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2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズの追い切りが12月6日、栗東トレセンで行われた。アルテミスS2着のサフィラ(栗東・池添学厩舎)は、坂路で活気あふれる動きを披露。調教評価でただ一頭、最高の『S』となった。史上4組目となるJRA2歳GⅠきょうだい制覇へ向けて態勢は整った。
寒空の下、良血のサフィラが栗東坂路を躍動感たっぷりに駆け上がる。動きを見届けた池添調教師は納得の表情でうなずいた。
「先週に時計を出しており、いつでも動ける状態なので、きょうは確認作業。仕上がりは申し分ないです」
朝一番に登場。序盤はゆったりと進むと、加速ラップを刻みながら徐々にペースアップしていく。乗り手の手綱はピクリとも動かずも、グングン伸びてラスト1ハロン12秒3(4ハロン54秒9)でフィニッシュした。全体時計は控えめだが、ソフトな仕上げは予定通りだ。
11月29日に栗東CWコースでの1週前追い切りで、自己ベストで同日最速の6ハロン77秒9(ラスト1ハロン11秒7)の猛時計をマーク。この日はもう強い負荷は必要なかった。その中でも力強い脚さばきが好印象で、調教評価はメンバーでただ一頭、最高の『S』。トレーナーは「前走と同じ調整過程で楽にいい時計が出ている。そのあたりが違うかな」と手応えをにじませる。
母サロミナは2012年独オークスを制覇。全兄サリオスは同舞台で行われた19年の朝日杯FSを優勝するなど、優秀な血筋だ。デビュー2戦目で初勝利を挙げると、前走のアルテミスSは中団から脚を伸ばして2着。勝ち馬の決め手に屈したが、素質の一端を示した。「中3週と間隔が詰まっており、疲労も多少あった。その中で道中の折り合いもついて、いいレースをしてくれたと思います」と前向きに振り返る。
デビューから手綱を取る松山騎手はサリオスで22年の毎日王冠を制し、半姉サラキア(父ディープインパクト)では20年の有馬記念で2着。妹のサフィラについては「最初から完成度が高かった。自分のリズムで競馬をすればチャンスはあると思う」と力を込める。初勝利は阪神芝1800メートルでマーク。池添調教師は「阪神で走っていて、前走でマイルにも対応した。ここで結果を出せれば今後がさらに楽しみです」と期待を寄せた。
戴冠すれば1984年のグレード制導入後、史上4組目のJRA2歳GⅠきょうだい制覇となる。サフィラはポルトガル語でサファイアを意味し、石言葉の一つは『成功』。2歳女王に輝き、競馬史にその名を刻む。(増本隆一朗)
★松山弘平騎手TALK
--前走のアルテミスSは2着
「スタート良く、いいポジションで馬の後ろで脚をためる競馬ができました。いい内容だったと思います」
--1週前追い切りにまたがった感触は
「良かったですね。楽に上がっている感覚で自分が体感しているより、速い時計が出るというのはそれだけ具合がいいということ。その後も厩舎から順調にきていると聞いています」
--この血統の印象
「みんな反応が良くて乗りやすい性格のいい子が多いですね。操縦性もいいです」
--相手関係は
「強い相手もいますのでやってみないと分からないところはありますが、この子もいい末脚を持っていて能力が高いです。チャンスはあると思います」
★昨年は同じアルテミスS2着のリバティアイランドが優勝
アルテミスS2着馬はこれまで7頭が阪神JFに出走し、2015年のメジャーエンブレム、22年のリバティアイランドがともに単勝1番人気の支持に応えて勝利している。また前走・アルテミスS組は、17年のラッキーライラック、20年のソダシ、21年のサークルオブライフを合わせて過去10年で5勝。今年の同レースを制したチェルヴィニアは出走を見送ったため、〝最重要ステップレース〟で最上位のサフィラには要注目だ。
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