フィエールマン(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 2015年1月20日生
調教師手塚貴久(美浦)
馬主有限会社 サンデーレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績12戦[5-3-2-2]
総賞金70,926万円
収得賞金26,900万円
英字表記Fierement
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
リュヌドール
血統 ][ 産駒 ]
Green Tune
Luth D'Or
兄弟 ラストヌードルルヴォワール
市場価格
前走 2020/12/27 有馬記念 G1
次走予定

フィエールマンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
20/12/27 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 167133.523** 牡5 57.0 C.ルメー手塚貴久 478
(0)
2.35.1 0.136.5クロノジェネシス
20/11/01 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 125617.452** 牡5 58.0 福永祐一手塚貴久 478
(-12)
1.57.9 0.132.7⑩⑨⑩アーモンドアイ
20/05/03 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 148142.011** 牡5 58.0 C.ルメー手塚貴久 490
(+8)
3.16.5 -0.034.6⑧⑧⑦⑦スティッフェリオ
19/12/22 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 163518.464** 牡4 57.0 池添謙一手塚貴久 482
(--)
2.31.6 1.136.0⑩⑩⑨④リスグラシュー
19/10/06 フラ 4 凱旋門賞 G1 芝2400 12--------12** 牡4 59.5 C.ルメー手塚貴久 --0000 ------ヴァルトガイスト
19/08/18 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 14692.313** 牡4 57.0 C.ルメー手塚貴久 480
(0)
2.00.3 0.234.9⑨⑨⑩⑨ブラストワンピース
19/04/28 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 137102.811** 牡4 58.0 C.ルメー手塚貴久 480
(0)
3.15.0 -0.034.5⑦⑤④グローリーヴェイズ
19/01/20 中山 11 AJCC G2 芝2200 11441.712** 牡4 57.0 C.ルメー手塚貴久 480
(0)
2.13.7 0.034.0⑥⑥⑥⑥シャケトラ
18/10/21 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 1861214.571** 牡3 57.0 C.ルメー手塚貴久 480
(+4)
3.06.1 -0.033.9⑦⑦⑤⑥エタリオウ
18/07/01 福島 11 ラジNIK賞 G3 芝1800 13562.512** 牡3 54.0 石橋脩手塚貴久 476
(-10)
1.46.2 0.134.4⑨⑩⑩⑬メイショウテッコン
18/04/14 中山 9 山藤賞 500万下 芝1800 11792.011** 牡3 56.0 石橋脩手塚貴久 486
(-2)
1.48.1 -0.434.3⑩⑨⑦④ニシノベースマン
18/01/28 東京 5 3歳新馬 芝1800 168161.711** 牡3 56.0 石橋脩手塚貴久 488
(--)
1.51.3 -0.034.2サンライズシェル

フィエールマンの関連ニュース

11月11日(金)の美浦トレセンでは、2歳馬21頭がゲート試験に合格。デビューへの関門を突破した。

アヴィオンドール(母リュヌドール、牝、手塚貴)=半兄フィエールマン菊花賞天皇賞・春(2019&20年)GⅠ・3勝

アオイサロン(母アルプサロン、牝、本間忍

アースジェイソンテ(母スモーキーヴォイス、牡、宗像義)

エイシンエマーユ(母エイシンピカソ、牝、田中剛

カームリー(母エッジスタイル、牡、宗像義)

クラウンリアルティ(母マリノサクセス、牡、鈴木慎)

ジェイエルバルカー(母ホウライマリーン、牡、小西一)

ショーネノー(母ブラックシップ、牡、鈴木伸)

シルバーステラ(母ファインステラ、牝、武市康)

ドゥフレーシュ(母スペシャルフロート、牡、加藤士)

ハクサンアルタイル(母ハクサンインパクト、牡、新開幸)

バトルエンジェル(母ルリビタキ、牝、戸田博)=おばエリンコートオークス・GⅠ勝ち

ファイナルワンダー(母サトノフェアリー、牡、古賀慎)

フラットコール(母レイズアンドコール、牝、宮田敬)=全兄モンドキャンノは京王杯2歳S・GⅡ勝ち

ヘンデル(母スイートザザ、牡、和田勇)

マイフリューゲル(母ワビサビ、牝、鈴木慎)=おばディアドラ秋華賞・GⅠなど国内重賞4勝、ナッソーS・英GⅠ勝ち

ミツカネサターン(母ジュエリスト、セン、蛯名利)

メリトリオ(母アミーキティア、牡、大竹正)

オペラアイの2020(牡、堀内岳)

ショーハイウェイの2020(牡、伊藤大)

ムーニーポンズの2020(牡、新開幸)

【天皇賞・秋】3歳馬イクイノックス鮮やか差し切り JCか有馬記念を視野に 2022年10月31日(月) 05:00

30日の東京11Rで行われた天皇賞・秋(GI、芝2000メートル)は、1番人気のイクイノックスが、逃げたパンサラッサをゴール前で捕らえてGⅠ初勝利。父キタサンブラックにも初GⅠタイトルを贈り、JRA平地GⅠにおける1番人気馬の連敗は〝16〟でストップした。クリストフ・ルメール騎手(43)=栗東・フリー=は、天皇賞・秋4勝目。今後はジャパンC(11月27日、東京、GⅠ、芝2400メートル)か有馬記念(12月25日、中山、GⅠ、芝2500メートル)が視野に入る。1馬身差2着に7番人気パンサラッサ、さらにクビ差の3着に4番人気ダノンベルーガが入った。



6万人を超える大観衆が固唾をのんで見守った東京競馬場の直線。パンサラッサが残すのか、イクイノックスが届くのか…。最後は3歳馬の末脚が、年長馬の粘り腰に勝った。伝統の古馬最高峰の一戦で、166代目の栄誉に輝いたのはイクイノックス。JRA平地GIで16連敗中だった1番人気馬が、クラシック2冠で2着に泣いた未完の大器が、その豪脚ですべてをのみ込んだ。

「(道中は)パンサラッサのことは本当に見えていなくて、直線で見えて〝エーッ〟とびっくりしました。15馬身も前にいて、もう間に合わないかと思ったけど、坂を上がってからのイクイノックスの脚がすごかったです」

数々のGⅠを制しているルメール騎手をも驚かせた展開とイクイノックスの末脚。1000メートル通過57秒4は、サイレンススズカが大逃げを打って故障した1998年と同じ。驚異的なハイペースで逃げたパンサラッサの大差リードを、後方から一完歩ずつ詰め寄り、最後は涼しい顔で標的を抜き去ってみせた。メンバー最速、天皇賞・秋史上でも歴代2位タイとなる3ハロン32秒7の切れ味でひっくり返した相棒に、同レース4勝目のジョッキーは「キタサンブラックの子でこの秋から来年に強くなる。今日が最初のGⅠだけど、最後のGⅠじゃないです」ときっぱり。2017年にこのレースを勝ち、GⅠを7勝した父同様の活躍を約束した。

1番人気が連敗中だった重圧を払拭した木村調教師は、表彰式のあとファンに向かって何度も頭を下げた。「(16連敗で)人気に応えられていないのが本当に申し訳なかった。今日はゆっくり寝られます」と安堵(あんど)の表情。「きょうの状態が悪かったわけじゃないけど、入厩して3週間くらいはギリギリの感じでちょっと手探りだった。春より成長しているのは間違いないけど、正直、この馬はどこに限界があるのかわからない」と無限の可能性も認めた。

今後については状態を見て判断されるが「年内あと1戦。ジャパンC有馬記念に使えるようにやっていけたら」とトレーナー。春の悔しさを晴らして手に入れた待望のタイトル。それも快進撃の序章に過ぎない。(内海裕介)

イクイノックス 父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイロー。青鹿毛の牡3歳。美浦・木村哲也厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲シルクレーシング。戦績5戦3勝。獲得賞金4億324万2000円。重賞は2021年GⅡ東京スポーツ杯2歳Sに次いで2勝目。天皇賞は木村哲也調教師が初勝利。クリストフ・ルメール騎手は18年秋レイデオロ、19&20年春フィエールマン、19&20年秋アーモンドアイに次いで6勝目。馬名は「昼と夜の長さがほぼ等しくなる時」。

天皇賞・秋 アラカルト

◆親子制覇 キタサンブラック産駒は、JRA・GⅠに延べ5頭目の出走で初勝利。父は17年の優勝馬で、当レース4組目の親子制覇となった。

◆最少キャリアでのJRA古馬GⅠ制覇 デビュー5戦目でのJRA古馬GⅠ制覇は、グレード制導入の1984年以降で最少。これまでの記録(デビュー6戦目)はファインモーションリアルインパクトフィエールマンクリソベリルレイパパレエフフォーリアの6頭。

◆最長間隔タイでの勝利 日本ダービーから中153日での勝利は、当レースの実施距離が2000メートルとなった84年以降で、21年(エフフォーリア)と並ぶ最長間隔。

◆単勝1番人気馬の勝利 JRA・GⅠは21年有馬記念エフフォーリア)以来の勝利となり、グレード制導入以降で最長記録を更新していた1番人気馬のJRA・GⅠの連敗は16でストップとなった。

◆3歳馬の勝利 21年(エフフォーリア)に続き、通算5回目。

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【セレクトセール2022】新種牡馬フィエールマン産駒が2億1000万円 アドマイヤマーズ産駒も億超え 2022年7月13日(水) 04:56

サートゥルナーリア以外の新種牡馬産駒も高額で取引された。天皇賞・春連覇などGⅠ3勝を挙げたフィエールマンの産駒は「シャンブルドットの2022」(牡)が2億1000万円。落札した㈱ダノックスの岡田良樹ディレクターは「種牡馬としてスピードも十分にあるとみて買わせてもらいました。馬も非常に良かったです」と話した。香港マイルなどGⅠ3勝のアドマイヤマーズを父に持つ「トレジャリングの2022」(牡)は藤田晋氏が1億4500万円で落札した。

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【セレクトセール2022】フィエールマン産駒最初の上場馬「シャンブルドットの2022」はダノックスが2億1000万円2022年7月12日(火) 14:21

国内最大のサラブレッド市場、セレクトセールの2日目(当歳馬セッション)が12日、北海道苫小牧市にあるノーザンホースパークで行われ、フィエールマン産駒最初の上場馬「シャンブルドットの2022」(牡)がダノックスに2億1000万円(税抜き)で落札された。

母はシャンブルドット(母の父Lope de Vega)、生産者はノーザンファーム。

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【天皇賞・春】スタミナ自慢が集う伝統長距離GI戦の注目点! 2022年4月26日(火) 13:21

★昨年の菊花賞では5馬身差の圧勝 登録馬中、唯一のGI馬タイトルホルダー

今年の天皇賞・春の登録馬中、唯一のGI馬タイトルホルダー(牡4歳、美浦・栗田徹厩舎)がGI2勝目を目指す。同馬は昨年の“三冠レース”において皐月賞2着、ダービー6着、菊花賞1着という成績を残し、菊花賞では2着馬に5馬身差をつける圧勝を見せ、GI初制覇を遂げた。近年の天皇賞・春では菊花賞馬の活躍が目立っており、2015年のゴールドシップ、2016・17年のキタサンブラック、2019・20年のフィエールマン、昨年のワールドプレミアと過去10年で4頭の菊花賞馬が6勝をマークしているが、タイトルホルダーはGI馬の実力を見せることができるかどうか。

★これまでに挙げた4勝すべてが逃げ切り勝ち タイトルホルダー横山和生騎手の戦法に注目

今年の天皇賞・春は昨年に続いて阪神で実施される。舞台となる芝3200メートルは1周目に外回りコース、2周目に内回りコースを走る設定で、阪神競馬場に外回りコースが新設された2006年以降、芝3200メートル戦の実施は昨年の松籟S、天皇賞・春、今年の松籟Sに続く4回目となる。昨年の菊花賞タイトルホルダー(牡4歳、美浦・栗田徹厩舎)は通算10戦4勝という成績だが、4勝はいずれも逃げ切りで挙げており、今年初戦の日経賞でも逃げ切り勝ちをおさめている。同馬にはJRA・GI初制覇を目指す横山和生騎手が騎乗する予定となっているが、芝3200メートルの長丁場にどのような戦法で挑むだろうか。なお、横山和生騎手の祖父・横山富雄元騎手と、父・横山典弘騎手は天皇賞・春で勝利を挙げており、親子3代での同レース制覇がかかる。

阪神大賞典を連覇して今年も参戦 ディープボンド昨年2着の雪辱なるか

ディープボンド(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)は、昨年の阪神大賞典を勝ち、天皇賞・春では1番人気に支持されたが、勝ったワールドプレミアに3/4馬身及ばず2着となった。同馬は今年も阪神大賞典を制して天皇賞・春に駒を進めてきたが、昨年の雪辱を果たすことができるかどうか。Vなら、前年2着馬の天皇賞・春制覇は1983年アンバーシャダイ以来39年ぶり2頭目となり、ディープボンドに騎乗予定の和田竜二騎手は2001年テイエムオペラオー以来21年ぶり3度目の優勝となる。また、ディープボンドを管理する大久保龍志調教師の父・大久保正陽元調教師は、エリモジョージで1976年の天皇賞・春を勝っており、大久保龍志調教師には同レースの親子制覇がかかる。

★昨年秋から4連勝でGI初挑戦 ダイヤモンドSの覇者テーオーロイヤル

昨年10月以降、1勝クラス→兵庫特別→尼崎S→ダイヤモンドSと連勝を続けているテーオーロイヤル(牡4歳、栗東・岡田稲男厩舎)は、今回がGI初挑戦となる。ダイヤモンドSの勝ち馬が同年の天皇賞・春を勝てば、レース史上初めてのこととなるが、テーオーロイヤルは5連勝でGIタイトルを手にすることができるかどうか。なお、同馬に騎乗予定の菱田裕二騎手は天皇賞・春初騎乗となる。また、テーオーロイヤルを管理する岡田稲男調教師には、厩舎を開業した2003年以来初のJRA・GI制覇がかかる。同調教師は今年のJRA重賞で2戦2勝という成漬を挙げているが、開業20年目で初のビッグタイトルを獲得することができるかどうか。

★昨年に続く“3頭出し”で挑戦 天皇賞・春連覇を狙う友道康夫調教師

友道康夫調教飾(栗東)は、4年連続の参戦となるユーキャンスマイル(牡7歳)、日経賞3着のヒートオンビート(牡5歳)、ダイヤモンドS4着のヴァルコス(牡5歳)の3頭を天皇賞・春に登録している。同調教師は昨年も3頭の管理馬を天皇賞・春に出走させて、ワールドプレミアが1着となったが、今年も勝利を挙げることができるかどうか。なお、天皇賞・春連覇はこれまでに池江泰郎元調教師(1991・92年)、岩元市三元調教師(2000・01年)、戸田博文調教師(2013・14年)、清水久詞調教師(2016・17年)、手塚貴久調教師(2019・20年)の5人が成し遂げているが、いずれも同一馬によるもので、友道調教師には史上初の異なる馬での天皇賞・春連覇がかかる。また、ヒートオンビートが勝てば、同馬に騎乗予定の池添謙一騎手は春秋を通じて天皇賞初制覇となる。

★4連覇に挑む“ディープ”産駒のトーセンカンビーナ ゴールドシップ産駒のマカオンドールも出走予定

種牡馬ディープインパクトの産駒は2019・20年にフィエールマンが連覇、昨年はワールドプレミアが勝利を挙げており、目下3年連続で天皇賞・春を制している。ディープインパクト産駒は、今年の天皇賞・春にはトーセンカンビーナ(牡6歳、美浦・加藤征弘厩舎)が登録しているが、4年連続で同レースを制すことができるかどうか。なお、1948~51年にはクモハタ産駒が天皇賞・秋を4連覇した例があるが、天皇賞・春を同一種牡馬の産駒が4連覇すれば史上初のこととなる。

また今年の天皇賞・春登録馬では、2006年の天皇賞・春勝ち馬ディープインパクト産駒のトーセンカンビーナと、2015年の天皇賞・春勝ち馬ゴールドシップ産駒のマカオンドール(牡4歳、栗東・今野貞一厩舎)に同レース父子制覇がかかる。マカオンドールには今回、2戦ぶりに松山弘平騎手が騎乗する予定だが、同騎手はマカオンドールとのコンビで5戦4勝、2着1回という成績を残しており、1月には芝3000メートル戦の万葉Sを制している。ゴールドシップは3度目の挑戦で天皇賞・春初勝利を挙げたが、産駒のマカオンドール天皇賞・春初挑戦で勝利を挙げることができるかどうか。

★歴代単独トップの天皇賞・春5勝目なるか ステイゴールド産駒は2頭が登録

種牡馬ステイゴールドの産駒は、天皇賞・春で4勝を挙げており、サンデーサイレンスと並び同レースにおける歴代最多勝種牡馬となっている。ステイゴールド産駒は、今年の天皇賞・春にはクレッシェンドラヴ(牡8歳、美浦・林徹厩舎)、マイネルファンロン(牡7歳、美浦・手塚貴久厩舎)が登録しているが、単独トップの天皇賞・春5勝目を挙げることができるかどうか。なお、クレッシェンドラヴには内田博幸騎手、マイネルファンロンには松岡正海騎手が騎乗する予定。

また、クレッシェンドラヴマイネルファンロンには史上初の7歳以上馬による天皇賞・春制覇がかかる。天皇賞・春では2005年ビッグゴールド、2010年マイネルキッツ、2016年カレンミロティックの2着が7歳以上馬の最高成績となっているが、豊富なキャリアを活かして勝利を挙げることができるかどうか(※7歳以上馬はユーキャンスマイル(牡7歳、栗東・友道康夫厩舎)も出走を予定している)。ちなみに、天皇賞・秋では7歳馬(1998年オフサイドトラップ)、8歳馬(2009年カンパニー)の優勝例がある。

天皇賞・春で2着5回のハーツクライ産駒 今年はハーツイストワールが出走予定

ハーツイストワール(牡6歳、美浦・国枝栄厩舎)は天皇賞・春初制覇がかかるハーツクライの産駒。同産駒は天皇賞・春で勝利こそないが、2014~2018年に5年連続で2着に入っている。ハーツイストワールは2月の早春Sを勝って以来の出走で、今回がGI初挑戦となるが、初の大舞台でどのような走りを見せるだろうか。同馬にはC・ルメール騎手が騎乗する予定となっている。ハーツイストワールを管理する国枝栄調教師は2018年から毎年JRA・GIを制しており、今年も勝てば5年連続JRA・GI制覇となる。同調教師は白毛馬のハヤヤッコ(牡6歳)も登録しているが、2009年マイネルキッツ以来、13年ぶり2度目の天皇賞・春制覇を遂げることができるかどうか。なお、ハヤヤッコ天皇賞・春に出走すれば、白毛馬として4頭目のJRA・GI出走となる。

★長距離戦で安定した成績残す阪神大賞典2・3着馬 アイアンバローズ&シルヴァーソニック

アイアンバローズ(牡5歳、栗東・上村洋行厩舎)は、昨年のステイヤーズS、今年の阪神大賞典と2戦続けて芝3000メートル以上の長距離戦で2着に入っている。また、阪神大賞典3着のシルヴァーソニック(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、芝3000メートル以上の長距離戦に4回出走してすべて3着になっている。“阪神大賞典組”は過去10年の天皇賞・春で3勝、2着3回、3着4回という成績を挙げているが、長距離戦で安定した成績を残すアイアンバローズシルヴァーソニック天皇賞・春でも好走することができるかどうか。なお、アイアンバローズには石橋脩騎手、シルヴァーソニックには川田将雅騎手が騎乗する予定だ。

★昨年の有馬記念以来のきょうだい対決 タイトルホルダーの姉メロディーレーンが出走予定

メロディーレーン(牝6歳、栗東・森田直行厩舎)は、今年の天皇賞・春登録馬で唯一の牝馬。天皇賞・春での牝馬の優勝は1953年レダの1度だけで、メロディーレーンには牝馬としては69年ぶりの天皇賞・春制覇がかかる。同馬は3年連続の天皇賞・春参戦で、過去2回はいずれも11着に敗れているが、今年はどのような走りを見せるだろうか。なお、メロディーレーンは父オルフェーヴル、母メーヴェという血統だが、今年の天皇賞・春には、父ドゥラメンテ産駒でメロディーレーンの半弟にあたるタイトルホルダー(牡4歳、美浦・栗田徹厩舎)も出走を予定している。同きょうだいは昨年の有馬記念でも2頭揃って出走し、弟のタイトルホルダーが5着、姉のメロディーレーンが15着だったが、2度目のきょうだい対決はどちらが先着するだろうか。

★先週4勝で調教師リーディング首位に浮上 初制覇を狙う池江泰寿調教師

4月25日現在のJRA調教師リーディングを見ると、21勝を挙げる池江泰寿調教師(栗東)が1位になっている。池江師は今月に入り8勝と勝ち星を積み重ねており、先週はソウルラッシュで制したマイラーズC(GII)など4勝を挙げてリーディング首位に浮上した。池江師は、シルヴァーソニック(牡6歳)を登録しているが、2019年大阪杯アルアイン)以来3年ぶりのJRA・GI制覇を遂げることができるかどうか。なお、池江師は8大競走のうち桜花賞天皇賞・春を除く6競走で勝鞍を挙げており、天皇賞・春を勝てば、調教師として史上3人目の8大競走完全制覇に王手がかかる。また、シルヴァーソニックを所有する(有)社台レースホースは、8大競走のうち7続走を制しており、天皇賞・春を勝てば馬主では3例目の8大競走完全制覇となる(社台RHはヒートオンビート(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)も登録)。

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【天皇賞・春】福永が導いた!ワールドプレミア復活V 2021年5月3日(月) 05:00

 天皇賞・春が2日、阪神競馬場で17頭によって争われ、福永騎乗で3番人気のワールドプレミアが息の長い末脚を繰り出し復活V。2019年の菊花賞以来となるGI2勝目を挙げ、国内最強ステイヤーに輝いた。勝ち時計3分14秒7はコースレコード。また、福永騎手は父の洋一元騎手との春秋天皇賞の親子制覇を達成した。

 ◇

 歯を食いしばって阪神の急坂を駆け上がり、前へ、前へと突き進んだ。3200メートルの長距離戦らしく、全17頭がもがき苦しんだ最後の直線。冷たい向かい風を切って抜け出したのは、2019年の菊花賞ワールドプレミアだ。復活Vに導いた福永騎手は初コンビのパートナーをねぎらった。

 「強かったと思います。非常にタフなレースになって、最後はみんな脚が上がっている中、長くいい脚を使ってくれました。全馬が死力を尽くした、いい競馬だったと思います」

 スタートはひと息も、最内枠を生かしてリカバリー。1周目のスタンド前では前後に馬がいない7番手につけた。「プランとは違ったけど、ディープボンドアリストテレスを見る形でいい位置が取れた」と鞍上。2周目の3、4コーナーで外に持ち出すと、直線は馬場の真ん中へ。メンバー最速の上がり3ハロン36秒7の末脚で抜け出し、昨年まで2連覇していたフィエールマンに続いて、ディープインパクトとの父子制覇を達成した。

 友道調教師は「ホッとしています。なかなか体がパンとしなくて休みが多かったけど、ここにきて心配がなくなった」とうなずいた。一昨年の有馬記念3着後に11カ月間の長期休養で成長をうながした、陣営の我慢が実を結んだ。

 福永騎手にとっては、岡部幸雄元騎手、武豊騎手、横山典弘騎手に続く、史上4人目となるJRA重賞150勝目で、天皇賞・春は18度目の参戦で初勝利。くしくも自身が生まれた、1976年にエリモジョージで勝った父・洋一騎手との史上2組目の親子制覇だ。レース後は「人間の記録はあまり重要視していない」と語るにとどめたが、心に刻んでいることがある。

 「自分を通して親父を思ってくれている方がいる。福永の名を汚すことはできない」

 トップジョッキーとなった今でも騎乗フォームを見直すなど、現状に満足することはない。父から受け継いだ探求心で自分を磨き続ける鞍上は「(全)兄のワールドエースでは結果を出すことができなかった。この血統でGIを勝ててうれしいです」と締めくくった。

 雌伏のときを経て、いよいよ本格化したワールドプレミア。放牧に出て今後は未定だが、国内最強ステイヤーとして、世界制覇へと夢は広がる。(川端亮平)



★2日阪神11R「天皇賞・春」の着順&払戻金はこちら



ワールドプレミア 父ディープインパクト、母マンデラ、母の父アカテナンゴ。黒鹿毛の牡5歳。栗東・友道康夫厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は大塚亮一氏。戦績11戦4勝。獲得賞金4億5594万3000円。重賞は2019年GI菊花賞に次いで2勝目。天皇賞は友道康夫調教師が2008年春アドマイヤジュピタに次いで2勝目、福永騎手は2013年秋ジャスタウェイに次いで2勝目。馬名は「世界規模での上映会を目指して」。

福永祐一騎手…JRA・GIは昨年の菊花賞コントレイル)以来で、通算29勝目。2018年から4年連続でJRA・GI勝利。8大競走完全制覇まで、残るは有馬記念のみとなった。

友道康夫調教師…JRA・GIは19年菊花賞ワールドプレミア)以来で通算13勝目。JRA重賞は通算48勝目。

菊花賞馬の制覇…1984年のグレード制導入以降では、一昨年、昨年のフィエールマンに続き3年連続18回目。

★馬主・大塚亮一氏…JRA・GIは19年菊花賞を同馬で制して以来で、通算2勝目。JRA重賞も19年菊花賞以来で通算3勝目。

★生産者・ノーザンファーム…18年(レインボーライン)から4年連続で通算6勝目。JRA・GIは今年4勝目、通算163勝目(他にJ・GI3勝)。JRA重賞は今年29勝目、通算691勝目。

★きょう高知競馬場で福永洋一記念…3日に高知競馬場で第12回福永洋一記念が行われる。これまでの功績をたたえ、洋一元騎手の出身地の高知で2010年に創設された重賞レースだ。以前は父子そろって表彰式のプレゼンターとして登壇していたが、コロナ禍を考慮して今年も昨年に続いて来場しない。

★売り上げ…天皇賞・春の売り上げは188億9902万300円で、前年比112・0%だった。

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月27日(日) 中山11R 第65回有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

【登録頭数:23頭】(フルゲート:16頭)


<ファン投票上位馬>

クロノジェネシス(B)中7週
秋初戦の天皇賞(秋)では、パドックでうるさい面を見せていてそのあたりは気になったが、仕上がり自体は良さそうだった。間隔が詰まるよりは空いたほうが良いところのある馬。秋2戦目となるが、中7週と間隔も十分で、2週前、1週前と長めから追い切られていて今回も仕上りは良さそう。1週前の動きにも手応えに余裕が感じられた。ただ、欲を言えば、宝塚記念前の直線に向くまでの勢いと終いの伸びが見られれば、といった感じ。

ラッキーライラック(C)中5週
前からそうだが、追い切りでは硬い走りをする馬でなかなか良い感じがしない。この中間も、追われてからの硬さがみられ、直線に向く時の手応えも前走時のほうが良かったように見えた。

フィエールマン(B)中7週
中7週だが、この馬としてはこれまでで最も間隔が詰まっての出走。1週前追い切りは、珍しく単走なのかと思ったが、映像を見ると併走馬が直線でついてこれず独走する形で併せ馬にならなかっただけ。舌を出しながら走ってはいたが、1週前にビッシリとできているので出来は悪くない。

キセキ(A)中3週
前走時は、しっかりと乗り込まれていて天皇賞(秋)当時よりかなり良くなっていた。それでも、パドックでは力強さはあったもののまだお腹のあたりに少し余裕が感じられ、まだ絞れそうな印象も。この中間は、中3週となり1週前追い切りではCWを単走で追われている。この馬の良い時の、首が前に出て前脚が真っ直ぐ前に伸びる走りと、気合いが乗っている様子が見受けられた。前走からさらに良くなった感じ。出遅れの不安はある馬だが、角居調教師最後の有馬記念となる今回、ビッシリと仕上げてくるハズでその点でも不気味。

ワールドプレミア(C)中3週
前走が長期休養明けも、馬体はマイナス体重と予想以上に仕上げてきていた印象だった。ただ、坂路中心の追い切りでCW中心の友道厩舎の馬とすれば、少し無理したところもあったのかもしれない。今回は反動が出るか、上積みがあるか気になるところだが、1週前追い切りをCWで行っている点からは、これまでの調教内容に戻ったと良いほうに考えて良さそう。あとは、(パドックでテンションが高くなる馬なので)最終追い切りは強く追いたくはないがそれで仕上がるのか、という部分が難しいところ。

ブラストワンピース(D)中7週
この中間も、追い切りの時計は特に悪くない。ただ、若い頃に見せた前脚が高く上がって力強く書き込むグラスワンダーのような走りができていない。1週前追い切りの動きを見ても、先着してはいるものの併走相手のほうが手応えは良く、前脚が上がっていないので迫力なく映った。あとは、今年好成績の横山武騎手がどう乗るかに希望を託すしかなさそう。

ユーキャンスマイル(B)中3週
秋2戦は相性の良い左回りで結果が出ていない。パドックでもここ2戦は良い時のような張りがない感じにも見えた。ただこの中間は、日、水、日とCWでの併せ馬を3本。1週前追い切りでは力強い動きを披露し、叩き3戦目で状態は良くなってきているように感じる。

カレンブーケドール(B)中3週
前走時は調教の時計や動きが物足りなかったものの、レースでは3着争いに加わり、しぶとさを見せて大崩れのないところを見せてくれた。この中間は、中3週と間隔は詰まるが1週前追い切りでは坂路で良い動きを披露し、前走時よりも良くなっている印象を受けた。

ラヴズオンリーユー(B)中5週
エリザベス女王杯では◎にした馬。前走後はジャパンカップ、香港と候補はあったが、結局ここまで待っての出走となり、乗り込み量も豊富。前走までは坂井瑠騎手が調教で跨ることが多かったが、この中間は調教助手が騎乗して調整されており、何かを修正してきているのかもしれない。動きも良く、前走から引き続きの好状態で出走できそう。


<以下、賞金上位馬>

サラキア(B)中5週
同期のアーモンドアイラッキーライラックとは少し力量差のあった馬だが、今秋は調子が良いようで、エリザベス女王杯ではラッキーライラックと差のない競馬と、勢いを感じる。今回はさらに相手が強くなるが、引き続き調子良好の感。好走も期待できそう。

オーソリティ(C)中6週
骨折明けの前走を勝利して2連勝。この中間も2週前、1週前と併せ馬で先着しているが、動きを見ると右回りの追い切りだと終いの伸びが物足りない印象を受ける。左回りのほうが向いているのかもしれない。

ペルシアンナイト(D)中4週
2000mでは皐月賞大阪杯札幌記念と2着の実績はあるが、勝ち鞍は1800mまで。このぐらいの距離が今は良いというよりは、得意の距離では歯が立たなくなってこちらの距離に回ってきたというような感も受ける。ただ、そう簡単に勝ち負けできるというほど、こちらはこちらでレベルは低くないし、特に強調するほどのこの中間でもない。

バビット(C)中8週
菊花賞時は、距離を意識したのか1週前追いをCWに変えてきていた。今回は、中8週と間隔を十分にとってのこれまで通りの調整。坂路で乗り込まれ、1週前も坂路でというメニューに戻している。ただ、動きを見ると、時計ほど伸びている感じはなく、この相手でこの走りだと物足りない感じがする。

モズベッロ(D)6ヶ月
3着に好走した宝塚記念からの休み明け。坂路で乗り込まれているものの時計は平凡で、併せ馬でも遅れが続きと、状態は戻っていない印象。

オセアグレイト(B)中2週
追い切りでは速い時計の出るタイプではないが、動きに柔らかさがあって良い走りをする馬。この中間も、間隔は詰っているが1週前の金曜日に追い切られて前走時並みの時計をマーク。調子は維持できていそう。

クレッシェンドラヴ(D)中3週
前走は相手も強かったが、あまり使われてこなかった左回りも響いた印象。調教での時計も物足りなかった。この中間も大きく変わった感じはなく、ここも相手が強いので厳しそう。


このコラムからの推奨馬は、キセキフィエールマンクロノジェネシスユーキャンスマイルの4頭をあげておきます。



◇今回は有馬記念編でした。
毎年、年末のコラムや、笠松で開催しているウマニティ杯くりーく賞などで「来年も無事に競馬が開催されることを願い」という言葉を使ってきていましたが、今年ほどこの言葉が重く感じた年はなかったのではないでしょうか。何よりも1年間、毎週途切れることなく競馬が開催されたことに感謝したいと思います。緊急事態宣言があり、様々な競技が開催できなくなっていた中でも、競馬がスポーツと娯楽を提供し、税収も確保してきたことは、非常に大きな意味があったと思っています。ずっと思っていることですが、今年改めて、30数年前に数あるエンタメの中から競馬をチョイスした自分の目も間違っていなかったと、そんな風にも感じています。
そんな中で行われる今年の有馬記念ですが、ジャパンカップに出走した3冠馬3頭の出走がないことこそ少し残念ですが、楽しみなメンバー構成で行われます。年末のお祭りでもある有馬記念は、ぜひともたくさんの人たちに馬券を買って楽しんでもらい、少しでも売上が伸び、コロナ禍のなか頑張ってくれている人たちのために税金を使ってもらえればと思ったりもしています。
今年は短期免許の外国人ジョッキーも不在で、日本のジョッキーにとってもアピールするチャンスでもあります。馬も人も、来年に向けて素晴らしいレースをしてほしいと期待しています。そして、こういう状況下、ある意味“ひとつの奇跡”として繰り広げられる2020年の有馬記念を、この目に焼きつけたいと思っています。
まだまだ先の見えない世の中が続いていくことと思いますが、まずは健康に気をつけて医療現場に負担をかけないようにして、それぞれができることをできる範囲で行っていきましょう!

それでは次回、第5回ウマニティ杯くりーく賞編(予定)でお会いしましょう。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2020年12月25日(金) 16:00 覆面ドクター・英
有馬記念・2020
閲覧 3,634ビュー コメント 0 ナイス 10

先週の朝日杯FSは、グレナディアガーズがフランケル産駒らしく高い潜在能力を見せて、川田騎手が内から巧く差してきて勝利。コラムでも書いたように「大駆けのある馬」とは思っていましたが、頭での馬券は狙えず。もうちょっと強気に行ければなあと思っています。

今年は、この後、入れ替え戦にまわることになりそうですが、最後までやれることをやって結果を残したいと思っています。約6年に渡るプロからずり落ちても、いちウマニティ会員として、競馬好き飲み会参加などを目標に頑張っていきます。個人的には、ホッカイドウ競馬(道営競馬)の小論文を突破して委員となり、地方から中央競馬発展のために尽力したいというのがこの先の夢です。

最終回なので、プロになった時の話を少ししようと思います。プロテストでは、当時失格者が出ての繰り上がり補欠合格でした。3連単でホームランをかっ飛ばすいっくんプロも北海道出身で同期でもあり、リスペクトしている予想家の一人です。北海道から飛行機で銀座まで行って、面接を受けてのデビューでしたが、補欠合格だったぶん、数ヶ月遅れでした(笑)プロ活動期間は調子のいい時も悪い時も含めて楽しかったですよ。是非、この先、やる気のあふれている人はプロを目指して頑張って欲しいです。ネット上でも当たれば神、外れれば詐欺師、と言われる立場ですが、最近はすっかり興味を失われて良いコメントも悪いコメントも無くなりました(笑)まだ地方プロと香港プロは残っているので、そこでも頑張りつつ、再度勝ち上がってこれるよう実力アップを図りたいと思っています(最近、ロジックを変えて大きいのがまた当たるようになってきたので、正直、入れ替え戦でのヒリヒリするような勝負が楽しみでなりません)。

自身の活動としては、北海道に移住してくれる人が増えてくれたらいいなあ、というのが根底にありましたので、テレワークの時代になり、是非そのような流れになっていけばと願っています。食べ物は美味しいし、家賃は高くないし、「密」とは正反対の「疎」の世界だけに、コロナ禍の状態では、「あり」だと思います。これまで、ご愛読いただきありがとうございました。入れ替え戦で勝ち残れたら、その時はまたフェブラリーSでお会いしましょう!


<全頭診断>
クロノジェネシス:強い牝馬の時代を象徴するような形で宝塚記念を圧勝。今年は、牡馬と一緒でも安定して上位に来ており、スタミナも豊富で当然有力。

フィエールマン菊花賞馬で天皇賞(春)を連覇しており、ステイヤーと思われがちだが、前走の天皇賞(秋)でも高く評価したように、中距離適性も十分あって鋭い末脚も使える馬。母がフランスの良血繁殖牝馬であるディープインパクト産駒だけに、ここを勝って、ディープインパクトの正当な後継種牡馬として世界に向けた種牡馬になってほしい。ノーザンFとして、年に1頭しか産めない牝馬より、勝ってこの馬の種牡馬としての価値を高めたいという願望が、ルメール騎手配備に現れているのでは。

ラッキーライラック桜花賞で1番人気ながらアーモンドアイに負け、ショックだったのか(笑)そこからやや低迷期間続いた。そして、スミヨン騎手の騎乗でスイッチが入った(?)か、オルフェーヴル譲りの成長力(?)か、いずれにせよ古馬になって活躍を続けるようになって、いよいよここが引退レースとなる。フィエールマンにルメール騎手をとられてしまったが、福永騎手を用意してもらった。ただ、先週の朝日杯FSでレッドベルオーブが口を割って暴走したように、ソフトタイプの福永騎手が合わないという可能性はありそう。

カレンブーケドール:コンビで活躍してきた津村騎手が下ろされて、大一番に強い池添騎手へのスイッチとなった。ちょっと気の毒だが、津村騎手はG1実績が少ないだけに仕方ないのだろう。JCでも思ったより後ろから差してきたように、3強に食らいついており、ここでも好勝負可能。ディープインパクト×2歳、3歳チリ女王という配合で、瞬発力はそうでもないが底力あり。

ワールドプレミアワールドエースヴェルトライゼンデの下で、昨年の菊花賞馬。11ヶ月ぶりの前走JCでも調教の動きがよく、間に合ったと思い印を打ったが、0.8秒差の6着。三強の壁は厚かったが、使った反動が出ずに良化がみられるここは、好走可能。

オーソリティ:母母シーザリオだけありスタミナ十分で、青葉賞勝ちの後は骨折で半年開いた前走アルゼンチン共和国杯を勝った。近年はアルゼンチン共和国杯からここにつながったりもするのだが、正直今年は......。低レベルなレースだった印象で、ここではまだ厳しいのでは。

キセキ:前走は浜中騎手が抑えるのを諦めたような超ハイペースな大逃げだったが、好レースとなった影の功労者なのかも。ただ、さすがに大暴走後のここは狙いにくい。

ブラストワンピース:一昨年の有馬記念馬なのだが、今年はうまくかみ合わないレースが続き低迷。不器用な巨漢馬だが、若手のホープの横山武騎手がどんな騎乗みせるかは楽しみ。馬券的には買わない予定ではあるのが。

ラヴズオンリーユー:前走あたりは結構ハード調教を積んでいたので、そろそろ状態下降かなともみていたのだが引き続き動きは良い。ただ中山自体初めてで、前走の阪神でも坂で鈍っていた。あまり向く舞台ではないとの印象。前走で凡騎乗のデムーロ騎手も、ちょっとピークを過ぎた感が強くなってきた。

バビット菊花賞では3番人気10着と凡走したが、このコラムでもふれたように、割と予測しやすかった凡走では。ローカル中距離重賞で逃げてしぶとく稼ぐサイレントハンターみたいなタイプ(といっても例えが古すぎるか)で、G1でどうこういう馬でないのでは。

サラキア:府中牝馬S勝ち直後に、とうとうG1エリザベス女王杯でも2着と5歳秋にして今がピークなのかもしれない。ただ中山2500m向きではない印象。

ユーキャンスマイル:春は阪神大賞典勝ちもあり天皇賞(春)もそこそこだった。ただ秋になり1番人気でアルゼンチン共和国杯で4着、JC12着とパッとしない状況。年齢的にまだやれていい5歳の暮れだが、狙いにくい。

ペルシアンナイト:母がゴールドアリュールの全妹で、ハービンジャー産駒だけに、マイル寄りでの活躍から最近は中距離シフトしてきているのかもしれない。ただ、ズブくなってきたからこの距離で、という相手関係ではなく厳しい。

クレッシェンドラヴ:福島が得意な馬で昨年の福島記念、今年の七夕賞勝ちがあるだけに、似た要素のある中山金杯あたりが良いのでは。

モズベッロ宝塚記念では12番人気ながら3着と好走し、このレースと同舞台の日経賞ミッキースワローの2着。激走の下地はありそうで、少額穴で狙うにはいい馬ではないだろうか。

オセアグレイト:今年はダイヤモンドS3着、ステイヤーズS勝ちと数少ない3000m超のレースで好走するステイヤー。中山2500m自体はいい条件なのだろうが、相手関係が厳しい。


<まとめ>
有力:フィエールマンクロノジェネシスラッキーライラック

ヒモに:ワールドプレミアカレンブーケドール

穴で:モズベッロ

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2020年12月20日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2020年12月20日号】特選重賞データ分析編(233)~2020年有馬記念~
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 有馬記念(グランプリ) 2020年12月27日(日) 中山芝2500m内


<ピックアップデータ>

【前走の騎手別成績(2015年以降)】
○今回と同じ騎手 [5-4-3-36](3着内率25.0%)
×今回と異なる騎手 [0-1-2-29](3着内率9.4%)

 過去5年の3着以内馬15頭中12頭は、前走と同じジョッキーが騎乗していた馬。いわゆる“乗り替わり”で臨んだ馬は苦戦していました。計画的な参戦で乗り慣れているジョッキーの確保に成功した馬を高く評価すべきでしょう。

主な「○」該当馬→未定(キセキクロノジェネシスらが該当する見込み)
主な「×」該当馬→未定(オーソリティカレンブーケドールフィエールマンラッキーライラックらが該当する見込み)


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降、かつJRA、かつG1のレース”において1着となった経験がある」馬は2015年以降[3-4-5-16](3着内率42.9%)
主な該当馬→クロノジェネシスフィエールマンラッキーライラック

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2020年11月27日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】ジャパンカップ展望/意外とスンナリ決まらない最近の3強対決
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先週は豪華メンバーのマイルチャンピオンシップが行われた。

当日の阪神芝は前日以上にインが有利。レシステンシアが内枠からスンナリ単騎の逃げを打ったことで、レース全体も先行イン有利の決着となった。

その中で絶好位につけて抜け出して来たのは人気のグランアレグリア。道中の折り合いを心配したが結果的には全く問題なく、直線少し前が詰まるシーンもあったが、体勢を立て直してからの脚の鋭さには目を見張るものがあった。まさに完勝。不安要素もあるとみて最終的な評価は3番手に下げたが、終わってみればとんだ見立て違いだった。

レースの明暗を分けたのは展開だ。当コラムで、「恐らくレシステンシアの逃げはそれほどハイペースにはならず流れは落ち着く可能性が高い」と書いた通り、落ち着いた流れになったことで、外を回った馬はほぼノーチャンスだった。

レシステンシアの北村友騎手に「もっと飛ばして欲しかった」という意見も見られたが、そもそもレシステンシアはこれまで実質的なハイペースで逃げたことはない。阪神JFは確かにそれなりの流れだったが、隊列はスンナリ、前走で1400mを使われていたことで、馬なりでもそれなりのスピードを発揮しただけのことだ。

北村友騎手は馬の気持ちを重視する「馬なり系」のジョッキー。強引に飛ばすような逃げはまずしないので、その特徴通りだった。騎手の特徴を知っておけば、無茶な期待をすることはない。逆に騎手の特徴を知らないままだと、何でもっと違う乗り方をしないんだと、不満ばかりが溜まっていく。納得いかない騎乗があったら、文句を言う前にその騎手について調べた方が良い。

(騎手の動き・特徴については『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』を読めばわかるようになります)

…と偉そうに語ってしまったが、私の本命は◎サリオスだったので、何も言えないのが悔しい。

~意外とスンナリ決まらない”3強”のG1レース

さて、今週末はこの秋屈指の、いや、21世紀屈指の好カードジャパンカップが行われる。

2年前の3冠牝馬にして8冠馬のアーモンドアイに、3歳牡馬牝馬の無敗の3冠馬コントレイルデアリングタクトの激突。この対決は海外遠征があまりできないコロナ禍がもたらした面もあり、今後も恐らく観ることのないドリームマッチとなりそうだ。

こういったレースは得てして馬券的には面白くないケースもあるが、今年はなかなか伏兵陣も充実している。昨年の香港ヴァーズを制し、前哨戦の京都大賞典をステップに臨むグローリーヴェイズ、2年前の2着馬で近走は復調気配を感じる古豪のキセキ、昨年の2着馬でオールカマー2着からココに臨むカレンブーケドールなどなど、通常ならば人気の一角を占めそうな有力どころが参戦。サートゥルナーリアの故障回避は残念だが、それでも十分豪華なメンバーと言えるだろう。

ちなみに、3強対決は今年のG1でも複数回見られるが、3頭での決着はほとんど見られない。3強の定義をどうするかが難しいところだが、仮に、

1、1番人気馬が2倍以上
2、2~3番人気が5倍程度までで拮抗
3、4番人気が10倍超程度と上位3頭から離れている

以上を3強を定義すると、条件にほぼ収まる今年のG1レースは以下の4度あった。

皐月賞

2.7倍 コントレイル →1着
3.6倍 サトノフラッグ →5着
3.8倍 サリオス →2着
(4番人気ヴェルトライゼンデは13.0倍)

天皇賞(春)

2.0倍 フィエールマン →1着
5.0倍 ユーキャンスマイル →4着
5.3倍 キセキ →6着
(4番人気ミッキースワローは11.9倍)

宝塚記念

2.4倍 サートゥルナーリア →4着
4.1倍 クロノジェネシス →1着
4.9倍 ラッキーライラック →6着
(4番人気ブラストワンピースは9.9倍)

スプリンターズS

2.2倍 グランアレグリア →1着
3.9倍 モズスーパーフレア →10着
5.1倍 ダノンスマッシュ →2着
(4番人気レッドアンシェルは13.3倍)

結果はご覧の通り、3強での決着は皆無だ。

さらに遡っても、3強っぽいオッズはしばしば発生しているが、驚くほどその3頭で決まることはない。それらしい決着でいうと2017年の朝日杯だろうか。

2.3倍 ダノンプレミアム →1着
3.9倍 タワーオブロンドン →3着
5.3倍 ステルヴィオ →2着
(4番人気ダノンスマッシュは8.7倍)

オールドファンなら、マヤノトップガンが差し切り、以下サクラローレルマーベラスサンデーで決まった1997年の天皇賞(春)などが3強対決&3強決着として思い浮かぶかもしれないが、近年は意外なほど一筋縄では収まっていない。

もし人気の3冠馬3頭で決まったらごめんなさいだが、馬券的には3頭のうち2頭くらいが馬券に絡み、1頭は別の組が入る…というような買い方が面白いのではないか。

例えば軸馬Aから、3強の残りBCを2列目に、3列目にはあえてBCを入れずに買うというような組み方は効率も良く、期待値も大きいように思う。

ジャパンカップの有力馬&穴馬

というわけで、最後は3強のなかで最も有力と考える馬と、3強以外の伏兵候補を1頭挙げておきたい。

コントレイル

菊花賞は外が有利な馬場状態の中での内枠。スピード豊富なこの馬には、馬場も枠も厳しい条件だった。それでもアリストテレスに詰め寄られながらも退けたのは地力の高さゆえ。東京芝2400mに替わるのは間違いなくプラスで、レースセンスも高く不発リスクの少ないタイプ。3強の中でも最有力とみる。

ユーキャンスマイル

かなり人気は落ちそうだが侮れないのがユーキャンスマイル。前走のアルゼンチン共和国杯は馬場の悪い内を通らされたことと久々が敗因で、悲観するものではなかった。昨年は内が伸びるレースだったジャパンカップだが、その中で外からよく伸びていたし、左回りの長丁場はベスト。今年は昨年よりも外が伸びる馬場になる可能性が高く、岩田騎手の決め打ち的な騎乗がハマれば怖い存在になりそうだ。

※週末の重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2020年11月20日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】運よく人気薄が引っ掛かるのも必然/マイルCSの穴馬候補
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先週はエリザベス女王杯が行われ、1番人気のラッキーライラックが、直線力強く抜け出し連覇を達成。大外枠を不安視されたが、それを払拭する見事な勝利だった。このまま順調に行けば次走は有馬記念に出走する可能性もある。そうなると、今週同じく有馬記念に参戦を表明したクロノジェネシス、そしてフィエールマンなどとの激突が実現することになる。今から年末の大一番を楽しみに待ちたい。

馬券とは別に、様々な議論を呼んだのがノームコア=横山典騎手のアッと驚く逃げだろう。控える競馬で結果を出してきた同馬のいわば”奇襲”に賛否両論…というよりは圧倒的に”否”の意見が多かったように思う。2番人気で16着という結果を目の前にすれば、何か言いたくなるのも仕方ない。

もっとも、過去のレースを綿密に振り返ると、今回の逃げは決して特別なことをしたわけではない。基本的にこれまで通り、スタートからギアを入れずにフワッと出して行くレースをしただけだ。ただ今回はさらに距離が延びた上に、他馬がまったく行く気を見せなかったので、結果的に「1番手」に収まってしまった。これはある意味横山典騎手の得意パターンでもあり、あそこから気分良く逃げてそのまま…ということも多々あった。ただ誤算は恐らく1コーナーだろう。もう少しフワッと入れれば良かったが、そこで掛かってエキサイトしてしまった。こうなるともう手が付けられない。直線早々にガス欠したのは、前半の折り合いが上手く行かなかったことに尽きる。

それでも、個人的には同騎手らしい勇気ある素晴らしいチャレンジだったと思う。

武蔵野Sは毎年荒れるドル箱レース

さて、そんな先週だったが個人的な見せ場はまたしても土曜日、武蔵野Sだった。本命にしたのは◎エアスピネルエルムSは条件が合わなかったが、その一戦で人気が一気に落ちていた。

加えて武蔵野Sは難解なレース。昨年も波乱になったように、ダート競馬の中では差しが届きやすく、通常のダート戦で求められる先行力や立ち回りとは異なる能力を問われる。難解なレースは敬遠するのではなく、むしろ難解なレースは高配当を仕留めるチャンス。今年も波乱があるとみて手広く攻めた。

「競馬は思い通りに行かない。思い通りに行かないことを認めて、その前提で予想をする」

ということである。結果としてかなり高めのソリストサンダーが突っ込んできてくれて、3連複は3万馬券、3連単は20万馬券。



運よく人気薄が引っ掛かったように見えるかもしれないが、そうではなく、運よく人気薄が引っ掛かるレースを選んで勝負している、ということである。本コラムでも再三書いているが、改めてレース選択の重要性、波乱度の高いレースを狙うことの大事さを感じた。武蔵野Sは基本的に波乱の構造なので、来年も忘れないでおきたい。

マイルチャンピオンシップ展望

さて、今週末はマイルチャンピオンシップが開催される。来週はジャパンカップが控えているが、負けず劣らずの豪華メンバー。マイルG1ホース8頭が顔を揃えた。

人気は安田記念の覇者グランアレグリア毎日王冠からの参戦となりコントレイル以外に負けたことがないサリオス、そして昨年の春秋マイル王インディチャンプの3頭だろうか。

いろいろ考えて行くとやはりこの3頭は強そうだが、果たして3頭で決まる確率はどれくらいだろうか。割に合うオッズになれば良いが、今回は上位人気勢のあとに控えている伏兵勢もそれなりに強力なので、やはりひと捻りは加えてみたいところ。

恐らくレシステンシアの逃げはそれほどハイペースにはならず流れは落ち着く可能性が高い。というのも、北村友騎手は無茶をするタイプではない。できるだけ馬なりで入って、そのリズムを守るのが同騎手の流儀だ。スタートが速く加速力もあるレシステンシアだが、そこからは出たなり。他の馬が絡んでくれば譲る可能性もあるし、絡んで来なければ淡々と流れる。

今は馬場が速いので字面は速くても隊列はやや前が有利、差し一手だと厳しいだろう。

というわけで、上記3頭以外で狙いたいのはアドマイヤマーズ

スワンSは厳しい内枠だったが、それでも最後までじわじわ伸びて一定の力は見せた。もともと叩き良化型で1F延長も歓迎、阪神に替わるのもプラスだろう。川田騎手ならそれなりに位置を取ってくれる可能性は高く、前を見ながら絶好位につけられそうだ。一角を崩すチャンスがある。

※週末の重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2020年11月14日() 08:30 覆面ドクター・英
エリザベス女王杯・2020
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前回の当コラムでは、フィエールマンアーモンドアイクロノジェネシスの3頭を推奨。その通りの3頭で決まったわけですが、あとはフィエールマンアーモンドアイを差し切って帯封ゲットとなるはずも、結果はご存知の通り......。そう甘くはないですね(笑) ただ、勝てたこと自体は良かったので、今週こそはガチっと稼ぎたいものです(北海道はコロナがまた増えてきていて、結構大変な状況です)。


<全頭診断>
1番人気想定 ラッキーライラック:昨年のこのレースの勝ち馬でもあり、G1 3勝していて、春には牡馬相手に大阪杯勝ちもあり当然有力。調教の動きも鋭く、ここも当然有力。ただ札幌記念を見ると、若干力が落ちてきているのでは(落ち目のペルシアンナイトに1馬身半も負けるのはちょっと......。)。

2番人気想定 ノームコア:昨年のヴィクトリアマイル勝ちもあり、夏の札幌記念ではラッキーライラックにも先着し勝利。半妹のクロノジェネシスも秋の天皇賞で3着と活躍を示し、血統的にも勢いがある。実績がややマイル寄りであることと、関西への輸送で結果が出ていないあたりが問題か。

3番人気想定 ラヴズオンリーユー:昨年のオークス馬で、昨年のこのレースでも1番人気(結果は3着)に推された。今年は、正直合うところを使えず距離不足で結果を出せていない状況が続いている印象。ここに向けては、調教万全で、本番にあわせてくる矢作厩舎の力量はさすが。この人気なら頭を期待したいくらい。

4番人気想定 センテリュオ:昨年このレースで4着以降はいまひとつだったが、前走のオールカマーで久々の勝利。ただ今年は全て渋った馬場でのレースばかりで、評価は正直難しい馬。

5番人気想定 サラキア毎日王冠を圧勝したサリオスの半姉で、府中牝馬Sで3馬身差の圧勝をみせての参戦。血統的にもこの時期が良い可能性もあり、楽しみ。

6番人気想定 リアアメリア:ローズSは強い勝ち方だったが、ある程度予測された使って2戦目の秋華賞を惨敗(2番人気13着)して迎える。能力の高さと脆さがあり、この距離もそう向かなそうで妙味はあまりない。

7番人気想定 ソフトフルート:当コラム(秋華賞編)でも、2勝クラス圧勝を高評価した1頭で、当日の9番人気は意外だった。今年の3歳世代はトップ以外は弱いと言われており、斤量差を生かしてどこまでやれるか......。

8番人気想定 エスポワール:牝馬重賞で今年3戦全戦1番人気に推されているように期待されているのだろうが、3着、12着、2着と実態はオープン勝ちがないのに人気先行感の強い馬。強い相手のほうがいい走りをする可能性もあるが、妙味はあまりないか。

9番人気想定 ウラヌスチャーム:前走新潟2200mの新潟牝馬S勝ちでの参戦となる。長めの距離で実績を残しているルーラーシップ産駒だが、阪神2200mの今年は損している側では。

10番人気以下想定
ウインマリリン:春は絶好調でオークスでも2着したが、秋は体調が整わず、ぶっつけの秋華賞でも15着と予想通りの凡走。ここもまだ良化途上に見えて、要らないのでは。

ウインマイティー:春は忘れな草賞を勝って臨んだオークスでも3着と好走したが、秋は紫苑Sも秋華賞も人気で凡走している(6着と9着)。叩いて上昇してきており、同じウインでも買えるのはこちらか。

ミスニューヨーク:紫苑S5着、秋華賞5着とそれなりの結果の今秋だが、弱いと言われている3歳世代にあって瞬発力のないキングズベスト産駒だけに、馬券的には要らないのでは。

サトノガーネット小倉記念で2着と激走したが、展開的にはまった部分もあり、ここは追い込みが通用しない舞台。

シャドウディーヴァ:府中牝馬Sで2着と、人気はないが穴では面白い馬では。

サムシングジャスト:府中牝馬Sで3着まで来たが、渋った馬場で瞬発力不足を補えたヴィクトワールピサ産駒で、ここでの激走は期待薄。

ロサグラウカ:昨年12月に3勝クラスを勝ちオープン入りしたがその後はさっぱり。前走の新潟牝馬S7着も惜しくない結果で狙えない。

リュヌルージュ:6月はマーメイドSで3着と好走したが、七夕賞8着からのぶっつけは厳しい。

カーロバンビーナ:3勝クラスですら凡走している現状では厳しい。


<まとめ>
有力:ラヴズオンリーユーラッキーライラック

ヒモに:ノームコアサラキアソフトフルート

穴で:シャドウディーヴァ

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 今年の天皇賞(春)は、昨年の菊花賞馬『タイトルホルダー』と昨年の天皇賞(春)2着馬『ディープボンド』が、これまでの実績から、他の出走馬の追随を許さず、どちらかが勝つのではないかと思われているようです。

 ちなみに、『ディープボンド』は菊花賞で4着になっていますので、3歳時点では『タイトルホルダー』の方が実績上位と言えるのですが、その後の成長により菊花賞馬と互角に戦える力を付けて天皇賞(春)で2着になったと捉えれば、この2頭の能力に差がないと推測することができます。

 確かに、天皇賞(春)における『菊花賞馬』は10年間で6勝を挙げていて、実績から菊花賞馬の『タイトルホルダー』に分があると思いたくなるのですが、両馬の力関係を正しく判断するため、菊花賞と天皇賞(春)の関連をもっと詳しく分析してみたいと思います。

 まず、過去10年間で6勝の内訳をみると、フィエールマンとキタサンブラックが2連覇していますので、実質は、菊花賞馬10頭中4頭が勝利していることになり、天皇賞(春)で4-0-1-3 不出走2、という成績では勝つ見込みが五分五分ということになり、菊花賞馬の成績が優秀と言えるか、微妙な感じがします。

 昨年の菊花賞馬『タイトルホルダー』が今年の天皇賞(春)で勝利することができるか、過去10年間で菊花賞馬が翌年春に『天皇賞(春)』を勝った例を確かめると、2連覇したフィエールマンとキタサンブラックの2頭だけです。

 残りの2頭は、菊花賞の翌々年に勝利したワールドプレミアと、3年後の『天皇賞(春)』を勝ったゴールドシップでした。

 更に遡って、菊花賞馬が翌年春に『天皇賞(春)』を勝つパターンを探し出すと2006年のディープインパクト、2003年のヒシミラクル、2002年のマンハッタンカフェの3頭が見つかります。

 即ち、極論すると『タイトルホルダー』が『ディープインパクト級』でなければ、4歳で初出走する『天皇賞(春)』では勝てないことになります。

 別の言い方をすると、過去22年間で7頭の菊花賞馬しか『天皇賞(春)』を勝つことができないこと(勝率31.8%:5頭の不出走馬を除くと勝率41.2%)が『タイトルホルダー』に対する不安材料になります。


 それでは、昨年の『天皇賞(春)』2着馬が連続で連対する可能性への期待は、『タイトルホルダー』に対する不安に勝るのでしょうか。

 これまで述べてきたことの根拠にしている『菊花賞馬が翌年春の天皇賞(春)を勝つことが如何に容易でないか』が分かるデータを示して、同じデータから2年連続で連対する可能性について検討してみたいと思います。

【菊花賞馬の天皇賞(春)への出走状況と成績】
実施年  菊花賞優勝馬   翌年天皇賞(春)  翌々年天皇賞(春)  3年後天皇賞(春)
2021年 タイトルホルダー  
2020年 コントレイル    2021年不出走
2019年 ワールドプレミア  2020年不出走   2021年1着
2018年※フィエールマン   2019年1着    2020年1着
2017年 キセキ       2018年不出走   2019年不出走   2020年6着
2016年 サトノダイヤモンド 2017年3着    
2015年※キタサンブラック  2016年1着    2017年1着
2014年 トーホウジャッカル 2015年不出走   2016年5着
2013年 エピファネイア   2014年不出走
2012年 ゴールドシップ   2013年5着    2014年7着   2015年1着
2011年 オルフェーヴル   2012年11着
2010年 ビッグウィーク   2011年不出走
2009年 スリーロールス   2010年不出走
2008年 オウケンブルースリ 2009年不出走   2010年不出走  2011年10着
2007年 アサクサキングス  2008年3着    2009年9着
2006年 ソングオブウインド 2007年不出走
2005年※ディープインパクト 2006年1着
2004年 デルタブルース   2005年不出走   2006年10着   2007年12着  2008年不出走  2006年10着
2003年 ザッツザプレンティ 2004年16着    2005年10着
2002年※ヒシミラクル    2003年1着    2004年不出走   2005年16着
2001年※マンハッタンカフェ 2002年1着    2003年不出走
2000年 エアシャカール   2001年8着


 上記のデータで分かるように『過去22年間で7頭の菊花賞馬しか「天皇賞(春)」を勝つことができない』ということになります。

 そして、この7頭の内『菊花賞馬が翌年春の天皇賞(春)を勝つパターン』に絞ると※印のついた5頭のみということになります。

 過去10年間に限定すると昨年の菊花賞馬が勝つ確率は20.0%(2頭/10頭)。過去22年間に広げれば22.7%(5頭/22頭)と推測することができます。


 そこで、菊花賞馬以外にどのような馬たちが『天皇賞(春)』で勝利して来たかが分かるように、先程のデータに『天皇賞(春)』の勝馬のデータを重ね合わせてみます。


【天皇賞(春)の勝馬+菊花賞馬の天皇賞(春)への出走状況と成績】

天皇賞(春)優勝馬 菊花賞  実施年  菊花賞優勝馬   翌年天皇賞(春)  翌々年天皇賞(春)  3年後天皇賞(春)
ワールドプレミア 1着   2021年 タイトルホルダー  
フィエールマン  1着   2020年 コントレイル    2021年不出走
フィエールマン  1着   2019年 ワールドプレミア  2020年不出走   2021年1着
レインボーライン 2着   2018年 フィエールマン   2019年1着    2020年1着
キタサンブラック 1着   2017年 キセキ       2018年不出走   2019年不出走   2020年6着
キタサンブラック 1着   2016年 サトノダイヤモンド 2017年3着    
ゴールドシップ  1着   2015年 キタサンブラック  2016年1着    2017年1着
フェノーメノ   不出走  2014年 トーホウジャッカル 2015年不出走   2016年5着
フェノーメノ   不出走  2013年 エピファネイア   2014年不出走
ビートブラック  3着   2012年 ゴールドシップ   2013年5着    2014年7着   2015年1着
ヒルノダムール  7着   2011年 オルフェーヴル   2012年11着

 2連勝したフィエールマンとキタサンブラックに加え、ワールドプレミアの勝ち星の3勝分は『菊花賞馬が翌々年春の天皇賞(春)を勝ったパターン』であり、ゴールドシップは『菊花賞馬が3年後の天皇賞(春)を勝ったパターン』になります。これらを合わせると菊花賞馬が計6勝となり、菊花賞馬の強さが際立つのは確かです。

 上記のデータで示したように、『春の天皇賞(春)』で菊花賞馬が勝てなかった年でも、菊花賞2着のレインボーラインや同3着のビートブラック、そして同7着のヒルノダムールが勝利していますので、菊花賞出走馬の優勢な状況は揺るぎのないものに感じられます。

 菊花賞の出走経験がない『天皇賞(春)』の勝馬は唯一、フェノーメノだけで、2連勝しています。菊花賞の出走経験がない場合は、3歳重賞実績があり、クラシックレース(皐月賞またはダービー)で勝ち負けできるだけの実力を発揮していなければ『天皇賞(春)』で勝ちきることができないことを示しているようです。

 その意味で、昨年の『ディープボンド』は、ほんの少し力が足りなかったために『菊花賞馬』になれず、『天皇賞(春)』でも1年先輩の『菊花賞馬』ワールドプレミアの2着に敗れてしまったのかもしれません。

 しかし、凱旋門賞を度外視すれば、その後はG2・G1で2勝2着1回の成績で、昨年以上の実績を引っ提げて、このレースに臨んで来ると思われます。

 『ディープボンド』が昨年の『有馬記念』で『エフフォーリア』の2着になっていることがそのように考える根拠になっています。

 ご存じの通り、『エフフォーリア』は『タイトルホルダー』を『皐月賞』と『ダービー』で2戦連続で下しており、この馬を物差しにして比較するなら、現在の『ディープボンド』ならば、1年後輩の『菊花賞馬 タイトルホルダー』にも、歴代の『菊花賞馬』にも遜色のない能力を持っていると推測することができます。

 『有馬記念』で同様に2着になり、その翌年の『天皇賞(春)』で2連勝した『キタサンブラック』級の力を『ディープボンド』が身につけるまで成長していれば、2年連続で連対または雪辱を果たして初のG1タイトルを獲得できるかもしれません。

 実は、『菊花賞馬』として『天皇賞(春)』で2連勝した『フィエールマン』も、『ディープボンド』と同様に凱旋門賞から『有馬記念』を経由して、翌年の『天皇賞(春)』で2連覇を果たしているのですが、有馬記念の成績では2着と4着で『ディープボンド』の方が上位の成績であることも、データ上は期待させる材料になっています。


 これまで、2強と思われる『タイトルホルダー』と『ディープボンド』について、菊花賞の成績と天皇賞(春)の成績の関連で検討してきましたので、これからは、どんな臨戦過程で『天皇賞(春)』に参戦してきた馬たちが上位に入賞してきたのかを調べてみたいと思います。

 ちなみに、『タイトルホルダー』は前走がG2日経賞1着で年明け2戦目の出走。『ディープボンド』は前走がG2阪神大賞典1着で、年明け3戦目の出走になります。

 『天皇賞(春)』はJRAにおける最長距離のG1レースですから、年明け初戦ではなかなか最大限に能力を発揮し難いと考えられます。

 ですから、4月下旬の約5カ月間に何戦するか、どのレースを選ぶのかによって、どんな成績を残しているかをデータから拾い出してみます。

 その際、昨年の日記に書いた以下の観点を再度確かめておきたいと思います。


『日経新春杯の1~3着までの馬たちが天皇賞(春)に目標を定めるとしたら、直行するのでなく次走に日経賞G2を経由してきた場合、過去11年間で最多の9頭が天皇賞(春) に出走し、2-1-2-4となかなか優秀な成績を収めています。今年(2021年)は日経新春杯から日経賞を経由して天皇賞(春)に参戦してくる馬がいないので来年(2022年)以降の参考にしたいものです。』


 それでは、前哨戦とみられる年明けのG2レース別の成績を確認にてみます。昨年は、『日経新春杯』『AJCC』『日経賞着』の3レースに絞って成績を調べていましたが、昨年の天皇賞(春)では『阪神大賞典1着』から参戦してきた『ディープボンド』が2着になり、今年も出走しますので『阪神大賞典』を加えて4つのG2レースについて検討してみます。

【同じシーズンにおけるG1での成績 2011年~2021年 過去11年】
① 日経新春杯からG1への参戦  2頭 (0-1-0-1)
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイズ 2019年  日経新春杯1着
   大阪杯  9着 アドマイヤビルゴ  2021年  日経新春杯10着

 【日経新春杯1着~3着馬のG1への参戦】 22頭 (1-1-0-20)
   天皇賞(春)1着 ヒルノダムール   2011年  日経新春杯2着 →大阪杯1着
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイズ 2019年  日経新春杯1着 天皇賞に直行
   大阪杯  9着 アドマイヤビルゴ  2021年  日経新春杯10着 大阪杯に直行

② AJCCからG1への参戦  1頭  (1-0-0-0)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年  AJCC2着

 【AJCC1着~3着馬のG1への参戦】 19頭  (2-3-0-14)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年 AJCC2着  天皇賞に直行
   天皇賞(春)4着 アリストテレス   2021年 AJCC1着 →阪神大賞典7着
   天皇賞(春)5着 ウインマリリン   2021年 AJCC6着 →日経賞1着
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年 AJCC1着 →日経賞3着
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年 AJCC1着 →日経賞3着
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年 AJCC1着 →日経賞7着
   宝塚記念 8着 モズベッロ     2021年 AJCC5着 →京都記念8着→大阪杯2着
   大阪杯  2着 モズベッロ     2021年 AJCC5着 →京都記念8着

③ 日経賞からG1への参戦   38頭 (5-2-4- 27)
   天皇賞(春)1着 ワールドプレミア  2021年  日経賞3着
   天皇賞(春)1着 フェノーメノ    2014年  日経賞5着
   天皇賞(春)1着 フェノーメノ    2013年  日経賞1着
   天皇賞(春)2着 スティッフェリオ  2020年  日経賞3着
   天皇賞(春)2着 ウインバリアシオン 2014年  日経賞1着
   天皇賞(春)3着 カレンブーケドール 2021年  日経賞2着
   天皇賞(春)3着 ミッキースワロー  2012年  日経賞1着
   天皇賞(春)3着 ホッコーブレーヴ  2014年  日経賞2着
   天皇賞(春)3着 ウインバリアシオン 2012年  日経賞2着
   天皇賞(春)5着 ウインマリリン   2021年  日経賞1着
   天皇賞(春)13着 オセアグレート   2021年  日経賞6着
   天皇賞(春)17着 ジャコマル      2021年  日経賞5着
   宝塚記念 1着 マリアライト     2016年  日経賞着
   QE2世C1着 ルーラーシップ    2012年  日経賞着

④ 阪神大賞典からG1への参戦   64頭 (3-3-5-53)
   天皇賞(春)1着 レインボーライン  2018年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)1着 ゴールドシップ   2015年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)1着 ビートブラック   2012年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)2着 ディープボンド   2021年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)2着 シュヴァルグラン  2017年 阪神大賞典2着
   天皇賞(春)2着 カレンミロティック 2016年 阪神大賞典6着
   天皇賞(春)3着 クリンチャー    2018年 阪神大賞典3着
   天皇賞(春)3着 サトノダイヤモンド 2017年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン  2016年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)3着 カレンミロティック 2015年 阪神大賞典4着
   天皇賞(春)3着 ナムラクレセント  2011年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)4着 アリストテレス   2021年 阪神大賞典7着
   天皇賞(春)4着 ユーキャンスマイル 2020年 阪神大賞典1着
   天皇賞(春)5着 トーセンカーナビ  2020年 阪神大賞典2着
   天皇賞(春)6着 キセキ       2020年 阪神大賞典7着
   天皇賞(春)7着 ユーキャンスマイル 2021年 阪神大賞典2着
   天皇賞(春)8着 メイショウテンゲン 2020年 阪神大賞典3着
   天皇賞(春)9着 ナムラドノバン   2021年 阪神大賞典3着
   天皇賞(春)11着 メロディーレーン   2020年 阪神大賞典5着
   天皇賞(春)12着 ゴースト       2021年 阪神大賞典中止
   天皇賞(春)14着 メイショウテンゲン  2021年 阪神大賞典6着
   天皇賞(春)16着 シロニイ       2021年 阪神大賞典4着


4つのG2レースの出走実数に対するG1上位入賞率は下記の通りになります。

      勝率  連対率 複勝率 
日経新春杯 4.5%  9.1%  9.1%   (1-1-0-20)
AJCC  10.5%  26.3%  26.3%   (2-3-0-14)
日経賞   13.2%  18.4%  28.9%   (5-2-4- 27)
阪神大賞典 4.7%  9.4%  17.2%   (3-3-5-53)

『日経新春杯』と『AJCC』については『天皇賞(春)』に直行するケースは少数派で、もう1戦G2を挟むのが常套手段になっていることが分かります。また、この2つのレースに出走後は『天皇賞(春)』ではなく、他のG1に向かうケースが散見されます。

 これに対して、『日経賞』と『阪神大賞典』の出走馬は、レース間隔の関係で『天皇賞(春)』に直行するのが主流で、目標が『天皇賞(春)』であることが明確になっています。


 このように4つ前哨戦は、それぞれの実施時期や距離の違いによって様々な選択の仕方があると思われますが、総合すると、4つのG2から直行した馬たちだけで9勝-2着6回-3着9回となり、着度数で考えると勝率81.8%であることは重く受け止めなければなりません。

 ですから、年明けのG2を1戦か2戦した出走馬を中心に本命候補を選ぶとすれば、これまでの『天皇賞(春)』の上位入賞馬がどのような臨戦過程で出走しているか、菊花賞に出走の有無と絡めながら過去のデータを調べ、今年の出走馬から本命候補を見つけるための選択に活かしたいと思います。



最初に、2011年の成績だけ詳しく示してみます。


【2021年天皇賞(春)におけるG2からの出走馬の成績】
 成績(着順)   馬名        前走G2着順  G2全体の成績 前々走(着順)
天皇賞(春)1着 ワールドプレミア  ←日経賞 3着  (5-2-4-27) ←有馬記念5着
天皇賞(春)2着 ディープボンド   ←阪神大賞典1着 (3-3-5-53) ←中山金杯14着
天皇賞(春)3着 カレンブーケドール ←日経賞 2着  (5-2-4-27) ←有馬記念5着
天皇賞(春)4着 アリストテレス   ←AJCC1着  (2-3-0-14) ←菊花賞2着
天皇賞(春)5着 ウインマリリン   ←日経賞 1着  (5-2-4-27) ←AJCC6着
天皇賞(春)13着 オセアグレート   ←日経賞 6着  (5-2-4-27) ←有馬記念15着
天皇賞(春)17着 ジャコマル      ←日経賞 5着  (5-2-4-27) ←ダイヤモンド7着

 昨年は1着から3着までの前走が全て前哨戦とみられるG2だけで占められています。掲示板に載った5頭まで広げても、やはり前哨戦の3つのG2だけで決まったレースになりました。(昨年は『日経新春杯』からの直行馬はいませんでした。)

 昨年の天皇賞(春)の4つの前哨戦では『日経賞』が優勢であり、次に『AJCC』であることも窺われます。とは言いながら、なぜか『日経賞1着馬』が、前走となった『AJCC』で6着、天皇賞(春)でも5着に敗退しているのがなんとも皮肉な結果であったと思います。

 全体の傾向を捉えることができたとしても、前走(前々走)の着順通りに決まらないことを踏まえながら、過去11年間の成績を見ていきましょう。

 ○レース全体のデータに示してあるのは

実施年度  優勝タイム   参考にする 前年の菊花賞優勝タイム 優勝馬名

菊花賞に出走経験のある全出走馬の成績  ※牝馬の場合は秋華賞の出走経験も含む

 天皇賞(春)が年明け初戦の成績  2戦目の馬の成績 3戦目の馬の成績 4戦目以上の馬の成績

菊花賞に出走経験のない全出走馬の成績  ※牝馬の場合は秋華賞の未経験も含む
 天皇賞(春)が年明け初戦の成績  2戦目の馬の成績 3戦目の馬の成績 4戦目以上の馬の成績


 ○1~3着馬のデータに示してあるのは

馬名 菊花賞前の重賞成績(菊花賞前の全成績)菊花賞出走の有無と着順 前々走→前走→天皇賞(春)着順
  G1(菊花賞以降~天皇賞(春)前の全G1の成績) レース名と着順
  G2(菊花賞以降~天皇賞(春)前の全G2の成績) レース名と着順
     ※天皇賞(春)で2回以上の場合は、その年の天皇賞(春)前までの全G1・2の成績



【過去11年間の天皇賞(春)の成績 2011年~2021年】

2021年  3分14秒7   ※参考 2020年菊花賞 3分05秒5 コントレイル
菊花賞・秋華賞 あり1-1-1-6
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-0-1-1 3戦目0-1-0-3 4戦目以上0-0-0-2
菊花賞・秋華賞 なし0-0-0-8
  年明け初戦0-0-0-1 2戦目0-0-0-3 3戦目0-0-0-1 4戦目以上0-0-0-3

ワールドプレミア 神戸新聞杯3着(2-1-2-0)菊花賞1着 有馬記念5着→日経賞3着→天皇賞(春)1着
  G1(0-0-1-2) 菊花賞1着、有馬記念3着、ジャパンC6着、有馬記念5着
  G2(0-0-1-0) 日経賞3着

ディープボンド 京都新聞杯1着(2-1-1-4)菊花賞4着 中山金杯14着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)2着 
  G1(0-0-0-1) 菊花賞4着
  G2(1-0-0-0) 阪神大賞典1着

カレンブーケドール オークス2着(2-2-2-1)秋華賞2着 有馬記念5着→日経賞2着→天皇賞(春)3着  
  G1(0-2-0-2)  秋華賞2着、ジャパンC2着・4着、有馬記念5着
  G2(0-3-0-0) 京都記念2着、オールカマー2着、日経賞2着

アリストテレス       (3-4-0-1) 菊花賞2着 AJCC1着→阪神大賞典7着→天皇賞(春)4着 
  G1(0-1-0-0)  菊花賞2着
  G2(1-0-0-1)  AJCC1着、阪神大賞典7着

ウインマリリン  フローラS1着、オークス2着(3-1-0-1) 秋華賞15着 天皇賞(春)5着 
         AJCC6着→日経賞1着→天皇賞(春)5着
  G1(0-0-0-2)  秋華賞15着、エリザベス女王杯4着
  G2(1-0-0-1) AJCC6着、日経賞 1着


2020年  3分16秒5  ※参考 2019年菊花賞 3分06秒0 ワールドプレミア
菊花賞・秋華賞 あり1-1-1-7
  年明け初戦1-0-0-1 2戦目0-0-0-3 3戦目0-1-1-3 4戦目以上0-0-0-0
菊花賞・秋華賞 なし0-0-0-4
  年明け初戦0-0-0-1 2戦目0-0-0-1 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-0


フィエールマン ラジオNIKKEI2着 (2-1-0-0) 菊花賞1着 凱旋門賞12着→有馬記念4着→天皇賞(春)1着
  G1(2-0-0-2) 菊花賞1着、天皇賞(春)1着、凱旋門賞12着、有馬記念4着
  G2(0-0-0-0) 

スティッフェリオ     (2-2-1-4) 菊花賞14着 AJCC8着→日経賞3着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-0-5) 菊花賞14着、大阪杯7着、宝塚記念7着、天皇賞秋12着、有馬記念13着
  G2(1-0-1-2) 札幌記念5着、オールカマー1着、AJCC8着、日経賞3着

ミッキースワロー セントライト1着 (3-0-1-2) 菊花賞6着 AJCC4着→日経賞1着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-0-4)菊花賞6着、大阪杯5着、ジャパンC5着、有馬記念11着、
  G2(1-2-0-2)AJCC2着、札幌記念13着、オールカマー2着、AJCC4着、日経賞1着



2019年  3分15秒0  ※参考 2018年菊花賞 3分06秒1 フィエールマン
菊花賞・秋華賞 あり1-1-0-5
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-1-0-2 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-1
菊花賞・秋華賞 なし0-0-1-5
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-0-1-2 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-1

フィエールマン ラジオNIKKEI2着 (2-1-0-0) 菊花賞1着 菊花賞1着→AJCC2着→天皇賞(春)1着
  G1(0-0-0-0) 菊花賞1着
  G2(0-1-0-0) AJCC2着

グローリーヴェイズ きさらぎ賞2着(2-2-0-1) 菊花賞5着 菊花賞5着→日経新春杯1着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-0-0) 菊花賞5着
  G2(1-0-0-0) 日経新春杯1着

パフォーマプロミス 3歳時2戦全勝(2-0-0-0) 菊花賞なし 有馬記念14着→京都記念4着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-0-0) 宝塚記念9着、有馬記念14着
  G2(0-0-0-0) 日経新春杯1着、目黒記念3着、京都記念4着


2018年  3分16秒2  ※参考 2017菊花賞 3分18秒9 キセキ 不良
菊花賞・秋華賞 あり1-0-1-3
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-0-0-2 3戦目0-0-1-1 4戦目以上0-0-0-0
菊花賞・秋華賞 なし0-1-0-10
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-3 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-5

レインボーライン アーリントン1着、NHKマイル3着、札幌記念3着 (3-2-3-4) 菊花賞2着 
         天皇賞秋3着→有馬記念8着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)1着
  G1(0-1-1-5)菊花賞2着、ジャパンC6着・6着、天皇賞春12着、宝塚記念5着、
           天皇賞秋3着、有馬記念8着 
  G2(1-0-0-1) 日経賞4着、阪神大賞典1着

シュヴァルグラン 京都2歳S3着 (3-2-2-3) 菊花賞なし 有馬記念3着→大阪杯13着→天皇賞(春)2着
  G1(1-1-3-4) 天皇賞(春)3着、宝塚記念9着、ジャパンC3着、有馬記念6着、
            天皇賞(春)2着、宝塚記念8着、ジャパンC1着、有馬記念3着、
大阪杯13着
  G2(2-2-1-0) 日経新春杯2着、阪神大賞典1着、アルゼンチン1着、阪神大賞典2着、
            京都大賞典3着

クリンチャー     (2-0-0-4) 菊花賞2着 京都記念1着→阪神大賞典3着→天皇賞(春)3着
  G1(0-1-0-0) 菊花賞2着
  G2(1-0-1-0) 京都記念1着、阪神大賞典3着


2017年  3分12秒5  ※参考 2016年菊花賞 3分03秒3 サトノダイヤモンド
菊花賞・秋華賞 あり1-0-1-6
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-0-1-3 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-1
菊花賞・秋華賞 なし0-1-0-8
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-6 3戦目0-0-0-1 4戦目以上0-0-0-1

キタサンブラック スプリングS1着、皐月賞3着、セントライト1着  (4-0-1-1) 菊花賞1着
         有馬記念2着→大阪杯1着→天皇賞(春)1着
  G1(4-1-2-0)菊花賞1着、有馬記念3着、天皇賞春1着、宝塚記念3着、ジャパンC1着、
           有馬記念2着、大阪杯1着
  G2(1-1-0-0)大阪杯2着、京都大賞典1着

シュヴァルグラン 京都2歳S3着 (3-2-2-3) 菊花賞なし 有馬記念6着→阪神大賞典2着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-2-2) 天皇賞(春)3着、宝塚記念9着、ジャパンC3着、有馬記念6着
  G2(2-2-0-0) 日経新春杯2着、阪神大賞典1着、アルゼンチン1着、阪神大賞典2着

サトノダイヤモンド きさらぎ賞1着、皐月賞3着、ダービー2着、神戸新聞杯1着 (4-1-1-0)
           菊花賞1着  有馬記念1着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)3着
  G1(2-0-0-0) 菊花賞1着、有馬記念1着
  G2(1-0-0-0) 阪神大賞典1着


2016年  3分15秒3  ※参考 2015年菊花賞 3分03秒9 キタサンブラック
菊花賞・秋華賞 あり1-0-0-5
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-0-0-3 3戦目0-0-0-2 4戦目以上0-0-0-0
菊花賞・秋華賞 なし0-1-1-10
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-4 3戦目0-0-1-4 4戦目以上0-0-0-2


キタサンブラック スプリングS1着、皐月賞3着、セントライト1着 (4-0-1-1) 菊花賞1着 
         天皇賞(春)1着  有馬記念3着→大阪杯2着→天皇賞(春)1着
  G1(1-0-1-0) 菊花賞1着、有馬記念3着
  G2(0-1-0-0) 大阪杯2着

カレンミロティック   (2-0-0-6) 菊花賞なし ジャパンC15着→阪神大賞典6着→天皇賞(春)2着
  G1(0-1-1-5) 有馬記念6着、宝塚記念2着、香港ヴァース5着、天皇賞(春)3着、
            宝塚記念13着、天皇賞秋13着、ジャパンC15着、
  G2(1-0-1-4) 金鯱賞1着、中山記念14着、大阪杯4着、阪神大賞典4着、
            京都大賞典3着、阪神大賞典6着

シュヴァルグラン  京都2歳S3着 (3-2-2-3) 菊花賞なし
          日経新春杯2着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-0) 日経新春杯2着、阪神大賞典1着


2015年  3分14秒7  ※参考 2014年菊花賞 3分01秒0 トーホウジャッカル
菊花賞・秋華賞 あり1-0-0-5
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目1-0-0-4 3戦目0-0-0-1 4戦目以上0-0-0-0
菊花賞・秋華賞 なし0-1-1-9
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-0-1-2 3戦目0-1-0-6 4戦目以上0-0-0-1


ゴールドシップ  札幌2歳S2着、皐月賞1着、神戸新聞杯1着 (5-2-0-1) 菊花賞1着
         AJCC7着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)1着
  G1(0-0-0-0) 菊花賞1着、有馬記念1着、天皇賞(春)5着、宝塚記念1着、
            ジャパンC15着、有馬記念3着、天皇賞(春)7着、宝塚記念1着、
            凱旋門賞14着、有馬記念3着
  G2(0-0-0-0) 阪神大賞典1着、京都大賞典15着、阪神大賞典1着、札幌記念2着、
            AJCC7着、阪神大賞典1着

フェイムゲーム  京成杯1着(2-0-0-4) 菊花賞なし AJCC12着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-0-2) 天皇賞(春)6着、宝塚記念6着
  G2(1-0-1-2) AJCC3着、オールカマー6着、アルゼンチン1着、AJCC12着

カレンミロティック  (2-0-0-6) 菊花賞なし 香港ヴァース5着→阪神大賞典4着→天皇賞(春)3着
  G1(0-1-0-2) 有馬記念6着、宝塚記念2着、香港ヴァース5着
  G2(1-0-0-3) 金鯱賞1着、中山記念14着、大阪杯4着、阪神大賞典4着


2014年  3分15秒1  ※参考 2013年菊花賞 3分05秒2 エピファネイア 不良
菊花賞・秋華賞 あり0-1-0-3
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-1 3戦目0-0-0-1 4戦目以上0-0-0-1
菊花賞・秋華賞 なし1-0-1-12
  年明け初戦0-0-0-1 2戦目1-0-1-4 3戦目0-0-0-5 4戦目以上0-0-0-2


フェノーメノ 青葉賞1着、ダービー2着、セントライト1着 (4-1-0-2) 菊花賞なし 天皇賞(春)1着
       宝塚記念4着→日経賞5着→天皇賞(春)1着
  G1(1-1-0-2) 天皇賞秋2着、ジャパンC5着、天皇賞(春)1着、宝塚記念4着、
  G2(1-0-0-1) 日経賞1着、日経賞5着

ウインバリアシオン青葉賞1着、ダービー2着、神戸新聞杯2着(3-2-0-3) 菊花賞2着 天皇賞(春)2着
         有馬記念2着→日経賞1着→天皇賞(春)2着
  G1(0-2-1-2) 菊花賞2着、ジャパンC5着、天皇賞(春)3着、宝塚記念4着、
            有馬記念2着
  G2(1-1-1-1) 京都記念6着、日経賞2着、金鯱賞3着、日経賞1着

ホッコーブレーヴ    (1-2-2-4) 菊花賞なし ジャパンC12着→日経賞2着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-0-1) ジャパンC12着
  G2(0-1-0-1) アルゼンチン5着、日経賞2着


2013年  3分14秒2  ※参考 2012年菊花賞 3分02秒9 ゴールドシップ
菊花賞・秋華賞 あり0-1-0-3
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-2 3戦目0-0-0-0 4戦目以上0-0-0-1
菊花賞・秋華賞 なし1-0-1-12
  年明け初戦0-0-1-0 2戦目1-0-0-1 3戦目0-0-0-9 4戦目以上0-0-0-2

フェノーメノ 青葉賞1着、ダービー2着、セントライト1着 (4-1-0-2) 菊花賞なし 天皇賞(春)1着
       ジャパンC5着→日経賞1着→天皇賞(春)1着
  G1(0-1-0-1) 天皇賞秋2着、ジャパンC5着
  G2(1-0-0-0) 日経賞1着

トーセンラー きさらぎ賞1着、セントライト2着(2-1-2-2) 菊花賞3着 天皇賞(春)2着
       新潟記念7着→京都記念1着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-0-0) 菊花賞3着
  G2(0-0-0-0) 京都記念4着、日経賞10着、京都記念1着

レッドカドー     (0-0-0-0) 菊花賞なし ジャパンC8着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-0-1) ジャパンC8着
  G2(0-0-0-0) 


2012年  3分13秒8  ※参考 2011年菊花賞 3分02秒8 オルフェーヴル
菊花賞・秋華賞 あり1-0-1-6
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-0-0-4 3戦目0-0-1-2 4戦目以上1-0-0-0
菊花賞・秋華賞 なし0-1-0-9
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-2 3戦目0-0-0-4 4戦目以上0-0-0-3


ビートブラック   (3-3-2-6) 菊花賞3着 ダイヤモンドS6着→阪神大賞典10着→天皇賞(春)1着
  G1(0-0-1-2) 菊花賞3着、天皇賞(春)7着、宝塚記念11着
  G2(0-1-0-5) 日経新春杯10着、京都大賞典2着、アルゼンチン5着、
            ステイヤーズS11着、日経新春杯4着、阪神大賞典10着

トーセンジョーダン 共同通信杯2着(3-2-0-1) 菊花賞なし 有馬記念5着→大阪杯3着→天皇賞(春)2着
  G1(1-1-0-3) 有馬記念5着、宝塚記念9着、天皇賞秋1着、ジャパンC2着、
            有馬記念5着
  G2(3-0-1-0) アルゼンチン1着、AJCC1着、阪神大賞典取消、札幌記念1着、
            大阪杯3着

ウインバリアシオン青葉賞1着、ダービー2着、神戸新聞杯2着(3-2-0-3) 菊花賞2着 天皇賞(春)3着
         京都記念6着→日経賞2着→天皇賞(春)3着
  G1(0-1-0-1) 菊花賞2着、ジャパンC5着
  G2(0-1-0-1) 京都記念6着、日経賞2着


2011年  3分秒  ※参考 2010年菊花賞 3分06秒1 ビッグウィーク
菊花賞・秋華賞 あり1-0-1-5
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-0-0-1 3戦目0-0-1-2 4戦目以上1-0-0-2
菊花賞・秋華賞 なし0-1-0-9
  年明け初戦0-0-0-0 2戦目0-1-0-3 3戦目0-0-0-5 4戦目以上0-0-0-1


ヒルノダムール  皐月賞2着 (2-3-0-3) 菊花賞7着 京都記念3着→大阪杯1着→天皇賞(春)1着
  G1(0-0-0-1) 菊花賞7着
  G2(1-1-1-0) 日経新春杯2着、京都記念3着、大阪杯1着

エイシンフラッシュ 京成杯1着、ダービー1着、神戸新聞杯2着(4-1-2-1) 菊花賞なし
          天皇賞(春)2着  有馬記念7着→大阪杯3着→天皇賞(春)2着
  G1(0-0-0-2) ジャパンC8着、有馬記念7着
  G2(0-0-1-0) 大阪杯3着

ナムラクレセント  (3-0-1-4) 菊花賞3着 日経新春杯4着→阪神大賞典1着→天皇賞(春)3着
  G1(0-0-1-2) 菊花賞3着、天皇賞(春)4着、宝塚記念9着
  G2(1-0-1-4) 阪神大賞典3着、毎日王冠4着、日経賞8着、金鯱賞8着、
            日経新春杯4着、阪神大賞典1着


 過去11年間の上位入賞馬の傾向を総合すると次のようにまとめられます。

2011年~2021年
菊花賞・秋華賞 あり9-5-6-54
  年明け初戦1-0-0-1 2戦目6-3-2-26 3戦目0-2-4-19 4戦目以上2-0-0-8
菊花賞・秋華賞 なし2-6-5-96
  年明け初戦0-0-1-3 2戦目2-5-3-31 3戦目0-1-1-41 4戦目以上0-0-0-21


 過去11年間の上位入賞馬の傾向と前哨戦となるG2の傾向のデータを踏まえ、本命候補を絞るための視点を次の8点にしたいと思います。

(1) 菊花賞出走経験のある中から本命候補を選ぶ  9-5-6-54
(2) 年明け2戦目(前哨戦のG2で1戦)の上位入賞馬に本命候補を絞り込む 6-3-2-26
(3) 前走が『日経賞』の場合は、1~3着馬から。前年秋のG1実績があれば掲示板5着前後まで広げて選択する。
(4) 前走が『阪神大賞典』の場合は、1着馬から。年明け3戦目(前哨戦のG2で1戦または2戦)の上位入賞馬も可。
(5) 菊花賞出走経験がない場合は、前年秋のG1上位入賞経験か、年明けのG1大阪杯1着からなら対抗扱い。
(6) 菊花賞1~6着の実績があり、G1で3回以上掲示板に載っていれば連下以上の評価
(7) 菊花賞の経験がなくても、G2を1勝以上で複勝圏を外していなければ穴馬候補に。
(8) 菊花賞の経験がなくても、G1で2回以上の掲示板があれば連下以上の評価


 では、『タイトルホルダー』と『ディープボンド』を脅かす可能性がある馬を探しながら最終予想をしたいと思います。


×1.アイアンバローズ  (2-2-1-4) 菊花賞なし ステイヤーズS2着→阪神大賞典2着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-2-0-2) 京都大賞典12着、アルゼンチン共和国杯6着、ステイヤーズS2着、
            阪神大賞典2着

 2.ハーツイストワール  (1-2-0-0) 菊花賞なし ウエルカムS2着→早春S1着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-0) 

 3.ディバインフォース  (2-1-0-5) 菊花賞4着 ステイヤーズS1着→日経賞11着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-2) 菊花賞4着、天皇賞(春)15着
  G2(1-0-0-1) ステイヤーズS1着、日経賞11着

△4.ユーキャンスマイル  (3-2-0-2) 菊花賞3着 有馬記念9着→阪神大賞典5着→天皇賞(春)
  G1(0-0-1-10) 菊花賞3着、天皇賞春5・4・7着、天皇賞秋4・9着、
            ジャパンC5・12・12着、有馬記念11・9着
  G2(1-1-0-3) 阪神大賞典1着、アルゼンチン4着、阪神大賞典2着、札幌記念6着、
            阪神大賞典5着

△5.マカオンドール 京都2歳3着、京都新聞3着(2-3-4-4) 菊花賞なし
           万葉S1着→阪神大賞典4着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-1) 阪神大賞典4着

 6.メロディーレーン (2-0-2-8) 菊花賞5着 有馬記念15着→ダイヤモンドS13着 天皇賞(春)
  G1(0-0-0-5)  菊花賞5着、 天皇賞(春)11着、天皇賞(春)11着、宝塚記念11着、
            有馬記念15着
  G2(0-0-0-0) 日経新春杯9着、阪神大賞典5着

△7.テーオーロイヤル   (4-0-1-3) 菊花賞なし 尼崎S1着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-0) 

△8.クレッシェンドラヴ  (1-1-1-5)→ 菊花賞なし AJCC7着→日経賞4着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-3) ジャパンC13着、有馬記念8着、大阪杯11着
  G2(0-0-0-4) オールカマー5着・4着、AJCC7着、日経賞4着

△9.ヒートオンビート   (3-3-1-3) 菊花賞なし 中山金杯3着→日経賞3着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-1-1-1) 目黒記念2着、京都大賞典8着、日経賞3着

×10.トーセンカーナビ  (3-3-1-3) 菊花賞なし ダイヤモンドS3着→阪神大賞典7着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-2) 天皇賞(春)5着、宝塚記念8着
  G2(0-1-0-4) 阪神大賞典2着、アルゼンチン14着・7着、ステイヤーズS4着、
            阪神大賞典7着

△11.マイネルファンロン スプリングS3着(3-2-3-2) 菊花賞なし 中日新聞杯17着→AJCC2着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-0) 毎日王冠10着、金鯱賞8着、毎日王冠12着、AJCC2着

 12.ハヤヤッコ  レパードS1着(3-2-1-3) 菊花賞なし 東海S14着→日経賞5着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-0-3) 東海S6着、東海S14着、日経賞5着

×13.ロバートソンキー 神戸新聞杯3着 (1-1-1-1) 菊花賞6着 
            長久手特別1着→御堂筋S3着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-1) 菊花賞6着
  G2(0-0-0-0) 

 14.ヴァルコス  青葉賞2着(2-2-0-4)→ 菊花賞8着 
          ステイヤーズS8着→ダイヤモンドS4着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-1) 菊花賞8着
  G2(0-0-0-1) ステイヤーズS8着

▲15.タガノディアマンテ きさらぎ賞2着(1-1-1-6) 菊花賞7着 
             AJCC9着→京都記念2着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-1) 菊花賞7着
  G2(0-1-0-1) ステイヤーズS2着、AJCC9着、京都記念2着


○16.タイトルホルダー 弥生賞1着(2-2-0-3)→ 菊花賞1着 
            有馬記念5着→日経賞1着→天皇賞(春)
  G1(1-0-0-1) 菊花賞1着、有馬記念5着
  G2(1-0-0-0) 日経賞1着

△17.シルバーソニック  (3-3-0-0)→菊花賞なし 万葉S3着→阪神大賞典3着→天皇賞(春)
  G1(0-0-0-0) 
  G2(0-0-2-0) ステイヤーズS3着、阪神大賞典3着

◎18.ディープボンド 京都新聞杯1着 (2-1-1-4)菊花賞4着
           有馬記念2着→阪神大賞典1着→天皇賞(春) 
  G1(0-2-0-2) 菊花賞4着、天皇賞(春)2着、凱旋門賞14着、有馬記念2着  
  G2(3-0-0-0) 阪神大賞典1着、フォワ賞1着、阪神大賞典1着


 予想方針で挙げた8つの視点にピッタリ当てはまる有力候補は、今年の出走馬にはいなかったので『タイトルホルダー』と『ディープボンド』の2強を脅かす馬はいない・・・と言いたいところですが。

 『タイトルホルダー』と『ディープボンド』は、現時点ではどちらもディープインパクト級とも、キタサンブラック級とも言い難いので、8つの視点を若干緩めに修正して印を付けてみました。


 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。

 tntn 2022年4月28日(木) 00:25
タイトルホルダーの名をかけて? 
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知ってか知らずか?ヾ(ーー )

天春は、菊花賞馬が6連勝✨

2021@ワールドプレミア(5歳)

2020@フィエールマン(5歳)
2019@フィエールマン(4歳)

2018(不在)

2017@キタサンブラック(5歳)
2016@キタサンブラック(4歳)

2015@ゴールドシップ(6歳)


不在の2018年も🕵

①レインボーライン③クリンチャーとも菊花賞2着馬🥈

-------------------ここは!

昨年の🏆菊花賞馬「タイトルホルダー」

他菊花賞出走実績を寄せ付けない「タイトルホルダー」

じっちゃんの名をかけて「タイトルホルダー」👮‍♂️

負けるわけにいかない「タイトルホルダー」ヾ(ーー )濃いな

ーーーーつづく。ヾ(ーー )いろいろ混在
 
ちなみに、じっちゃんはキンカメ🐢
 

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 ビター ティー 2022年1月22日() 19:35
AJCCも4歳馬が勝てるのか?予想してみます。
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 今週は東で行われる今年最初のG2「AJCC」。このレースは先週行われた『日経新春杯』と比較してどのようなレースなのか。

 昨年の日記では次のように書かせていただきました。

『古馬になった4歳馬にとって、G1に挑戦するだけの成長力が備わったかを確かめるためのレースが『日経新春杯』だとするなら、『AJCC』はある程度G1でも通用するだけの力があると考えられる4歳馬が腕試しをするためのレースの役割(位置付け)になっていると言えます。』

言い換えれば、4歳馬にとって
『日経新春杯』はG1の挑戦権を獲るため登竜門。力試しのG2レース。
『AJCC』は、すでにG2やG1を経験した5歳以上の馬たちと力関係を図る、腕試しのG2レース。

 AJCCに出走する馬たちの方がG1の壁が若干低い(能力が高い)ように感じられます。

 その根拠として示したデータは以下の通りでした。

①過去10年間、AJCC で複勝圏に入った30頭の内14頭が春のG1レース(6月まで)に出走しています。

②過去10年間、日経新春杯で複勝圏に入った30頭の内22頭が春のG1レース(6月まで)に出走しています。

日経新春杯の30頭の内22頭がG1に出走したのに比べ、

上半期のG1に出走した頭数はAJCCの出走馬の方が少ないですが、G1の成績で比較すると

 日経新春杯(G1:1-1-1-19 内4歳馬:1-1-1-9)
   天皇賞(春)1着 ヒルノダムール   2011年
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイス 2019年
   天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン  2016年

   勝率 4.5% 連対率 9.1% 複勝率13.6%
 ( 勝率 8.3% 連対率16.7% 複勝率25.0% 4歳馬 )

  AJCC (G1:2-2-0-11 内4歳馬:1-0-0-7)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

   勝率13.3% 連対率26.7% 複勝率26.7%
 ( 勝率 12.5% 連対率12.5% 複勝率12.5% 4歳馬 )

G1における勝率は3.0倍、連対率で2.9倍、複勝率で2.0倍と、AJCC組が日経新春杯組を圧倒しています。
(4歳馬に限れば1.5倍、連対率で0.7倍、複勝率で0.5倍と、逆に日経新春杯組がリードしています。)


 これに2021年分を加えると

【2021年日経新春杯の上位入賞馬のG1出走状況】
1着 ショウリュウイクゾ →次走 阪神大賞典  G2 10着→G1不出走 登録抹消 5歳
2着 ミスマンマミーア  →次走 ダイヤモンドS G3 10着→宝塚記念6着(4戦目)→登録抹消 6歳
3着 クラージュゲリエ  →次走 中山記念   G2 9着→登録抹消 5歳

 日経新春杯(G1:1-1-1-20 内4歳馬:1-1-1-9)
   天皇賞(春)1着 ヒルノダムール   2011年
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイス 2019年
   天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン  2017年

   勝率 4.3% 連対率 8.7% 複勝率13.0%
 ( 勝率 8.3% 連対率16.7% 複勝率25.0% 4歳馬 )

【2021年AJCCの上位入賞馬のG1出走状況】
1着 アリストテレス  →天皇賞(春)4着、宝塚記念9着
2着 ヴェルトライゼンデ→長期休養中(1年)
3着 ラストドラフト  →上半期G1不出走、※天皇賞(秋)8着

  AJCC (G1:2-2-0-12 内4歳馬:1-0-0-8)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

   勝率12.5% 連対率25.0% 複勝率25.0%
 ( 勝率 11.1% 連対率11.1% 複勝率11.1% 4歳馬 )

G1における勝率は2.9倍、連対率で2.9倍、複勝率で1.9倍と、やはりAJCC組の成績が上回っています。
(4歳馬に限れば1.3倍、連対率で0.7倍、複勝率で0.4倍と、日経新春杯組のG1成績優位は変わりません。)


 AJCCがどのようなレースなのか、日経新春杯と比較しながらG1との関連を分析してきましたが、それはレース後のことであって、ここでは予想の中核ではないないものの、全く無視するわけにはいかないものとして捉えつつ、有力馬の選択取捨に移りたいと思います。

 出走馬を次のように3つに分類してみます。
①G1の前哨戦・ステップとして出走してくる実力馬
(G1出走経験馬、G2連対馬、クラシック実績のある4歳馬)

②G2タイトルの獲得を目標に出走してくるとみられる能力の向上・成長が認められる能力馬
(G3の勝馬でG2上位入賞経験馬、3歳G2・G3で連対経験のある4歳馬)

③G2上位入賞を狙っているとみられるG2初出走馬
(G3ウイナーか重賞で連対経験のある馬、重賞未出走の無敗馬)

①5歳以上

 ポタジェ      天皇賞(秋)6着←毎日王冠G23着←新潟大賞典2着←金鯱賞G23着

 キングオブコージ  中日新聞杯5着←オールカマー9着←京都大賞典3着←目黒記念G21着

 ダンビュライト   京都記念9着←京都記念3着←京都大賞典2着←京都記念1着
           ←AJCC6着←AJCC1着

 ラストドラフト   中日新聞杯9着←天皇賞(秋)8着←毎日王冠13着←日経賞8着
           ←AJCC3着←AJCC3着
 
①4歳馬
 オーソクレース   菊花賞2着←セントライトG23着←ホープフルS2着


②5歳以上
 マイネルファンロン 中日新聞杯17着、毎日王冠G212着←新潟記念G31着

②4歳馬
 アサマノイタズラ  有馬記念16着←菊花賞9着←セントライトG21着

③5歳以上
 アンティシペイト  アルゼンチン共和国杯8着←3勝クラス1着

 クレッシェンドラヴ 七夕賞14着←大阪杯11着、福島記念1着、七夕賞1着

 ボッケリーニ    中日新聞杯4着、小倉大賞典2着←中日新聞杯1着

③4歳馬

④その他

5歳以上
 キャッスルトップ  地方馬

 エヒト       オープン昇級初挑戦、格上挑戦チャレンジCG39着

 ソッサスブレイ   AJCC13着、オールカマー12着

 スマイル      オープン昇級初挑戦


①~③に分類されなかった出走馬は、G2では力不足として穴馬としても残せません。また、①~③についても目標とするレースとしての仕上げの本気度を推測して印を打つことになりますが、次の2点について重要視したいと思います。


Ⅰ.リピーターの扱い

 このレースが、G1でタイトル争いができる能力があるか、実力を確かめるレースとして各陣営が出走させているG2だと考えれば、再度出走してくるのは、連覇を狙うリピーターというより、年齢による能力の低下の懸念を払拭できるか確かめたい馬であり、上位入賞した翌年以降このレースで成績が上がる馬は『日経新春杯』と同じく珍しいようです。

 リピーター?的な馬の成績を示してみるとそのことがよく分かると思います。

2021年
 ラストドラフト  3着→3着
 ステイフーリッシュ2着→4着
 ジェネラーレウーノ11着→17着

2018年
 ダンビュライト  1着→6着 
 ミッキースワロー 2着→4着 
 マイネルミラノ  3着→10着 

2017年
 ミライヘノツバサ 3着→10着 

2016年
 ディサイファ   5着→1着→不出走→6着 
 ショウナンバッハ 3着→8着→8着→7着 

2015年
 クリールカイザー 1着→12着 

2014年
 フェイムゲーム  3着→12着 

2013年
 ダノンバラード  1着→12着 

2012年
 ゲシュタルト   3着→9着 

2011年 
 ネヴブション   1着→1着→3着→(7着) 

 こんな感じで、ネヴブションのように連覇したのは例外中の例外。一度上位入賞した馬は複勝圏外に敗れるリピーターばかりで、着順が上がるのは1/13頭(7.7%)、同着以上になった延べ回数でも3/19回(15.8%)というように厳しい結果を示しています。

 今年は、2021年3着と16着及び不出走だった次の3頭が出走登録しています。
ラストドラフト  3着→3着 
ステイフーリッシュ2着→4着→不出走
ソッサスブレイ  16着

 この3頭を思い切って予想から外すのもいいかもしれません。


Ⅱ.4歳馬 VS 古馬
今年の4歳馬は、5歳以上の馬たちを上回る成績を残せるのでしょうか。

【2020年までの10年間】
1着馬について

4歳馬1勝(ダンビュライト)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)・・・と、5歳以上馬がほぼ完勝しています。


2着馬について

4歳馬4頭、5歳馬1頭、6歳馬1頭、7歳馬2頭、8歳馬2頭。2着にフォーカスすると、4歳馬が一番多く連対しています。

【2021年の結果】
1着 アリストテレス  →天皇賞(春)4着、宝塚記念9着 4歳
2着 ヴェルトライゼンデ→長期休養中(1年)       4歳
3着 ラストドラフト  →上半期G1不出走、※天皇賞(秋)8着 5歳

 昨年は、4歳馬のワンツーフィニッシュで、5歳馬が3着。4歳馬が巻き返しました。

4歳馬2勝(ダンビュライト、アリストテレス)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)

連対数で見ると(2010年~2021年 11年間)
4歳馬7頭、5歳馬6頭、6歳馬4頭、7歳馬3頭、8歳馬2頭

昨年の4歳馬は無敗の三冠馬コントレイルが飛び抜けて強く、他の4歳馬は評価がイマイチだったにもかかわらず、4歳馬のワンツーフィニッシュでした。

 今年の4歳馬は、早くから古馬混合戦で勝利を挙げるなど世代全体のレベルが高いと評価されています。ではこのレースに出走を予定している4歳馬は、昨年出走した4歳馬と比較して能力(成績)は高いのでしょうか。

【2021年の出走4歳馬】
1着 アリストテレス   ←菊花賞2着←2・1勝クラス2連勝
2着 ヴェルトライゼンデ ←菊花賞7着←神戸新聞杯2着←ダービー3着←皐月賞8着、ホープフルS2着
6着 ウインマリリン   ←エリザベス女王杯4着←秋華賞15着←オークス2着
11着 サトノフラッグ   ←菊花賞3着←セントライト2着←ダービー11着←皐月賞5着

【2022年の出走4歳馬】
?着 オーソクレース  ←菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着
?着 アサマノイタズラ ←有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着

 オーソクレースについては、昨年1着アリストテレス及び2着ヴェルトライゼンデと同等または同等以上の成績を残しています。(菊花賞2着・ホープフルS2着)

 アサマノイタズラについては、菊花賞9着では若干見劣りそうですが、セントライト記念ではオーソクレースに先着し、勝利している事実は無視できません。

 では、この成績が現4歳世代の中ではどのような位置に当たるかも分析してみたいと思います。これまで古馬との対戦で勝利(先着)した現4歳世代の実力馬たちと比較してみます。

 比較の対象は、次の3頭です。

エフフォーリア 有馬記念1着←天皇賞(秋)1着←ダービー2着←皐月賞1着
(有馬記念516kg(+10kg)←皐月賞504kg(-12kg)←新馬戦516kg)

ヨーホーレイク 日経新春杯1着←ダービー7着←皐月賞5着←ホープフルS3着
(日経新春杯508kg(+4kg)←皐月賞504kg(+12kg)←新馬戦492kg)

ステラヴェローチェ 日経新春杯2着←有馬記念4着←菊花賞4着←神戸新聞杯1着←ダービー3着
         ←皐月賞3着←朝日FS2着
(日経新春杯498kg(-2kg)←皐月賞500kg(+12kg)←新馬戦488kg)

 以下の5レースで、出走を予定している2頭と上記3頭を比較することで評価してみたいと思います。


【有馬記念】
1着 エフフォーリア  3歳
2着(ディープボンド  4歳 菊花賞4着、ダービー5着、皐月賞10着)
3着(クロノジェネシス 5歳)
4着 ステラヴェローチェ3歳
5着(タイトルホルダー 3歳 菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着)
16着 アサマノイタズラ 3歳

 アサマノイタズラは、スタートからゴールまで終始最後方。レース後にジョッキーが「反応がなかった。・・・何もなければいいですね。」とコメントする不可解な負け方でした。

 後日、気管支に炎症があったことが原因とみられ、今回は度外視できると考えたい。


【菊花賞】
1着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着)
2着 オーソクレース
3着(ディヴァインラヴ  1・2勝クラス2連勝)
4着 ステラヴェローチェ 日経新春杯2着←有馬記念4着←菊花賞4着←神戸新聞杯1着
             ←ダービー3着
5着(ディープモンスター ダービー16着、皐月賞7着)
9着 アサマノイタズラ 

 オーソクレースは、2勝馬ながらG1で2着2回なら、能力は世代トップクラスを証明したことになり、4歳ではG2勝利に近いポジションを得たと言える。

 アサマノイタズラは、最後方からスムーズなレースができなかったものの、上がり3ハロンは最も速い末脚を見せた。展開が向けばG2で上位争いは可能だと思う。



【セントライト記念】
1着 アサマノイタズラ  有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着
2着(ソーヴァリアント  チャレンジC1着←セントライト2着←1・2勝クラス2連勝)
3着 オーソクレース   菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着
4着(カレンルシェルブル 長良川特別1着←セントライト4着←1勝クラス1着)
5着(ヴィクティファルス 菊花賞13着←セントライト5着←ダービー14着←皐月賞9着
             ←スプリングS1着)
13着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着
             ←ホープフルS4着)

 アサマノイタズラは、中団やや後方の、この馬にとっては好位置から最速の末脚を駆使してオーソクレースに先着した事実は、能力の高さと認めたい。AJCCと同舞台での勝利であることも評価したい。

 オーソクレースは、9カ月休養後の3歳初戦のG2で3着なら、実力馬として成長してきたことが窺われる。


【皐月賞】
1着 エフフォーリア   有馬記念1着←天皇賞(秋)1着←ダービー2着←皐月賞1着
2着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着)
3着 ステラヴェローチェ 日経新春杯2着←有馬記念4着←菊花賞4着←神戸新聞杯1着
             ←ダービー3着
4着(アドマイヤハダル  ダービー17着←皐月賞4着←1勝クラス・若葉S1着 2連勝)
5着 ヨーホーレイク   日経新春杯1着←ダービー7着←皐月賞5着←ホープフルS3着
16着 アサマノイタズラ  有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着

 アサマノイタズラは、スタート直後によろけて他馬と接触。外枠から脚を使い好位5番手の位置を確保します。ところが、ダノンザキッドに向こう正面で2度も馬体をぶつけられ、第3コーナーから第4コーナーにかけて、ずっと外側を回らされることになります。

 最終コーナーから直線を向く直前、追い出しをかけようとした瞬間、先にヨーホーレイクが強引にダノンザキッドとアサマノイタズラの間に割り込み、またも体をぶつけられると、アサマノイタズラは更に外側にはじかれてしまいます。

それで、嫌気が差したのか手応えがなくなり、鞭が入っても伸びずに16着に沈みました。着順だけ見ると力不足の結果と思いますが、あれだけの不利を受けなければもっと戦えたかもしれないとパトロールビデオを見て情状酌量の余地を感じさせられました。


【ホープフルS】
1着(ダノンザキッド   マイルCS 3着←富士S4着←皐月賞15着←ホープフルS1着
             ←東スポ2歳S1着)
2着 オーソクレース   菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着←アイビーS1着
3着 ヨーホーレイク   日経新春杯1着←ダービー7着←皐月賞5着←ホープフルS3着
             ←紫菊賞1着
4着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着
             ←ホープフルS4着)
5着(シュヴァリエローズ 皐月賞11着←若葉S2着←ホープフルS5着←萩S1着)

 オーソクレースは、その後のG1またはG2で勝ち負けする実力馬たちと戦い、2歳G1で連対したことでその能力を示した。その後、9カ月の休養に入り、勝ち星をあげられないまま既に2戦を終了した。

 古馬となって、G1に出走する前にG2のタイトルを奪取し、是が非でも賞金を加算したいはずである。そうすれば、G1に余裕を持って出走できので、かなり仕上げてAJCCに出走してくると予想される。


 以上、5つのレースについて検討してみた結果、体調万全で出走が叶えば、2頭ともこのレースの有力馬として扱いたい。



 さて、いよいよ出走馬の取捨の検討に入ります。まず、出走する14頭を年齢別に分類します。


【AJCC出走予定馬】
4歳:2頭
 アサマノイタズラ 有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着
 オーソクレース  菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着

 ※地方馬参戦するキャッスルトップは、予想の対象から外します。


5歳:3頭
 アンティシペイト アルゼンチン共和国杯8着 中山1-2-0-1 全4-5-0-4
 エヒト      3勝クラス1着 G2初挑戦、G3チャレンジC9着格上挑戦
 ポタジェ     天皇賞(秋)6着、G2毎日王冠3着・金鯱賞3着、G3新潟大賞典2着


6歳:4頭
 キングオブコージ 中日新聞杯5着、G2目黒記念1着・京都大賞典3着・オールカマー9着
 スマイル     3勝クラス1着 中山4-1-1-1 重賞初挑戦
 ボッケリーニ   中日新聞杯3着、G2初挑戦、
          G3中日新聞杯1着・3着・小倉大賞典2着・新潟大賞典5着・中京記念6着
ラストドラフト   中日新聞杯9着、G1天皇賞(秋)8着、G3中日新聞杯2・9着 3歳G31着
          G2AJCC3・3着・金鯱賞5着・アルゼンチン杯2着・日経賞8着・毎日王冠13着


7歳:1頭
 マイネルファンロン中日新聞杯17着、G2毎日王冠10・12着・金鯱賞8着
          G3新潟記念1着を始め、G3を9戦して2・16・12・14・15・14・1・8・17着


8歳:3頭
 クレッシェンドラヴ七夕賞14着、G1大阪杯11着・有馬記念8着・ジャパンC13着
          G2オールカマー4・5着、G314・七夕賞1・7・福島記念1・2着
 ソッサスブレイ  ディセンバーS3着、G2オールカマー12着・AJCC16着→?着
          G3関屋記念13着
 ダンビュライト  名古屋GP3着、G1宝塚記念9着・天皇賞(春)9着・ジャパンC14着・大阪杯9着
          G2AJCC1着→6着→不出走→?着


2010年から2021年の11年間の1着馬を年齢別に見てみると

1着馬については、4歳馬2勝(ダンビュライト、アリストテレス)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)・・・と、4歳VS 5歳以上馬で比較すると、4歳馬は不利に見えます。


 では、AJCCにおける2着馬についてはどうなのでしょう。

 4歳馬5頭、5歳馬1頭、6歳馬1頭、7歳馬2頭、8歳馬2頭

2着にフォーカスすると、4歳馬が一番多く連対しています。これを1着馬と合わせた連対馬(22頭)で比較すると

 4歳馬7(2+5)頭、5歳馬6(5+1)頭、6歳馬4(3+1)頭、7歳馬3(1+2)頭、8歳馬2(0+2)頭

 4歳馬が勝ち負け(1着か2着)に絡む可能性が高いという観点で予想し、印を付けたいと思います。


【AJCC最終予想】

△1.キングオブコージ 中日新聞杯5着、G2目黒記念1着・京都大賞典3着・オールカマー9着
▲2.アサマノイタズラ 有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着
 3.キャッスルトップ   地方馬
 4.クレッシェンドラヴ七夕賞14着、G111・8着・13着G24・5着、G32-1-0-2
 5.エヒト      3勝クラス1着 G2初挑戦、G3チャレンジC9着格上挑戦
○6.ポタジェ     天皇賞(秋)6着、G2毎日王冠3着・金鯱賞3着、G3新潟大賞典2着
△7.ダンビュライト 名古屋GP3着、G19・9着・14・9着、AJCC1着→6着→不出走→?着
△8.アンティシペイト アルゼンチン共和国杯8着 中山1-2-0-1 全4-5-0-4
注9.ボッケリーニ   中日新聞杯3着、G2初挑戦、G3 1着・3着・2着・5着・6着
×10.ラストドラフト  中日新聞杯9着、G1天皇賞(秋)8着、
            G2AJCC3・3着・アルゼンチン杯2着
◎11.オーソクレース  菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着
 12.ソッサスブレイ  ディセンバーS3着、G2オールカマー12着・AJCC16着→?着
注13.スマイル     3勝クラス1着 中山4-1-1-1 重賞初挑戦
 14.マイネルファンロン 中日新聞杯17着、G210・12・8着、G3 1-1-0-7


 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。




※ 参考資料


【過去10年間の1着~3着馬のその後の上半期出走状況】
2021年
○アリストテレス  1着→天皇賞(春)4着、宝塚記念9着
△ヴェルトライゼンデ2着→長期休養中(1年)
 ラストドラフト  3着→上半期G1不出走、※天皇賞(秋)8着

2020年
 ブラストワンピース1着→大阪杯7着・宝塚記念16着
 ステイフーリッシュ2着→京都記念3着→大阪杯9着
 ラストドラフト  3着→金鯱賞5着→休養G1不出走

2019年
 シャケトラ    1着→阪神大賞典1着→(G1故障不出走)
 フィエールマン  2着→天皇賞(春)1着 (G1:3-1-1-0)
 メートルダール  3着→金鯱賞13着→G1不出走

2018年
 ダンビュライト  1着→大阪杯G1 6着・QEC7着・宝塚記念5着
 ミッキースワロー 2着→大阪杯G1 5着
 マイネルミラノ  3着→エプソムカップ11着→G1不出走

2017年
 タンタアレグリア 1着→休養
 ゼーヴィント   2着→七夕賞1着 G1不出走
 ミライヘノツバサ 3着→日経賞2着→G1不出走

2016年
 ディサイファ   1着→日経賞5着→安田記念6着
 スーパームーン  2着→目黒記念7着→G1不出走
 ショウナンバッハ 3着→京都記念14着・中日新聞杯11着→G1不出走

2015年
 クリールカイザー 1着→日経賞10着→天皇賞(春)16着
 ミトラ      2着→中日新聞杯5着→G1不出走
 エアソミュール  3着→大阪杯3着・鳴尾記念4着→G1不出走

2014年
 ヴェルデグリーン 1着→中山記念5着→宝塚記念12着(引退)
 サクラアルディート2着→日経賞11着→G1不出走
 フェイムゲーム  3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)6着

2013年
 ダノンバラード  1着→中山記念6着・日経賞7着・鳴尾記念3着→宝塚記念2着 
 トランスワープ  2着→日経賞11着→休養
 アドマイヤラクティ3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)4着

2012年
 ルーラーシップ  1着→日経賞3着→QEC1着→宝塚記念2着
 ナカヤマナイト  2着→大阪杯G2 5着・鳴尾記念4着→宝塚記念8着
 ゲシュタルト   3着→京都記念9着→休養

2011年
 トーセンジョーダン1着→阪神大賞典 取り消し→宝塚記念9着
 ミヤビランベリ  2着→ダイヤモンドカップ12着・日経賞9着→引退
 ネヴブション   3着→中山金杯12着→休養


  AJCC (G1:2-2-0-11 内3歳馬:1-0-0-7)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

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コメント一覧
3:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年10月28日(水) 01:19:33
関係、ルメール評価高い、臨戦は突発的、距離が短そうでお試し
2:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年10月27日(火) 00:06:12
スガダイ、ヒロシ、距離足りない、
1:
  HELPRO   フォロワー:0人 2018年7月1日() 15:58:23
勝てる能力は十二分にあったが、常に出遅れる癖をつけているのが末脚を勝ちに結び付けられなかった原因。
手塚厩舎がいつ鞍上を強化するかが同馬のポイントで、それだけでも次は必勝態勢になるだろう。
今回は鞍上の悪い癖が敗因。

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2020年12月27日有馬記念 G13着
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2020年12月27日 有馬記念 G1 3着
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