ゴールドシップ(競走馬)

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ゴールドシップ
写真一覧
抹消  芦毛 2009年3月6日生
調教師須貝尚介(栗東)
馬主合同会社小林英一ホールディングス
生産者出口牧場
生産地日高町
戦績28戦[13-3-2-10]
総賞金139,776万円
収得賞金43,550万円
英字表記Gold Ship
血統 ステイゴールド
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
ポイントフラッグ
血統 ][ 産駒 ]
メジロマックイーン
パストラリズム
兄弟 トレジャーマップゴールドフラッグ
市場価格
前走 2015/12/27 有馬記念 G1
次走予定

ゴールドシップの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
15/12/27 中山 10 有馬記念 G1 芝2500 168154.118** 牡6 57.0 内田博幸須貝尚介 508
(-2)
2.33.3 0.335.2⑯⑯ゴールドアクター
15/11/29 東京 11 ジャパンC G1 芝2400 186124.7210** 牡6 57.0 横山典弘須貝尚介 510
(+4)
2.25.1 0.434.5⑰⑰⑮⑤ショウナンパンドラ
15/06/28 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 168151.9115** 牡6 58.0 横山典弘須貝尚介B 506
(-4)
2.15.6 1.235.1⑯⑯⑭⑮ラブリーデイ
15/05/03 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 17114.621** 牡6 58.0 横山典弘須貝尚介B 510
(+2)
3.14.7 -0.035.0⑭⑭フェイムゲーム
15/03/22 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 10781.611** 牡6 58.0 岩田康誠須貝尚介B 508
(-8)
3.05.9 -0.235.5⑥⑤デニムアンドルビー
15/01/25 中山 11 AJCC G2 芝2200 17481.317** 牡6 58.0 岩田康誠須貝尚介B 516
(+6)
2.14.1 0.534.4⑬⑨⑧⑪クリールカイザー
14/12/28 中山 10 有馬記念 G1 芝2500 167143.513** 牡5 57.0 岩田康誠須貝尚介B 510
(--)
2.35.4 0.133.9⑪⑩⑥⑤ジェンティルドンナ
14/10/05 フラ 5 凱旋門賞 G1 芝2400 20--------14** 牡5 59.5 横山典弘須貝尚介 --0000 ------TREVE
14/08/24 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 14451.812** 牡5 57.0 横山典弘須貝尚介B 502
(-2)
1.59.2 0.135.3⑭⑭⑫④ハープスター
14/06/29 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 128112.711** 牡5 58.0 横山典弘須貝尚介B 504
(-2)
2.13.9 -0.535.2④④カレンミロティック
14/05/04 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 18484.327** 牡5 58.0 C.ウィリ須貝尚介B 506
(-2)
3.15.6 0.534.2⑱⑱⑮⑭フェノーメノ
14/03/23 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 9111.711** 牡5 58.0 岩田康誠須貝尚介B 508
(+10)
3.06.6 -0.634.5アドマイヤラクティ
13/12/22 中山 10 有馬記念 G1 芝2500 167144.423** 牡4 57.0 R.ムーア須貝尚介B 498
(-2)
2.33.8 1.537.8⑫⑪⑧④オルフェーヴル
13/11/24 東京 11 ジャパンC G1 芝2400 177133.4215** 牡4 57.0 内田博幸須貝尚介 500
(+2)
2.27.5 1.434.7⑯⑰⑬⑬ジェンティルドンナ
13/10/06 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 138121.215** 牡4 58.0 内田博幸須貝尚介 498
(-2)
2.23.2 0.334.8ヒットザターゲット
13/06/23 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 118102.921** 牡4 58.0 内田博幸須貝尚介 500
(-2)
2.13.2 -0.635.2④④ダノンバラード
13/04/28 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 18481.315** 牡4 58.0 内田博幸須貝尚介 502
(0)
3.15.1 0.937.0⑭⑬⑥④フェノーメノ
13/03/17 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 9771.111** 牡4 57.0 内田博幸須貝尚介 502
(-4)
3.05.0 -0.336.8⑦⑦④デスペラード
12/12/23 中山 10 有馬記念 G1 芝2500 167132.711** 牡3 55.0 内田博幸須貝尚介 506
(+6)
2.31.9 -0.234.9⑯⑮⑭⑩オーシャンブルー
12/10/21 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 18111.411** 牡3 57.0 内田博幸須貝尚介 500
(+2)
3.02.9 -0.335.9⑰⑰④スカイディグニティ

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ゴールドシップの関連ニュース

16日の中京5R・2歳新馬(2歳新馬、芝1600m)は、浜中俊騎手騎乗の3番人気ゴージャスが勝利。ヒオウギが好スタートからハナを切るなか、3コーナーではエイシンサイネリアが先頭を主張する激しい展開を中団後方でしっかり折り合うと、直線では父を思わせる躍動感で弾け、鮮烈なデビューを果たした。勝ちタイムは1分36秒7(良)。3/4馬身差の2着に1番人気アイサイト、さらに2馬身差の3着に4番人気パドメ

勝ったゴージャスは、父ゴールドシップ、母サトノジャスミン、母父Wilburnという血統の2歳牝馬。栗東・四位洋文厩舎の管理馬で、生産者は村上欽哉氏。馬主は(株)ローレルレーシング。通算成績1戦1勝。

■払戻金
単勝 :11   740円(3番人気)
複勝 :11   220円(3番人気)
    12   130円(1番人気)
    2   240円(4番人気)
枠連 :8-8  800円(3番人気)
馬連 :11-12  830円(2番人気)
ワイド:11-12  320円(2番人気)
    2-11  1,170円(15番人気)
    2-12  620円(5番人気)
馬単 :11-12  2,140円(4番人気)
3連複:2-11-12 2,980円(6番人気)
3連単:11-12-2 16,750円(40番人気)

【札幌2歳S2024】血統アナリシス キングカメハメハの孫世代に注目、ステイゴールド直系は2着惜敗馬の躍進が目立つ 2024年8月30日(金) 12:00


2019年ブラックホール(父ゴールドシップ)、2020年ソダシ(父クロフネ)、2021年ジオグリフ(父ドレフォン)。種牡馬こそ異なるものの、3頭には「母がキングカメハメハ産駒」という共通点がある。2022年においても、1着ドゥーラ(父ドゥラメンテ)、2着ドゥアイズ(父ルーラーシップ)と「父がキングカメハメハ産駒」の2頭でワンツー決着を果たしているほどなので、まずはキングカメハメハの孫世代にあたる馬たちに注目すべきだろう。

ほか、系統別ではステイゴールドの直系も存在感を放ち、2013年レッドリヴェール(父ステイゴールド)、2017年ロックディスタウン(父オルフェーヴル)、2019年ブラックホール(父ゴールドシップ)と3頭の勝ち馬が出ている。なお、同系統は2着に惜敗した馬が躍進するケースにあり、2011年2着ゴールドシップ(父ステイゴールド)は皐月賞菊花賞、2020年2着ユーバーレーベン(父ゴールドシップ)は優駿牝馬オークス)を制してクラシックウィナーとなった。

マジックサンズは、父キズナ×母コナブリュワーズ(母の父キングカメハメハ)。これまで同産駒は5頭が出走して3頭が馬券に絡み、残る2頭も人気以上の着順で入線。本馬においては北海道開催と相性がいい一族であることも強調しやすく、2代母アンブロワーズは04年函館2歳Sの勝ち馬であり、直近では半兄コナブラックが札幌スポニチ賞を制している。近年、幅をきかせる「母がキングカメハメハ産駒」に唯一該当する馬としても要注目。

アスクシュタインは、父ドゥラメンテ×母ヴィクトリアズワイルドキャット(母の父Bellamy Road)。同産駒は22年ドゥーラが1番人気に応えて勝利をつかんでいるが、昨年は同じく1番人気でガイアメンテが6着に敗れるなど、気性的に難しい血統なので当てにはしづらい。一方で、嵌ったときの爆発力こそが真髄といえ、それはコスモス賞で7馬身差を付けて快勝した本馬のレースぶりにも垣間見えた。今回もまずは自分との闘いだろう。

ローレルオーブは、父ウインブライト×母ルージュマジック(母の父アフリート)。父はステイゴールドの直仔で、現2歳世代が初年度産駒となる新種牡馬。その父は現役時に中山や香港巧者として名を馳せたが、全9勝のうち5勝が芝1800mであったことも興味深く、種牡馬としても同距離に適性を示している印象を受ける。なお、本馬は従兄にウシュバテソーロがいることを考えると、母系はステイゴールド系種牡馬との親和性も高そうだ。


【血統予想からの注目馬】
マジックサンズ ⑪アスクシュタイン ⑩ローレルオーブ


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【クイーンS】3歳馬コガネノソラが重賞初制覇! 丹内騎手は4年ぶりに51キロで騎乗 2024年7月29日(月) 08:04

丹内祐次(38歳)=美浦・フリー=騎乗で5番人気の3歳馬コガネノソラが、51キロの軽量を生かして初の年長馬との一戦で重賞初制覇を飾った。秋は秋華賞(10月13日、京都、GⅠ、芝2000メートル)が視野に入る。2着に2番人気のボンドガールが入り、レース史上初となる3歳馬のワンツーフィニッシュとなった。1番人気のウンブライルは10着に敗れた。



ゴールドシップ譲りのパワフルな走りで北の大地を駆け抜けた。3歳馬コガネノソラが51キロの軽量を生かして重賞初制覇。見事な手綱さばきでエスコートした丹内騎手の笑顔がはじけた。

「攻め馬にずっと乗って、この馬のことは把握していましたし、自信を持って仕掛けました。攻め馬でいい脚を使っていたので、自信はありました」

五分のスタートを切って、道中は中団外めをリズム良く追走。初めての洋芝、前夜から当日朝にかけての雨で湿った稍重馬場も苦にすることなく、スイスイと進んでいく。「51キロだったので、多少外を回っても大丈夫と思っていました。手応えはありましたし、あとはどこから動いていくかという感じでした」。4コーナー手前で鞍上が仕掛けると、持ち前の長くしぶとい末脚を発揮して先頭へ。最後は内から迫った同世代のボンドガールをアタマ差で振り切った。

夏場は52キロ前後の体重で騎乗する丹内騎手は、2020年6月13日以来となる斤量51キロでの騎乗のため、3週間かけて減量に取り組んできた。週中は休む間もなく追い切りに騎乗し、この日の競馬では全12鞍に騎乗。「たくさん乗るので、水抜きはしたくなかった。食事でやりました。完璧な状態でした。報われましたね」。高いプロ意識で大仕事をやってのけた。

菊沢調教師は同じく3歳で制した2017年のアエロリット以来、同レース2勝目。「完璧でした。メンバーがなかなかそろっていたので、ここでどういった競馬をして秋につながるかと思っていました。目に見えて成長過程をたどっています」と初の年長馬相手に一発回答で、手応えを感じていた。

前走のオークスは中2週続きのタイトなローテや初距離が響いて12着に敗れたが、近5走で4勝の充実ぶり。今後は放牧でリフレッシュを図り、秋は秋華賞が目標となりそう。鞍上は「乗ったらバネがあってすごくいい馬。無事にいってくれればと思います」と期待を寄せる。

伸びしろたっぷりの芦毛のニュースター候補が、輝く未来へ突き進む。(斉藤弘樹)

コガネノソラ 父ゴールドシップ、母マイネヒメル、母の父ロージズインメイ。芦毛の牝3歳。美浦・菊沢隆徳厩舎所属。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産馬。馬主は㈲ビッグレッドファーム。戦績8戦4勝。獲得賞金7690万7000円。重賞は初勝利。クイーンS丹内祐次騎手が初勝利、菊沢隆徳調教師は2017年アエロリットに次いで2勝目。馬名の意味は「黄金の空」。

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【マーメイドS2024】血統アナリシス 好走率、回収率、どちらの観点でもステイゴールド系とディープインパクト系が優秀 2024年6月15日() 12:00


近年はステイゴールド系またはディープインパクト系の二極化が進んでおり、その2系統は好走率だけでなく、回収率の観点からも非常に優秀な成績を残している。ちなみに、創設時から7番人気以下の馬による勝利数は10回を数えるが、このうち4回がステイゴールド系、3回がディープインパクト系となり、直近では2022年ウインマイティー(父ゴールドシップ・10番人気)と2021年シャムロックヒル(父キズナ・10番人気)が該当。同系統に属する馬は人気薄にこそ気を配る必要がありそうだ。

ほか、総じてパワーやスタミナに長けた少し泥臭いタイプが狙い目。過去の好走馬に倣えば、持久力に定評のあるNijinskyやA.P. Indy、トニービン、底力に長けたSadler's WellsやRibotなどの重厚な血脈を評価しやすい。※2024年は京都芝2000m(内)で施行

マリネロは、父ゴールドシップ×母マイネヴォヤージ(母の父Teofilo)。同産駒の出走例はウインマイティーに限られるが、同馬は22年に10番人気1着、23年に3番人気2着とリピート好走し、波乱含みのレースながらその適性の高さをまざまざと示していた。一方、本馬は牝系の血筋も興味深く、13年の勝ち馬マルセリーナが従姉にあたる。今回のメンバーでは唯一のステイゴールド直系でもあり、父系、牝系の双方から動向を注視してみたい。

ピンハイは、父ミッキーアイル×母レイテッド(母の父ジャングルポケット)。本馬の「父ディープインパクト系×母の父トニービン系」という組み合わせは12年1着グルヴェイグを想起させる配合で、ディープインパクトとトニービンを併せ持つ観点では昨年の勝ち馬ビッグリボンも引き合いに出しやすい。なお、本馬自身はSadler’s Wellsの叔父にあたるNureyevを父系と母系で持つ血統構成もよく、G1入着実績からも底力は折り紙付きだろう。

ベリーヴィーナスは、父キズナ×母ティーエスベリー(母の父New Approach)。同産駒からは21年の勝ち馬シャムロックヒルが出ているが、奇しくも鞍上は本馬と同じ藤懸貴志騎手であった。逃げて結果を残すあたりは「父×母の父」が共通するバスラットレオンを彷彿させるが、しぶとく二枚腰を発揮するところはこの配合らしいタフネスさだろう。芝2000mで全4勝を挙げている巧者でもあり、直近2連勝のように主導権を握れば侮れない。


【血統予想からの注目馬】
マリネロ ③ピンハイ ①ベリーヴィーナス


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【日本ダービー 北の国から生産馬にエール③】メイショウタバル・三嶋牧場の三嶋健一郎取締役「無事に走ってくれればいい」 2024年5月23日(木) 10:08

競馬の世界で誰もが夢焦がれ、生涯目指し続ける日本ダービー。2021年に誕生した7906頭(国内7737頭、輸入外国産馬169頭)のサラブレッドから出走のチャンスを奪取した18頭の生産者も5月26日の本番に胸を高鳴らせている。

〝あの子馬が晴れ舞台に立つ〟〝とにかく無事に〟。それぞれのドラマを乗り越えてきたわが子に北の国からエールが届いた。

メイショウタバルを送り出す北海道・浦河町の三嶋牧場は「コンスタントに走る血統」とクラシックに駒を進めた鹿毛馬を誇りに思っている。(取材構成・大塚美奈)



出産シーズンも佳境を過ぎた5月半ば、北海道の日高地方は生命の息吹に満ちあふれる。

新緑が鮮やかに萌え、鳥の声が響き渡る大空の下で、馬の親子たちが群れをなすようになる。

子育て真っただ中の母馬が体力を養うように黙々と草を食み、かたわらでは一日ごとに大きくなる子馬が無邪気に飛び跳ね、乳を存分に吸う。北海道・浦河町の三嶋牧場でも、期待の子馬たちがたくさん誕生した。

取締役の三嶋健一郎さん(51)は「メイショウツバクロの当歳? 今年はアルアイン産駒の牡馬が生まれました」と声を弾ませる。

メイショウツバクロは牧場を代表する繁殖牝馬になった。2021年に出産したゴールドシップ産駒のメイショウタバル毎日杯を制し、今年のダービーに駒を進める。

1冠目の皐月賞にも出走したが、ゲート入りでテンションが上がり、ハイペースで逃げた末に17着に敗れた。

皐月賞はうまく折り合えなくて残念でしたが、ダービーは出るだけでも大変なので、無事に行けてすごくよかったです」。淡々と語りながらも、安堵と喜びがにじんでいた。

三嶋牧場は戦前に創業した日高の老舗だ。1961年に法人化。地道に生産を続け、2009年に京都牝馬Sチェレブリタで重賞初勝利。繁殖、育成〝一貫教育〟で生産馬を磨き、ダノンキングリーが優勝した2021年の安田記念で悲願のGI初制覇を飾った。現在、生産頭数は約100頭となり、今年はテーオーロイヤル天皇賞・春を獲得。タバルの活躍もあり、リーディングブリーダー3位を走っている。

「牧場を拡大しながらある程度結果も出るようになったけど、3位はデキすぎです」と謙虚だが、古くから手掛けてきた母系を大事にしてきた成果でもある。

タバルの血統も三嶋牧場を支えてきた。米国で生まれ、日本に輸入された5代母サイレージから〝ドラマ〟は始まった。

「サイレージは自分が中学の頃から牧場にいた馬でした。子出しがよくて、ものすごくいい馬ができたな、と思ったのが娘のシアトルダンサーで、中央で3勝した後に繁殖としてうちに帰ってきました。なかなかオープン馬は出なかったけど、コンスタントに走る母系でありがたかったですね」

1984年に生まれた4代母シアトルダンサーへの期待を大きく開花させたのは、彼女の孫で祖母のダンシングハピネスだった。一族同様、子出しのよさを発揮した牝馬は、2012年の京都大賞典を勝ったメイショウカンパクを出産した。

「ダンシングハピネスは今年で25歳になりましたが、牧場の功労馬として今も元気に過ごしています。毎年頑張って、重賞勝ち馬も出してくれましたからね」と振り返る。

そんな大切な血筋を代表する1頭に成長したのがタバルだ。ダートに強く、スピードもあるフレンチデピュティ産駒の母メイショウツバクロに菊花賞有馬記念などGⅠを6勝したゴールドシップを配合して誕生した。

「ツバクロはいつもコロッとした体形の子供を出すので、ゆったりした馬体で距離も持つゴールドシップを付けてみようと思ったんです。でも、生まれてみたらタバルもコロッとしていた。すごく目立つ感じではなかったけど、形がきれいでしっかりしていて、いい感じだったのは覚えています」

キラリと光る原石に惹かれたのが、メイショウの冠で知られる松本好雄オーナー(86)だ。メイショウカンパクはもちろん、三嶋牧場の生産馬を長年購入し、今も浦河まで足を運んでくれる情の深い馬主は、ツバクロと放牧地から厩舎へ戻る子馬時代のタバルに惚れ込んだという。

そして、タバルを管理する石橋守調教師にとってはツバクロも忘れられない存在。騎手時代、最後の勝利をもたらした馬だった。

三嶋さんは「何十年もお世話になって牧場を支えてくれた松本オーナーの馬でダービーに行けるのも本当にうれしいし、石橋先生はタバルがデビューした早い時期から〝この馬でダービーに行きたい〟と言ってくれて、牧場のスタッフと〝先生がすごく力が入っているね〟と話したのを覚えています。育成時代は(性格が)きついところもあったけど、乗りづらいという話はなかったし、やはり(入厩してからも)乗り味はよかったんでしょうね」としみじみ語る。

「正直、期待はしていたけど、重賞を勝つまでになるとは思わなかった」というタバル。馬は無限の可能性を秘め、時に人が描いた夢や希望を想像以上に飛び越えてみせる。

5月26日は東京競馬場へ応援に行く予定だ。2019年のダービーではダノンキングリーが2着に善戦しており、タバルは〝先輩〟の夢も担っている。

「ダービーは出したいレースだし、いつか勝ちたいレースでもあります。でも、一番は無事に走ってくれればいい。タバルは若駒Sで競走除外になったり、スプリングSをフレグモーネで回避したり、いろいろ不安もあったから。今回はゲートにうまく入って、折り合いがついてくれればいいですね」と生産馬にお願いするように笑った。

三嶋さんにツバクロの今年の種付けについて聞くと、「ゴールドシップを付けようと思っています」と返ってきた。

6馬身差で圧勝した毎日杯が証明するように馬のポテンシャルは一級品だ。ダービーへの夢は、まだ見ぬ命にも受け継がれていく。

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【オークス2024】キーホース診断 前例なしのオークス戦線!? 鍵を握るのは3連勝中のコガネノソラ 2024年5月15日(水) 15:00


コガネノソラ

オークスを考える上で欠かせないのが、桜花賞組の存在だ。

フローラS、スイートピーS、忘れな草賞など、オークスへと繋がるステップは数あれど、結局は「やっぱり桜花賞組が強いか~」となる年が圧倒的に多いように感じる。

では今年はどうか。あくまで個人的にだが、今年のオークス戦線は前例のない要素が揃っており、戦前から一筋縄で行かない雰囲気が漂っているように感じるのだ。


その理由の詳細は後述するが、混沌とした状況の中で特に重要な鍵を握っているのは、3連勝でスイートピーSを制したコガネノソラであると考えている。

スイートピーSと言えば、前述のステップレースの中で”最も本番に繋がらない”と悪い意味で名高いレースだが、筆者はなぜここを経由した馬をわざわざ取り上げるのか。今年のオークスを取り巻く異常事態を踏まえながら、いつも通りに各要素から掘り下げていきたい。


まず指数面だが……今年が”前例のない状態”に思える原因は、この要素にある。

例年オークスにおいて桜花賞組が優勢となるのは、単純に桜花賞がレベルの高いレースになりやすいからだ。多くの場合、前哨戦の中で最も指数が高いのは桜花賞。フローラSをはじめとしたステップレースは、その数字と比べてだいぶ下のものが記録されることが多い。

しかし今年は、桜花賞の指数が例年よりもだいぶ低く出ている一方で、フローラS、スイートピーS、忘れな草賞の指数は高めに出ている。ここまで各ステップの指数が接近するのは相当に珍しく、同様の状況になった年を筆者は見つけることができなかった。2歳女王にして桜花賞2着のアスコリピチェーノがNHKマイルCに回ったことも、難しさに拍車をかけている。


その中で目立つのが、スイートピーSにおいてコガネノソラが記録した指数なのだ。

近年スイートピーSを制した中には、2019年のオークスで12番人気2着だったカレンブーケドールや、2021年のオークスで10番人気4着だったタガノパッションらがいるが、本馬が今年記録した指数はこの2頭のものよりも高く、数字だけならば桜花賞2~4着馬と同等のレベル。

レースぶりも優秀で、ハイペースで流れた縦長の隊列でも慌てず騒がずじっくりと運び、直線で末脚爆発。差し馬に流れが向いたのは確かだが、最後まで減速しないラップを刻んでおり、まだ余裕を感じさせる内容だった。

着差こそ僅かで、これまでもこうした僅差のレースが多いのだが、これは陣営や鞍上が”早めに抜け出すと遊ぶ”という本馬の個性をしっかりと把握してレースを展開しているため。実際にここ2走とも最後は遊んでいたようで、相手が強くなればなるほどパフォーマンスを上げるタイプである可能性を秘める。


血統は父がゴールドシップ、母父がロージズインメイと、2021年のオークスを制したユーバーレーベンに近い組み合わせ。長きに渡って中長距離路線で活躍し、2020年のオークスでも2着に来ているウインマリリンの近親でもあるので、本馬も距離は短くなるよりは長くなったほうがいいだろう。前述のラップの刻み方を見ても、2400mは十分に守備範囲と思える。

この血統が課題として抱えることの多い速い時計や上がりへの対応力も既に示しているだけに、状態にさえ問題がなければ本番でも侮れないという印象が強い。


調教面では、中2週と間隔が詰まっていることもあって、追い切り内容が軽くなるのは仕方のないところ。

スイートピーS組の難しさはこうした体調の維持にあるが、管理する菊沢調教師は「回復が早くタフな馬」と本馬を評している。このあたりはビッグレッドファーム出身のゴールドシップ産駒らしい一面で、間隔が詰まる中でも高いパフォーマンスを発揮してきそうなイメージがある。

不動の中心として立ちはだかる桜花賞ステレンボッシュと比べるとローテも血統も雑草的な本馬だが、一線級との差が現状でどのくらいあるのか。既に同等以上ではないかという密かな期待を持ちながら、その走りを見届けたいと思う。

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先週のヴィクトリアマイルソングラインが馬群を抜け出して勝利。昨年の無念を晴らした。戸崎騎手は基本的に馬群を突くよりも外に出したいジョッキー。今回も外に持ち出す予定だったようだが、結果的には内枠で外に出せなかったことが功を奏した形。馬場自体は外も伸びていたが、ヴィクトリアマイルはスンナリ隊列が決まり先行イン有利の競馬だった。2着のソダシとともに順調ならば安田記念で再戦する可能性があるので、改めての対決を楽しみにしたい。

さて、先週G1以外で大きな話題を集めたのが、JRA史上最高の複勝配当が飛び出した土曜の京都5R。最低人気のニホンピロパークスが2着に入り、複勝は18,020円という超高額配当になった。

このことから我々が学べることを少しまとめてみたい。

複勝配当は当然のことながら、人気がない馬が走れば高額になるのだが、それ以上に重要なのが残る2頭との兼ね合いだ。今回のニホンピロパークスも複勝オッズは、以下の通りかなりレンジ(幅)があった。

ニホンピロパークス 複勝オッズ 39.2-201.5倍

最低だと3,920円、最高だと20,150円。今回はかなり最高値に近い結果となったわけだが、それをアシストしたのは単勝1.6倍で敗れたスイープアワーズだろう。スイープアワーズはこのレースで8着と複勝圏内に入れず。1倍台の断然人気馬が敗れたことで複勝配当がかなり高めにブレることとなった。実はこれまでの複勝配当の記録を持っていたヴィヴィアンも同様のケースだった。ヴィヴィアンは、2010年6月26日福島2Rで16番人気3着と激走し、複勝配当は16,110円。このレースでも単勝1.6倍のユキノラムセスが9着に敗れていた。

複勝配当は1倍台の人気馬が圏外に敗れると一気に跳ね上がる。つまり、複勝を狙う場合はその馬自身が走るかどうかがもちろん最も大事なのだが、同時に、断然の支持を集める馬が4着以下に敗れる可能性があるかを判断することも大事ということ。複勝で勝負する際は、心に留めておきたい。

また、ニホンピロパークスは水口騎手、ヴィヴィアンは中谷騎手が騎乗していた。そして、ともに大手の牧場の生産馬ではなく、新ひだか町生まれだ。穴をあけるのはいつの時代も、どちらかといえば地味なジョッキー、地味な育ちの馬だというのは間違いなさそうだ。

~今週末の注目馬~

さて今週も、最後はオークスの注目馬で締めたい。

ゴールデンハインド菅原明良騎手)

注目はゴールデンハインド菅原明良騎手。
前走のフローラSは相手関係や展開に恵まれたのは間違いないが、それでもゴール前は詰め寄られているように見えてむしろ差は詰まっていなかった。父ゴールドシップ譲りの豊富なスタミナを示した一戦と言えるだろう。ゴールドシップ産駒はこれまでオークスで(1-0-1-1)、ユーバーレーベンが3番人気1着、ウインマイティーが13番人気3着と好走している。ゴールデンハインドも自分の形に持ち込めればチャンスがあるはずだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年4月28日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】ゴールドシップ産駒は牡馬より牝馬の方が活躍する理由/天皇賞(春)展望
閲覧 3,974ビュー コメント 0 ナイス 3

先週のフローラSは積極策を打ったゴールデンハインドが逃げ切り勝ち。人気のソーダズリング以下、差しに回った組の追撃を振り切った。

ゴールデンハインドの父はゴールドシップゴールドシップといえばユーバーレーベンウインキートスウインマイティーなど牝馬の中長距離型の活躍が目立つ種牡馬で、今回そこにゴールデンハインドの名前が加わった。レースぶりを観ていてもいかにもキレないがバテないゴールドシップ産駒らしいタイプで、距離延長は望むところ。率直に言ってフローラSは相手関係にもかなり恵まれたのでオークスでどれだけやれるかは未知の面はあるが、距離への不安がないのは心強い。あとは先行力が生きる馬場になるかどうかがポイントだろうか。いずれにしても本番へ多少なりとも期待を残すレースだった。

ところで、前述した通りゴールドシップの産駒には牝馬の活躍馬が多い。同馬の産駒のJRA重賞勝ち馬は今回のゴールデンハインドを含め以下の5頭だが、そのうち4頭が牝馬となった。

ブラックホール(牡馬)
ユーバーレーベン(牝馬)
ウインキートス(牝馬)
ウインマイティー(牝馬)
ゴールデンハインド(牝馬)

なぜ牝馬の活躍が多いのだろうか? ここからはデータなどではなく推測になるが、恐らくスタミナ豊富だが決め手に欠けるゴールドシップの産駒は、牡馬に出ると現代競馬に対応できるスピードが足りなくなるのではないだろうか。基本的に競走馬は牝馬の方が基礎スピード能力が高く、牡馬の方が体力やスタミナに優れている。もともと種牡馬にスピードがあればいいのだが、ゴールドシップは現役時代の走りを観ていても軽快なスピードがあるとは言い難い。結果、牝馬に出て軽さを補わないと現代競馬向きの先行力や決め手が足りなくなってしまう。

ちなみに牡馬のこれまでの出世頭は、前述のブラックホール以外だとマカオンドール、ヴェローチェオロ。マカオンドールは2022年の万葉S(芝3000m)勝ち馬で、ヴェローチェオロは2021年のグレイトフルS(芝2500m)の勝ち馬で、ダイヤモンドS(芝3400m)の5着もある。唯一の牡馬重賞勝ち馬ブラックホールも菊花賞5着馬。

「スタミナが豊富」

といえば聞こえがいいが、逆にいえば、

「現代競馬向きのスピードが足りない」

ということでもあるか。

ちなみにゴールドシップ産駒の牡馬にはマイネルラウレアという今年の若駒S勝ち馬がいるが、この馬のレースぶりもゴールドシップ産駒らしいズブさが全面に出たもので、スピード能力が高いとは言い難い。やはりゴールドシップ産駒は牝馬の方が良いのかもしれない。

ところで、個人的な話になるが、実は今年の2歳馬で出資を迷っているゴールドシップ産駒がいる。まだ募集中なのだが、性別はどうだったかと確認すると…牡馬だった。もう少し悩むことになりそうだ。

~今週末の注目馬~

さて、今週末から再びG1。今週末はいよいよ新装なった京都競馬場に天皇賞(春)が戻ってくる。早速注目馬を挙げてみたい。

ジャスティンパレス(ルメール騎手)

注目はジャスティンパレス&ルメール騎手。

2歳時以来久々にコンビを組んだ阪神大賞典では、ボルドグフーシュを退けて完勝。内枠から上手く立ち回れた面もあったが、改めてルメール騎手との相性の良さを示した一戦でもあった。前走を含め、これまで同騎手とは3戦3勝。もともとルメール騎手は短距離よりも長距離が得意で、天皇賞(春)ではフィエールマンとのコンビで連覇を成し遂げている。より決め手を生かせる京都開催もプラスになりそうで、長距離の名手とのタッグなら、かなり有力だろう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2019年12月27日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】名馬でも噛み合わなければ勝てないのが競馬、負けてなおアーモンドアイの果敢な挑戦を称えたい
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アーモンドアイ他豪華メンバーが揃った先週の有馬記念は、終わってみればリスグラシューの圧勝で幕を閉じた。4コーナーの手応えからして他の15頭とはまるで違っており、直線は少し追われるとあとは突き放す一方。5馬身差の着差通り、いや着差以上の異次元の強さだった。

一方、最終的には1.5倍の断然人気を集めたアーモンドアイは9着と大敗を喫した。キャリア初の馬券圏外となったが、正面スタンドから掛かり気味でスタミナを損耗。厳しい流れを追い掛けた上に折り合いがつかなかったことを考えればやむを得ない敗戦と言えそうだ。

競馬は展開や適性が合わなければ、あるいは折り合いなどちょっとしたことで名馬でも案外あっさり負けてしまうもの。2006年の凱旋門賞ディープインパクトが伸びあぐねたシーン、あるいは2011年の天皇賞(春)オルフェーヴルがまるで見せ場を作れず敗れたシーン、あるいは2017年の宝塚記念、やはり断然人気のキタサンブラックが力なく失速したシーンなど、過去の名馬が断然人気を集めながらも散って行ったシーンが脳裏を巡った。

奇しくも上記の3頭はいずれも次走で巻き返し、G1を制している。したがって、弱かったのではない。ただかみ合わなかっただけなのである。アーモンドアイもこの敗戦を恥じることはない。むしろ果敢に挑戦した姿勢こそが称えられるべきである。同時に次走、改めて強いアーモンドアイを観たいという思いが強くなった。


~ホープフルS&東京大賞典の展望

さて、今週末はラストG1となるホープフルS、さらには大井競馬場では東京大賞典が控えている。

まずホープフルSだが、コチラには2戦2勝のコントレイルが登場。さらに同じく2戦2勝の注目馬ワーケアヴェルトライゼンデオーソリティ、そして札幌2歳Sの覇者ブラックホールなどが出走、朝日杯FSに負けず劣らず注目の一戦となる。

正直なところどの馬も甲乙つけがたい面があるが、個人的に注目したいのはゴールドシップ産駒のブラックホール。デビュー戦ではオーソリティに首差敗れたとはいえ、明らかに差し遅れた一戦。ゴールドシップ産駒らしい長くいい脚を使えるのが武器で、距離が延びるのもプラスだろう。

ただ立ち回りという点では一抹の不安があるので、その点で有利なのはオーソリティブラックホールを退けたデビュー戦、そして2戦目といずれも安定した立ち回りを見せており、オルフェーヴル産駒としてはエポカドーロのような操縦性の高さがある。この舞台はいかにも会いそうだ。

もちろん、好時計で出世レースの東京スポーツ杯2歳Sを制したコントレイルにも注目。今回の内容次第では来春のクラシックも見えてきそうだ。ただ、福永騎手乗り替わりで初の中山コース、そして恐らく1番人気となると、馬券的にはアタマ勝負よりも2~3着あたりにちょい負けする方に賭けてみたい気もする。

一方、翌日の東京大賞典には昨年の覇者・オメガパフューム、2着ゴールドドリームが今年も順調に出走してきた。無敗でチャンピオンズカップを制したクリソベリルの名前がないのは残念だが、その他にも浦和記念で復活勝利を挙げたケイティプレイブ、好メンバーが揃った勝島王冠を完勝したモジアナフレイバーなどが主力を形成しそうだ。

こちらは現時点での注目はオメガパフュームチャンピオンズカップでは伸び切れずに終わったが、やはり1800mだとやや距離不足の感が否めない内容だった。大井のダート2000mでは安定しており、今年も順当に有力とみる。

もっとも、目下の充実ぶりならば純・南関東馬のモジアナフレイバーの激走に期待してみたくなる。折り合いの面がカギにはなるが、内寄りの枠を引けたのはプラス材料。末脚の鋭さなら引けを取らないだけに、久々に地方馬が強力JRA勢を一蹴するシーンが見られるかもしれない。

というわけで、当コラムも今年はこれにて終了。できれば馬券を当てて、皆様良いお年をお過ごしください。

※ホープフルSの結論は、『TAROの競馬』にて無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2019年9月9日(月) 11:48 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2019) ~第8回ワールド上位者レビュー~
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 札幌2歳ステークス(2歳G3・札幌芝1800m)、小倉2歳ステークス(2歳G3・小倉芝1200m)などが施行された8月31日・9月1日の週をもって、JRAの2019年夏季競馬シーズンが終了。8月25日の新潟2歳ステークス(2歳G3・新潟芝1600m外)などを含めた主要競走の結果を受け、「ウマニティPOG 2019」のランキングにもいよいよ本格的な動きが出てきました。

 まだG1どころかG2も施行されていない時期であり、最終的な結果を左右するような大一番はだいぶ先。しかし、近年は3歳春のクラシック戦線を目指すような馬のデビュー時期が早まっていて、POGにおいても“逆転勝利”が難しくなりつつあるところです。好スタートを決めるに越したことはありませんし、これから出遅れを挽回すべく追加の入札に臨むとしても、好スタートを決めたプレイヤーの指名に学ぶのが得策であるはず。そこで今回は、9月1日終了時点における各ワールドの上位プレイヤーと、その指名馬をひと通りチェックしていきたいと思います。

 なお、JRAのレースにおける本賞金額(9月1日終了時点)トップ20は下記の通り。

マイネルグリット(マイネショコラーデの2017) 5400万円
ブラックホール(ヴィーヴァブーケの2017) 3880万円
ビアンフェ(ルシュクルの2017) 3880万円
ウーマンズハート(レディオブパーシャの2017) 3800万円
エレナアヴァンティドリームカムカムの2017) 2610万円
ケープコッド(ハーロンベイの2017) 2380万円
ルーチェデラヴィタ(トウカイライフの2017) 2300万円
ラインベックアパパネの2017) 2300万円
オータムレッド(ティッカーコードの2017) 2300万円
イロゴトシ(イロジカケの2017) 2010万円
ペールエール(アピール2の2017) 1900万円
トリプルエース(Triple Pirouetteの2017) 1900万円
タイセイビジョン(ソムニアの2017) 1900万円
サトノゴールド(マイジェンの2017) 1900万円
ゼンノジャスタ(ウインアンジェラスの2017) 1810万円
プリンスリターン(プリンセスプライドの2017) 1480万円
ラウダシオン(アンティフォナの2017) 1480万円
ダーリントンホール(Miss Kentonの2017) 1480万円
ビッククインバイオアニメイトバイオの2017) 1460万円
ヒルノマリブ(パレガルニエの2017) 1340万円
エヴァーガーデン(モエレカトリーナの2017) 1340万円

 馬名だけ見てピンと来た方もいらっしゃると思いますが、入札で人気の中心となっていたディープインパクト産駒は、現在のところラインベックしかランクインしていません。そもそも、複数の産駒がランクインしている種牡馬はキズナビアンフェルーチェデラヴィタ)、ゴールドシップブラックホールサトノゴールド)、ダイワメジャーケープコッドペールエール)の3頭だけ。そのキズナゴールドシップをはじめとする新種牡馬勢が健闘したこともあり、バラエティに富んだ顔ぶれとなっていました。少なくとも、特定の種牡馬を狙うような作戦では獲得ポイントを伸ばしづらい展開と言えるでしょう。

 こういった状況の中、最上位クラスのスペシャルワールドでトップを走っているのはシスター闘将さん。小倉2歳ステークスの優勝馬マイネルグリットをデビュー前に指名していたうえ、他にも2頭の指名馬が勝ち上がりを果たしています。参加者35人の1頭1オーナー制という厳しい環境であることを考えれば上々の滑り出しです。
 しかも、シスター闘将さんの指名馬は「全力でスタートダッシュを決めにきた」というラインナップではありません。まだ20頭のうち8頭しかデビューしていないうえ、マイネルグリットの落札価格はわずか1530万PP。3億0310万PPで落札したアドマイヤチャチャ(ホットチャチャの2017)、3億0030万PPで落札したミスアンコールの2017など、まだまだ大物候補が控えていました。ここからさらに獲得ポイントを伸ばし、そのまま逃げ切り勝ち――という展開も十分にあり得るんじゃないでしょうか。

 G1ワールドはかなりの混戦模様ですが、現在のところ(じ~ じ)さんがわずかな差でトップに立っています。ビアンフェが函館2歳ステークスを、ラインベックが7月20日の中京2歳ステークスを制したほか、サトノゴールドタイセイビジョンラウダシオンもそれぞれ重賞で善戦。このうえデビュー戦を圧勝したリアアメリア(リアアントニアの2017)、良血馬のポタジェ(ジンジャーパンチの2017)、ライティア(シンハリーズの2017)らが控えているという、非常に重厚なラインナップです。最終的には圧勝かもしれませんね。

 G2ワールドはビアンフェマイネルグリットを指名した蘇我馬子さんが頭ひとつ抜けた存在。8月10日のコスモス賞を勝ったルーチェデラヴィタも指名されていました。そのルーチェデラヴィタビアンフェはデビュー前に獲得した馬ですが、勝ち上がった後の入札で獲得した馬も多いので、これから追加指名を考えているプレイヤーはぜひお手本にしてみてください。
 G3ワールドはビアンフェらを指名しているのむのむごっくんさん、ダーリントンホールらを指名しているe1ef4bbbe6さんがトップ争いを展開中。3位以下のプレイヤーも差はわずかで、まだまだ目まぐるしくランキングが動きそうです。
 オープンワールドも僅差の争いとなっていますが、トップ10にランクインしているプレイヤーのうち、マイネルグリットを指名していたのは現在1位のemiさんだけ。ここで差をつけた分が2019年シーズンA賞金王のタイトル獲得に繋がったわけですから、お見事と言うほかありません。

 スペシャルワールド以外は今後も仮想オーナー募集枠が順次開放されていきますので、まだすべての2歳馬を指名可能。トッププレイヤーたちの指名も参考にしながらラインナップを固めていきましょう。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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2017年6月22日(木) 18:00 岡村信将
【ラップギア岡村信将のスペシャルG1展望】~2017宝塚記念~
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宝塚記念は脚の遅い馬が有利。

競馬は脚の速さを競う競技であり、奇異に感じることもあるかもしれないが、そういうレースは確かに存在する。その代表的な例が、“1~3着馬の上がり3ハロンタイム平均”が35秒3の有馬記念。そして同35秒7の宝塚記念だ。


■2017春シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちら
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=8644


宝塚記念(過去10年)1~3着馬の上がり3ハロンタイム
2007年 1着 アドマイヤムーン  36秒2
2007年 2着 メイショウサムソン 36秒6
2007年 3着 ポップロック    36秒5
2008年 1着 エイシンデピュティ 37秒3
2008年 2着 メイショウサムソン 36秒9
2008年 3着 インティライミ   37秒2
2009年 1着 ドリームジャーニー 34秒3
2009年 2着 サクラメガワンダー 35秒0
2009年 3着 ディープスカイ   34秒8
2010年 1着 ナカヤマフェスタ  35秒8
2010年 2着 ブエナビスタ    36秒3
2010年 3着 アーネストリー   36秒6
2011年 1着 アーネストリー   35秒1
2011年 2着 ブエナビスタ    34秒5
2011年 3着 エイシンフラッシュ 34秒7
2012年 1着 オルフェーヴル   34秒7
2012年 2着 ルーラーシップ   35秒4
2012年 3着 ショウナンマイティ 35秒0
2013年 1着 ゴールドシップ   35秒2
2013年 2着 ダノンバラード   36秒2
2013年 3着 ジェンティルドンナ 35秒9
2014年 1着 ゴールドシップ   35秒2
2014年 2着 カレンミロティック 35秒8
2014年 3着 ヴィルシーナ    36秒3
2015年 1着 ラブリーデイ    34秒8
2015年 2着 デニムアンドルビー 34秒0
2015年 3着 ショウナンパンドラ 34秒7
2016年 1着 マリアライト    36秒3
2016年 2着 ドゥラメンテ    36秒1
2016年 3着 キタサンブラック  36秒8


脚が遅いというのは必ずしも欠点ではない。たしかに上級クラスの馬は大抵速い脚を持つものなのだが、それがすべてだと言うのなら、その平均が35秒3であったゴールドシップの強さはどうだ。

“脚が遅い馬”は速い上がりには対応できないし、“脚の速い馬”は上がりのかかるタフな競馬には音を上げてしまう。だからこそ、二極化した現在の競馬において、適性考察が重要になってくるのだ。

ちなみに天皇賞(秋)やジャパンカップの“1~3着馬の上がり3ハロンタイム平均”は34秒1。これらと宝塚記念は対極に位置するレースだと考えられる。ゴールドシップ宝塚記念を得意とし、東京コースを苦手としていた解はここに求めるべきだろう。

これは宝塚記念のレベルが低いという意味ではなく、そういった質のレースであると考えてほしい。上がり3ハロン33秒台で勝つような馬ではなく、35秒で勝てるような馬に有利なレースであるということ。つまりは“脚の遅い馬が有利”なレースであるということだ。



では今年、1番人気が確実となっているキタサンブラックはどうなのだろう。同馬の“1~3着時の”上がり3ハロンタイム平均”は現在のところ34秒8。これだけを見れば、キタサンブラックは34秒を切るようなタイムでビュッと上がってくる馬ではないことが分かる。逃げ・先行馬がある程度上がりがかかるのは当然のことではあるのだが。

しかし、さらにもう一段階、細分化してみると少し違ったモノも見えてくる。

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2016年12月19日(月) 17:37 横井顕
【徹底攻略12】難関シナリオを突破しよう(2)
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前回のシナリオ攻略の続きになります。

難関の第8話「芦毛で天皇賞(春)(GⅠ)を勝利しよう」です。天皇賞(春)自体がそもそも難関GⅠですが、さらにそれを芦毛の馬で勝つ……という条件が加わります。



芦毛の馬を作るには

芦毛の仔は芦毛の親からしか今のところ生まれていません。つまり芦毛の馬を作るには、芦毛の種牡馬か繁殖牝馬を使って配合をする必要があります。

以下が芦毛の種牡馬です。天皇賞(春)を勝つレベルの馬が狙いなので、パラメータのいい種牡馬のみに絞っています。

★5 ゴールドシップ
★5 タピット
★4 アドマイヤコジーン
★4 スウェプトオーヴァーボード
★3 キャプテントゥーレ
★3 ジョーカプチーノ
★3 チチカステナンゴ

★5や★4の種牡馬は持っていないプレイヤーもいると思いますので、実践しやすい配合としては★3のキャプテントゥーレジョーカプチーノ、チチカステナンゴが候補になるでしょうか。

一方、芦毛の繁殖牝馬は以下のとおり。「優」と「良」に絞ると2頭のみです。

[優・スタミナ型]ヨロコビノウタ
[良・バランス型]スリートリック

これらの馬を使っていかに強い馬を作るか……を考えることになります。


▲芦毛の馬は意外に少ない。クロスを使いやすいジョーカプチーノはおすすめの1頭。



芦毛で強い馬を狙う配合

当初はあれこれと配合を考えたのですが、結局天皇賞(春)を勝てたのは以下のように流れの中で生まれた馬でした。

【例1】自家生産繁殖牝馬にジョーカプチーノを付けて芦毛の産駒を作る

これは友人の牧場ですが、手頃な★3で実績Bの種牡馬(トウケイヘイロー→ハーランズホリデー→ミッキーアイル)で血統を伸ばしつつ、ジョーカプチーノを付けたところスピードA・スタミナEの馬が生まれました。

配合理論は速力クロス1本のみ。母はスピードC・スタミナDで「将来はGⅠも」コメントです。





【例2】最初に芦毛の牝馬を作り、そこから芦毛で自家生産の血統を伸ばしていく

最初にジョーカプチーノ×メゾンフォルティーで芦毛の牝馬を作り、上記と同様に★3で実績Bの種牡馬(ナカヤマフェスタ→ティンバーカントリー→トウケイヘイロー)をつないでいったところスピードAの馬が生まれました。

産駒は半分以上が芦毛なので、芦毛で血統をつないでいくのはけっこう簡単です。

配合理論は速力と底力のクロスが2本ずつ。母は馬体解析をしていないので能力は不明ですが、1歳時コメントは「バネ」「優しい」「スピード」「落ち着き」「早熟」、戦績は牝馬GⅠ2勝という馬でした。





天皇賞(春)を勝つためには

天皇賞(春)は非常にスタミナを要するレースで、スタミナがないと4コーナーで大きく後れを取る感じがあります。敵はゴールドシップをはじめキズナフェノーメノエイシンフラッシュなど強敵ぞろいなので、早めに仕掛けて抜け出さないと勝つのは至難です。

ならば上記で紹介したようなスピード一本槍の馬でどうするのか……というところですが、天皇賞(春)限定でスタミナアップする才能「春風」を付けると劇的に走りが変わるのです。


▲「春風」Lv.6を付けて挑み、後続を7馬身ぶっちぎった。



スピードAの出足で先頭に立ち、才能「春風」のスタミナ補強で絶好のスパートを切る……という形ですね。


▲こちらはゴールドシップフェノーメノの猛追を振り切って勝利。



なお才能「春風」は、阪神大賞典日経賞大阪杯のいずれかを勝つと特別調教師を獲得できます。どれも難易度の高いGⅡですが、この中では距離の短い大阪杯が比較的勝ちやすくておすすめです。

日経賞も距離は長いですが敵薄の年がときどきありますので、スタミナ豊富な馬や才能「快走」などでスタミナ補強された馬なら挑んでみる価値はあります。



★ダビスタ名人・横井顕もリアルタイムで遊んでいる「ダービースタリオン マスターズ」をいますぐダウンロード →
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○執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
 ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後ゲーム攻略記事に携わる。『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)、『ダービースタリオン96全書』(アスペクト)など90年代の作品から、最近の『ダービースタリオンGOLD全書』(KADOKAWA)まで、シリーズ全般の攻略記事を執筆。現在は最新作『ダービースタリオンマスターズ』をプレイし、本サイトで攻略コラムを公開中。

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ゴールドシップの口コミ


口コミ一覧
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頭数が違うので、素直にいけばいのか?

迷いますが、素直に受け取ります。さきたま杯で、

面白い事がありましたね。圧倒的な1番人気のレモンポップが、

来ましたね。そんなの当たり前と言う人いるかもしれませんが、

あの7番に、意味があったと考える人います?

いないですね、そこまでは、考えていない。

マーメイドSの7番は、どんな馬でしたか?それは、

父にゴールドシップを持つ馬でした。ゴールドシップは、

言うまでもなく、宝塚記念の勝ち馬。宝塚記念があると、

その事実が、サインになってる。なら、マーメイドSから、

宝塚記念は、何かないかな?

ありますよ、父ミッキーロケット。この馬も宝塚記念の勝ち馬。

2枠4番ですね、4番をとるなら、ドウデュース。

2枠をとるなら、ジャスティンパレス。両方とも?

なら、ドウデュースとジャスティンパレス?

どうなるかな?

 覆面ドクター・英 2024年4月25日(木) 19:55
覆面ドクター 英 の  天皇賞 春 2024
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まずは先々週の皐月賞の回顧から。藤岡康騎手の親友の浜中騎手の大逃げからの逃げ切り勝ちを期待してメイショウタバルに本命打ったのですが、レース前から入れ込んで、速いペースで逃げてビリという残念な結果でした(笑)まあ逃げ馬は沈む時はこんなものです。素直に康太騎手が調教つけていたジャスティンミラノで良かったようです。ダービーと皐月賞が昔ほど直結しなくなったのかなあ、と思って、ひねり過ぎてしまいましたが、やはり普通にダービー馬にふさわしい馬を皐月賞でも、まず買うべきだったようです。

それでは天皇賞(春)の話題へ。菊花賞同様、長距離の評価が昔より低い時代でもありますが、およそ34年になる競馬歴の中でもメジロマックイーンは、武豊騎手もコメントしてたようにマイルでもこなせるくらいのスピードと、春天で圧勝するくらいのスタミナを兼備している強い馬だったと思います。オルフェーヴルやゴールドシップにマックイーンの血が引き継がれているのは嬉しい限りですが、今年の出走馬はちょっと好走厳しいか。ポイントとしては、スプリント路線同様、ステイヤー路線は層が薄いので、中距離のすごく強い馬が通用してしまう、特に京都の高速馬場だと、というところでしょうか。

1番人気想定 ドゥレッツア:名前から連想できるようにドゥラメンテ産駒の菊花賞を強い勝ち方をしたルメール騎手のお手馬(5連勝でG1馬に)で、コテコテのステイヤーという感じでもないが、前走の金鯱賞はちょっと距離足りない感じと、勝ったプログノーシスが内ぽっかり空いたところを通ったのもあり、勝負決まってから差してきての2着だった。今回は戸崎騎手への乗り替わりとなるが、そう癖のある感じの馬でもなく、逆にかなり自在性あるとも言え、普通にやれそう。調教の動きもよく、ここにしっかり照準あわせてきた。菊花賞は4番人気で本命打って、いい馬券取らせてくれたが、強いのばれちゃって今回は人気になりそうなところがつらいが、やはり強く本命視が妥当。

2番人気想定 テーオーロイヤル:不発感の強いリオンディーズ産駒(エピファネイアの半弟で父がシンボリクリスエスからキンカメにかわり、むしろ芝ダート問わず距離も融通きくかと思われたが)の代表産駒の恐らく現役最強クラスのステイヤー(母父のマンハッタンカフェの影響が強そう)。ただステイヤーズSやダイヤモンドSで強い走りを見せる本物ステイヤーは京都の春天は案外向かなかったりする。阪神大賞典も5馬身差の強い勝ち方だったが、これまた適性的に春天とちょっと違うかもしれない。6歳というのも微妙。馬体もピカピカで、調教の動きは引き続きかなり良いが、本格ステイヤー過ぎてヒモまでが良いか。オーストラリアのメルボルンCとかに遠征してみてほしい。菱田騎手は元々うまくて、朝弱いようで調教での遅刻癖など結構言われていたが、再評価の時期では。私も早起き苦手で少年野球の朝練で4時半起きとか地獄でした(笑)


3番人気想定タスティエーラ:クラシック三冠で常に好走していたが、その後不発続きでソールオリエンスとともにこの世代が弱いと言われる原因となっている状況。安定感あった馬だが瞬発力やスピードがちょい足りない感じが本質か。前走は終い投げ出したような感じもありメンタル要素での不振もあるか。香港あたりは向きそうで海外遠征が向くかも。モレイラ騎手で堀厩舎だけに人気になりそうだが立ち直るのを確認するまでは消してみるのも手か。調教の動きは悪くない。
4番人気想定 サリエラ:エリザベス女王杯や有馬記念で2着したサラキアの全妹でマイル近辺で強かったサリオスの半妹。ディープインパクト産駒だけに本質的にはステイヤーというより距離もこなせる中距離馬の印象だが阪神でなく京都の高速馬場ならこの距離も歓迎では。ルメール騎手から武豊騎手への乗り替わりも、「平成の盾男(若い世代にはわかりにくいかもしれませんが)」だけに問題なし。調教の動きも良い。

5番人気想定 ブローザホーン:420kg前後の小さな、昔で言うとライスシャワーを思い出させるステイヤー。阪神大賞典は小さい馬だけに適性イマイチで3着止まりだったが、京都に変われば逆転も可能では。大舞台でも強いエピファネイア産駒だし、菅原明騎手も若手の中ではかなり良い。調教の動きも良い。

6番人気想定 ワープスピード:ドレフォン産駒の地味なステイヤー(母父ディープインパクトの影響が強そう)で阪神大賞典で2着と頑張った。ただここでよく書いているように、G1で三浦騎手乗せてくるというのは、どうぞ、消してください、ということでは(笑)調教の動きは悪くないが。

7番人気想定 サヴォーナ:キズナ産駒で昨秋は神戸新聞杯2着で臨んだ菊花賞でまくって5着と頑張った。日経新春杯2着、阪神大賞典5着と勝ち切れていないがヒモには買いたい伸び盛りの馬。母系は短いところやダートでの活躍馬が多いので、そこを言っている人も多いが、父がSS系の本格派で、母が短距離やダート馬でスピードやパワー補うというのは活躍馬によくある配合で、距離気にする必要ないのでは。調教の動きよく、G1ではやる気が増す池添騎手だけに期待できそう。

8番人気想定 チャックネイト:AJCCをキング騎手で差し返しての重賞制覇だった馬だが、不良馬場だったのも良かった印象。金子さんの馬で、堀厩舎で余分に人気にもなりそうだが同厩舎のタスティエーラよりこっちの方が、案外いいかも。調教の動きは良い。ただ高速馬場より重馬場要員か。

9番人気想 ディープボンド:3年連続このレースで2着しているステイヤー路線の代表的な馬だが、さすがに7歳となり衰え感じる現況で阪神ならまだごまかし利くのかもしれないが、京都だとスピード的にもちょっときついのでは。調教は年齢を感じさせないくらい元気で良い。3着に来てくれればいい感じか。

10番人気以下想定
シルヴァーソニック:昨年のこのレースで3着したのだがその後調教休養で前走の阪神大賞典で11着と残念な結果。8歳だけに普通だったら、終わった、と思われそうだが、調教の動きはかなり良くて、ここでないもう少し相手弱いところならまだやれる感じか。

マテンロウレオ:昨年のこのレース5着馬だが、どちらかというと中距離向きで、また14か月前の京都記念2着以降は馬券になっていない状況で、横山典騎手の奇襲込みでもG1では厳しそう。調教の動きは良い。

ゴールドプリンセス:数少ないゴールドアクター産駒のステイヤー牝馬。3勝クラスを勝ったばかりで、今夏のローカル2600M戦あたりが活躍の場か。調教の動きは良い。

ハピ:キズナ産駒のダート馬。一昨年のチャンピオンズCでも3着にきたり、オープンでも勝たないまでも上位に来る馬。前走初芝で大阪ハンブルグCで9着だったように、ダート路線に戻した方が良さそう。調教の動きは普通。

スマートファントム:ここ2戦の2勝クラスと3勝クラスを藤岡康騎手で連勝してきたハービンジャー産駒。勢いあるとも言えるが、前走は狭いところを割って差し切ったようにかなり鞍上の腕で勝った要素も強くG1ではまだ厳しそう。調教の動きはかなり良い。

プリュムドール:一昨年のステイヤーズS2着した後に1年近く休養したステイヤー牝馬。復帰後もそう大きく負けていないのだがG1でどうこういう感じではないゴールドシップ産駒。調教の動きは悪くない。

メイショウブレゲ:ゴールドシップ産駒らしいステイヤーで万葉Sを勝ったが前走の阪神大賞典で8着だったようにG1レベルにはまだまだ遠い印象。調教の動き自体は良い。

スカーフェイス:13か月前のリステッド競走(大阪城S)勝ち以降馬券になっていないように、ここでは力不足な馬。調教の動きは普通。

ヒンドゥタイムズ:セン馬だけに8歳でも元気なハービンジャー産駒。ただ14か月前の小倉大賞典勝ち以降は馬券になっていないようにG1では不要。調教の動きは普通。

<まとめ>
有力:ドゥレッツア

ヒモに:ブローザホーン、サリエラ、テーオーロイヤル、サヴォーナ、ディープボンド

穴で:出番なさそう

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 覆面ドクター・英 2023年12月26日(火) 22:17
覆面ドクター 英 の  ホープフルステークス 2023
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まずは有馬記念の回顧から。本命打ったジャスティンパレスが1番人気になっちゃったのは嫌な流れだなあ、と思っていましたが、好天続きで馬場荒れずに前と内が有利なのは土曜もはっきりしてましたが、まさか横山武騎手が最後方に下げるとは思っていませんでした・・。兄貴に先頭で引っ張らせて、ズドンと思ったのかもしれませんが、あそこからはどうやっても届かないでしょ・・。ソールオリエンスの下手乗りで降ろされた憂さ晴らし失敗で、来年はもうちょっとやれる人になってほしいです。悩む時期なのかなあ。

それ以外でも、最近は競馬ファンが若返ったせいかデータとか大好き過ぎだと思いますけどね(笑)大外入った2頭が想定よりものすごく人気落していましたが、強い馬は2500Mもあるんだし、どうにか内に入ったりなんだかんだで不利跳ね返したりできたりします。弱い馬が内枠を利しての激走期待とかは、いいと思いますが、強い馬を外枠だから消したりするのは違うと思います来年以降も。不完全燃焼感が強い土日だったので(WIN5も3つ止まり)、木曜開催で、すかっと当てて新年を迎えたいものです。

ホープフルSは年末の阪神2000Mのラジオたんぱ賞が中山に引っ越してきてG1になり、マイルの朝日杯FSとの使い分けもあり、G1と言ってもなんかそれほどでもないメンツになったりします。またこの時期の中山2000Mって、2歳馬にとっては菊花賞なみに長く感じちゃいそうで、走るの嫌いにならなきゃいいんですが・・。

<全頭診断>
1番人気想定 シンエンペラー:昨年はドゥラエレーデを激走させたムルザバエフ騎手(中央アジアのカザフスタン出身)が今回は乗ってくる。そのドゥラエレーデでチャンピオンズCでは3着に粘らせる好騎乗も、今年もここまで平場では、かなりの人気馬をとばしている騎手で、日本競馬には正直合っていないよう。横山武騎手で新馬戦、モレイラ騎手で京都2歳Sと連勝してきたが、この騎手のチョイスは、ちょっとないのでは(笑)矢作厩舎の世界的超良血マル外(全兄ソットサスは仏ダービーと凱旋門賞勝ち馬)だが、血統も日本的には初戦2番人気に甘んじたようにやや微妙で、騎手的には1番人気は荷が重いのでは(またG1だけは頑張るのかもしれないが)。調教の動きはよい。調教騎乗の国分優騎手にどうせならチャンスあげてほしいが、地味すぎか。

2番人気想定 ゴンバデカーブース:レーン騎手で6月に新馬勝ち、松山騎手で3番人気ながらサウジアラビアRCで4か月の休み明けでみっちり鍛えてきたようで豪脚披露してボンドガールやシュトラウスを差し切って勝ち切った。ただ差した2頭が案外そうでもない、可能性も出てきた(シュトラウスは朝日杯FSで2番人気ながら大暴走での10着)。ストームキャット系種牡馬のブリックスアンドモルタルをディープ牝馬につけるのは、ディープ×ストームキャットの牡牝逆の配合は、この先、多くみられそうで、そこそこいい馬出てくるのでは。調教の動きはかなり良く、堀厩舎らしく大一番へ仕上げぬかりなし。調教後体重でなんとプラス24kgという発表あったが、太目残りでなく2か月半でパンプアップしてきて、グングン成長期なのでは。松山騎手も実力より過小評価されており、馬券的にもここからが良さそう。ここ勝ってクラシック路線の主役となれるか。(最初は、ドラゴン桜的なバカとブスこそ東大へ行け、みたいな名前かと思いましたが、G1レーシングなので、ネタ系ではありませんでした)。体重増加分が成長分なら圧勝まであっていいのでは。

3番人気想定 レガレイラ:新馬勝ち、アイビーSは1番人気ながら3着と期待裏切った。父スワーヴリチャードで母のロカは阪神JFで1番人気に推されたようにディープ近親らしく能力は秘めているがハービンジャー産駒らしい不器用さで大成しなかったが、今の段階でも速い脚も使えており、能力は高そうだが2戦とも出遅れており、その辺も似なくていい母似か。調教の動きはキムテツ厩舎らしく絶好で、秘めた能力が大一番で爆発するかも(母はしなかったけど)。

4番人気想定 ヴェロキラプトル:好調のスワーヴリチャード産駒で5番人気と2番人気ながら2戦とも連勝してきた。初戦は逃げ切り、2戦目の野路菊Sは差して勝ってきた。人気以上に走っているように早い時期から完成に近いタイプか。鮫島騎手また乗り替わりで戸崎騎手に。でも鮫島騎手はショウナンラプンタという同厩舎の馬いて良かったのでは。調教の動きはかなり良く、高野厩舎は操縦性のいい馬作ってくるので中山2000Mでより良さでるか。

5番人気想定 センチュリボンド:新馬戦はとりこぼしたが、未勝利戦と黄菊賞を連勝した。3戦連続2000M使っているようにスタミナ系なのだろう。復帰後も武豊騎手きっと痛いところもあるんじゃないかと思いますが、大活躍ですが、ちょっと今週の馬は力が足りなそうな感じあり。全G1制覇は難しいのでは。調教の動きは良い。

6番人気想定  ショウナンラプンタ:新馬勝ち、東スポ杯2歳Sは3番人気4着と2戦とも出遅れたキズナ産駒。セリで1億超えたように、最近羽振りのよいショウナン軍団ならではと思われるが、2戦とも出遅れており、ポンと出れば、やれて良い能力秘めてそうではあるが・・。東スポ杯2歳Sでは勝ち馬より1秒速い上り33.9秒のレース最速の末脚を繰り出している。出遅れると有馬記念で道中最後方で終了したジャスティンパレスみたいに厳しくなる。調教の動きは良い。この馬も高野厩舎だけに操縦性は悪くなさそうで、すべてはゲート次第か。

7番人気想定 ミスタージーティー:父ドゥラメンテ、母がリッスンという9020万ついた高額馬。矢作厩舎らしく坂井騎手騎乗で新馬戦勝ったが、出遅れたが能力で差し切ったが、それほどインパクトある勝ち方でもなく、強くなるのはこれからか。調教の動きはかなり良い。大外で人気落すようなら、どうせゲートそう速くなく、そう不利でもなさそうでヒモには良いか。

8番人気想定 ウインマクシマム:3戦連続1番人気に推されての前走ようやく未勝利勝った。ウイン軍団の主戦と言える松岡騎手も騎乗数多くないが相変わらずいい騎乗するし、調教の動きもよいが、キタサンブラック産駒らしく強くなるのはもう少し先では。

9番人気想定 シリウスコルト:福島1200Mで新馬勝ちおさめたが、2戦目の新潟2歳Sのマイルでは5着、前走の芙蓉Sは中山2000Mで母父ゼンノロブロイだけにスタミナ系のようで勝ってきた。ただG1で三浦騎手とかって、まあ今回も普通に無いでしょう。

10番人気以下想定
タリフライン:サトノダイヤモンド×サドラー系牝馬で、ちょっと重めな配合ながら、デビュー戦では上り最速の脚を繰り出してズドンと差し切った。ルメール騎手からマーカンド騎手になるが、ヒモ穴としては楽しみな一頭。ノーザンF生産で吉田勝己さんが自分で所有の馬。調教の動きは普通。ステイヤーっぽい馬は調教地味だったりするから問題ないか。

サンライズアース:1戦1勝のレイデオロ産駒でデビュー戦も7番人気と人気のない中での勝利だったが、母もマンハッタンカフェ×ハルーワソングというノーザンF生産らしい、なかなかの良血とも言える。大きな馬で瞬発力はまだ今一つかもしれないが、だんだん強くなってくるかも。調教の動きは良い。

サンライズジパング:JBC2歳優駿で2着したダート実績馬だが、新馬戦もそう差のない4着まできているキズナ産駒で芝でもやれないことなさそう。ただここではちょっと厳しいか。調教の動きは鋭いが、ここで芝よりやはりダートだな、となるのでは。

アドミラルシップ:ゴールドシップ産駒らしく初戦の2000Mの新馬戦を遅いタイムで勝ってきた。有馬記念でも穴人気したライラックの半弟で父がオルフェーヴルからゴールドシップと、ステイゴールド×メジロマックイーンという配合自体は似た父同士ではある。現状では道悪になったりしないと出番ないか。調教の動きは良い。

ディスペランツァ:昨年活躍したファントムシーフの半弟で父がハービンジャーからルーラーシップとなっている。2戦目で未勝利勝ち、前走の京都2歳Sは少差ながら9番人気6着敗退。ただ最後方近いところから勝ったシンエンペラーの0.2秒差までは詰めてきており、ヒモ穴には良いか。

インザモーメント:ノースヒルズ生産のキズナ産駒で2戦目で、序盤もたつきながらも未勝利勝ちをおさめた。ただまだまだここでは厳しいのでは。調教の動きはかなり良いが。

アンモシエラ:すでに5戦(すべてダート)使っていて、この2戦が未勝利、もちの木賞と連勝してきた。父ブリックスアンドモルタルもジャイアンツコーズウェイ産駒だし、母父ゴールドアリュールとダート要素満載で、ここで初芝なのは厳しい。ダート路線にまた戻るのでは。

テンエースワン:ノーザンF生産のワールドエース×クロフネ牝馬で初戦は芝で3着と勝てず、2戦目はダートに矛先替えて未勝利勝ち、前走のもちの木賞も3着とダートで頑張っている。芝もダメじゃなさそうだが前走のダートでの末脚なかなか見どころあり、ダート路線でこの世代引っ張る存在になっていくのでは。調教の動きは普通。

ホルトバージ:すでに5戦も使っている馬で2戦目を5番人気ながら未勝利クラスを勝ったが、それ以降惜しくない敗戦続き。芝ダート兼用のキンシャサノキセキ産駒だし、母系もダートいけそうで、そろそろダート試してみてもいいのでは。ここでの激走は期待薄。今村騎手は、自厩舎の馬に乗せてもらえて経験値アップに良かったのでは。

<まとめ>
有力:ゴンバデカーブース

ヒモに:シンエンペラー、ヴェロキラプトル、ミスタージーティー、ショウナンラプンタ、レガレイラ

穴で:タリフライン、ディスペランツァ

それでは、フェブラリーSまで、この競馬日記もお休みとなります。このレースと東京大賞典当てて、よいお年を。

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コメント一覧
7:
  福招き猫(=゚ω゚=)   フォロワー:3人 2012年2月14日(火) 10:40:27
2/12共同通信杯
1着 ゴールドシップ 内田博幸騎手
「ビデオで見て、力はあると思っていました。ゲートが難しい馬ですが、今日は11頭でスローになるのはわかっていたので、何とかゲートを出て、本命馬(ディープブリランテ)をマークできる位置に行きたかったです。直線モタモタするので早めに仕掛けていきましたが、追えば追うほど伸びる感じで、並べば交わせると思いました。ここで勝って力を見せられましたし、これから成長すれば楽しみです」

須貝尚介調教師
「厩舎もずっと重賞で2着で、これだけの管理馬を出走させながら、頭(1着)がないのは恥ずかしいです(笑)。スタッフ・騎手のお陰で、やっとタイトルを獲れました。
(初コンビの)内田君には攻め馬で乗ってもらっていましたし、一流ジョッキーですからね、レースはお任せしていました。ああいう競馬が出来たのは収穫です。今後については、また考えたいと思います」

3/31 ドバイ UAEダービーに登録済

担当の今浪厩務員
「怖がりな性格でもあるけれど、ズルいところがある子。前回の阪神の時(ラジオNIKKEI杯)は、最後に入る馬が嫌がったりしたら、驚いてしまってな。それもあって出遅れてしまったんや。今日は出来る限りゲートで離れないようにして、落ち着かせようとしたんだよ。少頭数だったし、他の馬もスムーズに枠入りを済ませてくれたのは大きかったわ」
口取り撮影のため、初めて掛けられた肩掛けに驚き、地下馬道で暴走寸前になったのも、この日は御愛嬌。
6:
  サンデーさいざんす。   フォロワー:7人 2012年2月12日() 09:04:10
まだき甲が抜けていない現状で幼いが
スケール含め実のある大物に育つ伸び代がある。
今後の成長で大化け可能かも。
5:
  福招き猫(=゚ω゚=)   フォロワー:3人 2012年1月12日(木) 07:18:16
12/24ラジオNIKKEI杯
2着 ゴールドシップ 安藤勝己騎手
「スタートで一完歩遅れてしまい、後ろからになりました。でも、その後は自分から動いて伸びています。強くなりそうな馬です」

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2015年12月27日有馬記念 G18着
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2015年12月27日 有馬記念 G1 8着
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