ジャックドール(競走馬)

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ジャックドール
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写真一覧
現役 牡5 栗毛 2018年4月8日生
調教師藤岡健一(栗東)
馬主前原 敏行
生産者クラウン日高牧場
生産地日高町
戦績13戦[7-2-0-4]
総賞金26,864万円
収得賞金10,650万円
英字表記Jack d'Or
血統 モーリス
血統 ][ 産駒 ]
スクリーンヒーロー
メジロフランシス
ラヴァリーノ
血統 ][ 産駒 ]
Unbridled's Song
Sous Entendu
兄弟 ディナースタサウンドストリート
市場価格3,456万円(2019北海道セレクションセール)
前走 2022/12/11 香港カップ G1
次走 2023/04/02 大阪杯 G1

ジャックドールの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/04/02 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 -- 16594.1----** 牡5 58.0 武豊藤岡健一 -- --------
22/12/11 香港 8 香港カップ G1 芝2000 12--------7** 牡4 57.0 武豊藤岡健一 501
(--)
2.00.8 1.1----ロマンチックウォリアー
22/10/30 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 15595.034** 牡4 58.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(-8)
1.57.8 0.333.5④④イクイノックス
22/08/21 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 16244.631** 牡4 57.0 藤岡佑介藤岡健一 516
(+8)
2.01.2 -0.037.3パンサラッサ
22/04/03 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 16243.725** 牡4 57.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(+2)
1.58.9 0.536.3ポタジェ
22/03/13 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 13332.011** 牡4 56.0 藤岡佑介藤岡健一 506
(-2)
1.57.2 -0.434.6レイパパレ
22/01/29 東京 11 白富士S (L) 芝2000 14342.211** 牡4 55.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(+2)
1.57.4 -0.234.7アドマイヤハダル
21/11/28 東京 11 ウェルカムS 3勝クラス 芝2000 167135.131** 牡3 55.0 藤岡佑介藤岡健一 506
(0)
1.58.4 -0.634.3ハーツイストワール
21/10/03 中京 9 浜名湖特別 2勝クラス 芝2000 8771.811** 牡3 55.0 藤岡康太藤岡健一 506
(-2)
2.01.5 -0.533.2ノースザワールド
21/09/11 中京 8 3歳以上1勝クラス 芝2000 13223.011** 牡3 54.0 藤岡佑介藤岡健一 508
(+16)
1.59.4 -0.334.6ウィンドリッパー
21/05/08 東京 11 プリンシパル (L) 芝2000 14119.045** 牡3 56.0 三浦皇成藤岡健一 492
(-2)
1.59.9 0.634.6バジオウ
21/04/25 阪神 5 3歳未勝利 芝2000 157121.711** 牡3 56.0 藤岡佑介藤岡健一 494
(-8)
2.00.3 -1.434.8グラヴィテ
20/12/27 阪神 4 2歳未勝利 芝2000 16122.612** 牡2 55.0 藤岡佑介藤岡健一 502
(0)
2.01.6 0.235.5ハッピーオーサム
20/12/06 中山 5 2歳新馬 芝2000 167142.912** 牡2 54☆ 斎藤新藤岡健一 502
(--)
2.05.3 0.435.6④④アオイショー

ジャックドールの関連ニュース


※当欄では大阪杯について、競馬好きとして知られる芸能人、著名人の皆さんの予想を紹介していきます。迷ったときは彼らの予想に乗るのも手。参考になさってください。



【徳光和夫】
3連複ボックス
マリアエレーナ
ノースブリッジ
ヴェルトライゼンデ
ラーグルフ
スターズオンアース
キラーアビリティ
ワイド流し
⑪-②④⑤⑥⑧⑨⑫⑭

【山本昌(山本昌広・元プロ野球選手)】
◎⑪スターズオンアース
3連複フォーメーション
⑪-①⑥⑬-①②④⑥⑨⑫⑬⑭

【DAIGO】
◎⑪スターズオンアース
ワイド
⑥-⑪
⑪-⑬

【大久保洋吉(元JRA調教師)】
◎⑨ジャックドール
○⑭ヒシイグアス
▲①ジェラルディーナ
△②マリアエレーナ
△④ノースブリッジ
△⑪スターズオンアース

【斉藤慎二(ジャングル ポケット)】
◎②マリアエレーナ
ワイド
②-⑨ジャックドール

【キャプテン渡辺】
◎⑭ヒシイグアス
単勝

ワイド
⑭-②マリアエレーナ
馬連流し
⑭-②⑨
3連単フォーメーション
⑨⑭→②⑨⑭→②⑨⑭
⑨→②④→②④
⑭→②④→②④
⑨⑭→④→⑨⑭

【長岡一也】
◎⑪スターズオンアース
○⑨ジャックドール
▲①ジェラルディーナ
△⑥ヴェルトライゼンデ
△⑧ラーグルフ
△⑩ポタジェ
△⑭ヒシイグアス

【原奈津子】
◎⑨ジャックドール
○⑦マテンロウレオ
▲⑥ヴェルトライゼンデ

【ビタミンS お兄ちゃん】
◎④ノースブリッジ
馬連ボックス
マリアエレーナ
ノースブリッジ
ヴェルトライゼンデ
ジャックドール
3連単フォーメーション
①②⑥⑨⑪⑭→④→①②⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭
①②⑥⑨⑪⑭→①②⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭→④

【ギャロップ林】
◎⑧ラーグルフ
単勝

ワイド
⑧-④ノースブリッジ
馬連流し
⑧-①②④⑥⑦⑨⑪⑬⑭

【恋さん(シャンプーハット)】
◎⑥ヴェルトライゼンデ
3連単2頭軸流しマルチ
⑥→①→②④⑦⑧⑨⑪⑬⑭

【てつじ(シャンプーハット)】
◎⑨ジャックドール
馬単
⑨→①ジェラルディーナ
3連単フォーメーション
⑨→①→②④⑥⑪⑬⑭

【浅越ゴエ】
◎⑫キラーアビリティ
ワイド流し
⑫-⑨⑭
3連単1頭軸流しマルチ
⑫→②⑥⑨⑪⑭

【月亭八光】
◎⑥ヴェルトライゼンデ
3連単フォーメーション
⑥→①④⑤⑨⑪→①②④⑤⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑭
①④⑤⑨⑪→⑥→①②④⑤⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑭

【岩部彰(ミサイルマン)】
◎⑭ヒシイグアス
馬単流し
⑭→①②④⑥⑦⑨⑪⑫
3連単フォーメーション
①②④⑥⑦⑨⑪⑫→⑭→①②④⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑮
①②④⑥⑦⑨⑪⑫→①②④⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑮→⑭

【西代洋(ミサイルマン)】
◎⑦マテンロウレオ
3連単1頭軸流しマルチ
⑦→①④⑥⑨⑩⑪⑬⑭

【浜田順平(カベポスター)】
◎②マリアエレーナ
ワイドボックス
マリアエレーナ
ラーグルフ
ジャックドール
キラーアビリティ
ダノンザキッド
3連複フォーメーション
⑨-②⑧⑪-①②④⑥⑦⑧⑩⑪⑫⑬⑭⑯

【永見大吾(カベポスター)】
◎③モズベッロ
単勝


【林修】
注目馬
ジェラルディーナ

【神部美咲】
◎⑪スターズオンアース
馬連流し
⑪-①④⑥⑨⑭

【篠原梨菜】
◎⑨ジャックドール

【鈴木淑子】
◎⑪スターズオンアース

【船山陽司】
◎②マリアエレーナ

【皆藤愛子】
◎⑨ジャックドール

【高田秋】
◎④ノースブリッジ

【粗品(霜降り明星)】
◎⑥ヴェルトライゼンデ
3連複1頭軸流し
⑥-②④⑦⑨⑪⑭

【ゴルゴ松本(TIM)】
◎④ノースブリッジ
ワイド流し
④-⑥⑨⑪⑫⑯
⑨-⑤⑥⑪⑫⑯

【レッド吉田(TIM)】
◎⑪スターズオンアース

【三谷紬】
◎⑨ジャックドール

【杉本清】
◎⑨ジャックドール

【小木茂光】
◎②マリアエレーナ
3連単フォーメーション
①②⑨→①②④⑦⑨⑪⑭⑯→①②⑨

【守永真彩】
◎⑨ジャックドール
3連複フォーメーション
⑨-①⑭-①②④⑥⑦⑪⑭

【田中将大(東北楽天ゴールデンイーグルス)】
◎⑥ヴェルトライゼンデ

【田中裕二(爆笑問題)】
◎⑨ジャックドール

【橋本マナミ】
◎⑪スターズオンアース

【中村均(元JRA調教師)】
◎⑪スターズオンアース

【酒井一圭(純烈)】
◎⑨ジャックドール

【田原成貴(元JRA調教師)】
◎⑨ジャックドール

【横山ルリカ】
◎⑨ジャックドール

【旭堂南鷹】
◎⑥ヴェルトライゼンデ

【やべきょうすけ】
◎⑥ヴェルトライゼンデ
○⑭ヒシイグアス
▲⑪スターズオンアース
△①ジェラルディーナ
△④ノースブリッジ
△⑧ラーグルフ
△⑨ジャックドール

【稲富菜穂】
◎⑥ヴェルトライゼンデ

【津田麻莉奈】
◎①ジェラルディーナ

【安田和博(デンジャラス)】
◎②マリアエレーナ
○①ジェラルディーナ
▲⑪スターズオンアース
△④ノースブリッジ
△⑥ヴェルトライゼンデ
△⑨ジャックドール
△⑫キラーアビリティ

【駒場孝(ミルクボーイ)】
◎④ノースブリッジ

【内海崇(ミルクボーイ)】
◎⑥ヴェルトライゼンデ

【じゃい(インスタントジョンソン)】
◎①ジェラルディーナ
○⑥ヴェルトライゼンデ
▲⑭ヒシイグアス
△④ノースブリッジ
△⑧ラーグルフ
△⑨ジャックドール
△⑫キラーアビリティ

【中野雷太】
◎⑨ジャックドール

【土井よしお(ワンダラーズ)】
◎⑭ヒシイグアス
○⑥ヴェルトライゼンデ
▲④ノースブリッジ
△①ジェラルディーナ
△⑦マテンロウレオ
△⑨ジャックドール
△⑪スターズオンアース

【清水久嗣】
◎②マリアエレーナ

【岡野陽一】
◎④ノースブリッジ
○⑥ヴェルトライゼンデ
▲①ジェラルディーナ
△②マリアエレーナ
△⑨ジャックドール
△⑪スターズオンアース
△⑬ダノンザキッド

【鈴木麻優(元岩手競馬騎手)】
◎①ジェラルディーナ

【大島麻衣】
◎①ジェラルディーナ

【熊崎晴香(SKE48)】
◎⑥ヴェルトライゼンデ

【雪平莉左】
◎⑭ヒシイグアス

【栗林さみ】
◎①ジェラルディーナ

【ほのか】
◎⑨ジャックドール

【熊切あさ美】
◎⑨ジャックドール

【目黒貴子】
◎⑭ヒシイグアス

【天童なこ】
◎⑨ジャックドール
○②マリアエレーナ
▲⑥ヴェルトライゼンデ
☆⑪スターズオンアース
△⑭ヒシイグアス
△⑮ヒンドゥタイムズ
△⑧ラーグルフ
△④ノースブリッジ
△①ジェラルディーナ



ウマニティ重賞攻略チーム

【大阪杯】前走後の談話 NEW!2023年4月2日() 04:50

ジェラルディーナ「ゲートでリラックスしすぎて立ち遅れた。その後は折り合って運べた」(Cデムーロ騎手=有馬記念3着)

マリアエレーナ「ポジションが後ろになってしまった。最後まで窮屈で厳しい状況のまま終わってしまった」(松山騎手=金鯱賞8着)

モズベッロ「長い休み明けでも最後までしっかり走ってくれた」(大野騎手=中山記念10着)

ノースブリッジ「GⅠに届くようなレースだった。ラスト3ハロンから自分で進路を見いだしてファイトしてくれた」(岩田康騎手=AJCC1着)

ワンダフルタウン「狭くなってしまった。スムーズだったら…」(和田竜騎手=金鯱賞10着)

ヴェルトライゼンデ「理想的なポジションで運べた。ハートの強さ、ガッツもある」(イーガン騎手=日経新春杯1着)

マテンロウレオ「ダービー馬との差も縮まってきている。成長度をしっかりと見せてくれた」(昆師=京都記念2着)

ラーグルフ「しまいも伸びてはいるが、内外の差があったのかもしれない」(菅原明騎手=中山記念2着)

ジャックドール「ゲートでイレ込んで、取りたいポジションが取れなかった」(武豊騎手=香港C7着)

ポタジェ「ベストな騎乗ができたと思う。斤量差で、最後に脚が上がっていた」(岩田望騎手=金鯱賞6着)

スターズオンアース「ゲートの1歩目が遅く、後ろの位置になってしまった。ペースも上がらなかったから、前の馬に届かなかった」(ルメール騎手=秋華賞3着)

キラーアビリティ「道中もいい雰囲気で、手応えはあったが、伸び切れなかったのは不満が残る」(ムルザバエフ騎手=京都記念5着)

ダノンザキッド「取りたいポジションを取れたが、出していったぶん4コーナーから脚を使うことができなかった」(北村友騎手=中山記念11着)

ヒシイグアス「(道中は)ポジションや他の馬を意識せず、馬のリズムを大事に進めた。次もやってくれると思う」(松山騎手=中山記念1着)

ヒンドゥタイムズ「早めに先頭へ立つ形で物見をしたが、内から馬が来ると、また反応してくれた」(ムルザバエフ騎手=小倉大賞典1着)

ノースザワールド「きょうは逃げ馬をうまく利用する競馬ができたと思う」(横山和騎手=スピカS1着)

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【大阪杯】ZBAT!イチ推し 2023年4月1日() 22:16

①ジェラルディーナ

昨年の有馬記念3着以来の一戦に備え、栗東角馬場で体をほぐした。斉藤崇調教師は「休み明けで仕上がりがゆっくりでしたが、今週の追い切り後にグッと上がってきました。出して行っても、馬群でも競馬できるので、最内枠も気にならないです」とうなずいた。

②マリアエレーナ

芦毛の5歳牝馬は昨秋の天皇賞7着以来となる2度目のGⅠ参戦。栗東CWコースを半周し、坂路を軽やかに駆け上がった。吉田調教師は「前走も状態は良かったですけど、今回もいいですよ。器用なので舞台は問いません。負ける気はしませんね」と超強気だ。

⑥ヴェルトライゼンデ

ヴェルトライゼンデが好気配だ。柔らかな日差しを浴びながら栗東角馬場で入念に体をほぐすと、力強いフットワークで登坂。ゲート練習で締めくくった。兼武助手は「順調にこられており、いい状態で臨めると思う。やることはやりました」とうなずいた。

一昨年のAJCC2着後に右前脚の屈腱炎を発症し、1年4カ月の長期休養を余儀なくされた。それでも復帰後は前走の日経新春杯を含めて重賞2勝をマーク。昨秋のジャパンCでは3着に入った。脚元を考慮して坂路中心の調整ながら、仕上がりに不安はない。同助手は「着実に力をつけており、精神面がすごくタフになって、馬体も成長しています。何とかGⅠタイトルを」と力強く結んだ。

⑨ジャックドール

栗東角馬場でハッキングを行い、威圧感たっぷりに周回した。藤岡調教師は「フレッシュ感もあって、いい雰囲気。追い切り後も順調にこられています。これだけの能力がある馬なので、何とかGⅠを取らせてあげたい」と、昨年5着のリベンジに力を込めた。

⑪スターズオンアース

昨年の2冠牝馬は午後2時5分に阪神競馬場入り。「いつも通りいい雰囲気。馬体も締まっている。中間のゲート練習も確認程度。もともとスタートは水準以上に出る馬なので」と高柳瑞調教師。秋華賞3着以来5カ月半ぶりでも、仕上がりに不安はない。

⑫キラーアビリティ

全3勝を芝2000メートルで挙げているディープインパクト産駒は、栗東ダートコースで軽くダクを踏んでから、柔らかなフットワークで登坂した。斉藤崇調教師は「体の張りは良くて、いい状態をキープしていますね。落ち着きもあります」と好感触を伝えた。

⑬ダノンザキッド

昨年のマイルCS&香港C2着のジャスタウェイ産駒は、栗東坂路を素軽い脚さばきで駆け上がった。上野助手は「落ち着きがあっていい雰囲気ですよ。体の張りもいいです。阪神は相性もいいので、あとはゲートを出てくれれば」と、スムーズな発進を願った。

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【逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める】大阪杯2023 昨年逃げたジャックドール参戦!好走馬の位置取りとペース予測から軸はアノ馬一択 2023年4月1日() 17:00

昨年の牝馬二冠スターズオンアース、前走有馬記念3着ジェラルディーナなど、中距離路線の実力馬が集い混戦模様の今年の大阪杯

G1昇格後、逃げた6頭の成績は【1-0-1-4】。

好走馬の内訳は、2018年1番人気3着のダノンキングリーと、2019年4番人気1着のレイパパレ

前者は1000m通過60秒4のマイペースながら、好位につけた牝馬2頭にキレ負けする形。

後者はコントレイルグランアレグリアが人気を背負うなか、重馬場への適性を味方に大金星を挙げた。

2017年以降のデータを使用し、勝ち馬を見極めたい。

阪神芝2000mのスタートは、スタンド前の直線にあり、1コーナーまでの距離は325m。

発走後すぐ急坂を迎えるため、前半のペースは上がりにくく、隊列が決まると、向こう正面までは淡々と流れる。

3角手前から直線半ばにかけ、長い下り。

最後の直線は356.5mと短いため、直線入口で後ろすぎると、一気の形勢逆転は難しい。

道中を後方に構えた馬は、下りを利用し、早めに進出を開始する。

レース後半はしまった流れになるため、瞬発力より持続力を問われる。

好走馬の4角通過順をみると、連対を決めた12頭中11頭は5番手以内。

緩めの流れは当然のこと、地力を問われる流れでも、勝ち負けに加わるには、直線までに前の位置を取りたい。

位置取りに関わらず、下りに入りラップが加速する区間で、振り落とされない追走力が重要。

今年は明確な逃げ馬のいない組み合わせのなか、昨年逃げたジャックドールが出走する。

2勝クラスから重賞初挑戦の金鯱賞までを逃げる形で連勝し、大阪杯でもハナへ。

2ハロン目に10秒3を踏むなど、オーバーペース気味の逃げとなり、2番人気5着。

次走から控える形に転じ、札幌記念で重賞初制覇を飾ると、天皇賞秋は0秒3差の4着。

脚質に幅ができたのは大きい。

今年は主張してスローに落せる公算の立つメンバー構成であり、押し出されて逃げる形になった馬の後ろにもつけられる。

スローペースのキレ勝負になると分が悪いものの、過去に踏んだラップから、ペースコントロールはできる。

▼2勝クラス・中京芝2000m

13.5 - 12.0 - 13.1 - 13.2 - 12.5 - 12.3 - 11.7 - 11.1 - 10.8 - 11.3

金鯱賞・中京芝2000m

12.5 - 11.0 - 12.2 - 11.9 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 11.0 - 11.3 - 12.3

どちらも先手主張からマイペースで運びつつ、ゴールから3ハロン目にしっかりと加速している。

後続に脚を使わせる流れも作れるとなればここは◎を打ちたい。

前述したとおり、逃げを打った昨年はやや飛ばしすぎた。

それに加え、金鯱賞レコード勝ちの反動や落鉄の影響など、情状酌量の余地はある。

スタートさえ決まれば、馬券内は堅いとみる。

マリアエレーナ。前走の金鯱賞は2番人気8着も、包まれて動けない不完全燃焼の競馬。

昨年の小倉記念ジェラルディーナに5馬身差をつける圧勝、天皇秋は不利がありながら牝馬最先着、3着ダノンベルーガに0秒3差と能力はここでも通用する。

好枠を活かし、前々で流れに乗れればチャンス十分。

ヒシイグアス。昨年の大阪杯5番人気4着も、状態がいまいちだった。

次走の宝塚記念2着、前走は久々の8ヶ月ぶりの実戦となった中山記念を制するなど、明け7歳ながら衰えは見られない。

馬券は◎の単複。3連複フォーメーション⑨-②⑧⑭-②④⑥⑦⑧⑪⑭。

(文・垣本大樹)

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【U指数的分析の結論!】大阪杯2023 今年もU指数・人気ともに上位の馬による争いとなる公算大! 2023年4月1日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!大阪杯・U指数予想をお届けします!

U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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高いU指数を持っていないと、確実に上位着に来ることはできない。それがハッキリと結果に表れているレースである。直近5年の結果を見ていくと、1着馬はすべてU指数4位以内、2~3着馬は10頭中7頭が一桁順位、というように好走のハードルはかなり高くなっている。2019年1着のアルアイン(3位、9番人気)や2022年1着のポタジェ(3位、8番人気)のような妙味のある馬を探しつつ、指数上位馬を中心に馬券を組み立てるのが最善策になることは論をまたない。

直近5年で二桁人気の馬券絡みが一度もなく、基本的に堅い傾向にあるということも念頭に置く必要があるだろう。生粋の穴党の方は、馬券購入を控えたほうがいいかもしれない一戦だ。

そういった傾向を受け、馬券購入必須と評価できるのは、昨年の4着馬で宝塚記念2着などG1実績も十分の1位⑭ヒシイグアス(100.4)、2000mのスペシャリストで昨年2番人気5着からの挽回を期す2位⑨ジャックドール(100.2)、昨秋に完全覚醒した良血牝馬の3位タイ①ジェラルディーナ(99.8)の上位3頭。指数・人気の両面から、この3頭は支持せざるを得ない。

最後に1頭、近走不振もハマれば怖い前年覇者の6位⑩ポタジェ(99.1)の名前を挙げておく。

【U指数予想からの注目馬】
ヒシイグアス ⑨ジャックドール ①ジェラルディーナ ⑩ポタジェ

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【重賞データ分析】大阪杯2023 5項目で減点なしはジェラルディーナ、マリアエレーナ、ヴェルトライゼンデ、キラーアビリティの4頭 2023年4月1日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!大阪杯・データ分析 をお届けします!

【馬齢】
大阪杯がG1に昇格した、2017年以降(過去6年)の1~3着馬延べ18頭の馬齢を検証すると、4歳から6歳の範囲で収まっている。ただし、6歳の好走(3着以内)は当該距離のG1で2着以内の連対経験を有していた馬のみ。6歳馬を狙う場合は、過去の戦績をしっかり確認しておきたい。

(減点対象馬)
モズベッロ ⑭ヒシイグアス ⑮ヒンドゥタイムズ

【所属】
2017年以降の所属別成績は、栗東【6.6.5.46】、美浦【0.0.1.21】。後者の連対(2着以内)はなく、3着も2020年のダノンキングリー(1番人気)だけと低調な結果に終わっている。

(減点対象馬)
ノースブリッジ ⑧ラーグルフ ⑪スターズオンアース ⑭ヒシイグアス

【前走クラス】
2017年以降の1~3着馬延べ18頭の前走をクラス(レース格)で分けると、JRA・G1、JRA・G2、JRA・G3の3パターンに集約される。これ以外のステップで臨んだ馬は、複勝圏に届いていない。

(減点対象馬)
ジャックドール ⑯ノースザワールド

【前走着順】
2017年以降の3着以内馬延べ18頭の前走着順を検証すると、いずれも8着以内。前走で9着以下に敗れていた馬は、分が悪いとみて間違いないだろう。

(減点対象馬)
モズベッロ ⑤ワンダフルタウン ⑬ダノンザキッド

【前走人気】
2017年以降の1~3着全馬が、前走で単勝5番人気以内の支持を集めていた。前走で低評価を受けていた馬の上位好走は、見込みづらい傾向にあるようだ。

(減点対象馬)
モズベッロ ⑤ワンダフルタウン ⑦マテンロウレオ ⑧ラーグルフ ⑩ポタジェ


【データ予想からの注目馬】
上記5項目で減点がないのは、①ジェラルディーナ、②マリアエレーナ、⑥ヴェルトライゼンデ、⑫キラーアビリティの4頭。

1番手には①ジェラルディーナを挙げたい。2017年以降、芝2000m以上のG1を勝っていた牝馬は【1.2.0.1】の好成績。また、有馬記念から直行の関西馬は【1.1.0.1】と堅実に駆けている。有力視したい1頭だ。

過去6年【3.2.1.18】の前走金鯱賞組に該当する、②マリアエレーナを2番手評価。以下、⑥ヴェルトライゼンデ、⑫キラーアビリティらが続く。

<注目馬>
ジェラルディーナ ②マリアエレーナ ⑥ヴェルトライゼンデ ⑫キラーアビリティ

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春G1の開幕を告げる高松宮記念は12番人気のファストフォースが直線力強く抜け出して勝利。見事人馬ともにG1初制覇を果たした。

ファストフォースは2019年6月に未勝利戦でデビューを果たしたが結局勝ち上がることができず、一旦地方に転出した経験を持つ馬。しかし、門別で4戦3勝をマークし再びJRAへと返り咲くと、そこから快進撃が始まった。

復帰初戦の1勝クラスを勝利すると、続く小倉で連勝。2戦足踏みをしたあと8カ月以上戦列を離れることになるが、再びターフに戻るとその初戦、CBC賞を制し重賞ウィナーに。その後は重賞で4度馬券に絡むもののなかなか勝ち切れないレースが続いたが、ようやく久々の勝利を挙げたのが今回の高松宮記念だった。

パワー溢れるファストフォースにとって、雨が味方したのも事実。道悪が上手いというよりパワーがあるので、(レコード激走経験馬ながら)上がりが掛かる方が良いというタイプ。荒れた急坂を駆け上がる力強さは18頭の中でもナンバーワンだった。先々週、先週と雨の影響を受けた開催が続いているが、芝の道悪適性といってもその中身は様々だ。

まず大前提として「道悪が得意」という馬はほとんどいない。そりゃそうだろう。芝の状態が悪い方が走りやすい馬などまずいない。得意というよりは、「どれだけ平気」か、あるいは「苦手ではない」か…つまり減点が少ないという方が適切だ。したがって、陣営の道悪を歓迎しない発言も実はあまりアテにならない。というのも、そもそも大半が道悪で走ることなど歓迎しないからだ。

とはいえ、中には本当に道悪が得意という馬もいる。高松宮記念でいえば生粋の道悪巧者はトゥラヴェスーラ、そしてキルロードの2頭。この2頭は荒れた馬場でもピッチの利いた走りでスイスイと進んで行けるため、他の馬が苦労してスピードが落ちる中、その減速度合いが少ない。

レースを観ていると本当に道悪が上手い馬というのはたまにいて、例えば高松宮記念当日の中京でいえば8レースを走っていたマメコデルマヤクシも手先が軽く道悪を苦にしないタイプだった。

道悪というと一見パワーが必要に思えるかもしれないが、逆にパワフルすぎたり跳びが大きすぎるとバランスを崩しやすい面もある。もちろんパワーとグリップ力の強さで楽々とこなす馬もいる。ファストフォースなどは典型的だし、過去の名馬で言えばグランプリボスグラスワンダーなどもそれに近いものがある。

一方、スイスイと進んでいくタイプの道悪巧者はむしろ小柄であったり跳びが小さいケースが多い。レース映像からわかる範囲だと、地面をなぞるように走るタイプは総じて道悪が上手い。最近のG1馬だとレイパパレは理想に近いように思う。

レイパパレが制した大阪杯で2着に好走したモズベッロも道悪で結果を出す印象があるが、同馬に関しては悪化した馬場そのものが上手いというよりは道悪によって外が伸びる馬場、あるいは上がりが掛かる馬場になると有利になると考える方が適切だ。

直近2週で各場とも馬場は相当傷んでいる。今週末以降も道悪、および道悪的な要素を問われる競馬になる可能性があるので、過去の戦績やレース映像から得意な馬を見つけることができれば的中に近づけるかもしれない。

~今週末の注目馬~

今週末は大阪杯が行われる。注目馬はコチラ。

ラーグルフ戸崎圭太騎手)

注目はラーグルフ戸崎圭太騎手。

クラシックには縁がなかったがココに来て本格化気配。中山金杯で初重賞制覇を果たすと、中山記念はやや距離不足ながらもゴール前猛然と伸びて来た。内容的には勝ったヒシイグアスと互角か、それ以上だろう。モーリス産駒は上昇期に一気に力をつけ格上がりを苦にしない傾向があり、今回出走してくるジェラルディーナジャックドールも同様だ。今がまさに上昇期のラーグルフ、人気にもならなそうな今回は絶好の狙いどころとみる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年3月30日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 大阪杯2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



4月2日(日) 阪神11R 第67回大阪杯(4歳以上G1・芝2000m)



【登録頭数:18頭】(フルゲート:16頭)


<前走:中山記念出走馬>(中4週)

ヒシイグアス(1着、504kg(+14kg))<B><優先出走馬>
休み明けの前走時は+14キロもキビキビした動きで出来は良かった。叩き2戦目のこの中間も追い切りの時計は良い。ただ、併せ馬での遅れがありスッキリしない面もあり。

ラーグルフ(2着、504kg(+4kg))<A>
この中間、1週前追い切りでは前走時の最終追い切りと同様に助手が鐙を長くして騎乗。走りすぎて爪に負担がかからないようにしているのかもしれないが、手応えは内のナランフレグよりも良く前走の好状態と気合乗りを維持できている感あり。

モズベッロ(10着、488kg(±0kg))<E>
長期休養明けを一度使われての叩き2戦目となるが、この中間、坂路での時計は大きく変わらず。走りを見てもフォームのバランスが悪く、良い時の状態にはまだまだ遠い。

ダノンザキッド(11着、524kg(+3kg))<A>
前走時の追い切りでは、速い時計こそ出ていたものの馬体が伸びきった走りで力強さがなかった。この中間、1週前追い切りではしっかりと収縮ができていて、追い出されてからの爆発力があり、走りにも力強さがでて前走時からの変わり身がありそう。




<前走:金鯱賞出走馬>(中2週)

プログノーシス(1着、474kg(-4kg))<-><優先出走馬> ※出走回避

アラタ(3着、464kg(-20kg))<D><除外対象馬>
近走重賞で差のない競馬が続いているが、この中間は中2週での出走となり近走のように1週前に強めに追うことができていない。状態回復を優先といったところか。

ポタジェ(6着、478kg(+6kg))<C>
昨年の勝ち馬で、今年は休み明けの前走を使われての叩き2戦目。この中間は、プールを併用して1週前には長めから強めに追われている。叩き2戦目での上積みは期待できそう。

マリアエレーナ(8着、424kg(±0kg))<A>
前走のパドックではテンションが高く、レースでも馬群に包まれて直線も進路を探している間にゴール板を迎える形。何もできないままで終わってしまった。中2週で使ってくる小柄な牝馬が、1週前の土曜日に坂路で終い強めに追われていることからも、前走での疲労がほとんどなかったと考えて良さそう。逆に言えば、今回万全の状態でレースに臨むことができるとの期待感あり。

ワンダフルタウン(10着、474kg(-8kg))<C>
使われつつ状態は良くなっている印象。前走時のパドックでもスッキリ見せていたが、レースは直線でブレーキをかける場面もあって結果がついてきていない。この中間も、1週前追い切りでは先行して先着と状態は良さそう。スッと反応できない馬なので、スムーズにレースの流れに乗れることが第一条件となる。




<前走:その他のレース出走馬>

スターズオンアース秋華賞:3着、472kg(+8kg) 5ヶ月半)<B>
前に行けない馬で、直線の短い内回りだと一瞬の切れる脚しか使えず、外は回せないので騎乗予定のルメール騎手でもなかなか乗り難しい印象はぬぐえず。秋華賞からの休み明けで迎える今回、坂路、南Wで好時計が出ており、動きも迫力満点。状態面での不安は感じられないが。

ジェラルディーナ有馬記念:3着、470kg(±0kg) 3ヶ月半)<B>
休み明けでこの中間は3週連続CWで好時計。エリザベス女王杯時のような抜群の動きではないが、仕上がりは悪くなさそう。

ヴェルトライゼンデ日経新春杯:1着、500kg(+6kg) 中10週)<B>
この中間も坂路で乗り込まれ、追われるごと時計を詰めていて状態は良さそう。1週前追い切りでは、併走遅れも併走相手が走りすぎた感じで、この馬自身も重心の低い走りを披露し好仕上りに見せていた。

ジャックドール(香港C:7着、501kg(-7kg) 3ヵ月半)<B>
昨年は使い詰めで疲れがあった感じだったが、今年は休み明けでこの中間ビシビシと追われ、きれいな走りではないものの坂路、CWで好時計をマーク。休み明け3戦3勝の実績もあり、今年は状態良く臨める見通し。

ノースブリッジ(AJCC:1着、496kg(+4kg) 中9週)<A>
前走から間隔が空いているが、乗り込み豊富。水、日と速い時計を出していて、1週前を見ても一杯に追われて力強い動きと出来良好。

ヒンドゥタイムズ小倉大賞典:1着、468kg(-4kg) 中5週)<B>
休み明け2戦目。1週前追い切りでは3頭併せで先着。時計も優秀で前走以上の出来。

マテンロウレオ京都記念:2着、476kg(-2kg) 中6週)<D>
これまで1週前の日曜に坂路で速い時計が出ていたが、この中間は時計平凡。1週前の動きも内にササり気味で動きも物足りない。

キラーアビリティ京都記念:5着、474kg(+4kg) 中6週)<C>
乗り込み豊富も、1週前追い切りでは勢いよく直線に向いた後、脚が上がり終い甘くなってしまった。

ノースザワールド(スピカ賞:1着、478kg(-4kg) 中1週)<B>
連闘後の中1週での出走で軽めの調整。どこまで回復しているかになるが、速い時計の出る馬なので最終追い切りの内容注意。




                                                                                                                             
※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、マリアエレーナラーグルフダノンザキッドノースブリッジの4頭をあげておきます。



◇今回は、大阪杯編でした。
6年前にG1レースに昇格した大阪杯。ステップレースとして使ってくる馬の連対が多かったG2時代とは違って、G1昇格後の連対馬12頭の内9頭が前哨戦を使われてきていて、ここを目標に使われてくる馬が多くなったことは明らか。さらに近6年の勝ち馬を調教内容から掘り下げてみると、休み明けで勝利したキタサンブラックレイパパレは1週前、最終追い切りと強めに追われていたのに対し、前哨戦を使われて勝利した4頭の内3頭は1週前、最終追い切りと2週連続で馬なりでの調整、といった違いが見受けられます。これらを参考に、前哨戦を使われてきた馬に関しては前走後馬なりで調整されている馬、休み明けで使ってくる馬に関しては休養明けでの実績+追い切りで強めに追われている馬、を狙ってみることをおススメします。

大阪杯出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年12月10日() 12:00 甘粕代三
【香港国際競走2022】レース展望④<香港カップ>史上最強の日本勢。総大将はパンサラッサ
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香港カップ(シャティン芝2000m)
さてさて、香港国際競走の華、香港カップです。この10年間に日本勢が5勝、ウインブライトノームコアラヴズオンリーユーと3連覇中、香港G1とはいえ自家薬籠中のレース。キーボードを叩いていて昨日公開までの3レース以上に胸が高鳴り、その反面で史上最強といっても過言でない日本馬5頭をこの目でシャティンのターフに躍動する姿を見られないことが残念でなりません。ずばり一言! 日本馬の上位独占は間違いなし! 香港での甘粕代三の代名詞、穏如泰山! 鉄板です!!

まず、パンサラッサ(牡5・矢作芳人厩舎)から。ツインターボ2世と見られていたパンサは今や日本勢の総大将です。中山記念快勝をステップにドバイターフに挑戦しました。レースを引っ張り直線でも一向にその逃げ足を衰えさせることなくゴール板を通過するまで矢作夫妻と手に汗握って声をからしたことが昨日のようです。その後の戦績は皆さんもご存じの通り。前走天皇賞(秋)は7番人気の低評価を嘲笑うように、そしてあのプリティキャストを彷彿とさせる大逃げ! プリティの再現を確信させた瞬間にイクイノックスに交わされましたが、勝馬との斤量2キロ差を考えれば勝ちに等しい2着と言って差し支えありません。

シャティン芝2000mは直線が430mと短く、2015年にエイシンヒカリが逃げ切っているように先行馬有利。エイシンとパンサを比べれば月と鼈とまでは行かないまでも三役と前頭ほどの違いはあります。他に逃げ馬はおらず、パンサが自分のペースで逃げられれば後続はなし崩しに足を使い、レースの焦点はパンサが勝つか負けるかではなく着差をどれだけつけられるか、その一点にあります。

パンサの次に評価したいのがジャックドール(牡4・藤岡健一厩舎)。実はジャックドールのオーナーさんに香港渡航を誘われていたのですが、オーナーさんも私同様、ワクチン未接種のため断念。オーナーさんの社員さんが代わりに応援に行っていらっしゃいます。ジャックはスーパーG2札幌記念で強烈な逃げから先行へと脚質転換に成功。天皇賞(秋)では◎を打ちましたが、直線で不利があって4着と涙を飲みました。でも香港での予想では4連単勝負だったので大いに懐を潤してくれたんですよ。香港カップでは天皇賞(秋)同様3~4番手からパンサを追う形になりますが、シャティンの芝コースは府中よりも時計一つ以上遅く、札幌よりもやや遅い馬場。このコースのアドバンテージはパンサよりもジャックでしょう。香港では日本馬のオッズが日本以上、特にジャックは抜け目になる可能性高く、単複をちょっと買っておきたい気分です。

日本勢3番手はいずれ菖蒲か杜若、悩みは尽きません。横一線もいいところなのですが、私の馬券戦術、秋の第一条にカタカナ騎手3馬身があります。日本人騎手には申し訳ないのですが、欧州、大洋州で鍛えられてきた日本のぬるま湯競馬でぬくぬくと生きてきた日本人騎手がいくら鯱鉾立ちしても叶うものでないことは秋の一連のG1が証明している通りです。故障から復帰し引退を決意、その雨のラストライドツアーで香港に舞い戻った雷神、J.モレイラがラストランの手綱を執ることになったレイパパレ(牝5・高野友和厩舎)、調教師試験に合格し引退の決まった福永祐一から英国の名手、W.ビュイックに手が代わったジオグリフ(牡3・木村哲也厩舎)が横一線。復調著しくともカタカナ騎手ではないダノンザキッド(牡4・安田隆行厩舎)は一段下とします。

日本勢5頭を脅かせるのは地元香港昨季のダービー馬にして準三冠のロマンチックウォリアー(セ4・C.シャム厩舎)と世界の名伯楽、A.オブライエンが送りこんできた刺客、オーダーオブオーストラリア(牡5)。ロマンティックは4歳クラシック三冠の後に外国馬不出走ながらクイーンエリザベス2世カップまでぶっこ抜くという離れ業を演じて香港中距離界に敵がいないことを証明しています。今季節復帰の前哨戦、ジョッキークラブカップを不利な大外枠を引きながら快勝。本番では3~4番手からパンサに襲い掛かかり、ジャックと追い比べになります。レイパパレジオグリフの日本勢3番手以上、ジャックより若干下の評価をしたいと思います。

そしてエイダンの秘密兵器、オーダーは昨年のブリーダーズカップ・マイルを1分33秒73の好時計で快勝しているように香港ヴァーズのストーンエイジ同様、北米の芝コースの適性あり。シャティン芝も全く問題ありません。日本勢3番手と同様と見ました。

パンサラッサを中心にジャックドール→ロマンティックウォーリアー→レイパパレジオグリフダノンザキッドという番付になりますが、さてこれをどう3連単、4連単に落としこむか、眠れぬ夜が続きそうです。甘粕代三畢生の予想は10日(土)夜公開、ご期待下さい。

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2022年11月18日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】キャリアを重ねながら一気に本格化するモーリス産駒/マイルCS展望
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エリザベス女王杯は大外枠のジェラルディーナが突き抜けて完勝。連続開催のAコースに加えて雨が降ったことで一気にタフ化&外伸び化した馬場を利して、勝ち馬以下、外を回した組が上位を独占した。

2着ライラック、同着のウインマリリン、4着アカイイト、5着ナミュールまでいずれも2ケタ馬番&外を回したことが好走に繋がった。逆に外枠から内にこだわったルビーカサブランカは実にもったいなかった。残念ながら6着に敗れたデアリングタクトはむしろ健闘といっていい内容で、次走以降に希望を持たせた。

勝ったジェラルディーナは父モーリス、そして母はジェンティルドンナ。血統背景からもデビュー時から注目を集めていたが、4歳秋を迎えてようやく本格化。前走のオールカマーで待望の重賞初制覇を果たすと、一気にG1も射止めてみせた。

考えてみればモーリス自身も早期から期待を集め2歳重賞でも1番人気に支持されるほどだったが、結局3歳シーズンは目立った活躍をできず、本格化は4歳になってから。怒涛の7連勝で春秋のマイルG1に加えて香港マイル、さらにはチャンピオンズマイルを制し、5歳秋には天皇賞(秋)香港カップと中距離G1タイトルを獲得した。

産駒も父に近い成長曲線をたどることが多く、ピクシーナイトは3歳春から活躍したものの、NHKマイルCでは見せ場なく敗れ、G1を制したのはやはり秋になってから。ジャックドールもクラシックには間に合わなかったものの、怒涛の5連勝で金鯱賞を制し、今後のさらなる活躍が期待されている。

これから…という意味ではラーグルフも注目の存在。ホープフルS3着と2歳時から素質の一端を見せたものの、クラシックでは出番がなく、ココからが本番といったところだろう。来年の今ごろは中距離重賞、あるいはG1戦線に再度乗ってきているかもしれない。

最近は休養を挟み目標へ向けて調整するパターンが主流になっているが、使いつつ力をつけて行く「反主流のモーリス産駒」の活躍には今後も期待したい。

~マイルCS展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はマイルチャンピオンシップ。注目馬はコチラ。

ソウルラッシュ松山弘平騎手)

注目はソウルラッシュ&松山騎手。
春の安田記念では13着と大敗を喫しているが、有利な外枠から内に入れてしまい、3コーナー、さらに直線で再三の不利を受けてのもので度外視OK。もともと急坂コース向きのパワータイプで、重賞を制している阪神芝1600mはベスト条件だろう。荒れ馬場も向いており、前走から騎乗する松山騎手もソツがなく、外国人騎手相手でも互角の戦いを挑める。人気は中穴程度に留まりそうだが、好勝負になる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年10月26日(水) 15:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2022  
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月30日(日)東京11R 第166回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:15頭】(フルゲート:18頭)


<前走:日本ダービー出走馬>(5ヶ月)

イクイノックス(2着、484kg(-8kg))<B>
前走のダービー時以外は間隔をジックリとって使われてきた馬で、今回も5ヶ月ぶりで実戦を迎える。調教内容はこれまでから大きく変化していないが、1週前の動きを見ると多少重い感じに見えた。2週前の坂路では終い強めに追われていたが、そのあたりが関係しているのかもしれない。

ダノンベルーガ(4着、494kg(-10kg))<C>
こちらもダービー以来の休み明けとなり乗り込み量は豊富。ただ、2週前、1週前と2週連続強めに追われ、日曜日も坂路で時計になるところをやっている。1週前も併走馬相手にモタモタして何とか先着できたという動きだったので、この馬もまだ素軽さに欠ける印象。

ジオグリフ(7着、492kg(-4kg))<A>
ダービー以来の休み明けでも、乗り込み豊富で南Wと坂路で好時計。1週前追い切りでは、乗り慣れていない北村宏騎手が騎乗しての追い切りでかなり持ってかれる感じになっていたが、手応えは抜群。伸び脚もしっかりしていて出来はかなり良さそう。直前はテンションを上げないような控えめな追い切りができれば理想的。




<前走:札幌記念出走馬>(中9週)

ジャックドール(1着、516kg(+8kg))<C>
札幌記念からの休み明け。ただ大きな馬の割に乗り込み量はそれほど多くはない。1週前追い切りでは好時計で先着するも、まだ重さを残しているように映った。

パンサラッサ(2着、470kg(-6kg))<C>
これまでも1週前には強めに追うことが多かった馬で、この中間も1週前は併せ馬で強めに追われている。速い時計は出ているが、やや首が上がり気味で終いの伸びが甘い動きだった。

ユーバーレーベン(11着、498kg(前々走海外))<B>
この中間も乗り込み量は豊富で、1週前追い切りでは遅れはしたものの動きは上々。前走時の最終追い切り時のような、ササり気味になるところもなくスムーズな走りで前走時からの上積みがありそう。




<前走:小倉記念出走馬>(中10週)

マリアエレーナ(1着、424kg(-2kg))<A>
この中間も追い切りでは好時計を連発。1週前追い切りでは素軽さが窺え、仕上がり良好。東京は初めてだが、左回りの2000m以上のレースでは4戦2勝ですべて3着以内と向く条件。

カデナ(7着、478kg(±0kg))<C>
この中間も坂路での調整。走りやすそうな馬場だった1週前追い切りだが、終い脚が上がり気味で物足りない動き。




<前走:その他のレース>

シャフリヤールプリンスオブウェールズS:4着、前走海外)4ヶ月半)<B>
前走が海外で休み明けでの出走とあって乗り込み量は豊富。追い切りには3週連続福永騎手が騎乗(レースはCデムーロ騎手が騎乗予定)しての調整となっていて、追われるごと時計を詰めている。終いの伸びも良く仕上りは良さそう。

ノースブリッジ毎日王冠:5着、494kg(+2kg)中2週)<B>
休み明けを使われての叩き2戦目。前走時のパドックでは、太め感はなかったがテンションが高めだった。この中間、1週前は軽めの調整で力みもなく、動きは素軽かった。日曜にも長めから速い時計を出していて、調子落ちは感じられない。

ポタジェ毎日王冠:6着、466kg(+2kg)中2週)<D>
休み明けの前走時、パドックでは+2kgの数字以上に緩さがある印象を受けた。この中間も軽めの調整で強めに追われていないので、大きな変わり身はなさそう。

カラテ新潟記念:1着、532kg(-8kg)中7週)<C>
坂路中心で追い切られることが多い馬だが、この中間は2週前、1週前とCWでの併せ馬。1週前映像からは、力強さは伝わってきたが首が高く追われてからの反応が鈍く伸び脚も物足りなかった。かなり大きな馬なので、まだ太めが残っている様子。

バビットオールカマー:4着、474kg(+14kg)中4週)<C>
休み明けの前走時は、追い切りでは良い動きだったが、さすがに馬体に余裕を感じるパドック。この中間も乗り込まれているが、1週前追い切りではまだ重さを残す走りだった。

アブレイズ(府中牝馬S:5着、498kg(+8kg)中1週)<B>
坂路で速い時計が出る馬で、前走時も追い切りで好時計をマークし、レースでも一瞬見せ場という内容だった。今回は中1週となるため、速い時計は出していないが使ってくるからには出来落ちはなさそう。

レッドガラン京都大賞典:9着、514kg(+4kg)中2週)<C>
坂路で好時計が出るタイプで、前走時も坂路で好タイムをマークしていた。ただ、大きな馬でパドックでは硬さが感じられた。中2週のこの中間は、先週金曜日に坂路で追われ終い好時計を計時していて、出来自体は悪くない印象を受ける。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ジオグリフマリアエレーナシャフリヤールの3頭をあげておきます。


◇今回は、天皇賞(秋)編でした。
天皇賞(秋)連対馬の最終追い切り内容を分析してみると、過去10年の連対馬20頭のうち13頭がWコースで追い切られています。ちなみに、1週前追い切りに関しても14頭がWコースでの追い切り。1週前、最終追い切りともに坂路で追い切られていた馬は、5頭(関東1、関西4)となっていました。これを過去5年までに絞ってみると、連対馬10頭のうち8頭がWコースでの追い切りで、1週前に関しても9頭がWコースでの追い切りとその比率は上がります。やはり、天皇賞(秋)に関しても、「Wコース追い」が近年優勢との傾向が出ているようです。
特に関東馬は、坂路調教で連対した馬はスピルバーグのみでそれも8年前。関東馬で坂路仕上げというパターンは、軽視していいと考えています。一方で、関西馬は、坂路オンリー調整での連対例こそ同様に少なくなってきていますが、輸送を控えることから1週前にCWで強めに追い、最終追い切りは坂路で息を整える内容というパターンも十分考えられます。そうした背景から、関東馬ほど軽視する必要はないでしょう。
先週の菊花賞、今週の天皇賞(秋)と、連対馬の調教内容について綴ってきていますが、その他のレースに関しても近年はWコースで追い切られた馬のほうが、頭数も多く成績も良いように感じます。そのあたりは、外厩で調整する馬が多くなってきていることも影響しているのではないかと考えています。
私が競馬の予想で調教内容を重視するようになったきっかけは、フジキセキサイレンススズカのようにデビュー前から栗東坂路を破格の時計で駆け上がってくる馬に影響を受けたからであり、近年坂路調教馬たちの元気が感じられないというのはどこか寂しいものです。ただそれも時代の流れ。仕方ないことといえばそうなのかもしれませんし、その時代その時代で取り残されないように予想をしていかなくてはなりませんね。


※天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年8月26日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】勝ち馬も敗戦組も収穫アリの札幌記念/キーンランドカップ展望
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夏の大一番、札幌記念ジャックドールが好位から抜け出し勝利。連勝がストップした大阪杯以来の一戦だったが、最高の形でターフに戻って来た。

これまでの勝利のほとんどが逃げ切り、あるいは4コーナー先頭だったジャックドールにとって、今回は道中4番手から徐々に押し上げて4コーナー2番手という競馬。

「逃げなくても競馬はできる」

という言葉は、言うは易く行うは難し…であることが多いが、ジャックドールは見事に実戦でそれを証明してみせた。もともと使いつつキャリアを重ねるにつれて力をつけて行く傾向のあるモーリス産駒。秋に向けて楽しみが広がる一戦だった。

また、メンバーが揃った一戦だっただけに負けた中にもキラリと光るものを見せた馬がいた。特に今後に向けてという意味で注目したいのは7着のアンティシペイト。今回はCコース替わりで立ち回り優勢になった馬場と大外枠に泣かされた形になったが、それでも長くいい脚を使ってよく伸びていた。

本馬の父はルーラーシップ、そして母父はディープインパクト。この配合はベテランまで活躍したキセキや、先日の七夕賞を勝ったエヒトなどがいて、モーリス産駒同様にキャリアを重ねる中で力をつけて行くタイプが多い。アンティシペイトは現在5歳だが、今年に入ってからの充実ぶりを見るとさらなる成長に期待できそうだ。長丁場も合うので、秋から来年にかけて重賞戦線で期待したい。オールカマーアルゼンチン共和国杯あたりをぜひ使ってほしい。

なお、先週の札幌芝はCコース替わりもあり逃げ切りが頻発。14レース中8レースが逃げ切り、差し追い込み勢には相当厳しい馬場状態だった。この傾向は今後に向けても覚えておくようにしたい。

~キーランドカップ展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は札幌競馬場でキーンランドカップが行われる。注目馬はコチラ。

トウシンマカオ川田将雅騎手)

3歳馬のトウシンマカオに注目。前走のNHKマイルカップは差し馬に有利な流れ。トウシンマカオにとっては距離も長く、むしろ逃げて8着はよく頑張ったといえる内容だった。意外なことに初の1200m挑戦となるが、常に行きたがるレースぶりからも、父ビッグアーサーの血統からもむしろプラスだろう。持ち味のスピードを存分に生かしてほしい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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ジャックドールの口コミ


口コミ一覧
閲覧 93ビュー コメント 0 ナイス 5

こんにちは(^^)

今日は春の中距離路線ナンバーワン決定戦☆

『大阪杯』が行われます♪

天気も良さそうですし良い戦いが見れそうです(^^)

◎ジャックドールでいきます!

昨年のこのレースは5着に敗れてしまいましたがやはり落鉄の影響が響きました。しかし5着を確保出来たのもこの馬の強さだと思います♪

昨年のリベンジに期待します(^^)

○ヒシイグアス

▲ヴェルトライゼンデ

△ノースザワールド

も相手に入れながら3連複&3連単を買います(^o^)

 ゴンザレス・ゴンゾウ 2023年4月2日() 09:22
R5第67回大阪杯
閲覧 90ビュー コメント 0 ナイス 0

ここは、単騎逃げを打てる⑨ジャックドールを本命◎です。
この馬は、逃げてこその馬。破壊力勝負では、持ち味が生きないです。
パンサラッサに邪魔され、自分の競馬をしてないので、今回期待したい。
対抗〇は、⑭ヒシイグアスです。
阪神コース適性の高さ&ゴールデンコンビの堀厩舎&松山Jですので、迷いなしの買いです。
相手には、①ジェラルディーナ、②マリアエレーナ、⑥ヴェルトライゼンデ、⑩ポタジェ、⑬ダノンザキッドです。

ゴンザレス権蔵橋の買い目
三連単
⑨⑭→①②⑥⑩⑬

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 DEEB 2023年4月2日() 09:03
恥ずかしい馬予想2023.04.02
閲覧 80ビュー コメント 0 ナイス 3

趣味が競馬です。へたくそです。当たりません…。
恥ずかしい予想を…記録用に書きます。
今日も競馬を楽しみましょう。

中山10R 両国特別 4歳以上2勝クラス(混合)(特指)
◎ 9 ラズベリームース
○ 2 ロードカテドラル
▲ 5 ワザモノ

中山11R 美浦ステークス 4歳以上3勝クラス(混合)(特指)
◎ 2 サンストックトン
○13 サクセスシュート
▲ 1 ダノンドリーマー
△12 スパイラルノヴァ

中山12R 4歳以上2勝クラス(混合)[指定]
◎ 3 ティントリップ
○11 ウィンダミア
▲13 シュロス
△ 6 サトノワールド
×16 ニルカンタテソーロ

阪神 3R 3歳未勝利[指定]
◎ 5 ホペロア
○10 ☆ウォーターハウス
▲ 1 メイショウジェンマ
△11 ビッグベルーガ

阪神 9R 明石特別 4歳以上2勝クラス(混合)[指定]
◎ 7 セレブレイトガイズ
○ 9 タガノカイ
▲ 1 テーオーソラネル
△ 3 ヴェールランス

阪神10R 心斎橋ステークス 4歳以上3勝クラス(混合)(特指)
◎ 3 スーサンアッシャー
○ 1 ボルザコフスキー
▲ 5 アルナシーム
△ 7 シゲルカチョウ
× 8 メイショウホシアイ

阪神11R 大阪杯 GⅠ 4歳以上オープン(国際)(指定)
◎ 2 ★マリアエレーナ
○ 6 ☆ヴェルトライゼンデ
▲11 スターズオンアース
△14 ヒシイグアス
× 9 ジャックドール
☆ 5 ワンダフルタウン

阪神12R 陽春ステークス 4歳以上3勝クラス(混合)[指定]
◎ 9 ラヴケリー
○12 サンライズアムール
▲15 ペプチドヤマト
× 4 ☆クリノサンレオ

今日は、予定が何もないので、徘徊します。

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コメント一覧
5:
  早乙女トトロ   フォロワー:0人 2023年4月2日() 05:44:15
3月28日の東スポにラブドールレンタル店(エロエロ天使)のコラムとジャックドールの紹介記事。
まさにドールがジャックした感じ!!
と言う事で、ジャックドールで勝負!!
dollでなく、D・orだろうはこの際無視で
武豊逃げろ!!
せめて、長く夢見させてくれ!!
4:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年10月30日() 16:26:50
やはり一日も早く調教師試験を受けて親を隠居させるべき。
藤岡家は本人に技術が無かったので息子に期待したが、トンビはトンビでしかないので愚兄が跡を継ぐしか道が無くなった。
技量足らずは血統なので仕方がないので早々に跡を継ぐ準備をするしかない。はっきり言って藤岡佑介は邪魔者。鞍上としては要らない人間なのでこの道を進むしかない!(案の定着外負けに大いに納得!)
3:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年4月6日(水) 00:39:00
展開で優位に立ったが、鞍上の未熟さのせいで見事に捕まってしまった。
勢いは最上位でも乗り手が馬に見合わなければ優位さも無くなると言う好例。
藤岡一門は愚かで拙い未熟な池添一門と同じ。

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