週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。
【9/23(土)】
中山2R 2歳未勝利 芝1600m 小雨 重
11番
ドリーミングアップ(9番人気3着)
前のめりで出るには出たが、両脇の馬のほうが早かったぶん後手を踏んだスタート。そのまま道中の位置取りは後方6番手からとなった。同じ6枠から外目を回った12番と異なり、内に押し込められる窮屈な位置から直線で外に力技で持ち出すと、インパクトのある末脚で上位に迫った。ミドルペース判定も、後方から差を詰めたのはこの馬ただ一頭。今日を含めてデビュー以来4戦しているが右回りだと好走が目立つ。次走、右回りに出走してきたら狙ってみたい。 【次走注目度:S】
中山6R 3歳1勝クラス 芝2000m 曇 重
10番
ホウオウサンデー(7番人気2着)
1000m通過1.02.4はスローペース判定だが、先行勢が上位を占める中ただ一頭最後方からの上位入線。上がり34.1秒は2位に0.6秒差の圧倒的スピードだった。パトVで見ても、道中の馬順変動などほとんどなく、内を回って有利に進めた馬が上位独占の流れで、4角手前からの鞍上の指示に対する反応が一際目立った。直線は芝の色が他とは全く違う大外を一気に突き抜けているが、それにしても脚色の違いは明らかだった。この条件が余程あっているのだろう。過去のレースを見ても右回りの芝の2000mは好成績が目にとまる。次走、右回りの芝の2000mで出走してきたら狙ってみたい。 【次走注目度:A】
【9/24(日)】
阪神11R G2
神戸新聞杯 芝2400m 晴 良
7番
ファントムシーフ(2番人気3着)
勝った
サトノグランツを含めて、本番で期待できる馬は正直いなかったトライアルのように思うが、それでも同馬に関してはこれまでと全く違った戦法で臨んでそれなりの結果を出したという意味において、収穫ある一戦だった。パトVで見ると、スタートこそ鞍上の
武豊騎手がグイグイ押しているが、直後100mではもう馬の行く気に任せている。馬自身がヤル気で走っている感じからも、春先の疲れは完全に抜けた印象だ。トライアルということを考えればここは次の叩き台という位置づけなのだろうが、ポイントは次にどこを目指すか。
皐月賞で1番人気になっているようにこの馬自身は芝の2000m前後がベスト。
菊花賞だと用無しだが中距離路線に矛先を変えてくるなら、穴馬として馬券候補に残したい。 【次走注目度:B】
中山11R G2
オールカマー 晴 良
14番
マリアエレーナ(10番人気4着)
タイトルホルダーの復帰戦となった産経賞
オールカマー。レースを終えて正直な感想は、同馬については
有馬記念以外は全く不要、というもの。上位に来た他の馬にはそれぞれ見るべきところがあったが、今回は4着馬
マリアエレーナをピックアップしたい。小柄な牝馬だけに斤量に左右され易い面はあるものの、春先の
大阪杯での好走を含め、一線級と混じって十分やれるだけの力はつけてきている。過去のレースを見てもゴール前でスパッと切れる印象は薄いので、今日の14番枠は若干痛かった。好位置を取ったといえば取ったのだが、伸びが鈍い分もう少し前で回りたかったはず。ただ、距離に関して言うと“芝の2000mでこそ”の馬なので、次走、
天皇賞(秋)に駒を進めてくるのなら特注の穴として注目してみたい。 【次走注目度:B】
(文:のら~り)
**************************************
⇒注目馬の次走を見逃さないよう、注目ホースに登録しよう!
登録は競走馬情報ページ内「注目ホースに登録」をクリックorタップしてください。マイページ内の「設定変更」より、注目ホース情報通知メールを「受信する」に設定すれば、枠順確定時に出走お知らせのメールが届きます。
**************************************
