セリフォス(競走馬)

注目ホース
会員登録(無料)して注目ホースに登録すると、出走情報やレース結果がメールで届きます。
今すぐ会員登録
セリフォス
セリフォス
セリフォス
セリフォス
セリフォス
セリフォス
セリフォス
セリフォス
セリフォス
セリフォス
セリフォス
セリフォス
セリフォス
写真一覧
現役 牡5 栗毛 2019年3月7日生
調教師中内田充正(栗東)
馬主株式会社 G1レーシング
生産者追分ファーム
生産地安平町
戦績12戦[5-2-0-5]
総賞金46,878万円
収得賞金20,850万円
英字表記Serifos
血統 ダイワメジャー
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
シーフロント
血統 ][ 産駒 ]
Le Havre
Freedom Herself
兄弟 フォルテデイマルミ
市場価格
前走 2023/12/10 香港マイル G1
次走予定

セリフォスの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
マークが付いたメニューはウマニティ会員専用のコンテンツになります。メールアドレスがあれば登録は簡単!今すぐ会員登録(無料)しよう!
成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
23/12/10 香港 7 香港マイル G1 芝1600 14--------7** 牡4 57.0 川田将雅中内田充 486
(--)
1.34.8 0.7----ゴールデンシックスティ
23/11/19 京都 11 マイルCS G1 芝1600 166113.228** 牡4 58.0 川田将雅中内田充 490
(+4)
1.32.9 0.434.4ナミュール
23/06/04 東京 11 安田記念 G1 芝1600 18245.832** 牡4 58.0 D.レーン中内田充 486
(--)
1.31.6 0.233.6④⑤ソングライン
23/03/25 アラ 7 ドバイターフ G1 芝1800 14--------5** 牡4 57.0 D.レーン中内田充 --0000 ------ロードノース
22/11/20 阪神 11 マイルCS G1 芝1600 175109.261** 牡3 56.0 D.レーン中内田充 486
(-4)
1.32.5 -0.233.0⑭⑬ダノンザキッド
22/10/22 東京 11 富士S G2 芝1600 165102.311** 牡3 54.0 藤岡佑介中内田充 490
(0)
1.32.0 -0.133.2⑩⑪ソウルラッシュ
22/06/05 東京 11 安田記念 G1 芝1600 187158.754** 牡3 54.0 藤岡佑介中内田充 490
(0)
1.32.4 0.132.8⑩⑬ソングライン
22/05/08 東京 11 NHKマイル G1 芝1600 18243.914** 牡3 57.0 福永祐一中内田充 490
(+4)
1.32.6 0.334.6⑤⑥ダノンスコーピオン
21/12/19 阪神 11 朝日杯FS G1 芝1600 15342.412** 牡2 55.0 C.デムー中内田充 486
(0)
1.33.6 0.134.8⑤⑤ドウデュース
21/11/13 阪神 11 デイリー2S G2 芝1600 7662.411** 牡2 55.0 藤岡佑介中内田充 486
(0)
1.35.1 -0.033.4⑥④ソネットフレーズ
21/08/29 新潟 11 新潟2歳S G3 芝1600 12114.531** 牡2 54.0 川田将雅中内田充 486
(+6)
1.33.8 -0.232.8⑥⑥アライバル
21/06/12 中京 5 2歳新馬 芝1600 10662.711** 牡2 54.0 川田将雅中内田充 480
(--)
1.35.0 -0.234.4ベルクレスタ

セリフォスの関連ニュース

藤岡佑介(37)=栗・フリー=騎乗で11番人気のペプチドナイルが残り1ハロンで先頭に立ち、後続の追撃を抑えて重賞初勝利をGⅠの大舞台で飾った。管理する武英智調教師(43)=栗=もGⅠ初制覇。2着に5番人気のガイアフォース、3着には13番人気のセキフウが追い込み、3連単153万500円の大波乱となった。1番人気のオメガギネスは伸びを欠き、14着に終わった。

ひと足早い春の訪れを感じさせる穏やかな陽気が一変、今年最初のGⅠは大波乱の幕開けだ。11番人気のペプチドナイルが、早め先頭から押し切る横綱相撲で完勝。GⅠで重賞初制覇を成し遂げ、特大万馬券の立役者となった。

「あまりにも楽に先頭に立ったので、何とか押し切れないかと思って…。直線は長かったです。人気薄での勝利でウイニングランをしていいのか迷ったんですけど、たくさん温かい声をかけていただいてうれしかったです」

藤岡佑騎手は破顔一笑だ。ケイアイノーテックで制した2018年NHKマイルC以来となる、6年ぶりのJRA・GⅠ2勝目。この間、GⅠでは3度の2着を含む54連敗を喫し、悔しさを味わってきた。ゴール後に右拳で作ったガッツポーズには、積年の思いが込められていた。

内枠で包まれて不完全燃焼に終わった前走の反省から、スムーズにレースを進めることを意識。好スタートから2列目の外を確保すると、抜群の手応えで直線へ。思いがけず早めに先頭に立つ形となったが、「何とか粘ってくれ!」と振るった右ステッキに、相棒が応えた。砂煙を巻き上げながら先頭を譲らず、激戦の2着争いを尻目に栄光のゴールを駆け抜けた。

「GⅠの壁の厚さは感じていましたが、自信はありましたし、勝つことができてうれしいです」

開業7年目の武英調教師は、騎手時代を通じて初のGⅠ制覇。「ずっと仲良くやってきましたし、厩舎の初勝利もGⅠも佑介。縁を感じますね。かわいい後輩です」とジョッキー時代からの絆がもたらした勝利に格別の笑みを浮かべた。

GⅠ初挑戦で砂のマイル王の称号をつかんだが、現在のダート界は群雄割拠。サウジC遠征のために不在だった前年の覇者レモンポップなど、さらなる強敵たちとの激突が待ち受けている。

「6歳になりましたけど、まだまだ良くなっている段階。秋に向けてまた力をつけて、(強い相手に)チャレンジしていけるようになってくれればいいなと思います」

藤岡佑騎手は伸びしろの大きさを強調した。今後のローテーションは未定だが、ナイルの行く末には無限の可能性が広がっている。(山口遥暉)

ペプチドナイル 父キングカメハメハ、母クイーンオリーブ、母の父マンハッタンカフェ。鹿毛の牡6歳。栗東・武英智厩舎所属。北海道浦河町・杵臼牧場の生産馬。馬主は沼川一彦氏。戦績20戦8勝。獲得賞金2億6259万6000円。重賞は初勝利。フェブラリーSは藤岡佑介騎手、武英智調教師ともに初勝利。馬名は「冠名+ナイル川より。大きくて雄大で世界の名馬になってほしい」。

★アラカルト

藤岡佑介騎手 当レースは5回目の騎乗で初勝利。JRA・GⅠは2018年NHKマイルC(ケイアイノーテック)以来で通算2勝目。同重賞は22年富士Sセリフォス)以来で通算45勝目。

武英智調教師 初出走で勝利。JRA・GⅠは16頭の出走で初勝利。同重賞は23年阪神ジャンプSジューンベロシティ)以来で通算9勝目。

キングカメハメハ産駒 産駒15頭の出走で初勝利。JRA・GⅠは22年チャンピオンズCジュンライトボルト)以来で、通算26勝目。同重賞は23年新潟ジャンプSサクセッション)以来で、通算139勝目。この勝利で、08年から17年連続でのJRA重賞勝利となった。

◆馬主・沼川一彦氏 所有馬初出走で勝利。JRA・GⅠは5頭の出走で初勝利。同重賞も19頭の出走で初勝利。

◆生産牧場・臼杵牧場 当レースは2頭の出走で初勝利。JRA・GⅠは01年天皇賞・春テイエムオペラオー)以来で通算8勝目。同重賞は22年フェアリーSライラック)以来で通算19勝目。

◆単勝11番人気の勝利 初めて。

◆払戻金 3連複19万7060円(282番人気)、3連単153万500円(1728番人気)で当レースの式別ごとの最高払戻金額を更新。

◆出走馬の最高馬体重 ドンフランキーの馬体重592キロは、11年ダイショウジェットの562キロを30キロ更新し、当レースの史上最高馬体重となった。

★売り上げ、入場者数

フェブラリーSの売り上げは165億9474万7000円で前年比106・6%と増加。東京競馬場の入場者数は4万8432人で同105%だった。

セリフォスはマイラーズCから始動 今春は安田記念を最大目標に 2024年2月9日(金) 13:26

香港マイル7着のセリフォス(栗・中内田、牡5)は、マイラーズC(4月21日、京都、GⅡ、芝1600メートル)から安田記念(6月2日、東京、GⅠ、芝1600メートル)を目指すことが9日、分かった。同馬を所有するG1サラブレッドクラブがホームページで発表した。

[もっと見る]

【香港マイル】ナミュール3着止まりも伸び鋭く ビュイック騎手「スーパー牝馬になってきた」 2023年12月11日(月) 06:14

日本馬から挑戦した5頭では、ナミュールの3着が最高。外枠からうまく流れに乗り、直線でも自慢の末脚を発揮したが、先に抜け出したゴールデンシックスティを脅かすには至らなかった。

それでもビュイック騎手は「素晴らしい走り。理想ではない枠からのスタートでしたが、道中の位置取りも悪くなかった。スーパー牝馬になってきましたね」とパフォーマンスを絶賛。高野調教師は「最後は歯を食いしばって頑張ってくれた。勝った馬はさすがチャンピオンホース。いい位置を取って他馬を寄せつけなかった」と王者の走りに脱帽していた。

◆モレイラ騎手(ソウルラッシュ4着)「残念ながら完璧な走りではありませんでしたし、スムーズに行かなかったのですが、とても強い馬。非常に誇りに思います」

◆川田騎手(セリフォス7着)「自分の競馬に徹していい雰囲気で4コーナーを向いてこれならと思いましたが、なかなか前を捕まえられませんでした」

◆C・デムーロ騎手(ディヴィーナ11着)「タフなレースになってしまいました」

◆北村友騎手(ダノンザキッド12着)「タフな馬場で前に壁も作れず、伸び切れませんでした。安田(隆)先生も最後(来年定年)ですし、結果を出したかったのですけど残念です」

[もっと見る]

【阪神JF】アスコリピチェーノが3連勝で無敗の2歳女王に 北村宏司騎手は8年ぶりGⅠ制覇 2023年12月11日(月) 06:11

北村宏司(43)=美・フリー=騎乗で3番人気のアスコリピチェーノが鮮やかに差し切り、2020年のソダシ以来となる無敗の2歳女王に輝いた。勝ち時計1分32秒6はレースレコード。鞍上はキタサンブラックで制した15年の菊花賞以来、8年ぶりのGⅠ勝利だ。2着に5番人気のステレンボッシュ、3着に2番人気のコラソンビートが入り、関東馬の1~3着独占は牝馬限定戦となった1991年以降は初めて。



師走の仁川に温かい拍手が鳴り響いた。アスコリピチェーノが無傷の3連勝でGⅠタイトルをゲット。検量室前で相棒の首筋に抱きついた北村宏騎手は、喜びをかみしめながらマイクの前に立った。

「スタッフ、牧場のみなさんが手をかけてもらって、すごくいいコンディションで自信を持って臨めたので、結果を出せてほっとしました」

過去2戦は出遅れていたが、課題のスタートをポンと決めて中団で折り合った。直線で鞍上に軽く促されると、鋭く伸びる。内からステレンボッシュが迫ってきたが、クビ差で振り切った。勝ち時計1分32秒6は2019年のレシステンシアを0秒1上回るレースレコード。無敗の2歳女王は20年のソダシ以来3年ぶり、史上14頭目だ。

北村宏騎手は15年菊花賞キタサンブラック以来、8年ぶり4度目のGⅠ勝利。同年12月に左膝を負傷して予定していた有馬記念で乗り替わりとなると、その後も度重なるけがで苦しい時間が続いた。だが、美浦トレセンでは多くの馬の稽古をつけ、騎手仲間が帰った後も一人、ジョッキールームで調教映像をチェック。前走から手綱を取ったアスコリに対しても、同学年の黒岩調教師と幾度となく意見を交わしながら取り組んできた。雌伏の時を過ごした鞍上は「スタンドを正面にしていい景色だなと思いました。馬のおかげかなと思います」とうなずいた。

アスコリピチェーノ新潟2歳S以来、3カ月半ぶりの実戦だったが、放牧先から栗東トレセンに入厩して調整。開業12年目でGⅠ初勝利の黒岩調教師は「2歳の牝馬にしてはすごく食欲があり、落ち着きもありましたので、どんどん強い調教を課すことができました。それに応えてくれたと思います」と喜んだ。

次の目標は来春の桜花賞(4月7日、阪神、GⅠ、芝1600メートル)。北村宏騎手は「まだ変わりそうな部分も感じているので、そこがいいところ」と伸びしろを強調した。さらに成長した姿で再びこの地で輝きを放つ。(増本隆一朗)

アスコリピチェーノ 父ダイワメジャー、母アスコルティ、母の父デインヒルダンサー。黒鹿毛の牝2歳。美浦・黒岩陽一厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲サンデーレーシング。戦績3戦3勝。獲得賞金1億493万6000円。重賞は2023年GⅢ新潟2歳Sに次いで2勝目。阪神ジュベナイルFは北村宏司騎手、黒岩陽一調教師ともに初勝利。馬名は「イタリアの都市名」。

阪神JFアラカルト

北村宏司騎手 6回目の騎乗で初勝利。これまでの最高は00年(ダイワルージュ)の2着。JRA・GⅠは15年菊花賞キタサンブラック)以来で、通算4勝目。JRA重賞は新潟記念ノッキングポイント)以来で今年3勝目、通算37勝目。

黒岩陽一調教師 管理馬2頭目の出走で初勝利。前回は21年(ラブリイユアアイズ)の2着。JRA・GⅠは管理馬延べ11頭目の出走で初勝利。これまでの最高は21年の当レース、今年のエリザベス女王杯ルージュエヴァイユ)の2着。JRA重賞は新潟2歳S以来で今年3勝目、通算7勝目。

ダイワメジャー産駒 19年(レシステンシア)以来で4年ぶり3勝目。当レース3勝はサンデーサイレンス産駒、ディープインパンクト産駒と並び最多。JRA・GⅠは22年マイルCSセリフォス)以来で、通算10勝目。JRA重賞は新潟2歳S以来で今年3勝目、通算51勝目。

◆馬主 ㈲サンデーレーシング 22年(リバティアイランド)に続く2年連続で、通算7勝目。JRA・GⅠはエリザベス女王杯ブレイディヴェーグ)以来で今年7勝目、通算74勝目(ほかJ・GⅠを2勝)。JRA重賞もエリザベス女王杯以来で今年15勝目、通算237勝目。

◆生産者 ノーザンファーム 22年に続く2年連続で、通算13勝目。JRA・GⅠはジャパンCイクイノックス)以来で今年15勝目、通算200勝目(ほかJ・GⅠを3勝)。JRA重賞は前週のステイヤーズSアイアンバローズ)に続く今年48勝目、通算809勝目。

◆単勝3番人気馬の勝利 21年(サークルオブライフ)以来2年ぶりで、通算4回目。

◆馬番⑦の勝利 牝馬限定戦となった1991年以降では初。

◆関東馬の勝利 21年以来2年ぶり10回目。通算成績は関東馬10勝、関西馬23勝。

◆関東馬のワンツースリー 2着にステレンボッシュ、3着にコラソンビートが入り、牝馬限定戦になった91年以降では初。

◆優勝タイム 1分32秒6は、19年の1分32秒7を上回るレースレコード。

◆売り上げ、入場者数

阪神JFの売り上げは137億7416万2700円で前年比97・3%。入場者数は2万288人で同158・9%だった。

◆ベストターンドアウト賞

阪神JFのパドックで〝最もよくしつけられ、最も美しく手入れされた出走馬の担当者〟の努力をたたえて表彰する「ベストターンドアウト賞」に、アスコリピチェーノの鈴木謙治朗助手が選ばれた。

鈴木助手「ベストターンドアウト賞を受賞でき、とてもうれしく思います。普段より、馬の美しさを伝えられるよう手入れしてきました。これからも、馬をきれいに見せられるよう心掛けていきます」

[もっと見る]

【香港マイル】地元ゴールデンシックスティがGⅠ4連勝で制覇 日本馬最先着は3着のナミュール 2023年12月10日() 19:35

香港国際競走7レースが12月10日、シャティン競馬場で行われた。

香港マイル(GⅠ、3歳以上、芝1600メートル、定量、14頭立て、1着賞金1792万香港ドル=3億4048万円=1香港ドル19円のレートで換算)は、チャクイウ・ホー騎手の1番人気ゴールデンシックスティ(セン8歳、香港=K・ルイ厩舎)が優勝。勝負どころで好位まで上がって直線で力強く抜け出すと後続を突き放し、GⅠ4連勝で昨年クビ差2着の雪辱を果たした。1分34秒10(良)。

日本から参戦したナミュール(牝4歳、栗東・高野友和厩舎、父ハービンジャー)は3着、ソウルラッシュ(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ルーラーシップ)は4着、セリフォス(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎、父ダイワメジャー)は7着、ディヴィーナ(牝5歳、栗東・友道康夫厩舎、父モーリス)は11着、ダノンザキッド(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎、父ジャスタウェイ)は12着だった。

ゴールデンシックスティは、父メダーリアドーロ、母ガウデアムス、母の父デョストーティドヒューマーという血統。オーストラリアの生産馬。K・ルイ厩舎。馬主はスタンレー・チャン氏。成績は30戦26勝(うちGⅠ10勝)。




◆ウィリアム・ビュイック騎手(3着 ナミュール)「素晴らしい走りでした。12枠という決して理想ではない枠からのスタートでしたが、今日の末脚も素晴らしかったです。道中の位置どりは悪くなかったことは良かったし、スーパー牝馬になってきましたね」

◆ジョアン・モレイラ騎手(4着 ソウルラッシュ)「とても頑張ってくれました。残念ながら完璧な走りではありませんでしたし、スムーズに行かなかったのですが、とても強い馬で、非常に誇りに思います」

池江泰寿調教師(4着 ソウルラッシュ)「ゲートは五分に出ましたが、二の脚がつかず、想定より後ろのポジションになりました。ジョッキーは、4コーナーで他馬に5回くらいぶつけられて、バランスを崩しているあいだにナミュールに先に行かれてしまった、と言ってました。勝った馬は強かったけど、あれがなければ2着はあったかもしれませんね」

中内田充正調教師(7着 セリフォス)「馬は頑張って走ってくれてますが、芝が合わなかったのか、前との差がつまらなかった。最後もスペースはあったんです。芝が合わなかったとしか、考えにくいです」

◆クリスチャン・デムーロ騎手(11着 ディヴィーナ)「ディヴィーナにとってはタフなレースになってしまいました」

友道康夫調教師(11着 ディヴィーナ)「無事に走ってくれて満足しています。現地でも落ち着いていましたし、この血統らしく海外遠征はあってますね」

北村友一騎手(12着 ダノンザキッド)「リズムよく3、4コーナーを回れて、直線、手前のを替えてからもうひと伸びと思ったのですが、タフな馬場で前に壁も作れず、伸び切れませんでした。安田先生も最後(来年定年)ですし、結果を出したかったのですけど、残念です。騎乗依頼をいただけて、何より感謝しています」




[もっと見る]

【有名人の予想に乗ろう!】香港マイル2023 日本勢は精鋭5騎の布陣、強力香港勢の牙城を崩せるか! 2023年12月10日() 12:00


※当欄では香港マイルについて、競馬好きとして知られる芸能人、著名人の皆さんの予想を紹介していきます。迷ったときは彼らの予想に乗るのも手。参考になさってください。



【中野雷太】
◎④セリフォス

【舩山陽司】
◎⑦ビューティーエターナル
○①ゴールデンシックスティ
▲⑩ヴォイッジバブル

【安田和博(デンジャラス)】
注目馬
②カリフォルニアスパングル

【土井よしお(ワンダラーズ)】
注目馬
ソウルラッシュ

【田中歩】
注目馬
ナミュール



ウマニティ重賞攻略チーム

[もっと見る]

⇒もっと見る

セリフォスの関連コラム

閲覧 963ビュー コメント 0 ナイス 1


阪神ジュベナイルフィリーズアスコリピチェーノが中団から差し切って勝利。見事3戦3勝で2歳女王となった。ダイワメジャー産駒はメジャーエンブレムレシステンシアに次いで当レース3勝目。完成度が高く急坂も苦にしないパワーは、まさにこのレース向き。同舞台の朝日杯FSでもアドマイヤマーズセリフォスボンセルヴィーソなどが好走、桜花賞でもレーヌミノルシゲルピンクダイヤ、プリンセスジャックなどが穴をあけている。

そして鞍上の北村宏司騎手は、約8年ぶりのG1制覇。前回のG1勝利は、あのキタサンブラックとのコンビで挑んだ菊花賞。そういえば、当時はまだ武豊騎手とコンビを組む前だった。

北村宏騎手は近年ケガに苦しんでいたが、今年は完全復活。特に夏以降は重賞での活躍も目立っており、日に日に存在感を増している。

一方、昔からなぜか地味な印象があり、馬券的な妙味もあるのは心強い。とりわけ芝の内枠で好成績。それは以下のデータからも明らかだ(データは2023年~先週末終了時点)。

・北村宏騎手×芝馬番別成績

ひとケタ(18-11-22-108)勝率 11.3% 複勝率 32.1% 単勝回収 127円 複勝回収値 105円
ふたケタ(4-5-4-72)勝率 4.7% 複勝率 15.3% 単勝回収 160円 複勝回収値 69円

単勝回収値こそ一度大穴での好走があったためふたケタ馬番時が跳ねているが、それ以外は好走率、回収値ともにひとケタ馬番のほうが圧倒的に優秀。桜花賞のポイントも枠順になるかもしれない。

もともと、北村宏騎手は藤沢厩舎所属でデビューし、岡部ラインの正攻法型ジョッキー。好位からロスのない立ち回りを身上としており、内枠に強いのは納得だろう。久々のG1制覇で急に人気になるようなタイプの騎手でもないと思うので、以上のポイントを押さえておけば来年以降もまだまだ馬券に貢献してくれそうだ。

それでは今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週末は朝日杯FSから。

ジャンタルマンタル川田将雅騎手)

注目はジャンタルマンタル川田将雅騎手。
非常にセンスの良い馬で、追ってからもしっかり伸びるので大崩れしない安定型。前走は馬場の悪いインを伸びて来たように、着差以上の完勝だった。パワーもあり急坂コースへの不安もない。引き続き有力とみる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


登録済みの方はこちらからログイン

2023年12月8日(金) 12:00 甘粕代三
【香港国際競走2023】レース展望③香港マイル2023
閲覧 1,962ビュー コメント 0 ナイス 2

香港マイル(シャティン芝1600m)
世界のマイル王、ゴールデンシックスティの動向に世界中の注目が集まっています。明けて8歳(南半球生産馬は8月1日に加齢)の老雄は昨季4月30日チャンピオンズマイルを圧勝後に休養。今季は一度も使われることなく、香港マイルにぶっつけという異例のローテーションとなりました。このローテーションを敢えて執ったのか、取らざるを得なかったのか。

今季節開幕直後、ゴールデンのC.ホー調教師にローテーションを確認したところ、自信なさげに語っていたことを今更ながら思い出します。
「明けて8歳、人間でいえば自分と同じくらいの年寄りなんでエンジンのかかりが遅いのは仕方ない。ゆっくり仕上げていってこれまでと同じようにトライアルのジョッキークラブ・マイルから本番に迎えればいいんだけど……」

しかし、11月19日のトライアルにゴールデンの姿はありませんでした。香港ジョッキークラブは陸続きの広東省広州市郊外に、放牧用の外厩として従化トレーニングセンターを持っています。しかしゴールデンは従化に放牧されることもなく、シャティン競馬場内厩で舎飼い。夏のシーズンオフを過ごし仕上げを急いできました。香港には騎手が勝負服を着て行われる実戦形式の調教、バリヤトライアルがあり、出走直前に本追い切りとして使われています。ゴールデンはこのバリヤトライアルを開幕から3本を消化しただけ。仕上がりが万全とはとても、とても考えられません。ゴールデンには大きな死角あり、と見ています。

昨年のこのレースで4歳ながらゴールデンを破ったカリフォルニアスパングルですが、その後はゴールデンに2戦2敗。ゴールデン不在の今季こそ世代交代の狼煙を上げるものと期待されながら、今季開幕早々に鞍上をめぐって大騒動が勃発しました。今季初戦のシャティントロフィーを前に主戦だったZ.パートンがカリフォルニアを捨てて、ビューティーエターナルを選んだのです。エターナルは昨季、Z.パートンが鞭を執って10戦7勝、クラス4からプレミアカップで重賞ウィナーの上り詰めた上り馬です。Z.パートンはこの馬の将来性にかけて、実績上位のカリフォルニアを捨てたのです。

カリフォルニアのA.クルーズ調教師はこれに激怒、公然とZ.パートンは誤った選択をしたと非難し、気の強いZ.パートンも猛烈に反論。A.クルーズ調教師はカリフォルニアにH.ボウマンを迎え、因縁のシャティントロフィーを軽快に逃げ切って大いに面目を施しました。しかし、そのH.ボウマンが落馬負傷のため、遺恨レース第2幕のジョッキークラブ・マイルでは愛弟子、M.チャドウィックが騎乗。逃げながらエターナルに差されて5頭立ての4着と逆襲に遭ってしまいます。
ここ香港マイルで復讐を果たさんとA.クルーズ調教師は欧州からあのC.スミヨンを招きました。この遺恨対決第3幕はゴールデン復活なるかどうか、が今年の香港マイルの大きな焦点となっています。

さて、日本からはダノンザキッドセリフォスソウルラッシュナミュールディヴィーナの5頭が名乗りを上げました。これまで最多の出走頭数です。しかし、香港マイラー陣はスプリンター以上のレベルを誇り、10年で8勝。その厚い壁を破ったのは2015年モーリスと2019年アドマイヤマーズの2頭だけです。今年の5頭からモーリスアドマイヤマーズに比肩しうる馬はどうやら見当たりません。この中では4歳秋にしてようやく本格化、マイルチャンピオンシップでは並みいる牡馬を一蹴して悲願のG1ウィナーとなったナミュールが香港3騎に最も肉薄できると見ています。

明日はラストの香港カップの展望。乞う、ご期待!

(写真提供:HKJC)


★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

[もっと見る]

2023年11月17日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】残り1ヶ月半、逆転への秘策/マイルCS展望
閲覧 998ビュー コメント 0 ナイス 3


エリザベス女王杯ブレイディヴェーグが勝利。これで秋G1は、

スプリンターズS ママコチャ=川田騎手
秋華賞 リバティアイランド=川田騎手
菊花賞 ドゥレッツァ=ルメール騎手
天皇賞(秋) イクイノックス=ルメール騎手
エリザベス女王杯 ブレイディヴェーグ=ルメール騎手

ご覧の通り、お馴染みの2人しか勝っていない。今週もシュネルマイスターセリフォスという有力馬に騎乗する両ジョッキー。果たしてまだこの記録は続くのだろうか…。

さて、気づけば今年もあと1ヶ月半ほど。勝っている人はそのままでいいかもしれないが、負けている人は一発逆転を考える時期かもしれない。

もちろん、本来競馬の収支は1年でリセットされるものではないので淡々と続けるのが基本なのだが、それでも年の瀬へ向けてどうにかしたいという気持ちもわかる…というか私自身もそうだ。

そこで、収支を逆転するためにどうすべきかを考えてみた。

ひとつはレートを上げて勝負すること…なのだが、これはさらに収支を悪化させる危険が伴う上に、予算的に負荷をかけることになるのでオススメできない。

そこでもうひとつ、

「荒れるレースで勝負する」

ということだ。

勝負というとどうしても、自信のあるレース=期待している馬がキッチリ走るレース、を選んでしまいがちだが、それだと爆発的な回収はできない。戦う場(レース)を選べるというのが競馬のメリットでもあるのだから、より波乱度の高い難解なレースで勝負して、高配当をまとめて取るというのが一撃で回収するためには良いかもしれない。

シンプルに考えて、自分が難しいと思うレースは多くの人にとっても難しいのだから、その中で少しでもアドバンテージがあれば勝負に行っていい。私自身も今年は負けているので、ちょっと荒れそうなところで強気な勝負をしていこうと思っている。

それでは最後に今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週はマイルチャンピオンシップから。

エルトンバローズ西村淳也騎手)

注目はエルトンバローズ西村淳也騎手。
ラジオNIKKEI賞ではレーベンスティールを、毎日王冠ではソングラインシュネルマイスターを退けて重賞連勝中。恵まれたように見えるが、「恵まれるのも才能」を地で行くタイプだ。今回はマイル短縮になるが、もともと未勝利と1勝クラスはマイル戦で、スピードもあるのでまったく問題ないはず。馬場読み力に長け、今年ブレイクしている西村淳騎手の手綱にも期待したい。G1になるとジョッキーが人気に与える影響がより大きくなる分そこまで期待されないかもしれないが、一発狙ってみても面白い。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

[もっと見る]

2023年11月12日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年11月12日号】特選重賞データ分析編(384)~2023年マイルチャンピオンシップ
閲覧 1,959ビュー コメント 0 ナイス 3



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G1 マイルチャンピオンシップ 2023年11月19日(日) 京都芝1600m外


<ピックアップデータ>

【生産者別成績(2015年以降)】
○Northern Farm・追分ファーム・社台C白老ファーム・社台ファーム・ノーザンファーム [7-7-8-56](3着内率28.2%)
×Northern Farm・追分ファーム・社台C白老ファーム・社台ファーム・ノーザンファーム以外 [1-1-0-59](3着内率3.3%)

 近年はいわゆる“社台グループ”の馬が優勢。生産者がNorthern Farm・追分ファーム・社台C白老ファーム・社台ファーム・ノーザンファームでなかった馬はほとんど上位に食い込めていません。今年もこの条件に引っ掛かっている馬は思い切って評価を下げるべきでしょう。

主な「○」該当馬→ジャスティンカフェセリフォスダノンザキッド
主な「×」該当馬→エルトンバローズソウルラッシュバスラットレオン


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が5着以内」だった馬は2015年以降[8-8-8-63](3着内率27.6%)
主な該当馬→エルトンバローズセリフォスソウルラッシュ

[もっと見る]

2023年5月28日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月28日号】特選重賞データ分析編(360)~2023年安田記念
閲覧 2,070ビュー コメント 0 ナイス 6



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 競馬法100周年記念 農林水産省賞典 安田記念 2023年06月04日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【“前年以降の、JRAの、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった経験の有無別成績(2017年以降)】
○あり [4-6-6-30](3着内率34.8%)
×なし [2-0-0-48](3着内率4.0%)

 ビッグレースを主戦場としてきた馬が中心。2017年以降の3着以内馬18頭中16頭は、前年以降のJRAG1で“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった実績のある馬でした。G2・G3や重賞以外のレースにおけるパフォーマンスを高く評価されている馬は強調できません。

主な「○」該当馬→ジャックドールセリフォスソダシナミュール
主な「×」該当馬→ガイアフォースレッドモンレーヴ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“東京の、重賞のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が5位以内”となった経験がある」馬は2017年以降[5-6-6-24](3着内率41.5%)
主な該当馬→セリフォスソダシレッドモンレーヴ

[もっと見る]

2023年3月24日(金) 12:00 甘粕代三
【ドバイワールドカップデー2023】レース展望③ドバイターフはドウデュース鉄板!日本馬で上位独占も!!
閲覧 1,762ビュー コメント 0 ナイス 1

ドバイターフ(芝1800m)
あのアドマイヤムーンが2007年に勝って以来15年(当時のレース名はドバイドューティーフリー)、14年ジャスタウェイ、15年リアルスティール、17年ヴィブロス、19年アーモンドアイ、昨年のパンサラッサとこのレースは日本勢の金城湯池ともいえます。私もジャスタウェイヴィブロス優勝の際にはオーナーとともにメイダン競馬場外埒沿いで声を張り上げ、歓喜の涙に震えたものでした。そして今年も4頭が名乗りをあげました。頭数こそ少ないものの少数精鋭と言っても決して過言ではありません。

その中でも特に昨年の日本ダービー馬、ドウデュース(牡4・友道康夫)に注目しています。ドウデュース皐月賞で1番人気となりながら後方に控え、直線で猛然と追い込んできたものの足を余して3着。帰途、前のタクシーに友道調教師を発見、電話をかけて皐月賞後のローテーションに関して電話で話したことを昨日のように覚えています。私は体型から見てマイルから2000mが適距離ではないか、と友道調教師に投げると、そうかもしれないと言いながら日本ダービーへと向かいました。オーナーサイドの強い意向だったと伝えられています。

超ハイペースだった日本ダービーを後方から行って見事に差し切りレコードタイムでダービーウィナーに輝きましたが、これは超ハイペースが生んだ展開のあや。その後のニエル賞、凱旋門賞は距離、欧州の重い芝に合う訳もないと見ていたら案の定の惨敗。休み明けの京都記念で復活し、ドバイではどのレースを狙うのかと注目していたら、選手権距離のシーマクラシックではなく1800mのこのレースでした。

ドウデュースは当地23日朝、最終追い切り。ドバイ入り以降2度目の追い切りでしたが、馬体ははち切れんばかり、持ち乗りを背に15‐15程度の軽いものでしたが、とても15‐15とは見えないほどの迫力を見せました(撮影も筆者)。


その直後に香港メディアのインタビューを受けた友道調教師の答えを耳にして、わが意を得たりと思わず膝を打ちました。問いかけは、2400mの日本ダービー、2200mの京都記念を勝った馬がシーマクラシックではなく1800mのドバイターフになぜ出走したのか、というものでした。友道調教師曰く
「体型を見て貰って分かるようにドウデュースはマイラー、歳を重ねてそれがはっきりとしてきました。メイダン1800mはワンターン、ドウデュースには最適の大舞台ですから」
そして、鉄板ですか? と問われると一言。「そう願っています」


このインタビューの通訳に駆り出されて、自らの相馬眼の確かさを確信、自信満々の友道調教師の一言から馬券は決まりました。ドウデュース1着固定の3連単、香港での4連単以外にありません。

紙幅も尽きてきましたので、当地23日段階でドウデュースに迫る相手を列記してドバイターフ展望を締めたいと思います。
日本勢ではダノンベルーガ(牡4・堀宣行)。ドウデュースと同じくハーツクライ産駒のベルーガですが、適距離はドウデュースよりも更に狭い1800m。堀厩舎は鉄砲好走が大の得意、長期休養明けの恣意は微塵もありません。

そして昨年の3歳マイル王、セリフォス(牡4・中内田充正)。ドウデュース、ダノンとは反対に1ハロン延長が鍵を握ります。これとてドウデュース日本ダービー同様、ペース次第で1ハロン延長はいかようにもなります。

外国勢ですが、このレースを連覇しているロードノース(英・牡7・J&T.ゴスデン)は昨年、パンサラッサと優勝を分け合った後に3連敗。休養明けの今年2月、ウィンターダービー(G3・リングフィールド・AW2000m)を圧勝。メイダン芝の適性も含めて無視はできませんが、7歳馬だけにフレッシュな日本4歳馬3騎以上の評価はできかねます。

この7歳の老雄よりは衰退著しいとはいえホスト国、ドバイの2騎を上位に評価しなければなりません。本来であれば本命級の馬を送り出してこなければならないホスト国、ドバイがこの2頭というところにも砂漠のエルドラドの凋落がここにも垣間見えます。マスターオブザシーズ(セ5・C.アップルビー)はG1未勝利ながら今年1月のザビールマイル(G2・メイダン・芝1600m)を先行抜け出しで優勝。3月前哨戦のジェベルハッタ(G1・メイダン・芝1800m)は後方から直線猛然と追い込んで勝ったアルファリークからクビ+クビ差の3着。ゴドルフィン期待の上り馬となりました。

また同厩のネーションズプライド(牡4・C.アップルビー)は昨年の英ダービー8着を皮切りにベルモントダービー(G1・ベルモント・芝2000m)2着、サラトガダービー(G1・サラトガ・芝1900m)では終に優勝と大西洋を跨いだダービー行脚をこなしたタフな馬。その後、ジョッキークラブダービー(G3・アケダクト・芝2400m)と連勝しブリーダーズカップターフ(G1・キーンランド・芝2400m)では3歳馬としては大健闘の5着の良績を残しました。今年の使い始め、ドバイミレニアムS(G3・メイダン・芝2000m)を快勝してゴドルフィンの総大将に大出世。少数精鋭の日本勢と迎え撃つ筆頭の座におわすのは、この馬をおいてありません。

その他見落としている馬がいないのか、あと2日足らずとなりましたが、これをしっかりとこなして日本時間25日(土)公開の予想に反映させます。暫しの御猶予をお願い致します。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

[もっと見る]

⇒もっと見る

セリフォスの口コミ


口コミ一覧
閲覧 398ビュー コメント 1 ナイス 9

   

2023年12月17日(日曜)
5回阪神6日
阪神11R
朝日フューチュリティ GⅠ
2歳 オープン (国際)
牡・牝(指定) 馬齢
コース 1600m
芝・右 外 発走15:40
本賞金(万円):7000、2800、
      1800、1100、700
付加賞(万円):121.8、34.8、17.4
詳細出馬表
【🎠出馬表🐎】
https://umanity.jp/sp/racedata/race_8.php?code=2023121709050611
①エコロヴァルツ
 牡2 / 黒鹿
 (2,0,0,0)
 武豊(56.0)
 牧浦充徳(栗東)

②ミルテンベルク
 牡2 / 鹿
 (1,1,0,1)
 B.ムルザバエフ(56.0)
 武英智(栗東)

③ジャンタルマンタル
 牡2 / 黒鹿
 (2,0,0,0)
 川田将雅(56.0)
 高野友和(栗東)

④サトミノキラリ
 牡2 / 鹿
 (2,1,0,0)
 津村明秀(56.0)
 鈴木伸尋(美浦)

⑤タガノエルピーダ
 牝2 / 黒鹿
 (1,0,0,0)
 団野大成(55.0)
 斉藤崇史(栗東)

⑥セットアップ
 牡2 / 青鹿
 (2,1,0,0)
 横山武史(56.0)
 鹿戸雄一(美浦)

⑦オーサムストローク
 牡2 / 鹿
 (2,1,1,0)
 坂井瑠星(56.0)
 伊藤圭三(美浦)

⑧ダノンマッキンリー
 牡2 / 鹿
 (2,0,0,0)
 C.ルメール(56.0)
 藤原英昭(栗東)

⑨クリーンエア
 牡2 / 青鹿
 (1,0,1,1)
 鮫島克駿(56.0)
 上原博之(美浦)

⑩バンドシェル
 牡2 / 鹿
 (1,0,0,1)
 池添謙一(56.0)
 西村真幸(栗東)

⑪タイキヴァンクール
 牡2 / 鹿
 (1,1,1,0)
 浜中俊(56.0)
 中尾秀正(栗東)

⑫タガノデュード
 牡2 / 鹿
 (1,1,2,2)
 古川吉洋(56.0)
 宮徹(栗東)

⑬ナムラフッカー
 牡2 / 栗
 (1,0,2,1)
 松山弘平(56.0)
 村山明(栗東)

⑭ジューンテイク
 牡2 / 黒鹿
 (2,0,0,3)
 M.デムーロ(56.0)
 武英智(栗東)

⑮エンヤラヴフェイス
 牡2 / 黒鹿
 (1,1,0,1)
 幸英明(56.0)
 森田直行(栗東)

⑯アスクワンタイム
 牡2 / 鹿
 (2,1,0,1)
 岩田望来(56.0)
 梅田智之(栗東)

⑰シュトラウス
 牡2 / 黒鹿
 (2,0,1,0)
 T.マーカンド(56.0)
 武井亮(美浦)

🐴💬MyPOG馬
②ミルテンベルク
⑯アスクワンタイム
⑰シュトラウス
出走予定~👍
⑰シュトラウスは軸になるかな❔

【朝日杯FS(過去10年のレース結果)】https://umanity.jp/sp/racedata/graderace/0012/past_result.php

朝日杯FS2021
第73回 朝日杯FS G1
2021年12月19日(日)
阪神11R 芝1600m
1着:⑨ドウデュース
2着:④セリフォス
3着:⑦ダノンスコーピオン

朝日杯FS2022
第74回 朝日杯FS G1
2022年12月18日(日)
阪神11R 芝1600m
1着:②ドルチェモア
2着:⑫ダノンタッチダウン
3着:⑭レイベリング

🐴💬
コレでちょっと気付いた事は
ダノンさんトコが2年連続
着内って事で今年(2023年)の
⑧ダノンマッキンリーも
1~3着圏内かなぁ~😔
2年連続「ド」の頭文字馬が
1着だったけど
今年は不在・・・。
③ジャンタルマンタル
⑩バンドシェル
⑭ジューンテイクの頭文字が
濁点「゛」馬とか☑しとく❔

【朝日杯FS(データ分析とレース傾向)】
https://umanity.jp/sp/racedata/graderace/0012/race_data_analyze.php

🐴💬
前走から中2~9週の間隔で臨み
「詰めすぎずあきすぎず」の
ローテーションを選択した馬が
好結果を残す傾向にあるとの事だけど
⑥セットアップの3ヶ月は空き過ぎ❔
ギリギリ❔

🐴💬
なんだか
⑰シュトラウス
③ジャンタルマンタル
⑧ダノンマッキンリーの
頭文字を取って
『支持だ!』サイン馬券が
発生しちゃったよ(笑)
⑰「シ」ュトラウス
③「ジ」ャンタルマンタル
⑧「ダ」ノンマッキンリー
三連複③-⑧-⑰BOX買っとく❔
MyPOG馬だけど
②ミルテンベルクと
⑯アスクワンタイムの
出番は無いかなぁ~😅💦
一応、複勝で買うか
どうしようかなぁ~🙍

【関連日記📝】
2023年朝日杯
フューチュリティステークス予想②
https://umanity.jp/sp/home/view_diary.php?id=66c5bc918b&owner_id=35f92588d5
   

 オッズの魔法つかい 2023年12月10日() 09:00
川田騎手と阪神JF
閲覧 100ビュー コメント 0 ナイス 1

今日の阪神GⅠのJFに川田騎手が騎乗予定無しで検索したら、なんと今日は香港GⅠレースの3レースに
騎乗予定でした。

レース レース名 騎乗馬 着順 馬主 厩舎 映像
5R 香港スプリント(G1)
芝1200m ジャスパークローネ 加藤和夫 森秀行

7R 香港マイル(G1)
芝1600m セリフォス G1レーシング 中内田充

8R 香港C(G1)
芝2000m プログノーシス 社台レースホース 中内田

川田騎手にとっては国内だけに留まらずに今や世界への視点も重要だと理解ですね。

[もっと見る]

 ユウキ先生 2023年12月10日() 07:49
☆香港マイル(結論)☆
閲覧 73ビュー コメント 0 ナイス 5

香港マイル予想します(*^^*)

◎ゴールデンシックスティ

○セリフォス

▲ビューティーエターナル

△ビューティージョイ

✕ソウルラッシュ

です(^^)

[もっと見る]

⇒もっと見る

セリフォスの掲示板

コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。

コメント一覧
7:
  HELPRO   フォロワー:2人 2023年11月19日() 15:56:33
今回は順当な実力負け。川田に責任なし。叩けなかった時点でこの敗戦は予想通り。
6:
  HELPRO   フォロワー:2人 2022年10月22日() 15:57:56
ダノンが斤量差があったので届いたが藤岡の騎乗は全く褒められたもんじゃない。大事な馬なのでこの鞍上に任せるなど以ての外。一日も早く愚兄を降ろす事を求む!
5:
  HELPRO   フォロワー:2人 2022年6月5日() 15:54:29
中内田厩舎の鞍上人選ミスが兎に角痛い。下手な乗り役に任せた中内田厩舎の全てミス。叩いての臨戦も軽量挑戦も全て鞍上が台無しにした痛い4着。
藤岡佑介、君は本当に調教師の息子か?康太の方が何億倍もマシ。コラムでも書いて一生乗らない事を勧める!

⇒もっと見る

セリフォスの写真

セリフォスの厩舎情報 VIP

2023年11月19日マイルチャンピオンS G18着
厩舎の
自信
厩舎の
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。

セリフォスの取材メモ VIP

2023年11月19日 マイルチャンピオンS G1 8着
レース短評 こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。
レース後
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。


レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。