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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | 牡6 | 56.0 | 横山典弘 | 栗 安田翔伍 | 496(-8) | 2.12.7 | 7.8 | 3 | 34.7 | ⑬⑬⑫⑧ | |||
2 | 8 | 14 | 牡7 | 56.0 | 松岡正海 | 美 手塚貴久 | 490(+4) | 2.12.9 | 1 1/2 | 87.9 | 11 | 35.1 | ⑫⑫⑪⑥ | ||
3 | 6 | 9 | 牡6 | 56.0 | 横山武史 | 栗 池江泰寿 | 464(+2) | 2.13.0 | 1/2 | 10.4 | 4 | 35.5 | ④④⑦⑧ | ||
4 | 2 | 2 | 牡4 | 56.0 | 嶋田純次 | 美 手塚貴久 | 494(-2) | 2.13.0 | ハナ | 18.8 | 7 | 34.8 | ⑭⑭⑭⑪ | ||
5 | 4 | 6 | 牡5 | 56.0 | 川田将雅 | 栗 友道康夫 | 474(0) | 2.13.1 | クビ | 3.6 | 2 | 35.4 | ⑥⑦⑩⑧ | ||
6 | 7 | 11 | 牡4 | 55.0 | C.ルメー | 美 久保田貴 | 484(+10) | 2.13.1 | クビ | 2.0 | 1 | 35.8 | ⑥⑥③② | ||
7 | 3 | 4 | 牡8 | 56.0 | 津村明秀 | 美 林徹 | 504(+6) | 2.13.3 | 3/4 | 138.8 | 12 | 36.0 | ④④③④ | ||
8 | 8 | 13 | 牡6 | 56.0 | 田辺裕信 | 美 堀宣行 | 540(0) | B | 2.13.3 | ハナ | 27.1 | 8 | 36.0 | ⑧⑧③② | |
9 | 4 | 5 | 牡5 | 56.0 | 北村宏司 | 栗 森秀行 | 466(+4) | 2.13.4 | 3/4 | 43.4 | 9 | 35.8 | ⑧⑧⑦⑪ | ||
10 | 6 | 10 | 牡6 | 56.0 | 戸崎圭太 | 美 戸田博文 | 470(+8) | 2.13.6 | 1 1/4 | 15.9 | 5 | 36.1 | ⑧⑧⑦⑥ | ||
11 | 5 | 8 | 牡5 | 56.0 | 大野拓弥 | 美 国枝栄 | 514(+12) | 2.13.7 | 1/2 | 17.7 | 6 | 35.8 | ⑧⑪⑫⑬ | ||
12 | 5 | 7 | セ8 | 56.0 | 松若風馬 | 栗 音無秀孝 | 480(-9) | 2.13.7 | クビ | 64.9 | 10 | 36.7 | ②②①① | ||
13 | 7 | 12 | セ8 | 56.0 | 柴田大知 | 美 粕谷昌央 | 458(+4) | 2.15.1 | 8 | 297.7 | 14 | 38.1 | ③③②④ | ||
14 | 3 | 3 | 牡4 | 57.0 | 仲野光馬 | 渋谷信博 | 448(-1) | 2.18.9 | 大差 | 190.5 | 13 | 41.6 | ①①③⑭ |
ラップタイム | 12.5 - 11.4 - 12.6 - 12.3 - 12.4 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 12.2 |
---|---|
前半 | 12.5 - 23.9 - 36.5 - 48.8 - 61.2 |
後半 | 59.4 - 47.5 - 35.7 - 23.9 - 12.2 |
■払戻金
単勝 | 1 | 780円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 1 | 350円 | 3番人気 |
14 | 1,880円 | 11番人気 | |
9 | 410円 | 4番人気 | |
枠連 | 1-8 | 5,880円 | 16番人気 |
馬連 | 1-14 | 34,330円 | 45番人気 |
ワイド | 1-14 | 7,310円 | 46番人気 |
---|---|---|---|
1-9 | 1,330円 | 13番人気 | |
9-14 | 10,970円 | 53番人気 | |
馬単 | 1-14 | 60,920円 | 83番人気 |
3連複 | 1-9-14 | 87,240円 | 128番人気 |
3連単 | 1-14-9 | 720,760円 | 772番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果、近年のアメリカジョッキークラブカップの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
中山競馬場はCコース開催の4週目(最終週)。この中間の雨量はゼロ。土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)で施行された。土曜日の朝におけるJRA測定のクッション値は9.6。前週土曜日の朝が9.9、同日曜日の朝が9.7なので、若干ではあるが軟らかい方向に推移している。
土曜日の結果を見直すと、枠順については中~外優勢。中~外枠の馬が馬場の良いところをスムーズに進出すると、内枠の馬は傷みが進んだ悪い部分を通らされてしまう。それゆえ、芝競走5鞍の1着全馬、3着以内馬15頭中10頭が5枠より外という結末に。真ん中より外の好走頻度が高まっている点は覚えておいたほうがいい。
脚質に関しては、土曜日の芝競走における勝ち馬の4角通過順位を確認すると、3、3、3、1、1番手。一見すれば前で運んだ馬が優位のように思えるが、中団に位置した馬たちもしっかりと脚を伸ばしている。展開やコース取り次第で待機勢も間に合う馬場とみて差し支えない。
事実、上がり3ハロン最速馬は【2.2.0.1】の好成績。同2位馬(タイを含む)も【1.1.3.3】と上々のパフォーマンスを示している。その点を踏まえれば前有利と決め付けるのは早計。いい脚を長く使える馬が優位という捉え方が、もっとも適切のように思える。
日曜日は雲の多い空模様。雨が早まれば内めの傷みが進み、馬場の中央部分を通る馬の優位性が増す可能性もある。開催中に雨が降らないのであれば、それはそれで土曜日と似たような傾向に落ち着きそうだ。
従って前日に引き続き、中~外めから内を見る形で運べる馬が有利という考え方がベター。よほどの力量差や適性差でもない限りは、真ん中より外の枠(5~8枠あたり)を優先したほうが、好結果につながりやすいのではないか。
血統的には過去5年のアメリカジョッキークラブカップを参考にすると、ディープインパクトもしくはステイゴールドの血を引く馬の活躍が顕著。3着以内馬延べ15頭のうち、半数を超える10頭が該当する。この2系統を今回も重要視するべきだろう。
ただ、出走メンバーと照らし合わせてみると該当馬が多い印象。もうひとつフィルターをかけて、過去5年のアメリカジョッキークラブカップの1~3着全馬に共通する、前走G1出走または前走がG2以下で1着かタイム差1秒未満という臨戦馬に的を絞りたい。
今年の出走馬で、血統面および先述した馬場傾向(5~8枠)の要点をともにクリアしているのは、⑧アンティシペイト、⑩ラストドラフト、⑪オーソクレース。よって当欄では、この3頭を狙いどころとして推奨する。
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日曜日に行われるアメリカジョッキークラブカップの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①キングオブコージ【B】
栗東CW単走(19日)。首と前肢の動きに少し硬さが見られるも、後肢の蹴りの力強さでカバー。推進力は前方へ伝わっている。程よい活気があり、鞍上の仕掛けに対する反応も悪くない。完璧には至らないまでも、着実に状態は持ち直してきている。
②アサマノイタズラ【B】
美浦南W併走(19日)。ここ数戦と比較して、やや迫力が足りないようにも映る。だが、走り自体に硬さはなく、この馬とすれば四肢の可動域が広くトビも高い。稽古を見る限り、大きなデキ落ちはない印象。マークを怠れない1頭だ。
③キャッスルトップ【C】
船橋ダ単走(18日・映像なし)。前肢を前方にピンと伸ばす走り方をする馬なので、芝はそれなりにこなせそう。ただ、中間内容の字面的に目立つところはうかがえない。ここは先につながる経験を積めれば、といったところか。
④クレッシェンドラヴ【C】
美浦南W併走(19日)。トビの低い走りはいつものこと。それはいいとしても、好調時と比べて追われてからの威圧感が足りない印象。ゴール後も気合をつけて負荷をかけていたことは評価できるが……。本当に良くなるのは、ここを使ってからかもしれない。
⑤エヒト【B】
栗東坂路併走(20日)。4ハロン自己ベストをマークして先着を決めた。もともと稽古駆けするタイプのうえに、坂路で速い時計を出す傾向が強い厩舎の所属馬。それゆえ鵜呑みにできない部分もあるが、力みの少ない走りで悠々と計時しているあたり、調子は良さそう。穴候補として一考の余地はある。
⑥ポタジェ【B】
栗東CW併走(19日)。先に仕掛けたリアドに体勢不利の形でゴールしたものの、この馬自身は存分に余力を残したまま。深刻に捉える必要はない。見た目は地味だが、バランスを乱すことなく、スムーズに走れている。この馬なりに順調だろう。
⑦ダンビュライト【B】
栗東坂路併走(19日)。体勢不利の形でゴールを迎えたものの、終始適度な活気を見せ、集中した走りができていた。往時の迫力には及ばないかもしれないが、四肢のさばきは力強く、前後のバランスもとれている。現状の力を出せる態勢と判断したい。
⑧アンティシペイト【B】
美浦南W併走(19日)。やや後肢が甘く、四肢のさばきも若干硬く見えるものの、脚元の動きには力感があり、気負うことなく走れている。鞍上の合図に対する反応も悪くなく、この馬なりにいい状態を維持している。あとは今回のメンバーとの力関係だけ。
⑨ボッケリーニ【B】
栗東坂路単走(19日)。前回の最終追い切り(当時は栗東CW)では左手前を嫌がるような面を見せていたが、今回は最後まで右手前のまま。その点は気になるも、走り自体は伸びやかでパワフル。活気も十分すぎるほど。手前の切り替えがスムーズならA判定に足りる内容だった。
⑩ラストドラフト【B】
美浦南W単走(19日)。身のこなしは素軽く、脚元の動きも力強く映る。鞍上の合図に対する反応も悪くなかった。昨秋以降の着順は冴えないものの、体調自体はずっと安定しており、いつ走ってもおかしくない。侮れない存在だ。
⑪オーソクレース【A】
美浦坂路併走(19日)。コーナーから気合をつけて前を行く僚馬との差を詰めると、手ごたえに余力を残したまま体勢有利でフィニッシュした。最後までブレの少ないフォームを保っていたし、稽古で少し鈍い面を出すタイプとすれば活発に動けている。上々の仕上がりだろう。
⑫ソッサスブレイ【C】
美浦坂路単走(20日)。それなりの時計を刻んだ一方で、頭がかなり低い位置にあるせいか、上り勾配がつらそうな走りにも映る。前回の結果から中山コース自体はこなせるにしても、2ハロンの距離延長がプラスに作用するとは言い難い。相手強化のG2では厳しいか。
⑬スマイル【C】
美浦坂路単走(20日)。間隔が詰まるということもあり、気持ちを乗せる程度の軽めの調整。特に悪いところはないが、抜群の内容だった前回の最終追い切りと比べると、物足りなさを覚えてしまう。当該コース3勝という舞台相性の良さで、どこまでカバーできるか。
⑭マイネルファンロン【A】
美浦南W単走(19日)。行きたがる仕草を見せるも、それはいつものこと。大きなアクションで、脚元の動きは力感にあふれている。制御もしっかり利いており、状態は良さそう。気分を損ねず運ぶことができれば、上位争いに割って入る場面があっても不思議はない。
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◆アサマノイタズラ・手塚師「前走はレース後に気管支の炎症が判明。今は問題ない」
◆アンティシペイト・国枝師「うまく折り合って運べれば」
◆オーソクレース・久保田師「ゴール前でのしぶとさが強み。タフなレースの方が合う」
◆キングオブコージ・安田翔師「骨折休養前の連勝していた雰囲気に近づいています」
◆クレッシェンドラヴ・林師「1週前より動きがピリッとした」
◆ソッサスブレイ・粕谷師「しまいはしっかり追った。相変わらず元気いっぱい」
◆ダンビュライト・音無師「年齢的に上積みはないけど、気は若くて調子もいい」
◆ポタジェ・友道師「競馬に行くと真面目に走る。コース、距離も問わない」
◆ボッケリーニ・池江師「中距離の適性が高い。舞台も悪くない」
◆マイネルファンロン・松岡騎手「他が行かなければハナへ」
◆ラストドラフト・戸田師「相性のいいレース。状態もいい」
★AJCCの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
2012年以降の2着以内馬延べ20頭の馬齢をみると、4歳から8歳の範囲。ただし、7歳以上の2着連対圏入りは、近2走内にオープンクラスの芝で2着以内の経験がある馬に限られる。その点には注意を払いたい。
(減点対象馬)
④クレッシェンドラヴ ⑦ダンビュライト ⑫ソッサスブレイ ⑭マイネルファンロン
2012年以降の所属別成績は、美浦【5.7.7.70】、栗東【5.3.3.40】。連対率、複勝率の面で極端な差はない。その一方、美浦所属馬の2着連対圏入りは、芝のG1・G2で3着以内の好走歴があった馬に限定される。覚えておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
④クレッシェンドラヴ ⑧アンティシペイト ⑫ソッサスブレイ ⑬スマイル
前走の着順に関しては、重賞なら不問だが、非重賞であれば2着以内が基準。2012年以降、この条件を満たしていなかった前走非重賞組は、いずれも2着連対圏を逃している。また、前走で芝のG1以外を使用、かつ勝ち馬から0秒8以上のタイム差で敗れていた馬が2着連対圏に入ったケースはゼロ。前走を比較する際は、着順のみならず着差にも注目したい。
(減点対象馬)
③キャッスルトップ ④クレッシェンドラヴ ⑦ダンビュライト ⑧アンティシペイト ⑭マイネルファンロン
前走の単勝人気については、G1なら11番人気以内、G2・G3であれば6番人気以内、非重賞の場合は2番人気以内がひとつの目安。2012年以降の2着以内全馬がこの条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
⑤エヒト ⑫ソッサスブレイ ⑬スマイル ⑭マイネルファンロン
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昨年の当欄は推奨4頭が1~4着。2年連続のパーフェクト的中を狙っていく。過去5年間を振り返ると、2位の馬券絡みはないものの、それ以外の5位以内はコンスタントに好走しているので、中心は指数上位勢というスタンスは揺るがない。7番人気の低評価ながら1位にランクされ、見事に勝利をもぎ取った2019年のシャケトラのようなオイシイ狙い目を探り当てたいところだ。
二桁順位の好走も散見されるが、2017年3着のミライヘノツバサ(15位、3番人気)のように、たいていは上位人気を集めている。低指数馬については人気どころだけをカバーしておけばいいだろう。
真っ先に推奨したいのは、堂々トップにランクされている⑥ポタジェ(100.0)。重賞未勝利馬ながらも、一線級相手にハイレベルな戦いをこなしてきたキャリアはおおいに評価できる。川田騎手の継続騎乗も心強い。冬場に強い中山巧者で、このレースで2年連続3着に好走している2位の⑩ラストドラフト(98.7)も外せない1頭だ。
以下、芝戻りのローテが不気味な2018年の覇者で5位の⑦ダンビュライト(97.6)と、4歳馬で伸びしろの見込める7位タイの⑪オーソクレース(95.4)を押さえておく。
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中山競馬場の外回りコースで施行されることからロングスパート勝負になりやすく、トニービンを筆頭に欧州血脈の持続力が活きやすい。なお、昨年も2代母の父がトニービンとなるアリストテレスが1番人気に応えるかたちで勝利している。
また、2200mという非根幹距離、トリッキーな小回りコースであることからネヴァブション(09年1着、10年1着、11年3着)やトウショウシロッコ(09年3着、10年3着)、ラストドラフト(20年3着、21年3着)のようなリピート好走も目立ち、18年ダンビュライトにおいては12年ルーラーシップとの父仔制覇を達成。これら5頭からはMill ReefまたはRiverman(どちらも父Never Bend×母の父Princequillo系)の血脈も強調できそうで、一昨年においては上位入線を果たした1~3着馬(ブラストワンピース、ステイフーリッシュ、ラストドラフト)がラストタイクーンを介してMill Reefの血を引く点で共通していた。
オーソクレースは、父エピファネイア×母マリアライト(母の父ディープインパクト)。昨年の勝ち馬アリストテレスとは父および母の父が共通する血統構成となり、本馬においては近親に18年1着ダンビュライトがいる血統背景も強調しやすい。なお、前者とは菊花賞2着からの臨戦も共通する。父も母も晩成指向が強いタイプとなるため、明け4歳となる今年はさらなる飛躍にも期待できるだろう。今回は試金石の一戦として大いに注目したい。
ラストドラフトは、父ノヴェリスト×母マルセリーナ(母の父ディープインパクト)。本馬は20・21年と2年連続でリピート好走している相性のよさがあり、一昨年においては展開面で大きな不利がありながらも3着を死守。また、ラストタイクーンの血を引くことはもちろん、昨年の1・3着馬を出した母の父の血脈も評価しやすい。ほか、好走例が寒い時期に集まる冬馬でもあり、リピーターの活躍が目立つ傾向からもぞんざいには扱えないだろう。
ボッケリーニは、父キングカメハメハ×母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)。キングカメハメハ(=母の父ラストタイクーン)、トニービンと強調しやすい血脈を併せ持ち、ノーザンテースト含め、ルーラーシップを彷彿とさせる血統構成も興味深いところ。戦歴からは寒い時期に調子を上げる傾向が見受けられ、前走もトップハンデを背負いながら前が残る展開で4着まで差し込んだ内容は悪くなかった。ピッチの利いた走りをするので、はじめての中山競馬場も苦にしないだろう。
過去の勝ち馬の欄には、スピードシンボリ、タケホープ、グリーングラス、ホウヨウボーイ、アンバーシャダイ、ミホシンザンなど、往年の名馬の名前がズラリと並ぶ格式高い一戦。第39回(1998年)は、このレースを含め4連勝で天皇賞馬へと上り詰めるメジロブライトが快勝。続く第40回(1999年)は、前年のダービー馬スペシャルウィークの参戦がおおいに話題を集めた(1番人気で堂々1着)。近年はビッグネームの参戦が減った感もあるが、無類の中山巧者ぶりを発揮して勝った第48回(2007年)のマツリダゴッホ、レース史上2頭目となる2連覇を飾った第50~51回(2009~10年)のネヴァブション、ルーラーシップとの父仔制覇を果たした第59回(2018年)のダンビュライトなど、個性派たちが存在感を示している。
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