ドゥアイズ(競走馬)

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写真一覧
現役 牝4 鹿毛 2020年3月29日生
調教師庄野靖志(栗東)
馬主株式会社 G1レーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績12戦[2-4-1-5]
総賞金13,492万円
収得賞金3,150万円
英字表記Doe Eyes
血統 ルーラーシップ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
エアグルーヴ
ローズマンブリッジ
血統 ][ 産駒 ]
ディープインパクト
サミットヴィル
兄弟 エイボンクリフウインターセット
市場価格
前走 2024/05/12 ヴィクトリアマイル G1
次走 2024/07/28 クイーンステークス G3

ドゥアイズの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/07/28 札幌 11 クイーンS G3 芝1800 -- 148138.3----** 牝4 55.0 鮫島克駿庄野靖志 -- --------
24/05/12 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 1581565.8114** 牝4 56.0 鮫島克駿庄野靖志 472
(+4)
1.32.1 0.334.4⑦⑥テンハッピーローズ
24/04/06 阪神 11 阪神牝馬S G2 芝1600 11676.325** 牝4 55.0 B.ムルザ庄野靖志 468
(0)
1.33.4 0.433.0⑨⑨マスクトディーヴァ
24/02/10 京都 11 洛陽S (L) 芝1600 187153.821** 牝4 54.0 A.ルメー庄野靖志 468
(+8)
1.32.6 -0.034.3⑧⑥トランキリテ
23/12/09 阪神 11 リゲルS (L) 芝1600 13692.612** 牝3 54.0 C.ルメー庄野靖志 460
(+2)
1.33.1 0.133.1⑤⑤マテンロウスカイ
23/10/15 京都 11 秋華賞 G1 芝2000 1861276.61010** 牝3 55.0 西村淳也庄野靖志 458
(+2)
2.02.1 1.034.4⑧⑨⑩⑨リバティアイランド
23/05/21 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 1881621.669** 牝3 55.0 吉田隼人庄野靖志 456
(+8)
2.25.2 2.135.0⑰⑰⑱⑯リバティアイランド
23/04/09 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 182412.045** 牝3 55.0 吉田隼人庄野靖志 448
(+2)
1.32.7 0.634.1⑨⑧リバティアイランド
23/02/11 東京 11 クイーンC G3 芝1600 16474.322** 牝3 54.0 吉田隼人庄野靖志 446
(-2)
1.33.1 0.034.7ハーパー
22/12/11 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 1871344.5103** 牝2 54.0 吉田隼人庄野靖志 448
(+8)
1.33.5 0.435.4⑫⑫リバティアイランド
22/09/03 札幌 11 札幌2歳S G3 芝1800 1481314.662** 牝2 54.0 吉田隼人庄野靖志 440
(-8)
1.50.1 0.136.0⑧⑤④ドゥーラ
22/08/13 札幌 9 コスモス賞 OP 芝1800 9446.532** 牝2 54.0 吉田隼人庄野靖志 448
(0)
1.50.3 0.336.2⑤④モリアーナ
22/07/24 札幌 5 2歳新馬 芝1800 93328.451** 牝2 54.0 吉田隼人庄野靖志 448
(--)
1.52.3 -0.035.6④④④ウヴァロヴァイト

ドゥアイズの関連ニュース


今週日曜、札幌競馬場のメイン競走はG3クイーンステークス。JRAのレーティング(公式格付)をベースとし、これにいくつかモノサシを組み合わせ、出走各馬の真の力関係を解き明かしていく。まずはベースのモノサシ、JRAレーティングの比較から入ろう(各馬13ヶ月以内の国内戦の数値のみを掲載)。

109 モリアーナ
108 ドゥアイズ
107 ウンブライルスタニングローズ
106 ボンドガール
105 イフェイオンウインピクシス
104 モズゴールドバレルキタウイングコガネノソラ
103 コンクシェル
101 エリカヴィータ
96  ラリュエル

(以下格付なし)

例年、クイーンステークスにおける勝ち馬レーティングは105~107程度。昨年のウインピクシス(2着)が105なので、比較は105以上の7頭を中心に行ってみた。

第2のモノサシは、芝1800mの勝利経験。クイーンステークス過去5年、3着以内馬15頭の成績を見てみると、芝の1800mで勝ち鞍がなかったと馬はわずかに3頭。80%の12頭に芝の1800mのレースの勝利経験があった。レーティング上位7頭の、芝1800mのこれまでの成績は以下の通りだ(カッコ【 】内の数字は左から1着、2着、3着、着外)。

モリアーナ…【1.0.0.0】 ドゥアイズ…【1.2.0.0】 ウンブライル…【未経験】 スタニングローズ…【1.0.0.1】 ボンドガール…【未経験】 イフェイオン…【未経験】 ウインピクシス…【4.1.1.3】

勝利経験のあるモリアーナドゥアイズウインピクシススタニングローズにプラス評価を与えたい。

第3のモノサシは、G1成績。札幌記念(札幌競馬場・芝2000m)の好走馬の多くがG1でも好走するように、札幌競馬場というのは時計こそ出ないがタフな競馬場だ。ここで好走する馬はG1でも活躍するケースが多いので、これまでのレース結果からそこを探れないか考えた。上位7頭のこれまでのG1成績は以下の通りだ。

モリアーナ…4走。阪神JFは2番人気12着、NHKマイルCは5番人気6着、秋華賞は7番人気5着、ヴィクトリアマイルは6番人気7着。
ドゥアイズ…5走。阪神JFは10番人気3着、桜花賞は4番人気5着、オークスは6番人気9着、秋華賞は10番人気10着、ヴィクトリアマイルは11番人気4着。
ウンブライル…3走。阪神JFは3番人気15着、NHKマイルCは8番人気2着、ヴィクトリアマイルは3番人気6着。
スタニングローズ…6走。オークスは10番人気2着、秋華賞は3番人気1着、エリザベス女王杯は2番人気14着、ヴィクトリアマイルは7番人気12着、大阪杯は6番人気8着、ヴィクトリアマイルは5番人気9着。
ボンドガール…1走。NHKマイルCで3番人気17着。
イフェイオン…2走。桜花賞は8番人気11着、NHKマイルCは13番人気5着。
ウインピクシス…未出走。

クイーンステークスで57kgを背負った馬は過去2頭しかいないが、2頭はいずれも掲示板以下。今回57kgでの出走となるスタニングローズモリアーナはモノサシ比較においていずれも力上位だがプラス評価はせず、ドゥアイズウンブライルと、51~52kgはいかにも軽いボンドガールイフェイオンの3歳馬2頭を、この比較から拾い上げたい。

諸々の比較から、本命◎はドゥアイズ。レーティング2位で55kgは狙い頃で、ここはかなり大きく期待をかけてみたいところだ。○はウンブライル。▲にイフェイオン、△にボンドガールを指名し、馬券は4頭のBOXで馬連、馬単、ワイドに3連複と広めに買いたい。

【モノサシ比較による注目馬】 
ドゥアイズ ○ウンブライル ▲イフェイオン △ボンドガール

モノサシの正誤判定は7/28(日)だ。

【クイーンS2024】ズバリ!調教診断(最終版) 筆頭はドゥアイズ!小差でイフェイオンが続く! 2024年7月26日(金) 12:00


日曜日に行われるクイーンSの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。


※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

ボンドガール【C】
札幌ダ単走(24日)。美浦Wでの1週前追い切りと同様、直線での手前替えがひと息。そのせいか、促しに対する反応が渋く、この馬にしてはゴール前の動きも地味。コーナーから直線序盤にかけての走りは良かったのだが……。本番でジョッキーがうまくコントロールできれば、という条件付きの狙いとなろう。

ウンブライル【B】
函館W併走(24日)。いつもの3頭併せとは異なり、相手が1頭だけとあって、そのぶん気を遣わず走れている印象。少しズブい面を見せたあたりに、まだ良化の余地を感じる一方、体勢有利のかたちできちんと収めた点は評価してしかるべき。万全には至らないまでも、着実に下地は整ってきている。

イフェイオン【A】
札幌芝単走(24日)。手前替えの際に少しヨレたが、この馬とすれば比較的大人しくこなしたほう。ひと頃より直線での順手前が長続きしているのも良い傾向。バネ感のあるフットワークが目を引き、促しに対する反応も素早い。状態の良さがうかがえる内容だった。

ラリュエル【C】
札幌ダ単走(24日)。口向きの悪さを見せるなど、安定感のないコーナリング。直線に入ってからも、推進力が前に向いていないような感じの完歩が目立つ。ゴール標識前後ではそれなりに脚を伸ばしたとはいえ、もっと上の走りがある馬。その点を鑑みると、高評価はしづらい。

モズゴールドバレル【C】
札幌芝併走(25日)。先導馬に取り付くまでの走りは悪くなかった。だが、並んでからの反応が渋く、併走馬の鞍上がまだか?と催促するような場面も。最終的に頭ひとつ抜け出したとはいえ、手応えは3歳1勝クラスのパートナーのほうが優勢。なにかしら物足りなさを覚える内容だった。

コンクシェル【B】
函館W併走(24日)。無駄の少ないコーナリング。身のこなしに硬さもない。パートナーが前に出ようとするも、それを許さない勝負根性を見せ、最後はきちんと体勢有利のかたちに持ち込んだ。もう少し首の動きに安定感がほしいが、大きく割り引くほどではない。順調な仕上がりといえる。

アルジーヌ【B】
函館W単走(24日)。気負わず穏やかに走れているし、身のこなしに硬さもない。最後まで脚どりもしっかりしている。この動きを確認する限り、前走の反動や疲れ、輸送のダメージはうかがえず、自身のパフォーマンスはきちんと示している印象。状態キープと判断したい。

ウインピクシス【B】
札幌ダ単走(24日)。ダートでの調教が影響しているのか、いつもと比べて前さばきに硬さを感じるコーナリング。それでも直線で手前を替えたあとは、この馬らしい後肢に力感のある走りに。鞍上の仕掛けに対する反応や、ゴール前の動きも悪くなかった。まずまずの仕上がりではないか。

スタニングローズ【B】
函館W単走(24日)。ピッチ気味の走りではあるが、脚どりはしっかりしており、体の軸も安定。ひと頃に比べると後肢の力感が増し、そのぶん前後のバランスも良くなった。あと少し動きにキレがあれば、といったところだが、雰囲気は決して悪くない。ひとまず順調とみてよさそうだ。

キタウイング【B】
函館ダ単走(24日)。脚さばきに硬さを感じるコーナリング。ただ、直線途中で蹄鉄がすっ飛んでいたことを踏まえると、コーナーの段階でズレ始めていたのかも。実際、蹄鉄が外れてからは、体を上手に使って活気のある走りに。ゴール前の反応も悪くなかった。この馬なりに整えてきた印象を持つ。

エリカヴィータ【C】
函館W併走(24日)。コーナーでの動きは悪くなかったのだが、直線に入ってからの走りがひと息。頭の位置が高く、フォームも乱れ気味。推進力を上に逃すような完歩が目立つのも気になるところ。実戦も稽古もムラのあるタイプとはいえ、評価を上げるには躊躇してしまう内容だった。

コガネノソラ【B】
函館芝単走(24日)。なにを気にしているのかは不明だが、両耳を小刻みにくるくると動かして落ち着きのない様子。ただ、フォームは安定しており、手前替えもスムーズ。脚どりもしっかりしている。体調自体は良さそうなので、あとは実戦に行っての集中力次第。それが焦点となる。

ドゥアイズ【A】
札幌ダ単走(24日)。鞍上と息を合わせて、直線部分での折り合いはスムーズ。ダート調教を感じさせない軽やかな脚さばき、それでいて力感もある。この馬とすれば手前変換時に体のブレが少ない点も好印象。このまま順調なら良い仕上がりになりそう。高く評価したい1頭だ。

モリアーナ【B】
札幌ダ単走(24日)。体を上手に使って走れているし、着地の安定感と力強さも目を引く。惜しむらくは、本番で騎乗予定のジョッキーがまたがっていたにもかかわらず、手前替えがひと息だったこと。そのあたりがスムーズであれば、優にA判定の内容だった。


【調教予想からの注目馬】
A判定は2頭。筆頭は、⑬ドゥアイズとしたい。手前変換後の重心低めかつ体幹がしっかりしたフォーム、安定感のある脚さばきが印象的。この馬とすれば手前変換時の軸ブレも少なく、仕上がりは良さそう。あとは当日、パドックからゲート入りまでの移行をすんなりできれば。

小差の次点に、③イフェイオン。手前変換後のバネ感のあるフットワークは目を引くものがあった。直線で手前をころころ替える癖を出すことなく、順手前が長続きしている点も好感度大。いい雰囲気で本番に臨めそうだ。

<注目馬>
ドゥアイズ ③イフェイオン

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【クイーンS】厩舎の話 2024年7月26日(金) 04:50

アルジーヌ・松岡助手「少し気の勝ったところはあるが、いい状態をキープ。小回り1800メートルは得意な条件」

イフェイオン・杉山佳師「西村淳騎手の意見もあってここへ。稽古では芝をうまくとらえていた。洋芝は合いそう」

ウインピクシス・横山和騎手「順調にこられている。気の入りやすい面は感じるが、調教では落ち着いていた」

ウンブライル・木村師「体調面に関しては改善の兆しがある。自分のストライドで走れるようにバランスを修正していきたい」

エリカヴィータ・吉田助手「変わりなく来ています。舞台は気にしていませんし、集中して走ってくれれば」

キタウイング・中島助手「体調も精神状態も安定。GⅠを使ってどっしりした。輸送をうまくクリアできれば」

コガネノソラ・丹内騎手「ちょうどいい時計で、思った通りの追い切りができました。洋芝は合いそうです」

コンクシェル・押田助手「イレ込むことなく落ち着いている。舞台は問題ないし、気分良く走ってくれれば」

スタニングローズ・土屋助手「環境に適応して、カイバも食べている。ゲートを決めて、いいところで運べれば」

ドゥアイズ・鮫島駿騎手「結果を出さないといけないレース。流れに乗りやすい馬ではないので、1コーナーまでがポイント」

ボンドガール・平塚助手「稽古で掛かり気味だったが、今週は折り合いがついた。イレ込みも少ないですね」

モリアーナ・武藤騎手「ほぼ完成している馬なので、いつもと変わらない感じで十分。舞台適性もあります」

ラリュエル・佐々木騎手「テンションが高いが、競馬に行けば大丈夫そう。流れに乗って先行できれば」

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【クイーンS2024】ズバリ!調教診断(水曜追い切りチェック) ドゥアイズ 仕上がり良好!イフェイオンも本馬場で上々の動きを披露! 2024年7月25日(木) 12:00

日曜日に行われるクイーンSの登録馬の水曜追い切りについて、1頭ずつシンプルに考察していきます(追い切り映像が確認できた馬に限る)。予想の際にお役立てください。なお、出走馬確定後に最終版記事を改めて掲載します。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

アルジーヌ【B】
函館W単走。気負わず穏やかに走れているし、身のこなしに硬さもない。最後まで脚どりもしっかりしている。この動きを確認する限り、前走の反動や疲れ、輸送のダメージはうかがえず、自身のパフォーマンスはきちんと示している印象。状態キープと判断したい。

イフェイオン【A】
札幌芝単走。手前替えの際に少しヨレたが、この馬とすれば比較的大人しくこなしたほう。ひと頃より直線での順手前が長続きしているのも良い傾向。バネ感のあるフットワークが目を引き、促しに対する反応も素早い。状態の良さがうかがえる内容だった。

ウインピクシス【B】
札幌ダ単走。ダートでの調教が影響しているのか、いつもと比べて前さばきに硬さを感じるコーナリング。それでも直線で手前を替えたあとは、この馬らしい後肢に力感のある走りに。鞍上の仕掛けに対する反応や、ゴール前の動きも悪くなかった。まずまずの仕上がりではないか。

ウンブライル【B】
函館W併走。いつもの3頭併せとは異なり、相手が1頭だけとあって、そのぶん気を遣わず走れている印象。少しズブい面を見せたあたりに、まだ良化の余地を感じる一方、体勢有利のかたちできちんと収めた点は評価してしかるべき。万全には至らないまでも、着実に下地は整ってきている。

エリカヴィータ【C】
函館W併走。コーナーでの動きは悪くなかったのだが、直線に入ってからの走りがひと息。頭の位置が高く、フォームも乱れ気味。推進力を上に逃すような完歩が目立つのも気になるところ。実戦も稽古もムラのあるタイプとはいえ、評価を上げるには躊躇してしまう内容だった。

キタウイング【B】
函館ダ単走。脚さばきに硬さを感じるコーナリング。ただ、直線途中で蹄鉄がすっ飛んでいたことを踏まえると、コーナーの段階でズレ始めていたのかも。実際、蹄鉄が外れてからは、体を上手に使って活気のある走りに。ゴール前の反応も悪くなかった。この馬なりに整えてきた印象を持つ。

コガネノソラ【B】
函館芝単走。なにを気にしているのかは不明だが、両耳を小刻みにくるくると動かして落ち着きのない様子。ただ、フォームは安定しており、手前替えもスムーズ。脚どりもしっかりしている。体調自体は良さそうなので、あとは実戦に行っての集中力次第。それが焦点となる。

コンクシェル【B】
函館W併走。無駄の少ないコーナリング。身のこなしに硬さもない。パートナーが前に出ようとするも、それを許さない勝負根性を見せ、最後はきちんと体勢有利のかたちに持ち込んだ。もう少し首の動きに安定感がほしいが、大きく割り引くほどではない。順調な仕上がりといえる。

スタニングローズ【B】
函館W単走。ピッチ気味の走りではあるが、脚どりはしっかりしており、体の軸も安定。ひと頃に比べると後肢の力感が増し、そのぶん前後のバランスも良くなった。あと少し動きにキレがあれば、といったところだが、雰囲気は決して悪くない。ひとまず順調とみてよさそうだ。

ドゥアイズ【A】
札幌ダ単走。鞍上と息を合わせて、直線部分での折り合いはスムーズ。ダート調教を感じさせない軽やかな脚さばき、それでいて力感もある。この馬とすれば手前変換時に体のブレが少ない点も好印象。このまま順調なら良い仕上がりになりそう。高く評価したい1頭だ。

ボンドガール【C】
札幌ダ単走。美浦Wでの1週前追い切りと同様、直線での手前替えがひと息。そのせいか、促しに対する反応が渋く、この馬にしてはゴール前の動きも地味。コーナーから直線序盤にかけての走りは良かったのだが……。本番でジョッキーがうまくコントロールできれば、という条件付きの狙いとなろう。

モリアーナ【B】
札幌ダ単走。体を上手に使って走れているし、着地の安定感と力強さも目を引く。惜しむらくは、本番で騎乗予定のジョッキーがまたがっていたにもかかわらず、手前替えがひと息だったこと。そのあたりがスムーズであれば、優にA判定の内容だった。

ラリュエル【C】
札幌ダ単走。口向きの悪さを見せるなど、安定感のないコーナリング。直線に入ってからも、推進力が前に向いていないような感じの完歩が目立つ。ゴール標識前後ではそれなりに脚を伸ばしたとはいえ、もっと上の走りがある馬。その点を鑑みると、高評価はしづらい。


【調教予想からの注目馬】
イフェイオン ドゥアイズ

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【クイーンS ズバッと!言いたい放題】ドゥアイズ得意舞台で実力発揮だ 斤量が軽い3歳馬にも注目 2024年7月25日(木) 09:31

しの 札幌では牝馬の戦いです。

大王 ヴィクトリアマイルで0秒3差4着のドゥアイズは、この舞台で【1・2・0・0】。2カ月半ぶりの実戦も1週前の動きから力は出せそうだ。

東京サンスポ・内海 「競馬場に輸送して競馬モードになっている」と笠原助手。鮫島駿騎手も「前走時より前進気勢が強いので、うまく持っていきたい」と言っていました。

しの 斤量が軽いイフェイオンボンドガールコガネノソラの3歳馬にも注目。同世代同士とはいえ、全馬GⅠに駒を進めた実力馬です。

水谷 ワシはそれらの新鮮さに押されて、実績の割に人気が落ちそうなモリアーナを狙うで。

しの 今週と来週は暑熱対策で新潟は2部制です。7Rがメインなので皆さまお間違えなく!

水谷 自分が一番間違えそうなだけやろ。

しの もうすでに何回も間違えてます…。

(夕刊フジ)

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【クイーンS】厩舎の話 2024年7月25日(木) 09:30

アルジーヌ・松岡助手「先週に栗東でやったので、しまい仕掛けて動きを確認。雰囲気はいい」

イフェイオン・杉山佳調教師「1コーナーがきついこの舞台は合いそう。秋に向けて1800メートルの走りも見てみたい」

ウインピクシス・横山和騎手「すごく落ち着いた雰囲気で調教できた。初めて乗ったが、順調にきていると思う」

ウンブライル・木村調教師「体調面には改善の兆し。自分のストライドで走れるようにバランスを修正していきたい」

エリカヴィータ・吉田助手「先週しっかりやっているのでサラッと。併せて集中して走れた」

キタウイング・中島助手「ダートで半マイルからサッと。体調と精神面は安定している」

コガネノソラ・丹内騎手「先週に結構やったし、輸送もあるので馬なり。ちょうどいい時計で思ったとおりの内容」

コンクシェル・押田助手「もう栗東でできているので気分任せでやった。速くなりすぎず、ちょうど良かった」

スタニングローズ・北村友騎手「少しピッチで走る感じはしたが、小回りにも対応してくれそう。メンタルがいい」

ドゥアイズ・鮫島駿騎手「1週前は前進気勢の強さがあったが、だいぶ良くなった。結果を出さないとダメだと思う」

ボンドガール・平塚助手「前2週が掛かり気味だったので気分良く走らせた。この時計でこれだけ折り合えれば十分」

モズゴールドバレル・藤岡調教師「動きはいい。欧州血統で合うと思って連れてきた。距離などがいいほうに出れば」

モリアーナ・武藤騎手「先週ダートで追って背腰に疲れが出たが、その後の感じは問題なく、耐えられるようになった」

ラリュエル・佐々木騎手「テンションが高いが、競馬では大丈夫そう。馬場もいいし、流れに乗って先行できれば」

(夕刊フジ)

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オークスリバティアイランドが好位から難なく抜け出し2冠達成。ゲートや距離など、懸念した課題をあっさりとクリアして、6馬身差の完勝だった。順調なら秋華賞もかなり有力で牝馬3冠の期待が大きく膨らみそうだ。

2着ハーパーリバティアイランドの後ろをマークする形で追走。強い馬の後ろは進路ができるということを上手く利用した好騎乗だった。今回は相手が悪かった。3着ドゥーラは昨年札幌2歳Sの勝ち馬。札幌2歳Sでは今回穴人気していたドゥアイズを下しており、その後のチグハグな内容で人気急落だったが、ポテンシャルは高かった。

15番人気ドゥーラの3着激走により、オークスはこれで4年連続2ケタ人気馬が馬券圏内。カレンブーケドールウインマイティースタニングローズはその後も活躍しており、結果的にはオークス時点での人気がなさ過ぎただけ。ドゥーラも今後の成長次第では期待できそうだ。

さて、今週末はいよいよ競馬の祭典・日本ダービー。同じ東京芝2400mが舞台になるが、オークス桜花賞から800mの距離延長、3歳牝馬にとって過酷ともいえる2400m。一方、日本ダービー皐月賞から400mの距離延長。中山最終週の皐月賞はスタミナも問われるレースで、そこで好走できている馬の多くは、距離不安はない。したがって、基本的には皐月賞で上位好走馬や上位評価を受けていた馬が順当に走るレースだ。

人気面の傾向を見ても明らかで、過去10年の連対馬20頭のうち19頭は5番人気以内。逆にいえば6番人気以下で連対圏まで来た馬は2019年の勝ち馬・ロジャーバローズただ一頭だけ。同じ2013年~2022年の10年間でのオークスのデータを見ると、6番人気以下の馬が5連対と健闘しており、波乱度でいえば日本ダービーオークス。ダービーは基本的に人気馬の中から軸を選ぶレース。

一方で3着まで広げると、過去10年で6番人気以下の馬が下記の通り6頭馬券に絡んでいる。穴を狙うならこのゾーンだろうか。

2013年 アポロソニック 8番人気3着
2014年 マイネルフロスト 12番人気3着
2018年 コズミックフォース 16番人気3着
2020年 ヴェルトライゼンデ 10番人気3着
2021年 ステラヴェローチェ 9番人気3着
2022年 アスクビクターモア 7番人気3着

前述した伏兵で唯一連対(勝利)したロジャーバローズは1枠1番だったが、穴をあけた上記6頭のうち5頭も真ん中より内寄りの枠に入っていた。というわけで、日本ダービーは5番人気以内の能力上位馬と内枠の伏兵でだいたい決まるというのが過去の傾向…と書いてはみたものの、ありきたりでまったく面白くない。

加えて近年のダービー当日の馬場は以前ほど内有利にはならなくなっており、果たして上記のデータ通りに決まるのだろうか?

というわけで、別の視点でもう一つ。近年は皐月賞当日の馬場悪化が顕著で、明らかに当日は内枠が不利な馬場になっている。その視点で見ると、ヴェルトライゼンデ皐月賞で4枠8番、ステラヴェローチェは同2枠3番、アスクビクターモアは同1枠2番。いずれも不利な内枠でひとケタ着順に踏ん張っていた。

この理論で行くならば、今年も皐月賞内枠馬の巻き返しが怖い。4番枠で5着のショウナンバシット、8番枠で7着のトップナイフ、5番枠で9着のフリームファクシが該当するが…。どうも歯切れが悪いのはこの3頭いずれも中山の方が合っていそうな点。そこでもう一頭穴馬を考えるならばベラジオオペラはどうか。皐月賞は外枠だったが、道中外からマクられ、内で苦しい競馬。それでもラストはそこそこ粘っていた。スタミナもありそうなので、少し相手に加えてみてもいいかもしれない。

~今週末の注目馬~

というわけで今週も、最後は日本ダービーの注目馬で締めたい。

タスティエーラ(ダミアン・レーン騎手)

注目はタスティエーラ&ダミアン・レーン騎手。
共同通信杯→弥生賞→皐月賞日本ダービーという最近のトップホースにしてはやや詰まったローテでの参戦になるが、差し遅れた共同通信杯から弥生賞ではキッチリ巻き返し、皐月賞でもソールオリエンスの差し脚には屈したものの2着と好走。トップレベルの能力を見せた。
今回さらにプラスになりそうなのがレーン騎手の騎乗。前2走の手綱を取った松山騎手も上手く乗っていたが、本馬に関していえば追わせるタイプなので外国人騎手と手が合いそう。実際デビュー戦でムーア騎手が騎乗した際の伸びが一番良かった。ヴィクトリアマイルソダシオークスコナコーストと、レーン騎手はG1での乗り替わりで結果を出し切れていない影響で多少人気面が甘くなりそうな点もプラス。ソフトタイプ向きでいかにも手が合わなそうだったコナコーストとは異なり、タスティエーラはハードに追われて伸びる馬。この乗り替わりはプラスになる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年5月18日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック オークス2023  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


5月21日(日)東京11R 第84回オークス(3歳牝馬G1・芝2400m)




【登録頭数:21頭】(フルゲート:18頭)


<前走:桜花賞出走馬>(中5週)

リバティアイランド(1着、466kg(+4kg))<B><優先出走馬>
この中間は乗り込み量が少なめで、1週前もCWを単走といつもと違う感じの調整内容は気になるところ。それでも動きを見ると重心が低く回転の速い走りで、悪くは見えない。

コナコースト(2着、454kg(-4kg))<B><優先出走馬>
この中間もこれまで通り1週前にCWを長めから併せ馬で追われて先着。併走相手の鞍上とは体重差がかなりあったとは思うが、手応えも良く引き続き出来は良さそう。

ペリファーニア(3着、490kg(-6kg))<B><優先出走馬>
前走時は関西への輸送を控えた状況下、最終追い切りでも馬なりながら気分良く走らせていた。この中間は、1週前追い切りから抑え気味の内容となっていて、強くやる必要もないくらい馬体は仕上がっているのかもしれない。

ハーパー(4着、462kg(-4kg))<A><優先出走馬>
この中間も乗り込み入念で、1週前に強めに追われて併せ馬でも先着。日曜日にも坂路で好時計をマークし先着と、直前は馬なりで十分な仕上がり。

ドゥアイズ(5着、448kg(+2kg))<B><優先出走馬>
勝ちきれないところがあるが大崩れもない馬。1週前追い切りでは毛艶がピカピカで気合乗りも抜群に見せており、上積みが期待できそう。

シンリョクカ(6着、434kg(-6kg))<B>
この中間も南Wで良い時計が出ていて出来良好に映る。左回りでの追い切りの動きを見ると、特に気にするところもなく手応えも良く好印象。

ライトクオンタム(8着、428kg(±0kg))<B>
今回乗り替わりとなる田辺騎手が騎乗しての1週前追い切り。独特の走りをする馬で、追い切るよりもコンタクトをとることのほうを優先した感じの内容だったが、レース前に騎乗しておくことは人馬プラスになる。小柄な馬なので強く追う必要もなく、VTRを見てもいつも通りの走りで出来も悪くはなさそう。

エミュー(10着、418kg(+4kg))<D>
小柄な馬で使い詰めの状況。この中間は、中5週で関東での競馬となりしっかり乗り込まれているが、1週前追い切りの動きからは非力さがぬぐえず力強さは感じられない。

ラヴェル(11着、446kg(-2kg))<C>
桜花賞のコラムでも書いたが、この馬は右回りよりも左回りのほうがスムーズに加速することができるので、東京コースはプラス。休み明け3戦目での上積みも見込めそうで、前走以上の走りに期待がもてる。

キタウイング(12着、432kg(±0kg))<B>
重賞2勝馬だが調教で目立たない内容の時に好走している馬。関西でのレースの時には、早めに栗東入りして坂路でかなりの好時計をマークと、能力の一端を示していたと思うが凡走も多い。この中間は坂路、南Wで乗り込まれ平凡な内容といった感触だが、このような時にこそ激走することがあるので注意も必要。

ドゥーラ(14着、472kg(-4kg))<A>
ここ3戦はワンターンの競馬で、直線で伸びてきていないわけではないのだが、スタートも速いほうではないことから、息を入れるタイミングもなかなか作れずでこの馬の良さは出せていない。この中間、2週前は坂路、1週前がCWで一杯に追われてかなりの好時計をマークしていて、状態はすこぶる良さそう。鞍上が斎藤騎手に戻り人気は落ちそうな場面だが。距離延長でコーナー4つのコースとくれば巻き返せる要素は十分にあり。





<前走:フローラS出走馬>(中3週)

ゴールデンハインド(1着、486kg(+10kg))<A><優先出走馬>
この中間も、1週前に南Wを3頭併せで追われて大外を馬なりのまま楽に先着と、前走勝ちの勢いそのままといった感。

ソーダズリング(2着、470kg(±0kg))<B><優先出走馬>
月1ペースでレースを使われてきて今回は中3週となるが、1週前にはこれまで同様に坂路で追われた。単走馬なりも力強い走りを見せていた、引き続き好調をキープ。

イングランドアイズ(4着、432kg(+6kg))<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間は坂路で目立つ時計はなし。前走時のパドックでは落ち着きがなく、間隔が詰まっての再輸送ということもあって、強めに追えないところあり。

キミノナハマリア(11着、492kg(+2kg))<C>
前走時の追い切りもそうだったが、1週前追い切りでも終い速い時計で回転の速い走りをアピールしているが、一方でバネのある走りではない。




<前走:その他のレース出走馬>

ヒップホップソウル(フラワーC:2着、490kg(-2kg)中8週)<B>
この中間も日曜に坂路、水曜に南Wと2週連続で好時計。1週前追い切りでは行きたがるところを抑えながらも楽に先着と、元気で勢いあり。

ミッキーゴージャス(1勝クラス:1着、436kg(-4kg)中5週)<A>
母はオークス馬。無駄がなくコンパクトにまとまった感じの馬体ではあるが、この中間もプール調教を多く取り入れられながらこれまでと同じような調整内容できている。1週前追い切りでは終い仕掛けられると一気に突き放してみせていて、仕上がりもかなり良い。

レミージュチューリップ賞:16着、506kg(-2kg)中10週)<C>
小柄な馬で、間隔を空けられたこの中間は2週前、1週前と強めに追われて時計自体上々なものを刻んできた。ただ、動きを見ると重い感じあり。

ウェイビー(矢車賞:2着、506kg(-2kg)中2週)<D><抽選対象馬(1/4)>
速い時計を出す厩舎だが、中1週となり軽めの調整で時計平凡。

クインズカムイ(未勝利:1着、468kg(-8kg)中3週)<D><抽選対象馬(1/4)>
この中間もプール調整が多く、1週前の坂路では3頭併せ(計測不能)で追われたが、物足りない動きだった。

メランポジューム(スイートピーS:8着、448kg(-2kg)中2週)<C><抽選対象馬(1/4)>
休み明けの2戦が関東でのレースで、中2週での再輸送となると、馬体維持優先となり強めに追えない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ハーパードゥーラゴールデンハインドミッキーゴージャスの4頭をあげておきます。



◇今回はオークス編でした。
桜花賞から距離が800m延びるオークス。今回も過去5年の連対馬について、追い切り内容を調べてみました。すると、連対馬10頭のうち、最終追い切りを馬なりで追われていた馬が7頭、そしてそれを勝ち馬に絞ると5頭全馬が直前馬なりでの調整だったことが分かりました。1週前も含めて全体的に馬なり調整だった馬が多く、一方で強めに追われて連対した馬たちは1週前も最終追い切りも強めに追われていたとの傾向が見られています。
3歳牝馬にとっては長距離のレースということで、折り合い面を重視した調整が中心になっているように思います。というわけで、今週のオークスに関しては、折り合い重視のソフト仕上げ、をおすすめの調整パターンとして挙げさせていただきます。


オークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。



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2023年5月14日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月14日号】特選重賞データ分析編(358)~2023年オークス
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 優駿牝馬オークス) 2023年05月21日(日) 東京芝2400m


<ピックアップデータ>

【前走の4コーナー通過順別成績(2018年以降)】
×2番手以内 [0-0-0-12](3着内率0.0%)
○3~12番手 [4-5-5-44](3着内率24.1%)
×13番手以下 [1-0-0-17](3着内率5.6%)

 脚質が明暗を分けそう。2018年以降の3着以内馬15頭中14頭は、前走の4コーナー通過順が3~12番手でした。極端な競馬をした直後の馬は強調できません。

主な「○」該当馬→シンリョクカソーダズリングドゥアイズ
主な「×」該当馬→ゴールデンハインドコナコーストリバティアイランド


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が1着、もしくは前走の1位入線馬とのタイム差が0.4秒以内」だった馬は2018年以降[5-5-5-41](3着内率26.8%)
主な該当馬→ゴールデンハインドコナコーストソーダズリングリバティアイランド

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2023年5月5日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】今後に向けても覚えておきたい騎手の長距離適性/NHKマイルC展望
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先週の天皇賞(春)ジャスティンパレスが差し切り勝ち。断然人気のタイトルホルダーほかライバル勢が失速する中、唯一安定した走りで楽々と突き抜けた。鞍上のルメール騎手はこれで同馬とのコンビで4戦4勝、相性の良さを示した。

また、ルメール騎手が長距離戦を得意にしていることは随分知られることとなったが、今回の天皇賞(春)を勝ったことにより同レースは3度目の制覇、さらに3000m以上の重賞も通算9勝目。「デムルメ」ともいわれ、何かと比較されることが多いデムーロ騎手は3000m以上の重賞ではイマイチ奮わず通算2勝。改めて「長丁場のルメール」を証明する結果でもあった。

2着のディープボンドは、これで3年連続の銀メダル。阪神でも京都でも、毎年キッチリ結果を出すのは立派。近走は外枠続きで運がなかったが、今回久々に真ん中より内の枠を引けたことで持ち味を存分に生かすことができた。

3着シルヴァーソニックは、お馴染みのレーン騎手。外から流れに乗るのは同騎手の十八番で、本来は不利とされる外枠でもレーン騎手の場合はむしろ有利になるくらいだ。出入りのある流れをゆったり眺め、ラストまで余力を残すことに成功した。是非ジョッキーカメラでその視点を観ていたいと感じる騎乗だった。

「騎手の距離適性」

というと一見オカルトのように感じるかもしれないが、実はかなり傾向がある。長丁場は燃費の良い走りを求められるので、当たりがキツイジョッキーは基本的に不得手で、逆に短距離になると多少リズムを崩してでも勝ちに行く走りを求められるので、リズムを重視するジョッキーは差し遅れリスクが高くなる。

現役騎手のなかでは、川田騎手は長丁場のレースでは信頼度が落ちる。一方、今回は名前がなかった田辺騎手は、屈指の「長距離ジョッキー」。今回は残念ながら乗り替わりになってしまったが、アスクビクターモアの素質開花には田辺騎手が大いに貢献しただろうし、ほかにもブレークアップの唯一の重賞勝ちであるアルゼンチン共和国杯は田辺騎手が騎乗していた。また、ヒュミドールが2着に激走したダイヤモンドSも田辺騎手騎乗だった。

今週末はNHKマイルC。東京1600mのG1の中では特にスピードも求められるレースだけに、先週とはまた異なる騎手の適性を問われる一戦になりそうだ。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後はNHKマイルCの注目馬で締めたい。

モリアーナ横山典弘騎手)

注目はモリアーナ&横山典騎手。

今回初コンビとなるが、近走は武藤雅騎手があまり上手く乗れていなかった印象が強く、その中でも重賞で大崩れしていないのは地力の高さの証といえるだろう。とりわけ東京芝1600mでは新馬勝ち、そしてクイーンC3着といずれも好走、得意舞台といえそうだ。そのクイーンCで先着を許したハーパードゥアイズ桜花賞で4、5着と健闘。今年の比較的手薄なメンバー構成ならば、十分にチャンスがありそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年4月14日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】ジョッキーカメラを見て考えさせられたアレコレ/皐月賞展望
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桜花賞は単勝1.6倍という断然の支持を集めたリバティアイランドが、大外から差し切って勝利。まずは1冠を制した。

思いのほか後方になった位置取りは見ている方としてはヒヤヒヤしたが、川田騎手は冷静そのもの。じっくり溜めて落ち着いて外に出すと、最後はただ一頭上がり32秒台の脚で突き抜けた。Bコース替わりでインが有利だった馬場状態を考えれば、着差以上の完勝といえる内容。オークスでも当然有力候補になる。

2着以下の中で距離が延びて良さそうなのは、5着に敗れたドゥアイズだろうか。今回は切れ味負けした印象もあるが、追って長く脚を使えるタイプ。オークスの舞台の方がより持ち味を生かせそうだ。

回顧と話はズレるが、JRAのYoutubeチャンネルが公開したジョッキー視点の映像はとても面白かった。騎手の視点からどのようにレースが見えているかを改めて感じることができる。

→【2023年 桜花賞 ジョッキーカメラ】リバティアイランド騎乗の川田将雅騎手ジョッキーカメラ映像を公開|JRA公式 https://youtu.be/V8GuEbz3hAQ

我々はいつも俯瞰した状況から見ることに慣れてしまっているが、現場のグラウンドレベル(馬上レベル?)の視点をこうして追体験できる映像は貴重だ。相手の立場に立つ…というのは人間関係だけでなく何事においても重要だと思うが、こう乗れああ乗れとモニタの前で注文をつけるだけではなく、少しだけでもこうして現場の視点、時速60キロを超える乗り物に乗っている状況というのを想像してみると、そう簡単にこちらが思うようにいくものではないということがわかる。もちろん、フラットな回顧をする上では俯瞰する視点をすべて否定するわけではない。ただ、騎手にいろいろ期待して注文を付けたところで、それをできる騎手とできない騎手がいるのは当然。無茶な期待をかけるよりも、特徴や巧拙を理解した方がお互い健全な関係を保てるだろう。

余談であるが、このカメラをつけていると、例えば「オラオラ~」とか、「そこどけ~」とか「危ねーぞ、てめぇ」といった、アドレナリンがドバドバ出た中での闘争本能むき出しの言葉を発することも憚られるのだろうか。あるいはそういったことを発してしまっていることがわかった場合、そのまま公開するのだろうか、などと考えてしまった。個人的にはそれも戦いの中での出来事なのだから公開してほしいと考えてはいるが、昨今の何にでもクレームをつけられ、それに対して脆弱な社会状況を考えるとそうもいかないのかもしれない。ちなみに競技は異なるがF1のオンボード映像においては、いわゆる放送禁止用語に近いことをドライバーが発した場合、その部分には「ピー」が入るようになっている。

さて、前置きが長くなってしまったが、断然の主役がいた牝馬戦線と比べると牡馬戦線は混沌としている。先月の当コラムで、「牡馬クラシックは共同通信杯組を中心に回る」と書いた通り、各路線のレベルを考えると共同通信杯組が一番だとは思うが、それでも混戦には変わりない。馬場や枠の並びなど、ちょっとしたことで順番が入れ替わるレースになりそうだ。

皐月賞…に限らずだが競馬の穴馬には大きく分けて2つのパターンがある。

1つは、恵まれて穴をあけるケース。もう1つは、強いのに気づかれていなかったケースだ。

皐月賞はキャリアの浅い3歳戦に加えて、各路線で好成績を残して来た組が集結するレース。そういう意味では、より後者のパターンが多くなる傾向がある。

例えば2016年の皐月賞を制したディーマジェスティは8番人気。しかし共同通信杯の勝ち馬で、戦績だけ見れば決して上位勢とも差はなかった。ただ、未対戦組が多かった分、「強さに気づかれていなかった」ということに過ぎない。実際その後は日本ダービーで1番人気を背負い3着、休み明けのセントライト記念を制している。

2017年の皐月賞を制したアルアインも、今思えば9番人気というのはさすがに人気がなさ過ぎたかもしれない。こちらも各路線から好メンバーが集結したゆえに、毎日杯勝ちの実績があっても軽視された形。ちなみに当時単勝2.4倍というやや抜けた人気を集めた馬を即答できる方は少ないかもしれない。

答えは牝馬のファンディーナ。

ファンディーナは当時無敗で圧勝に次ぐ圧勝。今だから不思議に思えるだけで、当時は牡馬をも蹴散らすと考えられたのはまったくおかしくない。ただ、結果的にその判断は間違っていた。キャリアの浅い馬同士だからこそ、必ずしも人気=実力とはならない、それが皐月賞なのだろう。

今年は共同通信杯組のレベルが高いと再三申し上げて来たが、その説に則るならばファントムシーフは有力。ただ、前走オープンおよび重賞1着馬が8頭もいる組み合わせ。あのタイトルホルダーですら皐月賞は弥生賞を勝って参戦したにもかかわらず8番人気。今年も気づかれていないだけで後々になれば、

「なんでこんなに人気がなかったのだろう」

と思われる実力馬が、前走好走馬の中に潜んでいるかもしれない。先入観を一度捨てて改めて過去のレースぶりを振り返ることが、穴馬券を仕留める近道になるかもしれない。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後は皐月賞の注目馬で締めたい。注目はこの馬。

メタルスピード津村明秀騎手)

注目はメタルスピード津村明秀騎手。

今年はどの路線も低調で、唯一ハイレベルといえるのが共同通信杯。ただその共同通信杯ですら上位馬は折り合いやスタートに不安を抱えており、信頼できる人気馬はほぼ皆無といっていい。伏兵の出番がありそう。その中でもメタルスピードは一戦ごとに内容良化。スプリングSは上手く立ち回ったが、それでもラストまでしぶとく伸びており、距離延長にも可能性を感じさせる内容だった。今の荒れて来た中山芝も合いそうなタイプで、父は今年の中山芝で大爆発中のシルバーステート。持ち味の立ち回りの上手さとしぶとさを生かせれば、今年のメンバーなら上位の一角を崩すチャンスがありそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


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2023年4月6日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 桜花賞2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


4月9日(日) 阪神11R 第83回桜花賞(3歳G1・牝・芝1600m)



【登録頭数:26頭】(フルゲート:18頭)


<前走:チューリップ賞出走馬>(中4週)

モズメイメイ(1着、456kg(±0kg))<B><優先出走馬>
この中間も乗り込み豊富で、2週前、1週前には坂路で好時計を出している。動きを見ても、かなり行きたがるくらい気合が乗っていて出来は引き続き良さそう。

コナコースト(2着、458kg(-4kg))<D><優先出走馬>
2走前、前走、この中間と、追い切りの内容が物足りなくなっていて、調子が上がってこない感じ。

ペリファーニア(3着、496kg(±0kg))<A><優先出走馬>
南Wと坂路で好時計が出る馬だが、前走時のパドックではまだ締まりそうな馬体だった。この中間も、1週前に南Wを併せ馬で追い切られ好時計をマーク。さらに、前走時と同じように日曜坂路でもかなり速い時計を出していて順調な仕上がり。

ルミノメテオール(4着、446kg(+4kg))<D><除外対象馬>
前走時までは坂路で好時計が出ていたが、この中間は本数の割に平凡な時計が多い。

ダルエスサラーム(6着、438kg(±0kg))<B><除外対象馬>
坂路で速いタイムが出る馬で、この中間も坂路で好時計マークと状態は良さそう。どちらかというとスピードが勝った感じ。

キタウイング(7着、432kg(±0kg))<B>
前走時も栗東に滞在しての調整だったが、控えめな内容が多かった。この中間も引き続き栗東で馬なりでの調整だが、前走時よりも走りがしっかりしてきていて上積みは感じられる。

ドゥーラ(15着、476kg(+6kg))<B>
前走時の追い切りでは終いの伸び脚に物足りなさを覚えたが、この中間は1週前追い切りで見せた力強さから、良化してきている印象。




<前走:フィリーズレビュー出走馬>(中3週)

シングザットソング(1着、436kg(-4kg))<C><優先出走馬>
小柄な馬で、前走時パドックでは好馬体もこれ以上馬体は減らせないくらいギリギリだった。中3週で迎えるこの中間、追えばいくらでも速い時計の出る馬が控えめな内容となっていて、上積みまでは厳しいのかもしれない。

ムーンプローブ(2着、464kg(-6kg))<C><優先出走馬>
前走は1400m戦で前に行けなかったが直線はしっかり伸びた。この中間も1週前には坂路で好時計も、抑えすぎて時計ほどの良い伸び脚は見られず。

ジューンオレンジ(3着、446kg(-4kg))<B><優先出走馬>
使い詰めからの中3週で疲れがどうかというところはあるが、坂路で好タイムを計時し、併せ馬でも見劣ることなくしっかりした走り。

ブトンドール(6着、494kg(+12kg))<D>
この中間も距離を意識してか1週前追い切りはCWでの内容。走りに硬さがあり首も上がり気味で物足りない動き。

リバーラ(12着、434kg(+4kg))<‐>※出走回避




<前走:阪神ジュベナイルフィリーズ出走馬>(4ヵ月)

リバティアイランド(1着、462kg(-4kg))<A>
この中間も坂路、CWと好時計。やや首が詰まる走りになるが伸びていないわけではないので、前走時に近い好仕上りで出走できそう。

シンリョクカ(2着、440kg(±0kg))<C>
この中間も前走時と同じような調整内容。状態は悪くなさそうだが、動きを見てもまだ非力さが残る印象で、大きく変わった感じはなし。

ラヴェル(11着、448kg(-4kg))<B>
この中間は2週前から1週前までに3本強めに追われていて、1週前の映像からも力強い動きで休み明けでも出来自体は良さそう。ただ、右回りよりも左回りのほうがコーナーリングから直線に向いての加速がスムーズな感があり、ここも枠とゲートを出ての位置取り次第か。スムーズでないと前走のような競馬になるリスクは残る。




<前走:クイーンC出走馬>(中7週)

ハーパー(1着、466kg(-12kg))<B>
この中間も入念な乗り込みで出来は良さそう。1週前の動きを見ると仕掛けられてからの反応こそ鈍いが、終いの伸び脚は上々。

ドゥアイズ(2着、446kg(-2kg))<B>
休み明け3戦目で迎える。前走時のパドックでは、毛艶良く、気合、伸び万全で状態は良かった。この中間も先週、今週と追い切りの時計を詰めてきていて、更なる上積みに期待が持てる。

モリアーナ(3着、474kg(-2kg))<C>
叩き3戦目となるが、前走から少し間隔が空いていて坂路で良いタイムが出ていない。

ミシシッピテソーロ(15着、418kg(-6kg))<D><除外対象馬>
この中間、2週前、1週前と追い切られているがこの馬としては平凡な時計で......。




<前走:その他のレース出走馬>

トーセンローリエ(アネモネS:1着、426kg(-2kg) 中3週)<D><優先出走馬>
3連勝した前3走時の追い切りでは、中間坂路でかなり良い時計を1回はマークしていた。ただ、この中間は中3週で1週前までは軽めの調整。最終追いでビッシリ追ってきて好時計を出せるところまで回復できるかどうかだが。

コンクシェル(アネモネS:2着、452kg(-10kg) 中3週)<C><優先出走馬>
前走時点で10キロ減と、これ以上絞りたくない感じも1週前には強めに追われて好時計を計時と、出来は引き続き良さそう。あとはパドックでテンションが高くなるところがあり、さらに輸送もあるとこれまで以上に力みが強くなる可能性あり。

ミスヨコハマ(アネモネS:10着、464kg(+2kg) 中3週)<C><除外対象馬>
休み明け2戦目でこの中間も乗り込み豊富。併せ馬でも先着と、上積みが期待できそうな感触はあるが。

エミュー(フラワーC:1着、414kg(-2kg) 中2週)<D>
小柄な馬で使い詰め。この中間は、中2週で1週前に強めに追えず、さらに輸送もあるので状態面を気にする以上に馬体を減らさないことに神経を使わなくてはならず......。好状態にもっていくことはかなり大変になりそう。

ライトクオンタムシンザン記念:1着、428kg(+2kg) 3ヶ月)<A>
ルメール騎手は、馬の気持ちに逆らわず気分よく行かせての勝利。武豊騎手は、ディープ産駒の爆発力を活かす乗り方で直線大外一気の差し切り勝ちと、どちらも強い内容で能力の高さを見せてくれた。小柄な馬ということもあり、間隔を空けて臨む今回、2週前、1週前とCWを長めから追われて上々の時計を披露。動きを見ても、前進気勢が強く気持ちも乗ってきているので良好な仕上がりと言えるだろう。

メイクアスナッチ(フェアリーS:2着、436kg(+6kg) 3ヶ月)<D><除外対象馬>
休み休み使われてきた馬で、今回も3ヶ月ぶり。1週前追い切りではモタモタした走りで、仕上り途上という印象を受けた。

ユリーシャ(エルフィンS:1着、446kg(-8kg) 中8週)<C><除外対象馬>
坂路で好時計の出る馬だが、この中間は1週前にCWで長めからと調整パターンを変えてきた。もともとトレセンで多く追い切られるタイプではないが、今回は間隔が空きなおかつ絞りにくい寒い時期で本数も少ないということで、太めが残っているため変えてきたのかもしれない。動きを見ても終い伸びきれずという感じ。


                                                                                                                          

※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ライトクオンタムリバティアイランドペリファーニアの3頭をあげておきます。



◇今回は、桜花賞編でした。
桜花賞過去5年の連対馬(霧で1週前、最終追い切りと計測不能だったアーモンドアイを除く)の追い切り内容について調べてみると、最終追い切りが馬なりだった馬が6頭で残り3頭も一杯まではいかずG前仕掛けや直線強めと終い気合を入れる程度で3頭とも輸送の負担が少ない関西馬でした。1週前追い切りに関しては、馬なりでの追い切りの馬が少し多く、長距離輸送のある関東馬(栗東滞在馬は除く)は、1週前の時点で仕上がっていないと勝ち負けすることは厳しいでしょう。逆に、関西馬は1週前が馬なりでの追い切りでも、そこで少しでも重い感じがあれば最終追い切りでは強めに......といった過程の馬でも勝ち負けを演じられる傾向にあるようです。これらの調教データから、関東馬は1週前時点での仕上がり、関西馬は最終追い切り後の状態で判断することをおススメします。

桜花賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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閲覧 77ビュー コメント 0 ナイス 9

クイーンステークスで帰厩初戦となる馬の外厩情報共有します。

 1番ボンドガール(武豊騎手)ノーザンF天栄
 
 2番ウンブライル(C.ルメール騎手)ノーザンF天栄

 3番イフェイオン(西村敦也騎手)山元トレセン

 4番ラリュエル(佐々木大輔騎手)社台ファーム

 5番モズゴールドバレル(高杉吏麒騎手)吉澤ステーブルWEST

 6番コンクシェル(横山武史騎手)大山ヒルズ

 8番ウインピクシス(横山和生騎手)コスモヴューファーム

 9番スタニングローズ(北村友一騎手)ノーザンFしがらき

10番キタウイング(黛弘人騎手)ミルファーム千葉

11番エリカヴィータ(池添謙一騎手)ノーザンF天栄

12番コガネノソラ(丹内祐次騎手)ビッグレッドファーム明和

13番ドゥアイズ(鮫島克駿騎手)ノーザンFしがらき

14番モリアーナ(武藤雅騎手)ノーザンF空港

以上になります。

 YASUの小心馬券 2024年7月26日(金) 11:19
【最終予想】クイーンS 2024 YASUの小心馬券
閲覧 69ビュー コメント 1 ナイス 7

【展望】

常に好勝負を繰り返してきた三頭の4歳馬、ドゥアイズ、ウンブライル、モリアーナの地力が上位とも思えるが、現在はマイルがベストといえるドゥアイズには距離延長微妙、瞬発戦での末脚が魅力のウンブライルはタフな持続戦になりそうな展開不安、直線短い札幌で後方脚質が気になるモリアーナと地力上位と思える馬には死角もあり、人気ほどの信頼感はおけないと判断。

ここは斤量に恵まれる三歳馬から入る手も。



【危険視して妙味】

危:スタニングローズ 牝5 57 北村友 

当日オッズの変動は気になるが、現状④人気想定なら期待値は低いとジャッジした。

秋華賞勝利もあるGⅠ馬で、右回りの1800M戦はプラス条件といえるが、近走の戦績からピークオフの懸念ももっている、血統論者ではないが、バラ一族は一度戦績落とすと復活は難しいものがある、西村騎手からの鞍上変更も気になるところであり、今回は危険視したい。



【最終予想】

◎イフェイオン 牝3 52 西村淳

札幌も距離の1800Mも初めてとなるが、前走のNHKマイル、ボンドガールほどではないが、本馬も直線カットされる不利、それでも最後まで差し込んで来た内容をみると好評価が必要、ハイペースの持続戦にも対応できそうで、鞍上西村淳騎手が、スタニングローズやアルジーヌよりこちらを選択したとなれば、期待もできる、斤量差を活かして古馬撃破も満更夢ではなさそうだ、

人気もあまりしてこなさそうだけに、ここは本命で攻めたい。



〇コガネノソラ 牝3 51 丹内

スイートピーSの内容素晴らしく、オークスでも重い印をつけた馬だが、距離が長すぎた印象、古馬との能力比較は微妙も、1800Mに戻って、斤量51キロ、札幌は初めても、ゴールドシップ産駒ならプラスになりそうで相手筆頭に推す。



△ドゥアイズ 牝4 55 鮫島駿

重賞未勝利ながら、昨年のクラシックを賑わし、近走も善戦を続け、タフな流れとなったヴィクトリアM0.3差④着は評価したい、持続戦での末脚に良いところがあり、コンクシェルの作る流れを考えると展開は向きそう、札幌コースも3戦3連対と得意な舞台で本命視も考えたが、現状の彼女はマイルがベストで1800Mの距離が微妙に思える分評価を割り引いた。



△ウンブライル 牝4 55 ルメール

三歳時にはNHKマイル②着、今年に入っても阪神牝馬S②着と

地力の高さは評価しているが、初めての1800と札幌コース、

元来スローからの瞬発戦が良いタイプ、流れが厳しくなったヴィクトリアマイルでは伸びきれずの⑥着だったことを考えると、

適性外の舞台とも言え、重い印はつけにくい・・・。



×ボンドガール 牝3 51 武豊

前走NHKマイルの大敗は直線での不利が大きくやむなし、新馬戦でチェルヴィニアに勝利し、重賞を連続②着していて素材の高さを感じているが、強豪古馬との現状での能力比較は未知数、それでいての③人気想定が期待値的には微妙と言わざるをえない、

折り合い面に危うさを持っている馬でもあり、1800Mへの距離延長も不安の方が大きく、紐までとした。



×モリアーナ 牝4 57 武藤

紫苑Sでみせた豪脚が未だ忘れられなく、末脚は常に注意しなければいけない馬だが、札幌コースの勝利実績はあるも、2歳時で先行策であげたもの、現状の後方一気の戦法でどこまで差し込めるかだけ、想定⑤人気での現状なら馬券に入れて置くべき実力馬。(人気では買いにくいが・・)



×アルジーヌ 牝4 55 藤岡祐

昇級戦でGⅢ戦としては強力メンバーが揃っただけに能力通用の判断が難しいが、決してペースが緩んだわけではない流れを自力で捲って快勝した博多Sの内容は強い、1800M戦も3-1-0-0で、

前傾ラップにも実績があり魅力を感じる。

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 マシンガンhiro 2024年7月26日(金) 09:56
クイーンS追い切りメモ
閲覧 37ビュー コメント 0 ナイス 2

モリアーナ 87
武藤(札幌ダ) 67.9-52.3-38.7-12.3 馬なり
外めを単走で。頭を前に突き出してキビキビ感あるピッチ走法。活気があるように騙される動きだが、実際馬のやる気が伝わってきたし、いかにもキレそうな感じ。休み明けでも仕上がりは良いと思う。今週は脚抜き良い馬場だったみたいだが、ダートでも軽い馬場なら結構イケんじゃね?

キタウイング 85+
助手(函館ダ) 54.3-40.5-12.3 馬なり
外めを単走で。輸送も考慮してのものだろうが軽めに終始、そのため直線の動きは数字以上に素軽さが印象的で、伸び始めてからは重心の下がって大きなフットワークで駆けていた。デキはずっと悪くないと思うんだが、何しろ末一手なのでよほど展開がハマらないと。

ドゥアイズ 85+
鮫島克(札幌ダ) 68.9-52.3-38.9-12.6 馬なり
外めを単走馬なりで。全般にキビキビとした動きで軽快さはあるし、ジワっとした気合乗りで折り合いがついてたのも好感持てる。ひと息入っての再出発だが、春後半の重賞健闘の状態を維持しているものと見たい。

イフェイオン 85+
川又(札幌芝) 66.7-51.5-36.8-11.6 馬なり
単走で流す。直線入り口で鞍上が手前を替えさせようとするが替わらず、結局右手前のままゴールまで走っていたが、動きそのものはキビキビと軽快で最後は頭の位置も下がりスピード感を維持したままゴールできた。目立つ動きとは言えないが休み明けにしては仕上がっていそう。

ウインピクシス 85+
横山和(札幌ダ) 82.6-66.4-51.3-38.0-12.4 末強め
単走だが行きっぷりよく、最後も強めに追われた。脚がよく動いて力強さを感じさせるフットワークだったし、強めに追われたこともあるが直線のスピード感も十分。直線向いてすぐスムーズに手前を替えて加速したが、ゴール寸前で再度手前を替えていたように余力残しではなかったと思える点がちょっと気にはなる。

アルジーヌ 85
助手(函館W) 71.3-55.0-40.4-12.9 馬なり
単走で、終い一瞬だけ促されるがほぼ馬なりの内容。先週栗東CWで実質追い切りを済ませているようなので軽めでも十分だが、動きに伸びやかさがあればさらに良かったと思う。珍しいぐらいここまでローカル1800mに偏った良績なので、洋芝さえ合えばここでも侮れない気が。

コンクシェル 85
助手(函館W) 68.8-52.8-38.2-12.7 馬なり
3歳C1ジョーメッドウィンの外に併せる。併入だが手応えでは雲泥の差、こちらは余力十分だった。コーナーを逆手前で回ったり、走り全般に集中力が足りないような印象があるが、たぶん気のせい。栗東で順調に併せ馬を3本消化しての北海道入り、あとは栗東→函館→札幌の輸送をクリアすれば、自身の力は出せるのでは?

ボンドガール 85
助手(札幌ダ) 70.1-53.9-39.1-12.1 末強め
外めを単走で。キビキビした走りで行きっぷりも上々だが、仕掛けてからもそうギアが変わった感じは無く、ワンペースでスピードを持続と言った感じ。及第点だがもう少し最後グッと伸びてくれればという印象も残る。

ウンブライル 85
助手(函館W) 68.6-53.1-39.0-12.7 末仕掛け
C3レッドラグラスの内に併せる。少し追いかける形で直線へ向いたが、手応えからして馬なりのまま並びかけてゴールするのかと思いきや、意外とモタモタして直線半ばから軽く仕掛けての併入。伸び始めてからはしっかりスピードに乗ったので、単にエンジンのかかりが遅かったもので出来云々とは関係なさそう。そう言う面があるなら小回り1800mがどうか。

ラリュエル 85
佐々木(札幌ダ) 86.5-69.4-53.8-39.5-12.4 馬なり
馬場の中ほどを単走で。気性の激しさを抱える馬で、今回も頭を下げて行く気満々なところを見せていたが、鞍上との折り合いはしっかりついてガンガン暴走するようなことは無かった。それでもやはり多少力み気味のためか直線の伸びは見た目の動きからするともうひとつの印象は残るが、十分合格点はつけられる内容ではある。

モズゴールドバレル 85
高杉(札幌芝) 68.6-52.9-36.9-11.5 強め
3歳C1ロードトレイルを追走し直線外に併せる。ちょっと相手を追いかける位置で直線を向き、残り1Fから先に相手が仕掛けてからこちらも追い出してゴールで交わすといった内容。まずまずの伸びだが若干反応がモタモタし、頭の位置が下がってスピードに乗るのに時間を要した印象もある。力強さももうひとつ。

コガネノソラ 85
丹内(函館芝) 52.9-38.4-11.9 馬なり
芝コースの調教としてはかなり内めを通ってたので時計はマズマズのものが出たが、馬なりでもごく軽めの内容。先週併せ馬で追っているので今週は微調整なのだろう。活気ある動きとは見えなかったが、逆に落ち着いているとも言えるのでこれはこれで良しとしよう。

スタニングローズ 85-
北村友(函館W) 71.7-55.1-40.6-12.4 馬なり
外ラチ沿いを単走で。最後まで馬なりだったが、正直言って直線は馬なりのままでももう少し伸びて欲しかったし、鞍上のアクションもそんな印象を受けた。過去の馬体なんて全く記憶になく体型なのかもしれないが、まだ体に余裕があるようにも見える。ビシッと仕上げるところではないんだろうが、まだ本調子には無い印象強い。

エリカヴィータ 84
助手(函館W) 69.1-53.3-38.8-12.7 馬なり
OPサトノエルドールの外に併せる。フットワークの軽快さは伝わってくるが、終始頭の高い走りでスピードに乗り切れない印象。あまり良くなったという感じはしない。

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2024年5月12日ヴィクトリアマイル G14着
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2024年5月12日 ヴィクトリアマイル G1 4着
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