【TAROの競馬研究室】共同通信杯はクラシックに繋がる/フェブラリーS展望
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先週は東西重賞に豪華メンバーが集った。京都記念ではドウデュースが復帰戦を堂々の勝利、それも後続を3馬身半突き放す完勝劇だった。一方、東の共同通信杯もなかなかの豪華メンバー。当コラムでも推奨した◎シュタールヴィントはまったく見せ場なく終わってしまったが、上位勢はなかなかのハイレベル。先週の当コラムできさらぎ賞がやや低調だったことを書いたが、共同通信杯は文句なしに好メンバーだったといって良い。
勝ったファントムシーフは、さすがルメール騎手というリズムを重視した騎乗。同騎手は中山より東京向きで、ダートより芝向き、そして短距離より中長距離向き。これだけ押さえておけばルメール騎手のポイントは掴んだも同然で、東京芝中長距離では圧倒的な強さを誇る同騎手らしさが溢れた好騎乗だった。
2着タッチウッドも好内容。新馬勝ち直後のキャリア一戦で臨んだレースでしかも出遅れと普通であれば万事休す…となりそうなものだが、そこから巻き返して先手を取り粘り込んだ。成長力もありそうなタイプで、賞金を積めたことも大きい。
また4着タスティエーラも将来性を感じる走り。レースぶりを見ていると外国人騎手でより持ち味を発揮しそうなタイプ。父サトノクラウン自身も全7勝のうち5勝が外国人騎手騎乗時だった馬で、その血を受け継いでいるように思える。多少ズブさがあるものの、追われてからの伸びには見どころがある。皐月賞~ダービー路線で注目したいが、まずはどこかで賞金を積む必要も出てくるか。
ちなみにサトノクラウン産駒は、先週終了時点で芝1800mで2勝、芝2000mで4勝。回収率を見ても芝1800mでは単勝24%、複勝31%と低調なのに対し、芝2000mでは単複回収率ともに100%超。父の傾向や適性をよく受け継いでおり、今後キャリアを重ね距離を延ばすごとに成績を上げる産駒が出てくるはずだ。
混戦模様の今年の牡馬クラシック路線だが、クラシックを見据える上では、昨年の朝日杯FSやホープフルS、また今年のきさらぎ賞よりも、共同通信杯組に注目。敗戦組も含めて、今後も覚えておきたい。
~今週末の注目馬~
というわけで、今週末はいよいよ今年最初のJRA・G1フェブラリーS。早速現時点での注目馬を挙げておきたい。
・ドライスタウト(戸崎圭太騎手)
前走のすばるSでは最後差し遅れ脚を余したが、負けて強しといえる内容。負かされたバトルクライも次走の根岸Sで3着と好走しており、相手関係にも不足はなかった。今年は有力馬の回避で上位勢が手薄で、それならば新興勢力の本馬に出番があるはず。引き続き戸崎騎手が乗れるのも心強く、好勝負になるだろう。
※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。
○TARO プロフィール
栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。 |
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2022年12月27日(火) 10:00
くりーく
くりーくの中間調教チェック ホープフルステークス2022+『第7回ウマニティ杯くりーく賞』(特別編)
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。
12月28日(水)中山11R 第39回ホープフルステークス(2歳G1・芝2000m)
【登録頭数:19頭】(フルゲート:18頭)
<前走:東京スポーツ杯2歳S出走馬>(中4週)
ガストリック(1着、510kg(-6kg))<B>
大きな馬だが前走時のパドックではスッキリしていて好仕上りだった。この中間も南Wで長めから好時計が出ており、乗り込みも入念。右回りの動きに多少気になる点はあるが、終いの伸び脚は良く出来も引き続き良さそう。
ハーツコンチェルト(3着、498kg(+6kg))<B>
前走時のパドックではスッキリしていたが、トモの踏み込みが緩いところもあった。この中間も坂路南Wで乗り込まれていて順調な調整だが、21日の追い切りでは手応えの割に伸びきれておらず、右回りだと硬さあり。
ドゥラエレーデ(4着、504kg(-4kg))<C>
前走のパドックでは大きな馬のわりにトモが甘い感じがした。この中間の追い切りでは、時計平凡で走りに力強さがない。
フェイト(5着、486kg(+8kg))<C>
前走のパドックでは明らかに緩い馬体だった。この中間も好時計こそ出てはいるが、終いの伸びが甘く、力強さとバネの効いた伸び脚が見られず。
<前走:京都2歳S出走馬>(中3週)
グリューネグリーン(1着、476kg(-2kg))<B>
この中間も2週連続強めに追われて好時計。ただ、追われて首が高くなるところがあり、追い比べよりも先行しての粘り強さを活かせるような走りができればといった具合。
トップナイフ(2着、490kg(+6kg))<C>
力強い走りをする馬だが、併せ馬では遅れが多く突き放せない。相手に合わせるようなところが窺え、実戦でも勝ち切れないが大崩れもなくという感じでなだれ込むタイプだろう。
ヴェルテンベルク(3着、484kg(+4kg))<D>
休み明けの前走時は乗り込み量も豊富で時計も優秀だった。この中間は、時計平凡で終いの伸びが甘い。
<前走:その他のレース出走馬>
シーウィザード(芙蓉S:1着、468kg(+10kg)3ヶ月)<B>
休み明けで乗り込み豊富。追い切りでは先行して手応えに余裕が感じられ、一度ビシッと追われれば仕上がりそうな動きをアピールしている。
ファントムシーフ(野路菊S:1着、492kg(+8kg)3ヶ月)<A>
デビュー前からかなり速い時計が出ていた馬。休み明けのこの中間は、時計としてはこの馬からすればまだ物足りなさが残るものだが、21日の追い切りを見るに終いの伸びは抜群。好仕上がりだろう。
キングズレイン(百日草特別:1着、480kg(±0kg)中6週)<A>
14日の追い切りでは力強い走りで抜群の伸びを見せていて、ここに向けて仕上り良し。
セブンマジシャン(黄菊賞:1着、476kg(+2kg)中5週)<B>
前2走は中間強めに追われていたが、この中間は馬なりでの調整。かなりテンションが高めで追えば暴走しそうな感じもある。素軽くかなり切れ味のありそうな走りをしていて、素質は高そうに映る馬だが。要は落ち着いてレースができればというところ。
ミッキーカプチーノ(葉牡丹賞:1着、522kg(+2kg)中2週)<C>
この中間もCWでの調整。時計は出ているがまだ硬い走りで、バネの効いた伸び脚は見られず。そしてジョッキー騎乗なので、もっと時計が詰まってきてもよかったはずで。
モンドプリューム(1勝クラス:1着、486kg(+2kg)中1週)<C>
間隔が詰まっていてこの中間は軽めの調整。22日の追い切りではジョッキー騎乗も、伸び脚平凡。
ジェイパームス(新馬:1着、490kg、中6週)<A>
前走の新馬戦でも好調教で◎で1着。この中間も15日、22日と南Wで併せて好時計。22日の追い切りでは、外の古馬と2頭で抜群の伸び脚も見せていて、右回りでの走りも特に気になるところはない。
ボーンイングランデ(新馬:1着、468kg、中5週)<A>
火曜と土曜に速い時計を出す吉田直厩舎の馬で、この中間も13日、17日の火曜、土曜と馬なりで好時計をマークしてきた。今回は変則開催になるため、22日(金)に強めに追われているが、こちらも好時計と前走以上の出来で出走できそう。
ワンダイレクト(新馬:1着、444kg、中2週)<D>
この中間は坂路での調整も目立つ時計なし。出走回避の予定。
ジュンツバメガエシ(未勝利:1着、498kg(-6kg)中4週)<B>
この中間22日の追い切りでは、CWを3頭併せで追われて仕掛けられると一気に前に出て先着を果たし、引き続き出来は良さそう。
セレンディピティ(未勝利:1着、480kg(±0kg)中5週)<D>
この中間も坂路で乗り込まれているが、終いの時計が甘く伸びきれない。
スカパラダイス(エリカ賞:11着、462kg(+12kg)中1週)<C>
前走から間隔が詰まっていて、22日はジョッキー騎乗で馬なりでの調整。元気はあるが全体的に重心が高い走りでぎこちなさが残る。
※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ジェイパームス、ボーンイングランデ、ファントムシーフ、キングズレインの4頭をあげておきます。
◇今回は、ホープフルS編でした。
ホープフルSについては、G1に昇格後5年間の連対馬がどのような調教内容で出走していたかを調べてみました。
G1昇格後は28日開催が多くなり、変則での調整が求められるレースとなっており最終追い切りは馬なりでの調整が半分以上。強めに追われている馬でも、終い仕掛けられる程度、もしくは終いのみ強めだったりと、一杯に追われて連対した馬は1頭のみの状況となっています。逆に、1週前に強め、一杯に追われたいた馬が10頭中8頭と、このレースに関しては1週前の追い日に仕上げられている馬が多かったことが読み取れます。距離も2000mですし、早い段階でここを目標に調整されてきた馬が多いからか、前走が12月のレースだった馬は過去5年連対例はなく(もともと出走してくる馬が少ない)、このレースの狙いとしては、「前走が11月以前で、1週前の段階で仕上がっている馬」というのが良さそうです。
※ホープフルS出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。
話は変わって、今年も来る12月30日に笠松競馬場で第7回ウマニティ杯くりーく賞(笠松4R)と第5回河内一秀記念(笠松3R)を開催させていただく運びとなりました。
雪の降る季節で毎年天候を気にしながらの開催になりますが、天に守られているのか運が良いのか、これまで予定通り無事に開催することができ今年で早7回目(“W開催”では5回目)を数えます。今年も、河内さんのことを思い出して仲間と語りあってもらえたら河内さんも喜んでくれると思いますし、皆さんの心の中でずっと生き続けることができます。もし時間がありましたら、競馬場や場外馬券売り場、インターネット投票で馬券を買ってレースを楽しんで頂けたらと思います。笠松競馬場に来場可能な方は、ぜひ生で河内一秀記念とくりーく賞を味わって下さい。来場をお待ちしております。
もちろん、恒例のウマニティ杯くりーく賞開催を記念したプレゼント企画も実施しようと思っています。昨年行われた『第6回ウマニティ杯くりーく賞』の優勝騎手(東川慎騎手)のサイン入り記念ゼッケンを1名にプレゼントさせていただきますので、予想して馬券を買って楽しみつつ、プレゼント企画にも応募してみて下さい(※応募方法詳細は下記)。
今年も、1年間ありがとうございました。
<応募方法>
『第7回ウマニティ杯くりーく賞』のプレゼント企画応募には、まずウマニティの地方競馬予想コロシアムに「予想を登録」(12/30笠松第4Rです)して頂くようお願いいたします。
そのうえで、メッセージにて直接『くりーく』まで、『第7回ウマニティ杯くりーく賞』プレゼント希望の旨お書き添えいただき、送って下さい。
その際ご意見、ご感想、苦情、馬券自慢などなど、何でも良いのでコメントを入れて頂けたらうれしいです。
締め切りは1/10着信分までとさせて頂きます。たくさんのご応募をお持ちしています。また、皆さんから頂いたコメントや感想は、今後の予想、コラムの参考とさせて頂きます。
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2022年12月25日(日) 15:00
伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年12月25日号】特選重賞データ分析編(338)~2022年ホープフルステークス
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
<次週の特選重賞>
G1 ホープフルステークス 2022年12月28日(水) 中山芝2000m内
<ピックアップデータ>
【前走との間隔別成績(2017年以降)】
×中3週以内 [0-0-1-21](3着内率4.5%)
○中4週以上 [5-5-4-37](3着内率27.5%)
臨戦過程に余裕がない馬は不振。2017年以降の3着以内馬15頭中14頭は、前走との間隔が中4週以上でした。今年11月26日以降のレースを使っている馬は過信禁物と見るべきでしょう。
主な「○」該当馬→セブンマジシャン・ファントムシーフ・フェイト
主な「×」該当馬→ヴェルテンベルク・グリューネグリーン・ミッキーカプチーノ
<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>
【追い風データ】
○「生産者がノーザンファーム」の馬は2017年以降[3-4-2-12](3着内率42.9%)
主な該当馬→セブンマジシャン・フェイト
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伊吹雅也のPOG分析室 (2022) ~第5回新馬勝ち馬レビューPart2~
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前回に引き続き、2022年夏季競馬の1~3週目にJRAの新馬で優勝を果たした馬のプロフィールをご紹介します。今回ご覧いただくのは、6月12日(日)、6月18日(土)、6月19日(日)の勝ち馬です。
■2022年06月12日 函館05R 芝1200m
【優勝馬】クリダーム(U指数78.4)
牡 父ハーツクライ/母ブーケトウショウ 須貝尚介厩舎
→インゼルレーシングの所属馬で、募集価格は2300万円。4代母のソシアルトウシヨウは有馬記念などを制したトウシヨウボーイの半姉で、自身も3歳時のオークスで2着に食い込みました。日本競馬界を代表する名牝系の出身ですし、レースぶりにも余裕がありましたから、更なる上積みがあるかもしれません。
■2022年06月12日 中京05R 芝1200m
【優勝馬】プロトポロス(U指数82.8)
牡 父War Front/母キャヴァルドレ 西村真幸厩舎
→キャロットファームの所属馬で、募集価格は5000万円。母のキャヴァルドレは現役時代にカルヴァドス賞(仏G3)を勝っています。2着馬に0.6秒差、4着馬には2.1秒の差をつけた堂々たる勝ちっぷりからも、引き続き注目しておきたい一頭です。
■2022年06月12日 東京05R 芝1800m
【優勝馬】オンザブロッサム(U指数76.4)
牝 父ラブリーデイ/母スターズバース 大和田成厩舎
→2021年の北海道オータムセールで購買されており、価格は1320万円。近親のプロヴィナージュは3歳時の秋華賞で3着に健闘しました。単勝オッズ131.9倍(11番人気)の低評価を覆しての勝利でしたが、デビュー戦としては上々の内容でしたし、過小評価されるようであれば面白い存在と言えるのではないでしょうか。
■2022年06月18日 函館05R 芝1200m
【優勝馬】ゴキゲンサン(U指数76.6)
牝 父リアルインパクト/母マチャプチャレ 伊藤大士厩舎
→2021年の北海道サマーセールで購買されており、価格は2640万円。現3歳の半兄ベルウッドブラボーは2歳時にダリア賞を制したほか、年明け初戦のジュニアカップでも2着に食い込んでいます。現時点における完成度は高そうですから、次走以降も侮れません。
■2022年06月18日 阪神05R 芝1600m
【優勝馬】ファントムシーフ(U指数78.9)
牡 父ハービンジャー/母ルパン2 西村真幸厩舎
→ターフ・スポートの所属馬で、募集価格は2500万円。半姉ルピナスリードはデビュー2戦目で勝ち上がりを果たしました。ハービンジャー産駒はPOG期間中の勝ち馬率や一頭あたり賞金が上向いているので、今後も楽しみです。
■2022年06月18日 東京05R 芝1400m
【優勝馬】ウンブライル(U指数82.7)
牝 父ロードカナロア/母ラルケット 木村哲也厩舎
→サンデーレーシングの所属馬で、募集価格は5000万円。全兄ステルヴィオは3歳時にマイルチャンピオンシップを勝ったうえ、2歳時の朝日杯フューチュリティステークスでも2着となっています。相応の注目を集めそうですが、争奪戦に参加する価値は十分にあるのではないでしょうか。
■2022年06月18日 函館06R ダ1000m
【優勝馬】オマツリオトコ(U指数78.6)
牡 父ヴィットリオドーロ/母マツリバヤシ 伊藤圭三厩舎
→2021年の北海道サマーセールで購買されており、価格は1430万円。父のヴィットリオドーロは浦和記念などを制したプリエミネンスの仔で、自身も現役時代にJRAで4勝をマークしました。ダートが主戦場となりそうな血統ではあるものの、手堅くポイントを稼いでくれるかもしれません。
■2022年06月19日 函館05R 芝1200m
【優勝馬】スプレモフレイバー(U指数78.6)
牡 父ダイワメジャー/母キャレモンショコラ 久保田貴士厩舎
→2020年のセレクトセールで購買されており、価格は4180万円。母のキャレモンショコラと半兄サイクロトロンは、それぞれJRAで4勝しています。短距離向きの血統で、持ち味が活きるレースを使っていければ面白そうです。
■2022年06月19日 阪神05R ダ1200m
【優勝馬】ナイトキャッスル(U指数78.8)
牡 父シルバーステート/母サダムグランジュテ 音無秀孝厩舎
→シルクレーシングの所属馬で、募集価格は2400万円。母のサダムグランジュテは現役時代にJRAで5勝をマークし、オープン入りを果たしました。母もダート短距離を得意としていましたが、兄姉の中には芝をこなしている馬もいますし、条件替わりのタイミングで安易に軽視してしまわないよう注意しましょう。
■2022年06月19日 東京05R 芝1600m
【優勝馬】マイネルケレリウス(U指数74.8)
牡 父ルーラーシップ/母マイネカンナ 奥村武厩舎
→サラブレッドクラブ・ラフィアンの所属馬で、募集価格は2000万円。母のマイネカンナは現役時代に福島牝馬ステークスを勝っており、半兄にはJRA4勝のマイネルズイーガーがいます。デビュー戦の馬体重は410kgだったものの、母も小柄な馬でしたから、馬格を不安視する必要はないはずです。
■2022年06月19日 東京06R ダ1400m
【優勝馬】モルチャン(U指数79.1)
牝 父ヘニーヒューズ/母ヒアーズトウショウ 武井亮厩舎
→2021年のセレクトセールで購買されており、価格は1980万円。デビューした兄姉3頭はいずれもJRAで勝ち上がりを果たしました。この馬自身は坂東牧場の生産馬ですが、母はもともとノーザンファームに繋養されていた馬。さほど注目度が上がらないようであれば狙い目かもしれません。
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。 |
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