ガイアフォース(競走馬)

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写真一覧
現役 牡6 芦毛 2019年2月21日生
調教師杉山晴紀(栗東)
馬主KRジャパン
生産者追分ファーム
生産地安平町
戦績18戦[3-5-0-10]
総賞金31,335万円
収得賞金10,800万円
英字表記Gaia Force
血統 キタサンブラック
血統 ][ 産駒 ]
ブラックタイド
シュガーハート
ナターレ
血統 ][ 産駒 ]
クロフネ
ロージーチャーム
兄弟 ジョワイユノエルヴィジリア
市場価格3,240万円(2019セレクトセール)
前走 2025/06/08 安田記念 G1
次走予定

ガイアフォースの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
25/06/08 東京 11 安田記念 G1 芝1600 184732.292** 牡6 58.0 吉村誠之杉山晴紀B 494
(+12)
1.32.9 0.233.9⑧⑧ジャンタルマンタル
25/04/27 香港 7 Cマイル G1 芝1600 13--------9** 牡6 57.0 川田将雅杉山晴紀 482
(--)
1.33.9 0.7----レッドライオン
25/02/23 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 1681511.967** 牡6 58.0 長岡禎仁杉山晴紀 498
(+2)
1.36.5 1.035.9⑪⑫コスタノヴァ
24/12/01 中京 11 チャンピオン G1 ダ1800 1681613.7515** 牡5 58.0 長岡禎仁杉山晴紀 496
(+2)
1.53.7 3.640.0⑬⑬⑥⑩レモンポップ
24/06/02 東京 11 安田記念 G1 芝1600 181211.654** 牡5 58.0 長岡禎仁杉山晴紀 494
(0)
1.32.6 0.333.5⑧⑦ロマンチックウォリ
24/02/18 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 164713.052** 牡5 58.0 長岡禎仁杉山晴紀 494
(-6)
1.35.9 0.237.2⑧⑧ペプチドナイル
23/12/02 阪神 11 チャレンジC G3 芝2000 13562.416** 牡4 57.0 西村淳也杉山晴紀 500
(+4)
1.59.2 0.435.3ベラジオオペラ
23/10/29 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 115545.475** 牡4 58.0 西村淳也杉山晴紀 496
(+6)
1.56.2 1.035.5イクイノックス
23/09/24 中山 11 オールカマー G2 芝2200 15474.925** 牡4 57.0 西村淳也杉山晴紀 490
(-2)
2.12.4 0.435.7ローシャムパーク
23/06/04 東京 11 安田記念 G1 芝1600 184719.084** 牡4 58.0 西村淳也杉山晴紀 492
(+6)
1.31.6 0.233.3⑨⑨ソングライン
23/04/23 京都 11 マイラーズC G2 芝1600 15478.242** 牡4 58.0 西村淳也杉山晴紀 486
(-10)
1.31.5 0.033.2⑧⑨シュネルマイスター
23/01/22 中山 11 AJCC G2 芝2200 146101.815** 牡4 57.0 C.ルメー杉山晴紀 496
(+2)
2.14.0 0.535.2⑥④④⑥ノースブリッジ
22/10/23 阪神 11 菊花賞 G1 芝3000 18113.518** 牡3 57.0 松山弘平杉山晴紀 494
(-4)
3.04.0 1.638.0⑥⑥⑦④アスクビクターモア
22/09/19 中山 11 セントライト G2 芝2200 13695.131** 牡3 56.0 松山弘平杉山晴紀 498
(+8)
2.11.8 -0.034.7⑥⑥⑤④アスクビクターモア
22/07/03 小倉 9 国東特別 1勝クラス 芝2000 10221.411** 牡3 54.0 松山弘平杉山晴紀 490
(+2)
1.56.8 -1.135.4サクセスドレーク
22/05/14 中京 9 あずさ賞 1勝クラス 芝2000 9661.612** 牡3 56.0 松山弘平杉山晴紀 488
(+2)
1.59.8 0.234.4セントカメリア
22/03/12 阪神 5 3歳未勝利 芝2000 168152.511** 牡3 56.0 松山弘平杉山晴紀 486
(0)
2.00.4 -0.734.8④④④④ブラックシールド
21/09/05 小倉 5 2歳新馬 芝1800 137109.332** 牡2 54.0 松山弘平杉山晴紀 486
(--)
1.50.3 0.134.3ドウデュース

ガイアフォースの関連ニュース

昨年の最優秀スプリンターでチェマンズスプリントプライズ5着ルガル(栗・杉山晴、牡5)は、秋の大目標を連覇がかかるスプリンターズS(9月28日、中山、GⅠ、芝1200メートル)とすることが25日、わかった。杉山晴調教師は「間に一戦、使うか、そのまま向かうかは馬の様子を見ながら決めます」と説明した。

また、僚馬で安田記念2着ガイアフォース(牡6)は、秋はマイルCS(11月23日、京都、GⅠ、芝1600メートル)が目標。こちらも前哨戦を挟むか直行かは馬の状態を見ながら決める。

【ラジオNIKKEI賞2025】キーホース診断 運命を分けた夏からの再出発なるか? 格上挑戦で臨むバズアップビートを考える 2025年6月25日(水) 15:00

バズアップビート

デビュー戦の結果で、その後の運命は大きく変わる。

近年だとドウデュースvsガイアフォースソールオリエンスvsレーベンスティールなど、後で見返すと「すごい組み合わせだなぁ」と思うレースがある。この2レースの場合はどちらも大きく羽ばたいて出世していったというパターンだが、勝者と敗者の間に大きな差が付いてしまうということも全く珍しくない。


今回取り上げるバズアップビートは、現在その狭間でもがいている存在だ。

デビューは昨年の7月。今から1年前の小倉だったが、デビュー戦の相手はジョバンニ。後の皐月賞4着馬だった。

レースではそのジョバンニが勝負どころで一気に進出して早め先頭に立つかたちだったが、バズアップビートは最内で他馬に囲まれていたことで完全に仕掛けが遅れてしまった。直線では猛然と追い上げたものの、1馬身差まで迫ったところがゴール。脚色はバズアップビートのほうが目立っていただけに、もし仕掛けが遅れていなかったら、もし距離がもう少しあったなら、結果は変わっていたかもしれない。

だが、現実はジョバンニが勝ち、彼はそのまま出世街道に乗っていった。

一方でバズアップビートは未だ1勝馬で、今回も格上挑戦という立場だが、前走の白百合Sで上昇の兆しは見せた。先を行かれたライバルよりも先に重賞タイトルを得て秋戦線に臨んでいくことはできるのか。いつも通りに各要素から考えていきたい。


まず指数面だが、新馬~未勝利脱出までに掛かった5戦目までの間、数字はかなり低調に推移した。

前述のデビュー戦の内容だけ見れば早々に勝ち上がっても不思議はなさそうだったが、一向にパフォーマンスは伸びず。ようやく勝ち上がった未勝利戦の内容もそれほど記憶に残るものではなく、正直なところ重賞どころか1勝クラスでも厳しいのではと思える水準に過ぎなかった。

が、そこから休養を挟んで陣営が選んだレースはダービートライアルのプリンシパルS。ここではスタートで落馬してしまったが、その次走でもリステッドの白百合Sを選択してくるあたり、陣営の期待の高さが窺える。実際にここで好走し、指数も一気に急上昇。過去にこのレースを足がかりにラジオNIKKEI賞でも好走した馬たちとも遜色ない数字を刻んでおり、このレースだけ見ればメンバー上位の評価を下すことも可能だ。


だが、その白百合Sは前が流れる展開かつ、開催後半で極端に外差し傾向が出ていたレース。本馬は展開も馬場も味方に付けての好走だったので評価は大きく分かれると思うが、スタートで他馬と接触し、外枠もあって内にも前にも行けず、引っ張りきりの手応えをどうにか抑えつつの後方追走だったので、相応のロスはあった。その上での差し込みなのだから、ポジティヴに捉えることもできるだろう。


血統を見ると父エピファネイア×母父ルーラーシップといういかにも中長距離向きの構成で、成長度合いはそれほど早いようには見えない。本馬自身、4月29日というかなり遅めの生まれなので、このくらいの時期から上昇を見せる可能性はありそうだ。

母のビートマッチは2歳の12月にデビュー勝ちを収め、そこから時間が経った3歳7月の福島で覚醒したような圧勝を決めた。同じような時期に息子の本馬が福島で重賞挑戦というのはなんとなく運命的なものを感じて面白い。母と同様の成長力と舞台適性を秘めているようであれば、好勝負に持ち込んでも不思議ないはずだ。


調教面はこの中間も順調で、コースで適度な前進気勢と終いの伸びを共存させているように映る。

結果が出なかった未勝利在籍時はこうした時計の刻み方ができず、走るごとに悪くなっていった印象があるだけに、春前半に無理せず立て直した効果は大きそう。

友道厩舎は同じようなかたちでショウヘイをダービー3着にまで導いているだけに、その厩舎力の高さにも期待したいところだ。

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【しらさぎS2025】トッププロ厳選の穴馬! 延長ローテと対戦比較から期待できる1頭は? 2025年6月18日(水) 11:00

えーっと、なんですか? しらさぎS? 地方をやっていると、しらさぎ賞というのはありますが、似たような名前で困りますね……。なんでここで急に新しい重賞ができるのかと思いましたが、要は米子SがG3になったという理解でいいみたいですね。

米子Sと同じ阪神マイルなので、そこから傾向を探っていきたいところではありますが、なんとなく差しも決まるかなという印象(もちろん展開にもよりますが)です。さらに展開的に流れるようなメンバー構成であれば、思いっきり差し馬優勢とみるような予想でもいいかなと考えています。


それでは、早速新設重賞の上位人気想定馬を見ていきたいと思います。


まず1頭目はレーベンスティール

前走のAJCCでは2番人気12着と、結果がふるいませんでした。2走前の天皇賞(秋)ではかなり強い内容の8着だったため、勝っている舞台の中山2200mではまず崩れないかなとみていましたが、思ったより走りませんでした。前走の内容から、結局のところ2200mというのは本質的に少し長い可能性もあり、勝った時もモレイラJとルメールJがうまく乗ってのものでした。

そのことから今回のマイルはプラスに出る目もあり、勝ち方によっては秋G1の主役になるかもしれません。タイプ的に長い直線より短い直線がいいとは考えていますが、マイルなら関係ないかなと思います。どんなレースをするか楽しみな1頭ですね。


2頭目はチェルヴィニア

前走のドバイシーマCではスムーズな競馬をして6着でした。2走前の京都記念では断然の1番人気になりながら伸びを欠いての9着で、4歳になってから今のところ結果が出ていません。敗因はいろいろあると思いますが、体調は悪くないのに結果が出ていないとした場合、もしかしたら、今となっては2400m前後の距離だと長いのかもしれません。実際、前走のドバイでも、直線までの雰囲気は悪くないのにさっぱりだったのを見ると、敗因が距離適性という可能性はじゅうぶんあると思います。

その点、今回はマイルになるわけですから、陣営もしっかり走ってもらいたいところでしょう。ただ、斤量が57㎏ということで、結局「重かったよね」とならなければいいですね……。


3頭目はシヴァース

前走の夢洲Sでは好位内から抜け出しての完勝でした。2走前のアメジストSでは9着と負けてしまいましたが、その時のレース内容と成績をふまえても、マイルがベストの距離なのでしょう。

今回は、そのベストの舞台ということで、相手が強化されてどれだけ走れるかといったところ。デムーロJも、この馬だとスタートは安定しているので、ある程度ロスなく乗ってきてくれると思いますし、今のところマイルでは底らしい底は見せていないので、オッズによってはしっかり買い目に入れておきたい馬だと思います。


4頭目はキープカルム

前走のダービー卿CTでは勝ち馬の後ろを通ってきての3着でした。うまく乗られた勝ち馬も、次走の安田記念ではさっぱりで、同じくうまく乗られて3着だったこの馬も、評価は低いものになります。

当日、ロスなく乗った馬ばかり来る馬場で内枠や、外差しが利く馬場の外枠だった場合は馬券対象として考えなければなりませんが、正直消しでいい馬だと思っています。


最後にデビットバローズ

前走のエプソムCでは9着でしたが、そこまで長く脚を使うタイプではないので、展開が厳しかったうえに、外枠も響きました。それを考えれば度外視してもいいので、今回はこの馬に合った流れになるか、また好枠を引けるかが課題になるでしょう。立ち回りの上手さを活かせる馬ではあるので、できれば内目の枠にあたり、あとはそこまで速い流れにならなければ、上位に巻き返してきてもいい馬だと思っています。

傾向としては、差し馬勢有利のレースではありますが、メンバー的に「ガンガン行くぜ」みたいな馬はいないので、楽逃げなどが叶えば期待できる1頭かもしれません。買い目には入れておきたいですね。


と、上位人気想定の馬でした。実力馬が大敗からの参戦に加え、上がり馬的な存在もいて、なかなか予想の難しいレースとなりそうです。米子Sとして行われていた当時も、時折荒れているイメージがありますし、今回も少しそんな雰囲気は漂っています。最近は、安田記念ガイアフォース函館SSドンアミティエなど、勝たないまでも重賞でポコポコ当たるようにはなっているので、続けていきたいなと個人的には思っています。それにしても今年は単勝が当たらなすぎるけど……。


以上、レース見解でした。マイルに短縮する実績馬の扱いもポイントになりそうですね。穴馬に指名されるのはどの馬でしょうか。


※以下、注目馬は出走確定前に選定している為、当日上位人気になる可能性、出走取り消しの可能性がございます。又、枠が確定してから見直す場合もある為、注目馬に挙げていない人気薄をプロ予想MAXで本命にする可能性もございます。


■注目馬①ボルザコフスキー

前走の信越Sは12着でしたが、マイルがベストと考えればそこまで悲観する内容でもない一戦です。道悪ではありますが、一応同舞台の六甲Sの勝ち馬でもありますし、3勝クラス勝利時に2着だったのは、重賞でもある程度好走しているクルゼイロドスル。長期の休み明けが気になる場面ではありますが、フレッシュな状態で体調が万全であれば、もしかしたら馬券圏内なんてこともあっていいかもしれません。


以上、豚ミンCプロの注目馬とコメントをお届けしました。今週はボルザコフスキーの推奨でした。良績のあるマイルで巻き返しを期待したいですね。それでは、また来週お会いしましょう。

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【安田記念2025】重賞レースおさらい帳 再発進でマイル日本一の座へ! ジャンタルマンタルが完勝でG1・3勝目 2025年6月9日(月) 13:00

「マイルという距離でこの馬が日本で一番強いんだというレベルまで行ければいいなと思っています」

昨年ジャンタルマンタルNHKマイルカップを制した時、川田騎手はこうコメントしていた。

実際にそれもじゅうぶんに可能と思わせるパフォーマンスであったし、さらに成長した暁にはどれほどの走りを見せてくれるのかと楽しみになる存在だったのは確かだ。


だが、それから彼がレースで走ったのは昨年末の香港マイルのみ。しかも直線で早々に手応えを失っての惨敗だった。一頓挫明けでの海外遠征でこの結果は仕方のないものではあったが、それまでひたすらに強さを見せていた馬なだけに暗雲が立ち込めたのもまた事実で、今回はそれ以来の実戦。急仕上げ説、早熟説、万全説……いつにも増して様々な憶測が飛び交っていたように思う。


レースはマッドクールウインマーベルが積極的に出して行き、ジャンタルマンタルは2頭を見るかたちで3番手。シックスペンスも好位のインを確保し、虎視眈々と前を狙う。

序盤にロングランが掛かって前に並びかけるなど多少の動きはあったが、600m通過は35秒0と、G1であることを思えばかなりのスローペース。そのぶん後半にはかなり長くいい脚を使うことが要求された。


その中でジャンタルマンタルNHKマイルカップを彷彿とさせる先行抜け出し。抜群の手応えで早々に先頭に立つと、後続の馬に付け入る隙を与えない。後方からガイアフォースソウルラッシュらベテラン勢が脚を伸ばすも大勢は覆らず、1馬身半差まで詰めるのがやっと。不安も憶測も吹き飛ばし、新たなマイル王が誕生する結果となった。


果たして走れる出来にあるのか。

予想する者の迷いが反映されたようなオッズだったジャンタルマンタル。高野調教師のトーンは戦前からかなり高かったが、その通りに状態面の不安を一掃する快勝だった。

大崩れの少ない安定した脚質と旺盛な競走意欲は健在で、一線級のソウルラッシュらも問題なく撃破。冒頭の川田騎手のコメント通り、一気にマイル日本一の座に就いたと言っていいだろう。

香港での惨敗という厳しい状況から前哨戦を使うという選択をせず、ここ一本に絞って見事に勝たせた陣営の手腕も素晴らしく、路線内で盤石の存在になっていきそうだ。


2着争いはガイアフォースが制した。

こちらも前走香港惨敗組で、今回は"10日競馬"でG1に挑むという異例のローテ。近走の不振もあって余計に人気を落としていた印象だが、当レース2年連続4着の実績は伊達ではなかった。

鞍上によればブリンカーも効いていたとのことだが、ここに来て再浮上を果たしたのは大きい。舞台によってムラがあるのはこれからも変わらないだろうが、好走歴のある舞台では特に警戒すべき存在か。


最終的に1番人気に支持されたソウルラッシュはなんとか3着を確保。

序盤からやや忙しそうな挙動を見せ、スローペースの中、外から動くかたち。相応に負荷の高い内容だったが、いい脚の持続時間は今ひとつだった。

これまでの実績が示す通り、東京ではなぜかこうした競馬に終わることが多く、今回も"見えない壁"は突破できず。その主原因ははっきりせず、舞台適性の差というほかないか。

それでも馬券圏内は確保しているので、依然その能力は無視できない域にあるのだが、若い力の台頭をどこまで抑え込むことができるか。秋の走りにも注目が集まる。


4着のブレイディヴェーグは年初よりも絞れた身体で体調は良さそうだった。

不安定だったスタートも今回はしっかりと決めて好位から進むかたちで、現状の力は出し切った印象。昨年と比較しても大きく成長しているとの感触こそないが、ピークが過ぎているというところもない。

秋に進む路線がどうなるかは未定だが、エリザベス女王杯を目標とした牝馬路線ならば上位評価可能な水準の能力を維持している。


評価が難しいのは大きく人気を下回る着順だったシックスペンス

久々のマイル戦でもそう無理せず好位確保が叶ったが、直線では早々に劣勢。自身初の2桁着順となってしまった。

陣営は緩い馬場を敗因に挙げており、4コーナーではバランスを崩すような様子も見られたが、それを踏まえても不可解なくらい淡白な負け方だったように感じる。

緩いとは言えど発表は良馬場。他場の開催後半と比較してもかなり良好な状態と言える東京でこれほどパフォーマンスが変わるとなると、今後は馬場状態にかなりナーバスになる必要性が出てきてしまう。

中山記念大阪杯で示したパフォーマンスはG1通用級と思えるだけに、今回に関しては馬場以外の要素も敗因の中に隠れているように思えてならない。

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【安田記念】ジャンタルマンタル3年連続マイルGⅠ制覇 川田将雅騎手、マイル日本一「証明してくれた」 2025年6月9日(月) 05:00

川田将雅(39)=栗・フリー=騎乗の2番人気ジャンタルマンタルが、3番手から直線で抜け出してそのまま押し切り、朝日杯FSNHKマイルCに次ぐGⅠ3勝目を挙げた。安田記念NHKマイルCの覇者が勝ったのは初めて。川田騎手は安田記念単独最多の4勝目となった。2着は9番人気ガイアフォース、1番人気のソウルラッシュは伸び切れず3着に敗れた。



1年前の宣言通り、日本最強マイラーへと上り詰めた。ジャンタルマンタルが、香港マイル13着の大敗から鮮やかに復活。昨年のNHKマイルC快勝時に、川田騎手に「(マイルで)この馬が日本で一番強いんだというレベルまでいければいいなと思っています」とまで言わしめた逸材がついに頂点へ。GⅠ3勝目の瞬間、珍しく人さし指を掲げた鞍上が、相棒へ賛辞を贈った。

朝日杯FSを勝ったときにとてもポテンシャルの高さを感じ、NHKマイルCを勝ったときにはこの馬が日本で一番のマイルの馬になると実感しました。秋は結果を伴うことができなかったですけど、馬自身が日本で一番強いマイル馬なんだと証明してくれたレースじゃないかと思います」

昨秋は体調が整わず、香港マイルでは全く競馬にならず13着に終わった。失意の帰国後もガレた馬体が疲労の大きさを物語ったが、この春は安田記念に目標を絞り、復活へ向けて牧場、厩舎が力を注いできた。

「負けた後の戦い。この馬の評価のためにも勝つこと」と自分にプレッシャーをかけてきた高野調教師も装鞍所で愛馬をチェックし、「馬体の張りがしっかり出ていて、落ち着きつつ、人間を寄せ付けない雰囲気。(調教では)四肢の伸ばし方もこれまでと違って一段上にいるなという感覚があったし、完璧だと思いました」と、自信を持って送り出した。

状態の良さで苦境もはね返した。好スタートから3番手を確保したものの、他馬が外からかぶせてきたところでエキサイト。川田騎手も「どうなっていくか」と心配したが、崩れかけたリズムを取り戻して直線へ向くと、ライバルと歴然に違う手応えで先頭を捕える。ゴーサインを出せば、力強く反応。2着に1馬身半差をつける完勝劇に「改めて素晴らしい馬だなというのを実感しながらの直線でした。本来の姿をきょうはお見せできたと思います」と鞍上は胸を張った。

今後については海外のレースも含めて協議されるもよう。「またこうやって輝きを取り戻せたということで、ジャンタルマンタルの第2章が始まった」。高野師は力強く締めくくった。まだキャリア8戦の4歳馬。才能あふれる若きマイル王の快進撃はここからだ。(板津雄志)

ジャンタルマンタル 父パレスマリス、母インディアマントゥアナ、母の父ウィルバーン。黒鹿毛の牡4歳。栗東・高野友和厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は(有)社台レースホース。戦績8戦5勝(うち海外1戦0勝)。獲得賞金5億435万円(すべて中央)。重賞は2023年GⅡデイリー杯2歳S、GI朝日杯FS、24年GINHKマイルCに次いで4勝目。安田記念は川田将雅騎手が2015年モーリス、17年サトノアラジン、21年ダノンキングリーに次いで4勝目、高野友和調教師は初勝利。馬名は「インドにある天体観測施設」。

★アラカルト

川田将雅騎手 2021年(ダノンキングリー)以来の通算4勝目で、勝利数単独トップ。JRA・GⅠは24年朝日杯FSアドマイヤズーム)以来で、通算29勝目。14年から12年連続勝利となった。同重賞は京都新聞杯ショウヘイ)以来で今年4勝目、通算146勝目。

高野友和調教師 のべ5頭の出走で初勝利。これまでの最高着順は24年(ナミュール)の2着。JRA・GⅠは24年エリザベス女王杯スタニングローズ)以来で通算9勝目。21年から5年連続の勝利。同重賞も24年エリザベス女王杯以来で、通算29勝目。

◆パレスマリス産駒 初出走で勝利。JRA・GⅠは本馬による24年NHKマイルC以来で、通算3勝目。同重賞も24年NHKマイルC以来で、通算5勝目。

★入場&売り上げ

安田記念の入場人員は5万1642人で前年比115・8%。売り上げは222億4741万9800円で同111・1%だった。

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【安田記念】9番人気の低評価に反発 ガイアフォース2年連続4着から今年は2着 吉村誠之助騎手「頑張ってくれました」 2025年6月8日() 19:11

2年連続4着のガイアフォースは、長くいい脚を使って2着と健闘。9番人気の低評価に反発した。道中8番手からメンバー2位タイの上がり3ハロン33秒9の末脚でグイグイと伸びたが、1馬身半差及ばなかった。吉村騎手は「程よく気合が乗っていて、雰囲気はそれほど悪くなかった。最後は馬場のいいところに出せたが、3~4コーナーでゴチャついてしまい、少しだけ下げる形になった。勝ち馬との差はその差だと思う。頑張ってくれました」と、初コンビの相棒をたたえた。

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注目された天皇賞(秋)イクイノックスが圧勝。ジャックドールのハイペース逃げにも動じることなく、スッと手応え良く3番手につけ、直線は悠々と抜け出すだけ。ゲートで遅れた後方待機組が2~3着に突っ込んできたのをみても展開は厳しかったが、ただ一頭レベルが違った。これで昨年の天皇賞(秋)から、海外を含めてG1・5連勝。まさに向かうところ敵なし。

もっとも、2着以下も注目馬多数。2着ジャスティンパレスはスピード競馬にも対応。展開が向いたにしても中身の濃い競馬だった。距離が延びるジャパンカップではさらに差が詰まる可能性もある。

3着プログノーシスは位置取りこそハマったが少し仕掛けが早かった。タイプ的にはマイルCSで見たいが、連戦で使えるタイプの厩舎ではないだけにどうだろうか。距離は2000mが限界か。逆に有馬記念あたりも良さそうだが、そうなると騎手を選ぶことにもなる。現実的ではないか。

5着ガイアフォースも強気に攻めていって能力を証明した。こちらはマイルCSなら有力。京都外回りは合う。

惨敗組の中ではドウデュース。良くも悪くもマッチョになってきており、3歳時のような溜めて鋭く伸びるタイプではなくなっている。ジャパンカップで期待したいところだが、今回の内容を見る限り、仮に武豊騎手に手綱が戻ってもどうかなというのが正直なところ。有馬記念、あるいはマイルで再び見たい気もする。

ジャックドールはレースを盛り上げる逃げを打ったが、一度でいいから外国人騎手で見てみたい。香港カップなら有力では。

ちなみにルメール騎手は今年の秋開催の東京芝で12勝。複勝率は73%と、いい馬に乗っているにしても、それを上回る圧倒ぶりだ。

今の東京芝はルメール騎手のスタイルに極めて合っていることも大きい。乾いて差しが届く「ルメ馬場」が続くならば、人気でも嫌ってはいけないか。

ちなみに秋の東京開催、唯一良馬場ではなかった10/9(月)は、ルメール騎手(0-1-1-3)と不発。雨が降ってタフな馬場になると切れ味をそがれるので、一転して「危ルメ馬場」にになる。ルメール騎手の人気馬を素直に信じるかどうかは、空模様次第ということになる。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はみやこステークスから。

ワールドタキオン斎藤新騎手)

注目はワールドタキオン斎藤新騎手。
前走のエルムSは、好スタートから好位追走、逃げ馬が早々にバテたことで早めに動かされる形で厳しい流れだったが、それでも最後は地力で2着に粘り通す強い内容。出戻り後はずっと好内容を続けており、重賞でも安定して走れそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年10月25日(水) 16:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月29日(日) 東京11R 第168回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)


<前走:宝塚記念 阪神芝2200m(レース映像)> 4ヶ月

イクイノックス(1着 492kg(海外競馬出走))<A>
☆『前走の追い切り
昨年はダービーからの休み明けだったが、今年は宝塚記念からの休み明けで迎える。この中間の追い切りの本数はほぼ同じだが、今年のほうが2週前には長めから速い時計を出している。大目標はジャパンカップになると思うが、ここでも世界チャンピオンとして負けられないデキで出走してくることになりそう。

ジャスティンパレス(3着 492kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
前走の宝塚記念では3着に敗れたものの、春は安定した内容のレースができた。そこからの休み明けで、この中間はこれまでと同じような乗り込み量で順調に調整されている。ただ1週前追い切りの動きを見ると、いつもと比べるとズブい感じが強くやや重め残りの印象を受けた。


<前走:札幌記念 札幌芝2000m(レース映像)> 中9週

プログノーシス(1着 476kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
この中間も坂路で乗り始めて、2週前、1週前とCWを長めからという、これまで同様の調整内容で順調さがうかがえる。川田騎手が騎乗しての1週前追い切りでは、馬なりも迫力のある走りで楽に先着と、前走以上に調子を上げてきている感じあり。

ダノンベルーガ(4着 508kg(海外競馬出走))<B>
☆『前走の追い切り
前走は休み明けで苦手な右回り参戦。追い切りでの動きもあまりよく見えなかった。今年は一度使われていることもあり、1週前追い切りでは強めには追っていたものの直線スッと前に出ると一気に突き放して先着の好内容を披露してきた。昨年の1週前が、古馬1勝クラスを相手に前に出るのにモタモタしていたところがあったことを思うと、叩き2戦目で反応も良く昨年よりも好状態で臨める見込み。

ヒシイグアス(5着 502kg(+16kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックでは緩さがあり、太め残りの馬体だった。この中間、1週前追い切りでは併せ馬の内でモタモタした様子で先着できず、良くなるには時間がかかりそう。

ジャックドール(6着 516kg(+8kg))<B>
☆『前走の追い切り
昨年と同じローテーションで、この中間の調整内容も1週早く乗り出している点以外は内容的にも同等。1週前追い切りの動きを見ると、昨年はのんびりした感じがあったが今年は気合乗りがかなり良く、出来に関しては今年のほうが上か。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中4週

ガイアフォース(5着 490kg(-2kg))<A>
☆『前走の追い切り
春はマイル戦を2回走ってともに差のない競馬だったが、直線での伸び脚とゴール後の余力などを見ると明らかに距離不足。休み明けの前走時に関しては、マイナス体重だったがお腹の辺りに緩さがあり、直線伸びきれなかったのはそのあたりが影響したかもしれない。デビュー前からすべて坂路で時計を出してきた馬だが、この中間は初めてCWで追い切られて3頭併せの外を先着。休み明けを一度使われての上積みに期待がもてる内容だった。

ノースブリッジ(7着 500kg(+12kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時はパドックでかなりイレ込んでいて、その影響はかなりあったはず。毎回パドックでは一番後ろを周回するので気性的な難しさはありそう。近走は休み明けで使われることが多く、これまでは1週前に強めに追っていることが多かったが、今回は馬なりでの調整となっている。前走からの上積みは見込める。

エヒト(11着 466kg(-6kg))<C>
七夕賞から月1ペースで使われてきて、この中間も坂路での調整。1週前に強めに追われマークした時計も、森厩舎の馬でこれくらいならザラというもので、それほど高い評価は与えられない。

アサマノイタズラ(14着 510kg(-8kg))※出走回避予定


<前走:その他のレース出走馬>

ドウデュース京都記念:1着 芝2200m 508kg(海外競馬出走) 8ヶ月半)<B>
☆『前走の追い切り
早い段階でここを復帰初戦の目標と定め調整されてきていて、かなりの乗り込み量。1週前には武豊騎手が騎乗しての追い切りで、一杯に追われて力強い走りで先着。京都記念の時よりも馬体が増えていそうだが、その分パワーが増している印象を受けた。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 5ヶ月半)※出走回避予定

アドマイヤハダル毎日王冠:4着 芝1800m 488kg(-6kg) 中2週)<B>
☆『前走の追い切り
前走の毎日王冠では、ゴール前での追い比べでわずかに及ばなかったが差のない4着と好走。この中間も、1週前に馬なりで先着と引き続き出来は良さそう。ただ前走の内容を見ると、長く良い脚を使うというよりは、一瞬の切れる脚を使うタイプで東京では仕掛けるタイミングがかなり難しい。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスプログノーシスダノンベルーガガイアフォースの4頭をあげておきます。


🏇『過去5年のダイジェスト


◇今回は天皇賞(秋)編でした。
今年で168回となる天皇賞(秋)。記念の『第100回』からしっかり競馬を観るようになって、春秋合わせて68回も天皇賞を観ていることになり、時間が過ぎて行くのは早いものだと感じます。それと同時に、最初にしっかり観たレースということで何か初心に戻る気持ちにもなるレースでもあります。長く競馬を見ていると忘れていく記憶も多くなってきているのも事実ではありますが、最初に観ていた頃の記憶はなかなか消えることはなく、それだけ強烈なものとして脳に刻まれているのかもしれません。今年は11頭と少頭数でのレースになりそうですが、あの時も14頭と少ない頭数で不利な大外枠から先行したスーパークリークが早めに抜け出して後続の追撃を押し切る内容での勝利。
今年も好メンバーが揃いました。脳に刻まれるような、記憶に残るレースになることを期待しています。


天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年9月29日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】「人気を背負いながら、それ以上に馬の能力を引き出す」今の川田騎手/スプリンターズS展望
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先週は東西でG2が行われた。

オールカマーローシャムパークが勝利。ルメール騎手らしい外からジワっと押し上げるスムーズな競馬で、最後は逃げ粘るタイトルホルダーを交わして抜け出した。これで函館記念に続く重賞2勝目。跳びが大きいので、函館芝2000mよりも中山芝2200mの方が合っていた。すぐにG1で…となるとまだ連戦への不安などもあり騎手の問題も出てくるだろうが、それでも将来性は間違いなさそうだ。

また、今年のオールカマーは負けた馬たちにも注目。

タイトルホルダーはまだ状態面で上積みがありそうだし、この日の馬場は決して内有利ではなかった。地力を証明した2着といえる。3着ゼッフィーロの操縦性の高さは相手強化への対応力を感じるもので、4着マリアエレーナも豊富なスタミナを示し、エリザベス女王杯なら、と思わせる内容だった。5着ガイアフォースセントライト記念を勝っているとはいえ現状は2000m以下の方が良さそう。相手関係を考えればやはりマイルの方が可能性があると思うので、マイルCS路線なら注目。6着ジェラルディーナは脚を余した印象で、こちらも馬場次第ではまだ巻き返しがある。

西の神戸新聞杯サトノグランツが久々の一戦を制したが、こちらは馬もさることながら、川田騎手がねじ伏せたという印象も強かった。川田騎手は先週の日曜だけで5勝。簡単に勝っているように見えるかもしれないが、先週阪神ダートの難しい馬場、難しい枠でも上手くリカバリーしていたし、接戦を制した神戸新聞杯ミッキーゴージャスで制した夕月特別も一瞬の判断力が光った。

以前は力強さの負の側面として荒々しさもあったが、今は本当に臨機応変、あらゆる状況に対応してくる。今夏の新潟や小倉でも、川田騎手がスポット参戦し多くの勝ち星を拾っていくシーンを見たが、今後もこれが日常になるのかもしれない。それだけ今の川田騎手にはスキがない。

データを見ても秋開催が始まり3週が過ぎたが、3週連続で川田騎手騎乗馬の複勝回収率はプラス。端的にいえば、

「川田人気を背負いながら、それ以上に馬の能力を引き出している」

という素晴らしい状況が続いているのだ。

それでは最後に先週からの狙い馬と、今週末の注目馬を。

【次走狙い馬】 9/23(土)中山12R サーマルソアリング 1番人気1着

好位抜け出し完勝、ちょっとモノが違う勝ちっぷりで重賞級! 派手な勝ちっぷりなのであえて挙げる意味もないかもしれないが、それを踏まえても好内容。バランスも良く不発も少ないタイプと見え、ラストも伸びるのでオープンまでは問題なく突破できるはず。順調に行ってほしい。

~今週末の注目馬~

今週はスプリンターズSから。

ピクシーナイト戸崎圭太騎手)

注目はピクシーナイト戸崎圭太騎手。
前走は開幕週の立ち回り戦で伏兵テイエムスパーダが逃げ切る流れ。後方からでは見せ場なく敗れたのも仕方ないが、直線モタれながらもギアが入ってからは鋭く伸びて復調気配を見せていた。一昨年制した際のような立ち回り勝負ではなく、末脚勝負でも対応できそう。馬場や枠順には左右されるだろうが、ハマればそろそろ一撃があるかもしれない。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年5月28日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月28日号】特選重賞データ分析編(360)~2023年安田記念
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 競馬法100周年記念 農林水産省賞典 安田記念 2023年06月04日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【“前年以降の、JRAの、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった経験の有無別成績(2017年以降)】
○あり [4-6-6-30](3着内率34.8%)
×なし [2-0-0-48](3着内率4.0%)

 ビッグレースを主戦場としてきた馬が中心。2017年以降の3着以内馬18頭中16頭は、前年以降のJRAG1で“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった実績のある馬でした。G2・G3や重賞以外のレースにおけるパフォーマンスを高く評価されている馬は強調できません。

主な「○」該当馬→ジャックドールセリフォスソダシナミュール
主な「×」該当馬→ガイアフォースレッドモンレーヴ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“東京の、重賞のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が5位以内”となった経験がある」馬は2017年以降[5-6-6-24](3着内率41.5%)
主な該当馬→セリフォスソダシレッドモンレーヴ

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2023年1月27日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】単複配当逆転現象が起こった背景とは?/根岸S展望
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AJCCは岩田康誠騎手騎乗のノースブリッジが勝利。道中は内でじっくりと脚を溜めて抜け出す、ジョッキーの得意パターンだった。

岩田康誠騎手は、継続騎乗で手の内に入れていくのが最近の勝負パターン。ノースブリッジには2歳時から騎乗しており、今回も2週連続で調教にまたがっていた。まさに「満を持して」の一戦だった。ノースブリッジ自身も最近にしては珍しく2年以上放牧に出さず在厩調整を続けている。これで重賞2勝目、成長力のあるモーリス産駒だけに、今年はG1戦線でも期待できそうだ。

敗れた中ではユーバーレーベンが久々に好走。東京でG1を制したことで東京を使われる機会が多かったが、本来は上りが掛かる中山の方が合うタイプ。これをキッカケに再浮上できれば面白い。

期待した◎ラーゴムは、4コーナーで外から上がって来た際にはやったかと思ったが、あとひと伸びを欠いてしまった。昨年ほど外が伸びる馬場にはならなかった点も痛かった。

また、1倍台の支持を集めたガイアフォースは5着どまり。すっかり白くなった馬体の美しさに画面越しとはいえ目を奪われたが、同コースで行われたセントライト記念の時のような伸びが見られなかった。そんなガイアフォースに絡めて、今回は配当の話を少ししてみたい。

今回1倍台のガイアフォースが飛んだことにより、上位3頭の複勝配当は、

ノースブリッジ 300円
エヒト 380円
ユーバーレーベン 270円

ご覧の通り、人気を考えればなかなかの高配当だった。複勝オッズは1倍台の馬が4着以下に敗れると期待値以上に跳ねる傾向にあり、今回もまさにその傾向通り。

さらに象徴的だったのは、土曜小倉の3R。このレースでは単勝1.3倍という断然の支持を集めたカンフーダンスが6着に敗れる波乱が起こり、複勝が大波乱。

勝った2番人気のメタマックスは、なんと単勝340円、複勝400円という理論上は考えれない逆転現象が起こった。2着のクリーデンスも、単勝オッズ17.5倍ながら複勝配当は1,160円、3着コスモジョセフも同様に、単勝オッズ22.8倍ながら、複勝配当1,220円。

単勝1倍台の馬が4着以下に敗れると、複勝は期待値以上に跳ねるケースが多い。心情的には逆転を期待できるほかの馬の単勝を買いたくなるが、相手筆頭1番手の単勝は逆に売れ過ぎになることが多い。

様々なファン心理を反映した結果の、単複逆転現象だった。こういう配当をピンポイントで狙うのは現実的ではないかもしれないが、単勝1倍台の馬が飛ぶと、途端に他の馬の複勝は跳ねる、ということくらいはアタマに入れておけば生かせるシーンがあるはずだ。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後は根岸Sの注目馬で締めたい。現時点での狙いはコチラ。

レモンポップ戸崎圭太騎手)

レモンポップに注目。フェブラリーSに向けて好メンバーが揃ったが、その中でも安定感ならこの馬。戦績通りレースセンスが高く抜群の安定感を誇る馬。正攻法の戸崎騎手とも手が合っており、本番のマイルよりも、前哨戦でこそのタイプだ。この舞台なら武蔵野Sで敗れたギルデッドミラーを逆転することも可能とみる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2022年10月28日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】内枠のメリット・デメリット/天皇賞(秋)展望&穴馬
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菊花賞は田辺騎手の2番人気アスクビクターモアが直線後続の追撃を振り切って勝利。見事ラスト1冠をもぎ取った。今年の菊花賞は春の2冠の連対馬が不在という異例のメンバー構成だったが、結果的には皐月賞5着、日本ダービー3着という実績馬が勝利。田辺騎手はこれがクラシック初制覇となった。

なお、田辺騎手はこれでJRA重賞41勝目。そのうち2000m以上が15勝、逆に1200m以下は2勝。道中でリズムよく運びラストの脚を残すのが上手いジョッキーだけに、特に長丁場では持ち味が生きる。次走は(もちろん順調なら…だが)是非、有馬記念で見たい。

一方1番人気に支持されたガイアフォースは8着と、またしても勝てず。2022年の平地G1における1番人気馬の初勝利はお預けとなった。ガイアフォースにとっては今回、最内枠がアダになった印象が強い。内枠のメリットは距離ロスなく運べるという点だが、一方でデメリットも多い。とりわけ道中スムーズに運べない、前が壁になりがち、というのは大きなデメリットだ。

今回のガイアフォースも、岩田康誠騎手=ビーアストニッシドに前を取られたのが大きかった。結果的に終始岩田康誠騎手の後ろを追走することになり、3~4コーナーでも行き場がなく仕掛けが遅れた。これが強い馬の後ろならば自然と押し上げが利くのだが…。

また、開幕週から内有利ではない阪神の馬場も、内枠のメリットを生かせなかった要因の一つ。厳しい流れになった上に、3~4コーナーでは続々と外から各馬が押し上げていき、外から押し上げることによって内の馬は加速がつきづらくなる。まさに、内枠のデメリットだらけという内容で、逆に言えば距離が敗因ではない。長距離をあきらめず、また是非来年の天皇賞(春)あたりで父仔制覇に挑んでほしい。

天皇賞(秋)展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は天皇賞(秋)が行われる。注目はこの馬。

カラテ(菅原明騎手)

注目したい穴馬はカラテ新潟記念からの参戦となるが前走内容はなかなか強かった。馬場の悪い内枠から押し上げて、徐々に外に持ち出すと直線は後続を突き放し最後は1馬身3/4差をつける完勝。2着17番、3着18番、4着12番と明らかに外有利の馬場を6番枠から押し切っており、10番人気での勝利とはいえ中身は濃い。
もともとマイルではギアの入りが遅く、むしろ中距離での持続力戦で能力が開花した印象。追える菅原明騎手とも手が合っており、直線の追い比べになれば怖い一頭だ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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ガイアフォースの口コミ


口コミ一覧

安田記念

 だいふくさん 2025年6月24日(火) 13:10

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◎ソウルラッシュ
○ジャンタルマンタル
▲シックスペンス

1.ジャンタルマンタル
2.ガイアフォース

馬連で外れ。
ソウルラッシュは骨折していたとのこと。
これで3着なのだから強かった。
7歳なのだから今後は無理しないでほしい。

 Haya 2025年6月12日(木) 07:00
【~術はあるⅡ~その先へ】2025.06.12.~空しいみたいな感じ。 
閲覧 181ビュー コメント 0 ナイス 2

おはようございます!(=^・^=)
いつも訪問される方々、ありがとうございます。

あじさいの花が色を深める此の頃、来週21日(土)は、”夏至”です!? 今年は、沖縄がすでに梅雨明け(6月8日頃)、真夏へ突入!? この東海地方は、すでに梅雨入り宣言(6月9日頃)?? 梅雨明けが、長く待ち遠しい!?

<夏至(げし)とは?>
一年で最も昼の時間が長くなる日です。それは、太陽が最も北(北回帰線の真上)に来るために起こる現象です。しかし実際、夏至は梅雨の真っ只中なので、日照時間は冬よりも短いことが多いようです。6月21日頃。

【2025週間スケジュール】
一週間の基本的な更新スケジュールは、下記参照。
(毎朝7時ごろ更新/競馬変則日程の場合は変更あり)

月曜日 : 今週末 土、日曜の重賞(日刊馬番コンピ指数 等)
火曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(日刊馬番コンピ指数 等)
水曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(血 統 等)
木曜日 : 先週末 土、日曜の重賞回顧(日記)等
金曜日 : 今週末 土、日曜の重賞(データ分析 等)
土曜日 : 土曜当日の重賞レースを予想(当日07時ごろ更新予定)
土曜日 : 土曜当日の重賞レースを回顧(当日19時ごろ更新予定)
日曜日 : 日曜当日の重賞レースを予想(当日07時ごろ更新予定)
日曜日 : 日曜当日の重賞レースを回顧(当日19時ごろ更新予定)

noteのアドレス: https://note.com/haya00  
宜しくお願い致します。

【今週のスケジュール】
09日(月)07:00頃 宝塚記念の「徹底的にデータ分析篇」
10日(火)07:00頃 安田記念の回顧 ~日刊馬番コンピ篇
11日(水)07:00頃 安田記念の回顧 ~血統篇
12日(木)07:00頃 日記「術はあるⅡ~その先へ」
13日(金)07:00頃 函館スプリントSの「徹底的にデータ分析篇」
14日(土)07:00頃 函館スプリントSの「予想篇」
14日(土)19:00頃 函館スプリントSの「回顧篇」
15日(日)07:00頃 宝塚記念の「予想篇」
15日(日)19:00頃 宝塚記念の「回顧篇」
16日(月)07:00頃 府中牝馬S、しらさぎSの「日刊馬番コンピ指数分析予想篇」
個人的に何もなければ、上記通りに更新されます。

【重賞レース予想 第6期 途中経過】
第6期(6月8日~6月29日)5日間(安田記念~函館記念)7戦
週末競馬は、当てる事ができたのか!?

08日(日)安田記念(G1)では18番ブレイディヴェーグを推奨!
単勝18 / ワイド18-1,17 / 馬連1-18 / 3連複18-1,10,13,17
結果は、ハズレ…(>____

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 競馬戦略研究所所長 2025年6月9日(月) 23:41
重賞回顧 安田記念
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東京11R安田記念(G1)
◎:5枠 10番 ジャンタルマンタル
◯:1枠 1番 シックスペンス
△:2枠 4番 ウインマーベル
△:4枠 8番 エコロヴァルツ
△:7枠 13番 ソウルラッシュ

新旧マイラーの対決になりましたが、結果は4歳馬ジャンタルマンタルが着差以上の強さを見せつけてくれました。スタート後に2枠の両馬が競り合う展開でしたが、思いのほかペースが上がらず、直線に向いても仕掛けの我慢比べ。先行馬2頭の脚色が悪くなると3番手のジャンタルマンタルが馬なりのまま先頭を伺う。直線中程で脚色からもジャンタルマンタルの勝ちはほぼ決まり、あとは2着争いへ。ラスト2Fくらいから馬場の真ん中から外寄りの伸びが良く、インを突いたシックスペンスは伸びがない。ラスト1Fでは楽をした分か先行していたウインマーベルが再度粘りを見せ、所長も思わず「そのまま!」と声援を送るも、最後は後続に飲み込まれ差してくた馬たちの争いに。その中で抜け出したのはガイアフォース。2年連続で安田記念の掲示板に載るも、ダートや違う距離を使い試行錯誤。大事に使われて安田記念には3回目の出走で着順を上げたのは立派。キタサンブラック産駒の成長力は恐るべしといったところでしょう。3着にはソウルラッシュ。久々の騎乗になった浜中騎手ですが、ペースが合わない中、力を出し切ったレースをしてくれたと思います。

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コメント一覧
2:
  YASUの小心馬券   フォロワー:50人 2024年2月16日(金) 11:02:28
フェブラリーステークス2024
初ダートでGⅠ挑戦は常識的には買ってはいけない馬だが、今年のメンバーレベルなら期待してもと思わせる。
芝では安田記念0.2差④着とトップマイラー、昨秋の天皇賞でも強い競馬で⑤着と能力に不安はない、ダートへの適性あれば、
圧勝まで考えられる、欲を言えば外枠が欲しかったが・・。
1:
  旋風の用心棒   フォロワー:0人 2024年2月15日(木) 18:45:09
キタサンブラック、杉山厩舎。
鞍上で嫌われるなら買い時と思います。
少金額でワクワクできるガイアを単勝、複勝で。

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2025年6月8日安田記念 G12着
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2025年6月8日 安田記念 G1 2着
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