イクイノックス(競走馬)

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写真一覧
抹消  青鹿毛 2019年3月23日生
調教師木村哲也(美浦)
馬主有限会社 シルクレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績10戦[8-2-0-0]
総賞金175,655万円
収得賞金109,240万円
英字表記Equinox
血統 キタサンブラック
血統 ][ 産駒 ]
ブラックタイド
シュガーハート
シャトーブランシュ
血統 ][ 産駒 ]
キングヘイロー
ブランシェリー
兄弟 ヴァイスメテオールミスビアンカ
市場価格
前走 2023/11/26 ジャパンカップ G1
次走予定

イクイノックスの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/11/26 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 18121.311** 牡4 58.0 C.ルメー木村哲也 498
(+4)
2.21.8 -0.733.5リバティアイランド
23/10/29 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 11671.311** 牡4 58.0 C.ルメー木村哲也 494
(+2)
1.55.2 -0.434.2ジャスティンパレス
23/06/25 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 17351.311** 牡4 58.0 C.ルメー木村哲也 492
(--)
2.11.2 -0.034.8⑯⑯⑬⑨スルーセブンシーズ
23/03/25 アラ 8 ドバイシーマ G1 芝2410 10--------1** 牡4 56.5 C.ルメー木村哲也 --2.25.6 ------ウエストオーバー
22/12/25 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 16592.311** 牡3 55.0 C.ルメー木村哲也 492
(+4)
2.32.4 -0.435.4⑧⑨⑥ボルドグフーシュ
22/10/30 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 15472.611** 牡3 56.0 C.ルメー木村哲也 488
(+4)
1.57.5 -0.132.7⑩⑩⑨パンサラッサ
22/05/29 東京 11 東京優駿 G1 芝2400 188183.822** 牡3 57.0 C.ルメー木村哲也 484
(-8)
2.21.9 0.033.6⑯⑯⑯⑭ドウデュース
22/04/17 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 188185.732** 牡3 57.0 C.ルメー木村哲也 492
(+10)
1.59.8 0.134.6⑦⑤④ジオグリフ
21/11/20 東京 11 東スポ2歳S G2 芝1800 12112.611** 牡2 55.0 C.ルメー木村哲也 482
(+8)
1.46.2 -0.432.9⑨⑩⑧アサヒ
21/08/28 新潟 5 2歳新馬 芝1800 15224.621** 牡2 54.0 C.ルメー岩戸孝樹 474
(--)
1.47.4 -1.034.5メンアットワーク

イクイノックスの関連ニュース

令和の名牝が思いがけず異国の地でこの世を去った。

2023年の3冠牝馬リバティアイランド(栗東・中内田充正厩舎、牝5歳、父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ)が、4月27日に行われた香港GI・クイーンエリザベスⅡCで無念の競走中止。栄光のゴールを目指し、懸命に走っていた最後の直線で故障を発生。左前脚の種子骨靭帯の内側と外側を断裂し、球節部を亜脱臼し、予後不良の診断を受けて安楽死の処置が取られた。

鞍上の川田将雅騎手はその場で下馬し、愛する鹿毛馬の顔を抱きしめるほかなかった。リバティアイランドは途方に暮れるジョッキーの姿を大きな瞳に映しながら、〝相棒〟を気遣うように痛みをこらえて気丈に立っていた。

最後まで芯の強さを見せた女傑は、日本競馬史上7頭目となる牝馬3冠を達成した。

母ヤンキーローズの馬名からイメージし、ニューヨークを象徴する自由の女神像が建っている名所「リバティアイランド」と命名された。デビュー後はその名のごとく、自由闊達な走りで22年の阪神JFを制し、絶対女王として牝馬クラシックへ。桜花賞オークスを期待どおり優勝し、3冠目の秋華賞は早め先頭に立つ横綱相撲で圧倒した。38歳の誕生日に3冠ジョッキーとなった川田騎手は「神様がくれた最上のプレゼント」と同じ時代に生まれてきてくれた愛馬に感謝。その年、3冠牝馬の看板を背負い、ジャパンCで世界最強だったイクイノックスの2着に健闘した。

4歳時はドバイシーマクラシック3着、香港C2着となり、5歳の初戦はドバイターフで8着に。秋華賞以来のGI勝利を目指し、海外競馬に果敢に挑戦する中、香港が終(しゆう)焉(えん)の地となった。

リバティアイランドが天に旅立った翌日、川田騎手はSNSで追悼。デビュー戦からコンビを組み、尊敬と愛情を込めて〝お嬢さん〟と呼んでいたジョッキーは「彼女は最後まで全力で頑張ってくれました。転ぶことなく耐えてくれ、最後まで僕を守ってくれました。止まってからも、気丈に穏やかに振る舞ってくれ、強すぎるくらい強く、賢い子でした」とそのたぐいまれな魂をたたえた。

国内外で牡馬と戦った力強い女傑だった。一方、髪飾りをつけた三つ編みの前髪がトレードマークで、とびきりのかれんさを備えていた。

生まれ故郷の北海道・安平町のノーザンファームでは今年2月、母ヤンキーローズがイクイノックス産駒の元気な牝馬を出産。2歳の半妹コニーアイランド(父コントレイル)は姉と同じ栗東・中内田厩舎でデビューを目指している。

リバティアイランドの血も希望も夢も続いていく。

ありがとう、安らかに。そして忘れない。

クロノジェネシスが父イクイノックスの牝馬を出産 2025年4月27日() 17:10

2020年の春秋グランプリなどGⅠを4勝したクロノジェネシスが、父イクイノックスの牝馬を出産した。ノーザンホースパークが27日、公式X(旧Twitter)で母子の元気な姿を公開した。

これでクロノジェネシスの子供は3頭目。初子のべレシート(栗・斉藤崇、牡2、父エピファネイア)はすでに栗東トレセンに入厩して、ゲート試験にも合格している。

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【皐月賞2025】血統アナリシス 底を見せていないキタサンブラック、皐月賞に所縁ある血筋にも要注目 2025年4月19日() 12:00

新種牡馬や産駒初出走の種牡馬が勝ち負けとなるケースも多く、一概に種牡馬傾向を語ることのできない難解な一戦。近年の結果に重きを置けば、2022年2着イクイノックス、2023年1着ソールオリエンスと初年度産駒から2年連続で連対馬を出しているキタサンブラック、母の父として2021年2着タイトルホルダー、2023年1着ソールオリエンスを出したMotivatorが注目に値する血脈といえるだろう。

ほか、ディープインパクトキングカメハメハハーツクライも上位入線馬の多くが保持する血脈であり、2021年を例に挙げれば1着エフフォーリアハーツクライ、2着タイトルホルダーキングカメハメハ、3着ステラヴェローチェディープインパクトといった具合に、うまく住み分けられていることも興味深い。

アロヒアリイは、父ドゥラメンテ×母エスポワール(母の父オルフェーヴル)。父も母の父も皐月賞勝ち馬という配合が目を引くが、2代母スカーレットが07年皐月賞を制したヴィクトリーの半妹であることも特筆に値する。父ドゥラメンテ皐月賞でみせた爆発的な末脚は語り草となっており、種牡馬としても21年2着タイトルホルダーを出して存在感を示す。現3歳がラストクロップであり、最後の父仔制覇のかかった一戦としても注目したい。

エリキングは、父キズナ×母ヤングスター(母の父High Chaparral)。昨年の皐月賞を勝ったジャスティンミラノを引き合いに出しやすく、同じキズナ産駒であるほか、母系でデインヒルとDarshaanを併せ持つ配合のパターンが共通する。一方、ディープインパクト、デインヒル、Sadler's Wellsといった血脈に注目すれば、23年1着ソールオリエンスの血統構成にも似る。直近の血統傾向からも軽視はできず、別路線からの真打ち登場となりそうだ。

ピコチャンブラックは、父キタサンブラック×母トランプクイーン(母の父ネオユニヴァース)。同産駒は22年2着イクイノックス、23年1着ソールオリエンスと出走した2頭が揃って好走。今年の上位人気と目されるクロワデュノールと併せて、本馬の動向も注視すべきだろう。なお、母系の舞台適性は相当に高く、母の全兄に09年皐月賞を制したアンライバルドがおり、同馬とはスプリングSを勝って挑む臨戦過程が共通することも興味深い。


【血統予想からの注目馬】
アロヒアリイ ②エリキング ⑨ピコチャンブラック


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【皐月賞2025】過去の結果ダイジェスト 2022年は5番人気の伏兵が後の年度代表馬2頭を撃破 2025年4月14日(月) 17:00

2024年皐月賞 R 1:57.1(良)
1着:ジャスティンミラノ 戸崎圭太   
2着:コスモキュランダ J.モレイラ
3着:ジャンタルマンタル 川田将雅

前半 12.2 - 22.7 - 34.2 - 45.9 - 57.5
後半 59.6 - 47.8 - 35.8 - 23.7 - 12.0

従来の皐月賞レコードを0秒7上回る高速決着となったこの年の皐月賞は、1000m通過57秒5の流れを4、5番手で進んだ2番人気ジャスティンミラノが、2着コスモキュランダの追撃をクビ差押さえ込んだ。4コーナー先頭の積極的なレース運びで押し切りを狙ったジャンタルマンタルがコスモから半馬身差の3着に入り、4着と5着には後の菊花賞馬とサウジ重賞ウィナー、アーバンシックシンエンペラーがそれぞれ入線。1番人気に支持された牝馬のレガレイラは、メンバー最速の上がりをマークするも6着に終わった。そして、ダノンデサイルはスタート直前で横山典弘騎手が微妙な違和感を訴えて競走除外に。鞍上のこの判断が、後のダービー制覇への布石となった。


2023年皐月賞 2:00.6(重)
1着:ソールオリエンス 横山武史    
2着:タスティエーラ 松山弘平
3着:ファントムシーフ C.ルメール

前半 12.3 - 23.2 - 35.1 - 46.7 - 58.5
後半 62.1 - 49.7 - 37.2 - 24.5 - 12.0

2023年の皐月賞は重馬場でスタミナが問われる特殊な条件下で行われた。レースは4コーナーを17番手でまわったソールオリエンスが、直線大外から豪快に伸びて快勝。タフな馬場でも一級品の決め手は全くそがれなかった。2着のタスティエーラは逃げ・先行馬が総崩れとなるなか、好位勢でただ1頭脚を伸ばしてきた。両馬は続く日本ダービーでもしのぎを削ることになる。1番人気のファントムシーフは道中で落鉄のアクシデントがありながらも、自力を見せて3着を確保。この後大阪杯を連覇することになるべラジオオペラは、4番人気に推されたが10着に敗退。これまでのキャリアで大きく崩れた唯一のレースだった。


2022年皐月賞 1:59.7(良)
1着:ジオグリフ 福永祐一
2着:イクイノックス C.ルメール
3着:ドウデュース 武豊

前半 12.6 - 23.6 - 35.2 - 47.4 - 60.2
後半 59.5 - 47.2 - 34.9 - 22.9 - 11.5

後に競馬界の中心的存在となるイクイノックスドウデュースの2頭を破ってこの年の皐月賞を制したのは、5番人気のジオグリフ。向こう正面からイクイノックスを射程に入れ、先に動いた相手を目標に追い出すと、最後は同馬との競り合いを力強く制した。前年11月の東スポ杯2歳S以来という異例のローテで挑んだイクイノックスは、勝ち馬から1馬身差の2着。ドウデュースは4コーナーで馬群の大外からスパートし、直線でも良く脚を伸ばしたが3着まで。結果的にペースが落ち着き位置取りの差が響いた。なお、この翌年に天皇賞(春)を制したジャスティンパレスは9着、今年の金鯱賞を大逃げで沸かせたデシエルトは16着に終わっている。

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GⅠ6勝イクイノックスの半妹ガルサブランカが待望の2勝目 戸崎圭太騎手「これから良くなってくれば」 2025年4月12日() 14:25

GⅠ6勝イクイノックスの半妹ガルサブランカ(美・木村、牝4、父キズナ)が12日、中山7Rの1勝クラス(芝1600メートル)で、2023年8月の新馬戦以来となる2勝目を挙げた。好位から手応え良く運び、最後は粘り込みを図るレッドロスタムをクビ差で差し切った。戸崎騎手は「具合は良さそうでした。1列目で競馬できたらなと思っていたんですけど、2列目でもリズムは良かったです。追ってからまだ(余力が)ありそうな感じなので、これから良くなってくればと思います」とさらなる成長に期待した。

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アーモンドアイが父イクイノックスの牡馬を出産! 父母合わせてGⅠ15勝、獲得賞金40億円超のウルトラベビー 2025年2月28日(金) 17:58

GⅠ9勝を挙げたアーモンドアイ(牝10)が22日にGⅠ6勝馬イクイノックス(牡6)との間の牡馬を出産していたことが28日、分かった。シルク・ホースクラブがXで発表したもので、「お母さん似の元気な男の子です」とつづっている。

また、ノーザンホースパークもXに母子の模様を投稿し、「現在は、放牧地での生活に慣らしているところです。仔馬が寝転ぶとまだまだ心配になるようで、周囲に危険がないか注意深く見渡しては『早く起きた方がいいわよ』と周りの草をかき回し、仔馬を起こそうと奮闘しています。献身的に世話をする、強くて優しいお母さんです」と紹介している。

希代の名牝の4番目の子供で、初子のアロンズロッド(美・国枝、牡3、父エピファネイア)は8日に初勝利を挙げた(その後左前肢の骨折が判明)。父イクイノックスにとっては種付け初年度の産駒で、馬産地では良血の母との間の子供が続々と誕生している。

父母合わせてGⅠ15勝、獲得賞金40億円超というウルトラベビーは、早ければ2027年の初夏にデビューを迎える。



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イクイノックスの関連コラム

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ジャパンカップイクイノックスが人気に応えて完勝。スタートからゴールまで、まったく隙のない勝利でG1・6連勝を飾った。中山でも、阪神でも、海外でもまったく崩れなかったイクイノックスにとって唯一の不安といえば中3週のローテーションだったが、それもすべて杞憂だったということ。

さて、その後の動向に注目が集まったが、さる木曜日に引退→種牡馬入りが発表された。有馬記念に出てきてくれるならば久々の秋G1・3冠が楽しみでもあったが、出て来ないのであれば、それはそれで無事の種牡馬入りを喜び、同時に有馬記念は混戦になり予想の面では面白くなる。個人的にはどちらでも楽しみだなぁと思って続報を待っていたが、連戦の疲れも考慮し、無理する局面ではなかったということだろう。月並みではあるが、産駒のデビューを楽しみに待ちたい。

それにしても、サンデーサイレンスの血がブラックタイドからキタサンブラック、そしてイクイノックスと繋がっていくことに競馬の面白さを感じる。ブラックタイドは言うまでもなくディープインパクトのひとつ年上の同血兄になるわけだが、現役時のパフォーマンスは派手に追い込んだスプリングSの勝利があるくらいで、どちらかといえば人気や期待が先行した存在だった。それが、種牡馬として数少ない可能性の中からキタサンブラックを輩出し、そのキタサンブラックの初年度産駒が世界最強馬にまで上り詰めるのだからおもしろい。

また、名馬の引退は時に喪失感も覚えるかもしれないが、その点は問題ない。今の日本競馬のレベルならば、イクイノックス級の名馬は3~5年に1頭くらいは出現すると考えていいだろう。

こんなことをいうと、

「いやいや、世界最強馬で、史上最強クラスの名馬、そう簡単には現れない」
「数10年に1頭の存在だ」

とでも言われそうだが、少なくとも令和を跨いだ馬だけを見渡しても、G1・8勝のアーモンドアイ、無敗の3冠馬コントレイルなどが出現しているし、ダートに目を転じてもドバイを制したウシュバテソーロ、BCディスタフを制したマルシュロレーヌなど、続々と超一線級が出現している。それだけ今の日本競馬は血統面、調整面含めて総合的にレベルが上がっている上に、使うレース数も減っているので、無敗や、それに準ずる成績で圧倒的なパフォーマンスを見せる大物が登場しやすくなっている。かつてなら何割かは故障で離脱するようなケースもあったかもしれないが、今はそういったことも肌感覚レベルにはなるが減っているように思える。

もちろんそれは現場の多くの馬に携わる方の不断の努力によって成し得ていることなので、結果だけを見て今後も同じように続くと簡単に言い切れるものではないかもしれない。だが少なくとも出てきている結果だけを見るならば、今後も同じクラスの名馬が一定スパンの間に出現すると考えるのが自然だろう。

イクイノックス、お疲れ様。そして、また新たな名馬の出現を楽しみに待ちたい。

それでは今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週末はチャンピオンズカップから。

テーオーケインズ松山弘平騎手)

注目はテーオーケインズ松山弘平騎手。
JBCクラシックは伸び切れなかったが、新しい大井の馬場も合わなかったのかもしれい。道中は少し力みも見られた。もともとベテランが強いダート路線で、まだまだ衰えを心配する段階ではない。昨年は断然人気で4着に敗れたが、今年は内枠を引けたのも好材料。巻き返しに期待したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年11月22日(水) 17:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック ジャパンC2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


11月26日(日)東京12R 第43回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
※注意※ジャパンカップは12Rです。

🏇『過去5年(2018年~2022年』は👉こちら👈


<外国馬招待馬>

イレジン(コンセイユドパリ賞:1着 芝2200m(2.17.9) 中5週)<C>
☆前々走2着(フォワ賞)の『レース映像
凱旋門賞の前哨戦・フォワ賞に出走して好成績を収めているが、セン馬のため凱旋門賞には出走できず。昨年はロイヤルオーク賞、今年はコンセイユドパリ賞に出走して共に勝利していて勢いはありそうだが、2年前のフォワ賞ではここにも出走するディープボンドに敗れており、これまでのレースを見ても持ち時計が遅く速い時計の競馬には向かない感じあり。


<前走:天皇賞(秋) 東京芝2000m(レース映像)> 中3週

イクイノックス(1着 494kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
前走の天皇賞(秋)では追い切り、パドック、レース内容と予想以上に完璧に近い内容。この中間も1週前に併せ馬で持ったまま楽に先着。日曜日にも坂路で速い時計を出していて、引き続き良い状態で最終追い切りを迎えられそう。

ダノンベルーガ(4着 500kg(-8kg))<C>
☆『前走の追い切り
この中間は1週前の木曜に追い切り1本と、昨年と比べても本数は少なく、動きを見ても併せ馬で併走相手に見劣る動きで期待していたほど良くなってこない。

ドウデュース(7着 512kg(+4kg))<A>
☆『前走の追い切り
休み明けの前走時は、パドックではフックラとまだ締まりそうな馬体。この中間もプールで毎日のように泳ぎ、1週前追い切りでは力強い動きを見せている。前走からの変わり身はあって良さそう。

エヒト(8着 462kg(-4kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックで細い感じには見えなかったが、休み明けから使われるごと馬体が減ってきていて、この中間も何とか先週金曜に1週前の時計が出せたくらいで余裕はない。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中6週

ディープボンド(3着 508kg(+6kg))<B>
☆『前走の追い切り
なかなか勝ちきれないレースが続くが、休み明けの前走は追い切りでは硬さのない走りで上々の仕上がり。この中間も前走時と同じような、坂路、坂路、CWで一杯に追われるという入念な過程を踏んできているが、1週前追い切りの動きを見ると走りが硬くやや物足りないようにも見えた。ただ1週前に良く見えた時は意外と最終追いがイマイチだったりすることがある馬なので、今回は逆に最終追い切りで硬さのないスッキリした動きなら狙いたい。

ヴェラアズール(7着 526kg(+6kg))<D>
☆『前走の追い切り
昨年は一番勢いがあった時期で、レースでも内に突っ込んでいったムーア騎手の好騎乗があっての勝利。ここ1年不振が続いているが、個人的な見解としては、胸前の筋肉が発達して前脚をかき込む走りに変わってしまっていることが影響しているのではないかと思う。胸前の筋肉が発達している割にトモの筋肉がそれと比例して成長していないぶん、前が強すぎてバランスが取れておらず、それが理由で終いの伸びが甘くなってしまい、良い頃のスピード感のある走りが近走では追い切りで見られていない。そのあたりは坂路での終いの時計にも表れていて、この点はデビューから坂路中心の追い切りだったものがここ1年はCW中心に変わっていることも影響しているのではないだろうか。今の走り方だと時計勝負の高速競馬には向かないので、合う条件に変えたほうが良さそう。

インプレス(12着 536kg(+12kg))<C>
併せ馬で遅れることがあまりない馬で、この中間は併せた相手も前走時よりも上のクラスの馬で状態面は悪くない。ただレースで前に行けなかったり、追い出されてモタれる面があったりとロスが多い点が懸念材料としてあり、このクラスになってくるとレース結果にも大きく影響してきてしまう。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中8週

タイトルホルダー(2着 472kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
休み明けのオールカマーを使われてこの中間は坂路と南Wでの調整。乗り込み量も豊富で、2週前の単走での追い切りでは良い時のものに近い動きを見せた。1週前の併せ馬は反応がイマイチに感じたが、それでも本数も乗られていて反動はなさそうなので、最終追いは単走で速い時計が出ていれば理想的。

チェスナットコート(15着 462kg(-15kg))<E>
前走のパドックを見ると、日経賞で2着に好走した頃のスラっとした感じからガッチリとしたダート馬の馬体に変わっていて、年齢的にも大きく変わる感じはない。


<前走:その他のレース出走馬>

パンサラッサ(ドバイWC:10着 ダ2000m 8ヶ月)<D>
☆『前走の追い切り
繋靭帯炎による休養からの休み明け。矢作厩舎なのでそれほど乗り込まれていないが、1週前がCWでの併せ馬で本来の調整内容ではない。動きを見ても大差先着はしているが、内外の併走相手はまともに追われておらず、追い比べの併せ馬にはなっていないので仕上がっている調教内容ではない。

リバティアイランド秋華賞:1着 芝2000m 476kg(+10kg) 中5週)<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
同じ休み明けでも桜花賞時と比べると前走の秋華賞の時にはかなり攻めた内容の調整で、+10キロでも仕上がりは良かった。休み明け2戦目は気合乗りが良くなったり、テンションが高めになる馬。前走が前述の攻めの調整内容だったことを考えると、馬体は仕上がっておりこの中間は単走で馬なりでの調整で十分。あとは最終追いで川田騎手が騎乗して反応を確かめる程度で仕上がる。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 6ヶ月半)<C>
☆『前走の追い切り
蹄の不安で天皇賞(秋)を回避。1週間休ませての仕上げ直しで1週前追い切りこそ南Wでの併せ馬だったが、日曜日にも2週連続で坂路で速い時計を出していて急仕上げ気味。

スタッドリー(ケフェウスS:2着 芝2000m 512kg(-6kg) 中9週)<D>
休み明け2戦目だが前走から中8週での出走の割に追い切りの本数が少なく、強めにも追われてもいない。1週前の動きを見ても前が上がり気味でバネがない走り。

フォワードアゲン(ケフェウスS:6着 芝2000m 426kg(±0kg) 中9週)<D>
この中間、乗り込み入念で速い時計は出ているが内めを走ったものばかり。1週前追い切りの動きを見ると、併せ馬ではないが外めを走っている他厩舎の馬にスイスイ抜かれている。

ショウナンバシット菊花賞:11着 芝3000m 492kg(+6kg) 中4週)<C>
☆『前走の追い切り
乗り込みは豊富なこの中間だが、春の調子が良かった時のような坂路での好時計が出てこない。

トラストケンシンダイヤモンド゙S:11着 芝3400m 472kg(-2kg) 9ヶ月)<E>
長期休養明けもこの中間美浦坂路での4本のみで目立つ時計も出ていない。

ウインエアフォルク(古都S:5着 芝3000m 470kg(-6kg) 中3週)<D> ※除外対象馬
前走時までは南Wで終い良いタイムもマークされていたが、この中間は内めを走って平凡な時計で上積みなし。

クリノメガミエース(兵庫クイーンC:4着 ダ1870m 482kg(-2kg) 中3週)<E> ※除外対象馬
この馬なりに前走時よりも追い切りで好タイムは出ているが、芝のレースは1回しか走ったことがなく距離も長めでの勝利が少ない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスリバティアイランドドウデュースの3頭をあげておきます。


◇今回はジャパンカップ編でした。
先日、北海道の浦河にある『軽種馬育成調教センター(BTC) 』を見学させてもらえる機会があり、渋谷区と同じくらいの広さがあるというその壮大なスケール感に圧倒されてきました(個人的にはここに夏場だけオープンする宿泊施設や、馬のアミューズメントパークつきの競馬場でも作ってしまえばいいのに……と思ってしまいました)。緑一杯の果てしなく続く芝コースに、屋内コースだけでも1000mある坂路、直線1000mのウッドチップ、600mのダートトラックコースと、雪の降る季節でも十分に調教できる施設が備わっていて、調教技術の進歩とこれだけの施設で調教されている日本の馬が強くなっているのにも納得しました。日本のトップが世界1であるということはそれ以外の馬たち全体もレベルアップしているということでもあり、どうしても強い馬がJRAに集中してしまうのは仕方がありませんが、昨今では地方競馬にも確実にレベルの上がっている馬たちが多くなってきているのも事実。これから先地方から強い馬が出てくる機会が多くなって交流レースがさらに盛り上がっていくのではと期待しています。
そんなハイレベルの日本馬トップが出走する今年のジャパンカップ。過去5年の連対馬の調教内容を調べてみたところ、1週前、最終追い切りと2週連続馬なりでの調整の馬が半分の5頭というのが目立ちました。このレースに関しては、秋華賞菊花賞天皇賞(秋)など秋の最初の目標になるレースがあり、そこを使って参戦してくる馬も多いことからこのような傾向が表れているのではないかと思います。そのことから、前走秋のG1レースを好走している場合は馬なり中心の調整タイプを、ジャパンカップを目標に使ってきているローテなら1週前か最終追い切りで強めの追い切りを行っている馬を狙ってみることをおススメします。


ジャパンカップ出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年11月17日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】残り1ヶ月半、逆転への秘策/マイルCS展望
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エリザベス女王杯ブレイディヴェーグが勝利。これで秋G1は、

スプリンターズS ママコチャ=川田騎手
秋華賞 リバティアイランド=川田騎手
菊花賞 ドゥレッツァ=ルメール騎手
天皇賞(秋) イクイノックス=ルメール騎手
エリザベス女王杯 ブレイディヴェーグ=ルメール騎手

ご覧の通り、お馴染みの2人しか勝っていない。今週もシュネルマイスターセリフォスという有力馬に騎乗する両ジョッキー。果たしてまだこの記録は続くのだろうか…。

さて、気づけば今年もあと1ヶ月半ほど。勝っている人はそのままでいいかもしれないが、負けている人は一発逆転を考える時期かもしれない。

もちろん、本来競馬の収支は1年でリセットされるものではないので淡々と続けるのが基本なのだが、それでも年の瀬へ向けてどうにかしたいという気持ちもわかる…というか私自身もそうだ。

そこで、収支を逆転するためにどうすべきかを考えてみた。

ひとつはレートを上げて勝負すること…なのだが、これはさらに収支を悪化させる危険が伴う上に、予算的に負荷をかけることになるのでオススメできない。

そこでもうひとつ、

「荒れるレースで勝負する」

ということだ。

勝負というとどうしても、自信のあるレース=期待している馬がキッチリ走るレース、を選んでしまいがちだが、それだと爆発的な回収はできない。戦う場(レース)を選べるというのが競馬のメリットでもあるのだから、より波乱度の高い難解なレースで勝負して、高配当をまとめて取るというのが一撃で回収するためには良いかもしれない。

シンプルに考えて、自分が難しいと思うレースは多くの人にとっても難しいのだから、その中で少しでもアドバンテージがあれば勝負に行っていい。私自身も今年は負けているので、ちょっと荒れそうなところで強気な勝負をしていこうと思っている。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はマイルチャンピオンシップから。

エルトンバローズ西村淳也騎手)

注目はエルトンバローズ西村淳也騎手。
ラジオNIKKEI賞ではレーベンスティールを、毎日王冠ではソングラインシュネルマイスターを退けて重賞連勝中。恵まれたように見えるが、「恵まれるのも才能」を地で行くタイプだ。今回はマイル短縮になるが、もともと未勝利と1勝クラスはマイル戦で、スピードもあるのでまったく問題ないはず。馬場読み力に長け、今年ブレイクしている西村淳騎手の手綱にも期待したい。G1になるとジョッキーが人気に与える影響がより大きくなる分そこまで期待されないかもしれないが、一発狙ってみても面白い。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年11月4日() 10:00 TARO
【TAROの競馬研究室】晴れればルメ馬場、雨降れば危ルメ馬場の東京芝/みやこステークス展望
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注目された天皇賞(秋)イクイノックスが圧勝。ジャックドールのハイペース逃げにも動じることなく、スッと手応え良く3番手につけ、直線は悠々と抜け出すだけ。ゲートで遅れた後方待機組が2~3着に突っ込んできたのをみても展開は厳しかったが、ただ一頭レベルが違った。これで昨年の天皇賞(秋)から、海外を含めてG1・5連勝。まさに向かうところ敵なし。

もっとも、2着以下も注目馬多数。2着ジャスティンパレスはスピード競馬にも対応。展開が向いたにしても中身の濃い競馬だった。距離が延びるジャパンカップではさらに差が詰まる可能性もある。

3着プログノーシスは位置取りこそハマったが少し仕掛けが早かった。タイプ的にはマイルCSで見たいが、連戦で使えるタイプの厩舎ではないだけにどうだろうか。距離は2000mが限界か。逆に有馬記念あたりも良さそうだが、そうなると騎手を選ぶことにもなる。現実的ではないか。

5着ガイアフォースも強気に攻めていって能力を証明した。こちらはマイルCSなら有力。京都外回りは合う。

惨敗組の中ではドウデュース。良くも悪くもマッチョになってきており、3歳時のような溜めて鋭く伸びるタイプではなくなっている。ジャパンカップで期待したいところだが、今回の内容を見る限り、仮に武豊騎手に手綱が戻ってもどうかなというのが正直なところ。有馬記念、あるいはマイルで再び見たい気もする。

ジャックドールはレースを盛り上げる逃げを打ったが、一度でいいから外国人騎手で見てみたい。香港カップなら有力では。

ちなみにルメール騎手は今年の秋開催の東京芝で12勝。複勝率は73%と、いい馬に乗っているにしても、それを上回る圧倒ぶりだ。

今の東京芝はルメール騎手のスタイルに極めて合っていることも大きい。乾いて差しが届く「ルメ馬場」が続くならば、人気でも嫌ってはいけないか。

ちなみに秋の東京開催、唯一良馬場ではなかった10/9(月)は、ルメール騎手(0-1-1-3)と不発。雨が降ってタフな馬場になると切れ味をそがれるので、一転して「危ルメ馬場」にになる。ルメール騎手の人気馬を素直に信じるかどうかは、空模様次第ということになる。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はみやこステークスから。

ワールドタキオン斎藤新騎手)

注目はワールドタキオン斎藤新騎手。
前走のエルムSは、好スタートから好位追走、逃げ馬が早々にバテたことで早めに動かされる形で厳しい流れだったが、それでも最後は地力で2着に粘り通す強い内容。出戻り後はずっと好内容を続けており、重賞でも安定して走れそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年10月25日(水) 16:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月29日(日) 東京11R 第168回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)


<前走:宝塚記念 阪神芝2200m(レース映像)> 4ヶ月

イクイノックス(1着 492kg(海外競馬出走))<A>
☆『前走の追い切り
昨年はダービーからの休み明けだったが、今年は宝塚記念からの休み明けで迎える。この中間の追い切りの本数はほぼ同じだが、今年のほうが2週前には長めから速い時計を出している。大目標はジャパンカップになると思うが、ここでも世界チャンピオンとして負けられないデキで出走してくることになりそう。

ジャスティンパレス(3着 492kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
前走の宝塚記念では3着に敗れたものの、春は安定した内容のレースができた。そこからの休み明けで、この中間はこれまでと同じような乗り込み量で順調に調整されている。ただ1週前追い切りの動きを見ると、いつもと比べるとズブい感じが強くやや重め残りの印象を受けた。


<前走:札幌記念 札幌芝2000m(レース映像)> 中9週

プログノーシス(1着 476kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
この中間も坂路で乗り始めて、2週前、1週前とCWを長めからという、これまで同様の調整内容で順調さがうかがえる。川田騎手が騎乗しての1週前追い切りでは、馬なりも迫力のある走りで楽に先着と、前走以上に調子を上げてきている感じあり。

ダノンベルーガ(4着 508kg(海外競馬出走))<B>
☆『前走の追い切り
前走は休み明けで苦手な右回り参戦。追い切りでの動きもあまりよく見えなかった。今年は一度使われていることもあり、1週前追い切りでは強めには追っていたものの直線スッと前に出ると一気に突き放して先着の好内容を披露してきた。昨年の1週前が、古馬1勝クラスを相手に前に出るのにモタモタしていたところがあったことを思うと、叩き2戦目で反応も良く昨年よりも好状態で臨める見込み。

ヒシイグアス(5着 502kg(+16kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックでは緩さがあり、太め残りの馬体だった。この中間、1週前追い切りでは併せ馬の内でモタモタした様子で先着できず、良くなるには時間がかかりそう。

ジャックドール(6着 516kg(+8kg))<B>
☆『前走の追い切り
昨年と同じローテーションで、この中間の調整内容も1週早く乗り出している点以外は内容的にも同等。1週前追い切りの動きを見ると、昨年はのんびりした感じがあったが今年は気合乗りがかなり良く、出来に関しては今年のほうが上か。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中4週

ガイアフォース(5着 490kg(-2kg))<A>
☆『前走の追い切り
春はマイル戦を2回走ってともに差のない競馬だったが、直線での伸び脚とゴール後の余力などを見ると明らかに距離不足。休み明けの前走時に関しては、マイナス体重だったがお腹の辺りに緩さがあり、直線伸びきれなかったのはそのあたりが影響したかもしれない。デビュー前からすべて坂路で時計を出してきた馬だが、この中間は初めてCWで追い切られて3頭併せの外を先着。休み明けを一度使われての上積みに期待がもてる内容だった。

ノースブリッジ(7着 500kg(+12kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時はパドックでかなりイレ込んでいて、その影響はかなりあったはず。毎回パドックでは一番後ろを周回するので気性的な難しさはありそう。近走は休み明けで使われることが多く、これまでは1週前に強めに追っていることが多かったが、今回は馬なりでの調整となっている。前走からの上積みは見込める。

エヒト(11着 466kg(-6kg))<C>
七夕賞から月1ペースで使われてきて、この中間も坂路での調整。1週前に強めに追われマークした時計も、森厩舎の馬でこれくらいならザラというもので、それほど高い評価は与えられない。

アサマノイタズラ(14着 510kg(-8kg))※出走回避予定


<前走:その他のレース出走馬>

ドウデュース京都記念:1着 芝2200m 508kg(海外競馬出走) 8ヶ月半)<B>
☆『前走の追い切り
早い段階でここを復帰初戦の目標と定め調整されてきていて、かなりの乗り込み量。1週前には武豊騎手が騎乗しての追い切りで、一杯に追われて力強い走りで先着。京都記念の時よりも馬体が増えていそうだが、その分パワーが増している印象を受けた。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 5ヶ月半)※出走回避予定

アドマイヤハダル毎日王冠:4着 芝1800m 488kg(-6kg) 中2週)<B>
☆『前走の追い切り
前走の毎日王冠では、ゴール前での追い比べでわずかに及ばなかったが差のない4着と好走。この中間も、1週前に馬なりで先着と引き続き出来は良さそう。ただ前走の内容を見ると、長く良い脚を使うというよりは、一瞬の切れる脚を使うタイプで東京では仕掛けるタイミングがかなり難しい。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスプログノーシスダノンベルーガガイアフォースの4頭をあげておきます。


🏇『過去5年のダイジェスト


◇今回は天皇賞(秋)編でした。
今年で168回となる天皇賞(秋)。記念の『第100回』からしっかり競馬を観るようになって、春秋合わせて68回も天皇賞を観ていることになり、時間が過ぎて行くのは早いものだと感じます。それと同時に、最初にしっかり観たレースということで何か初心に戻る気持ちにもなるレースでもあります。長く競馬を見ていると忘れていく記憶も多くなってきているのも事実ではありますが、最初に観ていた頃の記憶はなかなか消えることはなく、それだけ強烈なものとして脳に刻まれているのかもしれません。今年は11頭と少頭数でのレースになりそうですが、あの時も14頭と少ない頭数で不利な大外枠から先行したスーパークリークが早めに抜け出して後続の追撃を押し切る内容での勝利。
今年も好メンバーが揃いました。脳に刻まれるような、記憶に残るレースになることを期待しています。


天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年10月22日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年10月22日号】特選重賞データ分析編(381)~2023年天皇賞(秋)
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G1 天皇賞(秋) 2023年10月29日(日) 東京芝2000m


<ピックアップデータ>

【“前年以降の、東京・京都の、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ上がり3ハロンタイム順位が3位以内”となった経験の有無別成績(2018年以降)】
○あり [5-3-4-8](3着内率60.0%)
×なし [0-2-1-48](3着内率5.9%)

 コース適性が高い差し馬に注目したい一戦。東京や京都のビッグレースで出走メンバー中3位以内の上がり3ハロンタイムをマークしつつ上位に食い込んだことのある馬は堅実でした。今年もこの条件をクリアしている馬はそう多くないので、しっかりチェックしておきましょう。

主な「○」該当馬→イクイノックスダノンベルーガ
主な「×」該当馬→エヒトジャックドールヒシイグアスプログノーシス


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が3着以内」だった馬は2018年以降[5-4-4-22](3着内率37.1%)
主な該当馬→イクイノックスプログノーシス

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イクイノックスの口コミ


口コミ一覧
閲覧 950ビュー コメント 2 ナイス 9

爆益舎の本命は現時点で15頭中15番人気・・
つまり最低人気の⑭ダノンベルーガ!!

ハイレベルな世代とされる現5歳馬勢ですが、
ダービーで一番人気に推されたのはイクイノックスでもなくドゥデュースでもない!
このダノンベルーガなのです!

ダービーの後はやや物足りない成績が続いていますが常にGⅠ王道路線を歩み、強敵に揉まれてきました。

前々走の秋天、前走のジャパンカップはいずれも直線前が壁になりまともな競馬をしていません。
まともな競馬をしていないのでレースでの消耗度も低いと思われ・・

それとこの馬、決して左回り専科ではありません。  
皐月賞ではイクイノックスと差のない競馬をしております。
むしろ中山巧者かもしれません。


まぁとにかく⑭絡みの馬券があまりにも売れてないことに驚きました。

これは完全に人気の盲点だと思うので迷わず⑭から馬連流し

馬連
⑭⇔③④⑤⑥⑦⑧⑩⑪⑬⑯   以上10点張り   
※これと同一の買い目でリアル馬券購入済

 プラス1 2024年11月21日(木) 20:08
第44回 ジャパンカップGⅠ 事前予想(2024/11/24) 
閲覧 281ビュー コメント 0 ナイス 2

オーギュストロダンの引退お披露目式
https://www.jra.go.jp/news/202411/112103.html



【ジャパンC】オーギュストロダン・Aオブライエン調教師「花道を飾るには、この日本のジャパンCのほかにはない」 一問一答
https://news.yahoo.co.jp/articles/8be9ab849ac041303cd306e77045267ac2aba8d7


オーギュストロダンって ディープインパクト産駒だったんですか


えっ、今更 って


うん、知らんかった


そうか、なんかJRAVANとかでもオーギュストロダンのグラス作りました とかやってるから 何で って 思ってたんですけどね


謎は!

解けた!(判断が遅い!)



ジャパンカップGⅠは プラダリアが取りやめで 14頭立てですか




2024香港国際競走 JRA所属馬9頭が招待受諾
https://www.jra.go.jp/news/202411/112004.html



また12月に入ったら 引退ラッシュがありそうな気がしますね


まぁ 競走馬として やることやったら 後は その血を引き継いでいく という仕事がありますしね



社台SSが25年種付け料発表 キズナが2000万円! イクイノックス、キタサンブラックとともにトップ
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2316849707dc1c8a0854f1a0271924776649117



イクイノックスは!

今年200頭に種付けしたとか!

2年後!

イクイノックス仔の!

運動会になったりして?(まぁ 競争馬として強かったとして 仔も強いかは・・)





ジャパンカップGⅠ の事前予想ですが


チェルヴィニア
スターズオンアース
ドウデュース

ということでした


まぁ 外国馬は うまく予想評価できないから 出てこないのは仕方が無いとして どうなの、この予想



その他は

JRAウルトラプレミアム アーモンドアイカップ

ダニーデン
コスモブッドレア
オクタヴィアヌス


アプローズ賞

キングクー
シゲルソロソロ
ヴァンドーム



京阪杯GⅢ

カンチェンジュンガ
エイシンスポッター
アグリ



カノープスステークス

レッドランメルト
ザイツィンガー
カフジオクタゴン



清水ステークス

ビヨンドザヴァレー
リッケンバッカー
サクセスアイ


ということでした





今週は 一応 POG指名しているエリキングが出走予定

それはいいんですけど もう12月の2歳GⅠ前なのに 私のPOG指名馬 在厩率低すぎ・・

まぁ 春までに いろいろ結果が出ればですけど 

う~ん、もう 勝負あったか(負けを認めるんじゃぁない、花京院!)

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 ノーフォト 2024年11月9日() 21:44
イクイノックスは大逃げに縁があるのかも
閲覧 113ビュー コメント 0 ナイス 5

オーストラリアの大逃げ牝馬プライドオブジェニが引退したのですが、そのオーナーがイクイノックスとの配合を希望しているそうです。

父イクイノックス母プライドオブジェニの仔と父パンサラッサ母プライドオブジェニの仔が大逃げで張り合うかもしれませんね。

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コメント一覧
3:
  TERAMAGAZINE   フォロワー:69人 2022年10月30日() 15:49:19
戦績 4戦[2-2-0-0]
2:
  🟦 サガルマ∝タ🟦   フォロワー:106人 2021年11月22日(月) 10:36:51
今後の活躍に期待しています!
1:
  ウナガッパ   フォロワー:0人 2021年9月3日(金) 06:59:25
私もこの僚馬の活躍に期待しています‼️

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2023年11月26日ジャパンカップ G11着
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2023年11月26日 ジャパンカップ G1 1着
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