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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 6 | 牡4 | 57.0 | 武豊 | 栗 武幸四郎 | 488(-2) | 1.42.8 | 12.3 | 6 | 35.5 | ⑭⑬⑪⑨ | |||
2 | 3 | 4 | 牡5 | 57.0 | 斎藤新 | 美 斎藤誠 | 508(0) | 1.42.9 | 1/2 | 8.4 | 4 | 36.3 | ②②②① | ||
3 | 5 | 8 | 牡6 | 57.0 | 浜中俊 | 栗 田中克典 | 506(+2) | B | 1.43.3 | 2 1/2 | 26.9 | 10 | 36.4 | ⑨⑧⑦⑤ | |
4 | 7 | 12 | 牡5 | 57.0 | 鮫島克駿 | 美 堀宣行 | 518(0) | 1.43.3 | ハナ | 8.5 | 5 | 36.5 | ⑦④④④ | ||
5 | 6 | 9 | 牡4 | 57.0 | 石川倭 | 北 米川昇 | 460(-2) | 1.43.4 | 1/2 | 108.9 | 13 | 36.1 | ⑫⑫⑪⑫ | ||
6 | 6 | 10 | 牡4 | 58.0 | 池添謙一 | 栗 矢作芳人 | 550(+2) | 1.43.5 | 1/2 | 24.8 | 9 | 36.6 | ⑤⑥⑦⑤ | ||
7 | 8 | 13 | 牡7 | 57.0 | 丹内祐次 | 美 小笠倫弘 | 506(-8) | 1.43.6 | 1/2 | 15.6 | 7 | 37.0 | ④②②② | ||
8 | 1 | 1 | 牡4 | 59.0 | 菅原明良 | 美 小西一男 | 498(-6) | 1.43.8 | 1 1/4 | 22.6 | 8 | 36.8 | ⑦⑨⑨⑩ | ||
9 | 7 | 11 | 牡5 | 57.0 | 横山和生 | 美 奥村武 | 514(+6) | 1.44.3 | 3 | 5.3 | 2 | 37.8 | ①①①② | ||
10 | 8 | 14 | 牡6 | 57.0 | 西村淳也 | 栗 杉山晴紀 | 522(-2) | 1.44.5 | 1 | 63.4 | 12 | 37.2 | ⑪⑪⑪⑬ | ||
11 | 5 | 7 | 牡7 | 58.0 | 横山武史 | 栗 奥村豊 | 516(+6) | 1.44.5 | クビ | 62.5 | 11 | 36.3 | ⑫⑭⑭⑭ | ||
12 | 4 | 5 | 牡6 | 58.0 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 528(--) | 1.45.0 | 3 | 5.3 | 3 | 38.2 | ⑤⑥④⑤ | ||
13 | 3 | 3 | 牡5 | 57.0 | 富田暁 | 栗 武英智 | 536(+6) | B | 1.45.0 | ハナ | 3.0 | 1 | 38.2 | ②④④⑧ | |
14 | 2 | 2 | 牡6 | 58.0 | 吉田隼人 | 栗 高野友和 | 470(-2) | 1.45.5 | 2 1/2 | 114.1 | 14 | 38.5 | ⑨⑨⑨⑩ |
ラップタイム | 6.7 - 11.0 - 11.9 - 12.3 - 12.4 - 12.2 - 12.2 - 11.9 - 12.2 |
---|---|
前半 | 6.7 - 17.7 - 29.6 - 41.9 - 54.3 |
後半 | 60.9 - 48.5 - 36.3 - 24.1 - 12.2 |
■払戻金
単勝 | 6 | 1,230円 | 6番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 6 | 340円 | 6番人気 |
4 | 320円 | 5番人気 | |
8 | 540円 | 8番人気 | |
枠連 | 3-4 | 490円 | 2番人気 |
馬連 | 4-6 | 3,910円 | 15番人気 |
ワイド | 4-6 | 1,510円 | 16番人気 |
---|---|---|---|
6-8 | 2,700円 | 34番人気 | |
4-8 | 2,570円 | 31番人気 | |
馬単 | 6-4 | 9,120円 | 35番人気 |
3連複 | 4-6-8 | 30,680円 | 94番人気 |
3連単 | 6-4-8 | 200,220円 | 572番人気 |
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土曜日の札幌ダートのレース結果、近年のエルムSの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は晴れの日が少なく、金曜日の夜から日付が変わるあたりにかけては強い雨に見舞われた。そのうえ、土曜日もぐずつき気味の天気で推移。ダートコースは終日水分の多い状態でレースが行われた(JRA発表は不良→重)。
土曜日施行のダート1700m戦4鞍における勝ち馬の最終4角通過順は5、1、2、8番手。1~2着馬8頭中7頭が4角を5番手以内で通過しており、8番手から勝った馬は単勝1番人気。直線一気を図る追い込み型にとっては厳しい馬場状態だったようだ。
ただし、先行力だけで押し切るのは至難の業。実際、上がり3F1~2位馬は【4.2.1.1】の好成績を収めており、勝ち馬はみな該当する。機動力とスピードの持続力の双方を兼ね備えた、総合力を求められるコンディションと捉えたほうがいいだろう。
枠順については、字面的には内寄りの枠が劣勢。1~2枠からの複勝圏入りはゼロとなっている。その一方、8枠の好走(3着以内)例もなし。フルゲートの馬番に置き換えると、1~2番および13~14番の分が悪いということ。両端の馬番を引いた馬の利が薄い、とみるのが正解のように思える。
日曜日開催中の天気は不安定(6日7時の時点)。予報通りであれば、馬場の完全回復は見込みづらい。となれば、土曜日と似たようなコンディションと想定するのが筋だろう。よって前日に引き続き、3~7枠(馬番枠3~12番)を引いた馬のなかから、機動力と持続力を兼備した馬を選ぶのが得策ではないか。
なお、札幌で施行された過去5回のエルムSにおける1~2着馬延べ10頭のうち9頭は、前走の4角通過順が6番手以内だった。位置取りという要素は先述した傾向にもマッチすることから、今回も条件を満たす馬には相応の評価をすべきだろう。
そのなかでも、上がり上位馬が幅をきかせているコンディションであることを考慮して、近2走内にJRAのダートで上がり3F2位以内をマーク、かつ2着以内に好走した経験がある馬を重視したい。
今回の出走馬で要点(3~7枠+近2走内の実績)をクリアしているのは、③ペプチドナイル、④ワールドタキオン、⑥セキフウ、⑪タイセイサムソン。従って当欄では、この4頭を連軸候補として推奨する。
日曜日に行われるエルムSの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ペイシャエス【B】
札幌ダ単走(3日)。軽めの内容。際立つパフォーマンスではないが、脚さばきはキビキビとしており、体の使い方も悪くはない。輸送疲れを考慮して追い日をスライドしたようだが、今回の動きを確認する限り、その影響はさほど窺えない。この馬なりに順調だろう。
②ファルコニア【C】
札幌ダ単走(2日)。首高めの走法だが、それはいつものこと。気にしなくてもいい。ただ、四肢の使い方を見る限り、まだ芝馬という感じ。ダートでの底力を問われるパサパサの馬場だと厳しいかも。現状の走りを活かすには、脚抜きがいい馬場の出現が不可欠のように思える。
③ペプチドナイル【B】
札幌ダ単走(2日)。29日にしっかり攻めているので、息を整える程度の内容。派手なアクションこそないが、活気は程よく手前替えもスムーズ。フットワークに硬さは見られず、連戦の疲れや反動はなさそう。いいデキを維持しているように感じる。
④ワールドタキオン【B】
札幌ダ単走(3日)。軽く流す程度の調整。地味ではあるが、難しい面を出すことなく、リラックスして走れていたし、四肢のさばきも悪くは見えない。急上昇とはいかなくても、それなりに状態をキープしているように思える。
⑤オーソリティ【B】
函館W併走(2日)。コーナーから口を割るなど、テンションはかなり高め。それでも直線に入ると、手前をきちんと替えて、ラストはさすがの脚力を見せた。もう少しリラックスして欲しいが、ひと追いごとに上向いているのも確か。一応の態勢は整ったとみたい。
⑥セキフウ【B】
札幌ダ併走(2日)。手前替えの際にヨレた点は気になるが、立て直したあとは適度な前傾姿勢を保ち、バランスの良いフォームで走れていた。軽めの内容ゆえ見た目の派手さは欠くものの、デキ落ちという感じはない。順調と捉えてもいいのではないか。
⑦ロードブレス【C】
函館W単走(2日)。かなり軽めの内容で評価するに難しいが、脚どり自体はしっかりとしていた。反面、いい頃の動きに比べると、伸びやかさが不足しているようにも映る。流す程度の調整でも、もっと快活な走りを見せていた馬。本当に良くなるのは、もう少し使ってからではないか。
⑧ロッシュローブ【B】
函館W単走(2日)。しまい重点の内容。頭の位置こそ高めだが、脚さばきはキビキビとしており、ラストの伸びも悪くなかった。厳しく見れば、迫力が足りないような気もするが、大きく割り引くほどではない。それなりに整えてきた印象を持つ。
⑨シルトプレ【F】
門別坂路単走(2日・映像なし)。字面的には前回よりも時計を詰めてきた様子。体調は悪くなさそうだが、映像で動きを確認できない(3日時点)ため、他馬との兼ね合い的に明確な判定は難しい。今回はFとさせていただきたい。
⑩カフジオクタゴン【B】
函館W併走(2日)。トビ大きめの走りでスピード感はそれほどないが、脚さばきは力強く、手前変換後の反応もまずまずだった。このくらいの動きは常に見せる馬なので過度の評価はしづらいものの、気配は決して悪くない。軽くは扱えない存在だ。
⑪タイセイサムソン【A】
札幌ダ単走(2日)。感触を確かめる程度の内容ながら、ハミをしっかり取って活気は十分。直線に入ってからの手前変換に無理がなく、直後の反応も良かった。体の使い方も悪くなく、札幌の環境に上手く適応していることが窺える。上々の仕上がりだろう。
⑫ルコルセール【A】
函館ダ併走(2日)。活気良く、かき込み鋭いフットワークで進む。併せて競る気勢が高く、それでいて鞍上からの指示を待てる精神的な余裕も感じる。軽い促しに対する反応もスムーズで、状態はかなり良さそう。高く評価したい1頭だ。
⑬アシャカトブ【B】
函館W併走(2日)。スパッと切れる感じこそないものの、それはいつも同じ。併走遅れの形ではあるが、直線入り口での手前変換直後に好反応を示すなど、この馬なりに前へ進もうとする気持ちは窺えたし、ゴール板を過ぎても脚どりはしっかりしていた。まずまずの仕上がりだろう。
⑭ベレヌス【B】
函館W単走(2日)。コーナーから気負いがちで姿勢は高め。直線を向いて間もなく、バランスを崩した点もいただけない。ただ、立て直してからの脚さばきは力強く、しまいの伸びも悪くなかった。判断に悩ましいが、上々の動きを披露した1週前追い切りを加味しての、B判定としておきたい。
◆アシャカトブ・丹内騎手「前回より体が絞れていい感じです」
◆オーソリティ・阿部助手「すごくフレッシュでいい状態です。血統的にダートはこなしてくれると思っています」
◆カフジオクタゴン・福岡助手「広いコースがベストかもしれませんが、こなせないことはないと思います」
◆シルトプレ・米川師「今回は走り慣れたダート。前走のようなことはないはず」
◆セキフウ・武幸師「具合は函館のときよりむしろ上」
◆タイセイサムソン・奥村武師「エキサイトせず、稽古でも集中して走れている」
◆ファルコニア・吉田隼騎手「斤量は軽くなるので展開が向けば」
◆ペプチドナイル・武英師「前走よりパワーアップしているし、控える競馬もできる」
◆ベレヌス・小関助手「久々のダートでうまく自分の競馬ができるか」
◆ルコルセール・堀師「息の入りはいいし、心肺機能もできている」
◆ロッシュローブ・和田助手「使って体の張りやボリュームがもう一段階良くなった」
◆ロードブレス・上野助手「体調は良さそう。1700メートルの条件も合うと思います」
札幌施行の過去8回(2014~2020、2022年)における、1~3着馬延べ24頭の馬齢をみると、4歳から9歳まで幅広い。その一方、7歳以上の好走(3着以内)は前走が重賞で5着以内だった馬に限定される。意識しておきたいポイントだ。
(減点対象馬)
⑦ロードブレス ⑬アシャカトブ
札幌で行われた過去8回における、3着以内馬延べ24頭の前走使用競馬場を確認すると、中央や地方の隔たりなくバラエティに富んでいる。ただし、関東圏のJRA主要2場(東京・中山)をステップに挑んだ馬の好走(3着以内)例は皆無。該当馬は疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
④ワールドタキオン ⑪タイセイサムソン ⑭ベレヌス
札幌施行の過去8回における、1~3着馬延べ24頭の前走使用距離を検証すると、ダート1400m、ダート1700m、ダート1800m、ダート1900m、ダート2000mの5通りに絞られる。これ以外の臨戦馬は複勝圏に達していない。
(減点対象馬)
①ペイシャエス ④ワールドタキオン ⑤オーソリティ ⑨シルトプレ ⑪タイセイサムソン ⑭ベレヌス
JRA重賞組の前走における着順は不問だが、それ以外の場合は6着以内がマスト。札幌施行の過去8回、非JRA重賞組で3着以内に入った全馬がこの条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
②ファルコニア ⑨シルトプレ
札幌で行われた過去8回、前走連対(2着以内)馬を除くと、前走の単勝人気が7番人気以下だった馬が、当レースで2着連対圏入りを果たしたケースはゼロ。相応の勢いがないと、前走が低評価だった馬の上位好走は難しい。
(減点対象馬)
②ファルコニア ⑦ロードブレス ⑧ロッシュローブ ⑨シルトプレ ⑩カフジオクタゴン ⑭ベレヌス
札幌施行の過去8回における、1~3着馬延べ24頭の前走位置取りを見直すと、最終4角通過順が7番手以降だった馬が、当レースで3着以内に入った例は2頭だけ。ともにJRA・G1で2着以内の好走経験がある馬だった。前走が早めの進出だった馬、ならびにG1実績馬が優位の傾向にあるようだ。
(減点対象馬)
②ファルコニア ⑦ロードブレス ⑨シルトプレ
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2021年2着のオメガレインボー(14位、7番人気)や2022年1着のフルデプスリーダー(9位、9番人気)のように、低指数の人気薄の激走がたまに発生するが、全体を通して見るとこのレースは高指数かつ上位人気の馬が安定して力を発揮する傾向にある。直近5年は5位以内の馬が必ず1頭以上3着以内に入っている点で共通。そしてそのすべてが、4番人気以内となっている。軸を決める際は無理に捻る必要はない。人気と実力のともなった馬を素直に信頼すれば、自ずと好結果を呼び込めるだろう。
真っ先に注目しなければならないのは、U指数のトップ評価を得ている③ペプチドナイル(98.4)だ。右回りでの走りはとにかく安定しており、ここ2戦の函館戦における内容も秀逸だった。マリーンS上位組が強いというレース傾向もプラス。斤量減で臨めるここは上位争い必至だろう。馬券妙味はないが、それでも外すわけにはいかない。同様に、マリーンS2着の3位⑫ルコルセール(97.5)にも高評価を与える必要がある。
以下、相手候補として前走のアハルテケSを快勝した2位⑪タイセイサムソン(97.8)と、マリーンSで2着と差のない3着だった5位⑥セキフウ(97.2)の名前を挙げておきたい。
昨年はヘニーヒューズ産駒の9番人気フルデプスリーダーが勝ち、2着にも同産駒の6番人気ウェルドーンが入線する小波乱。ヘニーヒューズはStorm Cat直系の種牡馬となるが、同系統に属する馬では17年3着&18年2着とリピート好走したドリームキラリ(父Giant's Causeway)も挙げられる。
ほか、古くは03年1着アドマイヤドン、06年3着オーガストバイオ、10年1着クリールパッションと母の父にトニービンを配された馬が上位を賑わせていた。近年においてもトニービンの血脈は有力で、19年1着モズアトラクション(父ジャングルポケット)、20年1着タイムフライヤー(父ハーツクライ)、21年1着スワーヴアラミス(父ハーツクライ)、22年1着フルデプスリーダー(母の父ジャングルポケット)と別場所での施行を含めて同血脈を保持する馬が目下4連覇中でもある。今年は該当馬が不在となるが、傾向として来年以降も気に留めておきたい。
セキフウは、父ヘニーヒューズ×母シヤボナ(母の父Kingmambo)。昨年、同産駒は出走した2頭が揃って好走しているが、9番人気、6番人気と人気薄同士でのワンツー決着でもあった。なお、2着ウェルドーンに騎乗していたのが、本馬の手綱を取る武豊騎手であることも心強い。以前は当てにしづらいところがあったものの、年齢を重ねるごとに気性面も成長。もとより右回りは全3勝を挙げる巧者であり、重賞の21年兵庫ジュニアGPも含まれる。
ワールドタキオンは、父アジアエクスプレス×母アナコンダ(母の父フサイチコンコルド)。父系祖父ヘニーヒューズは昨年の1・2着馬を出すなど、種牡馬として「1-1-0-0」と底を見せていない。父はその後継種牡馬となるだけに、やはりエルムSでの動向を注視せざるを得ないだろう。なお、本馬においては02年の勝ち馬プリエミネンスの父と母の父を入れ替えたような「父フサイチコンコルド×母の父アフリート」という母の配合も興味深いところ。
ペイシャエスは、父エスポワールシチー×母リサプシュケ(母の父ワイルドラッシュ)。母の父は種牡馬として04&05年パーソナルラッシュ、10年クリールパッションと延べ3頭の勝ち馬を出し、エルムSでJRA重賞初制覇を飾るほか、同レース初の2連覇を達成するなど好相性を示した。一方、父も12年エルムSで59kgの斤量を背負いながら勝ち馬からクビ差の2着に好走。本馬も59kgの斤量は焦点となるが、血統面では軽視できない存在だ。
編集部(以下、編) 日曜日は札幌と新潟で2重賞が行われます。
新良(以下、新) エルムSとレパードS。いずれもダート重賞ですね。
編 夏場は芝のレースが多いので、異彩を放っていますよね。2020年以降、同じ番組構成で、完全に恒例化しつつあります。
新 両レースともに昨年は乗り替わり馬が勝ちましたから、今年も続いてほしいですね。
編 いきなりレース選択で悩みそうですが、どちらに注目しますか?
新 エルムSです。じつは、かなり面白い乗り替わりがあるんですよ。結論をお伝えする前に、私が注目している点をご説明したいと思います。
編 とても気になります。よろしくお願いします。
新 ヒントになるのはオーソリティの存在です。
編 芝では文句のない実績を残してきた馬ですが、6歳の夏にして初ダート。多くのファンが、なぜここに?と思っていますよね。それがどのようなヒントに?
新 ルメール騎手を取り巻く状況です。ルメール騎手はオーソリティとのコンビで結果を残してきましたが、やってみなければわからない初ダートの今回は、正直、半信半疑なのではないかと思うんです。
編 でも、オーソリティに騎乗してきました。
新 はい。ここで結果を出してダート路線に活路を見いだすにせよ、ダートがダメで芝に戻るにせよ、コンビを継続したい意思を持っていることがうかがえます。だから、この馬に乗る以外に選択肢はなかったのではないかと考えました。ここで私が思ったのは、オーソリティが出てこなければ、ほかに乗りたい馬がいるんじゃないか?ということです。
編 なるほど。だいぶ複雑な話になってきましたね(笑)。
新 はい。そしてここからが本題です。私はルメール騎手が前走で騎乗し、今回武豊騎手に乗り替わる⑥セキフウに注目しました。
編 そのセキフウが、ルメール騎手にとって「ほかに乗りたい馬」なのではないかと考えたわけですね?
新 その通りです。ルメール騎手と武豊騎手が同一エージェントという点。これがいちばんの根拠になります。どうでもいい存在ならすんなり手放していたかもしれません。でも、手放したくいないから、同じエージェント内で馬を回し、武豊騎手がテン乗りで代打を務めることになった。これが実際のところではないかと思うんです。
編 読みが深すぎます(笑)。だから結論として、「ルメール騎手も気になる馬ならここでもチャンスはある」とみて、セキフウに注目したわけですね?
新 ご名答です。同じ担当エージェントの騎手が騎乗していた馬なら、手戻りは自然なことですからね。
編 詳細な説明、ありがとうございます。武豊騎手がルメール騎手の心中を察しているかどうかは定かではありませんが、生粋の勝負師ですから、巡ってきたチャンスは全力でモノにしたいと燃えているでしょうね。
新 それは間違いないでしょう。武豊騎手は札幌ダ1700mで勝率19.6%、単複ともに回収率はプラスと、非常に優秀な成績を収めています。まさに、任せて安心の存在です。
編 セキフウに対しては、どのような評価を与えているでしょうか?
新 まず、函館でのここ2戦の負け方がよかったですね。セキフウは差し馬で、函館はコース形態上向きませんが、そのわりには頑張っていました。とくに2走前は前有利の稍重馬場のなか59キロを背負っていましたので、負けて強しといいますか、レース内容は非常に良かったと思います。
編 そして今回、舞台は札幌に変わります。
新 函館よりも札幌のほうが、後ろから届きやすいですし、武豊騎手も馬の脚質を考慮して、うまく立ち回ってくれるでしょう。テン乗りなので、先入観なく、思いのまま騎乗してくれることに期待しています。
編 メンバー構成的に、確実に人気の盲点になりそうです。
新 ルメール騎手が苦笑いするような結果になってほしいですね。武豊ここにありを示してもらいましょう。
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