ウインマーベル(競走馬)

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写真一覧
現役 牡5 栗毛 2019年5月8日生
調教師深山雅史(美浦)
馬主株式会社 ウイン
生産者コスモヴューファーム
生産地新冠町
戦績21戦[6-4-3-8]
総賞金32,240万円
収得賞金15,150万円
英字表記Win Marvel
血統 アイルハヴアナザー
血統 ][ 産駒 ]
Flower Alley
Arch's Gal Edith
コスモマーベラス
血統 ][ 産駒 ]
フジキセキ
ロモーラ
兄弟 ウインアイルビータウインジェルベーラ
市場価格
前走 2024/02/25 阪急杯 G3
次走予定 2024/03/24 高松宮記念 G1

ウインマーベルの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/02/25 阪神 11 阪急杯 G3 芝1400 18113.411** 牡5 58.0 松山弘平深山雅史B 476
(-4)
1.21.2 -0.035.6④④アサカラキング
23/12/23 阪神 11 阪神カップ G2 芝1400 17249.641** 牡4 58.0 松山弘平深山雅史B 480
(+6)
1.19.3 -0.134.5⑤⑤グレナディアガーズ
23/10/28 京都 11 MBSスワン G2 芝1400 1881614.075** 牡4 57.0 西村淳也深山雅史B 474
(+2)
1.20.3 0.434.4⑥⑥ウイングレイテスト
23/10/01 中山 11 スプリンター G1 芝1200 163517.386** 牡4 58.0 松山弘平深山雅史B 472
(-2)
1.08.4 0.434.4⑧⑧ママコチャ
23/08/27 札幌 11 キーンランド G3 芝1200 163516.5716** 牡4 57.0 松山弘平深山雅史B 474
(0)
1.12.2 2.336.8⑮⑮ナムラクレア
23/05/13 東京 11 京王杯SC G2 芝1400 1851010.172** 牡4 57.0 松山弘平深山雅史B 474
(0)
1.20.4 0.133.2⑤⑤レッドモンレーヴ
23/03/26 中京 11 高松宮記念 G1 芝1200 1881813.3610** 牡4 58.0 松山弘平深山雅史B 474
(-6)
1.12.5 1.036.5⑦⑤ファストフォース
23/01/29 中京 11 シルクロード G3 芝1200 158148.247** 牡4 59.0 松山弘平深山雅史B 480
(+12)
1.08.3 1.033.8⑩⑧ナムラクレア
22/10/02 中山 11 スプリンター G1 芝1200 164720.072** 牡3 55.0 松山弘平深山雅史B 468
(0)
1.07.8 0.034.1⑧⑨ジャンダルム
22/08/28 札幌 11 キーンランド G3 芝1200 16356.022** 牡3 54.0 松山弘平深山雅史B 468
(+4)
1.09.2 0.134.5ヴェントヴォーチェ
22/05/28 中京 11 葵ステークス G3 芝1200 17474.611** 牡3 57.0 松山弘平深山雅史B 464
(-2)
1.08.2 -0.434.4⑧⑧コムストックロード
22/05/08 中京 10 橘ステークス (L) 芝1400 1081015.951** 牡3 56.0 和田竜二深山雅史B 466
(0)
1.19.3 -0.333.9ジャスパークローネ
22/03/19 中京 11 ファルコンS G3 芝1400 1871542.21015** 牡3 56.0 松岡正海深山雅史B 466
(-2)
1.23.2 2.338.3⑤⑦プルパレイ
21/12/18 中京 10 中京2歳S OP 芝1200 9332.812** 牡2 56.0 松岡正海深山雅史B 468
(+4)
1.09.0 0.634.8⑤⑤ジャングロ
21/11/14 福島 10 福島2歳S OP 芝1200 1681517.651** 牡2 55.0 松岡正海深山雅史B 464
(+8)
1.09.5 -0.235.6ニシノレバンテ
21/10/17 新潟 2 2歳未勝利 芝1200 13698.141** 牡2 55.0 丹内祐次深山雅史B 456
(-2)
1.11.0 -0.436.1ルナエルモッサ
21/09/18 中山 2 2歳未勝利 ダ1800 10444.735** 牡2 54.0 丹内祐次深山雅史 458
(-6)
1.54.8 2.639.7⑦⑦⑦⑦アトラクティーボ
21/09/05 札幌 2 2歳未勝利 芝1500 13699.045** 牡2 54.0 丹内祐次深山雅史 464
(+6)
1.32.8 0.435.9⑥⑤⑤ナバロン
21/07/18 函館 1 2歳未勝利 芝1200 12674.933** 牡2 54.0 丹内祐次深山雅史 458
(+6)
1.10.6 0.835.1アウトパフォーム
21/07/04 函館 1 2歳未勝利 芝1200 12445.733** 牡2 54.0 丹内祐次深山雅史 452
(+4)
1.10.5 0.135.1⑨⑨エーティーマクフィ

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ウインマーベルの関連ニュース

★2つ目のGⅠタイトル獲得なるか 昨年のJRA賞最優秀スプリンター・ママコチャ

ママコチャ(牝5歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、芝1200メートル戦初挑戦となった昨年の北九州記念で2着に入り、続くスプリンターズSを制してGⅠ初制覇を遂げ、昨年のJRA賞最優秀スプリンターを受賞している。前年のスプリンターズS勝ち馬が高松宮記念を勝てば、2003年ビリーヴ、12年カレンチャン、13年ロードカナロアに続く4頭目となるが、ママコチャはGⅠ2勝目を挙げることができるだろうか。同馬には川田将雅騎手が騎乗する予定となっている。

ママコチャは父クロフネ、母ブチコという血統で、同馬が高松宮記念を勝てば、クロフネ産駒は史上初の20年連続JRA重賞制覇となる。

★芝1200メートル戦で重賞4勝をマーク GⅠ初制覇を狙うナムラクレア

ナムラクレア(牝5歳、栗東・長谷川浩大厩舎)は、芝1200メートル戦で重賞4勝を含む9戦5勝、2着1回、3着2回と安定した成績を残しているが、GⅠでは2022年のスプリンターズS5着、昨年の高松宮記念2着、スプリンターズS3着という成績だ。同馬は今年初戦となった京都牝馬Sでは2着に入っているが、悲願のGⅠ初制覇を遂げることができるだろうか。勝利なら、ナムラクレアを管理する長谷川浩大調教師はJRA・GⅠ初制覇となり、同馬に騎乗予定の浜中俊騎手はロジャーバローズとのコンビで制した19年の日本ダービー以来、約5年ぶりのJRA・GⅠ制覇となる。また、ナムラクレアは谷川牧場の生産馬だが、同牧場の生産馬がJRA・GⅠを勝てば、09年のフェブラリーSサクセスブロッケン)以来15年ぶりとなる。

★フタ桁着順に敗れた昨年の雪辱なるか 重賞連勝中のウインマーベル&トウシンマカオ

阪神C→阪急杯を連勝したウインマーベル(牡5歳、美浦・深山雅史厩舎)は、昨年に続く高松宮記念参戦となる。同馬は昨年の高松宮記念では10着に敗れているが、重賞を連勝して臨む今年は好走することができるだろうか。なお、ウインマーベルには昨年に続き松山弘平騎手が騎乗する予定となっている。また、京阪杯→夕刊フジ賞オーシャンSを連勝したトウシンマカオ(牡5歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)も昨年の高松宮記念では15着に敗れており、前年の雪辱となるか注目される。

なお、GⅠに昇格した1996年以降の高松宮記念では、99年マサラッキ、2010年キンシャサノキセキ、20年モズスーパーフレア、21年ダノンスマッシュが前年二けた着順の雪辱を果たす勝利を挙げている。ちなみに、ウインマーベルトウシンマカオは同じレースに出走することが多く、これまでに6回対戦して対戦成績は3勝3敗となっている。

高松宮記念3年連続参戦で初勝利なるか ロータスランド&メイケイエール

ロータスランド(牝7歳、栗東・辻野泰之厩舎)、メイケイエール(牝6歳、栗東・武英智厩舎)は、3年連続の高松宮記念参戦となる。ロータスランドは2022年2着、23年6着という成績で、メイケイエールは22年が5着、1番人気に支持された23年は12着に敗れている。2頭はどちらも京都牝馬S以来の出走で、同レースではロータスランドが6着、メイケイエールが10着に敗れているが、前走から巻き返して勝利を挙げることができるだろうか。なお、ロータスランドには岩田康誠騎手、メイケイエールには池添謙一騎手が騎乗する予定となっており、ロータスランドが勝てば、グレード制を導入した1984年以降でストレイトガール(16年ヴィクトリアマイル)以来2頭目の7歳牝馬によるJRA・GⅠ制覇となる。

★6年ぶり外国馬が高松宮記念参戦 香港のビクターザウィナーが出走予定

今年の高松宮記念には、香港のビクターザウィナー(騸6歳、C・シャム厩舎)が出走を予定している。高松宮記念にはこれまでに4頭の外国馬が出走しており、2015年には香港のエアロヴェロシティが勝利を挙げている。ビクターザウィナーは、デビューからすべて香港で芝1200メートル以下のレースに出走しており、前走のセンテナリースプリントCでは、前年の香港スプリント勝ち馬のラッキースワイネスなどを相手に逃げ切ってGⅠ初勝利を挙げている。ビクターザウィナーは、左回りの競馬場に出走するのも今回が初めてとなるが、日本のファンにどのような走りを見せてくれるだろうか。

ビクターザウィナーを管理するC・シャム調教師は、クイーンエリザベスⅡ世Cと香港Cの2連覇を含むGⅠ・6勝を挙げているロマンチックウォリアーの管理調教師として知られており、今回は2012年スプリンターズS以来2回目のJRA参戦だ。また、ビクターザウィナーに騎乗予定のカーチュン・リョン騎手は今回がJRA初参戦となる。

【高松宮記念 プレビュートーク】機は熟したトウシンマカオ 4歳快速ルガル若さで爆発! NEW!2024年3月19日(火) 09:51

村瀬 スプリングSは◎シックスペンスから抜けました。悔しい。

南 ワシは阪神大賞典を◎△○。万券になったんは驚いたけど、GⅠへ弾みがついたで。

村瀬 テーオーロイヤルは春の盾王手ですね。さ、ここから春GⅠシリーズの前半戦がヤマ場を迎えます。まずはスプリント決戦。

南 去年は不良馬場で大変やった。好天のスピード勝負になるとええけどな。

村瀬 ホント。去年はファストフォースが1分11秒5で戴冠。当時、馬場に泣かされた面々は雨だけは嫌でしょうね。◎はトウシンマカオ。何せ夕刊フジ賞の勝ち馬ですから。

南 そんな愛社精神は邪魔になるで。

村瀬 いやいや、本番を見据えたプラス12キロの馬体でパドックではいかにも叩き台の雰囲気。それでも力が違うと踏んでの◎でしたし、レースでも完全に一枚上の勝ちっぷりでしたよ。

南 上積み大か。

村瀬 ええ、そう思います。この馬はそれこそ去年、馬場に思い切り泣かされたクチ。中京では訳ありの敗戦ばかりで、馬場さえ良ければ向いているはずですから。

南 ルメールJは先週のスプリングSで今年の重賞初V。流れをきっちり引き寄せてきた。

村瀬 さすがNo.1ジョッキー、本格化シーズンに合わせてきますよね。

南 ワシは◎ルガル。前走がとにかく強かった。1週前の坂路も上々で、杉山晴師は「馬場が悪いなかでさすがの脚力。左回りは問題ないし、中京も合う」ゆうて気合十分や。

村瀬 そのルガルをマカオは京阪杯で並ぶ間もなく差し切りましたよ。

南 そこは4歳の上昇度があるから。進化の速度の違いで逆転は十分やろ。

村瀬 対抗となると、やっぱりナムラクレアかな。前走は差せそうで差せないもどかしい競馬でしたけど、久々の7ハロンで守勢に回ったことを思えば立派な競馬でしたよ。

南 1週前はCWで遅れとったけど、そこは問題ないらしい。むしろ「いい脚が一瞬。それをどう生かすか。経済コースも考えないと」ゆうて長谷川師はレースでどう立ち回るかを考えとる。

村瀬 なるほど。で、◎まで迷っているのがウインマーベル。一昨年のスプリンターズS2着を見ても力上位は明らか。ゲート難が解消して前2戦が着差以上の完勝ですからね。松山Jも何とかしたいところでしょう。

南 去年の最優秀スプリンターママコチャはぶっつけで臨んできた。条件戦、しかもマイルしか走ってへんけど中京では【1・1・1・0】やから。

村瀬 去年のスプリンターズSは夏の勢いがあったし、積極策に出た川田Jのファインプレー。あれは神騎乗の部類だと思うんで、ここで馬の真価が問われますね。

南 「前走は冬毛が伸びていたし、デキの問題。当時より皮膚が薄くなった。秋春(GⅠ)を獲らせたい。川田Jの豪腕にも期待」と池江師。

村瀬 同2着のマッドクールも本来は中京が得意。気性的に鉄砲もお手のものですよ。

南 ビッグシーザーは夕刊フジ賞で手応えが悪いなかで差して2着。新味を見せた格好やけど、印が回るかどうか。

村瀬 一番分からないのが香港のビクターザウィナーですね。ラッキースワイネスと小差の競馬を繰り広げているんだから力は確か。ただ、シャティンでしか走ってないんで、左回りにイメージをトレースしづらい。印を回すか最後まで迷いそうです。

南 馬券プレもあるし、まずは好スタートといきたいとこやな。(夕刊フジ)

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【高松宮記念 われかく戦う】ウインマーベル・深山雅史調教師「結果がついてくる力はあると思っています」 NEW!2024年3月19日(火) 08:05

今週24日の高松宮記念から、いよいよ春のGⅠシリーズがスタートする。阪神カップ阪急杯と重賞連勝中のウインマーベル(牡5歳)で挑む深山雅史調教師(47)=美浦=を直撃。充実一途の背景や、出遅れ癖を克服した工夫に迫った。レスリング部出身の異色トレーナーが、GⅠ初制覇にタックル!(取材構成・綿越亮介)

--前走の阪急杯は最内枠からうまく立ち回って差し切り

「課題のスタートをこなしてくれて、いい位置で競馬できましたね。苦手な重馬場でもしっかり勝ち切ってくれましたし、いい内容の競馬でした」

--阪神Cから重賞連勝。軌道に乗ってきたきっかけは

「以前から頭の高い走りが気になっていたので、阪神Cの2週前から担当の助手を替えて、乗馬的な乗り方やハミ受けを意識して乗ってもらうようにしました。おかげで、前よりも浮ついたところがなくなって、ハミを下に取っていくような走りに変わったのかなと。また、昨年の秋から前向きさが出てきていると感じていたので、乗馬的な乗り方とうまくマッチして走りの形が良くなってきたのかなと思います」

--課題のスタートもここ2戦は決まっている

「これまではゲート内でジッとしていられないところがあったのですが、阪神Cの前から駐立の姿勢を助手が意識してやってくれて、両脚でどっしり立たせられるような練習をしています」

--混戦のスプリント路線にあって充実ぶりが目立つ

「力が抜けているわけではないので、いろいろな条件がかみ合ってくれれば、結果がついてくる力はあると思っています」

--この馬の長所は

「勝負根性がありますね。いつもしぶとい競馬で差してくれています」

--13日は美浦Wコース5ハロン67秒3-11秒5で僚馬に1馬身半先着

「コーナーに入って促しただけでハミを取ったし、抜け出してからも集中力がありました。1週前としては悪くない動きだったと思います」

--距離は4戦ぶりの1200メートル

「久しぶりのスプリント戦なので、いつも以上にスタートをしっかり決めてほしいですね。しっかりとゲート練習もやる予定です」

--理想の展開や枠順、馬場は

「ある程度前めの方がいいとは思いますね。内枠からポジションを取って立ち回りのうまさを生かす形が理想です。良馬場の方がいいのは間違いないので、より力を出せる馬場でやらせてあげたいです」

--人馬ともGⅠ初制覇への意気込みを

「ここまでいい流れできていますし、GⅠでこんなチャンスはなかなかないので、いい結果を出せるようにしたいです」

★受け身は完璧、異色の経歴の持ち主

深山調教師は立教大学の理学部卒、しかもレスリング部出身という異色の経歴の持ち主だ。「高校までは野球をやっていたのですが、格闘技に興味があったのもあって大学からレスリングを始めました」と振り返る。

部活動を通して競馬との接点を持ち、「初めは先輩や後輩と一緒に予想することが楽しかったのですが、そうしているうちにもっと近くで馬を見たいという思いが出てきて、競馬の世界を志しました」。レスリングの経験は思わぬ形で生きており、「練習は本当にきつかったですが、おかげで体力は人並み以上。あと、受け身を習っていたので、落馬をしても今まで大きなけがはしたことないですね」と笑った。

■深山 雅史(ふかやま・まさし)1977(昭和52)年2月8日生まれ、47歳。東京都出身。大学卒業後、オーストラリアへの留学や牧場勤務を経験し、2004年にJRA競馬学校厩務員課程に入学。翌年に美浦・伊藤正徳厩舎で厩務員となり、同厩舎での調教厩務員、調教助手を経て、19年に調教師免許を取得、開業した。JRA通算1189戦55勝(18日現在)。重賞は3勝。

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【高松宮記念 われかく戦う】ウインマーベル・深山雅史調教師「結果がついてくる力はあると思っています」 2024年3月19日(火) 05:00

今週24日の高松宮記念から、いよいよ春のGⅠシリーズがスタートする。阪神カップ阪急杯と重賞連勝中のウインマーベル(牡5歳)で挑む深山雅史調教師(47)=美浦=を直撃。充実一途の背景や、出遅れ癖を克服した工夫に迫った。レスリング部出身の異色トレーナーが、GⅠ初制覇にタックル!(取材構成・綿越亮介)

--前走の阪急杯は最内枠からうまく立ち回って差し切り

「課題のスタートをこなしてくれて、いい位置で競馬できましたね。苦手な重馬場でもしっかり勝ち切ってくれましたし、いい内容の競馬でした」

--阪神Cから重賞連勝。軌道に乗ってきたきっかけは

「以前から頭の高い走りが気になっていたので、阪神Cの2週前から担当の助手を替えて、乗馬的な乗り方やハミ受けを意識して乗ってもらうようにしました。おかげで、前よりも浮ついたところがなくなって、ハミを下に取っていくような走りに変わったのかなと。また、昨年の秋から前向きさが出てきていると感じていたので、乗馬的な乗り方とうまくマッチして走りの形が良くなってきたのかなと思います」

--課題のスタートもここ2戦は決まっている

「これまではゲート内でジッとしていられないところがあったのですが、阪神Cの前から駐立の姿勢を助手が意識してやってくれて、両脚でどっしり立たせられるような練習をしています」

--混戦のスプリント路線にあって充実ぶりが目立つ

「力が抜けているわけではないので、いろいろな条件がかみ合ってくれれば、結果がついてくる力はあると思っています」

--この馬の長所は

「勝負根性がありますね。いつもしぶとい競馬で差してくれています」

--13日は美浦Wコース5ハロン67秒3-11秒5で僚馬に1馬身半先着

「コーナーに入って促しただけでハミを取ったし、抜け出してからも集中力がありました。1週前としては悪くない動きだったと思います」

--距離は4戦ぶりの1200メートル

「久しぶりのスプリント戦なので、いつも以上にスタートをしっかり決めてほしいですね。しっかりとゲート練習もやる予定です」

--理想の展開や枠順、馬場は

「ある程度前めの方がいいとは思いますね。内枠からポジションを取って立ち回りのうまさを生かす形が理想です。良馬場の方がいいのは間違いないので、より力を出せる馬場でやらせてあげたいです」

--人馬ともGⅠ初制覇への意気込みを

「ここまでいい流れできていますし、GⅠでこんなチャンスはなかなかないので、いい結果を出せるようにしたいです」

★受け身は完璧、異色の経歴の持ち主

深山調教師は立教大学の理学部卒、しかもレスリング部出身という異色の経歴の持ち主だ。「高校までは野球をやっていたのですが、格闘技に興味があったのもあって大学からレスリングを始めました」と振り返る。

部活動を通して競馬との接点を持ち、「初めは先輩や後輩と一緒に予想することが楽しかったのですが、そうしているうちにもっと近くで馬を見たいという思いが出てきて、競馬の世界を志しました」。レスリングの経験は思わぬ形で生きており、「練習は本当にきつかったですが、おかげで体力は人並み以上。あと、受け身を習っていたので、落馬をしても今まで大きなけがはしたことないですね」と笑った。

■深山 雅史(ふかやま・まさし)1977(昭和52)年2月8日生まれ、47歳。東京都出身。大学卒業後、オーストラリアへの留学や牧場勤務を経験し、2004年にJRA競馬学校厩務員課程に入学。翌年に美浦・伊藤正徳厩舎で厩務員となり、同厩舎での調教厩務員、調教助手を経て、19年に調教師免許を取得、開業した。JRA通算1189戦55勝(18日現在)。重賞は3勝。

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【高松宮記念 血ェックポイント】ルガル母系のスピード色濃く受け継ぐ血統 2024年3月19日(火) 04:58

過去10年の勝ち馬で、半数の5頭の父がミスタープロスペクター系。北米の同系統が伝えるスピードが、結果に直結しやすいレースといえそうだ。昨年12番人気でVのファストフォースや2020年に9番人気で制した(2位入線繰り上がり)モズスーパーフレアなど人気薄での激走もあり、注目したい。

トップ評価はルガルだ。父ドゥラメンテ自身は、日本ダービーを制するなど中長距離で強さを見せたが、産駒はさまざまなタイプを出している。キングカメハメハの系統らしく、母系の良さを出す種牡馬といえるだろう。血統表には、GⅠ10勝の名牝ミエスクの4×4のクロスがあり、そのスピードの影響を色濃く受けているはずだ。

アイルハヴアナザー産駒ウインマーベルは、母コスモマーベラスが芝で7勝を挙げており、その影響が大きそう。1200メートルでも2勝を挙げる速力は、その子供にもしっかりと受け継がれている。

そのほか、短距離戦で忘れてならないのがスプリンターズSを連覇したサクラバクシンオーの血筋。2016年にこのレースを制したビッグアーサーを父に持つトウシンマカオビッグシーザーも、あふれるスピードはGⅠでも上位の存在。母アンナペレンナがストームキャットの3×3を持つビッグシーザーのほうがスピード値は高そうだ。

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【高松宮記念】レース展望 2024年3月18日(月) 11:55

上半期の最強スプリンターを決める第54回高松宮記念(GI、芝1200メートル)が24日、中京競馬場で行われる。ナムラクレア、ママコチャなどのトップスプリンターに加え香港からビクターザウィナーが参戦。白熱したレースが期待される。

ナムラクレア(栗東・長谷川浩大厩舎、牝5歳)は昨年の2着馬。昨秋のスプリンターズSでも3着になるなど、実力は誰もが認めるところ。前走の京都牝馬S2着は、この馬には微妙に長い1400メートルだったことを思えば悪くない。悲願のGI制覇に向け、視界は明るい。

ママコチャ(栗東・池江泰寿厩舎、牝5歳)は昨秋のスプリンターズSを勝ち、最優秀スプリンターに選出された。前走の阪神C5着は寒い時期が苦手なタイプだけに仕方がなかったか。それ以来の3カ月ぶりだが、久々はそれほど苦にしないタイプ。底力を信頼だ。

ウインマーベル(美浦・深山雅史厩舎、牡5歳)は阪神C、阪急杯と1400メートルの重賞を連勝中で、充実一途の近況。一昨年のスプリンタースSで2着になっており、1ハロン短縮も問題なし。3歳時に中京で葵Sを勝つなど、コース実績もある。

トウシンマカオ(美浦・高柳瑞樹厩舎、牡5歳)は京阪杯、夕刊フジ賞オーシャンSと連勝。昨年のこのレースは不良馬場がこたえて15着に大敗したが、それ以外の1200メートル戦では常に上位に顔を出している。良馬場なら昨年のようなことはないはず。

香港のビクターザウィナー(C・シャム厩舎、騸6歳)も注目の一頭だ。前走のセンテナリースプリントCでGIウイナーの仲間入りしたばかりだが、昨年暮れの香港スプリントでは日本馬2頭に先着して4着。ここでも通用する力は証明済みだ。

ルガル(栗東・杉山晴紀厩舎、牡4歳)は3馬身差をつけたシルクロードSの勝ちっぷりが鮮やか。スピード決着にも対応できるが、不良馬場で行われた橘Sで5馬身差の圧勝。馬場が悪くなるようなら、よりチャンスが大きくなりそう。

ソーダズリング(栗東・音無秀孝厩舎、牝4歳)は京都牝馬Sナムラクレアを退けてV。GIでも通用する血統背景を持ち、初の1200メートルに対応できれば。昨秋のスプリンターズS2着馬マッドクール(栗東・池添学厩舎、牡5歳)、東京新聞杯2着のウインカーネリアン(美浦・鹿戸雄一厩舎、牡7歳)なども展開ひとつで出番がありそう。

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


3月26日(日)中京11R 第53回高松宮記念 (4歳以上G1・芝1200m)



【登録頭数:20頭】(フルゲート:18頭)


<前走:阪急杯出走馬>(中2週)

アグリ(2着、496㎏(+2㎏))<A><優先出走馬>
中2週での出走は初めてとなるが、この中間プールと坂路でほぼ毎日調整されていて、1週前の坂路でも迫力満点の走りを披露と、元気一杯。

ダディーズビビッド(2着、514㎏(-12㎏))<C>
この中間はCWで2週前、1週前と時計をマーク。1週前追い切りは、重心が高い走りで終いの伸びも甘く映った。

グレナディアガーズ(7着、474㎏(+4㎏))<B>
休み明け3戦目となるが、この中間は1週前にCWを単走で追われ時計は優秀。中2週での出走は初だが、終いの伸びは良く上積みはありそう。

ホープフルサイン(14着、510㎏(±0㎏))<D><除外対象馬>
骨折休養明け3戦目で、この中間坂路で速い時計は1本。前走時のパドックではまだ余裕がある馬体だったにもかかわらず、この中間もビッシリ追われていないあたり、疲れが抜け切れていないのかもしれない。




<前走:オーシャンS出走馬>(中2週)

ヴェントヴォーチェ(1着、514㎏(-4㎏))<A><優先出走馬>
大きな馬だが、休み明けの前走時は太め感なく好仕上り。中2週となる今回、1週前は馬なりでの調整も重心が低く手応え抜群の走りを披露してきた。良い状態をキープできている感じ。

ディヴィナシオン(2着、472㎏(-4㎏))<C>
使い詰めできていて、前走から中2週でこの中間1週前は軽めの調整。上積みは感じられない。

ナランフレグ(9着、498㎏(+15㎏))<B>
休み明けの前走時は、追い切りでは重さをのぞかせパドックでは緩さが感じられた。叩き2戦目となるこの中間、時計が出すぎないように助手騎乗で追い切られた1週前追い切りだったが、叩かれての上積みに期待がもてる内容を見せた。

オパールシャルム(15着、486㎏(+10㎏))<D>
速い時計の出る馬だが、1週前追い切りでは終いが甘く前走からの上積みは薄い。




<前走:シルクロードS出走馬>(中7週)

ナムラクレア(1着、472㎏(+6㎏))<A>
休み明けの前走時は、追い切りでもパドックでもやや余裕を感じさせていたが、この中間2週前、1週前と浜中騎手騎乗で長めから好時計。さらなる上積みが見込めるデキ。

ファストフォース(2着、526㎏(-12㎏))<B>
大型馬でこの中間もプールと坂路でかなり乗り込まれている。もともと調教では速い時計の出る馬だが、時計も優秀で調子は良さそう。

トウシンマカオ(4着、466㎏(+2㎏))<A>
この中間は、2週前、1週前と南Wで近走の中では一番の好時計をマーク。動きを見ても、追い出されてからの伸びが抜群で今回は出来が違う。

ウインマーベル(7着、480㎏(+12㎏))<C>
この中間も乗り込み豊富で、1週前追い切りの併せ馬でも先着。突き抜けるほどではないが、出来自体は良さそう。

キルロード(12着、508㎏(+2㎏))<D>
昨年の3着馬。これまで骨折が2度、ケガもあったりと大きな馬の割に使い込めないところがある。この中間も良い時計は出ているが、間隔が空いている割に本数は少なく、追われてからの反応も鈍い感じあり。




<前走:京都牝馬S出走馬>(中4週)

ロータスランド(3着、478㎏(-2㎏))<B>
昨年の2着馬。この中間も乗り込み豊富。1週前追い切りでは気合乗り良く、楽に先着していて引き続き出来良好に映る。

ボンボヤージ(12着、446㎏(+4㎏))<D>
1週前はPコースを単走で追われているが、前半はスピード感のある走りも後半は脚が鈍る感じで、時計ほど良くは見えない。

ウォーターナビレラ(14着、486㎏(+18㎏))<C>
叩き2戦目で前走時と比べると多少良くなっている感はあるが、首が高い走りで集中力に欠ける面が見られる。




<前走:その他のレース出走馬>

メイケイエール('22香港スプリント:5着、477㎏(-5㎏) 3ヶ月半)<C>
香港スプリントからの休み明けで乗り込み量は豊富。土曜日に速い時計を出す厩舎で良い時計も出ているが、1週前追い切りの動きを見るとこの馬としては大人しい走りとの印象。

ピクシーナイト('21香港スプリント:中止、528㎏(-10㎏) 1年3ヶ月)<D>
長期休養明けで、1週前はフラつき気味で良い時と比べるとまだまだの動き。この馬としては時計面でも物足りない。

トゥラヴェスーラ(阪神C:8着、496㎏(+4㎏) 3ヶ月)<B>
1週前追い切りでの動きを見るに、スピード感はあるが終いの伸びが甘いといった感触。差のない競馬が続いているが、決め手に欠ける感じ。

レディバランタイン(アクアマリンS:1着、472㎏(-2㎏) 中1週)<C><除外対象馬>
前走を勝って中1週で、軽めの調整。前走の追い切りでの時計もそれほど目立つものではなく、一気の相手強化は厳しい。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、アグリヴェントヴォーチェナムラクレアトウシンマカオの4頭をあげておきます。



◇今回は、高松宮記念編でした。
高松宮記念が行われる中京競馬場は、私の自宅から一番近くにある競馬場です。昔は車で3、4時間かかっていたのが今では交通の便がかなり良くなったことで、早ければ1時間半で着くことが可能になりました。昼まで予想していてもメインレースを競馬場で観戦できるほどで、距離は変わっていなくとも昔よりもさらに身近に感じる競馬場になりました。そんな中京競馬場も今年で70周年。オペックホースミホノブルボントウカイテイオーワグネリアンと4頭のダービー馬が、この競馬場からデビューしその他にも数多くの名勝負が繰り広げられてきました。今後も訪れる機会は多くなると思います。目の前で馬が走る身近な競馬場として、数多くの名馬に出会えることを期待したいと思います。


高松宮記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。




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2023年2月3日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】シルクロードSはハイレベルも中京芝千二は枠次第の面/東京新聞杯展望
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シルクロードSは高松宮記念に向けて好メンバーが揃った一戦だったが、その中で接戦を制したのはナムラクレア北九州記念は不利、スプリンターズSではやや強引な仕掛けでラストの伸びが鈍ったが、今回は内枠で脚を溜めてタイミングよく抜け出すことができた。2着ファストフォースは持ち味のパワフルなフットワークでタフな中京芝を駆け上がり、昨年のセントウルSに続いて中京で穴激走。3着マッドクールはスンナリ先手を取り粘り込んだ。

高松宮記念を展望する上では敗戦組にも注目。大外枠から流れに乗れず4着に終わったトウシンマカオ、同じ外枠からスタートで後手を踏み流れに乗れなかった7着ウインマーベルは、立ち回り一つで上位との着順は詰まる、あるいはひっくり返すことも可能だろう。今のスプリント路線は昨年の高松宮記念スプリンターズSがともに大波乱になったように、枠順や馬場次第で大きく順番がひっくり返ることも多い。シルクロードSは好メンバーが揃ってはいたが、その順番は本番へ向けてまだ大きく変わる余地を残していそうだ。

もうひとつ、舞台となる中京芝1200mの傾向も改めて確認しておきたい。中京芝1200mは、2012年の開設当初は外からの差しが届くコースとして知られていた。ところが、年を経るごとに外枠の有利さがなくなっていき、近年はむしろ内枠の方がかなり有利になっている。

例えば、同舞台で7~8枠に入った馬の成績を見比べてみたい。2012年~の改装当初は明らかに好成績だが、近年はむしろ壊滅的な数字になっている。

・中京芝1200mの7~8枠の成績(※2023年は1回中京終了時点)

2012~2013年 勝率 8.9% 複勝率 25.5% 複勝回収率 102%
2020~2023年 勝率 4.9% 複勝率 13.2% 複勝回収率 36%

ご覧の通り、勝率複勝率はほぼ半減、複勝回収率に至っては3分の1近くまで落ち込んでいる。これを見れば、昨年8枠17番に入ったメイケイエールがいかに不利な条件だったかおわかりだろう。

同じコースでも時代が変われば傾向はまったく異なる。現時点ではトウシンマカオウインマーベルの巻き返しに期待したいが、最終的にはやはり当週の枠順発表を待つことになる。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後は週末の注目馬で締めたい。今回は東京新聞杯を取り上げる。現時点での狙いはコチラ。

ピンハイ坂井瑠星騎手)

ピンハイに注目。昨年のクラシック戦線では桜花賞で不利がなければあわやの5着、明らかに距離が長いと思われたオークスでも4着と大健闘。秋華賞は無念の賞金不足となってしまったが、G1戦線を大いに賑わせた。前走のエリザベス女王杯は外が伸びるタフな馬場になってしまい見せ場を作れずに終わってしまったが、本来の持ち場であるマイルならば本領発揮だろう。久々の分、人気面でも多少甘くなりそうで、今回は絶好の狙いどころとみる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2022年10月7日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】メイケイエールの敗因/毎日王冠展望
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先週は秋G1開幕戦、スプリンターズSが行われた。

スプリンターズSは枠順と馬場状態がカギになる一戦。2年前はグランアレグリアがものすごく強く見えたかもしれないが、同じくらい強い競馬をしたのは内枠から踏ん張ったダノンスマッシュグランアレグリア、3着アウィルアウェイは展開馬場がハマっての好走でもあった。

昨年は一転して内枠先行競馬。サッと好位インを奪ったピクシーナイトが抜け出し、3着には最内枠のシヴァージ

同じレースでもまったく対照的な内容だったのが直近2年だが、今年は昨年同様の内枠先行馬場。というわけで、最終結論は2番枠の◎ジャンダルム。当コラムでの推奨馬から変えて当たった場合は一切触れないというのを基本的なルールにしているが、今回の場合は推奨したウインマーベルも来たので例外ということにする。

なにはともあれ、勝ったジャンダルムは内枠先行馬場を生かしての快走、幸運を味方につけた面も大きかった。2着ウインマーベルは7番枠だったが、さすが松山騎手という立ち回りで持ってきた。

期待されたメイケイエールは、残念ながら14着と大敗。ただ、今回は結果的に13番枠という外枠に加えて、最もロスを被る形の先行策になってしまった。かといって控えて馬群に入れて差して来る…というのも現在の馬場ではなかなか厳しいので、隊列や枠が合わなかった=メイケイエールの日でなかった、というのが敗因といえば敗因なのかもしれない。

右回りとか、中2週とか、メンタルとか、敗因は探せば何でも出てくる(出すことができる)ものだが、競馬は必ずしもすべてに明確な理由があるわけではなく、枠や馬場が合わなければよほどの名馬でもない限り(いや、よほどの名馬でも!)、意外なほどアッサリ負けてしまうものでもある。

なので、今回のメイケイエールの大敗は、

「そういうこともある」

というくらいでいいのではないか。写真集も発売され注目を集めたタイミングだっただけに期待した多くのファンは落胆も大きかったかもしれないが、また順調に使えればその能力を発揮してくれるはずだ。個人的にはまたスプリント戦以外でも見てみたいなと思わされたレースぶりでもあった。

毎日王冠展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は(特に嬉しくもないが)3日間開催。秋の東京開幕週恒例の毎日王冠が行われる。注目したいのはこの馬。

レイパパレ川田将雅騎手)

昨年の大阪杯を制して以降はやや迷走気味だが、不向きな条件を使われ続けている面もある。持久力を問われる2200mはそもそも合わず、前走のヴィクトリアマイルは外枠に加えてスタート直後に落馬寸前のアクシデントがありその後先行するまでに脚を使ってしまった。もともとスピードが武器で、本年も金鯱賞大阪杯ではキッチリ2着と好走しておりまだまだ衰える段階ではないだろう。開幕週の1800mは合うはず。久々に持ち味を発揮できる条件が揃った。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年9月30日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】長距離戦におけるバイアスの怖さ/スプリンターズS展望
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先週は東西で2200mのG1トライアルが開催された。

西の神戸新聞杯は内ラチ沿いを立ち回ったジャスティンパレスが抜け出し完勝。2着にも同じく内ラチ沿いを回って来たヤマニンゼストが突っ込んで3連複7万、3連単は45万の大波乱に。

一方、東のオールカマーもやはり内ラチ沿いを通った組の上位争いに。最終的に抜け出して来たのは2番枠のジェラルディーナ、2着には最内枠のロバートソンキー、3着に3番枠のウインキートス。3連複1-2-3で3万馬券、3連単2-1-3で24万馬券とこちらも大波乱となった。

ともに共通しているのは2200mという長距離戦で、かつ内ラチ沿いが有利になったこと。思い返すと、同じ2200m重賞では今回のような極端な決着がしばしば起こっている。

今回とは真逆の差し決着となったのが、オールカマーと同じ舞台で行われた年明けのAJCC。この時は逆にラチ沿いが不利な馬場状態になり、直線は外からの差しが決まった。勝ったキングオブコージは内枠から出遅れて外を回し差し切り、2着には大外枠の11番人気マイネルファンロンが突っ込んで3連複は7万、3連単は72万の大波乱。

今回と同様にラチ沿いの決着となったのは阪神芝2200mで行われた京都記念。逃げた12番人気アフリカンゴールドがそのまま押し切り、2着にはラチ沿いを追走した1番枠のタガノディアマンテが突っ込んで3連複7万、3連単は67万馬券の大波乱。

今年を振り返るだけでもこれだけ似たような形で大波乱が続くのは、長丁場のレース独特の傾向でもある。短距離は一瞬のロスが命取りになりそれはそれで難しいが、長距離戦の場合は小さなロスの蓄積がやがて大きなロスになり、そのまま大きな差になる。内と外の馬場の違いが大きいと、ダラダラと悪いところを通らされる不利はとてつもなく大きいということだ。

馬券戦略としては、長丁場のレースはほど枠や展開による決め打ちが有効になる。自身の狙う馬がどういうパターンで来るタイプなのか、それを認識した上で、相手にも同じようなタイプを持ってくると思わぬ高配当が引っ掛かるかもしれない。

神戸新聞杯展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は秋のG1開幕戦、スプリンターズSが行われる。前哨戦を完勝のメイケイエールが断然の支持を集めそうだが、伏兵馬の中で注目したいのはこの馬。

ウインマーベル松山弘平騎手)

やや地味な印象もある本馬だが、スプリント戦では常に堅実で(3-2-3-0)とまだ一度も崩れていない。前走のキーンランドカップでは内枠から上手く立ち回り2着を確保。初の古馬対戦だったが持ち味のセンスの良さを生かした。立ち回りの上手さを生かしたいタイプなので枠順はカギになりそうだが、中山コースは合いそう。今年は有力どころに差し馬が多いので、上手く前々で勝負できれば一角崩しのチャンスもありそうだ。

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大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年9月2日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】騎手の外伸び意識が逆にイン有利に作用したキーンランドC/新潟記念展望
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キーンランドカップはルメール騎手騎乗、ヴェントヴォーチェが勝利。

道中は馬群の中でジッと待機すると、4コーナーでは外に膨れた各馬を横目に見ながら、内から真ん中に持ち出して抜け出し。最後は内で粘るヴァトレニと外にヨレ気味に伸びたウインマーベルの間を突き抜けた。重賞でルメール騎手が騎乗する馬としてはかなり人気薄の部類になる6番人気の評価だったが、それを覆す完勝だった。

Cコース替わり2週目となったこの週末の札幌芝は、前週と比べると差しも届いており、外がよく伸びていた。同じ芝1200mで行われた同日9Rの小樽特別でも、各馬が内を空けるような隊列になっていた。それを意識した各馬が外に持ち出すのは当然だったが、結果的には2番手のオパールシャルム=江田照騎手が4コーナーで外に膨れ気味に持ち出したことで玉突き的に後続勢がさらに外に膨れ、その間隙を突く形で内~中を伸びて来た馬のワンツースリーという決着だった。

前週の北九州記念もそうだが、馬場は生き物。騎手の思惑やちょっとした動き一つで大きく結果が変わるから難しい。北九州記念も結果的には内枠決着になったが、それも2レース前に伏兵スノーテーラーが派手に大外一気を決めたことで、各騎手の意識がより外に向いたことと無関係ではなかっただろう。実際人気だったナムラクレアも当初は外に狙いを定めていたが、慌ててインに切り替えたように見えた。外伸び馬場は出始めを狙う、あるいは傾向を復習される前の土曜日に狙う…とは以前も書いたと思うが、何事も先手先手が大事だと痛感させられた週末だった。

騎手の思惑といえば新潟2歳Sの直線の攻防も面白かった。勝ったキタウイング=戸崎騎手はゲートで出遅れて開き直れたこともあったのかもしれないが、各馬が外に持ち出す中、馬場の真ん中、馬群で言えば内を選択した。それも2レース前、同じ芝1600mで最内枠のアトリビュートに騎乗し馬群の内から伸びて来て好走したことが伏線としてあったように思う。

1レース単体ではなく、土日の騎乗を線で見ていると騎手の思惑がよく見えるようになる。とりわけ馬場を考えて乗っている騎手ほど、その動きの意図がわかる。鮫島駿騎手や丹内騎手などは内伸びの馬場と判断すればとにかくインに持っていく意識が強いし、田辺騎手などはときに傾向と真逆のトライをしてくるのでそれはそれで面白い。また三浦騎手や内田騎手などはあまり馬場にこだわらず、我が道を行く傾向が強い。

今週末は各場最終週。馬場傾向が出やすく、結果にも直結するローカルの最終週なので、特に芝レースは騎手の思惑や意図を考えながら見ていると狙いが見えてくるかもしれない。

新潟記念展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は新潟競馬場で新潟記念が行われる。注目馬はコチラ。

サンレイポケット鮫島克駿騎手)

新潟記念の注目はサンレイポケット=鮫島駿騎手。前走の函館記念はキツイコーナーに苦しみ持ち味を生かせずに終わったが、左回りの長い直線となる舞台はベスト。実際新潟外回り2000mには過去3度挑戦し(1-1-1-0)と一度も崩れておらず、いずれも人気以上の好走を果たしている。恐らく荒れ馬場での開催となるので枠順もカギになるが、極端な内枠さえ避けられれば有力だろう。陣営としては秋の大一番に向けての賞金を稼ぐ必要もある一戦、巻き返しに期待したい。

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大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年5月13日(金) 10:00 競馬プロ予想MAX
先週の回顧~(5/7~5/8) 本年度回収率ここまでトップと好調のシムーンプロが5週連続Vを決める
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8(日)に行われたG1NHKマイルCほか様々な的中がマークされた先週。
好成績を収めた注目プロ予想家をご紹介していきたいと思います。
 
 
 
☆☆☆注目プロ →シムーンプロ
7(土)のG2京都新聞杯では◎アスクワイルドモアの単勝一点勝負的中を決め1,780%回収を達成。この日は、東京11RプリンシパルSの◎キングズパレス(「3走前から強烈な末脚を披露し続けているが、それでもモタれながらでのものでまっすぐ走れば更に真価発揮しそう。本質的には左回りのここでこそかもしれない。」)的中などの活躍も披露しました。8(日)には、勝負予想中京2R3歳未勝利サンライズタイタン(「出入りの激しいレースになったぶん止まってしまった前走だが、行きっぷり良化。今後の展望は開けた内容」)的中、中京10R橘Sウインマーベル的中などで好調をアピール。土日2日間トータルでは、回収率111%とし、5週連続週末プラスをマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →豚ミンCプロ
先週は、7(土)勝負予想新潟10R大日岳特別で◎ワンスカイサイヤダンサーショウナンラスボス的中計5万6000円払戻し(2,074%回収)マークのほか、G2京都新聞杯アスクワイルドモア的中、8(日)中京10R橘S的中などの活躍を披露。週末トータルでは、回収率126%をマークし、4週連続週末プラスとしています。
 
☆☆☆注目プロ →ジャンヌプロ
7(土)中京3R3歳未勝利カフジエニアゴン(単26.8倍)的中計19万6200円払戻し、同中京4Rグローツラング(単18.7倍)的中、8(日)新潟9R咲花特別カナリキケン(単21.2倍)的中計12万8000円のスマッシュヒットなどをマーク。週末トータルでは回収率110%を達成しています。
 
 
 
この他にも、いっくんプロ(175%)、佐藤洋一郎プロ(155%)、織本一極プロ(134%)、夢月プロ(116%)、教授プロ(116%)、回収率予報官プロ(102%←2週連続週末プラス)、馬単マスタープロ(102%)、暴君アッキープロ(101%)が回収率100%超をマークしています。
 
今週も「プロ予想MAX」にぜひご注目下さい。

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ウインマーベルの口コミ


口コミ一覧

高松宮記念 展望

 RIVER62 2024年3月19日(火) 07:36

閲覧 101ビュー コメント 0 ナイス 3

いよいよ今週から始まるG1
高松宮記念

個人的に戴冠の可能性のある馬を

ウインマーベル 
1400重賞を連勝 実力をつけています。
ただ 枠順は中内枠で 馬場は早い方がいい

ナムラクレア
スプリント能力は、1番 後は運
当日の馬場 枠 展開あれば、戴冠に1番近い

ルガル
シルクロードは強いレース 馬体重も520キロ台と
スプリント能力はかなりの器

ビクターザウイナー
ジャパンCとは違い短距離は香港競馬は、強い
スタートが早く テイエムスパーダとの兼ね合いはあるが、
香港スプリントを見ても番手でもレースはできる

 しんちゃん52 2024年3月19日(火) 05:58
毎日杯&日経賞&マーチステークス&高松宮記念②
閲覧 74ビュー コメント 0 ナイス 14

おはよ~♪

3月19日ですね!

さいくの日なんで今日はどんな細工してやろうかな?

と言う訳で今日は火曜日、取り敢えず頑張れば明日はお休み。

私事で明後日もお休み。お子が卒業式ですのでな、小学校の。

そんな中での高松宮記念は今のところ・・・、

ウインマーベル
ソーダズリング
トウシンマカオ
ナムラクレア
ビクターザウィナー
ビックシーザー
マッドクール
ママコチャ
ルガル

かな?

頭数が多いんでここから絞り込まないとね。

また当日の馬場状態も確認しなくちゃ決められん。

なので会社行く準備しなきゃ&洗濯物を畳まなきゃ♪

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 ブルースワン 2024年3月18日(月) 23:41
タッグマッチ 高松宮記念
閲覧 102ビュー コメント 2 ナイス 11

2016年

高松宮記念

1着ビッグアーサー
2着ミッキーアイル

スプリンターズS

2着ミッキーアイル
12着ビッグアーサー

対戦成績1勝1敗

今回の高松宮記念

ビッグアーサー産駒

トウシンマカオとビッグシーザー

ミッキーアイル産駒

ナムラクレアとメイケイエール

ちょうど2対2のタッグマッチ

この中でどの馬が最先着するのでしょうね

私はウインマーベル軸の予定ですが

こういう楽しみ方もアリかと思います。

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コメント一覧
2:
  HELPRO   フォロワー:2人 2022年8月28日() 15:39:35
深山は底浅い。遠からず厩舎の化けの皮が剥がれる!
1:
  HELPRO   フォロワー:2人 2021年9月18日() 12:41:27
地方でも満足に乗れない鞍上が中央で騎乗など論外。
クズは早く居なくなるべし!

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2024年2月25日阪急杯 G31着
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自信
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2024年2月25日 阪急杯 G3 1着
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