エアグルーヴ(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 1993年4月6日生
調教師伊藤雄二(栗東)
馬主株式会社 ラッキーフィールド
生産者社台フアーム
生産地早来町
戦績19戦[9-5-3-2]
総賞金82,196万円
収得賞金16,975万円
英字表記Air Groove
血統 トニービン
血統 ][ 産駒 ]
Kampala
Severn Bridge
ダイナカール
血統 ][ 産駒 ]
ノーザンテースト
シヤダイフエザー
兄弟 モノポライザーセシルカット
市場価格
前走 1998/12/27 有馬記念 G1
次走予定

エアグルーヴの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
98/12/27 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 16233.825** 牝5 54.0 武豊伊藤雄二 468
(-4)
2.32.9 0.836.0⑦⑦⑥⑥グラスワンダー
98/11/29 東京 10 ジャパンC G1 芝2400 15114.622** 牝5 55.0 横山典弘伊藤雄二 472
(-6)
2.26.3 0.435.1④④⑤④エルコンドルパサー
98/11/15 京都 11 エリザベス杯 G1 芝2200 14331.413** 牝5 56.0 横山典弘伊藤雄二 478
(+4)
2.13.1 0.333.8⑥⑥メジロドーベル
98/08/23 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 12441.311** 牝5 58.0 武豊伊藤雄二 474
(-2)
1.59.5 -0.534.2⑤⑤⑤サイレントハンター
98/07/12 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 13454.733** 牝5 56.0 武豊伊藤雄二 476
(+6)
2.12.1 0.235.1⑥⑥⑧⑦サイレンススズカ
98/06/21 阪神 11 鳴尾記念 G2 芝2000 14691.312** 牝5 57.0 武豊伊藤雄二 470
(0)
2.04.1 0.537.1⑨⑩⑧サンライズフラッグ
98/04/05 阪神 11 産経大阪杯 G2 芝2000 9221.211** 牝5 57.0 武豊伊藤雄二 470
(0)
2.01.3 -0.134.2メジロドーベル
97/12/21 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 166123.823** 牝4 55.0 O.ペリエ伊藤雄二 470
(-2)
2.34.9 0.137.4⑤⑤シルクジャスティス
97/11/23 東京 10 ジャパンC G1 芝2400 14694.022** 牝4 55.0 武豊伊藤雄二 472
(-6)
2.25.8 0.034.8④④④ピルサドスキー
97/10/26 東京 10 天皇賞(秋) G1 芝2000 166124.021** 牝4 56.0 武豊伊藤雄二 478
(+8)
1.59.0 -0.034.7⑥⑦⑦バブルガムフェロー
97/08/17 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 13571.811** 牝4 55.0 武豊伊藤雄二 470
(-6)
2.00.2 -0.435.5⑦⑥⑧④エリモシック
97/06/22 阪神 11 マーメイドS G3 芝2000 138131.911** 牝4 56.0 武豊伊藤雄二 476
(+6)
2.02.6 -0.136.5⑦⑤⑤シングライクトーク
96/10/20 京都 10 秋華賞 G1 芝2000 188171.7110** 牝3 55.0 武豊伊藤雄二 470
(+10)
1.59.8 1.737.3⑤⑦⑩⑩ファビラスラフイン
96/05/26 東京 10 優駿牝馬 G1 芝2400 187152.511** 牝3 55.0 武豊伊藤雄二 460
(+8)
2.29.1 -0.234.8⑦⑥④④ファイトガリバー
96/03/02 阪神 11 チューリップ G3 芝1600 14452.721** 牝3 54.0 O.ペリエ伊藤雄二 452
(-4)
1.34.2 -0.835.0⑤⑤ビワハイジ
95/12/03 阪神 11 阪神3歳牝S G1 芝1600 11796.032** 牝2 53.0 M.キネー伊藤雄二 456
(-2)
1.35.4 0.134.1ビワハイジ
95/10/29 東京 6 いちょうS OP 芝1600 11112.211** 牝2 53.0 武豊伊藤雄二 458
(0)
1.35.8 -0.236.0マウンテンストーン
95/07/30 札幌 4 2歳新馬 芝1200 7331.111** 牝2 53.0 武豊伊藤雄二 458
(-2)
1.12.0 -0.836.4ダイワテキサス
95/07/08 札幌 6 2歳新馬 芝1200 9441.612** 牝2 53.0 武豊伊藤雄二 460
(--)
1.12.1 0.036.6マイネルランサム

エアグルーヴの関連ニュース

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はマーメイドS2022・血統予想をお届けします!


昨年は最軽量ハンデとなる50kgで出走したキズナ産駒の10番人気シャムロックヒルが勝ち、3年前に勝利したサラス(父オルフェーヴル)との姉妹制覇を達成。また、2着にはエピファネイア産駒の5番人気クラヴェルが入り、産駒初出走となった種牡馬2頭によるワンツー決着となっていた。

血統傾向としてはトニービンやSeattle Slewといった持続力に優れた血脈を評価しやすく、いずれにしても牝馬らしい一瞬の切れ味は問われないため、パワーやスタミナに長けた少し泥臭いタイプが狙い目となる。3勝・2着3回と好相性を示すディープインパクト産駒においても連対した半数が7番人気以下となり、昨年も1番人気ソフトフルートが8着、4番人気サンクテュエールが11着と凡走していたことを鑑みると、やはり世間の思い描くディープインパクト像を感じさせないタイプのほうが好走しやすいのだろう。

クラヴェルは、父エピファネイア×母ディアデラマドレ(母の父キングカメハメハ)。母は14年マーメイドSなど、牝馬限定の中距離重賞を3勝。本馬は昨年の2着馬となるが、内前有利に働いた展開を踏まえれば、大外から追い込んで勝ち馬とクビ差という内容は評価に値するものだった。事実、その後も重賞戦線で好走が続き、G1のエリザベス女王杯でも3着と健闘している。レース史上3例目となる母娘制覇の偉業達成なるか注目したい。

アイコンテーラーは、父ドゥラメンテ×母ボイルトウショウ(母の父ケイムホーム)。父はアドマイヤグルーヴエアグルーヴと遡る牝系の末裔となるが、それら2頭は97・04年とマーメイドSを初めて母娘制覇した馬たちでもある。レース傾向からもトニービンの血脈を持つことを評価しやすく、それがエアグルーヴ経由とあれば尚のことだろう。前走は牡馬を相手に重賞でも1番人気に推されていた馬。牝馬限定戦であれば見直す手もありそうだ。

ゴルトベルクは、父キングカメハメハ×母グルヴェイグ(母の父ディープインパクト)。母の父にサンデーサイレンス系を配されたキングカメハメハ産駒という点では、14年ディアデラマドレ、17年マキシマムドパリ、2頭の勝ち馬と共通。本馬は母が12年マーメイドSの勝ち馬で、エアグルーヴとは母娘、アドマイヤグルーヴとは姉妹制覇を果たした実績の持ち主でもある。ハンデ戦ということもあり、日本競馬を代表する名牝系の資質を一考したい。


【血統予想からの注目馬】
クラヴェル ⑩アイコンテーラー ②ゴルトベルク

【マーメイドS】荒れる牝馬ハンデ戦の注目点! 2022年6月14日(火) 16:19

★復帰後初の重賞参戦となる北村友一騎手 母子3代制覇狙うゴルトベルクにも注目

2021年5月2日の阪神競馬で落馬により負傷し、長らく戦列を離れていた北村友一騎手は、6月11日の中京競馬で約1年1カ月ぶりに復帰した。同騎手は先週、復帰後初勝利を挙げることはできなかったが、12日の中京6Rで2着に入っている。北村友騎手は今週末、士日とも阪神での騎乗を予定しており、マーメイドSでは昨年の2着馬クラヴェル(5歳、栗東・安田翔伍厩舎)に騎乗予定だが、復帰後初の重賞でどのような騎乗を見せてくれるだろうか。なお、クラヴェルの母は14年のマーメイドS勝ち馬ディアデラマドレで、同レースの母子制覇がかかる。

また、最下位の16着に敗れた前走の中山牝馬Sから巻き返しを狙うゴルトベルク(5歳、美浦・手塚貴久厩舎)は、祖母のエアグルーヴが1997年、母のグルヴェイグが2012年にマーメイドSを制しており、母子3代でのマーメイドS制覇がかかる。マーメイドSは今年で27回目を迎えるが、過去26回で前走フタ桁着順に敗れていた馬は6勝を挙げており、ゴルトベルクの祖母エアグルーヴ秋華賞10着から巻き返してマーメイドSを制している。果たして、ゴルトベルクは祖母、母に続きマーメイドSで勝利を挙げることができるか。同馬には荻野極騎手が騎乗する予定。

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【血統アナリシス】青葉賞2022 キングカメハメハとエアグルーヴの血脈を併せ持つ馬の接戦が続く 2022年4月29日(金) 12:10

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は青葉賞2022・血統予想をお届けします!


昨年は3番人気ワンダフルタウンが京都2歳Sからの連勝を飾り、その父ルーラーシップは19年リオンリオン以来となる2勝目を挙げることになった。なお、昨年はルーラーシップの甥にあたるドゥラメンテの産駒が2・5・6・11着。3年前にも同じく甥にあたるランフォザローゼス(父キングカメハメハ)がハナ差2着の接戦を演じるなど、近年はキングカメハメハエアグルーヴの血脈を併せ持つ馬が存在感を示している。

そのエアグルーヴを筆頭にトニービンの血を引く馬の活躍が目立ち、思い起こせばハーツクライ産駒の重賞初制覇もウインバリアシオンが勝った11年青葉賞だった。ほか、Galileoやシンボリクリスエスなど、総じてスタミナや底力に秀でた血脈を評価しやすい。

エターナルビクトリは、父ルーラーシップ×母バーバラ(母の父ディープインパクト)。父ルーラーシップリオンリオンワンダフルタウンと2頭の勝ち馬を出しているが、後者とは母の父ディープインパクトの配合まで共通。東京芝2400mは同種牡馬の牡駒が芝戦で最も勝ち星を挙げているコースでもあり、近年のレース傾向からも注目に値する存在だろう。上手く折り合えれば長くいい脚を使うので、2戦2勝の武豊騎手の継続騎乗も心強い。

レヴァンジルは、父ドゥラメンテ×母トゥリフォー(母の父Frankel)。昨年、初出走となったドゥラメンテ産駒はキングストンボーイがハナ差2着の惜敗を喫するほか、二桁人気馬も掲示板争いを繰り広げていたあたりに適性の高さが垣間見えていた。なお、昨年の2着馬とは母系4代目にShirley Heightsの血脈を持つ点でも共通する。本馬においては母の父がGalileo直仔のFrankel、東京芝2400mで勝利実績があることも強調できるだろう。

ディライトバローズは、父ドゥラメンテ×母オールウェイズウィリング(母の父Elusive Quality)。14年阪神JFを勝ったショウナンアデラの半弟。本馬も動向が注視されるドゥラメンテ産駒のうちの1頭となるが、Gone WestやNureyev、Rivermanなど、同種牡馬と相性のいい血脈が母系に並ぶ配合も興味深いところ。トビが大きく、東京コース替わりも歓迎といえるタイプだが、気性面の課題も残しているだけに、当日のテンションには注意したい。


【血統予想からの注目馬】
エターナルビクトリ ⑪レヴァンジル ⑩ディライトバローズ

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中山10RレインボーSはエアグルーヴの孫ゴルトベルクがV 2021年9月19日() 15:56

 19日の中山10R・レインボーS(3勝クラス、芝・内1800メートル)は、女傑エアグルーヴの孫で2番人気のゴルトベルク(美浦・手塚貴久厩舎、牝4歳)が、好位追走から直線は先に抜け出した5番人気のホウオウエミーズをアタマ差で捕らえて4勝目をマーク。オープン入りを果たした。

 「中山コースでも結果を出せて、どこでも走れることが分かって良かった。言うことなしの競馬でした」と戸崎圭太騎手。手塚調教師は「体重は14キロ減っていたが、前回12キロ増えていたので特に問題はなかった。イレ込む面があるので、そのあたりが今後の課題となるが、オープンでもやれる手応えは感じている。馬場状態は問わないが、良馬場の方がいいね」とホッとした表情を見せていた。

 今後は1800~2000メートルの番組を主体に出走することになる。

★19日中山10R「レインボーS」の着順&払戻金はこちら

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【血統アナリシス】青葉賞2021 シンボリクリスエスは勝ち負けがハッキリ、近年はトニービンの血を引く馬も上位を賑わす 2021年4月30日(金) 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は青葉賞2021・血統予想をお届けします!


昨年はオルフェーヴル産駒の3番人気オーソリティが勝利。その母の父はシンボリクリスエスとなるが、同馬は過去にも父として2014年ショウナンラグーン、母の父として2017年アドミラブルを出しており、勝つか負けるかハッキリした成績ながらも青葉賞では存在感を示している。

ほか、一昨年はエアグルーヴ(父トニービン)の孫世代がハナ差の接戦を演じていたように、近年はトニービンの血を引く馬の活躍も目立つため、母の父がトニービンのルーラーシップハーツクライは注目すべき種牡馬と言えるだろう。思い起こせばハーツクライ産駒の初重賞制覇もウインバリアシオンが勝った2011年の青葉賞だった。

レッドヴェロシティは、父ワールドエース×母トップモーション(母の父シンボリクリスエス)。伯父にアドマイヤメイン、近親にアドマイヤジュピタがいる血統で、2代母プロモーションは97年クイーンSの勝ち馬。母の父としてシンボリクリスエスは20年オーソリティ、17年アドミラブルと2頭の勝ち馬を出しているが、そのシンボリクリスエス自身も本馬と同じ中山芝2200mからの臨戦で02年青葉賞を制している。また、本馬においては伯父に06年青葉賞を制したアドマイヤメインがいる血統背景も見逃せない。じわじわといい脚を長く使えるタイプなので、長距離戦でこそ真価を発揮しそうだ。

キングストンボーイは、父ドゥラメンテ×母ダイワパッション(母の父フォーティナイナー)。18年皐月賞を制したエポカドーロの半弟。父ドゥラメンテは新種牡馬のため青葉賞には産駒初出走となるが、2代母がエアグルーヴという血統背景からも動向を注視すべき種牡馬と言えるだろう。なお、本馬は父ドゥラメンテが15年東京優駿の勝ち馬で、半兄エポカドーロも18年東京優駿で2着。父や半兄の実績から東京芝2400mという距離に不安はなく、前走共同通信杯で上位入線を果たした馬たちの活躍ぶりを踏まえても、ここでは中心を担える存在と見て差し支えないはず。

ワンダフルタウンは、父ルーラーシップ×母シーオブラブ(母の父ディープインパクト)。16年紫苑Sを勝ち、16年優駿牝馬で3着の実績を持つビッシュの甥にあたる血統。ルーラーシップディープインパクト、Acatenango、Bering、Tennyson、代々配されている種牡馬は中・長距離馬ばかりだが、それでいて野芝限定の未勝利をレコード勝ちしたスピードに非凡な才を感じられる。血統構成からは距離延長も歓迎と言えるだろう。なお、父ルーラーシップは19年の勝ち馬リオンリオンを出しており、エアグルーヴの直仔であることも強調しやすい種牡馬となる。

【血統予想からの注目馬】
レッドヴェロシティ ⑩キングストンボーイ ②ワンダフルタウン

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【うわさの2歳馬】祖母が名牝エアグルーヴ~ポルトヴェッキオ 2020年7月25日() 15:17

 【札幌5R】ポルトヴェッキオは祖母が名牝エアグルーヴ。おばにエリザベス女王杯連覇のアドマイヤグルーヴ、おじに香港QEIIC馬ルーラーシップがいる名門の出身だ。札幌芝コースの最終追いでラスト1F11秒9をマーク。「しっかり追って仕上がった。2歳の割にどっしりしていて力を発揮できそう」と、岡本助手は手応え十分だ。(夕刊フジ)

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エアグルーヴの関連コラム

閲覧 1,758ビュー コメント 0 ナイス 3

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
先週の競馬を見て、考えたことをまとめます。

新潟2歳ステークスは、ローエングリン産駒のヴゼットジョリーが優勝。自信があったレースで個人的に馬券も獲らせていただきました。レース考察コラムの【まとめ】には以下のように書いていました。

・人気どころで推したいのは、キャスパリーグヴゼットジョリー
・人気ほど信頼が置けないのは、モーヴサファイアサンライズソア

勝ったヴゼットジョリーは、新馬から「ただものではない」と注目していた馬。このコラムでも取り上げたほどでした。

===(以下、展望コラムより引用)============================

中京新馬(芝1400m)を制したヴゼットジョリーは、スウェプトとの間でベルルミエールを産んだ名繁殖フレンチビキニの仔で、Halo≒Red God4×3・6、そして母系に入るBlushing Groomの影響か、なかなかしなやかな走りをしますし、ただ者でない気もします。母母フェンジーは非常にハイインロー(HyperionとSon-in-Law)が豊富ですから、アースライズ(激流だったオークス4着、秋華賞5着)のように、厳しいペースになればいつでも好走するようなタイプになりそうです。
=============================================


●持続力が武器
さらにポイントとなるのは、ローエングリンもフレンチビキニも仏血を多く含んでいるということではないかと思うのです。ローエングリンの母カーリングと、ヴゼットジョリーの母母フェンジーによって、薄くですがSicambre、Wild Risk、Djebelの仏血のクロスが出来ます(Court Martialも共通)。これによって、牝馬に良く見られる、仏オークスやヴェルメイユ賞を制したカーリングの「仏血独特の斬れ」を引き出すことにも成功しているのではないでしょうか。薄い相似配合ともいえるかもしれません。父の持つ仏血をクロスしている馬といえば、最近だとジュエラーが代表的です。こんなことを書いてからパドック映像を見ると、あの独特の柔らかさはジュエラーに似ているなぁと思ってしまいますね。
レースに関していえば、馬群からスッと抜け出すHaloらしさも一応はみせているし、「スピードの持続力」というコメントが福永騎手から出たのはフレンチビキニの仔らしいです。持続力が武器の中距離馬だと思っていますので、「アースライズ的激流オークス4着」イメージでいきます。

オーバースペックは、福島での加速が、一般的に「大箱向き」と言われている馬のそれには見えなかったので、まず新潟2歳なら好勝負。本来向かう予定であった札幌2歳でも好勝負だろうと思いますが。京成杯あたりでクルーガーソールインパクト的な好走はないですかね〜。
イブキは、ルーラーシップ産駒らしいストライドで走る馬だからマイルと内枠が嫌でしたが、変態田辺騎手の先行だけが怖いなと思っていたらそういう競馬。これは百日草特別馬筆頭でしょう。
逆にアピールバイオはキンカメにRobertoのラブリーデイ的ピッチ走法なのできんもくせい特別or葉牡丹賞候補筆頭。
キャスパリーグはパドックを見ても、やっぱり「しなやかさ」を感じられず、ディープ×嵐猫でもレジェンドキャットの仔はこれが限界なのかな〜と思いました。
左にかなりモタれながらも12番人気6着と好走したマイネルパラディは、スクリーンヒーロー×Green Desertでも、母ロワージがHabitat経由のSir Gaylord4×3で、らしいストライドで走っています。3/4Northern Dancer、1/4非Northern Dancerという配合系でもありますね。新潟外回りも合っていますし、最も合っているのは京都外回りでしょう。
サンライズソアは外回りで切れるタイプではありませんから、この過剰人気なら嫌いたかったし、これはひいらぎ賞や万両賞、千両賞あたりが狙い目かな〜と。
モーヴサファイアは、Shareef Dancer≒Chief's Crown4×4にデインヒル増幅、素質ならばNo.1、ただこの条件替わりで勝ち切ってしまったら、それこそ化け物だと思いましたが8着なら十分でしょう。牝馬だとやっぱり忘れな草賞に出ることになるのかなぁ。

●スプリンターズSでは?
スプリンターズSの前哨戦であるキーンランドカップは、3歳牝馬ディープインパクト産駒のブランボヌールが優勝。ディープインパクト産駒で、母系に入ると柔らかさを伝える母父サクラバクシンオー、母母アジアンミーティアはUnbridled’s Songの全妹で、これはMr.Prospectorの母Gold DiggerのNasrullahとCount Fleetを増幅した配合だからこちらも柔らかい(ディープ×Unbridled’s Songのダノンプラチナを見れば一目瞭然)。マイル〜中距離の大物を輩出しまくる、お化け種牡馬ディープインパクトが、スプリントGIでも人気馬を送り出している(ミッキーアイルウリウリ)というのもとんでもないことなのですが、ブランボヌールもやっぱりスプリントGIを勝つ力強さ、パワーはない1400型に思えてなりません。

それならばシュウジの方を狙いたいです。
シュウジは、キンシャサノキセキというより、母カストリアのNashua≒Nantallah4×7・5のパワーが強く(この母は父ハーツクライでもツルマルレオンを産んでいますし)、こういったタイプの方が急坂ありの中山1200GIでは狙いやすいですね。ただ、まだ緩さを感じるのでGI奪取は4歳な気がしますが…。

ヴァナヘイム完勝
今週はこの馬に触れないわけにいかないでしょう。新馬戦を持ったままで楽勝した超良血ヴァナヘイムについてです。
書くまでもありませんが、母グルヴェイグディープインパクト×エアグルーヴという日本競馬の至宝ともいえる超良血で、マーメイドSを制覇。その年のエリザベス女王杯を走ることなく引退しました。
キングカメハメハエアグルーヴの相性の良さは、ドゥラメンテルーラーシップが出ていることで証明されています。そして、その根拠は、Hornbeam≒パロクサイドのニアリークロスになるということ。中京記念の展望で、以下のように書いています。

===(以下、展望コラムより引用)============================


東京のGIを勝ちまくったトニービン直仔の斬れは、母父Hornbeam(Nasrullah×Hyperion)の、Nasrullahの広いコース向きの柔らかい体質と、Hyerionの持続力に起因します。トニービンはHyperion5×3・5でもあるので、母系に入ると粘着力を伝え、切れ味が削がれる馬もいます。
しかし、キングカメハメハの母母父Blakeneyの母父がHornbeamなので、トニービン持ちの牝馬と交配すると、Hornbeamのクロスができ、トニービン直仔らしい馬(長い直線で持続性ある末脚が武器な馬)が生まれやすいのです。
その最たる例が、ドゥラメンテルーラーシップであり、彼らの場合はHornbeamのクロスのほかに、エアグルーヴの牝祖パロクサイドもNasrullahとHyperionを持っているというのがポイントでした…というのが望田先生に教わった最初のこと。

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グルヴェイグは、キングカメハメハエアグルーヴとの間にディープインパクトが入ることで、ラストタイクーン≒Alzao3×4(Northern Dancer、ナスキロ、Tom Fool≒Atticaなどが共通)という、もう一つ斬れ味を引き出す仕掛けができます。ちなみに、「キングカメハメハ×ディープインパクト」の出走はヴァナヘイムで2頭目、しかし「ディープインパクト×キングカメハメハ」は、7頭中5頭が勝ち上がっており、その顔触れもデニムアンドルビーグリュイエールテンダリーヴォイスキロハナ、ヤマノフェアリーなどなかなかのもの。また、エアグルーヴはHornbeam≒パロクサイド3×3でもありますが、トニービン×ノーザンテーストとHyperionが濃いので、ラストタイクーン≒Alzaoという柔らかさを引き出す仕掛けのを下支えするパワーとしても活きてくるでしょう。エアグルーヴディープインパクトキングカメハメハの良いところばかりを引き出した好配合です。
まぁもう走りを見ても1頭だけ別格の美しさ、しなやかさを感じますよね。


【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)


「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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執筆者:うまカレ(MYコロシアム>最新予想にリンク)

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2015年10月31日() 09:30 みんなの競馬コラム
【天皇賞(秋)】あなたの知らなくていい世界(サイン競馬) by ☆馬龍>解☆真人
閲覧 1,510ビュー コメント 0 ナイス 8

JRAのHPに、天皇賞GI特集という項目があります。
このトップページの写真には エアグルーヴが記載されています。

(JRA HPより)


エアグルーヴ武豊。今回騎乗馬は エイシンヒカリ
エイシンヒカリの勝負服が 赤と黒の縦縞。
HPのレイアウトカラーですね。signはそう言った感覚で見ます。

エアグルーヴがsignだとしたら 相手はその時の結果から考えます。
2着は、社台RHバブルガムフェロー その前年の優勝馬。
去年の優勝馬 スピルバーグは8枠17番に配置。
そして3着は、ジェニュイン皐月賞馬。皐月賞イスラボニータも8枠16番に配置。
8枠に期待度が高まるsignです。

そして天皇賞当日は、11月1日 1・1・1の日です。 
3連勝中の1・1・1の馬が エイシンヒカリ ラブリーデイ の2頭。

2頭のマッチレースの可能性もあるが 穴で狙うなら8枠が面白そうだ。


執筆者:☆馬龍>解☆真人(MYコロシアム>最新予想にリンク)

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2015年6月17日(水) 14:00 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2015) ~第3回 第1回・2回入札まとめ~
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先週までにJRAで施行された今年の2歳新馬は9レース。ウインオスカー(グローリサンディの2013)、クリノシャンボール(ゲッコウの2013)、コウエイテンマプリモピアットの2013)、タガノヴィアーレ(ビーグレイシャスの2013)、トウショウドラフタ(ウイッチトウショウの2013)、ペルソナリテマイネアルデュールの2013)、メジャーエンブレムキャッチータイトルの2013)、リリカルホワイト(リリウムの2013)、ロードクエスト(マツリダワルツの2013)がそれぞれ初勝利をマークしています。
 現在、「ウマニティPOG」では第3回の入札を受付中です。ラインナップの決まった方も少なくないと思いますが、希望通りの馬を指名できるとは限らないシステムですし、今後の入札に望みをかけているプレイヤーはまだ多いはず。そういった皆さんの指針とすべく、今回は第1~2回入札の模様をまとめてみました。

 まずは注目POG馬ランキング上位馬の指名状況を確認してみましょう。

【表A】


 注目POGランキングでトップに君臨しているのはプロディガルサン(ラヴズオンリーミーの2013)。全兄に皐月賞2着のリアルスティールがいる良血馬ですし、いわゆる“POG本”でも今シーズンの目玉として大きく取り上げられていましたね。
 当然ながら、この馬に関してはどのワールドでも熾烈な争奪戦が繰り広げられています。スペシャルワールドでは46名中10名のプレイヤーが入札を行い、7億5750万PPの値をつけたKarl-Heinzさんが落札。今週末6月20日にデビューを予定していることもあり、仮想オーナー募集枠が増えて現在も指名可能なミリオネア、リッチ、ブルジョア、アベレージの各ワールドでは、今後もハイレベルな入札合戦が続くでしょう。

 ちなみに、スペシャルワールドの第1回入札における落札価格トップ3はサトノダイヤモンド(マルペンサの2013)、エアグルーヴの2013、スターオブペルシャ(ターフローズの2013)といった面々。サトノダイヤモンドはスガダイさんが11億1000万PPで、エアグルーヴの2013は藤沢雄二さんが10億0000万PPで、スターオブペルシャはウマニティ編集長さんが9億0000万PPで落札しました。スペシャルワールドは仮想オーナー募集枠が1頭につきひとつしかないため、評判馬を確実に獲得しようと思ったら、第1回の入札でPOGポイントの大半をつぎ込まなければなりません。無論、その分だけ他の馬を獲得するための“資金”は少なくなるわけですから、第2回以降の入札では難しい戦いを強いられることになります。それだけのリスクを背負ってでも獲りに行く価値があるという期待の表れでしょう。
 この中で私が個人的に注目しているのはスターオブペルシャ(ターフローズの2013)。「プロの指名馬リスト20」において高く評価した一頭でもありますが、デビュー戦で4着に敗れてしまったこともあり、わずかな期間の中で世間的な評価が激変している馬です。アベレージクラスの入札結果を見ると、第1回入札では6つの指名枠がすべて埋まったものの、第2回入札で指名したプレイヤーは4名止まり。落札価格も一気に下落しました。私が参加したプライベートのドラフトにおいても、デビュー戦後はほとんどのプレイヤーが指名候補から外したらしく、中位で難なく獲得に成功しています。もともと早い時期から活躍するタイプではないと思っていただけに、ここまで評価が下がったのはちょっと意外ですね。ウマニティPOGでは指名できませんでしたが、今後が楽しみな一頭になりました。
 同じようなパターンで人気が上がったり下がったりする馬はこれからもたくさん出てくるはず。ぜひ注目してみてください。

 今回はもうひとつ、「プロの指名馬リスト20」にて1~3位に挙げられた馬の指名状況も紹介しておこうと思います。

【表B】


 第2回入札の終了時点における「全ワールド仮想オーナー数」は最大で23。さすがに注目POG馬ランキングの上位馬はほとんど埋まっているものの、下位まで目を向けてみると、第1~2回入札で指名されなかった馬も少なくありません。
 ミリオネアワールド、リッチワールド、ブルジョアワールド、アベレージワールドの仮想オーナー募集枠は今後も順次拡大されますが、既に所有枠を使い切ったプレイヤーも多いはず。手頃な価格で落札できるプロの推奨馬はさらに増えてくるでしょう。各プロが4~20位で挙げた馬を含め、しっかりとチェックしておきたいところです。


※次回のコラムは7/1(水)になります。


■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『ウルトラ回収率 2015-2016』(ガイドワークス)、『現在(いま)の勝負気配が分かる 騎手×調教師 黄金タッグ』(ガイドワークス)、『一口馬主の愉しみ(競馬道OnLine新書)』(スタンダードマガジン)。POG専門誌の制作にもさまざまな形で携わっており、現6歳世代のPOGでは参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)でジェンティルドンナの単独1位指名に成功した。このウマニティPOGにおいても、ミッキーアイルクラリティスカイと2年連続でGⅠウイナーを指名している。

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2015年4月22日(水) 16:00 ポグニティ
ウマニティPOG2015開催決定!WEB POG最速!カラーパドック第1弾公開中!!
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POG史上初!! 入札システムを導入した新感覚POGの決定版!『ウマニティPOG』2015年も開催が決定!!

4/27(月)にリリース第1弾として、ノーザンファーム取材馬のカラーパドック(馬体写真)68頭分を先行公開!ウマニティに会員登録(無料)するだけでどなたでもご覧いただけます。(今年度よりスマートフォンにも対応いたします)

★PC版はこちら
★スマートフォン版はこちら



<ウマニティPOGとは?>
POG史上初となる入札システム(POG馬をオークションで競り落とす)を導入した新感覚の仮想馬主ゲームです。
従来のPOGのように取りたい馬をいつでも簡単に取れるわけではなく、ライバルに入札で競り勝ってPOG馬を獲得しなければなりません!ライバル馬主の入札傾向、情報をもとに戦略を立てる=馬主力が最も問われるペーパー・オーナー・ゲームです。

<WEB最速!カラーパドック500頭!無料公開!!>
WEB POG史上最速・最多!ノーザンファーム取材馬、産地馬体検査受験馬約500頭のカラーパドックを無料公開!ディープインパクトキングカメハメハなどの有力馬はもちろん、ヴィクトワールピサドリームジャーニーダノンシャンティなど注目の新種牡馬産駒も完全収録したボリューム感たっぷりの内容となっています。

●公開予定日※カラーパドックは2回に分けての公開となります。

第1回:4/27(月) ノーザンファーム取材馬公開(68頭)
第2回:5/11(月) 産地馬体検査受験馬公開(400頭予定)

●カラーパドック収録馬一例
エアグルーヴの2013/父:キングカメハメハ 兄姉:ルーラーシップ
ビワハイジの2013/父:ディープインパクト 兄姉:ブエナビスタ
シーザリオの2013/父:キングカメハメハ 兄姉:エピファネイア
・ラヴズオンリーミーの2013/父:ディープインパクト 兄姉:リアルスティール
・ポルトフィーノの2013/父:ディープインパクト 兄姉:ポルトドートウィユ
・クロウキャニオンの2013/父:ディープインパクト 兄姉:カミノタサハラ
ハッピーパスの2013/父:キングカメハメハ 兄姉:コディーノ
ソルティビッドの2013/父:ディープインパクト 兄姉:アパパネ
・レーヴドスカーの2013/父:ディープインパクト 兄姉:レーヴディソール

●サンプル画像(エアグルーヴの2013)


●スマートフォン版カラーパドックページイメージ



<ウマニティPOGの特徴>

①『馬を選ぶ』
馬選びのサポート情報も充実!ウマニティオリジナルのデータで、父、母の成績からPOG馬の活躍イメージがつかむことができます。また、ノーザンファーム取材馬、産地馬体検査受験馬約500頭のカラーパドックなどみなさんの馬セレクションをお助けします!

②『セリ落とす』
POG初!POG馬は、募集価格から入札価格を決めてセリ落として獲得。所属ワールドのライバルとの駆け引きが重要になります。過去の落札価格推移やライバルデータを参考に戦略を練りましょう!POG馬は、JRA登録全馬(約7000頭)の中から選択が可能です。

③『競い合う』
所属ワールドは、ウマニティ内のステータスで決定!ワールド制の導入で、より自分に近いユーザー同士でランキングを争います!もちろん初めて参加される方がメインとなった専用ワールドも用意しておりますので、初参加の方も安心してご参加頂けます。

本年度もウマニティPOGを宜しくお願い致します!


◆ウマニティPOG2015-2016告知ページ
◆ウマニティPOG2014-2015サイト

【ポグニティ】

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2012年6月13日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第190話マーメイドS(謎解き編)~
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第190話 「マーメイドS


07年 35.1-46.6-36.7 =1.58.4 △2△4▼4 平坦戦
08年 36.3-49.9-37.3 =2.03.5 ▼1▼1△6 平坦戦 重
09年 35.7-48.8-35.7 =2.00.2 ±0▼6△9 瞬発戦
10年 35.3-48.8-35.4 =1.59.5 ▼3▼3△6 平坦戦
11年 36.0-49.4-35.0 =2.00.4 ▼3▼3△5 平坦戦

過去5年で瞬発戦だったのが1度。
内回りだからといえばそれまでですが、とにかく平坦戦になりやすいレース。
過去5年で「前走上がり2位以内だった13頭全て馬券になっていない」というのが特徴的で牝馬特有の斬れというのはあまり問われない。
ベッラレイアリトルアマポーラヒカルアマランサスが勝てなかったレースということです。

過去5年で1番人気が馬券になっておらず5番人気以下が2-4-3-40という結果で非常に荒れやすいレースという傾向です。
これは平坦戦になりやすい牝馬限定戦ということもありますがハンデ戦というのも大きい要因だと思われます。
一般的に人気のない馬というのは
・重賞実績のある馬
・近走成績の良い馬
のどちらにも該当しないケースが多いのですが、このレースはこの人気のない馬が度々馬券になっています。
この鍵となるのがおそらくはハンデ(斤量)でしょう。
一般的にはハンデ戦は重い斤量の方が成績はいい傾向にあります。
(2007年以降、芝1800m以上、古馬混合重賞、という条件)

【斤量別成績】
  ~49kg  1- 0- 0- 18 勝率 5.3% 連対率 5.3% 複勝率 5.3%
49.5~51kg  3- 3- 5- 60 勝率 4.2% 連対率 8.5% 複勝率15.5%
51.5~53kg 11-11-15-203 勝率 4.6% 連対率 9.2% 複勝率15.4%
53.5~55kg 18-26-24-357 勝率 4.2% 連対率10.4% 複勝率16.0%
55.5~57kg 34-32-30-275 勝率 9.2% 連対率17.8% 複勝率25.9%
57.5~59kg 10- 5- 4- 81 勝率10.0% 連対率15.0% 複勝率19.0%

59.5~    0- 0- 0- 1 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%
しかし、このレースはハンデ戦ですが牝馬限定なので基本的な斤量が軽くなっています。
マーメイドS斤量別成績】
  ~49kg 1-0-0- 2 勝率33.3% 連対率33.3% 複勝率33.3%
49.5~51kg 0-0-0-11 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%
51.5~53kg 3-3-4-14 勝率12.5% 連対率25.0% 複勝率41.7%
53.5~55kg 1-1-0-17 勝率 5.3% 連対率10.5% 複勝率10.5%
55.5~57kg 0-1-1-10 勝率 0.0% 連対率 8.3% 複勝率16.7%

斤量の軽すぎる馬の成績もイマイチですが、重い斤量の馬の成績もあまり良くない傾向です。
特に52~53kgの斤量の馬の成績が良くて複勝率は40%を超えています。
この辺りの斤量の馬が狙い目といえるでしょう。
但し、過去10年まで遡るとダイワエルシエーロアドマイヤグルーヴローズバドヤマカツスズランなどGⅠ実績のあった斤量の重い馬が勝利しています。
とはいえ当時はヴィクトリアMがまだなかった時代というのが大きい気がします。

エリンコートなど実績馬の近走が冴えない状況なのでおそらく1番人気になるのはグルヴェイグでしょう。
エアグルーヴディープインパクトという血統でエアグルーヴの仔は比較的古馬になってからという馬が多く、4歳春の連勝でいよいよ本格化という感じ。
馬券にならなかったレースもオークスとエリ女のGⅠに馬場の荒れた内を通っての惨敗だった琵琶湖特別の3つだけで牝馬限定のGⅢなら当然勝ち負けの器。
課題なのは内回りコースと雨かもしれない天候でしょう。

狙ってみたい馬はレジェンドブルー
スカーレット一族らしく阪神内回りは適性はばっちりで斤量も53kg、雨も問題なし、この時期の阪神はとにかくステイゴールドが走ります。
先行脚質の馬が多いメンバーなのでハイペース前潰れにならなければ可能性十分。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
レジェンドブルーグルヴェイグアニメイトバイオ


(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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エアグルーヴの口コミ


口コミ一覧
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ウマニティPOGは3回目の入札が終わって、それぞれのカテゴリーに在籍する皆様の陣容もだいぶ固まってきたのではないかと思います。
自分は3回目の入札はスルーして、まだ1枠を残している状態ですが、現状の19頭を紹介していきます。

その前にまず今シーズンの大まかな方針としてですが
テーマは「競馬は3番のお客様」
・主力はノーザンファーム勢
・1月生まれは基本的にスルー
・ハーツクライ産駒とエピファネイア産駒をスルー

大ざっぱに言うとこんな感じですかね。

これは前回も書きましたが、ポタジェの大阪杯勝ちを見て主力は金子真人HDの馬でまとめようというのがコンセプトです。
例年、金子さんの馬はあまり事前に情報が出てこないせいか、POG的には意外と人気がないんですよね。
たとえば「丸ごとPOG」などのインタビューで露出のある里見さんの馬と比べても、って感じですね。
ところが新シーズンは軒並み始動が早くて入厩情報がソコソコ出てきたのと、該当馬が過去に自分がPOG指名した馬の下だったり(POG指名していた)ラブリーデイ産駒だったりということで、そういうコンセプトになったというのはあります。

ノーザン勢が主力になるというのは、まず金子さんの馬を主力に据えようとしたらそうなるというのが一点。
そうでなくても、ノーザンを含めた社台グループを無視していては勝負にならない風潮はありますし、そもそもの話で、個人的に好きな牝系がノーザンファーム産の馬に多いという理由もあります。
あとは色んなPOGに首を突っ込んでいて、結構、限定ルールの大会が多くてそれらの大会で社台グループ以外の生産牧場の馬の指名を振り分けているような状況です。

次に「1月生まれスルー」の件ですが、データ的には1月生まれの勝ち上がり率が高いようなんですが、個人的なイメージとして、頓挫があった時のリカバリー力に乏しいというのがあって、別に裏を取ったワケではないのですが、体感としてポンポンと勝てなかった時に2月以降に生まれた馬と比べて状況が悪化する様が酷い印象が強いのです。
また、この1月生まれ勢にセレクトセールの高額落札馬やクラブの馬で前評判の高い馬が結構いる=POG人気が高いという観点から、1月生まれをスルーすることでウマニティPOG的には入札額を抑えられるのではないかという発想もありました。

ハーツクライ産駒とエピファネイア産駒をスルーというのは、まずは金子さんの馬に寄せていったら両馬の産駒がいなかったというのはありますw
ただハーツクライに言えば、ディープインパクトが体調不良で種付けを休むことになってその代替需要が高まったという話に違和感があって

①ディープインパクトの代打がさらに年上の種牡馬になるの?
②それなりに人気の高いハーツクライに余勢ってあるの?
③ディープインパクトがダメならその後継種牡馬に目を向けるのが配合的な筋なんじゃないの?

上記のような疑問があったので、コンセプトを組む以前にあまりハーツクライ産駒をチョイスするのに乗り気ではありませんでした。
あとはエピファネイア産駒共々、ウマニティPOGでは元値が高くなりそうというのが推測されたので、リスト作成の時点で、よほどこれは…と思える馬以外は見ないことにしましたw

こんなことを書くと
「アンタ、ポイントを持っているんだから元値の高い馬のマネーゲームに参加しなさいよ」
って、特にG1ワールドの参加者には思われるかもしれませんが、こっちの言い分としてはメリハリも大事なので。
これは前回も書きましたけど、ウマニティPOG的にはポイントで殴り勝つ、それ以外のPOGでも抽選に勝ってスムーズな指名ができたとしても必ずしもそれが正着ではないのがPOGというゲームですから。

それでは今シーズンの指名馬を紹介していきます。


・アパパネの2020(牝/美浦・蛯名正義)
父:ブラックタイド
母の父:キングカメハメハ
馬名:アスパルディーコ
馬主:金子真人HD
生産牧場:ノーザンF
生年月日:2020年3月24日
ウマニティPOG落札額:25億PP


・ムードインディゴの2020(牝/美浦・国枝栄)
父:モーリス
母の父:ダンスインザダーク
馬名:アップトゥミー
馬主:金子真人HD
生産牧場:ノーザンF
生年月日:2020年4月18日
ウマニティPOG落札額:12億PP


まずは10億超えのPPを突っ込んだ金子勢の2頭。
自分がG1ワールドの入札で10億を超えるPPを投じるかどうかの判断材料で
「入札者にスペシャルワールドから降級していた人がいるかどうか」を見ます。

ザックリと言って、スペシャルワールドから降級してきた人でなおかつポイントをぶん回しそうだと感じた場合の1頭に投じる目安を10億PPに設定しています。
総予算200億PP規模なら単純に10億PP×20頭でそうなるでしょ。
もちろん上げ下げはあるでしょうけど、アバウトでこの辺と読んでいます。

これね、一応、根拠はあって過去にスペシャルワールドでサートゥルナーリア争奪戦の落札額が11億PPだったということに基づいております。
詳細は省きますけど、この入札に参加していた人の考えたボーダーが10億PPだったんですよ。
なのでスペシャルワールド経験者が10億PP突っ込むという発想になるのです。

話を元に戻すと
アスパルディーコの指名の最大の理由は「牝馬」だから。
アパパネの繁殖成績はこれまでの4頭の仔がいずれも4勝を挙げているように優秀ですし、自分は2番仔のジナンボーから毎回指名していますけど、一番跳ねたのがその4頭の中で唯一の牝馬であるアカイトリノムスメだったわけで、まあブラックタイド産駒はキタサンブラックに代表されるように牡馬優勢ではありますけど、アパパネの仔が牝馬に出たなら素軽いでしょ?という発想です。

まあね、もしブラックタイド×アパパネの仔が牡馬だったら蛯名厩舎にいっていないと思うんですよ。
兄たちを見るに、ディープインパクト産駒でも牡馬だと重めに出たのだから、ブラックタイド産駒だったら尚更でしょう。
自分も牡馬だったら指名していない可能性もありますもの。
指名根拠はそんなところですね。

ウマニティPOGで25億PPまで突っ張ったのは上記の理由に加えて、単純に入札人数が多かったからというのはありますね。

続いてはアップトゥーミー。
この馬に関して言うと、母のムードインディゴをPOGで指名していました。
これまでムードインディゴの仔はノガロだけしか指名していなかったのですが、一応は縁のある血統ということで。

ムードインディゴの仔としては初めての関東入厩になりますが、牝馬に出て国枝厩舎ならむしろ強い材料になるかと。
先週、ゲート試験に合格した後も調教を続けているようなので、新潟の開幕週辺りを使うのかな?と想像しています。個人的にはあまり福島は使ってほしくないな。


続いては6月デビュー報が出たので、有無を言わずにポイントで殴りにいった2頭を。

・カヴェルナの2020(牡/栗東・友道康夫)
父:リアルスティール
母の父:キングカメハメハ
馬名:ガルヴァナイズ
馬主:佐々木主浩
生産牧場:ノーザンF
生年月日:2020年3月24日
ウマニティPOG落札額:5億PP

・ウリウリの2020(牝/栗東・藤原英昭)
父:ラブリーデイ
母の父:ディープインパクト
馬名:トゥーテイルズ
馬主:金子真人HD
生産牧場:ノーザンF
生年月日:2020年3月1日
ウマニティPOG落札額:5億PP


ガルヴァナイズはエアグルーヴの牝系であることが最大の指名理由ですが、友道厩舎の一番槍で阪神マイルでのデビューですからこれは狙うだけの強い材料ですね。

個人的には、とあるPOGのドラフト3巡目の指名で唯一抽選勝ちした馬でもあるので、そういう意味でもキーになる存在だと感じております。

エアグルーヴ牝系のことで言えば、宮田厩舎で人気を集めていたポルトフィーノの仔とアドマイヤセプターの仔は「1月生まれ」に該当したので評価を下げました。
先週の中京でデビューしたセレスティアリティは西村厩舎というのが引っ掛かって評価を下げました。
この辺の馬と比べた時に、友道厩舎の牡馬で馬主さんが大魔神というのは心強いものはありますね。


中京の開幕週でデビューしたトゥーテイルズは6着でした。
着順は良くないですが勝ち馬から0.7秒差であればそんなに悲観する結果でもないでしょう。
鞍上も道中で内に入れる意思が全くなかったので「競馬を教える」ことを優先させたことは理解します。
でも馬券を売っている以上はせめて3着は欲しかったですし、最低限、掲示板は確保してほしかったですね。

次走で福永が乗ってくるようなら問答無用で頭勝負ですね。
初戦6着なら福永に乗り替わったところで単勝1倍台ってことはないと思うんですよね。普通に3倍ぐらいあるとは思いたいし、その時にせめて諭吉さんぐらいは投じたいw
とりあえず申し送り事項としては「欲張って3連単買うなよ」とは強く言い聞かせておきたいですwww

それではPart2に続きます。

 藤沢雄二 2021年10月17日() 08:16
第26回秋華賞予想
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京都競馬場の改修工事に伴い今年は阪神競馬場で行われる秋華賞です。

阪神2000mのGⅠと考えれば大阪杯をイメージする人が多いかと思いますが、
「阪神2000mの牝馬限定のフルゲート」と考えるとマーメイドSの方がレース質は近くなるのではないかと思っています。

◎⑫アカイトリノムスメ
〇⑨アンドヴァラナウト
▲④ソダシ
☆⑭ファインルージュ
△⑯ミスフィガロ
3連複⑫→⑨④⑭→⑨④⑭⑯α
(なお予想コロシアムに入力する買い目とは異なります)

基本的に毎年、秋華賞を予想するベースにしているのは
桜花賞>オークス
という図式。

というのも牡馬がダービーを目指して育成するのと同じように、牝馬は桜花賞を3歳春の大目標にすると考えているから。

今年も桜花賞の上位馬が秋華賞に駒を進めてきており

桜花賞1着ソダシ→札幌記念1着
桜花賞3着ファインルージュ→紫苑S1着

この結果から能力の序列は桜花賞組のピラミッドに上がり馬がどこに食い込むかということになると思われます。
それをベースに直前の気配とか諸々の材料を加味して印の上げ下げをすることになります。

まあ普通に考えればソダシが中心になることに異論はありません。
枠も内めのいいところを引いたし、古馬を撃破した札幌記念の内容を考えれば同世代の牝馬限定で負けるはずがないですからね。
ただね、最終追い切りの栗東坂路4F55.0秒というのはちょっと軽い気がしてなりません。
これがせめて54.9秒だったら問題はないのだけど、たかが0.1秒されど0.1秒。
この僅かな違いではあるけれど、その0.1秒に断絶人気であるが故に疑う余地があるのではないかと思っている。

それに札幌記念の内容が優秀とはいえど、過去の歴史を振り返ると「札幌の重賞で古馬相手に結果を残しても必ずしも秋華賞で安泰ではない」とは言える。
古くはサンエイサンキュー(旧エリザベス女王杯だが)、最近でもブエナビスタにアエロリット。
この辺を考えると、さすがに4番手以下の印には落とせないけど▲ぐらいが妥当なのでは?と思う。

まあ余談ではあるが、秋華賞の枠順の並びで
③クールキャット
④ソダシ
という2枠の頭文字を縦読みすると、あんまり宜しくない言葉が浮かび上がるのよねw

これも古い話だけど
⑦メジロデュレン
⑧ユーワジェームス
これで夢の枠連④ー④で決まった有馬記念もありますからね。
意外とこういう与太話もバカにはできないですよ。

さて冒頭で「序列は桜花賞組」と書いたものの、マーメイドSっぽいレースになると思えば無視できないのは追い込み決着になったオークスの結果。
なので桜花賞組の順列を補正するとオークスで桜花賞より着順を上げた◎アカイトリノムスメに行き着くわけで。

正直に告白すると、春の2冠でも◎をアカイトリノムスメに打っているので引き下がれないというのが本音ではあるのですが、そもそもが主戦・戸崎なのでルメールからの乗り替わりはマイナスにはならないです。
オークスの時は「戸崎で」とは発表されていない状態でサトノレイナスのダービー参戦に伴ってルメールが空いたのに加えて、桜花賞がドバイ帰りの隔離期間で戸崎が乗れなくて代打の横山武から乗り替わるのが明白なタイミングでしたから、そういうスイッチになっただけの話で。
それに比べて、今回は「戸崎で」という報道があった後でサトノレイナスの故障が判明したわけですから、その違いは押さえておくべきでしょうね。

怖いのはローズSを勝ったアンドヴァラナウトですね。
単純に福永がファインルージュよりこっちを選んだというのも大きいですけど、レース質がマーメイドSだとしたら血統的にこんなドンピシャの馬もいない。
なにしろエアグルーヴ→アドマイヤグルーヴ&グルヴェイグでマーメイドSの母子制覇と姉妹制覇を達成しているのですから、阪神2000mがこんなにプラスになる馬もいない。
なんなら来年のマーメイドSをアンドヴァラナウトに勝ってもらって「同一重賞母子3代制覇」を達成したならば
2023年から「エアグルーヴ記念マーメイドS」に改称してほしいくらいなんですよ。
ただ、それを考えるとマーメイドSでハンデが重くなっちゃうので秋華賞で結果を残されるのはあまり歓迎できるものでもないw
まあその際はゴルトベルクにマーメイドSに参戦してもらえばいいのですけどね。
そんな邪な理由と、池添学厩舎をPOGで理由に指名しきれなかった負い目があるので今回は〇まで。

あとは☆ファインルージュも有力ではあると思います。
紫苑Sのパフォーマンスからも距離は大丈夫でしょう。
引っかかるとすれば、ルメールを確保したとはいえ、あっさり福永に袖にされた点ですね。

△にはミスフィガロを加えましたけど5番手候補は横一線で何頭かいることは確か。
紫苑S組というのと「金子さんのワンツースリーを見てみたい」という理由でミスフィガロに印を回しましたけど
⑩アールドヴィーヴル、①スルーセブンシーズ、⑮アナザーリリック辺りも差はないと思います。

とにかく例年と違って阪神開催なので、ちょっとイレギュラーな方向に考えた方がいいのかな~とは思っています。

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 白ニコ 2021年6月6日() 08:09
ウマ娘、やってはいないんですけど、、、サイレンススズカ推し🏇 
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文章、画像は、jcastニュースより。

「ウマ娘」が描き切れなかった、競走馬サイレンススズカの濃密すぎる4年半

 「ウマ娘 プリティーダービー」アニメ第1期で主人公格のキャラクターとして描かれたのがサイレンススズカである。1998年11月1日、秋の天皇賞での悲劇的な最期のためか、ウマ娘では儚げな美少女キャラクターが同じ名前をいただいた。

 「ウマ娘 プリティーダービー」アニメ第1期で主人公格のキャラクターとして描かれたのがサイレンススズカである。1998年11月1日、秋の天皇賞での悲劇的な最期のためか、ウマ娘では儚げな美少女キャラクターが同じ名前をいただいた。

 「沈黙の日曜日」で突然絶たれたサイレンスズカのドラマだが、デビューから「逃げ馬」の名声を確立するまでにもドラマがあった。そんなスズカの馬生と、ゲームの中での彼女の歩みを比較してみる。

■遅れてきたダービー候補

 サイレンススズカは1994年5月1日生まれと、3・4月の出生が多い競走馬の中では遅めの時期に生まれ、そして馬体重もデビュー時は436kgと小柄な馬だった。デビュー戦も遅めの4歳(現3歳)2月で、舞台は京都芝1600mだった。

 そのデビュー戦でスズカは逃げた。2番手がほぼ斜め後ろで追走できる抑え気味の逃げだったが、一本のムチも入れなかったどころか、4コーナーで気合を入れてからは一切追わず、結果2着馬と0.7秒で約7馬身差の圧勝劇だった。

 鞍上は上村洋行騎手だったが、後々主戦となる武豊騎手も同じレースに騎乗しており、後ろからそれを見ていた。同じ日にはもう一つ同じ距離で新馬戦があったのだが、時計が1分37秒8。これに対してスズカの時計は1分35秒2と2秒6もの差があった。遅れてきたダービー候補という評価を受けるのは当然で、それまで有力とされてきた馬たちにとっては脅威の存在であったのだ。

 「逃げ馬」ぶりはゲーム「ウマ娘」でも忠実に描かれ、ゲーム内のストーリー1話でトレセンでの模擬レースを大逃げで快勝したシーンが登場する。道中7馬身の差をつけて逃げ、そのまま逃げ切って「気持ちいい...」と漏らすスズカ。史実のデビュー戦の再現であろう。

■弥生賞での「事件」

 だが、2戦目となった1997年弥生賞で事件が起こる。サイレンススズカはデビュー直後に出たソエで強い調教ができておらず、なんとか皐月賞の出走権を得るために強行気味に弥生賞に出走した。2番人気で迎えたレース、各馬ゲートインとなったところでサイレンススズカがしゃがみ込んでしまい、さらにはゲート下を潜り出てしまったのである。この影響で上村騎手は足を痛めてしまった。

 なんとか馬体検査を受けて出走は可能となったが8番枠から大外発走になってしまう。上村騎手は無理を押してそのまま騎乗。だが、結局ゲートが開いた直後にサイレンススズカは暴れてしまい大きな出遅れ。それでも追いかけて4コーナーでは3番手まで上がるという脚を見せるのだが結果8着と完敗してしまったのである。

 その後、プリンシパルSは勝利するも、ダービーは9着に終わる。

 一度ゲートを潜ったことで気性の心配をされたサイレンススズカにメンコ(覆面)がついたのは、ダービーの大歓声で興奮させないために耳を覆うためである。ウマ娘でのスズカは緑の耳をピョコピョコかわいく動かしているが、これを見るたび、「景色に集中させたい」とでも言えるような当時の厩舎関係者による懸命な歩み寄り、寄り添ってきた努力の形が思い出される。

 ダービー完敗後、上村騎手は「いろいろなことを求めすぎた結果、とうとう精神的にキレてしまったんです」というコメントを残している。ウマ娘でのスズカならば会話ができるので気持ちを汲むことができるが、史実のスズカは当然話せない。気持ちを汲み取るのは相当大変だっただろう。
自然に走らせてみた結果...

 厩舎関係者、上村騎手、ともにスズカの能力を出させてあげる答えが出たのが次戦となった神戸新聞杯だ。

 「好きなように駆けさせてあげよう」。簡単に聞こえるが、ペースや展開がある競馬においてその判断は容易ではなかったはずだ。上村騎手はこのレース、一切追っていないし止めにもいっていない。自然と逃げに行ったのである。

 だが4コーナーまで後続に3馬身の差をつけ快勝ムードが漂ったところ1頭だけ猛烈な追い込みをみせてきた馬がいた。その後菊花賞を勝つマチカネフクキタルである。直線に入って追ったのが遅すぎた結果となり、マチカネフクキタルに交わされて2着と敗れてしまったことで、上村騎手は主戦を外されてしまった。

 好きに逃げることで好走はできた。だが、史実のスズカはそう簡単にはいかなかった。

 サイレンススズカには左旋回癖があった。アニメでも悩むと左回りでぐるぐる回るし、ゲームでのローディング画面でもたまにスズカが左回りでフラフラしているシーンが描かれている。一見可愛らしいように見えるが、蹄鉄のすり減りや馬体のバランスにも影響するので現実の競馬ではあまり褒められた癖ではない。

 この癖を治そうと厩舎関係者は天井から畳を吊るして行動を制限させる試みをしたエピソードがあるのだが、それがむしろストレスになったとも言われ、まだスズカは圧倒的な強さを見せることができなかった。

■「自由」を得て逃げまくった1998年

 最後の転機は香港競馬から招待馬として選出され、香港国際カップに出走した1997年の香港遠征である。上村から主戦を引き継いでいた河内騎手は別のレースが決まっていたため、鞍上となったのが、武豊騎手だ。

 武ジョッキーはサイレンススズカに「完全に自由に」走らせる選択をとった。1800mのレースだったが、1000m通過が58秒2という時計で逃げ、結果5着に敗れたものの「抑えず競馬したほうがいい」という確信を得たのである。そもそも生まれもデビューも遅めで小柄だった馬、古馬となって完成する可能性を秘めていた。スズカの成長と、時間をかけたスタッフの理解があって、翌年からスズカの快進撃が始まるのである。

 1998年のスズカは気持ち良いくらいに逃げ、勝ちまくった。1800-2200mのレースに条件を定めて破竹の6連勝。連勝の始まりのバレンタインSですでに後続を10馬身離して逃げ、2着と0.7秒差をつけて圧勝してからは一切の「我慢」をやめた。解き放たれたスズカに敵はいなかったのである。

 そしてやはり、ウマ娘のシナリオにも含まれる伝説の金鯱賞に触れないわけにはいかない。単勝は最終オッズ2.0倍であったが、2倍つくのかつかないのか、普段2倍の単勝なんて買わない私もドキドキしながらなけなしのお金で単勝を買っていた。

 レースでスズカは鞍上の武騎手が手綱を動かすことなくすんなり先頭を走ると、伸び伸びと前に進み続け、手綱を持ったまま道中の時点で後続に大差をつけて逃げ、そのままムチ一つ入れず大差のまま逃げ切った。1頭だけ違う次元でレースをしていたという表現がぴったりなのではなかろうか。

 もはや自由を手に入れたスズカと、寄り添えた関係者にとって騎手が替わることに問題はなかったのかもしれない。宝塚記念は武騎手ではなく南井克巳騎手となった。これは本来宝塚記念を目指していなかったスズカ陣営がファン投票選出もあって出走を後から決めた影響で、武豊騎手はエアグルーヴ騎乗の先約があったためである。

 「どちらもいい馬で、どちらか回避してくれないかと思った」と武豊騎手が後に語るほど悩ましい選択だっただろう。そして、スズカは毎日王冠、運命の天皇賞(秋)へと歩を進めた。

■ウマ娘で「迷走期」にトレーナーが出した答え

 こうしたサイレンススズカの歩みを、「ウマ娘」ではゲーム育成システムの絡みもあって、史実通り完全な再現はできなかった。デビューは遅い時期であったためジュニア級の時期はレースをしていなかったわけだし、そもそも複雑で多くの競馬ファンが「迷走していた」といわれる時期を全て盛り込むことは厳しかっただろう。

 それでもストーリー1話で模擬レースを勝った後、2話では8着と敗れた弥生賞をイメージしたであろう物語が展開される。初代のトレーナーは我慢しない逃げではなく抑えて駆けるようにとの指示を出し 、自由に走れないことで完敗してしまうというものだ。

 その後トレーナーが交代し、実際ゲームをするプレイヤーはこの時点からサイレンススズカのトレーニングに関わるようになる設定。だから、育成シナリオでのデビュー戦が史実の3戦目で逃げて快勝した阪神芝2000mなのであろう。

 史実の2戦目である弥生賞での内容がゲームでは違っているが、当時の競馬ファンがサイレンススズカに抱いた「一体何があったのか」と思える迷走からどうサイレンススズカの将来を考えるかに強いスポットが当たっていることは同じだ。

 そう、答えは「スズカの好きなように先頭の景色を見せてあげること」だったのだから。

■仮想のライバル・エアグルーヴとの因縁

 先頭の景色を完璧に見た大差逃げ切り勝ちの金鯱賞は、ウマ娘でもスズカにとって転機となる。他のウマ娘にも衝撃を与え、スズカに挑みたいと心に火がつく。その次走となった宝塚記念で他馬に挑まれる形となるわけだが、史実通りに寄せ付けずに勝つと、エアグルーヴに話しかけられるシーンが登場する。

 少し遡るが、スズカとエアグルーヴにはウマ娘内では因縁が設定されている。ゲーム内のストーリー2話で8着となったシーンは史実での弥生賞のイメージのレースであるが、模擬レース2戦目でトレーナーの指示通りに逃げず抑えたレースをするスズカが苦悩する中、横からエアグルーヴがブチ抜いている。しかしエアグルーヴは模擬レース2戦目の基となっている弥生賞には出走していない。

 その後、ゲームでのエアグルーヴは宝塚記念で「成長したスズカ」と再戦する形になっている。そして宝塚記念でスズカが勝つと、エアグルーヴがプライドを賭けてスズカに再戦を申し込むのだ。

 史実で再戦は実現していないが、当時牝馬最強だった女帝エアグルーヴと、無敵と化したスズカが宝塚記念の後に再戦したとしたら、という可能性を用意し、それを宝塚記念後に挑戦の申し込みを笑顔で受けるスズカの姿として描いているのである。

 ウマ娘はゲームシナリオの制約上、デビュー時期が2歳相当のジュニア級に固定されているため現実との相違がどうしても発生するわけだが、そこを逆手に利用し、随所に「盛り込んできている」。なんと恐ろしいゲーム開発者の競馬愛だろうか。

 サイレンススズカの史実における最期の話はしない。ウマ娘でのスズカのシナリオは最後が天皇賞(秋)である。思う存分、逃げて勝たせてあげてほしい。シナリオのラストが10月後半となるため、その後のURAファイナルズやチーム戦向けの育成をするための調整期間もとりやすく、ゲーム上では非常に育成しやすいウマ娘の一人となっている。

 最後に、最初の主戦だった上村騎手は現在調教師として3年目。まだ重賞勝ちはないが、今年レイモンドバローズをG1に始めて出走させており、あのころスズカに寄り添った苦労がトレーナーとなって生きることで活躍してほしいと願うばかりである。

(公営競技ライター 佐藤永記)

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