インプレス(競走馬)

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インプレス
写真一覧
現役 牡5 黒鹿毛 2019年3月24日生
調教師佐々木晶三(栗東)
馬主前田 幸治
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績16戦[4-1-1-10]
総賞金6,736万円
収得賞金2,400万円
英字表記Impress
血統 キズナ
血統 ][ 産駒 ]
ディープインパクト
キャットクイル
ベアトリス2
血統 ][ 産駒 ]
Dr Fong
Brangane
兄弟 ビュブリスツァウバークライス
市場価格5,940万円(2020セレクトセール)
前走 2024/03/17 名古屋城ステークス OP
次走予定 2024/04/28 ブリリアントS (L)

インプレスの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/03/17 中京 11 名古屋城S OP ダ1800 1381244.998** 牡5 58.0 富田暁佐々木晶 538
(+12)
1.53.5 1.536.6⑫⑪⑨⑩テーオードレフォン
24/01/14 京都 11 日経新春杯 G2 芝2400 1433173.11211** 牡5 56.0 角田大河佐々木晶 526
(-4)
2.25.4 1.737.2⑫⑫⑫⑫ブローザホーン
23/11/26 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 18816666.11413** 牡4 58.0 三浦皇成佐々木晶 530
(-6)
2.25.2 3.435.0⑰⑰⑯⑮イクイノックス
23/10/09 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 144569.41112** 牡4 57.0 藤岡佑介佐々木晶 536
(+12)
2.28.2 2.938.0⑨⑧⑤⑩プラダリア
23/09/03 新潟 11 新潟記念 G3 芝2000 145852.1103** 牡4 56.0 菅原明良佐々木晶 524
(-2)
1.59.2 0.233.4⑬⑬ノッキングポイント
23/06/03 阪神 11 鳴尾記念 G3 芝2000 1546207.61213** 牡4 57.0 鮫島克駿佐々木晶 526
(+4)
1.59.9 0.835.9⑫⑫⑧⑤ボッケリーニ
23/05/07 東京 10 メトロポリタ (L) 芝2400 1751020.7710** 牡4 57.0 鮫島克駿佐々木晶 522
(-6)
2.29.1 1.334.4⑯⑯⑯⑮グランオフィシエ
23/04/08 阪神 10 大―ハンC OP 芝2600 13574.625** 牡4 56.0 鮫島克駿佐々木晶 528
(+2)
2.38.9 0.835.1⑩⑩⑩⑪アーティット
23/02/12 阪神 11 京都記念 G2 芝2200 1371128.4811** 牡4 56.0 鮫島克駿佐々木晶 526
(+2)
2.12.6 1.735.4⑫⑫⑬⑨ドウデュース
22/11/19 阪神 10 尼崎S 3勝クラス 芝2400 12335.121** 牡3 55.0 鮫島克駿佐々木晶 524
(+4)
2.27.9 -0.132.8⑨⑨⑫⑫ストリクトコード
22/10/22 阪神 10 兵庫特別 2勝クラス 芝2400 118104.021** 牡3 53.0 鮫島克駿佐々木晶 520
(-4)
2.25.6 -0.134.3⑩⑨⑨⑦レッドバリエンテ
22/09/18 中京 9 木曽川特別 2勝クラス 芝2200 11795.845** 牡3 54.0 鮫島克駿佐々木晶 524
(+8)
2.12.6 0.534.3アーティット
22/04/02 阪神 9 アザレア賞 1勝クラス 芝2400 85514.061** 牡3 56.0 鮫島克駿佐々木晶 516
(0)
2.29.6 -0.033.8シェルビーズアイ
21/12/11 阪神 9 エリカ賞 1勝クラス 芝2000 1181029.4911** 牡2 55.0 鮫島克駿佐々木晶 516
(+2)
2.01.4 1.736.9⑦⑧⑦⑥サトノヘリオス
21/10/23 新潟 5 2歳未勝利 芝1800 13692.011** 牡2 55.0 津村明秀佐々木晶 514
(-4)
1.49.8 -0.334.1⑩⑩エンドロール
21/09/26 中京 5 2歳新馬 芝2000 11116.122** 牡2 54.0 鮫島克駿佐々木晶 518
(--)
2.08.9 0.335.0⑨⑨⑩⑨トゥーサン

インプレスの関連ニュース

◆松山騎手(ハーツコンチェルト4着)「位置はいいところが取れました。最近ズブさを見せていたので、自分で勝負を決めにいきました。手応えはありましたが、前の馬をかわせませんでした」

武豊騎手(カレンルシェルブル5着)「道中はゆっくり自分のペースで内々を回り、外に出したらしっかり伸びてくれました。いいレースはできました」

◆西村淳騎手(レッドバリエンテ6着)「よく頑張ってくれました。一杯一杯になってからも諦めず走ってくれました」

◆和田竜騎手(ナイママ7着)「枠も良く、ペースも流れたので、インからいきました。3コーナーからサヴォーナに付いていこうとしましたが、外から押されてブレーキを踏んだのが痛かったです」

◆田口騎手(リビアングラス8着)「ずっとスムーズさを欠いた中での競馬が続いてしまい、馬に申し訳ないことをしました。こういう舞台に乗せていただきましたが、ふがいない気持ちでいっぱいです」

◆田辺騎手(ハーツイストワール9着)「進んでいかない感じで脚もたまっていませんでした。京都コースや馬場が合わなかったのかもしれません」

◆木幡初騎手(シンリョクカ10着)「スタートが良かったので、そのまま馬のリズムを重視して運びました。ペースが流れてしまい、最後は苦しくなりました」

◆角田河騎手(インプレス11着)「だいぶ(体が)起きて走ってくれたし、その点は改善していました。少し外々を回りすぎてしまいました」

◆ルメートル騎手(ヒンドゥタイムズ12着)「スタートが速くなかったし、全体のペースも速く、位置をキープするのに脚を使いました。最後は疲れてしまいました」

◆北村友騎手(ディアスティマ14着)「厳しい展開になってしまいました。この馬の持ち味を生かせませんでした」

【重賞データ分析】日経新春杯2024 サヴォーナ、リビアングラス、サトノグランツ、レッドバリエンテの4頭が減点なし 2024年1月13日() 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!日経新春杯・データ分析 をお届けします!


【馬齢】
2014年以降(2021~2023年は中京芝2200mで施行)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、4歳から6歳の範囲となっている。7歳以上は【0.0.0.45】と精彩を欠いており、該当馬は過信禁物とみておきたい。

(減点対象馬)
リレーションシップ ②ナイママ ⑥ディアスティマ ⑩ハーツイストワール ⑪ヒンドゥタイムズ

【性別】
2014年以降(過去10年)の性別成績は、牡馬【10.8.9.100】、牝馬【0.2.1.9】。前者が全勝しているものの、連対率は後者が若干上回っており、さほど意識しなくてもよさそう。その一方で、せん馬は【0.0.0.9】と大苦戦。出走頭数の違いがあるとはいえ、傾向的にせん馬は強調しづらい印象を持つ。

(減点対象馬)
ヒンドゥタイムズ

【所属】
2014年以降の所属別成績は、栗東【9.10.7.93】、美浦【1.0.3.25】。前者がリードしている。なお、後者の1勝は前走G1 5着からの参戦馬によるもの。G1以外から臨む関東馬や、前走6着以下敗退の関東馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。

(減点対象馬)
ナイママ ⑦ハーツコンチェルト ⑧ブローザホーン ⑩ハーツイストワール ⑫シンリョクカ

【前走着順】
前走の着順については、G1・G2なら不問だが、それ以外の場合は8着以内がひとつの基準。2014年以降、この条件をクリアしていなかった非G1・G2組はいずれも、2着連対圏を逃している。

(減点対象馬)
リレーションシップ ②ナイママ ⑨カレンルシェルブル

【前走人気】
前走の単勝人気に関しては、G1であれば12番人気以内、G2なら11番人気以内、G3は5番人気以内、非重賞の場合は4番人気以内が一応の目安。2014年以降の2着以内全馬が、この条件を満たしていた。

(減点対象馬)
リレーションシップ ②ナイママ ③インプレス ⑨カレンルシェルブル


【データ予想からの注目馬】
上記5項目で減点がないのは、④リビアングラス、⑤レッドバリエンテ、⑬サヴォーナ、⑭サトノグランツの4頭。

トップには、⑬サヴォーナを推す。2014年以降、4歳馬は【7.3.1.19】と他世代を圧倒。そのなかでも、G1 1桁着順からの臨戦馬は【5.1.1.4】の好成績を収めている。要注目の1頭だ。

同じく4歳馬に該当する、④リビアングラス、⑭サトノグランツも軽くは扱えない存在。残る1頭、⑤レッドバリエンテにも気を配っておきたい。

<注目馬>
サヴォーナ ④リビアングラス ⑭サトノグランツ ⑤レッドバリエンテ

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【ROBOTIPの勝率予測】日経新春杯2024 「芝二四×右回り×血統指数」による予測勝率トップはリビアングラス 2024年1月13日() 12:00


こんにちは!ウマニティのROBOTIP開発プロジェクトメンバーの孫権です。
本日は14(日)に行われるG2日経新春杯を予想していきたいと思います。

まず、孫権のROBOTIP設定は「血統」の能力指数を100%重視しています。レース条件に応じて、必要な場合には他の能力指数(競走馬・騎手・調教師・馬主・生産者)を配合しますが、基本的には「血統」指数オンリーで展開します。
そして、適性については、血統の「距離適性」「トラック適性」「周回方向適性」「G前の坂の有無適性」を配合します。
以上が、私孫権のROBOTIP設定の基本方針です。

今週も、「距離適性」40%「トラック適性」30%「周回方向適性」30%の配合で、JRA唯一の「芝2400m×右回り」条件に寄せ、疑似京都芝2400mセッティングで臨みたいと思います(補正は全カット)。
これによって弾き出された勝率予測は以下の通りです。


孫権ROBOTIPが弾き出したG2日経新春杯全馬の勝率
(順位・馬番・馬名・勝率)

1 ④リビアングラス      10.45%
2 ⑥ディアスティマ      10.31%
3 ⑤レッドバリエンテ     10.27%
4 ⑦ハーツコンチェルト     9.51%
5 ⑬サヴォーナ         9.21%
6 ③インプレス         7.93%

7 ⑩ハーツイストワール      6.63%
8 ⑪ヒンドゥタイムズ       6.10%
9 ①リレーションシップ      5.59%
10 ⑨カレンルシェルブル     5.50%
11 ⑭サトノグランツ       5.01%
12 ⑫シンリョクカ        4.83%
13 ⑧ブローザホーン       4.65%
14 ②ナイママ          4.28%


ROBOTIPの基本的な考え方として、平均勝率(14頭立ての場合は7.14%)を上回る馬のみを馬券対象にしますので、今回の日経新春杯では上位6頭までが馬券の対象ということに。
勝率の差で隊列を組むと以下の並びになります。

 ④⑥⑤⑦⑬>③


抜け出す馬がいない代わりに、5位以下に開き、そしてその下の購入対象ライン箇所にも1.3ポイント程度の溝が生じています。
勝率配置と、適度に(想定)上位人気馬が購入対象から外れている状況などからも、買い目については比較的迷わず組むことができそうです。今回は、上位5頭の馬連ボックスを基本線に、以下の馬連計15点(10,000円)で勝負とします。
あとは、先週が開幕週にしてはやたらタフで、ジョッキーも口々に「緩い」とコメントしていた馬場への巧拙も、ひとつのポイントになりそうですが果たして!?


【孫権の日経新春杯勝負馬券】

馬連ボックス
④⑤⑥⑦⑬
10点×900円=9,000円

馬連ながし
③-④⑤⑥⑦⑬
5点×200円=1,000円


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ROBOTIPは自分の競馬予想理論に従って6つの能力指数(競走馬・騎手・血統・調教師・馬主・生産者)と、5つの適性(距離・トラック・馬場状態・周回方向・G前の坂)を自由に配合して出走馬の勝率を予測するロボットです。
ROBOTIPはウマニティに会員登録(無料)すると無料でご利用頂けます。
⇒詳しくはこちらへ!
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【レーティングとモノサシで考える重賞予想】日経新春杯2024 4歳レーティング補正の結果はこうなる! 2024年1月12日(金) 18:00


今週日曜西日本のメイン競走は日経新春杯。JRAのレーティング(公式格付)をベースとし、これにいくつかモノサシを組み合わせ出走各馬の真の力関係を解き明かしていく。まずはベースのモノサシ、JRAレーティングの比較から入ろう(数値は過去12ヶ月以内の国内レースのみ採用)。


118 ハーツコンチェルト
114 サトノグランツ
113 サヴォーナリビアングラス
111 ヒンドゥタイムズ
110 ディアスティマ
108 シンリョクカ
107 ハーツイストワールブローザホーン
106 インプレス
105 カレンルシェルブル
103 レッドバリエンテ
102 リレーションシップ
101 ナイママ

(全馬格付あり)

日経新春杯は年によりレベル差が大きく、ここ数年の勝ち馬の基準は105~115。今年は平均レベルで、数値を見る限りチャンスがありそうなのは110以上の6頭。比較は6頭を中心におこなってみた。

第2のモノサシは4歳世代のレーティング「補正」のための有馬記念。3歳クラシック出走馬の3歳レーティングは同世代のみの数値なので、他の世代と比較をする際に“補正”が必要と考えた。あくまでこれは一つの考え方だが、有馬記念出走の「4歳馬」のレーティングをその馬の“世代を超えた真の力”とし、3歳クラシックでもらった数値と「同値」と考えてみた。世代混合戦には出ていない今回の4歳馬もこれに従い補正すれば、より正確な数値が得られるのではないかという“仮説”だ。

タスティエーラ → 菊花賞レーティング 116 有馬記念レーティング 118
ソールオリエンス → 菊花賞レーティング 114 有馬記念レーティング 117
ハーパー → オークスレーティング 110 有馬記念レーティング 113

3頭の数値の変化はそれぞれ+2または+3。4歳馬の数値を「仮に+2」として補正した結果は以下の通りだ。

ハーツコンチェルト 118→120 サトノグランツ 114→116 サヴォーナリビアングラス 113→115 シンリョクカ 108→110

昨秋からの古馬と3歳の混合戦を見る限り、数字を見る前の予想としては“下方修正”が必要ではないかと考えていたが結果は見事に逆。「今年の4歳は強くない」という自身の仮説を打ち破られる結果となった。ただこの結果を素直に受け止めるなら今回の日経新春杯、4歳馬上位独占の可能性もありそうだ。

第3のモノサシは、第2のモノサシの古馬版。有馬記念をモノサシに4歳馬は数値補正をして古馬の補正はなしというのも変なので、古馬の上位3頭のレーティング数値も補正してみた。

ヒートオンビート アルゼンチン共和国杯レーティング 113 有馬記念レーティング 109
ディープボンド  京都大賞典レーティング 112 有馬記念レーティング 109

2頭の変化はそれぞれ-4、-3。厳しい評価だが、補正値を仮に「-3」とすると古馬上位3頭の補正値は以下の通りとなる。

ヒンドゥタイムズ 111→108 ディアスティマ 110→107 ハーツイストワール 107→104

4歳で57.5kgを背負うサトノグランツはともかく、55kgのハーツコンチェルト、54kgのリビアングラス、まして53kgのシンリョクカについてはこの補正値を見てしまうと有利の度合いが過ぎて他馬に食指が動かない。

今回はレーティング上位に明け4歳が集中したため、世代間比較をすべく親方JRAの格付けしたレーティングを“補正”という暴挙に出てみたが、クラシックが終わって間もないこの時期は毎年「世代間の実力差」に悩まされる。今回の手法が通用するなら今後もこの補正手法を使ってみたい。

【モノサシ比較による注目馬】
リビアングラス ○サヴォーナ ▲ハーツコンチェルト △シンリョクカ

モノサシの正誤判定は1/14(日)だ。 


(文:のら~り)

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【ズバリ!調教診断(最終版)】日経新春杯2024 サヴォーナ、ブローザホーン、シンリョクカの3頭を上位評価! 2024年1月12日(金) 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は日経新春杯・調教予想(最終版)をお届けします!


日曜日に行われる日経新春杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

リレーションシップ【C】
栗東CW併走(11日)。コーナリング、手前替えともにスムーズ。手前変換後の脚さばきも良かった。ところが、ヒンドゥタイムズを待つために鞍上が抑え込んでしまい、しばらくすると馬が手前を戻して減速。最後は置かれる形になってしまった。いかにも相手を重視した内容。それを思うと評価は上げにくい。

ナイママ【F】
美浦坂路単走(11日・映像なし)。2走前・福島記念の中間における動きは決して悪くなかったが、結果は12着大敗。その当時と比較して、字面的に大きく変わった面はうかがえない。当該週の映像を確認できないため判定はFとするが、G2で互角以上に渡り合える態勢にあるかといえば疑問符が付く。

インプレス【C】
栗東CW併走(11日)。最後まで低めの重心を保ち、集中して粘り強く走れていたことは評価できる。ただ、ラストの反応と伸びにやや鋭さを欠くあたりは、大敗を喫した近2走の最終追い切り時と同様。前回よりも相手関係が軽くなるぶん、着順を上げてくる可能性はあるだろうが、勝ち負けまではどうか。

リビアングラス【C】
栗東CW併走(11日)。混雑するなかでの追い切り。多数の馬が行き交う状況とあってか、走りに集中できていない様子。いつもと比べて、首や脚さばきが若干硬く、仕掛けに対する反応と伸びも物足りない。やや気の毒な面があるにせよ、高評価するには躊躇してしまう内容だった。

レッドバリエンテ【B】
栗東P併走(11日)。派手なパフォーマンスではないが、この馬なりに体を使って集中力を感じる走り。きちんと折り合いをつけて、整ったフォームで駆けることができている。当該週の追い切りをポリトラックに切り替えたことは気になるが、前回より動きの質が劣るという印象はない。軽くは扱えないだろう。

ディアスティマ【C】
栗東坂路単走(10日)。併せ馬だと力が入りすぎてしまうタイプゆえ、単走でサッと流す程度の調整。それはいいとしても、頭の位置が安定しておらず、タメを作ったわりにラストの反応と伸びも渋い。もともと稽古で活発に動くタイプではないことを考慮しても、なにか物足りなさを覚えてしまう内容だった。

ハーツコンチェルト【C】
美浦W併走(10日)。アーバンシックを外から先導していたが、ズルい面が出てきたのか、直線に入ると相手にあっさりリードを許す。そこから鞍上が懸命に追って、なんとか同入に持ち込んだが……。良くも悪くも真剣に走っていない。本番でジョッキーが上手にエスコートできれば、という条件付きの狙いとなろう。

ブローザホーン【A】
美浦W単走(10日)。手前を替えなかったが、この馬にはよくあること。実戦でも引っ張るタイプなので、気にする必要はない。ひと頃より背中の安定感が増しており、そのぶん余裕をもって走れている印象。フットワークのバランスが良くなっているし、ラチを頼る癖も出ていない。好調だろう。高く評価したい。

カレンルシェルブル【C】
栗東CW併走(10日)。京成杯に出走予定のダノンデサイルの先導役を務め、直線入り口から併走状態に。最後は同入の形となったが、勢いは相手のほうが上。リズムと折り合いを意識した調整とはいえ、昨年のいい頃に比べると、迫力が足りないような気も。評価は上げづらい。

ハーツイストワール【B】
美浦W併走(10日)。1週前は若干後肢が甘く、体重移動がスムーズではなかったが、今回はその面が随分と改善されている。フォームのブレが少なく、フットワークのバランスもいい。前回と比べれば促しに対する反応も良くなっている。このひと追いでさらに上向くようなら、怖い存在になりそうだ。

ヒンドゥタイムズ【B】
栗東CW併走(11日)。直線で手前を替えなかったが、最近はいつもこんな感じなので、癖のようなものとみるべき。脚さばきは力強く、四肢の可動も滑らか。鞍上の促しにもきちんと対応していた。前走時のデキを超えるまでには至らないかもしれないが、劣ることもない。おおむね態勢は整ったと判断してよさそうだ。

シンリョクカ【A】
美浦W併走(10日)。不器用な手前替えは相変わらずだが、この馬とすればコーナリングがスムーズだったし、ひと頃に比べるとフットワークのバランスも良くなっている。手前変換後は低い重心を保ち、ゴール前の走りにも迫力があった。稽古の雰囲気だけをとれば、昨秋以降ではいちばんかもしれない。

サヴォーナ【A】
栗東坂路単走(11日)。手前替えの際に少しヨレたが、いつものこと。深刻にとらえる必要はない。手前替えを除けば、すいすいとテンポ良く登坂。それでいて、脚元の動きには力感がある。鞍上の振りムチにも、しっかり反応していた。かなりの線まで仕上げてきた印象を持つ。

サトノグランツ【B】
栗東P併走(10日)。デビュー前の新馬を相手に疲れを残さない程度の内容。走りやすいトラックのわりに、ズブい面を見せていたのは気になるが、直線半ばあたりで軽く促されるとスッと反応。余力を残したまま同入に持ち込んだ。ゴール前の伸びも悪くなく、実戦に向けての下地は整ったように思える。


【調教予想からの注目馬】
A判定は3頭。筆頭は、⑬サヴォーナとする。菊花賞以来の実戦となるが、中間の動きは昨秋の好走時と遜色ない。仕上がりに不足はなく、あとは年長馬との力関係がどうかだけ。

本来の走りを取り戻してきている、⑧ブローザホーンを差のない次位評価。上昇ムードが漂う、⑫シンリョクカにも相応の警戒が必要だろう。

<注目馬>
サヴォーナ ⑧ブローザホーン ⑫シンリョクカ

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【日経新春杯】厩舎の話 2024年1月12日(金) 04:57

インプレス・佐々木助手「追うごとに状態は良くなっています。後肢に力が付いてきてバランスのいいフォームに変わりました」

カレンルシェルブル・安田翔師「バランスよく走れる馬なので京都コースは問題ない。ハンデも予想通りです」

サトノグランツ・友道師「もっさりしているところはあるけど、休み明けでも動けるタイプ。条件は合うと思う」

シンリョクカ・竹内師「前走は勝負どころの反応が鈍かったが、最後は脚を使っている。距離はこれくらいが一番いいし、ハンデも手頃」

ディアスティマ・高野師「前走はスタートから進んでいかなかった。状態は問題ないし、時計がかかる今の京都はいい」

ナイママ・佐野助手「体調の波がないですね。前走はダート適性がなかったことに尽きます」

ハーツイストワール・国枝師「前走は休み明けを考えたら上々。使って良くなったし、上積みはある」

ハーツコンチェルト・武井師「調教で自分から行こうとしないのがどうかも、体調はとてもいい」

ブローザホーン・中野助手「馬体に柔らかみがあって状態はとてもいい。時計のかかる馬場もプラス」

リビアングラス・矢作師「テンは遅くなったけど、乗っている助手は感触が良かったと言っていた。力を出し切れれば」

リレーションシップ・斉藤崇師「1200メートルを使ってきた馬で折り合いなどに課題はあるが、次につながる競馬ができれば」

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


11月26日(日)東京12R 第43回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
※注意※ジャパンカップは12Rです。

🏇『過去5年(2018年~2022年』は👉こちら👈


<外国馬招待馬>

イレジン(コンセイユドパリ賞:1着 芝2200m(2.17.9) 中5週)<C>
☆前々走2着(フォワ賞)の『レース映像
凱旋門賞の前哨戦・フォワ賞に出走して好成績を収めているが、セン馬のため凱旋門賞には出走できず。昨年はロイヤルオーク賞、今年はコンセイユドパリ賞に出走して共に勝利していて勢いはありそうだが、2年前のフォワ賞ではここにも出走するディープボンドに敗れており、これまでのレースを見ても持ち時計が遅く速い時計の競馬には向かない感じあり。


<前走:天皇賞(秋) 東京芝2000m(レース映像)> 中3週

イクイノックス(1着 494kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
前走の天皇賞(秋)では追い切り、パドック、レース内容と予想以上に完璧に近い内容。この中間も1週前に併せ馬で持ったまま楽に先着。日曜日にも坂路で速い時計を出していて、引き続き良い状態で最終追い切りを迎えられそう。

ダノンベルーガ(4着 500kg(-8kg))<C>
☆『前走の追い切り
この中間は1週前の木曜に追い切り1本と、昨年と比べても本数は少なく、動きを見ても併せ馬で併走相手に見劣る動きで期待していたほど良くなってこない。

ドウデュース(7着 512kg(+4kg))<A>
☆『前走の追い切り
休み明けの前走時は、パドックではフックラとまだ締まりそうな馬体。この中間もプールで毎日のように泳ぎ、1週前追い切りでは力強い動きを見せている。前走からの変わり身はあって良さそう。

エヒト(8着 462kg(-4kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックで細い感じには見えなかったが、休み明けから使われるごと馬体が減ってきていて、この中間も何とか先週金曜に1週前の時計が出せたくらいで余裕はない。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中6週

ディープボンド(3着 508kg(+6kg))<B>
☆『前走の追い切り
なかなか勝ちきれないレースが続くが、休み明けの前走は追い切りでは硬さのない走りで上々の仕上がり。この中間も前走時と同じような、坂路、坂路、CWで一杯に追われるという入念な過程を踏んできているが、1週前追い切りの動きを見ると走りが硬くやや物足りないようにも見えた。ただ1週前に良く見えた時は意外と最終追いがイマイチだったりすることがある馬なので、今回は逆に最終追い切りで硬さのないスッキリした動きなら狙いたい。

ヴェラアズール(7着 526kg(+6kg))<D>
☆『前走の追い切り
昨年は一番勢いがあった時期で、レースでも内に突っ込んでいったムーア騎手の好騎乗があっての勝利。ここ1年不振が続いているが、個人的な見解としては、胸前の筋肉が発達して前脚をかき込む走りに変わってしまっていることが影響しているのではないかと思う。胸前の筋肉が発達している割にトモの筋肉がそれと比例して成長していないぶん、前が強すぎてバランスが取れておらず、それが理由で終いの伸びが甘くなってしまい、良い頃のスピード感のある走りが近走では追い切りで見られていない。そのあたりは坂路での終いの時計にも表れていて、この点はデビューから坂路中心の追い切りだったものがここ1年はCW中心に変わっていることも影響しているのではないだろうか。今の走り方だと時計勝負の高速競馬には向かないので、合う条件に変えたほうが良さそう。

インプレス(12着 536kg(+12kg))<C>
併せ馬で遅れることがあまりない馬で、この中間は併せた相手も前走時よりも上のクラスの馬で状態面は悪くない。ただレースで前に行けなかったり、追い出されてモタれる面があったりとロスが多い点が懸念材料としてあり、このクラスになってくるとレース結果にも大きく影響してきてしまう。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中8週

タイトルホルダー(2着 472kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
休み明けのオールカマーを使われてこの中間は坂路と南Wでの調整。乗り込み量も豊富で、2週前の単走での追い切りでは良い時のものに近い動きを見せた。1週前の併せ馬は反応がイマイチに感じたが、それでも本数も乗られていて反動はなさそうなので、最終追いは単走で速い時計が出ていれば理想的。

チェスナットコート(15着 462kg(-15kg))<E>
前走のパドックを見ると、日経賞で2着に好走した頃のスラっとした感じからガッチリとしたダート馬の馬体に変わっていて、年齢的にも大きく変わる感じはない。


<前走:その他のレース出走馬>

パンサラッサ(ドバイWC:10着 ダ2000m 8ヶ月)<D>
☆『前走の追い切り
繋靭帯炎による休養からの休み明け。矢作厩舎なのでそれほど乗り込まれていないが、1週前がCWでの併せ馬で本来の調整内容ではない。動きを見ても大差先着はしているが、内外の併走相手はまともに追われておらず、追い比べの併せ馬にはなっていないので仕上がっている調教内容ではない。

リバティアイランド秋華賞:1着 芝2000m 476kg(+10kg) 中5週)<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
同じ休み明けでも桜花賞時と比べると前走の秋華賞の時にはかなり攻めた内容の調整で、+10キロでも仕上がりは良かった。休み明け2戦目は気合乗りが良くなったり、テンションが高めになる馬。前走が前述の攻めの調整内容だったことを考えると、馬体は仕上がっておりこの中間は単走で馬なりでの調整で十分。あとは最終追いで川田騎手が騎乗して反応を確かめる程度で仕上がる。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 6ヶ月半)<C>
☆『前走の追い切り
蹄の不安で天皇賞(秋)を回避。1週間休ませての仕上げ直しで1週前追い切りこそ南Wでの併せ馬だったが、日曜日にも2週連続で坂路で速い時計を出していて急仕上げ気味。

スタッドリー(ケフェウスS:2着 芝2000m 512kg(-6kg) 中9週)<D>
休み明け2戦目だが前走から中8週での出走の割に追い切りの本数が少なく、強めにも追われてもいない。1週前の動きを見ても前が上がり気味でバネがない走り。

フォワードアゲン(ケフェウスS:6着 芝2000m 426kg(±0kg) 中9週)<D>
この中間、乗り込み入念で速い時計は出ているが内めを走ったものばかり。1週前追い切りの動きを見ると、併せ馬ではないが外めを走っている他厩舎の馬にスイスイ抜かれている。

ショウナンバシット菊花賞:11着 芝3000m 492kg(+6kg) 中4週)<C>
☆『前走の追い切り
乗り込みは豊富なこの中間だが、春の調子が良かった時のような坂路での好時計が出てこない。

トラストケンシンダイヤモンド゙S:11着 芝3400m 472kg(-2kg) 9ヶ月)<E>
長期休養明けもこの中間美浦坂路での4本のみで目立つ時計も出ていない。

ウインエアフォルク(古都S:5着 芝3000m 470kg(-6kg) 中3週)<D> ※除外対象馬
前走時までは南Wで終い良いタイムもマークされていたが、この中間は内めを走って平凡な時計で上積みなし。

クリノメガミエース(兵庫クイーンC:4着 ダ1870m 482kg(-2kg) 中3週)<E> ※除外対象馬
この馬なりに前走時よりも追い切りで好タイムは出ているが、芝のレースは1回しか走ったことがなく距離も長めでの勝利が少ない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスリバティアイランドドウデュースの3頭をあげておきます。


◇今回はジャパンカップ編でした。
先日、北海道の浦河にある『軽種馬育成調教センター(BTC) 』を見学させてもらえる機会があり、渋谷区と同じくらいの広さがあるというその壮大なスケール感に圧倒されてきました(個人的にはここに夏場だけオープンする宿泊施設や、馬のアミューズメントパークつきの競馬場でも作ってしまえばいいのに……と思ってしまいました)。緑一杯の果てしなく続く芝コースに、屋内コースだけでも1000mある坂路、直線1000mのウッドチップ、600mのダートトラックコースと、雪の降る季節でも十分に調教できる施設が備わっていて、調教技術の進歩とこれだけの施設で調教されている日本の馬が強くなっているのにも納得しました。日本のトップが世界1であるということはそれ以外の馬たち全体もレベルアップしているということでもあり、どうしても強い馬がJRAに集中してしまうのは仕方がありませんが、昨今では地方競馬にも確実にレベルの上がっている馬たちが多くなってきているのも事実。これから先地方から強い馬が出てくる機会が多くなって交流レースがさらに盛り上がっていくのではと期待しています。
そんなハイレベルの日本馬トップが出走する今年のジャパンカップ。過去5年の連対馬の調教内容を調べてみたところ、1週前、最終追い切りと2週連続馬なりでの調整の馬が半分の5頭というのが目立ちました。このレースに関しては、秋華賞菊花賞天皇賞(秋)など秋の最初の目標になるレースがあり、そこを使って参戦してくる馬も多いことからこのような傾向が表れているのではないかと思います。そのことから、前走秋のG1レースを好走している場合は馬なり中心の調整タイプを、ジャパンカップを目標に使ってきているローテなら1週前か最終追い切りで強めの追い切りを行っている馬を狙ってみることをおススメします。


ジャパンカップ出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2022年10月20日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 菊花賞2022 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


10月23日(日)阪神11R 第83回菊花賞(3歳G1・芝3000m)

【登録頭数:23頭】(フルゲート:18頭)


<前走:セントライト記念出走馬>(中4週)

ガイアフォース(1着、498kg(+8kg))<B>(優先出走馬)
前走時の追い切りでは終いの伸びがしっかりしていたが、この中間1週前追い切りでは伸び脚が物足りなかった。

アスクビクターモア(2着、476kg(+4kg))<A>(優先出走馬)
前走時は、1週前は力みの感じられる走りだったが最終追い切りではしっかりと仕上がっていた様子だった。この中間も、2週前、1週前と長めから好時計が出ていて、左回りでの追い切りだったが動きは良かった。

セイウンハーデス(4着、474kg(+2kg))<A>
休み明けの前走時は、乗り込み豊富で3週連続併せて先着も、動き自体には重さが感じられるものだった。それでもパドックでは、好仕上がりに映った。この中間も坂路、CWで好時計をマークしており、1週前追い切りの動きを見るに重め感が解消されて、更なる上積みが窺える。

ボーンディスウェイ(6着、488kg(±0kg))<D>(抽選対象馬)
この中間、坂路での時計が平凡で、南Wでの1週前追い切りは時計こそ速いが力みがあり、折り合い面での不安が残る。




<前走:神戸新聞杯出走馬>(中3週)

ジャスティンパレス(1着、452kg(+4kg))<A>(優先出走馬)
前走時の最終追い切りでは抑えきれない手応えを示し、キッチリ仕上がっていた。この中間は、坂路での調整で抜群の伸び脚を披露していて好状態をキープできている印象。

ヤマニンゼスト(2着、494kg(-12kg))<C>(優先出走馬)
前走時は3週連続CWで好時計が出ていて、馬体も大きく絞れて仕上がりは良かった。この中間、1週前追い切りは軽めの調整で、力強さが感じられず物足りない動きだった。

ボルドグフーシュ(3着、496kg(+6kg))<C>(優先出走馬)
この中間、CW併せ馬で行われた1週前追い切りでは好時計をマークするも、併走相手に手応えで見劣り、伸び脚も物足りず。

ヴェローナシチー(5着、498kg(±0kg))<A>
休み明けの前走時の1週前追い切りでは勢いよく直線に向くも終い伸びきれなかったが、この中間の1週前追い切りでは終いの伸びが良化。一度叩かれての上積みが期待できそう。

プラダリア(8着、456kg(-2kg))<C>
春は坂路での時計がかなり良かったが、休み明けの前走、そしてこの中間とCWでの時計は悪くないが、肝心の坂路での時計に不満が残る。叩き2戦目での上積みは窺えそうだが、青葉賞時のような迫力がまだ戻ってこない。前走時のパドックでは、かなり余裕の感じられる馬体だった。

ビーアストニッシド(9着、456kg(-6kg))<D>
休み明けの前走時は仕上り良く、パドックでも落ち着いていた。この中間の坂路調整でも走りに硬さがあり、フラフラする面も。仕上がりが良い割に、動きが物足りない。

アスクワイルドモア(10着、464kg(±0kg))<D>
休み明けの前走時は、乗り込み量が少なく追い切りの動きも重く、パドックでも馬体に余裕があった。この中間は、坂路での調整に変えてきているが、大敗したダービー時も坂路のみの調整。上積みはあまり期待できない。




<前走:その他のレース>

フェーングロッテン新潟記念:3着、472kg(+6kg)中6週)<B>
トレセンでの追い切り本数は毎回少ない馬。ここ3戦同様、1週前追い切りではCWを長めから追われて好時計をマークしている。もうひと伸びほしい動きだが、仕上りは良さそう。

ポッドボレット(関ケ原S:6着、510kg(+18kg)中2週)<B>
休み明けの前走時は、馬体こそ大きく増えていたものの太め感はそれほどなかった。この中間、1週前追い切りは坂路で馬なりの調整となっているが、力強い走りで上積みに期待が見込める。右回りのほうが成績が良い点もプラスになりそう。

セレシオン(阿賀野川特別:1着、474kg(+8kg)中8週)<A>
8月の前走からゆったりとしたローテーションで、この中間も乗り込み豊富。2週前、1週前にはCWで併せて先着の内容を披露した。動きを見ても、春よりも走り方がしっかりしていて伸び脚も抜群に良い。

ディナースタ(札幌日刊スポーツ杯:1着、458kg(-8kg)中8週)<B>
追い切りでは目立つ時計が出る馬ではないが、2連勝中で勢いがあり、併せて先着を果たした1週前追い切りでも引き続きの好状態を窺わせている。

タイムオブフライト(札幌日刊スポーツ杯:4着、438kg(+4kg)中8週)<E>
デビューが遅く小柄な馬で、前走時のパドックでも緩い馬体でまだ馬が幼い。この中間も、本数は乗られているが内容は物足りない。

ドゥラドーレス(藻岩山特別:1着、494kg(-4kg)中9週)<B>(抽選対象馬)
前走から間隔が空いているが、この中間の乗り込み量が少ない。それでも、1週前追い切りでは素軽い動きで伸び脚もしっかりしていて、出来自体は良さそう。

インプレス(木曽川特別:5着、524kg(+8kg)中4週)<D>(抽選対象馬)
休み明けの前走時にかなり乗り込んでいたが、馬体増での出走。この中間、1週前追い切りではまだ動きが重く終い伸びきれていない。

シェルビーズアイ(阿寒湖特別:4着、468kg(±0kg)3ヶ月)<C>(抽選対象馬)
速い時計を出す厩舎のこの馬。今回は3ヶ月ぶりの休み明けとなるが、乗り込み量が少なめ。伸び脚も物足りなく見えた。

シホノスペランツァ(1勝クラス:1着、478kg(+6kg)中6週)<B>(抽選対象馬)
休み明けの前走を勝ってのこの中間、1週前追い切りではCWの大外を走って好時計マークと、引き続き出来良好との印象。

ジェンヌ(釧路湿原特別:4着、420kg(±0kg)中6週)<D>(抽選対象馬)
小柄な馬で、6月から使い詰めできてこの中間は時計も平凡。

マイネルトルファン(富良野特別:1着、492kg(+2kg)中8週)<B>(抽選対象馬)
夏に2戦使われてきたが、前走時のパドックでもまだ緩さが残る馬体だった。この中間もかなりしっかり乗り込まれていて、1週前追い切りでは併せて先着と前走からさらなる上積みに期待できそう。

レッドバリエンテ(金山特別:1着、470kg(-4kg)中4週)<D>(抽選対象馬)
休み明けを勝って迎えるが、マイナス体重で絞れたというよりもトモの筋肉が寂しく映った前回のパドック。この中間も格上馬と併せたとはいえ併走遅れで、出来に関しては不満が残る。                                      


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ジャスティンパレスセレシオンヴェローナシチーセイウンハーデスアスクビクターモアの5頭をあげておきます。


◇今回は、菊花賞編でした。
今年も阪神で行われる菊花賞ですが、阪神で行われる3000m以上のレース自体が少なく過去10年を見ても阪神大賞典⑩、天皇賞(春)②、菊花賞①、松籟S②、古都S①の合計16レースのみ。その16レースで連対した32頭の調教内容を調べてみると、最終追い切りをWコースで行っていた馬が19頭。さらに1週前追い切りでは23頭がWコースで追い切られていて、坂路調教馬よりもWコースで追い切っている馬のほうが連に絡む確率がかなり高い傾向にあります。その他のレースを予想していても、近年は坂路で追い切る馬よりもWコースで追い切る馬が多くなっているように感じますし、中長距離戦では特に多くなっているように思います。調教内容も厩舎によって個性がありますが、Wコース中心に調整している馬たちが今年も馬券に絡む可能性は高いのではないかと思っています。
もっとも、昨年の勝ち馬タイトルホルダーは、関西への輸送が初めてだったこともあってか1週前に南Wで速い時計を出し、最終追い切りは坂路での調整。条件戦の松籟Sと、古都Sの計3戦に関しても、連対6頭すべてを坂路で最終追い切りを行った馬が占めるなど、真逆の結果もみられていることからも、馬の能力、条件戦と重賞での違いなど例外があることも頭に入れておいたほうがいいかもしれません。


菊花賞出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2021年10月6日(水) 17:45 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2021) ~第8回注目馬ランキング上位馬の近況
閲覧 4,417ビュー コメント 0 ナイス 3

 秋季競馬の開幕戦にあたる4回中山・5回中京が先週いっぱいで幕を閉じ、今週末からは4回東京・4回阪神・5回新潟がスタート。ちなみに、阪神競馬はここから11月6日開幕の5回阪神、12月4日開幕の6回阪神と、3か月連続で開催されます。6回阪神では12月12日に阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳G1・阪神芝1600m外)が、12月19日に朝日杯フューチュリティステークス(2歳G1・阪神芝1600m外)が施行される予定。連続開催でダメージを受けた馬場への適性もポイントになりそうです。
 例年と同じく、9月中旬から10月中旬までの間に施行されるJRAの2歳重賞は、今週末10月9日のサウジアラビアロイヤルカップ(2歳G3・東京芝1600m)のみ。G1シーズンのスタートと重なっていることもあり、一時的にPOGへの関心を失っている方も少なくないでしょう。しかし、スペシャル以外の各ワールドでは今後も仮想オーナー募集枠が順次解放される予定。現状のラインナップを見直し、改めて手駒を揃えるのにはちょうど良いタイミングかもしれません。

 今回は、2歳戦が開幕する直前の時点における注目POG馬ランキング(2021/06/05 01:00更新)の上位100頭を対象として、各馬の近況をまとめてみました。今後の入札を検討するうえでの参考資料としてご活用ください。

 既にJRAのレースで勝ち上がりを果たしている馬は32頭。ちなみに、注目POG馬ランキングでベスト10入りを果たしていた馬は3頭だけです。まだまだ序盤戦の最中とはいえ、早期勝ち上がりの難しさを改めて実感しますね。

●2位 コマンドライン(コンドコマンドの2019) 1戦1勝
●3位 ダンテスヴュー(クロウキャニオンの2019) 2戦1勝
●6位 レッドベルアーム(レッドファンタジアの2019) 1戦1勝
●14位 ベルクレスタ(ベルアリュール2の2019) 2戦1勝
●21位 フィデル(ラッキートゥビーミーの2019) 1戦1勝
●22位 リアグラシア(リアアントニアの2019) 3戦1勝
●24位 ハイアムズビーチ(ユキチャンの2019) 2戦1勝
●25位 トゥデイイズザデイ(キトゥンズクイーンの2019) 1戦1勝
●26位 ソネットフレーズ(ボージェストの2019) 1戦1勝
●29位 キラーアビリティ(キラーグレイシスの2019) 2戦1勝
●32位 アライバル(クルミナルの2019) 2戦1勝
●35位 ブラックボイス(ソングライティングの2019) 2戦1勝
●36位 ホウオウプレミア(アドマイヤテンバの2019) 1戦1勝
●39位 クレイドル(オーマイベイビーの2019) 2戦1勝
●44位 リューベック(ライツェントの2019) 2戦1勝
●50位 グランディアディアデラノビアの2019) 2戦1勝
●51位 サトノヘリオス(エアマグダラの2019) 2戦1勝
●53位 メリトクラシー(メリオーラの2019) 2戦1勝
●55位 スタニングローズ(ローザブランカの2019) 3戦1勝
●59位 プルパレイ(マイジェンの2019) 3戦2勝
●61位 ヴァーンフリート(ロスヴァイセの2019) 1戦1勝
●64位 アバンチュリエ(パンデイアの2019) 1戦1勝
●66位 ステルナティーア(ラルケットの2019) 1戦1勝
●67位 モンゴリアンキング(Minoretteの2019) 1戦1勝
●69位 セリフォス(シーフロントの2019) 2戦2勝
●73位 スリーパーダ(シンハリーズの2019) 2戦1勝
●74位 ロムネヤ(ヤンキーローズの2019) 1戦1勝
●78位 ルージュラテール(レッドメデューサの2019) 2戦1勝
●84位 グランアプロウソ(Fiduciaの2019) 1戦1勝
●87位 ミント(ビートマッチの2019) 1戦1勝
●89位 フェズカズマ(シナジーウィスパーの2019) 2戦1勝
●100位 コラリン(モルジアナの2019) 3戦2勝

 本賞金額はセリフォス(シーフロントの2019)が3800万円で単独トップ。2220万円のコラリン(モルジアナの2019)が単独2位、1900万円のスリーパーダ(シンハリーズの2019)とアライバル(クルミナルの2019)が3位タイでした。4頭ともデビュー当初からそれなり注目を集めていましたが、人気の中心と言えるほどではなかったので、今後の入札においては面白い存在となりそう。伸びしろがありそうで、なおかつ実績のわりに手頃な価格で落札できそうな雰囲気なら、積極的に狙っていくべきかもしれません。

 デビュー済み、かつ未勝利の馬は35頭。デビュー戦で期待を裏切ってしまった評判馬など、入札における人気が急落した馬もいるので、あえてこの辺りを狙ってみるのもひとつの手でしょう。

●1位 コリエンテス(イスパニダの2019) 1戦0勝
●4位 アグリ(オールドタイムワルツの2019) 1戦0勝
●5位 レディナビゲーター(レディスキッパーの2019) 2戦0勝
●9位 グットディール(マリアヴァレリアの2019) 1戦0勝
●11位 ラクスバラディー(リッチダンサーの2019) 3戦0勝
●13位 スパイダーバローズ(マラコスタムブラダの2019) 1戦0勝
●15位 マイシンフォニー(テディーズプロミスの2019) 3戦0勝
●17位 アドマイヤラヴィ(アドマイヤミヤビの2019) 1戦0勝
●18位 ソクラテス(ブルーダイアモンドの2019) 1戦0勝
●23位 プルサティーラ(カヴァートラブの2019) 2戦0勝
●31位 フォーグッド(ウィキッドリーパーフェクトの2019) 1戦0勝
●38位 ママコチャ(ブチコの2019) 2戦0勝
●40位 ダノンアーリー(ファイネストシティの2019) 2戦0勝
●41位 メトセラ(ドナブリーニの2019) 1戦0勝
●42位 アカデミー(イサベルの2019) 1戦0勝
●45位 ダノンフォーナイン(タミーザトルピードの2019) 1戦0勝
●47位 ヴァラダムドラー(バラダセールの2019) 1戦0勝
●48位 サトノアヴァロン(サトノシュテルンの2019) 1戦0勝
●49位 セレブレイトガイズ(ライフフォーセールの2019) 1戦0勝
●58位 ティーガーデン(ルミナスパレードの2019) 1戦0勝
●60位 エルバリオ(インナーアージの2019) 3戦0勝
●62位 ローマンネイチャー(キューティゴールドの2019) 1戦0勝
●72位 ウラヤ(Wadiの2019) 1戦0勝
●75位 ナインティゴット(フルマークスの2019) 3戦0勝
●76位 ショウナンハクラク(Shonan Adelaの2019) 2戦0勝
●77位 グールドベルト(アナンジュパスの2019) 1戦0勝
●79位 ライラスターハープスターの2019) 1戦0勝
●81位 インプレス(ベアトリス2の2019) 1戦0勝
●88位 ソリダリティ(ミュージカルロマンスの2019) 1戦0勝
●91位 フォアランナー(ジュモーの2019) 1戦0勝
●92位 プレミアムスマイル(ジンジャーパンチの2019) 1戦0勝
●93位 アンジーニョ(ポルケテスエーニョの2019) 2戦0勝
●95位 ロジマギーゴー(ゴーマギーゴーの2019) 3戦0勝
●98位 ダグザ(タリサの2019) 2戦0勝
●99位 フェニックスループマルセリーナの2019) 1戦0勝

 残る32頭は現時点で未出走。もっとも、JRA-VANによると下記の13頭は10月5日時点で入厩済みとなっていました。おそらく近日中にデビューするでしょうし、ひと通りチェックしておいた方が良さそうです。

●8位 アルファヒディ(ドバイマジェスティの2019) 0戦0勝
●16位 スタニングスター(Stacelitaの2019) 0戦0勝
●19位 ショウナンアデイブ(シーヴの2019) 0戦0勝
●20位 サンセットクラウド(ロードクロサイトの2019) 0戦0勝
●27位 リアド(タイタンクイーンの2019) 0戦0勝
●30位 エリカヴィータ(マルシアーノの2019) 0戦0勝
●46位 チェルノボーグ(コンテスティッドの2019) 0戦0勝
●56位 ラスール(サマーハの2019) 0戦0勝
●65位 ダノンギャラクシー(ベネンシアドールの2019) 0戦0勝
●82位 エピファニー(ルールブリタニアの2019) 0戦0勝
●83位 グルアガッハ(マネーキャントバイミーラヴの2019) 0戦0勝
●90位 アートハウス(パールコードの2019) 0戦0勝
●96位 レイフル(シェルズレイの2019) 0戦0勝

 未出走、かつまだ入厩していない注目POG馬ランキング上位馬は下記の通り。

●7位 パラレルヴィジョン(アールブリュットの2019) 0戦0勝
●10位 ディーンズリスター(ラヴズオンリーミーの2019) 0戦0勝
●12位 アストロフィライト(ウェイヴェルアベニューの2019) 0戦0勝
●28位 ピエドラデルーナスイープトウショウの2019) 0戦0勝
●33位 サリエラ(サロミナの2019) 0戦0勝
●34位 カラパナブラック(ウリウリの2019) 0戦0勝
●37位 フィアレスデザイア(ヒルダズパッションの2019) 0戦0勝
●43位 ブレスク(パララサルーの2019) 0戦0勝
●52位 マリーナドンナジェンティルドンナの2019) 0戦0勝
●54位 サンドレス(ツルマルワンピースの2019) 0戦0勝
●57位 ヴァンガーズハート(ケイティーズハートの2019) 0戦0勝
●63位 ライラックワイン(ライラックスアンドレースの2019) 0戦0勝
●68位 ショショローザ(マンデラの2019) 0戦0勝
●70位 ダノンマイソウル(フォエヴァーダーリングの2019) 0戦0勝
●71位 ミッキーキング(ミッキークイーンの2019) 0戦0勝
●80位 デアリングオウカ(デアリングバードの2019) 0戦0勝
●85位 グラヴィタス(ヴィルシーナの2019) 0戦0勝
●86位 ルージュエクレール(マーブルケーキの2019) 0戦0勝
●94位 サラビ(ザズーの2019) 0戦0勝
●97位 アドマイヤカーム(アドマイヤシーマの2019) 0戦0勝

 このうちグラヴィタス(ヴィルシーナの2019)は残念ながら既にJRAの登録を抹消されているのでご注意ください。
 早い時期から注目を集めていたとはいえ、さすがに現時点で初陣のメドが立っていないとなると、入札を決断する心理的ハードルはだいぶ高いはず。その分、意外と手頃な価格で落札できるのではないかと思います。気になる馬は今のうちに確保しておきましょう。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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2021年6月30日(水) 15:54 【ウマニティ】
伊吹雅也のPOG分析室 (2021) ~第6回デビュー前の有力馬~
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 先週末で3回東京・3回阪神・1回札幌が終了し、今週末からは1回福島・3回小倉・1回函館がスタート。現2歳世代にとっては初めてのJRA重賞となる7月17日の函館2歳ステークス(2歳G3・函館芝1200m)を皮切りに、今後は2歳オープンのレースも少しずつ増えてきます。まだ序盤も序盤ですが、既に手応えを感じているプレイヤーもいらっしゃるでしょうし、そうでない方はそろそろ巻き返しに向けた作戦を練っておきたいところです。

 今回は、仮想オーナー枠に余裕がある皆様の参考にしていただくべく、デビュー間近と思われる未出走馬のうち、有力と思しき馬をピックアップしてみました。

 本稿を制作するにあたり、私はまずJRA-VANのデータから「6月30日時点で入厩している未出走の2歳馬」「東西のトレーニング・センターで6月1日から6月30日までの期間中に坂路調教を行った未登録の2歳馬」を抽出。その中から、注目すべきファクターごとに該当馬をまとめています。それぞれの一覧には重複もありますがご了承ください。

 最初に、2021年06月05日01:00更新分の「注目POG馬ランキング」で100位以内だった該当馬をご覧いただきましょう。末尾に付記したのは「注目POG馬ランキング」の順位、並び順は父名順→母名順です。

ウラヤ(牡 父New Approach/母Wadi 野中賢二厩舎) ※72位
ソネットフレーズ(牝 父エピファネイア/母ボージェスト 手塚貴久厩舎) ※26位
パラレルヴィジョン(牡 父キズナ/母アールブリュット 国枝栄厩舎) ※7位
インプレス(牡 父キズナ/母ベアトリス2 佐々木晶三厩舎) ※81位
ラスール(牝 父キタサンブラック/母サマーハ 藤沢和雄厩舎) ※56位
●メトセラ(牡 父キタサンブラック/母ドナブリーニ 矢作芳人厩舎) ※41位
エリカヴィータ(牝 父キングカメハメハ/母マルシアーノ 国枝栄厩舎) ※30位
ヴァラダムドラー(牝 父ジャスタウェイ/母バラダセール 松下武士厩舎) ※47位
コリエンテス(牡 父ディープインパクト/母イスパニダ 堀宣行厩舎) ※1位
フォーグッド(牡 父ディープインパクト/母ウィキッドリーパーフェクト 国枝栄厩舎) ※31位
チェルノボーグ(牡 父ディープインパクト/母コンテスティッド 藤原英昭厩舎) ※46位
フィアレスデザイア(牡 父ディープインパクト/母ヒルダズパッション 藤沢和雄厩舎) ※37位
ダノンマイソウル(牡 父ディープインパクト/母フォエヴァーダーリング 矢作芳人厩舎) ※70位
アカデミー(牝 父ドゥラメンテ/母イサベル 吉岡辰弥厩舎) ※42位
レイフル(牝 父ドゥラメンテ/母シェルズレイ 木村哲也厩舎) ※96位
ソクラテス(牡 父ドゥラメンテ/母ブルーダイアモンド 音無秀孝厩舎) ※18位
スパイダーバローズ(牡 父ハーツクライ/母マラコスタムブラダ 中内田充正厩舎) ※13位
フィデル(牡 父ハーツクライ/母ラッキートゥビーミー 友道康夫厩舎) ※21位
ヴァンガーズハート(牡 父ハービンジャー/母ケイティーズハート 鹿戸雄一厩舎) ※57位
フォアランナー(牡 父ハービンジャー/母ジュモー 西村真幸厩舎) ※91位
サンドレス(牝 父ハービンジャー/母ツルマルワンピース 手塚貴久厩舎) ※54位
グランディア(牡 父ハービンジャー/母ディアデラノビア 中内田充正厩舎) ※50位
リューベック(牡 父ハービンジャー/母ライツェント 須貝尚介厩舎) ※44位
ブラックボイス(牡 父ブラックタイド/母ソングライティング 宮田敬介厩舎) ※35位
スリーパーダ(牝 父ミッキーアイル/母シンハリーズ 斉藤崇史厩舎) ※73位
アンジーニョ(牝 父ミッキーアイル/母ポルケテスエーニョ 高橋義忠厩舎) ※93位
ブレスク(牡 父ルーラーシップ/母パララサルー 国枝栄厩舎) ※43位
ライラスター(牡 父ロードカナロア/母ハープスター 木村哲也厩舎) ※79位

 2021年06月05日01:00更新分の「注目POG馬ランキング」で1位だったコリエンテス(イスパニダの2019)は、所属するシルクホースクラブのホームページによると、7月10日の福島05R(2歳新馬・芝1800m)を当面の目標としている模様。今後も各ワールドで活発な入札が繰り広げられるのではないかと思います。

 第1回の「POG的データ分析」で強調したディープインパクト産駒は下記の通り。

コリエンテス(牡 父ディープインパクト/母イスパニダ 堀宣行厩舎) ※1位
フォーグッド(牡 父ディープインパクト/母ウィキッドリーパーフェクト 国枝栄厩舎) ※31位
●ルヴェルディ(牡 父ディープインパクト/母エクセレンス2 木村哲也厩舎)
ロードレゼル(牡 父ディープインパクト/母エンジェルフェイス 中内田充正厩舎)
アスクオンディープ(牡 父ディープインパクト/母カラズマッチポイント 藤原英昭厩舎)
●ウィズグレイス(牝 父ディープインパクト/母カラライナ 国枝栄厩舎)
●サトノゼノビア(牝 父ディープインパクト/母クイーンカトリーン 国枝栄厩舎)
レッドランメルト(牡 父ディープインパクト/母クイーンズアドヴァイス 国枝栄厩舎)
フォーブス(牝 父ディープインパクト/母ゴーイントゥザウィンドウ 藤原英昭厩舎)
ダノンブリザード(牡 父ディープインパクト/母コンクエストハーラネイト 池江泰寿厩舎)
チェルノボーグ(牡 父ディープインパクト/母コンテスティッド 藤原英昭厩舎) ※46位
ジュエルラビシア(牝 父ディープインパクト/母サファリミス 藤沢和雄厩舎)
●グランスラムアスク(牝 父ディープインパクト/母ジェニサ 矢作芳人厩舎)
ディープグラビティ(牡 父ディープインパクト/母スターシップトラッフルズ 菊沢隆徳厩舎)
マジカルキュート(牝 父ディープインパクト/母ソーマジック 音無秀孝厩舎)
ティズグロリアス(牝 父ディープインパクト/母ティズトレメンダス 木村哲也厩舎)
ルージュスティリア(牝 父ディープインパクト/母ドライヴンスノー 藤原英昭厩舎)
パーソナルハイ(牝 父ディープインパクト/母パーソナルダイアリー 矢作芳人厩舎)
ジャスティンパレス(牡 父ディープインパクト/母パレスルーマー 杉山晴紀厩舎)
フィアレスデザイア(牡 父ディープインパクト/母ヒルダズパッション 藤沢和雄厩舎) ※37位
ウェストファリア(牝 父ディープインパクト/母フィオドラ 手塚貴久厩舎)
ダノンマイソウル(牡 父ディープインパクト/母フォエヴァーダーリング 矢作芳人厩舎) ※70位
レッドラディエンス(牡 父ディープインパクト/母ペルフォルマーダ 藤沢和雄厩舎)

 現2歳のディープインパクト産駒は現時点で6頭がJRAの新馬を使ったものの、勝ち上がったのは今のところコマンドライン(コンドコマンドの2019)のみ。“出遅れ”が気になっている方は多いかもしれません。さすがにそのうち巻き返してくると思いますけど、巻き返しのタイミング次第では入札の人気に影響してくる可能性もありそう。今後も動向を見守っていきたいところです。
 ちなみに、今シーズンの私は「ディープインパクト産駒を一頭も指名しない」という作戦で臨んでいます。活躍馬が出ないと見ているわけではなく、どう考えても例年より人気になりそうだからという理由で回避を選択したわけですが、果たしてどうなるでしょうか。

 比較的成績の良い厩舎に所属している馬はこちら。

ポイズンアロウ(牡 父Arrogate/母Crosswinds 藤沢和雄厩舎)
ソネットフレーズ(牝 父エピファネイア/母ボージェスト 手塚貴久厩舎) ※26位
サトノドルチェ(牡 父オルフェーヴル/母ラッドルチェンド 池江泰寿厩舎)
ラスール(牝 父キタサンブラック/母サマーハ 藤沢和雄厩舎) ※56位
リチュアル(牡 父キングカメハメハ/母メイデイローズ 藤沢和雄厩舎)
ソーブラック(牝 父キンシャサノキセキ/母ピーチブローフィズ 手塚貴久厩舎)
ウェルカムニュース(牡 父サトノアラジン/母レジェンドトレイル 池江泰寿厩舎)
ロードレゼル(牡 父ディープインパクト/母エンジェルフェイス 中内田充正厩舎)
ダノンブリザード(牡 父ディープインパクト/母コンクエストハーラネイト 池江泰寿厩舎)
ジュエルラビシア(牝 父ディープインパクト/母サファリミス 藤沢和雄厩舎)
フィアレスデザイア(牡 父ディープインパクト/母ヒルダズパッション 藤沢和雄厩舎) ※37位
ウェストファリア(牝 父ディープインパクト/母フィオドラ 手塚貴久厩舎)
レッドラディエンス(牡 父ディープインパクト/母ペルフォルマーダ 藤沢和雄厩舎)
オールユアーズ(牝 父ドゥラメンテ/母アイムユアーズ 手塚貴久厩舎)
ポルテーニャ(牝 父ドゥラメンテ/母サンタエヴィータ 西村真幸厩舎)
●マリトッツォ(牝 父ドゥラメンテ/母ポリリズム 友道康夫厩舎)
ヴァランシエンヌ(牝 父ドレフォン/母メリーウィドウ 西村真幸厩舎)
ドウデュース(牡 父ハーツクライ/母ダストアンドダイヤモンズ 友道康夫厩舎)
ファイナルアンサー(牝 父ハーツクライ/母ファイナルディシジョン 手塚貴久厩舎)
スパイダーバローズ(牡 父ハーツクライ/母マラコスタムブラダ 中内田充正厩舎) ※13位
フィデル(牡 父ハーツクライ/母ラッキートゥビーミー 友道康夫厩舎) ※21位
フォアランナー(牡 父ハービンジャー/母ジュモー 西村真幸厩舎) ※91位
サンドレス(牝 父ハービンジャー/母ツルマルワンピース 手塚貴久厩舎) ※54位
グランディア(牡 父ハービンジャー/母ディアデラノビア 中内田充正厩舎) ※50位
ナンヨーアゼリア(牝 父ハービンジャー/母パンデリング 手塚貴久厩舎)
コンフリクト(牡 父ビッグアーサー/母カルナヴァレ 西村真幸厩舎)
ラフシー(牡 父ブラックタイド/母ティップトップ 手塚貴久厩舎)
リンクスルーファス(牝 父ヘニーヒューズ/母ランニングボブキャッツ 手塚貴久厩舎)
ロマンドブリエ(牡 父モーリス/母レーヌドブリエ 池江泰寿厩舎)
ヴィルティス(牝 父ラブリーデイ/母リアリティー 友道康夫厩舎)
アドマイヤジェイ(牡 父ロードカナロア/母ライラプス 友道康夫厩舎)

 第1回の「POG的データ分析」では、友道康夫調教師や中内田充正調教師を特に強調しました。まだまだ面白そうな馬がデビューを控えておりますので、ぜひチェックしてみてください。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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インプレスの口コミ


口コミ一覧
閲覧 112ビュー コメント 0 ナイス 3

2024年01月14日 京都 11R 日経新春杯(G2)
◎:4枠 6番 ディアスティマ
◯:4枠 5番 レッドバリエンテ
△:3枠 3番 インプレス
△:6枠 10番 ハーツイストワール
△:8枠 14番 サトノグランツ


人気が割れたレースでしたが、ふたを開ければ、ほぼ人気通りの結果となり、競馬ファン恐るべしです(^^)所長◎のディアスティマが今回はペースを問わず自分の競馬をすると言っていた通りハナは切りましたが、少し重めの馬体で飛ばしては、結果は推して知るべしでした。その中で中団から一頭違う脚色で駆け抜けたのが優勝したブローザホーン。前走の競争中止を感じさせない走りで、中距離G1に夕食馬が出てきた感がありました。

 2着サヴォーナ。早めに動いて勝ちに出たサトノグランツとハーツコンチェルトの後ろから、ワンテンポ遅れてスパート。馬も強くなっていますが、池添騎手はG2以上では常に注意したいです。

 3着は早めに動きながら最低限の仕事をしたサトノグランツ。トップハンデでこの競馬なら評価は上がることはあっても下げる材料はありません。

 プラス1 2024年1月14日() 07:12
+1計画(ちょいぷらぷらーん)(2024/01/14(日)) 
閲覧 95ビュー コメント 0 ナイス 2

予想プログラム的に

京成杯GⅢは


○6 アーバンシック           


△8 ハヤテノフクノスケ         
15 ジュンゴールド           
14 ダノンデサイル           

穴3 レイデラルース           
2 バードウォッチャー         
12 グローリーアテイン         



日経新春杯GⅡのほうはうまくでませんでしたが

○ 7 ハーツコンチェルト         

穴 3 インプレス             

という感じかと思いました




試験と同じように 後から あぁいう風に回答しておけば良かったと思ってしまうことが多いですが、今日は ↓で良さそうな馬がいれば 落とさず うまく拾えればなぁ と思っております




中山2R
2 ウェーブロック           



中山4R
13 ラフォンターナ           



中山6R
13 ピカリエ              



中山8R
4 ホウオウカブキ           


中山12R
1 エールトゥヘヴン          



京都3R
12 メイショウナニクソ         


京都6R
17 フォルテローザ           


京都7R
10 グレン               


小倉1R
1 ハイウェイスター          


小倉3R
14 アカザ               


小倉4R
2 プロトカルチャー          



小倉9R
6 サクセスドレーク          





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 軸馬狙い撃ち 2024年1月12日(金) 17:42
日経新春杯 外厩情報
閲覧 303ビュー コメント 1 ナイス 7

日経新春杯で帰厩初戦となる馬の外厩情報共有します。

 1番リレーションシップ(高田潤騎手)ノーザンFしがらき

 3番インプレス(角田大河騎手)大山ヒルズ

 5番レッドバリエンテ(西村敦也騎手)山元トレセン

 6番ディアスティマ(北村友一騎手)ノーザンFしがらき

 7番ハーツコンチェルト(松山弘平騎手)ノーザンF天栄

 8番ブローザホーン(菅原明良騎手)ノルマンディ小野

10番ハーツイストワール(田辺裕信騎手)ノーザンF天栄

11番ヒンドゥタイムズ(A.ルメートル騎手)ノーザンFしがらき

12番シンリョクカ(木幡初也騎手)KSトレセン

13番サヴォーナ(池添謙一騎手)大山ヒルズ

14番サトノグランツ(川田将雅騎手)ノーザンFしがらき

以上になります。

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コメント一覧
1:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年4月8日() 15:09:25
是は鞍上のせいじゃない。厩舎のレベルが悪。佐々木厩舎には馬を育成する技術もへったくれもない。芥は不要なのでこの厩舎は辞めさせるべき。邪魔な調教師=佐々木!

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インプレス

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2024年3月17日名古屋城ステークス8着
厩舎の
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インプレスの取材メモ VIP

2024年1月14日 日経新春杯 G2 11着
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レース後
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