フィエールマン(競走馬)

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フィエールマン
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写真一覧
現役 牡5 鹿毛 2015年1月20日生
調教師手塚貴久(美浦)
馬主有限会社 サンデーレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績 9戦[4-2-1-2]
総賞金42,003万円
収得賞金16,400万円
英字表記Fierement
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
リュヌドール
血統 ][ 産駒 ]
Green Tune
Luth D'Or
兄弟 ルヴォワールラストヌードル
前走 2019/12/22 有馬記念 G1
次走予定

フィエールマンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
19/12/22 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 163518.464** 牡4 57.0 池添謙一手塚貴久482(--)2.31.6 1.136.0⑩⑩⑨④リスグラシュー
19/10/06 フラ 4 凱旋門賞 G1 芝2400 12--------12** 牡4 59.5 C.ルメー手塚貴久--0000 ------ヴァルトガイスト
19/08/18 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 14692.313** 牡4 57.0 C.ルメー手塚貴久480(0)2.00.3 0.234.9⑨⑨⑩⑨ブラストワンピース
19/04/28 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 137102.811** 牡4 58.0 C.ルメー手塚貴久480(0)3.15.0 -0.034.5⑦⑤④グローリーヴェイズ
19/01/20 中山 11 AJCC G2 芝2200 11441.712** 牡4 57.0 C.ルメー手塚貴久480(0)2.13.7 0.034.0⑥⑥⑥⑥シャケトラ
18/10/21 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 1861214.571** 牡3 57.0 C.ルメー手塚貴久480(+4)3.06.1 -0.033.9⑦⑦⑤⑥エタリオウ
18/07/01 福島 11 ラジNIK賞 G3 芝1800 13562.512** 牡3 54.0 石橋脩手塚貴久476(-10)1.46.2 0.134.4⑨⑩⑩⑬メイショウテッコン
18/04/14 中山 9 山藤賞 500万下 芝1800 11792.011** 牡3 56.0 石橋脩手塚貴久486(-2)1.48.1 -0.434.3⑩⑨⑦④ニシノベースマン
18/01/28 東京 5 3歳新馬 芝1800 168161.711** 牡3 56.0 石橋脩手塚貴久488(--)1.51.3 -0.034.2サンライズシェル

フィエールマンの関連ニュース

 思い出の地で再び美酒を-。一昨年の有馬記念の覇者ブラストワンピースが、復活ののろしをあげる。

 過去10年で有馬記念経験馬が5勝をマーク。昨年は有馬6着以来1年1カ月ぶりのシャケトラが、同レース未経験だった断然人気フィエールマンを打ち破った。距離や内・外回りの違いはあれど、同じ冬場の中山重賞。強敵ぞろいのグランプリを戦った経験は、このレースにおいて大きな意味を持つ。勝った馬ならなおさらだ。

 前走の凱旋門賞ではブービーの11着に大敗したが、パリロンシャン特有の道悪に序盤から苦しんだため。他に大きく崩れた3走前の目黒記念(8着)は逆に超高速馬場が合わず、59キロの酷なハンデも響いた結果。斤量57キロ以下でGIを除けば、2走前の札幌記念など重賞3勝を含めた5戦全勝の信頼度だ。

 仏遠征後は連覇のかかる有馬記念をパスして、心身の疲労回復に専念。ここを目標にじっくり進めてきただけあって、肝心の仕上がり面も不安はない。1週前のWコースで6F79秒6の好時計をマーク。びっしり追われた効果で、今週は素軽さが増し、反応が良くなっていた。

 「先週は4角で(僚馬に)離されそうだったけど、今週は手綱を抱えたまま走ってきた。しっかり休養できた分、元気いっぱい」と大竹調教師。栗東から最終追い切りに駆けつけた川田騎手も「ダクのときから雰囲気が良く、イメージどおりに乗れました」と納得の表情を見せた。1月の中山重賞で通算【3・0・2・2】の鞍上が好感触を得て臨むのだから実に頼もしい。

 時計がかかり、外差しが目立ってきた中山。今回は昨年の産経賞オールカマーを逃げ切ったスティッフェリオを他馬も警戒するはずで、早めの動き出しで持久力勝負になるだろう。一昨年のグランプリを稍重で制したブラストに馬場も展開も味方する。

 “究極の3連単”はブラストを1着に固定。舞台巧者のミッキースワロー、長期休養明けながら【0・3・1・0】の鉄砲巧者サトノクロニクルを2着に据えたフォーメーション12点で勝負する。(夕刊フジ)



AJCCの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

【今週の重賞 見どころ狙いどころ】東海S&AJCC 2020年1月21日(火) 05:05

 東西の現場記者が週末の重賞レースの焦点を語り合う「今週の重賞 見どころ狙いどころ」。今回はGI・フェブラリーSの前哨戦・東海Sを中心にポイントを話し合った。大阪サンスポの渡部記者は単騎逃げでのインティの粘り強さを評価。東京サンスポの板津記者はハイペース必至のなか、ヴェンジェンスの末脚発揮に期待を込めた。重賞ウイナーが集結したAJCCは、有馬記念勝ち馬ブラストワンピースに逆風が吹きそうだ。

 渡部 例年の中京と違って、今年の東海Sは京都での開催。時期的に今年の始動戦という馬が多いなか、昨年のフェブラリーS勝ち馬インティの存在感が光る。

 板津 実力が抜けているのは間違いないけど、同じ逃げ馬のスマハマの存在がねぇ…。みやこSは共倒れになっちゃったから。同じ轍は踏まないだろうけど、ともに2番手からの競馬では持ち味が出ないタイプ。枠が内に入った方が、展開的に有利になるのかな。

 渡部 インティは、単騎逃げができればフェブラリーSや前走のチャンピオンズCのように、抜群に粘り強い。現状では本命候補かな。

 板津 能力的にはエアアルマスも2頭に負けていないよ。ただ、キックバックを極端に嫌がる気性面がネックで、道中ずっと外を回らなければいけなくなるのがどうか。

 渡部 9歳馬キングズガードは年齢を感じさせない末脚の安定感。ここ2走でコンビを組んでいる秋山騎手と、手が合っているんだろう。

 板津 ヴェンジェンスは見直すべきだね。短距離で通用するスピードがあって、快速馬2頭が作るペースにも自然と対応できる。チャンピオンズCは大外枠で、外を回ると追い込みが利きにくい中京コース。それで0秒7差の7着なら、今回はみやこSでの差し切り再現も期待できそう。

 渡部 なるほどね。重賞ウイナーがそろったAJCCの方はどうだろう。

 板津 中山はフェアリーS◎●△△、京成杯◎▲で連続的中の俺に任せろ…といいたいところだけど、難しい。GI馬にとっては鬼門で、1999年のスペシャルウィークを最後に勝てていない。ゴールドシップ(7着)も、フィエールマン(2着)も単勝1倍台で負けている。一昨年の有馬記念覇者で、メンバーただ1頭のGI馬ブラストワンピースには嫌なデータだろう。体が絞りにくい時期で、太め残りで出てくる可能性もあるしね。

 渡部 展開的にはスティッフェリオを狙いたい。ハナを主張する馬が見当たらず、まんまと逃げ切った産経賞オールカマーのような競馬ができそう。中山11ハロンの持ち時計もメンバートップだし、食指が動くなぁ。

 板津 現状の◎はミッキースワローを有力視。こちらも中山2200メートルで【2・2・0・0】という舞台巧者だからね。



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【AJCC】20年始動戦ブラストGI馬の威厳示す! 2020年1月20日(月) 11:48

 今週は冬の中山を締めくくるGII「第61回AJCC」(26日)が行われる。注目はブラストワンピース。GI馬の肩書は今年のメンバーでは明らかに格上といっていい。昨秋の凱旋門賞11着以来だけに仕上がりがポイントになるが、’18有馬記念馬の威厳を示したいところだ。

 苦杯をなめたパリロンシャンから3カ月以上が過ぎ、いよいよブラストワンピースが伝統の中山GIIで再始動。一昨年のGPホースが気持ちを新たにリスタートだ。

 アウェーは想像以上に厳しかった。日の丸を背負って挑んだ凱旋門賞はブービー11着。「スタートして間もなく手応えがなくなった」と大竹調教師が振り返るように、独特のタフな重馬場に対応できずに消耗。欧州勢に歯が立たなかった。

 激戦の影響は残り、帰国後は疲労回復に手間取った。陣営は心身のショックを取り除くことを優先し、連覇がかかる有馬記念をパス。復帰を年明けに定め、1月4日に美浦に帰厩した。

 丹念に乗り込まれ、16日のWコースでは7馬身先行したマサノアッレーグラに半馬身先着。馬なりの1勝クラスを引き離せなかったのは、「帰厩時が過去最高の560キロ台。まだ腹回りに余裕がある。このひと追いで変わってくれないと」。それでもマークした6F79秒6はこの日の一番時計だからさすがGI馬だ。

 ただ、AJCCはGI馬に優しくない。99年スペシャルウィーク以来勝っておらず、15年ゴールドシップ(7着)も、昨年のフィエールマン(2着)も敗れた。ブラストはスカッと五輪イヤーをV発進で決められるか。まずは今週の最終追いで、本来のダイナミックな走りを取り戻したい。(夕刊フジ)

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【シンザン記念】断然人気のルーツドールは7着に沈む 川田「負けすぎですね」 2020年1月12日() 18:37

 1月12日の京都11Rで行われた第54回シンザン記念(GIII、3歳オープン、芝・外1600メートル、別定、10頭立て、1着賞金=3800万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の2番人気サンクテュエール(牝、美浦・藤沢和雄厩舎)が重賞初制覇。タイムは1分35秒9(良)。



 GI2勝馬フィエールマンの半妹で、単勝オッズ1.6倍の断然人気に支持されたルーツドールは、中団外を追走し直線、満を持して追い出されたが反応せず7着に沈んだ。



 川田将雅騎手「枠順で、外を回る形になったとはいえ、負けすぎですね。これからその原因を探らないといけません」



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【血統アナリシス】シンザン記念2020 ヨシダの半妹に注目!タフさを問われる競馬ならストロングリターン産駒にもチャンスあり! 2020年1月11日() 16:00

日曜日に行われるシンザン記念の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。


サンクテュエール
父のディープインパクトは京都芝マイル重賞の活躍馬を多数輩出し、母のヒルダズパッションは米G1バレリーナSを含む重賞5勝馬。字面の配合については文句のつけようがない。全兄2頭は重賞に手が届いていないものの、半兄のヨシダは米G1を2勝。母系の底力と活力の面で劣ることはない。冬場の時計を要する馬場が課題になりそうだが、ヌレイエフとサドラーズウェルズのニアリークロスを擁する母の血統構成をみるに、あっさりこなしてしまう可能性もある。有力候補の1頭であることは間違いない。

ヴァルナ
父のエピファネイアは大箱コースのG1を2勝。母の半兄にあたるアルビレオは当レースと同時期に行われる、スポーツニッポン賞京都金杯で2着1回、3着1回と高い舞台適性を示した。そのあたりを鑑みると、京都内芝2000m→京都外芝1600mの舞台替わりはプラスに作用する可能性もある。3代母に英1000ギニー勝ち馬を擁する牝系についても筋が通っており、前走の大敗だけで見限れない面があるのは確か。あまりにも人気がないようなら、連下に加えてみるのも面白いかもしれない。

コルテジア
母は芝1400mで2勝、祖母は芝マイル以下で6勝というスピードに長けた牝系。その母方にジャングルポケットシンボリクリスエスを重ねて産まれたのが本馬である。マイルレンジの持続力勝負で能力を発揮するタイプだろう。その点、適度に上がりを要する冬の京都マイルは悪くない条件といえる。ただし、馬力優位の構成ゆえに、速い脚に欠けるのが難点。好結果を残すには、馬場悪化など上がりを要する状況、あるいは早めに仕掛けて後続に脚を使わせる展開利がほしい。

タガノビューティー
半兄にNHKマイルC2着のタガノブルグ、一族には愛G1勝ち馬がいる。父ヘニーヒューズの産駒には芝・ダ兼用型も多くみられることから、本馬は半兄同様の、芝でも能力を損なわないタイプだろう。反面、父ストームバード系の当該コース成績が芳しくないのは懸念材料。同じ父系のエーシントップが2013年の当レースを制しているものの、それを最後に父ノーザンダンサー系から勝ち馬が出ていないのも気になるところだ。バッサリとはいかないまでも、勝ち切れない場面は想定しておいたほうがいいだろう。

オーマイダーリン
母のラブームは現役時にフランスの中距離重賞を2勝。母父であるモンズーンは優れた底力を伝え、成功を収めている万能型。その母系にディープインパクトを重ねているのだから、潜在しているポテンシャルだけなら、ここに入ってもトップクラスに位置する。父と母父の本質を踏まえると、もう少し距離が延びたほうがいいのかもしれないが、展開利が多少なりともあったとはいえ、京都内回りのマイル戦を勝ち上がっているのは事実。3歳馬同士の争い、かつ直線の長い京都外回りなら好戦可能とみる。

プリンスリターン
父のストロングリターンは2018年の2着馬ツヅミモンを輩出。同馬と本馬は、ニジンスキーのインブリード、ならびにスタミナ型サンデーサイレンス系種牡馬を母父に持つ点でも共通する。近い親族にコレといった実績馬はいないが、本馬自身すでにG3の好走歴があり、朝日杯FSでも5着と健闘している。馬齢限定のG3ならば、大きな差はないものと考えたい。瞬発力勝負になると辛い面がある一方で、タフさを問われる展開と化せば争覇圏内まで視野に入る。無印にはできない存在だ。

ディモールト
母のオールザットジャズ福島牝馬Sで2勝、近親にはフロリダダービーの勝ち馬がいる筋の通った牝系の出自。母方に当レースの活躍血脈のひとつであるダンチヒを内包している点も好感が持てる。一発の魅力を秘めた構成ではあるが、父産駒の当該コース成績が奮わないのは心配材料。加えて、自己条件のダート戦で大敗を喫したレースぶりをみるに、1ハロンの距離延長+相手強化の芝重賞でパフォーマンスを上げてくることは考えづらい。今回は厳しい戦いが予想される。

カバジェーロ
父は2年連続で勝ち馬を輩出しているロードカナロアで、母父のダンスインザダークは当レースの好走血統のひとつ。字面の構成的に不安はない。その一方、祖母を基点とする親族の重賞好走歴を確認すると、祖母の小倉3歳S3着が最たる存在。ここに入ると活力不足の印象を受ける。さかのぼると、一族に仏G1勝ち馬がいるものの、マイル重賞で即通用の根拠には乏しい。父と母父の相性の良さを認めたうえで、連下の押さえまで、という評価にとどめておくのが妥当だろう。

ルーツドール
母はスーパークリークを輩出した父系に、ファバージ系×リュティエ系を重ねた、コテコテの欧州血統。一見すると鈍重な配合に映るが、その重さをジャスタウェイと交配することで解消。マイルでも対応可能のタイプに仕上がっている。欧州系で固められた母系をみるに、適度に力を要する冬場の京都芝コースは悪くないはず。伊G1勝ち馬の母を持ち、半兄にフィエールマンを擁するファミリーについても申し分がない。軽くは扱えない1頭だ。

ヒシタイザン
父は優れた持続力を武器に京都新聞杯を制したトーセンホマレボシ。その父にブライアンズタイム×ホワイトマズル配合の母を組み合わせているのだから、本馬が搭載しているスピードの持続力はかなりのもの。持続質の競馬になりがちなシンザン記念のレース質は歓迎のクチだろう。オークス馬のスマイルトゥモローを祖母に擁する母方の系譜も悪くなく、前走の敗戦を引きずることがなければ、チャンスはおおいにある。



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【ズバリ!調教診断】シンザン記念2020 フィエールマンの半妹が圧巻の動きを披露!河内厩舎のディープインパクト産駒も好感触!  2020年1月11日() 14:00

日曜日に行われるシンザン記念の出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。


サンクテュエール
12月中旬から坂路とトラックを交えてみっちりと乗り込んできた。9日に美浦Wで行われた追い切りの時計は一見地味だが、自身よりも100キロほど大きいファストアプローチを相手に回し、怯むことなく走り抜いたメンタルの強さは高い評価を与えられる。デキは決して悪くないので、あとは輸送をクリアできるかどうかだけ。

ヴァルナ
最終追い切りは栗東CWで実施。単走ながら前半から勢いよく飛ばし、直線に入ってからも脚いろが衰えることはなかった。スピード感タップリの走りをみるに元気の良さはうかがるが、その一方で実戦に行くと抑えが効かない懸念はある。レース直前の気配はしっかりチェックしておきたい。

コルテジア
最終追い切りは栗東CWで4歳1勝クラスと併せ馬を行い、6F81秒台半ばの時計をマークした。前回の最終追い時よりも攻めを強化、なおかつ重心を低く保ち集中して走れているあたりは好感が持てる。前回(デイリー杯2歳S8着)の内容から勝ち切るまでは難しいかもしれないが、ヒモ穴としてなら一考の余地はありそうだ。

タガノビューティー
9日に栗東坂路で行われた本追い切りでは、4F53秒7を記録。軽快なフットワークを見せた。ただ、馬場が重かったにしても、終い1Fを12秒8と少し要した点に物足りなさを覚えるのは確か。初芝のG1で見せ場を作ったとはいえ、重いシルシを打つには躊躇してしまう。△評価が妥当ではないか。

オーマイダーリン
12月中旬から丹念に調整。9日に栗東CWで行われた追い切りでは、未勝利馬に後れをとったため見映えこそ良くないが、自身のリズムが崩れているわけではないので、不安視する必要はない。最後まで集中力が途切れることなく駆けているさまから、陣営の思い通りに調整が進んでいる印象。勝ち負け争いを演じても不思議はない。

プリンスリターン
この中間は栗東CWで本数を重ね、9日の本追い切りでは、終いだけ伸ばす内容ながらも、シャープな動きを披露した。四肢の可動域を広く使った走りは活気十分。このメンバーでは実績上位でもあり、もつれる展開になれば出番があってもおかしくはない。

ディモールト
芝に対応できるか否かが焦点になるが、栗東坂路で行われた最終追い切りでのフォームを見ると、ダートのほうが良さそうな印象を受けた。中間に刻んだ時計も総じて地味で、劣勢を覆すだけの材料に乏しいと言わざるを得ない。次につながるレースができれば、といったところか。

カバジェーロ
8日に栗東坂路で実施した併せ馬が最終調整。悪天候の影響で、かなり走りにくいコンディションだったこともあり、4F56秒2のタイム自体を過度に気にする必要はない。ステッキが入って懸命に追われる僚馬を尻目に、悠々と登坂しているさまは好感が持てる。相手強化の一戦となるが、不安よりも楽しみのほうが大きい。

ルーツドール
帰厩後は入念に調整を進めてきた。9日に栗東CWで行われた本追い切りでは、鞍上に促されると併走馬を一気に突き放す圧巻のパフォーマンス。恵まれた馬体をフルに使った走りは目を見張るものがある。荒削りな部分を残してはいるものの、スケール感は十分。首位争いを意識できる状態とみる。

ヒシタイザン
栗東CWにて3週連続で長めから併せ馬を施すなど、意欲的にメニューを消化。3日にはビッシリと攻め、6F80秒台半ばのタイムをマークした。ただ、調教巧者の同馬にとっては平常運転の類。激変を望めるほどの上昇度があるかといえば疑問符が付く。掲示板を確保できれば御の字ではないか。



ウマニティ重賞攻略チーム

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フィエールマンの関連コラム

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朝日杯フューチュリティステークスは、サリオスが好位から堂々と抜け出し完勝。ビアンフェの逃げに対し外からメイショウチタンが執拗に追い掛けて行ったことで生じた厳しい流れにより、直線は差し馬が台頭する流れになった。

その中でも隙のないレースぶりで無敗の2歳チャンピオンとなったサリオスは、来春以降に楽しみが広がる好内容だった。クラシックでは距離が課題になりそうだが、2000mくらいまでは問題なくこなせそうだ。

また前述の流れになったことで、2着以下には差し馬が台頭。とりわけ3着グランレイの池添騎手は後方からゆったり追走、4角でも厳しい流れを見越してかまだ脚を溜めており、あそこでの溜めが最後の伸びにつながった。

マイルCSのインディチャンプに続き、改めて大一番での強さを見せつけた池添騎手。有馬記念フィエールマンでは、どのような騎乗を見せてくれるだろうか。


~豪華メンバーとなる有馬記念のポイントは?

さて、今週末はいよいよグランプリ有馬記念が行われる。今年はアーモンドアイの急転直下の参戦で超豪華メンバーが揃い、年末の大一番にふさわしい一戦となりそうだ。

その中でポイントの一つは、馬場状態と展開だろう。有馬記念はその年によって全く異なる表情を見せる。

キタサンブラックが逃げor先行策を打った2015~2017年は有馬記念らしい先行イン有利の競馬に。いわば昔から幾度となく見られた立ち回り勝負だった。

有馬=立ち回り勝負=内枠馬が台頭のパターンは、21世紀以降に限定しても何度となく繰り返されている。有名なところだけでも、2001年のアメリカンボスの最低人気での2着、2007年のマツリダゴッホの一撃、最近だと2014年ジェンティルドンナトゥザワールドの1~2着、2017年のクイーンズリングの2着などはいずれも内枠を生かして、ロスなく立ち回ったものだった。

一方、厳しい流れやタフな馬場になると外枠&差し馬の台頭も見られる。昨年の有馬記念は午後から雨が降り始めた結果、タフな馬場となり外枠が有利になった。

ブラストワンピースの勝利も馬場の恩恵があったのは間違いなく、3着シュヴァルグランなどは馬場の良い外からスタートし、ロスも最低限に防ぐ最高の騎乗だった。

2008年、ダイワスカーレットの逃げを追い掛けた組が失速し、最後方から飛んできたアドマイヤモナーク、2012年、ゴールドシップのマクリに先行勢が飲み込まれる中で突っ込んできたオーシャンブルーなども同様に、厳しい持久力戦の中で台頭してきた差し馬だった。

今年は中山の芝の状態がよく、順当なら内枠が有利となりそうだが、昨年同様に日曜の午後から降り出しそうな予報が気掛かりだ。また木曜の枠順発表では、クロコスミアキセキアエロリットといった先行しそうな組がいずれも外枠に配置されたのも興味深い。天候や先行勢の作る流れ次第では、内枠有利にはならない可能性もある。

現時点での注目馬はヴェロックス。安定感のあるレースぶりは内回り向きで、特に中山への適性は高い。皐月賞やダービーで見せた勝負根性も大きな武器になるだろう。あとは7枠14番をどうみるかということになるが、それはもう少し陣営のコメントや週末の天気の動向をみて決めようと思っている。

有馬記念の結論は、『TAROの競馬』にて無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。


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2019年12月18日(水) 21:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 2019有馬記念
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はAA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月22日(日) 中山11R 第64回 有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

【登録頭数:19頭】(フルゲート:16頭)


【ファン投票上位馬】

アーモンドアイ<B>(中7週)
これまでのアーモンドアイなら熱発があった時点で大事を取って放牧に出して来年に備えるというイメージがあったが、今回は何か様子が違う。熱発と言っても普段どれぐらいの体温の差があるのかは関係者にしか分からないが1日休んですぐに乗り出している時点で大したことではないと言える。それよりも有馬記念にファン投票1位で出走させることができる喜びが国枝調教師からのコメントに表れているので、最初から香港Cではなく有馬記念を使いたかったのかもしれない。
<1週前追い切り>
南W併せ馬の内。力強い走りで好時計で先着。気になるところはやや重心が高めな感じに見えた点。

リスグラシュー<C>(中7週)
海外遠征帰りということで宝塚記念の前と同じような状況。調教内容もその時とほぼ同じ内容で、動きに関しては抜群に良い感じには見えない。ただ引退レースということで、ビッシリ仕上げてきてはいる感じあり。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。一杯に追われて好時計で先着も、終いで体が起き気味で宝塚記念の1週前のように前に伸びる感じがなかった。

キセキ<C>(中10週)
海外遠征後のレースとなるが1ヶ月前の早い時期から時計を出し始めていて、乗り込み量はかなり多く勢いはある。昨年のジャパンカップ時のような調教の動きになってくれば理想的だが。
<2週前追い切り>
CW単走。首が上がり気味で終いの伸び脚が甘く、力強さがない。
<1週前追い切り>
CW単走。勢いよく直線に向いてくるが、ここでも重心が上がってしまうため前に伸びきれず。

サートゥルナーリア<AA>(中7週)
本馬も早い段階から有馬記念出走を表明して1ヶ月前からトレセンで調整されてきた馬。2週前の段階でかなり良い動きで、1週前にはこの秋初めての併せ馬。スミヨン騎手騎乗で折り合いもつき、1週前段階でほぼ仕上がっている感じに映り、状態だけならこれまでで一番。
<2週前追い切り>
CW単走。フラフラしたところはあるが、走りに勢いがあり力強い伸び脚。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。スミヨン騎手騎乗で折り合いもついて、終い持ったまま楽に突き放す。

フィエールマン<D>(中10週)
凱旋門賞帰りのレース。もともと間隔を空けて使ってきている馬で1週前は強めに追われるが、今回はこの馬としては控えめな内容になっている。まだ疲れが少し残っているのかもしれない。
<2週前追い切り>
南W3頭併せの中。押さえたまま直線に向くと楽に先着。海外帰りを感じさせない動き。
<1週前追い切り>
南W併せ馬の内。今週も折り合い重視の控えめな追い切りで、併走相手の手応えと比べると物足りない走り。

ワールドプレミア<D>(中8週)
菊花賞時の調教ではかなり良い動きに見えたが、この中間は早めに乗り込んでいる割に2週前、1週前と動きはモタモタ。正直、物足りない動きだったし、うるさいところのある馬で関東への長距離輸送も初めてで、克服しなくてはならないところが多いとの印象。
<2週前追い切り>
CW併せの外。追われて最後何とか先着。動きに力強さはない。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。ジョッキー騎乗で直線追われるも伸び脚イマイチで伸びきれず。

スワーヴリチャード<AA>(中3週)
この中間も坂路での調整。ジャパンカップから中3週となるが坂路での動きを見ると前走時よりも良いくらいで、叩き3戦目でさらに上積みがありそう。
<2週前追い切り>
坂路単走。レース後からそれほど間もないので軽めの調整も、気分よく軽快な走り。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。まだ多少右にモタれる面を見せるが楽に併走相手を置き去りにして、動きは前走時以上。ジョッキーとの呼吸、折り合い面も抜群に良い。

レイデオロ<E>(中3週)
映像なし。前走後短期放牧に出て期限ギリギリにトレセンへ戻ってきた。これまでゆったりとした間隔で使われてきた馬で、1週前に速い時計を出せていない時点で状態が良いとは思えない。

アルアイン<B>(中4週)
この秋は2戦とも追い切りの動きが物足りなかったが、この中間1週前追い切りでは終いしっかりと伸びており、ここ2戦よりは動きが良かった。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。終いしっかり伸びて先着。

シュヴァルグラン<D>(中3週)
昨年は◎にしたくらい1週前追い切りの動きが良かった馬。今年は、併走相手が違うので単純比較はできないとはいえ、走りに迫力がなく物足りない。
<2週前追い切り>
坂路単走。軽めの調整も力強さがない。
<1週前追い切り>
CW併せの内。有馬記念に出走するエタリオウと併せて突き放される。


【以下、賞金上位馬】

アエロリット<A>(中7週)
この秋2戦とも競馬場で馬を見たが、パドックではかなり良く見せて状態も良かったと思う。今回、中7週と間隔に余裕もあり、調教の動きからも好調子そのままといった感じ。
<2週前追い切り>
南W単走。控えめな内容も動きに力強さあり。
<1週前追い切り>
南W単走。折り合いもついてリラックスした走り。力強さもあって好調キープ。

クロコスミア<D>(中5週)
この馬も早めに参戦表明した馬だが、坂路で乗り込まれている割に時計は物足りない。
<1週前追い切り>
坂路単走。勢いよく駆け上がってきた割に終いは息切れした感じ。

スティッフェリオ<C>(中7週)
この中間も坂路での調整。時計的にはいつもとそれほど変わらないが、ガラッと良くなってきたという印象もない。
<1週前追い切り>
坂路で併せ馬。素軽い動きも力強さに欠ける走りでもうひと伸びほしい。

ヴェロックス<C>(中8週)
この中間は2週前、1週前と強めに追われて乗り込み量は豊富。走りを見ると首が高く、全身を使った走りではない点が気になる。
<2週前追い切り>
CW単走。ゆったりした走りも、首が上がるシーンを見せていてやや物足りない走り。
<1週前追い切り>
CW3頭併せの内。直線で追われると一気に突き放すが、首を使わない走りでやや硬さあり。

エタリオウ<B>(中3週)
この中間も疲れなしといった感触で、1週前追い切りの動きがかなり良く、変わり身がありそう。
<1週前追い切り>
CW併せの外。手応えに余裕があり前走時からの変り身が感じられる動き。


【以下、除外対象】

スカーレットカラー<D>(中5週)
映像なし。CWでは時計の出る馬だが、1週前追い切りでは終いの時計が掛かっており、ちょっと物足りない。

クレッシェンドラヴ<B>(中5週)
乗り込み豊富。2週前に強め、1週前に馬なりで先着と順調な調整内容。
<1週前追い切り>
南W併せの内。ゆったりとした走りで力強さがあり、前走のようなセカセカした感じがないのは良い。

ヴァイスブリッツ<B>(3ヶ月)
休み明けも坂路、南Wでかなり良い時計が出ていて仕上りは良さそう。
<1週前追い切り>
南W併せの外。楽な手応えで余裕の先着。時計も優秀で自己条件なら好勝負。



◇今回は有馬記念編でした。
JRAのCMに『夢の第11レース』という作品があります。



https://weekendmemories.jp/last1haron.html

過去の名馬たちが同じレースに出走していたら、どんなレースになっていたのだろうかという内容。
これを見て、思わず私は『アーモンドアイVSエネイブル』を思い描いてしまいました。走っている時代が違えば当然、対決することはなく想像するしかありませんが、同じ時代に走っているのに対決が実現しないというのは競馬ファンにとっては悲しいこと。結果が分からないからこそ夢が膨らむという見方もできますが、今考えられる最高の対決も来年ならまだ可能なので、ぜひヨーロッパと日本で観てみたいものです。この2頭が同じレースで走るようなことがあれば、世界中が注目する夢の対決となるでしょう。
そして、いよいよ今週末となった有馬記念。ご存知、ファン投票によって出走馬の順番が決まるレースです。投票用紙には『あなたが第64回有馬記念に出走させたいと思うJRA所属の現役競走馬(3歳以上)を1~10頭まで選んで投票して下さい』と書かれています。近年は2週前に行われる香港国際競走に向かう馬も多く、ファン投票上位馬(1位から10位のうち8頭が出走予定)がこれだけ揃うのは珍しいのではないかと思います。
日本の競馬は競馬ファンの馬券の売り上げで成り立っています。香港カップに出走する予定で有馬記念は回避予定だったアーモンドアイに10万9885票というたくさんの人たちが投票して1位獲得するほど、日本の競馬ファンはこの馬に有馬記念で走ってほしいと願っていたのです。
理由はどうであれ、アーモンドアイが出走することになって今年の有馬記念は多くの競馬ファンにとっての『夢の第11レース』となりそうです。そのアーモンドアイが期待に応えるのか、それとも他の馬が跳ね返すのか、いずれにせよどの馬が勝っても今年12.22の中山第11レースは記憶に残るレースとなりそうです。皆さんも競馬場、ウインズ、テレビなどいろんな場所で有馬記念を楽しんでください。

それでは次回ホープフルS編(予定)でお会いしましょう。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論はレース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2019年12月18日(水) 16:00 覆面ドクター・英
有馬記念・2019
閲覧 3,253ビュー コメント 0 ナイス 16

まずは先週の回顧から。久々の帯封ゲットに、ウマニティ予想では4895%と大爆発で、このコラムで「有力とした2頭」のワンツー+「穴で一番手グランレイ」が3着で、3連単9万馬券、3連複3.8万の高配当となりました。的中のポイントとしては、3強(オッズ的には1強扱いでしたが)の一角だった10着レッドベルジュールが、「いかにもマイルは忙しく、前走デイリー杯2歳Sで内を突く競馬で上手く行き過ぎていたので事実上は2強」、ハミを替えて未勝利戦ながら4馬身差の楽勝をしてきたグランレイが、「血統的にもルーラーシップ×ファルブラヴ×フジキセキとスケール負けしない配合であることから3着ならありか」、というあたりだったでしょうか(ちなみに、接戦で4着だった初芝の9番人気タガノビューティーも「兄弟は芝でも走る」ということで、当コラム穴での2番手推奨馬)。香港みたいに4連単がもしあったらすごかったなあ、とも思うのですが、まあ欲張り過ぎない方がいいですよね(実馬券では欲をかいて、本命◎タイセイビジョンからの馬券の資金配分をより高めて買っていた、なんてのはナイショということで(笑))

では、話を有馬記念に移して。今年は香港を回避したアーモンドアイの出走が一番のポイントでしょう。寄稿させてもらった「競馬の天才」特集記事の執筆時点ではアーモンドアイは香港遠征予定だったのですが、出走してくるということで俄然、当然有力。この馬の取捨が馬券的中の焦点となりそうです。深読みすると、体調だけでなく香港の政情不安定(香港競馬は時折中止もありました)も、他の海外馬同様に回避の一因になっていたという可能性はあるんじゃないでしょうか(繁殖にまわってからは、産駒が出来の善し悪しに関わらず毎年1億円くらいにはなりそうですし)。余談ですが、香港のほうは"覆面禁止法”があるので今のキャラは良くないのかもしれません。当たると随分饒舌だなあ、と言われそうなので、本題に。


<全頭診断>
1番人気想定 アーモンドアイ:この馬にとっての中山2500mは、デビュー以来、安田記念ほどではないがあまり向かない条件だと思う。思うが、正直体調に関しては回避時点からあまり問題ないんじゃないかと思っているし、前走を見ても「最も強い馬に、最内を通ってください」という忖度競馬で、敢えて厳しくマークしてくる騎手というのもいないだろう(外から蓋程度ならまだしも、前をカットしたりぶつけたりしてしまうと人気度合いからしばらくネット上で叩かれそう)し......。

2番人気想定 リスグラシュー:私自身とは非常に相性の悪い馬で、これで引退してくれると思うと正直ほっと胸をなでおろしている(笑) 若いうちは、末脚にはいいものあるが、不器用でやや人気先行くらいに思っていたのだが、ハーツクライ産駒らしい成長力で本当に強くなってしまい、牡馬相手でも国内でも海外でもG1を勝つ馬となってしまった。春のグランプリ馬であり普通は本命視される立場でもあるのだろうが、歴史的名牝レベルとなってしまった今は、海外帰りでそう厳しく仕上げる必要もないのでは?とみたい(「恥ずかしくない」程度のそこそこ好走でOKではないだろうか。さすがに、タイキシャトルのように、春より結局20kg増えちゃいましたというデブデブで出てはこないだろうが)。

3番人気想定 サートゥルナーリア:ホープフルSと皐月賞のG1・2勝の中山巧者の可能性も高い一頭だが、ダービーで4着、秋の天皇賞ではアーモンドアイを負かしに行って6着と敗れ、そんなに強くないのかなあと評価を下げつつある。確かに牡馬はそう強くない世代で、成長力の問題か気性の問題か、緊張が途切れると極端に走らなくなる傾向のこの一族のせいか。

4番人気想定 ワールドプレミア:故障もあり大成しなかったワールドエースの下だけあり、能力は確かだが気性的に幼く、活躍は来年かなあと思っていた馬だが菊花賞武豊騎手の神騎乗で勝ってしまった。ただ中山だとあれは難しく、やはり本格的な活躍は来年と思われる。うまく立ち回って、そこそこ上位進出も可能かといった位置づけ。

5番人気想定 フィエールマン凱旋門賞は12着と惨敗したが、正直全然向かない条件なのによく連れていくなあ、と思って見ていた(母がフランス馬とかの問題でなく、父ディープインパクトらしい高速馬場の申し子のような馬で、凱旋門賞と適性が真逆)。その前は差しにくいコースの札幌記念と、2戦ともに使い分けの影響もあるのか適性外条件での敗戦で評価を落としており、正直秋の天皇賞とJCを使うのが良かったと思っている1頭。勝ってしまった春の天皇賞よりは、中山2500mのここはこの馬にとってはまだ乗りやすいか。海外遠征使れというのもさほど無さそうで、凱旋門賞惨敗で萎んだとかいろいろ聞こえてくるが、先述の通りあれは完全ノーカウントでいいのでは。AJCCを今年初戦で使ったのもいくら使い分けとはいえ、毎度差しにくい不向きな正直センスの無いレース選択なのだが、最後に有馬記念で頑張って「(あそこで経験してたことや、不運な使われ方や諸々あったけど)良かったね~」という一年になるのでは。

6番人気想定 スワーヴリチャード:やんちゃさが無くなり正直もう終わったかと思っていたが、JCでは得意の左回りだけあって久々の勝利。ただ中山はここまで悲惨な成績(避けて通ってきたが3回とも馬券外)で、前走JCの影響でそこそこ人気を背負いそうなここは要らないか(ただ、またマーフィー騎手が乗ってくると、右回りだろうが急坂だろうか直線が短かろうが乗りこなしてしまうのかも)。

7番人気想定 キセキ:勢いのあった昨年でもこのレースで2番人気で5着だった。菊花賞を勝ってしまったが、本質的にステイヤーではなく中距離のスピードレースくらいのほうがいいタイプなのだろう。前に行けるだけにそこそこやれそうでもあるが、調教を見ると海外遠征の疲れもあるかといった具合。週末の雨予報は、昔から「雨のキングマンボ」という格言(?)があるように父父父キングマンボがプラスに働くかもだが。

8番人気想定 ヴェロックス皐月賞2着、ダービー3着で、ライバルの抜けた菊花賞で1番人気3着と、人気を裏切り株を下げた。ただ当コラムでも3冠のうちで最も向かないと人気ほど評価していなかった距離が長すぎる菊花賞敗戦はノーカウントで良いし、ここは巻き返す絶好の舞台だろう(年明け初戦に選びそうな2200mのAJCCなどは更にピッタリな印象だが)。

9番人気想定 レイデオロ:昨年の有馬記念2着までは非常に強かったが、今年は1番人気3回と2番人気1回ながら、6着、5着、4着、11着とボロボロの結果。気持ちが切れてしまっていそうで、正直この秋の2戦は余分で、価値を下げてしまった感じ。キングカメハメハの後継で母系もディープインパクトの母とも近く、種牡馬入りしたらサンデー牝馬にもたくさんつけられるしまた快進撃が続いていくだろう。

10番人気以下想定
アエロリットリスグラシュー同様、これまた私自身とは非常に相性の悪い馬で(牡馬混合戦での強豪牝馬の扱いがやはり昔と違って互角に近くなってきていて、難しい時代になった)、終わったかと思わせつつしぶとく東京なら走り続ける。ダートで厳しいペースで逃げて好成績おさめたテイエムジンソクの近親だけに、厳しいペースで粘るのは得意なのだろう。ただ、中山のこの距離はちょっと違うのでは。

エタリオウ:「最強の1勝馬」などと言われていたが、シルバーコレクターと呼ばれていた父ステイゴールドからみるとスケール感がかなり小さい(ステイゴールド自身が負けていた当時は非常に強敵の多い時代で、サイレンススズカエルコンドルパサーグラスワンダースペシャルウィークテイエムオペラオーアグネスデジタルジャングルポケットなど、かなりの一流馬ばかり)。馬体重の増減が激しかったり、深いブリンカーに替えてみたりと、気力・体力ともに安定せずで、ここも期待薄。

シュヴァルグラン:引退を延ばして現役続行してきたが、なぜか向くであろうオーストラリアの長距離レースを使わず、ドバイやイギリスに行ったり、もうスピード的に厳しいJCを今年は使ってみたり(香港の2400mならまだやれたはず)と、チグハグ続きの一年だった。昨年3着だったこのレースも、今年はボウマン騎手でもないし厳しいのでは。

クロコスミア:3年連続今年もエリザベス女王杯2着と、6歳秋でもまだまだ元気なところをアピールしたが、前走は絶妙ペース逃げでの藤岡佑騎手のかなりの好騎乗でのものであり、再度神騎乗というのは難しいだろう。

アルアイン:中山の中距離は得意だが常に善戦するタイプが崩れだすと脆い。この2戦が14着と16着というように気持ちが途切れた中で、いつもよりかなり長い2500mは、距離通り長く感じるのでは。

スカーレットカラー:府中牝馬S勝ちで期待したエリザベス女王杯は7着と快進撃は止まった。手ごたえの割に全然伸びなかったようでマイル前後が良さそう。初の2500mは適性が高くなさそう。

スティッフェリオオールカマー勝ちもあり、中山適性自体は高そうだが、アエロリットキセキのいるここは楽逃げ不可で、好走は難しそう。

クレッシェンドラヴ福島記念勝ちのあるステイゴールド産駒で、これまで福島での好走が多く、似た感じのある中山競馬場の適性自体はありそうなのだが、G3をやっと勝っただけに実力的にまだ足りないか。

ヴァイスブリッツ:1勝クラス辛勝直後で、実力が足りない。


<まとめ>
有力:アーモンドアイフィエールマン

ヒモに:ヴェロックスキセキワールドプレミア

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2019年8月23日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】乗り手が変われば馬の個性も変わる/キーンランドC展望
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先週末は札幌で札幌記念、小倉では北九州記念が行われた。どちらも好メンバーが揃い、秋のG1に向けても重要な一戦となった。

札幌記念は川田騎手に乗り替わったブラストワンピースが、直線馬群を割って抜け出し、粘るサングレーザーを交わし、追いすがるフィエールマンを退けた。有馬記念以来久々の勝利はこれまでの後方を追走し外を回すという形からスタイルを変えた、凱旋門賞への期待が広がる内容でもあった。

一方敗れたフィエールマンは久々の2000mに戸惑った印象もあり、悲観する敗戦ではないだろう。こちらも距離が延びてこそのタイプであり、凱旋門賞では巻き返しに期待したいところだ。

先週は我がブログ、TAROの競馬でも札幌記念の予想を無料公開したが、◎ブラストワンピースが期待通りの勝利。川田騎手は本当にこちらの思い描いた理想通りに騎乗してくれる素晴らしい騎手になった。凱旋門賞にも是非ともコンビを継続して挑んでもらいたい。



一方で西の北九州記念は、Aコース4週目で外が伸び始めた馬場に加えて、イエローマリンバラブカンプーといった伏兵の逃げ先行馬に外からモズスーパーフレアも絡んだため、字面以上に厳しい流れとなった。こうなると最後は外からの差しが決まるのが恒例。先週の当コラムでわざわざ藤岡康太騎手を取り上げ、◎アンヴァルは「タイプ的には合っていると思う」と書いたのもそれだけ自信があったゆえである。最終的に当方の配信である『競馬ノート』でも勝負度【A】として自信の本命に推奨し、勝った○ダイメイプリンセスとともに2019年になってから最大の勝負を敢行。個人的にもお盆の花火を打ち上げることに成功したレースだった。3連単まで獲り切れなかったのは悔しかったが…。(※買い目は画像を参照ください。)

(恐らく読者の大半は興味がないであろう)個人的な自慢話はともかく、今年の北九州記念は今後にもつながる中身のある一戦だったように思う。特に、勝ち馬もさることながら、2着のディアンドルの好内容が光った。展開や馬場を考えれば勝ちに等しい内容で、決して平坦後者というタイプでもない。まだ3歳馬でまだまだ伸びしろもあるだろうし、スプリンターズSでも楽しみが広がるレースぶりだった。

また4着モズスーパーフレアも逃げることはできない中で見せ場は作った。こちらはどうしても展開や枠に左右されるだけに安定は望めないが、スプリンターズSがスピードを問われる馬場状態になればチャンスもありそうだ。


〜馬の個性は騎手が作り上げるという側面

先週の両重賞を見て、馬券以外に強く感じたことがある。それは、

「騎手が馬の個性を作る」

というもう一つの競馬の側面である。そのことを強く印象付けたのは、札幌記念で2着したサングレーザーのレースぶりだ。サングレーザーといえばこれまでの主戦は福永騎手で、同騎手が上手く末脚を溜めることにより、極限の末脚を引き出されてココまでキャリアを積み上げてきた。

昨年のマイラーズCでは抜群の切れ味を披露し重賞制覇、札幌記念では2000mという未知の距離の中で後方でじっくりと溜め、抜群の進路取りで差し切る、まさに「神騎乗」を見せたのは印象深い。

ところが、今年は福永騎手にワグネリアンというパートナーががいたために、サングレーザーは岩田騎手に乗り替わりとなった。このことが、同馬の新たな一面を引き出すことになる。

まずスタートを決めたサングレーザーは、岩田騎手に促されると、やや行きたがりながらも先行する形に。そしてラチ沿いに寄せていくと、1コーナーではインの3番手を確保した。溜める競馬を身上とする同馬にとってこれは決して本来のパターンではないように思われたが、直線も粘りを見せ、ブラストワンピースを脅かす2着確保。フィエールマンの追撃は封じて見せた。

レースは基本的に馬の個性を騎手がどう引き出すかが重要だと考えているが、一方で騎手が馬の個性を作り上げる側面もあるのだと、強く感じさせられたレースぶりだった。サングレーザーは福永騎手が騎乗すれば、同騎手らしい当たりの柔らかさで鋭い末脚を発揮し、岩田騎手が騎乗すれば、同騎手らしいロスの無い立ち回りで粘りを見せる。騎手によってこれほど馬の個性が変化するのだ。

他方、北九州記念においては、デムーロ騎手からの乗り替わりとなった秋山騎手が見事な騎乗を見せダイメイプリンセスを勝利に導いた。リーディングや知名度では断然デムーロ騎手が上位だが、やはり騎手と馬との相性は大事だなというのを感じさせられる激走だった。デムーロはダイメイプリンセスにおいて、一度もまともな騎乗をできていなかった。同馬において、秋山騎手への手戻りは明らかに「鞍上強化」だった。


〜今週も好メンバーが揃った、キーンランドC

さて、今週末の重賞はキーンランドCと新潟2歳S。

新潟2歳Sはまだキャリアの浅い2歳戦。また、馬場状態次第の面もあるため現時点では何とも言えないが、初勝利のパフォーマンスだけを純粋に比較するならばウーマンズハートが一枚抜けているように思う。

一方でキーンランドCは混戦模様ながら、先週の北九州記念に引き続きスプリント路線の好メンバーが揃った印象だ。函館スプリントSでは無念の除外となったダノンスマッシュが改めて秋へ向けて始動するほか、スプリント戦2度目となるタワーオブロンドン、前走1200mに戻り鮮やかな末脚で抜け出したリナーテ、近走復活気配のあるセイウンコウセイなどに注目だろうか。

だが、個人的には3歳馬の奮闘に期待したい。その中でも伏兵で面白そうなのはハッピーアワー。デビュー以来ほとんどが1400m〜1600mのレースで、そのいずれのレースでもほぼ行きたがって掛かっていた馬だが、今回は久々の1200mに戻る。唯一の1200mは昨年快勝したすずらん賞で、レースぶりを見てもこの距離がベストだろう。

恐らくスタートで少し出遅れることになると思うので多頭数の1200mで全幅の信頼を置けるタイプではないが、展開や週末の馬場次第では出番がありそうだ。人気もないだろうし、一枚加えておいて損はない。

夏競馬もあと2週。もう一発二発、デカい花火を打ち上げて、良い締めくくりとしたいものだ。


※一部重賞の最終結論は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開します。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)。2018年12月14日には最新刊『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)をリリース。

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2019年8月23日(金) 11:30 競馬プロ予想MAX
先週の回顧~(8/17~8/18)シムーンプロが◎プリディカメント、◎ハイクアウトなど的中で5週連続週末プラスをマーク!
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18(日)にG2札幌記念、G3北九州記念をはじめ、様々なスマッシュヒットが記録された先週。
好成績を収めた注目プロ予想家や、その的中の数々を早速振り返っていきたいと思います。
 
 
☆☆☆注目プロ →金子京介プロ
18(日)G2札幌記念を、○ブラストワンピースサングレーザーフィエールマンで仕留め、計8万7250円を払戻し!先週は他にも、17(土)新潟3R3歳未勝利での○◎▲、新潟4R3歳未勝利での△◎○的中などを披露しています。
 
☆☆☆注目プロ →シムーンプロ
先週は、18(日)の勝負予想札幌12R小樽特別プリディカメント(単勝31.2倍)的中計13万5600円払戻しの一撃や、17(土)小倉8R3歳以上1勝クラスハイクアウト(16番人気単勝310.4倍)の3着的中などの予想を披露。他にも17(土)小倉2R2歳未勝利タムロシャイン新潟5R2歳新馬ショウナンバレリオなどで引き続きの好調アピールの先週は、週間トータル回収率109%をマーク。これで5週連続週末プラスを達成しています!

☆☆☆注目プロ →霧プロ
先週は18(日)小倉3R3歳未勝利ヒラボクメルロー新潟6R2歳新馬での◎○△、札幌8R3歳以上2勝クラスタマモコーラスと的中を披露すると、札幌12R小樽特別では◎プリディカメントから仕留め計11万6610円のスマッシュヒットでの締め括り。週間トータル回収率101%を達成し、これで3週連続週末プラスをマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →サラマッポプロ
17(土)は札幌11R札幌日刊スポーツ杯を筆頭に、的中を重ね回収率195%を達成。18(日)には小倉1R2歳未勝利の的中、G2札幌記念を『パワフルなフットワークで洋芝適性高い。乗り替わりもプラス』と評した◎ブラストワンピースで的中するなどの活躍を披露し、連日のプラス収支を記録、土日2日間トータルでは回収率184%、収支7万3200円プラスをマーク。
 
 
 
この他にも、【U指数】馬単マスタープロ(182%)、【U指数】3連単プリンスプロ(145%)、豚ミンCプロ(141%)、おかべプロ(137%)、あおまるプロ(134%)、エース1号プロ(125%)、きいいろプロ(123%)、いっくんプロ(121%)、KOMプロ(118%)、エース2号【予想マイレージクラブ限定】プロ(111%)、くりーくプロ(110%)、nigeプロ(105%)、ジョアプロ(103%)、馬侑迦プロ(100%←2週連続週末プラス)が、週末トータル回収率100%超の活躍を見せています。
 
 
 
 
※全レースの結果情報はこちら


今週も「プロ予想MAX」にぜひご注目下さい。

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2019年8月16日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】異色の穴男・藤岡康太騎手の狙いどころ/札幌記念展望
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先週末は新潟で関屋記念、札幌ではエルムSが行われた。

関屋記念は久々をものともせず、今季初戦となったミッキーグローリーが人気に応えて完勝。外から上がり32秒2という強烈な末脚を繰り出し、豪快に差し切りを決めた。ディープ産駒としてはシュッとした脚を使うタイプではないだけに、恐らく最大目標となるマイルCSは馬場状態もポイントになりそうだ。あまり立ち回りを問われる流れになると昨年同様によく伸びてはいても届かず…という結末になりそうなので、外差しが決まる馬場や流れになってほしいところだろう。過去の名馬を例にするならば、多少ギアが重い末脚タイプ、ハットトリック型だ。

一方、エルムSは先週当コラムでも触れた通り先行争いが激化した。結果として人気を集めたグリムも速い流れに戸惑ったのか直線は伸び切れず、じっくり後方で構えたモズアトラクションが鮮やかに抜け出し、重賞初制覇を飾った。

モズアトラクションはデビューから10戦目まで芝を使われたが鳴かず飛ばず、半ばヤケクソのような形で未勝利の身で挑んだ1000万条件で4着と好走すると、そこから出世の階段を上り始めた。もしあの時ダートを使われていなければ、今のモズアトラクションはなかったかもしれない。何がキャリア好転のキッカケになるかわからないからこそ、同じ条件ばかりではなく様々なチャレンジをしてみることは重要だと教えてくれた好例だろう。


~差し馬での期待値が高い藤岡康太騎手

さて、そのモズアトラクションで今年初の重賞制覇を成し遂げたのが、藤岡康太騎手だ。藤岡康太騎手は先週終了時点で39勝と、キャリアを考えれば可もなく不可もなく…というところだが、ジョッキーとしては比較的特徴がわかりやすいタイプだ。

その狙いどころはズバリ、差し馬。同騎手は昔から馬をリラックスさせて走らせることには定評があり、脚を溜めるのが非常に上手い。最近は川田騎手が積極策を持ち味に勝ち星を重ねているが、藤岡康太騎手は真逆のタイプだ。

実際、今年になって10番人気以下の超人気薄を8頭馬券圏内に持ってきているが、その中に逃げ馬は一頭もいないどころか、先行策で穴をあけたのも2頭だけ。普通は、「人気薄の逃げ馬」と言われるように前に行く馬が有利なのが競馬の常だが、藤岡康太騎手については真逆のイメージで良い。

モズアトラクションはそういう意味で非常に手が合っている印象だ。実際平安Sではモズアトラクションと初コンビを組み、12番人気の低評価を覆し2着と好走、今回の重賞制覇にもつながった。

また記憶に新しいところでは、17番人気という超人気薄ながら3着に持ってきた高松宮記念ショウナンアンセムも、やはり馬群でじっくり溜めて末脚を伸ばしてきた。いわゆる積極性のあるタイプではないだけに、特徴をわからず狙うと無気力さを感じることもあるかもしれない。だが、それを補って余りある一撃差しの魅力がある。

藤岡康太騎手のような、いわゆる”ゆるふわ系騎乗”を得意とするタイプは、大穴も多く、またテン乗りも苦にしない傾向がある。本来なら不利とされる外枠でも好走率が落ちず狙いどころは比較的明確なので、覚えておけば今後も穴で狙える機会が多いはずだ。先週もお伝えしたが、騎手については変な期待をするよりも、理解することが大事だ。

なお、今週末は北九州記念アンヴァルに騎乗する。タイプ的には合っていると思うので、人気がないようなら狙ってみても面白そうだ。


~夏競馬最大の大一番・札幌記念展望

さて、いよいよ夏競馬最大のレースともいうべき札幌記念が行われる。今年は凱旋門賞を見据えてフィエールマンブラストワンピースらが出走するほか、昨年の覇者サングレーザー、昨年のダービー馬ワグネリアンなど、例年にも増して豪華メンバーが揃った印象だ。

当然これらの馬たちをめぐる争いになりそうだが、一つ気掛かりなことがあるとすれば逃げ先行馬が少ないことだろう。人気を集めるだろうフィエールマンはさほど積極的に行くタイプではなく、まして前走は3200m戦、しかも先を見据えるとなれば控える手だろう。ブラストワンピースは川田騎手に乗り替わることである程度前に行くかもしれないが、その他を見てもサングレーザーは差し馬、ワグネリアンもどちらかといえば末脚が武器の馬である。

したがって、もし伏兵の好走があるとすれば前で勝負できる組ではないだろうか。その中でも注目は、ゴーフォザサミットステイフーリッシュの2頭。ゴーフォザサミットは近走やや行きたがる面を見せており、距離短縮はプラスになりそう。持ち味を生かせない競馬が続いているが、もともとダービー路線でもそれなりに注目を集めた馬で、人気が落ちそうな今回は狙いどころではないか。

ステイフーリッシュは一連の重賞で安定して走れている割には人気も落ち着きそう。派手さはないが、先行してキッチリ伸びて来るレースぶりには安定感がある。函館記念も57.5キロの斤量やコース取りを考えれば上位2頭をよく追い詰めていた。先行できる強みを生かせれば、上位勢の一角を崩すシーンもありそうだ。

今年は凱旋門賞まで続くかもしれない札幌記念。個人的にはフィエールマンには今回の結果にかかわらず、是非ともフランスの大舞台に挑んでほしいと思っている。国内の秋G1に向けても重要な一戦になるので、好勝負を期待したい。

札幌記念の最終結論は、『TAROの競馬』にて無料公開します。是非当日のブログをご覧ください。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)。2018年12月14日には最新刊『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)をリリース。

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フィエールマンの口コミ


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AJCC展望

 藤沢雄二 2020年1月26日() 14:12

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AJCCについても考えてみる。

こっちの初手もブラストワンピースの取捨にかかっているだろう。
凱旋門賞からの帰国初戦にAJCCを選択してきたわけだが、やっぱり思うのは「なんで連覇の懸かった有馬記念じゃなかったの?」という点。

アーモンドアイがいたからでしょ、と言われたらそれまでなのだが、思い起こすと元々はアーモンドアイは香港遠征の予定だったわけで。
同じく凱旋門賞に遠征したフィエールマンとキセキは有馬記念を使ったことだし。
それどころかその2頭よりも先に『ブラストワンピースは有馬記念で復帰』って話はありませんでしたっけ?
いやボクの勘違いなら申し訳ないですけど、いずれにしても有馬記念を使わなかった何らかの事情がモヤモヤするんですよ。

手集計でこんなデータを出してみた。
1984年以降の有馬記念を勝った後に、有馬記念以外の中山芝のレースに出走した馬の成績というもの。
これが【8-1-1-8】という数字。

勝った有馬記念が引退レースだったり、関西馬だったりでサンプル数がそんなに多いわけじゃない。
ただ勝率44%というのはGIウイナーとしては微妙な線だと思う。
しかもこの8勝の内7勝は有馬記念を勝って1年以内の成績。
残りの1勝は無類の中山巧者だったマツリダゴッホのオールカマーの3勝目。

その辺を勘案するとブラストワンピースの頭ってあまり買いたくないのよね。


で、今の中山の馬場ってわりと差しが利く印象はあるけど、レースの歴史的には圧倒的に前だよね。
というわけで、思いの外、オッズが割れているのならオールカマーの再現でステッフェリオの逃げ切りに張ってみたい。

実のところ、ミッキースワローとブラストワンピースとステッフェリオの三つ巴が濃厚らしいのだけど、ラストドラフトやステイフーリッシュ辺りが売れていることで、妙味があるのはステッフェリオかな、と思う次第。

ここに元気君に全権委任としたい。

 グラニースミス 2020年1月22日(水) 11:34
聖徳太子はいなかった!? 第61回 アメリカジョッキークラブカ... 
閲覧 721ビュー コメント 8 ナイス 108

鎌倉幕府成立は「いい国作ろう」で1192年と憶えていたが、
今は1185年「いい箱作ろう鎌倉幕府」らしい。

今年は競馬番組の変更が多い。
東日本大震災の翌年、主催者は各方面に配慮して、GⅠ競走と一部の重賞を除き、賞金を減額した。
その一部の重賞というのが、この競走だった。
どこかの国や団体に忖度、いやいや配慮した治外法権的な重賞競走で、変わらないこともある。

今年は7日目 → 9日目に変更
マイネルフロスト9歳 2015年のこの競走9日目で、1枠2番で4着。
やっぱり古豪の出走の意味ってこんなところなんだろうか?

グローブシアター6歳 2016年第5回9日目GⅡ最後のホープルS GⅡ 4枠6番で3着だった。
シャケトラと同じだぁ角居厩舎かぁ(笑) 長期休養明け、2019年収得賞金がないことも似ている。

そのホープフルS GⅡは、特別指定戦で、GⅠになって指定戦になった。
今年、AJCCも指定戦 → 特別指定戦 に変更 逆説かなぁ?
表向きは、地方馬の出走機会の拡大だが、この競走がGⅠへの表街道から裏街道に変ったことになる。
昨年、フィエールマンがこの競走2着後、天皇賞(春)を制したが、同じルートじゃないってことだろう。

指定戦 → 特別指定に変更
〇地の馬といえば、クロスケ が登録している。
昨年までなら出走できない馬で、前走は昨年末のペテルギウスSに出走
5回阪神9日目で、リステッド競走の特別指定戦
同日の東海Sとダブル登録

先週の京成杯は牝馬が勝ったら34年振りというくらい劣勢だったけど、
このレースも牝馬が勝つとメジロモントレー以来29年振りになる。
唯一の牝馬ウラヌスチャームが、最後に勝ったのは昨年1/6 1回中山2日目9R迎春S 混合 指定戦だった。今年この競走は、1/11 1回中山3日目 11R (混合)(特指)に変更されている。また逆説かなぁ?

先週から小倉開催が始まった。12日間のロング開催だけど、昨年の夏も同じ12日開催だった。
小倉記念GⅢ 特指は トリオンフとサトノクロニクルの6枠ゾロ目だった。
トリオンフは、今年から特指に変更した中山金杯を1着になった。
サトノクロニクルは、重賞勝馬でチャレンジC GⅢ 特指 別定戦だった。
その前年のチャレンジC GⅢ 特指 ハンデ戦てだった。

3歳で有馬を勝った馬の国内成績は、ゴールドシップを除くと出涸らしみたいな馬が多い。
勝つのはGⅡ戦くらいで、特別な条件でもないと人気を吸い込むだけ、さてブラストワンピースは?

9日目、特指 
先週の日経新春杯で、条件馬2頭が馬券になったことから、いろいろと考えしまう。
変更が大杉!!

ちなみに、聖徳太子はいなかった!?とか(昔の万札だったのに、、、)
教科書では、厩戸王(うまやとおう)だとか、、、
士農工商も表記されなくなったらしい、、、、へぇ~


では

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 ちびざる 2020年1月11日() 21:54
【GⅢ】シンザン記念の予想
閲覧 227ビュー コメント 2 ナイス 17

<指数的には、1頭抜けている上に少頭数。上位の指数も高く平穏??>


◎:⑨ルーツドール
〇:①サンクテュエール
▲:④タガノビューティー
△:⑤オーマイダーリン
△:⑧カバジェーロ
△:⑩ヒシタイザン


【買い目】
※オッズ等により、変更する可能性アリ

三連複フォーメーション
⑨→①④→⑤⑧⑩


 ◎は⑨ルーツドールにしました。
指数1位。某スポーツ紙調教評価1位
前走の新馬戦は2番手から抜け出し上がり最速で快勝しました。
半兄にフィエールマンがいて血統的にも魅力を感じます。
父がジャスタウェイになり、瞬発力がどうかと思いましたが
新馬戦を見る限りは問題はなさそう。
調教評価も1位と状態も良さそうです。
早めに好位に付けられれば、前走の再現もあると思います。
あとは、川田騎手がどういう競馬をするかですね。


 ○は①サンクテュエールにしました。
指数2位。某スポーツ紙調教評価2位。
前走のアルテミスステークスはリアアメリアの切れに屈した感じの2着でした。
そのリアアメリアが阪神ジュベナイルフィリーズで敗退したことで
レースレベルに疑問がある点は気になるところですが、
前走後は、その阪神ジュベナイルフィリーズをパスしてここに照準を合わせてきました。
アルテミスステークスよりどれだけ成長しているかですね。
ルメール騎手を確保できたことはプラスですね。
ただスロースターターのルメール騎手がいつもの騎乗ができるかどうかですね。


 ▲は④タガノビューティーにしました。
指数3位。
前走の朝日杯フューチュリティステークスは4着でした。
ただ、初芝ということを考慮すれば大健闘だったと思います。
和田騎手もその能力の高さを評価しているようです。
一度芝を使ったことで、芝への慣れも期待できると思います。
今後のローテーションを左右する一戦になりそうですね。
明日もひと雨降って馬場が渋れば面白いと思います。


△以下では。⑧カバジェーロに注目ですね。
まだ、新馬戦を勝ったばかりですが
2番手から抜け出す競馬で勝ち上がりました。
着差は頭差ですが、負かした相手が、良血馬ダブルアンコールだったことは
評価できると思います。
あとは一ハロン延長が一つカギになりそう。

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コメント一覧
1:
  HELPRO   フォロワー:0人 2018年7月1日() 15:58:23
勝てる能力は十二分にあったが、常に出遅れる癖をつけているのが末脚を勝ちに結び付けられなかった原因。
手塚厩舎がいつ鞍上を強化するかが同馬のポイントで、それだけでも次は必勝態勢になるだろう。
今回は鞍上の悪い癖が敗因。

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2019年12月22日有馬記念 G14着
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2019年12月22日 有馬記念 G1 4着
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