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【天皇賞(秋)2024】直撃取材!プロ予想家最速予想 「豚ミンC」「ジャンヌ」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

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ジャンヌーラップ適性で人気薄の好走パターン、人気馬の凡走パターンを見破る!


出走各馬の得意なラップ、不得意なラップを照らし合わせ、期待値の高い馬を狙い撃ち! 独自のラップ理論を武器に驚きの穴馬を推奨するジャンヌプロに、天皇賞(秋)の予想についてお聞きしました。

―どの馬に注目していますか。

リバティアイランドでしょう。


―今回の出走馬でも抜けているとみますか。

問題にしないと思いますよ。

レーベンスティールは相手にならないでしょうか。

そうですね。ただ、ルメール騎手の場合は馬が走るというよりルメール騎手が走るので、その分のプラスは考えるべきですね。馬名をすべて『ルメール』にしたほうがいい。

―(笑)。レーベンスティールはエプソムCが強かったと思うのですが、リバティアイランドのパフォーマンスと比較すると物足りませんか。

エプソムCの内容的に持続力の馬というか、いや、どう説明しようかな……、仮に馬の能力をゲームみたいにランク付けするなら、リバティアイランドはSS、レーベンスティールはAからちょいSくらいなので、そもそも評価が違うわけです。

―適性云々に先立ってということですね。やはり適性より能力になりますか。

それは当然そうですよ。例えば、ウサイン・ボルトがマラソンに出たらボルトは勝てませんよね。ただ、ボルトと僕がマラソンを走ったらボルトが勝つんですよ。


―第一に基礎能力ですね。私が絶好調でも、風邪を引いているマイク・タイソンに余裕で負けるという。

そうそう。そのうえでレーベンスティールのエプソムCはまったく緩みのないラップで、どちらかと言えば持続力に長けるイメージですね。オールカマーも持続力の活きる舞台で、好位から上がり34秒1と強い競馬ではありますけど、東京芝2000mなら瞬発力の面で少し割引かなと。

―少し私の考えを言ってもいいですか。

どうぞどうぞ。

―条件戦のように道中緩まないなら、直線だけ速ければいいわけではなく、持続力も重要で、その点でエプソムCが天皇賞(秋)とリンクするように思うのですが、やはりこう、瞬発力が優位に働きますか。

その見立てです。天皇賞(秋)はG1であり古馬戦であり、直線だけ速く走るレースではないというのは仰るとおりなんですよ。ただ、レースレベルの相違を前提に、持続力か瞬発力かなら、瞬発力が問われるし、勝つにはその属性が必要だという話ですね。

―能力が高く、瞬発力にも長けたリバティアイランドには隙がないと。

でも、ルメール騎手がそこを分かっていないわけはないので、レーベンスティールは好位につけると思うんですよ。


リバティアイランドより前にいないとダメですね。

反対に、リバティアイランドは絶対にレーベンスティールをマークします。仮に川田騎手以外なら、ドウデュースから買おうと思っていました。

―新馬から一貫したコンビです。

川田騎手は、リバティアイランドを手の内に入れているので、臨機応変に乗ってくれますよ。桜花賞は大外をぶん回すハープスターのようなレースで、あれは基礎能力と瞬発力への信頼だと思いますが、オークス秋華賞、ジャパンCは違う乗り方ですし、若干スタミナ面に不足があるのも分かっているはずです。

―それでも昨年のジャパンCは2着でした。

レース運び的には勝ってよかったです。それがイクイノックスに千切られ、スターズオンアースにも詰められたので、距離の壁みたいなものはあると思うんですよ。

―前走はドバイの2410mを1番人気3着でしたが、その影響もありますか。

仮説が実証されたという意味でむしろ良かったですね。あれは弱いから負けたのではなく、適性がないから負けた一戦です。


―今回の2000mはベストですかね。

いや、まだ長いと思いますね。ベストはマイルから1800mじゃないですか。

―とはいえ、今回のメンバーなら、ということですね。

相対的に上になります。割引く要素を無理に挙げるなら、距離よりもピークを過ぎた可能性で、三冠牝馬って古馬ではいまいちなケースがわりとあるので。まあ、これは走ってみないと分かりません。あとは海外帰りですが、昨今の調教技術を考えれば心配ないでしょう。

―想定の単勝3.7倍はかなりおいしいですか。

ぶち込んでいいんじゃないですか。3倍以上なら単勝だけ買いたいですね。個人的には揺るがないです。

―外枠でもいきますか。

いや、白か黒に入るので大丈夫です。このクラスの馬が内枠に入らないことってほぼないでしょう。抽選という謎のシステムで内枠に入るはずです。


―(笑)。「川田騎手でなければドウデュース」というお話でしたが、それはレーベンスティールより瞬発力があるという考えですか。

そうですね。ドウデュースも瞬発力のタイプなので、リバティに対抗できるならこの馬じゃないですかね。ここで言う瞬発力は、如何にトップスピードへ速く到達できるかという意味ですよ。東京コースはそれが必要なので有力だと思います。

―使える脚が短い印象はないですか。

ないですね。

―あとはどうですかねえ……3強ですか。

リバティアイランドが抜けた存在で、1プラス2強ですね。

―仮にほかから狙うならどうでしょう。穴なら前ですか。

いや、スローでもレーベンスティールが好位につけ、リバティがそれをマークするなら厳しいですよね。離した逃げで2頭が牽制し合えばいいですけど、その展開はまあ少ないです。展開決め打ちで末脚に賭けるとすれば、タスティエーラか、ダノンベルーガですか。脚質的にはニシノレヴナントもいいですけど、ちょっとねえ。


―先ほどのランクで言うとDの馬みたいな。

そうそう(笑)。あと、圧倒的に外枠が不利なのでそこは注意です。穴で期待する馬が外枠だと苦しいでしょう。


取材後記:リバティアイランド有馬記念に出てきたら嫌うとのこと。今回は何倍つくでしょうか。


豚ミンCー庶民にやさしく、効き目抜群ですぐはつらつ!その“神眼“で見抜く◎!!


10年間の厩務員生活を経て、友人のすすめをきっかけにプロ予想家へ。レースリプレイの検証で妙味ある穴馬を見抜く豚ミンCプロに、天皇賞(秋)の予想についてお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。

去年は「もしかしたら馬じゃないかも」っていうのがいましたからね。今年は基本的に、みな馬なのは確実だと思うので、いつものように、うまく乗られる馬、その時の馬場にあった立ち回りをしてもらえる馬を探すのがポイントかと思います。

―人気サイドからお聞きします。何度も解説いただいたドウデュースですが、今回は長い直線の東京になります。馬券的にはどう扱う予定でしょうか。


舐められるようなら馬券には加えたいと思っています。タイプ的に合わないとはいえ、力はあるので、立ち回り次第では馬券になってもおかしくないですからね。最近だとローシャムパークに「基本的に府中は合いませんよ」と言い、毎日王冠では10着でしたが、あれも展開と立ち回り次第です。

―きれいに飛びましたね。

あとモリアーナも何回走っても長く脚を使えず、「府中は合わない」とさんざん言っているように、府中牝馬Sは8着でした。こちらは毎日王冠みたいな展開になり、内で脚を溜めると可能性はあったので△に加えましたが、流れたのでその時点でアウトでした(笑)。

―思った以上に人気でした。

「どちらも合わないよ」と言っているのに、2番人気と3番人気だったので、私の言うことは誰も聞いていないようです(笑)。まあ、そういう人が多いとこちらは助かりますがね。少し脱線しましたが、ドウデュースに関しては、内目の枠に入り7倍くらいつくなら考えようかな、というところです。

レーベンスティールですが、この馬もエプソムC当時に別コラムでお聞きしました。ルメール騎手でスムーズなら上位というお話で、結果エプソムCを勝ち、続くオールカマーも勝ちました。G1でもやれるでしょうか。

エプソムCは力上位なので、普通に回ってきてあっさりでしたね。オールカマーは相手関係より、馬場のほうが敵でした。「スタートさえ決まれば」のなか、五分に出て大きなロスなく回り、直線捌いてきましたが、最後は危なかったですね……。隣にいたリカンカブールを外に押し出したのでことなきを得ましたが、あれは普通アウトですよ。

―怪我が一番怖いです。


あれで過怠金も取らないなら、みな「少しくらいならいい」と思うので、先まで考えると事故の元になります。なぜ何も制裁がなかったのか不思議でした……。レーベンスティールは、またルメール騎手が乗るということなので、ここでも力上位だと思いますよ。

―東京芝2000mでリバティアイランドより上と見ますか、下と見ますか。

五分だと思っていますが、ルメール騎手はG1であまり変な立ち回りになることは見たことありませんのでね。川田騎手は、秋華賞では「どうした!?」と思いましたからね(10/15取材時点)。そのあたりだけだと思います。

―軸予定はレーベンスティールになりますか。

そうですね。力上位だと思っていますし、ルメール騎手だからというだけで、もういいと思っています。

―人気サイドで厳しいかな、という馬はいますか。

どれくらい人気か分かりませんが、去年2着のジャスティンパレスですかね。イクイノックスが強くなった後の2着馬は、基本的に後ろから恵まれた馬です。その原因はイクイノックスが強すぎて前が苦しくなることなので、その形で去年2着なら、今年もというのはなかなか難しいと思っています。

―ほかですとダノンベルーガが気になるのですが、この馬のベスト距離はどのあたりでしょうか。


「短距離ではないだろう」くらいしかレースを見た感じでは言えないですよね(笑)。馬に聞きたいくらい全然分からないです。

―能力的にはどうでしょう。

いつも無難なところで終わっているので、今回もそんな感じで終わる気しかしません。モレイラJであれですからね。モレイラJより気持ちの強い外国人ジョッキーが乗ればもうひと押しあるかもしれませんよ。

―人気薄で狙えそうな馬がいればお願いします。

無理に挙げるならキングズパレスでしょうか。松岡騎手から解放されましたからね。変わってくるなら今回かと思いますが、「力関係が厳しくなるG1で替えてもね」といったところです。

―ワケアリ凡走から一変などもないでしょうか。

ドスローの毎日王冠シルトホルンマテンロウスカイはスムーズではなかったですけど、通用するかというと、うーん……という感じですね。

―最後に挙がった馬以外に注目馬がいればお願いします。


ノースブリッジです。前走の札幌記念は完全に恵まれて勝っただけですが、メンバーを見るとまた同じように残ることも考えられそうなので。ただ、その逃げかポツン2番手を狙い、毎日王冠シルトホルン、府中牝馬S◎ラリュエルは、どちらもまったく違うことになってしまいました。ほぼそうならないと思いながら、最初から諦めて見ているでしょうね(笑)。


取材後記:上位はなかなか強力そうですね。前残りも念頭に置きたいです。


以上、プロ予想家2名の天皇賞(秋)への見解と注目馬を紹介しました。上位勢を信頼しつつ、どう馬券を組むかでしょうか。それでは、また来週お会いしましょう。

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