしいと考えてはいるが、昨今の何にでもクレームをつけられ、それに対して脆弱な社会状況を考えるとそうもいかないのかもしれない。ちなみに競技は異なるがF1のオンボード映像においては、いわゆる放送禁止用語に近いことをドライバーが発した場合、その部分には「ピー」が入るようになっている。

さて、前置きが長くなってしまったが、断然の主役がいた牝馬戦線と比べると牡馬戦線は混沌としている。先月の当コラムで、「牡馬クラシックは共同通信杯組を中心に回る」と書いた通り、各路線のレベルを考えると共同通信杯組が一番だとは思うが、それでも混戦には変わりない。馬場や枠の並びなど、ちょっとしたことで順番が入れ替わるレースになりそうだ。

皐月賞…に限らずだが競馬の穴馬には大きく分けて2つのパターンがある。

1つは、恵まれて穴をあけるケース。もう1つは、強いのに気づかれていなかったケースだ。

皐月賞はキャリアの浅い3歳戦に加えて、各路線で好成績を残して来た組が集結するレース。そういう意味では、より後者のパターンが多くなる傾向がある。

例えば2016年の皐月賞を制したディーマジェスティは8番人気。しかし共同通信杯の勝ち馬で、戦績だけ見れば決して上位勢とも差はなかった。ただ、未対戦組が多かった分、「強さに気づかれていなかった」ということに過ぎない。実際その後は日本ダービーで1番人気を背負い3着、休み明けのセントライト記念を制している。

2017年の皐月賞を制したアルアインも、今思えば9番人気というのはさすがに人気がなさ過ぎたかもしれない。こちらも各路線から好メンバーが集結したゆえに、毎日杯勝ちの実績があっても軽視された形。ちなみに当時単勝2.4倍というやや抜けた人気を集めた馬を即答できる方は少ないかもしれない。

答えは牝馬のファンディーナ。

ファンディーナは当時無敗で圧勝に次ぐ圧勝。今だから不思議に思えるだけで、当時は牡馬をも蹴散らすと考えられたのはまったくおかしくない。ただ、結果的にその判断は間違っていた。キャリアの浅い馬同士だからこそ、必ずしも人気=実力とはならない、それが皐月賞なのだろう。

今年は共同通信杯組のレベルが高いと再三申し上げて来たが、その説に則るならばファントムシーフは有力。ただ、前走オープンおよび重賞1着馬が8頭もいる組み合わせ。あのタイトルホルダーですら皐月賞は弥生賞を勝って参戦したにもかかわらず8番人気。今年も気づかれていないだけで後々になれば、

「なんでこんなに人気がなかったのだろう」

と思われる実力馬が、前走好走馬の中に潜んでいるかもしれない。先入観を一度捨てて改めて過去のレースぶりを振り返ることが、穴馬券を仕留める近道になるかもしれない。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後は皐月賞の注目馬で締めたい。注目はこの馬。

メタルスピード津村明秀騎手)

注目はメタルスピード津村明秀騎手。

今年はどの路線も低調で、唯一ハイレベルといえるのが共同通信杯。ただその共同通信杯ですら上位馬は折り合いやスタートに不安を抱えており、信頼できる人気馬はほぼ皆無といっていい。伏兵の出番がありそう。その中でもメタルスピードは一戦ごとに内容良化。スプリングSは上手く立ち回ったが、それでもラストまでしぶとく伸びており、距離延長にも可能性を感じさせる内容だった。今の荒れて来た中山芝も合いそうなタイプで、父は今年の中山芝で大爆発中のシルバーステート。持ち味の立ち回りの上手さとしぶとさを生かせれば、今年のメンバーなら上位の一角を崩すチャンスがありそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年4月6日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 桜花賞2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


4月9日(日) 阪神11R 第83回桜花賞(3歳G1・牝・芝1600m)



【登録頭数:26頭】(フルゲート:18頭)


<前走:チューリップ賞出走馬>(中4週)

モズメイメイ(1着、456kg(±0kg))<B><優先出走馬>
この中間も乗り込み豊富で、2週前、1週前には坂路で好時計を出している。動きを見ても、かなり行きたがるくらい気合が乗っていて出来は引き続き良さそう。

コナコースト(2着、458kg(-4kg))<D><優先出走馬>
2走前、前走、この中間と、追い切りの内容が物足りなくなっていて、調子が上がってこない感じ。

ペリファーニア(3着、496kg(±0kg))<A><優先出走馬>
南Wと坂路で好時計が出る馬だが、前走時のパドックではまだ締まりそうな馬体だった。この中間も、1週前に南Wを併せ馬で追い切られ好時計をマーク。さらに、前走時と同じように日曜坂路でもかなり速い時計を出していて順調な仕上がり。

ルミノメテオール(4着、446kg(+4kg))<D><除外対象馬>
前走時までは坂路で好時計が出ていたが、この中間は本数の割に平凡な時計が多い。

ダルエスサラーム(6着、438kg(±0kg))<B><除外対象馬>
坂路で速いタイムが出る馬で、この中間も坂路で好時計マークと状態は良さそう。どちらかというとスピードが勝った感じ。

キタウイング(7着、432kg(±0kg))<B>
前走時も栗東に滞在しての調整だったが、控えめな内容が多かった。この中間も引き続き栗東で馬なりでの調整だが、前走時よりも走りがしっかりしてきていて上積みは感じられる。

ドゥーラ(15着、476kg(+6kg))<B>
前走時の追い切りでは終いの伸び脚に物足りなさを覚えたが、この中間は1週前追い切りで見せた力強さから、良化してきている印象。




<前走:フィリーズレビュー出走馬>(中3週)

シングザットソング(1着、436kg(-4kg))<C><優先出走馬>
小柄な馬で、前走時パドックでは好馬体もこれ以上馬体は減らせないくらいギリギリだった。中3週で迎えるこの中間、追えばいくらでも速い時計の出る馬が控えめな内容となっていて、上積みまでは厳しいのかもしれない。

ムーンプローブ(2着、464kg(-6kg))<C><優先出走馬>
前走は1400m戦で前に行けなかったが直線はしっかり伸びた。この中間も1週前には坂路で好時計も、抑えすぎて時計ほどの良い伸び脚は見られず。

ジューンオレンジ(3着、446kg(-4kg))<B><優先出走馬>
使い詰めからの中3週で疲れがどうかというところはあるが、坂路で好タイムを計時し、併せ馬でも見劣ることなくしっかりした走り。

ブトンドール(6着、494kg(+12kg))<D>
この中間も距離を意識してか1週前追い切りはCWでの内容。走りに硬さがあり首も上がり気味で物足りない動き。

リバーラ(12着、434kg(+4kg))<‐>※出走回避




<前走:阪神ジュベナイルフィリーズ出走馬>(4ヵ月)

リバティアイランド(1着、462kg(-4kg))<A>
この中間も坂路、CWと好時計。やや首が詰まる走りになるが伸びていないわけではないので、前走時に近い好仕上りで出走できそう。

シンリョクカ(2着、440kg(±0kg))<C>
この中間も前走時と同じような調整内容。状態は悪くなさそうだが、動きを見てもまだ非力さが残る印象で、大きく変わった感じはなし。

ラヴェル(11着、448kg(-4kg))<B>
この中間は2週前から1週前までに3本強めに追われていて、1週前の映像からも力強い動きで休み明けでも出来自体は良さそう。ただ、右回りよりも左回りのほうがコーナーリングから直線に向いての加速がスムーズな感があり、ここも枠とゲートを出ての位置取り次第か。スムーズでないと前走のような競馬になるリスクは残る。




<前走:クイーンC出走馬>(中7週)

ハーパー(1着、466kg(-12kg))<B>
この中間も入念な乗り込みで出来は良さそう。1週前の動きを見ると仕掛けられてからの反応こそ鈍いが、終いの伸び脚は上々。

ドゥアイズ(2着、446kg(-2kg))<B>
休み明け3戦目で迎える。前走時のパドックでは、毛艶良く、気合、伸び万全で状態は良かった。この中間も先週、今週と追い切りの時計を詰めてきていて、更なる上積みに期待が持てる。

モリアーナ(3着、474kg(-2kg))<C>
叩き3戦目となるが、前走から少し間隔が空いていて坂路で良いタイムが出ていない。

ミシシッピテソーロ(15着、418kg(-6kg))<D><除外対象馬>
この中間、2週前、1週前と追い切られているがこの馬としては平凡な時計で......。




<前走:その他のレース出走馬>

トーセンローリエ(アネモネS:1着、426kg(-2kg) 中3週)<D><優先出走馬>
3連勝した前3走時の追い切りでは、中間坂路でかなり良い時計を1回はマークしていた。ただ、この中間は中3週で1週前までは軽めの調整。最終追いでビッシリ追ってきて好時計を出せるところまで回復できるかどうかだが。

コンクシェル(アネモネS:2着、452kg(-10kg) 中3週)<C><優先出走馬>
前走時点で10キロ減と、これ以上絞りたくない感じも1週前には強めに追われて好時計を計時と、出来は引き続き良さそう。あとはパドックでテンションが高くなるところがあり、さらに輸送もあるとこれまで以上に力みが強くなる可能性あり。

ミスヨコハマ(アネモネS:10着、464kg(+2kg) 中3週)<C><除外対象馬>
休み明け2戦目でこの中間も乗り込み豊富。併せ馬でも先着と、上積みが期待できそうな感触はあるが。

エミュー(フラワーC:1着、414kg(-2kg) 中2週)<D>
小柄な馬で使い詰め。この中間は、中2週で1週前に強めに追えず、さらに輸送もあるので状態面を気にする以上に馬体を減らさないことに神経を使わなくてはならず......。好状態にもっていくことはかなり大変になりそう。

ライトクオンタムシンザン記念:1着、428kg(+2kg) 3ヶ月)<A>
ルメール騎手は、馬の気持ちに逆らわず気分よく行かせての勝利。武豊騎手は、ディープ産駒の爆発力を活かす乗り方で直線大外一気の差し切り勝ちと、どちらも強い内容で能力の高さを見せてくれた。小柄な馬ということもあり、間隔を空けて臨む今回、2週前、1週前とCWを長めから追われて上々の時計を披露。動きを見ても、前進気勢が強く気持ちも乗ってきているので良好な仕上がりと言えるだろう。

メイクアスナッチ(フェアリーS:2着、436kg(+6kg) 3ヶ月)<D><除外対象馬>
休み休み使われてきた馬で、今回も3ヶ月ぶり。1週前追い切りではモタモタした走りで、仕上り途上という印象を受けた。

ユリーシャ(エルフィンS:1着、446kg(-8kg) 中8週)<C><除外対象馬>
坂路で好時計の出る馬だが、この中間は1週前にCWで長めからと調整パターンを変えてきた。もともとトレセンで多く追い切られるタイプではないが、今回は間隔が空きなおかつ絞りにくい寒い時期で本数も少ないということで、太めが残っているため変えてきたのかもしれない。動きを見ても終い伸びきれずという感じ。


                                                                                                                          

※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ライトクオンタムリバティアイランドペリファーニアの3頭をあげておきます。



◇今回は、桜花賞編でした。
桜花賞過去5年の連対馬(霧で1週前、最終追い切りと計測不能だったアーモンドアイを除く)の追い切り内容について調べてみると、最終追い切りが馬なりだった馬が6頭で残り3頭も一杯まではいかずG前仕掛けや直線強めと終い気合を入れる程度で3頭とも輸送の負担が少ない関西馬でした。1週前追い切りに関しては、馬なりでの追い切りの馬が少し多く、長距離輸送のある関東馬(栗東滞在馬は除く)は、1週前の時点で仕上がっていないと勝ち負けすることは厳しいでしょう。逆に、関西馬は1週前が馬なりでの追い切りでも、そこで少しでも重い感じがあれば最終追い切りでは強めに......といった過程の馬でも勝ち負けを演じられる傾向にあるようです。これらの調教データから、関東馬は1週前時点での仕上がり、関西馬は最終追い切り後の状態で判断することをおススメします。

桜花賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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ドゥアイズの口コミ


口コミ一覧
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1着:◎マスクトディーヴァ モレイラ

「今日のレース前に調教師の方と相談して、前走のゲートが上手く決まらなかったことをポイントにして、いいスタートを切ることに注意しました。今日はいいスタートを切っていいポジションからの競馬になりました。直線に入ったところで狭くなる場面もありました。また馬もあまり真っ直ぐに走らないながらも勝ってくれたので、能力があります。素晴らしい勝ち方でした。今日は特別な日になりました。この前に惜しいレースがありましたが、勝つことができて嬉しいです」



YASU:前走とは打って変わっての好スタートを決め、直線狭くなるところはあったが力の違いを見せつけての勝利は見事だった。

次走はヴィクトリアマイルだと思うが、能力は通用するも、スムースな競馬ができる外目の枠が欲しいところ、内枠の多頭数となるとやや不安点も・・・、本質的にはマイル戦よりも1800~2000M戦で真価発揮のタイプとみています。



2着:---ウンブライル 川田

「とてもいい内容でしっかりとした走りができました。勝ち馬は着差以上に強い馬ですから」



YASU:昨年のNHKマイル好走組ということで軽視してしまったが、瞬発戦での強さを見せつけられてしまった格好、川田騎手の全くロスない競馬ぶりも功を奏していた、GⅠ好走馬に川田騎手なら抑えるべきだったが後の祭り。

次走はヴィクトリアマイル、得意のマイルでパーフェクトな競馬をしてマスクトディーヴァに完敗では本番での逆転は難しく思えるが、瞬発戦になるようなメンバー構成ならノーマークにしない方がよいでしょう。



3着:△モリアーナ 横山典

「久しぶりのマイルでよく走ったんじゃないですか」



YASU:スロー瞬発戦を後方からよくぞ追い込んだという内容、位置取りの差と言いたいところだが、脚質が改善されるところではなく、今後も流れ次第というのがつきまとい、狙い処は人気薄の連下候補だろう。

大阪杯を除外されての参戦だっただけに次走は判然としないが、

次走は良くて平行線、調子下降があって不思議ないという事には

注意しておくべきだろう。



4着:×シングザットソング 鮫島駿

「自分がこの馬に騎乗するようになって、1200m、1400m、1600mと距離を延ばしてきましたが、短い距離で競馬を覚えて、1400mや1600mで生かすことができています。今日は状態も良く、厩舎で取り組んでいることがレースで生かせました。続けて騎乗することで、馬の特徴や性格を考えて騎乗することができます。いい方向に向かっていると思いますし、次も楽しみです」



YASU:マイル戦への距離延長や絶対能力に不安をかんじていましたが、上位3頭とは瞬発戦への適性差がでた印象、マイルも守備範囲とできたし、GⅢなら好勝負できそうだ。



5着:▲ドゥアイズ ムルザバエフ

「思ったほどゲートを出ることができませんでした。展開も落ち着いたので、今日はゲートが全てです。前の方の位置を取れていたらまた違ったと思います。それでも終いに脚を使ってくれたことは将来に生きると思います。終いは素晴らしい脚でした」



YASU:鞍上のコメント通り位置取りが悪かったですね、ムル様鞍上で好位競馬ができると踏んでの評価でしたが・・・。

ただし、33.0の末脚を使える馬に成長していることは確かで、

今後は高速馬場や瞬発戦でも評価を下げる必要はなくなりそうだ。



7着:〇モズゴールドバレル 藤岡祐

「サブライムアンセムの出方次第でハナを主張することも考えましたが、サブライムアンセムを行かせて、折り合って進めました。直線で勝った馬と接触してバランスを崩すところがありました。それがなければもう少し上もあったと思います。勝ち負けをするにはもう少し力をつけて欲しいと思います」



YASU:先手を取っての展開利を期待しての評価だったが、例え展開利があったにせよ能力差はあったように思えます。

直線での接触は大きかったのかもしれないが・・・、まだこの相手では厳しかった印象で私の評価は過大評価だったと反省しきり。

 競馬戦略研究所所長 2024年4月9日(火) 08:00
重賞回顧 阪神牝馬S
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阪神 11R サンスポ杯阪神牝馬S(G2)
◎:8枠 11番 ライラック
◯:1枠 1番 マスクトディーヴァ
△:3枠 3番 テンハッピーローズ
△:6枠 7番 ドゥアイズ
△:8枠 10番 モズゴールドバレル

掲示板を5歳馬が独占するレースになりました。その中でも優勝したのはモレイラ騎手に代わったマスクトディーヴァ。スタートを決めると好位に陣取り前の動きを確認。脚が上がって来たのを見ると進出開始。直線では進路を選ぶ余裕を見せての完勝。これで本番が楽しみになってきました。

 2着は川田騎手が権利取りに起用されたウンブライル。後方で脚を溜めて末脚にかけてしっかり伸び切りました。本番では馬体が増えることが好走の条件になりそうです。

 3着は着実に力をつけてきているモリアーナ。横山典騎手の思い通りに成長しているようで、一発があってもおかしくない馬になりました。

 所長◎のライラックは2桁の馬体現でアウト。馬体回復が復調の条件になりますが、厳しい気がします。

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 エスプレッソ 2024年4月6日() 15:04
阪神牝馬ステークス
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◎ ⑦ ドゥアイズ
適距離に戻って実力を出せれば勝負になると思います。
ディープ産駒が圧倒的に強かったレースですが、ドゥアイズの母父がディープインパクトでその良さが出ればと思い◎にしました。


○ ① マスクトディーヴァ
能力的にはこの馬が1番だと思いますが前走や2戦目の忘れな草賞での凡走が有り堅実さに欠けるので2番手評価に下げました。圧倒的人気なのも下げた理由の一つです。



▲ ⑥ モリアーナ
阪神が合うかどうかの問題はありますが、マイル〜二千ぐらいが適距離だと思います。


△ ② ゴールドエクリプス
父はドゥラメンテでディープ産駒が強いレースではドゥラメンテ産駒も良く走ると思っています。

△ ③ テンハッピーローズ
1ハロン長いかも?

× ④ サブライムアンセム
昨年2着

× ⑪ ライラック
阪神マイルは向かない気もしますが…

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2024年4月6日サンスポ杯阪神牝馬S G25着
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2024年4月6日 サンスポ杯阪神牝馬S G2 5着
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