サリオス(競走馬)

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写真一覧
抹消  栗毛 2017年1月23日生
調教師堀宣行(美浦)
馬主有限会社 シルクレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績15戦[5-2-2-6]
総賞金45,763万円
収得賞金18,400万円
英字表記Salios
血統 ハーツクライ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
サロミナ
血統 ][ 産駒 ]
Lomitas
Saldentigerin
兄弟 サラキアサリエラ
市場価格
前走 2022/12/11 香港マイル G1
次走予定

サリオスの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
22/12/11 香港 7 香港マイル G1 芝1600 9--------** 牡5 57.0 R.ムーア堀宣行 543
(--)
-- --------
22/11/20 阪神 11 マイルCS G1 芝1600 17356.2314** 牡5 57.0 R.ムーア堀宣行 530
(-4)
1.33.6 1.134.1⑪⑬セリフォス
22/10/09 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 10333.011** 牡5 56.0 松山弘平堀宣行 534
(+6)
1.44.1 -0.133.8④⑥⑥ジャスティンカフェ
22/06/05 東京 11 安田記念 G1 芝1600 1881715.783** 牡5 58.0 D.レーン堀宣行 528
(-22)
1.32.3 0.033.0⑦⑨ソングライン
22/03/27 中京 11 高松宮記念 G1 芝1200 181110.7415** 牡5 57.0 石橋脩堀宣行B 550
(+8)
1.08.9 0.635.0⑦⑤ナランフレグ
21/12/12 香港 7 香港マイル G1 芝1600 11--------3** 牡4 57.0 D.レーン堀宣行 542
(--)
1.34.1 0.3----ゴールデンシックスティ
21/11/21 阪神 11 マイルCS G1 芝1600 16249.536** 牡4 57.0 松山弘平堀宣行B 546
(+10)
1.33.1 0.533.7グランアレグリア
21/06/06 東京 11 安田記念 G1 芝1600 14117.938** 牡4 58.0 松山弘平堀宣行 536
(-2)
1.32.4 0.733.7⑨⑧ダノンキングリー
21/04/04 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 13225.835** 牡4 57.0 松山弘平堀宣行 538
(0)
2.02.7 1.137.7レイパパレ
20/11/22 阪神 11 マイルCS G1 芝1600 178174.125** 牡3 56.0 M.デムー堀宣行 538
(0)
1.32.4 0.433.1⑬⑬グランアレグリア
20/10/11 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 11791.311** 牡3 54.0 C.ルメー堀宣行 538
(+10)
1.45.5 -0.534.1④④④ダイワキャグニー
20/05/31 東京 11 東京優駿 G1 芝2400 186124.422** 牡3 57.0 D.レーン堀宣行 528
(-8)
2.24.6 0.534.1⑩⑩⑩⑪コントレイル
20/04/19 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 18473.832** 牡3 57.0 D.レーン堀宣行 536
(-2)
2.00.8 0.135.4④⑤⑥④コントレイル
19/12/15 阪神 11 朝日杯FS G1 芝1600 16362.011** 牡2 55.0 R.ムーア堀宣行 538
(-2)
1.33.0 -0.435.4タイセイビジョン
19/10/05 東京 11 サウジRC G3 芝1600 9331.511** 牡2 55.0 石橋脩堀宣行 540
(+6)
1.32.7 -0.233.1クラヴァシュドール
19/06/02 東京 5 2歳新馬 芝1600 8773.221** 牡2 54.0 D.レーン堀宣行 534
(--)
1.37.1 -0.333.1⑤⑤アブソルティスモ

サリオスの関連ニュース

北海道安平町のノーザンファーム早来で16日、2歳馬の合同撮影会が行われた。撮影中盤には、母サロミナの牝(父ハーツクライ)が登場。全兄に朝日杯フューチュリティSの勝ち馬で皐月賞日本ダービーでも2着したサリオス、半姉に有馬記念エリザベス女王杯でともに2着だったサラキアを持つ注目馬は、育成厩舎の中では一番調整が進んでいる組で順調に調教されており、本州への早期移動が視野に入っている。

ノーザンファームをはじめとする各牧場の有力2歳馬の動向や、東西トレセン発の最新情報は、4月下旬発売予定の週刊Gallop臨時増刊『丸ごとPOG2023~24』に詳しく掲載される。

社台スタリオンステーションで種牡馬展示会 新種牡馬サリオスなどお披露目 2023年2月8日(水) 10:03

北海道安平町の社台スタリオンステーションで7日、種牡馬展示会が行われ、2019年の朝日杯FSを制した新種牡馬サリオス(牡6)や、今年初年度産駒が誕生したコントレイル(牡6)などがお披露目された。同ステーションでは31頭が繋養されており、新種牡馬はサリオスの他に、21年の米GⅠペンシルベニアダービーなどを制したホットロッドチャーリー(牡5)がいる。

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グローリーヴェイズなど5頭が登録抹消 シャドウディーヴァは繁殖入りへ 2022年12月21日(水) 23:56

香港スプリント12着ジャンダルム(栗東・池江泰寿厩舎、牡7歳)が19日付で。今後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬になる予定。通算30戦7勝(うち海外1戦0勝)で重賞は17年GⅡデイリー杯2歳S、22年GⅢ夕刊フジ賞オーシャンS、GⅠスプリンターズSの3勝。総獲得賞金4億1551万2000円(うち海外0円)。

香港ヴァーズ3着グローリーヴェイズ(美浦・尾関知人厩舎、牡7歳)が20日付で。今後は北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬になる予定。通算20戦6勝(うち海外5戦2勝)で、重賞は2019&21年GⅠ香港ヴァーズ、19年GⅡ日経新春杯、20年GⅡ京都大賞典の4勝。総獲得賞金7億3283万7500円(うち海外4億2385万9500円)。

香港カップ9着レイパパレ(栗東・高野友和厩舎、牝5歳)は21日付で。今後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖馬に。通算15戦6勝(うち海外2戦0勝)で重賞は20年GⅢチャレンジC、21年GⅠ大阪杯の2勝。総獲得賞金4億111万9100円(うち海外797万2100円)。

香港マイルの出走を取り消したサリオス(美浦・堀宣行厩舎、牡5歳)は21日付で。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬に。通算15戦5勝(うち海外1戦0勝)で重賞は19年GⅢサウジアラビアロイヤルC、GⅠ朝日杯FS、20&22年GⅡ毎日王冠の4勝。総獲得賞金4億9217万7100円(うち海外3454万6100円)。

ターコイズS13着シャドウディーヴァ(美浦・斎藤誠厩舎、牝6歳)も21日付で。今後はノーザンファームで繁殖馬に。通算31戦3勝で重賞は21年GⅡ府中牝馬Sの1勝。総獲得賞金1億9502万円。

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【朝日杯FS】ドルチェモア、史上17頭目無敗2歳マイル王 坂井瑠星は初コンビも「馬のことはバッチリ分かっていた」 2022年12月19日(月) 08:03

1番人気のドルチェモアが好位から直線で抜け出し、デビューから3連勝でGⅠ初勝利。史上17頭目となる無敗の2歳マイル王に輝いた。初コンビの坂井瑠星騎手(25)=栗・矢作=は、秋華賞スタニングローズに続くGⅠ2勝目。2着に2番人気のダノンタッチダウン、3着に3番人気のレイベリングが入った。



寒さを忘れさせるほど熱い、最後の直線での攻防。猛追するライバルを寄せ付けず、1番人気のドルチェモアが力強い脚取りで押し切った。初騎乗で満点回答の坂井騎手が笑みを浮かべる。

「調教で続けてコンタクトを取って、馬のことはバッチリ分かっていました。道中もうまくいって、直線もしっかり反応してくれ、最後は『何とかしのいでくれ!!』という感じでした」

好スタートからスッと控えて3番手を確保。前半800メートル通過が45秒7の速い流れでも、手応え良く直線に向いて満を持して追い出した。残り200メートル付近で先頭に立つと、最後は外から迫るダノンタッチダウンをクビ差で退けた。抜群のレースセンスを発揮し、デビューから3連勝。1984年のグレード制導入後、無敗での制覇は史上17頭目だ。昨年はドウデュースが無傷の3連勝で戴冠し、今年の日本ダービー優勝につなげた。過去にはミホノブルボングラスワンダーなども手にした〝出世手形〟だ。

鞍上にとっては秋華賞に続くGⅠ2勝目。4週連続で追い切りに騎乗し、前走までコンビを組んでいた横山和騎手から助言も受けた。今年は馬主・スリーエイチレーシングの〝主戦〟を務め、オーナーから「一緒にGⅠを取ろう!!」と声をかけられていた。初GⅠタイトルを贈った25歳は「たくさんチャンスをいただいていたので、これで少しは恩返しできたのかなと思います」と胸を張った。

初めての2歳牡馬GⅠ勝利を挙げた須貝調教師は「強かったですね。あまり欠点がない。また、担当の山田助手は厩舎開業当初からのスタッフで、やっとGⅠを勝てたのも良かったです」と笑顔でたたえた。次走は未定ながら、坂井騎手は「折り合いに苦労するタイプじゃないので、距離は延びても大丈夫だと思います」と力を込めた。

母は2013年の桜花賞アユサン。史上16組目の母子JRA・GⅠ制覇を達成した孝行息子は、もっともっとタイトルを積み重ねていく。(山口大輝)

ドルチェモア 父ルーラーシップ、母アユサン、母の父ディープインパクト。鹿毛の牡2歳。栗東・須貝尚介厩舎所属。北海道日高町・下河辺牧場の生産馬。馬主は㈱スリーエイチレーシング。戦績3戦3勝。獲得賞金1億1154万円。重賞は2022年GⅢサウジアラビアロイヤルCに次いで2勝目。朝日杯フューチュリティSは須貝尚介調教師、坂井瑠星騎手ともに初勝利。馬名は「甘い(伊)+もっと」。

★アラカルト★

◆無敗馬の勝利 グレード制導入の1984年以降で昨年のドウデュースに続く17回目。

◆サウジアラビアロイヤルC勝ち馬の勝利 2019年のサリオス以来の3回目。

◆坂井騎手 3回目の騎乗で初勝利。JRA・GⅠは今年の秋華賞スタニングローズ)に続く通算2勝目。

◆須貝調教師 6頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠはヴィクトリアマイルソダシ)続く今年2勝目で通算15勝。

ルーラーシップ産駒 5頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠは17年菊花賞キセキ)以来の2勝目。

◆単勝1番人気の勝利 19年サリオス以来の30回目。

◆関西馬の勝利 阪神JFと別週実施となった91年以降では20年グレナディアガーズ以降3年連続Vで22勝目。関東馬は10勝。

◆札幌デビュー馬の勝利 16年サトノアレス以来の16回目で、同レース最多勝利。

◆単勝人気順のワンツースリー 1→2→3番人気の単勝人気順通りの決着は、JRA・GⅠでは1着アーモンドアイ、2着コントレイル、3着デアリングタクトが入った20年ジャパンC以来。



■売り上げ、入場者数 朝日杯FSの売り上げは146億5868万100円で前年比96・6%。入場者数は1万1106人(うち有料入場1万555人)で同182・3%だった。







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【朝日杯FS】ドルチェモアは自己最速に迫る好時計でパワーアップをアピール アユサンとの母子JRA・GⅠ制覇へ 2022年12月15日(木) 05:00

2歳マイル王決定戦の朝日杯FSの追い切りが14日、滋賀県の栗東トレーニングセンターで行われた。サウジアラビアロイヤルCを制したドルチェモア(栗東・須貝尚介厩舎、牡)は、坂路を軽やかに駆け上がって好仕上がりをアピール。調教評価はメンバーでただ一頭、最高の『S』だ。桜花賞アユサンを母に持つ良血は、1984年のグレード制導入後では史上16組目の母子JRA・GⅠ制覇を狙う。



タレントぞろいの一戦でも、主役は俺だ。無傷の2連勝でGⅠに挑むドルチェモアは、栗東坂路の冷え込んだ空気を吹き飛ばす熱走を披露。見守った須貝調教師が声を弾ませた。

「先週にしっかりやっていいフォームで走れていたので、調整程度にやりました。それでも時計が出ていましたからね。息遣いも良かったです」

全身を使って伸びやかなフットワークで駆け上がり、スムーズに直線に向く。最後まで馬なりのままながら脚取りは力強く、4ハロン51秒7-12秒6でまとめた。調整程度でも、全体時計では自己最速に0秒2に迫る好時計をマーク。レース当週もこれだけ攻められるのは頼もしい限りで、調教評価はただ一頭、最高の『S』だ。

さらに7日には栗東CWコースで一杯に追われ、自己ベストの6ハロン81秒4(ラスト1ハロン11秒4)を計時。2カ月半ぶりでもしっかり仕上がっている。トレーナーは「休みを経て全体的にパワーアップをしている」と目を細めた。

札幌での新馬戦を3馬身差で逃げ切った。前走のGⅢサウジアラビアロイヤルCは、グラニットが前半1000メートル通過57秒8のハイペースで大逃げ。特殊な展開ながら2番手で運び、メンバー最速の上がり3ハロン33秒4をマークして差し切った。初めての距離、舞台、重賞、控える形にすんなり対応。トレーナーは「能力の高さを感じましたね。どんな競馬でもできる」と高く評価する。

また、担当の山田助手は「初戦は北海道の滞在競馬で、2戦目は東京への輸送があったけど、何の問題もなかった。普段もどっしりしていて、しっかりしているね」と優等生ぶりを証言する。自分の力をしっかり出し切れるタイプなのは、キャリアが浅い2歳戦では武器の1つになる。

須貝調教師は「十分、チャンスはあると思っています」と力を込めた。

アユサンは2013年の桜花賞を制覇。母子JRA・GⅠ制覇となれば、史上16組目の快挙となる。母が桜の女王に輝いた舞台で、息子は無傷の3連勝で2歳マイル王の称号を勝ち取る。(山口大輝)



【無敗馬は過去10年で6度V】

過去10年の朝日杯FSは、無敗馬が6度優勝(2013年アジアエクスプレス、15年リオンディーズ、17年ダノンプレミアム、18年アドマイヤマーズ、19年サリオス、21年ドウデュース)している。そのうちダノンプレミアムサリオスは前走で同じサウジアラビアロイヤルCを制しての参戦で、3戦3勝で2歳マイル王に輝いた。今年はドルチェモアを含めて5頭の無敗馬がエントリーしている。

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【朝日杯FS】ルーキー角田大河騎手がGⅠ初挑戦!2歳マイルGⅠの注目点 2022年12月13日(火) 16:00

★母は2013年の桜花賞アユサン 新馬→サウジアラビアRCを連勝したドルチェモア

ドルチェモア(牡、栗東・須貝尚介厩舎)は、札幌の新馬戦とサウジアラビアロイヤルC(GⅢ)を連勝して朝日杯FS(GⅠ)に駒を進めてきた。サウジアラビアRCの勝馬はこれまでに4頭が朝日杯FSに出走し、2勝、2着1回、3着1回と全て3着以内に入っているが、ドルチェモアはデビューからの連勝を伸ばすことができるだろうか。なお、同馬には坂井瑠星騎手が騎乗を予定している。

ドルチェモアは父がルーラーシップ、母が2013年の桜花賞アユサンという血統で、下河辺牧場の生産馬。同牧場の生産馬がJRA・GⅠを勝てば17年菊花賞キセキ)以来となるが、ドルチェモアは母子二代でJRA・GⅠを制すことができるだろうか。

★C・ルメール騎手との新コンビで出走予定 京王杯2歳Sの覇者オオバンブルマイ

オオバンブルマイ(牡、栗東・吉村圭司厩舎)は、中京の新馬戦では角田大河騎手、続く京王杯2歳S(GⅡ)では横山武史騎手が騎乗してデビューから2連勝を飾っている。同馬はC・ルメール騎手との新コンビで朝日杯FSに挑む予定だが、3連勝でGⅠタイトルを手にすることができるか。なお、京王杯2歳S勝馬が朝日杯FSを勝てば2010年グランプリボス以来12年ぶりとなる。また、オオバンブルマイに騎乗予定のルメール騎手は朝日杯に11回騎乗しているが、08年の2着が最高成績で、初勝利がかかる。

★父は新種牡馬リアルスティール デイリー杯2歳Sを制したオールパルフェ

オールパルフェ(牡、美浦・和田雄二厩舎)は今年の新種牡馬リアルスティール産駒で、前走のデイリー杯2歳S(GⅡ)では同産駒初のJRA重賞制覇を遂げた。同馬はデビューから3戦続けて逃げて2勝2着1回という成績を残しているが、今回はどのような戦法で挑むのだろうか。Vなら、オールパルフェを管理する和田雄二調教師はJRA・GⅠ初制覇となる。なお、新種牡馬産駒が朝日杯を勝てば、2005年フサイチリシャール(父クロフネ)以来17年ぶりとなる。

また、オールパルフェに騎乗予定の大野拓弥騎手は朝日杯初騎乗となる。同騎手は今年のデイリー杯2歳SがJRA2歳重賞初勝利となったが、同馬とのコンビで今度はJRA2歳GⅠ初勝利を挙げることができるかだろうか。なお、大野騎手がJRA・GⅠを勝てば、16年チャンビオンズC(サウンドトゥルー)以来6年ぶりとなる。

★ルーキー角田大河騎手はJRA・GⅠ初挑戦 ファインニードル産駒のウメムスビに騎乗予定

今年デビューした新人の角田大河騎手は、ウメムスビ(牡、栗東・新谷功一厩舎)とのコンビで朝日杯FSに参戦する予定で、同レースがJRA・GⅠ初騎乗となる。同騎手は12月12日現在、JRAで552戦33勝という成績を残しており、今年デビューした新人騎手では今村聖奈騎手に次ぐ勝利数をマークしている。角田大河騎手は今年の新人騎手では初のJRA・GⅠ挑戦となるが、デビュー1年目からGⅠを制すことができるか。また、同騎手の朝日杯当日の年齢は19歳6カ月28日で、Vなら、グレード制を導入した1984年以降のJRA・GⅠ最年少優勝記録を更新する。なお、ウメムスビは新種牡馬のファインニードル産駒で、角田大河騎手とのコンビでは4戦1勝、2着1回という成績を残している。

★兄ダノンザキッドに続きJRA2歳GⅠ制覇なるか デイリー杯2歳S2着のダノンタッチダウン

デイリー杯2歳S(GⅡ)2着のダノンタッチダウン(牡、栗東・安田隆行厩舎)は、父ロードカナロア、母エピックラヴという血統で、2021年のセレクトセール(1歳)において2億4000万円(税抜)で取引された。同馬は20年ホープフルS(GⅠ)を勝ち、同年のJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞したダノンザキッドの弟にあたるが、兄に続いてJRA2歳GIを制すことができるか。なお、ダノンタッチダウンを所有する(株)ダノックスは14年ダノンプラチナ、17年ダノンプレミアムで朝日杯2勝を挙げている。ちなみに、成績公報に馬体重が掲載されるようになった1970年以降、朝日杯FSでの最高体重優勝馬は19年のサリオス(538キロ)。ダノンタッチダウンデイリー杯2歳S出走時の馬体重が538キロという大型馬で、記録更新の可能性があるだけにレース当日の馬体重にも注目が集まりそうだ。

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サリオスの関連コラム

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香港マイル(シャティン芝1600m)
香港マイラー陣はスプリント陣とならび世界に屹立してきました。この10年間で香港スプリントは日本馬はロードカナリア連覇と一昨年のダノンスマッシュの3勝を許しましたが、香港マイルモーリスアドマイヤマーズの2勝のみ。日本馬にとってマイルの頂はスプリント以上の高みにあります。

この頂きに日本から昨年の3歳マイル王、シュネルマイスター(牡4・手塚貴久厩舎)、2019年の2歳マイル王、サリオス(牡5・堀宣行厩舎)に今年の2歳マイル王、ダノンスコーピオン(牡3・安田隆行厩舎)、フランスでG1を勝ったオーストラリア馬のローズオブインディシーズ(牡4・A.ニーシャム厩舎)が登頂に挑みます。

今年はフルゲートに遥かに満たぬ10頭立てとなりましたが、香港マイルの頂が天に迫らんとしているからでしょう。その高き頂に蟠踞(ばんきょ)しているのが、日本にもその名が知れた香港三冠馬にして、このレース3連覇を虎視眈々と狙うゴールデンシックスティ(セ7・F.ルイ厩舎)です。香港デビュー以来、25戦22勝、負けた3走も負けに負けの理由あり。香港史上最強馬といって差し支えありません。
昨季は春のマイル王決定戦、チャンピオンズマイル(G1・シャティン芝1600m)を2馬身差で快勝して休養。今季は昨季と同じく前哨戦のジョッキークラブマイルから戦線復帰。ポン勝ちして王者の王者たる姿を見せてくれました。

これに続く香港第2の頂がカリフォルニアスパングル(セ4・A.クルーズ厩舎)です。この馬は私が最も親しくしている調教師、A.クルーズの管理馬。香港に渡航できなかったこの3年間、国際競走の前には日本馬の敵情偵察で電話をかけてきてくれるのですが、昨年も一昨年も国際競走に出走しない前に、「うちの厩舎には逸材がいる」と強調していたのがこの馬でした。
スパングルはトニーの期待に応えて昨年の4歳三冠シリーズの前に6戦して5つの勝ち星をあげ三冠に臨み緒戦のクラシックマイル2着、第2レグのクラシックカップを快勝、第3レグの香港ダービーは頭差2着と準々三冠の好成績を残します。その勢いを借りて昨季春のマイル王決定戦、チャンピオンズマイルでは絶対王者、ゴールデンの胸を借りると弱冠4歳馬ながら2馬身差の2着。香港マイラー陣に新星が現れたことを強く印象づけました。

今季は若馬らしく早めに仕上げて9月25日のセレブレーション・カップ(G3・シャティン芝1400m)で戦線復帰すると2馬身差の快勝。続くシャティン・トロフィー(G2・シャティン芝1600m)もダントツの1番人気1.3倍に応えてぶっこぬくと前哨戦で絶対王者の胸に再びぶつかっていきます。この前哨戦では休み明け連勝のスパングルが単勝1.6倍と目が高い香港競馬ファンは休み明けのゴールデンよりも高い評価を与えたのです。
スパングルは2度目の挑戦でも絶対王者の軍門に屈しましたが、着差は首! チャンピオンズマイルの2馬身差から大きく縮めて天の頂に迫って見せたのです。この馬の強みは強力な逃げにあります。これまでの13戦、ハナを譲ったことは一度としてなく、道中交わされたとしてもしぶとく逃げ残る。これで13戦全連対を果たしてきたのです。今年は10頭の小頭数、スパングル以外に逃げ馬は見当たりません。一方のゴールデンは中団かさらに後ろから直線勝負の馬、ペース次第では前走首差を逆転させることも十分可能と見ます。

この2強に続く香港第三の男がワイクク(セ7・J.サイズ厩舎)です。昨季スチュワード・カップではゴールデンにあっと言わせたクラッチヒッター。その裏返しで好走と凡走を繰り返すわけですが、前哨戦では2馬身3/4差の3着と2強には及びませんでしたが、4着には2馬身1/4としっかり力の差を見せました。4着モアザンディス(セ6・C.シャム厩舎)、エクセレントプロポーザル(セ6、J.サイズ厩舎)はこの着差では挽回は厳しく、2000mの前哨戦、ジョッキークラブカップ7着から路線を変更して香港マイルに臨むビューティージョイ(セ6・A.クルーズ厩舎)はいくらなんでも家賃が高すぎ、ここでは馬場掃除の評価しかできません。

対立の構図は香港2強いずれが高いか測りかねる最高峰に日本勢が踏破を図る、という形。連なる二つの高き頂から最も近い高みにいるのはラストランにメイチの仕上げで臨み、世界の盟主R.ムーアを鞍上に迎えたサリオスと見ました。日本の秋G1シリーズでカタカナ名騎手が上位を独占したことが物語るように日本の騎手と外国人、特に欧州競馬シーズン閉幕後、短期免許を取得して来日する世界の名手との技量差は歴然。マイルCSでは3着と惜しい競馬になってしまったR.ムーアは勝手知ったるシャティンのマイル戦で前走の雪辱に燃えているはずです。
これに続くのがシュネルマイスター。こちらもマイルCSは不本意な競馬、ここでは今春のドバイ遠征の経験が着てくるはずです。

香港2強に日本の2強がどこまで迫れるか、香港マイルの焦点はここに尽きます。いずれも人気を集めると思いますので、買い目を絞って3連単勝負が王道、私は香港で4連単で大勝負をかけ田園調布に家が建つ甘い夢を見ることにします。甘粕代三の渾身の予想は12日(土)夜公開、ご期待下さい。

★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。


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2022年11月25日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】日本+欧州のいいとこ取り?『ハイブリッド型』レーン騎手/ジャパンカップ展望
閲覧 1,386ビュー コメント 0 ナイス 4

マイルチャンピオンシップは、レーン騎手騎乗のセリフォスが大外一気の差し切り勝ち。今回が初騎乗だったが、慌てず騒がずじっくりを脚を溜めたことが、ラストの末脚爆発につながった印象だ。

2着には馬群を捌いて伸びてきた昨年3着のダノンザキッド、3着にはソダシがしぶとく伸びてきた。期待した◎ソウルラッシュは外から伸びたものの、最後の最後でソダシに競り負けて4着。勝ち馬の鋭い決め手が際立った一戦だった。

それにしてもセリフォス騎乗、レーン騎手の勢いが止まらない。これで、春から数えて4戦連続G1好走。それもすべて人気薄なのだから恐れ入る。

安田記念 サリオス 8番人気3着
宝塚記念 ヒシイグアス 5番人気2着
エリザベス女王杯 ウインマリリン 5番人気2着
マイルCS セリフォス 6番人気1着

この他にオークスでもスタニングローズに騎乗し10番人気2着と好走しており、

「G1は黙ってレーンを買え」

という状況になっている。レーン騎手の素晴らしさは、いわゆる短期免許の外国人騎手、特に欧州の騎手から連想される「剛腕」だけではない点だろう。かつてリスグラシューメールドグラースノームコアを勝たせたような腕っぷしの強さはもちろん感じさせるが、前述したオークスではスタニングローズに騎乗しやや長いと思われる2400mを持たせたほか、エリザベス女王杯ではウインマリリンで脚を溜めて好走、今回のマイルCSでもセリフォスで後方待機を選択し直線末脚を爆発させた。

いわば、「日本人騎手の柔らかさ」と「欧州騎手の力強さ」を兼備した『ハイブリッド型』こそがレーン騎手の真骨頂なのかもしれない。しかも意外なことに、今回の来日ではまだ1番人気馬への騎乗ゼロと、そこまでいい馬ばかりに乗っているわけではない。今週末のジャパンカップにもおそらく伏兵になるだろうヴェルトライゼンデに騎乗予定だが、今の勢いならば侮れない存在になるかもしれない。

ジャパンカップ展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はジャパンカップ。注目馬はコチラ。

オネスト(ルメール騎手)

注目はオネスト&ルメール騎手。

今年は外国馬に出番があるとみて、オネストに注目したい。前走の凱旋門賞では全く見せ場なく敗れたが、欧州馬としては決め手のあるタイプで、タフな馬場の2400mはまったく合わなかった。適性外の一戦とみて良いだろう。むしろ再評価すべきは2走前の愛チャンピオンS。このレースは凱旋門賞でも注目を集めた勝ち馬ルクセンブルク以下ハイレベルなメンバーが揃っていた一戦で、3着は本番・凱旋門賞で2着したヴァデニ、4着は日本でもおなじみのミシュリフだった。

本馬の父・フランケルは、すでに日本でも複数のG1ホースを輩出しており適性は証明済み。鞍上には東京2400mを知り尽くした『日本人騎手』のルメール騎手が騎乗できるのも大きなプラス材料だろう。久々に外国馬の快走が見られそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年10月14日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】G1を超えるG2も今は昔/秋華賞展望
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3日間開催では東西で毎日王冠京都大賞典のG2が行われた。

この2レースはかつて「G1を超えるG2」と言われて盛り上がったこともあったものだが、近年はやや存在感が希薄になっている。それは直行ローテの馬が増えたためで、一流馬は天皇賞(秋)が使い始めの一戦、そこからジャパンカップ有馬記念、あるいは香港へ、というのが主流になっている。

もちろん直行が増えた理由はひとつではない。仕上げ技術の向上により以前のようにトライアルを使うことが一般的でなくなったのもあるし、G1の賞金が高額になり、そこで勝ち負けできる馬はG2に出走するメリットがあまりなくなった…ということもあるだろう。

参考までに、例えばテイエムオペラオーが走っていた2000年と比較すると、秋G1の賞金は以下のように変化している。

天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念の賞金推移(2000年→2022年)

天皇賞(秋)  1億3200万円 →2億円
ジャパンカップ 2億5000万円 →4億円
有馬記念    1億8000万円 →4億円

ご覧の通り軒並み賞金は上がっており、とりわけ有馬記念などは倍以上になっている。その間、G2の賞金はほとんど変わっていないのだから、当然有力馬はこれまで以上にG1重視のローテを組む方が合理的だ。

…いきなりお金の話を始めてどうしたのかと思われるかもしれないが、そういう視点で先週のG2を見直すと、やはり「G1を超えるG2」というような認識を改めなくてはならないように思う。

サリオスが勝った毎日王冠は確かに豪華メンバーではあったが、それでは秋G1で即通用するかというと実は相手関係からも怪しい面がある、それは京都大賞典上位組に関しても同様だ。

参考までに過去5年の両レースの勝ち馬を並べてみる。

毎日王冠過去の過去5年の勝ち馬

2017年 リアルスティール 
2018年 アエロリット
2019年 ダノンキングリー
2020年 サリオス
2021年 シュネルマイスター

京都大賞典の過去5年の勝ち馬

2017年 スマートレイアー 
2018年 サトノダイヤモンド
2019年 ドレッドノータス
2020年 グローリーヴェイズ
2021年 マカヒキ

上記の馬たちがその後の秋G1でどうだったのかというと…実は国内G1で馬券圏内に好走したのは昨年のシュネルマイスター(マイルCS2着)のみ。むしろ負けた組の中からシュヴァルグランインディチャンプキセキなど、秋G1での好走馬が出ている。

つまり、これらのレースで好走しているようでは、秋G1に余力を残せないか、あるいは毎日王冠の場合1800mに適性を見せすぎている。むしろ、何らかの理由で負けているくらいの馬の方が、まだ今後巻き返しの期待をできるということになる。

今年は毎日王冠から、3着のダノンザキッド、6着のポタジェ京都大賞典からはボッケリーニあたりを巻き返し候補として覚えておきたい。いずれにしても、かつてほどレベルの高いレースではなくなっており、だからこそジャスティンカフェヴェラアズールのような上がり馬を狙う…というのが両レースのトレンドなのかもしれない。この傾向は来年まで覚えておきたい。

秋華賞展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末は3歳牝馬の3冠レース最終戦、秋華賞が行われる。注目馬はコチラ。

アートハウス川田将雅騎手)

前哨戦のローズSは好位から抜け出し完勝。春のオークスは不発に終わっただけに改めてのG1挑戦となるが、今回のポイントはなんといっても、

「阪神芝2000mの川田」

は買い。川田騎手は阪神芝2000mの鬼で、2020年以降を見ても、川田騎手×阪神芝2000mは複勝率7割超、ほとんどが人気馬騎乗ながら複勝回収値も100円超。
アートハウスはスタートを決めて器用に立ち回れるので、人馬ともに期待大。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年10月6日(木) 14:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 毎日王冠2022 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月9日(日) 東京11R 第73回毎日王冠(3歳以上G2・芝1800m)

【登録頭数:10頭】(フルゲート:18頭)


<前走:エプソムC出走馬>(4ヶ月)
ノースブリッジ(1着、492kg(-4kg))<A>
休み明けでも、かなりしっかり乗り込まれていて、3週連続南Wで好時計。1週前追い切りでは、岩田康騎手騎乗で迫力満点の動きをアピールした。

ジャスティンカフェ(4着、490kg(±0kg))<D>
1週前は金曜日に併せ馬で先着するも、この中間は坂路での時計が平凡。前走時のような目立つ時計が少ない印象を受ける。


<前走:宝塚記念出走馬>(3ヶ月半)
ポタジェ(11着、492kg(-4kg))<C>
前走時はお腹のあたりに多少の余裕が感じられた。休み明けで長めからの乗り込み豊富で時計も上々だが、1週前追い切りは終いもうひと伸びほしい動きだった。

キングオブコージ(17着、498kg(-8kg))<C>
休み明けの前走時は、マイナス体重でも緩さがあった。この中間は坂路での調整。休み明けでも時計は優秀で、あとは馬体が締まってくれば。




<前走:その他のレース>
レイパパレヴィクトリアマイル:12着、440kg(+6kg)5ヶ月)<A>
ヴィクトリアマイルからの休み明けだが、この中間は坂路で好時計をマーク。終いの時計が優秀で、好走時の状態に近い。

サリオス安田記念:3着、528kg(-22kg)4ヶ月)<B>
馬体が絞れスッキリした印象だった前走時。この中間は、3週前、2週前、1週前と追われる毎に時計を詰めてきていて、休み明けでも仕上がりは良さそう。

キングストンボーイ(関越S:2着、502kg(±0kg)中9週)<C>
夏に一度使われていて、この中間も南Wで長めから2本の追い切りを消化してきている。ただ、1週前追い切りでは併走相手に手応えで見劣り動きに重さが感じられた。

ダノンザキッド関屋記念:3着、526kg(±0kg)中7週)<C>
この中間も坂路で好時計が出ていて、日曜日の追い切りがCWを長めからという過程。ただかなり大きな馬で、動きを見ても1週前は反応が鈍く太め残りも窺える状況だけに、残り1週でどこまで絞れるかだろう。

レッドベルオーブ(小倉日経OP:1着、482kg(-2kg)中5週)<C>
休み明けを一度使われての叩き2戦目だが、1週前追い切りを見ると首が高めで終いの伸びがイマイチに映った。

ハッピーアワー(朱鷺S:14着、446kg(-2kg)中5週)<E>
この中間は乗り込み量が少なく時計も平凡で、ここを使ってくるような調整内容ではない。




※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ノースブリッジレイパパレサリオスの3頭をあげておきます。


◇今回は、毎日王冠編でした。
――サイレンススズカグラスワンダーエルコンドルパサーの3強対決。
個人的な戦前の感触としては、逃げるサイレンススズカを、グラスワンダーが捉えることができるのか。ここまで生で馬を見たことのなかったエルコンドルパサーは、少し力が足りないのでは、というのが正直なところだった98年毎日王冠
心情的にはサイレンススズカを応援していて、この後、天皇賞(秋)には出走できない3歳2頭には負けてもらいたくない。そんな気持ちで何週間も前からドキドキとワクワクがとまらなかったことを今でも記憶しています。迎えた当日の東京競馬場は、G1レースかと見紛うほどの超満員となっていました。詰めかけたファンであふれかえるパドックでも、落ち着きのある姿を見せていたサイレンススズカ。やや仕上り不足に映ったグラスワンダー。そして初めて見るエルコンドルパサーはというと、予想に反して私のイメージをガラッと変えてくるほど好印象の佇まいで周回していました。柔らかい動きでかなりの仕上りを伝えるには十分、何度確認してもパドックからは何一つ悪いところがないといった感じで、これまで何千、何万頭と馬を見てきた私でしたが、これほど第一印象の良い馬というのは記憶にありませんでした。
レースは、サイレンススズカの逃げ切りで決着し、ただ1頭サイレンススズカに迫ったエルコンドルパサーが2着。グラスワンダーは、ケガからの復帰初戦でまだ万全ではなかったためか5着に敗退。この日東京競馬場にいたファンの中には、彼らのレースを生で観戦したことがその後大きな財産となり、忘れることのない1日になったという人も多いのではないでしょうか。その後サイレンススズカは残念なことになってしまいましたが、エルコンドルパサーグラスワンダーが大活躍を果たしたのは、皆さんもよくご存知のとおりです。
先週の凱旋門賞での日本馬の敗退を見ると、日本のトップクラスの馬でも欧州に滞在して2400m路線のレースを使い続けていかないと、なかなか勝てる日はこないのではないかと思います。凱旋門賞に挑戦する馬は年々多くなっていますが、エルコンドルパサーディアドラのように長期滞在して挑戦する馬の割合はかなり少ないと思います。今年勝ったアルピニスタは、前走のヨークシャーオークスでは61キロを背負って勝利しています。凱旋門賞を勝つには、タフな馬場をこなす馬体と根性、慣れない環境で挑戦し続けていくことも必要なのではないかと思います。

毎日王冠出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2022年10月2日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2022年10月02日号】特選重賞データ分析編(326)~2022年毎日王冠
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G2 毎日王冠 2022年10月09日(日) 東京芝1800m


<ピックアップデータ>

【“同年、かつJRA、かつ1600~2200m、かつG1・G2のレース”において5着以内となった経験の有無別成績(2013年以降)】
○あり [7-8-5-32](3着内率38.5%)
×なし [2-1-4-51](3着内率12.1%)

 格の高いレースを主戦場としてきた馬が中心。2013年以降の3着以内馬27頭中20頭は、年明け以降にJRA、かつ1600~2200mのG1・G2で5着以内となったことがある馬でした。一応付け加えておくと“同年、かつJRA、かつ1600~2200m、かつG1・G2のレース”において5着以内となった経験がない、かつ出走数が14戦以内の馬は2013年以降[2-0-4-17](3着内率26.1%)で、例年ならばそれなりに高く評価できる水準。ただし、今年はキャリア14戦以内の馬が多いので、強調材料と見做すべきではないかもしれません。

主な「○」該当馬→サリオスポタジェレイパパレ
主な「×」該当馬→キングストンボーイジャスティンカフェレッドベルオーブ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降、かつ東京、かつ1400m超、かつ2勝クラス以上のレース”において2着以内となった経験がある」馬は2013年以降[9-8-8-34](3着内率42.4%)
主な該当馬→キングストンボーイジャスティンカフェポタジェ

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2022年6月10日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】馬の体調は多くのポイントの一つにすぎない/エプソムカップ展望
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安田記念は4番人気のソングラインが外から伸びて差し切り勝ち。不利が響き5着に敗れたヴィクトリアマイルから見事に巻き返しを決めた。2着のシュネルマイスターは直線で馬群に突っ込んで伸び、勝ち馬に迫った。終わってみれば同舞台で行われた昨年のNHKマイルCの1~2着が入れ替わる結果。ハイレベルといわれる昨年の3歳世代だが、正確には芝路線、それもマイル路線のレベルが高かった。それを証明するワンツー決着だった。

また、外が伸びる馬場も上位勢には味方した。3着サリオスは8枠17番。最終予想でサリオスを本命にしたのも、馬場傾向が合うと考えたため。昨年の安田記念ほど顕著に外が伸びる馬場ではなかったが、それでも終盤開催になり外がやや有利な状況。とりわけ芝の1400m~1600mは枠なりの競馬になりやすく、馬場傾向の影響をモロに受けていた。

実際に先週の東京芝1400m~1600mは合計7レース行われたが、枠順の傾向は以下の通り。

1~4枠(1-3-1-38)
5~8枠(6-4-6-44)

一目瞭然、明らかに外が優勢だった。

~大幅馬体重減で人気が落ちたサリオス

なお、サリオスに関しては調教後馬体重がマイナス22キロと大きく減らしており、その影響で不安説が流れたことも狙う後押しとなった。もちろん馬の体調は予想をする上で重要なポイントではあるが、あくまでもポイントの一つでしかない。馬場なり、枠順なり、騎手なり、そもそもの適性なり、その他諸々多くの要素が折り重なってレースを行うのが競馬で、極論すれば体調が悪くても馬は走ってしまう。

これは人間に置き換えれば想像できることで、例えば体調が多少悪い中で出社(コロナ禍の現状ではあまりないかもしれないが…)したとして、ではまったく仕事にならないかといえばそうとも限らないはずである。体調が悪くても悪いなりに仕事はこなせるだろうし、必ずしも極端にパフォーマンスが落ちるわけでもない。人間と馬を同一視するのは少々強引かもしれないが、結局馬の体調など馬に聞いてみないとわからない面もあるのだから、レースに行ってしまえば多少不安があっても枠なり馬場なりに恵まれてしまえば走れてしまうものでもある。

サリオスに関していえばやはり外枠のアシストは大きかったし、レーン騎手との相性の良さもプラスとなった。一方で絶好調時なら突き抜けるくらいの能力があるはずで、そういう意味ではやはり万全ではなかったのかもしれない。いずれにしても不安説は過剰に人気落ちを生むこともあるので、時にはむしろ買い材料となる。馬の体調に関するネガティブコメントにはついつい過敏に反応してしまいがちだが、話半分くらいで受け止めるのが適切な対応かもしれない。

なお、東京芝は今週末までCコース。基本的には先週の傾向を引き継ぐはずで、特に騎手が対応する前の土曜日は外が狙いになるはずだ。

では、今回も先週の競馬から次走狙えそうな馬を一頭。

【次走狙い馬】フォーチュンテラー(日曜中京8レース・3歳上1勝クラス/3着)

3歳勢が大挙出走してきたハイレベル戦。メンバーが揃った上に厳しい内枠だったが、それでも直線はキッチリ伸びた。馬群も問題ないシニスターミニスター産駒で、レースぶりには安定感がある。ダート1400mならクラス上位は明らか、引き続き軸での信頼度は高い。

エプソムカップ展望

では、いつも通り週末の注目馬で締めたい。今週末はG1ひと休みで、東京ではエプソムカップが行われる。注目馬はコチラ。

シャドウディーヴァ坂井瑠星騎手)

前走のヴィクトリアマイルでは前が残る流れの中で後方からの競馬になってしまったが、それでもラストは最速タイの32秒9の脚で伸びて来た。今回は距離が延びて、前走時よりは馬場も荒れて差しが届きやすくなっているのは有利。昨年の府中牝馬Sを制した得意舞台で、そろそろ巻き返しに期待できそうだ。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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サリオスの口コミ


口コミ一覧

2022年 香港カップ回顧

 競馬場の神様 2022年12月11日() 21:11

閲覧 163ビュー コメント 0 ナイス 2

 見事、今年の香港カップを制したのは、J.マクドナルド騎手が騎乗する英語の表記が Romantic Warrior の ロマンチックウォリアーだった。

 今日12月11日は、佐藤栄作首相が非核三原則を発表した日。だからこそ、阪神JFでリバティアイランドに騎乗した川田Jは、当初、コロナに感染したとの理由で、この馬に騎乗することを見合わせたわけですね。というのも、川田Jが騎乗するリバティアイランドの馬名の意味はで、この自由の女神がそびえ立つマンハッタンは、トルーマン大統領が日本に投下するよう指示した非「核」三原則 = 「核」兵器 = 原爆が開発されたところに他ならないから。詳しくは第80回桜花賞の予想を参照のこと。よって、今年の香港カップを制するのは、「トルーマン」大統領 = マク「ド」ナ「ル」ドJが騎乗するロ「マン」チックウォリア「ー」だと私は考える、とすべきだったなあ。マクドナルドJ、ロンジンワールドベストジョッキー受賞、おめでとう!

 ラストランが香港マイル → 出走取消のサリオス ローマ神話に登場する戦闘の踊りの発明者
            ロマンチックウォリアー ※Romantic「War」rior = 戦争

〔おまけ〕
 12月11日 カペラS 5枠⑩番ヒロシゲゴールド  北村宏司
        阪神JF 5枠⑨番リバティアイランド      ★1着
        香港C      ダノンザキッド   北村友一 ★2着 


⦿2022年香港カップ予想 → https://umanity.jp/overseas/coliseum/coliseum_view.php?user_id=a59884603d&race_id=2022121104400008
・第74回阪神ジュベナイルフィリーズ結果 → https://umanity.jp/racedata/race_21.php?code=2022121109060411
・2022年ロンジンワールドベストジョッキーの発表 → https://world.jra-van.jp/news/N0012109/ 

 FAIRY PRAW 2022年12月10日() 13:50
サリオス出走取消! 
閲覧 124ビュー コメント 0 ナイス 5

引退レースの香港マイルに出走予定だったサリオスですが、獣医師検査で左前肢跛行と診断された為、本日の11時36分に出走を取り消しました。

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 ユウキ先生 2022年12月9日(金) 08:54
☆香港国際競走☆
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サリオスの掲示板

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コメント一覧
13:
  HELPRO   フォロワー:1人 2022年5月31日(火) 20:55:46
サリオスの復活好走に期待。何せ前走高松宮記念は鞍上がクソ。レーンの実力を見せてくれ。
12:
  HELPRO   フォロワー:1人 2020年11月22日() 15:49:12
ミルコ、お前はもうイタリアに帰って良い。
位置取りで遅れる様では日本人と変わりなし。
無様な追い込み騎乗しか出来ないなら馬に負担を掛けるだけ。
是非モレイラと代わって下さい。
11:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年11月21日() 19:41:38
jac 鉄板、秋に成長する血統、16ベスト、

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2022年11月20日マイルチャンピオンS G114着
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2022年11月20日 マイルチャンピオンS G1 14着
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