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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 11 | セ6 | 57.0 | R.キング | 美 堀宣行 | 486(+8) | B | 2.16.6 | 6.5 | 3 | 37.6 | ②③③③ | ||
2 | 8 | 12 | 牡8 | 57.0 | 浜中俊 | 栗 池江泰寿 | 470(-4) | 2.16.6 | ハナ | 4.4 | 2 | 37.3 | ④④④④ | ||
3 | 2 | 2 | 牡7 | 57.0 | C.ルメー | 美 尾関知人 | 496(-8) | 2.16.8 | 1 1/4 | 7.6 | 5 | 37.5 | ④④④④ | ||
4 | 3 | 3 | 牝4 | 54.0 | 横山典弘 | 美 武藤善則 | 482(+4) | 2.16.8 | アタマ | 7.5 | 4 | 36.9 | ⑪⑫⑫⑧ | ||
5 | 1 | 1 | 牡8 | 57.0 | 横山武史 | 栗 宮徹 | 488(+2) | 2.16.9 | クビ | 4.2 | 1 | 38.1 | ①①①① | ||
6 | 6 | 8 | 牡6 | 57.0 | R.ピーヒ | 美 稲垣幸雄 | 504(0) | 2.17.0 | クビ | 97.1 | 12 | 37.3 | ⑩⑩⑧⑥ | ||
7 | 5 | 6 | 牡5 | 57.0 | R.キング | 美 鹿戸雄一 | 478(0) | 2.17.0 | クビ | 74.6 | 10 | 37.4 | ⑦⑦⑧⑥ | ||
8 | 7 | 10 | 牡5 | 57.0 | 三浦皇成 | 美 宗像義忠 | 500(+2) | 2.17.0 | アタマ | 13.5 | 8 | 37.3 | ⑦⑦⑧⑩ | ||
9 | 4 | 4 | 牡4 | 56.0 | 横山和生 | 栗 須貝尚介 | 492(-2) | 2.17.1 | 1/2 | 9.0 | 7 | 38.2 | ②②②② | ||
10 | 7 | 9 | 牡8 | 57.0 | 菅原明良 | 栗 辻野泰之 | 540(+2) | 2.18.2 | 7 | 7.6 | 6 | 38.8 | ④④⑥⑧ | ||
11 | 5 | 5 | 牡6 | 57.0 | 大野拓弥 | 美 高木登 | 486(+4) | 2.18.3 | 1/2 | 81.0 | 11 | 38.6 | ⑦⑦⑧⑩ | ||
12 | 6 | 7 | 牡6 | 57.0 | 田辺裕信 | 美 宮田敬介 | 474(0) | 2.18.7 | 2 1/2 | 38.1 | 9 | 39.2 | ⑪⑩⑦⑫ |
ラップタイム | 12.8 - 11.7 - 12.6 - 12.5 - 12.6 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 12.2 - 12.5 - 13.1 |
---|---|
前半 | 12.8 - 24.5 - 37.1 - 49.6 - 62.2 |
後半 | 62.1 - 49.9 - 37.8 - 25.6 - 13.1 |
■払戻金
単勝 | 11 | 650円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 11 | 190円 | 3番人気 |
12 | 150円 | 1番人気 | |
2 | 260円 | 6番人気 | |
枠連 | 8-8 | 1,180円 | 5番人気 |
馬連 | 11-12 | 1,160円 | 2番人気 |
ワイド | 11-12 | 440円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
2-11 | 920円 | 13番人気 | |
2-12 | 770円 | 9番人気 | |
馬単 | 11-12 | 2,220円 | 4番人気 |
3連複 | 2-11-12 | 3,320円 | 7番人気 |
3連単 | 11-12-2 | 16,330円 | 31番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果、過去のAJCCの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
月曜日から金曜日の間、中山競馬場で雨量計にあがるほどの降水はなく、土曜日の芝コースは良馬場(JRA発表)でスタート。雨が降る時間帯もあったが、馬場状態の変更はなく、良発表のまま土曜日の開催を終えた。ちなみに、土曜日朝のJRA測定クッション値は10.7。前週日曜日の朝が10.1だったので、硬い方向へ推移している。
AJCCと同じ舞台の芝2200mで行われた、最終R(4歳以上1勝クラス)の勝ち時計は2分13秒2。今回と同様にAJCCの前日、かつ良発表のCコースで施行された、2022年は2分14秒2の決着だった。そのことからも、例年以上に時計が出やすい馬場状態だった様子がうかがえるだろう。
そうした状況もあってか、先行・好位差し組の勢いが衰えることはなく、土曜日施行の芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は、みな4番手以内。4角7番手以降通過馬の2着連対圏入りはゼロとなっている。前めに位置した馬が恵まれやすく、末脚一手の後方待機組には厳しいコンディションだったようだ。
となれば、日曜日も引き続き先行・好位差し組を狙え、といいたいところだが、予報による土曜日夜から日曜日午前中にかけての想定雨量は結構なもの。馬場悪化は避けられそうになく、傾向がガラッと変わる可能性もじゅうぶんにあり得る。少なくとも、前日の傾向をそのまま当てはめるのは得策ではない。
判断するに悩ましいが、これまでより重めの走りづらい馬場コンディションになるのは確か。脚質や枠順うんぬんよりも、馬場適性に重きを置く必要がありそうだ。とすれば、頼りになりそうなのは、タフな馬場で行われたレースでの経験値だろう。
タフな馬場と、そうではない馬場を区別するに難しいものがあるが、含水が多いコンディションになりそうな点を踏まえて、ここは芝の渋馬場で好走歴のある馬に注目。そのなかでも、JRAの芝競走、かつ重・不良馬場(JRA発表基準)において、好走(3着以内)経験を持つ馬を重視したい。
なお、近年のAJCCは重賞連対(2着以内)歴、かつ1~2月のレースで連対経験を有する馬の活躍が顕著。過去5年の1着全馬が該当する。厳寒期に行われるグレード別定戦ということもあってか、冬季に良績を持つ重賞実績馬が結果を出す傾向が強い。今年もこの条件を満たしている馬は、高く評価してしかるべきだ。
今回の出走メンバーで、先述した要点(過去実績)をクリアしているのは、①マイネルウィルトス、⑨カラテ、⑫ボッケリーニ。よって当欄では、これら3頭を注目株として推奨したい。
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出演:スガダイ(予想神) 菊池グリグリ(競馬ライター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
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日曜日に行われるAJCCの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①マイネルウィルトス【A】
栗東坂路単走。直線序盤こそ口向きの悪さを見せていたものの、真っすぐ前に向いてからは、この馬らしい弾力性のあるフットワークで登坂。ラストの反応と伸びも良かった。昨夏に戦列復帰してからコンスタントに使われているが、デキ落ちや疲れはうかがえない。高いレベルで状態は安定している。
②クロミナンス【A】
美浦W単走。手前替えの際に若干フワッとしたが気にならない程度。それを除けば、全体的にキビキビと駆けている印象。身のこなしにキレがあり、四肢のさばきも素軽い。スラッと脚を長く見せる走りから、東京向きの可能性は無きにしもあらずだが、稽古自体の雰囲気は良く映る。合格点の仕上がりだろう。
③モリアーナ【B】
美浦W単走。フットワークのバランスが良く、フォームも整っている。その一方、前回から1ハロンの距離延長、なおかつ初の2200m戦に挑むことを思うと、気合乗りが過ぎるような気も。フィジカル面に問題はなさそうなので、ようは本番での折り合いひとつ。それが好凡走の鍵を握る。
④ショウナンバシット【B】
栗東CW併走。四肢のさばきに力感があり、フットワークのバランスもいい。体重のありそうな乗り役だったぶん、促しに対する反応は鈍く映るが、それでも懸命に僚馬の前へ出ようとする勝負根性は評価できる。少なくとも、ステッキに反応しなかった前回より気配はいい。
⑤ホウオウリアリティ【B】
美浦W併走。やや姿勢が高く、スピード感はさほどでもないが、地面をたたきつけるような力強いフットワークでずんずんと進む。鞍上の仕掛けにもきちんと対応しており、最後まで集中を切らさず駆けることができている。それなりのパフォーマンスを出せる状態と判断したい。
⑥サンストックトン【C】
美浦W併走。脚さばきは力強いのだが、舌を出しているぶん、鞍上が追ってもハミ取りが浅い。最後はなんとか同入に持ち込んだものの、手ごたえは完全に劣勢。併走パートナーがウインカーネリアンだったことを加味しても、高評価するには躊躇してしまう内容だった。
⑦アドマイヤハレー【B】
美浦W単走。中1週と間隔が詰まるため、長めから整える程度の内容。派手さには欠けるものの、四肢のさばき自体は力強く、完歩も大きい。コーナーを回る際に少し口向きの悪さを見せていたが、それを除けばおおむね上手に走れていたように思える。順調ととらえてもいいのではないか。
⑧シルブロン【F】
美浦坂路単走(映像なし)。当該週に刻んだ1ハロンごとのラップは、13秒9-13秒4-12秒5-12秒3と及第点の水準。1週前追い切りでは併せ先着と、字面的には上積みが見込めそうな感じ。それだけに、映像で動きを確認できないのは残念な限り。今回はF判定とさせていただきたい。
⑨カラテ【B】
栗東坂路単走。頭の位置が高めなのはいつものこと。いい時のダイナミックなフットワークが戻りつつあるし、気負わずリラックスして走れている。1週前追い切りと比べて、左右のバランスが良くなっていることも好感。万全には至らないかもしれないが、ひと追いごとに状態は着実に上向いている印象だ。
⑩ラーグルフ【B】
美浦W併走。首高めのフォームはいつも同じ。それは気にしなくてもいい。好調時の迫力を取り戻しつつあり、四肢のさばきもパワフル。もう少しラストの動きに鋭さがほしいが、ムチを振られても反応が薄かった昨夏の札幌記念当時と比べれば、様子は良くなっている。ぞんざいには扱えないだろう。
⑪チャックネイト【A】
美浦W併走。手前替えの際に少しバランスを崩して首が高くなる場面もあったが、立て直されたあとは、体を上手に使ってキレのある走り。ギアを上げてからの力強さと柔軟性を兼ね備えた脚さばきは上質だった。状態は良く見える。このまま順調なら、いい状態でレースに臨めそうだ。
⑫ボッケリーニ【C】
栗東CW単走。動きに鈍さを感じた1週前と比べれば、脚さばきは素軽くなっている。ただ、ラストは歩様が乱れ気味で、鞍上のアクションに応えきれていない印象。稽古にムラがあるタイプという点を考慮しても、状態は良くて平行線といったところか。今回は地力に頼る部分が大きいように思える。
◆アドマイヤハレー・宮田師「馬体に張りがあって元気いっぱい。2走前から着用のチークピーシズが効いている」
◆カラテ・辻野師「毛づやもいいし、状態は悪くない。距離は少し微妙ですが、枠なども含めてジョッキーと考えたい」
◆クロミナンス・尾関師「前回の末脚はすごかった。重賞で力が足りるかどうか」
◆サンストックトン・鹿戸師「前走は前がふさがって競馬にならなかった。しぶとく脚が使えるのでスムーズなら」
◆ショウナンバシット・須貝師「精神面も肉体面もしっかりしてきた。強い相手と戦ってきた経験も生かせれば」
◆シルブロン・稲垣師「もともと2400、2500メートル前後で走っていた馬。ゴールまで集中して走れるかが鍵」
◆ホウオウリアリティ・高木師「特に変わりなくきている。タフな馬なので雨が降るのはいい」
◆ボッケリーニ・兼武助手「中山は得意なコースで、馬場は重くても大丈夫。実績では上位なので頑張ってほしい」
◆マイネルウィルトス・宮師「時計勝負になると分が悪いけど、スタミナ勝負ならいいところに来られる」
◆モリアーナ・武藤師「気持ちが乗り過ぎている。序盤にちゃんと折り合ってくれれば」
◆ラーグルフ・宗像師「折り合いや口向きに問題なく、2200メートルでも」
2014年以降(過去10年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢をみると、4歳から8歳の範囲。ただし、6~8歳の好走(3着以内)は、近4走内に重賞で5着以内の経験、もしくは重賞でタイム差0秒3以内にまとめたことがあった馬に限られる。その点には配慮が必要だろう。
(減点対象馬)
②クロミナンス ⑤ホウオウリアリティ ⑦アドマイヤハレー
2014年以降の3着以内馬延べ30頭のうち、29頭が牡・せん馬。牝馬は【0.0.1.6】と劣勢を強いられている。サンプル数が少ないとはいえ、傾向的に牝馬は連対(2着以内)候補として強調しづらい。
(減点対象馬)
③モリアーナ
2014年以降の1~2着馬20頭はいずれも、前走で2000m以上のレースに出走していた。2000m未満のレースを経由してきた馬は、分が悪い傾向にあるようだ。
(減点対象馬)
②クロミナンス ⑥サンストックトン
2014年以降の1~2着馬20頭中18頭が前走グレード競走組。例外の2頭は、ともに前走で単勝1番人気の高支持を集めていた。前走が非グレード競走、かつ前走の単勝人気が2番人気以下だった馬は疑ってかかりたい。
(減点対象馬)
②クロミナンス ⑤ホウオウリアリティ ⑦アドマイヤハレー
前走の着順については、左回りのグレード競走なら不問。それ以外の場合は、右回りのグレード競走が11着以内、非グレード競走(左右不問)であれば2着以内がひとつの目安。2014年以降、この条件を満たしていなかった非左回りグレード競走組は、みな2着連対圏を逃している。
(減点対象馬)
⑤ホウオウリアリティ ⑥サンストックトン ⑨カラテ
2014年以降の1~2着馬20頭はいずれも、オープンクラスのレースで2着以内の連対経験があった。この条件に合致しない馬は、過信禁物とみておきたい。
(減点対象馬)
②クロミナンス ⑤ホウオウリアリティ ⑥サンストックトン ⑦アドマイヤハレー ⑧シルブロン ⑪チャックネイト
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直近5年を振り返ると、U指数5位以内の馬がコンスタントに好走していることがわかる。また、二桁順位の馬券絡みはない。よって、中心は指数上位勢というスタンスは揺るがない。7番人気の低評価ながら1位にランクされ、見事に勝利をもぎ取った2019年のシャケトラのようなオイシイ狙い目を探り当てたいところだ。
中心視したいのは、2022年のこのレースの3着馬でU指数1位の評価を獲得している⑫ボッケリーニ(99.1)。G1では毎回大きな壁にぶつかってしまうが、G2以下では安定しており、なんと8戦連続3着以内をキープしている。好走実績のあるレースで、今回も上位争いに顔をのぞかせてくるだろう。
これに次ぐのが、2位①マイネルウィルトス(98.0)。年齢を重ねても力が衰える様子はなく、ここ2戦は重賞で連続して馬券圏内に入っている。一気の距離短縮になるが、もともと中距離を主戦場にしていた馬なので、心配には及ばない。ボッケリーニ同様、8歳馬でも割引は不要だ。
このほか、中山芝重賞実績が光る4位タイ⑩ラーグルフ(96.5)と、実績のある距離に戻って見直したい3位④ショウナンバシット(97.3)の名前を挙げておきたい。
中山競馬場の外回りコースで施行されることからロングスパート勝負になりやすく、トニービンやMill Reefといった欧州血脈の持続力が活きやすい。レース史上2頭目となる2連覇を果たしたネヴァブション(母の父Mill Reef)、のちに種牡馬としても勝ち馬を出す2012年ルーラーシップ(母の父トニービン)は最たる例といえるだろう。なお、近年はキングカメハメハやラストタイクーンを介してMill Reefの血を引く馬が多い。
ほか、Devil's BagやSingspiel、グラスワンダーなど、Soaringを牝祖とする種牡馬の血脈も存在感を放ち、2013年1着ダノンバラード、2016年1着ディサイファ、2016年2着スーパームーンは同一族の直系として好走している。
ボッケリーニは、父キングカメハメハ×母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)。同産駒からは12年の勝ち馬ルーラーシップが出ているが、同馬とはトニービン、ノーザンテースト、ガーサントと母系でも共通する血脈が多い。本馬自身も22年AJCCで3着に好走した実績があり、ただ一頭馬場の悪い内を通って上位入線していたことにも意義を見出せる。持ち前の機動力やスタミナは道悪で活きるため、週末の雨予報も歓迎だろう。
マイネルウィルトスは、父スクリーンヒーロー×母マイネボヌール(母の父ロージズインメイ)。スクリーンヒーローは直仔の3着以内こそないものの、その父グラスワンダーは07年3着シルクネクサスを、後継種牡馬モーリスは23年1着ノースブリッジを出している。一方、直近2年は22年2着マイネルファンロン、23年3着ユーバーレーベン、と本馬と「同じ母の父」である馬が好走。同母の父がDevil's Bag直系であることも評価に値する。
カラテは、父トゥザグローリー×母レディーノパンチ(母の父フレンチデピュティ)。好相性を示すキングカメハメハの直系であることのほか、近親に00年2着ステイゴールドがいる血統背景も興味深い。同馬の直系は目下4年連続で3着以内に好走しているが、14年3着フェイムゲーム、15年1着クリールカイザーなど、そもそもダイナサッシュの血を引く馬の活躍も目立つ。父系も母系も道悪は得意であり、年齢がネックとなる血筋でもない。
過去の勝ち馬の欄には、スピードシンボリ、タケホープ、グリーングラス、ホウヨウボーイ、アンバーシャダイ、ミホシンザンなど、往年の名馬の名前がズラリと並ぶ格式高い一戦。第39回(1998年)は、このレースを含め4連勝で天皇賞馬へと上り詰めるメジロブライトが快勝。続く第40回(1999年)は、前年のダービー馬スペシャルウィークの参戦がおおいに話題を集めた(1番人気で堂々1着)。近年はビッグネームの参戦が減った感もあるが、無類の中山巧者ぶりを発揮して勝った第48回(2007年)のマツリダゴッホ、レース史上2頭目となる2連覇を飾った第50~51回(2009~10年)のネヴァブション、ルーラーシップとの父仔制覇を果たした第59回(2018年)のダンビュライトなど、個性派たちが存在感を示している。