セリフォス(競走馬)

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写真一覧
現役 牡4 栗毛 2019年3月7日生
調教師中内田充正(栗東)
馬主株式会社 G1レーシング
生産者追分ファーム
生産地安平町
戦績10戦[5-2-0-3]
総賞金46,878万円
収得賞金20,850万円
英字表記Serifos
血統 ダイワメジャー
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
シーフロント
血統 ][ 産駒 ]
Le Havre
Freedom Herself
兄弟 フォルテデイマルミ
市場価格
前走 2023/06/04 安田記念 G1
次走予定

セリフォスの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/06/04 東京 11 安田記念 G1 芝1600 18245.832** 牡4 58.0 D.レーン中内田充 486
(--)
1.31.6 0.233.6④⑤ソングライン
23/03/25 アラ 7 ドバイターフ G1 芝1800 14--------5** 牡4 57.0 D.レーン中内田充 --0000 ------ロードノース
22/11/20 阪神 11 マイルCS G1 芝1600 175109.261** 牡3 56.0 D.レーン中内田充 486
(-4)
1.32.5 -0.233.0⑭⑬ダノンザキッド
22/10/22 東京 11 富士S G2 芝1600 165102.311** 牡3 54.0 藤岡佑介中内田充 490
(0)
1.32.0 -0.133.2⑩⑪ソウルラッシュ
22/06/05 東京 11 安田記念 G1 芝1600 187158.754** 牡3 54.0 藤岡佑介中内田充 490
(0)
1.32.4 0.132.8⑩⑬ソングライン
22/05/08 東京 11 NHKマイル G1 芝1600 18243.914** 牡3 57.0 福永祐一中内田充 490
(+4)
1.32.6 0.334.6⑤⑥ダノンスコーピオン
21/12/19 阪神 11 朝日杯FS G1 芝1600 15342.412** 牡2 55.0 C.デムー中内田充 486
(0)
1.33.6 0.134.8⑤⑤ドウデュース
21/11/13 阪神 11 デイリー2S G2 芝1600 7662.411** 牡2 55.0 藤岡佑介中内田充 486
(0)
1.35.1 -0.033.4⑥④ソネットフレーズ
21/08/29 新潟 11 新潟2歳S G3 芝1600 12114.531** 牡2 54.0 川田将雅中内田充 486
(+6)
1.33.8 -0.232.8⑥⑥アライバル
21/06/12 中京 5 2歳新馬 芝1600 10662.711** 牡2 54.0 川田将雅中内田充 480
(--)
1.35.0 -0.234.4ベルクレスタ

セリフォスの関連ニュース

安田記念2着のセリフォス(栗東・中内田充正厩舎、牡4歳)は、夏負けの症状が見られるため、秋の予定を白紙にすることが22日、わかった。馬主のG1サラブレッドクラブがホームページで発表した。当初は今週中に帰厩し、富士Sでの始動が予定されていた。現在はチャンピオンヒルズ(滋賀県)で調整されている。

【レーティングとモノサシで考える重賞予想】セントウルS2023 きっかけ一つで復活? R116のドルチェモアに期待! 2023年9月8日(金) 18:00


今週の阪神メインはセントウルS。JRAのレーティング(公式格付)をベースとし、これにいくつかモノサシを組み合わせ出走各馬の真の力関係を解き明かしていく。まずはベースのモノサシ、JRAレーティングの比較から入ろう(レーティングは1年以内の最高値を掲載)。


116 ドルチェモア
110 アグリピクシーナイト
109 ビッグシーザー
106 ヴァトレニブトンドールロンドンプラン
105 エイシンスポッタースマートクラージュディヴィナシオン
99 ボンボヤージ
96 ジャングロ
95 テイエムスパーダレジェーロ

(以下格付けなし)

セントウルSの例年の勝ち馬の基準は110前後。今回上位層の数値の離れが大きいので勝ち馬候補に絞り検討することとし、比較は109以上の4頭でおこなうこととした。

レーティング基準で考えた場合、このレースのポイントは圧倒的数値のドルチェモアをどう扱うか、その1点に尽きる。同馬の勝った朝日杯FSの、レース価値はどうだったのか検証することが優先課題と思われたため、第2のモノサシには「朝日杯のレースレベル」をあてた。
朝日杯過去5年の勝ち馬はドルチェモアドウデュースグレナディアガーズサリオスアドマイヤマーズ。その全てがレーティング115または116だった。上位馬を見ると2018年3着にはグランアレグリア(109)、2021年2着にセリフォス(115)、3着ダノンスコーピオン(114)、5着ジオグリフ(110)などもおり、敗れた馬の中にもG1級が多い。レーティングが115を越えた馬で以降活躍できなかった馬は過去5年で見れば殆ど皆無で、むしろ昨年の3着馬まで(2着ダノンタッチダウン、3着レイベリングまで115)の崩れ方が異常だ。
理由は分からないが、馬自身の実力に問題があるわけではないなら、きっかけ一つで3頭が第一線に復帰する可能性は大いにある。ドルチェモアの実力評価についてはレーティング数値6の開きを重く見て、大きな加点をしておきたい。

第3のモノサシはダディーズビビッド。同馬は今年、阪急杯高松宮記念、京王杯SCに出走しているが、阪急杯ではアグリと対戦し、高松宮記念ではアグリピクシーナイトと対戦。そして京王杯SCでは再びピクシーナイトと対戦している。アグリピクシーナイトダディーズビビッドとの着差の平均はそれぞれアグリ→-0.25、ピクシーナイト→+0.25。この比較から推測できることはアグリピクシーナイトの力関係。斤量も1kgアグリに優位なのでここは素直に比較結果を評価に落としておきたい。

第4のモノサシはセントウルSにおける3歳馬の活躍状況。金言録でも扱ったが、セントウルS過去5年における「3歳馬」の出走数は7頭。そのうち57%にあたる4頭が馬券圏内に好走しており、このレースの3歳馬は、近年特に古馬に対して有利だ。ビッグシーザーは斤量も楽なはずなので、この馬を中心に入れておきたい。

諸々の比較から本命◎はドルチェモア。朝日杯後の2戦の敗因がイマイチ掴めないが、力自体はメンバーでも明らかに上なのと、斤量差もあるので復活してほしい。対抗○はビッグシーザー、▲にアグリを指名する。馬券は3頭のBOXで馬連、馬単、3連複、ワイド。

【モノサシ比較による注目馬】
ドルチェモア ○ビッグシーザー ▲アグリ

モノサシの正誤判定は9/10(日)だ。


(文:のら~り)

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【京成杯AH】レース展望 2023年9月4日(月) 17:05

今週から秋競馬がスタート。関東圏の舞台は中山に移り、開幕週の日曜メインではサマーマイルシリーズ最終戦の京成杯オータムハンデ(10日、芝1600メートル)が行われる。現在、シリーズポイントトップのセルバーグ(12ポイント)は不在だが、優勝を狙える馬が他にも参戦。夏に使わず、秋から始動する実力派も含めて、白熱したレースとなりそうだ。

今年の主役となるのはインダストリア(美浦・宮田敬介厩舎、牡4歳)か。中山コースでは4戦3勝で、負けたのは距離が長かった弥生賞ディープインパクト記念の5着だけ。中山マイルに関しては2走前のダービー卿チャレンジトロフィーを含めて3戦3勝という無類の舞台巧者だ。左回りと右回りでの爆発力が違うことは陣営も認めており、今年に入っての東京新聞杯7着、エプソムC7着の左回り2戦はノーカウントでいい。500キロ前後の馬格がある馬で、ハンデ58キロも問題ないだろう。

ソウルラッシュ(栗東・池江泰寿厩舎、牡5歳)は昨年のマイラーズC勝ち馬で、マイルCSでも4着に好走。GⅠでも上位争いができる実力を持っている。安田記念9着以来、3カ月ぶりとなるが、前年の富士SでのちのGⅠ勝ち馬セリフォスとクビ差接戦2着の実績があるように、休み明けでも力を発揮できるタイプ。中山芝マイルも2戦2勝。あとはトップハンデ59キロだけに他馬との斤量差が鍵となりそうだ。

メイショウシンタケ(栗東・千田輝彦厩舎、牡5歳)=57キロ=は、このレースでサマーマイルシリーズ4戦皆勤。快勝した米子Sなど3戦を終えて11ポイントでトップとはわずか1ポイント差。他の馬の結果にもよるが、シリーズ制覇に最も近い存在だ。前2戦は良績の少ない左回りだったが、全5勝をマークする右回りであれば一変の走りを見せてもいい。

米子S2着、関屋記念3着のラインベック(栗東・友道康夫厩舎、セン6歳)は現在8ポイントで勝てばシリーズV。去勢した昨秋からどんどんレースぶりが良化し、中山芝マイルも今春の東風Sで勝っている。ハンデ57キロも背負い慣れており問題ない。他では、現在5ポイントのウイングレイテスト(美浦・畠山吉宏厩舎、牡6歳)=57キロ、同2ポイントのミッキーブリランテ(栗東・矢作芳人厩舎、牡7歳)=57キロ=までが勝てばシリーズ制覇の可能性を残している。

上がり馬では、今年に入って4戦3勝2着1回のアスクコンナモンダ(栗東・中内田充正厩舎、牡4歳)=56キロ=に注目。3勝クラスを勝ってオープン入りしたばかりだが、その前走は後方から馬群の窮屈なスペースを割って伸びる強い勝ち方だった。道悪での強さが目立つが、1分32秒台の速いV時計も持っているのは魅力だ。

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【新潟2歳S】2歳女王へ加速!アスコリピチェーノ切れ味鋭く無傷で重賞制覇 2023年8月29日(火) 18:50

1番人気のアスコリピチェーノがスローペースの中団から差し切り。新馬戦に続く連勝で重賞タイトルを手にした。たび重なるけがで長い休養期間があった北村宏司騎手(43)=美・フリー=は、5年ぶりの重賞V。今後は未定だが阪神JF(12月10日、阪神、GⅠ、芝1600メートル)が目標に。2着に10番人気ショウナンマヌエラが逃げ残り、4番人気クリーンエアが3着だった。

デビュー戦の切れ味は、重賞でも威力を発揮した。1番人気アスコリピチェーノが初戦に続いて3ハロン33秒3の加速力でライバルを完封。無傷2連勝で重賞タイトルを奪取だ。初コンビで2018年の関屋記念プリモシーン)以来の重賞Vとなった北村宏騎手があんどの表情を浮かべつつ、パートナーをたたえた。

「スムーズないい走りをさせてあげられてよかった。落ち着いた流れで前の馬も力を残していましたが、こちらも追い出してからどんどん大きいストライドを使ってくれました」

ペースが遅く折り合いに苦しむ馬がいる中、しっかり我慢がきいた。黒岩調教師は「操縦性が高い。好位を取りにいって(他馬と)並んだタイトな状況でも折り合えた。(ひと呼吸)待ってから追い出せたのも成長ですね」とレースセンスの良さも強調した。

1分33秒8のVタイムも過去5年でセリフォスと並ぶ最速で優秀。「賞金も加算できたし、暮れのGⅠを目標にしていきたい」とトレーナー。この後は再び充電期間を設け、2歳女王の座を目指していく。

アスコリピチェーノ 父ダイワメジャー、母アスコルティ、母の父デインヒルダンサー。黒鹿毛の牝2歳。美浦・黒岩陽一厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲サンデーレーシング。戦績2戦2勝。獲得賞金3863万4000円。重賞は初勝利。新潟2歳S黒岩陽一調教師は初勝利。北村宏司騎手が2000年ダイワルージュに次いで2勝目。馬名は「イタリアの都市名」。

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【逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める】新潟2歳S2023 出世レースに素質馬集結!クラシック戦線に名乗りを挙げるのは? 2023年8月26日() 17:00

新潟芝1600mで施行される2歳限定のG3。

2013年の勝ち馬ハープスター桜花賞馬、2着馬イスラボニータ皐月賞馬へ飛躍を遂げた。

また、一昨年の勝ち馬セリフォスは、昨年マイルCSを制覇と、コンスタントに出世馬を輩出している。

今年の出走馬のなかに、後のG1馬はいるのか。データは過去10年分を使用する。

逃げた馬の成績は【0-1-1-8】。内訳は2017年5番人気2着コーディエライトと2021年2番人気3着オタルエバー

それ以外の8年で逃げた馬は、最も人気でも5番人気。なんとも言い難いが、直線の長い新潟外回りなので、逃げ粘りは厳しいとみるのがベターか。

逃げ残りのあった年の共通点を探ると、前半3ハロンは2017年36秒6、2021年36秒2と遅い。

36秒以上の年は6年あり、その内5年は逃げ馬が掲示板に載っている。

逃げ残れるか否かのペース的な分岐点はこのあたりにありそう。

新潟芝1600mのスタートは向こう正面半ば。

3コーナーまでは548mと、スタンド前の直線に負けず劣らずこちらも長い。

前述したとおり、2歳戦は緩い流れが多いものの、同じ舞台の古馬重賞、今年の関屋記念は前半3ハロン34秒5。組み合わせ次第で速い流れになる。

コーナーを過ぎると、息の入るペースになりやすく、最後は659mの直線で叩き合い。末脚に長けた馬にはもってこいのコース。

新潟2歳Sでも上がり最速馬は【7-2-1-0】。勝利率70%、複勝率100%はなかなか。

また、3着以内へ好走した30頭中全馬が、前走で上がり1位か、2位の脚を使っていた。

スローが多いとはいえ、スロー過ぎると、馬群はいわゆる団子のような状態になるため、キレる脚のない前の馬は、キレる脚をもつ後ろの馬にやられる。

こうなると、一にも二にも末脚という感じもするが、逃げ馬に注目してみる。

前走逃げた馬はショウナンマヌエラのみ。というか、全馬全キャリアのなかで、逃げ経験があるのはこの馬しかいない。

ショウナンマヌエラの前走は中京マイルの新馬戦。前半3ハロンは37秒9と、稍重の馬場を考えても遅い。

このスピードで果たして逃げられるかとも思うが、前走番手で競馬をした有力馬エンヤラヴフェイスヒヒーンは、この時期に逃げたくないだろう。

どうしても競り合うイメージは湧かず、ほぼほぼスローからの上がり勝負とみていいのではないか。

アスコリピチェーノ。新馬戦は東京芝1400m。前半3ハロン36秒4の緩い流れを4角では11番手、馬群の中にいた。

残り400mを切ったあたりで馬場の外へ持ち出されると、伸び脚良く2馬身半差の快勝。ペースを考えると、着差以上に強い。

前半が緩いだけに時計は平凡ながら、なかなかの勝ちっぷり。折り合いもつくし、マイルもこなしてくれそう。

馬券は単複とショウナンマヌエラへの馬連・ワイド。

(文・垣本大樹)

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【血統アナリシス】新潟2歳S2023 ダノンバラード産駒がJRA重賞初制覇、Glorious Songに所縁ある血脈が幅を利かせる 2023年8月26日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は新潟2歳S2023・血統予想をお届けします!

昨年はダノンバラード産駒の4番人気キタウイングが勝ち、同種牡馬の産駒としてもJRA重賞初制覇を飾ることになった。ダノンバラードは2代母がAngelic Songとなるが、同馬の全姉Glorious SongはRahyの母として新潟2歳Sで存在感を放ち、直近では19年ウーマンズハート、20年ショックアクション、21年セリフォスといった勝ち馬の血統表にその名を刻んでいる。

また、19年ウーマンズハート、20年ショックアクションの2頭においては、Giant's CausewayとYou'resothrillingの全兄妹を介してRahyの血脈を持っていることも特徴のひとつ。今後も同血脈を保持する馬が出走した際には、その動向を興味深く注視していきたい。

ルージュスタニングは、父Into Mischief×母ボインビューティー(母の父Giant's Causeway)。父は目下4年連続北米リーディングに座すチャンピオンサイアーで、本馬自身は伯父に17年ドバイワールドカップなどG1を4勝したArrogateがいる血統馬。新馬では良血に違わぬ危なげない勝ち方を披露していたが、早期から競馬センスが光るレースぶりは、この母の父らしさを感じる部分でもある。Giant's Causewayの血を引く馬としても注目度は高い。

エンヤラヴフェイスは、父エイシンヒカリ×母タイキアプローズ(母の父Devil's Bag)。近親にタイキシャトルピースオブワールドがいる血統で、遡れば09年新潟2歳Sを勝ったシンメイフジも出たAzurineに辿り着く牝系。また、母の父に配されたDevil's Bagは全姉にGlorious Song、全妹にAngelic Songがいることを特筆すべきだろう。昨年の勝ち馬と同じディープインパクトの直系孫世代であり、その配合はダノンバラードを想起させる。


【血統予想からの注目馬】
ルージュスタニング ③エンヤラヴフェイス

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セリフォスの関連コラム

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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 競馬法100周年記念 農林水産省賞典 安田記念 2023年06月04日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【“前年以降の、JRAの、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった経験の有無別成績(2017年以降)】
○あり [4-6-6-30](3着内率34.8%)
×なし [2-0-0-48](3着内率4.0%)

 ビッグレースを主戦場としてきた馬が中心。2017年以降の3着以内馬18頭中16頭は、前年以降のJRAG1で“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった実績のある馬でした。G2・G3や重賞以外のレースにおけるパフォーマンスを高く評価されている馬は強調できません。

主な「○」該当馬→ジャックドールセリフォスソダシナミュール
主な「×」該当馬→ガイアフォースレッドモンレーヴ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“東京の、重賞のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が5位以内”となった経験がある」馬は2017年以降[5-6-6-24](3着内率41.5%)
主な該当馬→セリフォスソダシレッドモンレーヴ

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2023年3月24日(金) 12:00 甘粕代三
【ドバイワールドカップデー2023】レース展望③ドバイターフはドウデュース鉄板!日本馬で上位独占も!!
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ドバイターフ(芝1800m)
あのアドマイヤムーンが2007年に勝って以来15年(当時のレース名はドバイドューティーフリー)、14年ジャスタウェイ、15年リアルスティール、17年ヴィブロス、19年アーモンドアイ、昨年のパンサラッサとこのレースは日本勢の金城湯池ともいえます。私もジャスタウェイヴィブロス優勝の際にはオーナーとともにメイダン競馬場外埒沿いで声を張り上げ、歓喜の涙に震えたものでした。そして今年も4頭が名乗りをあげました。頭数こそ少ないものの少数精鋭と言っても決して過言ではありません。

その中でも特に昨年の日本ダービー馬、ドウデュース(牡4・友道康夫)に注目しています。ドウデュース皐月賞で1番人気となりながら後方に控え、直線で猛然と追い込んできたものの足を余して3着。帰途、前のタクシーに友道調教師を発見、電話をかけて皐月賞後のローテーションに関して電話で話したことを昨日のように覚えています。私は体型から見てマイルから2000mが適距離ではないか、と友道調教師に投げると、そうかもしれないと言いながら日本ダービーへと向かいました。オーナーサイドの強い意向だったと伝えられています。

超ハイペースだった日本ダービーを後方から行って見事に差し切りレコードタイムでダービーウィナーに輝きましたが、これは超ハイペースが生んだ展開のあや。その後のニエル賞、凱旋門賞は距離、欧州の重い芝に合う訳もないと見ていたら案の定の惨敗。休み明けの京都記念で復活し、ドバイではどのレースを狙うのかと注目していたら、選手権距離のシーマクラシックではなく1800mのこのレースでした。

ドウデュースは当地23日朝、最終追い切り。ドバイ入り以降2度目の追い切りでしたが、馬体ははち切れんばかり、持ち乗りを背に15‐15程度の軽いものでしたが、とても15‐15とは見えないほどの迫力を見せました(撮影も筆者)。


その直後に香港メディアのインタビューを受けた友道調教師の答えを耳にして、わが意を得たりと思わず膝を打ちました。問いかけは、2400mの日本ダービー、2200mの京都記念を勝った馬がシーマクラシックではなく1800mのドバイターフになぜ出走したのか、というものでした。友道調教師曰く
「体型を見て貰って分かるようにドウデュースはマイラー、歳を重ねてそれがはっきりとしてきました。メイダン1800mはワンターン、ドウデュースには最適の大舞台ですから」
そして、鉄板ですか? と問われると一言。「そう願っています」


このインタビューの通訳に駆り出されて、自らの相馬眼の確かさを確信、自信満々の友道調教師の一言から馬券は決まりました。ドウデュース1着固定の3連単、香港での4連単以外にありません。

紙幅も尽きてきましたので、当地23日段階でドウデュースに迫る相手を列記してドバイターフ展望を締めたいと思います。
日本勢ではダノンベルーガ(牡4・堀宣行)。ドウデュースと同じくハーツクライ産駒のベルーガですが、適距離はドウデュースよりも更に狭い1800m。堀厩舎は鉄砲好走が大の得意、長期休養明けの恣意は微塵もありません。

そして昨年の3歳マイル王、セリフォス(牡4・中内田充正)。ドウデュース、ダノンとは反対に1ハロン延長が鍵を握ります。これとてドウデュース日本ダービー同様、ペース次第で1ハロン延長はいかようにもなります。

外国勢ですが、このレースを連覇しているロードノース(英・牡7・J&T.ゴスデン)は昨年、パンサラッサと優勝を分け合った後に3連敗。休養明けの今年2月、ウィンターダービー(G3・リングフィールド・AW2000m)を圧勝。メイダン芝の適性も含めて無視はできませんが、7歳馬だけにフレッシュな日本4歳馬3騎以上の評価はできかねます。

この7歳の老雄よりは衰退著しいとはいえホスト国、ドバイの2騎を上位に評価しなければなりません。本来であれば本命級の馬を送り出してこなければならないホスト国、ドバイがこの2頭というところにも砂漠のエルドラドの凋落がここにも垣間見えます。マスターオブザシーズ(セ5・C.アップルビー)はG1未勝利ながら今年1月のザビールマイル(G2・メイダン・芝1600m)を先行抜け出しで優勝。3月前哨戦のジェベルハッタ(G1・メイダン・芝1800m)は後方から直線猛然と追い込んで勝ったアルファリークからクビ+クビ差の3着。ゴドルフィン期待の上り馬となりました。

また同厩のネーションズプライド(牡4・C.アップルビー)は昨年の英ダービー8着を皮切りにベルモントダービー(G1・ベルモント・芝2000m)2着、サラトガダービー(G1・サラトガ・芝1900m)では終に優勝と大西洋を跨いだダービー行脚をこなしたタフな馬。その後、ジョッキークラブダービー(G3・アケダクト・芝2400m)と連勝しブリーダーズカップターフ(G1・キーンランド・芝2400m)では3歳馬としては大健闘の5着の良績を残しました。今年の使い始め、ドバイミレニアムS(G3・メイダン・芝2000m)を快勝してゴドルフィンの総大将に大出世。少数精鋭の日本勢と迎え撃つ筆頭の座におわすのは、この馬をおいてありません。

その他見落としている馬がいないのか、あと2日足らずとなりましたが、これをしっかりとこなして日本時間25日(土)公開の予想に反映させます。暫しの御猶予をお願い致します。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2023年3月10日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】牡馬クラシックは共同通信杯組を中心に回る/金鯱賞展望
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先週末の弥生賞はタスティエーラが力強く抜け出し勝利。新馬勝ちの後に挑んだ共同通信杯では4着に敗れたが、中2週で挑んだ弥生賞で見事にクラシックの切符を手にした。今回勝ち切れたことはクラシックへ向けてのローテーションを考えると極めて大きく、今後は目標のレースに向けて調整していくことになりそうだ。

人気のトップナイフは2着。最後は内に突っ込む形になったが、逃げ差し自在なレースぶりは鞍上の横山典騎手が手の内に入れている証拠だろう。昆厩舎との信頼のタッグで、こちらもクラシックに挑むことになる。スケールという点では一枚落ちるが、レースを使いつつ力をつけて行くのは厩舎力の賜物といえる。

牡馬戦線も徐々にクラシックの輪郭がうっすらと見えつつあるが、今年に関していえばやはり共同通信杯組のレベルが高いように思える。今回同4着のタスティエーラが弥生賞を制したことで、改めてそのことを再確認した。

共同通信杯上位馬の今後

1着 ファントムシーフ →皐月賞へ直行
2着 タッチウッド →皐月賞へ直行
3着 ダノンザタイガー →若葉Sへ
4着 タスティエーラ →弥生賞制覇からクラシックへ

クラシック(および3歳路線)においては一つのレースが「基幹レース」としてその後に大きな影響を与えることがある。例えば2年前のクラシック戦線においてもそれは共同通信杯だった。

2021年の共同通信杯上位馬とその後

1着 エフフォーリア →皐月賞天皇賞(秋)有馬記念制覇
2着 ヴィクティファルス →スプリングS制覇
3着 シャフリヤール →日本ダービー制覇
4着 ステラヴェローチェ →皐月賞日本ダービーともに3着

2022年の3歳世代でいえば朝日杯FSだろうか。

2021年朝日杯FSの上位馬とその後

1着 ドウデュース →日本ダービー制覇
2着 セリフォス →マイルCS制覇
3着 ダノンスコーピオン →NHKマイルC制覇
5着 ジオグリフ →皐月賞制覇

古くは1998年の弥生賞(スペシャルウィークセイウンスカイキングヘイロー)や、2000年のラジオたんぱ杯3歳S(アグネスタキオンジャングルポケットクロフネ)がそうだったかもしれない。例が古くて申し訳ないが…。

いずれにしても、2023年のクラシック戦線は、

共同通信杯組がハイレベル」

ということで、シンプルに考えていきたい。

~今週末の注目馬~

今週末から再び中京開催がスタートする。ココでは金鯱賞を取り上げることにする。現時点での注目馬はコチラ。

ルビーカサブランカ西村淳也騎手)

馬群を捌ける差し馬、ルビーカサブランカ。中京芝の金鯱賞は逃げ馬の活躍が多く、立ち回りも要求される舞台。本馬にはピタリと合いそうだ。鞍上西村淳騎手は先週の大阪城Sでスカーフェイスで勝利。抜群のコース取りが光った。小倉リーディングも獲得し、腕を上げてきている。人馬ともども期待したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2022年11月25日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】日本+欧州のいいとこ取り?『ハイブリッド型』レーン騎手/ジャパンカップ展望
閲覧 1,581ビュー コメント 0 ナイス 4

マイルチャンピオンシップは、レーン騎手騎乗のセリフォスが大外一気の差し切り勝ち。今回が初騎乗だったが、慌てず騒がずじっくりを脚を溜めたことが、ラストの末脚爆発につながった印象だ。

2着には馬群を捌いて伸びてきた昨年3着のダノンザキッド、3着にはソダシがしぶとく伸びてきた。期待した◎ソウルラッシュは外から伸びたものの、最後の最後でソダシに競り負けて4着。勝ち馬の鋭い決め手が際立った一戦だった。

それにしてもセリフォス騎乗、レーン騎手の勢いが止まらない。これで、春から数えて4戦連続G1好走。それもすべて人気薄なのだから恐れ入る。

安田記念 サリオス 8番人気3着
宝塚記念 ヒシイグアス 5番人気2着
エリザベス女王杯 ウインマリリン 5番人気2着
マイルCS セリフォス 6番人気1着

この他にオークスでもスタニングローズに騎乗し10番人気2着と好走しており、

「G1は黙ってレーンを買え」

という状況になっている。レーン騎手の素晴らしさは、いわゆる短期免許の外国人騎手、特に欧州の騎手から連想される「剛腕」だけではない点だろう。かつてリスグラシューメールドグラースノームコアを勝たせたような腕っぷしの強さはもちろん感じさせるが、前述したオークスではスタニングローズに騎乗しやや長いと思われる2400mを持たせたほか、エリザベス女王杯ではウインマリリンで脚を溜めて好走、今回のマイルCSでもセリフォスで後方待機を選択し直線末脚を爆発させた。

いわば、「日本人騎手の柔らかさ」と「欧州騎手の力強さ」を兼備した『ハイブリッド型』こそがレーン騎手の真骨頂なのかもしれない。しかも意外なことに、今回の来日ではまだ1番人気馬への騎乗ゼロと、そこまでいい馬ばかりに乗っているわけではない。今週末のジャパンカップにもおそらく伏兵になるだろうヴェルトライゼンデに騎乗予定だが、今の勢いならば侮れない存在になるかもしれない。

ジャパンカップ展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はジャパンカップ。注目馬はコチラ。

オネスト(ルメール騎手)

注目はオネスト&ルメール騎手。

今年は外国馬に出番があるとみて、オネストに注目したい。前走の凱旋門賞では全く見せ場なく敗れたが、欧州馬としては決め手のあるタイプで、タフな馬場の2400mはまったく合わなかった。適性外の一戦とみて良いだろう。むしろ再評価すべきは2走前の愛チャンピオンS。このレースは凱旋門賞でも注目を集めた勝ち馬ルクセンブルク以下ハイレベルなメンバーが揃っていた一戦で、3着は本番・凱旋門賞で2着したヴァデニ、4着は日本でもおなじみのミシュリフだった。

本馬の父・フランケルは、すでに日本でも複数のG1ホースを輩出しており適性は証明済み。鞍上には東京2400mを知り尽くした『日本人騎手』のルメール騎手が騎乗できるのも大きなプラス材料だろう。久々に外国馬の快走が見られそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年6月2日(木) 10:22 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2022) ~第2回ワールド上位者レビュー~
閲覧 2,868ビュー コメント 0 ナイス 6

 先週5月29日のダービーデイをもって、丸一年間に渡る「ウマニティPOG 2021」が終了。各ワールドの最終順位が確定しました。今回は、前シーズンの結果や上位に食い込んだプレイヤーの指名馬をご紹介します。

 ちなみに、現3歳世代の各馬がJRAのレースにおいて獲得した本賞金額ランキングは下記の通りです。

ドウデュース(牡 父ハーツクライ/母ダストアンドダイヤモンズ 友道康夫厩舎) 35400万円
スターズオンアース(牝 父ドゥラメンテ/母サザンスターズ 高柳瑞樹厩舎) 31040万円
ダノンスコーピオン(牡 父ロードカナロア/母レキシールー 安田隆行厩舎) 21200万円
ジオグリフ(牡 父ドレフォン/母アロマティコ 木村哲也厩舎) 21100万円
イクイノックス(牡 父キタサンブラック/母シャトーブランシュ 木村哲也厩舎) 18500万円
アスクビクターモア(牡 父ディープインパクト/母カルティカ 田村康仁厩舎) 13770万円
サークルオブライフ(牝 父エピファネイア/母シーブリーズライフ 国枝栄厩舎) 13390万円
マテンロウオリオン(牡 父ダイワメジャー/母パルテノン 昆貢厩舎) 12690万円
スタニングローズ(牝 父キングカメハメハ/母ローザブランカ 高野友和厩舎) 12640万円
セリフォス(牡 父ダイワメジャー/母シーフロント 中内田充正厩舎) 12400万円
ナムラクレア(牝 父ミッキーアイル/母サンクイーン2 長谷川浩大厩舎) 12130万円
ウォーターナビレラ(牝 父シルバーステート/母シャイニングサヤカ 武幸四郎厩舎) 11930万円
ナミュール(牝 父ハービンジャー/母サンブルエミューズ 高野友和厩舎) 11390万円
ジャングロ(牡 父More Than Ready/母Goodbye Stranger 森秀行厩舎) 10090万円
ダノンベルーガ(牡 父ハーツクライ/母コーステッド 堀宣行厩舎) 10000万円

 複数の産駒が1億円以上の本賞金を獲得した種牡馬は、ダイワメジャーハーツクライだけ。一方、実質的なラストクロップとして注目を集めたディープインパクトは、1億円以上の本賞金を獲得した産駒がアスクビクターモアのみでした。勝ち馬率や1頭あたり賞金は相変わらず優秀だったのですが、優勝を目指して“ディープインパクト産駒固め”を敢行したプレイヤーにとっては、やや物足りない成績だったかもしれません。2歳新馬が始まるくらいの時期にドラフトを行う一般的なPOGと違い、この「ウマニティPOG」は既にデビューした馬の追加指名も可能なルール。こうした展開を読めたかどうか、そしてそれに応じた入札戦略を立てられたかどうかが、最終的な明暗を分けたシーズンと言えるのではないでしょうか。

 こんな状況の中、最高位クラスのスペシャルワールドで優勝を果たしたのはバンコクの夜は熱い、昼も暑いさん。総獲得賞金は全ワールドを通じてトップの11億4798万円でした。
 ご存じの方も多いと思いますが、スペシャルワールドは1頭1オーナー制。仮想オーナー募集枠が順次解放され、1頭の馬を最大12~37名が獲得できる他のワールドと違い、他のプレイヤーが獲得した馬にはもう入札できないのです。これほど大きなハンデキャップを背負ったうえで他ワールドのチャンピオンを上回ったわけですから、少なくとも前シーズンにおいては、アタマひとつ抜けた相馬眼の持ち主であったと言えます。ウマニティユーザーだけでも数十万人はいるわけですし、対象を“日本全国のPOGプレイヤー”まで広げても、まず間違いなく五指には入ってくるレベルの驚異的な成績と言って良いでしょう。
 バンコクの夜は熱い、昼も暑いさんは、G1を2勝したドウデュースや、5月8日のNHKマイルカップを制したダノンスコーピオンを指名していました。特筆しておきたいのは、この2頭を含む指名馬20頭すべてをデビュー前の入札で獲得している点。実際のレースぶりを見てから追加指名した馬は一頭もいません。これなら、仮に一般的なルールのPOGであってもドウデュースダノンスコーピオンを指名できていたはず。今週末以降にプライベートのドラフトを控えていらっしゃる方は、ぜひバンコクの夜は熱い、昼も暑いさんの第1回入札をチェックしてみてください。

 G1ワールドを制したのは一粒万倍さん。オークス週の終了時点ではよ~じさんに次ぐ2番手でしたが、ドウデュース日本ダービー制覇により突き抜けました。
 最大の勝因はスターズオンアースの筆頭仮想オーナーとなっていた点。各ワールドで優勝を果たしたプレイヤーのうち、もっとも多くのポイントを獲得している「主な仮想オーナー馬」がスターズオンアースだったのは、一粒万倍さんだけです。筆頭仮想オーナーは獲得賞金が1.5倍になるルールとなっており、ランキング上位の争いにはこのボーナスポイントが大きく影響してきます。ちなみに、筆頭仮想オーナーとなれるのは各馬を最初に落札したプレイヤーで、複数いる場合は「①落札額が高い順②入札時間が早い順」で決定。可能な状況であれば、積極的に筆頭仮想オーナーの座を狙っていきましょう。

 G2ワールドを制したのはロシアン@さん。もっとも多くのポイントを獲得している「主な仮想オーナー馬」は、筆頭仮想オーナーでもあったダノンスコーピオンでした。ただし、ロシアン@さんは朝日杯FSが終わった直後の第30回入札でドウデュースを獲得しており、これが決め手となってチャンピオンの座を射止めています。たとえG1ウイナーであっても、まだまだ稼いでくれる余地があると判断したならば、注目度の高さに臆することなく追加指名を検討したいところです。

 G3ワールドを制したのはKarpinさん。2位のほあかPさんに3億ポイント近い差をつけていましたから、完勝と言って良いでしょう。Karpinさんはドウデュースの筆頭仮想オーナーで、ダノンスコーピオンもデビュー戦後に獲得。「ドウデュースダノンスコーピオンを両方とも指名し、なおかつどちらかの筆頭仮想オーナーになる」というのが、前シーズンの“正解”だったのだと思います。優勝を狙うのであれば、こういった“正解”の存在もイメージしながら指名戦略を立てたいところです。

 オープンワールドを制したのは数馬三択さん。オークス週の終了時点で断然のトップに立っており、そのまま逃げ切り勝ちを果たしました。改めて指名馬を拝見してみると、デビュー前に獲得していたセリフォスダノンスコーピオンだけでなく、他にも4頭の指名馬が獲得後の重賞を勝っているという非常に層の厚いラインナップ。相馬眼はもちろん、入札の巧みさも一枚上だったということでしょう。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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2022年5月29日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年05月29日号】特選重賞データ分析編(308)~2022年安田記念
閲覧 4,115ビュー コメント 0 ナイス 3



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 安田伊左衛門生誕150周年記念 農林水産省賞典 安田記念 2022年06月05日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【生産者別成績(2017年以降)】
○ノーザンファーム [3-4-3-16](3着内率38.5%)
×ノーザンファーム以外 [2-1-2-47](3着内率9.6%)

 基本的にノーザンファーム生産馬が強いレース。なお、生産者がノーザンファーム以外だったにもかかわらず3着以内となった5頭のうち4頭は、“東京・中山、かつG1のレース”において“着順が1着、もしくは1位入線馬とのタイム差が0.0秒”となった経験のある馬でした。今年は関東圏のG1を制したことのある馬が少ないので、例年以上にこの傾向を重視すべきでしょう。

主な「○」該当馬→ソングラインレシステンシア
主な「×」該当馬→イルーシヴパンサーセリフォスナランフレグロータスランド


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“東京、かつ重賞のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が5位以内”となった経験がある」馬は2017年以降[4-5-5-20](3着内率41.2%)
主な該当馬→イルーシヴパンサーソングライン

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セリフォスの口コミ


口コミ一覧
閲覧 391ビュー コメント 2 ナイス 31

こんにちは🎵

最近、競馬ブックのショップで
額入りの写真を買ってしまいました。
(* ´艸`)キタウイング♪
まだ届いていませんが
残るものが欲しかったので楽しみです。

本当はぬいぐるみが欲しいのですが
G1を勝っても発売されないのは残念です。

ずっとセリフォスを待っていたのですが
発売していないようです...
ぬいぐるみを発売する基準はあるのでしょうか?


・*:.。 。.:*・゚✽・*:.。 。.:*・゚✽
外せば当たる?!逆神AI予想
・*:.。 。.:*・゚✽・*:.。 。.:*・゚✽

ウマニティを使い始めてから
何度もAIに予想を聞きましたが

初代AIはよく当たったのですが
”新しいAIはまだ一度も的中していません♪”

札幌記念もウインマリリン&ジャックドールを指名し
綺麗に外してくれました。

💡
このデータが崩れるまで信用しようと思うので
新潟2歳SとキーンランドCのAI予想を
こっそり教えてあげますね(* ´艸`)
是非、参考にしてください



~一度も当たらないAI予想~
(外して買えば大チャンス🐴)


【新潟2歳S】

◎3エンヤラヴフェイス
〇1ホルトバージ
▲12アスコリピチェーノ


【キーンランドC】

◎1ウォーターナビレラ
〇8シナモンスティック
▲15サトノアイ



涼乃🍺

 キタクロ 2023年7月23日() 13:17
59キロ
閲覧 117ビュー コメント 0 ナイス 3

今日の中京記念には
ダノンスコーピオンが出走

しかし59キロ
流石に重く感じる

前走安田記念では4コーナーの
手応えは良かったが
ソングライン、セリフォス、
シュネルマイスターなどの
トップレベルとは力の差を感じた

G3ならとは思うが59か
複勝かな〜

ほかだとウイングレイテストが気になる
あとはホウオウアマゾン

もちろん心の本命は
ダノンスコーピオン

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 キタクロ 2023年7月1日() 15:35
春のダノックス古馬
閲覧 60ビュー コメント 0 ナイス 2

春のダノックス振り返ってみた②

ダノンザキッド

今年も中山記念からスタート
安定に走らなかったがその後の大阪杯では
ジャックドール、スターズの3着で大健闘も
香港遠征、宝塚は振るわなかった
香港は走ると思ったんだが案外だった

ダノンベルーガ

春はドバイ一走で終了
大阪杯→宝塚でも良かったのでは
ドウデュース、イクイノックスに
ローテ選びで振り回されたか

ダノンスコーピオン

3歳時はセリフォスに勝ったこともあったが
京王杯、安田記念と大不振
もう少し成長できればな…
安田記念では一瞬夢を見たんだが

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セリフォスの掲示板

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コメント一覧
6:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年10月22日() 15:57:56
ダノンが斤量差があったので届いたが藤岡の騎乗は全く褒められたもんじゃない。大事な馬なのでこの鞍上に任せるなど以ての外。一日も早く愚兄を降ろす事を求む!
5:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年6月5日() 15:54:29
中内田厩舎の鞍上人選ミスが兎に角痛い。下手な乗り役に任せた中内田厩舎の全てミス。叩いての臨戦も軽量挑戦も全て鞍上が台無しにした痛い4着。
藤岡佑介、君は本当に調教師の息子か?康太の方が何億倍もマシ。コラムでも書いて一生乗らない事を勧める!
4:
  HELPRO   フォロワー:0人 2022年5月31日(火) 21:03:31
JRAの思惑は如何に?お陰息子が腕に見合わない縁故で好走するか?はたまた実力通りの凡走するか?誠に親お陰鞍上はヤラセがあるから始末が悪い。武とおんなじ!

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2023年6月4日安田記念 G12着
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2023年6月4日 安田記念 G1 2着
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