フィエールマン(競走馬)

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フィエールマン
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写真一覧
抹消  鹿毛 2015年1月20日生
調教師手塚貴久(美浦)
馬主有限会社 サンデーレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績12戦[5-3-2-2]
総賞金70,926万円
収得賞金26,900万円
英字表記Fierement
血統 ディープインパクト
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
リュヌドール
血統 ][ 産駒 ]
Green Tune
Luth D'Or
兄弟 ラストヌードルルヴォワール
市場価格
前走 2020/12/27 有馬記念 G1
次走予定

フィエールマンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
20/12/27 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 167133.523** 牡5 57.0 C.ルメー手塚貴久 478
(0)
2.35.1 0.136.5クロノジェネシス
20/11/01 東京 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 125617.452** 牡5 58.0 福永祐一手塚貴久 478
(-12)
1.57.9 0.132.7⑩⑨⑩アーモンドアイ
20/05/03 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 148142.011** 牡5 58.0 C.ルメー手塚貴久 490
(+8)
3.16.5 -0.034.6⑧⑧⑦⑦スティッフェリオ
19/12/22 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 163518.464** 牡4 57.0 池添謙一手塚貴久 482
(--)
2.31.6 1.136.0⑩⑩⑨④リスグラシュー
19/10/06 フラ 4 凱旋門賞 G1 芝2400 12--------12** 牡4 59.5 C.ルメー手塚貴久 --0000 ------ヴァルトガイスト
19/08/18 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 14692.313** 牡4 57.0 C.ルメー手塚貴久 480
(0)
2.00.3 0.234.9⑨⑨⑩⑨ブラストワンピース
19/04/28 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 137102.811** 牡4 58.0 C.ルメー手塚貴久 480
(0)
3.15.0 -0.034.5⑦⑤④グローリーヴェイズ
19/01/20 中山 11 AJCC G2 芝2200 11441.712** 牡4 57.0 C.ルメー手塚貴久 480
(0)
2.13.7 0.034.0⑥⑥⑥⑥シャケトラ
18/10/21 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 1861214.571** 牡3 57.0 C.ルメー手塚貴久 480
(+4)
3.06.1 -0.033.9⑦⑦⑤⑥エタリオウ
18/07/01 福島 11 ラジNIK賞 G3 芝1800 13562.512** 牡3 54.0 石橋脩手塚貴久 476
(-10)
1.46.2 0.134.4⑨⑩⑩⑬メイショウテッコン
18/04/14 中山 9 山藤賞 500万下 芝1800 11792.011** 牡3 56.0 石橋脩手塚貴久 486
(-2)
1.48.1 -0.434.3⑩⑨⑦④ニシノベースマン
18/01/28 東京 5 3歳新馬 芝1800 168161.711** 牡3 56.0 石橋脩手塚貴久 488
(--)
1.51.3 -0.034.2サンライズシェル

フィエールマンの関連ニュース


ジャスティンパレス

人気を集めるスーパーホースには華がある。

引退してしまったが、”天才”と称されたイクイノックスは、その異名通りの完璧で洗練されたレースぶりで私たちを魅了した。

そのイクイノックスを世代の頂上決戦・日本ダービーで下し、海外遠征での惨敗や取消、主戦の負傷という挫折を経験しながら、有馬記念で復活を果たしたドウデュース。こちらも相当な千両役者だ。

こんな、”華”という言葉では表現しきれないほどに濃いキャラクターたちを同期に持つ馬の気持ちはいかばかりか。人間で例えれば、小学校の同級生が大人になって売れっ子芸能人になっていた……ような感覚なのだろうか。


ともあれ、宝塚記念に出走するドウデュースジャスティンパレスの関係はそれに近い。

春のクラシック路線ではドウデュースジャスティンパレスを圧倒。常に一線級の評価を受けていたドウデュースに対して、ジャスティンパレスは伏兵的な存在でしかなかった。

その関係が徐々に変わってきたのは3歳秋以降。ドウデュースが欧州遠征、ドバイ遠征を敢行する間に、ジャスティンパレスは一気に力を付け、天皇賞(春)を制覇。直接対決となった天皇賞(秋)では、ついにドウデュースに先着。同期のスーパースターの背中に追い付いたのだ。

その後は有馬記念でまた先着し返されたものの、今やジャスティンパレスドウデュースにとって”その他大勢の同期”ではない。互角の力を持つライバルとして、宝塚記念でも同じステージに立つことになる。

現在、想定ではドウデュースが抜けた1番人気になっており、ジャスティンパレスはそれを追う立場だが、本番で逆転は可能なのだろうか。いつも通りに各要素から掘り下げていきたい。


まず指数面だが、本格化した4歳春以降に刻んでいる数字は極めて優秀。天皇賞(春)以降勝ち星には恵まれていないが、いつタイトルを追加しても不思議ない水準にある。

だが、その中で低めの指数が出ているのが宝塚記念有馬記念

この両レースの走りを見ると、後方追走から外を回って押し上げるものの、3~4コーナーでは他馬よりも激しく鞍上の手が動いている。同じレースに出ていた同期のイクイノックスドウデュースと比較すると一目瞭然だが、ジャスティンパレスの鞍上のアクションが激しくなる中、イクイノックスドウデュースの鞍上の手は軽く動く程度だ。

これはそのまま、コーナーリング性能の差と考えられる。つまりは不器用なのだ。

宝塚記念の舞台は阪神内回り、有馬記念は中山と、いずれも小回りに属するコースで、コーナーでの立ち回りはかなり重要な要素。そこでの消耗が大きくなる分、パフォーマンスが下がっていると考えられる。


そして同時に、本馬は末脚に火が点くのが遅いタイプでもある。

前走のドバイシーマクラシックは道中好位で運んでいたが、4コーナーで前を行く3頭にスーッと離され、直線で追い出してから伸び始めるまでにもかなりの時間を要していた。


こうした個性を踏まえると、今年の宝塚記念が京都外回りコースで開催されるというのは、本馬にとってかなりのプラス要素となる。

京都を走るのは昨年の天皇賞(春)以来だが、この時は勝負所で坂の下りを利用して加速がスムーズ。直線でもその勢いのままさらに末脚を伸ばしての圧勝だった。

この時に刻んでいた指数は、今年テーオーロイヤルが記録したものと比較しても相当に上で、キタサンブラックフィエールマンなど、その後もG1路線で安定して上位争いをした馬たちと同等のものだ。

有馬記念ではコース適性の差でドウデュースに屈したが、弱点を打ち消せるこの舞台でならば同等以上の評価をしていいだろう。


徐々に少なくなってきたディープインパクトの直仔という血統だが、3000m級のG1レースで高い指数を記録する同父産駒の上級馬は、前述のフィエールマンサトノダイヤモンドなど、2000m前後でも同じだけのパフォーマンスを発揮する馬がほとんど。

本馬自身も最も高い指数を記録しているのは2000mの天皇賞(秋)であり、戦績的にはステイヤーでも、実質的には”長い距離もこなせる中距離馬”というイメージのほうが正しい。今回の2200mが距離不足ということはないはずだ。


調教面では1週前に格下馬に先着を許し、心配する声があちこちから聞こえてくるが、以前から調教においては格下相手でも劣勢であることが珍しくない馬。

中間の時計を出方を見ても、むしろいつもより楽に動けている印象を受けるくらいなので、状態面も問題ないと考える。


あとは何よりも心強い材料なのが、ルメール騎手との再タッグだ。

これまでも様々な騎手と組んでいる本馬だが、これまでの5勝中4勝がルメール騎手と共に挙げたもので、同騎手騎乗時は4戦4勝の無敗継続中というおまけ付きだ。

前述の通り、コーナーでの挙動や仕掛けてからの反応など、やや強めの癖を隠している馬なだけに、それを熟知している鞍上と臨めるだけでもパフォーマンス向上が期待できるはず。


京都外回りコースと頼れる鞍上。この2本の矢を携え、本馬は再度ドウデュースに立ち向かう。

昨年3着に敗れたこのレースで、今度は勝ち馬としてライバルに先着できるか、対決の結末を楽しみに見守りたい。

【天皇賞・春】テーオーロイヤル、重賞3連勝でつかんだ「春の盾」 菱田裕二騎手&岡田調教師、師弟で悲願GⅠ制覇 2024年4月29日(月) 05:00

菱田裕二(31)=栗・岡田=騎乗で1番人気のテーオーロイヤルが好位から抜け出し、GⅠ初制覇。菱田騎手はデビュー13年目、管理する岡田稲男調教師(63)は開業22年目で、師弟コンビでのGⅠ初勝利となった。2着は5番人気ブローザホーン、3着に6番人気ディープボンド。2番人気ドゥレッツァは15着に敗れた。



淀に詰めかけた6万人超の観衆を沸かせた。テーオーロイヤルが長距離重賞3連勝で頂点まで駆け上がった。デビュー13年目、30回目の挑戦でGⅠ初制覇を決めた菱田騎手は白い歯をこぼした。

「今まで生きてきて一番うれしいです。4コーナーを回ってくるとき、20年前にここに見に来た自分に『見といてくれ』という気持ちでした。あのときの自分にありがとうと言いたいです」

道中は3番手につけたドゥレッツァをマークする形で進める。2周目の3コーナーで周囲が動き始めても、あわてなかった。下り坂を利用してスルスルと進出すると直線で先に抜け出したディープボンドを捉え、真っ先にゴールを駆け抜けた。

2004年5月2日、京都競馬場。サッカー選手を目指していた菱田少年は父・寿男さんに連れられて、初めて競馬を見た。大きな馬が歩くパドック、色とりどりの勝負服に身を包んで馬を追うジョッキー。全てが衝撃的で、まぶしかった。メインは天皇賞・春。10番人気イングランディーレがアッと驚く逃走劇を決めた。その日、騎手を志した。あれから20年。ウイナーズサークルのフェンス越しに観戦に来ていた父とガッチリと握手して「やっといいところをみせられたかなと思います」とほほえんだ。

岡田調教師も開業22年目でJRA・GⅠ初勝利。まな弟子とのタッグでの勝利に「感謝の気持ちでいっぱい。人馬ともほめてあげたいです」と感無量の表情だった。

2022年秋から骨折で1年近くの休養を余儀なくされたが、復活して一気にGⅠホースに。鞍上は「長いブランクがあって、競走馬として本当にしんどかったと思うのですが、そこを経て成長してきてくれて、自分の常識では分からない、すごい馬です」と相棒をたたえた。ライバルを圧倒した姿は、まさに〝帝王〟。人馬一体で、黄金時代を築いていく。(増本隆一朗)

テーオーロイヤル 父リオンディーズ、母メイショウオウヒ、母の父マンハッタンカフェ。鹿毛の牡6歳。栗東・岡田稲男厩舎所属。北海道浦河町・三嶋牧場の生産馬。馬主は小笹公也氏。戦績18戦8勝。獲得賞金5億1826万6000円。重賞は2022&24年GⅢダイヤモンドS、24年GⅡ阪神大賞典に次いで4勝目。天皇賞・春は菱田裕二騎手、岡田稲男調教師ともに初勝利。馬名は「冠名+王にふさわしい」。

■菱田 裕二(ひしだ・ゆうじ) 1992(平成4)年9月26日生まれ、31歳。京都府出身。2012年3月に栗東・岡田稲男厩舎からデビュー。同年4月14日の阪神1R(トーブプリンセス)で初勝利。13年NHKマイルC(ディアセルヴィス10着)でGⅠ初騎乗。18年北九州記念アレスバローズ)でJRA重賞初勝利。28日現在、JRA通算7083戦475勝(うちGⅠ1勝を含む重賞8勝)。160・1センチ、52キロ。既婚。

★アラカルト

阪神大賞典勝ち馬の同一年勝利 阪神大賞典が3月に実施されるようになった1987年以降、2023年ジャスティンパレスに続き2年連続13頭目。

◆菱田騎手 22年の3着(本馬)以来、2回目の騎乗で初勝利。JRA・GⅠは30回目の騎乗で初勝利。JRA重賞は本馬による阪神大賞典以来で今年3勝目、通算8勝目。

◆岡田調教師 のべ3頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠはのべ32頭目の出走で初勝利。JRA重賞は本馬による阪神大賞典以来で今年3勝目、通算9勝目。

リオンディーズ産駒 のべ2頭目の出走で初勝利。これまでの最高は22年(本馬)の3着。JRA・GⅠはのべ14頭の出走で初勝利。JRA重賞は阪神大賞典以来で今年3勝目、通算7勝目。

◆三嶋牧場 のべ7頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠは23年高松宮記念ファストフォース)以来、通算3勝目。JRA重賞は今年の毎日杯メイショウタバル)以来で今年5勝目、通算32勝目。

◆関西馬の勝利 23年ジャスティンパレスに続き2年連続。通算成績は関西馬38勝、関東馬47勝。

◆6歳馬の勝利 15年ゴールドシップ以来、9年ぶり8回目。

◆単勝1番人気馬の勝利 20年フィエールマン以来、4年ぶり通算40回目。

◆馬番⑭の勝利 20年フィエールマン以来、4年ぶり3回目。

★入場&売り上げ

天皇賞・春の入場者数は6万479人で前年比132・7%。売り上げは209億1900万8200円で同92・5%だった。




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【乗り替わり勝負度チェック!】天皇賞(秋)2023 春の天皇賞馬と東の若きエースがフィエールマンの再現を狙う! 2023年10月28日() 12:00


当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2020年以降の結果をもとに集計


編集部(以下、編) さぁ、秋の中距離路線の頂上決戦、天皇賞(秋)がやってまいりました。

新良(以下、新) 頭数は少ないですが、豪華メンバーが揃いましたね。

編 回避してしまったスターズオンアースがいればさらに、というところですが、それでもなお素晴らしい顔ぶれであることに変わりはありません。本当に楽しみです。

新 天覧競馬になりましたし、関係者の皆さんも力が入っているでしょうね。

編 好レースになることは間違いないでしょう。そして、馬券もしっかり的中させるべく、新良さんの見解を伺っていきたいと思います。

新 そうですね。私はそこで頑張らないと。

編 見解のほうはまとまりましたか?

新 はい。まず頭に入れておきたいのは、、天皇賞(秋)は乗り替わりが劣勢のレースということ。馬券に絡む場合は、1番人気に支持されるような抜けた存在か、もしくは人気薄というように、両極端な結果になっています。

編 人気にかかわらずまんべんなく、という感じではないんですね。

新 そうなんです。そして今年は、上位人気の面々が揃いも揃って継続騎乗という状況になっています。

編 ということは……。

新 過去の傾向を踏まえれば、穴狙いがベターということになりますよね。だから今年は、人気が一枚落ちる馬を指名することにしました。

編 では、気になる結論をお聞かせください。

新 鮫島克駿騎手から横山武史騎手に乗り替わる⑥ジャスティンパレスを狙います。

編 超大穴ではありませんが、ライバルが強力ですし、長丁場で結果を残していることが考慮されて、今回は伏兵視されそうな雰囲気ですね。

新 だからこそ、狙ってみて面白いと思っています。菊花賞3着や、阪神大賞典天皇賞(春)の連勝などから、ステイヤーというイメージが強いですが、もともとはホープフルSで2着に入った実績のある馬。皐月賞以降、2000mに使われていないだけで、普通に中距離をこなせる可能性は十分にあります。

編 確かにそうですよね。距離の守備範囲が広いタイプというパターンもあるでしょうし……。

新 思い出してほしいのは、2020年にアーモンドアイの2着に入ったフィエールマンです。菊花賞に勝ち、天皇賞(春)を2連覇していたことから、完全にステイヤー視されていましたが、2000mのスピード戦にもしっかり対応できましたよね。

編 すごいキレ味でした。上がり最速でしたよね。

新 父は同じディープインパクト。近年の長距離戦はスタミナだけではなく、スピードもあるタイプが強いですし、府中の二千、とくに天皇賞(秋)キタサンブラックのように両方を兼ね備えている馬が活躍する傾向にあります。「フィエールマンの再現」があってもなんら驚けないでしょう。

編 そして、横山武騎手がテン乗りで跨ることになりました。やはり、鞍上強化感があります。

新 スプリンターズSは、鮫島駿騎手から川田将雅騎手に乗り替わったママコチャが勝ちましたからね。鮫島駿騎手で宝塚記念3着なら、横山武騎手はどうか。そう考えると、期待度がかなり高まってくるのではないでしょうか。

編 横山武騎手にとって、東京芝2000mという舞台は問題ないですよね。

新 2年前にエフフォーリアでこのレースを勝っていますから、むしろ得意意識を持っていることでしょう。末脚を活かすタイプのジャスティンパレスにも合っていると思います。

編 3年前のフィエールマンは5番人気でしたが、この馬もだいたいそれくらいの人気に落ち着きそうな見通しです。馬券妙味は十分にあります。

新 相手が強いのでアタマまではどうかと思いますが、買い目のヒモには必ず入れておきたい1頭です。横山武騎手に、さすがというところを見せてもらいましょう。


★その他の注目乗り替わり★
新潟6R ③レイカットスルー野中悠太郎今村聖奈
京都9R ⑤プッシュオン武豊坂井瑠星
東京12R ⑦タイキスウォードM.デムーロ戸崎圭太


【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。

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【菊花賞】ドゥレッツァが5連勝でラスト1冠奪取 ルメールマジックが炸裂「すごくうれしい」 2023年10月23日(月) 05:00

新星誕生だ。クリストフ・ルメール(44)=栗・フリー=騎乗で、重賞初挑戦だった4番人気のドゥレッツァは、未勝利戦から5連勝で菊の大輪を咲かせた。管理する尾関知人調教師(51)もクラシックレース初勝利。2着に2番人気のダービー馬タスティエーラ、3着に1番人気の皐月賞ソールオリエンスが入り、関東馬が38年ぶりに上位を独占した。

3年ぶりに淀に帰ってきたクラシック3冠の最終戦。新たな怪物誕生にスタンドが揺れた。23年ぶりとなる皐月賞馬とダービー馬の対決に沸いた菊花賞で勝利をつかんだのは、遅れてきた大器ドゥレッツァ。未勝利戦から5連勝でビッグタイトルを奪取した。ルメール騎手は会心の騎乗に、右手でガッツポーズだ。

「勝つことができてすごくうれしい。1周目は静かな騎乗をしたかったけど、馬がすごく元気で前の方になったので、逃げたほうがいいと思いました」

ルメールの手綱がさえ渡った。不利といわれる京都芝3000メートルの大外枠から誰もが予想しない積極策をとった。

「逃げることはリスクだったけど、この馬は絶対にスタミナがある。自信がありました」

好スタートを決めると1周目の3、4コーナーで先頭に立ち、レースを引っ張る。初の〝逃げ〟にも戸惑いはない。向こう正面では一旦3番手に下げて脚をためた。最後の直線へ。ギアを入れるとメンバー最速の上がり3ハロン34秒6の脚で突き抜け、ダービー馬タスティエーラに3馬身半差をつけてゴール。ルメールマジックによるドゥレッツァの独壇場だった。

前走で条件戦に出走していた馬の勝利は2009年スリーロールス以来で、管理する尾関調教師にとっては初のクラシック制覇。「まだ夢見心地です。先行策だったので、最後どこまで脚が残っているかというところでしたが、本当にすごい馬だなと思います」と目を細めた。

昨年11月の初勝利後はセントポーリア賞(3歳1勝)を挫跖で出走を取り消すアクシデントもあったが、決して無理をさせずに成長を促し、一つずつ階段を上がった。先を見据え、大事にレースを使ってきたことが最高の結果に結びついた。師は「春先はスムーズにいかないところもあったけど、思った以上の成長力を見せてくれました。将来性は豊か。今後も楽しみです」と期待する。

次走は未定だが、「古馬が相手でも、長い距離でトップホースになれる。2000メートル、2400メートルのGⅠレベルでいい結果を出せると思います」と名手は力強く宣言した。破竹の勢いで勲章を手に入れた新星には、輝かしい未来が待っている。(増本隆一朗)

ドゥレッツァ 父ドゥラメンテ、母モアザンセイクリッド、母の父モアザンレディ。青鹿毛の牡3歳。美浦・尾関知人厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲キャロットファーム。戦績6戦5勝。獲得賞金2億7927万1000円。重賞は初勝利。菊花賞はクリストフ・ルメール騎手が2016年サトノダイヤモンド、18年フィエールマンに次いで3勝目。尾関知人調教師は初勝利。馬名は「激しさ、厳しさ(音楽用語)。父名より連想」。



■売り上げ、入場者数 3年ぶりに京都で行われた菊花賞の売り上げは195億294万6500円で前年比106・1%。入場者数は4万6757人だった。



■アラカルト

◆ルメール騎手 2018年フィエールマン以来の3勝目。JRA・GⅠは今年3勝目、通算46勝目。重賞は今年12勝目、通算141勝目。

◆尾関調教師 2頭目の出走で初勝利。前回は18年グローリーヴェイズ5着。JRA・GⅠは今年初勝利、通算3勝目。重賞は今年2勝目、通算15勝目。

ドゥラメンテ産駒 21年タイトルホルダー以来の2勝目。JRA・GⅠは今年5勝目、通算12勝目。重賞は今年11勝目、通算22勝目。

◆馬主…㈲キャロットファーム 13年エピファネイア以来の2勝目。JRA・GⅠは今年2勝目、通算33勝目。重賞は今年8勝目、通算137勝目。

◆生産者…ノーザンファーム 19年ワールドプレミア以来の8勝目。JRA・GIは今年10勝目、通算195勝目(他にJ・GⅠ3勝)。重賞は今年39勝目、通算800勝目。

◆関東馬の勝利 21年タイトルホルダーから3年連続38回目。関西馬は46勝。

◆前走が条件戦出走馬の勝利 09年スリーロールス以来で、1984年のグレード制導入以降では5回目。

◆重賞初挑戦での勝利 90年メジロマックイーン以来で、グレード制導入以降では3回目。

◆春のクラシック不出走での勝利 19年ワールドプレミア以来で24回目。

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【菊花賞 われかく戦う】ソールオリエンス・手塚貴久調教師「自信はありますね」 2023年10月17日(火) 04:59

クラシック3冠の最終戦、菊花賞が22日に京都競馬場で行われる。今年は2000年以来、23年ぶりに皐月賞馬と日本ダービー馬が激突。春の2冠を分け合った2頭はどちらが強いのか? 皐月賞ソールオリエンス(牡3歳)を管理する手塚貴久調教師(59)=美浦=を直撃した。18年にフィエールマン菊花賞を制しており、今回の手応えなどを聞いた。(取材構成・板津雄志)



──秋初戦のセントライト記念は2着だった

「外枠(❽枠⑭番)というのもあったし、ゴチャついたりしたくもなかったので、安全策で外を回ってもいいから馬の力を信じていこうと指示を出しました。結果的に4コーナーで外へ振られる不利を受けてしまった」

──負けたけど、収穫はあった

「折り合い面は前回の競馬を見る限り、少しズブい(反応が鈍い)くらいだったし、問題ないでしょう。馬体の形から受ける印象以上に、距離がもちそうな手応えは得られました」

──今回の舞台は京都芝・外回り3000メートル

「距離はもつと思うけど、走ったことがないのでね。ただ、京都というのがいいですね。正直、(2021、22年の舞台だった)阪神内回りだったら『菊花賞を使いましょう』とはなっていなかったかも。やはりソールオリエンスにとっては、直線が長い方がいいですから」

──菊花賞は2018年にフィエールマンで勝っている

フィエールマンは当時、7番人気だったくらいだし、自信なんてなかった。距離も1800メートルまでしか経験がなかったので。ソールオリエンス皐月賞馬で、距離も2400メートルまでこなしている。実績的に今回の方が自信はありますね」

──手塚厩舎は芝3000メートル以上でフィエールマンがGⅠ3勝、モンドインテロステイヤーズS(芝3600メートル)でV

「みんな距離適性の限界値を超える走りをしてくれたのかも。それと比べたらソールオリエンスは胴が詰まった体形をしているのがどうかだけど、3000メートルでも、もつようなイメージで普段の調教はしています」

──具体的にどんな調教をしているのか

「この馬に限らず、うちの厩舎ではインターバルをおくことを大事にしています。角馬場→Bコース(ダート)→Wコースか坂路というパターンで、間でインターバルをおくことで、馬が気持ちを抜くところを覚えてくれています」

──それが折り合いにもつながる

「そういう感じでやってきて、厩舎としても長距離でいい結果が出るようになりました」

──中間の状態は

「カリカリしたところもなく、使ってイメージ通りに雰囲気は良化。1週前の動きも十分なものでした。馬体はいつもトレセンにいるときと同じくらいまで回復していますが、中山や東京でも輸送で減るので、長距離輸送の今回はマイナス体重になるかもしれません」

──菊花賞には日本ダービータスティエーラも参戦予定。対戦成績は1勝1敗だが

「あちらは競馬が上手ですからね。今度は勝てるように頑張ります」

手塚貴久(てづか・たかひさ) 1964(昭和39)年9月20日生まれ。59歳。栃木県出身。父・佳彦氏が足利競馬場の調教師という縁もあって競馬の世界へ。美浦・佐藤全弘厩舎などで調教助手を務め、98年に調教師免許を取得、99年3月に美浦で開業。同年フェアリーS(ベルグチケット)で重賞初勝利。2011年朝日杯FSアルフレード)でGⅠ初制覇。JRA通算6586戦644勝、同重賞はGⅠ9勝を含む37勝(16日現在)。




★3000メートル以上で勝率29.7%

手塚厩舎は芝3000メートル以上で通算【4・1・2・8】。勝率26・7%、複勝率46・7%の好成績を残している。中身も濃く、4勝全てが重賞で、フィエールマンが2018年菊花賞、19&20年天皇賞・春モンドインテロが19年のステイヤーズSを制した。他にもダイヤモンドS(芝3400メートル)2着のコンラッドや、牝馬で天皇賞・春に挑戦して5着に入ったウインマリリンがいる。

皐月賞馬が12勝4敗

今年の菊花賞には、日本ダービータスティエーラも出走予定。3冠最終戦で皐月賞馬とダービー馬が激突すれば、2000年の皐月賞エアシャカール日本ダービーアグネスフライト以来で23年ぶり。3冠競走ができた1939年以降で対決は16回あり、皐月賞馬が12勝4敗と圧倒している。00年もエアシャカールが勝ち、アグネスフライトは5着だった。今年の春2冠ではソールオリエンスとタスティが1、2着を分け合った。さて、3冠目を勝つのは、どっち?!

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ディープインパクト産駒がJRA通算2750勝 父サンデーサイレンスを上回る偉業達成 2023年10月8日() 14:03

8日の京都競馬4R(障害オープン)で、ディープインパクトを父に持つロックユー(騸5歳、栗東・中内田充正厩舎)が1着となり、ディープインパクト産駒はJRA通算2750勝に到達。その父であるサンデーサイレンスの産駒が挙げた2749勝を上回り、単独での歴代最多勝記録を樹立した。

ディープインパクトは2005年に無敗でクラシック3冠を制するなど、計7つのGIを勝利。引退して種牡馬となってからも次々と活躍馬を送り出し、海外から多くの繁殖牝馬が集まるなど大人気となった。2750勝はあくまでもJRAのみの数字であり、海外でも日本馬による数々の大レース勝利や、オーギュストロダンによる今年の英ダービー制覇など多くのGI勝ちがある。ディープ自身は19年にこの世を去ったが、まだJRAには150頭以上の現役産駒が在籍。更新不可能といわれた父サンデーサイレンスを超えて、記録はまだまだ伸びていきそうだ。

ディープインパクトを生産したノーザンファーム・吉田勝己代表「(メモリアルは)障害で勝ちましたね。本当にすごい馬です。まだまだ(これから)です」

◆社台スタリオンステーション・徳武英介場長「サンデーサイレンスの記録は同じ系統の種牡馬がいない中でのものですが、ディープインパクトのそれは同じサンデー系のライバル種牡馬がひしめく中でのもので、しかも抜きん出ていますからね。内国産種牡馬の時代を作った馬といっても過言ではないですし、素晴らしい記録。まさに偉業だと思います」

ディープインパクト 父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア、母の父アルザオ。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、オーナーは金子真人ホールディングス(株)。現役時は栗東・池江泰郎厩舎に在籍し、通算14戦12勝(うちGI・7勝)の戦績を残した。

ディープインパクト産駒のJRA平地GI勝ち★

大阪杯アルアインレイパパレ、ポタジェ

桜花賞マルセリーナジェンティルドンナアユサンハープスター、グランアレグリア

皐月賞ディーマジェスティアルアイン、コントレイル

天皇賞・春フィエールマン(2回)、ワールドプレミア、ジャスティンパレス

NHKマイルC…ミッキーアイル、ケイアイノーテック

ヴィクトリアマイルヴィルシーナ(2回)、ジュールポレール、グランアレグリア

オークスジェンティルドンナミッキークイーンシンハライト、ラヴズオンリーユー

日本ダービーディープブリランテキズナマカヒキワグネリアンロジャーバローズコントレイル、シャフリヤール

安田記念リアルインパクトサトノアラジングランアレグリア、ダノンキングリー

宝塚記念…マリアライト

スプリンターズS…グランアレグリア

秋華賞ジェンティルドンナショウナンパンドラミッキークイーンヴィブロス、アカイトリノムスメ

菊花賞サトノダイヤモンドフィエールマンワールドプレミアコントレイル、アスクビクターモア

天皇賞・秋…スピルバーグ

エリザベス女王杯ラキシス、マリアライト

マイルチャンピオンシップトーセンラーダノンシャークミッキーアイルグランアレグリア(2回)

ジャパンCジェンティルドンナ(2回)、ショウナンパンドラ、コントレイル

阪神ジュベナイルフィリーズ…ジョワドヴィーヴル、ショウナンアデラ、ダノンファンタジー

朝日杯フューチュリティS…ダノンプラチナサトノアレス、ダノンプレミアム

有馬記念ジェンティルドンナ、サトノダイヤモンド

ホープフルSコントレイル、キラーアビリティ

※JBCレディスクラシック…アンジュデジール

(JBCレディスクラシックは京都で開催されたJpnI)

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フィエールマンの関連コラム

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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月27日(日) 中山11R 第65回有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

【登録頭数:23頭】(フルゲート:16頭)


<ファン投票上位馬>

クロノジェネシス(B)中7週
秋初戦の天皇賞(秋)では、パドックでうるさい面を見せていてそのあたりは気になったが、仕上がり自体は良さそうだった。間隔が詰まるよりは空いたほうが良いところのある馬。秋2戦目となるが、中7週と間隔も十分で、2週前、1週前と長めから追い切られていて今回も仕上りは良さそう。1週前の動きにも手応えに余裕が感じられた。ただ、欲を言えば、宝塚記念前の直線に向くまでの勢いと終いの伸びが見られれば、といった感じ。

ラッキーライラック(C)中5週
前からそうだが、追い切りでは硬い走りをする馬でなかなか良い感じがしない。この中間も、追われてからの硬さがみられ、直線に向く時の手応えも前走時のほうが良かったように見えた。

フィエールマン(B)中7週
中7週だが、この馬としてはこれまでで最も間隔が詰まっての出走。1週前追い切りは、珍しく単走なのかと思ったが、映像を見ると併走馬が直線でついてこれず独走する形で併せ馬にならなかっただけ。舌を出しながら走ってはいたが、1週前にビッシリとできているので出来は悪くない。

キセキ(A)中3週
前走時は、しっかりと乗り込まれていて天皇賞(秋)当時よりかなり良くなっていた。それでも、パドックでは力強さはあったもののまだお腹のあたりに少し余裕が感じられ、まだ絞れそうな印象も。この中間は、中3週となり1週前追い切りではCWを単走で追われている。この馬の良い時の、首が前に出て前脚が真っ直ぐ前に伸びる走りと、気合いが乗っている様子が見受けられた。前走からさらに良くなった感じ。出遅れの不安はある馬だが、角居調教師最後の有馬記念となる今回、ビッシリと仕上げてくるハズでその点でも不気味。

ワールドプレミア(C)中3週
前走が長期休養明けも、馬体はマイナス体重と予想以上に仕上げてきていた印象だった。ただ、坂路中心の追い切りでCW中心の友道厩舎の馬とすれば、少し無理したところもあったのかもしれない。今回は反動が出るか、上積みがあるか気になるところだが、1週前追い切りをCWで行っている点からは、これまでの調教内容に戻ったと良いほうに考えて良さそう。あとは、(パドックでテンションが高くなる馬なので)最終追い切りは強く追いたくはないがそれで仕上がるのか、という部分が難しいところ。

ブラストワンピース(D)中7週
この中間も、追い切りの時計は特に悪くない。ただ、若い頃に見せた前脚が高く上がって力強く書き込むグラスワンダーのような走りができていない。1週前追い切りの動きを見ても、先着してはいるものの併走相手のほうが手応えは良く、前脚が上がっていないので迫力なく映った。あとは、今年好成績の横山武騎手がどう乗るかに希望を託すしかなさそう。

ユーキャンスマイル(B)中3週
秋2戦は相性の良い左回りで結果が出ていない。パドックでもここ2戦は良い時のような張りがない感じにも見えた。ただこの中間は、日、水、日とCWでの併せ馬を3本。1週前追い切りでは力強い動きを披露し、叩き3戦目で状態は良くなってきているように感じる。

カレンブーケドール(B)中3週
前走時は調教の時計や動きが物足りなかったものの、レースでは3着争いに加わり、しぶとさを見せて大崩れのないところを見せてくれた。この中間は、中3週と間隔は詰まるが1週前追い切りでは坂路で良い動きを披露し、前走時よりも良くなっている印象を受けた。

ラヴズオンリーユー(B)中5週
エリザベス女王杯では◎にした馬。前走後はジャパンカップ、香港と候補はあったが、結局ここまで待っての出走となり、乗り込み量も豊富。前走までは坂井瑠騎手が調教で跨ることが多かったが、この中間は調教助手が騎乗して調整されており、何かを修正してきているのかもしれない。動きも良く、前走から引き続きの好状態で出走できそう。


<以下、賞金上位馬>

サラキア(B)中5週
同期のアーモンドアイラッキーライラックとは少し力量差のあった馬だが、今秋は調子が良いようで、エリザベス女王杯ではラッキーライラックと差のない競馬と、勢いを感じる。今回はさらに相手が強くなるが、引き続き調子良好の感。好走も期待できそう。

オーソリティ(C)中6週
骨折明けの前走を勝利して2連勝。この中間も2週前、1週前と併せ馬で先着しているが、動きを見ると右回りの追い切りだと終いの伸びが物足りない印象を受ける。左回りのほうが向いているのかもしれない。

ペルシアンナイト(D)中4週
2000mでは皐月賞大阪杯札幌記念と2着の実績はあるが、勝ち鞍は1800mまで。このぐらいの距離が今は良いというよりは、得意の距離では歯が立たなくなってこちらの距離に回ってきたというような感も受ける。ただ、そう簡単に勝ち負けできるというほど、こちらはこちらでレベルは低くないし、特に強調するほどのこの中間でもない。

バビット(C)中8週
菊花賞時は、距離を意識したのか1週前追いをCWに変えてきていた。今回は、中8週と間隔を十分にとってのこれまで通りの調整。坂路で乗り込まれ、1週前も坂路でというメニューに戻している。ただ、動きを見ると、時計ほど伸びている感じはなく、この相手でこの走りだと物足りない感じがする。

モズベッロ(D)6ヶ月
3着に好走した宝塚記念からの休み明け。坂路で乗り込まれているものの時計は平凡で、併せ馬でも遅れが続きと、状態は戻っていない印象。

オセアグレイト(B)中2週
追い切りでは速い時計の出るタイプではないが、動きに柔らかさがあって良い走りをする馬。この中間も、間隔は詰っているが1週前の金曜日に追い切られて前走時並みの時計をマーク。調子は維持できていそう。

クレッシェンドラヴ(D)中3週
前走は相手も強かったが、あまり使われてこなかった左回りも響いた印象。調教での時計も物足りなかった。この中間も大きく変わった感じはなく、ここも相手が強いので厳しそう。


このコラムからの推奨馬は、キセキフィエールマンクロノジェネシスユーキャンスマイルの4頭をあげておきます。



◇今回は有馬記念編でした。
毎年、年末のコラムや、笠松で開催しているウマニティ杯くりーく賞などで「来年も無事に競馬が開催されることを願い」という言葉を使ってきていましたが、今年ほどこの言葉が重く感じた年はなかったのではないでしょうか。何よりも1年間、毎週途切れることなく競馬が開催されたことに感謝したいと思います。緊急事態宣言があり、様々な競技が開催できなくなっていた中でも、競馬がスポーツと娯楽を提供し、税収も確保してきたことは、非常に大きな意味があったと思っています。ずっと思っていることですが、今年改めて、30数年前に数あるエンタメの中から競馬をチョイスした自分の目も間違っていなかったと、そんな風にも感じています。
そんな中で行われる今年の有馬記念ですが、ジャパンカップに出走した3冠馬3頭の出走がないことこそ少し残念ですが、楽しみなメンバー構成で行われます。年末のお祭りでもある有馬記念は、ぜひともたくさんの人たちに馬券を買って楽しんでもらい、少しでも売上が伸び、コロナ禍のなか頑張ってくれている人たちのために税金を使ってもらえればと思ったりもしています。
今年は短期免許の外国人ジョッキーも不在で、日本のジョッキーにとってもアピールするチャンスでもあります。馬も人も、来年に向けて素晴らしいレースをしてほしいと期待しています。そして、こういう状況下、ある意味“ひとつの奇跡”として繰り広げられる2020年の有馬記念を、この目に焼きつけたいと思っています。
まだまだ先の見えない世の中が続いていくことと思いますが、まずは健康に気をつけて医療現場に負担をかけないようにして、それぞれができることをできる範囲で行っていきましょう!

それでは次回、第5回ウマニティ杯くりーく賞編(予定)でお会いしましょう。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2020年12月25日(金) 16:00 覆面ドクター・英
有馬記念・2020
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先週の朝日杯FSは、グレナディアガーズがフランケル産駒らしく高い潜在能力を見せて、川田騎手が内から巧く差してきて勝利。コラムでも書いたように「大駆けのある馬」とは思っていましたが、頭での馬券は狙えず。もうちょっと強気に行ければなあと思っています。

今年は、この後、入れ替え戦にまわることになりそうですが、最後までやれることをやって結果を残したいと思っています。約6年に渡るプロからずり落ちても、いちウマニティ会員として、競馬好き飲み会参加などを目標に頑張っていきます。個人的には、ホッカイドウ競馬(道営競馬)の小論文を突破して委員となり、地方から中央競馬発展のために尽力したいというのがこの先の夢です。

最終回なので、プロになった時の話を少ししようと思います。プロテストでは、当時失格者が出ての繰り上がり補欠合格でした。3連単でホームランをかっ飛ばすいっくんプロも北海道出身で同期でもあり、リスペクトしている予想家の一人です。北海道から飛行機で銀座まで行って、面接を受けてのデビューでしたが、補欠合格だったぶん、数ヶ月遅れでした(笑)プロ活動期間は調子のいい時も悪い時も含めて楽しかったですよ。是非、この先、やる気のあふれている人はプロを目指して頑張って欲しいです。ネット上でも当たれば神、外れれば詐欺師、と言われる立場ですが、最近はすっかり興味を失われて良いコメントも悪いコメントも無くなりました(笑)まだ地方プロと香港プロは残っているので、そこでも頑張りつつ、再度勝ち上がってこれるよう実力アップを図りたいと思っています(最近、ロジックを変えて大きいのがまた当たるようになってきたので、正直、入れ替え戦でのヒリヒリするような勝負が楽しみでなりません)。

自身の活動としては、北海道に移住してくれる人が増えてくれたらいいなあ、というのが根底にありましたので、テレワークの時代になり、是非そのような流れになっていけばと願っています。食べ物は美味しいし、家賃は高くないし、「密」とは正反対の「疎」の世界だけに、コロナ禍の状態では、「あり」だと思います。これまで、ご愛読いただきありがとうございました。入れ替え戦で勝ち残れたら、その時はまたフェブラリーSでお会いしましょう!


<全頭診断>
クロノジェネシス:強い牝馬の時代を象徴するような形で宝塚記念を圧勝。今年は、牡馬と一緒でも安定して上位に来ており、スタミナも豊富で当然有力。

フィエールマン菊花賞馬で天皇賞(春)を連覇しており、ステイヤーと思われがちだが、前走の天皇賞(秋)でも高く評価したように、中距離適性も十分あって鋭い末脚も使える馬。母がフランスの良血繁殖牝馬であるディープインパクト産駒だけに、ここを勝って、ディープインパクトの正当な後継種牡馬として世界に向けた種牡馬になってほしい。ノーザンFとして、年に1頭しか産めない牝馬より、勝ってこの馬の種牡馬としての価値を高めたいという願望が、ルメール騎手配備に現れているのでは。

ラッキーライラック桜花賞で1番人気ながらアーモンドアイに負け、ショックだったのか(笑)そこからやや低迷期間続いた。そして、スミヨン騎手の騎乗でスイッチが入った(?)か、オルフェーヴル譲りの成長力(?)か、いずれにせよ古馬になって活躍を続けるようになって、いよいよここが引退レースとなる。フィエールマンにルメール騎手をとられてしまったが、福永騎手を用意してもらった。ただ、先週の朝日杯FSでレッドベルオーブが口を割って暴走したように、ソフトタイプの福永騎手が合わないという可能性はありそう。

カレンブーケドール:コンビで活躍してきた津村騎手が下ろされて、大一番に強い池添騎手へのスイッチとなった。ちょっと気の毒だが、津村騎手はG1実績が少ないだけに仕方ないのだろう。JCでも思ったより後ろから差してきたように、3強に食らいついており、ここでも好勝負可能。ディープインパクト×2歳、3歳チリ女王という配合で、瞬発力はそうでもないが底力あり。

ワールドプレミアワールドエースヴェルトライゼンデの下で、昨年の菊花賞馬。11ヶ月ぶりの前走JCでも調教の動きがよく、間に合ったと思い印を打ったが、0.8秒差の6着。三強の壁は厚かったが、使った反動が出ずに良化がみられるここは、好走可能。

オーソリティ:母母シーザリオだけありスタミナ十分で、青葉賞勝ちの後は骨折で半年開いた前走アルゼンチン共和国杯を勝った。近年はアルゼンチン共和国杯からここにつながったりもするのだが、正直今年は......。低レベルなレースだった印象で、ここではまだ厳しいのでは。

キセキ:前走は浜中騎手が抑えるのを諦めたような超ハイペースな大逃げだったが、好レースとなった影の功労者なのかも。ただ、さすがに大暴走後のここは狙いにくい。

ブラストワンピース:一昨年の有馬記念馬なのだが、今年はうまくかみ合わないレースが続き低迷。不器用な巨漢馬だが、若手のホープの横山武騎手がどんな騎乗みせるかは楽しみ。馬券的には買わない予定ではあるのが。

ラヴズオンリーユー:前走あたりは結構ハード調教を積んでいたので、そろそろ状態下降かなともみていたのだが引き続き動きは良い。ただ中山自体初めてで、前走の阪神でも坂で鈍っていた。あまり向く舞台ではないとの印象。前走で凡騎乗のデムーロ騎手も、ちょっとピークを過ぎた感が強くなってきた。

バビット菊花賞では3番人気10着と凡走したが、このコラムでもふれたように、割と予測しやすかった凡走では。ローカル中距離重賞で逃げてしぶとく稼ぐサイレントハンターみたいなタイプ(といっても例えが古すぎるか)で、G1でどうこういう馬でないのでは。

サラキア:府中牝馬S勝ち直後に、とうとうG1エリザベス女王杯でも2着と5歳秋にして今がピークなのかもしれない。ただ中山2500m向きではない印象。

ユーキャンスマイル:春は阪神大賞典勝ちもあり天皇賞(春)もそこそこだった。ただ秋になり1番人気でアルゼンチン共和国杯で4着、JC12着とパッとしない状況。年齢的にまだやれていい5歳の暮れだが、狙いにくい。

ペルシアンナイト:母がゴールドアリュールの全妹で、ハービンジャー産駒だけに、マイル寄りでの活躍から最近は中距離シフトしてきているのかもしれない。ただ、ズブくなってきたからこの距離で、という相手関係ではなく厳しい。

クレッシェンドラヴ:福島が得意な馬で昨年の福島記念、今年の七夕賞勝ちがあるだけに、似た要素のある中山金杯あたりが良いのでは。

モズベッロ宝塚記念では12番人気ながら3着と好走し、このレースと同舞台の日経賞ミッキースワローの2着。激走の下地はありそうで、少額穴で狙うにはいい馬ではないだろうか。

オセアグレイト:今年はダイヤモンドS3着、ステイヤーズS勝ちと数少ない3000m超のレースで好走するステイヤー。中山2500m自体はいい条件なのだろうが、相手関係が厳しい。


<まとめ>
有力:フィエールマンクロノジェネシスラッキーライラック

ヒモに:ワールドプレミアカレンブーケドール

穴で:モズベッロ

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2020年12月20日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2020年12月20日号】特選重賞データ分析編(233)~2020年有馬記念~
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 有馬記念(グランプリ) 2020年12月27日(日) 中山芝2500m内


<ピックアップデータ>

【前走の騎手別成績(2015年以降)】
○今回と同じ騎手 [5-4-3-36](3着内率25.0%)
×今回と異なる騎手 [0-1-2-29](3着内率9.4%)

 過去5年の3着以内馬15頭中12頭は、前走と同じジョッキーが騎乗していた馬。いわゆる“乗り替わり”で臨んだ馬は苦戦していました。計画的な参戦で乗り慣れているジョッキーの確保に成功した馬を高く評価すべきでしょう。

主な「○」該当馬→未定(キセキクロノジェネシスらが該当する見込み)
主な「×」該当馬→未定(オーソリティカレンブーケドールフィエールマンラッキーライラックらが該当する見込み)


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降、かつJRA、かつG1のレース”において1着となった経験がある」馬は2015年以降[3-4-5-16](3着内率42.9%)
主な該当馬→クロノジェネシスフィエールマンラッキーライラック

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2020年11月27日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】ジャパンカップ展望/意外とスンナリ決まらない最近の3強対決
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先週は豪華メンバーのマイルチャンピオンシップが行われた。

当日の阪神芝は前日以上にインが有利。レシステンシアが内枠からスンナリ単騎の逃げを打ったことで、レース全体も先行イン有利の決着となった。

その中で絶好位につけて抜け出して来たのは人気のグランアレグリア。道中の折り合いを心配したが結果的には全く問題なく、直線少し前が詰まるシーンもあったが、体勢を立て直してからの脚の鋭さには目を見張るものがあった。まさに完勝。不安要素もあるとみて最終的な評価は3番手に下げたが、終わってみればとんだ見立て違いだった。

レースの明暗を分けたのは展開だ。当コラムで、「恐らくレシステンシアの逃げはそれほどハイペースにはならず流れは落ち着く可能性が高い」と書いた通り、落ち着いた流れになったことで、外を回った馬はほぼノーチャンスだった。

レシステンシアの北村友騎手に「もっと飛ばして欲しかった」という意見も見られたが、そもそもレシステンシアはこれまで実質的なハイペースで逃げたことはない。阪神JFは確かにそれなりの流れだったが、隊列はスンナリ、前走で1400mを使われていたことで、馬なりでもそれなりのスピードを発揮しただけのことだ。

北村友騎手は馬の気持ちを重視する「馬なり系」のジョッキー。強引に飛ばすような逃げはまずしないので、その特徴通りだった。騎手の特徴を知っておけば、無茶な期待をすることはない。逆に騎手の特徴を知らないままだと、何でもっと違う乗り方をしないんだと、不満ばかりが溜まっていく。納得いかない騎乗があったら、文句を言う前にその騎手について調べた方が良い。

(騎手の動き・特徴については『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』を読めばわかるようになります)

…と偉そうに語ってしまったが、私の本命は◎サリオスだったので、何も言えないのが悔しい。

~意外とスンナリ決まらない”3強”のG1レース

さて、今週末はこの秋屈指の、いや、21世紀屈指の好カードジャパンカップが行われる。

2年前の3冠牝馬にして8冠馬のアーモンドアイに、3歳牡馬牝馬の無敗の3冠馬コントレイルデアリングタクトの激突。この対決は海外遠征があまりできないコロナ禍がもたらした面もあり、今後も恐らく観ることのないドリームマッチとなりそうだ。

こういったレースは得てして馬券的には面白くないケースもあるが、今年はなかなか伏兵陣も充実している。昨年の香港ヴァーズを制し、前哨戦の京都大賞典をステップに臨むグローリーヴェイズ、2年前の2着馬で近走は復調気配を感じる古豪のキセキ、昨年の2着馬でオールカマー2着からココに臨むカレンブーケドールなどなど、通常ならば人気の一角を占めそうな有力どころが参戦。サートゥルナーリアの故障回避は残念だが、それでも十分豪華なメンバーと言えるだろう。

ちなみに、3強対決は今年のG1でも複数回見られるが、3頭での決着はほとんど見られない。3強の定義をどうするかが難しいところだが、仮に、

1、1番人気馬が2倍以上
2、2~3番人気が5倍程度までで拮抗
3、4番人気が10倍超程度と上位3頭から離れている

以上を3強を定義すると、条件にほぼ収まる今年のG1レースは以下の4度あった。

皐月賞

2.7倍 コントレイル →1着
3.6倍 サトノフラッグ →5着
3.8倍 サリオス →2着
(4番人気ヴェルトライゼンデは13.0倍)

天皇賞(春)

2.0倍 フィエールマン →1着
5.0倍 ユーキャンスマイル →4着
5.3倍 キセキ →6着
(4番人気ミッキースワローは11.9倍)

宝塚記念

2.4倍 サートゥルナーリア →4着
4.1倍 クロノジェネシス →1着
4.9倍 ラッキーライラック →6着
(4番人気ブラストワンピースは9.9倍)

スプリンターズS

2.2倍 グランアレグリア →1着
3.9倍 モズスーパーフレア →10着
5.1倍 ダノンスマッシュ →2着
(4番人気レッドアンシェルは13.3倍)

結果はご覧の通り、3強での決着は皆無だ。

さらに遡っても、3強っぽいオッズはしばしば発生しているが、驚くほどその3頭で決まることはない。それらしい決着でいうと2017年の朝日杯だろうか。

2.3倍 ダノンプレミアム →1着
3.9倍 タワーオブロンドン →3着
5.3倍 ステルヴィオ →2着
(4番人気ダノンスマッシュは8.7倍)

オールドファンなら、マヤノトップガンが差し切り、以下サクラローレルマーベラスサンデーで決まった1997年の天皇賞(春)などが3強対決&3強決着として思い浮かぶかもしれないが、近年は意外なほど一筋縄では収まっていない。

もし人気の3冠馬3頭で決まったらごめんなさいだが、馬券的には3頭のうち2頭くらいが馬券に絡み、1頭は別の組が入る…というような買い方が面白いのではないか。

例えば軸馬Aから、3強の残りBCを2列目に、3列目にはあえてBCを入れずに買うというような組み方は効率も良く、期待値も大きいように思う。

ジャパンカップの有力馬&穴馬

というわけで、最後は3強のなかで最も有力と考える馬と、3強以外の伏兵候補を1頭挙げておきたい。

コントレイル

菊花賞は外が有利な馬場状態の中での内枠。スピード豊富なこの馬には、馬場も枠も厳しい条件だった。それでもアリストテレスに詰め寄られながらも退けたのは地力の高さゆえ。東京芝2400mに替わるのは間違いなくプラスで、レースセンスも高く不発リスクの少ないタイプ。3強の中でも最有力とみる。

ユーキャンスマイル

かなり人気は落ちそうだが侮れないのがユーキャンスマイル。前走のアルゼンチン共和国杯は馬場の悪い内を通らされたことと久々が敗因で、悲観するものではなかった。昨年は内が伸びるレースだったジャパンカップだが、その中で外からよく伸びていたし、左回りの長丁場はベスト。今年は昨年よりも外が伸びる馬場になる可能性が高く、岩田騎手の決め打ち的な騎乗がハマれば怖い存在になりそうだ。

※週末の重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2020年11月20日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】運よく人気薄が引っ掛かるのも必然/マイルCSの穴馬候補
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先週はエリザベス女王杯が行われ、1番人気のラッキーライラックが、直線力強く抜け出し連覇を達成。大外枠を不安視されたが、それを払拭する見事な勝利だった。このまま順調に行けば次走は有馬記念に出走する可能性もある。そうなると、今週同じく有馬記念に参戦を表明したクロノジェネシス、そしてフィエールマンなどとの激突が実現することになる。今から年末の大一番を楽しみに待ちたい。

馬券とは別に、様々な議論を呼んだのがノームコア=横山典騎手のアッと驚く逃げだろう。控える競馬で結果を出してきた同馬のいわば”奇襲”に賛否両論…というよりは圧倒的に”否”の意見が多かったように思う。2番人気で16着という結果を目の前にすれば、何か言いたくなるのも仕方ない。

もっとも、過去のレースを綿密に振り返ると、今回の逃げは決して特別なことをしたわけではない。基本的にこれまで通り、スタートからギアを入れずにフワッと出して行くレースをしただけだ。ただ今回はさらに距離が延びた上に、他馬がまったく行く気を見せなかったので、結果的に「1番手」に収まってしまった。これはある意味横山典騎手の得意パターンでもあり、あそこから気分良く逃げてそのまま…ということも多々あった。ただ誤算は恐らく1コーナーだろう。もう少しフワッと入れれば良かったが、そこで掛かってエキサイトしてしまった。こうなるともう手が付けられない。直線早々にガス欠したのは、前半の折り合いが上手く行かなかったことに尽きる。

それでも、個人的には同騎手らしい勇気ある素晴らしいチャレンジだったと思う。

武蔵野Sは毎年荒れるドル箱レース

さて、そんな先週だったが個人的な見せ場はまたしても土曜日、武蔵野Sだった。本命にしたのは◎エアスピネルエルムSは条件が合わなかったが、その一戦で人気が一気に落ちていた。

加えて武蔵野Sは難解なレース。昨年も波乱になったように、ダート競馬の中では差しが届きやすく、通常のダート戦で求められる先行力や立ち回りとは異なる能力を問われる。難解なレースは敬遠するのではなく、むしろ難解なレースは高配当を仕留めるチャンス。今年も波乱があるとみて手広く攻めた。

「競馬は思い通りに行かない。思い通りに行かないことを認めて、その前提で予想をする」

ということである。結果としてかなり高めのソリストサンダーが突っ込んできてくれて、3連複は3万馬券、3連単は20万馬券。



運よく人気薄が引っ掛かったように見えるかもしれないが、そうではなく、運よく人気薄が引っ掛かるレースを選んで勝負している、ということである。本コラムでも再三書いているが、改めてレース選択の重要性、波乱度の高いレースを狙うことの大事さを感じた。武蔵野Sは基本的に波乱の構造なので、来年も忘れないでおきたい。

マイルチャンピオンシップ展望

さて、今週末はマイルチャンピオンシップが開催される。来週はジャパンカップが控えているが、負けず劣らずの豪華メンバー。マイルG1ホース8頭が顔を揃えた。

人気は安田記念の覇者グランアレグリア毎日王冠からの参戦となりコントレイル以外に負けたことがないサリオス、そして昨年の春秋マイル王インディチャンプの3頭だろうか。

いろいろ考えて行くとやはりこの3頭は強そうだが、果たして3頭で決まる確率はどれくらいだろうか。割に合うオッズになれば良いが、今回は上位人気勢のあとに控えている伏兵勢もそれなりに強力なので、やはりひと捻りは加えてみたいところ。

恐らくレシステンシアの逃げはそれほどハイペースにはならず流れは落ち着く可能性が高い。というのも、北村友騎手は無茶をするタイプではない。できるだけ馬なりで入って、そのリズムを守るのが同騎手の流儀だ。スタートが速く加速力もあるレシステンシアだが、そこからは出たなり。他の馬が絡んでくれば譲る可能性もあるし、絡んで来なければ淡々と流れる。

今は馬場が速いので字面は速くても隊列はやや前が有利、差し一手だと厳しいだろう。

というわけで、上記3頭以外で狙いたいのはアドマイヤマーズ

スワンSは厳しい内枠だったが、それでも最後までじわじわ伸びて一定の力は見せた。もともと叩き良化型で1F延長も歓迎、阪神に替わるのもプラスだろう。川田騎手ならそれなりに位置を取ってくれる可能性は高く、前を見ながら絶好位につけられそうだ。一角を崩すチャンスがある。

※週末の重賞の結論は、『TAROの競馬』にて一部無料公開予定。また、馬券の買い方や券種の選び方なども含めた結論は、競馬ノートにて限定配信の予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2020年11月14日() 08:30 覆面ドクター・英
エリザベス女王杯・2020
閲覧 3,651ビュー コメント 0 ナイス 10

前回の当コラムでは、フィエールマンアーモンドアイクロノジェネシスの3頭を推奨。その通りの3頭で決まったわけですが、あとはフィエールマンアーモンドアイを差し切って帯封ゲットとなるはずも、結果はご存知の通り......。そう甘くはないですね(笑) ただ、勝てたこと自体は良かったので、今週こそはガチっと稼ぎたいものです(北海道はコロナがまた増えてきていて、結構大変な状況です)。


<全頭診断>
1番人気想定 ラッキーライラック:昨年のこのレースの勝ち馬でもあり、G1 3勝していて、春には牡馬相手に大阪杯勝ちもあり当然有力。調教の動きも鋭く、ここも当然有力。ただ札幌記念を見ると、若干力が落ちてきているのでは(落ち目のペルシアンナイトに1馬身半も負けるのはちょっと......。)。

2番人気想定 ノームコア:昨年のヴィクトリアマイル勝ちもあり、夏の札幌記念ではラッキーライラックにも先着し勝利。半妹のクロノジェネシスも秋の天皇賞で3着と活躍を示し、血統的にも勢いがある。実績がややマイル寄りであることと、関西への輸送で結果が出ていないあたりが問題か。

3番人気想定 ラヴズオンリーユー:昨年のオークス馬で、昨年のこのレースでも1番人気(結果は3着)に推された。今年は、正直合うところを使えず距離不足で結果を出せていない状況が続いている印象。ここに向けては、調教万全で、本番にあわせてくる矢作厩舎の力量はさすが。この人気なら頭を期待したいくらい。

4番人気想定 センテリュオ:昨年このレースで4着以降はいまひとつだったが、前走のオールカマーで久々の勝利。ただ今年は全て渋った馬場でのレースばかりで、評価は正直難しい馬。

5番人気想定 サラキア毎日王冠を圧勝したサリオスの半姉で、府中牝馬Sで3馬身差の圧勝をみせての参戦。血統的にもこの時期が良い可能性もあり、楽しみ。

6番人気想定 リアアメリア:ローズSは強い勝ち方だったが、ある程度予測された使って2戦目の秋華賞を惨敗(2番人気13着)して迎える。能力の高さと脆さがあり、この距離もそう向かなそうで妙味はあまりない。

7番人気想定 ソフトフルート:当コラム(秋華賞編)でも、2勝クラス圧勝を高評価した1頭で、当日の9番人気は意外だった。今年の3歳世代はトップ以外は弱いと言われており、斤量差を生かしてどこまでやれるか......。

8番人気想定 エスポワール:牝馬重賞で今年3戦全戦1番人気に推されているように期待されているのだろうが、3着、12着、2着と実態はオープン勝ちがないのに人気先行感の強い馬。強い相手のほうがいい走りをする可能性もあるが、妙味はあまりないか。

9番人気想定 ウラヌスチャーム:前走新潟2200mの新潟牝馬S勝ちでの参戦となる。長めの距離で実績を残しているルーラーシップ産駒だが、阪神2200mの今年は損している側では。

10番人気以下想定
ウインマリリン:春は絶好調でオークスでも2着したが、秋は体調が整わず、ぶっつけの秋華賞でも15着と予想通りの凡走。ここもまだ良化途上に見えて、要らないのでは。

ウインマイティー:春は忘れな草賞を勝って臨んだオークスでも3着と好走したが、秋は紫苑Sも秋華賞も人気で凡走している(6着と9着)。叩いて上昇してきており、同じウインでも買えるのはこちらか。

ミスニューヨーク:紫苑S5着、秋華賞5着とそれなりの結果の今秋だが、弱いと言われている3歳世代にあって瞬発力のないキングズベスト産駒だけに、馬券的には要らないのでは。

サトノガーネット小倉記念で2着と激走したが、展開的にはまった部分もあり、ここは追い込みが通用しない舞台。

シャドウディーヴァ:府中牝馬Sで2着と、人気はないが穴では面白い馬では。

サムシングジャスト:府中牝馬Sで3着まで来たが、渋った馬場で瞬発力不足を補えたヴィクトワールピサ産駒で、ここでの激走は期待薄。

ロサグラウカ:昨年12月に3勝クラスを勝ちオープン入りしたがその後はさっぱり。前走の新潟牝馬S7着も惜しくない結果で狙えない。

リュヌルージュ:6月はマーメイドSで3着と好走したが、七夕賞8着からのぶっつけは厳しい。

カーロバンビーナ:3勝クラスですら凡走している現状では厳しい。


<まとめ>
有力:ラヴズオンリーユーラッキーライラック

ヒモに:ノームコアサラキアソフトフルート

穴で:シャドウディーヴァ

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フィエールマンの口コミ


口コミ一覧

POG2024-2025始動

 uni0920 2024年7月1日(月) 21:01

閲覧 64ビュー コメント 0 ナイス 1

POG2024-2025シーズンの始まりですよー。

トレンドはオーストラリアの牝系だ。
そして種牡馬はキズナかエピファネイア。ラストクロップのドゥラメンテか。フィエールマンにがんばってほしいけどおそらく初年度からは難しいでしょう。ロジャーバローズも去年今年と様子見で、これからどんな仔だしてくれるのかと思ってたけど先日早逝してしまい残念。

そんな感じで今年は15頭。

マスカレードボール
ドゥラメンテ×マスクオフ。サンデーの3×3。気性と体質がどうでるか。今のところ順調そうでなにより。オーナーは社台、手塚厩舎。期待の牡馬。
インザスカイ
キタサンブラック×ダイヤモンドディーバの牡馬。友道厩舎らしい。やっぱりキタサンブラックにディンヒルの血はいいんじゃないかな。ただダイヤモンドディーバの仔は牝馬しか走ってないのが気掛かり。
ノクターン
キタサンブラック×ラッドルチェンドの牝馬。キムテツ厩舎。鶏跛らしい。どんな怪我?か詳しく知らんけど、無事デビューできたらいいな。ラッドルチェンドの父がディンヒルダンサー、母はラブズオンリーミーだから期待はしている。
メリッサバローズ
サートゥルナーリア×オーマイベイビーの牝馬。ステラヴェローチェの半妹。友道厩舎。オーナーと友道厩舎のタッグはめずらしいね。ま、父サートゥルだから走るでしょ。
ヨヒーン
キズナ×レディイヴァンカの牝馬。半兄ホウオウトランプも指名してました。母ティズナウ系。藤田晋オーナーで杉山晴紀厩舎。血統はもちろんのこと、名前が決定打よね。
シームルグ
キズナ×ラルムドランシュの牝馬。ノースヒルズがオーナーで高野友和厩舎。キズナには母父ダンシリ。走るでしょ。
ジェルブロア
キズナ×イングランドローズの牝馬。ノースヒルズがオーナーで矢作厩舎。こちらもキズナに母父ダンシリ。走るでしょ。
サンライズグラシア
サートゥルナーリア×ワイルドウインドの牡馬。社台生産。矢作厩舎の予定らしい。ディンヒルの牝系で半兄にゼッフィーロ。走るっしょ。
ミラージュナイト
バゴ×ラキシスの牡馬。辻野泰之厩舎。ノーザン生産のバゴは走るんだわ。しかも良血となりゃ期待しかない。POG始めた年にラキシスの仔(父リオンディーズ)指名してデビューしなくて数年ラキシスの仔は気にもしてなかったけど、その指名してた仔がヴァージンマリーって名前で繁殖にあがってて21年にバゴを種付けして出産したけど、すぐ亡くなってしまったらしく悲しかったけど、母ラキシスにバゴつけられたし、半兄マキシ、半姉レッドミラージュと活躍してるので、これは絶対指名だと。ノーザンもクロノジェネシス、ステラヴェローチェと活躍しているバゴ産駒を出してるから繁殖の質があがってる。バゴ推し。
ウォークロニクルの2022
バゴ×ウォークロニクルの牡馬。厩舎不明。母父ウォーエンブレム。母の母クロノロジスト。つまりほぼクロノジェネシス。母の半姉ハピネスダンサーの仔もバゴつけられてるけど、私はこっちを選んだ。どっちも走りそうだけどね。この一族もよく走る良血一族ですね。
レッドシュテルン
サクソンウォリアー×エリーシズワールドの牡馬。中内田厩舎。懲りずに今年もサクソンウォリアー。母父ディンヒル系、母母父シングスピール。ディンヒルの4×3がいかほどのものか。早期デビューに期待。
ブルクトーア
サクソンウォリアー×エルヴァスⅡの牡馬。オーナーはキャロット、長谷川浩厩舎。またまた懲りずにサクソンウォリアー。母父ディンヒル系、母母父グランドスラム、母母母父サザンヘイロー。こちらもディンヒルの4×3。母父キャッチャーインザライという名前が良い。順調らしく早期デビューに期待。
エルムラント
フィエールマン×エクシードリミッツの牡馬。鹿戸厩舎。母父エクシードアンドエクセルなのでディンヒルの系統です。母は短距離だったのでスピード特化でよろしいんじゃないでしょうか。フィエールマンて欧州色強めの長距離馬ってイメージだけど、天皇賞秋とか切れ味鋭いタイプだと思ってて、そこがサトノダイヤモンドとは明らかに違うと思ってるので、フィエールマンの方が切れ味のある産駒が多く出てくるんじゃないかなと勝手に想像してます。今年クラシックを賑わせたジャスティンミラノやライトバックと似たような配合で、キズナかフィエールマンかの違いがどう出るのか楽しみ。期待大。
グロスビーク
シスキン×アドマイヤセプターの牡馬。オーナーはキャロット、田中博康厩舎。22年産は7頭しかいない数少ないシスキン産駒。良血エアグルーヴの一族です。化け物になる可能性ある。楽しみ。期待大。
マイホームヒロイン
ストーミーシー×ユメノマイホームの牝馬。ミルファーム生産。これぞミルファーム血統です。新潟千直しか考えてない。そこだけ走ってくれたら良い。希望はそれだけ。新潟開催無い時は福島1200か中山1200でよろし。とにかくPOG関係なく将来的に我らがアイビスサマーダッシュに駒を進めてほしい。

というわけでウマニティPOG指名馬はこんな感じで、異常なほどのディンヒル推し。あと、これだという血統の牡馬がなかなか見つからず牝馬多め。でも考え方を変えれば牝馬は皐月賞にもダービーにも出れるから。
ドゥラメンテはラストクロップだから一頭はほしかった。キタサンブラックは今年は気にいる血統構成が少なくて微妙だった。とかいいつも走るのがキタサンブラック産駒だからわからんけど。
新種牡馬アドマイヤマーズ産駒はやっぱりマイルか短距離が多く出るかなと思って選ばず、ナダルはロベルト系だから芝もこなせるだろうけどパワータイプ多そうなんかなと思って選ばず、ルヴァンスレーヴも同じ理由だけどダート寄りが多くでそうな気がする。Wootton Bassett産駒は日本での活躍は難しいと思ったし、これ指名するならシスキン産駒のが走ると思った。ソットサス産駒も気になったけどそこまで攻めた選択はできなかったな。モズアスコットも判断難しそうだし、タワーオブロンドンはやっぱりスプリンターに寄るんかなと。ノーブルミッション産駒は今年は様子見。ウィンブライトも気になったけど様子見。たぶん今後も様子見。
エピファネイア産駒一頭は指名しとけばよかったかも。
ま、いっか。

で、自分ルールであるデビューした馬は指名しないというルールに則り、ほしかったけど落札出来なかった指名馬がデビュー戦を勝っとるんで悔しいんです。やばばです。やっちまってます。
エリキング
キズナ×ヤングスター。藤田晋オーナー、中内田厩舎。豪州牝系。宝塚記念の日に重馬場を苦にせずデビュー戦快勝。余裕でしたね。良馬場ならもっと弾けるはず。クラシック候補。
ウィンターベル
バゴ×ノチェブランカ。吉田勝己オーナー、キムテツ厩舎。6月1週目の新馬戦東京マイルで快勝。ドイツ牝系がどうかと思ってたけど、やっぱ走るんだわノーザンのバゴ産駒。しかも母父ディープなら。
サトノカルバナル
キタサンブラック×リアリサトリス。アルゼンチン牝系だっけな。ぶっちぎりで新馬戦勝ったな。期待大。

まじでやっちまってるかもな。

というわけで、シーズン開始1ヶ月経ちましたけどまだまだこれからなんで。
やっちまってる気配はあるけど、まだわからんからな。
順調そうではあるが、できれば早くから走ってほしいな。

 トーホーアマ 2024年6月25日(火) 08:38
ラジオNIKKEI賞 過去5年(例外あり)
閲覧 88ビュー コメント 0 ナイス 2

なんだかんだ好きな重賞。馬券が当たらなくても今後の力量が必ず見えてくるレース

2023 良 35.2-35.2 59.7-59.2
エルトンバローズ 1.46.9 3-3-3 34.9
シルトホルン   1.47.0 2-2-2 35.2
レーヴェンステ  1.47.0 10-10-10 34.4

2022 良 34.9-35.2 58.8-59.9
フェーングロッテン 1.46.7 5-4-3 35.4
ショウナンマグマ 1.46.9 1-1-1 36.1
サトノヘリオス 1.46.9 8-9-7 35.3


2021 稍重 35.6-35.2 60.7-59.9
ヴァイスメテオール 1.48.0 8-7-5 34.8
ワールドリバイバル 1.48.4 2-4-3 35.3
ノースブリッジ   1.48.6 1-1-1 35.8

2020 稍重 35.4-35.8 59.6-60.0
バビット 1.47.3 1-1-1 35.8
パンサラッサ 1.48.1 4-2-2 36.4
ディ―プキング 1.48.1 9-9-8 36.0


2018 良 34.2-35.1 58.7-59.9
メイショウテッコン 1.46.1 3-3-3 34.8
フィエールマン 1.46.2 10-10-13 34.4
キボウノダイチ 1.46.3 1-1-1 35.3


過去10年見てると懐かしいもう懐かしい馬名がでてくる。

まあ、先行勢が間違いなく有利。のちのG1で戦える馬vs500万の馬での戦いでもある。

のちのG1で戦える馬たちの指標

レーヴェンスティ―ル 10-10-10 34,3
フィエールマン    10-10-13 34.4


この2頭はレベル違う、最後の直線だけできてる。福島、札幌は追い込みだけで来る馬はもれなくG1で戦える。そりゃ東京でレーヴェン突き抜けるわとここから読み取れる。

馬券攻略の指標
①まずは上記2頭になりえる馬がいるか精査
②OPで戦えそうな先行勢を探す。(ここにいる先行勢はリステッドまでは必ずいけてる。それだけの力ある先行勢を探す。)
③前半3f 35,5秒以内かつ後半35秒前半で走破できる先行勢を探す。
④戦歴が浅いのであがり34秒以下使えてる馬たちのレース映像をみる。


今年はどうだろうね。ある程度めぼしはついてる馬はいるがまあレベルはそこまで高くない。
予想オッズの段階ではサトノシュトラーゼ1人気だが過去と比較すれば上がりも全然足りないし大して強くない。


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 ken1 2024年4月28日() 16:57
春天は、阪神大賞典組狙いが来年も続くかどうか?
閲覧 178ビュー コメント 0 ナイス 1

★春天 ※20年以前は京都開催

A……ZI値3人気以内の2位以内が8/10年連対、5位以内が毎年連対
⇒★○1位14テーオーロイヤル、2位16チェックネイト、3位1サリエラ
12ドゥレッツァ、5位7タスティエーラ、
★◎14番2人気

B……3着以内馬は、前2走で、aG1で3着以内7/30、bG2で3着以内15/30
c前走G3で勝ち2/30、dG1で3人気以内1/30、残り5頭は、
15年カレンミロテックは前年宝塚2で16年はリピーター、
19年パフォーマープロミスは京都の日経新春杯1,アルゼンチン1,
20年フィエールマンは19年勝ち、23年ディープボンドも21,22年2着あり
※e菊花賞3着以内ありか古馬G1連対かG2勝ち、かリピーター
⇒○a9シルヴァーソニック、12番
 ★★b4ワープスピード、5ブローザホーン、10サヴォーナ、14番、16番
  cなし
  d7番
 ★e6ディープボンド(22年2,23年2)7番(23年菊2)9シルヴァーソニック
(ステイヤーズ1)

C……軸は菊花賞3着以内実績馬(+前2走で有馬2,阪神大賞典1,有馬3,有馬1,
阪神大賞典1,阪神大賞典3,AJCC2,日経賞3,日経賞1,阪神大賞典1
=2走前菊勝ちの19年フィエールマン以外は有馬か前哨戦G2以上で3着以内)
勝ち馬7勝、2着馬1勝2着1回、3着馬1勝
⇒※◎12番(菊1+金鯱賞2)
 ▲7番(菊2のみ)

D……前走阪神大賞典組a1着(3/2/2/2)※着外2頭は、14年ゴールドシップ7(13年も
1人気で春天5と人気を裏切る)20年ユーキャンスマイル4(19年も3人気5着)
b0.5差以上勝ち(0/1/1/3)c0.1~0.2差(2/1/1/0)d7着以下(0/0/0/10)
⇒※△b14番(22年4人-3着も0.8差勝ち)
  cなし
 ★○4、5,3,10番
 ※×6,15,9番

E……4才(4/2/4/28)5才(5/4/1/41)毎年どちらか連対、6才(1/3/2/33)
7才以上(0/1/3/35)※4頭は6人気以下で、1年以内にG1で3着以内かG2勝ちあり
⇒○4才:7,8,10,12,17番
  ★5才:1,4,5,11,15,18番
 ★▲7才6番(23年2)8才9番(23年3)
 ×13番

F……前走重賞a1人気勝ちが4勝2着4頭3着3頭、b3人気以内1着が3着以内14頭、
8/10年連対、毎年3着以内
⇒aなし
 ★b○14番(2-1)16番(3-1) 

★G……前走上がり1位(5/3/3/20)
⇒○14、17番

H……キャリア         勝率  連対率 複勝率
★★○21戦以下 9-7-8-77 8.9% 15.8% 23.8%
 22戦以上 1-3-2-59 1.5% 6.2% 9.2%
⇒○1,3,4,5,7,8,10,11,12,14,16,17,18番

I……前走阪神大賞典1人-1,6-0.9差4,☆5-1.1差6、1-1,☆2-0.2差2、1-1、3-1,
1-0.4差3,3-1,1-1,2-1,☆3-0.5差5,
=3人気以内3着以内9/12頭、残り3頭中2頭はリピーター
⇒★○5番(1-3)14番(2-1)
 ★▲6,9番
 ×3,10,15番

J……前走日経賞☆2-0.5差5,1-1,10-0.3差2,9-0.2差3,1-1,2-0.1差3,1-0.1差2,1-1,
=3着以内7/8頭、例外はリピーター
⇒○なし
 ×11番

K……前走大阪杯(G2時代含む)5-0.0差2,1-1,☆4-1.5差13
=連対2/3頭、例外はリピーター
⇒○なし
 ×7番

L……前走4角通過順      勝率  連対率 複勝率
6番手以内 10-8-8-76 9.8% 17.6% 25.5%
7番手以下 0-2-1-59 0% 3.2% 4.8%
⇒★★★○1,4,5,6,7,8,11,12,14,16番

M……前年以降のJRAのG1、2において、着順が1着、かつ4コーナー通過順が7番手以内となった
経験の有無別成績    勝率  連対率 複勝率
あり 9-9-6-34 15.5% 31.0% 41.4%
なし 1-1-4-102 0.9% 1.9% 5.6%
⇒★★○5,7,12,14,16番

N……勝ち馬の条件a前走5着以内10/10、bG1連対10/10、c4人気以内10/10
d前走右回りG1、2出走10/10、e前走4角6番手以内10/10
⇒○a1,3,4,5,11,12,14,16番
  b6,7,12番
  c1,7,12,14番
  d3,4,5,6,7,9,10,11,14,15,16番
  e1,4,5,6,7,11,12,14,16番
 ◎12番abc e
  6番  b de
  7番  bcde
 ★14番a cde
  16番a  de

★O……当日6番人気以内や前走重賞連対、以上の該当馬を除く前走と同騎手(0-0-0-45)
⇒×3,10,11,13,15番

★P……当日1番人気、または前走重賞連対、以上の該当馬を除く前走4コーナー7番手以下(0-0-0-48)
⇒×3,9,10,13,15,17,18番


馬塲改修後の京都芝コースは良馬場でも若干時計が掛かる馬塲になっていて、昨年も
阪神大賞典勝ち馬のワンツーと3着馬が3着と阪神大賞典の上位がそのままスライドする
結果になったが、レースを積み重ねて地盤が踏み固まれ堅い従来の京都の高速馬塲に
戻るまではこの狙いは当たりそうだ

中心は、菊花賞3着以内実績馬で12番、次いで7番と行きたい所だが、大阪杯で1人気を
裏切って惨敗していて信頼は落ちる、ならばやはり一昨年3着後の不振から復活した14番
後の圏内では6才の16番よりも5才勢の4,5番
更に7,8才でもリピーターの6,9番が押さえでG1で好走したキャリアは無視出来無い

馬連12→14,千五百円、12→5,7各四百円 12→4,16各二百円計5点
三連複12=(4,5,7,14,16)ー6,9各二百円※12-14絡みは各四百円
合計20点
三連単12→(4,5,7,14,16)→(4,5,6,7,9,14,16)
フォーメーション各百円30点
複勝勝負は、馬体重パドック問題無ければ当然12番へ有り金全部
≫≫14-5-6
パドックで12番が△8Kとは思えない仕上げ、ギリギリに仕上げてきてると思い込んで
いただけに予想外だった、14番が気合い乗り落ち着き全て最高に仕上がっていただけに
その差が際立った、当然狙いを下げたが買い目は12番を外しきれず実馬券もNGだった

11番が離して単騎逃げ、その後6,12,14番、1番など
4角で12番が手応え無く下がる一方、14番は直線早めに抜け出し完勝
食い下がる6番を後方から追い上げた5番が交わして2着、17,4番追い込むも届かず

データ的には、唯一12番の敗因の項目Ndが炸裂した、
ただし14番も項目Dbがネックだっただけに、それでも項目G重視で行くべきだったのかと
項目A◎14番だっただけに、12-14の各1頭軸でも良かった
その際は7番を切りきって、16番も押さえに回す組立が必要だったろう
終わってみれば今年の阪神大賞典1,3着馬ワンツーと3着が22年の勝ち馬でリピーター
この傾向が今年で終わりなのかは京都芝コースの状態を見極めないとならない


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コメント一覧
2:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年10月28日(水) 01:19:33
関係、ルメール評価高い、臨戦は突発的、距離が短そうでお試し
1:
  fc0703d559   フォロワー:6人 2020年10月27日(火) 00:06:12
スガダイ、ヒロシ、距離足りない、

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2020年12月27日有馬記念 G13着
厩舎の
自信
厩舎の
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2020年12月27日 有馬記念 G1 3着
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