ラッキーライラック(競走馬)

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写真一覧
抹消  栗毛 2015年4月3日生
調教師松永幹夫(栗東)
馬主有限会社 サンデーレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績19戦[7-4-3-5]
総賞金73,746万円
収得賞金32,730万円
英字表記Lucky Lilac
血統 オルフェーヴル
血統 ][ 産駒 ]
ステイゴールド
オリエンタルアート
ライラックスアンドレース
血統 ][ 産駒 ]
Flower Alley
Refinement
兄弟 ラルクシリンガバルガリス
市場価格
前走 2020/12/27 有馬記念 G1
次走予定

ラッキーライラックの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
20/12/27 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 16478.144** 牝5 55.0 福永祐一松永幹夫 522
(0)
2.35.5 0.536.5⑨⑨⑦⑤クロノジェネシス
20/11/15 阪神 11 エリザベス杯 G1 芝2200 188183.311** 牝5 56.0 C.ルメー松永幹夫 522
(-2)
2.10.3 -0.133.9⑫⑫⑪サラキア
20/08/23 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 12561.913** 牝5 55.0 M.デムー松永幹夫 524
(0)
1.59.8 0.435.5ノームコア
20/06/28 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 186114.936** 牝5 56.0 M.デムー松永幹夫 524
(+4)
2.16.0 2.538.8⑤⑤⑤クロノジェネシス
20/04/05 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 12554.121** 牝5 55.0 M.デムー松永幹夫 520
(+2)
1.58.4 -0.033.9クロノジェネシス
20/03/01 中山 11 中山記念 G2 芝1800 9773.022** 牝5 55.0 M.デムー松永幹夫 518
(+11)
1.46.6 0.334.2④④④ダノンキングリー
19/12/08 香港 4 香港ヴァーズ G1 芝2400 14--------2** 牝4 55.5 C.スミヨ松永幹夫 507
(--)
2.25.3 0.6----グローリーヴェイズ
19/11/10 京都 11 エリザベス杯 G1 芝2200 18125.431** 牝4 56.0 C.スミヨ松永幹夫 518
(-4)
2.14.1 -0.232.8⑦⑧⑧⑧クロコスミア
19/10/14 東京 11 府中牝馬S G2 芝1800 168153.923** 牝4 54.0 石橋脩松永幹夫 522
(+16)
1.44.8 0.334.3⑥④スカーレットカラー
19/05/12 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 18364.314** 牝4 55.0 石橋脩松永幹夫 506
(-4)
1.30.6 0.133.5⑤⑤ノームコア
19/04/06 阪神 11 阪神牝馬S G2 芝1600 14341.518** 牝4 54.0 石橋脩松永幹夫 510
(-2)
1.33.8 0.233.2⑨⑦ミッキーチャーム
19/02/24 中山 11 中山記念 G2 芝1800 11338.662** 牝4 53.0 石橋脩松永幹夫 512
(+2)
1.45.5 0.034.9ウインブライト
18/10/14 京都 11 秋華賞 G1 芝2000 18477.329** 牝3 55.0 北村友一松永幹夫 510
(+18)
1.59.3 0.834.8⑥⑥⑦⑥アーモンドアイ
18/05/20 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 18124.123** 牝3 55.0 石橋脩松永幹夫 492
(+4)
2.24.4 0.633.9④⑤④⑤アーモンドアイ
18/04/08 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 18111.812** 牝3 55.0 石橋脩松永幹夫 488
(-6)
1.33.4 0.334.5アーモンドアイ
18/03/03 阪神 11 チューリップ G2 芝1600 10551.811** 牝3 54.0 石橋脩松永幹夫 494
(+10)
1.33.4 -0.333.3マウレア
17/12/10 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 186114.121** 牝2 54.0 石橋脩松永幹夫 484
(-2)
1.34.3 -0.133.7⑧⑧リリーノーブル
17/10/28 東京 11 アルテミスS G3 芝1600 157134.421** 牝2 54.0 石橋脩松永幹夫 486
(+6)
1.34.9 -0.134.7サヤカチャン
17/08/20 新潟 5 2歳新馬 芝1600 18484.321** 牝2 54.0 石橋脩松永幹夫 480
(--)
1.36.4 -0.233.1⑤④ラヴァクール

ラッキーライラックの関連ニュース

ブラックソンソルトの半姉は同じ松永幹厩舎に所属して阪神JF、エリザベス女王杯(2勝)などGⅠを4勝したラッキーライラック(父オルフェーヴル)。「小柄で非力なところがあり、良くなるのは使っていってからかも」と松永幹調教師のジャッジは控えめだが、血統は申し分なし。「性格は素直で、芝でいいスピードは出せると思います」と続けた。軽視は禁物だ。

【エリザベス女王杯】復活女王スタニングローズ 22年秋華賞以来GⅠ2勝目 2024年11月11日(月) 05:00

クリスチャン・デムーロ(32歳)=イタリア出身、フランス拠点=騎乗で3番人気のスタニングローズが、早め先頭からそのまま押し切りGⅠ2勝目をゲット。一昨年の秋華賞以来となる白星を飾り、完全復活を遂げた。鞍上も、JRA・GⅠは一昨年のこのレース(ジェラルディーナ)以来のV。2着に12番人気ラヴェル、3着に2番人気ホールネスが入り、1番人気レガレイラは5着だった。



季節外れのばらが淀のターフに咲き誇った。一昨年の秋華賞馬スタニングローズが、復活を告げる勝利を2分11秒1のレースレコードで飾った。自身、2年ぶりのJRAGⅠ制覇となったC・デムーロ騎手は左手でガッツポーズを決めた。

「今回の来日は、GⅠを勝つという目標がありました。(今年は海外GⅠで)2着が多くてふがいない気持ちでしたが、勝ててすごくうれしいです。逃げた馬の後ろで手応え良く運べて、いい脚を直線で使ってくれました」

好スタートを決めると、スッと好位4番手を確保。リズムよく道中を運んで4コーナー手前からスパートを開始して、直線入り口では先頭に立った。強気の立ち回りも「後ろから人気馬がくるのもわかっていましたし、逃げ馬が手応えがなくなっているのもわかったので、これなら、とロングスパートしました」と鞍上の好判断が光った。後続を一気に突き放すと、最後まで脚色は鈍ることなく力強く押し切った。

見事にエスコートした32歳は騎乗停止の影響やコロナ禍もあり、2022年以来の来日。今年3月のドバイ国際競走ではゴールデンシャヒーン、ターフ、シーマクラシックでいずれも2着など大舞台で歯がゆい結果が続いていた。JRA・GⅠ制覇は同年のエリザベス女王杯をジェラルディーナで制して以来。17日のマイルCSでは同じ高野厩舎のナミュールに騎乗する。「(短期免許で)有馬記念まで乗るので、多くの勝ち星を挙げられるよう頑張ります」と意気込んだ。

スタニングローズも約2年ぶりの勝利がGⅠという大仕事。高野調教師は海外出張で不在だったが、小川陽助手は「不安なく送りだせました。調教通りのパフォーマンスがやっと出せました」と胸をなでおろした。

今後は未定だが、「5歳でもフィジカルのコンディションがよく、(今後も)いいレースができる状態だと思います」とジョッキーは太鼓判を押す。ようやくつかんだ復活星。満開を迎えたばらの花は気高く咲き続ける。(山口大輝)

スタニングローズ 父キングカメハメハ、母ローザブランカ、母の父クロフネ。鹿毛の牝5歳。栗東・高野友和厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲サンデーレーシング。戦績17戦6勝。獲得賞金4億2621万6000円。重賞は2022年GⅢフラワーC、GⅢ紫苑S、GI秋華賞に次いで4勝目。エリザベス女王杯はクリスチャン・デムーロ騎手が22年ジェラルディーナに次いで2勝目、高野友和調教師は初勝利。馬名は「魅力的な薔薇」。

★アラカルト

◆C.デムーロ騎手 2022年(ジェラルディーナ)以来の2年ぶり2勝目。JRA・GⅠは22年の同レース以来で今年初勝利。通算5勝目。

◆高野調教師 管理馬延べ7頭の出走で初勝利。これまでの最高は19年(センテリュオ)の4着。JRA・GⅠはNHKマイルC(ジャンタルマンタル)以来で今年2勝目、通算8勝目。

◆優勝タイム 2分11秒1は01年にトゥザヴィクトリーが記録した2分11秒2を上回るレースレコード。

キングカメハメハ産駒 今年出走の2頭含む延べ18頭の出走で初勝利。

◆馬主…㈲サンデーレーシング 22年ジェラルディーナで制して以降、3年連続5勝目。なお、この勝利で同馬主の持つ歴代最多勝利記録を更新した。

◆生産者…ノーザンファーム 22年ジェラルディーナで制して以降、3年連続12勝目。JRA・GⅠは10月27日の天皇賞・秋ドウデュースで制したのに続く、今年7勝目で通算209勝目(ほかJ・GⅠを3勝)。

◆単勝3番人気馬の勝利 19年ラッキーライラック以来、5年ぶり9回目。

◆関西馬の勝利 22年ジェラルディーナ以来、2年ぶり32回目。通算成績は、関西馬32勝、関東馬15勝、外国馬2勝。

◆5歳馬の勝利 古馬との混合戦となった1996年以降、20年ラッキーライラック以来、4年ぶり7回目。

★売り上げ、入場者数

エリザベス女王杯の売り上げは169億314万8200円で前年比99.4%。入場者数は3万2574人で同99.0%だった。

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【エリザベス女王杯2024ほか】11/10(日)の関西上位騎手騎乗馬 C.ルメール騎手はレガレイラとG1制覇を目指す 2024年11月9日() 18:00

栗東所属リーディングジョッキー上位3名の11月10日(日)の騎乗馬及び注目のレースを見ていきたい。


C.ルメール騎手】
11月10日(日)京都競馬場
1R 2歳未勝利(ダ1,400m) ベルエアキング
3R 2歳未勝利(芝1,600m) スピリットサージ
5R 2歳新馬(芝2,000m) コジオスコ
6R 3歳上1勝クラス(芝2,200m) クルミナーレ
7R 3歳上2勝クラス(ダ1,800m) ダブルジョーク
8R 3歳上2勝クラス(ダ1,400m) ダノンスウィッチ
9R 黄菊賞(芝2,000m) ロードガレリア
10R ラッキーライラックC(ダ1,800m) ボールドゾーン
11R エリザベス女王杯・G1(芝2,200m) レガレイラ

メインレースのエリザベス女王杯ではレガレイラに騎乗。昨年のホープフルSではグレード制導入後では初となる牝馬による牡牝混合2歳G1制覇を成し遂げ、今年の春は牡馬クラシック路線へ挑戦をした。前走のローズSでは追い込むも0.4秒届かず5着敗退。今回はデビュー以来、最軽量の斤量54キロで出走。末脚は確実なだけに主役候補の1頭だ。10RのラッキーライラックCではボールドゾーンに騎乗。ここまでコンビでは【1-2-0-0】と好相性。デビュー以降、6戦すべてで馬券圏内となっており安定感も抜群だ。昇級初戦となるが好勝負を期待したい。


川田将雅騎手】
11月10日(日)京都競馬場
3R 2歳未勝利(芝1,600m) アドマイヤズーム
6R 3歳上1勝クラス(芝2,200m) ジンセイ
7R 3歳上2勝クラス(ダ1,800m) フルングニル
8R 3歳上2勝クラス(ダ1,400m) プロミシングスター
10R ラッキーライラックC(ダ1,800m) ラップスター
11R エリザベス女王杯・G1(芝2,200m) ラヴェル

11Rのエリザベス女王杯ではラヴェルに騎乗。2022年のアルテミスS制覇以来、馬券圏外に沈んでいるが今年に入ってからは全レースで前との差が0.6秒以内と健闘はしている。今回は川田将雅騎手が初騎乗。新たな一面を引き出し上位争いに加わりたい。7Rの3歳上2勝クラスではフルングニルに騎乗。これまでにコンビでは【2-1-1-1】で掲示板を外していない。4か月半の休み明けとなり当日の馬体重が気にはなるが、初戦から好走を期待したい。


松山弘平騎手】
11月10日(日)京都競馬場
1R 2歳未勝利(ダ1,400m) ダイシンリンク
2R 2歳未勝利(ダ1,800m) サンライズアレス
3R 2歳未勝利(芝1,600m) シドニーホバート
4R 2歳新馬(ダ1,400m) バシリス
5R 2歳新馬(芝2,000m) ロードアルディート
6R 3歳上1勝クラス(芝2,200m) ウインデイジー
7R 3歳上2勝クラス(ダ1,800m) パシアンジャン
8R 3歳上2勝クラス(ダ1,400m) ロードオルデン
9R 黄菊賞(芝2,000m) カレンラップスター
10R ラッキーライラックC(ダ1,800m) サンライズグルーヴ
11R エリザベス女王杯・G1(芝2,200m) コスタボニータ
12R ドンカスターC(芝1,400m) シンプリーオーサム

メインレースのエリザベス女王杯ではコスタボニータに騎乗する。今年は福島牝馬S制覇など、重賞戦線でも活躍をした。松山弘平騎手とは4勝目をあげた初音Sでもコンビを組んでおり、前走からの継続騎乗。初のG1挑戦となるが善戦を期待したい。3Rの2歳未勝利ではシドニーホバートに騎乗。母ベガスナイトは非常に優秀な繁殖牝馬で産駒3頭が獲得賞金1億円オーバーで、4頭の兄すべてがJRAで勝ち星をあげアメリカズカップコレペティトールが重賞を制している。本馬シドニーホバートは前走クビ差で惜しい競馬だったのだが、その時に前を走っていたのが重賞戦線で好走を続けているマイネルチケット。この時くらいに走れれば勝ち負けできる存在なのではないだろうか。

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【エリザベス女王杯2024】血統アナリシス 異彩を放つノーザンテースト、「父または母の父Roberto系」も活躍するケースが増加 2024年11月9日() 12:00

これまでに日本調教馬で2連覇を達成した馬は、1999年メジロドーベル、2004年アドマイヤグルーヴ、2020年ラッキーライラックとなるが、その3頭はいずれも血統表の5代以内でノーザンテーストの血を引いていた。なお、同血脈を保持する馬には、2009年クィーンスプマンテ(11番人気)、2012年レインボーダリア(7番人気)といった人気薄の勝ち馬も挙げられる。

ほか、2010&2011年スノーフェアリー/Snow Fairy(父Intikhab)、2012年レインボーダリア(父ブライアンズタイム)、2013年メイショウマンボ(母の父グラスワンダー)、2021年アカイイト(母の父シンボリクリスエス)、2022年ジェラルディーナ(父モーリス)といった勝ち馬を中心に、「父または母の父がRoberto系種牡馬」となる馬も年々に活躍するケースが増えてきた。

ルージュリナージュは、父スピルバーグ×母パンツァネッラ(母の父ルーラーシップ)。父は2019~20年に連覇したラッキーライラックの母の父にあたるFlower Alleyの半弟で、全兄には京都巧者として名を馳せたトーセンラーがいる。一方、本馬は01年の勝ち馬トゥザヴィクトリーが出た一族であり、母系に配されたエアグルーヴを介してノーザンテーストの血を引くことにも縁を感じられる。血統背景から京都替わりで大駆けがあっていい。

ライラックは、父オルフェーヴル×母ヴィーヴァブーケ(母の父キングカメハメハ)。父は父系と母系の双方でノーザンテーストの血脈を持つ意欲的な配合が特徴の種牡馬。なお、同産駒からはレース史上4頭目の2連覇を飾ったラッキーライラックが出ており、本馬自身も22年に12番人気2着と激走した実績を持つ。昨年も上がり3F最速で4着になるなど適性は高く、ムラ駆けする血筋でもあるので大敗続きでも一変に気を配りたい存在だ。

モリアーナは、父エピファネイア×母ガルデルスリール(母の父ダイワメジャー)。シンボリクリスエス~Kris S.~Robertoと遡る父系で、同産駒からは21年3着クラヴェルが出た。一方、母の父は07年の勝ち馬ダイワスカーレットの半兄にあたり、それらの母スカーレットブーケがノーザンテーストの直仔。本馬はディープインパクトと同牝系であることも興味深く、血統構成は21年1着アカイイトや22年1着ジェラルディーナと些か似ている。


【血統予想からの注目馬】
ルージュリナージュ ②ライラック ⑤モリアーナ


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【エリザベス女王杯の注目点】秋の女王決定戦! 3歳馬レガレイラは力を見せるか 2024年11月3日() 17:02

★登録馬19頭中でただ一頭の3歳馬 古馬との初対戦に挑むレガレイラ

今年のエリザベス女王杯には19頭の登録があるが、3歳馬は昨年のホープフルS勝ち馬レガレイラ(美浦・木村哲也厩舎)だけだ。エリザベス女王杯が3歳以上のレースになった1996年以降、3歳馬の出走が最も少なかったのは2007年、12年、16年、18年、21年の「2頭」で、今回は3歳馬の最少出走頭数を更新することになる。レガレイラは、今春は皐月賞6着、日本ダービー5着という成績を残し、秋初戦のローズSでは5着に敗れているが、古馬を破って昨年のホープフルS以来の勝利を挙げることができるだろうか。同馬にはC・ルメール騎手が騎乗する予定だ。

★C・デムーロ騎手との新コンビで参戦 秋華賞以来の勝利を目指すスタニングローズ

今年のエリザベス女王杯には、スタニングローズ(5歳、栗東・高野友和厩舎)、レガレイラ(3歳、美浦・木村哲也厩舎)と2頭のGI馬が登録している。過去10年のエリザベス女王杯では、GI馬の勝利は2019・20年に連覇を遂げたラッキーライラックだけで、GI未勝利馬の優勝が多く見られるが、今年出走予定のGI馬2頭は勝利を挙げることができるだろうか。

スタニングローズには、22年の秋華賞以来の勝利がかかる。同馬は秋華賞優勝以降苦戦が続いており、前走のクイーンSでは6着に敗れている。スタニングローズは、テン乗りとなるC・デムーロ騎手とのコンビで出走する予定だが、約2年1カ月ぶりの勝利を挙げることができるだろうか。なお、歴代のエリザベス女王杯勝ち馬では、00年優勝のファレノプシスが、3歳時の秋華賞以来約2年ぶりの勝利をエリザベス女王杯で挙げている。

★出走機会4連勝中のサンデーレーシング シルクレーシングはJRA牝馬限定GI完全制覇に挑戦

馬主の(有)サンデーレーシングは、2019・20年ラッキーライラック、22年ジェラルディーナ、23年ブレイディヴェーグエリザベス女王杯を制しており、同レース出走機会4連勝中となっている。(有)サンデーレーシングの所有馬は、今年のエリザベス女王杯スタニングローズ(5歳、栗東・高野友和厩舎)、レガレイラ(3歳、美浦・木村哲也厩舎)の2頭が出走する予定だが、連勝を伸ばすことができるだろうか。なお、(有)サンデーレーシングは17年から昨年まで7年連続でJRAリーディングオーナーになっており、11月3日現在、今年のリーディングオーナーランキングでも首位に立っている。

また、サリエラ(5歳、美浦・国枝栄厩舎)、シンティレーション(5歳、美浦・池上昌和厩舎)の馬主(有)シルクレーシングには、現在JRAで実施されている牝馬限定GI6レースの完全制覇がかかる。エリザベス女王杯での同馬主所有馬の最高成績は20年サラキアの2着だが、同レース初勝利を挙げることができるだろうか。

★国枝栄調教師JRA牝馬限定GI完全制覇なるか キングカメハメハエピファネイア産駒も同記録に挑戦

国枝栄調教師(美浦)はアパパネアーモンドアイと2頭の牝馬3冠馬を管理するなど、グレード制が導入された1984年以降のJRA牝馬限定GIで松田博資元調教師と並ぶ最多タイの12勝を挙げており、エリザベス女王杯を勝てば、現在JRAで実施されている牝馬限定GI6レースの完全制覇となる。国枝調教師は、今年のエリザベス女王杯エリカヴィータ(5歳)、サリエラ(5歳)の2頭を登録しているが、同レース初制覇を遂げることができるだろうか。

また、種牡馬キングカメハメハエピファネイアの産駒もエリザベス女王杯を勝てばJRA牝馬限定GI完全制覇となる。今年のエリザベス女王杯には、キングカメハメハ産駒はエリカヴィータスタニングローズ(5歳、栗東・高野友和厩舎)、エピファネイア産駒はモリアーナ(4歳、美浦・武藤善則厩舎)が出走する予定だが、初勝利を挙げることができるだろうか。

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20日栗東でラッキーライラックの半妹など37頭の2歳馬がゲート合格 2024年9月20日(金) 16:42

9月20日(金)の栗東トレセンでは、2歳馬37頭がゲート試験に合格。デビューへの関門を突破した。

ヴァルチャースター(母ハープスター、牡、斉藤崇)=母は2014年桜花賞・GⅠなど重賞4勝

ウィンストン(母ブルーストーン、牡、杉山晴)

ヴィーナスバブル(母ヴィーナスフローラ、牝、音無秀)

オブラマエストラ(母ブエナビスタ、牡、池江泰)=母は2011年ジャパンCなどGⅠ・6勝

オメガショータイム(母ファミーユボヌール、牡、松永幹)

キャッチーラン(母マツリダワルツ、牝、浜田多)=半兄ロードクエストは2018年スワンS・GⅡなど重賞5勝

キュアフローラ(母キュアロージズ、牝、音無秀)

コトリノウタウウタ(母エンジェルスマイル、牝、庄野靖)

コントリビュート(母インファクト、牡、大根田裕)

ゴールドダイアー(母ニューコローラ、牡、平田修

ジャスミン(母サトノラミア、牝、浜田多)

スフレ(母ウィンクルム、牝、野中賢)

タイセイバンクール(母パーリオミノル、牡、西村真)

タガノバビロン(母スペシャルディナー、牡、西園翔)

ディスタービア(母ルーレットクイーン、牝、庄野靖)

ドナコルコバド(母ドナウィンディ、牝、今野貞)

トモジャイブ(母ショウナンカガリビ、牡、大根田裕)

ドラゴンテイラー(母Cousin Newyork Fay、牡、藤原英)

ニホンピロマーベル(母ニホンピロヴィータ、牡、中尾秀)

ニュークレド(母トーホウアルテミス、牡、石坂公)

ハギノデュエット(母ハギノナトゥーラ、牝、中竹和)

ハナカホノカ(母トロンボーン、牝、宮本博

ハルカサクソラ(母ブリスアンドラック、牝、杉山佳)

ファイブエム(母ソルファ、牝、野中賢)

ベレーザフィン(母モスカートローザ、牝、音無秀)

ポジターノ(母アマルフィターナ、牝、飯田祐)

マークオブゾロ(母エイシンイザナミ、牡、西村真)

メイショウヨンク(母メイショウコバコ、牡、藤沢則)

ヨシノサプライズ(母アースプレイ、牝、中竹和)

ライブリエクレール(母ルパンスール、牝、小椋研)

ウインクルサルーテの2022(牝、高橋亮

オールブランニューの2022(牝、小椋研)

ハニーエンパイアの2022(牝、平田修

ムーンフライトの2022(牝、大根田裕)

ライラックスアンドレースの2022(牝、松永幹)=半姉ラッキーライラックは2020年大阪杯などGⅠ・4勝

レッドサクヤの2022(牡、今野貞)

ローヌグレイシアの2022(牝、梅田智)

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ラッキーライラックの関連コラム

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月27日(日) 中山11R 第65回有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

【登録頭数:23頭】(フルゲート:16頭)


<ファン投票上位馬>

クロノジェネシス(B)中7週
秋初戦の天皇賞(秋)では、パドックでうるさい面を見せていてそのあたりは気になったが、仕上がり自体は良さそうだった。間隔が詰まるよりは空いたほうが良いところのある馬。秋2戦目となるが、中7週と間隔も十分で、2週前、1週前と長めから追い切られていて今回も仕上りは良さそう。1週前の動きにも手応えに余裕が感じられた。ただ、欲を言えば、宝塚記念前の直線に向くまでの勢いと終いの伸びが見られれば、といった感じ。

ラッキーライラック(C)中5週
前からそうだが、追い切りでは硬い走りをする馬でなかなか良い感じがしない。この中間も、追われてからの硬さがみられ、直線に向く時の手応えも前走時のほうが良かったように見えた。

フィエールマン(B)中7週
中7週だが、この馬としてはこれまでで最も間隔が詰まっての出走。1週前追い切りは、珍しく単走なのかと思ったが、映像を見ると併走馬が直線でついてこれず独走する形で併せ馬にならなかっただけ。舌を出しながら走ってはいたが、1週前にビッシリとできているので出来は悪くない。

キセキ(A)中3週
前走時は、しっかりと乗り込まれていて天皇賞(秋)当時よりかなり良くなっていた。それでも、パドックでは力強さはあったもののまだお腹のあたりに少し余裕が感じられ、まだ絞れそうな印象も。この中間は、中3週となり1週前追い切りではCWを単走で追われている。この馬の良い時の、首が前に出て前脚が真っ直ぐ前に伸びる走りと、気合いが乗っている様子が見受けられた。前走からさらに良くなった感じ。出遅れの不安はある馬だが、角居調教師最後の有馬記念となる今回、ビッシリと仕上げてくるハズでその点でも不気味。

ワールドプレミア(C)中3週
前走が長期休養明けも、馬体はマイナス体重と予想以上に仕上げてきていた印象だった。ただ、坂路中心の追い切りでCW中心の友道厩舎の馬とすれば、少し無理したところもあったのかもしれない。今回は反動が出るか、上積みがあるか気になるところだが、1週前追い切りをCWで行っている点からは、これまでの調教内容に戻ったと良いほうに考えて良さそう。あとは、(パドックでテンションが高くなる馬なので)最終追い切りは強く追いたくはないがそれで仕上がるのか、という部分が難しいところ。

ブラストワンピース(D)中7週
この中間も、追い切りの時計は特に悪くない。ただ、若い頃に見せた前脚が高く上がって力強く書き込むグラスワンダーのような走りができていない。1週前追い切りの動きを見ても、先着してはいるものの併走相手のほうが手応えは良く、前脚が上がっていないので迫力なく映った。あとは、今年好成績の横山武騎手がどう乗るかに希望を託すしかなさそう。

ユーキャンスマイル(B)中3週
秋2戦は相性の良い左回りで結果が出ていない。パドックでもここ2戦は良い時のような張りがない感じにも見えた。ただこの中間は、日、水、日とCWでの併せ馬を3本。1週前追い切りでは力強い動きを披露し、叩き3戦目で状態は良くなってきているように感じる。

カレンブーケドール(B)中3週
前走時は調教の時計や動きが物足りなかったものの、レースでは3着争いに加わり、しぶとさを見せて大崩れのないところを見せてくれた。この中間は、中3週と間隔は詰まるが1週前追い切りでは坂路で良い動きを披露し、前走時よりも良くなっている印象を受けた。

ラヴズオンリーユー(B)中5週
エリザベス女王杯では◎にした馬。前走後はジャパンカップ、香港と候補はあったが、結局ここまで待っての出走となり、乗り込み量も豊富。前走までは坂井瑠騎手が調教で跨ることが多かったが、この中間は調教助手が騎乗して調整されており、何かを修正してきているのかもしれない。動きも良く、前走から引き続きの好状態で出走できそう。


<以下、賞金上位馬>

サラキア(B)中5週
同期のアーモンドアイラッキーライラックとは少し力量差のあった馬だが、今秋は調子が良いようで、エリザベス女王杯ではラッキーライラックと差のない競馬と、勢いを感じる。今回はさらに相手が強くなるが、引き続き調子良好の感。好走も期待できそう。

オーソリティ(C)中6週
骨折明けの前走を勝利して2連勝。この中間も2週前、1週前と併せ馬で先着しているが、動きを見ると右回りの追い切りだと終いの伸びが物足りない印象を受ける。左回りのほうが向いているのかもしれない。

ペルシアンナイト(D)中4週
2000mでは皐月賞大阪杯札幌記念と2着の実績はあるが、勝ち鞍は1800mまで。このぐらいの距離が今は良いというよりは、得意の距離では歯が立たなくなってこちらの距離に回ってきたというような感も受ける。ただ、そう簡単に勝ち負けできるというほど、こちらはこちらでレベルは低くないし、特に強調するほどのこの中間でもない。

バビット(C)中8週
菊花賞時は、距離を意識したのか1週前追いをCWに変えてきていた。今回は、中8週と間隔を十分にとってのこれまで通りの調整。坂路で乗り込まれ、1週前も坂路でというメニューに戻している。ただ、動きを見ると、時計ほど伸びている感じはなく、この相手でこの走りだと物足りない感じがする。

モズベッロ(D)6ヶ月
3着に好走した宝塚記念からの休み明け。坂路で乗り込まれているものの時計は平凡で、併せ馬でも遅れが続きと、状態は戻っていない印象。

オセアグレイト(B)中2週
追い切りでは速い時計の出るタイプではないが、動きに柔らかさがあって良い走りをする馬。この中間も、間隔は詰っているが1週前の金曜日に追い切られて前走時並みの時計をマーク。調子は維持できていそう。

クレッシェンドラヴ(D)中3週
前走は相手も強かったが、あまり使われてこなかった左回りも響いた印象。調教での時計も物足りなかった。この中間も大きく変わった感じはなく、ここも相手が強いので厳しそう。


このコラムからの推奨馬は、キセキフィエールマンクロノジェネシスユーキャンスマイルの4頭をあげておきます。



◇今回は有馬記念編でした。
毎年、年末のコラムや、笠松で開催しているウマニティ杯くりーく賞などで「来年も無事に競馬が開催されることを願い」という言葉を使ってきていましたが、今年ほどこの言葉が重く感じた年はなかったのではないでしょうか。何よりも1年間、毎週途切れることなく競馬が開催されたことに感謝したいと思います。緊急事態宣言があり、様々な競技が開催できなくなっていた中でも、競馬がスポーツと娯楽を提供し、税収も確保してきたことは、非常に大きな意味があったと思っています。ずっと思っていることですが、今年改めて、30数年前に数あるエンタメの中から競馬をチョイスした自分の目も間違っていなかったと、そんな風にも感じています。
そんな中で行われる今年の有馬記念ですが、ジャパンカップに出走した3冠馬3頭の出走がないことこそ少し残念ですが、楽しみなメンバー構成で行われます。年末のお祭りでもある有馬記念は、ぜひともたくさんの人たちに馬券を買って楽しんでもらい、少しでも売上が伸び、コロナ禍のなか頑張ってくれている人たちのために税金を使ってもらえればと思ったりもしています。
今年は短期免許の外国人ジョッキーも不在で、日本のジョッキーにとってもアピールするチャンスでもあります。馬も人も、来年に向けて素晴らしいレースをしてほしいと期待しています。そして、こういう状況下、ある意味“ひとつの奇跡”として繰り広げられる2020年の有馬記念を、この目に焼きつけたいと思っています。
まだまだ先の見えない世の中が続いていくことと思いますが、まずは健康に気をつけて医療現場に負担をかけないようにして、それぞれができることをできる範囲で行っていきましょう!

それでは次回、第5回ウマニティ杯くりーく賞編(予定)でお会いしましょう。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2020年12月25日(金) 16:00 覆面ドクター・英
有馬記念・2020
閲覧 4,261ビュー コメント 0 ナイス 10

先週の朝日杯FSは、グレナディアガーズがフランケル産駒らしく高い潜在能力を見せて、川田騎手が内から巧く差してきて勝利。コラムでも書いたように「大駆けのある馬」とは思っていましたが、頭での馬券は狙えず。もうちょっと強気に行ければなあと思っています。

今年は、この後、入れ替え戦にまわることになりそうですが、最後までやれることをやって結果を残したいと思っています。約6年に渡るプロからずり落ちても、いちウマニティ会員として、競馬好き飲み会参加などを目標に頑張っていきます。個人的には、ホッカイドウ競馬(道営競馬)の小論文を突破して委員となり、地方から中央競馬発展のために尽力したいというのがこの先の夢です。

最終回なので、プロになった時の話を少ししようと思います。プロテストでは、当時失格者が出ての繰り上がり補欠合格でした。3連単でホームランをかっ飛ばすいっくんプロも北海道出身で同期でもあり、リスペクトしている予想家の一人です。北海道から飛行機で銀座まで行って、面接を受けてのデビューでしたが、補欠合格だったぶん、数ヶ月遅れでした(笑)プロ活動期間は調子のいい時も悪い時も含めて楽しかったですよ。是非、この先、やる気のあふれている人はプロを目指して頑張って欲しいです。ネット上でも当たれば神、外れれば詐欺師、と言われる立場ですが、最近はすっかり興味を失われて良いコメントも悪いコメントも無くなりました(笑)まだ地方プロと香港プロは残っているので、そこでも頑張りつつ、再度勝ち上がってこれるよう実力アップを図りたいと思っています(最近、ロジックを変えて大きいのがまた当たるようになってきたので、正直、入れ替え戦でのヒリヒリするような勝負が楽しみでなりません)。

自身の活動としては、北海道に移住してくれる人が増えてくれたらいいなあ、というのが根底にありましたので、テレワークの時代になり、是非そのような流れになっていけばと願っています。食べ物は美味しいし、家賃は高くないし、「密」とは正反対の「疎」の世界だけに、コロナ禍の状態では、「あり」だと思います。これまで、ご愛読いただきありがとうございました。入れ替え戦で勝ち残れたら、その時はまたフェブラリーSでお会いしましょう!


<全頭診断>
クロノジェネシス:強い牝馬の時代を象徴するような形で宝塚記念を圧勝。今年は、牡馬と一緒でも安定して上位に来ており、スタミナも豊富で当然有力。

フィエールマン菊花賞馬で天皇賞(春)を連覇しており、ステイヤーと思われがちだが、前走の天皇賞(秋)でも高く評価したように、中距離適性も十分あって鋭い末脚も使える馬。母がフランスの良血繁殖牝馬であるディープインパクト産駒だけに、ここを勝って、ディープインパクトの正当な後継種牡馬として世界に向けた種牡馬になってほしい。ノーザンFとして、年に1頭しか産めない牝馬より、勝ってこの馬の種牡馬としての価値を高めたいという願望が、ルメール騎手配備に現れているのでは。

ラッキーライラック桜花賞で1番人気ながらアーモンドアイに負け、ショックだったのか(笑)そこからやや低迷期間続いた。そして、スミヨン騎手の騎乗でスイッチが入った(?)か、オルフェーヴル譲りの成長力(?)か、いずれにせよ古馬になって活躍を続けるようになって、いよいよここが引退レースとなる。フィエールマンにルメール騎手をとられてしまったが、福永騎手を用意してもらった。ただ、先週の朝日杯FSでレッドベルオーブが口を割って暴走したように、ソフトタイプの福永騎手が合わないという可能性はありそう。

カレンブーケドール:コンビで活躍してきた津村騎手が下ろされて、大一番に強い池添騎手へのスイッチとなった。ちょっと気の毒だが、津村騎手はG1実績が少ないだけに仕方ないのだろう。JCでも思ったより後ろから差してきたように、3強に食らいついており、ここでも好勝負可能。ディープインパクト×2歳、3歳チリ女王という配合で、瞬発力はそうでもないが底力あり。

ワールドプレミアワールドエースヴェルトライゼンデの下で、昨年の菊花賞馬。11ヶ月ぶりの前走JCでも調教の動きがよく、間に合ったと思い印を打ったが、0.8秒差の6着。三強の壁は厚かったが、使った反動が出ずに良化がみられるここは、好走可能。

オーソリティ:母母シーザリオだけありスタミナ十分で、青葉賞勝ちの後は骨折で半年開いた前走アルゼンチン共和国杯を勝った。近年はアルゼンチン共和国杯からここにつながったりもするのだが、正直今年は......。低レベルなレースだった印象で、ここではまだ厳しいのでは。

キセキ:前走は浜中騎手が抑えるのを諦めたような超ハイペースな大逃げだったが、好レースとなった影の功労者なのかも。ただ、さすがに大暴走後のここは狙いにくい。

ブラストワンピース:一昨年の有馬記念馬なのだが、今年はうまくかみ合わないレースが続き低迷。不器用な巨漢馬だが、若手のホープの横山武騎手がどんな騎乗みせるかは楽しみ。馬券的には買わない予定ではあるのが。

ラヴズオンリーユー:前走あたりは結構ハード調教を積んでいたので、そろそろ状態下降かなともみていたのだが引き続き動きは良い。ただ中山自体初めてで、前走の阪神でも坂で鈍っていた。あまり向く舞台ではないとの印象。前走で凡騎乗のデムーロ騎手も、ちょっとピークを過ぎた感が強くなってきた。

バビット菊花賞では3番人気10着と凡走したが、このコラムでもふれたように、割と予測しやすかった凡走では。ローカル中距離重賞で逃げてしぶとく稼ぐサイレントハンターみたいなタイプ(といっても例えが古すぎるか)で、G1でどうこういう馬でないのでは。

サラキア:府中牝馬S勝ち直後に、とうとうG1エリザベス女王杯でも2着と5歳秋にして今がピークなのかもしれない。ただ中山2500m向きではない印象。

ユーキャンスマイル:春は阪神大賞典勝ちもあり天皇賞(春)もそこそこだった。ただ秋になり1番人気でアルゼンチン共和国杯で4着、JC12着とパッとしない状況。年齢的にまだやれていい5歳の暮れだが、狙いにくい。

ペルシアンナイト:母がゴールドアリュールの全妹で、ハービンジャー産駒だけに、マイル寄りでの活躍から最近は中距離シフトしてきているのかもしれない。ただ、ズブくなってきたからこの距離で、という相手関係ではなく厳しい。

クレッシェンドラヴ:福島が得意な馬で昨年の福島記念、今年の七夕賞勝ちがあるだけに、似た要素のある中山金杯あたりが良いのでは。

モズベッロ宝塚記念では12番人気ながら3着と好走し、このレースと同舞台の日経賞ミッキースワローの2着。激走の下地はありそうで、少額穴で狙うにはいい馬ではないだろうか。

オセアグレイト:今年はダイヤモンドS3着、ステイヤーズS勝ちと数少ない3000m超のレースで好走するステイヤー。中山2500m自体はいい条件なのだろうが、相手関係が厳しい。


<まとめ>
有力:フィエールマンクロノジェネシスラッキーライラック

ヒモに:ワールドプレミアカレンブーケドール

穴で:モズベッロ

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2020年12月20日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2020年12月20日号】特選重賞データ分析編(233)~2020年有馬記念~
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 有馬記念(グランプリ) 2020年12月27日(日) 中山芝2500m内


<ピックアップデータ>

【前走の騎手別成績(2015年以降)】
○今回と同じ騎手 [5-4-3-36](3着内率25.0%)
×今回と異なる騎手 [0-1-2-29](3着内率9.4%)

 過去5年の3着以内馬15頭中12頭は、前走と同じジョッキーが騎乗していた馬。いわゆる“乗り替わり”で臨んだ馬は苦戦していました。計画的な参戦で乗り慣れているジョッキーの確保に成功した馬を高く評価すべきでしょう。

主な「○」該当馬→未定(キセキクロノジェネシスらが該当する見込み)
主な「×」該当馬→未定(オーソリティカレンブーケドールフィエールマンラッキーライラックらが該当する見込み)


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降、かつJRA、かつG1のレース”において1着となった経験がある」馬は2015年以降[3-4-5-16](3着内率42.9%)
主な該当馬→クロノジェネシスフィエールマンラッキーライラック

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2020年11月27日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】ジャパンカップ展望/意外とスンナリ決まらない最近の3強対決
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先週は豪華メンバーのマイルチャンピオンシップが行われた。

当日の阪神芝は前日以上にインが有利。レシステンシアが内枠からスンナリ単騎の逃げを打ったことで、レース全体も先行イン有利の決着となった。

その中で絶好位につけて抜け出して来たのは人気のグランアレグリア。道中の折り合いを心配したが結果的には全く問題なく、直線少し前が詰まるシーンもあったが、体勢を立て直してからの脚の鋭さには目を見張るものがあった。まさに完勝。不安要素もあるとみて最終的な評価は3番手に下げたが、終わってみればとんだ見立て違いだった。

レースの明暗を分けたのは展開だ。当コラムで、「恐らくレシステンシアの逃げはそれほどハイペースにはならず流れは落ち着く可能性が高い」と書いた通り、落ち着いた流れになったことで、外を回った馬はほぼノーチャンスだった。

レシステンシアの北村友騎手に「もっと飛ばして欲しかった」という意見も見られたが、そもそもレシステンシアはこれまで実質的なハイペースで逃げたことはない。阪神JFは確かにそれなりの流れだったが、隊列はスンナリ、前走で1400mを使われていたことで、馬なりでもそれなりのスピードを発揮しただけのことだ。

北村友騎手は馬の気持ちを重視する「馬なり系」のジョッキー。強引に飛ばすような逃げはまずしないので、その特徴通りだった。騎手の特徴を知っておけば、無茶な期待をすることはない。逆に騎手の特徴を知らないままだと、何でもっと違う乗り方をしないんだと、不満ばかりが溜まっていく。納得いかない騎乗があったら、文句を言う前にその騎手について調べた方が良い。

(騎手の動き・特徴については『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』を読めばわかるようになります)

…と偉そうに語ってしまったが、私の本命は◎サリオスだったので、何も言えないのが悔しい。

~意外とスンナリ決まらない”3強”のG1レース

さて、今週末はこの秋屈指の、いや、21世紀屈指の好カードジャパンカップが行われる。

2年前の3冠牝馬にして8冠馬のアーモンドアイに、3歳牡馬牝馬の無敗の3冠馬コントレイルデアリングタクトの激突。この対決は海外遠征があまりできないコロナ禍がもたらした面もあり、今後も恐らく観ることのないドリームマッチとなりそうだ。

こういったレースは得てして馬券的には面白くないケースもあるが、今年はなかなか伏兵陣も充実している。昨年の香港ヴァーズを制し、前哨戦の京都大賞典をステップに臨むグローリーヴェイズ、2年前の2着馬で近走は復調気配を感じる古豪のキセキ、昨年の2着馬でオールカマー2着からココに臨むカレンブーケドールなどなど、通常ならば人気の一角を占めそうな有力どころが参戦。サートゥルナーリアの故障回避は残念だが、それでも十分豪華なメンバーと言えるだろう。

ちなみに、3強対決は今年のG1でも複数回見られるが、3頭での決着はほとんど見られない。3強の定義をどうするかが難しいところだが、仮に、

1、1番人気馬が2倍以上
2、2~3番人気が5倍程度までで拮抗
3、4番人気が10倍超程度と上位3頭から離れている

以上を3強を定義すると、条件にほぼ収まる今年のG1レースは以下の4度あった。

皐月賞

2.7倍 コントレイル →1着
3.6倍 サトノフラッグ →5着
3.8倍 サリオス →2着
(4番人気ヴェルトライゼンデは13.0倍)

天皇賞(春)

2.0倍 フィエールマン →1着
5.0倍 ユーキャンスマイル →4着
5.3倍 キセキ →6着
(4番人気ミッキースワローは11.9倍)

宝塚記念

2.4倍 サートゥルナーリア →4着
4.1倍 クロノジェネシス →1着
4.9倍 ラッキーライラック →6着
(4番人気ブラストワンピースは9.9倍)

スプリンターズS

2.2倍 グランアレグリア →1着
3.9倍 モズスーパーフレア →10着
5.1倍 ダノンスマッシュ →2着
(4番人気レッドアンシェルは13.3倍)

結果はご覧の通り、3強での決着は皆無だ。

さらに遡っても、3強っぽいオッズはしばしば発生しているが、驚くほどその3頭で決まることはない。それらしい決着でいうと2017年の朝日杯だろうか。

2.3倍 ダノンプレミアム →1着
3.9倍 タワーオブロンドン →3着
5.3倍 ステルヴィオ →2着
(4番人気ダノンスマッシュは8.7倍)

オールドファンなら、マヤノトップガンが差し切り、以下サクラローレルマーベラスサンデーで決まった1997年の天皇賞(春)などが3強対決&3強決着として思い浮かぶかもしれないが、近年は意外なほど一筋縄では収まっていない。

もし人気の3冠馬3頭で決まったらごめんなさいだが、馬券的には3頭のうち2頭くらいが馬券に絡み、1頭は別の組が入る…というような買い方が面白いのではないか。

例えば軸馬Aから、3強の残りBCを2列目に、3列目にはあえてBCを入れずに買うというような組み方は効率も良く、期待値も大きいように思う。

ジャパンカップの有力馬&穴馬

というわけで、最後は3強のなかで最も有力と考える馬と、3強以外の伏兵候補を1頭挙げておきたい。

コントレイル

菊花賞は外が有利な馬場状態の中での内枠。スピード豊富なこの馬には、馬場も枠も厳しい条件だった。それでもアリストテレスに詰め寄られながらも退けたのは地力の高さゆえ。東京芝2400mに替わるのは間違いなくプラスで、レースセンスも高く不発リスクの少ないタイプ。3強の中でも最有力とみる。

ユーキャンスマイル

かなり人気は落ちそうだが侮れないのがユーキャンスマイル。前走のアルゼンチン共和国杯は馬場の悪い内を通らされたことと久々が敗因で、悲観するものではなかった。昨年は内が伸びるレースだったジャパンカップだが、その中で外からよく伸びていたし、左回りの長丁場はベスト。今年は昨年よりも外が伸びる馬場になる可能性が高く、岩田騎手の決め打ち的な騎乗がハマれば怖い存在になりそうだ。

※週末の重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2020年11月21日() 09:15 覆面ドクター・英
マイルCS・2020
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前回のエリザベス女王杯は、コラムでの見立て自体は大体良かったと思うのですが、やはり最後は騎手の差が出ましたね。
ラッキーライラックは大外枠の分、少し厳しいかと思っていたのですが、さすがルメール騎手だけあって、早め先頭の隙の無い競馬でした。札幌記念での不甲斐ない負け方は騎手がイマイチだったんでしょう(笑)。
対して本命を打ったラヴズオンリーユーラッキーライラックを奪われた形で奮起するかと思われたM.デムーロ騎手ですが、余分に外々まわって最後たれるという何の工夫も無い残念騎乗でした。
2着に差してきたサラキアは、こちらもコラムでも高い評価を与えていた一頭ですが、北村友騎手(14日12Rでの斜行により今後騎乗停止へ)が鋭く末脚生かす競馬。
ハイペースの失敗逃げのノームコアは、横山典騎手らしいといえば、らしいんでしょうね。行きたがるのをそのまま行かせてハイペース逃げで馬券圏外どころかビリから数えた方が早い惨敗と、高く評価してる人にとっては頭に来る騎乗だったかもしれません。ただ、やはり距離が長かったことと関西輸送もダメだったのではないかとみています。
そんなこんなで、騎手という部分にどうしてもフォーカスしてしまう一戦。個人的には、3連単マルチでちょっとだけ拾えたのですが、あれで210倍は意外でした。今秋は1番人気がきっちりと結果を出すG1続きで、素直さも大事といったところでしょうか。1着3着逆で帯封......、うーん、ルメール騎手がどの馬に乗るか、という時代なんでしょうね。

今年は阪神開催という特殊情勢のマイルCSですが、そこはあまり過剰に意識しないほうが良いのではというのが見立て。そこそこ荒れるレースでも、今年の流れだと1番人気馬がやはり強いのかも。


<全頭診断>
1番人気想定 グランアレグリア:昨年は桜花賞、今年は高松宮記念2着、安田記念とスプリンターズS勝ちと、ディープインパクト×タピット(アメリカでも最高値レベル続く種牡馬)牝馬というだけあり高い能力を示している。前走のスプリンターズSは後方から能力が違うと言わんばかりの突き抜けを見せた。本質的には1400mで世界最強レベルなのだろうが、今の阪神なら、早めに抜け出して、残り1Fは流して勝っちゃうかも。

2番人気想定 サリオス:朝日杯FS勝ち、皐月賞2着、ダービー2着した後、秋は毎日王冠を勝利。コントレイルとの対決となる菊花賞は、距離適性も考え避けたのか、その後はここに矛先を向けてきた。ハーツクライ×ニジンスキー系牝馬だけに正直、菊花賞に出て欲しかったなあとは思うのだが、まあ使い分けとかもある時代だけに仕方ないのだろう。半姉のサラキアエリザベス女王杯で好走したように、この時期が合う血統とも思われる。ただ、トップ以外はそうレベルが高くないと言われている3歳世代だけに、そのあたりがどうか。

3番人気想定 インディチャンプ:昨年の安田記念とマイルCSの春秋制覇をして、今年も安田記念で3着。調教の動きも鋭く、衰え感じず、ここも当然好勝負必至。

4番人気想定 レシステンシア桜花賞2着、NHKマイルC2着と活躍しているが、再三指摘のトップ以外は弱いこの世代だけに微妙。正直マイルでも長いのでは。

5番人気想定 アドマイヤマーズ:1番人気になるであろうグランアレグリアが連対を外した2回をいずれも勝利している、天敵とも言える存在。休み明けのスワンSでも3着に来ての参戦で、川田騎手もあり人気になりそうだが、個人的には非常に相性の悪い馬であまり買いたくない。

6番人気想定 ラウダシオン:春はNHKマイルCを勝ち、秋になって古馬相手にも富士Sで2着とマイル路線での実力上位を示した。ラチを頼らないとフラフラする面などもあるので、武豊騎手に戻ることは外を回すM.デムーロ騎手よりプラスなのでは。

7番人気想定 サウンドキアラ:今年前半は京都金杯、京都牝馬S、阪神牝馬Sと重賞3連勝の後にヴィクトリアマイルでも2着と好走した。ただ秋になりスワンSでは1番人気で10着と惨敗していて、好調期間の終わった牝馬は買いにくい。

8番人気想定 ヴァンドギャルド:春はマイラーズCで3着の後に安田記念に挑んだが10着と惨敗。秋になり富士S勝ちの後に、ここで再度G1挑戦となる。昨秋は3連勝しており、この時期がいい馬なのでは。ここでも楽しみ。

9番人気想定 ペルシアンナイト:夏の札幌記念では久々に2着と馬券に絡んだし、その時にはラッキーライラックに先着したのだが、富士Sで4着だったように全盛期の力はない。

10番人気以下想定
スカーレットカラー:前走得意の東京で、陣営がかなり色気をもってがっちり仕上げていた後だけに、調教の動きは良い。ただ、右回りのG1だけに要らないのではないか。

カツジ:前走のスワンSは岩田康騎手による、追い込み馬のびっくり逃げで11番人気での勝利と嵌った形。ここは再現はないだろう。

アウィルアウェイ:実績は1400mまでで前走のスプリンターズSでは10番人気ながら3着と鋭く追い込んできたのだが、初のマイルがG1というのは普通に考えると厳しく、差し難い今の阪神の馬場も向いていない。

タイセイビジョン:早い時期から活躍してきて、昨年は函館2歳S2着、京王杯2歳S勝ち、朝日杯FS2着、アーリントンC勝ち。とここまでは良かったのだが、NHKマイルC4着、秋になっても富士S5着と段々とトップグループから離れつつあり、成長力がいまひとつの可能性(これだけ稼げばもちろん立派ではありますが)。

ケイアイノーテック:2年半前のNHKマイルC勝ち以降は低迷が続き、今年は掲示板の下のほうには来ているのだが、この相手だとやはり厳しいだろう。

ブラックムーン:京都金杯勝ちから2年10ヶ月馬券にならない状態が続いており、要らない。

メイケイダイハード:7月の中京記念ではびっくりの18番人気Vだったが、その後2戦ともに2桁着順ときているようにここでの一発は期待薄。

ベステンダンク:オープン特別で長くコツコツと稼ぐ馬主孝行馬だが、G1でどうこういう馬ではない。


<まとめ>
有力:グランアレグリアサリオスインディチャンプ

穴で:ヴァンドギャルド

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2020年11月20日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】運よく人気薄が引っ掛かるのも必然/マイルCSの穴馬候補
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先週はエリザベス女王杯が行われ、1番人気のラッキーライラックが、直線力強く抜け出し連覇を達成。大外枠を不安視されたが、それを払拭する見事な勝利だった。このまま順調に行けば次走は有馬記念に出走する可能性もある。そうなると、今週同じく有馬記念に参戦を表明したクロノジェネシス、そしてフィエールマンなどとの激突が実現することになる。今から年末の大一番を楽しみに待ちたい。

馬券とは別に、様々な議論を呼んだのがノームコア=横山典騎手のアッと驚く逃げだろう。控える競馬で結果を出してきた同馬のいわば”奇襲”に賛否両論…というよりは圧倒的に”否”の意見が多かったように思う。2番人気で16着という結果を目の前にすれば、何か言いたくなるのも仕方ない。

もっとも、過去のレースを綿密に振り返ると、今回の逃げは決して特別なことをしたわけではない。基本的にこれまで通り、スタートからギアを入れずにフワッと出して行くレースをしただけだ。ただ今回はさらに距離が延びた上に、他馬がまったく行く気を見せなかったので、結果的に「1番手」に収まってしまった。これはある意味横山典騎手の得意パターンでもあり、あそこから気分良く逃げてそのまま…ということも多々あった。ただ誤算は恐らく1コーナーだろう。もう少しフワッと入れれば良かったが、そこで掛かってエキサイトしてしまった。こうなるともう手が付けられない。直線早々にガス欠したのは、前半の折り合いが上手く行かなかったことに尽きる。

それでも、個人的には同騎手らしい勇気ある素晴らしいチャレンジだったと思う。

武蔵野Sは毎年荒れるドル箱レース

さて、そんな先週だったが個人的な見せ場はまたしても土曜日、武蔵野Sだった。本命にしたのは◎エアスピネルエルムSは条件が合わなかったが、その一戦で人気が一気に落ちていた。

加えて武蔵野Sは難解なレース。昨年も波乱になったように、ダート競馬の中では差しが届きやすく、通常のダート戦で求められる先行力や立ち回りとは異なる能力を問われる。難解なレースは敬遠するのではなく、むしろ難解なレースは高配当を仕留めるチャンス。今年も波乱があるとみて手広く攻めた。

「競馬は思い通りに行かない。思い通りに行かないことを認めて、その前提で予想をする」

ということである。結果としてかなり高めのソリストサンダーが突っ込んできてくれて、3連複は3万馬券、3連単は20万馬券。



運よく人気薄が引っ掛かったように見えるかもしれないが、そうではなく、運よく人気薄が引っ掛かるレースを選んで勝負している、ということである。本コラムでも再三書いているが、改めてレース選択の重要性、波乱度の高いレースを狙うことの大事さを感じた。武蔵野Sは基本的に波乱の構造なので、来年も忘れないでおきたい。

マイルチャンピオンシップ展望

さて、今週末はマイルチャンピオンシップが開催される。来週はジャパンカップが控えているが、負けず劣らずの豪華メンバー。マイルG1ホース8頭が顔を揃えた。

人気は安田記念の覇者グランアレグリア毎日王冠からの参戦となりコントレイル以外に負けたことがないサリオス、そして昨年の春秋マイル王インディチャンプの3頭だろうか。

いろいろ考えて行くとやはりこの3頭は強そうだが、果たして3頭で決まる確率はどれくらいだろうか。割に合うオッズになれば良いが、今回は上位人気勢のあとに控えている伏兵勢もそれなりに強力なので、やはりひと捻りは加えてみたいところ。

恐らくレシステンシアの逃げはそれほどハイペースにはならず流れは落ち着く可能性が高い。というのも、北村友騎手は無茶をするタイプではない。できるだけ馬なりで入って、そのリズムを守るのが同騎手の流儀だ。スタートが速く加速力もあるレシステンシアだが、そこからは出たなり。他の馬が絡んでくれば譲る可能性もあるし、絡んで来なければ淡々と流れる。

今は馬場が速いので字面は速くても隊列はやや前が有利、差し一手だと厳しいだろう。

というわけで、上記3頭以外で狙いたいのはアドマイヤマーズ

スワンSは厳しい内枠だったが、それでも最後までじわじわ伸びて一定の力は見せた。もともと叩き良化型で1F延長も歓迎、阪神に替わるのもプラスだろう。川田騎手ならそれなりに位置を取ってくれる可能性は高く、前を見ながら絶好位につけられそうだ。一角を崩すチャンスがある。

※週末の重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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ラッキーライラックの口コミ


口コミ一覧

ラッキーライラックC

 また紐抜け 2024年11月10日() 15:11

閲覧 58ビュー コメント 0 ナイス 0

本日の勝負レース、4は馬の出来も良くて自信の買い増しまでして1着抜け…orz
レーンかぁ…、せめて3着にしといてくれたらなぁ…。
エリ女は穴目を少ししか買わないんで逆転の望みは福島記念。

 ウマボンバー 2024年11月10日() 07:20
2024年11月10日のウマボンバーは!?
閲覧 199ビュー コメント 0 ナイス 2

【LINE限定予想】

・福島1R 3歳未勝利

2024年11月10日(日)、福島競馬場の1Rは、3歳以上1勝クラスの牝馬限定戦です。ダート1700mという条件で行われるこのレースは、ダート適性が高い馬に注目が集まります。特に持久力が求められるコースで、成績上位馬はスタミナが必要となるでしょう。注目の種牡馬は、現時点で高い回収率を示すドレフォン産駒の「レーヴドレフォン」です。複勝回収率が高いアルムエアフォルクなど、安定した成績を持つ馬にも目を向けて予想を組み立てます。

https://linevoom.line.me/user/_deDB8pucIkETxvIYs6EyIVmzjflVQfWJ3OBE3m0

【Youtube限定予想】

・本日はお休みです。

【高知4R スマ特別】

本レースはダート1400mで行われ、3歳から9歳までの幅広い年齢の馬が揃っています。注目すべきは各馬の調子や成績、騎手との相性ですが、特に高い指数や安定した成績を持つ馬は、1400mのダートで堅実な走りが期待できます。過去の成績からも、距離適性とコンスタントな成績を持つ馬が有利に働く展開が予想されます。種牡馬成績も馬の選定において重要なファクターで、単勝や複勝回収率に優れた血統の馬は押さえておきたいところです。

https://umabomber.com/?p=5661

【高知5R 黒潮マイルチャンピオンシップ】

2024年11月10日(日)、第20回黒潮マイルチャンピオンシップ(3歳以上)では、1600mダートコースにおいて激戦が予想されます。本レースは定量戦であり、持ち味を存分に発揮できる条件下で各馬の適性が試される舞台です。種牡馬の影響が色濃く出るダート1600mであり、特に距離適性や近走で安定した成績を残している馬には注目したいところです。各馬の過去5走の成績と種牡馬成績からも、勝負圏内にある馬を絞り込んでいきます。

https://umabomber.com/?p=5657

【盛岡11R グリーンマーブル賞】

2024年11月10日(日)、盛岡競馬場で行われる第10回盛岡4日目11R「グリーンマーブル賞 C1」では、ダート左1200mで8頭のサラブレッドが出走予定です。ここでは牝馬が5頭と多く、軽量で速力を活かしたレース展開が予想されます。近走成績や種牡馬成績から、各馬の安定感や逆転可能なパフォーマンスも加味して予想を立てていきます。

https://umabomber.com/?p=5659

【盛岡12R 絆カップ(M2)】

2024年11月10日(日)、盛岡競馬場で開催される第14回絆カップ(M2)は、3歳以上のサラブレッドが出走する1200mのダート戦です。このレースは左回りのコースで行われ、スピードが求められる短距離戦であり、特に持続力と瞬発力が問われる舞台となります。注目の馬は、近走成績やダート適性が優れているゴールデンヒーラー(牝6)、そして高い単勝回収率を誇るトーセンキャロル(牝5)などが挙げられます。また、種牡馬の傾向から見ると、バトルプラン産駒のコモリリーガル(牝3)は複勝率が46%と安定した成績を収めており、堅実な走りが期待されます。出走馬たちがそれぞれの持ち味を発揮し、激戦となることが予想されるレースです。

https://umabomber.com/?p=5655

【東京10R ユートピアステークス】

2024年11月10日(日)、東京競馬場でユートピアステークス(芝1800m、牝馬限定、定量戦)が行われます。このレースは、混合戦での牝馬限定戦であり、3歳以上の成長した馬たちが顔を揃えました。東京競馬場の芝コースは長い直線が特徴で、最後の決め手が重要なレースとなります。特に定量戦のため実力勝負が期待され、適性や脚質に応じたしっかりとしたレース展開が予想されます。種牡馬成績からも、東京芝1800mとの相性がよい馬を注目することで、予想精度を高めていきます。

https://umabomber.com/?p=5651

【東京11R オーロカップ】

2024年11月10日(日)、東京競馬場で5回目の開催となる4日目、11R「オーロカップ」(リステッド)は、芝左1400mで争われます。3歳以上の馬を対象にしたこのハンデ戦は、競走馬の能力と斤量設定が勝負を左右する注目のレースです。芝1400mの距離ではスピードが問われる一方で、ラストの切れ味も重要視され、種牡馬の影響も大きく関わります。特に、イスラボニータ産駒や、1400mで安定した成績を見せる種牡馬の産駒が活躍する可能性が高いと考えられます。

https://umabomber.com/?p=5653

【福島10R 福島放送賞】

2024年11月10日(日)、3回福島4日目に行われる「福島放送賞」(10R)は、ダート右回り1700mの定量戦です。このレースはサラ系3歳以上混合特指であり、例年、持久力やスピードが求められる一戦となります。特にダート1700mはパワーと粘り強さが問われるため、近走の安定したパフォーマンスや馬場適性がポイントになります。種牡馬として注目したいのは、好成績を挙げているシニスターミニスターとキタサンブラック。両者は複勝回収率が高く、出走数も安定しているため、今回も信頼できる存在となりそうです。

https://umabomber.com/?p=5649

【福島11R 福島記念 (G3)】

2024年11月10日(日)、福島競馬場にて3回目の開催となる福島記念 (G3)が行われます。芝2000mで争われるこのレースは、3歳以上の馬が出走し、各馬の実力が問われる一戦です。ハンデ戦という特性上、斤量の影響がレース展開に大きく関わってくるため、斤量が軽めの馬の活躍にも期待がかかります。福島競馬場は小回りで、最後の直線も短いため、位置取りが重要です。過去の成績では、直線勝負での差し切りよりも、スピードを活かした先行馬が有利になる傾向が見られます。今回もスタミナと小回り適性を持つ馬に注目が集まりそうです。また、ゴールドシップやドゥラメンテなど、芝の中長距離で強さを発揮する種牡馬産駒が多く出走しており、各馬の持久力が試される一戦となるでしょう。

https://umabomber.com/?p=5647

【京都10R ラッキーライラックC】

2024年11月10日(日)、6回京都4日目に行われる10R「ラッキーライラックC」は、ダート1800mのレースです。サラ系3歳以上の混合戦で定量条件が設定されており、先行有利の京都ダート1800mという特徴を活かせる馬が鍵となる一戦です。近走の成績や指数が示すように、勝利へのアプローチは距離適性とともに種牡馬の傾向も含めた総合評価が必要です。出走馬には、安定した複勝回収率を持つ馬や、初の舞台での変わり身が期待される馬が揃い、配当妙味も含めて注目のレースとなっています。特に注目されるのは、過去のレースで安定した指数を示しつつも上位人気に甘んじる馬と、堅実な走りを見せている中で回収率の高さが期待できる馬の存在です。

https://umabomber.com/?p=5643

【京都11R エリザベス女王杯 G1】

2024年11月10日(日)に開催される第6回京都4日目、第11レース「エリザベス女王杯 G1」は、京都競馬場で行われる芝2200mの国際牝馬限定レースです。このレースは、3歳以上の牝馬が出走し、実力を問われる舞台です。出走メンバーには、種牡馬の血統背景が注目される馬が多く、特にサトノダイヤモンド産駒のシンリョクカや、ロードカナロア産駒のシンティレーションなど、重賞での成績や、複勝率の高い馬たちが名を連ねています。人気を集めそうなレガレイラは、スワーヴリチャード産駒として期待がかかっており、外国人騎手の手腕が発揮されるかがポイントとなるでしょう。また、ハーツクライ産駒のハーパーなど、上位争いに絡むポテンシャルを持った馬が多く、非常に見応えのある一戦となりそうです。定量戦であるため、斤量差がない条件下でのパフォーマンスも注目されます。

https://umabomber.com/?p=5641

【京都12R ドンカスターカップ】

2024年11月10日(日)、6回京都4日目、12R「ドンカスターカップ」が行われます。発走は16:25予定、芝・右外コース1400mを舞台に、3歳以上の馬が定量で争う一戦です。このレースは距離適性とスピードが求められる一方、過去の近走成績や調整力が勝敗を左右することが多いレースとなっています。特に、持続的な成績を維持しつつ、指数の高い馬が上位に食い込む傾向が見られ、馬場適性や騎手との相性も重要な要素です。また、今回出走する馬の多くが長い実績を持ち、成績の安定度から信頼性が高いデータも散見されます。今回は、各馬の種牡馬データと成績から、上位入線を狙える馬を選出しました。

https://umabomber.com/?p=5645


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 D51紫煙号 2024年11月10日() 05:26
半分予想!   エリ女王杯と直前10RラッキーライラックC
閲覧 120ビュー コメント 0 ナイス 5

半分予想とは片方で快走、片方は凡走で半分的中を目指すことだ。

エリ女王杯でライラックが1枠在だ。直前10レースのラッキーライラックCは1枠激走だろうか?

両レースを1枠から買って、半分的中をめざすと良いかな? 急に思いついた。

次週のマイルCSは、ルメール様が騎乗のブレイディヴェーグが断然人気であり、
エリ女王杯不発でも期待できる。JRAは半分発射、半分フェイクが定番だ。

漫画誌からは⑫シンテレーション、⑧シンリョクカ、⑨キミノナハマリアがよさそう。

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コメント一覧
14:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年11月12日(木) 02:31:25
キムユウ、今回相手関係では馬券内有力、
スガダ、内々を回ると器用、
13:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年11月12日(木) 02:21:19
瀧、内ラチ走れれば有力、外だと割引、
12:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年11月11日(水) 01:32:21
関係、デムーロラストチャンス

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2020年12月27日有馬記念 G14着
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2020年12月27日 有馬記念 G1 4着
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