ダイワメジャー(競走馬)

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ダイワメジャー
ダイワメジャー
写真一覧
抹消  栗毛 2001年4月8日生
調教師上原博之(美浦)
馬主大城 敬三
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績28戦[9-4-5-10]
総賞金100,223万円
収得賞金32,000万円
英字表記Daiwa Major
血統 サンデーサイレンス
血統 ][ 産駒 ]
Halo
Wishing Well
スカーレットブーケ
血統 ][ 産駒 ]
ノーザンテースト
スカーレツトインク
兄弟 ダイワスカーレットグロリアスサンデー
市場価格
前走 2007/12/23 有馬記念 G1
次走予定

ダイワメジャーの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
07/12/23 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 162415.263** 牡6 57.0 M.デムー上原博之 538
(+10)
2.34.2 0.636.4⑧⑦⑧④マツリダゴッホ
07/11/18 京都 11 マイルCS G1 芝1600 18483.811** 牡6 57.0 安藤勝己上原博之 528
(-2)
1.32.7 -0.034.5スーパーホーネット
07/10/28 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 167145.639** 牡6 58.0 安藤勝己上原博之 530
(+2)
1.59.3 0.935.4⑤⑥⑥メイショウサムソン
07/10/07 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 14111.813** 牡6 59.0 安藤勝己上原博之 528
(+12)
1.44.5 0.334.8チョウサン
07/06/24 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 186117.0512** 牡6 58.0 安藤勝己上原博之 516
(-16)
2.15.8 3.439.8⑦⑥⑦⑥アドマイヤムーン
07/06/03 東京 11 安田記念 G1 芝1600 18124.421** 牡6 58.0 安藤勝己上原博之 532
(--)
1.32.3 -0.034.4④④コンゴウリキシオー
07/03/31 アラ 6 ドバイDF G1 芝1777 16--------3** 牡6 57.0 安藤勝己上原博之 --0000 ------アドマイヤムーン
06/12/24 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 144515.133** 牡5 57.0 安藤勝己上原博之 532
(+6)
2.32.5 0.635.3ディープインパクト
06/11/19 京都 11 マイルCS G1 芝1600 185102.311** 牡5 57.0 安藤勝己上原博之 526
(-2)
1.32.7 -0.135.1ダンスインザムード
06/10/29 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 177147.041** 牡5 58.0 安藤勝己上原博之 528
(+2)
1.58.8 -0.135.2スウィフトカレント
06/10/08 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 168166.431** 牡5 58.0 安藤勝己上原博之 526
(-6)
1.45.5 -0.034.5ダンスインザムード
06/06/25 京都 11 宝塚記念 G1 芝2200 134425.644** 牡5 58.0 四位洋文上原博之 532
(-2)
2.14.1 1.136.7ディープインパクト
06/06/04 東京 11 安田記念 G1 芝1600 18115.824** 牡5 58.0 安藤勝己上原博之 534
(+4)
1.33.1 0.534.8ブリッシュラック
06/04/15 阪神 11 マイラーズC G2 芝1600 118111.811** 牡5 58.0 安藤勝己上原博之 530
(-4)
1.36.2 -0.134.7ダンスインザムード
06/02/26 中山 11 中山記念 G2 芝1800 12112.112** 牡5 58.0 M.デムー上原博之 534
(+10)
1.49.7 0.836.3バランスオブゲーム
05/11/20 京都 11 マイルCS G1 芝1600 1861213.042** 牡4 57.0 C.ルメー上原博之 524
(+4)
1.32.1 0.034.9ハットトリック
05/10/09 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 17234.615** 牡4 58.0 横山典弘上原博之 520
(-8)
1.47.0 0.533.8サンライズペガサス
05/07/31 新潟 11 関屋記念 G3 芝1600 186112.712** 牡4 57.0 横山典弘上原博之 528
(0)
1.32.4 0.133.6④⑤サイドワインダー
05/06/05 東京 11 安田記念 G1 芝1600 18236.828** 牡4 58.0 柴田善臣上原博之 528
(+8)
1.32.8 0.535.0⑥⑤アサクサデンエン
05/04/03 中山 11 ダービー卿T G3 芝1600 16355.831** 牡4 57.5 柴田善臣上原博之 520
(0)
1.32.3 -0.334.5チアズメッセージ

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ダイワメジャーの関連ニュース

種牡馬成績としてはディープインパクトが頭ひとつ抜けた存在となっており、同産駒は秋華賞最多となる5勝を挙げるほか、産駒初出走からラストクロップの13年間(2011~2023年)で連対できなかった年は2011、2017、2022、2023年の4回に限られる。今後は“ディープインパクト系”として、どういった系譜を紡いでいくのか注目だろう。

また、機動力を問われる内回りコースで施行されることを考慮すると、キングカメハメハクロフネ、Machiavellianなどの血を引くマイラーのスピードが欠かせない。とくにキングカメハメハはNureyevの活力としても申し分なく、阪神芝2000mで施行された2021~2022年を含め、2015年以降はNureyevを保持する馬の連勝が続いている。

ビップデイジーは、父サトノダイヤモンド×母ローズベリル(母の父キングカメハメハ)。父は好相性を示すディープインパクトの直仔で、現役時には2016年菊花賞など京都競馬場で4勝を挙げた巧者だった。この「父×母の父」の組み合わせは2021年の勝ち馬アカイトリノムスメを想起させるが、昨年の勝ち馬チェルヴィニアとも共通する母の父、マイラー色の強い母系の血統構成にもいいイメージを描ける。自身の京都実績を考えても侮れない。

セナスタイルは、父ソットサス×母ヌーヴォレコルト(母の父ハーツクライ)。父はSiyouni~Pivotal~Polar Falcon~Nureyevと遡る父系。本馬は2代母の父スピニングワールドがNureyev直仔であることも興味深く、父系と母系の双方から同血脈を保持する血統構成を評価しやすい。また、母が2014年秋華賞で勝ち馬とタイム差なし、クビ差2着で入線していた血統背景も申し分なく、昨年は近親ラヴァンダも13番人気4着と健闘していた。

テレサは、父アドマイヤマーズ×母タムニア(母の父Nathaniel)。父はダイワメジャー直仔、母の父はGalileo~Sadler's Wellsと遡るため、「父×母の父」の血統構成は2019年に10番人気3着と高配当を演出したシゲルピンクダイヤに似る。なお、父系祖父ダイワメジャーは、2007年の勝ち馬ダイワスカーレットの半兄にあたることも覚えておきたい。本馬はMachiavellianを意識した配合もよく、そのイメージどおりの機動力にも太鼓判を押せる。


【血統予想からの注目馬】
ビップデイジー ⑬セナスタイル ⑧テレサ

【中京2歳S2025】血統アナリシス Tale of the Catの直系を中心にStorm Catの血を引く馬の動向に注目 2025年8月30日() 12:00

2025年が第1回となる新設重賞なので、当面のあいだは2012年以降に中京芝1400mで施行された2歳戦の結果も参考にしたい。なお、2012~2013年には同名の2歳・オープン特別が行われていたものの、あくまでも本競走の前身は小倉2歳ステークスとなっている。

まず、クラスの格を問わずに好走率・回収率が高値で安定しているのがStorm Catの直系。Tale of the Cat産駒のエーシントップ(2012年中京2歳ステークス)、ミスターメロディ産駒のスリールミニョン(2024年ききょうステークス)がオープン勝ちを果たしており、直近ではTale of the Cat系種牡馬のドレフォンも平場戦で幅をきかせている。

ほか、特別競走でパフォーマンスを上げているのがダイワメジャーの直系で、1勝クラスのつわぶき賞では、2020年1着カイトゲニー(父カレンブラックヒル)、2024年1着ルージュラナキラ(父アドマイヤマーズ)など、ダイワメジャーの後継種牡馬が存在感を放つ。

スターアニスは、父ドレフォン×母エピセアローム(母の父ダイワメジャー)。ドレフォン~Gio Ponti~Tale of the Catと遡る父系で、今年のメンバーでは唯一のStorm Cat直系。同産駒は中京芝1400mの特別戦におけるデータこそ少ないものの、平場戦での実績を考えれば、早々に結果を出しても不思議はないはず。母の父にダイワメジャーが配されていることも興味深く、母が11年小倉2歳Sの勝ち馬であることも覚えておきたいポイントだ。

マイケルバローズは、父ロードカナロア×母アルーリングハート(母の父ダイワメジャー)。本馬も好相性を示すダイワメジャーが母の父であることに惹かれるが、3代母アルーリングアクトが99年小倉3歳S、2代母アルーリングボイスが05年小倉2歳の勝ち馬、とレース自体に所縁ある母系の血筋も特筆に値するだろう。ロードカナロアを介してStorm Catを内包する血統構成もよく、すでに中京芝1400mで自身の勝利実績があることも心強い。


【血統予想からの注目馬】
スターアニス ②マイケルバローズ


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【新潟2歳S2025】血統アナリシス ダイワメジャーとフジキセキの産駒が活躍、ノーザンテースト内包馬も毎年上位争い 2025年8月23日() 12:00

芝1600m戦となった2002年以降、種牡馬として最多タイの3勝を記録するのが、ダイワメジャー(2017年フロンティア、2021年セリフォス、2023年アスコリピチェーノ)とフジキセキ(2002年ワナ、2007年エフティマイア、2009年シンメイフジ)。とくに前者は晩年の産駒が新潟2歳ステークスで活躍し、勝ち馬3頭のうち2頭はのちにG1タイトルまで手中に収めている。

ほか、ノーザンテースト内包馬も毎年上位を賑わせており、2006年2着マイネルーチェ(11番人気)、2009年2着フローライゼ(15番人気)、2015年2着ウインファビラス(12番人気)、2018年3着スティルネス(8番人気)、2019年3着ビッククインバイオ(8番人気)、2023年2着ショウナンマヌエラ(10番人気)など、人気薄で馬券圏内に激走した馬の多くが該当。前述したダイワメジャーにおいても、母の父がノーザンテーストであることはポイントといえるだろう。

フォトンゲイザーは、父アドマイヤマーズ×母マイネノンノ(母の父タイキシャトル)。好相性を示すダイワメジャーの直系で、同産駒は初年度からエンブロイダリー桜花賞を制するなど、幸先のいいスタートを切っている。本馬においては、父系のGlorious Song、母系のDevil's Bagを介してBalladeの血を引くことも興味深く、2022年キタウイング、2021年セリフォス、2020年ショックアクションほか、多くの勝ち馬とも共通点を見出しやすい。

フェスティバルヒルは、父サートゥルナーリア×母ミュージアムヒル(母の父ハーツクライ)。同じ「母の父」となる馬には、2018年1着ケイデンスコール、2024年2着コートアリシアンが挙げられるが、後者においては同じサートゥルナーリア産駒であり、前者もロードカナロア産駒なので、どちらも血統構成はかなり似ていることになる。母系でノーザンテーストを内包する配合もよく、ミュージアムマイルの半妹とあれば資質も申し分ない。


【血統予想からの注目馬】
フォトンゲイザー ④フェスティバルヒル


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【七夕賞の注目点】シリウスコルト重賞連勝なるか 戸崎圭太騎手はドゥラドーレスで連覇&最多5勝目を狙う 2025年7月8日(火) 16:09

★重賞連勝を目指すシリウスコルトが登録 連覇狙う戸崎圭太騎手はドゥラドーレスに騎乗予定

七夕賞に登録しているシリウスコルト(牡4歳、美浦・田中勝春厩舎)は、デビューから管理していた宗像義忠調教師の引退に伴い、今年の3月5日からは新規開業の田中勝春調教師が管理している。同馬は転厩以降、六甲S2着、福島民報杯1着、新潟大賞典1着と好走を続けており、新潟大賞典田中勝春調教師にとってもJRA重賞初勝利となった。シリウスコルトは、トップハンデの58.5キロを背負うが、前走に続いて重賞を制すことができるだろうか。同馬には引き続き古川吉洋騎手が騎乗する予定。なお、田中勝春調教師は騎手時代に七夕賞で3勝を挙げている。

また、岡部幸雄元騎手と並び歴代最多タイの七夕賞4勝を挙げている戸崎圭太騎手は、今年の七夕賞ではエプソムC2着のドゥラドーレス(牡6歳、美浦・宮田敬介厩舎)に騎乗する予定だ。戸崎騎手はレッドラディエンスに騎乗して昨年の七夕賞を制しているが、今年も七夕賞を勝って単独トップの同レース5勝目を挙げることができるだろうか。

★JRA全10場重賞制覇がかかるダイワメジャー産駒 福島初参戦のマテンロウオリオンに注目

種牡馬ダイワメジャーには、産駒のJRA全10場重賞制覇がかかる。ダイワメジャー産駒はJRA重賞通算55勝を挙げているが、福島では延べ26頭が出走して2012年ラジオNIKKEI賞での2着(ヤマニンファラオ)が最高成績となっている。13日に実施される七夕賞には、ダイワメジャー産駒のマテンロウオリオン(牡6歳、栗東・昆貢厩舎)が登録しているが、勝利を挙げることができるだろうか。同馬には横山典弘騎手が騎乗する予定。なお、マテンロウオリオンは通算29戦目にして福島初参戦となり、七夕賞に出走すればJRA全10場で重賞に出走することになる。

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【特報! POGニュース】~'25 第3回 入札分析~ 2025年6月12日(木) 16:00

先週からJRAは夏季競馬に突入し、新シーズン「ウマニティPOG 2025」も本格始動。開幕週の新馬を制したのは、ディバインウインドストロベリームーンの2023)、チュウワカーネギー(デックドアウトの2023)、ダノンヒストリー(コーステッドの2023)、パープルガーネット(コーディエライトの2023)、ファムマルキーズ(ダイワダッチェスの2023)でした。獲得していた仮想オーナーの皆様、おめでとうございます。

ちなみに、勝った5頭は単勝2番人気以内かつ単勝オッズ3倍以下と、高い支持に応えるかたちでした。ダノンヒストリーは、セレクトセール落札額3億9000万円(税抜)の高額馬。東京芝1800mの走破時計1:46.8は、今年のダービー馬クロワデュノールの新馬戦より0.1秒遅いだけ。初戦から高いパフォーマンスを見せています。

今回は、進行中の第2回入札や来週以降の入札に向けた指針とすべく、第1回入札の結果やその周辺情報を分析してみました。「ウォッチリスト件数」はいずれも第1回入札時点(2025/6/6 12:00更新分)のものとなります。

本稿の末尾には、「注目POG馬ランキング(「2025/6/6 12:00更新分」)」トップ100にランクインした馬と、該当馬の性・種牡馬・生産者・調教師をまとめましたので、こちらも参考にしてみてください。

なお、種牡馬別・生産者別・調教師別の頭数ランキング上位は下記のとおりです。

【種牡馬別頭数ランキング】
エピファネイア 22頭
キタサンブラック 16頭
コントレイル 11頭
キズナ 10頭
サートゥルナーリア 8頭
モーリス  6頭
ドレフォン 3頭
ロードカナロア 3頭
インディチャンプ 2頭
アドマイヤマーズ 2頭
リアルスティール 2頭
Into Mischief 2頭
スワーヴリチャード 2頭
ハービンジャー 1頭
リオンディーズ 1頭
シルバーステート 1頭
アルアイン 1頭
ダイワメジャー 1頭
サトノダイヤモンド 1頭
Kingman 1頭
Cracksman 1頭
ベンバトル 1頭
Gun Runner 1頭
Frankel 1頭
クリソベリル 1頭

【生産者別頭数ランキング】
ノーザンファーム 77頭
社台ファーム 6頭
三嶋牧場 2頭
社台コーポレーション白老ファーム 2頭
下河辺牧場 2頭
追分ファーム 2頭
坂東牧場 1頭
Orpendale/Chelston/Wynatt & Westerberg Ireland ULC 1頭
ダーレー・ジャパン・ファーム 1頭
村田牧場 1頭
ケイアイファーム 1頭
ノースヒルズ 1頭
ヤナガワ牧場 1頭
岡田スタッド 1頭
長谷川牧場 1頭
レイクヴィラファーム 1頭

【調教師別頭数ランキング】
中内田充 9頭
友道康夫 8頭
木村哲也 8頭
田中博康 8頭
杉山晴紀 7頭
堀宣行 5頭
斉藤崇史 5頭
宮田敬介 4頭
福永祐一 4頭
森一誠 3頭
高野友和 3頭
矢作芳人 3頭
手塚貴久 2頭
萩原清 2頭
国枝栄 2頭
松下武士 2頭
黒岩陽一 2頭
清水久詞 2頭
須貝尚介 2頭
武幸四郎 2頭
池添学 2頭
蛯名正義 2頭
上村洋行 2頭
栗田徹 2頭
大久保龍 2頭
奥村武 1頭
橋口慎介 1頭
林徹 1頭
四位洋文 1頭
安田翔伍 1頭
藤原英昭 1頭
武井亮 1頭
上原佑紀 1頭

種牡馬別頭数ランキングは、昨年に引き続きエピファネイアが単独トップ。昨年単独2位だったドゥラメンテは現3歳世代がラストクロップとなり、4位だったキタサンブラックが2位へランクアップしています。POG 2024シーズンでは、産駒のクロワデュノールがG1・2勝を挙げました。

新種牡馬では、コントレイルが人気です。なかでも、コニーアイランドヤンキーバローズの2023)は、ウォッチリスト件数265件(2位)とかなりの人気を集めています。コントレイルは20年の牡馬三冠馬、半姉に23年の三冠牝馬リバティアイランドをもつ超良血馬だけに、青田買いも頷けるところ。4月23日にゲート試験に合格し、デビューが待ち遠しい1頭です。

生産者別頭数ランキングは、ノーザンファームが圧倒的な支持を集めていました。長らく種牡馬項目の中心だったディープインパクトキングカメハメハに加え、新興勢力の一角だったドゥラメンテも今年から不在。勢力図は不安定なままですから、実績あるブリーダーが一本被りになるも納得といったところでしょうか。

調教師別頭数ランキングで首位に立ったのは中内田充正調教師。昨年と同じく単独トップとなりました。ただ、昨年は2位に4頭差をつけていたのに対し、今年は1頭とその差は縮まり、2位には木村哲也調教師、友道康夫調教師、田中博康調教師が並ぶ結果となりました。木村哲也調教師、友道康夫調教師は昨年も2位でしたが、田中博康調教師は昨年7位、また杉山晴紀調教師も昨年7位から今年5位へと上昇。昨年、今年と好成績を収める調教師の手腕が評価されています。

「注目POG馬ランキング( 〃 )」でトップに君臨しているサラキアの2023は、田中博康調教師が管理するノーザンファーム生産馬で、エピファネイア産駒の牡馬。ウォッチリスト件数は278件でした。スペシャルワールドの獲得成功者はざーやんさんで、落札価格は3億3300万PPでした。そのほか、各ワールドでも高額入札が目立っています。

「注目POG馬ランキング( 〃 )」2位は前述したヤンキーローズの2023、3位はピノの2023。どちらもノーザンファーム生産馬、前者はコントレイル産駒で中内田充正厩舎の管理馬、後者はキタサンブラック産駒で友道康夫厩舎の管理馬です。各々ウォッチリスト件数は265件、231件でした。スペシャルワールドにおいては、ヤンキーローズの2023をむーたんにゃんさんが2億7000万PP、ピノの2023を四白流星タイテエムさんが4億8000万PPで落札されています。


【注目POG馬ランキング(「2025/6/6 12:00更新分」)トップ100】
●順位 馬(性/種牡馬/生産者/調教師)

●1位サラキアの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/田中博康
●2位ヤンキーローズの2023(牝/コントレイル/ノーザンファーム/中内田充)
●3位ピノの2023(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/友道康夫
●4位リリーノーブルの2023(牡/キズナ/ノーザンファーム/手塚貴久
●5位グランアレグリアの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/木村哲也
●6位コーステッドの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/堀宣行
●7位シャトーブランシュの2023(牝/キタサンブラック/ノーザンファーム/木村哲也
●8位クロノジェネシスの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/斉藤崇史
●9位ノームコアの2023(牝/キズナ/ノーザンファーム/萩原清
●10位ロカの2023(牝/インディチャンプ/ノーザンファーム/木村哲也
●11位フォエヴァーダーリングの2023(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/国枝栄
●12位アロマティコの2023(牡/ドレフォン/ノーザンファーム/木村哲也
●13位キラーグレイシスの2023(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/堀宣行
●14位チェッキーノの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/松下武士
●14位チェリーコレクトの2023(牝/キタサンブラック/ノーザンファーム/黒岩陽一
●16位アドマイヤマリンの2023(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/清水久詞
●17位アルミレーナの2023(牡/モーリス/ノーザンファーム/宮田敬介
●18位ブチコの2023(牝/モーリス/ノーザンファーム/須貝尚介
●19位ライジングクロスの2023(牡/キタサンブラック/坂東牧場/ 奥村武
●20位ミカリーニョの2023(牡/ハービンジャー/ノーザンファーム/須貝尚介
●21位アーモンドアイの2023(牡/モーリス/ノーザンファーム/国枝栄
●22位サラーブの2023(牝/キタサンブラック/ノーザンファーム/宮田敬介
●23位コンヴィクション2の2023(牡/コントレイル/ノーザンファーム/ 福永祐一
●24位ラルケットの2023(牡/リオンディーズ/ノーザンファーム/武幸四郎
●25位ジューヌエコールの2023(牝/アドマイヤマーズ/ノーザンファーム/森一誠
●26位ティールグリーンの2023(牡/リアルスティール/ノーザンファーム/高野友和
●27位ファディラーの2023(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/友道康夫
●28位ウィクトーリアの2023(牡/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/宮田敬介
●28位シユーマの2023(牡/コントレイル/ノーザンファーム/木村哲也
●30位ウィンターコスモスの2023(牝/キタサンブラック/ノーザンファーム/中内田充)
●30位モアナの2023(牡/コントレイル/ノーザンファーム/中内田充)
●32位スキアの2023(牝/エピファネイア/社台ファーム/中内田充)
●33位サークリング2の2023(牡/キズナ/三嶋牧場/斉藤崇史
●33位リスグラシューの2023(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/矢作芳人
●35位デルフィニア2の2023(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/友道康夫
●35位マラコスタムブラダの2023(牡/キズナ/ノーザンファーム/松下武士
●37位ミスエーニョの2023(牡/リアルスティール/ノーザンファーム/森一誠
●38位セリエンホルデの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/橋口慎介
●39位Mary's Folliesの2023(牡/Into Mischief/ Orpendale/Chelston/Wynatt & Westerberg Ireland ULC/堀宣行
●39位サロミナの2023(牝/キズナ/ノーザンファーム/池添学
●39位シンハライトの2023(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/斉藤崇史
●39位ダストアンドダイヤモンズの2023(牝/シルバーステート/ノーザンファーム/友道康夫
●39位ラヴズオンリーユーの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/矢作芳人
●44位ウーマンズハートの2023(牝/ロードカナロア/ダーレー・ジャパン・ファーム/中内田充)
●45位アンドラステの2023(牡/サートゥルナーリア/社台コーポレーション白老ファーム/中内田充)
●46位アメージングムーンの2023(牡/キタサンブラック/村田牧場/田中博康
●46位ホームカミングクイーンの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/杉山晴紀
●48位インフレキシビリティの2023(牡/キタサンブラック/社台コーポレーション白老ファーム/杉山晴紀
●48位ストロベリームーンの2023(牡/スワーヴリチャード/社台ファーム/堀宣行
●50位カルティカの2023(牡/コントレイル/社台ファーム/田中博康
●51位サロニカの2023(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/武幸四郎
●52位シーズアタイガーの2023(牝/コントレイル/ノーザンファーム/中内田充)
●53位アスコルティの2023(牝/キタサンブラック/ノーザンファーム/萩原清
●53位プリモシーンの2023(牝/ロードカナロア/ノーザンファーム/中内田充)
●55位サマーハの2023(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/蛯名正義
●56位スカイダイヤモンズの2023(牝/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/手塚貴久
●56位パッシングスルーの2023(牡/アルアイン/ノーザンファーム/中内田充)
●58位ピクシーホロウの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/福永祐一
●59位ブルークランズの2023(牝/ダイワメジャー/ノーザンファーム/杉山晴紀
●59位ミスベジルの2023(牡/キズナ/ノーザンファーム/ 木村哲也
●61位ブルーミングアレーの2023(牡/コントレイル/社台ファーム/友道康夫
●62位インディアナギャルの2023(牡/コントレイル/ケイアイファーム/杉山晴紀
●62位ジョリーオリンピカの2023(牡/Into Mischief/下河辺牧場/ 田中博康
●62位フォローアドリームの2023(牝/コントレイル/ノースヒルズ/木村哲也
●62位マンビアの2023(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/斉藤崇史
●62位ルミナスパレードの2023(牡/サトノダイヤモンド/ノーザンファーム/林徹
●67位フローレスマジックの2023(牝/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/木村哲也
●68位アルビアーノの2023(牡/インディチャンプ/ノーザンファーム/田中博康
●68位イカットの2023(牡/Kingman/ノーザンファーム/上村洋行
●68位シュガーハートの2023(牡/コントレイル/ヤナガワ牧場/清水久詞
●68位ラヴズオンリーミーの2023(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/矢作芳人
●72位ガリレオズソングの2023(牡/コントレイル/下河辺牧場/福永祐一
●72位ジェンティルドンナの2023(牝/ドレフォン/ノーザンファーム/斉藤崇史
●72位ラドラーダの2023(牡/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/田中博康
●75位サザンスターズの2023(牝/エピファネイア/社台ファーム/杉山晴紀
●76位ミュージアムヒルの2023(牝/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/四位洋文
●77位コーディエライトの2023(牝/モーリス/ノーザンファーム/森一誠
●77位ドリームアンドドゥの2023(牡/ロードカナロア/ノーザンファーム/友道康夫
●77位ワンダーオブリップスの2023(牡/キズナ/追分ファーム/友道康夫
●80位Rue Renanの2023(牡/Cracksman/Yeomanstown Lodge Stud/上村洋行
●80位エピセアロームの2023(牝/ドレフォン/ノーザンファーム/高野友和
●80位メーヴェの2023(牝/ベンバトル/岡田スタッド/栗田徹
●83位ワッツダチャンセズの2023(牝/キタサンブラック/追分ファーム/福永祐一
●84位ピンクサンズの2023(牡/Gun Runner/三嶋牧場/杉山晴紀
●85位コントラチェックの2023(牝/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/蛯名正義
●85位マジックアティテュードの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/安田翔伍
●87位ミッキークイーンの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/堀宣行
●88位アウィルアウェイの2023(牡/キズナ/ノーザンファーム/高野友和
●88位コンペティションオブアイデアズの2023(牡/エピファネイア/社台ファーム/藤原英昭
●88位シークレットスパイスの2023(牝/キズナ/ノーザンファーム/黒岩陽一
●88位デアリングバードの2023(牝/エピファネイア/長谷川牧場/杉山晴紀
●88位ファンスターの2023(牡/キズナ/ノーザンファーム/ノーザンファーム)
●88位ベルスリーブの2023(牝/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/武井亮
●94位アドマイヤリードの2023(牝/サートゥルナーリア/ノーザンファーム/栗田徹
●94位クールサンバの2023(牝/Frankel/ノーザンファーム/池添学
●94位デックドアウトの2023(牡/モーリス/レイクヴィラファーム/大久保龍)
●94位マーブルケーキの2023(牡/モーリス/ノーザンファーム/上原佑紀
●98位スマートレイアーの2023(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/大久保龍)
●98位パシオンルージュの2023(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/友道康夫
●98位パリスビキニの2023(牡/クリソベリル/ノーザンファーム/宮田敬介
●98位プティフォリーの2023(牝/アドマイヤマーズ/ノーザンファーム/田中博康

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【新馬戦スペシャリストくりーく厳選 今週の注目新馬】オラヴィンリンナやザタイムハズカム、リアライズシリウスら計6頭をピックアップ 2025年6月9日(月) 13:30

6月14日(土)、6月15日(日)に行われる新馬戦に出走予定の馬から、調教内容が良かった注目馬について取り上げていく。

▼6月14日(土)函館5R・芝1000m
カイショー(牝)
【馬名の意味・由来】人名愛称
スワーヴリチャード
母アルモニカ 母父ロードカナロア
栗東・長谷川浩大厩舎

≪調教内容≫
3月21日にゲート試験を合格。5月に入って栗東坂路で時計を出し始めると、いきなり終い好時計をマークし併せ馬でも先着。その後の2週は坂路で終い11秒台とさらに良い時計を出しており、スピード感があって仕上がりも早い。
函館移動前の追い切りでは池添騎手が騎乗して一杯に追われて好時計で先着、とここでほぼ仕上がっており、函館での1週前追い切りでは馬なりで軽めの調整も併せ馬では先着。残り1週で輸送の疲れが取れれば万全の状態で出走できる。


▼6月14日(土)阪神5R・芝・内1200m
カガラプンツェル(牝)
【馬名の意味・由来】冠名+草(ハーブ)の名前
タワーオブロンドン
母ラブミーダイヤ 母父ダイワメジャー
栗東・安達昭夫厩舎

≪調教内容≫
5月2日にゲート試験を合格し、その翌週からは水曜、日曜と週2本坂路で速い時計を出してきた。追われるごとに時計を詰めており併せ馬でも4週連続先着と内容が良い。
2週前、1週前には坂路で終い12秒台前半の時計も出るようになり、仕上げの良い状態までもってきた。


▼6月14日(土)東京5R・芝1600m
オラヴィンリンナ(牝)
【馬名の意味・由来】フィンランドのサヴォンリンナにある城名。母名、姉名より連想。
父シルバーステート
母サイマー 母父Zoffany
栗東・吉岡辰弥厩舎

≪調教内容≫
4月4日にゲート試験を合格。5月中旬から坂路を中心に時計を出し始め、入念な乗り込みで本数多く追い切られた。
土曜追いの吉岡厩舎の馬で3週前、2週前はCWを長めから3頭併せで終い好時計、1週前は坂路で強めに追われて好時計で先着と仕上がりは良い。


▼6月15日(日)函館5R・芝1200m
アニマレイ(牡)
【馬名の意味・由来】魂(ラテン語)+光線
父ニューイヤーズデイ
母ガルデルスリール 母父ダイワメジャー
栗東・須貝尚介厩舎

≪調教内容≫
4月下旬から栗東坂路で乗り出して5月1日にゲート試験を合格。その後も引き続き栗東での調整でCW、坂路、CWと3週連続で強めに追われて終い好時計、とほぼ栗東で仕上げて函館に移動。
函館移動後もこれまで3本時計を出しており、1週前の追い切りでは古馬に遅れたものの先行して大きく離された訳でもなく問題ない。
毎年北海道開催で好成績の須貝厩舎が今年はこの馬で幸先の良いスタートを切る。


▼6月15日(日)阪神5R・芝1800m
ザタイムハズカム(牝)
【馬名の意味・由来】時機到来。母名より連想
キタサンブラック
母ワッツダチャンセズ 母父Diamond Green
栗東・福永祐一厩舎

≪調教内容≫
3月下旬に入厩してから坂路で軽めに調整され、4月4日にゲート試験を合格。その後は一旦放牧に出して5月下旬に戻ってくると、最初の追い日にはCWを3頭併せで前を追いかける形の内容で、終い馬なりで伸びて好時計で併入。
翌週の1週前追い切りでは川田騎手が騎乗して終い追われると、抜群の伸び脚で併走馬を一瞬で突き放し抜群の伸び脚。
トレセンでの乗り込み本数は少ないものの、牧場でしっかり仕上げてきての内容で、素質馬が揃うG1レース当日のここに牝馬で出走してくるだけに期待は大きい。


▼6月15日(日)東京5R・芝1600m
リアライズシリウス(牡)
【馬名の意味・由来】冠名+恒星名(太陽以外でいちばん明るい星)
父ポエティックフレア
母レッドミラベル 母父ステイゴールド
美浦・手塚貴久厩舎

≪調教内容≫
3月26日にゲート試験を合格。5月中旬にトレセンに戻ると3週連続Wコースで追い切られ、追われるごとに終いの時計が良くなっており順調な仕上がり。
2週前は3頭併せの中で行きたがらないように我慢させる内容で、1週前の追い切りでは内に併せて終い伸ばす内容、と鞍上の指示通りに走れていた。本番でもスムーズな走りが期待できそう。

※「該当馬」「注目馬」は前週時点の情報に基づいて選出しており、特別登録や出馬投票を行わない可能性があります。

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 先週からJRAは夏季競馬に突入し、新シーズン「ウマニティPOG 2023」も本格始動。開幕週の新馬を制したのは、テラメリタテラノヴァの2021)・シュトラウスブルーメンブラットの2021)・アトロルーベンス(キングスローズの2021)・ボンドガール(コーステッドの2021)・バスターコール(デグラーティアの2021)でした。獲得していた仮想オーナーの皆様、おめでとうございます。
 ちなみに、この5頭はいずれも単勝2番人気以内・単勝オッズ4倍未満の支持を集めていた馬。東京競馬場で施行された3レースすべてをD.レーン騎手の騎乗馬が勝ち切っている点も興味深いところです。

 今回は、進行中の第2回入札や来週以降の入札に向けた指針とすべく、第1回入札の結果やその周辺情報を分析してみました。
 本稿の末尾には、注目POG馬ランキング(「2023/06/07 00:00更新」分)トップ100にランクインした馬と、該当馬の性・種牡馬・生産者・調教師をまとめてあります。なお、種牡馬別・生産者別・調教師別の頭数ランキング上位は下記の通りです。

【種牡馬別頭数ランキング】
ドゥラメンテ 11頭
ハーツクライ 9頭
レイデオロ 9頭
ブリックスアンドモルタル 8頭
モーリス 8頭
キズナ 6頭
キタサンブラック 5頭
ルーラーシップ 5頭
エピファネイア 4頭
サトノダイヤモンド 4頭
スワーヴリチャード 4頭
ロードカナロア 4頭
Frankel 3頭
オルフェーヴル 3頭
ハービンジャー 3頭
リアルスティール 3頭

【生産者別頭数ランキング】
ノーザンファーム 78頭
社台ファーム 5頭
社台C白老ファーム 4頭
下河辺牧場 3頭

【調教師別頭数ランキング】
木村哲也 7頭
矢作芳人 6頭
手塚貴久 5頭
須貝尚介 5頭
中内田充正 5頭
堀宣行 4頭
宮田敬介 3頭
高野友和 3頭
国枝栄 3頭
友道康夫 3頭

 調教師別頭数ランキングはJRA所属馬として登録済みの馬のみを対象としておりますのでご了承ください。

 種牡馬別頭数ランキングはドゥラメンテが単独トップ。キングカメハメハディープインパクトの直仔が完全にいなくなったこの世代のPOGでかなりの支持を集めた点は高く評価するべきでしょう。評判の良い産駒はもちろん、現時点ではあまり話題になっていない、手頃な価格で落札できそうな産駒にも注目しておいた方が良いかもしれません。
 あとはブリックスアンドモルタルやレイデオロといった新種牡馬の産駒が人気を集めている点も見逃せないポイント。2023年の日本ダービーを制したタスティエーラサトノクラウンの初年度産駒でしたし、キャリアの浅い種牡馬に対する期待が高まっているように思います。
 生産者別頭数ランキングはノーザンファームの“一強”状態でした。種牡馬の勢力図がどう変わっていくか不透明な分、実績あるブリーダー=ノーザンファームの生産馬が例年以上に信頼されている印象。ここまで人気が集中するなら、過小評価されている他のブリーダーを狙ってみるのもひとつの手ですね。
 調教師別頭数ランキングで首位に立っていたのは木村哲也調教師。第1回で指摘した通り、POG期間の序盤~中盤における勝ち馬率の高さは頭ひとつ抜けていますから、管理予定馬はひと通りチェックしておいた方が良いかもしれません。あとは須貝尚介調教師・手塚貴久調教師・中内田充正調教師・堀宣行調教師・矢作芳人調教師あたりも、重視しているプレイヤーはかなり多い模様。意外な管理予定馬が争奪戦になる可能性もありますので、注意しましょう。

 注目POG馬ランキング(「2023/06/07 00:00更新」分)でトップに君臨しているアイムユアーズの2021は、矢作芳人調教師が管理するノーザンファーム生産馬で、レイデオロ産駒の牡馬。スペシャルワールドで獲得に成功したのはヤクルト一筋さんですが、落札価格は1億0100万PPと、案外お手頃な水準でした。他のワールドも似たような状況でしたから、たとえ予算が心許なくても、入札に参加するだけの価値はあると思います。
 注目POG馬ランキング(「2023/06/07 00:00更新」分)2位はフォースタークルックの2021、3位はドバイマジェスティの2021です。この2頭はいずれもノーザンファーム生産馬のドゥラメンテ産駒。スペシャルワールドにおいては、どちらも昨年のスペシャルワールドで2位となった実績のある四白流星タイテエムさんが落札していました。どのワールドもアイムユアーズの2021よりハイレベルな入札合戦となっていましたし、ノーザンファーム生産馬やドゥラメンテ産駒の注目度を考えても、おそらく実質的な“一番人気”はこの2頭のどちらか。これから獲得を目指すのであれば、入札の金額やタイミングをひと工夫するべきでしょう。

【注目POG馬ランキング(「2023/06/07 00:00更新」分)トップ100】
●順位 馬(性/種牡馬/生産者/調教師)
●1位 アイムユアーズの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/矢作芳人
●2位 フォースタークルックの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/矢作芳人
●3位 ドバイマジェスティの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●4位 サロミナの2021(牝/ハーツクライ/ノーザンファーム/池添学
●5位 リスグラシューの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/※未登録)
●6位 ヤンキーローズの2021(牡/ロードカナロア/ノーザンファーム/※未登録)
●7位 ルールブリタニアの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/中内田充正
●8位 イスパニダの2021(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/杉山晴紀
●9位 アエロリットの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/菊沢隆徳
●10位 チェッキーノの2021(牝/ハービンジャー/ノーザンファーム/木村哲也
●11位 シャトーブランシュの2021(牝/キズナ/ノーザンファーム/木村哲也
●12位 ラルケットの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/須貝尚介
●13位 マニーズオンシャーロットの2021(牝/キタサンブラック/ノーザンファーム/武幸四郎
●14位 モシーンの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/堀宣行
●15位 サンクボヌールの2021(牡/キタサンブラック/社台C白老ファーム/須貝尚介
●16位 コーステッドの2021(牝/ダイワメジャー/ノーザンファーム/手塚貴久
●17位 ブルーメンブラットの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/武井亮
●18位 ヒストリックスターの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/友道康夫
●19位 セルキスの2021(牡/キズナ/ノーザンファーム/※未登録)
●20位 ウェイヴェルアベニューの2021(牝/キズナ/ノーザンファーム/中内田充正
●21位 サンブルエミューズの2021(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/※未登録)
●22位 ジンジャーパンチの2021(牡/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/萩原清
●23位 ロカの2021(牝/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/木村哲也
●24位 アウェイクの2021(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/池江泰寿
●25位 ブリッツフィナーレの2021(牝/ブリックスアンドモルタル/下河辺牧場/中内田充正
●26位 プリンセスロックの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/斉藤崇史
●27位 テラノヴァの2021(牝/ブリックスアンドモルタル/社台ファーム/須貝尚介
●28位 スキアの2021(牡/キズナ/社台ファーム/※未登録)
●29位 ソウルスターリングの2021(牝/ブリックスアンドモルタル/社台ファーム/※未登録)
●30位 エスキモーキセスの2021(牡/ハーツクライ/社台ファーム/※未登録)
●31位 フォエヴァーダーリングの2021(牡/リアルスティール/ノーザンファーム/矢作芳人
●32位 ローザブランカの2021(牡/ルーラーシップ/ノーザンファーム/高野友和
●33位 ユードントラヴミーの2021(牡/オルフェーヴル/ノーザンファーム/杉山晴紀
●34位 ブチコの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/須貝尚介
●35位 コールバックの2021(牡/Frankel/ノーザンファーム/※未登録)
●36位 ラヴズオンリーミーの2021(牡/ハーツクライ/ノーザンファーム/矢作芳人
●37位 シーズアタイガーの2021(牝/ハーツクライ/ノーザンファーム/※未登録)
●38位 ジェンティルドンナの2021(牝/モーリス/ノーザンファーム/※未登録)
●39位 ルミナスパレードの2021(牡/リアルインパクト/ノーザンファーム/木村哲也
●40位 ハルーワスウィートの2021(牝/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/友道康夫
●41位 インクルードベティの2021(牡/ハーツクライ/ノーザンファーム/※未登録)
●42位 カーミングエフェクトの2021(牡/Frankel/ノーザンファーム/木村哲也
●43位 メチャコルタの2021(牝/モーリス/ノーザンファーム/宮田敬介
●44位 セリエンホルデの2021(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●45位 デグラーティアの2021(牡/ルーラーシップ/ノーザンファーム/田村康仁
●46位 キューティゴールドの2021(牡/サトノダイヤモンド/社台C白老ファーム/※未登録)
●47位 アッフィラートの2021(牡/ブリックスアンドモルタル/社台C白老ファーム/堀宣行
●48位 ウィキッドリーパーフェクトの2021(牡/サトノダイヤモンド/ノーザンファーム/池江泰寿
●49位 リッスンの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●50位 サマーハの2021(牡/リアルスティール/ノーザンファーム/※未登録)
●51位 カンデラの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/手塚貴久
●52位 Starlet's Sisterの2021(牡/Siyouni/※外国産馬/矢作芳人
●53位 Waldjagdの2021(牡/Kingman/※外国産馬/矢作芳人
●54位 Stacelitaの2021(牡/Frankel/※外国産馬/※未登録)
●55位 マウレアの2021(牡/レイデオロ/下河辺牧場/手塚貴久
●56位 アールブリュットの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●57位 シーウィルレインの2021(牝/サトノダイヤモンド/ノーザンファーム/※未登録)
●58位 ナスノシベリウスの2021(牡/ブリックスアンドモルタル/ハシモトフアーム/武井亮
●59位 シャンブルドットの2021(牝/スワーヴリチャード/ノーザンファーム/庄野靖志
●60位 ユキチャンの2021(牡/ヘニーヒューズ/ノーザンファーム/宮田敬介
●61位 トータルヒートの2021(牡/ハーツクライ/社台C白老ファーム/※未登録)
●62位 キングスローズの2021(牝/リアルスティール/ノーザンファーム/高野友和
●63位 Impedeの2021(牡/Kingman/※外国産馬/※未登録)
●64位 ロベルタの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/寺島良
●65位 シャルマントの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/※未登録)
●66位 シュガーハートの2021(牡/ドゥラメンテ/ヤナガワ牧場/※未登録)
●67位 アロマドゥルセの2021(牡/ハービンジャー/ノーザンファーム/渡辺薫彦
●68位 レキシールーの2021(牡/ロードカナロア/ケイアイファーム/中内田充正
●69位 リビアーモの2021(牝/エピファネイア/ノーザンファーム/木村哲也
●70位 クロノロジストの2021(牝/レイデオロ/ノーザンファーム/※未登録)
●71位 ミスエーニョの2021(牝/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/※未登録)
●72位 グリューネワルトの2021(牝/ロードカナロア/ノーザンファーム/※未登録)
●73位 ボンジュールココロの2021(牡/ルーラーシップ/ノーザンファーム/高柳大輔
●74位 クリスプの2021(牡/ハーツクライ/ノーザンファーム/※未登録)
●75位 アパパネの2021(牡/ブラックタイド/ノーザンファーム/※未登録)
●76位 ウイングステルスの2021(牡/サトノダイヤモンド/ノーザンファーム/※未登録)
●77位 レッドラヴィータの2021(牡/ブリックスアンドモルタル/ノーザンファーム/手塚貴久
●78位 ベルダムの2021(牡/エピファネイア/ノーザンファーム/音無秀孝
●79位 アニメイトバイオの2021(牝/ブリックスアンドモルタル/ノーザンファーム/須貝尚介
●80位 サトノジュピターの2021(牝/ブリックスアンドモルタル/ノーザンファーム/堀宣行
●81位 チェリーコレクトの2021(牝/キズナ/ノーザンファーム/中内田充正
●82位 デルフィニア2の2021(牝/No Nay Never/ノーザンファーム/国枝栄
●83位 コスモアクセスの2021(牡/キタサンブラック/コスモヴューファーム/畠山吉宏
●84位 スピードリッパーの2021(牡/ルーラーシップ/ノーザンファーム/堀宣行
●85位 カリンバの2021(牝/ハービンジャー/ノーザンファーム/松下武士
●86位 ヴィルジニアの2021(牡/キタサンブラック/ノーザンファーム/※未登録)
●87位 リュズキナの2021(牝/ハーツクライ/ノーザンファーム/国枝栄
●88位 シェリールの2021(牡/ルーラーシップ/ノーザンファーム/稲垣幸雄
●89位 シャンパンルームの2021(牡/キズナ/ノーザンファーム/武幸四郎
●90位 リリサイドの2021(牡/ハーツクライ/ノーザンファーム/※未登録)
●91位 タイキオードリーの2021(牡/キタサンブラック/下河辺牧場/清水久詞
●92位 マイミスリリーの2021(牝/ロードカナロア/レイクヴィラファーム/手塚貴久
●93位 ハニージェイドの2021(牝/ダイワメジャー/追分ファーム/斎藤誠
●94位 ミセスワタナベの2021(牡/オルフェーヴル/ノーザンファーム/木村哲也
●95位 リンフォルツァンドの2021(牡/レイデオロ/ノーザンファーム/松下武士
●96位 ケイティーズハートの2021(牝/サトノクラウン/ノーザンファーム/※未登録)
●97位 ヴァシリカの2021(牡/ドゥラメンテ/ノーザンファーム/国枝栄
●98位 キャレモンショコラの2021(牝/ミッキーアイル/ノーザンファーム/宮田敬介
●99位 オータムフラワーの2021(牡/オルフェーヴル/社台ファーム/友道康夫
●100位 アドマイヤローザの2021(牡/モーリス/ノーザンファーム/高野友和


■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』において「データ分析」のコーナーを担当しているほか、JRAのレーシングプログラム、TCKホームページ、グリーンチャンネル、ニコニコチャンネルなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『ウルトラ回収率 2023-2024』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)など。2023年03月28日には最新刊『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』(ガイドワークス)をリリース。


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2022年6月2日(木) 10:22 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2022) ~第2回ワールド上位者レビュー~
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 先週5月29日のダービーデイをもって、丸一年間に渡る「ウマニティPOG 2021」が終了。各ワールドの最終順位が確定しました。今回は、前シーズンの結果や上位に食い込んだプレイヤーの指名馬をご紹介します。

 ちなみに、現3歳世代の各馬がJRAのレースにおいて獲得した本賞金額ランキングは下記の通りです。

ドウデュース(牡 父ハーツクライ/母ダストアンドダイヤモンズ 友道康夫厩舎) 35400万円
スターズオンアース(牝 父ドゥラメンテ/母サザンスターズ 高柳瑞樹厩舎) 31040万円
ダノンスコーピオン(牡 父ロードカナロア/母レキシールー 安田隆行厩舎) 21200万円
ジオグリフ(牡 父ドレフォン/母アロマティコ 木村哲也厩舎) 21100万円
イクイノックス(牡 父キタサンブラック/母シャトーブランシュ 木村哲也厩舎) 18500万円
アスクビクターモア(牡 父ディープインパクト/母カルティカ 田村康仁厩舎) 13770万円
サークルオブライフ(牝 父エピファネイア/母シーブリーズライフ 国枝栄厩舎) 13390万円
マテンロウオリオン(牡 父ダイワメジャー/母パルテノン 昆貢厩舎) 12690万円
スタニングローズ(牝 父キングカメハメハ/母ローザブランカ 高野友和厩舎) 12640万円
セリフォス(牡 父ダイワメジャー/母シーフロント 中内田充正厩舎) 12400万円
ナムラクレア(牝 父ミッキーアイル/母サンクイーン2 長谷川浩大厩舎) 12130万円
ウォーターナビレラ(牝 父シルバーステート/母シャイニングサヤカ 武幸四郎厩舎) 11930万円
ナミュール(牝 父ハービンジャー/母サンブルエミューズ 高野友和厩舎) 11390万円
ジャングロ(牡 父More Than Ready/母Goodbye Stranger 森秀行厩舎) 10090万円
ダノンベルーガ(牡 父ハーツクライ/母コーステッド 堀宣行厩舎) 10000万円

 複数の産駒が1億円以上の本賞金を獲得した種牡馬は、ダイワメジャーハーツクライだけ。一方、実質的なラストクロップとして注目を集めたディープインパクトは、1億円以上の本賞金を獲得した産駒がアスクビクターモアのみでした。勝ち馬率や1頭あたり賞金は相変わらず優秀だったのですが、優勝を目指して“ディープインパクト産駒固め”を敢行したプレイヤーにとっては、やや物足りない成績だったかもしれません。2歳新馬が始まるくらいの時期にドラフトを行う一般的なPOGと違い、この「ウマニティPOG」は既にデビューした馬の追加指名も可能なルール。こうした展開を読めたかどうか、そしてそれに応じた入札戦略を立てられたかどうかが、最終的な明暗を分けたシーズンと言えるのではないでしょうか。

 こんな状況の中、最高位クラスのスペシャルワールドで優勝を果たしたのはバンコクの夜は熱い、昼も暑いさん。総獲得賞金は全ワールドを通じてトップの11億4798万円でした。
 ご存じの方も多いと思いますが、スペシャルワールドは1頭1オーナー制。仮想オーナー募集枠が順次解放され、1頭の馬を最大12~37名が獲得できる他のワールドと違い、他のプレイヤーが獲得した馬にはもう入札できないのです。これほど大きなハンデキャップを背負ったうえで他ワールドのチャンピオンを上回ったわけですから、少なくとも前シーズンにおいては、アタマひとつ抜けた相馬眼の持ち主であったと言えます。ウマニティユーザーだけでも数十万人はいるわけですし、対象を“日本全国のPOGプレイヤー”まで広げても、まず間違いなく五指には入ってくるレベルの驚異的な成績と言って良いでしょう。
 バンコクの夜は熱い、昼も暑いさんは、G1を2勝したドウデュースや、5月8日のNHKマイルカップを制したダノンスコーピオンを指名していました。特筆しておきたいのは、この2頭を含む指名馬20頭すべてをデビュー前の入札で獲得している点。実際のレースぶりを見てから追加指名した馬は一頭もいません。これなら、仮に一般的なルールのPOGであってもドウデュースダノンスコーピオンを指名できていたはず。今週末以降にプライベートのドラフトを控えていらっしゃる方は、ぜひバンコクの夜は熱い、昼も暑いさんの第1回入札をチェックしてみてください。

 G1ワールドを制したのは一粒万倍さん。オークス週の終了時点ではよ~じさんに次ぐ2番手でしたが、ドウデュース日本ダービー制覇により突き抜けました。
 最大の勝因はスターズオンアースの筆頭仮想オーナーとなっていた点。各ワールドで優勝を果たしたプレイヤーのうち、もっとも多くのポイントを獲得している「主な仮想オーナー馬」がスターズオンアースだったのは、一粒万倍さんだけです。筆頭仮想オーナーは獲得賞金が1.5倍になるルールとなっており、ランキング上位の争いにはこのボーナスポイントが大きく影響してきます。ちなみに、筆頭仮想オーナーとなれるのは各馬を最初に落札したプレイヤーで、複数いる場合は「①落札額が高い順②入札時間が早い順」で決定。可能な状況であれば、積極的に筆頭仮想オーナーの座を狙っていきましょう。

 G2ワールドを制したのはロシアン@さん。もっとも多くのポイントを獲得している「主な仮想オーナー馬」は、筆頭仮想オーナーでもあったダノンスコーピオンでした。ただし、ロシアン@さんは朝日杯FSが終わった直後の第30回入札でドウデュースを獲得しており、これが決め手となってチャンピオンの座を射止めています。たとえG1ウイナーであっても、まだまだ稼いでくれる余地があると判断したならば、注目度の高さに臆することなく追加指名を検討したいところです。

 G3ワールドを制したのはKarpinさん。2位のほあかPさんに3億ポイント近い差をつけていましたから、完勝と言って良いでしょう。Karpinさんはドウデュースの筆頭仮想オーナーで、ダノンスコーピオンもデビュー戦後に獲得。「ドウデュースダノンスコーピオンを両方とも指名し、なおかつどちらかの筆頭仮想オーナーになる」というのが、前シーズンの“正解”だったのだと思います。優勝を狙うのであれば、こういった“正解”の存在もイメージしながら指名戦略を立てたいところです。

 オープンワールドを制したのは数馬三択さん。オークス週の終了時点で断然のトップに立っており、そのまま逃げ切り勝ちを果たしました。改めて指名馬を拝見してみると、デビュー前に獲得していたセリフォスダノンスコーピオンだけでなく、他にも4頭の指名馬が獲得後の重賞を勝っているという非常に層の厚いラインナップ。相馬眼はもちろん、入札の巧みさも一枚上だったということでしょう。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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2021年5月26日(水) 11:57 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2021) ~第1回 POG的データ分析~
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 丸一年間に渡って開催されてきた「ウマニティPOG 2020」もいよいよラストウィーク。日本ダービー当日の5月31日をもって各ワールドのチャンピオンが確定します。来週公開予定の「伊吹雅也のPOG分析室」第2回では、最終結果を詳しくお伝えする予定です。

 来週からは通算9シーズン目の「ウマニティPOG 2021」がスタート。第1回の入札に向け、指名候補選びも最終段階に入っているところでしょう。

 例年通り、第1回の本稿では、指名馬の選択や絞り込みに活用できる各種データを紹介したいと思います。
 以下の表組で紹介しているのは、現3~5歳の過去3世代における主要な種牡馬・生産者・調教師の勝ち馬率ならびに1頭あたり賞金です。今年も集計対象は「JRA、かつ2歳・3歳、かつ例年の2回中山・1回阪神閉幕週まで(変則的な開催スケジュールとなった2021年も2回中山・1回阪神閉幕週まで)のレースのみ」としました。

 まずは種牡馬別成績をご覧ください。



 トップはやはりディープインパクト。勝ち馬率、1頭あたり賞金とも現4~6歳世代の数字よりはやや下がっているのですが、それでも2番手グループ以下に大きな差をつけています。
 ただ、皆さんもご存知の通り、ディープインパクトは現2歳世代が実質的なラストクロップ。来シーズンからはもう“ディープインパクト固め”ができなくなるので、今のうちに2番手グループ以下の勢力図をより強く意識しておくべきかもしれません。
 ディープインパクトと同様に現2歳世代がラストクロップとなるキングカメハメハを除くと、集計期間中の出走頭数が60頭以上、かつ1頭あたり賞金が五百万円台だったのはキズナダイワメジャーハーツクライモーリスの4種牡馬。なお、比較的若い世代のキズナモーリスは、それぞれ勝ち馬率がキングカメハメハダイワメジャーハーツクライの数字をわずかに上回っていました。ディープインパクトキングカメハメハを種付けされていた繁殖牝馬が回ってくれば、今後は勝ち馬率や1頭あたり賞金の数字がさらに上向くんじゃないでしょうか。

 続いてご覧いただくのは、生産者別成績です。



 毎年のことながら、このカテゴリはノーザンファームが断然のトップ。賞金合計は105億円超で、他のトップブリーダーとは桁がふたつ違います。選択肢が豊富なうえ、勝ち馬率や1頭あたり賞金の数字もこれだけ飛び抜けているのですから、限られた時間を使って効率的に指名候補を選ぶなら「まずノーザンファーム生産馬を徹底的にチェックする」「余裕があれば他のブリーダーにも目を向けてみる」くらいの方針で臨むべきかもしれません。
 なお、集計期間中の出走頭数が60頭以上だった生産者のうち、他に勝ち馬率が40%を超えていたのはレイクヴィラファームだけでした。ご存知の方も多いと思いますが、このレイクヴィラファームはノーザンファームと技術提携を行っているブリーダーです。グローリーヴェイズなど、近年は重賞で活躍する生産馬も増えてきましたし、ノーザンファームと同等に評価しても良いでしょう。
 あとはノースヒルズも見逃せない存在。コントレイルが1頭あたり賞金を引き上げたとはいえ、もともと勝ち馬率は優秀でしたから、引き続きマークしておくべきだと思います。
 一方、やや心配なのは社台ファーム。ノーザンファームとの差が開いてしまったのは仕方ないにしても、今回の集計では1頭あたり賞金が同じ“社台グループ”の追分ファームや社台C白老ファームよりも下の水準まで落ち込んでしまいました。魅力的な生産馬はたくさんいるのですが、扱いに注意すべきかもしれません。

 最後に、調教師別成績をご覧いただきましょう。



 集計期間中の出走頭数が60頭以上だった調教師に限定すると、勝ち馬率、1頭あたり賞金ともに友道康夫調教師がトップ。コンスタントに活躍馬を輩出していますし、今年も素直に信頼して良さそうです。
 あとは中内田充正調教師、藤沢和雄調教師あたりも同等の存在と見て良さそう。ただし、藤沢和雄調教師は来年2月いっぱいで定年となりますから、これまでと同じように頼ることはできません。
 来シーズン以降にも目を向けるならば、池添学調教師・斉藤崇史調教師・西村真幸調教師といった、比較的若い世代のトップトレーナーをチェックしておくべきだと思います。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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2020年6月1日(月) 10:33 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2020) ~第1回 POG的データ分析~
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 日本ダービー当日の5月31日をもって「ウマニティPOG 2019」が終了。丸一年間に渡って繰り広げられた各ワールドのチャンピオン争いに終止符が打たれました。各ワールドの最終結果やその分析は「伊吹雅也のPOG分析室」第2回で詳しくお伝えする予定です。

 今週からは通算8シーズン目の「ウマニティPOG 2020」がスタートします。ルールやスケジュールは基本的に昨年と同様で、現在は第1回の入札を受け付け中。皆さんの指名候補選びも最終段階に入っているところでしょう。

 例年と同じく、第1回の本稿では、指名馬の選択や絞り込みに活用できる各種データを紹介することにしました。
 以下の表組で紹介しているのは、現3~5歳の過去3世代における主要な種牡馬・生産者・調教師の勝ち馬率ならびに1頭あたり本賞金です。昨今はPOG期間の中盤までに大勢が決しがちなので、今年も集計対象は「JRA、かつ2歳・3歳、かつ新馬が施行されている週(例年の2回中山・1回阪神閉幕週)までのレースのみ」としています。

 まずは種牡馬別成績をご覧ください。



 毎年同じことを書いているような気もしますが、このカテゴリーにおいてはディープインパクトが頭ひとつ抜けた存在。他のトップサイアーと比較すれば、勝ち馬率50%超、1頭あたり賞金1000万円超という数字の凄さがおわかりいただけるでしょう。少なくとも「大負けを避ける」「上位進出の足掛かりにする」という意味では、ディープインパクト産駒を片っ端から指名していくのが最適解なのかもしれません。
 2番手グループを引っ張っているのはダイワメジャー。実績のわりに注目度が低く、個人的にも以前から良くお世話になっている種牡馬です。そして、このダイワメジャーに肉薄したのが昨年の新種牡馬だったキズナ。多少の波はあるかと思いますが、今後もしっかり注目しておくべきだと思います。
 ちなみに、ハーツクライは現3歳世代に限ると勝ち馬率が35%、1頭あたり賞金が886万円。近年はディープインパクトと同格扱いされることも多く、扱いが難しい存在ではあるものの、人気に実績が追い付きつつあるような印象を受けました。

 続いて、生産者別成績をご覧いただきましょう。



 こちらもノーザンファームの“一強”状態。物足りない成績だったとされている現3歳世代ですらサリオスレシステンシアがいるわけで、もう次元が違うとしか言い様がありません。この「ウマニティPOG」はデビュー後に追加指名することも可能なルールですから、「序盤の入札でノーザンファーム生産馬の手駒を揃える」「他ブリーダーの生産馬はデビュー戦のパフォーマンスを見て判断する」といった作戦で臨むのも良さそうです。
 2番手グループを形成しているのはノースヒルズ・ケイアイファームあたり。もっとも、現3歳世代に限定した数字を見ると、ノースヒルズは勝ち馬率が44%、1頭あたり賞金が1121万円、ケイアイファームは勝ち馬率が21%、1頭あたり賞金が293万円となっています。頭数の差を考えると仕方がないこととはいえ、ノーザンファームに比べると安定感を欠いていますから、扱いに注意すべきでしょう。
 なお、社台ファームは勝ち馬率が25%、1頭あたり賞金が378万円どまり。コスモヴューファームやビッグレッドファームといった、いわゆる“マイネル勢”はさらに低水準でした。ノーザンファームの対抗格とされることも多い大手ブリーダーですが、これだけ成績差が開いてしまうとあまり強調できません。

 最後にご覧いただくのは調教師別成績です。



 集計期間中の出走頭数は60頭に満たなかったものの、藤沢和雄(勝ち馬率67%、1頭あたり賞金1310万円)、堀宣行(勝ち馬率62%、1頭あたり賞金1037万円)あたりも優秀な成績を収めています。リーディング上位クラスとそれ以外の差が大きいファクターですし、トップトレーナーが管理する予定の馬は、たとえ前評判が低くてもひと通りチェックしておきましょう。
 ひとつ補足しておくと、現3歳世代に限定した成績がそれ以前よりも良かったのは手塚貴久(勝ち馬率44%、1頭あたり賞金1202万円)、西村真幸(勝ち馬率61%、1頭あたり賞金1201万円)あたり。開業7年目でまだ評価が上がり切っていない西村真幸は絶好の狙い目かもしれませんね。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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2019年7月3日(水) 11:00 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2019) ~第6回早期デビューの未出走馬~
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 早くも開幕から1か月が経過した「ウマニティPOG 2019」。JRAでは先週までに362頭の馬がデビューを果たし、32頭が新馬を、7頭が未勝利を勝ち上がりました。今後は7月20日の中京2歳ステークス(2歳オープン・中京芝1600m)、7月21日の函館2歳ステークス(2歳G3・函館芝1200m)を皮切りに、重賞やオープン特別のレースも施行されるようになります。

 もちろん、まだゲームとしては序盤の段階ですし、最終的な順位を左右するようなビッグレースが施行されるのはだいぶ先。いまからエントリーする方でも優勝を狙えるのが「ウマニティPOG」ならではの醍醐味です。ただ、既にクラシック戦線での活躍を期待されるような評判馬が勝ち上がっているうえ、2勝目を目指す馬が増えてくる今後は、入札の状況にもいろいろな変化があるはず。相応の対策を踏まえたうえで戦略を練るべきでしょう。

 入札の参考にしていただくべく、今回はデビュー間近と思われる馬、すなわち現時点で未出走、かつ東西のトレーニングセンターに入厩している馬の中から、有力と思しき馬をまとめてみました。

 本稿を制作するにあたり、私はまずJRA-VANのデータから「7月1日の時点で入厩している未出走の2歳馬」「東西のトレーニングセンターで6月1日から7月1日までの期間中に坂路調教を行った未出走の2歳馬(競走馬として未登録の馬を含む)」を抽出。今回はその中から注目すべきファクターごとに該当馬をご紹介します。それぞれの一覧には重複もありますがご了承ください。

 まずは「注目POG馬ランキング(2019/07/02 00:00更新)」で100位以内に入っていた該当馬をご覧いただきましょう。末尾に付記したのは「注目POG馬ランキング(2019/07/02 00:00更新)」の順位、並び順は父名順→母名順です。

ギルデッドミラー(牝 父オルフェーヴル/母タイタンクイーン 松永幹夫厩舎) ※35位
オーソリティ(牡 父オルフェーヴル/母ロザリンド 木村哲也厩舎) ※83位
ルリアン(牡 父キズナ/母フレンチバレリーナ 佐々木晶三厩舎) ※56位
ジュンライトボルト(牡 父キングカメハメハ/母スペシャルグルーヴ 友道康夫厩舎) ※20位
ゴールドティア(牝 父キングカメハメハ/母ヒストリックスター 池添学厩舎) ※39位
ヒートオンビート(牡 父キングカメハメハ/母マルセリーナ 松田国英厩舎) ※72位
レーヴドゥロワ(牡 父キングカメハメハ/母レーヴディソール 池江泰寿厩舎) ※22位
サトノゴールド(牡 父ゴールドシップ/母マイジェン 須貝尚介厩舎) ※73位
ヴェルテックス(牡 父ジャスタウェイ/母シーイズトウショウ 厩舎未登録) ※47位
ヴァーダイト(牡 父ディープインパクト/母クリソプレーズ 音無秀孝厩舎) ※58位
スパングルドスター(牝 父ディープインパクト/母スタセリタ 藤沢和雄厩舎) ※42位
リズムオブラヴ(牝 父ディープインパクト/母ミュージカルウェイ 藤原英昭厩舎) ※18位
タイミングハート(牡 父ディープインパクト/母リッスン 武幸四郎厩舎) ※85位
ダノングロワール(牡 父ハーツクライ/母ソーメニーウェイズ 国枝栄厩舎) ※70位
マイラプソディ(牡 父ハーツクライ/母テディーズプロミス 友道康夫厩舎) ※32位
ヴァンタブラック(牡 父ブラックタイド/母プチノワール 須貝尚介厩舎) ※25位
エレガントチャーム(牝 父ルーラーシップ/母オリエントチャーム 菊沢隆徳厩舎) ※65位
ヴィクターバローズ(牡 父ロードカナロア/母モスカートローザ 堀宣行厩舎) ※53位

 ほぼ同様の方法でピックアップした昨年の一覧には、カテドラルクラージュゲリエコントラチェックシェーングランツダノンチェイサーあたりがいました。3回東京や3回阪神でデビューする評判馬はどうしても注目を集めてしまいますが、現5歳世代のソウルスターリング、現4歳世代のワグネリアンなど、この時期にデビューした活躍馬もたくさんいます。
 なお、ヴェルテックスシーイズトウショウの2017)はまだJRAに登録されていないものの、この馬はシルクレーシングの所属馬で、池江泰寿厩舎に入厩予定とのこと。6月末から栗東の坂路に入っていますので、近いうちに登録されるでしょう。血統からも非常に楽しみな一頭です。

 ここから先は、当コラムの今シーズン第1回「POG的データ分析」を参考に、有力と思われる馬をピックアップしてみました。
 気になるディープインパクト産駒は下記の通り。

レイドバックライフ(牝 父ディープインパクト/母アルーリングライフ 矢作芳人厩舎)
オムニプレゼンス(牝 父ディープインパクト/母ヴァレリカ 国枝栄厩舎)
スマイルカナ(牝 父ディープインパクト/母エーシンクールディ 高橋祥泰厩舎)
サマービート(牡 父ディープインパクト/母オータムメロディー 藤原英昭厩舎)
サトノパシュート(牡 父ディープインパクト/母キャンディネバダ 厩舎未登録)
ヴァーダイト(牡 父ディープインパクト/母クリソプレーズ 音無秀孝厩舎) ※58位
スパングルドスター(牝 父ディープインパクト/母スタセリタ 藤沢和雄厩舎) ※42位
サクラジマテソーロ(牡 父ディープインパクト/母ステラマドレード 田中博康厩舎)
ソフトフルート(牝 父ディープインパクト/母ストロベリーフェア 厩舎未登録)
マジックキャッスル(牝 父ディープインパクト/母ソーマジック 国枝栄厩舎)
ディープキング(牡 父ディープインパクト/母ダリシア 藤原英昭厩舎)
ゴールデンレシオ(牡 父ディープインパクト/母ディヴィナプレシオーサ 国枝栄厩舎)
ブラックマジック(牡 父ディープインパクト/母ナイトマジック 戸田博文厩舎)
シャドウブロッサム(牝 父ディープインパクト/母ヒアトゥウィン 厩舎未登録)
ジュヌヴィエーブ(牝 父ディープインパクト/母プラスヴァンドーム 中内田充正厩舎)
アトリビュート(牝 父ディープインパクト/母ブラックエンブレム 高野友和厩舎)
イースセティクス(牝 父ディープインパクト/母プリティカリーナ 萩原清厩舎)
ブルーミングスカイ(牡 父ディープインパクト/母ブルーミンバー 角居勝彦厩舎)
サンデーミラージュ(牡 父ディープインパクト/母ミセスリンゼイ 宮本博厩舎)
リズムオブラヴ(牝 父ディープインパクト/母ミュージカルウェイ 藤原英昭厩舎) ※18位
マテンロウディーバ(牝 父ディープインパクト/母ライトニングパール 厩舎未登録)
タイミングハート(牡 父ディープインパクト/母リッスン 武幸四郎厩舎) ※85位
リリーピュアハート(牝 父ディープインパクト/母リリーオブザヴァレー 藤原英昭厩舎)
ランクリッツ(牝 父ディープインパクト/母レインボーダリア 浅見秀一厩舎)
マンドゥ(牡 父ディープインパクト/母レディジョアン 加藤征弘厩舎)

 現在の日本競馬界を代表する種牡馬ということもあり、当然ながら入厩先もなかなか豪華なラインナップになっています。いわゆる“POG本”などで大きく取り上げられた馬もいますが、この中から穴っぽいところを狙ってみても面白そうです。

 ノーザンファームの生産馬はかなり多かったので、ディープインパクト以外の有力種牡馬、すなわちキングカメハメハダイワメジャーロードカナロアの産駒のみをご覧いただきましょう。

ジュンライトボルト(牡 父キングカメハメハ/母スペシャルグルーヴ 友道康夫厩舎) ※20位
ゴールドティア(牝 父キングカメハメハ/母ヒストリックスター 池添学厩舎) ※39位
コスミックエナジー(牝 父キングカメハメハ/母ミクロコスモス 高野友和厩舎)
ミアマンテ(牝 父キングカメハメハ/母ミスエーニョ 木村哲也厩舎)
レーヴドゥロワ(牡 父キングカメハメハ/母レーヴディソール 池江泰寿厩舎) ※22位
ペールエール(牡 父ダイワメジャー/母アピール2 安田隆行厩舎)
シャレード(牝 父ダイワメジャー/母ヴィヤダーナ 藤原英昭厩舎)
ショコラブリアン(牝 父ダイワメジャー/母カトマンドゥ 尾関知人厩舎)
ミュアウッズ(牝 父ダイワメジャー/母カリフォルニアネクター 尾関知人厩舎)
キャルハーフムーン(牡 父ダイワメジャー/母フィエラメンテ 萩原清厩舎)
フォーテ(牡 父ロードカナロア/母エノラ 藤原英昭厩舎)
サトノヴィーナス(牝 父ロードカナロア/母サトノユリア 平田修厩舎)
ビオグラフィー(牝 父ロードカナロア/母チアズメッセージ 藤岡健一厩舎)
ラフマニノフ(牡 父ロードカナロア/母ハッピーテレサ 石坂正厩舎)
ヴィクターバローズ(牡 父ロードカナロア/母モスカートローザ 堀宣行厩舎) ※53位
エルサフィーロ(牡 父ロードカナロア/母ローガンサファイア 厩舎未登録)

 調教師別成績の上位組を見ると、下記の馬たちが入厩済みでした。

池江泰寿調教師>
レザネフォール(牡 父キングカメハメハ/母ラナンキュラス 池江泰寿厩舎)
レーヴドゥロワ(牡 父キングカメハメハ/母レーヴディソール 池江泰寿厩舎) ※22位

藤沢和雄調教師>
スパングルドスター(牝 父ディープインパクト/母スタセリタ 藤沢和雄厩舎) ※42位

中内田充正調教師>
ノクターンノーツ(牝 父Medaglia d'Oro/母サマーソワレ 中内田充正厩舎)
フリークアウト(牝 父キンシャサノキセキ/母ラスティックフレイム 中内田充正厩舎)
ジュヌヴィエーブ(牝 父ディープインパクト/母プラスヴァンドーム 中内田充正厩舎)
クラヴァシュドール(牝 父ハーツクライ/母パスオブドリームズ 中内田充正厩舎)
ヴァリッドブラック(牡 父ブラックタイド/母ヴァリディオル 中内田充正厩舎)

友道康夫調教師>
ジュンライトボルト(牡 父キングカメハメハ/母スペシャルグルーヴ 友道康夫厩舎) ※20位
マイラプソディ(牡 父ハーツクライ/母テディーズプロミス 友道康夫厩舎) ※32位
アドマイヤリゲル(牡 父ハービンジャー/母アドマイヤキュート 友道康夫厩舎)

角居勝彦調教師>
ヴェニュセマース(牝 父Siyouni/母スターズアンドクラウズ 角居勝彦厩舎)
ブルーミングスカイ(牡 父ディープインパクト/母ブルーミンバー 角居勝彦厩舎)

堀宣行調教師>
ヒシエレガンス(牡 父ハービンジャー/母ヴェルザンディ 堀宣行厩舎)
ヴィクターバローズ(牡 父ロードカナロア/母モスカートローザ 堀宣行厩舎) ※53位

 中内田充正厩舎はまだJRAの2歳戦を1回しか使っていませんが、ここからデビューラッシュとなりそう。しっかり注目しておきたいところです。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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2019年6月12日(水) 13:26 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2019) ~第4回新馬戦勝ち馬レビュー~
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今回を含む3週は、「POG分析室」の番外編として、JRAの新馬で優勝を果たした馬たちのプロフィールを紹介していきます。まずは6月1日(土)、6月2日(日)、6月8日(土)、6月9日(日)の勝ち馬からご覧いただきましょう。

■2019年06月01日 阪神05R 芝1600m外
【優勝馬】リアアメリア(U指数79.1)
牝 父ディープインパクト/母リアアントニア 中内田充正厩舎
→シルクレーシングの所属馬で、募集価格は7000万円。母のリアアントニアは現役時代にBCジュヴェナイルフィリーズ(米G1)などを制しています。もともと前評判の高い馬でしたが、デビュー戦後はさらに評価が上がった印象。今後の入札でも激しい争奪戦が繰り広げられそうです。

■2019年06月01日 東京05R 芝1400m
【優勝馬】カイトレッド(U指数73.0)
牝 父ゴールドヘイロー/母ニシノマドカ 和田雄二厩舎
→2018年の北海道サマーセールで購買されており、価格は378万円。半兄に2018年札幌2歳ステークス2着のナイママがいます。SANSPO.COMによれば、この後は7月21日(日)の函館2歳ステークス(2歳G3・函館芝1200m)か8月3日(土)のダリア賞(2歳オープン・新潟芝1400m内)を目指す模様。引き続き目が離せません。

■2019年06月02日 阪神05R 芝1400m内
【優勝馬】タイセイビジョン(U指数83.7)
牡 父タートルボウル/母ソムニア 西村真幸厩舎
→2017年のセレクトセールで購買されており、価格は1944万円。半兄に2018年毎日杯4着のノストラダムスがいます。ちなみに、母のソムニアも2009年函館2歳ステークスで3着に健闘した実績馬。U指数の高さだけでなく、血統背景からも注目に値する一頭と言えるでしょう。

■2019年06月02日 東京05R 芝1600m
【優勝馬】サリオス(U指数75.4)
牡 父ハーツクライ/母サロミナ 堀宣行厩舎
→シルクレーシングの所属馬で、募集価格は7000万円。半姉に2017年エルフィンステークス1着のサロニカ、2018年ローズステークス2着のサラキアがいます。また、母のサロミナは現役時代にドイツオークス(独G1)を制している馬。クラシック戦線でも活躍を期待できそうです。

■2019年06月02日 東京06R 芝1600m
【優勝馬】モーベット(U指数70.9)
牝 父オルフェーヴル/母アイムユアーズ 藤沢和雄厩舎
→シルクレーシングの所属馬で、募集価格は3500万円。母のアイムユアーズは現役時代に2012年フィリーズレビューなどを制しています。全体的にやや晩成なオルフェーヴル産駒とはいえ、この母の仔なら完成は早いはず。なお、SANSPO.COMによれば、この後はノーザンファーム天栄に移動する予定とのことでした。

■2019年06月08日 阪神05R 芝1200m内
【優勝馬】トリプルエース(U指数74.6)
牡 父Shamardal/母Triple Pirouette 斉藤崇史厩舎
→外国産馬ですが、母のTriple Pirouette(トリプルピルエット)は日本で現役生活を送った馬。アイルランドに移動してからは2頭目の産駒となります。現3歳の半兄Isosceles(父ルーラーシップ)はアイルランドで勝ち上がりを果たした模様。国内供用時の半兄にもJRAで4勝をマークしたクワドループルなどがいますし、将来が楽しみです。

■2019年06月08日 東京05R 芝1400m
【優勝馬】グランチェイサー(U指数77.2)
牡 父ダイワメジャー/母キャッスルブラウン 矢野英一厩舎
→母のキャッスルブラウンは現役時代にJRAで3勝をマーク。半兄に2015年クロッカスステークスなどを制したニシノラッシュがいます。POG期間中の勝ち馬率や一頭あたり賞金が高いダイワメジャー産駒ですから、大きな舞台でも活躍を期待して良いんじゃないでしょうか。

■2019年06月09日 阪神05R 芝1600m外
【優勝馬】ルーチェデラヴィタ(U指数77.9)
牝 父キズナ/母トウカイライフ 西村真幸厩舎
→2018年のJRAブリーズアップセールで購買されており、価格は1512万円。半姉にJRA1勝のサーチュインがいます。この馬が早々に勝ち上がったことで、新種牡馬のキズナはさらに注目度がアップしそう。今後の入札に影響があるかもしれません。

■2019年06月09日 東京05R 芝1800m
【優勝馬】ワーケア(U指数78.1)
牡 父ハーツクライ/母チェリーコレクト 手塚貴久厩舎
→2017年のセレクトセールで購買されており、価格は12420万円。半姉にJRA4勝の現役馬ダノングレースがいます。母のチェリーコレクトは現役時代にイタリアオークス(伊G2)などを制している馬。もともと注目を集めていた評判馬だけに、今後も入札が集中しそうです。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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秋の天皇賞を考える

 藤沢雄二 2025年11月1日() 17:47

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秋の天皇賞を迎えました。

唐突ですけど、天皇賞のことはどう読んでます?
秋の天皇賞であれば「あきてん」なのか、それとも「てんあき」なのか。

いやまあどうでもいいことなんですけどねw

私は前者ですね。「あきてん」派。
こっちの方が言葉の座りがいいように感じるんですよね。

もっともね、以前は天皇賞だけでなく目黒記念と京都記念、そして主場での障害重賞(中山大障害、東京障害特別など)は年2回の施行で(春)(秋)表記だったわけですが
今は年2回あるのは天皇賞だけですからね。
だから表記上をそのまんま縮めて「てんあき」という言葉の成り立ちは理解しますけど
それだと「てんいち」(天下一品)みたいで、なんかむず痒いというか……。

それに昔はそこまで、なんでもかんでも略していなかったように思うんですよ。
略していても、キムタクだったりアンカツだったり、なんか法則性みたいのがあったじゃないですか。

でもインターネットの発達と共に、文字数を気にするというか長文を嫌うような傾向が強くなってきて
略語だらけの世の中ですね。
まあ競馬関連、それも馬の名前に限れば
別に現役時代は特にファンではなかったですけど
シンボリクリスエスを「ボリクリ」というのと
ダイワメジャーを「ダメジャ」というのは如何なものかと思っていまして。
この辺になると悪意を感じますものね。
シンボリクリスエスはせめて「シンクリ」にはならんのか?とか
ダイワメジャーだって冠号はわかってるんだから「メジャー」でいいじゃないか、とか。

最近だと、私、ウマ娘は全くやってないですけど、現役時代をリアルタイムで知っているからどの馬のことかは
話の流れでわかりますけど、略し方が原形留めてないじゃんw

それでもまあ一般のファンなら別に構いませんけど
競馬業界にいる人が使うのはどうかと思いますよ。
場合によってはぶん殴りたい。


……………
だいぶ話が脱線しましたねw

で、天皇賞です。
関東は金曜日の夜に結構な量の降雨があったようですが
土曜・日曜と好天のようなので良馬場で間違いないですね。
そして馬券の成否のカギを握るのはメイショウタバルの取捨選択になるかと思われます。

共同会見で武豊騎手が
「秋の天皇賞の逃げ切りを生で見たことがない」と発言したことが話題になっていますけど
ニッポーテイオーが逃げ切った時は、武豊騎手は京都のスワンSでダイナフェアリーに乗っていたので
そりゃあ見たことはないわなw

もっとも、サイレンススズカがあんなことにならなければ…というのと
ダイワスカーレットの逃げ込みを、豊さんはウオッカで自らの手で潰してますやん…
というのがあるので東京2000mを逃げ切るのはそこまでの無理難題でもないとは思います。
3年前のパンサラッサの大逃げだって、イクイノックスという化け物さえいなければ…とも思えるわけで。
ただ東京2000mで天皇賞以外に古馬の重賞はないですからね。
オープン特別(リステッド)でも白富士SとオクトーバーSの2つで、どちらもメンバーは一枚落ちにはなりやすい。
そう考えるとGI級の逃げ馬が東京2000mを走る機会に乏しいことの積み重ねが
秋の天皇賞で38年も逃げ切りがないことにつながっているのかとは思います。

その一方で秋の天皇賞が2000mになった1回目の勝ち馬がドンジリ強襲が代名詞のミスターシービーですし
中山の改修で正月の中山金杯を府中でやった時もベストタイアップがズドンだったので
元々がそういうコースとも言えそうですが。

ただ難儀なのが、逃げ切りは長らくなくとも「逃げ残り」はチョイチョイあるわけで
馬券的に逃げ馬を全く無視していいかというと、そうではないのが悩ましいところ。

秋の天皇賞で逃げ切りが難しいのは東京2000mのレイアウトによるものが大きいようで
スタートから2角までの距離が短く向正面に入ると下り坂なので
ゲートを出していくと加速がついてペースを抑えるのが難しいようです。
そして特に近年は馬場の高速化もあって終いは速い脚を要求される。
ゴールドシップ産駒のメイショウタバルが速い脚で上がりをまとめられるイメージはない。

なのでデータを信じるなら上がりの速い馬から入るのが正解だと思います。
じゃあ決め手のある馬から…と出走表を眺めると、スッと答えが出てこない。
いや「上がりの速い馬」を抽出することはできる。
でもどの馬も脚を余しそうで……。

共同会見で武豊騎手は
「まだ逃げると決まったわけではない」と含みを持たせるコメントをしましたけど
言外には(ボクが乗った時は落ち着いてますけど、皆さん、この馬はあの気性ですよ)と
投げかけているような気がしてならない。
おそらく武豊騎手のプランAは逃げで確率的には70%ぐらいはありそう。
プランBは、ホウオウビスケッツに行かせて外の番手からでこの確率が20%ぐらい。
残りは出遅れなどのアクシデント対応かと。

戦歴を見るとホウオウビスケッツもハナに行った方がいいタイプではあるけれど
ハナに立ったからといって押し切っているわけでもない。
それでいて金鯱賞のように番手からでも競馬はできる。
そもそもの話でホウオウビスケッツは二の脚が速いタイプではない。
やはりメイショウタバルの方がテンの加速力はあるでしょ。

再三指摘しているように、武豊騎手はニュートラルで逃げていく。
メイショウタバルーホウオウビスケッツの並びで向正面に入っていくところまでは
イメージはできると思いますが、じゃあその後ろにいる馬は?と考えた時に
明確に誰がいると言い切れないですよね。
何度も見てきた“ユタカマジック”が炸裂する可能性は大いにありそうです。

◎⑬メイショウタバル
〇⑦マスカレードボール
▲⑫セイウンハーデス
△⑧ホウオウビスケッツ

相手本線にはマスカレードボールを指名。
「目下3連勝中で、過去10年で4勝の絶好枠」という点は
その3連勝がイクイノックス→イクイノックス→ドウデュースで
2017年がキタサンブラックだったら「そらそやろ」という感想になるので
ラッキーナンバーというのはマユツバだとしても
武豊騎手の逃げに対して踏める(動ける)のはルメールでしょ。
あとドゥラメンテ産駒は長打力があるのでGIでは重視したい。

▲にセイウンハーデス。
エプソムCの内容がいいのと、
この枠の並びなら枠なりにメイショウタバルを視野に入れながらのレースができそうで穴ならこれ。
なんだかんだで6歳の世代レベルは高いですから。

△にホウオウビスケッツ。
その38年前のニッポーテイオーが逃げ切った時はレジェンドテイオーとの“行った行った”ですからね。
逃げ切りがあるのなら前残りじゃないかと。

現時点では4頭に印を打ちましたが、もう1頭押さえるか、
それとも印は回していないけど3列目を手広く構えるかはこれから考えます。

アーバンシックとブレイディヴェーグはGIでの厩舎力が今ひとつ信用ならない。
ジャスティンパレスとソールオリエンスはこれまでの騎手起用の遍歴を見ると序列が下がっている感がある。

ミュージアムマイルはセントライト記念からというのがどうなのかと。
中山2200mからのローテーションで成功したのってレイデオロぐらいしかいないし
遡れば結構な大物が沈没しているので、むしろレイデオロがレアケースなのかもしれない。
それに神戸新聞杯から参戦したサートゥルナーリアがいいとこなく敗れたのを思うと
秋季の世代限定戦から古馬初挑戦というのはどうなのかと。

シランケドは王道路線の経験に乏しい中でソコソコ売れているのが嫌ですよね。

ちなみに……
タスティエーラを強く推せない理由に
「前走海外組不振」というのがあるのですが
その前走が海外というのが春のドバイor香港になるんですね。
ということは順調であれば安田記念か宝塚記念は使えるわけですよ。
それが間隔を空けて秋初戦が天皇賞というのは、立て直しに時間が掛かっているからではないかと?

で、おそらく誰も指摘していないと思うのですが
「2走前が海外→前走国内」という馬が過去10年で7頭馬券に絡んでいるんですね。

2015年2着 ステファノス(2走前香港QE2世2着→前走毎日王冠7着)
2016年2着 リアルスティール(2走前ドバイターフ1着→前走安田記念11着)
2018年1着 レイデオロ(2走前ドバイSC4着→前走オールカマー1着)
2019年1着 アーモンドアイ(2走前ドバイターフ1着→前走安田記念3着)
2023年1着 イクイノックス(2走前ドバイSC1着→前走宝塚記念1着)
3着 プログノーシス(2走前香港QE2世2着→前走札幌記念1着)
2024年1着 ドウデュース(2走前ドバイターフ5着→前走宝塚記念6着)

過去10年の出馬表を全部チェックしたわけではないので正解な好走確率は出していませんけど
分母はそこまで大きくはないとは思います。
それでいて7頭が馬券に絡んでいるのであれば確率はそれなりに高いはず。
そして今年「2走前が海外→前走国内」なのはメイショウタバルただ1頭。

サッカーの日本代表がほぼ海外組で占められているように、海外組は強いんですよw
まだ世間が半信半疑な今のうちに狙う手はあると思います。

 uni0920 2025年7月1日(火) 08:08
POG2025-2026ほしかったけど諦めた編
閲覧 145ビュー コメント 0 ナイス 3


POG2025-2026ほしかったけど諦めた編

はい、ほしかったけど諦めた、やっぱりやめた編です。

ブラックオリンピア
牡馬、父キタサンブラック、母ピノ、母父Pierro。ノーザンファーム生産。栗東・友道康夫厩舎。
母は豪州血統ですごく良さそう。G1も勝ってるし。一歳下のキズナの牝馬の方が走りそうかも。で、ちょっと人気しすぎかなと思ってやめた。毎年POGで大人気の馬は結局走らない。落札価格も異常値だと思ったのでやめた。あと、私が選ぶ友道厩舎の馬は走ってくれない。レース出るけどというレベルではない。そもそもレースに出てこない。相性悪いので今回は見です。

サトノセプター
牡馬、父Kingman、母イカット、母父ディープインパクト。ノーザンファーム生産。栗東・上村厩舎らしい。
これは走るでしょう。NHKマイルて感じね。キングマンの産駒は好きだからリストには入れたけど指名にまでは至らなかった。

ステラミラージュ
牝馬、父エピファネイア、母サザンスターズ、母父Smart Strike。社台ファーム生産。栗東・杉山晴紀厩舎。
スターズオンアースの半妹。スマートストライクは東京の芝走るからねー。なんか怪我したらしいからデビュー遅くなるならやめとこうと。

マジックパレス
牝馬、父サートゥルナーリア、母フローレンスマジック、母父ディープインパクト。ノーザンファーム生産。美浦・木村哲也厩舎。
こんなん絶対走るやん。ちょっと高額になりすぎて、そこまでして指名しようとは思わなかった。サンデー4×3、ストームキャット4×3だし、良血だしね。全姉がデビュー遅かったし、走りみてちょっとだけ不安になったからさらに億劫になった。ちなみに母の半姉ラキシスもサートゥルつけてて、指名しようか悩んだけどやめた。どっちにしようか迷ってどっちもやめた。

エコールナヴァール
牝馬、父アドマイヤマーズ、母ジューヌエコール、母父クロフネ。
こちらも高額になり過ぎてやめた。私はデビューしてしまった馬は指名しないと決めているので早期デビューの話が出た時点で無理だと悟った。6/22東京芝1400という、私が描いていた理想の舞台で2着でした。すぐ勝ち上がるでしょう。アドマイヤマーズにクロフネならマイルでしょうね。指名しておけば良かったてなりそうな一頭。

カンカンガールの2023
牡馬、父ダイワメジャー、母カンカンガール、母父Exchange Rate。社台ファーム生産。厩舎未定。
母父父ダンジグと母母カンビーナで走りそうな血統なんだが、いかんせん兄弟走ってないから不安でしかないし、情報もほぼないのでやめた。トントンボーイて名前がついてたら即指名してたかも。

アドマイヤチャームの2023
牝馬、父ダノンプレミアム、母アドマイヤチャーム、母父キングヘイロー。レジェンドファーム生産。厩舎未定。
ダノンプレミアム産駒で唯一気になった。母父キングヘイローで母母父トニービンは良いでしょう。ダノンプレミアムが欧州色強めだから血統配合良いと思うんだけどな。なんせ牝馬が多くなり過ぎたから諦めた。

ヒズマスターピース
牝馬、父スクリーンヒーロー、母イプスウィッチ、母父Danehill Dancer。木村牧場生産。厩舎未定。
兄弟にヴェローチェエラ、オックスリップと活躍馬がいるし、スクリーンヒーローにディンヒルダンサーはおもしろいと思うんだよなー。距離も融通が効きそうだし。牝馬なので諦めたという感じ。

ディースカウ
牡馬。父エピファネイア、母ラチェーヴェ、母父Danehill Dancer。岡田スタッド生産。須貝厩舎らしい。
金子オーナーなので間違い無いでしょう。金子オーナー×岡田スタッドてのも珍しい。という理由だけでほしかった。

ダノンアスコルティ
牝馬。父キタサンブラック、母アスコルティ、母父Danehill Dancer。ノーザンファーム生産。美浦・萩原厩舎らしい。
アスコルティアーモの全妹、アスコルピチェーノの半妹。勝ち上がり率どころかG1狙える血統。アスコルピチェーノは父ダイワメジャーだったからマイル適性高かったけど父キタサンブラックならマイルより長めの方が良さそうに思うんだよね。まー、馬の個性と調教次第ではあるんだけど。牝馬の3歳春までのPOGでのG1となるとオークスくらいしか狙いにいけない。阪神JFも桜花賞も1600だし。それ考えると牝馬だし悩んでるうちに枠埋まって諦めた。

という感じです。

活躍してくれたら嬉しいけど悔しいね。
自分の見る目がなかったと。
そんなことを思わないように指名馬が頑張ってくれたら良いけども。
ま、走ってみないとわかりませんわ。

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 藤沢雄二 2025年6月29日() 18:57
POG指名馬紹介⑤
閲覧 101ビュー コメント 0 ナイス 9

ここはウマニティPOGで「筆頭ではない」という括りの3頭。
筆頭までの見積もりが足りなかったのは1頭で、残り2頭は「後出しジャンケン」なので仕方ない。

ただ6月1週目の時点では、自分もある程度は朝が遅くていい立場ではありましたけど
ポイントの配分には時間は要したものの、入札条件を監視できるほど暇ではありませんでした。
なので、平日のそんな時間帯に張りつきができるなんていいご身分ですねw


・ストロベリーツリー
これが見積もりを誤った唯一の馬。
中内田厩舎でゲート試験合格済で金子さんの馬なら、やっぱり人気するのね。
ゴールデンウィーク前にゲート試験合格済なので8月の新潟という線はありそうですが
現時点では動きなし。
ただこれが秋以降になってしまうと少々、怪しさが……。


・ヴィラジョヴィス
リスト作成時に「母の父ダイワメジャー」という馬の成績を調べていて浮上したのがこの馬。
その母の父ダイワメジャーについてザックリとした傾向をまとめると…
・牝馬優勢で、牝馬だとGⅠ級まである
・牡馬の活躍馬は短距離かダート。芝の長めの距離で通用するのは未勝利戦ぐらい。

そんな中でも父ハービンジャーとの組み合わせでGⅠ級の2頭目出たこともあって
引っ掛かったのがこの馬。
レイクヴィラファーム生産のライオンHRの馬ということで地味めなプロフィールなのが、ドラフト的には好都合。

ドラフト時点ではしがらき在厩だったのが、栗東に入ってきたぐらいのタイミングでした。
その後、POG本の通りに函館1800mデビューを目指すということで、早めの青写真と現況が合致しているのも好印象。
7月12日の函館1800mが目標のようですが、このレースには、かの白毛のマルガが使うらしい。
個人的には今シーズンのモーリス産駒で唯一、評価していたのがマルガなので
「相手が悪かった」という未来が見えそうなのが引っ掛かりますがw
こちらとて、どこまで本当か知りませんけど「ルメールに声をかけたが夏休みに入るので北村友」ということらしいので、それなりに期待度は高そうです。


・カヴァレリッツォ
サートゥルナーリアの初年度産駒で、リスト作成時の賞金獲得1位と2位がハーツクライ持ちだったので
(ダービー終了時点では母の父オルフェーヴルのショウヘイがトップに)
その線から浮上してきたのがこの馬。
母の父がハーツクライで、サートゥルナーリアの現役時に携わった吉岡厩舎というのも好材料。
指名理由はこんなもんですね。
筆頭じゃないから、そんなに指名理由は膨らまさないw

ゲート試験に合格して新馬戦のスケジュール待ちとのことで、頑張ってほしいところです。

まだまだ続きます。

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