【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2020年09月30日号】週末メイン「1点」分析EXTRA編(221)
閲覧 1,944ビュー コメント 0 ナイス 2
週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析するウマニティ会員専用コラム。「さらにプラス1!」として挙げている種牡馬別成績も含め、ぜひ予想にご活用下さい。今週のターゲットは、ききょうステークス・芙蓉ステークス・シリウスステークス・ポートアイランドステークス・スプリンターズステークスの5レースです。
■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
⇒http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321
▼2020年10月03日(土) 中京09R ききょうステークス
【生産者別成績(2017年以降)】
●ノーザンファーム [0-0-1-4](3着内率20.0%)
●ノーザンファーム以外 [3-3-2-13](3着内率38.1%)
→近年はノーザンファーム生産馬が期待を裏切りがち。今年も過信禁物と見るべきでしょう。
<<さらにプラス1!>>
【『血統偏差値』要注目種牡馬】
中京芝1400m×オルフェーヴル×無条件
→3着内率60.0%、複勝回収率157%
▼2020年10月03日(土) 中山09R 芙蓉ステークス
【父がキングカメハメハ系以外の種牡馬だった馬の、生産者別成績(2016年以降)】
●ノーザンファーム [2-2-1-1](3着内率83.3%)
●ノーザンファーム以外 [0-1-1-16](3着内率11.1%)
→父にキングカメハメハ系種牡馬を持つ馬は2016年以降[2-1-2-1](3着内率83.3%)。一方、父がキングカメハメハ系以外の種牡馬だった馬のうち、ノーザンファーム生産馬でない馬は苦戦していました。
▼2020年10月03日(土) 中京11R シリウスステークス
【“同年6月以降、かつJRAのレース”において1着となった経験の有無別成績(2009年以降)】
●あり [6-5-5-27](3着内率37.2%)
●なし [5-6-6-95](3着内率15.2%)
→夏季競馬以降のレースを勝ち切っている馬は比較的堅実。なお“同年6月以降、かつJRAのレース”において1着となった経験がない、かつ“同年、かつJRA、かつ1600~2000m、かつ重賞のレース”において7着以内となった経験のない馬は、2009年以降[0-1-1-67](3着内率2.9%)とあまり上位に食い込めていません。
<<さらにプラス1!>>
|
|
[もっと見る]
朝日杯FS・2019
閲覧 1,900ビュー コメント 0 ナイス 12
まずは先週の回顧から。阪神JFは失敗しました・・・。3強が鋭い末脚を持っているので、牽制しあってスローになりそう→ハイペースでの粘り強さで好時計持ちで、恐らくさまざまな指数系では一位のレシステンシアを狙いたくなる→いやはや「誰もがスローになりそうと思う時こそ、低人気馬も色気を持って行ったりで前が激しくなって、結局人気馬で決まるんだ」、というよくあるパターンを想定したのですが(裏の裏をかいたつもりです)。結局、レシステンシアの逃げ切りという結末で、3強の次あたりという評価だったスピード馬を、うまく北村友騎手が持ってきたもんだなと(政治力不足で前の週の武豊騎手と違って、外国人騎手を含め早めに競られて楽逃げ不可かと思っていたのですが)。人間素直が大事ですね(笑) ただ先週は、他のレースは好調で香港もプラス収支と、当直やら理事会やら忘年会やらと盛りだくさんの週末をどうにか乗り切りましたので、今週も頑張ってどうにか入れ替え戦に回らないで済むよう、引き続き年内好成績を持続していきたいと思っています。
それでは恒例の全頭診断へ
<全頭診断>
1番人気想定 サリオス:ディープインパクトとキングカメハメハのいない種牡馬界の中にあっては、当然中心になっていくであろうハーツクライ産駒の牡馬中心勢力にいる一頭。前走は先週の阪神JFで人気となった牝馬クラヴァシュドールの鋭い末脚で迫られても、涼しい顔をして更に伸びていたように、人気でも当然有力。
2番人気想定 レッドベルジュール:前走デイリー杯2歳Sも勝ち、2戦2勝のディープインパクト産駒で藤原厩舎だけに、人気になりやすい運命にある。そして、前走も前半の行きっぷりが悪く、うまく最内を突くことができたが、本来もっと距離があった方がいいタイプでは。
3番人気想定 タイセイビジョン:上級馬をめったに出さないタートルボウル産駒だが、1200mだとやや忙しい感じのタイプで1400mに延びた前走(京王杯2歳S)ではレコード勝ちを果たした。調教の動きも鋭く、ここも通用の能力がありそう。
4番人気想定 ラウダシオン:早い時期に強いシルクRの馬で、3戦2勝のリアルインパクト産駒。そう大物感は伝わってこないものの、それなりの好走なら可能か。
5番人気想定 ペールエール:新馬勝ちの後は新潟2歳Sで牝馬ウーマンズハートに豪快に差し切られ、前走デイリー杯2歳Sではここにも出走するレッドベルジュールとウイングレイテストに敗れている。ただ活躍馬を多数所有してきた林正道さんの所有馬で、まだまだ伸びる素材なのかも。
6番人気想定 ビアンフェ:父キズナに函館2歳Sの重賞勝ちをプレゼントした親孝行な馬だが、逃げ馬であり母父サクラバクシンオーが強く出ているか。距離延長の京王杯2歳Sでも2着とやれており、距離の融通は結構ききそうではある。
7番人気想定 ウイングレイテスト:松岡騎手の評価がずっと高く、この時期のウインブライト(先週、香港Cを快勝)より上と発言している馬。スクリーンヒーロー×サクラユタカオー牝馬と地味だが、能力を感じさせるのだろう。
8番人気想定 トリプルエース:ゴドルフィン軍団らしい良血で、阪神マイルで好走しやすいサンデー系×ジャイアンツコーズウェイの父と母が逆という配合で、まだまだ伸びしろがありそうで、穴で狙う手もありか。
9番人気想定 ジュンライトボルト:父キングカメハメハ、母母母エアグルーヴの良血なのだが、気難しいおなじみのタイプ。前走はスミヨン騎手が「右回りがいい」と発言、前々走の福永騎手は「ワンターンがいいのでは」と発言しているように、能力はあるがもどかしいといった感触の様子。ただ、大一番で意味不明な激走をする(目標に向けて仕上げてくる友道厩舎)キャラかもしれない。
10番人気以下想定
エグレムニ:母母ビーチフラッグなように早い時期の短めの距離が得意な血統なんだろうが、大物感は無く、激走も無さそう。
マイネルグリット:新馬、フェニックス賞、小倉2歳Sと3連勝したが、前走は終始掛かり通しでマイルに更に延びるのは良くなさそう。
クリノプレミアム:前走3度目の未勝利戦でギリギリ逃げ切り勝ちだったように、力が足りない。
タガノビューティー:ダートで2戦2勝で常識的に考えると厳しいのだが、血統構成の似た半兄タガノブルグも芝で走ったし、しかもNHKマイルCで17番人気2着だったように、激走のあるタイプなのかも。
グランレイ:2戦1勝だけの成績だが、ハミを替えた前走の未勝利勝ちでは4馬身差をつけて楽勝しているように、強敵相手に激走というのがあるかもしれない穴馬。
メイショウチタン:5戦目の前走でやっと未勝利勝ちをおさめたように能力不足。
プリンスリターン:オープン勝ちとはいえ、その前走ききょうSは6頭立てでレベルも低く、ここでは厳しいだろう。
カリニート:父ルーラーシップよりは母父フジキセキの特徴が強く出ているのか、初戦の小倉1200m勝ちの後は1勝クラスでさえ掲示板に載れない状況で力不足。
<まとめ>
有力:サリオス、タイセイビジョン
ヒモに:ビアンフェ、ウイングレイテスト
穴で:グランレイ、タガノビューティー、ジュンライトボルト、トリプルエース |
[もっと見る]
伊吹雅也のPOG分析室 (2019) ~第6回早期デビューの未出走馬~
閲覧 3,477ビュー コメント 0 ナイス 2
[もっと見る]
伊吹雅也のPOG分析室 (2018) ~第6回 未出走の有力馬をピックアップ~
閲覧 3,576ビュー コメント 0 ナイス 4
[もっと見る]
伊吹雅也のPOG分析室 (2017) ~第4回 未出走の有力馬をピックアップ~
閲覧 4,886ビュー コメント 0 ナイス 8
[もっと見る]