2年連続で無敗の2冠馬が誕生するか? オークスではジンク...
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先週のオークスは、過去10年のデータが示していた2つのジンクスを覆し、ユーバーレーベンが一冠を奪取しました。
【ジンクス その1】
阪神JF出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-9 ※このパターンはまったく通用しない。
このパターンで出走した2頭の内、阪神JF2着で桜花賞に出走しなかったユーバーレーベンが1着になりました。
【ジンクス その2】
フローラSから出走した馬は2着止まり。フローラS1~3着馬のオークス成績 0-5-2-23
これまでフローラSの上位入賞馬は、オークスで2着5回、3着2回。この他にフローラS5着のビッシュがオークス3着になっただけでした。ユーバーレーベンはフローラSの3着で出走し、ついにこの路線から初優勝を飾りました。
この流れから、牡馬のトライアルレース青葉賞経由で出走する馬の快挙を期待できるかもしれません。そこで、キーワードの1つめは『青葉賞』とします。
とりあえず、青葉賞の上位入賞馬のダービーの成績について関連を見てみます。
【青葉賞とダービーの成績】
過去10年の複勝圏内の30頭でダービーに出走したのは19頭。不出走は11頭です。
不出走馬の内訳は
青葉賞1着 2頭 2着 0頭 3着 9頭
出走馬の成績 0-2-2-16
2011年ウインバリアシオン新馬戦① 野路菊① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞1着→⑦ダービー2着
2012年フェノーメノ 新馬戦① ホープフルS7着 500万下1着 弥生賞6着→青葉賞1着→⑥ダービー2着
2017年アドミラブル 新馬戦⑨ 未勝利① アザレア賞1着 青葉賞1着→⑤ダービー3着
2013年アポロソニック 新馬戦⑦ 未勝利① 京成杯13着 山吹賞1着→青葉賞2着→⑦ダービー3着
上記のように牝馬のトライアルレース(フローラS)に比べ、かなり悲観的な実績しかありません。ダービーに通用するとすれば、青葉賞の前走でも1着になっているか、2歳G1・3歳G2で善戦してきた実績が必要で、青葉賞から出走してくる馬にとって、ダービーはかなり『狭き門』になっているようです。
【今年の青葉賞のレースレベル】
過去10年に比べて今年の青葉賞のレベルはどうだったのでしょう。
① レースタイム
過去10年と比べて6番目のタイムです。上がりは34秒台後半で下から3番目です。タイム的にも上がりのペースも平凡で、例年並み以下で見るべきところがありません。しかも、『U指数93.2』は過去最低の評価です。
2分23秒0(34.6) 2020年 晴れ(良) U指数94.7
2分23秒6(35.2) 2017年 晴れ(良) U指数101.6→ダービー3着 アドミラブル
2分24秒2(35.8) 2016年 晴れ(良) U指数97.6
2分24秒4(34.4) 2018年 晴れ(良) U指数97.8
2分25秒0(34.2) 2019年 小雨(稍重)U指数95.4
2分25秒2(34.8) 2021年 小雨(良) U指数93.2←今年のレースタイムとU指数
2分25秒7(34.9) 2012年 晴れ(良) U指数99.1→ダービー2着 フェノーメノ
2分26秒2(34.7) 2013年 晴れ(良) U指数95.6→ダービー3着 アポロソニック
2分26秒5(34.8) 2014年 晴れ(良) U指数94.5
2分26秒9(34.3) 2015年 晴れ(良) U指数93.5
2分28秒8(34.4) 2011年 晴れ(良) U指数94.2→ダービー2着 ウインバリアシオン
② 全出走馬の新馬戦レベル
全頭数に対する新馬戦1着馬の頭数の割合が27.9%で、過去10年の平均35.5%を下回り、出走馬の質のベースが低かったことが認められます。
新馬戦 1着 5頭(27.9%) 2着 4頭(22.2%) 3着以下 9頭(50.0%) 不出走0頭 総数18頭
新馬戦 1着 60頭(35.5%) 2着 33頭(19.5%) 3着以下 76頭(45.0%) 不出走3頭 総数169頭
③仕上がりの早さ・成長の高さの目安1(デビュー2戦目)
新馬戦勝ちの次の2戦目にどんなグレードのレースを選択し、その成績の如何によって厩舎の期待の大きさや能力の一端が垣間見られると思います。
過去10年と比べると今年は、1着馬と3着馬が新馬戦2着だったため、2戦目は未勝利勝ちと未勝利3着で、2戦目のレベルは低いと言わざるを得なく、青葉賞2着馬だけが重賞で掲示板(サウジアラビアRC5着)をようやく確保していたという状態です。
これは、2016年と2015年の上位3頭すべてが未勝利戦だった2回(年)に次ぐ低レベルの成績です。レース全体(出走馬全体)のレベルは決して大きな期待を持てるレベルではありませんが、未勝利勝ちで2頭がダービーで3着になっています。
今回、青葉賞からは1着になったワンダフルタウンが出走してきますが、2歳時に重賞(京都2歳S)と青葉賞を2連勝で臨んでくる以上、3着以上の可能性は残っていると思われます。
④ 仕上がりの早さ・成長の高さの目安2(ホープフルS出走馬の参戦)
この項目は、唯1頭青葉賞から参戦してくるワンダフルタウンがホープフルSに出走していませんので、割愛します。
とはいいながら、ホープフルSに出走経験があってダービーに出走してくる皐月賞2着・5着・15着の3頭と比較してみると、2歳の時点で、これら3頭のホープフルSのレースタイムよりも1秒2から1秒7も速いタイムで、ワンダフルタウンが芝2000m重賞のタイトルを獲得しているのは事実です。
さらに付け加えるなら、皐月賞で無敗の1冠馬になったエフフォーリアが2歳時に共同通信杯1着で記録したタイムを、未勝利戦ではありますが、1秒1も速い1分46秒5の2歳レコードでワンダフルタウンは勝ち上がっています。
これら2つの事実を踏まえ、青葉賞のレースレベルに対する評価の判断を加えて、ダービーの予想する必要があると思います。
さて、トライアルレースについての分析は、そろそろ終わりにして、ダービーのデータを分析していきたいと思います。
【過去10年間のダービーについて】
1.『ダービー』過去10年間の成績
2020年 1着 1人気 →2着 2人気 →3着 10人気
着順 馬 名 新馬成績 2走目成績 ホープフルS出走 皐月賞出走 前走成績 レース経験数
1着コントレイル 新馬戦① 東スポ2歳① ホープフルS1着→皐月賞1着→(直行) →⑤当該レース
2着サリオス 新馬戦① サウジRC① 朝日杯FS1着 →皐月賞2着→(直行) →⑤当該レース
3着ヴェルトライゼンデ 新馬戦① 萩S(L)① ホープフルS2着→皐月賞8着→(直行) →⑥当該レース
新馬戦 1着 10頭 2着 3頭 3着以下5頭
ホープフルS不出走→皐月賞 出走 0-1-0-8 サリオス
ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-0-4
ホープフルS 出走→皐月賞 出走 1-0-1-2 コントレイル、ヴェルトライゼンデ
ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-1
2019年 1着 12人気 →2着 3人気 →3着 2人気
1着ロジャーバローズ 新馬戦① 紫菊賞② ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯2着→⑥当該レース
2着ダノンキングリー 新馬戦① ひいらぎ賞① ホープフルS不出走→皐月賞3着→(直行)→⑤当該レース
3着ヴェロックス 新馬戦① 野路菊S② ホープフルS不出走→皐月賞2着→(直行)→⑦当該レース
新馬戦 1着 8頭 2着 6頭 3着以下3頭 不出走1頭
ホープフルS不出走→皐月賞 出走 0-1-1-6 ダノンキングリー、ヴェロックス
ホープフルS不出走→皐月賞不出走 1-0-0-6 ロジャーバローズ
ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-3
ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-0
2018年 1着 5人気 →2着 4人気 →3着 16人気
1着ワグネリアン 新馬戦① 野路菊S① ホープフルS不出走→皐月賞7着→(直行)→⑥当該レース
2着エポカドーロ 新馬戦③ 未勝利① ホープフルS不出走→皐月賞1着→(直行)→⑥当該レース
3着コズミックフォース 新馬戦③ 未勝利① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→プリンシパル1着→⑥当該レース
新馬戦 1着 10頭 2着 2頭 3着以下6頭
ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-1-0-5 ワグネリアン、エポカドーロ
ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-1-6 コズミックフォース
ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-3
ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-1
2017年 1着 2人気 →2着 3人気 →3着 1人気
1着レイデオロ 新馬戦① 葉牡丹① ホープフル1着→皐月賞5着→(直行)→⑤当該レース
2着スワーヴリチャード 新馬戦② 未勝利① ホープフル不出走→皐月賞6着→(直行)→⑥当該レース
3着アドミラブル 新馬戦⑨ 未勝利①アザレア1着ホープフルS不出走→皐月賞不出走 青葉賞1着→⑤当該レース
新馬戦 1着 9頭 2着 2頭 3着以下6頭 不出走1頭
ホープフルS不出走→皐月賞 出走 0-1-0-9 スワーヴリチャード
ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-1-6 アドミラブル
ホープフルS 出走→皐月賞 出走 1-0-0-0 レイデオロ
ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-0
2016年 1着 3人気 →2着 2人気 →3着 1人気
1着マカヒキ 新馬戦① 若駒S① ホープフルS不出走→皐月賞2着→(直行)→⑤当該レース
2着サトノダイヤモンド 新馬戦① 500万下①ホープフルS不出走→皐月賞3着→(直行)→⑤当該レース
3着ディーマジェスティ 新馬戦② 未勝利②① ホープフルS取消→皐月賞1着→(直行)→⑦当該レース
新馬戦 1着 10頭 2着 6頭 3着以下2頭
ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-1-1-5 マカヒキ、サトノダイヤモンド、ディーマジェスティ
ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-0-9
ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-0
ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-1
2015年 1着 1人気 →2着 5人気 →3着 3人気
1着ドゥラメンテ 新馬戦② 未勝利① ホープフルS不出走→皐月賞1着→(直行)→⑥当該レース
2着サトノラーゼン 新馬戦③ 未勝利②②③①ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯1着→⑩当該レース
3着サトノクラウン 新馬戦① 東スポ① ホープフルS不出走→皐月賞6着→(直行)→⑤当該レース
新馬戦 1着 7頭 2着 3頭 3着以下8頭
ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-0-1-6 ドゥラメンテ、サトノクラウン
ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-1-0-6 サトノラーゼン
ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-1
ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-2
2014年 1着 3人気 →2着 1人気 →3着 12人気
1着ワンアンドオンリー 新馬戦⑫ 未勝利②① ホープフルS不出走→皐月賞4着→(直行)→⑨当該レース
2着イスラボニータ 新馬戦① 新潟2歳② ホープフルS不出走→皐月賞1着→(直行)→⑦当該レース
3着マイネルフロスト 新馬戦① コスモス① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞6着→⑧当該レース
新馬戦 1着 6頭 2着 3頭 3着以下8頭
ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-1-0-5 ワンアンドオンリー、イスラボニータ
ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-1-8 マイネルフロスト
ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-1
ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-0
※取消ウインフルブルーム
2013年 1着 1人気 →2着 3人気 →3着 8人気
1着キズナ 新馬戦① 500万下① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯1着→⑦当該レース
2着エピファネイア 新馬戦① 京都2歳S① ホープフルS不出走→皐月賞2着→(直行)→⑥当該レース
3着アポロソニック 新馬戦⑦ 未勝利① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→山吹賞1着→青葉賞2着→⑦当該レース
新馬戦 1着 13頭 2着 2頭 3着以下3頭
ホープフルS不出走→皐月賞 出走 0-1-0-7 エピファネイア
ホープフルS不出走→皐月賞不出走 1-0-1-7 キズナ、アポロソニック
ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-1
ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-0
2012年 1着 3人気 →2着 5人気 →3着 7人気
1着ディープブリランテ 新馬戦① 東スポ2歳① ホープフルS不出走→皐月賞3着→(直行)→⑥当該レース
2着フェノーメノ 新馬戦① ホープフルS⑦→皐月賞不出走→青葉賞1着→⑥当該レース
3着トーセンホマレボシ 新馬戦② 未勝利②① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯1着→⑦当該レース
新馬戦 1着 12頭 2着 2頭 3着以下4頭
ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-0-0-8 ディープブリランテ
ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-1-7 トーセンホマレボシ
ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-0
ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-1-0-0 フェノーメノ
2011年 1着 1人気 →2着 10人気 →3着 8人気
1着オルフェーヴル 新馬戦① 芙蓉S② ホープフルS不出走→皐月賞1着→(直行)→⑦当該レース
2着ウインバリアシオン 新馬戦① 野路菊① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞1着→⑦当該レース
3着ベルシャザール 新馬戦① 萩S① ホープフルS1着 →皐月賞11着→⑦当該レース
新馬戦 1着 10頭 2着 6頭 3着以下2頭
ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-0-0-7 オルフェーヴル
ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-1-0-6 ウインバリアシオン
ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-1-2 ベルシャザール
ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-0
10年間の成績データをまとめると
【新馬戦とダービーの成績について】
新馬戦 1着95頭 2着35頭 3着以下47頭 不出走2頭 出走総数179頭 (取消1頭)
8-7-5-75 1-1-2-31 1-2-3-41
勝率 8.4%(8/95) 2.9%(1/35) 2.1%(1/47)
連対率 15.8%(15/95) 5.7%(2/35) 6.4%(3/47)
複勝率 21.1%(20/95) 11.4%(4/35) 12.8%(6/47)
2つ目のキーワードは『新馬戦1着馬』。
3歳世代の最強を決めるレースだけあって、出走馬は早くからその能力を発揮しています。その一端が新馬戦勝ちの出走の割合が高いことから窺われます。
10年間でダービーに出走したのは、出走を取り消したウインフルブルームを除く179頭。このうち、新馬戦勝ちしていたのは全出走馬の53.1%(95頭)を占めています。
この中から10年間で8頭(回)がダービー馬の称号を手に入れています。今年出走を予定している馬の新馬戦成績と比較してみると
過去10年 新馬1着 95頭(53.1%) 2着 35頭(19.6%) 3着以下 47頭(23.6%)
今年(最終登録時) 新馬1着 14頭(77.8%) 2着 2頭(11.1%) 3着以下 2頭(11.1%)
今年は最終登録時点で、新馬1着が過去最多の14頭が出走を予定していました。その内の1頭、ダノンザキッドが骨折で回避してしまいましたが、これまでの最多出走と同じで13頭が出走します。
13頭が新馬戦1着だった2013年は、新馬1着だったキズナが優勝しています。ちなみに、この年は『1着 1人気 →2着 3人気 →3着 8人気 』と比較的平穏な結果で、3着は青葉賞2着のアポロソニックでした。
では、新馬戦1着馬の多寡によってダービーの結果にどのような傾向があるか、まとめてみます。
1. 新馬勝ちの3頭でダービー1~3着を独占した3回は 新馬1着の参戦数は10頭・8頭・10頭
2. 新馬戦1着馬がダービー8勝で、2着以下になった2回は 新馬1着の参戦数は6頭・7頭
3. 新馬1着の参戦が多い年には『青葉賞』が絡む傾向? 多い年は青葉賞から参戦馬の複勝圏入りが目立つ。
2013年 新馬戦1着13頭 3着アポロソニック ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞2着
2012年 新馬戦1着12頭 2着フェノーメノ ホープフルS7着 →皐月賞不出走→青葉賞1着
2011年 新馬戦1着10頭 2着ウインバリアシオン ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞1着
2020年 新馬戦1着10頭 ( 青葉賞経由の上位入賞無し )
2018年 新馬戦1着10頭 ( 青葉賞経由の上位入賞無し )
2016年 新馬戦1着10頭 ( 青葉賞経由の上位入賞無し )
※青葉賞からダービーに出走した馬の過去10年間の成績は 0-2-2-16 。同じトライアルレースのフローラSよりもG1では不振です。僅か4回しか青葉賞絡みの複勝圏内入りがないにもかかわらず、その内3回が新馬戦1着馬の参戦数が多い順に、1番目から3番目の年に、青葉賞を経由した馬が複勝入りを達成しているのです。
今年は、新馬戦1着馬が最多数タイの出走になりますので、これまで述べてきた傾向から、ダービーの複勝圏内に新馬戦1着の馬が2頭以上入ってくる可能性と、青葉賞経由の馬が複勝圏内に入ってくる可能性が高いと思われます。
牝馬クラシックでは、あれほど勝てなかったフローラSからの出走馬がオークス馬に輝きました。牡馬クラシックも、これにシンクロして、青葉賞から出走するワンダフルタウンに栄冠のチャンスが回ってきそうな予感がします。
ただし、新馬戦1着の参戦が1番少なかった年にも、わずか1回だけではありますが、青葉賞から複勝圏内に入っていることは、例外?としてお伝えしておきます。
2014年 新馬戦1着 6頭 3着マイネルフロスト ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞6着
新馬戦1着馬の出走頭数とダービーの成績の傾向をまとめると、新馬戦1着馬の10年間平均出走頭数は9.5頭です。この平均に近い頭数では、1着から3着まで『新馬戦1着馬』が独占する可能性が高まります。(過去に3回あり)
新馬戦1着馬の出走頭数が多くなると、3頭で独占することはなくなりますが、新馬戦1着馬がダービー馬になる可能性が高まります。
逆に、新馬戦1着馬の出走頭数が平均を下回ると、新馬戦1着以外の馬がダービー馬の栄冠に輝く可能性が高まっています。データ(実績)がその傾向を示していることを意識して予想することも必要です。
とは言いながら、今年の新馬戦1着馬は出走馬の76.4%(13頭)と大多数を占めているので、その中から有力馬を選択するための視点を明確にしたいものです。
そこで、先週のオークスと同様に、2歳時の中距離G1と3歳G1の出走の有無によるダービーの成績をパターン別に分析して、有力馬選択のベースにしたいと考えます。
3つ目のキーワードは『ホープフルS・皐月賞の出走の有無』
【ホープフルS・皐月賞の出走有無別成績】
ホープフルS出走馬 2-1-2- 18
勝率 8.7%(2/23頭) 20.0% (2/10年)
連対率 13.0%(3/23頭) 30.0% (3/10年)
複勝率 21.7%( 5/23頭) 40.0% (4/10年)
ホープフルS不出走 8-9-8-131
勝率 5.1%(8/156頭) 80.0% (8/10年)
連対率 11.9%(17/156頭) 100.0% (10/10年)
複勝率 16.0%(25/156頭) 100.0% (10/10年)
ホープフルSはこの10年間でレースの格がOP(1年)→G2(5年)→G1(4年)と、目まぐるしく変化しています。しかし、距離適性を優先して意識的にダービーを目指していることに変わりはないので、敢えて区分することなく10年間を一体的に見ています。
ホープフルS出走馬と不出走馬の出走数の割合は、10年間で 23:156 と、出走馬の方が12.8%で圧倒的に少ないので不出走馬の8勝に対して、2勝と分が悪いような印象を持ちます。
しかし、それぞれの出走数に対する勝率で比較すると、ホープフルS出走馬8.7%に対して不出走馬5.1%となり、ホープフルS出走馬の方が優秀です。
同様に、連対率と複勝率でも、ホープフルS出走馬の方が確実に上回っていることは間違いありません。
ホープフルS経由からの出走は平均2.3頭で、2-1-2- 18 の成績を挙げていることは能力が高いことの成せる業と言えるのではないでしょうか。
これまでは、ホープフルS出走馬がダービーの複勝圏内に1頭ずつしか入らなかったのですが、昨年は過去最高の5頭が参戦して1着と3着になり、複勝圏内に初めて複数頭が入ったことを覚えておきたいと思います。
では、次に皐月賞出走の有無によるダービーの成績はどうなっているか見ていきます。
皐月賞 出走馬 8-7-5-79
勝率 8.1%(8/99頭) 80.0% (8/10年)
連対率 15.2%(15/99頭)100.0% (10/10年)
複勝率 20.2%(20/99頭)100.0% (10/10年)
皐月賞 不出走 2-3-5-70
勝率 2.5%(2/80頭) 20.0% (2/10年)
連対率 6.3%(5/80頭) 50.0% (5/10年)
複勝率 12.5%(10/80頭) 80.0% (8/10年)
皐月賞出走馬と不出走馬の出走数の割合は、10年間で 99:80 と、僅かに出走馬の方が多いだけですが、8勝するなど不出走馬を圧倒しています。やはり、3歳クラシックの第1弾に出走するだけあって、その能力は相当高いものであることを示しています。
ところが、皐月賞出走馬だけでダ-ビーの上位を独占したのは、わずか2回(年)だけなのです。さすがに皐月賞の出走馬が全く複勝圏内に入らなかった年はありませんが、1頭のみの年も2回ありました。
ホープフルSと皐月賞を個別に比較すると上記のような結果になっています。
ホープフルS出走馬と皐月賞の出走を関連付けた4つのパターンに順位付けをすると
【ダービー上位入賞の着度数による順位】
1位 ホープフルS不出走 → 皐月賞 出走 6-7-3-66
2位 ホープフルS不出走 → 皐月賞不出走 2-2-5-65
3位 ホープフルS 出走 → 皐月賞 出走 2-0-2-13
4位 ホープフルS 出走 → 皐月賞不出走 0-1-0-5
これを、各パターンの出走頭数に対する勝率で順位付けし直すと
【パターン別勝率による順位】
1位 ホープフルS 出走 → 皐月賞 出走 勝率11.8%(2/17頭) 連対率11.8%(2/17頭) 複勝率23.5%(4/17頭)
2位 ホープフルS不出走 → 皐月賞 出走 勝率 7.3%(6/82頭) 連対率15.9%(13/82頭) 複勝率19.5%(16/82頭)
3位 ホープフルS不出走 → 皐月賞不出走 勝率 2.7%(2/74頭) 連対率 5.4%(4/74頭) 複勝率12.2%(9/74頭)
4位 ホープフルS 出走 → 皐月賞不出走 勝率 0.0%(0/ 6頭) 連対率16.7%(1/6頭) 複勝率16.7%(1/6頭)
皐月賞に出走した馬の中で、ホープフルSにも出走した馬を中心に予想をしたいと思います。
予想するに当たって、次の9点を再度確認しておきたいです。
① 新馬戦1着の出走数が過去最多13頭タイ(最終登録時は14頭)
② 新馬戦1着の出走数が平均より多い年は、新馬戦1着馬が1着になる確率が高くなる。
③ 新馬戦1着の出走数が平均より多い年は、青葉賞経由の馬が複勝圏に入る確率が高くなる。
④ 新馬戦1着の出走数が平均より多い年は、新馬戦1着馬だけで1着から3着まで独占する確率は低くなる。
⑤ 新馬戦1着の出走数が平均より多い年は、皐月賞経由馬だけで1着から3着まで独占する確率は低くなる。
⑥ 着度数1位のパターンは、『ホープフルS不出走 → 皐月賞 出走』で、6勝2着7回3着3回。
⑦ パターン別の勝率1位は、『ホープフルS 出走 → 皐月賞 出走』で、勝率11.8%(2/17頭)
⑧ パターン別の連対率1位は『ホープフルS不出走 → 皐月賞 出走』で、連対率15.9%(13/82頭)
⑨ パターン別の複勝率1位は『ホープフルS 出走 → 皐月賞 出走』で、複勝率23.5%(4/17頭)
以上を踏まえて印を打てそうな馬は※印の10頭になるわけですが・・・ (-_- )?
※1.エフフォーリア 新馬① 百日草① ホープフルS不出走→皐月賞1着→( 直行 )→⑤当該レース
2.ヴィクティファルス 新馬① 共同通信② ホープフルS不出走→皐月賞9着→( 直行 )→⑤当該レース
3.タイムトゥへヴン 新馬④ 未勝利④① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→NHKマイル6着→⑧当該レース
※4.レッドジェネシス 新馬③ 未勝利③④①ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯1着→⑧当該レース
※5.ディープモンスター 新馬① エリカ賞② ホープフルS不出走→皐月賞7着 →( 直行 )→⑥当該レース
※6.バジオウ 新馬② 未勝利③① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→プリンシパル1着→⑦当該レース
※7.グラティアス 新馬① 京成杯① ホープフルS不出走→皐月賞6着→( 直行 )→④当該レース
※8.ヨーホーレイク 新馬① 紫菊賞① ホープフルS3着 →皐月賞5着 →( 直行 )→⑥当該レース
9.ラーゴム 新馬① アイビー② ホープフルS不出走→皐月賞13着 →( 直行 )→⑥当該レース
?10.シャフリヤール 新馬① 共同通信③ ホープフルS不出走→皐月賞不出走→毎日杯1着→④当該レース
※11.ステラヴェローチェ 新馬① サウジRC①ホープフルS不出走→皐月賞3着→( 直行 )→⑥当該レース
※12.ワンダフルタウン 新馬② 未勝利① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞1着 →⑥当該レース
13.グレートマジシャン 新馬① セントポーリア① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→毎日杯2着→④当該レース
※14.タイトルホルダー 新馬① 東スポ2歳② ホープフルS4着→皐月賞2着→( 直行 )→⑥当該レース
15.アドマイヤハダル 新馬① アイビー④ ホープフルS不出走→皐月賞4着→( 直行 )→⑥当該レース
※16.サトノレイナス 新馬① サフラン① 阪神JF2着 →桜花賞2着→( 直行 )→⑤当該レース
17.バスラットレオン 新馬① 札幌2歳S③ホープフルS不出走→皐月賞不出走→NHKマイル中止→⑨当該レース
除外ダノンザキッド 新馬① 東スポ2歳① ホープフルS1着→皐月賞15着→( 直行 )→⑥当該レース
今年の出走馬で印を打てそうな馬は、※印の10頭になるわけですが・・・ (-_- )?
やはり、青葉賞経由の『12.ワンダフルタウン』は、過去10年間のデータからは着度数では第2位の「 ホープフルS不出走 → 皐月賞不出走 2-2-5-65」パターンですが、牝馬のフローラSと同様に、そろそろ『青葉賞からはダービー2着止まり』のジンクスが破れるような気がして、ある程度重い印を打ちたいと思っています。
特に『12.ワンダフルタウン』は、2歳未勝利ではありますが、芝1800mを2歳レコード勝ちしています。
このタイムをダービー出走馬で上回っているのは、毎日杯で1着になった『10.シャフリヤール』の1分43秒9と同タイム2着になった『13.グレートマジシャン』の2頭だけです。
こちらもレコード勝ちですが、3歳レコードであることと、ワンダフルタウンは出走時期が8カ月も早い7月に叩き出していたという事実です。
本命視されている推定1番人気の『1.エフフォーリア』も芝1800mの共同通信杯で1着になっていますが、そのタイムは1分47秒6で、その6ヵ月半前に1秒1も速いタイムで勝っているのは並の馬では不可能です。
また、芝2000mの新潟2歳Sでも、ホープフルSのレースタイムより1秒2速いタイムで勝っていることも冒頭で述べたとおりです。
これは、同レースで3着になった『8.ヨーホーレイク』より1秒5、4着になった『14.タイトルホルダー』とは1秒7も速いタイムで『12.ワンダフルタウン』が勝ち上がったということです。
この時2着だった『9.ラーゴム』には、0.1秒差の3/4馬身先着しています。ラーゴムが次走で、きさらぎ賞1着になっていますので、この勝利も価値が高いと思っています。
ワンダフルタウンは2歳の夏競馬から力を示していますが、青葉賞でも重賞2連勝でダービーに臨みますので、決して早熟ではありません。現時点でも成長をし続けていると思いますので、データ分析で述べてきたことにこだわって、『12.ワンダフルタウン』に重い印を打ちたいと思います。
○1.エフフォーリア 新馬① 百日草① ホープフルS不出走→皐月賞1着→( 直行 )→⑤当該レース
2.ヴィクティファルス 新馬① 共同通信② ホープフルS不出走→皐月賞9着→( 直行 )→⑤当該レース
3.タイムトゥへヴン 新馬④ 未勝利④① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→NHKマイル6着→⑧当該レース
△4.レッドジェネシス 新馬③ 未勝利③④①ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯1着→⑧当該レース
△5.ディープモンスター 新馬① エリカ賞② ホープフルS不出走→皐月賞7着 →( 直行 )→⑥当該レース
×6.バジオウ 新馬② 未勝利③① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→プリンシパル1着→⑦当該レース
×7.グラティアス 新馬① 京成杯① ホープフルS不出走→皐月賞6着→( 直行 )→④当該レース
△8.ヨーホーレイク 新馬① 紫菊賞① ホープフルS3着 →皐月賞5着 →( 直行 )→⑥当該レース
注9.ラーゴム 新馬① アイビー② ホープフルS不出走→皐月賞13着 →( 直行 )→⑥当該レース
?10.シャフリヤール 新馬① 共同通信③ ホープフルS不出走→皐月賞不出走→毎日杯1着→④当該レース
△11.ステラヴェローチェ 新馬① サウジRC①ホープフルS不出走→皐月賞3着→( 直行 )→⑥当該レース
◎12.ワンダフルタウン 新馬② 未勝利① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞1着 →⑥当該レース
13.グレートマジシャン 新馬① セントポーリア① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→毎日杯2着→④当該レース
△14.タイトルホルダー 新馬① 東スポ2歳② ホープフルS4着→皐月賞2着→( 直行 )→⑥当該レース
15.アドマイヤハダル 新馬① アイビー④ ホープフルS不出走→皐月賞4着→( 直行 )→⑥当該レース
▲16.サトノレイナス 新馬① サフラン① 阪神JF2着 →桜花賞2着→( 直行 )→⑤当該レース
17.バスラットレオン 新馬① 札幌2歳S③ホープフルS不出走→皐月賞不出走→NHKマイル中止→⑨当該レース
2年連続ダービーで無敗の2冠馬の誕生を期待する気持ちもありますが、牝馬と同様に以下に示すジンクスを破って『12.ワンダフルタウン』には金的を射止めて欲しいと願います。
ジンクス1 新馬戦1着馬の出走数が多い年は、新馬戦1着馬がダービーでも1着になる。
※ワンダフルタウンは新馬戦2着
ジンクス2 青葉賞から参戦する馬は2着止まり。
データにとらわれ過ぎてはいけませんが、軽視することもできないので、総合的に判断するとこんな感じの予想になってしまいました。
データを信じるか信じないかは自分次第!
これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。 |
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今年も無敗馬が皐月賞を制するのか? それとも・・・混戦を読み...
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今週は牡馬クラシック第1弾「皐月賞」が行われます。
昨年は無敗の三冠馬が誕生した牡馬クラシック。コントレイルは2歳G1『ホープフルS』からの皐月賞に直行という臨戦過程でした。
そこで、この10年間の皐月賞で複勝圏内の上位入賞馬と『ホープフルS』との関連に焦点を当てつつ、最重要トライアルレースといわれる『弥生賞』との関係にも目を向けて、出走馬に関する10年間のデータを分析して予想を進めたいと思います。
『ホープフルS』自体、この10年間でOP→2014年G2→2017年G1とレースの格が変化しています。それに伴う出走馬の質的変化があるのか、『ホープフルS』と『弥生賞』に出走の経験の有無が『皐月賞』の成績にどのような関係(傾向)がみられるのかについても分析してみようと思います。
【過去10年間の各年上位入賞馬の臨戦過程】
2020年
1着 コントレイル 新馬戦① ホープフルS1着 弥生賞なし →当該レース※皐月賞は4戦目
2着 サリオス 新馬戦① 朝日FS 1着 弥生賞なし →当該レース※皐月賞は4戦目
3着 ガロアクリーク 新馬戦① ホープフルS11着 スプリングS1着→当該レース※皐月賞は5戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-1-0) ガロアクリーク
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-0-2
〃 不出走 → 〃以外 0-0-0-10
ホープフルS →皐月賞直行 1-0-0-0 コントレイル
朝日FS →皐月賞直行 0-1-0-0 サリオス
2019年
1着 サートゥルナーリア新馬戦① ホープフルS1着 弥生賞なし →当該レース ※皐月賞は4戦目
2着 ヴェロックス 新馬戦① ホープフルSなし 若葉S1着 →当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ダノンキングリー 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯1着→当該レース※皐月賞は4戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 3着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-0-4
〃 不出走 → 〃以外 0-1-1-8 ヴェロックス、ダノンキングリー
ホープフルS →皐月賞直行 1-0-0-0 サートゥルナーリア
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2018年
1着 エポカドーロ 新馬戦③ ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース※皐月賞は5戦目
2着 サンリヴァル 新馬戦① ホープフルS4着 弥生賞4着 →当該レース※皐月賞は5戦目
3着 ジェネラーレウーノ新馬戦③ ホープフルSなし 京成杯1着 →当該レース※皐月賞は5戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 2着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-1-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0) サンリヴァル
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-0-1
〃 不出走 → 〃以外 1-0-1-9 エポカドーロ、ジェネラーレウーノ
ホープフルS →皐月賞直行0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行0-0-0-0
2017年
1着 アルアイン 新馬戦① ホープフルSなし 毎日杯1着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2着 ペルシアンナイト 新馬戦① ホープフルSなし アーリントンC1着→当該レース※皐月賞は6戦目
3着 ダンビュライト 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞3着→当該レース ※皐月賞は6戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-1-3 ダンビュライト
〃 不出走 → 〃以外 1-1-0-11 アルアイン、ペルシアンナイト
ホープフルS(G2)→皐月賞直行 0-0-0-1 レイデオロ①→⑤
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2016年
1着 ディーマジェスティ新馬戦② ホープフルS取消 共同通信杯1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2着 マカヒキ 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 3着→当該レース ※皐月賞は4戦目
3着 サトノダイヤモンド新馬戦① ホープフルSなし きさらぎ賞1着→当該レース ※皐月賞は4戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-1-0-2 マカヒキ
〃 不出走 → 〃以外 1-0-1-12 ディーマジェスティ、サトノダイヤモンド
ホープフルS(G2) →皐月賞直行0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行0-0-0-0
2015年
1着 ドゥラメンテ 新馬戦② ホープフルSなし 共同通信杯 2着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2着 リアルスティール新馬戦① ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース ※皐月賞は4戦目
3着 キタサンブラック新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は4戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-0-8
〃 不出走 → 〃以外 1-1-1-3 ドゥラメンテ、リアルスティール、キタサンブラック
ホープフルS(G2) →皐月賞直行 0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2014年
1着 イスラボニータ 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2着 トゥザワールド 新馬戦② ホープフルSなし 弥生賞 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ウインフルブルーム新馬戦① ホープフルSなし 若葉S OP 2着→当該レース ※皐月賞は7戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-1-0-2 トゥザワールド
〃 不出走 → 〃以外 1-0-1-11 イスラボニータ、ウインフルブルーム
ホープフルS(OP) →皐月賞直行 0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2013年
1着 ロゴタイプ 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は8戦目
2着 エピファネイア新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 4着→当該レース ※皐月賞は5戦目
3着 コディーノ 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 3着→当該レース ※皐月賞は6戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 3着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-1-1-0 エピファネイア、コディーノ
〃 不出走 → 〃以外 1-0-0-12 ロゴタイプ
ホープフルS(OP) →皐月賞直行 0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2012年
1着 ゴールドシップ 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 1着→当該レース※皐月賞は6戦目
2着 ワールドエース 新馬戦① ホープフルSなし 若葉S OP 1着→当該レース ※皐月賞は5戦目
3着 ディープブリランテ新馬戦① ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース ※皐月賞は5戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-0-4
〃 不出走 → 〃以外 1-1-1-10 ゴールドシップ、ワールドエース、ディープブリランテ
ホープフルS(OP) →皐月賞直行 0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2011年
1着 オルフェーヴル 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は7戦目
2着 サダムパテック 新馬戦② ホープフルSなし 弥生賞 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ダノンバラード 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 9着→当該レース ※皐月賞は5戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-1-0-2 サダムパテック
〃 不出走 → 〃以外 1-0-1-8 オルフェーヴル、ダノンバラード
ホープフルS(OP) →皐月賞直行 0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
以上10年間の臨戦過程とレース結果のデータをまとめてみると
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-2)
〃 2着 → 〃 0-0-0-2 ※弥生賞以外(0-0-0-5)
〃 3着 → 〃 0-0-0-2 ※弥生賞以外(0-0-0-2)
〃 4~5着 → 〃 0-1-0-3 ※弥生賞以外(0-0-0-2) サンリヴァル
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-2 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-1-1) ガロアクリーク
〃 不出走 → 弥生賞 0-4-2-28
皐月賞1着 該当馬なし
皐月賞2着 マカヒキ、トゥザワールド、エピファネイア、サダムパテック
皐月賞3着 ダンビュライト、コディーノ
〃 不出走 →弥生賞以外 8-4-7-94
皐月賞1着 エポカドーロ、アルアイン、ディーマジェスティ、ドゥラメンテ
イスラボニータ、ロゴタイプ、ゴールドシップ、オルフェーヴル
皐月賞2着 サンリヴァル、ペルシアンナイト、リアルスティール、ワールドエース
皐月賞3着 ダノンキングリー、ジェネラーレウーノ、サトノダイヤモンド、
キタサンブラック、ウインフルブルーム、ディープブリランテ、
ダノンバラード
ホープフルS →皐月賞直行 2-0-0-1
コントレイル G1①→①、
サートゥルナーリアG1①→①、
レイデオロ G2①→⑤
朝日FS →皐月賞直行 0-1-0-0 サリオス
通算10年でみると、ホープフルSに出走経験のある馬より、未経験馬の方が遙かに良績を挙げています。中でも共同通信杯出走馬が4勝で、次にスプリングSが3勝と続き、弥生賞出走馬は未勝利(2着は4回)に終わっています。
この傾向が『ホープフルS』のグレードの変化によって裏付けられるか、検証したいと思います。
【過去10年間におけるホープフルS出走の有無別の成績】
ホープフルS 出走 2-1-1- 24
(1)皐月賞直行 2-0-0- 1
(2)弥生賞経由 0-1-0- 11
(3)他レース経由 0-0-1- 12
ホープフルS不出走 8-8-9-122
【グレード別ホープフルS出走の有無別の成績】
G1(2017年~)3年間 皐月賞2018年~2020年
ホープフルS 出走 2-1-1-9
(1)皐月賞直行 2-0-0-0 コントレイル、サートゥルナーリア 勝率100%(1着馬に限る)
(2)弥生賞経由 0-1-0-4 サンリヴァル(ホープフルS4着→弥生賞4着)
(3)他レース経由 0-0-1-5 ガロアクリーク(ホープフルS11着→スプリングS1着)
ホープフルS不出走 1-1-2-34
(1)弥生賞経由 0-0-0-7
(2)他レース経由 1-1-2-27 エポカドーロ、
ヴェロックス、
ダノンキングリー、ジェネラーレウーノ
G2(2014年~)3年間 皐月賞2015年~2017年
ホープフルS 出走 0-0-0-4
(1)皐月賞直行 0-0-0-1 レイデオロ①→⑤
(2)弥生賞経由 0-0-0-2
(3)他レース経由 0-0-0-1
ホープフルS不出走 3-3-3-39
(1)弥生賞経由 0-1-1-13 マカヒキ、
ダンビュライト
(2)他レース経由 3-2-2-26 アルアイン、ディーマジェスティ、ペルシアンナイト、
サトノダイヤモンド
OP(~2013年) 4年間 皐月賞2011年~2014年
ホープフルS 出走 0-0-0-11
(1)皐月賞直行 0-0-0-0
(2)弥生賞経由 0-0-0-5
(3)他レース経由 0-0-0-6
ホープフルS不出走 4-4-4-49
(1)弥生賞経由 0-3-1-8 トゥザワールド、エピファネイア、サダムパテック、
コディーノ
(2)他レース経由 4-1-3-41 イスラボニータ、ロゴタイプ、ゴールドシップ、オルフェーヴル
ワールドエース、
ウインフルブルーム、ディープブリランテ、ダノンバラード
レースのグレードがOPとG2だった7年間は、0-0-0-15 とホープフルSは皐月賞でまったく通用しない参戦過程になっていました。
G2で最終戦となった2017年の1着馬レイデオロでさえ、皐月賞に直行して5着に敗れています。
ところが、G1に格上げされた途端、サンリヴァルがホープフルS4着→弥生賞4着→皐月賞2着となり、連絡みする参戦過程に変貌したと推測できます。2019年、2020年と2年連続でホープフルS1着馬(コントレイル、サートゥルナーリア)が皐月賞に直行して1着になったことからも、ホープフルSがG1になったことと、このレースに出走する馬の潜在能力・質が高まったことが認められる裏付けになったと考えられます。
ちなみに、G1に格上げされた初年度2018年の1着馬タイムフライヤーは皐月賞に直行せず、若葉S5着を挟んで出走し、10着に敗れていることも予想する上で知っておきたいものです。
G1昇格後のホープフルS出走馬については、皐月賞に直行した馬を皐月賞の有力候補に選択することが正解かもしれません。
ホープフルS出走馬で、前哨戦を使う場合は『弥生賞』が以前よりは有力な路線になった可能性がありそうです。ただし、前述のサンリヴァルのみで、3年間で0-1-0-4は他の路線よりは多少の可能性があるということに過ぎません。
これまでホープフルSと弥生賞が皐月賞とどのように関係性があるかを中心にみてきましたが、改めてこの10年間の上位入賞馬を参考に今年の出走馬の選択に入ろうと思います。
【過去10年間の上位入賞馬】
2020年
1着 コントレイル 新馬戦① ホープフルS1着 弥生賞なし →当該レース ※皐月賞は4戦目
2着 サリオス 新馬戦① 朝日FS 1着 弥生賞なし →当該レース ※皐月賞は4戦目
3着 ガロアクリーク 新馬戦① ホープフルS11着 スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2019年
1着 サートゥルナーリア新馬戦① ホープフルS1着 弥生賞なし →当該レース ※皐月賞は4戦目
2着 ヴェロックス 新馬戦① ホープフルSなし 若葉S1着 →当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ダノンキングリー 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 1着→当該レース ※皐月賞は4戦目
2018年(ホープフルS G1昇格後の皐月賞)
1着 エポカドーロ 新馬戦③ ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2着 サンリヴァル 新馬戦① ホープフルS4着 弥生賞4着 →当該レース ※皐月賞は5戦目
3着 ジェネラーレウーノ新馬戦③ ホープフルSなし 京成杯1着 →当該レース ※皐月賞は5戦目
2017年
1着 アルアイン 新馬戦① ホープフルSなし 毎日杯 1着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2着 ペルシアンナイト 新馬戦① ホープフルSなし アーリントンC1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ダンビュライト 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 3着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2016年
1着 ディーマジェスティ新馬戦② ホープフルS取消 共同通信杯 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2着 マカヒキ 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 3着→当該レース ※皐月賞は4戦目
3着 サトノダイヤモンド新馬戦① ホープフルSなし きさらぎ賞 1着→当該レース ※皐月賞は4戦目
2015年(ホープフルS G2昇格後の皐月賞)
1着 ドゥラメンテ 新馬戦② ホープフルSなし 共同通信杯 2着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2着 リアルスティール 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース ※皐月賞は4戦目
3着 キタサンブラック 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は4戦目
2014年(ホープフルS OP最後の皐月賞)
1着 イスラボニータ 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2着 トゥザワールド 新馬戦② ホープフルSなし 弥生賞 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ウインフルブルーム新馬戦① ホープフルSなし 若葉S OP 2着→当該レース ※皐月賞は7戦目
2013年
1着 ロゴタイプ 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は8戦目
2着 エピファネイア 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 4着→当該レース ※皐月賞は5戦目
3着 コディーノ 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 3着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2012年
1着 ゴールドシップ 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2着 ワールドエース 新馬戦① ホープフルSなし 若葉S OP 1着→当該レース ※皐月賞は5戦目
3着 ディープブリランテ新馬戦① ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2011年
1着 オルフェーヴル 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は7戦目
2着 サダムパテック 新馬戦② ホープフルSなし 弥生賞 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ダノンバラード 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 9着→当該レース ※皐月賞は5戦目
ホープフルSのグレードと関係なく皐月賞1着馬は一流・超一流であり、新馬戦では少なくとも複勝圏内で、ほとんどが1着であることは言うまでもありません。
また、皐月賞までのレース経験も、クラシックの栄冠を争って勝ち取るだけの高い能力とその後の成長と将来の活躍を期待される馬であることから、無理(無駄)にレースを使われていないことが以下のデータからも分かります。
【過去10年間における皐月賞上位入賞馬のレース経験数との関係】
皐月賞1着 皐月賞2着 皐月賞3着
皐月賞は4戦目 2頭 3頭 3頭
皐月賞は5戦目 3頭 3頭 4頭
皐月賞は6戦目 3頭 4頭 2頭
皐月賞は7戦目 1頭 0頭 1頭
皐月賞は8戦目 1頭 0頭 0頭
ほぼ、3戦から5戦の経験で皐月賞に出走していることが認められます。
ホープフルSがG1に昇格し、皐月賞との関連が薄かった2歳G1朝日FSよりも、距離も開催競馬場もまったく同じ2歳G1が誕生したことで、皐月賞でG1の2連勝を狙う意欲がこれまでよりも高まったと考えられます。そのためには、これまで以上に目標を絞ってレースを選択し、より少ないレース経験で皐月賞に臨んで結果を出すことが求められます。
そのことは、G1昇格後の皐月賞までのレース経験とレース結果の関係に限定してまとめた以下の表で明らかに示されていると思います。
【G1昇格後における皐月賞上位入賞馬のレース経験数との関係】
皐月賞1着 皐月賞2着 皐月賞3着
皐月賞は4戦目 2頭 1頭 1頭
皐月賞は5戦目 1頭 1頭 2頭
皐月賞は6戦目 0頭 1頭 0頭
皐月賞は7戦目 0頭 0頭 0頭
皐月賞は8戦目 0頭 0頭 0頭
2020年コントレイルと2019年サートゥルナーリアが2年連続でホープフルS1着から皐月賞に直行し、4戦目でG1の2連勝を達成したことから、皐月賞への臨戦過程の新たな流れが感じ取れます。
以上、これまで検討してきたデータを踏まえて予想し、印を打ってみたいと思います。
△1.アドマイヤハダル 2019年2着ヴェロックスと同じ若葉S1着(着差も0.5で同じ)
若葉S1着では、ホープフルS5着シュヴァリエローズ(5番人気)に先着
エリカ賞1着(ディープモンスターに先着)
アイビーS4着で敗れたオーソクレース(ホープフルS2着)が回避
2.ルーパステソーロ
3.ステラヴェローチェ
4.イルーシヴパンサー
△5.ヴィクティファルス スプリングS1着から4戦目で皐月賞出走はキタサンブラックと同じ
2015年キタサンブラックは無敗3連勝で皐月賞3着
共同通信杯2着は、無敗馬エフフォーリアと着差0.4
△6.ヨーホーレイク きさらぎ賞2着から皐月賞の複勝圏の例はないが、G1ホープフルS3着なら
○7.エフフォーリア 共同通信杯1着から皐月賞を制したのは次の3頭。
ディーマジェスティ、イスラボニータ、ゴールドシップ
共同通信杯2着からドゥラメンテも皐月賞1着で、共同通信杯経由は4勝と最多。
ただしホープフルSがOPの時に1勝。G2では3勝
ホープフルSがG1昇格後はダノンキングリーが3連勝から3着
3連勝で皐月賞の参戦した馬の成績は1-0-3-4、1着はコントレイルのみ。
◎8.ダノンザキッド G1ホープフルS1着で皐月賞直行なら確勝級の本命にしたいが・・・
ホープフルS2着から皐月賞直行のオーソクレース回避のため繰り上げで本命に
他のホープフルSの経験馬は皐月賞に直行せず(タイトルホルダー、ヨーホーレイク)
△9.ラーゴム 2016年サトノダイヤモンドと同じ「きさらぎ賞」1着から参戦。
今年の「きさらぎ賞」は例年の1800mから皐月賞と同じ2000mで皐月賞通用の可能性大に。
アイビーSは回避したオーソクレースの2着(着差0.0クビ)で、実力を認めたい。
10.シュヴァリエローズ
▲11.ディープモンスター 4戦全て1番人気で3勝2着1回なら実力通用。
エリカ賞2着でアドマイヤハダルに逆転可能。
ホープフルS不出走から弥生賞以外から2連勝で参戦。穴馬ならこれか?
12.ワールドリバイバル
△13.タイトルホルダー ホープフルS(4着=複勝圏外)から弥生賞経由は、皐月賞2着サンリヴァル。
ただし、この路線での弥生賞経由の成績は 0-1-0-11 で、大きな期待は?
ホープフルS不出走で、弥生賞経由なら 0-4-2-28 なんですが・・・
×14.アサマノイタズラ スプリングS2着で追加登録までして参戦するなら
△15.グラティアス 京成杯1着からの参戦は、2018年ジェネラーレウーノ3着の例があるので
×16.レッドベルオーブ 朝日杯FSからの直行の参戦で皐月賞上位入賞は、2020年サリオスの1例のみ
サリオスは、朝日杯FS1着からの参戦で皐月賞2着。
朝日杯FS3着からの参戦ではあるが、2戦連続の2歳レコードで2連勝は秀逸。
サリオスの2歳レコードタイムは1分32秒7に対して1分32秒4。
朝日杯FSのサリオスは1分33秒0(1着)に対して1分32秒7(3着)
データを信じるか信じないかは自分次第!
これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。 |
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