ジャックドール(競走馬)

注目ホース
会員登録(無料)して注目ホースに登録すると、出走情報やレース結果がメールで届きます。
今すぐ会員登録
ジャックドール
ジャックドール
ジャックドール
ジャックドール
ジャックドール
ジャックドール
ジャックドール
ジャックドール
ジャックドール
ジャックドール
ジャックドール
ジャックドール
写真一覧
現役 牡5 栗毛 2018年4月8日生
調教師藤岡健一(栗東)
馬主前原 敏行
生産者クラウン日高牧場
生産地日高町
戦績17戦[8-2-0-7]
総賞金49,004万円
収得賞金20,650万円
英字表記Jack d'Or
血統 モーリス
血統 ][ 産駒 ]
スクリーンヒーロー
メジロフランシス
ラヴァリーノ
血統 ][ 産駒 ]
Unbridled's Song
Sous Entendu
兄弟 ディナースタサウンドストリート
市場価格3,456万円(2019北海道セレクションセール)
前走 2023/10/29 天皇賞(秋) G1
次走予定

ジャックドールの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
マークが付いたメニューはウマニティ会員専用のコンテンツになります。メールアドレスがあれば登録は簡単!今すぐ会員登録(無料)しよう!
成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/10/29 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 1181015.2511** 牡5 58.0 藤岡佑介藤岡健一 506
(-10)
1.58.4 3.237.9イクイノックス
23/08/20 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 15352.316** 牡5 58.0 武豊藤岡健一 516
(+8)
2.03.2 1.737.7④④⑤プログノーシス
23/06/04 東京 11 安田記念 G1 芝1600 18238.055** 牡5 58.0 武豊藤岡健一 508
(-4)
1.31.7 0.334.0ソングライン
23/04/02 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 16593.621** 牡5 58.0 武豊藤岡健一 512
(+11)
1.57.4 -0.035.3スターズオンアース
22/12/11 香港 8 香港カップ G1 芝2000 12--------7** 牡4 57.0 武豊藤岡健一 501
(--)
2.00.8 1.1----ロマンチックウォリアー
22/10/30 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 15595.034** 牡4 58.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(-8)
1.57.8 0.333.5④④イクイノックス
22/08/21 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 16244.631** 牡4 57.0 藤岡佑介藤岡健一 516
(+8)
2.01.2 -0.037.3パンサラッサ
22/04/03 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 16243.725** 牡4 57.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(+2)
1.58.9 0.536.3ポタジェ
22/03/13 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 13332.011** 牡4 56.0 藤岡佑介藤岡健一 506
(-2)
1.57.2 -0.434.6レイパパレ
22/01/29 東京 11 白富士S (L) 芝2000 14342.211** 牡4 55.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(+2)
1.57.4 -0.234.7アドマイヤハダル
21/11/28 東京 11 ウェルカムS 3勝クラス 芝2000 167135.131** 牡3 55.0 藤岡佑介藤岡健一 506
(0)
1.58.4 -0.634.3ハーツイストワール
21/10/03 中京 9 浜名湖特別 2勝クラス 芝2000 8771.811** 牡3 55.0 藤岡康太藤岡健一 506
(-2)
2.01.5 -0.533.2ノースザワールド
21/09/11 中京 8 3歳以上1勝クラス 芝2000 13223.011** 牡3 54.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(+16)
1.59.4 -0.334.6ウィンドリッパー
21/05/08 東京 11 プリンシパル (L) 芝2000 14119.045** 牡3 56.0 三浦皇成藤岡健一 492
(-2)
1.59.9 0.634.6バジオウ
21/04/25 阪神 5 3歳未勝利 芝2000 157121.711** 牡3 56.0 藤岡佑介藤岡健一 494
(-8)
2.00.3 -1.434.8グラヴィテ
20/12/27 阪神 4 2歳未勝利 芝2000 16122.612** 牡2 55.0 藤岡佑介藤岡健一 502
(0)
2.01.6 0.235.5ハッピーオーサム
20/12/06 中山 5 2歳新馬 芝2000 167142.912** 牡2 54☆ 斎藤新藤岡健一 502
(--)
2.05.3 0.435.6④④アオイショー

ジャックドールの関連ニュース


阪神芝2000mで施行される別定G3。

2016年まではハンデ戦、かつ阪神芝1800mでの施行だった。

単純に考えると、格下馬の恩恵がなくなり、実績馬が出走しやすくなった形か。

今年は古馬と3歳馬、初顔合わせの構図。3歳馬はダービー以来、古馬はここを目標にという感じの馬は少なく、状態面も鍵になりそう。

データは現行の条件に変わった2017年以降、合計6年分を使用したい。

逃げた馬の成績は【0-1-0-5】。

馬券内へ粘ったのは、2019年8番人気2着トリオンフのみ。1年4カ月ぶりの出走だった。

この年の1000m通過61秒2は、3歳以上の中距離重賞としては緩め。

開幕週を踏まえると、もう少し頑張ってほしい気もするが、逃げた馬の平均は6.8番人気であり、強い馬が逃げている感じはない。

また、4角5番手以下までの複勝率が20%台で推移するのに対し、7番手以下だと12.5%になるため、セオリーどおりというか、内回りの開幕週なので基本的には好位にいたい。

阪神芝2000mのスタートは、スタンド前の直線入り口付近。発走後すぐ急坂を上るので、前半のペースは緩みやすく、向こう正面までは淡々とした流れになりやすい。

3角手前からはじまる下りを利用する形で、ラップが加速する展開が多いので、外回りに比べると、瞬発力より持久力が重要。

逃げ馬に注目すると、フェーングロッテンテーオーシリウスがいる。

フェーングロッテンは直近2走こそ2桁着順も、今年の中山金杯3着、金鯱賞2着、鳴尾記念2着は、すべて逃げて記録したもの。

この3戦は、メンバー構成に恵まれており、行きたい馬がほかにいなかった。その間のテン1ハロンを見ても、12秒7→12秒7→12秒8と遅い。

一方のテーオーシリウスは、前走の福島記念で、枠の差こそあれユニコーンライオンにハナを譲らず、踏んだテン1ハロンは12秒1。こちらのハナとみるのが妥当。

福島記念は緩みないペースを刻み、13着に終わったものの、開幕2週目にして馬場はタフで、結果的に差し決着。逃げ馬らしい凡走というか、悲観するような感じでもない。

2走前、開幕週の小倉記念は単騎逃げを見込める組み合わせ。1枠2番の絶好枠からハナに立ち、前半1000mを58秒7で入り2着へ粘った。

後半1000mはすべて11秒台のラップを並べている。

溜めても瞬発力で劣るため、楽にハナでも、緩めすぎて一団馬群になると、反対に厳しくなる。小倉記念と同様、緩急のないラップで走りそう。

持続ラップに長けた馬を狙いたい。

ガイアフォース。前走の天皇賞秋は、勝ち馬から1秒0差5着も、1000m通過57秒7を番手につけており、むしろよく走っている。逃げたジャックドールはしんがり負け、2、3着の2頭は道中後方にいた。

デキ落ちは気になるが、淡々としたペースは合い、力は上位。人気でもほかにこれといった馬がおらず、単複とテーオーシリウスへの馬連・ワイド。


(文・垣本大樹)

【霧プロのキーホース診断】ジャパンC2023 思い出の場所への帰還は吉と出るか? 凶と出るか? 逆境のダービー馬ドウデュースを考える 2023年11月22日(水) 15:00


ウマニティプロ予想家・が、今週の重賞出走馬の中から、特に的中への鍵を握りそうな1頭にフォーカス。指数・血統・調教を中心とした“予想的イマジネーション”で掘り下げていきます。



ドウデュース
イクイノックスVSリバティアイランドというドリームマッチに沸くジャパンカップ
天皇賞(秋)において正に異次元の強さを見せつけたイクイノックスと、牝馬クラシック三冠という偉業を達成してもなお底を見せないレースぶりが続くリバティアイランド。この2頭が、日本が誇るチャンピオンコースである東京2400mで対決するのだから、盛り上がるのは当然。筆者も、2頭がどんなレースぶりを見せるのか、そしてどんな結果が待っているのかを考えると、どうにも落ち着きを失う。
完全無欠の2頭が対決するということは、明確に優劣が付いてしまうということだ。現時点においては「どちらも凄い!強い!」と言えるが、レース後には結果という現実を突きつけられることになる。レースへの高揚感と同時に、こうした辺りに寂しさを感じるのかもしれない。

今回取り上げるドウデュースは、こうしたドリームマッチの負の部分を背負う馬。
天皇賞の戦前はイクイノックスに並び立つ馬と評価されていたが、レースではライバルに大きく差をつけられる形で7着と惨敗。両馬の評価は大きく分かれることになった。
しかし、今回と同舞台の日本ダービーにおいて、イクイノックスを抑えて世代の頂点に立ったのは紛れもなく本馬。あれから1年半、思い出の舞台に帰還する本馬にリベンジの可能性はあるのだろうか。いつも通りに各要素から掘り下げていきたい。

まず指数面だが、本馬に関してキーポイントとなるのは前走の天皇賞と2月の京都記念
天皇賞の指数が低調なものに留まっているのに対し、京都記念で記録した指数は過去の同レースと比較しても群を抜いて高い数字。ただ高いだけでなく、歴史的名馬クラスの数字と言っても過言ではないものなのだ。
両レースにここまでの指数差が付くのはレースぶりを見れば一目瞭然で、天皇賞はスタートから4角に至るまで、終始過剰なくらい前向き……がむしゃらと表現してもいいレベルで力みながら走っている。逃げてペースを作ったジャックドールがバテ倒す流れの中、レースの4分の3をこんな姿勢で走っていれば、最後に伸びを欠くのも無理はない。
対して京都記念は、溢れる前進気勢は見せながらも後方でじっくりと我慢させる形で、勝負所から末脚爆発。道中におけるロスの大きさがそのまま結果を大きく左右している。天皇賞の結果は能力差によるものではなく、言葉は悪いが”自滅”であった可能性が高い。

そう考えると、本来の自分の走りができれば巻き返しは十分に可能と思えるが、この”溢れる前進気勢”が事をややこしくする。強かった京都記念においても、一歩間違えば吹っ飛んでいきそうな挙動は見せていただけに、2400mに距離が伸びるジャパンカップにおいて、最後まで我慢できるかという点が大きな懸念材料となるだろう。
母のダストアンドダイヤモンズはアメリカのダート短距離で結果を出していた馬で、その父ヴィンディケーションの産駒も日本でちらほら走っているが、芝にせよダートにせよ大半が短めの距離で前向きな気性とパワーを生かして”ガッと行く”馬が多い。
兄姉馬を見ても、2つ上の半姉フラーレンはパワーが前面に出たダート馬だし、1つ上の半兄ロンズデーライトはマイルで逃げた時に結果を出している馬。良くも悪くも母系のイメージを体現した馬達だ。
本馬は父がハーツクライということもあって芝の中距離で結果を残してきたが、近走のレースぶりからはこの母系の影響が徐々に出てきた印象を強く感じ、マイル戦やダート戦でも走れるのではないかと思うほど。2400mを問題なくこなせるスタミナは持ち合わせていても、燃費がかなり悪くなっている可能性があり、燃費がいいか悪いかはレースを走ってみないと分からないという、非常に悩ましい存在になってしまっているのだ。本馬の感覚をよく知る武豊騎手の復帰が遅れ、今回も騎乗できないという点も痛手だろう。

だが、状態面は極めて良好。前走以上に素軽さを感じる時計の出し方で、久々を一度叩かれたことの上積みはかなり大きいように映る。前進気勢は相変わらず旺盛ながら我慢は利いており、実戦でもこのままの雰囲気で道中を乗り切れれば、直線でもしっかりと脚を使ってくれるのでは。
3歳時の欧州遠征では酷い馬場状態での競馬が続き、並の馬ならば完全に燃え尽きてしまってもおかしくないような状況下から、前向きさを失わずここまで来た不屈のダービー馬。指数的な見地からも、2強に続く、もしくは割って入る可能性を感じる馬の筆頭は本馬なだけに、意地を見せる奮戦を期待したいところだが、結果は果たして。


(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。

⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!

プロの最新予想ページはこちら

※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。

[もっと見る]

ジャックドールは香港カップの招待を辞退 ジャスパークローネが香港スプリントに選出 2023年11月3日(金) 16:56

天皇賞・秋11着ジャックドール(栗・藤岡、牡5)は、選出されていた香港カップ(12月10日、シャティン、GⅠ、芝2000メートル)の招待を3日、辞退した。

スプリンターズS4着で現在、米国遠征中のジャスパークローネ(栗・森、牡4)が、香港スプリント(同、芝1200メートル)に新たに選出された。

[もっと見る]

【あの人気馬はココが不安】アルゼンチン共和国杯2023 ディアスティマに目黒記念の再現を期待するのは酷? 2023年11月2日(木) 15:00


天皇賞(秋)のショックからまだ立ち直ることができていない筆者です。当コーナーでターゲットにしたイクイノックスに、1分55秒2という規格外のタイムで勝たれてしまうと、いくら大喜利にも似たネタとはいえ(笑)、無力感に襲われてしまいます。

といってもサボる訳にもいきませんので、今週もヒール(悪役)キャラ全開でお送りしてまいります。今週末のアルゼンチン共和国杯ですが、このところのG1戦線とは違い、どの馬が人気になるのかを予想するところから始めなければなりません。無難なのは同じ東京の芝2500m戦、目黒記念で2着だったディアスティマでしょうか。当時は果敢にハナに立って、ゴール直前まで逃げ粘り、最後はヒートオンビートに交わされましたが、アタマ差の接戦を演じました。
この目黒記念の再現を期待している人は少なくないようで、ディアスティマは各メディアで上位人気が見込まれています。今回もヒートオンビートの登録がありますが、目黒記念で1キロあった斤量差が今回は1.5キロに拡大していますので、逆転の可能性は十分にあるでしょう。

しかし、今回の登録馬を見ると、アフリカンゴールドという非常に厄介な同型馬の名前があります。ディアスティマ目黒記念と同様逃げる競馬をするためには、この馬に出遅れてもらう必要があります。ミスを待たなければ、ならないのか……(^^;。もっとも、アフリカンゴールドの戦績を見ると、その可能性は意外に高いのかもしれませんが、基本的には簡単にハナを譲ってもらえるとは考えないほうがいいでしょう。

仮にディアスティマのハナというのが成立したとしても、今度はデータ面からの大きな不安材料が立ちはだかります。近10年のアルゼンチン共和国杯における逃げ馬の戦績は、「0-0-0-10」です。なんと逃げ馬は1頭も馬券になっていないのです。
3走前の日経賞で同型馬タイトルホルダーにハナを譲り、番手からの競馬で3着に粘り込んでいますので、今回もアフリカンゴールドにハナを譲り、番手で粘り込む形で2~3着を期待する手はあるのかもしれません。しかし、馬単や3連単でこの馬を頭から狙う馬券は少々無理筋ではないでしょうか。

そもそも目黒記念で敗れた相手、ヒートオンビート京都大賞典で9着に敗れました。休養明けで情状酌量の余地はありますが、今年の目黒記念におけるレースレベルは疑ったほうがいいかもしれません。そしてここは、ディアスティマのほうが休養明けでもあるわけで。

簡単に逃したら押し切られることが明らかな馬を、他の人馬は見逃しません。この点は先週末の天皇賞(秋)で逃げたジャックドールに教えられました。直後にガイアフォースがいなかったら……、などと終わったレースを悔やんでも仕方がありませんので、その反省は今週末のアルゼンチン共和国杯に生かすことにします。えっ? 先週と正反対のことを書いてるって? 細かいことを気にしてはいけません、「レースは生き物、生き物」っと(笑)


(文・菅野一郎)

[もっと見る]

【レースV職人 豚ミンCの爆穴はコレ!】みやこS2023 混戦必至のダート重賞! 人気落ちで狙いたいおいしい1頭は? 2023年11月1日(水) 17:00


これまで幾度となく大穴を本命にし、的中を重ねてきたレースV職人・豚ミンCプロが週末重賞の爆穴候補を推奨する当連載! みやこSにもぜひご注目ください。それでは早速、豚ミンCプロから届いた先週の振り返りと今週の見解を確認しましょう。


【天皇賞(秋)の振り返り】
結果的に1強でしたね(^_^;)。先行勢壊滅の流れを前から楽々押し切ってしまうのでは、もう誰も勝てませんよ……。一昔前ではダイワメジャーダイワスカーレットがこういうタイプで強かったのですが、イクイノックスに関してはさらに差すこともできますからね。超体調不良やアクシデントがない限り、今のところ負けるのは考えにくいのではないでしょうか。でも道中揉まれなかったのはかなりプラスに働いているので、JCで不安点をツツくなら、メチャクチャに道中揉まれたときと、中3週ですかね。

2番人気だったドウデュースは武Jの怪我で残念な乗り替わり。腹帯外すとき蹴られていましたが、馴致でも腹帯関係はおっかないですからね。馴致をやったことある人は気持ちが分かると思います。まぁ、あんなことにならないようにするのが馴致なんですがね……。レースでは多少折り合いを欠いて直線も伸びを欠いたので、走らなかったのは「武Jではないから」という声も聞こえて来そうですが、そんなことなく武Jでもほぼ結果は変わらなかったでしょう。武Jが2・3着馬みたいな競馬を選択していたら着順は上だったと思いますが、それは戸崎Jでも同じことです。そもそもこの馬って、見ていてやはりどこか府中は向かないように見えてしまうんですよね。府中2戦2勝でしたし、そんなことはないのかなと思い今回も○にしましたが、やっぱりよく見えなかったですね。かと言ってどの競馬場もよく見えないので不思議な馬です(笑)。

あと今年はジャックドールがしっかり逃げてくれましたね。速いペースで引っ張ってくれという意見が数多く見られたので、ファンの期待に応えてくれたのではないでしょうか(笑)? 今度は速すぎると言われそうですが、あそこでジワっと行ったらガイアフォースが先手を取っていたので逃げられなかったです。まぁ、どうあがいてもイクイノックスに潰されていましたし……。これで、期待に応えて逃げたら速いと言われ、ジワッと行って先手を取られたら今度はなんで逃げないんだと言われる(笑)。馬のことを知らないド素人と単なる競馬ファンのことなど、今後どの騎手も気にすることなんてないですよ! ちなみに私の藤岡Jの信頼度は高いほうです。特に内で溜めて直線上手く外に出しての直線一気なんて最高です!

それと注目馬に挙げたヒシイグアスは悲しいことに1番厳しい位置に……。どうせならイクイノックスと逆のポジションでどうなるかを見たかったですね。

それにしてもすごいタイムが出ましたね。今はクッションがどうこうで脚への負担はマシだとか言われますが、専門学校時代の座学で、馬はスピードを出すと脚に負担が掛かると習いました。それを思うと、クッション以前の問題かと思いますね。あと人とは脚の作りも違うので、クッションが利きすぎると球節が沈みすぎて逆に負担が掛かるなんて話も聞いています。全馬次走影響がなければいいですね。


みやこSの見解】
過去の傾向を見るとけっこう荒れますよね。基本的に競馬は前に行ける馬が安定性から人気するので、前で決まる傾向のあるレースはあまり荒れないと思うのですが、みやこSを振り返ってみるとやはり差しがよく決まっています。そのため荒れることが多いのでしょう。

それを踏まえて登録馬からどの馬が人気するか考えてみると、ん? どれが人気するの? という感じ……。実績的にはウィリアムバローズとかでしょうかね? でもこの馬は先ほど書いた傾向に合わない先行する馬。もし人気するようだったら疑ってみてもいいかもしれません。その後続くのは、まだ底を見せていないセラフィックコールあたりでしょうか。2走前の八王子特別なんてメチャクチャな競馬でしたからね。道中見ていて、これで負けて少しでも人気を落としたら次買いたいなと思っていたら勝っちゃうんですもん……。あ、重賞を獲るのは確定だなと思いましたよ。案の定次走も人気でしっかり勝ちましたし、もしかしたらこちらが1番人気かもしれませんが、この馬は捲って行くこともできるのでかなり有力なのではないでしょうか。一つ不安なのはスタートがド下手というところですね。あとどれくらい人気するかさっぱり分かりませんが、ちょっと注目しておきたいのはキリンジ。前走さっぱりだったので、ここでどれくらいやれるかしっかり見ておきたいと思っています。


以上、先週の振り返りとレース見解でした。イクイノックスは強かったですねぇ。感動するほどの強さでした。ヒシイグアスは残念でしたが、今週は波乱度の高いダート重賞。爆穴はどの馬でしょうか。それでは、豚ミンCプロのみやこSの注目馬を発表します!


※以下、注目馬は出走確定前に選定している為、当日上位人気になる可能性、出走取り消しの可能性がございます。又、枠が確定してから見直す場合もある為、注目馬に挙げていない人気薄をプロ予想MAXで本命にする可能性もございます。


■注目馬①ブリッツファング
去年のこのレースで無理に前に行ってさらに外々を回り、例によって差し決着だったので、まったくもって話にならないレースをしてしまった馬です。それでも途中まで頑張っていたので狙い馬にしました。みやこSの次走は3着でしたが、前走の阿蘇Sでは大敗。レースを見ると、道中ずっと揉まれる形になっていたので勝負所に来る頃には萎えてしまったというのはあったかもしれません。ほかにも原因はあったかもしれませんが、いずれにせよ去年のみやこSで可能性は見せた馬。みなさんが諦めて人気を極端に落とすようであれば買ってみてもいいかもと思っています。傾向から去年と同じようなことはしないでねと願っています。


以上、豚ミンCプロの注目馬とコメントをお届けしました。ブリッツファングでしたね。コメントどおり今回がくっと人気が落ちそうです。この馬から大勝を狙うのか、お好きな馬との組み合わせで買うのか。馬券的には難しい……。それでは、また来週お会いしましょう!


(文・垣本大樹)

ーーーーー【豚ミンC・的中ハイライト】ーーーーー


【プロ出馬表ハイライト】
■29(日)新潟8R 3歳以上1勝クラス

カゲマル(1人気5.4倍⇒1着) 前走不利:距離ロス3~4角&鞍上「◎の前走は距離ロスがひどすぎた。頭数減と内枠で巻き返す。」

■29(日)新潟1R 2歳未勝利
タガノデュード(3人気4.5倍⇒3着)、○ロンギングガバーナ(12人気142.5倍⇒2着) 「◎は初戦で刺さっていて2戦目も変わらずだったので左回りを待っていた馬。ここまでに好走してしまったのでオッズ次第で。○と▲はダート待ちなのでパスする予定だったが、土曜日、ダートでと思っていた馬アメトリーチェ(158倍)とホウオウリアリティ(46倍)に連続で勝たれるという失態を起こしてしまったので、一応人気次第では押さえたい。」


豚ミンCプロのプロ出馬表「有利不利プロファイル」は豚ミンCプロのレースコメント、ひと言コメントに加え、すべての馬の過去走を含めた有利不利メモが閲覧できます。またプロ予想MAXではオッズの関係で非公開となっているレースもプロ出馬表で特別公開されています!「レースVTRを見たいけどチェックする時間がない」「レースVTRをどう見たらいいか分からない」そんなあなたに打ってつけの出馬表です!



【プロ予想MAXハイライト】
■28(土)京都12R 3歳以上2勝クラス

10番人気◎メイショウコジョウの複勝7.5倍を700円で、5250円の払い戻し! 回収率525%!

■29(日)新潟11R ルミエールAD
13番人気◎カイザーメランジェの単勝24.4倍を1000円、複勝8.0倍を2000円で、40400円の払い戻し! 回収率897%!


自分で予想する時間がない!という方には豚ミンCプロの最終結論が1レースごとに購入できるプロ予想MAXがおすすめです!毎年当たり前のように年間プラスを達成する豚ミンCプロの予想精度をご体感ください!(出馬表確定前は前週ページに遷移します。)




豚ミンCプロフィール】
ウマニティ公認プロ予想家。毎年当たり前のように年間プラスを達成する圧巻の予想精度を誇る。レースリプレイを見直し、各馬の基本能力を見抜く。そのうえで、条件が合い、妙味のある馬を狙い撃つ。具体的には、馬場状態・展開・騎手を見て自分が思っているよりオッズが付くようなら「買い」と判断し、その馬の馬券を買うというスタンスで、特に騎手に関してはかなり重点をおいている。

[もっと見る]

【霧プロの重賞レースおさらい帳】天皇賞(秋)2023 走るごとに上書きされる衝撃!イクイノックスが戦慄のレコードV 2023年10月30日(月) 13:00

「すごいレースでしたね」
11年ぶりの天覧競馬となった今年の天皇賞(秋)。レース後に天皇陛下が仰っていたのがこのフレーズだ。筆者の抱いた感想も、正にこの通りだった。もう、なんというか、あれだ。すごくすごいレースだった。
……と、語彙を失ってしまうほどの強さが、今回のイクイノックスにはあった。

レースはジャックドールの強気な逃げで始まった。
小頭数だっただけにある程度落ち着いた流れが形成されるかと思いきや、楽逃げさせじと2番手を進んだガイアフォースがプレッシャーを掛け続けたことで、ペースは落ちず1000m通過は57.7秒。昨年のパンサラッサの大逃げ(1000m通過が57.4秒)では、道中後続はかなり離されたが、今年は最後方から進めたプログノーシスまでそれほど差がなかった。ほぼ全馬で昨年のパンサラッサにぴたりと張り付いているようなイメージの展開で、静かなサバイバルレースと化していたことになる。
こうなると当然、先頭にいたジャックドールは苦しくなって早々に退き、ガイアフォースも粘ってはいたが伸びる感じではない。後続も後続でさすがに伸びが鈍く、好位から進んでいたドウデュースですら、あっさりと末を失っていった。

そんな中、決して楽ではなかったはずの道中3番手から弾けんばかりの手応えで早々に勝負を決めたのがイクイノックスだった。これ以上はないレベルのライバル達ですら失速する中、ラップを見てもこの馬は大きく失速しておらず、ただ1頭”サバイバルレースをサバイバルレースと感じていなかった”としか思えない勝ち方。1分55秒2という大レコードを涼しい顔で刻んでいるようにすら見え、強い、凄いと言ったレベルを通り越して、最早畏れすら覚える異質の存在へと昇華したように感じた。
さらに恐ろしいのが、今回が大目標のジャパンカップを見据えた仕上げであったということだろう。大レコードの反動が出なければもう一段上があるということだ。
そしてそこに待つのが、同じく異質の存在として牝馬クラシック三冠を制したリバティアイランド。今回も十分にドリームマッチと言える組み合わせだったが、次もまた常識外の対決だ。楽しみはまだ終わりそうにない。

イクイノックスの強さが際立つ結果となってしまったが、2着のジャスティンパレスも天皇賞馬としての意地を見せた。
発馬やその直後の行き脚がそれほど速くなく、後方2番手からのレースとなったことが展開面でプラスに働いたのは事実だろうが、2000m戦で、なおかつ相当に強いメンバーが揃っていたことを考えると内容は濃い。春の好内容が示す通り、今年に入っての地力強化は素晴らしいものがある。
ステイヤーのイメージが強いのか今回も人気は控えめだったが、筆者の見立ては”長距離もしっかり走れる中距離馬”。今後もその柔軟な適性を活かして、上位を賑わせてくるだろう。

3着にはジャスティンパレスよりも更に後ろから進めたプログノーシスが飛び込んだ。
途中から動いた札幌記念とは一転、元々の本馬のイメージに近い待機策となったが、札幌記念の馬場状態と展開が変則的であっただけで、普通の馬場だとこうした戦法にならざるを得ないのだろう。
この後は香港を目指すことになりそうだが、日本とは少し違った海外の芝の方が向きそうなタイプでもある。陣営の選択次第ではワールドワイドな活躍が期待できるかもしれない。

4着のダノンベルーガは見せ場こそ作ったが圏内までは届かず。状態は札幌記念時より格段に良くなっているように映ったが、それでも陣営のトーンは低め。高い能力を有しているのは誰もが認めるところだが、それを全開にできない現状か。
成長力のある血統で4歳で頭打ちになるとは考えにくいし、走法からマイルやダートなど、幅広い舞台への対応力も感じる馬。このまま無冠で終わるとは思えないだけに評価は落とせない。

5着のガイアフォースは強気な先行策から勝ちに行っての結果。流れを考えれば掲示板内に踏み止まったのを評価すべきだろう。
速い時計への対応力もさすがで、本馬もビッグタイトルを獲れるだけの能力は十分にありそうだが、マイラーとも中距離馬とも区分できない適性の広さもあって、これ!という大きな武器がないのも事実。もう一段上の成長があれば面白い存在になるのだが。

イクイノックスに次ぐ人気を集めていたドウデュースは、上位からは少し離された7着。
当日に主戦の武豊騎手が乗り替わりになるというのはかなりの痛手だったが、それ以上にレース序盤から4角付近までずっと力んで走っていたのが堪えた。調教での迫力のある動きから体調自体は悪くなかったと思われるが、それゆえの前進気勢が仇になった格好か。
母系はかなりアメリカ色のスピード色が濃く、本馬自身の馬体や調教の動きもいい意味でゴツくなっており、マイルやダートを走ってもあまり違和感がなさそうなレベル。加えて今回の道中や直線の挙動から、必ずしも東京コースがベストとは言えないという印象を受けた。
とはいえ2走前の京都記念の勝ち方は紛れもなく超G1級だったし、今回が噛み合わなかっただけという可能性もある。宿敵には水を開けられてしまったが、本馬のベストの走りであればまだ肉薄できる可能性はありそう。武豊騎手の早期復帰と共にリベンジを期待したい。


(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。

プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。

[もっと見る]

⇒もっと見る

ジャックドールの関連コラム

閲覧 1,017ビュー コメント 0 ナイス 2


注目された天皇賞(秋)イクイノックスが圧勝。ジャックドールのハイペース逃げにも動じることなく、スッと手応え良く3番手につけ、直線は悠々と抜け出すだけ。ゲートで遅れた後方待機組が2~3着に突っ込んできたのをみても展開は厳しかったが、ただ一頭レベルが違った。これで昨年の天皇賞(秋)から、海外を含めてG1・5連勝。まさに向かうところ敵なし。

もっとも、2着以下も注目馬多数。2着ジャスティンパレスはスピード競馬にも対応。展開が向いたにしても中身の濃い競馬だった。距離が延びるジャパンカップではさらに差が詰まる可能性もある。

3着プログノーシスは位置取りこそハマったが少し仕掛けが早かった。タイプ的にはマイルCSで見たいが、連戦で使えるタイプの厩舎ではないだけにどうだろうか。距離は2000mが限界か。逆に有馬記念あたりも良さそうだが、そうなると騎手を選ぶことにもなる。現実的ではないか。

5着ガイアフォースも強気に攻めていって能力を証明した。こちらはマイルCSなら有力。京都外回りは合う。

惨敗組の中ではドウデュース。良くも悪くもマッチョになってきており、3歳時のような溜めて鋭く伸びるタイプではなくなっている。ジャパンカップで期待したいところだが、今回の内容を見る限り、仮に武豊騎手に手綱が戻ってもどうかなというのが正直なところ。有馬記念、あるいはマイルで再び見たい気もする。

ジャックドールはレースを盛り上げる逃げを打ったが、一度でいいから外国人騎手で見てみたい。香港カップなら有力では。

ちなみにルメール騎手は今年の秋開催の東京芝で12勝。複勝率は73%と、いい馬に乗っているにしても、それを上回る圧倒ぶりだ。

今の東京芝はルメール騎手のスタイルに極めて合っていることも大きい。乾いて差しが届く「ルメ馬場」が続くならば、人気でも嫌ってはいけないか。

ちなみに秋の東京開催、唯一良馬場ではなかった10/9(月)は、ルメール騎手(0-1-1-3)と不発。雨が降ってタフな馬場になると切れ味をそがれるので、一転して「危ルメ馬場」にになる。ルメール騎手の人気馬を素直に信じるかどうかは、空模様次第ということになる。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はみやこステークスから。

ワールドタキオン斎藤新騎手)

注目はワールドタキオン斎藤新騎手。
前走のエルムSは、好スタートから好位追走、逃げ馬が早々にバテたことで早めに動かされる形で厳しい流れだったが、それでも最後は地力で2着に粘り通す強い内容。出戻り後はずっと好内容を続けており、重賞でも安定して走れそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


登録済みの方はこちらからログイン

2023年10月25日(水) 16:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2023
閲覧 1,345ビュー コメント 0 ナイス 4



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月29日(日) 東京11R 第168回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)


<前走:宝塚記念 阪神芝2200m(レース映像)> 4ヶ月

イクイノックス(1着 492kg(海外競馬出走))<A>
☆『前走の追い切り
昨年はダービーからの休み明けだったが、今年は宝塚記念からの休み明けで迎える。この中間の追い切りの本数はほぼ同じだが、今年のほうが2週前には長めから速い時計を出している。大目標はジャパンカップになると思うが、ここでも世界チャンピオンとして負けられないデキで出走してくることになりそう。

ジャスティンパレス(3着 492kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
前走の宝塚記念では3着に敗れたものの、春は安定した内容のレースができた。そこからの休み明けで、この中間はこれまでと同じような乗り込み量で順調に調整されている。ただ1週前追い切りの動きを見ると、いつもと比べるとズブい感じが強くやや重め残りの印象を受けた。


<前走:札幌記念 札幌芝2000m(レース映像)> 中9週

プログノーシス(1着 476kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
この中間も坂路で乗り始めて、2週前、1週前とCWを長めからという、これまで同様の調整内容で順調さがうかがえる。川田騎手が騎乗しての1週前追い切りでは、馬なりも迫力のある走りで楽に先着と、前走以上に調子を上げてきている感じあり。

ダノンベルーガ(4着 508kg(海外競馬出走))<B>
☆『前走の追い切り
前走は休み明けで苦手な右回り参戦。追い切りでの動きもあまりよく見えなかった。今年は一度使われていることもあり、1週前追い切りでは強めには追っていたものの直線スッと前に出ると一気に突き放して先着の好内容を披露してきた。昨年の1週前が、古馬1勝クラスを相手に前に出るのにモタモタしていたところがあったことを思うと、叩き2戦目で反応も良く昨年よりも好状態で臨める見込み。

ヒシイグアス(5着 502kg(+16kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックでは緩さがあり、太め残りの馬体だった。この中間、1週前追い切りでは併せ馬の内でモタモタした様子で先着できず、良くなるには時間がかかりそう。

ジャックドール(6着 516kg(+8kg))<B>
☆『前走の追い切り
昨年と同じローテーションで、この中間の調整内容も1週早く乗り出している点以外は内容的にも同等。1週前追い切りの動きを見ると、昨年はのんびりした感じがあったが今年は気合乗りがかなり良く、出来に関しては今年のほうが上か。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中4週

ガイアフォース(5着 490kg(-2kg))<A>
☆『前走の追い切り
春はマイル戦を2回走ってともに差のない競馬だったが、直線での伸び脚とゴール後の余力などを見ると明らかに距離不足。休み明けの前走時に関しては、マイナス体重だったがお腹の辺りに緩さがあり、直線伸びきれなかったのはそのあたりが影響したかもしれない。デビュー前からすべて坂路で時計を出してきた馬だが、この中間は初めてCWで追い切られて3頭併せの外を先着。休み明けを一度使われての上積みに期待がもてる内容だった。

ノースブリッジ(7着 500kg(+12kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時はパドックでかなりイレ込んでいて、その影響はかなりあったはず。毎回パドックでは一番後ろを周回するので気性的な難しさはありそう。近走は休み明けで使われることが多く、これまでは1週前に強めに追っていることが多かったが、今回は馬なりでの調整となっている。前走からの上積みは見込める。

エヒト(11着 466kg(-6kg))<C>
七夕賞から月1ペースで使われてきて、この中間も坂路での調整。1週前に強めに追われマークした時計も、森厩舎の馬でこれくらいならザラというもので、それほど高い評価は与えられない。

アサマノイタズラ(14着 510kg(-8kg))※出走回避予定


<前走:その他のレース出走馬>

ドウデュース京都記念:1着 芝2200m 508kg(海外競馬出走) 8ヶ月半)<B>
☆『前走の追い切り
早い段階でここを復帰初戦の目標と定め調整されてきていて、かなりの乗り込み量。1週前には武豊騎手が騎乗しての追い切りで、一杯に追われて力強い走りで先着。京都記念の時よりも馬体が増えていそうだが、その分パワーが増している印象を受けた。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 5ヶ月半)※出走回避予定

アドマイヤハダル毎日王冠:4着 芝1800m 488kg(-6kg) 中2週)<B>
☆『前走の追い切り
前走の毎日王冠では、ゴール前での追い比べでわずかに及ばなかったが差のない4着と好走。この中間も、1週前に馬なりで先着と引き続き出来は良さそう。ただ前走の内容を見ると、長く良い脚を使うというよりは、一瞬の切れる脚を使うタイプで東京では仕掛けるタイミングがかなり難しい。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスプログノーシスダノンベルーガガイアフォースの4頭をあげておきます。


🏇『過去5年のダイジェスト


◇今回は天皇賞(秋)編でした。
今年で168回となる天皇賞(秋)。記念の『第100回』からしっかり競馬を観るようになって、春秋合わせて68回も天皇賞を観ていることになり、時間が過ぎて行くのは早いものだと感じます。それと同時に、最初にしっかり観たレースということで何か初心に戻る気持ちにもなるレースでもあります。長く競馬を見ていると忘れていく記憶も多くなってきているのも事実ではありますが、最初に観ていた頃の記憶はなかなか消えることはなく、それだけ強烈なものとして脳に刻まれているのかもしれません。今年は11頭と少頭数でのレースになりそうですが、あの時も14頭と少ない頭数で不利な大外枠から先行したスーパークリークが早めに抜け出して後続の追撃を押し切る内容での勝利。
今年も好メンバーが揃いました。脳に刻まれるような、記憶に残るレースになることを期待しています。


天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

[もっと見る]

2023年10月22日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年10月22日号】特選重賞データ分析編(381)~2023年天皇賞(秋)
閲覧 1,898ビュー コメント 0 ナイス 3



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G1 天皇賞(秋) 2023年10月29日(日) 東京芝2000m


<ピックアップデータ>

【“前年以降の、東京・京都の、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ上がり3ハロンタイム順位が3位以内”となった経験の有無別成績(2018年以降)】
○あり [5-3-4-8](3着内率60.0%)
×なし [0-2-1-48](3着内率5.9%)

 コース適性が高い差し馬に注目したい一戦。東京や京都のビッグレースで出走メンバー中3位以内の上がり3ハロンタイムをマークしつつ上位に食い込んだことのある馬は堅実でした。今年もこの条件をクリアしている馬はそう多くないので、しっかりチェックしておきましょう。

主な「○」該当馬→イクイノックスダノンベルーガ
主な「×」該当馬→エヒトジャックドールヒシイグアスプログノーシス


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が3着以内」だった馬は2018年以降[5-4-4-22](3着内率37.1%)
主な該当馬→イクイノックスプログノーシス

[もっと見る]

2023年8月16日(水) 15:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 札幌記念2023 
閲覧 2,684ビュー コメント 0 ナイス 5



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


8月20日(日) 札幌11R 第59回札幌記念(3歳以上G2・芝2000m


<休み明けでの出走>

シャフリヤールドバイシーマクラシック:5着(海外競馬)5ヶ月)<B>
海外遠征後の休み明けでこの中間は函館での調整。1週前には3頭併せで強めに追われて先着。気難しい面がある馬なので最終追い切りは馬なりでの調整で仕上げたいところで、ダービー馬だが注文がつくところが意外と多い。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

ウインマリリンドバイシーマクラシック:6着(海外競馬)5ヶ月)<C>
昨年は宝塚記念からの参戦で美浦で乗り込まれ移動してきたが、今年は海外遠征後の休み明けで早めに札幌に入厩しての調整。1週前の芝での併せ馬の動きを見ると、まだ走りに重さが残る。
☆『昨年の追い切り
☆『前走の追い切り

ダノンベルーガドバイターフ:3着(海外競馬)5ヶ月)<B>
能力の高い馬ではあるが、右回りに不安があったり距離も長すぎると伸びきれなかったりと1年半勝ち星から遠ざかっているのが現実。この中間は、海外遠征後の休み明けでも、ヒシイグアスと一緒に函館で調整され順調な過程でこれている印象。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

ヒシイグアス大阪杯:7着、486kg(-18kg)4ヶ月半)<B>
前走時は輸送があったにしても、直前の追い切りが軽すぎ。それでいて馬体が大きく減っていたところを見ると、レースでも影響が出ていたかもしれない。そこからの休み明けとなる今回、函館で乗り込まれ順調時同様に1週前は強めに追われて好時計。状態は良さそう。
☆『前走の追い切り

ラーグルフ大阪杯:11着、494kg(-10kg)4ヶ月半)<C>
この中間は函館Wコースでの調整で乗り込まれているが、特に目立つところがなく時計も平凡。
☆『前走の追い切り

マテンロウレオ(天皇賞(春):5着、474kg(-2kg)3ヶ月半)<C>
昨年秋に復帰してから大崩れのない安定した成績。この中間、まず3ヶ月半ぶりの休み明けで乗り込み量が少なすぎる。1週前追い切りにしても、重め感が残る物足りない動きだった。
☆『前走の追い切り

アフリカンゴールド(天皇賞(春):中止、468kg(±0kg)3ヶ月半)<E>
競走中止の天皇賞(春)からの休み明け。毎回少ない本数で出走してくる馬だが、それでも休み明け時にはこれまで速い時計を3本は出していたので、今回特に競走中止明けでこの本数は少なすぎる。
☆『前走の追い切り

プログノーシス(香港クイーンエリザベスⅡ世C:5着、474kg(±0kg)3ヶ月半)<A>
休み休み使われてきている馬で、叩き2戦目よりも休み明けのほうが断然成績が良い。この中間も、香港遠征からの休み明けではあるが栗東で入念に乗り込まれ好時計を連発。函館移動前にほぼ仕上げている状態なので、最終追い切りはこれまで通り馬なりでの調整で良さそう。好仕上がりで出走してくるとみられる。
☆『前々走の追い切り
☆『前走の追い切り

トップナイフ日本ダービー:14着、484kg(-4kg)3ヶ月)<D>
この2戦は出遅れて後方からの競馬で見せ場なく終わっている。今回こそ(スタートを決めて)といきたいところだが、強力な先行馬が揃っていて楽な競馬はさせてもらえなそう。出来に関しても、この中間札幌での追い切り1本で併せ馬でも重め残りの併走馬相手に見劣る動きと、不安が残る。
☆『前走の追い切り


<前走:その他のレース出走馬>

ソーヴァリアント鳴尾記念:12着、508kg(-4kg)中10週)<C>
ここ2戦追い切りでは悪くない時計が出ていたが、馬体重の増減が大きくパドックでの状態が物足りなく映った。この中間も変わりなく乗り込まれているが、使い込めないことがマイナスになっているのかも。
☆『前走の追い切り

ジャックドール安田記念:5着、508kg(-4kg)中10週)<A>
昨年は大阪杯からの参戦で、2週前と1週前に強めに追われていたが、今年は間に安田記念を挟んでいるため2週前は馬なりで1週前は強めと多少の違いあり。それでも、函館での調整はほぼ同じ内容で、併せ馬でも先着していて時計も優秀。今年も良い状態で出走できそう。
☆『昨年の追い切り
☆『前走の追い切り』、『前走のジョッキーカメラ

ウインマイティーマーメイドS:2着、490kg(+8kg)中8週)<B>
栗東にいる時はプール調教を多く取り入れている馬だが、前走時はCWでの追い切りが多く馬体の仕上がりが良かった。この中間も、栗東CWで2本追って1週前には札幌ダートで素軽い動きを見せており、前走時の仕上がりの良さをそのまま維持できている感じ。
☆『前走の追い切り

ヤマニンサルバム函館記念:11着、502kg(+2kg)中4週)<D>
デビューから17戦、長期の休みなく使い込まれてきていて、大きな馬だが近走はレース前に本数を乗り込むことがなく息切れしている感じ。
☆『4走前の追い切り
☆『3走前の追い切り

ユニコーンライオン函館記念:12着、522kg(+2kg)中4週)<D>
札幌での成績が良くないところがあり、大型馬の割に力のいる馬場が不向きという部分もあるかとも思うが、調子の良し悪しもある意味ハッキリしている馬。調子の良い時は乗り込み量も多く時計も優秀。近走はこの馬格にしては乗り込み量が少ないことが多く、目立つ時計も出ていない。
☆『前走の追い切り

イズジョーノキセキ(クイーンS:5着、474kg(+2kg)中2週)<C>
休み明けの前走時点、乗り込み量が少なかった。パドックでは気合乗り良く馬体も仕上がっていて、レースでもロスなく追走して直線追い出されたが、伸び脚は平凡だった。この中間も、中2週で軽めの調整時計は平凡で、上積みは期待できなさそう。
☆『前走の追い切り


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、プログノーシスジャックドールの2頭をあげておきます。


☆8月19日(土)18:00☆『あなたが選ぶ!思い出の👑札幌👑記念👑』ランキング発表!!


◇今回は札幌記念編でした。
サマータイムという言葉がありますが、これだけ暑い日が続くと何十年後かには夏の時期だけ昼夜逆転して生活する(仕事は夜勤が中心、お店も夕方開店して早朝に閉店、スポーツやコンサートなども夜間にナイター開催等々......人は昼に寝て夜に活動する)ことになるのではないかと思うくらい、昼間に活動することが大変な時代になってきています。競馬も夏の時期は夜間競馬が開催されて1Rの発走は22時で、メインレースは朝4時なんて時代が来たりするのかも!?
さて、先月札幌競馬場に行く機会がありましたが、件の暑さは本州と変わらず。年々暑い中での開催となっている札幌記念について、過去5年の連対馬の調教内容について見てみると、3年前のノームコア(1週前は美浦で追い切られ最終追いは札幌)以外は、1週前の段階で函館もしくは札幌で追い切られていて、10頭中8頭が強めに追われていました。逆に最終追い切りは7頭が馬なりでの調整となっており、早い段階で北海道に移動して1週前にはほぼ仕上がっている状態というのが重要なポイントと言えそうです。
ちなみに、過去3年に狭めると、1週前に強めに追われていた馬が6頭中5頭、最終追い切りで馬なりだった馬が6頭中6頭となっていました。年々暑さが増してきている状況下では、1週前に万全に仕上がっているくらいでないと、ほかの馬に勝つ前に暑さに負けてしまうということもあるのかもしれません。
最後に、乗り込み豊富で1週前までに一度は強めに追われ、かつ好時計をマークしてきてている馬をピックアップしてみると、登録馬の中ではウインマリリンシャフリヤールジャックドールダノンベルーガヒシイグアスプログノーシスの6頭となっています。あとはこの馬たちが最終追い切りでどんな動きを見せてくるか。馬なりで良い動きを見せ、内枠に入るような馬がいたら、狙ってみてください。

札幌記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

[もっと見る]

2023年5月28日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月28日号】特選重賞データ分析編(360)~2023年安田記念
閲覧 2,030ビュー コメント 0 ナイス 6



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 競馬法100周年記念 農林水産省賞典 安田記念 2023年06月04日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【“前年以降の、JRAの、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった経験の有無別成績(2017年以降)】
○あり [4-6-6-30](3着内率34.8%)
×なし [2-0-0-48](3着内率4.0%)

 ビッグレースを主戦場としてきた馬が中心。2017年以降の3着以内馬18頭中16頭は、前年以降のJRAG1で“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった実績のある馬でした。G2・G3や重賞以外のレースにおけるパフォーマンスを高く評価されている馬は強調できません。

主な「○」該当馬→ジャックドールセリフォスソダシナミュール
主な「×」該当馬→ガイアフォースレッドモンレーヴ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“東京の、重賞のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が5位以内”となった経験がある」馬は2017年以降[5-6-6-24](3着内率41.5%)
主な該当馬→セリフォスソダシレッドモンレーヴ

[もっと見る]

2023年4月29日() 12:00 甘粕代三
【香港チャンピオンズデー2023】レース展望②クイーンエリザベス2世カップ
閲覧 1,278ビュー コメント 0 ナイス 2

クイーンエリザベス2世カップ
チャンピオンズデーのメインレース、クイーンエリザベス2世カップの展望に移ります。このレースの前にチャンピオンズマイルが発走するのですが、日本馬不出走のために発売もされなければ、放送もないようです。世界最強のマイラー、ゴールデンシックスティがどんな勝ち方をするのか、日本でも少なからぬ競馬ファンが関心を寄せていることと思いますが、海外競馬の発売は日本馬出走を前提とする競馬法の規定で発売することが出来ません。悪法もまた法なり、と言いますが法律に不磨の大典はなし!一刻も早く改正されることを望むばかりです。

このレースの出走馬は僅か7頭。コロナ禍が明けたというのにコロナ禍当時の2020、21年と並ぶ最小出走頭数となってしまいました。というのは香港に史上最強の中距離馬が誕生しつつあるからです。その名もロマンチックウォリアー。昨季の香港4歳三冠シリーズで香港クラシックマイル(シャティン芝1600m)、香港ダービー(同2000m)の二冠馬です、ダービーの後は昨年季のこのレースをぶっこ抜き、昨年の香港カップも2分を切る快時計で快勝。同一年に香港ダービー、クイーンエリザベス2世カップ香港カップを勝ったのは長い香港競馬の歴史の中でもロマンティックの前にはヴェンジャンスオブレイン、デザインズオブロームの2頭しかいません。

そのロマンティックはこのレースで香港競馬に新たな1ページを開こうとしています。シャティン芝2000mの国際G1 3連覇です。そして、その可能性は限りなく高い、と断言できましょう。
昨年の香港カップの後は世界のマイル王、ゴールデンシックスティとスチュワーズカップで激突し惜しくも2着に敗れました。このレースにはロマンティック同期のライバルで、香港クラシックカップを勝ってロマンティックの三冠を阻んだカリフォルニアスパングルも出走。この3頭が一堂に会する最初で最後のレース、コロナによる入境制限も解除されたばかりだったので、私も3年ぶりに香港まで駆け付け、ゴールデンの強さに敗れたとはいえ、ゴールデン得意のマイルで直線交わされながら1馬身差まで粘り切ったロマンティックの強さを再認識させられました。

この後は得意の2000m戦、香港ゴールドカップでゴールデンを迎え撃ち、単勝1.5倍と堂々の1番人気に押されました。スチュワーズカップ同様に2、3番手から直線先頭に立とうとするところを後ろから来たゴールデンに交わされましたが、着差は頭差まで詰めたのです。親しい沈集成調教師はオンとオフをはっきりを分けた調教が得意で、香港カップ後の2戦は明らかにクイーンエリザベス2世カップを意識した作り。ここ本番に向けて万全の態勢。このレースの焦点はロマンティックがどれだけ着差をつけて勝つか、その一点にあります。

日本馬3頭では昨年の香港カップでロマンティックの2着と好走したダノンザキッドに一日の長あり。帰国後は復帰戦の中山記念は惨敗したものの、大阪杯ではジャックドールの2着ときっちり復調。ここを目指して万全の仕上がりです。香港到着後も早い時計こそ出さないものの本馬場を如何にも気持ちよさそうに走り抜けています。2歳のホープフルステークス優勝のあとはマイル、1800、2000と適距離を求めて12戦。昨年の香港カップ、前走大阪杯の2000mが適距離とようやく分かったようです。シャティン馬場を知り尽くした香港の中国人騎手、C.ホーを鞍上に迎えたのも大きな加点材料です。

ダノンに続く、いや、並ぶのは英国代表のドバイオナーです。イギリス、フランス、ドバイにオーストラリアと飛び回るG1馬。前走、前々走とオーストラリアでG1を連勝。特に前走はクイーンエリザベスSを快勝。昨年9月、英国エリザベス女王が逝去。オーストラリアで女王の名を冠したドバイオーナーが香港で同じ名を冠したこのレースに向かってきたのは神のお告げを感じざるをえません。

昨年秋、日本のエリザベス女王杯でG1クイーンの座を射止めたジェラルディーナもドバイオーナーと同じく英国女王の見えざる手を感じます。母ジェンティルドンナと違って晩成だったのは香港と大の得意とした晩成の父モーリスから来るものなのかもしれません。有馬記念で3着と好走し、休み明けの大阪杯は0.6秒差の6着でしたが、これはここを見据えて作り。父は香港マイルチャンピオンズマイルを勝ち、ラストランでは2000mの香港カップを勝っています。父が有終の美を飾った同じシャティン2000mの舞台で、その晩成の血が爆発することに期待が高まります。

プログノーシスは5歳ながら体質的に弱かったため、ここまで僅か8戦。前走の金鯱賞でついに重賞ウィナーの仲間入り。ようやく本格化できました。実績はダノン、ジェラルには及びませんが、ポテンシャルは上記2頭を上回るものがあります。また、鞍上に香港リーディングのZ(ザック).パートンを迎えました。ザックはロマンティック騎乗のチャンスがありながら、プログノーシスを選んだと香港では伝えられているので、昨朝本人に確認したところ、「早い段階で騎乗依頼が来たんですぐに快諾したんだよ。レース映像を見たけどいい馬。上位に持っていくよ」と頼もしい返事が返ってきました。

トゥールビヨンダイヤモンドマネーキャッチャーの香港2騎は、ここでは家賃が高すぎます。前走マイル戦でカリフォルニアスパングルに2着と迫り、前々走ではあのゴールデンシックスティの3着と健闘したマネーキャッチャーには日本では発売されず香港では発売されている4連単の4着ヒモの魅力はありますが、日本の馬券では用なし。

勝負はロマンチックウォリアー1着固定の3連単!ロマンチックの一本かぶりだけに、どこまで買い目を絞り込めるのか、それが勝負の分かれ目です。あと一日、じっくり検討させて下さい。日曜の公開をお楽しみに!

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港チャンピオンズデー2レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

[もっと見る]

⇒もっと見る

ジャックドールの口コミ


口コミ一覧
閲覧 106ビュー コメント 0 ナイス 3

2023年10月29日 東京 11R天皇賞(秋)(G1)

◎:4枠 4番 ダノンベルーガ
◯:6枠 7番 イクイノックス
△:3枠 3番 ドウデュース
△:7枠 9番 プログノーシス
△:8枠 11番 アドマイヤハダル

武豊騎手が直前のアクシデントで騎乗できなかったのは残念でしたが、只々、凄い競馬を見せてもらいましたが第一印象のレースでした。昨年を彷彿させる

ジャックドールのハイペースの逃げに、ガイアフォースがスタミナ勝負に持ち込むように息を入れさせない展開。その後ろで悠々と構えるイクイノックス。この時点で勝ったら化け物と感じていました。それが直線に向くと持ったままで加速。あとは後続を余力をもって突き放すレース。JC出走を表明しているだけに、隙があれば今回と思っていましたが、そんな邪念を力でねじ伏せられました。付いていった馬は苦しくなり、2着、3着は後方待機のジャスティンパレスとプログノーシス。

このことからも先行してレコード勝ちしたイクイノックスがいかに強いかということ。所長◎のダノンベルーガも叩いた効果はあったと思いますが勝ちに行く競馬をすれば、今回の結果も仕方ないと感じています。

 ken1 2023年10月29日() 23:02
秋天は4頭まで絞って頭鉄板のハズなら、、、何故に外す下手...
閲覧 104ビュー コメント 0 ナイス 5

★秋天 過去10年のデータから

★A……ZI値2位以内が連対9/10年、毎年3着以内
⇒〇1位7イクイノックス、2位3ドゥデュース、

B……3着以内馬は、前2走で、aGIで3着以内18/30(宝塚記念4/30、
安田記念4/30、ダービー3/30、春天2/30、海外4/30、大阪杯1/30)
bG2で3着以内9/30,c前走G2以上で2人気以内2/30、
例外は17年レインボーライン(菊花賞2、札幌記念3)
※G1連対かつ二千G2三着以内あり
⇒〇★★a4ダノンベルーガ、6ジャスティンパレス、7番
  ★b3番、9プログノーシス、
  c5ガイアフォース、10ジャックドール、
  d8ヒシイグアス(宝塚2,香港G1二千2)

★C……3着以内馬は、全馬前走G2以上、2走前はG1出走かG2以下なら
OP以上で1人
⇒×2エヒト、

★D……3着以内馬は、全馬前走G2以上で、4人気以下7頭でそのうち
前走3着以内5/7で、例外2頭は、2走前G1連対と項目Bレインボーライン
⇒×1ノースブリッジ、2番、11アドマイヤハダル

★★★E……前走G2以上3着以内かつ2走前OP勝ちか重賞連対ありが軸8/10年
⇒◎6番、7番、9番、

★★★F……3着以内馬は、前2走でG2以上連対馬が連対10/10年、3着以内23/30頭
⇒〇3、4,6,7,9番、

※G……毎日王冠組で、3才(0/0/0/4)6才以上(0/0/1/18)※13年エイシンフラッシュ
(12年勝ち)4,5才(2/1/4/13)で4人気以内(0/0/0/4)
⇒○11番

★H……3才(2/0/2/8)4才(3/6/4/30)5才(5/4/3/38)6才(0/0/1/22)※3着馬は
リピーター、7才以上(0/0/0/22)
⇒×2、8番

★★I……馬番1~6番(4/4/3/33)◎7~9番(6/3/3/17)10~18番(0/2/4/62)
※17,18番は(0/0/0/7)

J……勝ち馬は
   ★a上り33.6以内で勝ち
⇒〇4番(新馬33.1)7番(22年)8番(3勝級)9番(3勝級)10番(2勝級)
   
   ★b勝ち馬は480k以上、460~479K(0/7/3/30)460K未満(0/0/1/14)
※17年レインボーライン(菊2,札幌記念3,NHKマイル3)
⇒〇1,3,4,5,7,8,10,11番
 ▲2,6,9番

★K……G1馬(7/8/7/29)G2馬(1/1/0/52)G3馬(1/1/3/27)OP馬(1/0/0/6)
条件馬(0/0/0/4)
⇒◎3,6,7,10番
 ▲1,5,8,9番
  2,4番
 △11番

★L……前走札幌記念組1着(2/1/2/5)2着(1/1/0/3)3着以下(0/0/0/16)
⇒○9番
 ×4,8,10番

★M……連対馬は東京コース連対あり19/20(18年サングレーザー以外)
⇒○3,4,7,10,11番

N……3着以内馬で、前走4着以下8頭中、6頭が3人気以内で、例外2頭は、
15年ステファノス(2走前海外G1で2着)と項目Jbのレインボーライン
⇒▲4番3人-4着、5番2-5,

★O……前走上がり1位が連対9/10年、例外14年も上がり2位が勝ち
⇒○3番、9番、11番
 ▲7番、8番、


少頭数で昨年のパンサラッサの様な飛ばす馬が不在なら、Sペースで上がり勝負必至
大阪杯を逃げ粘った10番がハナに立って引きつけて逃げる展開になれば、
直線半ばまでは粘るであろうが、末切れる3,7番が上がり33秒を切って差して来る
割って入るなら9番だが東京芝コースは未経験だけにゴール前で息切れする懸念も
昨年控えて不完全燃焼に終わっただけに10番がペースを上げて淀みの無い流れに
持ち込めば、昨年同様7番に格好の流れだが、そこまでは早くならないだろう

馬連7→3,三千円、(ワイド一万円) 7→9,千円
三連複3=7ー9,千円 ー6、五百円
三連単(3,7)→(3,7,9,)→(3,6,9)フォーメーション各五百円
7番を必ず入れて6点
複勝勝負は、問題無ければ当然7番だが、有り金全部のリスク取れない方はワイドへ
≫≫7-6-9、三連複2180円、複勝110円
10番が5番に来られて行った分予想外に早くなったが、3番手に7番楽追走
34.9-46.9-55.7-46.1-34.7=1.55.2といっても後傾ラップでほぼMペースなんだが
付いて行った先行勢は7番の餌食に、後方から予想通り6,9番が追い込んだが
6番の方が切れた分2着、3番は休み長い分とダービー馬でありながらマイラー指向
で最後のパワー勝負に保たなかった
昨年もパンサラッサ逃げでマイラータイプが保たなかった通り、逆に6番は底力パワーで
末切れた
時計早いと軽いマイラータイプでは府中の二千は保たないということか
データ的には、絞った4頭の内の3頭決着、7番鉄板で良かったのだから
邪念捨てて7→(3,6,9)BOXで良かったのさ┐(´∀`)┌ヤレヤレ

[もっと見る]

 プルトラマン 2023年10月29日() 16:56
207&購入馬 
閲覧 92ビュー コメント 0 ナイス 6

ジャックドール

[もっと見る]

⇒もっと見る

ジャックドールの掲示板

コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。

コメント一覧
10:
  HELPRO   フォロワー:0人 2023年10月29日() 16:21:23
遂に最下位にまで落ちてしまったか、、、是も全部愚兄の責任。そして親の責任。
藤岡兼雄、佑介を何故鞍上にさせたのか?親心は分かるがボンクラがG1騎乗、しかも秋天とは身のほど知らずにも程があるだろ!
もう多くは言わない、佑介、黙って騎手免許返上せよ。女にも劣るボンクラでは騎乗するだけでも周りに迷惑がかかるので!
9:
  HELPRO   フォロワー:0人 2023年8月20日() 15:56:05
鞍上の実力通りの騎乗。武はエセと言う良い証拠。記録もほとんどヤラセ確定。ド下手がレジェンド?いいえ、エセがレジェンドを名乗っているだけ。日本人鞍上が上手い訳ねえだろ。世界中が笑ってるよエセ武ってね!
8:
  HELPRO   フォロワー:0人 2023年6月4日() 16:24:48
同馬が捕まったのは藤岡一族のの全責任。折角武豊が奮闘してるのに調教師が悪いから勝てないんだよこの愚兄弟親父!
康太だけは良く頑張ってるのに間抜けな兄と親父が全部台無しにしてるんだよ。是では康太が余りに不憫なので親父と兄貴は直ぐに辞めろ、あほおやこ!

⇒もっと見る

ジャックドールの写真

ジャックドールの厩舎情報 VIP

2023年10月29日天皇賞(秋) G111着
厩舎の
自信
厩舎の
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。

ジャックドールの取材メモ VIP

2023年10月29日 天皇賞(秋) G1 11着
レース短評 こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。
レース後
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。


レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。