アドマイヤドン(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 1999年5月17日生
調教師松田博資(栗東)
馬主近藤 利一
生産者ノーザンファーム
生産地早来町
戦績25戦[10-3-2-10]
総賞金40,380万円
収得賞金19,550万円
英字表記Admire Don
血統 ティンバーカントリー
血統 ][ 産駒 ]
Woodman
Fall Aspen
ベガ
血統 ][ 産駒 ]
トニービン
アンテイツクヴアリユー
兄弟 アドマイヤベガキャプテンベガ
市場価格
前走 2005/05/05 かしわ記念 G1
次走予定

アドマイヤドンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
05/05/05 船橋 10 かしわ記念 G1 ダ1600 10--------4** 牡6 57.0 安藤勝己松田博資 452
(--)
1.38.5 0.0----ストロングブラッド
05/04/03 阪神 11 産経大阪杯 G2 芝2000 9667.156** 牡6 59.0 安藤勝己松田博資 456
(-2)
1.59.7 0.734.9⑥⑥⑦⑧サンライズペガサス
05/02/20 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 15233.725** 牡6 57.0 安藤勝己松田博資 458
(+6)
1.35.3 0.635.8⑪⑫メイショウボーラー
04/12/26 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 1581521.387** 牡5 57.0 安藤勝己松田博資 452
(-2)
2.30.4 0.935.3⑧⑧⑨⑧ゼンノロブロイ
04/11/28 東京 10 JCダート G1 ダ2100 165101.712** 牡5 57.0 安藤勝己松田博資 454
(+8)
2.09.1 0.437.5⑧⑦⑦⑥タイムパラドックス
04/11/03 大井 11 JBCクラシ G1 ダ2000 13--------1** 牡5 57.0 安藤勝己松田博資 446
(--)
2.02.4 -0.0----アジュディミツオー
04/10/11 盛岡 10 南部杯 G1 ダ1600 12--------2** 牡5 57.0 武豊松田博資 452
(--)
1.36.0 0.0----ユートピア
04/06/30 大井 9 帝王賞 G1 ダ2000 10--------1** 牡5 57.0 安藤勝己松田博資 452
(--)
2.04.0 -0.0----ナイキアディライト
04/03/27 アラ   ドバイWC G1 ダ2000 12--------8** 牡5 57.0 安藤勝己松田博資 --0000 ------PLEASANTLY PERFECT
04/02/22 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 165101.311** 牡5 57.0 安藤勝己松田博資 454
(+2)
1.36.8 -0.135.5⑦⑦サイレントディール
03/11/29 東京 11 JCダート G1 ダ2100 16361.512** 牡4 57.0 安藤勝己松田博資 452
(+3)
2.09.2 0.038.2⑤⑥⑤フリートストリート
03/11/03 大井 9 JBCクラシ G1 ダ2000 15--------1** 牡4 57.0 安藤勝己松田博資 449
(--)
2.04.3 -0.0----スターキングマン
03/10/13 盛岡 10 南部杯 G1 ダ1600 14--------1** 牡4 57.0 安藤勝己松田博資 458
(--)
1.35.4 -0.0----コアレスハンター
03/09/06 札幌 11 エルムS G3 ダ1700 137102.711** 牡4 59.0 安藤勝己松田博資 458
(+10)
1.43.8 -1.536.4⑦⑨⑤トシザボス
03/02/23 中山 11 フェブラリー G1 ダ1800 168163.7211** 牡4 56.0 藤田伸二松田博資 448
(-6)
1.53.5 2.639.3⑫⑪⑫⑬ゴールドアリュール
02/11/23 中山 11 JCダート G1 ダ1800 16122.213** 牡3 55.0 藤田伸二松田博資 454
(+3)
1.52.4 0.238.6⑤⑤イーグルカフェ
02/11/04 盛岡 9 JBCクラシ G1 ダ2000 14--------1** 牡3 55.0 藤田伸二松田博資 451
(--)
2.05.6 -0.0----プリエミネンス
02/10/20 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 182311.454** 牡3 57.0 藤田伸二松田博資 456
(-4)
3.06.4 0.535.6⑧⑧⑩④ヒシミラクル
02/08/18 札幌 11 札幌記念 G2 芝2000 168156.134** 牡3 53.0 藤田伸二松田博資 460
(+20)
1.59.8 0.334.6⑤⑤⑥⑤テイエムオーシャン
02/05/26 東京 10 東京優駿 G1 芝2400 183525.186** 牡3 57.0 藤田伸二松田博資 440
(-10)
2.26.7 0.535.3⑪⑪⑪⑫タニノギムレット

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アドマイヤドンの関連ニュース

週末に行われる中央重賞の過去の優勝馬をピックアップして回顧し、競馬の長い歴史の狭間できらめいた馬を紹介する「中央重賞懐古的回顧」。第37回は2003年のジャパンCダート(現在のチャンピオンズカップに当たる)優勝馬フリートストリートダンサーを取り上げる。


2000年に新設されたG1・ジャパンCダートは日本馬ウイングアローの勝利により幕を開けたが、その際の米国馬ロードスターリングの粘り腰には驚かされた。記録的ハイペースを道中2番手で追走しながら3着に踏ん張った同馬は重賞勝ちが無かった。世界的に全く無名の馬が複勝圏内に入るようでは本邦のダート路線のレベルはたかが知れたものだし、今後このレースはどうなってしまうのかと思わされたものだが…。

時代は下って2014年、それまでの国際招待競走から単なる国際競走へと変更されたことに伴い、ジャパンCダートは「チャンピオンズカップ」として新装開店した。後ろ向きな変更になるが、2003年に優勝したフリートストリートダンサー以降外国調教馬が馬券に絡む機会が二度と無かったのだからしょうがない。

フリートストリートダンサーが金星をマークした2003年は日本のアドマイヤドンが大本命。安藤勝己騎手にスイッチしたエルムS以来圧勝を繰り返していたアドマイヤドンは、前年3着の雪辱を期して万全の態勢で挑んだ。同馬をはじめとして上位人気は日本馬が独占し、一方の外国馬は11番人気フリートストリートダンサーと13番人気オウタヒアの2頭。いずれも重賞未勝利馬であった。

季節外れの台風により東京ダート2100mの舞台は生憎の不良馬場となった。戦前はハイペース想定ながら、最内枠からカネツフルーヴが行き切ったことで案外常識的に流れた。フリートストリートダンサーは差し脚質と認識されていたが、鞍上のジョン・コート騎手が雨降り馬場を意識して前付けを試みたことで、道中は3番手。結果としてこの作戦が奏功した。直線半ばで逃げ馬を交わすと、満を持してやってきたアドマイヤドンとの一騎打ちに。外のアドマイヤドンが一旦前に出たように見えたが、ゴール前で内からフリートストリートダンサーが差し返した。

フリートストリートダンサーを管理するダグ・オニール調教師に「天才的な判断」と称賛されたコート騎手は、43歳にしてこれがG1初制覇。優勝馬は同年のBCクラシック王者プレザントリーパーフェクトと僅差の勝負をしていた経験があったとレース後よく話題に上ったが、こじつけというかいかにも後の祭りであった。片やテレビ東京の中継において実況アナウンサーにより勝ち馬を「ねじ伏せた」ことにされたアドマイヤドンは翌年も2着に屈し、大一番のジャパンCダート未勝利のままその現役生活を終えた。

ジャパニーズ・ドリームを手にした先駆者の成功に影響されて、トータルインパクト、ラヴァマン、スチューデントカウンシルといった北米のG1馬が翌年以降こぞって参戦したものの、彼らが日本で栄冠を掴むことは無かった。そしてセン馬だったフリートストリートダンサーの引退後の動向は全く不明である。史上唯一外国調教馬としてジャパンCダートを優勝した彼なのだから、JRAが買い上げて馬事公苑辺りで繋養すべきだったんじゃないかとも思うが、それは結果論というものだろう。

フリートストリートダンサー
セン 黒鹿毛 1998年生
父Smart Strike 母Street Ballet 母父Nijinsky
競走成績:海外24戦4勝 中央1戦1勝
主な勝ち鞍:ジャパンCダート

(文・古橋うなぎ)

【ズバリ!調教診断】ステイヤーズS2019 紅一点のハービンジャー産駒に一発の予感!このレース3勝のアドマイヤドン産駒が一変ムード! 2019年11月30日() 09:40

ステイヤーズSの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。


オジュウチョウサン
アルゼンチン共和国杯から中3週。美浦Wで行われた今週の本追い切りでは、前回以上の負荷をかけ迫力のある動きを披露した。秋に2度使われたことで、着実に状態は上向いている。得意とする持久力勝負に持ち込むことができれば、平地の重賞制覇も夢ではない。

ヴァントシルム
11月上旬からトラックと坂路を織り交ぜて入念に乗り込まれている。軽やかな身のこなしをみるに状態は悪くなさそう。ただオープン入り後の2戦は思うような走りができていない。揉まれずに運べれば、という条件付きの狙いとなる。

サンシロウ
27日に美浦坂路で行われた追い切りは、促されると外にモタれてしまう案外な内容。2勝クラスでは堅実に走っているものの、格上の重賞で好走を期待できるほどの状態にあるとは考えにくい。1つでも上の着順を拾うことができれば御の字ではなかろうか。

エイシンクリック
栗東CWで実施した今週の追い切りでは、前半から飛ばして6F79秒台後半のタイムをマーク。終いは少々要したものの元気のあるところを見せた。しかし2勝クラスからの格上挑戦、しかも重賞で通用すると思わせるだけの気配にあるかというと疑問が残る。苦戦は免れそうにない。

ネイチャーレット
11月上旬から美浦のポリトラックで調整を重ね、今週の本追い切りではスピード感のある走りを示した。この馬なりに状態は良さそうだが、順調にレースを使えていない現況を鑑みると、いきなり上位争いまではどうか。積極的には手が出ない。

メイショウテンゲン
栗東CWの併せ馬では3週続けて劣勢の格好となってしまってはいるが、相手はいずれも調教巧者。過度に気にする必要はない。自身の6Fタイムは及第点レベルで脚取りもしっかりしており、状態は決して悪くない。組み合わせはグンと楽になるので、うまく噛み合うようであれば怖い1頭になりそうだ。

レイホーロマンス
中2週が続くタイトなローテーションながら、栗東坂路で行われた今週の追い切りでは、ラスト2F24秒7-12秒3の加速ラップを余力残しで記録。軽快な脚さばきで登坂するさまから、状態はすこぶる良さそう。寒い時期に良績を残しており、牡馬相手の長丁場であっても侮れない存在といえよう。

チェスナットコート
栗東坂路で実施した今週の併せ馬では、ラスト1Fに13秒0を要してしまい、リーゼントロックに後れを取ってしまった。いかに調教映えしないタイプとはいえ、パートナーは8歳馬だけに印象が悪い。相手関係こそ楽になるものの、まだ復調途上の感が強く、今回も苦しいレースになりそうだ。

ベイビーステップ
自己条件から中4週。美浦Wで攻めを積み、今週の本追い切りでは活気のある動きを披露した。秋に2度使われた効果はうかがえるものの、3勝クラスで勝ち負けに持ち込めていない現状。さすがに別定G2の舞台は荷が重い。先々につながるレースができれば、といったところか。

リッジマン
この中間は栗東CWで念入りに調整。1週前にしっかりと負荷をかけ、当週は輸送を考慮して軽めのメニューながらも動きは至ってスムーズ。前回と比べて気配は明らかに上向いている。昨年制した舞台に戻れば、巻き返しの余地は十分にありそうだ。

アルバート
栗東CWで行われた1週前追いでは、レースでも手綱を取る予定のO.マーフィー騎手がまたがり、6F80秒台半ばのタイムを悠々とマーク。長期休養明けを1度叩いた効果がうかがえる。今週の坂路追いの走りも力強く雰囲気は上々。3連覇を果たした得意のレースで一変してもおかしくない。

モンドインテロ
南Wで3週連けて併せ馬を消化。当該週は外のセダブリランテスに遅れたものの、相手は懸命にシゴいていたのに対し、こちらはほぼ馬なり。5Fタイムは優に合格点だし、この馬らしい素軽さを見せていることからも力を出せる態勢にある。軽視は禁物だ。

ララエクラテール
栗東CWで行われた今週の併せ馬は、ステッキを数発入れるとジワジワと伸びて先着。終い1Fを12秒ソコソコにまとめており、仕上がり自体は悪くなさそう。ただ、昨秋以降は馬券対象になっていないうえに、約半年ぶりの実戦。なおかつ格上挑戦の重賞とあっては評価を上げるには至らない。ここは静観が妥当ではないか。



ウマニティ重賞攻略チーム

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【JBCクラシ】オメガパフューム安田翔師「盛り上げられるように」 2018年11月1日(木) 11:59

 ダート競馬の祭典・JBC3競走が4日、初めて中央の京都競馬場で行われる。メーンの「第18回JBCクラシック」(1900メートル)で古馬斬りを狙うのが、前哨戦のシリウスSを制した3歳馬オメガパフューム。“フレッシュコンビ”で戴冠なるか-。今年開業のルーキー・安田翔伍調教師(36)に手応えを聞いた。

 --シリウスSで古馬を撃破し、馬にとっても厩舎にとっても重賞初制覇

 安田翔伍調教師「最後は遊んでしまって詰め寄られたけど、前々走のジャパンダートダービー(2着)のときに前に馬を置いて我慢させたことを含め、学習したことを結果に結びつけられたことは収穫だった」

 --前走後は

 「思ったより興奮していたので、2週間ほど放牧に出してリセットした」

 --最終追い切りは坂路4F52秒7、ラスト1F13秒2で1馬身先着

 「先週の段階で体は仕上がった。気持ちの面でもだいぶ集中力が高まってきたので、全体的にある程度負荷をかけつつエキサイトさせないように追い切った」

 --今年の1月にデビューしてまだ6戦のキャリア。夏を越して変わったところは

 「馬体重は変わっていないけど、競馬場では落ち着きが出てきた。そのあたりに精神面の成長を感じる。以前は坂路であまり時計の出るタイプではなかったが、今は水準のタイムを出せるようになってきている。腱とか靱帯といった箇所が強くなってきたんじゃないかな」

 --京都コースは新馬戦を勝って以来

 「従順なタイプで、これまでもいろいろなことをクリアしてきている。どの競馬場でもしっかり能力を発揮できているので、まったく心配していない」

 --前走でテン乗りだった和田騎手が引き続き手綱を取る

 「ジョッキーとは前走の前にこの馬のことについて話し合ったが、考えが一致したし、そのとおりの競馬で勝ってくれた。引き続き乗ってもらえるのはプラス。今回も相談しながらレースに臨むことになるが、またこの馬の良さを引き出してほしい」

 --3歳馬が勝つと2002年のアドマイヤドン以来16年ぶり2頭目という快挙

 「記録がかかっているが、JBCが走り慣れた中央のコースで行われるのはこの馬にとってはいいと思う。初めて中央で行われるのだから、盛り上げられるように頑張りたい」(夕刊フジ)

 ★勝てば02年アドマイヤドン以来

 3歳馬によるJBCクラシック制覇は2002年のアドマイヤドンのみだが、今年の3歳ダート馬は“豊作”。その頂点にいるルヴァンスレーヴは、10月8日の交流GIマイルCS南部杯でGI4勝の王者ゴールドドリームを圧倒した(4着ノンコノユメ、5着オールブラッシュ)。

 オメガパフュームはジャパンダートダービーでルヴァンに0秒3差2着の“世代No.2”。GIIIシリウスSですでに古馬を完封しており、前記ルヴァン、ゴールド不在のここなら十分にV奪取の計算が成り立つ。



 ★前哨戦シリウスSでテン乗り和田の技ありV

 オメガパフュームとコンビを組む和田竜二騎手(41)は、シリウスSでテン乗りとは思えない手綱さばきで重賞初制覇へと導いた。

 「乗りやすいイメージを持っていたが、癖がなくてイメージどおりだった。最後は詰め寄られたが、将来が楽しみになる内容。跳びが大きいのでゴチャつくのは嫌だから、(1コーナーまで距離がある)今回の舞台は合っていると思う」

 6年前のワンダーアキュート以来、2度目のJBCクラシック制覇へ力が入る。

 ◆やすだ・しょうご 1982年7月8日生まれ。滋賀県出身。安田隆行調教師の二男。父の厩舎で厩務員、調教助手を務め、香港スプリント連覇などGI6勝をあげたロードカナロアの調教パートナーとして活躍。2017年に調教師免許を取得し、18年に厩舎を開業。ルーキートレーナーとして同年3月4日に阪神6Rオメガパフュームで初勝利をあげ、同年シリウスSを同じくオメガパフュームで重賞初制覇。先週までJRA通算118戦8勝。

★JBCクラシックの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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【JBC3競走】レースの注目点 2018年10月30日(火) 18:11

★史上初めてJRA主催で実施! 今年の舞台は京都競馬場

 11月4日、京都ではJBC競走が実施される。JBC競走は、ダート競走の魅力の向上を通じて、地方競馬の振興及び軽種馬生産の振興を目指すという理念のもと、2001年に創設され、これまで地方競馬場の持ち回りにより実施を重ねてきた競走で、本年に限り、JRA主催で京都競馬場を舞台に実施される。

 JBC競走は創設時から実施されている「JBCスプリント」、「JBCクラシック」に加え、2011年から牝馬限定戦の「JBCレディスクラシック」が実施されるようになった。今回はJBCスプリントがダート1200メートル、JBCクラシックがダート1900メートル、JBCレディスクラシックがダート1800メートルで争われるが、レース史上初めてJRAの競馬場で実施されるJBC3競走はどのような結果となるだろうか。



★地方馬は計11頭が出走予定 62歳的場文男騎手は8年ぶりのJRA参戦

 地方からは、JBCクラシックシュテルングランツ(牡7歳、浦和・小久保智厩舎)など3頭、JBCスプリントキタサンミカヅキ(牡8歳、船橋・佐藤賢二厩舎)、ノブワイルド(牡6歳、浦和・小久保智厩舎)など4頭、JBCレディスクラシックブランシェクール(5歳、大井・藤田輝信厩舎)など4頭の計11頭が出走を予定している。このうち、キタサンミカヅキは東京盃(大井)、ノブワイルドはオーバルスプリント(浦和)と前走でダートグレード競走を制しているが、今回もJRA勢を破ることができるだろうか。なお、JBCスプリントを地方馬が勝てば2007年フジノウェーブ(大井)以来、11年ぶり2頭目となる。

 また、シュテルングランツには、8月12日に地方競馬通算最多勝記録を更新した的場文男騎手(大井)が騎乗する予定。的場騎手がJRAに参戦するのは2010年以来8年ぶりだが、どのような騎乗を見せてくれるだろうか。なお、的場騎手はJBC競走当日の年齢は62歳1力月29日で、当日に勝利を挙げれば、岡部幸雄元騎手の記録(56歳)を大幅に更新するJRA最高齢勝利となる。

JBCクラシック連覇狙うサウンドトゥルー、12年ぶり2頭目の8歳馬Vなるか

 サウンドトゥルー(セン8歳、美浦・高木登厩舎)が、JBCクラシック連覇を狙う。同馬は昨年のJBCクラシック以降は勝利から遠ざかっているが、前走の日本テレビ盃(船橋)では3着に入っている。サウンドトゥルーJBCクラシックに過去3回出走しており、2015年2着、2016年3着、2017年1着という成績を挙げているが、 4年連続出走となる今年も好成績を挙げることができるだろうか。Vなら、8歳馬のJBCクラシック制覇は2006年タイムパラドックス以来、12年ぶり2頭目となる。

 なお、JBCクラシックは前年の優勝馬が連覇することが多く、アドマイヤドン(2002・03・04年)、ヴァーミリアン(2007・08・09年)が3連覇、タイムパラドックス(2005・06年)、スマートファルコン(2010・11年)、コパノリッキー(2014・15年)が2連覇を決めている。



JBCクラシックで統ーダートGI3勝目を狙うケイティブレイブ、登録馬中最多のダートグレード競走8勝

 今年の古馬・統ーダートGIの結果を見ると、5歳馬がトップの3勝を挙げている。JBCクラシックには、登録馬中最多のダートグレード競走8勝を挙げるケイティブレイブ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)など4頭の5歳馬が登録しているが、5歳勢はJBCクラシックでも勝利を挙げることができるだろうか。

 ケイティブレイブは昨年の帝王賞(大井)、今年の川崎記念(川崎)で統ーダートGI2勝を挙げており、前走の日本テレピ盃(船橋)では、2着アポロケンタッキーに2馬身差をつけて、ダートグレード競走8勝目を挙げた。同馬は、昨年のJBCクラシック(大井)では勝ったサウンドトゥルーから1馬身差の2着という結果だったが,舞台が京都に替わる今年は勝利を挙げることができるだろうか。なお、ケイティブレイブには引き続き福永祐一騎手が騎乗する予定である。

シリウスSに続く古馬撃破なるか!JBCクラシック16年ぶりの3歳馬V狙うオメガパフューム

 オメガパフューム(牡3歳、栗東・安田翔伍厩舎)が、JBCクラシックで古馬の強豪に挑む。同馬は通算6戦4勝という成績で、7月のジャパンダートダービー(大井)では、勝ったルヴァンスレーヴから1馬身半差の2着に入り、シリウスSでは、2着馬とのクビ差の接戦を制し重賞初制覇を遂げた。ジャパンダートダービーの優勝馬ルヴァンスレーヴは、南部杯(盛岡)で、統ーダートGI4勝馬ゴールドドリームなど古馬の強豪を破ったが、オメガパフュームも古馬の強豪たちを相手に統ーダートGI制覇を決めることができるだろうか。

 なお、オメガパフュームには前走に続き和田竜二騎手が騎乗予定で、Vなら、3歳馬のJBCクラシック制覇は2002年アドマイヤドン以来、16年ぶり2頭目となる。



★統ーダートGI最多勝の村山師、JBCクラシック出走予定のオールブラッシュで記録更新なるか

 統ーダートグレードが導入された1997年4月以降、統ーダートGIの最多勝調教師は村山明調教師(栗東)である。同調教師は、歴代最多の統ーダートGI11勝を挙げたコパノリッキーの他、テスタマッタダノンレジェンドオールブラッシュで統ーダートGI15勝をマークしている。村山調教師は、JBCクラシックオールブラッシュ(牡6歳)を登録しているが、自身の持つ最多勝記録を更新することができるだろうか。

 また、騎手の統ーダートGI勝利数を見ると、1位は39勝を挙げる武豊騎手。2位は17勝の幸英明騎手、3位は15勝の内田博幸騎手である。3名とも今年のJBCクラシックに参戦を予定しており、武豊騎手がクリソライト(牡8歳、栗東・音無秀孝厩舎)、幸騎手がセンチュリオン(牡6歳、美浦・田村康仁厩舎)、内田騎手は今年のフェブラリーS優勝馬ノンコノユメ(セン6歳、美浦・加藤征弘厩舎)に騎乗する予定となっている。

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【JBCクラシ】パフュームは「走り慣れた中央…いい舞台」 2018年10月30日(火) 12:01

 史上初となる京都競馬場での交流GI「JBCクラシック」に、今年開業の安田翔伍調教師(36)が有力候補オメガパフューム(栗東・牡3歳)を送り込む。アドマイヤドン以来16年ぶり、史上2頭目の3歳馬Vへ…。新進気鋭のトレーナーが、期待馬のセールスポイントや意気込みを語った。(取材構成・宇恵英志)

 --勝てば2002年のアドマイヤドン以来、16年ぶり2頭目の3歳馬によるJBCクラシック制覇。厩舎も開業初の(交流)GI勝ちとなる

 「GIだからといって、特別なことはしません。GIに向けて馬を仕上げていく過程は(調教助手として接した)カレンチャンロードカナロアなどに教えてもらっていますし、その経験が今も生きています。まだ3歳ですし、キャリアも浅い馬なので、まずはこの先の楽しみが広がる競馬を期待しています」

 --同世代のルヴァンスレーヴ(美浦・萩原厩舎、牡)が10月の交流GI・南部杯で年長馬を撃破。パフュームは7月の交流GI・ジャパンダートダービーでルヴァンスに1馬身半差の2着だった

 「あの馬の南部杯の走りで『(パフュームも)強い古馬相手にやれるかな』という思いはあります。今までやってきたこと(学習した走り方、力の入れどころを含めたレース経験)を発揮できないと通用しないクラス。さらに相手が強くなるので、しっかりと力を出し切ってほしいですね」

 --前走のシリウスSで見事な重賞初V

 「直線で気を抜いて遊んでしまい、最後は詰め寄られましたが、いい形で競馬ができました。(前に馬を置いて我慢させた)2走前の競馬が前回につながりましたね」

 --この馬の長所は

 「理解力です。人間が教えたことに対しての飲み込みが早い。走りながらいろいろと覚えていく点は、カレンチャンと同じですね。もう1つは非常に効率のいい走り。後ろ(トモ、腰)からの推進力がきれいに前に伝わる。背中がよく、体幹が強い。心肺機能が強いので同じペースで長い間、走れるんです」

 --24日の1週前追い切りでは、坂路4ハロン55秒2-12秒6をマーク

 「ガス抜きの意味合いの調教でした。以前より調教で動けるようになってきた。少しずつ、成長してきてくれていますね。馬の気持ちを大事にして体を作っています」

 --今年はJBC初のJRAでの開催。京都競馬場を舞台に行われる

 「JBCを走るにはいい舞台だと思います。地方ではなく、走り慣れた中央の砂ですから。ただ、京都の上級クラスのダート1800、1900メートルは前残りの傾向が強い。後ろから行く脚質を考えると課題ですね」

 --最後に抱負を

 「和田騎手が続けて乗ってくれる点はプラスと考えています。脚の使いどころなどを分かってくれたと思うので。競走条件は問題ない。いい結果を出して原(●(=しめすへんに豊)子)オーナーに恩返しできれば。変な競馬はしないと思っていますし、楽しみにしています」

 ○…オメガパフュームは全休日の29日、滋賀県・栗東トレセンの自厩舎で静養した。重賞初Vの前走シリウスSについて柳田助手は「内容が良かった。レースに行っての操縦性の高さがこの馬の良さ」。厩舎の重賞初Vに続き、GI初勝利が懸かる今回に向けて「いい状態で向かえそう。どこまでやってくれるか楽しみ」と笑みを浮かべた。

 ◯…安田翔調教師は、安田隆厩舎での調教助手時代にカレンチャン(2011年スプリンターズS&12年高松宮記念のGI2勝)、ロードカナロア(12、13年のスプリンターズS連覇、香港スプリント連覇などGI6勝)の2頭の名スプリンターの調整に携わった。

 「教えたことをしっかりと覚えて成長してくれたのがカレンチャン。カナロアは天才肌で、最初から走る馬でした」と振り返り「いろいろと学ばせてくれました。今後の管理馬たちに生かしていきます」と前を向いた。

 ■安田 翔伍(やすだ・しょうご)1982年7月8日、滋賀県生まれの36歳。安田隆行調教師の次男。アイルランドやノーザンファームなどでの修行を経て、2002年に競馬学校厩務員課程入学。03年1月に安田隆厩舎の厩務員となり、同年2月から調教助手。17年に調教師免許を取得し、今年3月に厩舎を開業。同4日の阪神6R・オメガパフュームで開業初勝利を挙げ、通算8勝(29日現在)。兄は安田隆厩舎の景一朗助手。



JBCクラシックの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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【有馬記念】データ大作戦(2)血統 2016年12月21日(水) 05:08

 2日目は血統編をお届けする。サンデーサイレンス(SS)亡き後も、その血を継ぐ馬の活躍が目立つ近年の日本競馬。有馬記念も過去10回中9回でSS系が優勝と、例にもれない。今年もグランプリにふさわしい血統馬が顔をそろえたが、脱落するのは果たしてどの馬なのか!? なお、すでに脱落した2頭の評価は割愛する。

〔1〕父の舞台適性(最大7点減)

 サンデーサイレンス系が2004年から11年連続Vと圧倒的な強さを誇る。15年もSSと同じヘイルトゥリーズン系のゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)が制した。さかのぼれば02、03年もヘイルトゥリーズン系のシンボリクリスエス(父クリスエス)が連覇しており、有馬記念ではこの系統が主力になる。

 SS系のディープインパクトは06年の勝ち馬で、産駒のジェンティルドンナが14年に優勝。ハーツクライは05年に制した。ネオユニヴァースは10年の覇者ヴィクトワールピサを出している。同じヘイルトゥリーズン系では、スクリーンヒーローの子が15年に制覇。以上の産駒は減点なし。

 キタサンブラックの父ブラックタイドディープインパクトの全兄。現役時にGI勝ちはなく、前述の種牡馬と比べて実績で劣るが、大きなマイナスにはならない。1点減。

 ミスタープロスペクター系は過去10年で【0・2・3・16】と分が悪い。このうち【0・1・3・9】のキングカメハメハ産駒ヒットザターゲットヤマカツエースは3点減。アドマイヤドン産駒のアドマイヤデウスアルバートは6点減だ。

 ノーザンダンサー系も【0・2・0・15】と劣勢。マルターズアポジーは父ゴスホークケンが中山の朝日杯FS勝ち馬で、小回り適性はあるが、割り引きは必要。4点減。

〔2〕父の底力(最大3点減)

 国内最高峰のGIで勝ち負けするには父系の底力も重要だ。自身がGIを制し、父としてもGI馬を出している種牡馬の産駒は減点なし。

 父ブラックタイドがGIを勝っていないキタサンブラックは1点減。アドマイヤドンは産駒がGI未勝利で、アドマイヤデウスアルバートは3点減とする。同様にゴスホークケン産駒のマルターズアポジーも3点減だ。

〔3〕母系の血統構成(最大3点減)

 父だけではなく、母系や母の父などにも注目が必要。この項目では母系の配合種牡馬をチェックする。

 キタサンブラックは母の配合がサクラバクシンオー×ジャッジアンジェルーチでは、舞台適性の面で他馬と比較して少々分が悪い。1点減。ゴールドアクターは母の父がキョウワアリシバでは底力に欠け、2点減。

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GⅠメモリアル ~2003年 ジャパンカップダート

 自分に相馬眼はない。馬見の才能はゼロである。
 ある人に「最初から馬の見方を覚えようとする気がないんじゃない?」と言われたことがあるが、決してそんなことはない。馬体のことを勉強し、パドックに張り付いていた時期もある。パドック名人に何度もレクチャーを受けた。そして、ある程度の知識を得るに至った。
 しかし、実際に“自分の目”で判断すると、これがもう当たらないのなんの。「間違いない!」と思った馬がコロッと負け、「絶対に来ない!」と思った馬があっさりと勝つ。ただただその繰り返しで、努力をすればするほど馬券の成績は下降線をたどっていった。
 もう、あきらめよう……。
 ある時を境に、馬体写真やパドックをいっさい見ないことに決めた。馬を見ること自体は好きなので、正確にはゼロではないのだが、それはただ眺めているだけの話。自身が参考にする予想ファクターという集合体のなかから、完全に“馬見”を切り捨てたのである。

 とはいえ、馬を見て “ものすごくいい印象”を受けたときは、その直感を信じるようにしている。「どこどこがいい」と具体的に言い表せなくても、これは!と思えることがごくたまにある。「雰囲気があるなぁ」とか「オーラを感じるなぁ」とか、相馬とはかけ離れたところにある素人同然の感想なのだが、意外にこれがバカにならない。「トモの張りがいい」や「腹回りがまだ若干太い」といったような知ったかぶりをするよりも、はるかに好結果に結び付くのである。
 当連載のスプリンターズSの回で触れたサイレントウィットネスしかり、過去に何度か直感馬券は成功させている。ピンとくることが年に一度あるかないかのレベルなのが困りものだが、その“たまに”がやってきたときは、金額はわずかでも必ず馬券を買うようにしている。

 2003年11月27日の早朝、週末に行われるジャパンカップおよびジャパンカップダートに出走する外国馬の公開調教を見に、東京競馬場を訪れた。厩舎エリアから続々と姿を現す海外の列強にカメラを向け、シャッターを切る。どれも見栄えがするな~。強そうだな~。感想はまぁ、その程度。真剣に良し悪しを判断しようとするのが逆効果だということは、本人がいちばんわかっている。
 そんななか、ふと視界に入った1頭に瞬時に心を奪われた。思わずウワッとなった。筋骨隆々の美しい馬体。その体から放出される、近寄りがたいまでの威圧感。なんだこの馬は! めちゃくちゃ強そうだ。きた。久々にピンときた。ひょっとしたらやってくれそうな気がする!
 その馬のゼッケンには、FLEETSTREET DANCERと書いてあった。

 レース当日、いざ馬券を買う段階になって非常に悩んだ。だって、考えれば考えるほどアドマイヤドンで決まりなんだもん。負ける要素はどこにも見当たらないんだもん。いくらフリートストリートダンサーに好印象を抱いたからといって、さすがに勝つまではいかないと思うんだもん。
 この2年前、チリでGⅠ4勝、アメリカでGⅠ2勝の実績を誇っていたリドパレスで大勝負をして、痛い目にあった経験がある。フリートストリートダンサーは2走前に、次走でブリーダーズカップクラシックを勝つプレザントリーパーフェクトの半馬身差2着という実績はあったものの、重賞は未勝利。能力的に通用しないのでは、という思いがあった。当時は完全単複派だったので、勝つ可能性が低いとわかりきっている馬の馬券を買うことには、どうしても抵抗があった。
 フリートストリートダンサーの単勝と複勝を500円ずつ。
 これが、最終的に下した結論である。勝つことはまずないだろう。でも、好走馬を拾う率の悪くない自分の直感は大事にしたい。アドマイヤドンは配当が安すぎて手が出せないし、ダメもとの観戦料感覚でちょっとだけ買おう。どうせアドマイヤドンが勝つだろうけど、“あわよくば”があったら嬉しいな♪ そんな気楽なノリで、レースを見守った。
 ところが……。

 的中させた本人が言うのもおかしな話だが、まさかまさか、あんな結末を迎えるとは想像もしなかった。重賞すら勝てない馬が、日本のダート最強馬とGⅠでマッチレースを演じている。しかも、一度は完全に交わされたのに、差し返してみせたのだから驚きは倍増だった。
 いや~、ダートの本場アメリカはやっぱり侮れない。そして、自分の直感もなかなかどうして隅に置けない。この年のジャパンカップダートは、2つの大きなことを再確認したレースとして、強烈な印象が残っている。
 レース後の共同記者会見の場で、フリートストリートダンサーを管理するダグ・オニール調教師が、「このレースへの参戦を決めた最大の理由は?」という記者の質問に対し、笑顔でこう答えていた。
「A lot of yen!」
 アハハ、面白いなぁ、この人。「無欲の勝利」の対極にある言葉を、堂々と言ってのけちゃったよ。
 そうなのだ。人間、欲のかきすぎはよくないが、欲があるからこそ時に大仕事をやってのけられるものなのだ。挑戦なくして成功はなし。冗談めいた言葉だけど、けっこうズシリと響くなぁ。そんなことを考えながら、500円ずつしか買えなかった自分の小ささを恨んだ。5000円ずつはさすがに無理でも、せめて1000円ずつは買っておくべきだったと……。


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アドマイヤドンの口コミ


口コミ一覧
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ワールドリースター
(Admire Don×ワールドリープレジャー)

アドマイヤドンがなぜ英語表記かというと、ワールドリースターは持ち込み馬だからです。

アドマイヤドンは現役引退後、韓国で種牡馬になりました。
(これもどうかと思いますが…)

ワールドリープレジャーが米G1・8勝馬ゲームオンデュードを輩出して注目を浴びると、
社台コーポレーション白老ファームがワールドリープレジャーを購入。
(素早いですね…)
その時、お腹に宿していたのがワールドリースター。

アドマイヤドンは一流ダート馬ですが、G1・7勝の内、1つは芝の朝日杯FS。

しかもワールドリースターは、祖母(アドマイヤドンの母)である2冠馬ベガに似ているという評判。

松田国調教師にとって最後のクラシック世代なので「何が何でもダービーを目指す」という話です。

しかも、オーナーは「サンデーR」

これは期待してしまいますよね。
もちろん、POG馬です。

唯一の不安は、サンデーサイレンスの血が入っていないこと…。

同じアドマイヤドン産駒のアドマイヤデウスは、若葉Sを勝ち、皐月賞、ダービーともに出走しましたが、母父はサンデーサイレンス。

現代日本競馬でサンデー系の血は必須です。
この1点だけが不安です。

母ワールドリープレジャーの祖父デヴィルズバッグはサンデーサイレンスと同じヘイローの直仔だという血統にすがるしかないのですが…。

ちなみに、この新馬戦。
09年のエリザベス女王杯で、テイエムプリキュアととも大逃げを打ってブエナビスタを完封して優勝したクィーンスプマンテの娘ルーチェスプマンテ(父マンハッタンカフェ)も出走します。
人気はないようですが、注目ですね。

 TERAMAGAZI 2014年4月17日(木) 18:45
ダービーの叩き台に落ちぶれた皐月賞(その2) 
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ダービーの叩き台に落ちぶれた皐月賞(その2)

まずは、馬主の思惑、調教師の思惑に触れます。

オルフェーヴルを管理した池江泰寿調教師は、トゥザワールドとトーセンスターダムの超強力2頭出しです。でも、昨年の段階では、実はトゥザワールドは3番手扱い。

アユサン、キズナと同じディープインパクト×ストームキャットのプラチナ配合のサトノアラジンの評価が上でした。それが東スポ杯を単勝1.8倍で5着、ラジオNIKKEI杯を1番人気で3着、共同通信杯を2番人気で3着、500万下ゆきやなぎ賞は何と単勝1.2倍で3着敗退。

サトノアラジンは一気に主役からずり落ち、替わって脚光を浴びたのがトゥザワールドなのです。
池江泰寿調教師はオルフェーヴルで皐月賞は既に勝っているので今さらココで必死にはならない。
あくまで狙いは栄誉ある(しかも優勝賞金2倍以上)ダービーです。

トーセンスターダムがなぜ、トライアル(弥生賞、スプリングS、若葉S)を使わず、きさらぎ賞から直行するのか?
皐月賞はダービーの単なる叩き台だからです。
コレは天皇賞を叩き台にしてジャパンカップ連覇したジェンティルドンナと同じ発想。
(1着賞金は天皇賞秋が1億3,200万円に対してJCは2億5,000万円、2着でも1億円)
トーセンスターダムは関東で走ったことすらありません。
初遠征を兼ねてステップレースに皐月賞を走りダービーを目指すというワケです。
トーセンスターダム。頭は無いですね。

トゥザワールドのジョッキーは川田ユウガ。ハープスターで桜花賞を制し、全国リーディングもトップ。ノッテいます。でもオーナーは社台のキャロットF。社台のクラブ馬主&池江泰寿はサンデーRのオルフェーヴルと一緒で、ダメならすぐに外国人に乗り替わりをするシビアなプロ集団。
川田といえども皐月賞でヘタを撃てば乗り替わり必至なので川田も必死で勝ちに来るでしょう。
頭ならトゥザワールドの方。

【きららぎ賞】
1着馬トーセンスターダムは上記したように皐月賞は叩き台で目標はダービー。
それで勝てる程クラシックは甘くない。
実際、2ヶ月以上の休み明けになるきさらぎ賞組は、90年に優勝したハクタイセイ以来、掲示板すらありません。
ただし、きさらぎ賞の後にトライアルを叩いた馬は、

メイショウサムソン。きらさぎ賞2着→スプリングS1着→皐月賞1着
ドリームパスポート。きらさぎ賞1着→スプリングS3着→皐月賞2着
オルフェーヴル。きらさぎ賞3着→スプリングS1着→皐月賞1着
ワールドエース。きらさぎ賞1着→若葉S1着→皐月賞2着

なので、本気で皐月賞を勝ちに来た馬はトライアルを走っている。
トライアルを使わないトーセンスターダムにとって皐月賞は叩き台に過ぎない。

【共同通信杯】(データは東京開催だった11年を除く過去9回)
2ヶ月の休み明けがキツイのか、勝ったのはゴールドシップだけ。
東スポ杯→ラジオNIKKEI杯→共同通信杯と重賞3連勝で4戦4勝の無敗馬フサイチホウオーですら3着が精一杯。
イスラボニータは東スポ杯、共同通信杯勝ち。フサイチホウオーとイメージが重なります。
(しかも実績は劣っている)

さらにイスラボニータには不安要素が2つもあります。
【中山経験】と【芝2000m経験】です。

中山未経験の馬はヴィクトリー、ゴールドシップが勝ち、トライアンフマーチ、ヒルノダムール、ワールドエースが2着。
芝2000m未経験馬はダイワメジャー、メイショウサムソン、ロゴタイプが勝っています。

しかし、両方未経験で連対した馬は一頭もいません。
イスラボニータ。限りなく危険な人気馬です。
(フジキセキがクラシック未勝利のデータもあるし)

【若葉S】
阪神開催となった00年以降、ノーリーズン(7着)、ヴィクトリー(1着)が優勝。
シックスセンス(4着)、トライアンフマーチ(2着)、ヒルノダムール(2着)が2着、フサイチジャンク(1着)が3着。

アドマイヤデウスの父アドマイヤドンの母は2冠馬ベガでその母父はノーザンダンサー。
3代母の父がノーザンダンサーなので、ノーザンダンサー4×4でスピードの持続力と底力、持久力のある血統。
父アドマイヤドンはミスプロ系なので、持続力と底力がさらに加味されています。
さらに叔父アドマイヤフジは皐月賞5着。ジョッキーはジェンティルドンナを下ろされた岩田ヤスナリ。叔父以上の成績を期待出来そうです。叔父以上の成績を期待出来そうです。

不安材料は重賞初出走ということだが、トライアンフマーチ、フサイチジャンクも重賞初挑戦だった。
全成績【3・1・2・0】で、芝2000mは【3・1・0・0】と底を見せておらず、勝つのは無理でも2着、3着ならアリ。
単勝1.8倍で2着に負けたウインフルブルームの評価はガタ落ちだが、全成績【2・3・1・0】でパーフェクト馬券圏内。
G1朝日杯FS3着、シンザン記念ではミッキーアイルに0秒1差まで迫った実績は侮れない。

■社台の思惑と使い分け■
【社台RH】イスラボニータ、ロサギガンティア、キングズオブザサン
【キャロットF】トゥザワールド、バウンスシャッセ、ハープスター
賞金の足りないロサギガンティアはスプリングSで優先権を獲らなければ皐月賞に出走出来なかったが、イスラボニータは東スポ杯を勝ち賞金が足りていたのでわざわざ出走してロサギガンティアの邪魔をすることを避けた。
バウンスシャッセが桜花賞を回避して皐月賞に出走するのもハープスターがいるから勝てないのを分かっていたから。

さらに言えば、バウンスシャッセの藤沢和雄調教師はダンスインザムード、シンコウラブリィ、スティンガー、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、バブルガムフェローなどG1を多数勝っているが、牡馬クラシックは未勝利。
皐月賞は、昨年のコディーノで3着惜敗。ダービーはシンボリクリスエスとゼンノロブロイが2着、マチカネアカツキが3着。
絶対に勝ち目のない桜花賞にバウンスシャッセを出すより、ロサギガンティアと2頭出しで皐月賞を勝ちたい!そんな気持ちがミエミエ。
社台RHとしても2着賞金からしか狙えない桜花賞より賞金の高い皐月賞で賞金を稼ぎたいワケです。

ロサギガンティア。短期免許切れでミルコが乗れないのは痛い。
相談役こと柴田ヨシトミはクラシック未勝利。皐月賞はタケミカズチで2着が最高成績。
(アドマイヤメインでダービー2着、菊花賞3着)

長くなりました。
【なぜディープインパクト産駒は皐月賞を勝てないのか?】
は明日書きます。

僕TERAMAGAZINEの「JRA全重賞完全データ攻略2014」http://www.amazon.co.jp/dp/4864365725/
には、過去5年の1~3着馬と1番人気で馬券圏外に沈んだ馬の父と母父、前走のデータ(コース・距離・グレード)を全て掲載してあります。その上で、馬券のキモとなるポイント、爆穴パターンも記載しているので馬券攻略の役に立ちます。ご参考にして下さい。

Twitterやってます。
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