サリオス(競走馬)

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写真一覧
抹消  栗毛 2017年1月23日生
調教師堀宣行(美浦)
馬主有限会社 シルクレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績15戦[5-2-2-6]
総賞金45,763万円
収得賞金18,400万円
英字表記Salios
血統 ハーツクライ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
サロミナ
血統 ][ 産駒 ]
Lomitas
Saldentigerin
兄弟 サラキアサリエラ
市場価格
前走 2022/12/11 香港マイル G1
次走予定

サリオスの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
22/12/11 香港 7 香港マイル G1 芝1600 9--------** 牡5 57.0 R.ムーア堀宣行 543
(--)
-- --------
22/11/20 阪神 11 マイルCS G1 芝1600 17356.2314** 牡5 57.0 R.ムーア堀宣行 530
(-4)
1.33.6 1.134.1⑪⑬セリフォス
22/10/09 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 10333.011** 牡5 56.0 松山弘平堀宣行 534
(+6)
1.44.1 -0.133.8④⑥⑥ジャスティンカフェ
22/06/05 東京 11 安田記念 G1 芝1600 1881715.783** 牡5 58.0 D.レーン堀宣行 528
(-22)
1.32.3 0.033.0⑦⑨ソングライン
22/03/27 中京 11 高松宮記念 G1 芝1200 181110.7415** 牡5 57.0 石橋脩堀宣行B 550
(+8)
1.08.9 0.635.0⑦⑤ナランフレグ
21/12/12 香港 7 香港マイル G1 芝1600 11--------3** 牡4 57.0 D.レーン堀宣行 542
(--)
1.34.1 0.3----ゴールデンシックスティ
21/11/21 阪神 11 マイルCS G1 芝1600 16249.536** 牡4 57.0 松山弘平堀宣行B 546
(+10)
1.33.1 0.533.7グランアレグリア
21/06/06 東京 11 安田記念 G1 芝1600 14117.938** 牡4 58.0 松山弘平堀宣行 536
(-2)
1.32.4 0.733.7⑨⑧ダノンキングリー
21/04/04 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 13225.835** 牡4 57.0 松山弘平堀宣行 538
(0)
2.02.7 1.137.7レイパパレ
20/11/22 阪神 11 マイルCS G1 芝1600 178174.125** 牡3 56.0 M.デムー堀宣行 538
(0)
1.32.4 0.433.1⑬⑬グランアレグリア
20/10/11 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 11791.311** 牡3 54.0 C.ルメー堀宣行 538
(+10)
1.45.5 -0.534.1④④④ダイワキャグニー
20/05/31 東京 11 東京優駿 G1 芝2400 186124.422** 牡3 57.0 D.レーン堀宣行 528
(-8)
2.24.6 0.534.1⑩⑩⑩⑪コントレイル
20/04/19 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 18473.832** 牡3 57.0 D.レーン堀宣行 536
(-2)
2.00.8 0.135.4④⑤⑥④コントレイル
19/12/15 阪神 11 朝日杯FS G1 芝1600 16362.011** 牡2 55.0 R.ムーア堀宣行 538
(-2)
1.33.0 -0.435.4タイセイビジョン
19/10/05 東京 11 サウジRC G3 芝1600 9331.511** 牡2 55.0 石橋脩堀宣行 540
(+6)
1.32.7 -0.233.1クラヴァシュドール
19/06/02 東京 5 2歳新馬 芝1600 8773.221** 牡2 54.0 D.レーン堀宣行 534
(--)
1.37.1 -0.333.1⑤⑤アブソルティスモ

サリオスの関連ニュース

1番人気に支持されたサフィラは4着。中団後方から直線は外に出してじわじわと脚を伸ばしたが、掲示板確保が精いっぱいだった。松山騎手は「前に壁ができて、折り合いもつきました。最後はいい脚で頑張ってくれました。まだまだ成長してくれると思います」と納得の表情。2019年の朝日杯FSを制した全兄サリオスとのきょうだいGⅠ制覇はお預けだ。

【阪神JF】サフィラは史上4組目の2歳GⅠきょうだい制覇へ 申し分ない仕上げで調教評価最高の『S』 2023年12月10日() 14:25

2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズの追い切りが12月6日、栗東トレセンで行われた。アルテミスS2着のサフィラ(栗東・池添学厩舎)は、坂路で活気あふれる動きを披露。調教評価でただ一頭、最高の『S』となった。史上4組目となるJRA2歳GⅠきょうだい制覇へ向けて態勢は整った。

寒空の下、良血のサフィラが栗東坂路を躍動感たっぷりに駆け上がる。動きを見届けた池添調教師は納得の表情でうなずいた。

「先週に時計を出しており、いつでも動ける状態なので、きょうは確認作業。仕上がりは申し分ないです」

朝一番に登場。序盤はゆったりと進むと、加速ラップを刻みながら徐々にペースアップしていく。乗り手の手綱はピクリとも動かずも、グングン伸びてラスト1ハロン12秒3(4ハロン54秒9)でフィニッシュした。全体時計は控えめだが、ソフトな仕上げは予定通りだ。

11月29日に栗東CWコースでの1週前追い切りで、自己ベストで同日最速の6ハロン77秒9(ラスト1ハロン11秒7)の猛時計をマーク。この日はもう強い負荷は必要なかった。その中でも力強い脚さばきが好印象で、調教評価はメンバーでただ一頭、最高の『S』。トレーナーは「前走と同じ調整過程で楽にいい時計が出ている。そのあたりが違うかな」と手応えをにじませる。

母サロミナは2012年独オークスを制覇。全兄サリオスは同舞台で行われた19年の朝日杯FSを優勝するなど、優秀な血筋だ。デビュー2戦目で初勝利を挙げると、前走のアルテミスSは中団から脚を伸ばして2着。勝ち馬の決め手に屈したが、素質の一端を示した。「中3週と間隔が詰まっており、疲労も多少あった。その中で道中の折り合いもついて、いいレースをしてくれたと思います」と前向きに振り返る。

デビューから手綱を取る松山騎手はサリオスで22年の毎日王冠を制し、半姉サラキア(父ディープインパクト)では20年の有馬記念で2着。妹のサフィラについては「最初から完成度が高かった。自分のリズムで競馬をすればチャンスはあると思う」と力を込める。初勝利は阪神芝1800メートルでマーク。池添調教師は「阪神で走っていて、前走でマイルにも対応した。ここで結果を出せれば今後がさらに楽しみです」と期待を寄せた。

戴冠すれば1984年のグレード制導入後、史上4組目のJRA2歳GⅠきょうだい制覇となる。サフィラはポルトガル語でサファイアを意味し、石言葉の一つは『成功』。2歳女王に輝き、競馬史にその名を刻む。(増本隆一朗)

松山弘平騎手TALK

--前走のアルテミスSは2着

「スタート良く、いいポジションで馬の後ろで脚をためる競馬ができました。いい内容だったと思います」

--1週前追い切りにまたがった感触は

「良かったですね。楽に上がっている感覚で自分が体感しているより、速い時計が出るというのはそれだけ具合がいいということ。その後も厩舎から順調にきていると聞いています」

--この血統の印象

「みんな反応が良くて乗りやすい性格のいい子が多いですね。操縦性もいいです」

--相手関係は

「強い相手もいますのでやってみないと分からないところはありますが、この子もいい末脚を持っていて能力が高いです。チャンスはあると思います」

★昨年は同じアルテミスS2着のリバティアイランドが優勝

アルテミスS2着馬はこれまで7頭が阪神JFに出走し、2015年のメジャーエンブレム、22年のリバティアイランドがともに単勝1番人気の支持に応えて勝利している。また前走・アルテミスS組は、17年のラッキーライラック、20年のソダシ、21年のサークルオブライフを合わせて過去10年で5勝。今年の同レースを制したチェルヴィニアは出走を見送ったため、〝最重要ステップレース〟で最上位のサフィラには要注目だ。

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【阪神JF】サフィラは態勢万全の馬なり12秒3 サリオスと2歳GI兄妹制覇へ 2023年12月6日(水) 10:05

朝日杯FSを制したサリオスを兄に持つサフィラは、前走・アルテミスSでしっかりと伸びてチェルヴィニアの2着と力を見せた。

けさは栗東坂路で単走。気負いもなく馬なりのまま4ハロン54秒9、ラスト1ハロン12秒3をマークした。1週前にCWコースで6ハロン77秒9、ラスト1ハロン11秒7を叩き出しており、態勢は万全だ。

「前走はよく頑張ってくれた。カイ食いはいいし、中間の動きも良く、順調にきている」と池添調教師。9ハロンとはいえ阪神外回りで最速の末脚を発揮し、勝ち切っているのは強調材料になる。(夕刊フジ)

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【サウジRC】新星ゴンバデカーブースが最後方から突き抜けてV 2023年10月8日() 04:43

7日の東京11R・サウジアラビアロイヤルカップは、松山弘平騎手(33)=栗東・フリー=とコンビを組んだ3番人気のゴンバデカーブースが、道中最後方から直線で末脚を伸ばして2馬身差の完勝。新種牡馬ブリックスアンドモルタル産駒はJRA重賞初出走で勝利を飾った。2着は1番人気のボンドガール。2番人気シュトラウスが3着だった。



最後方から繰り出した鬼脚に、スタンドがどよめいた。ゴンバデカーブースが同じ1戦1勝の人気馬2頭を撃破して出世レースを制覇。殊勲の松山騎手が賛辞を並べた。

「強い馬もいましたが、最後はあれだけすごい脚を使ってくれて本当に強かった。これから先も楽しみです」

3コーナーでは最後方。逃げた前走とは正反対の競馬だったが、鞍上は「ジタバタせずに馬のリズムを重視しました」。じっくりと機をうかがい、メンバー最速の上がり3ハロン33秒5という末脚でライバルを一蹴。ブリックスアンドモルタル産駒初の重賞ウイナーに輝いた。

オーナーの(株)G1レーシング・吉田正志代表は「切れのある勝ち方でしたし、この競馬ができれば距離が延びても大丈夫。まだまだ成長を見込めますよ」と行く末に期待を寄せる。次走は未定だが、暮れのGⅠも視野に入ってくるはず。過去の優勝馬にのちのGⅠ馬が名を連ねる名馬への登竜門を制した逸材が、世代の横綱へと名乗りを上げた。(綿越亮介)

ゴンバデカーブース 父ブリックスアンドモルタル、母アッフィラート、母の父ディープインパクト。青鹿毛の牡2歳。美浦・堀宣行厩舎所属。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬。馬主は(株)G1レーシング。戦績2戦2勝。獲得賞金4051万5000円。重賞初勝利。サウジアラビアロイヤルCは松山弘平騎手が初勝利。堀宣行調教師は2019年サリオスに次いで2勝目。馬名は「イランにある完全レンガ造の塔。母名、父名および父父名より連想」。



★キャリア1戦でのV…2017年のダノンプレミアムから、7年連続。

★ブリックスアンドモルタル産駒…現2歳が初年度で、今回がJRA重賞初出走(マイネルブリックスと2頭出し)。レース史上でも新種牡馬産駒によるVは初めてとなった。

★出世レース…昨年まで8回開催され、勝ち馬のうちダノンプレミアムグランアレグリアサリオスドルチェモアの4頭がGIウイナーへと出世。ブレスジャーニーステラヴェローチェも重賞タイトルを上乗せした。

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【血統アナリシス】毎日王冠2023 Saldeの曾孫が3連覇中、「ディープインパクト×Storm Cat」も異彩を放つ 2023年10月7日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は毎日王冠2023・血統予想をお届けします!


2015年エイシンヒカリ、17年リアルスティール、19年ダノンキングリー、「父ディープインパクト×母の父Storm Cat」となる配合が存在感を放ち、通算でも【3.2.0.0】と申し分のない成績を残している。なお、17年においてはリアルスティールサトノアラジンで1・2着となっているため、同配合の馬で勝ちあぐねたのは21年2着ダノンキングリーくらいだろう(それでも58kgを背負いながら勝ち馬とはアタマ差の惜敗だった)。

ほか、ドイツに所縁ある血統馬も上位を賑わす傾向が見受けられ、2020~22年はサリオスシュネルマイスターサリオス(2回目)とSaldeの曾孫が勝利。つまり、続柄でいえば2頭は「はとこ」ということになる。歴代の勝ち馬では13年エイシンフラッシュもドイツ色の強い血統馬といえるだろう


ソングラインは、父キズナ×母ルミナスパレード(母の父シンボリクリスエス)。同産駒は初出走となるが、父は「父ディープインパクト×母の父Storm Cat」となる配合であることからも動向を注視したい種牡馬といえるだろう。なお、母の父も種牡馬として10年1着アリゼオを出している。本馬は全7勝を左回りで挙げるサウスポーであり、東京では安田記念連覇など「5-2-0-1」と一度しか連対を外していない得意舞台。牝馬にして57kgの負担重量、はじめての1800mなど課題はあるが、当地でG1・3勝の実績はぞんざいにできない。

シュネルマイスターは、父Kingman×母セリエンホルデ(母の父Soldier Hollow)。本馬は2年前の勝ち馬となるためコース適性については折り紙付きだが、冒頭で述べたとおり、直近3年はSaldeの曾孫で3連覇を飾っている牝系の実績も特筆に値する。しかも、はとこサリオスの2勝目においては、東京芝1800mのコースレコードまでをも更新していた。本馬自身、東京競馬場は「2-1-2-0」と4着以下に敗れておらず、3度の敗戦はいずれも安田記念とG1でのもの。3戦して1勝2敗の宿敵ソングラインとの再戦にも衆目が集まる。


【血統予想からの注目馬】
ソングライン ①シュネルマイスター

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【血統アナリシス】サウジアラビアRC2023 近年のトレンドは「母の父ディープインパクト」 2023年10月6日(金) 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はサウジアラビアRC2023・血統予想をお届けします!


歴代の勝ち馬では、2014年クラリティスカイ、17年ダノンプレミアム、18年グランアレグリア、19年サリオス、22年ドルチェモアの5頭が、のちに世代限定マイルG1を制することになる。また、先述したサリオスほか、20年の勝ち馬ステラヴェローチェ皐月賞東京優駿日本ダービー)でも上位争いを繰り広げているように、素質馬が能力の違いをまざまざと見せつけてしまう2歳重賞となるため、一概に血統傾向を当てはめることは難しい。

ただし、近年は「父または母の父がディープインパクト」となる馬の活躍が顕著であり、とくに20年1着ステラヴェローチェ、22年1着ドルチェモアと2頭の勝ち馬を出した「母の父ディープインパクト」の動向は注目に値する。

ゴンバデカーブースは、父ブリックスアンドモルタル×母アッフィラート(母の父ディープインパクト)。今年のメンバーでは唯一となる「母の父ディープインパクト」に該当。一方、父は現2歳世代が初年度産駒となる新種牡馬で、ききょうSを勝ったクイックバイオなどを出す。同産駒はJRAで挙げた6勝のうち半数の3勝が4コーナー先頭であり、血統構成からも主導権を握った際の粘り腰には気を配る必要がある。本馬自身も新馬では逃げ切り勝ちを収めていたが、今回もマイペースの逃げが叶えば侮れないところがありそうだ。

ボンドガールは、父ダイワメジャー×母コーステッド(母の父Tizway)。同産駒は仕上がりの早さに定評があるだけに、本競走でも「0-0-3-2」と高い好走率を誇っている。とくに前走で上がり3F最速となる末脚を駆使していた馬に限れば「0-0-3-0」と崩れていない。本馬は前評判の高い素質馬が集う3回東京開幕週の新馬を制していることも強調しやすく、2着以下に下した面々の活躍ぶりからも資質の高さには太鼓判を押せるだろう。半兄ダノンベルーガも2戦目で重賞勝ちしていたように、母系からも早期完成度には一目置ける存在だ。


【血統予想からの注目馬】
ゴンバデカーブース ③ボンドガール

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サリオスの関連コラム

閲覧 1,162ビュー コメント 0 ナイス 1

香港マイル(シャティン芝1600m)
香港マイラー陣はスプリント陣とならび世界に屹立してきました。この10年間で香港スプリントは日本馬はロードカナリア連覇と一昨年のダノンスマッシュの3勝を許しましたが、香港マイルモーリスアドマイヤマーズの2勝のみ。日本馬にとってマイルの頂はスプリント以上の高みにあります。

この頂きに日本から昨年の3歳マイル王、シュネルマイスター(牡4・手塚貴久厩舎)、2019年の2歳マイル王、サリオス(牡5・堀宣行厩舎)に今年の2歳マイル王、ダノンスコーピオン(牡3・安田隆行厩舎)、フランスでG1を勝ったオーストラリア馬のローズオブインディシーズ(牡4・A.ニーシャム厩舎)が登頂に挑みます。

今年はフルゲートに遥かに満たぬ10頭立てとなりましたが、香港マイルの頂が天に迫らんとしているからでしょう。その高き頂に蟠踞(ばんきょ)しているのが、日本にもその名が知れた香港三冠馬にして、このレース3連覇を虎視眈々と狙うゴールデンシックスティ(セ7・F.ルイ厩舎)です。香港デビュー以来、25戦22勝、負けた3走も負けに負けの理由あり。香港史上最強馬といって差し支えありません。
昨季は春のマイル王決定戦、チャンピオンズマイル(G1・シャティン芝1600m)を2馬身差で快勝して休養。今季は昨季と同じく前哨戦のジョッキークラブマイルから戦線復帰。ポン勝ちして王者の王者たる姿を見せてくれました。

これに続く香港第2の頂がカリフォルニアスパングル(セ4・A.クルーズ厩舎)です。この馬は私が最も親しくしている調教師、A.クルーズの管理馬。香港に渡航できなかったこの3年間、国際競走の前には日本馬の敵情偵察で電話をかけてきてくれるのですが、昨年も一昨年も国際競走に出走しない前に、「うちの厩舎には逸材がいる」と強調していたのがこの馬でした。
スパングルはトニーの期待に応えて昨年の4歳三冠シリーズの前に6戦して5つの勝ち星をあげ三冠に臨み緒戦のクラシックマイル2着、第2レグのクラシックカップを快勝、第3レグの香港ダービーは頭差2着と準々三冠の好成績を残します。その勢いを借りて昨季春のマイル王決定戦、チャンピオンズマイルでは絶対王者、ゴールデンの胸を借りると弱冠4歳馬ながら2馬身差の2着。香港マイラー陣に新星が現れたことを強く印象づけました。

今季は若馬らしく早めに仕上げて9月25日のセレブレーション・カップ(G3・シャティン芝1400m)で戦線復帰すると2馬身差の快勝。続くシャティン・トロフィー(G2・シャティン芝1600m)もダントツの1番人気1.3倍に応えてぶっこぬくと前哨戦で絶対王者の胸に再びぶつかっていきます。この前哨戦では休み明け連勝のスパングルが単勝1.6倍と目が高い香港競馬ファンは休み明けのゴールデンよりも高い評価を与えたのです。
スパングルは2度目の挑戦でも絶対王者の軍門に屈しましたが、着差は首! チャンピオンズマイルの2馬身差から大きく縮めて天の頂に迫って見せたのです。この馬の強みは強力な逃げにあります。これまでの13戦、ハナを譲ったことは一度としてなく、道中交わされたとしてもしぶとく逃げ残る。これで13戦全連対を果たしてきたのです。今年は10頭の小頭数、スパングル以外に逃げ馬は見当たりません。一方のゴールデンは中団かさらに後ろから直線勝負の馬、ペース次第では前走首差を逆転させることも十分可能と見ます。

この2強に続く香港第三の男がワイクク(セ7・J.サイズ厩舎)です。昨季スチュワード・カップではゴールデンにあっと言わせたクラッチヒッター。その裏返しで好走と凡走を繰り返すわけですが、前哨戦では2馬身3/4差の3着と2強には及びませんでしたが、4着には2馬身1/4としっかり力の差を見せました。4着モアザンディス(セ6・C.シャム厩舎)、エクセレントプロポーザル(セ6、J.サイズ厩舎)はこの着差では挽回は厳しく、2000mの前哨戦、ジョッキークラブカップ7着から路線を変更して香港マイルに臨むビューティージョイ(セ6・A.クルーズ厩舎)はいくらなんでも家賃が高すぎ、ここでは馬場掃除の評価しかできません。

対立の構図は香港2強いずれが高いか測りかねる最高峰に日本勢が踏破を図る、という形。連なる二つの高き頂から最も近い高みにいるのはラストランにメイチの仕上げで臨み、世界の盟主R.ムーアを鞍上に迎えたサリオスと見ました。日本の秋G1シリーズでカタカナ名騎手が上位を独占したことが物語るように日本の騎手と外国人、特に欧州競馬シーズン閉幕後、短期免許を取得して来日する世界の名手との技量差は歴然。マイルCSでは3着と惜しい競馬になってしまったR.ムーアは勝手知ったるシャティンのマイル戦で前走の雪辱に燃えているはずです。
これに続くのがシュネルマイスター。こちらもマイルCSは不本意な競馬、ここでは今春のドバイ遠征の経験が着てくるはずです。

香港2強に日本の2強がどこまで迫れるか、香港マイルの焦点はここに尽きます。いずれも人気を集めると思いますので、買い目を絞って3連単勝負が王道、私は香港で4連単で大勝負をかけ田園調布に家が建つ甘い夢を見ることにします。甘粕代三の渾身の予想は12日(土)夜公開、ご期待下さい。

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。


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2022年11月25日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】日本+欧州のいいとこ取り?『ハイブリッド型』レーン騎手/ジャパンカップ展望
閲覧 1,678ビュー コメント 0 ナイス 4

マイルチャンピオンシップは、レーン騎手騎乗のセリフォスが大外一気の差し切り勝ち。今回が初騎乗だったが、慌てず騒がずじっくりを脚を溜めたことが、ラストの末脚爆発につながった印象だ。

2着には馬群を捌いて伸びてきた昨年3着のダノンザキッド、3着にはソダシがしぶとく伸びてきた。期待した◎ソウルラッシュは外から伸びたものの、最後の最後でソダシに競り負けて4着。勝ち馬の鋭い決め手が際立った一戦だった。

それにしてもセリフォス騎乗、レーン騎手の勢いが止まらない。これで、春から数えて4戦連続G1好走。それもすべて人気薄なのだから恐れ入る。

安田記念 サリオス 8番人気3着
宝塚記念 ヒシイグアス 5番人気2着
エリザベス女王杯 ウインマリリン 5番人気2着
マイルCS セリフォス 6番人気1着

この他にオークスでもスタニングローズに騎乗し10番人気2着と好走しており、

「G1は黙ってレーンを買え」

という状況になっている。レーン騎手の素晴らしさは、いわゆる短期免許の外国人騎手、特に欧州の騎手から連想される「剛腕」だけではない点だろう。かつてリスグラシューメールドグラースノームコアを勝たせたような腕っぷしの強さはもちろん感じさせるが、前述したオークスではスタニングローズに騎乗しやや長いと思われる2400mを持たせたほか、エリザベス女王杯ではウインマリリンで脚を溜めて好走、今回のマイルCSでもセリフォスで後方待機を選択し直線末脚を爆発させた。

いわば、「日本人騎手の柔らかさ」と「欧州騎手の力強さ」を兼備した『ハイブリッド型』こそがレーン騎手の真骨頂なのかもしれない。しかも意外なことに、今回の来日ではまだ1番人気馬への騎乗ゼロと、そこまでいい馬ばかりに乗っているわけではない。今週末のジャパンカップにもおそらく伏兵になるだろうヴェルトライゼンデに騎乗予定だが、今の勢いならば侮れない存在になるかもしれない。

ジャパンカップ展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はジャパンカップ。注目馬はコチラ。

オネスト(ルメール騎手)

注目はオネスト&ルメール騎手。

今年は外国馬に出番があるとみて、オネストに注目したい。前走の凱旋門賞では全く見せ場なく敗れたが、欧州馬としては決め手のあるタイプで、タフな馬場の2400mはまったく合わなかった。適性外の一戦とみて良いだろう。むしろ再評価すべきは2走前の愛チャンピオンS。このレースは凱旋門賞でも注目を集めた勝ち馬ルクセンブルク以下ハイレベルなメンバーが揃っていた一戦で、3着は本番・凱旋門賞で2着したヴァデニ、4着は日本でもおなじみのミシュリフだった。

本馬の父・フランケルは、すでに日本でも複数のG1ホースを輩出しており適性は証明済み。鞍上には東京2400mを知り尽くした『日本人騎手』のルメール騎手が騎乗できるのも大きなプラス材料だろう。久々に外国馬の快走が見られそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年10月14日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】G1を超えるG2も今は昔/秋華賞展望
閲覧 2,361ビュー コメント 0 ナイス 3


3日間開催では東西で毎日王冠京都大賞典のG2が行われた。

この2レースはかつて「G1を超えるG2」と言われて盛り上がったこともあったものだが、近年はやや存在感が希薄になっている。それは直行ローテの馬が増えたためで、一流馬は天皇賞(秋)が使い始めの一戦、そこからジャパンカップ有馬記念、あるいは香港へ、というのが主流になっている。

もちろん直行が増えた理由はひとつではない。仕上げ技術の向上により以前のようにトライアルを使うことが一般的でなくなったのもあるし、G1の賞金が高額になり、そこで勝ち負けできる馬はG2に出走するメリットがあまりなくなった…ということもあるだろう。

参考までに、例えばテイエムオペラオーが走っていた2000年と比較すると、秋G1の賞金は以下のように変化している。

天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念の賞金推移(2000年→2022年)

天皇賞(秋)  1億3200万円 →2億円
ジャパンカップ 2億5000万円 →4億円
有馬記念    1億8000万円 →4億円

ご覧の通り軒並み賞金は上がっており、とりわけ有馬記念などは倍以上になっている。その間、G2の賞金はほとんど変わっていないのだから、当然有力馬はこれまで以上にG1重視のローテを組む方が合理的だ。

…いきなりお金の話を始めてどうしたのかと思われるかもしれないが、そういう視点で先週のG2を見直すと、やはり「G1を超えるG2」というような認識を改めなくてはならないように思う。

サリオスが勝った毎日王冠は確かに豪華メンバーではあったが、それでは秋G1で即通用するかというと実は相手関係からも怪しい面がある、それは京都大賞典上位組に関しても同様だ。

参考までに過去5年の両レースの勝ち馬を並べてみる。

毎日王冠過去の過去5年の勝ち馬

2017年 リアルスティール 
2018年 アエロリット
2019年 ダノンキングリー
2020年 サリオス
2021年 シュネルマイスター

京都大賞典の過去5年の勝ち馬

2017年 スマートレイアー 
2018年 サトノダイヤモンド
2019年 ドレッドノータス
2020年 グローリーヴェイズ
2021年 マカヒキ

上記の馬たちがその後の秋G1でどうだったのかというと…実は国内G1で馬券圏内に好走したのは昨年のシュネルマイスター(マイルCS2着)のみ。むしろ負けた組の中からシュヴァルグランインディチャンプキセキなど、秋G1での好走馬が出ている。

つまり、これらのレースで好走しているようでは、秋G1に余力を残せないか、あるいは毎日王冠の場合1800mに適性を見せすぎている。むしろ、何らかの理由で負けているくらいの馬の方が、まだ今後巻き返しの期待をできるということになる。

今年は毎日王冠から、3着のダノンザキッド、6着のポタジェ京都大賞典からはボッケリーニあたりを巻き返し候補として覚えておきたい。いずれにしても、かつてほどレベルの高いレースではなくなっており、だからこそジャスティンカフェヴェラアズールのような上がり馬を狙う…というのが両レースのトレンドなのかもしれない。この傾向は来年まで覚えておきたい。

秋華賞展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は3歳牝馬の3冠レース最終戦、秋華賞が行われる。注目馬はコチラ。

アートハウス川田将雅騎手)

前哨戦のローズSは好位から抜け出し完勝。春のオークスは不発に終わっただけに改めてのG1挑戦となるが、今回のポイントはなんといっても、

「阪神芝2000mの川田」

は買い。川田騎手は阪神芝2000mの鬼で、2020年以降を見ても、川田騎手×阪神芝2000mは複勝率7割超、ほとんどが人気馬騎乗ながら複勝回収値も100円超。
アートハウスはスタートを決めて器用に立ち回れるので、人馬ともに期待大。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年10月6日(木) 14:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 毎日王冠2022 
閲覧 2,918ビュー コメント 0 ナイス 3



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月9日(日) 東京11R 第73回毎日王冠(3歳以上G2・芝1800m)

【登録頭数:10頭】(フルゲート:18頭)


<前走:エプソムC出走馬>(4ヶ月)
ノースブリッジ(1着、492kg(-4kg))<A>
休み明けでも、かなりしっかり乗り込まれていて、3週連続南Wで好時計。1週前追い切りでは、岩田康騎手騎乗で迫力満点の動きをアピールした。

ジャスティンカフェ(4着、490kg(±0kg))<D>
1週前は金曜日に併せ馬で先着するも、この中間は坂路での時計が平凡。前走時のような目立つ時計が少ない印象を受ける。


<前走:宝塚記念出走馬>(3ヶ月半)
ポタジェ(11着、492kg(-4kg))<C>
前走時はお腹のあたりに多少の余裕が感じられた。休み明けで長めからの乗り込み豊富で時計も上々だが、1週前追い切りは終いもうひと伸びほしい動きだった。

キングオブコージ(17着、498kg(-8kg))<C>
休み明けの前走時は、マイナス体重でも緩さがあった。この中間は坂路での調整。休み明けでも時計は優秀で、あとは馬体が締まってくれば。




<前走:その他のレース>
レイパパレヴィクトリアマイル:12着、440kg(+6kg)5ヶ月)<A>
ヴィクトリアマイルからの休み明けだが、この中間は坂路で好時計をマーク。終いの時計が優秀で、好走時の状態に近い。

サリオス安田記念:3着、528kg(-22kg)4ヶ月)<B>
馬体が絞れスッキリした印象だった前走時。この中間は、3週前、2週前、1週前と追われる毎に時計を詰めてきていて、休み明けでも仕上がりは良さそう。

キングストンボーイ(関越S:2着、502kg(±0kg)中9週)<C>
夏に一度使われていて、この中間も南Wで長めから2本の追い切りを消化してきている。ただ、1週前追い切りでは併走相手に手応えで見劣り動きに重さが感じられた。

ダノンザキッド関屋記念:3着、526kg(±0kg)中7週)<C>
この中間も坂路で好時計が出ていて、日曜日の追い切りがCWを長めからという過程。ただかなり大きな馬で、動きを見ても1週前は反応が鈍く太め残りも窺える状況だけに、残り1週でどこまで絞れるかだろう。

レッドベルオーブ(小倉日経OP:1着、482kg(-2kg)中5週)<C>
休み明けを一度使われての叩き2戦目だが、1週前追い切りを見ると首が高めで終いの伸びがイマイチに映った。

ハッピーアワー(朱鷺S:14着、446kg(-2kg)中5週)<E>
この中間は乗り込み量が少なく時計も平凡で、ここを使ってくるような調整内容ではない。




※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ノースブリッジレイパパレサリオスの3頭をあげておきます。


◇今回は、毎日王冠編でした。
――サイレンススズカグラスワンダーエルコンドルパサーの3強対決。
個人的な戦前の感触としては、逃げるサイレンススズカを、グラスワンダーが捉えることができるのか。ここまで生で馬を見たことのなかったエルコンドルパサーは、少し力が足りないのでは、というのが正直なところだった98年毎日王冠
心情的にはサイレンススズカを応援していて、この後、天皇賞(秋)には出走できない3歳2頭には負けてもらいたくない。そんな気持ちで何週間も前からドキドキとワクワクがとまらなかったことを今でも記憶しています。迎えた当日の東京競馬場は、G1レースかと見紛うほどの超満員となっていました。詰めかけたファンであふれかえるパドックでも、落ち着きのある姿を見せていたサイレンススズカ。やや仕上り不足に映ったグラスワンダー。そして初めて見るエルコンドルパサーはというと、予想に反して私のイメージをガラッと変えてくるほど好印象の佇まいで周回していました。柔らかい動きでかなりの仕上りを伝えるには十分、何度確認してもパドックからは何一つ悪いところがないといった感じで、これまで何千、何万頭と馬を見てきた私でしたが、これほど第一印象の良い馬というのは記憶にありませんでした。
レースは、サイレンススズカの逃げ切りで決着し、ただ1頭サイレンススズカに迫ったエルコンドルパサーが2着。グラスワンダーは、ケガからの復帰初戦でまだ万全ではなかったためか5着に敗退。この日東京競馬場にいたファンの中には、彼らのレースを生で観戦したことがその後大きな財産となり、忘れることのない1日になったという人も多いのではないでしょうか。その後サイレンススズカは残念なことになってしまいましたが、エルコンドルパサーグラスワンダーが大活躍を果たしたのは、皆さんもよくご存知のとおりです。
先週の凱旋門賞での日本馬の敗退を見ると、日本のトップクラスの馬でも欧州に滞在して2400m路線のレースを使い続けていかないと、なかなか勝てる日はこないのではないかと思います。凱旋門賞に挑戦する馬は年々多くなっていますが、エルコンドルパサーディアドラのように長期滞在して挑戦する馬の割合はかなり少ないと思います。今年勝ったアルピニスタは、前走のヨークシャーオークスでは61キロを背負って勝利しています。凱旋門賞を勝つには、タフな馬場をこなす馬体と根性、慣れない環境で挑戦し続けていくことも必要なのではないかと思います。

毎日王冠出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年10月2日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年10月02日号】特選重賞データ分析編(326)~2022年毎日王冠
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G2 毎日王冠 2022年10月09日(日) 東京芝1800m


<ピックアップデータ>

【“同年、かつJRA、かつ1600~2200m、かつG1・G2のレース”において5着以内となった経験の有無別成績(2013年以降)】
○あり [7-8-5-32](3着内率38.5%)
×なし [2-1-4-51](3着内率12.1%)

 格の高いレースを主戦場としてきた馬が中心。2013年以降の3着以内馬27頭中20頭は、年明け以降にJRA、かつ1600~2200mのG1・G2で5着以内となったことがある馬でした。一応付け加えておくと“同年、かつJRA、かつ1600~2200m、かつG1・G2のレース”において5着以内となった経験がない、かつ出走数が14戦以内の馬は2013年以降[2-0-4-17](3着内率26.1%)で、例年ならばそれなりに高く評価できる水準。ただし、今年はキャリア14戦以内の馬が多いので、強調材料と見做すべきではないかもしれません。

主な「○」該当馬→サリオスポタジェレイパパレ
主な「×」該当馬→キングストンボーイジャスティンカフェレッドベルオーブ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降、かつ東京、かつ1400m超、かつ2勝クラス以上のレース”において2着以内となった経験がある」馬は2013年以降[9-8-8-34](3着内率42.4%)
主な該当馬→キングストンボーイジャスティンカフェポタジェ

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2022年6月10日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】馬の体調は多くのポイントの一つにすぎない/エプソムカップ展望
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安田記念は4番人気のソングラインが外から伸びて差し切り勝ち。不利が響き5着に敗れたヴィクトリアマイルから見事に巻き返しを決めた。2着のシュネルマイスターは直線で馬群に突っ込んで伸び、勝ち馬に迫った。終わってみれば同舞台で行われた昨年のNHKマイルCの1~2着が入れ替わる結果。ハイレベルといわれる昨年の3歳世代だが、正確には芝路線、それもマイル路線のレベルが高かった。それを証明するワンツー決着だった。

また、外が伸びる馬場も上位勢には味方した。3着サリオスは8枠17番。最終予想でサリオスを本命にしたのも、馬場傾向が合うと考えたため。昨年の安田記念ほど顕著に外が伸びる馬場ではなかったが、それでも終盤開催になり外がやや有利な状況。とりわけ芝の1400m~1600mは枠なりの競馬になりやすく、馬場傾向の影響をモロに受けていた。

実際に先週の東京芝1400m~1600mは合計7レース行われたが、枠順の傾向は以下の通り。

1~4枠(1-3-1-38)
5~8枠(6-4-6-44)

一目瞭然、明らかに外が優勢だった。

~大幅馬体重減で人気が落ちたサリオス

なお、サリオスに関しては調教後馬体重がマイナス22キロと大きく減らしており、その影響で不安説が流れたことも狙う後押しとなった。もちろん馬の体調は予想をする上で重要なポイントではあるが、あくまでもポイントの一つでしかない。馬場なり、枠順なり、騎手なり、そもそもの適性なり、その他諸々多くの要素が折り重なってレースを行うのが競馬で、極論すれば体調が悪くても馬は走ってしまう。

これは人間に置き換えれば想像できることで、例えば体調が多少悪い中で出社(コロナ禍の現状ではあまりないかもしれないが…)したとして、ではまったく仕事にならないかといえばそうとも限らないはずである。体調が悪くても悪いなりに仕事はこなせるだろうし、必ずしも極端にパフォーマンスが落ちるわけでもない。人間と馬を同一視するのは少々強引かもしれないが、結局馬の体調など馬に聞いてみないとわからない面もあるのだから、レースに行ってしまえば多少不安があっても枠なり馬場なりに恵まれてしまえば走れてしまうものでもある。

サリオスに関していえばやはり外枠のアシストは大きかったし、レーン騎手との相性の良さもプラスとなった。一方で絶好調時なら突き抜けるくらいの能力があるはずで、そういう意味ではやはり万全ではなかったのかもしれない。いずれにしても不安説は過剰に人気落ちを生むこともあるので、時にはむしろ買い材料となる。馬の体調に関するネガティブコメントにはついつい過敏に反応してしまいがちだが、話半分くらいで受け止めるのが適切な対応かもしれない。

なお、東京芝は今週末までCコース。基本的には先週の傾向を引き継ぐはずで、特に騎手が対応する前の土曜日は外が狙いになるはずだ。

では、今回も先週の競馬から次走狙えそうな馬を一頭。

【次走狙い馬】フォーチュンテラー(日曜中京8レース・3歳上1勝クラス/3着)

3歳勢が大挙出走してきたハイレベル戦。メンバーが揃った上に厳しい内枠だったが、それでも直線はキッチリ伸びた。馬群も問題ないシニスターミニスター産駒で、レースぶりには安定感がある。ダート1400mならクラス上位は明らか、引き続き軸での信頼度は高い。

エプソムカップ展望

では、いつも通り週末の注目馬で締めたい。今週末はG1ひと休みで、東京ではエプソムカップが行われる。注目馬はコチラ。

シャドウディーヴァ坂井瑠星騎手)

前走のヴィクトリアマイルでは前が残る流れの中で後方からの競馬になってしまったが、それでもラストは最速タイの32秒9の脚で伸びて来た。今回は距離が延びて、前走時よりは馬場も荒れて差しが届きやすくなっているのは有利。昨年の府中牝馬Sを制した得意舞台で、そろそろ巻き返しに期待できそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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サリオスの口コミ


口コミ一覧

今日の注目馬

 trance30 2024年2月10日() 10:41

閲覧 94ビュー コメント 0 ナイス 2

・京都11R(洛陽S)
 ⑪エスコーラ
 京都芝1600mで行われるハンデ戦。
 年明け以降は京都金杯と東京新聞
 杯があるため、マイル重賞から外
 れた馬が中心となり、近年は頭数
 が揃わないことも多いが、年始の
 マイルリステッドということで、
 それなりに良いメンバーが集まる。
 今年はフルゲートの18頭立て。メ
 ンバーも多種多彩なうえ重賞勝ち
 馬が僅か3頭という難解レースだ。
 中でも狙ってみたいこの馬。
 ディープインパクト産駒の素質馬。
 上に朝日杯FSを制したサリオス
 やサラキアがおり、血統は一級品。
 デビュー2戦目から4連勝してい
 るが、中でも未勝利勝ちが圧巻。
 スタートからの出脚はそれほど良
 くなかったが、中団待機から向正
 面で先行集団に取り付いて行くと、
 そのまま止まることなく先頭に。
 4角でもスピードは減速すること
 なく、直線では後続を突き放して
 1.8秒差のレコード勝ち。L4の
 3角地点で最速10.9、後半1000m
 を56.4という驚異の走りを見せた。
 4連勝後は脚部不安で1年4か月
 の休養を余儀なくされた。そして
 長期休養明けの前走は久々の敗戦。
 スローの上がり勝負となり、勝ち
 馬に2番手から上がり3F33.3秒
 の脚を使われては仕方ないが、自
 身も33.2秒の脚を使って0.3秒差
 の③着に入り復帰戦で力を見せた。
 その後は短期放牧を挟みじっくり
 乗り込まれてきた。使ったあとも
 脚元に反動はなく、叩いた効果で
 デキも良好。今週の坂路でも弾む
 ようなフットワークを披露してお
 り、素軽さがグンと増している。
 過去10年で5~8枠が③着以内に
 19頭と外有利なレースで、今の京
 都の馬場を考えても外枠はプラス。
 稍重でも勝利経験があり、荒れた
 馬場もそこまで苦にならないはず。
 前走でドゥアイズに負けており断
 トツの1番人気にはならないはず。
 しかも前走の斤量3キロ差から2
 キロ差に縮まり逆転は十分可能だ。
 6歳になったがキャリアはまだ6
 戦で馬は若々しい。全姉のサラキ
 アは5歳秋の府中牝馬Sで重賞初
 勝利を飾るとその後のGⅠでは連
 続②着。半兄のサリオスも5歳で
 毎日王冠を勝っており、これから
 本領を発揮してもおかしくない。
 今後のためにもココはシッカリと
 結果を出し賞金加算したいところ。
 なお、東京メインのクイーンCに
 は半妹サフィラが出走。思えば妹
 の前走GⅠ挑戦の前日に復帰戦を
 走って③着だった。
 そして同じ日に2頭が走る今回。
 牝馬クラシックに向け負けられな
 い妹のためにも、今度はシッカリ
 勝って勇気づけたいところだ。

 エスプレッソ 2023年10月29日() 11:07
天皇賞(秋) つまらない予想
閲覧 164ビュー コメント 0 ナイス 1

今年の秋天は小頭数ですが濃いメンバーですね。
重賞を勝っていないのはアドマイヤハダルのみ、ただ混戦模様は3着争い、頭数少なめで不利を受ける可能性が低い今回イクイノックスとドウデュースをまとめて負かせる馬はいないでしょう。

2強の実力は互角だと思います。
今回休養明けの出来次第ですが、ドウデュースは本来叩き良化型で弥生、皐月と取りこぼしてのダービー制覇でした。ジャスタウェイやリスグラシューが覚醒したのが4歳秋だった様に同じハーツクライ産駒のドウデュースももう一段強くなっていれば逆転もあり得るとは思いますがます。


予想

◎ ⑦ イクイノックス
休み明けを気にしない点でこちらを◎にします。
宝塚より出来は良いと言う話をよく聞くので心配ないでしょう。


◯ ③ ドウデュース
前走の京都記念は休み明けで完勝でしたが、相手に恵まれた事もありますがこの馬のポテンシャルで勝ったもので、G1だとやはり叩き良化型の分イクイノックスには少し届かないかと思います。

今回4着以下の凡走でない限りJCは◎1着固定で買うつもりです。


▲ ⑨ プログノーシス
ディープ産駒は勝てないと言う意見もありますが、10年で9連対と実績十分です。
2歳から活躍してクラシックでも活躍したディープ産駒はこの時期前後でピークアウトするので危険ですがフィエールマンのように早熟でないタイプは相性は良いと思います。


△ ⑤ ガイアフォース
父はイクイノックスと同じキタサンブラック、母父はクロフネでこのレースと相性の良いヴァイスリージェント経由のノーザンダンサー系
この馬自身は最後は平坦がいいのではと思います。
小倉でレコード勝ち、京都のマイラーズカップではシュネルマイスターとタイム差無しの2着、安田記念も4着好走とゴール前に坂がないコースが得意なのではと思い穴候補です。


消し
ジャックドール
今回逃げ馬不在で単騎逃げが可能ですが、大阪杯の最初スローで徐々にペースが上がる逃げ方は、今回コース形状から出来ないと思います。
スタートしてすぐにコーナーが有る為各馬ポジション取りの為ある程度速くなります。今回鞍上が藤岡騎手、さらに外目の枠からスタートの速くないジャックが楽に逃げられるとは思えません。


消し
ダノンベルーガ
負けても負けても人気になる最も妙味のないタイプです。
血統的にはサリオスと近いのかと思います。3代母がサリオスの母父と同じロミタスで何かタイプ的に似ていると思っています。
サリオスは東京千八の毎日王冠連覇しましたがそれが一番のパフォーマンスでした。
この馬も東京千八の共同通信杯を勝ちそれ以後勝ち切れず人気はそこそこのままとG1では要らないタイプだと判断します。

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 金環闇蝕 2023年6月1日(木) 08:18
「サラメシ」ってサリオスとかサリエラとかサラキアみたい
閲覧 113ビュー コメント 0 ナイス 5

今日の19:30からの「サラメシ」は馬場造園課の人の昼めしかもしれないよ。(競馬場の整備って書いてあった)

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コメント一覧
13:
  HELPRO   フォロワー:2人 2022年5月31日(火) 20:55:46
サリオスの復活好走に期待。何せ前走高松宮記念は鞍上がクソ。レーンの実力を見せてくれ。
12:
  HELPRO   フォロワー:2人 2020年11月22日() 15:49:12
ミルコ、お前はもうイタリアに帰って良い。
位置取りで遅れる様では日本人と変わりなし。
無様な追い込み騎乗しか出来ないなら馬に負担を掛けるだけ。
是非モレイラと代わって下さい。
11:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年11月21日() 19:41:38
jac 鉄板、秋に成長する血統、16ベスト、

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2022年11月20日マイルチャンピオンS G114着
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2022年11月20日 マイルチャンピオンS G1 14着
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